- 1二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:03:54
- 2二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:04:54
新スレ立て乙
- 3二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:05:33
たて乙ですー!
- 4二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:06:32
1スレ目はどこ?
- 5二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:10:40
ルフィは私のことなんか好きじゃない?
みたいなやつかな前スレ - 6二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:11:24
1スレ目をちゃんと貼れ
- 7二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:13:07
- 8二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:14:54
とりあえず10まで保守
- 9二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:17:59
ほしゅ
- 10二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:21:12
保守
- 11二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 21:27:38
その話は、私の好物だということを言う。
- 12二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:01:15
引き続き期待してます
- 13スレ主22/10/17(月) 23:07:44
僕も期待してるよ
- 14二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 06:48:19
保守
- 15二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 07:53:53
期待
- 16スレ主22/10/18(火) 07:54:46
期待されてもネタがないから書けん
書いて欲しいならネタを出すか誰かSS書いてくれ() - 17二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 08:00:23
前スレの最後のssルフィが子供の頃に告白してたり子供っぽくて可愛かったです
それなのに消防士目指してたりウタのこと赤面させたりギャップがすごい - 18スレ主22/10/18(火) 08:01:10
成長ということで…
- 19二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 13:16:11
ガラの悪い男に絡まれる女性!
見て見ぬふりをする周囲の人々!
そこへルフィが颯爽と女性を助ける!
「おい、そいつ嫌がってんだろ」
(か、かっこいい……!)
恋の予感にときめく女性!
そこへやってくるウタ!
女性を心配しつつも牽制は欠かさぬ!
「自慢の彼氏なんです♪」
次回、「女の意地」
お楽しみに!
ていうネタで書いて♥ - 20二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 19:11:23
保守
- 21スレ主22/10/18(火) 22:15:15
ちょっと待ってな
- 22二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 23:43:11
前スレの最初の方にあったけど。早く5月5日になってくれんかな…
- 23二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 06:21:52
ほし
- 24二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 17:31:40
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 17:32:45
ドスケベ!!!(挨拶)
- 26二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 23:49:37
どんどんモブの脳を破壊しようぜ
- 27二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 06:05:07
ほしゅ
- 28スレ主22/10/20(木) 15:29:12
今夜書きます
- 29二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 20:07:13
釜を煮え滾らせてお待ちしております
- 30二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 21:38:41
やったー
- 31二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 00:48:50
このレスは削除されています
- 32スレ主22/10/21(金) 00:49:06
dice1d3=3 (3)
- 33二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 00:53:33
謎ダイスだー!
- 34二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 01:09:30
このレスは削除されています
- 35スレ主22/10/21(金) 01:09:59
「おい〜、一緒に休憩せんでええのんか」
「…なかなかマブい…悪ィなナメてたよナンパ」
「(どうすればいいの…怖い…!)」
大通りから少し外れた道、一人の少女が、男二人に囲まれていた
この状況に至る原因が生まれたのは数分前、田舎から出てきたばかりの少女の、純粋なかわいらしさに男達が目をつけた時である
迷子になっている少女に道を教える、という体で近づいてきた彼等をころっと信用してしまった少女も、ついでにこの周辺のことを教えよう、と喫茶店に連れていかれそうになったところで、これがいわゆるナンパ、それもタチが悪めの物であることには気付く
なんとか躱そうとするも、一度網にかかった獲物を逃すかは男達にはなく、だんだん押され気付けばこんなところに追い詰められていたのである
慣れない環境への不安、初めての状況への困惑、そして語録しか喋らない男たちへの恐怖が混ざり合い、少女は今にも泣きそうであった - 36スレ主22/10/21(金) 01:26:09
その時だった
「おい、酒のおっさんと目隠しのおっさん」
そこに、もう一人少年が現れた
年は少女と同じ頃のようで、首には麦わら帽子を掛けている
「そいつ嫌がってるからさ、そこら辺にした方がいいんじゃねェの?」
少女はもしや救い主が、と思ったものの、男たちはそれに応じる様子もなく顔を歪め、手を振り上げる
「トプトプトプ…んでもお前みたいなガキはすっこんでるべきかどうかは一切が謎のままだなァ」
「そっか、なら…」
少年は、それに応えるように拳を握り込み掛けたところで、ふと力を緩める
「(そういや、ウタに『テスト近いんだから喧嘩はダメ』って言われてたなァ…でもこいつは助けた方がいいし…うーん…おっし!こうしよう!)」
少年は、少女の手を掴んで走り出した - 37スレ主22/10/21(金) 01:32:58
「えっ…!?」
「悪ィ!あっこから手っ取り早く離れようと思ったらこーするしか無かった!」
少年は少し申し訳なさそうな笑みを浮かべて謝る
急に走り出した二人に反応が遅れたか、男たちは既に見えなくなっている
「なぁ、お前の事どこに連れてきゃいいんだ?」
速度をダッシュから小走り程度に抑えて、少年が問う
「ふぅっ…えーっと、〇〇マンション…ふぅっ…ちょっと休ませて…」
少女は、長時間にわたる慣れない土地での移動と、先ほどの出来事による精神の消耗により、かなり憔悴していたのだった
そんな様子を見て、少年は告げる
「そっか、じゃあ運んでやるよ!」
少年は、勢いのまま少女を背負ってしまう
(ちょっと強引な理由は後で説明します) - 38スレ主22/10/21(金) 01:39:57
「えっ…ええっ!?」
思わず背負われた少女は、もしや彼も自分に…と疑いを向けかけるも、彼の手は怪しいところに触れないように丁寧に配置されており、また変わった動きからは少女をなるべく揺らさないようにする配慮が感じられた
「これならすぐ着くぞ!」
その言葉通り数分後、目標地点であるマンションの前に辿り着くと、少年はそこで少女を下ろす
「助けてくれて…それと、運んでくれてありがとう、でもなんでいきなり背負ったの?」
確かにありがたかったが、それはそれとして気になってしまう
その疑問に、少年はあっさりと答えた
「歩いてるだけなのにどんどん顔色悪くなってたぞ、人が多いのニガテなんじゃねェのか?」
「分かるの…!?」
少女は、確かに今まで生きてきた村には存在しなかった『人混み』という環境がとても苦手だった
しかし、それを何故初対面のはずの彼が気付けるのか - 39スレ主22/10/21(金) 01:44:21
「おう!なんとなくだけど!それより大丈夫か?多分ねェと思うけど足痛めてたり…」
屈託のない笑みを浮かべて自分の心配をし始める少年に、何故だかドキリと少女の胸が高鳴る
「だ、大丈夫だよ」
「そっか、ならおれ帰るよ!」
そう言って去ろうとする少年の手を、少女は思わず掴む
「?」
「な、名前…」
「名前?おれはモンキー・D・ルフィ!お前は?」
「私、××って言うの、今日はありがとう」
「おう!じゃあな!××!」
今度こそ去っていく彼の姿は、しばらく忘れられないだろうと思った
………この三日後、編入する学校で彼を見つけるまでは、だが
「ルフィ、遅いなー…またどっかで人助けでもしてるのかな」 - 40スレ主22/10/21(金) 01:44:46
続きはまた今度(明日か明後日)にさせて…眠い…
- 41二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 01:46:18
- 42スレ主22/10/21(金) 01:48:03
- 43二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 01:49:16
- 44二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 10:23:18
保守
- 45二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:03:31
ありがてえ……このSSでまた今日も頑張れるよ……!
- 46二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 20:46:49
保守
- 47二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 00:09:35
これは此処あにまんに極稀に現れるイケメンスレ主
- 48二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 10:08:37
保守
- 49二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 10:10:02
これはイケメン主
- 50スレ主22/10/22(土) 16:22:06
急遽夜RED摂取してくるので更新ちょい待って
- 51二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 18:56:01
- 52凡絵師22/10/22(土) 19:07:44
今更だけど、脳を焼くってめちゃ猟奇的だよね
- 53二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 02:08:20
保守
- 54二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 02:37:54
期待あげ
- 55二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 10:26:53
保守
- 56二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 20:25:01
保守
- 57二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 01:06:43
俺もそろそろ禁断症状が出始めたからまた見に行かなきゃ
- 58スレ主22/10/24(月) 01:32:03
転校初日
クラスメイトになる皆の前で自己紹介をし、授業を受け終わった放課後
赤と白のツートンの綺麗な女の子から、声を掛けられた
「××ちゃん、この後ちょっと時間ある?」
「へ?えーっと...どういう話?」
昨日あったことがふと脳裏に過り、体が強張ってしまったのを見て取ってか、彼女は苦笑して幾分柔らかい声色になる
「私は学級委員のウタ、時間があったらでいいんだけど、ちょっと学校を案内してあげたいな、と思って」
「あぁ...それなら、お願いできますか?」
「勿論!まずは一階から行ってみよっか!」 - 59スレ主22/10/24(月) 01:41:15
ウタと名乗った彼女に案内してもらいながら校内を歩くと、来るときに見た物とはまるで違うものが見える
彼女はどうやら中高一貫のこの学校の中でもかなりの有名人なようで、歩いているだけで時々声を掛けられる
ウタはそれに短くもしっかり応対しており、校内の紹介においても彼らの事をきちんと知っているのだろうとわかる詳しい内容が語られる
そうこうしている内に、私の学年のフロアに到着する
「ここのクラスには、私の...」
「あっ!?」
後からこの時彼女の紹介を遮ってしまったのは申し訳なく思ったが、今はそれどころではなかった
彼女が案内したクラスの真ん中、話している集団の輪の中心にいたのは、昨日出会った麦わら帽子の彼だったからだ - 60スレ主22/10/24(月) 02:07:55
「ん?」
彼が声に気づいたようにふとこちらを向く
「××じゃねぇか!あの後大丈夫だったか?」
「ルフィ君!あ、あの後は全然平気だったよ」
自分の顔が熱くなっていくのを感じる、恥ずかしくて、けど嬉しくて、隣のウタの視線も痛く感じるほどだった
「そっか!良かった!」
「それでね、あの...」
彼ともう少し話していたい、どうにか必死で言葉を絞り出す - 61スレ主22/10/24(月) 02:11:08
「こ、今度」
「今度?」
「昨日のお礼がしたいなって、空いてる日ある?」
自分で言ってから気づくこれはいわゆるデートの誘いというやつなのではないだろうか
思わず下を向いて顔を両手で覆ってしまう
「...おう!いいぞ!えーっと....明日は用事あるけど、明後日は行ける!」
「ほんと?じゃあ明後日、17時に○○駅前に来てくれる?」
「分かった!」
「ありがとう!じゃあ、また明後日ね!」
××が帰った後
「なぁウタ...頷いてたから空いてる日教えたけど、ほんとによかったのか?」
「大丈夫だよ、私はルフィを譲る気なんてないけど、お礼で遊びに行くのくらいはいいよ」
「(あの子は私たちの関係知らないみたいだったし、いい子そうだからいきなり見せつけて強引に理解させに行くのは気が引けるしね...穏便に分かってもらおうかな)」 - 62スレ主22/10/24(月) 02:12:31
ちなみに視線も痛く感じるほどって言ったけど本人が理解してないだけで本当に痛い視線を向けられてたし
顔を伏せてる間に上で「これ良いの?(首をかしげる)」「いいよ(頷く)」ってジェスチャーがありました - 63二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 02:24:02
この男今まで何度もそういうことして彼女ちょっとヤキモキさせてんだろうな
- 64スレ主22/10/24(月) 02:32:11
今回は最初ちょっとヤキモキしてたけどそこと自分の差がちゃんとあることを認識してからは余裕あるけどそれはそれとして勘違いする女の子も出てきちゃうから早めに牽制するって感じで書いてますわね
- 65二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 11:23:12
保守
- 66二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 14:06:30
一瞬、ああ初手で潰しにいかないなんて優しいな、と思ったけど
泳がせてから〆るってむしろ酷いなって思い直した
いいと思います - 67二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:43:50
保守
- 68二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 09:11:19
保守
- 69二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 17:22:52
保守
- 70二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:37:19
めちゃくちゃ焼いてるルフィも見てみたい気がする
ウタ視点でも良いので、
ナルシストモブがウタに言い寄って、ルフィが撃退するとか見てみたい! - 71スレ主22/10/26(水) 01:12:51
- 72スレ主22/10/26(水) 01:15:28
- 73スレ主22/10/26(水) 01:29:03
〜〜約束当日〜〜
私が予定の時間の5分前に到着すると、ルフィ君は既に待っていた
「ごめん!待たせちゃった?」
「おっ、来たな!大丈夫だ、半分クセだからな!」
手持ち無沙汰な様子から、明らかにそこそこ以上の時間待たせてしまっているにも関わらず、彼はまるで気にした様子もなく笑みを浮かべる
「ほんで、今日はどこ行きたいんだ?」
「あっ…えーっと」
しまった、肝心の予定を決めていなかった
「……決めて、なかった」
「そっか、じゃあおれ、行ってみたいところあんだけどさ!」
グダグダな私を見兼ねて、ルフィ君がフォローを入れてくれる、ここはありがたく乗っかるとしよう
「そうなの?どこ?」
「ししし、それは着いてのお楽しみってやつだ!」
そう言って、彼は私の手を引く - 74スレ主22/10/26(水) 01:43:01
〜〜2時間後〜〜
「楽しかったね!」
「おう!いやー、一回友達とも行ってみたかったんだよな!」
私たちは、汗をかいた体を冷ましながら建物を出る
ルフィ君が連れてきてくれたところは、屋内でスポーツやアミューズメントが楽しめる施設だった
(スポッチャをイメージしてください)
地元での娯楽は本か運動くらいしかなかったこともあり、かなり体力には自信があったのだが、ルフィ君は相当鍛えているらしく、スポーツでは相手にならなかった
それでも私に時々花を持たせてくれて、危うくまた惚れ直すところだった
「じゃあおれ、道こっちだから!」
「うん、またね!」
ルフィ君と集合場所の前で別れる、帰り道の私の浮かれた気分は、けれどすぐに沈むことになる
「あァ〜〜!! やっぱりこんな可愛い女を逃すなんて勿体ないわ〜!!」 - 75スレ主22/10/26(水) 01:45:14
昨日の二人のナンパ男、その大男の方の片割れだった
昨日より男の目は欲にギラついており、その手が無遠慮に私に伸ばされる
それを、誰かが掴み取った
「おじさん、そういうのやめなよ」 - 76スレ主22/10/26(水) 01:53:40
響いたのは女の子の声、それは一昨日学校を案内してくれた私のクラスの学級委員、ウタちゃんだった
「トプトプトプ……
おいおい、なんだその目は……? 何か言いたい事があるなら言ってみろよ……!!今日はもうあのガキはいねェんだぞ…!!」
男はそれでも止まらない、いつのまにか路地の奥に追い詰められていた私たちには、助けを求められるかも怪しかった
しかし、ウタちゃんは余裕綽々、といった様子を崩さない
「確かにルフィはいないけど…同じくらい頼りになる人はいるんだよね」
そう言うと、スマホを見せびらかす
「おじさんがその子のこと怖い目で見てたの気付いてたから、おじさんのこと止める前に…110番、もう掛けちゃったんだよね」
男の顔が、スーッと青ざめていく
そして、バタバタと逃げ始める
その後ろ姿が見えなくなったころ、ウタちゃんがふーっと深く息を吐く
「大丈夫だった?」
「え…うん、大丈夫だけど…警察さんが」
「ん?あぁ、アレウソだから安心して」 - 77スレ主22/10/26(水) 01:59:41
ウタは(呼び方ぶれててごめん)あっけらかんと言ってのけるが、その内容は笑い事ではない
「そんなの…もしあの人が騙せなかったら、ウタちゃんが…」
「そこで私の名前が先に出てくるんだ…大丈夫、そうなっても良いように、ちゃんと頼りになる人呼んでたから」
そう言うと、彼女は再び電話をかける
「もしもし…うん、大丈夫、あっさり逃げてったよ…うん、オッケー」
どうやら、頼りになる人とやらに無事を報告する電話のようだったが、最後の言葉に私は心臓を鷲掴みにされたような衝撃を感じた
「ありがと、ルフィ」
そう言って、電話を切ったウタは、私にくるりと振り返る
「一人で帰れる?怖いなら一緒に帰る?」
「一人で帰れるよ、大丈夫」
そう言って、私はふらふらと歩き出す
ウタはルフィ君と仲がいいのだろうか、私は何も知らないし、もしかすればそういうこともあるかもしれない
私は、結論が出ないままその日の夜を過ごす羽目になる
「やっぱり優しい子だな…でも、今日のデート許したのは失策だったなー、ルフィが自然体で行けば少しくらい慣れると思ったんだけど、素のルフィがカッコ良すぎてまた惚れちゃったみたいだし…ちょっとショック与えなきゃダメかなー」 - 78スレ主22/10/26(水) 02:01:17
なんてSS書く時に一番時間かかるのバスコの語録探しと改変なの?
- 79二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 02:58:09
笑った
- 80二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 10:46:09
保守
- 81二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 11:09:09
お労しやモブ子
まあルウタの間に入るのはシャンクスでも難しいから仕方ないが - 82二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 19:48:53
age
- 83二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 03:42:20
さりげなく名前出すの強いな
- 84二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 12:42:32
保守
- 85二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 22:47:04
保守
- 86二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 07:34:13
保守保守
- 87二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 16:53:27
保守
- 88二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 02:49:49
保守
向こうそろそろ書き終わるかな - 89二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 13:03:46
保守
- 90二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 00:38:19
この世界にはルフィファンクラブとウタファンクラブとルウタファンクラブが存在してるんだろうか
- 91スレ主22/10/30(日) 01:01:36
- 92二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 01:05:33
よろしくお願いします
- 93二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 08:09:51
楽しみ
- 94二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 10:05:26
やったぜ
- 95二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:41:39
楽しみ
- 96二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 00:10:01
保守
- 97スレ主22/10/31(月) 01:02:41
デートからしばらく経ち
無事他の友達もできて、学校にも馴染めてきた私は、しかしルフィくんとの仲は全くと言っていいほど進展していなかった
ウタに相談するのは…なんだか気が引けたし、新しくできた友達に言うのはまだ恥ずかしいから一人で頑張っているのだけれど、別のクラスというのもあってたまに話すくらいの間柄でしかない
「あっ、ルフィ君」
放課後、教室から出ると、偶々同じタイミングで隣の教室から彼が出てくるのを目撃する
声を掛けてみようと思った時、背中を突かれる
「ねぇ、××さん、ちょっと来てくれない」
見てみれば、あまり関わりのないクラスメイトの女の子だった
何の用事なのかは分からないが、歩き出した彼女についていく - 98二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 07:15:21
あげ
- 99二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 12:25:48
これは、呼び出し……!
あんたルフィくんに付きまとってんじゃないわよのパターンか - 100二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 19:00:29
保守
- 101スレ主22/11/01(火) 00:01:27
女の子の行った先は、この間の案内で使われていないと教えてもらった教室だった
「ねぇ、ここって空きの…」
「入って」
先ほどより語気が強い、ちょっと怯えながら入ると、中にはさらに数人の女の子がいた
「ねぇ、アンタさ」
その真ん中にいた、綺麗な女の子が話し始める
「ルフィ君にちょっかいかけるのやめなよ」 - 102スレ主22/11/01(火) 00:14:17
「え?」
「言ってることわかんない?目障りだって言ってんの」
「彼の迷惑も考えずに周りちょろちょろして、相手にされてないの気づいてる?」
「そもそもアンタみたいな芋臭い女が相手されるわけないじゃん」
口々に、聞くに耐えない罵倒が彼女らから発される
「でも、ルフィ君は、私のこと友達って…」
涙が知らず知らずのうちに溢れてくる
「彼は優しいからアンタを傷つけないために言ったのよ、本当は迷惑がってるわ」
必死で出した反論すらも、あっさりと切り捨てられる
「そもそも、ルフィ君を狙ってるくせにウタと仲良くなろうとするようなクソ女が調子に乗るんじゃないわよ」
何故そこで、ウタの名前が出てくるんだろう
もしかして
「なんで、ウタちゃんの名前が…?」
聞くと、先ほど口火を切った真ん中の女の子が、口の端をにぃっと吊り上げて言う
「あれ、アンタ知らないの?」
「あの子、ルフィ君の彼女よ、幼馴染のラブラブカップル、そんな二人の仲を引き裂こうなんて、なんて醜い女狐なんだろうねぇ」 - 103スレ主22/11/01(火) 00:23:55
「そんな…」
涙が堪えきれずに溢れ出す、聞きたく無かった
初めて会った時から何となく察してたから、あの二人の距離感はただの友達じゃないって
でも、そうじゃ無かったらいいなって、ルフィ君と恋人になれて、ウタちゃんとも仲良くなれて、そんな未来があったらいいななんて夢見てたけど
現実は残酷だった、そんなショックも気にせずに、彼女の言葉は続く
「ショックなんて受けてんの?似合わない、鈍感なところだけがアンタの取り柄なのにね!」
女の子たちはクスクスと笑い始める
「まぁ、反省して二度とルフィ君に近づこうなんて思わないことね」
そう言い捨てて全員が教室を出て行っても、私は涙を止める事もできず立ち尽くしていた
「……帰らなきゃ」
乱雑に目元を拭う、床にできた水痕の事なんて気にする事もできない
教室に戻って、鞄を引っ掴んでそのまま扉から出ようとしたところで、誰かに腕を掴まれる
「だれ…!?」
「どうしたの?すごく辛そうな顔してる」
掴んでいたのは紅白の髪の女の子
さっき話題に上がっていた、ウタちゃんだった - 104スレ主22/11/01(火) 00:25:17
短いけど今日はここまでにさせて
後誤解を生みそうな描写しちゃったので予め書いとくとウタはこの件については本当に何もしてません
放課後ちょっとルフィやその友達と話してさて帰ろっかくらいの状態のところに泣き腫らした顔の××ちゃんが戻ってきたので心配になって止めただけです - 105二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 07:16:29
続きが気になる
- 106スレ主22/11/01(火) 17:21:29
- 107二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 20:23:48
楽しみです
- 108二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 23:06:15
ウタの優しさにモブ子ちゃんが救われますように
- 109スレ主22/11/02(水) 00:54:45
「………」
言えない、言えるわけがない
貴女の彼氏のことが好きです、横恋慕だったことを教えられて泣いちゃいました、なんて言ったら、今私を心配そうに見ている彼女の表情はどうなるだろうか
軽蔑の色に染まるか、嫌悪の色に染まるか、それとも先ほどの彼女らのように喜悦の色に染まるか、どれにしても嫌だ、ウタちゃんのそんな顔見たくないし、ウタちゃんにそんな顔をさせるような事をしているということを直視したくない
だから
「なんでもない!大丈夫!」
「あっ…」
彼女の手をするりと抜け出して、そのまま慌てて教室を出る
廊下からクスクスと笑い声が聞こえたのも気にせず、私は家への帰路を走る
「もしもし?ルフィ?××ちゃんっているでしょ?あの子、例の人たちに何か言われたみたいで、聞いても教えてくれなくて…え?まだ何もするなって?本人が選んだことだからって?それはそうだけど…うん、分かった、でも、ほんとにダメそうな時は私も頑張るからね、いくつか見当はついてるし…」 - 110スレ主22/11/02(水) 01:22:16
「……まただ」
机の中を見ると、置いていたはずの教科書が無くなっていた
今日は教卓の中だろうか、それともトイレの窓辺だろうかと考えながら席を立って教室を出ると、ルフィ君と出会う
「××!おはよう!」
「…うん、おはよう、ルフィ君」
あの翌日、珍しくルフィ君の方から声を掛けてくれたので、ついつい嬉しくなってまた話してしまった
それがいけなかったのだろう、私は嫌がらせをされるようになった
物を隠されたり、机に消せる落書きをされたりと言った、大事にしにくい嫌がらせであったが、これが案外メンタルにクる
犯人も何となく察しがついていた、一度だけ、決定的な現場は抑えられなかったもののバタバタと私の机から離れていく人を見た、あの日呼び出してきた女の子たちの一人だった
それでも、私は大丈夫と思っていたのに - 111スレ主22/11/02(水) 01:40:07
「(ない!?どこ!?)」
手帳の中に挟んである、前にルフィ君と遊びに行った時の写真
本当に元気が出ない時はいつもそれを見て元気を出しているのだが、今日手帳を開いてみれば、それがどこにもない
慌ててカバンの中を漁ってみるもやはり見つからない
いつも物を隠されている場所を探してみても、どこにもない
混乱して教室に戻る時
ふと
教室の隅のゴミ箱に目が留まる
まさか、いや、そんな
心で否定しつつも、中を覗いてみると
そこには写真があった
私とルフィ君が、笑顔でピースしている写真
もっとも、それは埃や汚水、塵に塗れて、知らなければ何が写っているかなど到底分からない有様だったが - 112二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 01:41:19
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- 113二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 01:42:17
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- 114スレ主22/11/02(水) 01:50:50
荒らしはしまっちゃおうね〜〜もうすぐ晴れるから
- 115二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 01:51:17
- 116スレ主22/11/02(水) 01:58:02
気付いたら家にいた
必死で写真を拭っても、まるで元に戻らない
それどころか、どんどんひどくなっていくようにすら感じる
写真を汚しているのが、水道水なのか私の涙なのかも分からない
「ううっ…なんで、こんな…」
膝の力がふっと抜けて、床に崩れ落ちてしまう
そこから立ち上がる事も出来ずにいると、インターホンが鳴る
よろよろとカメラを見ると、ウタちゃんとルフィ君が並んでいた
その距離は近く、私の入る隙間なんて到底ない
そう思いながら扉を開けると、二人が声を掛けてくる
「今日の内容のノートと、配られたプリント持ってきたんだ」
「あ、ありがとう…」
「それとこれ!昼メシ食ってねェかもと思って、買ってきた!」
二人が袋を手渡してくる、少しだけ心が暖かくなった - 117スレ主22/11/02(水) 02:05:11
「せっかくここまで来てくれたんだから、上がって行ってよ、麦茶でよければ出すよ」
「うーん…じゃあ、お言葉に甘えようかな」
「ししし、××ん家入んの初めてだなァ〜」
何ともなしに招き入れると、二人は靴を脱いで玄関から入ってくる
二人にお茶を入れようと、冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出して、コップに注ごうとしたところで、うっかり少しこぼしてしまう
「あっ…!」
「「大丈夫(か)!?」」
頭の中に、写真のことがフラッシュバックする
再び倒れた私を二人が助け起こしてくれる
その仕草はそっくりで、やっぱりお似合いだった - 118二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:11:16
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- 119二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:11:39
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- 120二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:11:52
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- 121二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:12:05
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- 122スレ主22/11/02(水) 02:22:28
「ねぇ××」
「…なに?」
「この前、私が『どうしたの?』って聞いた時、貴女は何も答えてくれなかったよね」
「…うん」
ウタの真っ直ぐな視線が後ろめたくて、俯いてしまう
「落ち込まないで!ええと、そうじゃなくて…その、何があったのか、聞かれたくないんだったら聞かないんだけどさ…私たちにして欲しいことが何かないか、教えてくれない?」
ルフィ君も、隣で真剣な顔をしている
そして、二人ともすごく優しい目をしていた
私も、ちゃんと答えないと
して欲しいこと、今日の学校の内容は教えてもらったし、ちょっと遅いけどお昼ご飯も持ってきてもらった
あとは…あとは…
後は
「もし…さ、わたしが」
抱え込んだ鎖が、緩んでいく
「うん」
「私、が、『助けて欲しい』って言ったら…二人は助けてくれる?」
ようやく私が漏らした、漏らせた弱音に、二人は力強く答えてくれた
「当たり前だ(でしょ)!」 - 123スレ主22/11/02(水) 02:23:40
俺は寝るぜ!
ちょっと眠い中書いたから明日推敲して上げ直すかもしれません
やっと晴れるターンだぜ - 124二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:31:26
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- 125二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:31:36
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- 126二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:31:48
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- 127二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:32:01
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- 128二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:32:12
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- 129二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:32:24
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- 130二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:32:36
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- 131二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:32:47
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- 132二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:33:03
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- 133二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:33:18
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- 134二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:33:31
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- 135二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:33:44
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- 136二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:34:01
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- 137二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:34:15
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- 138二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:34:31
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- 139二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:34:44
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- 140二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:35:00
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- 141二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:35:19
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- 142二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:46:41
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- 143二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:46:53
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- 144二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:47:03
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- 145二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:51:10
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- 146二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:51:23
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- 147二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:51:53
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- 148二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:56:18
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- 149二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 02:56:32
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- 150二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 04:00:57
続き期待
- 151二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:41:21
保守
めちゃくちゃ荒らされてる… - 152二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 13:28:23
ルフィがいるんだから、そりゃ晴れるよな
モブ子もう少しだけ頑張れー - 153二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:51:46
あげ
- 154二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 23:53:53
期待保守
- 155二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 00:18:06
続きを期待!!
- 156スレ主22/11/03(木) 01:19:06
本当にごめんプロットにミスが見つかって今工事中
明日には絶対上げるからユルシテ... - 157二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 10:22:31
期待して待つ
- 158二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:47:34
h
- 159二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:47:38
待ってるよ!
- 160二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:36:52
保守
- 161スレ主22/11/04(金) 00:51:27
私は、あったこと全てを打ち明けた
その上で、私はこうお願いすることにした
「彼女たちがやってきたことを辞めさせるための手助けをして欲しいの」
「手助けでいいの?私とルフィがガツンと言えば、かなり下火には出来ると思うんだけど」
二人は戸惑ったような表情を浮かべるが、これは譲れない
「いいの、これは元々私の問題だし」
言い切って、私はルフィ君を真っ直ぐ見据える
「ごめんねウタちゃん、私今からすごく汚いことする」
「いいよ、何となくわかってたし」
あぁ、私の思いなどとっくに見透かされて泳がされていたのか、と今更ながら少し恥ずかしくなる
そして、荒れ狂う心臓を抑えて、言葉を発する
「ねぇ、ルフィ君」
「…おう」
「あなたの事が好きです、私と恋人になってくれませんか?」 - 162スレ主22/11/04(金) 01:02:42
「悪りィ、××とは付き合えねェ」
即答だった
「おれは、ウタが好きなんだ」
「だよね、知ってる」
なんとなく、空を見上げる
「あーあ、振られちゃったなー」
泣いちゃダメだ、泣いたらきっと彼も、ウタも罪悪感を覚えてしまう
「…よし、じゃあお願いしたい具体的な話するから、ちょっと待っててね!」
空元気を出して、部屋の中へ帰る
私が何故戻るのかを察してか、二人は何も言わなかった - 163スレ主22/11/04(金) 01:03:18
〜〜5分後〜〜
「わかった!任せとけ!」
部屋から出てきた私が話をすると、ルフィ君はそのまま飛び出して行った
「ルフィ君、かっこいいね」
その後ろ姿を見て、ぽつりと呟く
「…私の、自慢の彼氏だから」
ウタが、ちょっと剣呑な雰囲気になる
「ううん、そういう話じゃなくて…二人、お似合いだなって思ったの」
ルフィ君も、ウタちゃんも、すごく強くて、かっこいい人だ
だからこそ、私は二人に頼り切りになりたくない、私も、強くなりたいから - 164スレ主22/11/04(金) 01:03:52
今日も短いけどここで終わり
明日は解決編の予定です - 165二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 01:46:33
良い子だな
- 166二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 07:24:19
あげ
- 167二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 11:55:45
好きな人にはもう運命の相手がいました、って切ないよなあ
モブ子、幸せになれよ - 168二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 21:10:35
保守
- 169スレ主22/11/05(土) 01:36:26
「何よ、わざわざ呼びだして」
私は今日、この間呼び出してきた女の子たちを逆に呼び出していた
「てゆーか、まだルフィ君たちと喋ってるみたいだけど、反省が...」
「これ、見て欲しいんだけど」
彼女らの言葉を遮り、袋から用意した物を取り出す
「何これ?写真?」
「そう、写真、貴女達が私の筆箱を隠してるところとか、ノートを汚してるところ、これなんか特にひどい、体育館シューズをトイレに流そうとするなんて」
慌てて確認して顔を真っ青にする彼女たち
「きっちり全員分あるよ、それと、これの撮影と報告については、もう理事の人に話を通してあるの」
~~
二人に相談した内容は、こういうものだった
「何も無しで行ってもきっと知らんふりされるから、ちゃんと証拠を集めたいの」
「二人の友達に、親がPTAの偉い人の人とかいない?だっそれと、私が教室から離れた時、あの子たちが怪しいことしてたら教えて欲しいの」
前者については、なんとウタのお父さんが理事の人らしく、彼女の紹介で無事に事態を連絡することができた
後者については現場を抑えるためであり、無事何人分かの証拠は用意できたのだけど、肝心の彼女らの中心にいるらしき数人についてはどうしても抑えられなかった - 170スレ主22/11/05(土) 01:45:59
どうしようか、と悩んでいた時、ウタが一計を案じてくれた
「ああいうのは自分の手は汚さないタイプだから見張ってても見つからないと思うよ、だから、まずはするように仕向けるの」
彼女の案...博打のようなものだったけど、とにかく実行することにした
まず、彼女らの中で一番下っ端らしき人...一番実行犯の役になるのが多かった子を一人で呼び出して、写真を見せる
その後彼女の単独犯として学校に報告する、という旨を伝えれば
「やったのは私だけじゃないのに!」
と怒り出したので、そのまま誰が関わっているのかを聞き出したうえで、言われた通り吹き込んでみた
「もし直接やってない人たちにやるように言って、証拠を抑えさせてくれれば、貴女がやってたって報告するのはやめてあげる」
そう言った数日後、彼女からの連絡が来た
『今日は移動教室の前に貴女のノートを破いて捨てることになった、あの子たちもやる』
全部暴露されて待ち構えられている場合を恐れて遠くからの撮影になったが、無事仲間を売ってくれたようで、特に支障もなく主犯格の子たちの証拠も押さえることができた - 171スレ主22/11/05(土) 01:56:27
「これをそのまま提出したら、最低でも停学は免れないと思うよ、この学校そういうの厳しいって聞いたし」
「......」
「でも、まだ私はこれをどこにも提出してないから、今ならまだ『証拠は見つからなかった』って事で、貴女達もお咎め無しで済む」
女の子たちが疑問の表情を浮かべる
「私はただ、こういうことをしてほしくないだけ、だから...」
一歩踏み出し、あの日彼女らの中心にいた綺麗な子を強く睨み付ける
「もう二度と!私に関わらないで!」
渾身の声を張り上げると、怯えたように彼女たちは去っていく - 172スレ主22/11/05(土) 02:00:52
「...怖かったぁ」
その後ろ姿が見えなくなったところで思わず腰が抜ける、すると、廊下からルフィ君とウタが顔を出した
「「大丈夫(か)?」」
「うん、大丈夫...」
もし女の子たちが短絡的に暴力を振るってきた時のために、念のため近くで見てもらっていたのだけど、二人の出番が無くて良かった
「いやー、しっかし××、度胸あるんだなァ」
「全然そんなことないよ、私はただ...」
二人に勇気をもらっただけ、なんていうのはちょっと恥ずかしくて、言葉を尻すぼみにしてしまった
「とりあえず一区切りもついたし、帰ろうよ...後さ」
ウタが、ちょっと楽しそうな顔で言う
「折角協力したんだし、お礼があってもいいんじゃないの?」
「うん、いいけど...?」
一体何を言い出すのかわからないままでいると、ウタは笑顔でこう告げた
「この間二人で行ってたところ、今度は私も一緒に連れてってよ」
「...勿論!」
「おう!」 - 173スレ主22/11/05(土) 02:03:58
朝目が覚めて、だんだん慣れてきた天井を眺める
鞄に今日の授業の教材、筆箱、お財布、お弁当
それから手帳を入れようとして、ふとそれを開く
その最初のページに挟み込まれた写真を見て、思わず笑みが零れる
窓からは日光が入ってくる、今日もいい天気だ
その写真...私とルフィ君とウタ、三人で撮った写真を大切にしまい込んで、私は家のドアから踏み出した - 174二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 02:04:48
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- 175二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 02:05:01
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- 176スレ主22/11/05(土) 02:05:20
- 177スレ主22/11/05(土) 02:08:59
正直自分でも何書いてんの?ってくらい迷走しちゃったのでリクエスト主の方には申し訳ないです
- 178二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 10:16:06
面白かったです
ただ最後の展開はちょっと急だったかも... - 179二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 10:19:52
いいのだ
ウタには優しい世界で生きててほしいのだ - 180二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 12:54:00
- 181スレ主22/11/05(土) 21:46:40
part3は...流石に要らない??
- 182二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 00:39:41
執筆意欲があるのならいくらでも
- 183二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 00:49:39
書いてもらえるならいくらでも待つし読みたいです
- 184二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 10:21:21
上のほうにあった3派閥のファンクラブの日常的なの見てえ
- 185二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 15:15:26
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- 186スレ主22/11/06(日) 17:46:58
実質俺の好きな所の暴露になるけどいいのか
- 187二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 23:40:54
何か問題が?
- 188二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 07:51:24
age
- 189二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 15:58:40
今夜FCの方は上げます
蛇足は書き溜め中 - 190二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:13:07
保守
- 191スレ主22/11/08(火) 01:17:22
放課後、学校の隅
倉庫の陰になるそこは、普段人が寄り付くことは...結構あるが、多く集まる場所ではない
しかし、今は肩が触れ合うほどの数の生徒が集まっていた
その中の一人が、口火を切る
「やっぱりルフィさんってサイコーだよ、この間の話聞いた?捕まった友達を助けるために、暴走族の溜まり場の倉庫で仲間と大立ち回り!」
それに応じるように、次々と声がする
「あれこそ男気があるってやつよね、課題がきっかけでほんの何回か話しただけの友達のためにそんなところに突っ込むなんて」
「勇気だけじゃなくて、実際に鬼みたいに喧嘩が強いんだから完璧だよなぁ、普段はそんな感じ全くない優しい人なのに...まあそこの切り替えもカッコいいんだけど」
「おいおい、あの人の親友とのやり取りから垣間見える深い絆を忘れちゃいないか?情が深いところも魅力なんだぜ」
「そんな繋がりが出来るのもルフィさんの鋭さ故だよなぁ、俺、昔色々あってルフィさんの事嫌いだった時もあったけど、こっそり描いた大切な絵を褒めてもらえたのがきっかけでファンになったんだ」
わいわいがやがやと集団の半分が言い募る中、もう半分の集団の中の一人が声を発する
「...でも、ウタちゃんもすごくいい人だよ」 - 192二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 12:26:57
すまん寝落ちした
夕方続き書く - 193二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:55:23
ほしゅ
- 194スレ主22/11/09(水) 01:22:22
「おっ!新入りの××ちゃんが最初か!」
「ウタちゃんはね、とっても優しいけど、強い人なの、むしろ、強いからこそ優しくあれる、って感じかな」
「もっと言えば、弱さを守る強さがあるって感じかな、ウタさんは誰にでも優しいし、なるべく周りの人の期待に答えようとする、けど、そんな不自由なスタンスを保ち続けられる芯の強さがあの人の魅力だよ」
「先にまとめて言われちゃったなぁ…××ちゃんのエピソードも結構有名になっちゃったし…そうだ!この間、夜中にご飯買いに出た時にウタちゃんにあって、どうしたの?って話したらボイストレーニングの帰りだって!相変わらず努力家なんだねぇ」
「そんな人がルフィさんの事になると厳しくなるのもギャップがあって良いんだよなぁ〜」 - 195スレ主22/11/09(水) 01:34:39
話が鎮静化した頃、中央の男が口を開く
「やはりお二方ともタイプは違えど素晴らしい方だ、是非幸せになってほしい」
それに応じて、両方から声が上がる
「二人の仲睦まじい様子が今日も見られて、私は嬉しかったわ、ご飯の食べさせ合いっこなんか今日してたのよ」
「帰りもごく自然に手を繋いでいたし、まるで…いや、これ以上はやめておこう」
「お二方の関係性の素晴らしさについて話すのは次の会合の時と決めただろう?今はストップだ」
制止で声が止むと、再び話を始める
「改めて、これからもなるべく迷惑を掛けないようにあのお二方の応援をしていこうではないか、という話だ、特にこの時期はストレスで変な気を起こしやすい、お二方を見習い、自分の意思を強く保つのだ」
その場の全員がこくりと頷く
「ではこれにて56回ルフィ&ウタファンクラブの会合を終了する、次はまた来週の同じ曜日に会おう!」
〜〜
「へっくしょん!…またあのちょっと変な人たちが噂してるのかな…まあ、あの子たちみたいに変な事しないどころかむしろ私の音楽活動とかも応援してくれるし、全然いいんだけど」
「おーいウタ、大丈夫か?」
「大丈夫だよ…いや、やっぱりちょっと不安、手繋いでくれたら治ると思う」 - 196スレ主22/11/09(水) 01:36:02
ファンクラブ編終わり
明日蛇足をテレグラフで上げて終わりかな
3スレ目はよ!おれの創作意欲を叩きつけるために使うならSSスレとして立てればいいんじゃねェかと思ったんだ!
立てたい人がいるなら立ててくれても全然良いけど、おれが立てるのはここまでだ! - 197二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 11:08:14
ほ