モブ子の好きな人｜あにまん掲示板

1✌️22/11/03(木) 00:36:44

始まりはチュアチュリーを見た時かもしれない。あの時から私は

いつものようにアーシアン共をいびってみる。こいつらは相手がスペーシアンだと何も言い返せない、それだけの格差があった。
でも彼女は違った。私が他のアーシアン共と同じようにいびってみると彼女は容赦なく腹パンをしてきた。小柄な容姿からは想像もできない本気の殴り。それをモロに受けた私は内臓を圧迫され強烈な吐き気と目眩に襲われその場でうずくまってしまった。その後彼女がなにか叫んでいたような気がするが、そんなことよりも今まで感じたことのない感情に支配されていた。

｢(もっとしてほしい...)｣
それからはしつこく彼女をいじめ、その度に殴り合いになった。でも私は絶対に全力は出さず彼女に殴られる。程々に彼女を殴って傷つけるのにも興奮するようになっていた。

いつからか彼女はメカニック科のナナウラとか言う奴と一緒にいることが増えた。ニカ姉、と呼んで慕ってるらしい。
私は無性にイライラして、アーシアンいびりしてる奴を焚きつけてナナウラの昼御飯にガムを吐き捨てさせた。ざまぁみろ。私からチュアチュリーを取った罰だ。

ホルダー様の機体に遅効性塗料をスプレーしたあとの再試験中に、MSに乗って順番を待っていたチュアチュリーがいつの間にか降りてきていた。彼女は怒ってても可愛い顔で隣に座っていた友人をたった一撃で沈めると私のことも殴ってきた。幸せな時間だ。今だけは彼女は私の事だけを見ててくれる。
(もっと殴って、いたぶって...)
チュアチュリーの膝が彼女の鳩尾にめり込む。肺の空気が押し出され息が詰まる。
(お返しに可愛い顔面を痣だらけにしてやりたい)
その一心で拳を振り上げるとホルダー様に邪魔されてチュアチュリーのパンチを顔面で受けてしまって意識を失った。

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次に目を覚ましたのは保健室のベッドの上だった。胸元から生徒手帳を取り出す。録音したままのアプリを止めるとその録音データを編集しチュアチュリーの呻き声だけを集めた音声データを作り上げる。
インカムでそれを聴きながら恍惚の表情を浮かべるのだった。