- 1二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:01:27
- 2二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:20:05
たて乙ほっしゅ
- 3二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:22:17
立て乙
- 4二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:22:39
リンクいります?
- 5二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:23:41
リンクはあった方が後から追いかけやすい
- 6二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:34:15
じゃあやっときます、あと200あれなコメントで、前スレのスレ主なんで削除していいよね?
- 7二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:37:09
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:37:41
いいと思うよ
- 9二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:37:57part1ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら|あにまん掲示板なお、炎に包まれるエレジアの様子を映した映像電伝虫には、ウタの歌声が世界を滅ぼすと言う撮影者に、泣きながら反論したルフィが直後に吹き飛ばされる姿が記録されている。bbs.animanch.com
part2ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/997083/俺は!!!!あのSSの続きが読みたい!!!!だから頼むよぉぉーーー!!!もう一度、俺の仲間になってくれェーーーー!!!bbs.animanch.com
part3ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part3|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1033235/?res=189前々スレhttps://bbs.animanch.com/board/997083/スレを埋められる…bbs.animanch.com
part4ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part4|あにまん掲示板例の「うめ」連撃を警戒しました。前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1090671/?res=190前々スレhttps://bbs.animanch.com/board…bbs.animanch.com
part5ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part5|あにまん掲示板例のアレを警戒して、早めに立てましたbbs.animanch.com
part6ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part6|あにまん掲示板 スレたてましたbbs.animanch.com - 10二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:39:10
ナイスゥ!!!
- 11二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 10:39:40
ありゃ、なんか被っちゃった、あと200は消しといた
- 12二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 13:14:42
スレ立てありがとうございます!
- 13二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 13:19:19
もはや生きがい
共依存ルウタを見ることは私にとって最大の願いでした… - 14二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:48:27
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:54:09
「……あ」
私はその姿を見つけ、木の陰に隠れた。洞窟の前にルフィがいたのだ。服は泥で汚れ、何本か傷があり、肌と滲む赤い線が見える。
ルフィは洞窟の中に入ろうとし、途中で足を止め、頭を振る。その繰り返しだった。
「おれのっ……バカやろうッ! うぅっ!」
そして自分の傷に爪を入れ、葛藤を打ち払うように強く振り返る。洞窟に入る資格がないと、自分を痛み付けているようだ。
溢れる涙は本心を表しているようで、今のルフィの姿はとても痛々しかった。
正直……見ていられなかった。私は木の陰から出る。音に気付いて私を見たルフィは、あっ……と声を漏らした。
「きて」
私は早歩きでルフィに迫り、そのまま腕を掴み洞窟の中に引き摺り込む。ルフィは呆然としていたが、すぐに表情を切り替え動いた。
「いやだ! やめろ! ウタ! 離せ! 離せよォ……!!」
ルフィは腕を振るったり、私の手を掴んで引き剥がそうとする。しかし、いつもより力が弱い。私には理由が分かった。
だから、嘘つき。と呟く。本当は期待しているんだ。私に甘えたくて仕方ない癖に、強がってる。自分にそんな資格がないと、無理をしているんだ。
それが無性にイラついた。
「うわ! ……いぅ!?」
その強がり、完全に壊してやる。
洞窟の奥に着いた私は、ルフィを強く引っ張り、バランスを崩させた。それにより、向かい合わせになったところで押し倒す。
そして抵抗する隙を与えないまま、捕食するように全身でルフィを捕らえ、その顔を無理矢理、私の胸に埋めさせた。 - 16二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:57:40
- 17二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 16:27:10
気ぶりロミィ、気ぶりゾロの他に、気ぶりモルガンも生まれるってのか!?
- 18二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 19:34:00
支援
- 19二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:34:18
- 20二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 21:59:35
僕はね、ウタが上位なルウタSSが大好きなんだ…
- 21二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 22:43:27
ウタはウタでデカ重感情抱えてるけど、何気にルフィもルフィで負けてないくらいのデカ重感情抱えてるのホント好き
- 22二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 23:15:15
ウタにたっぷり愛されて、ズブズブ沼っていくルフィ本当に可愛いな♡
- 23二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 23:23:19
- 24二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 23:38:31
- 25二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 06:23:15
ダメかもしれない
だがなにか問題でも? - 26二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 07:07:43
離れられないことはないと思ってる、part5で「寂しいに決まってるじゃない……でも、今生の別れになるわけじゃないでしょ?」「寂しさを紛らわす、忘れられない思い出を一緒に作ること!」と言ってるから、別れることは大して問題とは思ってないみたい、むしろ離れてる間に、自分もルフィも、他の人が割って入ることが互いを思い合ってると思ってそう
- 27二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 10:43:04
「んん! んむぅ!!」
ルフィが私の中で暴れるが、逃してやる気は毛頭ない。膝でルフィの腰をしっかり固定し、ルフィの股関節にお尻を乗せて逃がさない。
「んぐっ! むむん! んん……」
ルフィは私の肩を押したり、顔を後方に動かし逃れようとする。でもその力は弱くて、形だけの抵抗にしか思えなかった。
あと一押し。私はルフィの後頭部を優しく撫でる。時間をかけて、ゆっくりと。何度も。
「ん……」
力尽きたように、ルフィの両腕がぶらんと下がる。そして顔を、横や前に動かし始めた、私の胸の感触を味わうように……。
ルフィの強がりが完全に壊れた瞬間だった。
「うぅ……! ウタっ、ウタァ……!!」
次の瞬間、私の服の背面を強く掴んだルフィが、その顔で、私の胸部を縦横無尽に駆け回る。フー!フー!と息が荒いのは、今迄の我慢していたものが一気に解放されたからだろう。
胸の先っぽからくる、甘い感覚から出そうな声を抑えながら、私はルフィの背を叩く。苦しそうで何とかしてあげたいと思ったからだ。
「ルフィ、ルフィ、落ち着いて。大丈夫。ゆっくり、ゆっくり息を吸うの。ほら、すぅ〜……はぁー……すぅ〜……はぁー……」
ルフィは私の言う通りに、深呼吸を始めた。服と一緒に私の小さな胸も、一緒に吸引されている気分。
ルフィの涙とかで濡れた衣服が肌に張り付くたび、相反する小さな不快感と快感が得られ、私は息を零す。
- 28二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 11:29:55
「ウタっ! ウタっ! ウタァ……!!」
それからしばらく、ルフィは私の名前を呼び、甘え尽くした。私の胸に何度も顔を擦り付け、押し付け、深呼吸する。
洗濯板のような扱いだが、私は静かにそれらを受け止めた。
胸に満足したのか、顔を離したルフィは両手を私の背中に回して、抱きしめてきた。互いのお腹とおへそと胸が密着し、ドキドキする。
「頭、撫でてほしい……」
「っ! ……いいよ。本当に、ルフィは甘えん坊さんなんだから。よしよし」
頼りなさげな、小さい声で言うルフィに、沢山愛情を注いであげたいと思った。さっきまでの強がるルフィはもういない。
今は私が知る、寂しがり屋で甘えん坊な7歳の男の子だ。2歳年上のお姉さんとして、何でも言うことを聞いてあげるからね? ルフィ……。
「ウタ……髪の毛、こっちに下ろして……」
「んっ……はい、これでいい?」
私は髪の毛を解き、前に流す。ルフィは私の肩の辺りに顔を埋め、紅白の髪の毛をすぅすぅと匂いを吸っている。そして、ぐりぐりと顔を押し付けてくる。少しの匂いも逃さないつもりなんだ。
ワンちゃんみたい、と思いながら私はルフィの頭を撫で続けた。
「ごめん……ウタ。おれのせい、なんだ……! おれのせいで、シャンクスの腕が……。おれが、ウタの言う通りにしなかったから……!! ゔぅ……っ!!」
肩に顔を埋めながら、ルフィはそう言った。ルフィが私達を避けるようになった理由が、明かされようとしている。
苦しそうなルフィの背を叩いて、摩りながら、私は耳を傾けるのだった。
- 29二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 12:26:59
本当、ルフィはウタのお胸が好きなんだね♡
張り倒すぞこの野郎 - 30二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 12:55:33
ルフィの強がり、完全に壊されちゃった……。
ウタちゃんは強いな。絶対将来、ルフィは尻に敷かれるし子作りもウタリードだぞ、これ。 - 31二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 13:03:25
ルフィの虚勢を粉砕するウタめっちゃ好きです。
- 32二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 14:13:27
ウタのせいで、ルフィ髪フェチに目覚めたんじゃねェか……?
- 33二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 19:38:20
もう無数にフェチ積み上げられてるんだから今更だよ
- 34二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 21:59:38
ワンピースはここにあったんだ!
- 35二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 22:47:19
このルフィ、将来が不安になるくらいウタに沼ってるな
まあ甘えるのは洞窟だけってルールあるから大丈夫か
二面性すごすぎるけど - 36二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 22:56:01
クワハハハ!!
たまんねェなこの距離感!!!
前スレのヤンデレ風味のウタもたまんねェ!!
2歳年上で異性の幼馴染に甘えるルフィもたまらねェぜ!!! - 37二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 00:17:01
ウタが山賊をボコボコにするシーンの漫画、楽しみやね
- 38二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 03:48:42
普段はルフィ上位の方が好きだけどやっぱ幼少期だとウタ上位からしか摂取できない栄養があっていいなぁ。
- 39二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 07:32:18
期待
- 40二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 10:04:44
「はっはっはっはっはっ!!! まんまと逃げてやったぜ!! まさか山賊が海へ逃げたとは思うまい!!」
「う、うぅん……」
ゆらゆらと揺れる身体と、聞き覚えのある大嫌いな男の声に、ルフィは目を覚ました。辺りは青い海が広がっている。
自分が小舟にヒグマと二人っきりでいることにルフィは気付いた。
『もうすぐこの世界は消える。現実であんたは山賊の頭に連れて行かれて、私達はそれを見失った。だから起きたら、なるべく大きな声を出して。助けを呼んだり、相手を怒らせるようなことはあまり言わない。俺をどうするつもりだ! とか離せ! とかでいいから。分かった?』
ウタのアドバイスが脳裏を過ぎる。ルフィは起き上がり、ヒグマを見上げた。
「おれをどうするつもりだ!!」
「起きたか、ガキ。てめェは人質として一応連れてきたが、もう用無しだ! おれを怒らせた奴は過去56人みんな殺してきた」
「いやだ!!! おれは死にたくねェ!!!」
時間を稼ぐために、お前が死んじまえ! と殴りかかることや、助けを呼ぶ等、相手を刺激することをルフィはしなかった。
『それと助けを呼んだり、山賊を怒らせるようなことは言わない。それでルフィが死んじゃったら私……後を追うよ?』
夢の中で聞いた、ウタの忠告が再生される。自分のせいでウタが死んでしまう。そう思ったからだ。
今ルフィの頭の中は、ウタに死んでほしくない。生きてまた会いたい。そのために、シャンクス達が来るまでの時間稼ぎで頭が一杯だった。
「プッ……ハハハハ!!! 情けねェガキだ!! 弱い癖に往生際が悪いときた!!」
「ッッ……!!!」
歯を食いしばり、拳を握って我慢する。殴りたい思いもあったが、ヒグマの言葉を否定できず、悔しい気持ちがルフィにはあった。
- 41二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 14:52:01
やっぱウタに対するルフィからの矢印も大きいわ
- 42二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 18:48:35
- 43二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 19:19:56
弱い癖に往生際が悪い?
ブーメラン刺さってますよ!! - 44二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 21:26:49
こっからシャンクスの腕が失われるまでの一連の流れ、そりゃルフィもかつてないほどに凹むよなあ
- 45二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 22:42:02
相変わらずの神SS。
高クオリティーthank you!! - 46絵を描きました22/11/15(火) 23:06:34
- 47絵を描きました22/11/15(火) 23:07:00
- 48二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 23:10:35
- 49二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 23:10:57
- 50SS主22/11/15(火) 23:42:39
こんばんは。SS主です。
本当にありがとうございます。
とても素晴らしい物を読ませて頂きました。
自分の書いた文章が、こんな高品質な漫画として形にされ、非常に胸が温かくなります!!!
本当に感謝感激雨あられです!!
最後に皆様、今後も引き続きよろしくお願い致します。
- 51二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 23:56:51
- 52二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 00:18:22
- 53二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 05:44:13
- 54二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 06:02:14
- 55二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 12:44:10
神絵久々にきた
- 56二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 14:17:52
ヒグマは視線をルフィに寄越す。ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべて。
「そういえば、あの化け物と随分仲が良さげだったな? 今日みたいにずっと守られてきたのか? そりゃそうなるか、はっはっはっはっ!!!」
「化け物……?」
ルフィが顔を上げる。眉間に皺を寄せ、ヒグマを睨んだ。化け物と例えられた人物が一人しか思い至らず、叫ぶ。
「誰が化け物だ!? 言ってみろ!!! 答えによっては許さないからな!!!」
仲が良さげ。守られてきた。この二言で、頭に浮かんだのは今日、山賊から自分を守ってくれたウタだった。
優しい彼女が化け物と言われたようで我慢できず、確認したのだ。その化け物がウタじゃないと信じて。
そんな思いを嘲笑うように、ヒグマは言う。
「あの小娘に決まってるだろう!! 歌で俺の手下共を全員眠らせやがって……化け物そのものじゃねェか!!! 耳を塞いでたんで聞こえなかったが、相当酷い歌なんだろうよ!!」
「ウタの歌は酷くない!! 上手くて、綺麗だ!!! 何も知らないお前が、ウタの歌をバカにすんなァ!!!!」
ルフィから冷静さが失われた。頭が真っ白になり、ウタからの忠告は消えていた。怒りを体現しながらルフィはヒグマに殴りかかる。
「プッ」
それは容易く避けられ、笑うヒグマの爪先がルフィを捉え、小舟の外へと押し出した。
「くそ!! くそ!!」
「ガキが」
「あいつら!! クズの癖に……!! 一発も殴れなかった……!! 畜生!!!」
涙を流しながら睨むルフィを、ヒグマは笑っていた。無力な自分が悔しい。ルフィの頬を流れる温かい雫は、小さな全身と共に広い海に呑み込まれた。
- 57二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 14:38:15
- 58二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 15:06:33
- 59二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 20:01:16
期待
- 60二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 23:09:00
殺してやる……殺してやるぞ……
ヒグマ - 61二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 23:24:56
この瞬間のルフィの無力感を考えると、ちょっと泣きそうになる
なのでウタに思う存分甘やかされてこい
それはもうデロッデロに蕩けるまで甘やかされてくるのだ - 62二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 23:43:29
乗り越えろ…
- 63二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 06:05:22
これはルフィ責らんないな、もうウタ自身は振り切ってるだろうけど「私が化け物だから(シャンクスは)置いて行ったんだ」と自嘲してたのめっちゃ怒ってたし、ましてや大嫌いなタイプの山賊にああ言われちゃあねぇ。
- 64二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 08:11:20
あげ
- 65二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 12:32:21
近海の主はルウタ過激派だった…?
- 66二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 17:17:52
- 67二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 17:26:37
- 68二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 17:38:09
「がぼ…ぶはっ! ばっ…!!」
空に両手を伸ばし、両足をばたつかせて上へ上へと意識する。しかし全く効果はなく、ルフィは徐々に沈んでいく。
その姿を見て大笑いするヒグマだが、そのまま生きることは許されなかったようだ。
「は?」
獲物を見つけた獣が喜ぶような、グルルという声がすぐ後ろから聞こえた。振り向いたヒグマはその全体像を見て、顔を青褪めさせる。
「な…なに、この怪物は……!!!」
怪物こと近海の主は、大きく口を開けてヒグマが乗る小舟ごと噛み砕いた。耳障りな悲鳴が終わり、近海の主は新たな標的を見つける。
ルフィだ。
「うわあああ! がば…ば!! ば、誰か…助けっ…ば……!!」
ルフィは心の底から死にたくないと思った。ウタに死んだら後を追うと言われたこと、その後に帰ることを約束したこと、そして何より、ウタと二度と会えず頭を撫でたり抱き締められたり、温かい時間を過ごせないことが嫌で、生きたいと足掻いた。
「うわああああああああ!!!!」
だからこそ、口を開けて迫る近海の主に、ルフィの腹からこんなに大きな悲鳴が出たのだろう。
ガキッッ!!と固い物がぶつかる音がしたが、痛みを感じない。誰かに抱かれてる感覚がし、その人物の顔を見る。
「……!!! シャンクス!!!!」
- 69二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:50:39
- 70二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:12:35
確か前スレで既に見てたよ
- 71二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:20:50
一応今は回想シーンになるのじゃ
- 72二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 00:18:07
生きる理由殆どウタじゃん。
相思相愛だよ、よかったねウタ。 - 73二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 06:26:46
期待保守
- 74二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 08:10:53
保守保守
- 75二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 11:56:57
- 76二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 17:46:38
ほしゅ
- 77二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 19:54:49
hosyu
- 78二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 22:09:20
保守
- 79二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 02:23:46
- 80二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 07:32:25
面白いコラが増えてて草
- 81二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 07:35:04
自分もなにか作者さまに誠意と期待を伝えられたらなと思いました(雰囲気ぶち壊しでうざったいならやめますが…)
- 82二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 10:28:38
構わん。やれ(DIOォ)
- 83二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 14:03:49
- 84二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:06:02
昨日投稿されずに今日も終わろうとしててちょっと心配になった、にしてもヒグマ山賊団との話、ウタでほぼカタをつけるとは正直思わなかったな、自分はルーが撃つところみてビクッとして理想と解離した現実と戸惑うとばかり思ってた
- 85二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:17:29
獲物が二人に増えて嬉しいのか、近海の主は激しく水飛沫を上げながら、再度接近してくる。大きな口を開けて、獲物を喰らおうとしたその時だった。
「失せろ」
シャンクスがそう言って睨むと、近海の主は怯えた素振りを見せ、海深くへと潜り去った。
それを見送ったシャンクスは、自分の固い胸板で泣くルフィに視線を移す。
「恩にきるよルフィ。マキノさんから全部聞いたぞ、俺達のために戦ってくれてたんだな」
「ひっく……! えぐ……っ!!」
「それだけじゃない。ちゃんと聞こえてたよ、お前の思い。ウタの歌が汚されるのを守ってくれたな。本当にありがとう」
ルフィは相変わらず苦しそうに泣いている。シャンクスは困り、いつもの調子に戻って欲しいと思った。
「それと、この前は悪かった。お前が勇気を出して謝ろうとしてくれたのに、ついからかっちまった。ウタにそれで航海の初っ端は、口利いてもらえなかったんだぞ! ははは!」
謝罪と不憫な話をすれば、騒がしくなるか笑うと思ったのだが、相変わらずルフィは泣いている。アテが外れたシャンクスは、もう笑いかけるしかなかった。
「おい泣くな。男だろ?」
「だってよ……ジャングズ……!!!!」
それにルフィはシャンクスの服を強く掴み叫ぶ。
「腕が!!!!!!」
「安いもんだ。腕の一本くらい……無事でよかった」
「う……ゔう……!!!」
うわああああ!!!と広大な海にルフィの泣き声が響いた。シャンクスの偉大さ、彼と娘のウタに対する罪悪感、その要因である自分の非力さが悔しかったのだ。
- 86二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:53:33
その展開もありやね
- 87二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 21:11:05
ルフィの心情を察するとお辛い
さぞや悔しさと無力感で胸中が煮えたぎっている事だろうな… - 88二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 21:33:48
ルフィがシャンクスとウタのことを言及してるの良いアレンジだよね
- 89二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 22:45:22
控え目に言って神SS
- 90二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:40:31
通しで読んだが最高のSSだ!
後、話を変えちゃうかもしれんが今、通しで続いているこのスレのSSシリーズの、ウタの体型が
ここだけウタが|あにまん掲示板9歳の時点でこのナイスバディだった世界12年後はさらにグラマラスになっているbbs.animanch.com↑このスレの様に8〜9歳時点で21歳の身長、体重、スタイルだったらインモラル感がましただろうなと考えてしまいました.....。
- 91二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:14:13
このときルフィが味わったであろう無力感を考えると、まあ合わせる顔がないって考えに至るのもわかる
- 92二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 06:53:36
ho
- 93二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 08:27:34
- 94二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 08:49:20
>>93 確かにそうだな.....
- 95二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 14:16:46
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 17:54:40
- 97二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:11:00
「あのどぎ、ヴダが忠告してくれたのに……! おれが殴りかからなきゃ、シャンクスが腕を無くすことなんてながっだがもしれねェ……!!!」
「ルフィ……」
冷静を保っていれば、海に落ちず、シャンクスが小舟に辿り着いて、山賊の頭を倒し、2人で無事帰れたかもしれない。ルフィはそう言いたいのだろう。
だが、たらればの話なんて余計に苦しくなるし、キリがないので私は止めたかった。ルフィに海に落ちてほしくないがため、山賊の頭を怒らせないように忠告したが、ルフィの話を聞いて背筋が凍った。
山賊の頭は小舟ごと食べられたらしい。もし、そこに私の言いつけを守ったルフィも乗っていたら……? そういった、たらればも考えられる。その先の未来が恐ろしくて、私はルフィが生きていることを強く感じたくて、今より大きな力でその小さな身体を引き寄せた。
「もうやめよう。2人死なないでよかった。それで満足しよう? ……私は怒ってないから、ルフィ。生きて帰ってきてくれて、ありがとう」
「ゔぁ……ごめんウタっ、ごめん! ごめん! ごめんなさい……!」
ああ、もう。そんなに謝らないでルフィ。いつもは心地よいあんたからの身体の締め付けも、今は心と一緒に痛んで苦しいよ……。
- 98二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:29:59
回想終わったか。
メンタルボロボロルフィと洞窟で2人きり。
……インモラルやな。 - 99二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 19:34:46
- 100二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 20:20:42
素晴らしい展開だ
- 101二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 23:07:34
保守
- 102二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 23:09:04
ほ
- 103二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 02:57:02
- 104二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 07:27:35
保守
- 105二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 07:42:32
期待保守
- 106二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 10:09:53
このレスは削除されています
- 107二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 10:16:47
謝り続けるルフィの身体をそっと離し、顔を上げさせる。自分の表情を見せるためだ。
ルフィの方は、瞳から涙が溢れ口角と顔全体が痙攣している。早く安心させてあげたいと思った。
「……ルフィ。もしあんたが私達に罪悪感を抱いているなら、今から言う私の言葉をちゃんと聞いて……」
ルフィがぐっと目を瞑る。
「許してあげる。ルフィは何も悪くない。私とシャンクスのために戦ってくれて、ありがとうっ」
「うぇ……?」
「もう、なんて顔してんのよ。私に罵倒されるとでも思った? そんなこと、私があんたにするわけないでしょ? 全く……」
ルフィが呆然とした表情を私に向けている。そこには怒りも、拒絶も、ルフィを傷付けるような表情はない。見慣れた私の可愛い笑顔がある筈だ。
「う、ぁ、ああああああああ!!!!!」
ルフィが勢いよく飛び込んできた。受け止めきれず、背中と地面がぶつかるが、呻くのを我慢する。
「あああああああ!!! ああああああああん!!! うわああああああああ!!!!」
私の胸で泣く私より小さな幼馴染を撫でてあげることが最優先事項だからだ。もっと私を感じさせてあげたいという思いと、泣き声が外まで聞こそうな程大きかったので、ルフィの顔と私の身体の密着を強めた。
ルフィは恥ずかしがり屋さんだからね。
「ん……好きなだけ泣いて? ルフィ。私が全部、受け止めてあげるからね……」
「ゔんっ! ゔんっ……!!!」
暫く私達は身を寄せ合った。ルフィが泣き止んだのは、涙による私の服の染みが、胸からおへその辺りに到達した時だった。
- 108二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 10:25:21
わぁ…わ
- 109二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 10:29:03
メンタル脆弱ルフィと甘々ウタお姉ちゃん
素晴らしい - 110二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 13:07:43
江ッッッッ戸
- 111二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 13:24:23
うーん、湿度高えな
最高です - 112二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 19:05:55
ほす
- 113二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 20:59:55
絵だけ見るとすげぇ尊いんだけど邪念が漏れ出てるんだよな……w
- 114二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 22:42:50
そんな服濡れたら風邪引くのでは?
ボブは訝しんだ。 - 115二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 22:59:36
一緒に風呂だな!
- 116二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 02:00:31
- 117二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 07:39:48
h
- 118二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 10:29:51
「ごめん。ウタ、服濡らして……寒くないか?」
「うん。ルフィのお陰で温かいよ……」
私は下着姿で、ルフィは上半身裸で抱き合って寝ている。
エレジアでは気にすることはなかったが、フーシャ村で、ルフィの涙がたっぷり染み込んだ服でシャンクス達の元に帰るのは、お互いにメリットがない。私もルフィも耳を塞ぐ羽目になりそう。
というわけで、洞窟の中で火を起こし、服を乾かしているのだ。ルフィが上の服を脱いだのは、私を地面に寝かせられないと敷いてくれたため。完全に肌と地面が付いてないわけではないが、その心遣いで十分嬉しかった。
敷かれた服の上で私達は、ルフィが私のお腹に顔を埋める形で横になっている。お腹を中心にじわ〜ってルフィの体温が広がって、温かい。湯たんぽみたいで、気持ち良いな……。
「ルフィは寒くない? 寒かったら遠慮しないで、もっと寄りなよ」
「ん〜……じゃあ、もう少し寄る」
むにぃって言って、ルフィが私のお腹に顔を押し付けてきた。生暖かい息にビクビクッて身体が反応して、声が出そうになったが抑える。
「ひっ!?」
突如、おへそにヌルッとした触感と生暖かさが走って声を上げてしまった。視線を下に向けると、ルフィが目を瞑って私のおへそとその辺りに舌を這い寄らせていた。
- 119二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 10:38:41
えっっxtぅっっっ!!
- 120二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 10:43:36
最高にえちえちですね
- 121二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 10:51:14
何故這いずり回してんだろ
- 122二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 10:55:47
- 123二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 12:37:52
ルフィがとうとう性に目覚めたか!?
新時代だ! - 124二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 14:51:27
海苔がついてるw
下着かと一瞬思ってしまった - 125二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 19:22:29
- 126二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:07:24
保守
- 127二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 07:18:06
保
- 128二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 09:55:48
ワイこれを題材にしたSS思い浮かんだ。
今迄は背丈が大きいことで、寄港する際に同い年辺りの子供達から馬鹿にされたり、からかわれてたけど、ルフィだけは純粋に尊敬されるんだ。羨ましいー!おれも早く大きくなりてェー!って。
それで絆されて初恋になって、意識させたくて擬似おねショタが始まるんだよね
- 129二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 10:22:25
「うぁ……! あぅ……っあ……」
子犬のようにペロペロと舐めるその姿が愛らしくて、私は声を押し殺しながら、ルフィの顎と後頭部を撫でる。しかし本来、これは注意すべきことだと思い出し、その顔を私のお腹から引き剥がした。そしてルフィの脳天に軽くチョップする。
「うえっ」
「はあ……はあ……ルフィ、何するの?」
「何って……犬とかに舐められると生暖かいだろ? だから舐めれば、ウタも温かくなるかなって思ったんだ! どうだ? 温かくないか?」
きょとん。とした顔で首を傾げるルフィ。予想外の答えに私は固まり、そして溜息を吐いた。
「ルフィ……今から私が言うことを想像してみて」「ん!」
「あんたは今、犬に舐められました」
「おう! ヌルッとして生暖けェなァ」
「そのまま放置」
「乾燥して冷たくなるな! ……あり?」
私とルフィの視線が暫く合う。横一文字に結ばれた唇は、大事なことを忘れていたような顔だ。そしてルフィが言った。
「悪い……」
「っはは! そんな顔しないでよ、本気で怒ってるわけじゃないんだから。でも、こういうのはあまりやらないこと。ビックリしたんだから! やるとしても、相手から提案されたり、確認してOKを貰えたらやる。分かった?」
「分かった!」
それっきりルフィは再度私のお腹に顔を埋め、舐めることはしなかった。注意したのに提案するのもあれだし、確認してくることをほんの少し望んだが、そんなことはなく。
「ウタはスベスベで温けェなァ〜」
ルフィの子犬のような姿に未練があったが、幸せそうに頬擦りする今の姿も愛らしい。これで我慢することにしよう。
- 130二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:58:44
草
- 131二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 12:26:36
ショタルフィ可愛い。
ウタどけ!!! 俺はお兄ちゃんだぞッッ!!! - 132二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 13:38:18
ちゃんと注意して教えてあげるお姉ちゃんなウタちゃん好き
- 133二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 19:01:41
- 134二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 19:25:20
かわいい
それだけでは済まないインモラル
いやでもかわいいです - 135二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 20:30:00
ヘソ舐めとは、またフェチなものを……。
絵で見たいな(頭ピンク)。 - 136二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 22:30:55
分かるマン
- 137二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 00:29:13
保守するッッッ
- 138二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 03:35:34
続きが楽しみ♡
- 139二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 06:57:09
保守
- 140二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 10:06:32
これ、ウタは下着でルフィは上裸だろ?
スケベ過ぎるだろ。インモラル。ロリショタがしていい恰好と行為じゃない。 - 141二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 10:30:55
「そういえば……ルフィ。傷、大丈夫?」
「ん? ……ああ、これか。最初は痛かったけど、もう大丈夫だ!」
私は眼下に見える、ルフィの身体中にある傷を睨んだ。これが今の身の寄せ方になった原因だったからだ。
「私はルフィの全身を温めてあげたいのに、出来なくて残念だよ」
「だってお前、身体に血が付くの嫌だろ?」
「それはそうだけど……」
本当なら、ルフィの顎が私の肩に置かれる形で抱き合って、一緒に温まりたかった。でも傷を気にしたルフィは、顔だけを私のお腹に収めることを提案したのだ。私の身体に自分の傷口を付けないように。
「……そもそも、何したらそんな風になるわけ?」
「……特訓。おれは弱いから、強くなりたくて、蛇とか狼とか猿とか、見つけた奴と喧嘩したんだ……結局、勝てなかったけど」
「あんた、またそんな無茶を……! 死んじゃったらどうするの!?」
「っでもおれ、強くなりだぐでっ……!」
「あっ……」
お腹の中にいる幼馴染が泣き出し、我に帰る。ルフィは悔しかったんだ。山賊に何も出来ず、シャンクスに助けられた自分の無力さが。私達と会わなかったのは、そんな自分を変えるために孤独に戦い続けたから。
それは寂しがり屋のルフィにとって、どれだけ苦しいことだろう。きっと私達と会いたいと思うたびに、洞窟の前でやったように自分に罰を与えていたんだ。
その頑張りをまず褒めてあげるのが、私がしてあげるべきことなんじゃないのか……。
- 142二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 15:14:37
ちゃんとお姉ちゃんとして考えることもできるのが、このウタちゃんのいいところ
頭ピンクなだけじゃない - 143二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 15:43:12
やっぱり、年上の幼馴染はいいもんだなぁ
- 144二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 19:42:59
- 145二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 19:56:39
age
- 146二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:13:20
いいなぁルフィ。
俺も幼ウタのお腹に顔埋めたい。
ルフィは下心なかったけど、下心ありでヘソ舐めてェ。 - 147二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 06:34:00
- 148二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 09:19:26
- 149二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 11:52:53
ウタ相手なら仕方ねぇと笑い飛ばしてこそルフィさんだ
- 150二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 13:20:55
「ごめんルフィ、大きい声出しちゃって……驚いたよね?」
鼻を啜るルフィに私は語りかける。
「あんたは偉いよ。強くなるために、こんな小さい身体で森の猛獣達に挑んで、それも責任を感じてだなんて……本当にルフィは、優しくて強い子だね」
丸くなるルフィの背中を摩りながら私は続けた。褒めるだけではなく、今のルフィには年上として、叱ることも必要だからだ。
「でもね、今はその優しさを、あんた自身に向けてほしいって私は思うな。私がボロボロの姿で、無理して笑う姿見たら、ルフィはどう思う?」
「……苦しい。嫌だって思う、ウタのそんな姿、想像したくもねェ……」
「うん。嬉しいな、ありがとう……でね、今私がルフィに抱いてる気持ちが、さっきあんたが言ったことなの」
「うっ……」
詰まる声を出して、ルフィは謝った。
「ごめんウタ……おれ、強くなりたかったんだ」「うん」
「でも、それ以上に何も出来なかったおれが許せなくて……!」「うん」
「自分を痛めつけた……! お前のせいだ、シャンクス達に会う資格はないって……!」
私は無言でルフィの頭を撫でる。猛獣と戦うことは特訓という意味合いもあったのだろう。でも今ルフィが言ったように、自分自身への罰も兼ねていたのだ。
「自分に優しくなれなかった……! 痛かったし、寂しかったっ! ウタァ……!!」
「……よく頑張ったねルフィ。これからは、自分にも優しくすること。いい?」
私の問いにルフィが頷く。私も頷き返し、干した服を見れば火のお陰か既に乾いていた。少しだけ濡れたお腹を乾かしてから服を着る。
洞窟の外を見ると、まだ帰るには早い時間帯だ。なので私はルフィに振り返った。
「悪いことに気付けたルフィに何かご褒美をあげるけど、どうする? 勝負でも、果物でも、甘えることでも、何でもいいよ」
「本当か〜!? じゃあ膝枕!!!」
甘えることを即答された嬉しさを誤魔化すように私はクスッと笑い、揃えた太ももを叩いた。
- 151二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 13:34:28
微笑ましい…
- 152二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 13:37:19
咎め許し抱擁するウタ…実に最高です
ルフィだけでなくこちらも癒やされます - 153二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 16:01:49
仲間には知られたくねェって恥ずかしがるかも
- 154二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 17:19:41
てぇてぇわ
- 155二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 21:18:58
いい…
すごくいい… - 156二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 23:08:58
もう少しエッチなことしてほしいなぁ
- 157二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 00:10:01
- 158二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 06:18:20
- 159二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 14:54:22
最初ルフィは後頭部を私の太腿に乗せ、頭を撫でられながら嬉しそうに目を瞑っていた。
でも今は向きを変えて、私の太腿に顔を埋め、深呼吸したり。私の腰に手を伸ばしお腹や内股に顔を押し付けてる。
何故か私は、それに別れの前にするような不吉な前兆を感じた。だから恐る恐る、ルフィに話しかける。笑みを貼り付けて。
「どうしたのルフィ……なんか、いつもより積極的だね?」
「ん? ああ。後悔しないようにな!」
「……後悔って何。別に、明日出航するわけじゃないよ? 私……」
自然に固い声が出てしまう。私は今、可愛い笑顔でいられているだろうか。
ルフィは暫く黙り、寝返りを打った。仰向けでこちらを見るルフィの目は、迷いはあれど決意に満ちていた。
「ウタ。おれ今日で甘えることを、やめようと思うんだ」
「……え?」
- 160二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 15:11:13
え?
- 161二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 15:53:10
旅立ちの時──
- 162二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 16:52:15
ファッ!?
- 163二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:16:36
もうか
思ったよりルフィさんの成長早いな、いやヒグマイベント後なら全然有り得るか - 164二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:17:08
お姉ちゃん離れの時だ
- 165二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 22:01:07
このウタちゃんはルフィ離れできる気がしないな
- 166二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 22:38:09
ルフィがお姉ちゃん離れしてしまう……!?
ウタが錯乱しちゃうよお - 167二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 23:09:47
ルフィなりに強くなろうとしているんだろうけど
- 168二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 01:01:33
うーんまあそうなるよね
- 169二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 08:39:54
- 170二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 10:51:48
「な、なんで? ルフィ……もしかしてまだ、自分に罰を与えてようとしてる? ヤケになってるんでしょ!? 駄目だよそんなのっ……! 姿勢を正して! もう一回説教してあげるから!!」
「ヤケになってねェ! ちゃんと考えがあんだ!」
動揺のあまり声を荒げる私だったが、それに負けないルフィの力強い一声で冷静さを取り戻す。
「……じゃあ、聞かせてよ。あんたの考え」
ルフィは頷いた。
「おれは弱い」
「ルフィは弱くない」
私は間髪入れずに否定した。これを肯定したら、二度と甘えられないような気がしたからだ。ルフィが私に甘えるのを止めるという話の進行を止めたかった。
そんなのは嫌だ。許さない。ルフィに沢山甘えてほしい。私がこの村にいる間くらいは、私の存在を心の奥深くまで刻みつけたい。
ドロドロとした独占欲が湧いてくる。そんな私の気持ちを知らないルフィは首を振る。
「いいや、おれは弱い。ウタが許してくれても、おれ自身が許せないんだ。だから、今日で甘えるのは止めるんだ。ウタの優しさに甘えて、弱いままの自分でいるのは嫌だから」
真下に見えるその表情は、2歳年下の男の子と思えないほど、かっこいいものだった。しばらく私は、口を開けたままその顔に見惚れていたのだろう。気付けば、ルフィは不思議そうな顔に変わっていて、私の頬をペチペチと叩いていた。
- 171二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 14:16:53
ウタはルフィに向けてる庇護欲独占欲が最高ですし
ルフィは強くなろうとするところはそれでこそルフィだと思いました(まあ自分としてはウタに甘え続ける展開でもおいしいです) - 172二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 16:31:30
ドロドロとした独占欲が、凛々しいルフィの顔にあっさり浄化されるのいいね
- 173二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:04:57
- 174二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 22:30:00
…9歳児だよね?
- 175二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:35:05
- 176二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:47:34
- 177二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 06:51:21
このルフィに見惚れてるウタ初めてウタの歌聴いたときのルフィみたいな顔してそう
- 178二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 07:55:12
まあルフィなら甘えることより強くなること選ぶか
- 179二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 09:55:52
「ウター? おーい?」
「……息抜きは必要でしょ? 今までは、ルフィの弱さを肯定するようなことを言ってたかもしれない。これは確かに駄目だね」
私は反論する。どうしても、今の立場を失いたくなかった。ルフィも黙って聞いている。
「でも、痛みやストレスを抱え込むのもよくないよ。だから、甘やかすんじゃなくてただ黙ってルフィを抱き締めたり膝枕したり、近くで寄り添うことはいいと思うけど」
私の太腿にかかる負荷が増す。ルフィが考えるために脱力してる証拠だ。
「……それも駄目だ」
「どうして……!?」
「今のおれは、ウタがいないと駄目なんだ」
「……え?」
私はルフィの顔を覗き込む。恥ずかしそうに顔を背けたことで、今の発言は私の妄想ではないことが証明された。
つまり……ルフィは、私に依存してる? 心の中で呟いた瞬間、胸の高鳴りが止まらなくなる。喜びでどうにかなりそうだった。
「今のままじゃ駄目だ。おれもウタも」
だから何故ルフィはこんなことを言ったのか分からなかった。繋がっている感覚を嬉しく思わないのかと尋ねる前に、ルフィが続けた。
- 180二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 10:10:58
次の段階に進化したいのか
- 181二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 10:13:25
ギアセカンドみたいやのォ
- 182二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 10:15:01
離れるのか?
- 183二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 10:35:57
共依存は一見美しいけどよく考えなくとも堕落しちゃうもんな…
- 184二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:23:23
ちゃんと依存してるって自覚しつつ今のままではだめだときちんと考えて伝えることができるのがすごいわ
- 185二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:24:55
なんとなくだけど依存は完全には抜けないという自信がある
- 186二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:28:32
甘えるルフィと甘やかすウタと言う共依存から甘えると言う形でウタを甘やかすルフィと甘やかすと言う形でルフィに甘えるウタにシフトするかもしれん
- 187二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 15:21:55
共依存からの脱却、か……いや脱却してるか?
- 188二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 19:27:58
対等になりたいんだね
- 189二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:57:49
新しいスレ明日立てます?
- 190二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:40:09
時間帯の問題とかあるんでしょ。
知らんけど - 191二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 05:01:14
- 192二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 08:46:14
「ウタはシャンクス達と行くだろ? おれ達は一回、離れ離れになる」
ルフィの言う通り、私はシャンクス達と海に出るつもりだ。
ルフィと海に出たい気持ちも勿論あるが、彼が再び手繰り寄せてくれた縁を手放したくないし、ルフィもシャンクスと私を再び引き離したくないだろう。
「そうだね。でも、私達は心で繋がっているんだよ? ルフィと同じ気持ちを私もあんたに向けて抱いている。その事実だけあれば、十分じゃないの?」
「おれは違ェ……常に頭の中にウタがいると思う。寂しくて、会いたくて、未来のおれは今をずっと思い出してる筈だ」
私にとっては良いことだ。でもルフィは違うらしい。
「それが原因で、油断してやられるかもしれねェ。ウタにもそうなってほしくねェ」
「あ……」
ひゅっと息が引っ込む。そうだ。その可能性を全く考慮していなかった。ルフィが私に依存するのは嬉しい。けど度が過ぎれば、この海賊時代で生き残るのは難しくなる。これは私にも言えることだ。
丁度良い依存の度合いも分からない。果たして、フーシャ村から出航する前までこの関係を続け、突然その繋がりが途切れたら、私達は大丈夫と言えるのか。
ルフィも私も自信を持って大丈夫とは言えない。だから止めるしかないのだ。この歪で甘美な関係を、普通の関係に戻すしかない。
未来の私達のためにも……。
- 193二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 09:18:21
- 194二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 09:21:30
このレスは削除されています
- 195二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 09:22:39
ありがとナス!!
- 196二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 10:28:15
成程なァ……
納得できるわ - 197二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 10:59:31
ウタちゃんもここで納得するところ凄く純愛だね…
- 198二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 12:22:47
ルフィもズブズブに依存してるやんけェ(歓喜)
本当にその関係、完全に閉ざせる〜? - 199二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 13:14:17
うめ
- 200二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 13:14:55
200ならウタが将来、ルフィの赤ちゃんを産む