ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part3

  • 1二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:36:25
  • 2二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:46:20

    立て乙

  • 3二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:49:25

    たておつ
    まぁ、いやな事件だったからね、初スレは

  • 4二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:06:11

    とりあえず10まで保守しとくか
    立て乙

  • 5二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:06:34

    乙乙

  • 6二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:07:58

    あのゴミクソパンか…

  • 7二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:09:04

    ほっしゅほっしゅ
    幼い女の子のクソ重い感情は癌に効く

  • 8二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:23:33

    保守するぜェ〜

  • 9二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:29:51
  • 10二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:42:39

    ほしゅっ!

  • 11二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 12:41:41

    前回の話を見るにルフィが海賊を目指してることをウタは認めてるっぽいけど、なんかウタの心情的にお姉さん気質と早くも目覚めた恋心でずっと側に居ようとしてたり独占欲も芽生えてたから先がわからねェ
    どんな話が紡がれるのか続きが楽しみ。

  • 12二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 14:10:16

    前スレで小説の続き出てたね。
    後は感想やら雑談で埋まりそうだから、そろそろこっちにも、小説書き込まれるかな?

  • 13二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 18:04:13

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 18:05:51

    このレスは削除されています

  • 15二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 18:16:16

    前スレの続きを読んできたがウタがとんでもねェ共依存誘導を仕掛けてきたな、俺の心が盛り上がってきた
    (上レスの13と14は俺の投稿ミスで削除したものだ、すまない)

  • 16二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:18:27

    このスレも3スレ目かぁ。
    何だか感慨深いぜ

  • 17二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:14:15

    今更だけど、最初のスレの1の地獄みたいな状況から奇跡みたいなssが生まれたと思うと感慨深いな

  • 18二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 23:04:02

    保守

  • 19二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 05:28:19

    保守の歌

  • 20二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 06:37:43

    スレ画が号泣からブヘー食った食ったの姿になって悲劇乗り越えた感がある

  • 21二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 08:33:26

    とんでもねぇ奴と同じ時代に生まれちまったもんだなぁ…

  • 22二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 11:27:02

    「落ち着いた?」
    「……ゔんっありがどうっ」
    「落ち着いてないじゃん……まだ息苦しいよね? 大丈夫、大丈夫。ほら、とんとんとん」
     ルフィの背中を一定のリズムで叩く。続けていると、乱れていた呼吸も安定してきた。
    「……もう平気?」
    「ん」
     私の胸に顔を押し付けたまま、ルフィが頷く。そのまま立ち上がろうとしたルフィは、顔を顰めぐらついた。
    「……膝が、ビリビリする」
    「歩けそう?」
    「……分かんねェ」
     ルフィの返答に少し驚いた。同時に嬉しい気持ちも湧き上がる。口角が上がることが予測でき、私は他所を向いた。
     いつもなら、俺は平気だ! と答えるのに……私に弱さを見せてくれた。こんなこと初めてだ。高揚する心を抑えながら話し掛ける。
    「仕方ないなぁ。おんぶしてあげるから、近くに来なさい」
     ルフィの反応はどうも良くない。何が不満なの、と目線で訴える。
    「ウタの服が血で汚れちまうよ。またそれで怒らせたくない」
    「へぇ。ルフィも学習できたんだ」
    「失敬だぞウタァ! おれは真面目に言ってるのに!!」

  • 23二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 11:52:12

    >>17

    これだから、あにまんはやめられねぇんよなぁ

  • 24二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 15:43:23

    ルフィが依存しつつあるのでは?(震え)
    ボブは訝しんだ

  • 25二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 15:51:55

    >>24

    依存するようにウタに仕向けられてるからね

  • 26二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 16:01:58

    このスレのウタ
    もしエッチな知識を身に付けたらルフィを言いくるめてやっちゃいそうな危うさと重さを感じる

  • 27二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 16:03:01

    >>26

    解釈一致過ぎて草

  • 28二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 18:22:45

     そういえばシャンクスはルフィとウタを置いていったんだろ? ルフィがいるから折を見て見に来るのもありかな? そっから先はさじ加減だな

  • 29二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 18:36:47

    ウタ!!
    産めッッッ
    ルフィの子をッッッ産めッッッ

    絶対子作りはウタがリードしてくれると思うんだ。
    2歳も年上のお姉ちゃんだから

  • 30二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 20:51:29

    とんでもねぇ神SSだ。
    途中にあった絵も全部良かった。もっと色んなシチュを見たいと思うくらいな。
    スレに気付けてよかったぜ……

  • 31二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:38:50

    CMでREDを思い出すたび、救われようとココに戻ってきています笑

  • 32二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:15:49

    念のため保守

  • 33二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 05:42:42

    また何かあるかな

  • 34二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 08:37:58

    >>22

     むがー! と両手を上げて抗議するルフィに溜息を零す。

    「あのね、もう既にあんたの鼻水と涙でこの服がビチャビチャなこと、忘れた?」「あ」

     私は胸元の大きく広がった染みを見せる。ルフィがいっぱい、私の胸で甘えた証拠だ。

    「ご、ごめん」

    「気にしないで、とは言わないけど、流石にこれで怒るわけないじゃない。怒ったら悪魔よ」

     流石に雰囲気は弁えてる。今回は寝て涎を垂らされたわけではない。泣き止ませるため、怪我で思うように動けないため、という服が汚れても仕方ない理由がある。

    「だからほら、乗って早く。手当してもらわないと」

    「おう!」

     ルフィが背中に乗ってくる。私はその両膝の裏に腕を回し、持ち上げて歩き始める。ちょうど良い重さだった。

    「んひひ」

    「何よルフィ、いきなり笑って。さっきまで泣いてた癖に」

    「何か心がポカポカするなぁって思ったんだ! こういうの!」

     そう言って、前に回している腕の締め付けを強くするルフィ。だが悪い気はしない。

    「……そうだね。私も」

    「っ! にしし!!」

     笑う前に聞こえた息の音。それだけでルフィの表情が分かった。きっと嬉しさに満ち溢れていただろう。

    「……落ち着く。心はポカポカするし、ウタの髪の毛も良い匂いだし、揺れるのもいいなぁ……」

     すんすん、と後頭部から軽く何かが触れる感触と、ルフィの鼻息が聞こえる。

    「もう、バカ。そんなに匂いを嗅がないで……って、ルフィ?」

     徐々に声量を落としていくルフィ。呼び掛けると、小さな寝息が聞こえてくる。少しだけ振り向き、その寝顔を見る。

    「……可愛い寝顔しちゃって。いっぱい遊んで、いっぱい泣いたし当たり前かぁ……」

     帰路はゆっくり進むことを決めた。ルフィが休めるように、私が今の時間を満喫できるように。

  • 35二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 08:49:57

    癒されるなあ

  • 36二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 08:51:23

    ウタの胸元がビチャビチャになるくらい、その少しだけ膨らんだ胸に顔を擦り付けて、押し付けて、いっぱい泣いたんだね、ルフィ♡



    ガキが。舐めてると潰すぞ

  • 37二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 09:24:17

    幼少期ウタはお姉ちゃんしてるのがよく似合う…

  • 38二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 09:26:49

    >>36

    緩急が凄い

  • 39二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 09:43:00

    >>36

    落ち着けお頭

  • 40二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 13:13:09

    ウタァ!!!
    ルフィのママになれ!!!!

  • 41二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 14:25:41

    >>40

    お嫁さんだろ!?

  • 42二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:38:28

    ここのスレって、SS書いてる人を待機する人が多いの? スレ名に関する雑談とかは、しちゃいけない感じ?

  • 43二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:43:12

    >>42

    そんなことないと思うけど…

    変に保守コメが並ぶよりはいいんじゃないかな

  • 44二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:45:36

    >>42

    SS書いてる身からすれば感想言い合ってくれてる方がモチベ上がるぞ

  • 45二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:53:47

    そうなんだ。そう言う暗黙の了解があると思ってた。感想とかは見るけど、あんまり雑談を見ないなーって思ってさ

  • 46二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:55:16

    >>41

    ママとお嫁さんは両立できる

  • 47二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:28:15

    なんかウタからアブノーマルな感じがほのかに漂い始めてるけど、よくよく考えたらまだがきんちょもがきんちょだもんな、そら遊んで泣いてしたら充電も切れる
    かわいい。

  • 48二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:30:30

    映画の影響か、ウタ=ヤンデレとかアブノーマルな性癖があるってイメージよな

  • 49二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:03:15

    スレチだけど、ライブ前のウタの元に小船に白骨化した子供ルフィの死体が届くSSを書きてェなぁ

  • 50二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:04:53

    >>49

    それ前どっかで見たぞ

  • 51二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:02:10
  • 52二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:04:22

    そや。ワイはそこに載ったSSを見て悲しんだ。
    ウタがルフィの白骨死体と気付かなかったからや。
    だからワイは、ウタにルフィの白骨死体と気付かせた上で、ハッピーエンドにしたいんや…

  • 53二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:07:56

    >>34

     時刻は夜。ルフィとウタはいつものように同じベッドで寝ていた。そんな中、ルフィだけ魘されている。

     ルフィは夢を見ていた。フーシャ村にある丘の上で、ウタを追いかける夢を。勝負で競争をしていて、リードされている状況だ。

    「まてーー! ウターー!!!」

    「遅いよルフィー! ほら、ゴールに着いちゃうよ私!!」

    「くっそおおっ!」

     懸命に腕を振って走るが、距離は縮まらない。ウタが時折振り返ってくれなければ、差は広がる一方だったと思う。

    「ウタっ! ウターー!!!」 

     そう苦しさを堪えルフィが叫ぶと、毎回ウタは少し立ち止まり。

    「あと少しだよっ! 頑張れルフィ!!」

     そう手を振ってくれた。その笑顔にルフィは安心感と嬉しさを覚えていた。

     しかし、今回のウタは違った。こちらを気にする素振りも見せず、距離を広げていく。

    「ウタ! 待ってくれよ! ウターー!!」

     苦しさを堪え、ルフィが叫ぶもウタの姿はどんどん小さくなる。孤独感が襲った。置いて行かれる感覚が怖かった。

    「ウタっ……ウターっ! はぁ……はぁ……ウターーー!!!」


     ガバッ!!


    「はっ……! はぁ……!! ゆ、夢……」

     縋るように隣を見ると、こちらに背を向けて寝るウタがいた。ルフィは耐え切れず、ウタを抱き寄せる。

     腕に微かな柔らかさが触れたが、そんなことより夢の中で届かなかった背中を感じたかった。

     顔面を押し付け、髪の匂い、背中の匂い、衣服の匂いを余すことなく、鼻腔に満たす。

  • 54二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:21:17

    小説版の描写を引用するとは、中々の通と見た…

  • 55二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:12:40

    ルフィも順調にウタに依存していってるな
    ウタ実は起きててほくそ笑んでそう

  • 56二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:42:10

    パジャマ涙で汚さない?

  • 57二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:19:10

    ウタウタ睡眠教育か。匙加減を間違えたらルフィがヤンデレになりかねんぞ

  • 58二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:21:26

    >>57

    望むところだけど?

    ルフィは私にだけベッタリ依存して甘えればいいの

  • 59二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 05:25:20

    強!?

  • 60二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:01:58

    >>58

    つまり最終的にルフィが「僕の未来も心も体も貴方にあげるよ、全部全部」っていうようになったら(ウタ的に)ハピエン?

  • 61二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:07:06

    >>60

    どこのパイセンだよ……

  • 62二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 10:06:18

    >>53

    「んっ……! ちょっと何す……ルフィ? どうしたの……?」

    「ひぐっ……ぐすっ……ゔぅ」

     胸を触られる感触に覚醒した。犯人であろうルフィに文句を言ってやろうと顔だけ振り返ると、暗くて見えないが泣いてることが分かった。

    「ウ、ウタァ……」

    「……何か怖い夢でも見た?」

    「ウタと競走していて、いつもは手を振ってくれたり振り返ったりしてくれたのに、ウタがおれを置いてどんどん進んで、1人になりそうで怖くなって……」

    「うん。うん……酷い私だね。許せないな、ルフィを無視して置いて行くなんてね」

     私の胸に回されているルフィの両手に、自分の両手を重ねる。そして自分がいることを証明するように、力を込めた。

    「大丈夫。大丈夫だよ。私はここにいる。ルフィを置いて行かないよ。絶対に」

    「うん……! ウダァ……っ!!!」

     夢の中の私に置いて行かれたからか。今のルフィは私の背中に夢中だ。

     広背筋辺りにすっぽり顔を埋めるだけでなく、髪の毛の匂いを存分に取り込みたいのか、鼻で息を吸いながらグリグリしてくる。

     女の命である髪を雑に扱われているが、まあ仕方ないと割り切る。泣いてるしね。

    「落ち着くまで好きにしてていいよ……その間、手、にぎにぎしてて欲しい?」「……うん」

    「あはっ……素直で可愛いよ、ルフィ。ほら、にぎにぎ」

     全身に感じる幸せな感触。ルフィはウタの存在をその身に刻みつけた。前兆を感じていたからだ。

     近々、ウタと離れてしまうような、そんな未来の。それを嘘だと言い聞かせるため、再び眠りに落ちるまで、ウタの感触を味わうのだった。

  • 63二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 10:20:34

    不穏だなあ…
    まあ事情知ったガープがシャンクスボコボコにして探しに来るくらいあり得そうだけど

  • 64二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 10:23:47

    やめてくれよ(やめてくれよ)

  • 65二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:09:57

    ルフィ視点の不穏な気配だから、ウタがルフィをもっと自分に依存させるために曇らせ用途してる可能性もある。傷ついた心を優しく愛撫してルフィの心を自分で占有しようとしてる…。交換考えれば微笑ましいやろ(錯乱

  • 66二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:11:25

    >>65

    誤字です

    曇らせ用途⇨曇らせようと

    交換考えれば⇨こう考えれば

  • 67二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:16:23

    ルフィという名の猛毒にハマったウタ美しい

  • 68二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:47:41

    ??「愛ほど歪んだ呪いはないよ」

  • 69二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 16:29:51

    >>52

    そこからどうハッピーエンドにするんや…。

    逆行しか思い当たらんぞ

  • 70二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:39:42

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 06:30:06

    なんだろ、じいちゃん襲来で連れて帰られるとか……?

  • 72二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 06:54:05

    保守

  • 73二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:09:00

    >>62

     翌朝。私とルフィとゴードンさんで朝食を食べている。食べ物を口に運びながら、ふとルフィが呟いた。

    「……シャンクスはいつ来るんだ? ウタを置いて行ったことに文句言ってやりたいのに」

     その表情は不満げだ。ルフィはシャンクスがここに戻ってくると信じているらしい。

     そうか。ルフィは船で笑いながら島を出ていくシャンクス達を、見てないんだよね……。いつでも叶わない希望を持たせるのは可哀想だと思い、私は口を開く。

    「……シャンクスは来ないよ。私が化け物だから置いて行ったんだ。……責める気は起きないけどね、事実だもん」

     ルフィの顔に皺ができる。

    「そんなわけねェ! 確かに今、ウタはここにいるけど……それは! 何か理由がある筈だ! 絶対にシャンクスはくる!!」

    「こないよ。シャンクス達は危険な私を置いて行けて、安心したから笑ってたんだ……」

    「ウタ。それは違う」

     ゴードンさんは首を振った。

    「シャンクスは私に言ったのだ。海軍に追われる自分達が、その才能ごと囲うわけにはいかない。私の手で最高の歌い手として育ててくれ……と」

     私の歌に罪はない。だからシャンクス達が罪を被ったと。ゴードンさんはそう言った。

    「何だそれ……じゃあ、シャンクスはここに戻ってくるつもりがないってことか? おっさん!」

    「……ああ。恐らくな」

    「ッッッ!! くっそーー!!!」

     ルフィはバン!と机を叩いて立ち上がり、食堂から走り去ってしまった。

     シャンクスは私を危険視して置いて行ったわけではなかった。真実を知れて嬉しい気持ちもある。

     それでも。

    「勝手すぎるよ……シャンクス」

     私はシャンクス達と一緒にいたかったよ……。

  • 74二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:36:10

    まあ、状況が状況だったけど、シャンクスはもっと伝えておくべきだったよな…

  • 75二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:36:35

    何が悪かったってなあ
    タイミングって言うか…
    まあトットムジカなんだけど

  • 76二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:39:10

    これでルフィがシャンクスたちを連れてくる!と言ってエレジアを出て行くことはないよな?

  • 77二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:41:58

    >>76

    バッドエンド一直線じゃないですかヤダー

  • 78二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 13:45:11

    シャンクスは言葉が足りないんだよ!
    義勇かオメェはよ!

  • 79二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 16:03:30

     シャンクス達は自分等ハグレモノとウタはいるべきじゃないんじゃという思いがずっと胸に刺さってたからね、当のウタは本気で赤髪海賊団のこと愛してて、トットムジカでその軋轢が最悪な形で出てしまったということで・・・・・・・、頼むからルフィなんとかしてくれ・・・・・・。

  • 80二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 16:08:09

    62の、悪夢の影響で弱ってるルフィがウタの背中に抱きついて、ウタがその手に手を重ねてニギニギしてあげてる2人の絵が見たいッッッ!!!!

    みだいんだッッッッッ!!!! 

  • 81二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 17:10:57

    不穏だねェ〜…

  • 82二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 18:31:01

    これでウタに黙って消えたらやばい

  • 83二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:16:54

    >>78

    シャンクス「俺たちといるとウタのためにならないので失礼する」

    ルフィ「おい待てェ失礼すんじゃねェ」

  • 84二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 22:25:41

    ウタとルフィどっちも置き去りとなればシャンクスたちも逃げるようにフーシャ村を去りそう

  • 85二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 01:45:32

    割とゴードンとシャンクスの親切心が全て裏目に出たのが辛かったなぁ…

  • 86二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 06:55:30

    幸せになってくれ……

  • 87二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 07:10:41

    ゴードンさんもシャンクスの嘘に乗っかってウタに対して本音で踏み込めなかったのがね・・・
    もうちょっと心に寄り添える人がいれば

  • 88二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 10:59:56

    >>73

     ルフィは食堂から走り去った後、港に辿り着いた。

     初めてエレジアに来た記憶を頼りに、シャンクスが来るとしたらまたここに停泊させる筈と考えたのだ。

    「シャンクスーーー!!! おーーい!!! おーーーーい!!!!」

     何もない広大な海に向かって、ルフィは大きく息を吸い、声を張り上げる。

    「ウタを迎えに来ーーーい!!! バカシャンクスーーーー!!!!!」

     彼方まで届けと、どこかにいるシャンクス達に届くことを願いながら、そう声を上げ続けた。

     きっとそれを、ルフィは今後も続けるのだろう。ウタの家族が迎えに来るその日まで。

     疲労を感じ、喉を潤すためウタ達の元に戻ろうとした時だった。

     ルフィの視界に一隻の船が映った。それは通り過ぎようとしているのではなく、確かにこちらへ向かっていた。

     その船は軍艦でもなく、商船でもない。帆にはドクロが描かれている。

     海賊船だったのだ。しかもただの海賊船ではない。ルフィにとって見覚えがあるものだった。瞳孔が開かれ、嬉しさで口が開いていく。


    「シャンクスの船だ……!!!!」


     フーシャ村で何度も見たレッド・フォース号。それがこちらへ向かっている事実に、ルフィは興奮するように何度も手を振り、呼び掛けるのだった。

  • 89二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 11:15:40

    正直シャンクスが来るのは意外

  • 90二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 11:16:40

    ワクワクッッッ

  • 91二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 19:01:21

    ウタとルフィが結ばれるまで待機するとしよう…

  • 92二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 19:05:59

    ハラハラするぜ…

  • 93二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 20:39:34

    ウタとルフィの愛の結晶(子供)を早く見たいなぁ(ニチャア)

  • 94二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:02:16

    なんか嫌な予感が……

  • 95二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:07:43

    なんでそんな予感してんだよ……!?

  • 96二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 06:16:39

    本当にレッド・フォース号か?本物か???

  • 97二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 08:17:53

    おん

  • 98二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 12:33:29

    エレジア事件からどのくらい経ってんだろうな

  • 99二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 12:36:30

    >>98

    まだロリウタとショタルフィだから、1年は経ってないと思うンゴ

  • 100二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:12:32

    >>88

    「……ルフィか。久しぶりだな」

     船から顔を出したのはシャンクスだった。静かに港へ降りてくる。

    「シャンクス! 来てくれたんだな! ウタを置いて行ったことに怒ってたけど、迎えに来たから許……いや許せないな! お前なぁ! あんなことあった後に、ウタに何も言わず去るなんてどうかしてるぞ!」

     目の前で表情が切り替わるルフィを、シャンクスは何も言わずに黙っている。そして周囲を見渡した。

    「ウタは……いないようだな」

    「? ああ、でっかいおっさんと食堂にいるぞ。連れてくるから、ついてこいよ!」

     食堂へ向かおうと背を向けたルフィに、驚くべき一言が告げられる。


    「……いや、俺が迎えにきたのはお前だけだ。ルフィ」


    「……シャンクス? 何、言ってんだよ」

     信じられない、といった顔でシャンクスに向き直るルフィ。シャンクスは俯いているため、顔はよく見えない。

    「エレジアでお前に怪我させたこと、そのまま治療を任せて置いてきたことを話したらマキノさんや村長に怒られてな。2人とも心配していた。だからお前を連れ戻しにきたんだ」

    「そうじゃねェ! ウタは!? ウタはどうすんだよ!?」

    「……ここに置いて行く。あいつの歌は、聞いた人を幸せにするんだ。海軍に追われる俺達が、その才能ごと囲うわけにはいかない」

     シャンクスの発言は、ルフィの泣き叫ぶ声に掻き消された。


    「ふざけるなよ、シャンクス!!!!」

  • 101二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:16:11

    ウタもフーシャ村に連れてけよ!

  • 102二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:17:21

    これは殴られても仕方ない…

  • 103二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:39:14

    これは予想外ッッッ

  • 104二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:46:43

    ・・・ゴードン含め3人諸共村に連れて行けばいいのでは?

  • 105二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:47:01

    人はそれを…エゴと呼ぶのだ!

  • 106二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 13:53:06

    >>104

    ゴードン元国王だし、

    そんな簡単に滅びたとは言え、国を捨てられるかな…?

  • 107二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 14:11:10

    これ気絶させられて無理矢理フーシャ村に連れ去られるパターンか

  • 108二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 19:22:24

    やりますねぇ!

  • 109二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 22:50:59

    待機ッッッ

  • 110二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 23:40:54

    >>100

    「ウタの気持ちも聞けよ! あいつとしっかり話せよ! ウタの奴、シャンクス達に置いて行かれたのは、自分が化け物だからって言ってたんだぞ!? おれはあんな顔をするウタを見たくねェ! しっかり話せよシャンクスゥ! もうウタを悲しませるんじゃねェよォ!!!」

     自分の思うままに言葉を紡ぐルフィ。その勢いは増していき、最後は涙まで溢れていた。

     シャンクスは冷静だったため、聞き捨てならない言葉を捉えた。

    「待てルフィ。まさか、ウタはあの事件のことを覚えてるのか……!?」

     自分が化け物だから。これをウタが言ったのか、と冷や汗が垂れる。

    「……覚えてなかったけど、知ってる。映像を見たんだ……」

    「……そう、か。記録されていたのか……」

    「なぁシャンクス! ウタと一緒にいてやってくれよ!! こういう時こそ、傍にいて支えるのが家族なんじゃねェのか!?」

    「ッッあのなルフィ! これはお前が思うほど、簡単な話じゃ……!!」

    「待て。お頭」

     冷静さを欠いたシャンクスを止めたのはベックマンだ。港へ足をつけ、膝を折りルフィと目線を合わせた。

    「ルフィ……お前の言ってることは正しい。家族として、俺達が取ろうとしてる行動は間違いなんだろう」

    「じゃあ……!!」

     力むルフィを落ち着かせるように、ベックマンはその小さな肩に手を置き、少しだけ体重を預けた。

  • 111二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:32:09

    パッションッッッ!!!
    を感じるなァ、ルフィの。

    匂い立つなァ。良作の匂いが……!!

  • 112二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:43:05

    シャンクスたちもシャンクスたちで一度置き去りにした娘にどの面下げて会いに行けばいいんだ感あるね
    それはそれとしてちゃんと会いに行ってルフィだけでなく一緒に連れて帰れ

  • 113二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:46:22

    ウタルのイチャイチャだけを楽しんでいた俺だが、シリアスな展開にハラハラもしている。心が踊ってるよ

  • 114二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:49:39

    ただいまpart1から読み続けてついに追いつきました。
    現在の自分の頭はこうなっております↓

  • 115二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:52:11

    >>114

    シャンクスへの怒り……なのか?

  • 116二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 01:14:59

    >>115

    いいえ

    ルフィとウタのイチャイチャぶりを見て脳内が爆発してましたw

  • 117二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 04:53:45

    納得済みの別離ならまだ良い
    そうじゃなかったら悲し過ぎる

  • 118二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 07:03:52

    >>116

    一緒!!!!(親指グッ)

  • 119二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 10:15:19

    ウタル好き!!
    2人で子作りして、フーシャ村で穏やかに暮らしてほしい!!!

  • 120二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 10:17:36

    ぶっちゃけ真実知っちゃったんなら連れてった方がいいと思う。

  • 121二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 10:23:08

    カタギとして育てるにしても廃墟しかない島に残していくのは精神面で悪すぎる。
    せめてフーシャ村とかに残していけフーシャ村に。

  • 122二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 13:07:40

    >>110

    「だがな、あの件以来、俺達は海軍や賞金首により狙われるようになる。今後の航海には危険が以前より増える筈だ。もしそれでウタを無くしたら、俺達は一生後悔する……」

    「ベックマン……」

    「たった1人の娘を守るためなんだ、ルフィ。分かってくれ」

     黙って俯くルフィの肩を軽く叩き、ベックマンは立ち上がる。

     理屈は何となく分かった。シャンクス達がウタをまだ愛していることも分かった。だが、それをウタが知らずに今後生きていくことは、どうしても嫌だった。

    「じゃあ!!!」

     ルフィが声を上げる。シャンクスとベックマンは覚悟を決めた男の目をしたルフィに、目を見開いた。


    「おれがウタを守る!! 守れるように強くなるから!!! そうすれば、ウタを置いて行かなくていいんだろ!?」


    「ルフィ……」

    「おれ今日、夢を見たんだ。ウタに置いて行かれる夢だった! その時、凄く苦しかったんだ! ウタに同じ思いをさせたくねェ!! 置いて行きたくねェ!! ……ウタと、離れたくねェ!! まだ一緒にいたい!!!!」

     だから、とルフィは続ける。乱れる息をそのままに。


    「ヴダを置いでいがないでぐれよジャングズゥ!! 頼むよォ!! ジャングズだっで、ヴダど離れだくないだろォ!?」


    「ッッ当たり前だ!!!」

    「ジャングズゥゥゥ!!!!」

     ルフィがシャンクスに飛び込んだ。前者は大きな声でおんおん泣き、後者は堪えるように静かに涙を流した。

     それをベックマンは、額を抑え溜息を吐いて見た後、近くの物陰に声を掛けた。


    「出てこいウタ。いるんだろ」

  • 123二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 13:09:44

    こんなんナイト様でしょもう……
    てぇてぇ

  • 124二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 13:10:29

    てぇてぇ…

  • 125二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 13:25:34

    どうなる、どっちに転ぶ?

  • 126二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 18:46:07

    君と歩み、君とゆくゥゥゥー!!!
    ハッピーエンドのその先へェェェェ!!

  • 127二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 21:37:21

    保守

  • 128二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 21:38:46

    ウタはどんな気持ちでこの会話を聞いていたのか

  • 129二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 00:26:48

    保守

  • 130二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 08:47:28

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 10:48:25

    >>122

    『シャンクスーーー!!! おーーい!!! おーーーーい!!!!』

    『ウタを迎えに来ーーーい!!! バカシャンクスーーーー!!!!!』

     外から微かに聞こえてくる声に私は溜息を吐いた。

    「もう……単純なんだから」

    「素直でいい子じゃないか。それに、本当は嬉しいんじゃないか? ここまで君のために行動してくれるのだから……」

     ゴードンさんは笑みを浮かべている。図星だった私は逃れるように、顔を逸らす。

    「……あいつを連れ戻してくるね。放っておくと、喉痛めるまで続けそうだし」

    「違いない」

     まだ顔が熱い。嬉しさと恥ずかしさと……好意で構成されているこれは、暫く続きそうだ。

     私はルフィの元に走ることで、外気を当てて冷やそうとした。ルフィの姿が見えた頃には、既に顔の表面温度は元に戻っていた。

     港でルフィは喉を抑えて立っている。思った通りだと、迎えに行こうとした。

     私はその足を止めることになる。


    『シャンクスの船だ……!!!!』


     ルフィの言った通り、私にとって家とも呼べる海賊船がこちらに向かっていたから。

     私は咄嗟に身を隠し、様子を伺うことになるのだった。

  • 132二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 14:15:16

    とりあえず、飛び出して行ってドロップキックとかかましてもいいくらいのことはされてるよね

  • 133二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 14:28:05

    膝をつかせてやり過ごさせるしかあるまい

  • 134二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 15:04:56

    ウルージさんどこにでもいるな……

  • 135二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 19:59:15

    >>134 ウルージさんどこだっけ?

  • 136二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:04:56

    待機

  • 137二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:07:30

    南無

  • 138二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 22:25:06

    阿弥陀粒

  • 139二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 01:14:59

    南無

  • 140二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 06:45:05

    このまま素直に合流できるのか

  • 141二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 09:32:16

    保守

  • 142二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 12:12:58

    このレスは削除されています

  • 143二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 14:04:26

    >>131

     シャンクスはルフィだけを迎えに来たと言った。私は心臓が跳ね上がる感覚に陥る。

     何となく、シャンクスならそうすると思った。私を庇うなら、エレジアに来ても私には会わずに去ることを選ぶだろうと。

     だがそんな寂しい、という気持ちより、ルフィと別れる恐ろしさが上回ったのだ。かたかたと身体が震え始める。


    『ふざけんなよ!!! シャンクス!!!』


     幼い、けれども力強い一喝が私の震えを消し去ってくれた。ルフィは私とシャンクスを家族に戻すべく、必死に言葉を紡いでいく。

     ヒートアップしていくルフィに、冷静だったシャンクスも熱くなりかけたが、ベックマンの制止もあって黙った。

     常にクールな彼が諭すようにルフィに語る。最後の発言で、自分を大事にしてくれているのだと知れて、私は涙が出そうだった。信じられなかった過去の私を叩きたい。

     ベックマンの説明は納得のいくものだった。私でも反論と説得は難しいと思う。ルフィは更に難しい筈だ。

     別れの実感が出たからか、ルフィとの思い出が蘇る。笑顔、泣き顔、寝顔等、今迄見た表情が流れ、別れたくない、と涙が溢れ息が苦しい。

     じゃあ!!! とルフィが叫んだ。


    『おれがウタを守る!! 守れるように強くなるから!!! そうすれば、ウタを置いて行かなくていいんだろ!?』

     

     私の乱れていた心音は一度止まり、等間隔の素早いリズムを刻み始めた。

  • 144二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 16:04:44

    アオハルかよォ……!

  • 145二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:21:16

     めちゃくちゃ青春してる! これがてぇてぇという感情か!?

  • 146二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:22:57

    ルフィくんがあまりにも騎士過ぎる
    9歳にしてウタちゃんの男性感ぶっ壊されちゃったね

  • 147二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:23:53

    こんなんルフィ君以外眼中になくなっちゃう!

  • 148二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:25:03

    エモーショナルエンジン!フルドライブ!!

  • 149二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:34:58

    関係ないけど、スレ画のウタを見ると妊娠しているようで興奮する。その子供がルフィとの間で出来たんだなぁって、勝手に妄想してさらに興奮を高めている……

  • 150二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:46:33

    このレスは削除されています

  • 151二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:47:12

    >>150

    キッショ

  • 152二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:51:26

    >>151

    気持ちはわかるがやめたれ

    この素晴らしいスレできたない言葉を使っちゃいけねぇ

  • 153二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 17:59:23

    >>150

    二次元と現実比べちゃダメよ……


    心が死ぬぞ

  • 154二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 19:46:43

    ほs

  • 155二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 23:06:08

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 23:29:59

    やりますねぇ!!!

  • 157二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 06:27:46

    保守

  • 158二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 08:28:33

    シャンドラの鐘を鳴らして 君を待つ

  • 159二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 09:40:46

    >>143


    『おれ今日、夢を見たんだ。ウタに置いて行かれる夢だった! その時、凄く苦しかったんだ! ウタに同じ思いをさせたくねェ!! 置いて行きたくねェ!! ……ウタと、離れたくねェ!! まだ一緒にいたい!!!!』


     それは、先程の頼りになる言葉の羅列とは打って変わり、子供らしい一面を感じさせる。1人は嫌だ、寂しいと言ってるようだった。

     でもその素直な思いは、私の胸を強く揺さぶった。そして纏まらない思考が渦巻いている。


     ルフィは優しいね。私は絶対に置いて行かないよ。私も離れたくない。一緒にいたい。泣かないで。一生、ルフィを苦しめないよ。   

     

     そして最後に浮かんだ言葉がある。『置いて行かないで』。きっとこれが私の中の大部分を占めている。だから最後に来たのだろう。

     それに応えるように、ルフィは言った。


    『ヴダを置いでいがないでぐれよジャングズゥ!! 頼むよォ!! ジャングズだっで、ヴダど離れだくないだろォ!?』


     何も知らない人が見たら、きっとみっともないとルフィを揶揄うだろう。男のくせに涙をボロボロ流し、出ている鼻水を拭かず、声は揺れている。

     でも私は違った。喉が苦しくて、涙と声を抑えようとするも難しい。嬉しかった、愛しかったんだ。

     私のためにここまで感情を剥き出しにしてくれるルフィが。

     ルフィとシャンクスが抱き合う中、私はこの愛しい苦しさを閉じ込めておくため、しばらく俯くのだった。

  • 160二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 12:24:30

    ここのSSも…尊いものだな…

  • 161二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 14:36:36

    叶わぬ……!ポロッ

  • 162二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 15:21:12

    >>159

     抱き合う2人を見て、ベックマンは額を抑え溜息を吐いている。しかしそれは呆れてるように見えて、そうではない。だって嬉しそうな顔をしているから。

     するとベックマンはこちらを見た。ドキッとした私に追い打ちをかけるように言う。


    『出てこいウタ。いるんだろ』


     私は逡巡した。出るべきと分かっているのに、その勇気を出せなかった。そこで未だに泣いて、こちらに気付いてない2人、特にルフィに目が留まる。

     ……逃げちゃ駄目だと思った。

     ルフィが私のために思いを告げてくれた。   

     シャンクスが私と離れたくないと言ってくれた。

     ベックマンが隠れていた私に出てくるように言った。

     運命が私に、また元の生活に戻る道を与えてくれたかのような、この一連の流れ。無駄にするわけにはいかない!!

     自らを奮い立たせ、私は物陰から足を踏み出した。

    「……ウタ」

    「ウダァ!? なんでごごに……」

     シャンクスは静かに、ルフィは驚いたように私の姿を認識する。後者の肩を掴み、優しく押しやる。

    「……ルフィ。少しだけ離れてて」

     シャンクスの目の前に立ち、真っ直ぐ視線をぶつける。ピクッとシャンクスが揺れた。

    「……俺からも頼む。ルフィ」

     いつもより低い声が響く。怒っているわけでなく、緊張しているのだろう。


     ……シャンクスは私の意図を察したようだった。

  • 163二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 15:41:49

    ビンタ来るか

  • 164二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 15:53:34

    1日に2回くるとはありがてぇ!!!

  • 165二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 20:11:48

    よく打ち勝った!ウタ!!

  • 166二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 06:07:24

    保守

  • 167二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 09:26:35

    今回のスレも、神絵師さんに描いてもらいたいシーンが盛り沢山ですねぇ!

    個人的にはウタとルフィのベッドシーンを描いてほしい。怖い夢を見たルフィが背後からウタに抱きつくシーンなんて、想像しただけで萌える。それが絵にされたら私は……尊死する……

  • 168二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 09:42:11

    >>167

    ベッドシーンて・・・

  • 169二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 09:48:40

    まあ、間違ってはないけども……

  • 170二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:00:06

    >>162

    「ゔん……分がっだ」

    「ほら……こいルフィ」

     泣いてる時は素直になるルフィ。やはり可愛い。

     涙を手の甲で拭いながら、ベックマンの下に行き、そのまま抱っこされ、背中を一定の間隔で叩かれている。

     数分間だけ大人になったら、あれを私もやってあげたいなと、場に沿わない考えが浮かんだ。

    「ウタ……」

     目の前でしゃがむシャンクスを見て、切り替える。私を散々振り回した男。最愛の父親から、最低の海賊、そして恩人へと立場を変え、私はてんてこまいだ。

     いずれにせよ、私がすることは一つだ。


    「シャンクスの……バカァッッッ!!!」

    「ぐふっ!!?」


     私が放ったストレートはシャンクスの鳩尾に吸い込まれた。息を吐き出し、殴られた箇所を押さえるシャンクス。

    「……つ、つえぇ」

    「腰の入ったいいパンチだったな」

     ほけーとした顔のルフィと感心したように笑うベックマン。恥ずかしさを誤魔化すように、私は今迄の思いをシャンクスに晴らす。

    「私のために行動してくれていたのは嬉しいよ? ……でも、勝手に決めないでよ! 何も言わずに行かないでよ!! 大好きだった家族が裏切り者になったり、恩人になったり、頭がどうにかなりそうで私……!!」

    「……ああ」

    「私は赤髪海賊団の音楽家だよ! 事件の前にもそう言ったじゃん!! ……だから、私をもう二度と置いて行かないで!!! 一緒にいさせてよ!!! ルフィと一緒に、フーシャ村に帰りたいよォ……!!!」

    「ああ……! ああ……!! ごめんな、ウタ……! もう、お前に寂しい思いはさせないッッ……!!!!」

     シャンクスが強く抱き締めてきた。私はその大きな背中に腕を回そうとするも、長さが足りないため、左右から締めるように強くシャンクスにしがみつく。


    「うわぁぁぁぁぁん!!!!」


     今までの感情全部を吐き出すように、私はシャンクスの腕の中で、泣いた。

  • 171二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:23:25

    泣き叫ぶ声きっとルフィも聞こえてるよね・・・

  • 172二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:25:48

    おれが見たREDこれだった気がしてきた

  • 173二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:36:06

    >>172

    お前もか?

    奇遇だな、俺もだ

  • 174二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:40:32

    >>171

    一緒になって泣いてそう。

    よがっだなぁ……!みたいな感じで

  • 175二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 10:57:41

    >>170

    ウタのパンチは効くだろうな

    なんせ四皇の娘が愛憎ごちゃまぜの本気を載せたパンチだ

  • 176二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 14:49:11

    ビンタじゃなくてストレートは強いわ。
    さすが、海賊の娘

  • 177二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 14:54:28

    腰の入った拳
    ぜひルフィにも見てもらいたかった

  • 178二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 17:01:55

    >>170

     私達はゴードンさんの下へ向かっていた。久々にシャンクスと手を繋いで歩くことが、嬉しい反面気恥ずかしく、前のように会話もできなかった。

    「2人とも、何で久々に会ったのに静かなんだ?」

    「「久々に会ったからだよ!!」」

     シャンクスと同じタイミングで同じことを言ってしまう。見合わせ、そして私達は一緒に笑った。

    「ははは! 全く、ルフィは相変わらずだな。苦労しなかったか、ウタ?」

    「全然! だって私は2つ上のお姉さんだもん!」

    「流石は俺の娘だ」

    「……えへへ」

     会話がスムーズに出来ている。まるで以前のように。原因は分かりきっている。私は背後をちらりと見た。

    「むぅ……お前らバカにしてないか!?」

    「そう言うなルフィ。その遠慮のなさは、お前の悪い所でもあるが良い所でもある。いい働きをしてくれたな」

     ベックマンの言う通りだ。その隣を歩くルフィのお陰で、私達にあった空白の期間は無と化した。

     本当にルフィは、どれだけ私にくれるのだろう……。恋も恩も与えられ、私は一生ルフィに尽くして、これらを返したいと思った。

     そんな私の心情を知らず、ルフィは表情を輝かせる。

    「本当かよベックマン! 俺、いい働きをしたのか!?」「ああ」「なら船に乗せてくれ!」

    「それとこれとは話が別だ。な? お頭」

    「勿論だ」「ケチ!!」

     マキノさんの店で見たよく見たやり取りに、懐かしくて笑ってしまう。

     エレジアの生活全てが悪かったわけではない。ゴードンさんにもお世話になったし、恩も感じている。

     でも、シャンクス達との元の生活に戻れる。その時が近付いてることに、私の心は温度を少しずつ上げていった。

  • 179二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 17:40:15

    いつぶりの再会なんだろう
    書かれてたっけ?

  • 180二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 17:48:26

    >>179

    映画ほどではないと思う。

    2人とも幼少期だから、一年は経ってないんじゃない?

  • 181二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 17:49:49

    >>179 ウタ9歳ルフィ7歳は大前提で、ルフィの記憶が戻って一週間と一日、40億巻でのフーシャ村とエレジアの位置設定と合わせて考えて、個人的には1ヶ月は経ってないかも? エレジアが東の海のエリアにあるならだけど

  • 182二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 17:50:14

    やはり手遅れになる前の荒療治は絶対必要だった
    ルフィ太陽神がいればあんなことには…

  • 183二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:25:50

    あげ

  • 184二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:43:21

    ンゴォォォ!

  • 185二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 03:18:05

    保守

  • 186二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 07:23:16

    期待保守

  • 187二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 08:57:01

     もうすぐ完結か、part4行くなら「アンタも来なよ」と言ってたロリウタがスレ画がいいな

  • 188二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 10:32:51

    感慨深いな……。
    感想スレとか建てられんのかな?

  • 189二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 11:12:15

    エミュ高いぞ、好きだ

  • 190二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:40:14

    >>178

    「シャンクス……!」

    「ゴードン。久しぶりだな」

     驚くゴードンの下に歩み寄るシャンクスと私。ルフィとベックマンはその後ろで待機している。

    「……世話になった。お前には、本当に感謝している」

     そう言うシャンクスと、隣で彼の服の裾を掴む私を見て、ゴードンさんは察したようだ。

    「……そうか。ウタを連れていくのだな?」

    「ああ」

     ゴードンはふっと笑う。

    「それがいい。寂しくなるがね」

    「ゴードンさん……! 今迄ありがとう……!」

     シャンクスに裏切られたと思ってた私を、甲斐甲斐しく世話してくれた、ゴードンさんの姿が蘇る。

     美味しい料理を作ってくれた。補給船から私が喜びそうなものを持ってきて、見せてくれた。

     そんな姿に確かに助けられたのだ。涙が溢れてくる。

    「……ウタ、元気で……! 私こそ、君とルフィ君のお陰で楽しかった! 今迄ありがとう……!!」

    「でっかいおっさん! おれもありがとう! 飯凄い美味かったぞ!!」

     ルフィが走ってきて、ゴードンさんに抱きつく。私もそれに続いて、抱きついた。背中に腕が回される。きっとルフィも同じだろう。

     私達を纏めて抱きしめるゴードンさん。いつぞやの時を思い出す。違うのは、泣いているのが私だけでなく、3人共ということだろう。

    「さよなら。ウタ、ルフィくん……君達のことは、ずっと忘れない……!!!」

     まるで今生の別れのようだ。

     このまま、ずっとゴードンさんに会えないのだろうか。ふとそんな考えが過ぎる。嫌だ、と思った私はあることを思い付いて、顔を上げた。

  • 191二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:51:42

    和解出来て良かった…これからどうなるやら

  • 192二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:57:56

    あることとは何ぞや。
    続きを全裸待機っ!

  • 193二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 13:04:55
  • 194二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 13:18:04

    >>190

    国民のいない王様だけの国なんて・・・

  • 195二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 14:07:00

    >>194

    RED後のゴードンさんも同じなんやで。

    可哀想よな

  • 196二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 14:09:19

    ゴードンさんがルフィとウタを抱きしめるシーン、想像すると泣けてきた。
    是非、神絵師さんに描いて欲しい……。それとルフィとウタのベッドシーンも描いて欲しい(願望)

  • 197二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 15:15:52

    ゴードンは映画本編でもifでも立派だよ

  • 198二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 15:16:39

    >>196 泣いてる弟ルフィをあやすお姉ちゃんウタいいよね

  • 199二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 15:34:02

    >>198

    最高

  • 200二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 15:34:42

    >>200ならルフィは海賊王になる

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