- 1二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:15:02
- 2二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:22:52
そうだ魔女
お前が殺した - 3二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:27:09
グエルも「元々は俺が負けたから」って頭抱えてそうなのが怖い
- 4二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:33:04
- 5二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:45:16
夜眠る度に黒く焼け焦げた人がスレッタに何かを言うんだけどうめき声しか聞こえない
発作を起こして暴れるスレッタをグエルは抑えようとするんだけど本気で暴れるもんだから生傷が絶えないんだ - 6二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:46:42
- 7二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:48:18
- 8二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:48:19
- 9二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:49:07
グエルはそんな状態のスレッタも見捨てられないんだろうな…共倒れしてしまうのかそれとも救済ルートはあるのだろうか
- 10二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:49:40
- 11二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:50:02
- 12二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:50:33
- 13二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:51:20
地球寮じゃなくてグエルを頼りに来るあたり本格的に壊れてる感
- 14二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:53:03
「「「「私達に敵対したら貴方達は全てを失うわよそして人類は滅ぶわ」」」」
- 15二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:54:16
- 16二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:54:28
- 17二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:55:19
そもそもあの学園がおかしいんよ!学生に青春を謳歌させてやってくださいよ!
- 18二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:57:02
- 19二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:59:42
「スレッタとの決闘の結果廃棄決定、焼却処分になったよ(まあエラン4号のパーメットキャパがオーバーしたせいだから別に勝敗は関係ないんだけどね)」
()の部分を言ってもスレッタのメンタル壊れそうなのに自分との決闘に負けたから…って曲解した形で伝えられたら精神崩壊しそう - 20二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:02:07
その判断はある意味正しいがそもそもスレッタが曇る意味がないんだよ……気付け…気付け……
- 21二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:02:28
- 22二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:04:03
スレッタのメンタルがちょっと回復の兆しを見せたところでグエルくんには瀕死の重傷を負ってほしい
- 23二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:04:03
- 24二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:05:32
自分のせいでスレッタが泣いちゃったらグエルパイセンにも大ダメージじゃん
まあ瀕死になってるならそんなこと考えてる余裕もないかhahaha - 25二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:06:23
- 26二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:09:13
- 27二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:09:21
- 28二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:12:49
いっそ昏睡状態が続いて意識が戻らない所をスレッタに見せたい
- 29二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:13:20
4号くんのことを知って精神崩壊初っ端のときはミオリネや地球寮のみんなは「落ち着いて」「スレッタのせいじゃないよ」って優しい言葉をかけたけど
グエルが死んだらラウダが「お前のせいで兄さんが!」ってドスレートに憎しみMAXの言葉をスレッタに浴びせるだろうから精神回復できなくなりそう
ミオミオが死なずに頑張ればワンチャン - 30二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:13:40
- 31二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:14:09
- 32二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:15:12
- 33二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:16:27
このあとスレッタが戦うことを放棄した結果ミオリネとエアリアルの両方が消息不明になるんだよね
- 34二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:18:18
壊れてしまったスレッタを介抱するが傷がどんどん増えていくグエル概念ですが続けて
- 35二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:18:35
- 36二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:19:19
- 37二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:19:30
- 38二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:19:51
このスレに比べたら割と平和だから……
- 39二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:20:37
- 40二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:21:35
- 41二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:24:18
CEOかチャランに言われるんだろうな 「君が殺したようなもんだろ」って
- 42二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:27:23
1話戦なら外部音声がオンになってるからしょうがない
- 43二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:37:08
- 44二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 22:58:50
- 45二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:09:38
- 46二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:16:34
スレッタが自分のことを好きにならなくてもいい
むしろ好きになってくれるな(余計な心の傷になるだけだから)
くらいは思ってそうだなこの男 - 47二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:19:32
- 48二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:23:22
グ「少し遠出してくる…適当に暇つぶしててくれ」
ス「は…はい…わかり…ました…」
〜数時間後〜
グ「いい食材貰ったし これなら元気出るだろうなス…!」
ス「グス……グス……」
グ「スレッタ!大丈夫か!何があった!」
ス「グ!グエル…さん!泣 あ……ご…ごめん…なさい…少し…1人だと…なんか…寂しくて……つい……ひとりぼっちに…なった気がして…辛くて…グス…」
グ「!!」
あやすグエル
〜数分後〜
グ「少しは落ち着いたか…ほら…コーヒーでも飲め…」
ス「あ…ありがとうございます…」
グ「スマン…少し時間をかけすぎた…でも大丈夫だ、いい食材沢山貰ったから美味いもん作ってやる!それ食ってゆっくり休もう」
ス「はい…ありがとうございます…」
グ「じゃあ今から準備してくるわ。」
ス「あ…!あの!グエル…さん!」
グ「ん?どうした?」
ス「きょ…今日はもう…どこにも…いきません…よね…」
グ「!…あぁ…安心しろ 今日はもうどこにも行かない…お前のそばにいるから安心してろ…」
ス「あ…ありがとうございます…良かった…」
グ(お…スレッタが久しぶりに少し笑ったな…)
グ「よし!今日は俺オリジナル料理を食わしてやる!楽しみにしてろ!」
ス「は…はい!」
こうして2人は楽しげに一日をすごしたと - 49二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:26:43
- 50二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:35:13
ひとりになるのは嫌で、でも人と触れ合ったり心を通わせたりすることにトラウマがありそうなスレッタ
つまり多少の距離を取って側にいてくれるグエルが適任ってことか
グエルの異常メンタルがあってこそ成り立つ関係だけど - 51二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:41:55
- 52二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:47:27
>>32のときはまだ一方的に甘やかすだけで済んでたけど
今回はスレッタが暴れてグエルも傷ついてるのが可哀想可愛い
周りというかジェターク寮生がもう止めなよってなるのは当然で
でもグエルはスレッタが落ち着くまで手放すわけないしで
ただひたすらおつらいのが続く感じがとても良い
- 53二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:48:58
ていうかミオミオはスレッタにガツンと言って奮起させたりしないのかしら
- 54二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:49:29
- 55二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 23:54:57
- 56二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 00:40:59
- 57二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 00:47:46
何がキツイってスレッタは「私が決闘でエランさんに勝ってしまったから…」どころか「私が学園に来なければ…水星に学校を作るなんて夢を抱かなければ…」ってとことん病みそうなところよ
- 58二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:08:07
テントの中には、勘当された御曹司の生活には明らかに不要な贅沢品の数々があるんだよね
それはスレッタの安眠を助けるためのアロマキャンドルだったり、端末の中に大量に入った安眠用音楽だったり、彼女のために買ってきた質のいい枕と毛布だったりで
それ以外にも、コーヒー豆を入れていた場所が、いつの間にかスレッタ好みのココアの粉置き場になっていたり、スレッタの好きな甘味やミオリネが届けてくれるトマトの保管場所とかが増えてたりするんだ - 59二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:10:23
- 60二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:23:30
- 61二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:23:36
- 62二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:48:10
- 63二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 02:49:11
- 64二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 02:58:19
あ~見てえなあ!
やっとメンタルが回復してきた矢先に今度は戦闘でミスして本当にチュチュかグエルあたりを死なせて
本当にぶっ壊れちゃうスレッタが見てえなあ! - 65二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 03:02:58
- 66二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 03:04:09
- 67二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 03:08:58
- 68二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 06:22:38
10代の器じゃない
- 69二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 14:59:26
- 70二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 15:01:20
てか普通にパーティーでエラン(本物)あたりに出くわして真実を知るってのは本編でありそうな線だよね
- 71二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 15:33:17
- 72二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 15:38:08
宇宙で昭和教育やったのと兄として後継者として律して来た結果でしょうね
- 73二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 15:38:14
このレスは削除されています
- 74二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 15:39:55
スレッタにうれしい言葉と、とっても嬉しい言葉を数回かけてもらっただけでここまで強くなれるとか素質がすごいよ。でも彼女と出会わなければ父親と似たりよったりの男になったと考えると人って不思議だな。
- 75二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 16:09:59
一般グエスレ論になってしまうが、実際本編でも負けたら家追い出されるだろって決闘平然と受けてる辺りからして割と(良くも悪くもではあるが)メンタルおかしいのは確か
だから最初の3つの肩書きの内味方になるのを阻んでいた御三家御曹司も実質無くなった結果吹っ切れて仲間にならないかなというようなのはよく見る気がする
それはそれとしてこのスレのグエルはそれ以上にマジで常人には理解追いつかないくらいの覚悟決めてるのはわかる - 76二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 16:15:39
これグエル好きな人たちから見ればスレッタの話聞くと親と仲は良いから親元に返せよ見てられないよとなってそう
- 77二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 16:35:14
- 78二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 17:49:53
ここのグエルには、無事にスレッタを立ち直らせてミオリネのところに送り返したあと、絞り出すような声で「よかった……」って言いながら泣き笑いしてほしい
目を手で抑えて口元は笑ってるんだけど涙はとめどなく溢れてる感じで
スレッタが元気になったことを喜んでるんだけど
それはそれとしてやっぱり自分には靡いてくれなかった悔しさとかも内包してるんだろうなって視聴者に深読みされる感じで - 79二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:17:07
ミオリネや地球寮生と違ってスレッタが気遣わないでいい相手ってのは特にこのスレみたいな状況だと輝くんだよね
- 80二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:39:47
- 81二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:44:22
- 82二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:49:45
「この人が回復(復帰)するまでは…」ってのは共依存の入り口だぞ。
- 83二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 21:00:09
自分が好きになった人は死んでしまう(と思っている)のてで、絶対にグエルを好きにならないスレッタ概念
- 84二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 21:24:20
- 85二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 22:29:07
- 86二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 22:50:32
さむくてさむくてたまらない。
暗く、冷たい宇宙に、スーツも身につけないまま漂って、スレッタは泣いていた。
これは夢だ。毎晩見ている夢。四肢をもがれたファラクトの残骸のコックピットを開くと、顔のないエランが自分を見る。
知っていながら、スレッタは今夜もコックピットに手を伸ばす。
そして気づく。これはファラクトではない。ディランザ? いや、違う。ダリルバルデだ。嫌な予感がする。なのに、コクピットを開ける手は止まらない。中にいるのは……
「いやああああああああッ!!!!!!!」
もがくように暴れ出そうとした腕が囚われた感覚で目が覚めた。
視界に映るのはテントの骨組み。体の動きを制限するのは寝袋。
ようやく思い出す。血縁ではないからと面会を拒まれ、スレッタは迷子の子どものように泣きながら、グエルの気配を求めてテントに潜り込んだのだ。
テントにこもる、ぬるい空気と、今朝まで確かに元気だった男の匂い。それがまるで、彼の制服のジャケットに包まれたときのようで。
彼の寝袋で丸まって泣いているうち、疲れて眠ってしまったらしい。
「グエル、さん……」
横暴で、わけのわからない人。ちっとも好きじゃなかった。彼の死がイメージできなくて、怯えずにすんだから、ずっとそばにいた。
なのに今、さむくてさむくてたまらない。
あんなにそばにいた体温と自分の間に、名前のある関係の一つもなかったことが、信じられないほど寂しくて、虚しかった。
グエル瀕死の夜のスレッタ - 87二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 23:40:27
- 88二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:05:55
救いは無いんですか!?
- 89二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:06:20
最高です、ありがとう…
- 90二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:07:25
瀕死だから可能性はある
- 91二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:07:38
- 92二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:07:46
- 93二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:09:31
これで生きていてら、
好きにならければ死なないと思ったのに、どうして私の好きな人は死んじゃうんですか
に対して、
俺は生きていただろ。
お前のことが好きだからな
になるんですね。
なって - 94二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:13:50
生存することでスレッタの呪いを断ち切るグエルは真面目に本編でもみたいやつなんだ
- 95二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 00:35:18
- 96二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:28:27
大分精神が安定したところで、水星女を一度ミオリネのところに返すことにした。
――ようやく、もとの日常に戻った。寝床が他人の所有物で埋め尽くされてる以外は。
「コーヒーでも入れるか」
湯が沸くまでの間、アイツがここに転がり込んできた時を振り返る。
酷い有様だった。俺に光を見せた女は、恋した男に心を持っていかれた――彼岸の彼方へと。
夜が来る度泣き喚き、自分を傷付けなきゃ気が済まない。俺が抑えていなけりゃ、とっくに後を追って死んでたかもしれない。
そんな極限状態の中で俺を頼ってきたのは――少しだけ、嬉しかった。
「好きにならない。死んでも悲しくない。か……」
水星女の言葉はどれも真っすぐだ。祝詞も呪詛も、一切の偽りがない。あんな精神状態であっても。
その素直さが、体に受けたどんな傷よりも染み渡る。
「……いてぇな」
今日一杯目のコーヒーは、いつもより苦かった。 - 97二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:31:30
このレスは削除されています
- 98二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 06:26:07
グエルを大切にしている側からすればグエルを都合のいい男や理解のある彼くん(じゃない)にしているスレッタに面会させないのはそりゃそうよ。
- 99二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 14:12:25
- 100二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 16:17:26
SEED前半のキラたちみたいになってる...
- 101二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 16:22:48
ペイル社の件を知ったお母さんがスレッタをこの世の中に絶望させる筋書きを書いていて全ては自分以上に復讐心を養い何もかもを破壊させる為誘導していた
- 102二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 16:29:49
このスレのスレッタは絶望して復讐に走るんじゃなくて自責の念で潰れそうなんだけどお母さんからの接触はあるのかしら
ミオリネがいつもの野生の勘発揮して邪魔してくれそうだしグエルにも協力を仰ぐでしょ
- 103二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:03:38
- 104二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:29:21
――あんなのに負けません!
エアリアルが操る12のビットによる閃光は、瞬く間にマゼンタ色の機体の手足を切断する。
有無を言わさぬ力を前に達磨となったソレは、止めを刺せとばかりに頭を差し出しているかのようだ。
決着はついた。あとは角を折るだけ――。
サーベルを抜き、ゆっくりと前に進むエアリアル。「進めば二つ」という母からの言葉を胸に、また一歩と踏みしめる。
そして、勝利をもたらす剣は……
転がる達磨の胸を、貫いた。 - 105二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:35:01
これは1話if?どうか夢だと言ってくれ
- 106二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:39:03
- 107二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:41:49
- 108二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:41:50
- 109二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:48:48
- 110二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 17:50:10
>>86後時空な可能性もあるか
ミオリネ頑張れ貴方が頼りだ
- 111二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 18:04:04
- 112二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 18:14:16
- 113二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 18:15:50
描いたなコイツ!?
- 114二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 18:19:46
- 115二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 18:20:12
- 116二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:19:23
- 117二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:32:49
- 118二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:34:04
いやラブではないかもしれないけど大分歪んだライクになってると思うよスレッタさん…
- 119二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:36:22
- 120二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 19:37:50
貴方のこと全く好きじゃ無いので、絶対に死なないでくださいね!ってグエルに抱き着きながら笑顔で言うスレッタちゃん…
- 121二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:35:09
SSに上手く組み込めなかったグエルくんのモノローグ供養する
――――――
MSパイロットというものは、そして戦場というものはいつ別れが訪れてもおかしくない存在だ。
好きだから泣いてほしくない
好きだけど嫌われたい
泣かせたくないから突き放すことはできなくて、嫌われたいのに側にいることを許してしまう。
そんな矛盾を今日も解消出来ないでいる。
――――――
どうか俺を好きにならないでくれ
――ずっと貴方の側にいたいのです
いっそ嫌ってくれて構わない
――貴方を傷つける者は自分であれど許せないのです - 122二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:36:32
最終的には「俺は死なん。だから俺なら好きになって良い」「全然好きじゃないですから」くらいのやり取りをできるようになってほしい
もちろんグエルは生き残る - 123二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 23:50:50
ああ、やっぱりグエルさんは死なないんですね!
良かった!私はグエルさんのこと好きじゃないから!
……好きじゃないから
好き…じゃない、ですから…… - 124二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:23:42
- 125二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:49:12
このレスは削除されています
- 126二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:50:22
このレスは削除されています
- 127誤字があったので少し修正22/11/20(日) 01:11:45
大丈夫です。グエルさんは死にません。
だって、絶対に好きになんてなりませんから。
そう言って彼女はまた、今日も俺の手を握る。
その存在を確かめるように、何度も何度も。
それが習慣化したのは何時からだろうか。
一度だけその手を握り返したことがある。
強ばった彼女の手に、表情に、後悔がはしる。
しまったと思っても、もう遅い。
引き抜かれた手を掴み返す間もなく、「すいません。そろそろ授業が始まるのでいってきます」そう言い残して走り去ってしまった。
「あんた、あいつになにしたの」
その日、スレッタはミオリネの所に泊まったらしい。
「凄くうなされてたけど、あんたまさか変なことしてないでしょうね」
「なにもしてねえよ」
そう、していない。したとしても、好きでもない男から手を握り返されただけだ。
「そう……。ならいいけど」
何かを察したのか、ミオリネは納得したようだった。
「まあ、早くなんとかしてよ。……悔しいけど、私だけじゃあの子を支えてあげられないから」 - 128誤字があったので少し修正22/11/20(日) 01:14:23
その日の夕方、学校を終えたであろうスレッタがやって来た。
「あの……昨日は、すいませんでした」
気まずそうな、おどおどした姿に若干の苛立ちを覚えるが、それを無理矢理押さえ込む。
また、逃げられたらかなわない。
「気にするな。何時もやられたことをやり返しただけだ。俺のこと、別に好きじゃないんだろう?」
「はい……。グエルさんのことなんて……好きじゃありま……せん――」
「そうか……。じゃあ、お互い様だな。前にも言っただろう。俺も、お前のことなんか全然好きじゃねえよ」
その言葉を聞いて、彼女の安心した様な表情にチクリと小さく胸が痛む。
「コーヒを煎れたんだが飲むか?」
「はい!グエルさんのことは全然好きじゃないですけど、グエルさんの煎れるコーヒーは好きです」
嬉しそうにコーヒーを飲む姿に、少しだけ頬が緩む。
好きにならない。
好きだと言わない。
それで彼女が笑ってくれるなら。
これで彼女が救われるのなら。
この苦味は、きっとコーヒーのせいだろう。
駄文失礼します
問題あったら消してください
- 129二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:17:23
- 130誤字があったので少し修正22/11/20(日) 01:33:53
- 131二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:43:00
このレスは削除されています
- 132二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 07:20:47
ミオリネがスレッタ≫グエルでも根が優しすぎる彼女はいくらなんでもと悩む段階にいきそう
- 133二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 13:35:13
保守
- 134二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:13:26
本編が辛すぎて癒やしを求めてきました
- 135二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:15:56
- 136二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:37:52
- 137二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:38:58
スレッタちゃんが辛いときにちゃんとカバーしてくれる騎士グエルくんを求めてるんだ
- 138二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:48:57
なんだろうな、ここまでやってもなんやかんや死なないんだろうなコイツ…
- 139二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:59:25
- 140二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 22:02:35
- 141二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 02:21:20
本当に本編でも来そうなお辛さをだすのは俺に効く
- 142二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 06:53:35
保守
- 143二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 07:00:34
- 144二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 17:16:04
- 145二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 22:26:23
目の前にエランさんのファラクトが映る。これは夢だ。
だけどそのファラクトには四肢がある。いつも見るような、恐ろしいエランさんがいる夢じゃない。なら夢でもいいから、助けたい。そんなことを思ってエアリアルを前に進める。
「やっぱり意地の悪い奴じゃないか、スレッタ・マーキュリー……!!」
エランさんの声が聞こえる。でも、その声はエアリアルから降りた時の声よりも遥かに憎悪に満ちている。比べ物にならないほどの、殺気。
「自分で何考えてんのかわかんないのに、お前のこと教えてほしいだってよ?あいつ底なしの馬鹿だろ、なあ俺?」
また声が聞こえる。今度は、本物だと言ったあの人の声。私を見下し、嘲る声。どこにいるかはわからない。
「そんな程度の半端な思いで、僕に踏み込んできたんだ。結局君も、僕オレが憎むもの、君が憎むものと同じ程度の存在でしかないんだ。……もう興味はない。」
興味はない、エランさんの一言で私は怯んだ。
いや、これは本当にエランさんの声だったのか。あの人の声じゃなかったのか。それすら分からない自分が嫌になり、操縦桿にかけた手が緩む。
その時ファラクトのガンビットがエアリアルを拘束した。ライフルの銃口が、赤い蔑視がこちらを向く。そっか、私これから──
光が私を突き刺して──
目を覚まして、飛び起きる。
でも身体が動くのはそこまでで、後はただ謝ることしかできなかった。
隣にいた人を傷付けなくて、よかったと思った。 - 146二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 22:30:07
- 147二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 23:38:20
『本物』と出会って、スレッタ・マーキュリーの行動に変化が生じた。
夢にうなされるのは変わらない。だが暴れなくなった。目を覚まして、錯乱して身体を振り回し、心の底から恐怖を声に吐き出すことがなくなった。
その代わりに、ずっと何かを呟くようになった。動きもせず、ただただ「ごめんなさい」と言い続けて誰か──十中八九エランだろう──に詫びたり、自分を卑下したりする。そして俺が呼びかけて落ち着くと必ず「傷つけないでよかった」と安堵の表情を浮かべる。
身体の中のものを吐き出せるのなら、頬を打たれても腹を殴られても頭を蹴られても耐えてみせる。でも今は、あいつの中でそれが渦巻くだけになっている。吐き出し方を忘れ、ただ彼女の身体を蝕み、縛り上げる。それをどうにかする方法を、そして資格を俺は持たない。だからってミオリネにこれを任せるわけにはいかない。
……思えば俺は、なんでこんなことをしているんだろう。あいつのことなど、なんでも、なんでもないはずなのに。
憐れみか、あるいは善意か。いいや、そんなものじゃない。分かるわけがない。分かってしまえば、この関係は終わるんだ。
2文字を押し殺せばいいだけなら、安いもんだ。 - 148二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 02:27:59
色々辛いので、深夜テンションで書き上げた少し回復してきているスレッタを投稿
「おいスレッタ」
「なんですか?グエルさん」
「重い」
「えー、別に良いじゃないですか。私とグエルさんの仲ですし」
そう言って、彼女は合わせた背中にさらにもたれ掛かる。
「俺は背もたれじゃないんだが?」
「グエルさんの背中は大きいから、もたれ掛かるのにちょうど良いんですよ」
「はぁ。あと、5分だけだぞ」
はーい。と返事をするスレッタの声は、何処か嬉しげだ。
最近、彼女の顔に笑顔が戻ってきた。
例の会場での出来事や、会社のこと。何よりエラン。彼のことがあり、一時期はあの時以上に荒れていたが、今では収まってきている。
悔しいことだが、本当のエランだと名乗る彼と出会い、交流を重ねることにより、スレッタの中で少しずつ向き合うことができたのだろう。
「お前、エランのことはまだ好きか?」
ふと溢れた言葉に後悔をする。聞いて、何になるというのだろうか。
「はい……好きです。きっと、これから先も、この思いを忘れることは無いと思います」
「そうか」
胸がチクリと痛む。それだけ、彼の存在は彼女の中で大きいということなのだろう。
「ありがとうございます」
「なにがだ」
「そう思えるようになったのも、あなたや、ミオリネさん。みんなが支えてくれたおかげですから」
「そうか。……ちゃんと他のやつらにも伝えろよ。心配している」
「はい」
あなたを好きにならないでよかった。
小さく囁かれた言葉に、またチクリと胸が痛む。
「グエルさん。ずっと好きになりません。だから――」
「スレッタ俺は」
自分でも分からない何かを言いかけ、背中の重みが強くなったことに気がつく。
どうやら、そのまま眠ってしまったようだ。 - 149二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 02:28:24
「好きにならない。か」
眠っている彼女に上着をかけ、目蓋にかかった髪を払う。
穏やかな寝顔を見れるようになってどれくらいたっただろうか。
まだ時折うなされることもあるが、時期にそれも無くなるだろう。
いつまでこの関係が続くのか分からない。
それこそ卒業してしまえば、会うことはほとんど無くなってしまうかもしれない。
今だけしか共にいられないのかもしれない。
それでも
押さえていた感情が、押さえきれなくなっていることに気がつく。
でもそれは、彼女を傷つけることになる。
自分が好意を持った相手が、好意を持ってくれた相手が、いなくなる。
それは、彼女の中で深い傷になっている。
それでも、この想いに蓋をできないのであれば、約束すればいい。
誓えばいい。
そうすれば、例え想いが通じあえなくても彼女はまた前を向いて歩いていけるだろう。
俺は死なない。
だから
「お前を好きになってもいいだろう」
きっと、この言葉は彼女に届かない。そう願った。
- 150二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 08:20:11
見てて胸が苦しくなってくるのに、このスレに集まる素敵なSSを読む手が止まらないよぉ…
- 151二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 15:24:08
保守
- 152二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 19:08:24
- 153二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 19:12:15
正直本編も精神崩壊一歩手前までいくんじゃねーかという懸念がある
- 154二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 20:43:06
「わたしはグエルさんのことなんか全然好きじゃありませんからね!
本当ですよ!全くもって完全に私はグエルさんのことが好きじゃありません!」
「そうだな……俺もお前のことが全然好きじゃないんだ」
「ミオミオー、パパとママがまたイチャイチャしてるー」
こういう結果になるかもしれんぞ
- 155二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 21:07:18
- 156二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 21:13:15
そわそわしているグエルとキョロキョロしているスレッタか
- 157二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 22:12:46
- 158二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:20:31
もうこのグエルはとっくに恋から愛に成長させているよね
- 159二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 00:05:16
「俺はお前のことが好きじゃねえ。……愛してるんだ」
青年の逞しい腕が彼女を強く抱き締める。
「約束する。だから……お前の傍にいさせてくれ」
自暴自棄になって戦い、怪我も無く勝ったはいいものの、一歩間違えば死んでいたかもしれないスレッタにすがり付くように抱き締めるグエル概念
たぶん、死んだら伝えられなくなると思ったのもあるかも - 160二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:18:44
――アイツの首を絞める夢を見た。
「そんなにエランが好きならよぉ……俺が送ってやるよ!」
体が、口が、勝手に動く。俺の意思とは無関係に。
アイツは全く抵抗しない。ただこちらを凝視して、虫の鳴く声を漏らすばかり。
「散々俺を振り回しておいて!俺をその気にさせておいて!好きじゃないなんてよくも言えたなァ!?」
力が篭る。怒りが篭る。悲しみが篭る。
「いつまでも悲劇のヒロインぶりやがって!お前だけが不幸を背負ってる訳じゃねぇんだぞ!」
やめろ……それ以上言うな!戻れなくなる!
「エラ……さ…ん」
首が折れる音で目が覚めた。 - 161二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:28:24
ガチめに泣いてしまうけどこういう展開も大好き
- 162二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:28:26
このレスは削除されています
- 163二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:30:23
- 164二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:30:37
自分は彼女が好きなのに、その好きな子は既に死んだ別の男に心を文字通り奪われたんだ
しかもそんな女の子が自分を頼って来てるんだ
そしてその子からあなたを好きにならないと断言されてるんだ
そりゃ壊れる - 165二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:32:22
精神が壊れた状態で壊れた子に接せると最悪の結果を起こすから無理だと思ったら離れるのは正解だわ。
- 166二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 02:41:29
それでも……それでもっ……!
わずかな幸せがあってもいいじゃないか……っ! - 167二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 03:51:09
光ルートだとこの後本当にグエルが一切会わなくなってそこそこ長い時間が経って
戦闘で絶対絶命で意識も朦朧としたグエルが(最後に一目でいいからあいつが見たいな)とぼんやり思ってたらエアリアルが猛然と敵を蹴散らしながらやってきて
「ごめんなさい!もう少しだけ待ってて、グエルさん!!」
「はは…本当に見れた…」
と心底嬉しそうな顔しながら意識を手放す感じで(生きてる)
スレッタはグエルやミオリネを守りたいと奮起し、グエルは生きてる内にもっとスレッタを見ていたいと再認識して仲直り
なお、恋仲にはなれずスレッタの認識ではここに至ってようやく友達になる - 168二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 08:03:59
いくら初対面とかでやらかしたとしてもここでようやく友達は亀の歩みだな
- 169二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:10:53
「ミオリネさん、す」
「……駄目。私じゃない」
GUND-ARM──ガンダムを巡る争いの全てが終わって、少しくらいは休んでも良いよねとゆっくりしていたある日。
スレッタが私の部屋に入ってきて、キョロキョロして、モジモジして、ようやく落ち着いたと思ったら真っ直ぐこっちを向いてきて。何を言いたいかなどすぐにわかった。
スレッタがそう思ってくれているのは嬉しい。エランの想いにはあの子なりのケジメをつけて、自分の枷を振り払って、他人にそう言えるようになったのも喜ばしい。……でも、彼女が先にそれを伝えなければいけない相手がいるはずだ。だから思わず手で口を塞いでしまった。
「あんたがここまで戦えたの、なんでか分かる?」
「それはもちろんミオリネさんや皆が助けてくれたからで……」
「それはそうね、でもそれだけじゃあんたは戦えなかったはずよ。……エランのことを振り切れなかった。」
「でも私がちゃんと前を向けた時にも、一緒にいたのはミオリネさんでした。だから」
「くどい!私が言ってんのは、あんたが一番辛かった時に支えてたのは誰かってこと!……それは私じゃない。」
考えると本当に酷な事を任せたものだ。それでもアイツは耐えていた。それに甘えていた。
アイツだって人間だ。だからある時限界が来たのだろう。何か過ちを犯す前に、アイツはスレッタとの歪な関係を終わらせた。あの時はそれも分からず、私はなんて無責任だと思ったことか。
「……わかりません。私があの人に、どう思ってるのか。あの人が私にどう思ってるのか。」
「あんたって本当に鈍感ね……いや、あの時の記憶しかないなら無理もないか。アイツはね、あんたを苦しませないために色んなものを我慢して、付き添ってくれてたの。正直に言ったらあんたの拠り所がなくなるからってね。」
しばらく離れてはいた。その時から既にスレッタは錯乱して暴れるようなことはなかった。そのタイミングで引き継げたのは幸運か、もしくはアイツの気遣いか。
そうやって距離が開いてたのに、あの時のアイツは命を顧みずスレッタのために戦い、そしてスレッタもアイツのために……
「落ち着いて考えて。口でどう言っても……好きでもない奴のために、あそこまでできると思う?口でどう言おうとアイツはあんたが好きだった。そしてあんたも、私や皆が止めてもアイツを助けに行った。……それが答えじゃない?」 - 1701/222/11/23(水) 11:18:30
うつらうつらと船を漕ぐスレッタの手からマグを取る。中身が少し残っていた。毎夜のように悪夢を見て飛び起きる彼女は当然睡眠不足で、学業に支障が出ないよう昼寝をさせるようにしている。最初こそ夢を見たくない寝たくないと散々駄々をこねていたが、いい加減身体が持たないのか最近は寝落ちることが増えた。次はハンモックでも用意して自主的に仮眠を取らせるか、そもそも夜に眠れるよう睡眠剤でも用意させるべきかと思考を巡らせる。後者を採用するならミオリネへの相談も必要だ。頭の中で大雑把に段取りを整理しながら、スレッタを眺める。少し眉間にシワが寄っているがいたって穏やかな寝顔だ。つられてこちらも眠くなるような穏やかさ。ずっとこの平穏が続けばいいのに……
ずっと、続くべきではないと本当はわかっている。
彼女は早く『彼(あいつ)』との別れに決着をつけて、ミオリネの元へ帰るべきだ。ここは傷を癒やすためだけの仮住まいで、彼女には帰るべき場所がある。
なのに万が一にも自分に情が移ってしまったなら…なんてことを考えずにはいられない。その時はきっと思いが通じ合った嬉しさの影に仄暗い喜びが滲むのだろう。彼女の心にずっと残る傷になれるかもしれない、なんて。
それは駄目だと理性が俺を引き止める。
なぜ彼女の世話を引き受けたのかを思い出せ。憔悴する彼女を放っておけなかったから。なにより、彼女には笑っていてほしかったんだろう? たとえその顔が自分には向けられないものだとしても。ただ、しあわせになってほしいんだろう?
彼女を守る騎士を気取るなら最後まで役目を全うするべきだ。
惚れた女が手の届く距離にいて、心に空いた穴を埋めようとしているんだ。ほんの少しぐらい潜り込ませてもらったってバチは当たらないだろう。欲望はニヤケ顔で手招きしている。
「好きにならない」から「都合がいい」んだ。せっかくの立場を手放すようなことはするべきじゃない。理性は必死に俺を諭した。 - 1712/222/11/23(水) 11:18:57
やれやれ仮眠のために目を閉じたのに欲望と理性が取っ組み合いを始めてしまった。これではとても休めそうにない。
スッと目線を横にやれば、スレッタのほうは先程と変わらない様子だった。いや、船を漕ぐ角度が大きくなっている。このままでは机に頭をぶつけてしまうだろう。急いで上着を丸めて枕とし、揺れる頭を軟着陸させた。体勢を変えたことで目を覚ますことはなかったが、楽な姿勢とは言い難い。寝床を整えスレッタをそこへ運ぶ。横抱きにした身体は細くて軽くて、あどけない寝顔とともに庇護欲をそそる。すぅと心のなかに渦巻いていた欲望が萎むのを感じた。ちょうどいいので箱の中に閉じ込めて鍵をかけてしまう。
今はこれでいい。今は、まだ――
- 172二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:24:28
スレッタはただ黙って考え込んでいた。あの時は歪な関係に堕ちて、まともに自分達の気持ちを考えることなんてできなかったはずだ。でも今ならはっきり伝えられるはず。……なんで私は、自分の失恋の手伝いをしているんだろう。
「いい?ああまで尽くした奴にまだ訳分かんないとか言ってたら私が許さないから!ちゃんと伝えてきなさい!その結果どうなるかはあんたの勝手!前も言ったでしょ、私は理解ある花嫁だって!」
自分で言ったけど、花嫁の範疇を超えている。……思えば、あの一度の浮気を許さなければスレッタがああも壊れてしまうことも、あの歪な関係も、今も、何もなかったのだろう。また同じ過ちを繰り返そうとしている。何が理解だ。
そういうところで素直になってしまう自分がもどかしい。状況を利用してやれば違う関係もあり得たのに。
「別に、アイツと添い遂げろとかそういうこと言ってるわけじゃないから。ただあんたはアイツにまず感謝を伝えなきゃ失礼なの。そしてあんたの想いを伝える。今は訳分かんないとか悪く思ってるわけじゃないでしょ?友達でもなんでも、まともな関係になりなさいってだけ。……あんたの想いと、その結果がどうなっても私は受け止めるってだけ。」
だからせめて、予防線は張った。あの子が本当に私を好きなら拒まないという意思表示。そして同時にどうなろうと許すと宣言してしまった。歯止めは効かない。
「あいつ、今は怪我の静養中でこのフロントにいるけど、いつ出ていくか分からないから。行くなら早めに行きなさい。なんなら今。」
「……ありがとうございます、ミオリネさん。行ってきますね。」
スレッタの背中を見送る。口を塞いだ手に残った、唇の感触が今になって蘇る。……言わせるだけ言わせればよかったか、なんて残念な気持ちもあった。でもそんなずるいことをすれば、私は胸を張ってスレッタの隣に立てない。
馬鹿なことをしている自覚はある。でもしなきゃ自分の気が済まない。……これはそんな馬鹿な自分が笑えるだけだ。
そう思って、心から溢れたものをそっと拭った。
みたいな戦後エンド……どちらに転んでも良いものとする
- 173二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:31:59
- 174二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:35:43
- 175二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 16:16:26
スレッタがムニャムニャと寝言を言うのは珍しい。寝言を言うほど眠りが浅いときは間もなく暴れだすからだ。
「…エルさ……、…ないで……さいね……」
これはあのときのやりとりか。
死なないでと頼まれて、死なないと応えた。好きにならないと言われて、こちらも同じだと返した。
全部嘘だ。お前にとって「都合がいい俺」を演じるための嘘。
俺はいざとなればお前のために命を差し出すことを躊躇わないだろうし、もうとっくの昔に好きになっているんだ。
今ならまだ間に合うから。俺が、この想いが、お前を傷つけてしまう前に。
――――どうか俺を嫌ってくれ
最後の嫌ってくれは口に出したつもり無いけど口に出てて
実はスレッタに聞かれてたりすると個人的には滾るものがある
- 176二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 00:27:06
やっぱりミオミオは格好いい
- 177二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 06:36:41
保守
- 178二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 14:44:47
- 179二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 18:58:34
- 180二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 19:55:25
安定のキャラ崩壊してます
前回のSSの後の話です
回復させたスレッタを曇らせています。ごめんなさい
誰かの優しい声が聞こえた気がした
「よお。ようやく起きたか」
目を開くと、見知った顔が目の前に広がる。
「うわぁ!!」
「ぐっ!」
驚いた拍子にに起き上がったせいか、彼の顔に頭をぶつけてしまった。
「……いきなり起き上がるな」
「すみません……」
僅かに赤くなった鼻をさする彼に頭をさげると同時に、体にかけられた上着に気がつく。
「もしかして、寝てました?」
「30分ほどな。門限は大丈夫か?」
「は!そうでした。そろそろ戻ります」
「そうか。気をつけろよ」
「はい。おじゃましました」
テントを出て、夕日に照らされた道を駆け足で寮まで向かう。
あの時のように、寮で過ごせるようになったのも、彼やみんなが支えてくれたおかげだ。
「好きになってもいいか、か」
夢の中で聞こえた言葉に頬が熱くなる。
しかし、すぐに胸の中に冷たい物が広がる。
なにを夢見ているんだ。
自分がどんな存在なのか忘れたのか。
好きにならないと思ったから、彼を頼った。
いや、利用したんだ。
- 181二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 19:56:21
罪悪感に胸が締め付けられる。
こんな思いをするくらいなら頼らなければよかった。
いつしか彼と過ごす時間が安らぎとなっていた。
だから、あんな夢を見たんだ。
嬉しいと思ってしまった。
目覚めた時に彼の顔を見て、夢でなければ良かったのにと思ってしまった。
「好きにならない」
自分に言い聞かせる。
「好きにならない」
また、大切な人がいなくならないように。
「すきに……」
言葉が詰まる。
吐き出したいのに吐き出せない。
代わりに、嗚咽が、涙が止まらない。
早く泣き止まないと、みんなが心配してしまう。
立ち止まった足下に、幾つかの水滴が落ちる。
でも、彼も言っていたじゃないか。
好きじゃない。好きにならない。って。
なら、安心だ。こんな自分勝手な人間よりも、彼には相応しい人が沢山いる。
彼を利用するんじゃなく、寄り添い、一緒に歩いてくれるような。
だから、早く泣き止まないと
- 182二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:04:46
私は、その日もグエルさんと一緒にテントで暮らしていた。穏やかな自然の中、温かいココアを飲みながら、何でもない話をして……それで……
「グエルさん、死なないでくださいね。私もグエルさんを■■になりませんから」
――それで……
「その点あなたは安心します。なんか■ななさそうだし、仮に■んじゃってもあんまり■しくなりませんし」
何を言った?
「あ、いたいた。グエルさん」
やって来たのは……私?
その手に持っていたのは――。
パンッ
「……え?」
乾いた発砲音が一つ。私そっくりな彼女が構えた銃口の先には――頭を撃ち抜かれたグエルさんが倒れていた。 - 183二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:05:30
????
- 184二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:05:38
「帰りましょう」
茫然とする私の手を無理やり引っ張っていく。倒れ伏すグエルさんに目もくれず、私は私を引き連れながら無常に吐き捨てる。
「な な なに……してるんですか……?」
「だって、もうエランさんの死を克服したんですから用済みでしょ」
言ってる意味が分からない。
「ぐぐぐ、グエルさんを……殺したんですか?どうして……?」
「私が言ったんじゃないですか」
グエルさんは死ななさそう
死んでもあまり悲しくない
好きじゃない
「あ……」
思い出した。全部自分があの人に放った言葉だ。
「それに私、“自分が好きになった人は死ぬ”ってずっと思ってたんですよ?なら好きでもないグエルさんは生きてますよ、きっと!」
よしんば死んでも、悲しくもなんともないでしょ?
だからあの男を利用した――違うか、スレッタ・マーキュリー
「……そん、な」 - 185二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:06:59
- 186二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:08:58
スレが終盤に差し掛かるに連れてどんどん不穏なネタが増えてきてるの怖い……
- 187二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:12:11
このレスは削除されています
- 188二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:12:20
- 189二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 21:21:41
- 190180~181の続きです1/222/11/24(木) 21:57:46
ありがとうございます
前のコメントを消してしまったので証明が難しいですが、180~181です
一応の完成はしたので投下したいと思います
文章崩れていてごめんなさい
「おい、大丈夫か?」
聞き慣れた声に体が強ばる。今、一番聞きたくない声だ。
「大丈夫です。なんでもありません。そろそろ時間なんで行きますね」
声は震えていなかっただろうか。
なのに彼は再び歩き出そうとした私の腕を掴み、無理矢理振り向かせる。
「っ」
見られてしまった。
「何があった」
「目にゴミが入っただけです。気にしないで下さい」
険しい彼の表情から目から逃げるように、顔を背ける。
「できるわけないだろう。……また、思い出したのか」
「違います」
「じゃあ、なんで」
「グエルさんには関係ありません!」
掴まれた腕を振り払う。
「すいません。いきなり大きな声をだしちゃって。でも、本当に大丈夫なんです。大丈夫ですから」
気がつきたくなかった。
微かに芽生えたこの思いに。
「そうか。じゃあ、大丈夫になるまで貸してやる」
そう言って彼は私を引き寄せて、胸に抱きしめる。
幼い子供をあやすように、何度も優しく頭をなでながら。
「大丈夫だ。俺やミオリネ。みんながいる。誰も、お前を一人になんかしない」
だから、大丈夫だ。
- 191180~181の続きです2/222/11/24(木) 21:59:02
- 192二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:36:19
- 193二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:37:57
自責が終わったと思ったらまた別の自責始めてるよこのたぬき・・・
- 194二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:38:52
- 195二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:45:11
- 196二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:47:47
- 197二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 22:59:39
ちなみにグエルくんが追いかけてきた理由は、学校敷地内とはいえ暗くなってきたしやっぱり危ないし心配だから。です
- 198122/11/24(木) 23:10:42
すみません、スレ建てた者です
まさかこんなに盛り上がるとは思ってもみず、嬉しい限りでございます
因みに画像付きで不穏なこと書いてるものの大体は私です
>>188からの着地点を制作しておりましたが完走しそうなので次スレ建ててきます
- 199122/11/24(木) 23:13:39
- 200二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 23:15:12
ありがとう!次スレでもよろしくお願いします