- 1二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:27:33
- 2二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:33:34
TFいいよね・・・
- 3二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:34:21
俺はTFが好きだけどそれはそうとしてかわいそうなのは抜けないんだ…
- 4二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:38:05
(可哀想なのは抜けないけど状態変化系は可哀想なほど捗る節がある)
- 5二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:39:49
能力を使っていくとガストレア化していくブラブレみたいな感じか
- 6二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:39:59
一本の木に七つ実がなった茄子食べさせてやれん?
- 7二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:42:00
覚悟を決めてるからかわいそうじゃない
よってイケる - 8二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:44:27
知能とかどうなるんだ?
そこが気になるんだが - 9二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:48:47
知能は退化して、かつての親友、両親もうっすら覚えてるぐらいの方がよりその"覚悟"が重くなるのでそっちの方がおいしいと思います(個人の感想)
- 10二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:49:35
どう変わっていくんだ?
- 11二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:58:29
徐々にウマ要素が強くなってある日、カフカの変身みたいに変わってしまうとか?
- 12二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:58:59
私、こんなになっちゃった...
- 13二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:09:50
馬の姿に変われば変わるほど自分の求めていた先頭の景色にも近づいている事を本能で感じ取り
周囲の反対を押し切って最終レースと定めた天皇賞秋を驚異的な速度で走り制覇
ゴール板を駆け抜けたのち完全に馬の姿と化しながらも満足気にトレーナーの下に駆け寄っていき
唯一の理解者と共に1人と1頭でどこかへ立ち去っていくスズカはいます - 14二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:10:43
アルジャーノンに花束をのラストみたいになるのか
- 15二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:21:21
- 16二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:21:49
走りたい、勝ちたいというウマ娘の基本的な欲求と理性との間で板挟みになる感じが素晴らしいと思いました
- 17二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:26:42
- 18二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:44:16
こんなん一生の呪いじゃん……
- 19二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:48:08
この頃にはだいぶ進行してて代筆してもらってそう
- 20二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:53:01
状態変化、常識改変、精神汚染etc…
素晴らしい性癖だとは思いませんか - 21二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:53:15
お願いだ...どうかこれ以上走らないでくれ...
- 22二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:00:10
トレーナーとして優秀であればあるほど教え子が異形になっていくわけか……
- 23二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:00:17
「狐笛のかなた」みたいだな
- 24二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:04:44
トレーナーもガンギマリじゃないと無理だよなこれ
心が弱いというか常人は、いくらウマ娘側に覚悟があっても耐えられなくなって引き留めようとしそう - 25二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:06:13
手が蹄になって物も握れなくなりルームメイトに色々お世話してもらう姿想像したらなんか興奮する
- 26二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:06:21
馬になってもトレーナーや仲の良かったウマ娘にすりすりしてきたりするといいよね
人でなしになっても怪物になるでもなくただただ普通の動物になるというのがいい - 27二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:09:14
寧ろ自分の愛する担当の背に乗って一緒に走れるようになると考えれば、完全に馬になったとしても良いんじゃないんですかね。
- 28二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:11:16
泣きゲーかな? 鬱ゲーかもしれんが
- 29二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:13:16
仮に自分がトレーナーの立場だとしたらもう何まで見たくない。って思うなぁ…自分は辛いと思ってるけど担当していた子は逆で楽しそうに走り回ってるのを見て更にメンタルがやられそう。
- 30二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:15:25
よく見たら一部が馬になってる職員とかもいたりするのか
- 31二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:15:30
ベテラントレーナーが何回もこの景色を見てきたことに胸が震えるし
新人の有力なウマ娘がそのトレーナーのもとに従事してきたことに涙がでるよね
彼女はもう、走ることしか考えられなくなる - 32二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:20:07
なんというかその
かつてない"刺さり"を感じますね
上でも言われてるけど怪物でも機械でもなくただの一頭の動物になるのがいい - 33二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:21:54
他のウマ娘たちはわー○○ちゃん馬になっても可愛いーとかワイワイやってそう 一人涙を流すトレーナー
- 34二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:22:47
「あなたの墓標の背に乗って」みたいなタイトル付けたい
- 35二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:29:47
「例え止められても私は走り続けたい」
「先頭の景色を見続けていたいから」
「そしてトレーナーさんを背中に乗せて」
「今度は一緒にこの景色を見たいんです」
「だから私が完全に『馬』になったら」
「私の背中に乗ってくれませんか?」 - 36二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:30:35
馬になってからの居場所も事前に指定できると良いなと思った
北海道の静かな牧場で過ごしたいのか、気軽に会える観光牧場みたいな場所で過ごしたいのか、みたいな - 37二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:33:11
馬になった子は皆牝馬になるのかなそれとも
右耳飾りの子は牡馬になるのかな? - 38二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:42:49
生徒会とかはなんとか走りたい欲求を抑えてそう
- 39二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:54:36
牡馬牝馬分かれるのもアリだけど生殖能力あったらややこしくなりそうだな・・・
- 40二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:03:27
ウマ娘が馬となった後も心を通わせその背に乗る人の事を通称ジョッキーと呼ぶ
アメリカジョッキークラブカップとはジョッキーによって設立された組合が行っているこの変異病とそれに寄り添う人々を広く周知していく活動の一貫として設立された重賞である - 41二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:06:08
狛村隊長かな?
- 42二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:27:13
このレスは削除されています
- 43二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:34:58
勝てなくても、人の姿じゃなくなっても高知競馬場のために走り続けるハルウララ概念はある
- 44二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:39:20
この光景が国民的コンテンツとして成り立ってるってあの世界の住人はとんでもない趣味してるな
女の子が謎の四足動物になっていく姿目当てに5~6桁の人間が詰めかけてくるんだろう? - 45二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:40:24
- 46二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:42:09
月刊トゥインクルには「次に動物になりそうなウマ娘特集」とか載ってるんか?
音無さんはそれにすばらしぃぃぃぃぃですって言ってるの……? - 47二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:42:55
馬でシコれ
- 48二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:44:20
トレセン学園は美少女を四足歩行動物にするために設立された学園だった……?
- 49二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:46:46
この国では年若い女性のことを娘って呼ぶんだろう?
だったらやがて馬になる君たちのことは
────ウマ娘と呼ぶべきだよね - 50二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:49:13
大勢の観客がいるのに、エグイことが起きても止めもしないし疑問も呈さないって構図が消さ天みたい
- 51二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:50:38
残酷過ぎる…せめてデジモンみたいにスライドエボリューション出来る世界線だったらなぁ…
- 52二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:51:18
馬の知能を舐めすぎだろ。個体の判別くらいはついてるぞ
- 53二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:53:32
「走れば走るほど~」だったら、それを箱推してる奴ら何なのってなるので
ある日パンデミックが発生して走ろうが走るまいが馬になることを止められなくなって
最期までレースをするか日々を穏やかに過ごすか各々選ぶというのはどうだろう - 54二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:58:23
ライトハローさんはウマ娘が馬になるイベント~つってチケット売り捌いてるってこと?
- 55122/12/16(金) 00:01:55
その当たり細かいこともあるけど背負いし業が好きなので設定は変えません
- 56二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:05:35
つまりあの世界のヒトミミ族は、女の子たちが四つ足の知らない動物に変わるのを見たいがためにわざわざレース場にひしめき合ってるんだな……
- 57二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:07:11
奇病なので発症率は物凄く低いし早期に分かればほぼウマ娘のまま暮らせるくらいなんだろう
それでも極一部のウマ娘は走る事から離れられずに自分の身が獣に変じていくのを承知で残りの人生を走り抜けてしまうんだ - 58二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:07:56
- 59二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:08:26
脳科学がかなり進みそうだなあ
知能を補填するチップを入れるかどうかみたいな選択をする時代が来るかもしれない - 60二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:08:34
人気投票、どんな顔して入れてるんだろう
グレードの高いレースのウイニングライブは高確率でセンターが馬になって中止になりそう - 61二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:12:42
タキオンのこれまで考えてきた事が色々と変わっていってそう。でも行き着く先は変わらないままだと良いな。
- 62二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:22:53
プランBのタキオンは馬になることを承知でカフェを速くしていたということに
- 63二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:24:49
- 64二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:27:39
カイチョ-の考える全てのウマ娘の幸福とは一体……
まさか、速くなった末に馬になった方がマシな世界観なのか? - 65二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:39:58
トレセン学園を去って
一般社会で働き社会に揉まれ、人間関係で疲弊した未勝利ウマ娘が
かつての友人が馬になって、人にお世話されてのんびり暮らしてる様を妬んでしまう - 66二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:40:19
- 67二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 01:05:49
ウワーッ!えっち!
- 68二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 01:16:44
- 69二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 01:20:27
アヤベさんはむしろ発症してもそれでもあの子の分まで走り続けると言って変異し切って実馬と同じく早々に旅立ってしまう側になりそう
- 70二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 01:33:12
(何で触発されたみたいにSS書き2人目が出てきてるんだ…)
- 71二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 01:43:22
(言えない…馬になった時、元ネタが牡馬だったウマ娘はハロン棒が生えてくるのかそればっかり気になるなんて…)
- 72二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 06:31:14
あのよおスレの路線とは違うかも知れねえけどよ
もしウマ娘世界にやってきた名ジョッキーがトレーナーとしてかつての相棒とレースを駆け抜けてく中で、この奇病でかつての姿に戻ってく様子を見るとどんな感じなんだろうなって思っちまうんだよな… - 73二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 07:23:27
エッッッッ!!!
- 74二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 07:35:47
何で抜き前提なんですかね
- 75二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 07:38:49
「駄目だ〇〇!行かないでくれ!!」
(トレーナーさん…願わくば姿が変わっても、ずっと傍に―――)バキッバキッ
「……あ…ああっ…」 - 76二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 07:45:36
理事長は学園にポケットマネーを相当突っ込んでたはずだが、そこまでしてウマ娘を馬にしたいのか?
あと理子ちゃんが荒んでた理由、これ前の担当バが転倒したからじゃなくて馬になったからなのか? - 77二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:18:00
ダートウマ娘達は現役が長いしレース数も多くなるけどそこもまた関わってきそう。
- 78二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:33:02
走るために最適化した進化をするみたいだねえ!実に興味深い!って叫びながらプランBの研究成果をモルモット君に押し付けて本能のままに駆けるだけの存在になるタキオン……完全に変化する瞬間にだけ人の身への名残惜しさを感じて一筋だけ涙を落とす
- 79二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:33:44
最終的に馬になることが名誉で幸福なこととされている世界で、ただ一人「もっとこの子と話していたい」という願いを担当に抱いてしまったトレーナー……
- 80二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:41:12
笛吹きのSSにそれに近い作品あるけど
知性が段階的に下がっていく様はそのキャラクターに思い入れなくても虚しくなってくるよ - 81二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 09:01:42
ウマソウルに身も心も浸食されていくみたいな感じだったら
完全に馬になってしまい性格もライオン丸となり他者を威圧するシンボリルドルフを見てこれが皇帝のあるべき姿だ!と言いながらも大好きだったルナちゃんはもういなくなってしまったという事実を少しずつ感じながら陰を落とすシリウス概念 - 82二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 09:22:22
走ることに一生を捧げるために馬になったのに
故障で一生走れなくなる娘も出てくるだろうことを考えると
俺は辛い耐えられない - 83二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:15:15
変異するのをウマ娘自身が喜々として受け入れているのでもいいしもちろん怯えているのもいい
- 84二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:35:54
あっ異常性癖者の社交場はここすか?
- 85二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:36:40
もう自分のことは忘れてしまっただろう、自分も馬になった彼女を放牧地で見分けられるだろうか……と思いつつも覚悟を決めて引退後のゴルシが暮らす牧場に会いに行ったら、なんか見覚えのある芦毛が全力の変顔で出迎えてくれたら泣き笑いする
- 86二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:47:17
認知症連想してつらくなるんだわ
- 87二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 15:25:05
奇病ではあるが騎馬民族や戦車の神がいる神話を抱えた地域では馬になることを神聖で尊いことと考える者も多い
アイルランドではクー・フーリンの愛馬はかつて… - 88二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 15:47:23
しんボリ…しんボリ…で笑った
- 89二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 16:26:24
「あと一回でも全力で走れば馬になってしまう」という医師の宣告を受けた後、引退して普通の暮らしをしていたウマ娘
ある日旅先の僻地で大事故に巻きこまれてしまい、通信も途絶
自分が全力で走って助けを呼びに行けば大切な人達を助けられるが……
というシチュエーション - 90二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 17:07:57
こういうスレを見るたびにアルジャーノン思い出して涙がちょちょぎれる
- 91二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 21:01:06
話変わるけど馬化の過程でちんちん生えてきたらそそるよね
- 92二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:32:17
- 93二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:33:18
「失礼するぜー」
「ようこそゴールドシップ君。珈琲でいいかい?」
「んーアタシは紅茶派なんだけどな……で、稀代の天才アグネスタキオン先生は凡才なゴールドシップちゃんになんの用事で?」
「君が凡才なら世の中の人間のほとんどは非才になると思うねぇ。君の体について聞きたいと思って呼んだのさ」
──ゴールドシップ
今私の目の前にいる彼女はあまりにも異質である。一切の故障が無くクラシック二冠を始めとするGⅠ6勝を成し遂げたウマ娘。
しかし戦績だけなら彼女を上回る者は存在する。無敗三冠の皇帝が最たる例だ。
だが、かの皇帝といえどウマ娘の運命ともいえる肉体の変質に逆らうことができなかった。
しかし彼女は、肉体が変質していない。
毛が一つも生えていない彼女の白い手…
1年ほどしか走っていない私ですら手足の毛質が変化したのだ、4年も走り続けたのに何の変化もないのはありえない事である。
ならば彼女の体質を調べる事ができれば────
────────⏰────────
「──ふゥン…特に問題が無いみたいだねぇ。骨が他より頑丈なくらいか」
「だろー?先生はアタシの事宇宙人かなんかと勘違いしてたんじゃねぇの?」
「…君の姿を見れば疑いたくもなるさ」
「ひっでぇ」
何もなかった。多少差はあれどごく普通のウマ娘の体だ。
そう、普通…まるでデビュー前のウマ娘を調べたみたいだ。
…私の求める結果を得る事ができなかった。
「時間を取ってすまなかったね。では私はこれから研「先生」
「…アンタはなんでウマ娘を元の姿に戻そうとしてるんだ?」 - 94二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:34:02
このレスは削除されています
- 95二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:34:53
「…変わった事を聞くねぇ君は」
「変わっているのはアンタだろう先生。ウマ娘を戻すなんて考えてるのはアンタしか見た事ねぇよ」
…当たり前だろう。
ウマ娘も人間も、誰もがウマ娘の変質に疑問を抱いていない…私だって学生の頃までは当たり前の事だと思っていたのだ。
だが…
「彼女達が元の姿に戻れれば再び人としての人生を歩めるだろう?」
完全に変質した肉体は不自由過ぎる。
走るのに適した姿と誰かが言っていた。だが、目の前の存在がそれを否定している。
結局の所走る事に関しては差異が無いという事になるのだ。
──だが、完全に変質してしまうと変質前に可能だった大半の行為が不可能になってしまう。
四足歩行になり動きが制限されウイニングライブを行う事が不可能になる。
指を失い物を掴む事ができなくなる。
脳が縮小し思考能力が低下する。
発声機能が衰え言葉を発する事ができなくなる。
眼球の位置が変わり視野が広くなるが物を立体的に捉えるのが困難になる。
内臓の構造が変わり寿命が人間の三分の一程度に減少し、植物や果実などの食物以外の摂食が困難になる。 - 96二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:35:45
…あまりにも不自由過ぎる。メリットに対してデメリットが多過ぎるのだ。
だからこそ私は元の姿に戻せる何かを見つけなければならない。
彼女達も疑問こそ抱いていないが人としての生活を続ける事を望んでいるだろう。
だからこそ────
「誰もそれを望んでいないのにか?」
「────────は?」
「アタシ達ウマ娘は自らの運命を受け入れて走っている」
「例え自分が自分でなくなったとしても」
「走るという本能のまま走り続ける。それがウマ娘」
「アンタがやろうとしている事は彼女達への冒涜だ」
「──ウマ娘を無礼るなよ先生」
「────────」 - 97二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:36:30
『そんなかおをしないでください』
『わたしはきにしていないので』
「そんな…」
そんな運命…
「そんな運命……認める訳ないじゃないか……っ!」
認めない…認めるわけにはいかない!認めたくない! - 98二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:37:31
「何故私達は自分達の本能の末にこうなる!?」
────手袋を脱ぎ捨てる。体毛に覆われた自らの腕を
「何故私達はただ『走りたい』という思いだけで人としての人生まで失わなければならない!?」
────本来の自分を忘れたかのように呑気にしているだけのかつての同期達を見た
「何故寿命を極端に減らされなければならない!?」
────30も生きていない彼女達が衰え死にゆく姿を見た
「何故私のような半端者は人と同じ寿命のまま同類が死ぬ様を見なければならない!?」
────置いて行かれ涙を流すウマ娘を見た
「何故話しあうことのできる言葉を失わなければならない!?」
────喋ることができず唸るだけの友を見た
「何故考えることのできる頭脳を失わなければならない!?」
────私の言葉が理解できなくなった友を見た
「何故好物を口にすることも許されない!?」
────ドーピングに該当するとして好物を禁じられた友を見た - 99二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:38:27
「何故感情を顔に出す事が困難にならなければならない!?」
────昔のように嫌がる事も笑う事もできなくなった友を見た
「これが運命だと!?残される者はどうなる!ただ指を咥えて友が変貌していく様を見ていろとでもいうのか!?」
────────⏰────────
「──すまなかったねぇ。柄にもなく感情を吐き出してしまった」
「おう…まさかここまで重い物だとは思ってなかったわ。ごめん」
「…私ってそんなに重いかい?」
「え、うん」
「えー!?」
「自覚無しかよコイツ」
…感情的になった事でようやく理解できた。
私はウマ娘を元に戻したいのではない…ただ再び彼女と言葉を交わしながら生きていたいだけだったのだ。
かつての自分の目的さえも捨てさせるほど彼女の存在は大きい物だった。
「感謝するよゴールドシップ君。君のおかげで自分の原点を知る事ができたよ」
「お、おう…?」
「どうやら私は思っていた以上に彼女の事が好きみたいだ」
「そ、そうか…ま、何か掴めたみたいだから結果オーライだな。悪いな先生試すような真似をして」
…やはり彼女は私が求めている物を知っている。
だからこそ試したのだろう…私がそれを知るに足る人物であるかを。 - 100二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:39:09
「…じゃあ、お詫びを貰わないとねぇ」
「いいけどよぉ、教え過ぎると航時法に引っかかるからヒントだけだぜ」
「航時法?まぁいいか。ほらほらはやく教えたまえよーはーやーくー!」
「急かすなって!あと急かし方キt「何か言ったかい?」ナンデモナイデス」
「はぁ…『受け入れる事』。それだけだ」
「受け入れる…」
「あぁ。走れば走るほどウマ娘の肉体が変質していく理由、それはアタシ達に宿るモノが肉体を上書きしているからだ」
「…ウマソウルか」
「そうだ。宿主の心がウマソウルを受け入れていない場合、ウマソウルの力が増していくたびに宿主の肉体を自身に都合の良い肉体に書き換える」
「だから受け入れろ、と?」
「受け入れる事ができればウマソウルは宿主の肉体を書き換えずに力を増す…実際に見ただろ?」
…なるほど。ウマソウルという概念は知っていたが「自身にも宿っているのだろう」程度の認識でしかなかった。
あくまで概念上の存在だと思っていたが…実際に変質せずに引退してみせた彼女の言葉ならば、実在するのだろう。
彼女はいい加減な存在だが相手に不利益になる嘘だけはつかない。
「まっ、教えれるのはこれだけだな。あくまで変質を止める方法であって治す方法じゃあない」
「それだけでも十分だよ。カンニングはつまらないからねぇ」
「じゃ飽きたから帰るわ。珈琲美味かったぜ」
「──お礼の一つも言えずに行ってしまったねぇ」
すっかり冷めてしまった珈琲に口を運ぶ……苦い。
長年珈琲を飲んでいるがやはり紅茶が恋しくなってくる。
だがこの珈琲の味を忘れない為にも紅茶を飲むつもりはない。
…作り方も好みの味も忘れてしまっているであろう彼女に振る舞う為に。
「彼女のおかげで道は開けた────さぁ、実験を始めようか」 - 101二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:40:06
- 102二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:42:09
- 103二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:51:32
- 104二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:04:15
急にアシタカが挿絵付きの良作を投げてきた
- 105二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:07:43
なんだこのアシタカ!?最高か?
- 106二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:19:12
アグネスタキオンが短命だったからタキオンは完全に馬にならずに過ごして、競走馬としてのキャリアを全うした馬のソウルを持つウマ娘たちは一人また一人と馬になっていく……狂った方が楽だろうに狂えないあまりにつらい……
- 107二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:22:19
もっというとゴルシはたぶんウマソウルも異様に賢いから対話と受け入れがやりやすいとこあったろうしね……
そこからよくぞたどり着いたよ - 108二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:23:49
どうした急に良作を
アシタカか
ならしゃーない - 109二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 01:19:06
黒手袋…白衣の下の黒服…左の耳飾り…コーヒー…
このタキオンの湿度やばくない? - 110二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 01:46:37
- 111二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 01:51:48
タキオンが本心ぶちまけてるシーンめっちゃ良かった……。良作感謝。
- 112二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 01:58:44
Pinocchio(1940) - Pinocchio and Lampwick transform into donkeys
馬に変わることに恐怖を抱くウマ娘も少なからずいると思う。ピノキオこのシーンにみたいに、強制的に馬に変わっていく自分を止めることが出来ずに、担当トレーナーに必死で助けを求めるウマ娘もいそう。
- 113二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 02:19:39
- 114二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 10:15:08
でも脚が馬の形に変化しちゃった子のほうがレギュレーション上有利じゃねえかなあ…とか考えてた
なのでなんかライン超えちゃうと一気に異形化するみたいなのとかどうかな
ちょっとこのスレの感じから外れちゃうかもだけど - 115二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 10:54:33
概念なんてなんぼあってもいいですからね
- 116二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 17:57:12
ここって、ホラー的要素がある概念を書き込んでも良いの?
- 117二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 18:10:59
どんどん書いて🙆
- 118二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 18:17:49
- 119二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 18:21:18
フクは菊のあとケガで調子を取り戻せなかったから、変化も止まったんだな…
- 120二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 18:23:55
好走とか力を出しきって走れば走るほど進行が早くて逆に大敗しまくってるようだとあんまり進行しないのもいい
- 121二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 20:45:11
- 122二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:47:14
スレチかもと思いつつ>>114概念を形にしてきた?ので投下します
ごめんめちゃくちゃ長くなるかも
―――
馬になるのはウマ娘の誉。昔からそう信じられていた。
馬化症。
走りを極めたウマ娘は、‟馬”と呼ばれる不思議な動物に変化する。それは走るために生まれるウマ娘の到達点とされ、大変名誉な現象である。とされている。
現代医学でも全然解明されてない摩訶不思議な、正直おとぎ話なんだけど現実にある事だから困るよな。
とはいっても、走りを極める、なんてのは簡単な話じゃ無え。いつかアタシたちの中から出たりするのかな、なんて、昔はぼんやり考えていた。
「納得がいきませんわ!」
きっかけはつまんねーことだった。
「だったら有馬で決着つけよーぜー。逃げねえよな貴婦人様。」
アイツが負けて地団駄踏んでたのを、いつもの調子で煽ってやっただけだった。
「望むところですわ!」
ジャパンカップで引退する予定だったドンナ。
「ドンナが出るなら私も出るわよ!」
「まったく、みんなで集合するなら僕ももう一戦したくなるじゃないですか。」
同時期に引退予定だったシーナとジャスまで乗っかってきた。
思い返せばすげー奴らだった。走りを極める、って言われたら、確かにアタシを含めてもプロフェッショナルが揃っている。
実際アタシ以外の面々はちょっとずつ馬化症が進んでいた。進行は個人差がある。
しかもいつ完了するかもわからない。同期と言えど同じペースで進むわけもなく、そういう意味ではアタシたちは幸運だったのかもしれねえ。
ぼちぼち引退をそれぞれ視野に入れるような時期ではあったけど、みんなとぎゃーぎゃー言いながらレースするのは楽しかった。
「……煽ったからには責任取れよ、ゴールドシップ。」
まめちんのぼやきも、その時は適当に返したのを憶えてる。
- 123二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:47:35
有馬記念は熾烈を極めた。
適性距離外で逃げのワンチャンに賭けるヴィルシーナ。
ボロボロの右脚を庇うため直線で逆転を狙うジャスタウェイ。
トリプルティアラの意地で絶対に負けられないジェンティルドンナ。
結果から言えばドンナのやつがぶっちぎった
そして―――
「……」
「ブルルル……」
「ヒヒィーン!」
―――三人は‟馬”になった。
元々アタシたちの世代は結構人気で、同期デビューの面々が活躍して話題を呼んでた。グループ対談もよくやったしテレビにまとめて呼ばれることも多かった。
観客からは歓声が上がった。
3人も馬になれる、しかも同じレースでなんて!やっぱり最高の世代だ!
馬になるのはウマ娘の誉。
アタシは馬化症の進行が遅かった。ゴルシはサボってるから馬になれないんだなんて軽口叩かれた。
みんなはそこそこ進んでたけど、普通に喋れてたし、完全な馬にはなれず引退かなって、言ってた。
観客が湧きたつ中でどこか他人事のような気持ちでスタッフに迎えられた三人を眺めていた。
- 124二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:48:36
アタシたちはプライベートでもいつも一緒だった。
全員で、ってことはなくても学園で一番つるんでいるのはやっぱり同期。
あけおめメッセージを日付変更と同時に流しても、既読が去年より三つ少なかった。
正月明けての新学期、教室に入っても顔が三つ足りない。
周りのやつらはわりと普通そうにしていた。
なんだよ、ゴルシちゃんがおかしいみたいじゃないか。
まめちんはずっと窓の外を眺めている。あいつはあいつで何考えてるかわからねえ。
トレーナーからは春の目標は春天宝塚の二冠で言われてた。
春天でまめちんの三連覇を阻止しつつゴルシ様が宝塚三連覇を成し遂げる、最高の舞台。
前哨戦の阪神大賞典は問題なく勝ちきった。
レースを終えてあとは天皇賞本番、と思っていたら、ウイニングライブの控室でトレーナーが心配そうに声をかけてきた。
「最近心ここにあらずみたいな時が多いけど大丈夫か?」
ゴルシが何考えてるかわかんないことは多いけど、あまりにぼーっとしてることが多い、と。
笑ってしばいて誤魔化しておいたけど、少しばかり自覚はあった。
あれからどうしても考えちまうんだ。
馬になったらアタシはどうなってしまうんだろうか?
- 125二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:54:08
トレーニングを終えた帰り道、暗くなったグラウンドでまだ走ってるまめちんを見つけた。
どうもウマが合わなくていつも喧嘩ばっかしてっけど、ジャスもドンナもシーナも居なくなってしまってから、なんかあまり話した記憶も無い。
今日に限ってなぜか気になってしまって走っている姿を眺めていた。
前哨戦の日経賞もがっつり勝って、天皇賞の手ごたえは抜群だって記事は読んだ。連覇はともかくアイツの長距離での強さはアタシが誰より知っている。
そして、だいぶ馬化が進んできたって話は去年していた。
まめちんが加速した。ハロン棒で数えて、ちょうど京都3200を想定してのスパートだ。あの走り、生半可なステイヤー気取りどころか、アタシですらついていくのがやっと。そう思わされるほどの、練習ながら去年以上の走り。
しかしその黒い影はゴールを通過する直前で急にフラフラとよろめいた。
「まめちん!?」
思わずアタシは飛び出していた。芝の上に蹲るまめちんに駆け寄り、顔を覗き込んだ。
「ゴールド…シップ……?」
走り終えた、あの全力に見えた走りの後なのに、まめちんは鼻だけで息をしている。身体はがくがくと震えている。
―――あの日。三人が馬になった時と、似ていた。
「お、おい……黒豆、お前まさか……」
「ゴ、ル……わかるんだ……わたしにも、そのときがきた、って……」
「な、に言ってんだ?天皇賞はどうすんだよ!三連覇は!白黒対決は!?」
馬になってしまったウマ娘はウマ娘のレースには出れない。話している間にも、どんどんまめちんの身体は大きく膨らみ、ヒトの形を喪っていく。
「ああ、はるてん、はしりたかったな……おまえのまえで……さんれんぱ……」
馬になるのはウマ娘の誉。
「あ……ああ……」
「ご……る、し……わたしの、かわりに……てんのうしょ…………ッ!」
「ま……フェノーメノぉ!!!!!」
―――アタシたちしかいないコースに、一頭の嘶きが響いた。
- 126二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:55:28
春の天皇賞は終わった。何も考えられなくて、考えたくなくて、天に祈りながら走ったら、一着だった。
授与された盾を手にしても、どこかアタシはぼんやりしていた。
昔マックちゃんが見せてくれたやつと同じ、春の盾。口先では茶化してたけど、大きくて重くてレプリカだけど本当にすごいモノだってわかった。
でも、なぜか今手の中にあるモノは、本物のはずなのになんだか良いと感じられなかった。
トレーナーは心配そうにアタシを見ている。おいおい、天皇賞バのトレーナーなんだからもっとシャキっとしろよ。
異変はその日の帰りに起こった。
駅の階段を上ってる途中、なんだかゾクっとした悪寒のような感じに身を震わせた。
「ゴルシ!?」
トレーナーが支えてくれたから転がらずには済んだが、いつもみたいにイヤンセクハラだゾ☆とか言う余裕はなかった。呻きながら自分の身体を思わず抱いていた。
「ゴルシ、それ……」
トレーナーが指さしたのはアタシの腕。目を落とせば袖口からみえる肌の色がおかしい。
慌てて制服の袖を捲ると……
薄黒い肌を白い毛が包んでいた。
―――馬化症が進んでいた。
もちろんまめちんが馬になったニュースは広がっていたから、次はいよいよゴルシか!?みたいな話が出ているのは知っていた。
今までアタシだけろくに発症してなかったから、瞬く間にニュースになった。
「もしあたしが馬になったらよ、背中に乗せてユーラシア横断の旅とかさせてやっからな」
おいトレーナー、ゴルシちゃんが楽しい提案してるんだから泣きそうな目でこっち見るなよ。
馬になるのはウマ娘の誉。
わかってはいるんだけど、いざ目の前にしてみると、そうじゃない何かを感じてしまっていた。
身近な人たちが消えていく、そういうふうにしか、アタシには捉えられない。
なんだか怖くて、馬になってしまった友人たちには一度も会いに行っていなかった。
どんな反応をされるのか、自分が何を考えてしまうのか、それを考えると怖くなってしまう。
- 127二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 23:59:04
いつもと変わらない日々を過ごして迎えた宝塚記念。
ゴールドシップの三連覇なるか、と新聞やニュースの見出しは持ちきりだった。人気者はツライ。
パドックでひとしきり暴れてやったら観客は大盛り上がり。そこそこアガった気分でゲートに向かう途中で、ふとゴルシイヤーが地獄耳になってしまった。
「三連覇したらゴルシも馬になるのかな」
誰が言ったのかなんてわからなかった。でも、恐ろしく耳に残った。
いやいや、そんなの決まってるわけじゃねーし。決まってないよな。決まって……
でも、何がきっかけで馬化症が進むかも誰も知らない。
じゃあ、もしも、もしもアタシが宝塚記念の走りを極めたと、何者かが、たとえば神様が認めたら?アタシは……
「アタシも、馬に……?」
―――馬になれる?馬になってしまう?
何かに縋るように思わず目線を走らせてしまった。観客席が目に入る。大歓声で発走を待つ大勢の人々。
なぜか、その人達の目が、アタシが馬になるのを期待しているように見えてしまった。
―――馬に―――
『各ウマ娘ゲートに入って、体勢完了。宝塚記念、今スター……』
「うわああああああああああああああ!!!!!」
『ああっ!ゲートは開きましたがどうしたことでしょう!?ゴールドシップ突然叫び声を上げながらゲートで暴れて行き脚がつきません!
どうやってゴールまで走ったのかも全然おぼえていない。いやアタシ自身どうしちまったのか何もわからない。観客からのブーイングもどこか遠く聴こえていた。
あ、トレーナー……やべーな、なんの言い訳も思いつかねえや……さすがのトレーナーもこりゃ怒るだろうな……
「大丈夫か、ゴルシ?」
「あー……悪い、トレぴっぴ……」
「……大丈夫だ、控室に行こう。大丈夫だ。」
病気の子供に言い聞かせるような声で、トレーナーはアタシを迎えてくれた。
- 128二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 00:03:35
- 129二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 00:06:22
古代から馬が祀られてるような世界観なんだろうな
- 130二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 00:06:41
アシタカの方と合わせてなんかすごいしみた
脳が文字通り破壊されながら遺言を言うまめちんを見てこれを無邪気に誉れという世の中が怖くなったし120億円紙くずにしてもしゃあないわこりゃ - 131二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 01:46:35
- 132二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 01:50:43
宝塚記念が急にとんでもない曇らせになってしまっただと・・・
けど嫌いじゃないわ! - 133二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:00:46
仮に本人自身がその変化を受け入れたとしても
周りの人は人以外に姿を変える相手との別れを感じて悲しみ苦悩する…
なんか手塚治虫の火の鳥で悪環境の星に不時着して植物に似た何かに姿を変えたクルーの話とか
蟲師で規制された蟲の影響で見た輝く世界を忘れられずに一度治療された娘がまた自分から蟲に寄生される話を思い出したわ - 134二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:21:50
>>45だけど
SSとか見てるうちにだんだん心苦しいなって辛くなってきた…最初はキャッキャッしてたのにどうして…
- 135122/12/18(日) 02:38:47
ごめん、スレ主だけど本当に怖くなってきた
ただの思いつき半分曇らせキャッキャ半分くらいのふわふわした気持ちで建てたけどいざこうしてSSで読むと……
初めてゾンビを知った時のあの底知れない恐怖と不安を混ぜこぜにした感覚
読んでて辛いとか可哀想とかもあるけどそれ以上にめちゃくちゃ怖い
なのに曇らせとはまた違うゾクゾク感があってなぜか見るのをやめられない - 136二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 04:48:02
避けられない悲劇を名誉と呼ぶのは人類の普遍的な文化なのだ…
- 137二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 04:54:07
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 04:54:36
救い(?)としては馬も大概頭良いからトレーナーのこととか友達のことは認識できそうなところだよな…いきなり素っ気なくなるとかは無さそう
トレーナーにとっては呪いになるだろうけど - 139二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 05:58:57
そういやこれの逆バージョンじみたやつ前見たな
- 140二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 07:38:47
馬にならなければウマ娘は人間と変わらない時間を生きれるのだろうか この世界のウマ娘と馬の寿命は同一なのだろうか 結局寿命が変わらないとしたら馬になったとしても走りに命を懸けるのはちょっと理解できる
- 141二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:58:28
ただこれはこれでつらいものがあるかもな…変わらず話しかけたりもできるし表情や動きでコミュニケーションは取れても、ふとした時に声が聞きたくなったりしたときに思わず泣きたくなったりしそう
- 142二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 14:03:37
- 143二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 14:56:40
- 144二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:02:50
この概念がある世界でのトレーナー向けオリエンテーションで言ってそうなこと。
――――――――――――――――――――――――
他に質問は無いですか?
……無いようですね。
では最後に、職業としてのトレーナーについてお話ししましょう。
皆さんにぜひ知ってほしいのは、ウマ娘というのは誰も彼も容姿端麗。歳の割には成熟した子も多く、レースに対して真摯であるのが殆どです。だから我々の中にも彼女らに情が移り、続けられなくなって退職する人が珍しくもありません。
URAは彼女らやあなた方のためなら、あらゆる資材の提供やカウンセリング等の提供を惜しんだりしません。もう一度断っておきます、トレーナーというのは夢の後押し役だけでなく、ある種の死刑執行人でもあるのです。
以上をもって本日のオリエンテーションを終了させていただきます。後に職員向け生協と労働保険、厚生組合の資料をpdfで配布させていただきますのでご確認をお願いします。それではお疲れさまでした。 - 145二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:14:07
ゴルシはまあかわらんだろうな
- 146二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:42:02
ここの世界のトレーナー達は
担当ウマ娘の馬化に苦しむ新人トレーナーもいる一方
そんな覚悟ならトレーナーになんかなるんじゃねぇ!っていうベテラントレーナーもいるんだろうなぁ - 147二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:54:08
このレスは削除されています
- 148二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:24:54
トレーナー君と結ばれたあと、思い出のある温泉旅館に行ったときに災害が起きて、救助を求める必要ができる 田舎なこともあり、その場にいるウマ娘は自分だけ
いつもなら、年上らしく自分をリードしてくれたり、共に並び立ってくれたりしてた頼れるトレーナー君
そんな彼が人目も憚らずに、まるで幼子のように泣き喚きながら必死に自分を止めようとしてくる
もう二度と愛する人とまともにコミュニケーション取れなくなるのは当然嫌だし、彼を残して行くことへの罪悪感とか、自分がヒトならざるモノに変化することへの恐怖とかみたいな負の感情を山ほど感じる
だけど、それ以上に『走りたい』っていう情熱が溢れ出て、怖いはずなのに、悲しいはずなのに、なぜか楽しくて楽しくてしょうがない
謝罪の言葉と今までの感謝を伝えようと目を合わせた瞬間に、泣き喚いていたトレーナー君が「そんな顔されちゃ止めるにも止められないよ……」みたいなことボソッと小声で呟く
何言か会話をした後、耳飾りを託して、最後のハグをする
その後、雨粒を水蒸気に変えながら、久々に全力で走ることで、物凄い快感を感じつつ、じわじわと意識が飛び始め、身体も変質していく……
それから二十年ぐらいして、URAの代表に異例の若手が抜擢される
右耳にエメラルドグリーンの耳飾りをつけた彼が、就任して最初の会見で『百駿多幸。創ろう、全てのウマ娘が幸せに暮らせる世を』と語って──
みたいなトレルド概念を思いついたけど、正直キツすぎて俺には書けない
幸せに過ごしてほしいよ、カイチョー……
- 149二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:29:02
- 150二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:41:43
長い上にスレの趣旨からズレてるかも知れないのでマズかったら消して下さい。
朝カーテンを開けるとそこはウマの国であった。自分の担当した13人目のウマ娘がウマに変身した瞬間に意識を失いそのまま病院に担ぎ込まれて重度の鬱とストレス障害と診断されて何もかもがどうでも良くなり1人病室でボーッと何日も過ごしていた。
そんな生活を半年以上過ごした今朝日課としているカーテンを開けると外には人の姿はなくあるのはウマの姿だけだった。
その時はとうとう焼きが回ったかと思ったが、そもそも病院送りになっているのだから何をか言わんや当たり前の話しである。そんな自分に何を言っているのやらと毒づきにがら部屋の鍵を開け廊下に出る。
廊下は誰もおらずしんと静まり返っている…と思った瞬間、ナースステーションの方から大きな嘶き声と机を勢いよく倒した様な音が聞こえた。
急いで音のする方向に行ってみるとそこには2頭のウマがケンカをしていた。恐らく夜勤明けで気が立っているのだろう。この場にいても別の理由で入院期間が長引くだけなので、そそくさと退散する事にした。 - 151二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:42:12
バカバカしい。結局姿形が変わってもする事は一緒か、民草はウマ娘がウマに変身する事をめでたく喜ばしいことだとしていたが何が良いのかさっぱり分からない。自分だけ置いてけぼりを喰い尚且つ仲間はずれにされるのだ。
1回2回ならまだしもこれを13回も目の前で行われれば気が狂うのが当たり前だ。それをまるでオレの意志薄弱の様に書いて一体何が楽しいのか…まぁ、日頃から神聖視しているウマになれたのだから良かったのでは無いだろうか?
僕は別に仲間はずれでも一向に構わない。寧ろ清々する。清々しく晴々とした気分だ。今日は久々にいい夢を見させて貰えそうだと、廊下にある自販機で買ったコーヒーのペットボトルを煽りながら自室に戻ると誰か居た。
一瞬、ギョッとして動作が止まったが何のことは無い普通のウマ娘だ。
「急で悪ぃけど、アンタはドンナのトレーナーであってるよな?」
振り返ったその姿を僕はよく知っていた。彼女はゴールドシップ。俺の担当していたドンナとよくつるんでいたっけ…。その姿を見て僕にもああ言った友達が欲しいものだと思っていた。
「 " 元 " な。確かに僕は元ジェンティルドンナのトレーナーで担当していたドンナがウマになっためでたい場面で意識を失って祝賀ムードに水を差した心が弱いトレーナーだ。そんで何の用?」
とかなりつっけんどんな返しをするとゴールドシップは少し寂しそうな顔を見せて俺に語り掛けた。
「軽々しく口にすんなと言われっかも知れないけど、アンタの気持ち痛いほど分かるよ。アタシだってそう思ってるからな」 - 152二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:43:14
…まぁ目の前で親友が何人もあぁなったらかなりのショックだとは思う。しかし、彼女とはそこまで深い関係がある訳じゃないからお見舞いに来たわけでは無かろう。真意はなんだ?
「それはお互い様だとは思うよ。でも一体なんだってわざわざ君が?」
「アタシが今日アンタの所に来たのは他でもなくて一緒にこの怪異を解決する手伝いを頼みたくてな」
確かにこの気持ち悪い状況を解決する事が出来ればオレはいつも通り自分の担当したウマ娘とコミュケーションを取り家に帰り枕を高くしてゆっくり眠ることが出来るだろう。
しかし、私は科学者で無ければ呪術師でも無くましてや探偵とかでは決してない。
「…確かに僕もこのメチャクチャな状況を解決したいとは思っているけど、どうにも……」
「その心配なら必要ないぜ。アンタはこのゴルシ様について来りゃ良いだけなんだからな。」
なんの回答にもなっていないが部屋で逃げもしなければ進みもせずただ、ボーッとしてるくらいなら訳の分からない企みに参加した方がまだマシなのかも知れない。
どう考えても理知的では無い。しかし、今までの担当したウマ娘が全員人間の姿に戻すことが出来るなら……?
「分かった。君の話しに乗ろう。それじゃぁ…何をすれば良いかな?」
と言った瞬間、ゴルシがニヤッと笑った様な気がした。
以上です。完結するには長くなり過ぎるので冒頭だけ…お目汚し失礼しました - 153二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:50:03
冒頭だけなの?引き込まれる導入なんで続き気になっちゃったわ
スレ違いや概念違いが気になるなら、別スレ立てて書いてくれると嬉しいかなって - 154二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 09:33:55
- 155二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 09:48:30
別々なのにアシタカのやつとゴルシのやつとこれが繋がってるように見えるの味わい深い
みんなで馬化と戦うゴルシ概念が作られてるみたいだ - 156二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 14:02:53
「担当トレーナーに辛い思いをして欲しくないから」
「馬に変わった自分が何をするのか分からないから」
こういう不安や考えを持っている生徒の為に、トレーナーの入室が禁止された場所とかもあるのかな……
そのときが来たと確信したウマ娘が一度その部屋に入ったら、完全に馬に変貌するまで出ることが出来ない。しかも、厳重なロックと耐久性のある部屋だから、いざ暴れても被害を最小限に済ませることが出来る……みたいな感じで - 157二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 20:29:56
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 20:30:16
- 159二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 20:35:06
次スレを立てるかこのスレのリンクを貼って個別スレを立てるのが良いかと。私も長引きそうだからそうしようかと考えてる次第で・・・
- 160122/12/19(月) 20:47:43
- 161122-12822/12/20(火) 00:18:06
300行はヤバい(あにまんは1レス20行)
とはいえそれだけの長文をこの世に生み出させたならゴルシちゃんを曇らせたかいがあったね…
有馬ラストランまで描きたさはあったがなんか宝塚のキリが良すぎてそこで切っちゃったんだけど他の人がやる気出してるのをみると蛇足気味でも続きを書くか……
- 162二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 06:03:23
馬になった後は、ウマ娘だったころの自我や記憶は残ったままなのか、それとも消えてしまうのか……
変化した後の自分に向けられる視線のことを考えると、自我も記憶も無くなった方が良いよなぁ…… - 163二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 14:53:43
- 164二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:33:23
よく乳母役が~って話は書き込まれてその後は書いてないけど乳母役のばんえい馬もちゃんとスペを受け入れていて子別れの時はスペは母と慕ったばんえい馬を求めて鳴いてばんえい馬の方もスペと引き離されて鳴いていたとか。
たぶん人懐こいのも本当。おかあちゃんのモデルになった人はだいぶスペに入れ込んでてつきっきりだったらしい。
- 165二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:36:17
いつみても何であの場面でこの書き方なのか謎過ぎる
- 166二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:08:08
上で書いている人たちの方法以外にも
スレを自分で別に建てて載せていく、とかもあるかな?
長いけど手っ取り早いしスレ主なので仮に荒れても管理しやすい
スレタイにこのスレ見たいに閲覧注意と概念記載すると最近は荒れにくいみたいだし。
- 167二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:35:21
流れに割って入ってしまって申し訳ないけど
ここまで読んで「この世界線のゴルシに」
「同期4人がいる普通のウマ娘世界」にどうにかして
行って欲しいって思った。
ゴルシは4人に会えた瞬間涙が止まら無いし
「そっちの四人」はゴルシの話を聞いて
どう思うんだろうか?。 - 168二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:11:20
>>167だけど自分で書いてみた
⛴「ここは…トレセンか?..」
💣「あれ?シップ?どうしました?」
⛴「…な」
💣「?」
⛴(実馬になる4人がフラッシュバック)
⛴「来るなよ…来ないでくれよ..」
⚫️「ジャスタ?どうした?」
💣「シップの様子がおかしいんですよ」
👹「そんなのいつもと一緒じゃありませんこと?」
⚾️「シップ、大丈夫?」
⛴「....ッ!!また,逢えた..(泣)
ここまでです。
- 169二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 01:54:12
我が名は>>66タカ!
教えてもらった物を使用させていただいている!
やむを得ず削った部分の書き直しや挿絵の用意が終わっていないのでしばらく待ってもらいたい!
そしてテストとして作成した物を貼らせていただく!
内容は>>92の物と同一なので確認しなくても構わない!
動き出した歯車「失礼するぜー」「ようこそゴールドシップ君。珈琲でいいかい?」
「んーアタシは紅茶派なんだけどな……で、稀代の天才アグネスタキオン先生は凡才なゴールドシップちゃんになんの用事で?」
「君が凡才なら世の中の人間のほとんどは非才になると思うねぇ。君の体について聞きたいと思って呼んだのさ」
──ゴールドシップ
今私の目の前にいる彼女はあまりにも異質である。一切の故障が無くクラシック二冠を始めとするGⅠ6勝を成し遂げたウマ娘。
しかし戦績だけなら彼女を上回る者は存在する。無敗三冠の皇帝が最たる例だ。
だが、かの皇帝といえどウマ娘の運命ともいえる肉体の変質に逆らうことができなかった。
しかし彼女は、肉体が変質していない。
毛が一つも生えていない彼女の白い手…
1年ほどしか走っていない私ですら手足の毛質が変化したのだ、4年も走り続けたのに何の変化もないのはありえない事である。
ならば彼女の体質を調べる事ができれば────
────────⏰────────
「──ふゥン…特に問題が無いみたいだねぇ。骨が他より頑丈なくらいか」
「だろー?先生はアタシの事宇宙人かなんかと勘違いしてたんじゃねぇの?」
「…君の姿を見れば疑いたくもなるさ」…telegra.ph - 170二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 11:16:13
この世界線だと、キングヘイローの母親の台詞が別の意味で重くなるな。娘に辛辣な言葉を浴びせ続けるのも、娘が馬になる前に止めようとしているような構図になる。
- 171二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:01:44
「本能スピード」の歌詞の内容が、よくよく聞いてみると「ウマ娘がスピードの限界を超えて馬になる」という世界の仕組みの比喩に聞こえてくる。
サビの部分からして、
「もう何も恐れないで、限界なんて必要ないの、最速の私になって、見果てぬ世界、越えてゆけ」
とか、あからさまにそんな比喩に聞こえる。
その他にも、「最高のとき、ただ求めて」「覚悟は手放さない」「リスクはいつもギリギリでパワーになる」「夢の声導かれ私は行くの」「強い私に会いたくて」「なりたい自分がまだ遠くて」あたりのワードとかもそれっぽく聞こえる。
ただ、歌のように「誰より今 強く駆け抜けたら 一番先で笑顔になれる」かどうか… - 172二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:14:22
我が名は>>66タカ!
長らく時間を掛けたがSSを完成させる事ができた!
しかし色々と詰め込み過ぎた結果500行を軽く超える長文になってしまった!
今作は過去編だがIFルートという事で前作に繋がらない結末になっている!
許していただきたい!
在りし日の記憶 ──もう一つの歴史──「──どうだい?」「甘過ぎます」
「えー?これでも砂糖を減らしたんだがねぇ」
「…100から減らすのではなく0から足すことはできないんですか?」
0から足す…か、考えもしなかった。
「…ところで味見はしてるんですか?」
「する訳ないだろう」
「…味見しないからこんな甘い物になるのでは?」
「私が珈琲を飲むとでも?」
「…だったら飲ませてあげましょうか?」
「え?…ちょちょっと待ちたまえ──!」
バシャア!
「あっ…」
「まったく…私が君に珈琲を振る舞う理由を忘れたのかい?」
「…まだ慣れてませんから」
彼女の今の手ではマグカップを持つのがやっとだ。
だからこうして私は彼女の代わりに彼女が飲む珈琲を淹れている…まぁ、彼女のお気に召す珈琲には程遠いが。
「さて、私はこれで失礼するよ」
「…最近よく失礼しますね」
「研究が行き詰まっていてねぇ…一人になりたいのさ」
────────⏰────────
「…」
最近…研究の事よりも彼女好みの珈琲の事ばかり考えている。
彼女に残された時間を考えれば当然の事だろう。しかし、ここ数週間一切の実験も行っていないのは由々しき事態である。
「ふぅン…久しぶ…telegra.ph - 173二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:31:28
>>172 タカありがとう…良いものを読めた
- 174二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 11:35:05
ガンダムの水星の魔女ネタが出てくるのも、よく考えたらガンドフォーマットを使いすぎると、データストームで「人間だった機能に障害を起こし始める」というのがそれなりにこのスレの概念と関連してるのか。
それから、この概念で感じていた違和感も、「レースという戦いの世界、戦場で障害を負う」と考えると、「戦死者や傷痍軍人を英雄扱いして持て囃す社会の違和感」に関連する違和感に近いのかもしれんな。
- 175二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:29:22
戦い、戦場という場所へ年端もいかない少女たちを美辞麗句で褒めそやして送り出す大人たち、みたいなのはねぇ、いい年した大の男が当事者でないのに無責任に声を上げているのと、それに疑問を持たない、持っていても声を上げられない少女という対比構造がねぇ。
- 176二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:23:26
後輩君は一体何者なんだ(すっとぼけ)