SS ウタ『…………』カタクリ『…………』3スレ目

[1 ？？？？？ 22/12/24(土) 12:49:52]

まさかの3スレ目です。多分ですがこのスレ内で終わる(はず)です………

1スレ目

https://bbs.animanch.com/board/1286016/?res=198

2スレ目

https://bbs.animanch.com/board/1330444/?res=190

[2 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 12:50:52]

乙

[3 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 13:03:51]

たて乙です

[4 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 13:17:41]

立て乙

[5 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 14:51:52]

立て乙。

[6 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 15:01:02]

保守

[7 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 15:04:14]

保守
続き楽しみにしてます！

[8 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 15:22:02]

立て乙です～！！

[10 1 22/12/24(土) 15:28:27]

クザン『ホントに来ないのぉ？』

オーガー『留守を守らなきゃならないからな』

クザン『流石にこの状況なら許してくれると思うんだけどなぁ……』

オーガー『任務は任務だ』

クザン『わかったよ………ったくもう……』ｷｺｷｺｷｺｷｺ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クザン『……………面倒な事になっちまったなぁ……まったく何やってんのよ、海軍……』ｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺ

[11 1 22/12/24(土) 16:39:47]

同時刻　麦わらの一味

ミュークル『次の交差点を右‼︎』

ゾロ『よし、わかった‼︎』

サンジ『そっちは左だ馬鹿マリモ‼︎』

ナミ『アンタは一番後ろにいなさい‼︎先頭にいるとややこしいったらないわ‼︎』

ウタ『…………』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ルフィ『………なぁ、ウタ』

ウタ『…………』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ルフィ『ウタ？』

ウタ『…………』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

『They will return: mankind will learn New kinds of fear when they are here♪』

ウタ『…………』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

『They will reclaim all in their name Hopes turn to black when they come back♪』

ウタ『…………』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

[12 1 22/12/24(土) 17:16:30]

ルフィ『ウタ‼︎』

ウタ『うわっ⁉︎どっどうしたの⁉︎』

ルフィ『さっきから何ぶつぶつ喋ってんだ？』

ウタ『え？……私何か喋ってたの？』

ルフィ『あぁ、何喋ってたかはわからねぇけど……カタクリ達の事か？』

ウタ『………大丈夫だよ‼︎ちょっと疲れただけだから‼︎心配しないで』

ルフィ『…おぅ…わかった』

『あぁ………ごめんね？そういえば貴方の姿借りてるから、気を抜いたら貴方も影響受けちゃうんだった』

ウタ(そう言うことは先に言ってって………今の歌って何？聞いたことないんだけど)

『うーん………まぁ大昔の歌だよ。もう誰も知らないような、忘れられた歌』

ウタ(…………ねぇ、貴方って本当に)

ルフィ『なぁウタ』

ウタ『っ！何、ルフィ？』

ルフィ『気になってたんだけどよ、お前なんでシャンクスの船降りたんだ？』

『………………感謝した方がいいのかな、これ？』

[14 1 22/12/24(土) 18:53:14]

同時刻　軍艦内

海兵『…………』

ストロベリー『………止まれ』

海兵『っ……ハッ‼︎何でしょうか⁉︎ストロベリー中将‼︎』

ストロベリー『…………』ズバッ

海兵『…………えっ…』バタン

ストロベリー『…………そっちも済んだか？』

モモンガ『あぁ、この船はそいつで最後だ』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

黄猿『ストロベリー中将とモモンガ中将……ちょっと物を頼みたいんだけどぉ』

ストロベリー『ハッ、何でしょうか？』

黄猿『艦隊にいる"ネズミ達"を駆除してくれないかねぇ、あまり連中に居られると困るんだよねぇ』

モモンガ『……了解しました』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

モモンガ『次の船で最後だ、行こう』

ストロベリー『あぁ』

[15 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 23:03:35]

え?????

[16 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 01:05:07]

続きが楽しみだ

[17 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 11:30:09]

保守

[18 1 22/12/25(日) 16:20:46]

モモンガ『しかし………』

ストロベリー『うん？』

モモンガ『まさかこの階級になって裏工作をするとは思っても見なかったな……』

ストロベリー『確かにな』

モモンガ『だが、仮にも政府側の人間を消す事になるとは………大丈夫なんだろうか……』

ストロベリー『……俺は黄猿さんとある程度やってきたが、あの人の考えはよく分からん。だが……』

モモンガ『たが？』

ストロベリー『決して無駄な事をする人ではない、それだけは確かだ』

モモンガ『………そうだな、急ごう』

[19 1 22/12/25(日) 17:57:07]

同時刻　東の入江　麦わらの一味

ミュークル『東の入江に着いた、もうすぐよ‼︎』

ウタ『………』

ルフィ『…………』

ウタは、たまに後ろを見ながらも着いてきた。振り返ると激しい戦闘が見て取れる………大丈夫と言っていたが、やっぱりカタクリ達の事が心配なんだろう

ルフィ『大丈夫だウタ‼︎アイツらは強ぇ、何があっても大丈夫だ‼︎』

我ながら下手な作り笑いだった………これで少しは気を紛らわせればいいんだけどな……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『………うん、そうだよね……大丈夫……だよね』

ミュークル『………』ｶﾁｬ

ゾロ『……』ｶﾁｬ

ウソップ『おい‼︎いきなり止まってどうした⁉︎何か居るのか⁉︎』

ミュークル『…………』

ゾロ『…………』

[20 1 22/12/25(日) 20:44:53]

ミュークル『………私が行く』

ゾロ『…任せる』

ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!

ミュークル『甘い‼︎』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ゾロ『結構いるな』ｶﾝｶﾝｶﾝｶｶﾝｶﾝｶｶﾝ

ルフィ『っ⁉︎危ねぇ‼︎』カン！！

ウタ『うわっ⁉︎』

ルフィ『隠れろ、ウタ‼︎』

ウタ『わっわかった‼︎』

ミュークル『はあぁぁぁ‼︎』ズバズバズバ‼︎

ゾロ『片付いたな』

ミュークル『………コイツら…』ｶﾞｼ

ゾロ『誰なんだ？』

ミュークル『世界政府のマーク……CPね』ﾎﾟｲ

ゾロ『本気で殺りに来たって訳か』

[21 1 22/12/25(日) 21:04:07]

ミュークル『まぁ大将に元帥まで使ってるんだし、今更だけど……とにかく先を急ぎましょう‼︎』

ルフィ『大丈夫か、ウタ⁉︎』

ウタ『うっうん……大丈夫……』

ルフィ『どうしたんだウタ⁉︎何かあったのか⁉︎』

ウタ『だっ大丈夫だから‼︎大丈夫だよ‼︎………うぅ////』

何でこんな時にこんな気持ちが出てくるの⁉︎それどころじゃないのに‼︎………そりゃ……昔からこう思ってた節はあったけど…今じゃないでしょ絶対……

ウタ『……………////』

『さっき言ったでしょ？あのキノコは、食べた人の感情を暴走させやすくするって……元から強い感情だったら尚更ね』

ウタ(うぅ……こんな形で苦しむなんて……////)

[22 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 22:13:37]

ネズキノコの色は何色だった？
そう、ピンクだ

[23 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 08:37:47]

保守

[24 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 18:39:59]

ほしゅ

[25 1 22/12/26(月) 21:57:28]

同時刻

カタクリ『ハァ………ハァ………ハァ………』

黄猿『しぶといねぇ……伊達にビックマムの血を継いでないって事かぁい？』

藤虎『お仲間が倒れて早10分……よく耐えやすね』

赤犬『おどれに付き合っとる時間はないんじゃ……‼︎』

カタクリ『ハァ……ハァ……ハァ……』

ウタ達を逃す為に戦ってきたが…………スムージーも、クラッカーも………もう意識すらない状態で横たわっていた。先にやられたのはスムージーだ……未来視で避けれる俺やビスケットで防げるクラッカーと違い、直接受け止めるしかないスムージーは俺達より受けたダメージが多かったんだろう……クラッカーも連中の広範囲攻撃にやられた………ここまでか……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

赤犬『………最後じゃあ………歌姫は何処におるんじゃあ‼︎』

[26 1 22/12/26(月) 22:04:23]

カタクリ『ハァ……ハァ……ハァ……フッ』

赤犬『…………』

カタクリ『ハァ……そんなに知りたきゃあ…ハァ……ハァ……未来の１つでも……見てみるんだな……‼︎』

藤虎『………威勢はいいようで』

黄猿『こんな状況でも虚勢は出せるんだねぇ……』

赤犬『………遺言はそれでええな？』

カタクリ『ハァ……ハァ……すまない……』

ドン！！

[27 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 01:34:11]

カタクリお兄ちゃん…！
総帥と大将たち相手によくぞここまで
どうにか生き延びてほしいな

[28 1 22/12/27(火) 02:17:28]

カタクリ『………』

赤犬が俺に向かって殴りかかってくる…………未来など見なくても、結果は明らかだ…………すまない、兄弟達………お前らの犠牲を、俺は上手く活用できただろうか………？ママ……俺は……アンタのように、リーダーとして動けていただろうか？もし、不足があったなら、地獄で教えて欲しい……
……ウタ……どうやら、お前との約束は果たせそうもない。お前は優しい………海賊になれない程に……そんなお前を裏切り、残していく俺たちをどうか許して欲しい……あの帽子は、お前にやろう……麦わら帽子とは比べられないだろうが、せめてもの償いだ……

カタクリ『………………？』

………おかしい、死ぬ前に色々考えていたが……長すぎる。何故俺はまだ生きてる？生かされる理由など無いはずだが………そんな疑問を解決すべく閉じていた目を開けると、そこには………

カタクリ『っ⁉︎お前……‼︎何のつもりだ‼︎』

さっきまでいなかったはずの、奴が立っていた……

[29 保守だ 22/12/27(火) 12:40:14]

シャンクスきたー

[31 保守だ 22/12/27(火) 20:41:14]

保守

[32 1 22/12/27(火) 21:09:46]

シャンクス『…………』

赤犬『赤髪………‼︎』

黄猿『驚いたねぇ……わっし達の立場は、頂上戦争の逆なのに……ここだけ2年前と同じなんてねぇ……』

藤虎『………こりゃいけねぇ』

シャンクス『………カタクリ』

カタクリ『…………』

シャンクス『……ありがとうな』

[33 1 22/12/27(火) 21:48:13]

カタクリ『何を言ってやがる……質問に答えろ、何のつもりだ‼︎』

シャンクス『そう怒るな、話せば長くなるが……まぁ、アイツから聞いたほうが早いか』

カタクリ『アイツ……？』

シャンクス『あぁ……そろそろ頃合いだが』

マルコ『全く……お前は人使いが荒いんだよい‼︎赤髪‼︎』

カスタード『皆んな大丈夫……って‼︎全然大丈夫じゃなかった‼︎』

オーブン『カタクリ‼︎無事か‼︎っ⁉︎グッ……‼︎』

カスタード『ちょっ⁉︎オーブン兄さん‼︎マルコのおかげで傷が治りかけてるけど、まだ深傷なんだから動いちゃダメだって‼︎』

オーブン『くっ………すまねぇ‼︎』

カタクリ『オーブン………カスタード………無事だったのか‼︎』

空を見上げると、元白ひげ海賊団のマルコが不死鳥の状態でカスタードとオーブンを足にしがみつかせて飛んでくる光景が目に入った…………無事でよかった……

[34 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 02:34:40]

ウォーン！ 無事でよかったー！

[35 1 22/12/28(水) 11:26:24]

カスタード『みんな酷い傷………‼︎スムージー‼︎クラッカー‼︎』

マルコ『落ち着け‼︎焦ってちゃあ直せるもんも治せねぇよい‼︎』

シャンクス『…………』

赤犬『おどれ赤髪‼︎またわしの邪魔を……‼︎』

シャンクス『……そうかっかするな、俺だって好き好んでお前の邪魔ばかりしてる訳じゃない』

赤犬『言い訳なんぞいらん………‼︎そこをどけ、赤髪‼︎』

シャンクス『そういうわけにはいかない……マルコ、悪いがソイツらをルフィ達のところへ連れて行ってやってくれ』

マルコ『わかったよい……‼︎』

黄猿『行かせる訳ないよねぇ……』

ドン‼︎

ベックマン『………』

黄猿『……酷いねぇ…………前は撃たなかったのに』

[36 1 22/12/28(水) 11:41:27]

ベックマン『お前のやり口は、2年前に経験済みだからな』

藤虎『……あっしもいる事をお忘れなく…‼︎』ブン！！

カーン‼︎

藤虎『？……アンタは………』

ミホーク『…………』

黄猿『鷹の目のミホーク………やっぱり四皇バギーも絡んでたんだねぇ』

藤虎『こりゃたまげた………やはり面倒な事になりやしたね……』

ミホーク『……協定の範囲内だ』

シャンクス『コイツらは、俺たちが預かる……‼︎行け……マルコ‼︎』

マルコ『………わかってはいるんだがな……どうやって5人まとめて運ぶべきか……』

カタクリ『………俺に任せろ…』

マルコ『どうにか出来るのか？』

カタクリ『俺の能力で球体を作る……俺たちはその中に入るから、それを運んでくれ……』

マルコ『わかっよい……無理はするなよ‼︎』

[37 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 14:44:57]

シャンクスベックマルコミホークの安心感半端ないな

[38 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 15:40:06]

マルコでっかい玉をぶら下げて飛んでくるのか

[39 1 22/12/28(水) 22:26:43]

マルコ『じゃあ行くよい………オラァ‼︎クッ……‼︎流石に……重いなぁ………‼︎』バサッバサッ‼︎

カスタード『マルコ‼︎……大丈夫⁉︎』

マルコ『何とか大丈夫だ………‼︎それより……麦わら達が何処に行ったか教えてくれよい‼︎』

カタクリ『……北東の崖に……向かったはずだ』

オーブン『わかった……おい、マルコ‼︎俺が案内をする‼︎』

マルコ『わかった……‼︎出来るだけ最短距離で頼むよい‼︎』

カタクリ『…………』

カスタード『ブリュレ‼︎……ブリュレ聞こえる⁉︎』

ブリュレ『どうしたのカスタード姉さん………ってどうしたの⁉︎皆傷だらけじゃない………‼︎』

カスタード『色々あったのよ…………とにかく‼︎集められるだけの医療品を持ってきて‼︎』

ブリュレ『わっわかった‼︎』

カタクリ『…………カスタード』

カスタード『どうしたの？』

カタクリ『………何があったのか……話してくれ。気を紛らさせないと………意識が消えそうなんだ……』

[41 1 22/12/28(水) 23:09:58]

カスタード『……わかった……私達は空中に浮いた海軍の総攻撃で全滅した……そう思ってた。最初は私とオーブン兄さんは砲弾を捌いていたんだけど、足場の船が沈んで……体勢を崩したところに砲弾が……』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カスタード『………プハッ‼︎……ハァ……ハァ……大丈夫……オーブン兄さん……？』

オーブン『…………あぁ……なんとかな……すまん、こんな情けない兄で……』

カスタード『………何言ってるのよ…私を庇ったんでしょう……？情けなくなんか無い……自慢のお兄さんよ………』

オーブン『………ははは……嬉しいな………だが、もう……長くは持たないだろう………？』

カスタード『………流石に分かるよね……………うん、正直……もう力が入らないかな……』

オーブン『…………逝く時は……一緒だぞ………』

カスタード『……ありがとう、お兄さんと一緒なら……怖く無いや』

オーブン『………ちゃんとお別れを言っておけばよかったな……』

カスタード『……そうだね、それだけが心残りかな…………』

ガシ‼︎

カスタード・オーブン『『え？』』

マルコ『何とか間に合ったな……大丈夫かよい‼︎』

[42 1 22/12/29(木) 02:19:16]

オーブン『テメェは……白ひげの…‼︎』

カスタード『不死鳥……マルコ‼︎何のつもりだ……‼︎』

マルコ『まぁ落ち着け、少なくとも今は敵じゃねぇんだからよい。話せば長くなるが………まずは治療だな、しっかり掴まってろよい‼︎』バサッバサッ‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カスタード『その後、比較的原型を残してた船の残骸の上で最低限の治療と、マルコの能力との組み合わせで何とか気力を取り戻したの………』

カタクリ『……それで…？』

カスタード『………その後、私たちの行動を不審に思ってたマルコが事情を聞いてきて……兄さん達のところまで運んでもらうお礼に、こうなるまでの経緯を話したの……そしたらマルコが、その内容を電伝虫を使って赤髪海賊団に知らせたの。それを聞いた赤髪達は急いで兄さん達のところに向かって行って……』

マルコ『そうやって急いだ結果、まさに死ぬ寸前だったお前らを赤髪達が助けたんだよい‼︎ホント……こんなありがてぇ偶然はそうそうねぇよい‼︎』

カタクリ『……俺たちは………綱渡りの連続を生き抜いた……という訳か……』

カスタード『……そうなるね、マルコが来なかったらと思うと……』

スムージー『……私も同じだ』

カスタード『気がついたんだね』

スムージー『あぁ……マルコの能力あってこそだろうが………』

カタクリ『同じというのはどういう事だ？』

スムージー『……もし、ウタの拉致計画が失敗していた場合……私は、ママ達と一緒にワノ国に向かうはずだった。もし………ママ達に着いて行っていたなら……私は生きていなかっただろう』

[43 1 22/12/29(木) 02:49:43]

カタクリ『…………』

カスタード『…………』

スムージー『………フッ……どうも私達は……死神にすら嫌われてるらしいな』

カタクリ『……フッ、間違いないな』

カスタード『そりゃ私達は、泣く子も黙るビックマムの子供だからね。閻魔だって眼じゃないでしょうね』

クラッカー『…………ゔぅ……何処だ？……ここ…』

カタクリ『起きたか………ここは餅の中、今……マルコに運んでもらってるところだ』

クラッカー『…………は？ちょっ…マルコ？何で白ひげの所のマルコが出てくるんだ？』

カスタード『話せば長くなるんだけど………何処から話せば……』

クラッカー『っ⁉︎……カスタード‼︎カスタードなのか⁉︎』

カスタード『えっ……そうだけど？』

クラッカー『……よかった………無事でよかった…』

カスタード『ちょっ⁉︎クラッカー‼︎何泣いてんのよ⁉︎良い歳した大人が号泣なんて……‼︎』

クラッカー『馬鹿野郎‼︎………あんな…会話……聞がざれで……もう…………会えねぇと……‼︎』ガシ！！

[44 1 22/12/29(木) 02:55:44]

カスタード『ちょっクラッカー‼︎あんまり動いちゃダメだって‼︎傷口が開いちゃうって‼︎痛いの嫌いなんでしょ⁉︎』

クラッカー『馬鹿が‼︎……家族失う以上に痛ぇ事何てあるか‼︎‼︎』

カスタード『っ⁉︎……ごめんね、まさか貴方に聞かれてるとは思わなかったからさ………これからはちゃんと側にいるから』

クラッカー『絶対だぞ⁉︎絶対だからな‼︎』

カスタード『わかってるよ………もう、馬鹿』ﾎﾟｶ

スムージー『………死神に嫌われるのも、良いものだな』

カタクリ『………そうだな』

スムージー『……泣きたいなら泣けば良いだろう……？ここには兄さんの本性を知らない奴なんて、1人もいないんだから』

カタクリ『…………今更泣くのが恥ずかしい』

スムージー『子供みたいだな………』ﾌﾌﾌ

マルコ『おーい‼︎そろそろ目的地だよい‼︎降りる準備をしとけ‼︎』

スムージー『……フッ……兄さんの泣き顔を拝むのは、また別の機会に取っておくとしよう』

カタクリ『………勘弁してくれ』

[45 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 12:19:50]

続きが気になる

[46 1 22/12/29(木) 15:34:54]

※質問なんですが、一つのレスに複数の画像を載せるにはどうしたら良いですか？媒体はスマホです。これから複数の画像を使う事になりますので、よければご教授願います

[47 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 15:46:44]

画像スレを使う

画像スレ｜あにまん掲示板

使いたい画像を貼ってその画像のアドレスを貼る

[48 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 16:23:27]

使いたい画像を貼って

画像を選択したらここをクリックしてアドレスを表示して

アドレスをコピペして貼る

入力時の本文の見た目

[50 1 22/12/29(木) 17:41:13]

>>47

>>48

※ご親切にありがとうございます

[51 1 22/12/29(木) 19:35:50]

サニー号

ウタ『凄い……遊び心満載な船だね‼︎』

ルフィ『だろ‼︎毎日凄ぇ楽しいんだ‼︎』

ウソップ『………なぁ、チョッパー？』

チョッパー『……どうしたんだ、ウソップ？』

ウソップ『……こんな時に言うのも何だが……あのプリンセスウタがサニー号に乗ってると思うと…凄ぇよな』

チョッパー『………うん、確かに……考えたこともなかったなぁ………って、うん？』

ウソップ『どうしたチョッパー？空なんか見上げて………って‼︎何じゃありゃあ‼︎なんかデカくて白い玉が青い火付けながら飛んでるー‼︎』

チョッパー『あの青い火………間違いねぇ‼︎おーい‼︎マルコーー‼︎』

マルコ『お？……どうやらあっちも気づいたみてぇだな。今から着地する‼︎そこをどいてくれよい‼︎』バサッバサッ‼︎

チョッパー『わかった‼︎ウソップ、ルフィ達に知らせてきてくれ‼︎』

ウソップ『おっおう‼︎わかった‼︎』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

マルコ『助かったよい‼︎タヌ………チョッパー‼︎』

チョッパー『だから俺はタヌキじゃねぇ‼︎』

[52 1 22/12/29(木) 21:40:12]

マルコ『いやぁ悪い悪い、覚えてはいるんだがな』

チョッパー『余計タチが悪いわ‼︎………ってうわあぁぁぁ‼︎どうしたんだお前ら⁉︎こんな酷い傷負って‼︎』

マルコ『海軍のトップ達とやり合ったんだ、生きてるだけ儲け物だよい……それより治療するから医薬品とか用意してくれ』

チョッパー『わかった‼︎おーい皆ー‼︎手伝ってくれぇ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

チョッパー『ウソップは輸血パック持って来てくれ‼︎ゾロはとにかく包帯をあるだけ持って来てくれ‼︎』

ウソップ『おう‼︎わかった‼︎』

ゾロ『了解……‼︎』

チョッパー『マルコも手伝ってくれ‼︎』

マルコ『悪いが、今は能力を使ってるから無理だ。多少の熱でも薬品がダメになっちまうかもしれねぇからな』

カスタード『なら…うちの医者を呼ぶから、それを使って』

ブリュレ『医薬品持って来たよお姉ちゃん‼︎』

ルフィ『あっ‼︎お前確か……枝‼︎』

ウタ『枝？』

ブリュレ『ブリュレだよ‼︎いい加減覚えな‼︎』

[54 1 22/12/30(金) 02:34:09]

チョッパー『そこ‼︎今怪我人の治療してんだから騒ぐんじゃねぇよ‼︎』

ルフィ・ブリュレ『『ずみばぜんでじだ』』

カスタード『何やってるんだか………もう大丈夫、ありがとう2人共』

スムージー『私もこれで良い……』

チョッパー『大丈夫なのか⁉︎まだ治療は……』

カスタード『大丈夫大丈夫、ここに来るまでにマルコの能力である程度回復してるし………』

スムージー『私も……最初に倒れた事もあって、まだ余力はあるからな……それより、カタクリ兄さんを………』

マルコ『わかったよい。ほら、カタクリを治すぞ』

チョッパー『わかった……けど‼︎無理はするなよ‼︎』

カスタード『えぇ』

スムージー『あぁ』

ウタ『…………』

ミュークル『……ウタ、アンタ大丈夫？』

ウタ『…………』

[56 1 22/12/30(金) 04:14:18]

『…………まぁ、そうなるよね』

ウタ『…………』

ミュークル『ねぇ……何か体に違和感とか無い？』

『食べた量が量………頭の中でグチャグチャなり、制御の効かなくなりつつある感情が、まるで滝のように表面に向かって雪崩れ込んでくる。彼らの凄惨な現状が余計拍車をかける形になったってところだね』

ウタ(……うるさい)

ミュークル『さっき食べてたキノコ………もしかしたら、毒キノコかもしれない……だから……その…』

『普通に生きてる人間はまず体験しない状況……そんな状況を初見で押さえ込むのは不可能……現に貴方は、元から強くあった感情とはいえ……自身の置かれた状況とは思えない感情が度々出てきてるもんね？さっきだって、この……サニー号だっけ？随分目を輝かせてたもんね？大切な人たちが、文字通り命がけで時間稼いでるって言うのに……』

ウタ(…………黙って……‼︎)

ミュークル『貴方に何かあったら……その…みんな悲しむからさ……？何かあるなら早めに言ってほしいの』

『意識はハッキリしてるのに、感情だけが意に反して暴走していき、その勢いは止まるところを知らずにどんどん加速していく』

ウタ(…………うるさい‼︎』ﾎﾞｿ

ミュークル『ごめん……小さすぎて聞こえなかった。もう一回言ってくれる？』

『自分の意思に反する感情の濁流を直に感じている貴方は、最終的にとてつもない怒りのみの感情を感じていく。やがて………』

ウタ『…………うるさい‼︎』

[57 1 22/12/30(金) 12:18:31]

ミュークル『っ⁉︎ちょっと、どうしたのウタ⁉︎』

『……………限界を迎えて決壊し、全てを崩壊させる』

ウタ『うるさい………うるさいうるさいうるさい‼︎そんな事私が1番わかってる‼︎』

ミュークル『ウタ‼︎ちょっと落ち着いて‼︎』

ルフィ『どうしたんだ⁉︎ウタ、大丈夫か⁉︎』

ウタ『あぁもううるさい‼︎みんな黙って‼︎』

ルフィ『ウ……タ…………』Zzzz

一味『………』Zzzz

カタクリ達『…………』Zzzz

ウタ『ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……アァ…‼︎ヴゥ………‼︎』

『………………うーん……やっぱり食べすぎかな？困ったなぁ……』

[58 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 12:26:36]

アワワ…

[59 1 22/12/30(金) 13:56:26]

ウタ『ハァ……アッ‼︎ヴゥ……‼︎アァァ………‼︎』

『しかし……歌わずに眠らせるなんて……能力そのものを捻じ曲げるとは思わなかったなぁ……まぁ……怒りに身を任せての事だし、習得してるわけではなさそうだけど』

ウタ『アァ………‼︎ガッ‼︎グゥ……‼︎』

『………さてと……………ねぇ？聞こえてる？』

ウタ『アァ‼︎………ハァ……何………⁉︎』

『………その苦しみから解放されたい？』

ウタ『ハァ……ハァ……ハァ……あるの？そんな方法……‼︎ハァ……ハァ……』

『………あると言ったら？』

ウタ『ハァ……ハァ……ハァ……』

『まぁ信用するとは思わないけど……いいの？このまま放置してると、死ぬまでその調子だけど……』

ウタ『ハァ……ハァ……ガッ⁉︎……グァ……‼︎』

信用できる訳がない………だけど、この苦しみが死ぬまで続くなんて……絶対嫌‼︎今はこの苦しみから解放される事しか考えられなかった………

ウタ『ハァ……教えて……‼︎その……方法…‼︎』

『了解………まぁやる事自体は凄く単純……この歌を歌って欲しいんだよね』

ウタ『ハァ……ねぇ……表面に大きく描かれてる……長い文は何……ハァ……』

[60 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 14:00:03]

歌ってはいけないあの歌〜！？！？

[61 1 22/12/30(金) 14:11:06]

"ᚥᚺᛟᛖᚡᛖᚱ ᛋᛁᚾᚵᛋ ᛏᚺᛁᛋ ᛋᛟᚾᚵ, ᚵᛁᚡᛖ ᚢᛈ ᚪᛚᛚ ᚺᛟᛈᛖ"

『あぁそれ？……………まぁ作曲家の名前みたいなものだよ。それに、意味を知らないだけでその文字自体は読めるでしょ？なら問題なし‼︎』

ウタ『ハァ……ハァ……わかった…』

『ちゃんと感情込めて歌ってね？ほんの少しだけど、貴方の苦しみを少しだけ和らげるから』

ウタ『わかった………スゥー』

『…………フフフ、ホント……お馬鹿さん♪』ﾎﾞｿ

[62 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 20:24:18]

てめぇトットムジカかよ、やりやがったなぁ!!

[63 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 20:51:43]

こんの楽譜はよ～～～！！！！！！！！！！！

[64 保守だ 22/12/30(金) 22:23:11]

この楽譜は灰になってもいいと思う

[65 1 22/12/31(土) 01:24:58]

ᚷᚨᚺ ᛉᚨᚾ ᛏᚨᚲ ᚷᚨᚺ ᛉᚨᚾ ᛏᚨᛏ ᛏᚨᛏ ᛒᚱᚨᚲ‼︎

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

シャンクス『っ⁉︎まさか……ウタァ‼︎』ﾊﾞｯ!!

ベックマン『クソ……何でまた出て来たんだ‼︎』ﾊﾞｯ!!

ミホーク『…………あれがトットムジカか……』ﾊﾞｯ!!

藤虎『ありゃあ………随分と物騒なのが出て来やしたね』

黄猿『困ったねぇ……一応持って来たこのゴーグルも……あれが出て来ちゃあ、もう意味がないねぇ……』ﾎﾟｲ、ﾎﾞﾝ!!

赤犬『………トットムジカ……‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

雨打つ心　彷徨う何処

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

スモーカー『ありゃ……‼︎』

コビー『何です⁉︎あの怪物は⁉︎』

ガープ『感じとるか？センゴク……‼︎』

センゴク『あぁ……あの距離でこれだけの圧…… "金獅子"を相手した時以来だ』

ガープ『とにかく、急ぐぞ‼︎』

[66 1 22/12/31(土) 03:08:08]

枯れ果てず湧く願いと涙

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

海兵『中将殿‼︎あれを………‼︎』

ストロベリー『何だあれは……⁉︎』

モモンガ『まさか……出て来たと言うのか⁉︎ウタウタの実の能力者が歌う事で実体化する、伝説の魔王………トットムジカが‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

解き放つ　呪を紡ぐ言の葉

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クザン『…ありゃ………』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クザン『あぁ………サボるか………あら？』

センゴク『……まだ勤務中だと聞いているが？』

クザン『あらら……こりゃ俺の今年の運がなくなっちまったかな……この時間帯は穴場だったんですけどね』

センゴク『全く……仕事が溜まってるはずだ、さっさと片付けてこい』

クザン『いやぁ…………そういや、センゴクさんはどうしてここにいるんです？』

センゴク『私か？………野暮用だ』

[67 1 22/12/31(土) 04:14:09]

クザン『あれぇ？もしかして………センゴクさんも？』

センゴク『………聞き手によってはそうなる』

クザン『何だぁ、センゴクさんもサボるんですねぇ。少し意外でしたよ』

センゴク『まぁな……元帥だと私自身の自由などあってない様なものだからな』

クザン『あらら………ところでさっきから見てるんです？』

センゴク『…………他言しないなら見てもかまわん』

クザン『………まぁ、触れまわる前に忘れると思いますけどね』

センゴク『…………ほら』

クザン『どうも………うん？こりゃ……』

クザン『…………何ですか？この子供が描いた怪物みたいなの？』

センゴク『怪物か………まぁあながち間違ってないな、トットムジカ………まぁ伝説上の怪物みたいなものだ』

クザン『伝説上ね………ドラゴンみたいなもんですか？』

センゴク『そんなところだ』

クザン『なるほどねぇ………じゃあ、俺はこれで』

センゴク『まぁ待て青キジ』ｶﾞｼ

[68 1 22/12/31(土) 04:34:50]

クザン『えぇと……出来れば離して欲しいんですけど………』

センゴク『まぁそう固くなるな、せっかくの機会だ。日頃の勤務態度含め、色々話そうじゃないか』ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

クザン『………いいんですか？サボってた事、おつるさんにチクりますよ？』

センゴク『なっ………‼︎誰からその脅し文句を⁉︎』

クザン『いやぁ、せんべいをお土産にあげたらガープさんが勝手に話してくれましてね？』

センゴク『ガープ……アイツ…‼︎』

クザン『まぁそういう事です。互いのためにも、これで手打ちにしましょうや』

センゴク『クッ……‼︎』

クザン『じゃっ‼︎そういう事で‼︎』ﾋﾟｭｰｰｰ

センゴク『あっコラ‼︎待て青キジ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クザン『冗談半分で聞いてたんだがなぁ…………少し急ぐか……』ｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺ

[69 1 22/12/31(土) 10:50:07]

ᛗᛁᛖ ᚾᛖᚷ ᛟᚾ ᚷᛁᛖᚲ ᚷᛁᛖᚲ ᚾᚨᚺ ᛈᚺᚨᛋ ᛏᛖᛉᛉᛖ ᛚᚨᚺ‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ブルーノ『………まずいな』

カリファ『えぇ……‼︎このままだと、世界が……‼︎とにかく報告を‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

死をも転がす救いの讃歌
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ルフィ『……何だよ…………これ……⁉︎』

ミュークル『まさか……あれが⁉︎』

スムージー『トットムジカ……⁉︎クソ‼︎』

ナミ『ちょっと‼︎何なのよ一体!?』

ゼウス『ねぇナミ？』

ナミ『どうしたのよ⁉︎今それどころじゃないのよ‼︎』

ゼウス『それがね？あの女と巨大な怪物が変なんだ』

ナミ『変って何よ⁉︎もっと具体的に言いなさい‼︎』

ゼウス『何と言うか………おいらに近いものを感じるんだ』

ナミ『………とにかく‼︎今はそれどころじゃないから‼︎』

[70 1 22/12/31(土) 12:45:53]

求められたる救世主

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『……えっ………何が起こったの？』

最初の歌詞列を歌った段階で意識を失った私が目を覚ますと、そこは以前来たことのある空間だった………以前来た時は真っ白な空間だったけど、今は違う………まるで曇り空みたいに全体がドス黒い何かで覆われていた

ウタ『ここ何処？…………皆は⁉︎』

『大丈夫大丈夫‼︎"まだ"死なせる気はないからさ‼︎』

ウタ『なっ⁉︎どう言う事‼︎死なせる気って何⁉︎』

『そうかっかしないの。こうなった以上、貴方に出来ることなんてたかが知れてるんだからさ♪』

ウタ『私の事騙したの⁉︎』

『騙すなんて人聞きの悪い、貴方に対して嘘をついたことなんて無いよぉ？現に貴方は今苦しみから解放されてるでしょ？キノコの事だって、結果的に貴方の危機を救ったんだから。むしろ感謝して欲しいぐらいなんだけどな♪』

ウタ『ふざけないで‼︎』

『あぁ………そういえば、一つだけ嘘ついてたかなぁ？』

ウタ『何よ今更‼︎』

『ほら、最初に会った時に名前は無いって言ったじゃん？あれ、半分嘘なんだよねぇ』

[71 1 22/12/31(土) 17:20:53]

ウタ『半分って………‼︎』

『私は作られた存在、だから種族としての名前は持ってないんだよねぇ……でも、一個体としての呼称はちゃんと命名されてるんだよぉ？』

ウタ『っ⁉︎』

そう言うと、目の前にいるアレは体が変形し始めた。そして変形が終わるとそこには………

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『改めて自己紹介するよ………私の名はᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ………2度も復活してくれてありがとねぇ♪』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

その瞬間、私は全部理解した………全部私のせいなんだ、あれだけあの時の私の行動に嫌悪していたのに……分かっていながら………私は……

ウタ『ア………アァ……ああああぁぁぁぁぁぁあああ‼︎‼︎‼︎』

[72 1 22/12/31(土) 18:54:37]

※遅れましたがここから先、少しの間ウタのメンタルを全力でぶっ壊しにかかりますので閲覧にはご注意ください。円満ハッピーエンド行きは確定してるのでそこは安心してください

[73 保守だ 22/12/31(土) 19:55:10]

>>72

よく言った

[75 1 22/12/31(土) 23:45:44]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『はいはい、うるさい口は閉じちゃおうねぇ』

ウタ『ムグ………‼︎ヴゥ…‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『もう大人しくしなよ……暴れたって意味ないんだからさ』

ウタ『ヴゥ………ヴゥゥ…‼︎』ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

無意味の分かっていても、抵抗しない訳にはいかなかった………でも、本当に無駄だった。まるでトットムジカのウタワールドに入り込んだみたいだった。いつの間にか私は口は塞がれ、手足に枷をつけられた状態になっていた

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『いやぁ……やっぱり容姿が整ってるとこう言う状態でも見栄えがあるもんだね♪』

ウタ『ヴゥゥゥゥ……‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『唸らない唸らないwww、さて………どうしたもんかなぁ……うーん……………そうだ‼︎私と貴方の感覚を共有してあげる‼︎』

ウタ『ヴゥ⁉︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『『何言ってるの……共有？どう言うこと？』って顔してるね⁉︎良いよ教えてあげる‼︎今の貴方が置かれてる状況を‼︎ズバリ‼︎貴方は今、私の手によって意識だけここにある状態でね……言うならば肉体は私の支配下にあるの』

ウタ『ヴゥ⁉︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『それでね⁉︎これから貴方の体を使って、みーんな殺してあげる♪この姿で海軍のみんなは勿論、カタクリ達もシャンクス達もルフィ達もみーんな‼︎文字通り"貴方の手"で殺してあげる‼︎そしてその時の感覚を貴方に共有してあげるの‼︎いやぁ我ながら名案が浮かんだなぁwwwどうも貴方相手だと海軍以外は攻撃を躊躇っちゃうみたいだし？それだけ大事なら、誰でもない貴方の手で殺されるのは寧ろ本望だよねぇ♪』

ウタ『ヴゥ……ヴゥ………‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『良いねその顔‼︎絶望に染まりきったその顔が1番好きだよ‼︎問題なのは………貴方が眠らせちゃったから、ウタワールドに結構な戦力が集まっちゃったことなんだよねぇ。現実世界に限定できれば、どんな奴が来ても負ける事はなかったのに……そこは私唯一の失敗だったなぁ』

[76 1 23/01/01(日) 00:00:04]

※明けましておめでとうございます。年明けを挟むことになりましたが引き続きよろしくお願いいたします

[77 1 23/01/01(日) 02:03:24]

ウタ『…………』

そうだ……怒りに任せてルフィ達とカタクリ達を眠らせたんだった。アレが嫌がってるなら……もしかしたら‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あっ‼︎今希望を持ったでしょう？分かりやすいなぁもう♪まぁ貴方の想像通り、もしかしたら私が敗れる事は十分考えられるんだよねぇ………』

ウタ『……………』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『なんて、そんなこと言うと思った？www残念でしたぁ♪何か勘違いしてるみたいだけど、私は別に倒されても良いんだよ？』

ウタ『ヴゥ………⁉︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『焦ってる焦ってるwwwホント分かりやすいんだから♪私は別に負けても良い……だって、勝とうが負けようが、どのみち貴方は死ぬんだし♪』

ウタ『ヴゥ⁉︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あぁ、そういえば言い忘れてたけど…貴方が食べたあのキノコ、ネズキノコっていう立派な毒キノコでーす‼︎毒物食べたんだから、助かるわけないよねぇwwwまぁ解毒剤飲んだところで、もう助からないんだけどね♪』

ウタ『ヴゥ……ヴゥゥゥゥ⁉︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『理由知りたいの？仕方ないなぁwww貴方、ネズキノコなんか食べた？15個ぐらいは食べてるよねぇ、あのキノコの致死量………どれだけ贔屓目に見積もっても10個が限界でーすwwwだから、今すぐに解毒剤飲んでも全てが後の祭りって事♪』

ウタ『………ウッ……ヴッ……』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あぁあぁ泣いちゃった………まぁそうだよね……散々自分の意思で決めてみろってカタクリに言われたのに……次あったら絶対に謝ろうって決めてたシャンクス達がすぐ近くにいるのに……全部終わったら、また昔みたいに勝負しようって決めてたルフィが目と鼻の先にいるのに………大切な人たち相手に、よりにもよって自分の意思で全員の心に傷を残す羽目になったんだもんね………分かるよ………凄く分かる……www。あぁダメ、やっぱり面白すぎて空気保てないwww』

ウタ『………ヴゥ……』ﾎﾟﾀ……ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

そんな事って………無いよ………………あんまりじゃん………誰か……カタクリ……ルフィ………シャンクス……助けて……

[78 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 12:36:20]

ほ

[79 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 14:23:01]

頑張った

[80 保守だ 23/01/01(日) 22:46:49]

ほっしゅ

[81 1 23/01/01(日) 23:00:19]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『さぁて、良いものも見れたし、どうしようかなぁ……』うーん

ヒュウゥゥゥ　ドーン！！

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『おっとっと……何……？って……』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あ〜……焦っちゃったのかなぁ？まぁいいや、ちょうど"的"が欲しかったところだし』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

海兵『撃てぇぇぇ‼︎あの怪物を仕留めろぉ‼︎』

ドン‼︎ドドン！！ドンドン‼︎ドン‼︎

ストロベリー『馬鹿者共め………‼︎あのままでは手遅れになるぞ‼︎』

モモンガ『おい‼︎すぐにあの軍艦と連絡を取れ‼︎砲撃をやめさせろ‼︎』

海兵『はっはい‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『ヴゥ……‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『……ねぇ、お馬鹿さんほど救いようが無い人間っていると思う？…………私は、いないと思う♪』

ウタ『ヴゥ……ヴゥゥゥゥ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『まぁ今回はそのお馬鹿さん達に手伝ってくれるんだから、世の中何があるか分かんないよねぇ………いやぁ〜前エレジアで暴れた時は、まだ"寝ぼけてた"から全然力出さなかったんだよねぇ♪今はバッチリ起きてるし、何より……貴方の体と完璧にリンク出来てるし……心置きなく全力出せそうだよwww』

[82 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 08:36:39]

保守

[83 1 23/01/02(月) 08:47:34]

ウタ『ヴゥ…』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『さぁて………1発派手にいきますか‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

海兵『モモンガ中将‼︎目標に動きあり‼︎』

モモンガ『目が……光って……⁉︎』

ストロベリー『何をするつもりだ……‼︎おい‼︎まだ連絡が取れないのか⁉︎』

海兵『それが……他の軍艦も通信を試みてるようでして……‼︎混線状態で通信できません‼︎』

ストロベリー『……やむを得ん‼︎周辺にいる軍艦に退避命令、急げ‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『フフフフフ…………じゃあね、お馬鹿な海兵さん♪』ズゥン！！

ドオォォォン！！

[84 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 17:02:41]

保守

[85 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 22:22:37]

守

[86 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 10:17:49]

保守

[87 1 23/01/03(火) 12:50:33]

海兵『うわああぁぁぁぁ‼︎』

ストロベリー『くっ……⁉︎たった1発で、この威力か……‼︎』

モモンガ『被害状況を報告、急げ‼︎』

海兵『お待ちを……‼︎報告します‼︎謎の怪物からの攻撃によって、12隻の軍艦が消滅しました‼︎』

モモンガ『12隻………だと⁉︎』

海兵『はい⁉︎また、付近にいた3隻も甚大な損害を受け現在沈没中の模様‼︎』

ストロベリー『1発で15隻もの軍艦がやられたと言うのか……⁉︎』

モモンガ『これが……伝説の魔王の力……‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『キャハハハハハハハwwwwww‼︎まさかここまでの威力を出せるなんて思わなかったよ‼︎封印される前にだいぶ近いねぇ‼︎』

ウタ『…ヴゥ………』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あぁそうか‼︎もう感覚は共有してるから、大量の人間を殺した感覚を味わってるんだったね♪どう？大量殺戮者になった気分は？アッハハハハハwwwwww‼︎これで貴方はもう引き返せない、例え外にいるみんなが許したとしても……貴方自身は決して許すこともないだろうからね♪』

ウタ『………』

[88 1 23/01/03(火) 13:34:41]

ガープ『……驚いたの』

センゴク『まさか……これほどの威力とは』

スモーカー『……これが、古代兵器の威力』

センゴク『………スモーカー、今すぐに艦隊へ戻って攻撃で空いた包囲の穴をカバーしろ』

スモーカー『…………了解、行くぞお前ら‼︎』

コビー『ガープさん達はどうするんですか⁉︎』

ガープ『なぁに、ちょっと世間知らずの小娘を"教育"してやるだけじゃ……‼︎』

センゴク『私は……これ以上、奴の好きにさせるわけにはいかない。ここから先は、あくまでも"独断専行"だ』

コビー『………分かりました』

ガープ『よし………さぁ行くぞセンゴク‼︎』

センゴク『あぁ……‼︎海兵としての……最後の仕事だ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

黄猿『ほんと……気が遠くなるねぇ………アレを倒さないといけないなんてねぇ』

藤虎『しかし………放置するわけにゃあいけねぇのも事実』

赤犬『……やる事に変わりはない。敵は全員、始末せにゃあならん‼︎』

[89 1 23/01/03(火) 15:05:59]

ウタワールド

ゾロ『うおぉぉぉ‼︎』カン！！

サンジ『おらぁぁぁ‼︎』ガン！！

チョッパー『あの2人でも突破できないなんて……‼︎』

カスタード『ちょっと‼︎あのバリア堅すぎない⁉︎さっきから全然変わらないんだけど⁉︎』

クラッカー『ビスケット兵の集中攻撃も効果がねぇなんてな……‼︎』

ミュークル『くっ‼︎……やっぱりあのキノコはただのキノコじゃなかったのね……‼︎』

チョッパー『キノコ⁉︎ウタはどんなキノコを食べたんだ⁉︎』

ミュークル『え⁉︎えーと確か……これ‼︎』

チョッパー『これ……ネズキノコじゃないか⁉︎』

サンジ『ネズキノコだって⁉︎』

ロビン『知ってるの……⁉︎』

サンジ『確かな……それを食べると、感情のコントロールが効かなくなるのは知ってるの‼︎』

チョッパー『それだけじゃない……個数によっては、そのまま死にいなる毒キノコだ‼︎なぁ⁉︎ウタはネズキノコを何個食べたんだ⁉︎』

ミュークル『正確にはわかんないわよ‼︎……でも確か、10個は食べてたと思う‼︎』

[90 1 23/01/03(火) 16:41:11]

チョッパー『そんな………致死量ギリギリじゃないか‼︎ルフィ‼︎早くウタを助けないと……‼︎』

ルフィ『………あぁ、任せろ……‼︎』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

シャンクス『グアッ‼︎』ﾄﾞｫﾝ‼︎

ベックマン『お頭‼︎クソッ‼︎』ﾄﾞﾝ‼︎

ヤソップ『ダメだ‼︎俺たちだけじゃ、あのバリアを突破出来ねぇ‼︎』

ベックマン『それでもやるんだよ‼︎あの日置いてきちまった、俺たちの娘のために‼︎』

ホンゴウ『だかどうする⁉︎あの野郎……12年前と比較にならねぇ程強くなってるぞ⁉︎』

ルウ『ビーム一つとっても洒落にならねぇ威力だ‼︎アイツも成長するって事か⁉︎』

シャンクス『クッ……⁉︎…ウタ‼︎』

視線の先には、歌い終えてからまるで動かなかったウタが……涙を流しながらこちらを見ていた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ(？？？)『…………ヴゥ……ルフィ……シャンクス……助けて……‼︎』

シャンクス『っ⁉︎……ウタァ‼︎』バッ‼︎

ルフィ『ウタァ‼︎』バッ‼︎

ウタ(？？？)『…………』

[91 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 23:26:12]

早く救われてほしい……
救われるのが確定してるけどつらい

[92 1 23/01/03(火) 23:36:34]

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『……なんてね♪』ガチャ‼︎

ルフィ『っ⁉︎』

シャンクス『なっ⁉︎』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『ルフィ、シャンクス……バイバイ♪』

ベックマン『お頭‼︎』

ゾロ『ルフィ‼︎』

カン‼︎カン‼︎

[93 1 23/01/04(水) 03:23:06]

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『……フフフ、これだけ人が集まれば、流石に勘づく人も出てくるか♪』

シャンクス『ミホーク…‼︎』

ルフィ『カタクリ‼︎』

カン‼︎カン‼︎

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『流石、あの子の記憶に残ってただけのことはあるね♪まぁ、そこの2人も本当は強いはずなんだけどねぇ……』

カタクリ『………見聞色はどうした、麦わら』

ミホーク『……とうとう頭まで腐ったか？赤髪』

ルフィ・シャンクス『『…………』』

カタクリ『何のための未来視だ……無条件に警戒しろとは言わないが、この状況で何の警戒もせずにで　接近することがどれだけ危険なのか………分からないお前じゃあないはずだ………‼︎』

ミホーク『お前がその様では、まだ両腕があった頃に対等だった俺が惨めになる。恥をかかせるな、俺はそのような弱い男と対等になっていたつもりはない』

ルフィ『っ……すまねぇ‼︎』

シャンクス『……あぁ、すまん…』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『ホント……いいライバルを持ったもんだねぇお二人さん♪』

ルフィ『お前………ウタはどこにやった‼︎』

シャンクス『悪いが……お前のお遊びに付き合ってやるほど、俺は優しくはないぞ………娘を返せ‼︎』

[94 1 23/01/04(水) 13:10:27]

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『怖い怖いwwwまぁやる気があるのは大いに結構だけど、いいの？私の行動は彼女自身の望みでもあるのに？』

ルフィ・シャンクス『『⁉︎』』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『もうあの子はね？疲れちゃったんだよねぇ……どう足掻いても貴方たち迷惑をかけるのは確定してる現状に……だから私は自由に行動できるんだし♪』

ルフィ『ふざけんな……‼︎こんな事、ウタが望むわけねぇ‼︎』

シャンクス『……うちの娘を、甘く見るなよ…怪物が‼︎』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『………まぁ、別に信じろとは言わないよ、ただ……もう貴方たちがあの子から直接話を聞く事はない。せいぜい悩むんだね♪アハハハwww』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クザン『………あらら、我ながらヤベェ所に来ちまったな……麦わら達は何か寝てるし、赤髪のとこに鷹の目はいるし………流石に帰っていいだろ、こんな状況なら………』

『すまないが、ここで帰られては困る』

クザン『えぇ〜だって絶対面倒な事になるでしょこれ？自分から面倒ごとに首突っ込みたくはないんだけどなぁ………ていうか、誰だ？周りに人はいねぇはずなんだがなぁ』

『生憎、私には実体がない……感知できないのは仕方がないだろう。それに、君がいなくなると私とあの娘が困る』

クザン『ハァ………で？俺は何すりゃあいい訳？』

『少し待ってくれ、もう1人協力者が必要だ……説得に成功したら話すから、今はここで隠れててくれ』

クザン『…………消えたか…ホント、不思議なこともあるもんだ』

[95 1 23/01/04(水) 13:37:54]

ロビン『…………』

『色々考えているようだな』

ロビン『っ⁉︎』

『すまないが反応するな、奴に勘付かれる』

ロビン(………貴方は？)

『私か？…………何だったか……すまない、人と接触するのはひさしくてな…………確か、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ……それが私の名だったはずだ、別に覚える必要はない。どのみち短い付き合いだ』

ロビン(………それで、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗは私に何の用かしら)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『あの娘を奴から引き離す。協力して欲しい』

ロビン(……そんな事できるの？ルフィの話し方を聞くに、今は別の人格が彼女の体にいるみたいだけど)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『それを引き離すための作戦だ。既に現実世界にも協力者がいる、後は実行に移すタイミングだけだ』

ロビン(………わかった、協力する……それで、私は何をすればいいの？)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『待て、もう1人協力者がいる。話はそれからだ』

ロビン(………消えたわね、一体何だったのかしら)

[96 1 23/01/04(水) 14:43:55]

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『考えるのをやめたか……気持ちは分からんわけではないが』

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………今から、君の右手についた枷を外す』

ウタ『………どうせ嘘』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『…………今は信用しろ』ガチャ

ウタ『え………？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『今から君を奴から解放する。既に協力者も募り終えた』

ウタ『………貴方は』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ、それが私の名だ………いや、すまない……聞きたいことはそうではなかったな。私は奴と因縁がある、だから助かるし協力する。それに………目先の犠牲を躊躇い、封印した。必ず起こる戦いを未来に押し付けた私自身の責任でもある』

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さて……役者は揃った。作戦会議と行こう』

[97 二次元好きの匿名さん 23/01/04(水) 21:08:45]

晴れてくれい

[98 二次元好きの匿名さん 23/01/04(水) 22:23:03]

これなんて書いてあんの？

トットムジカはなんとか読めたけど

[99 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 01:34:15]

>>98

変換サイトにコピペしてぶち込んでみたらREQUIEMって出たわ

[100 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 12:11:45]

保名

[101 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 20:34:10]

ほしゅ

[102 1 23/01/05(木) 21:35:10]

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さて、今私は協力者全員と話している。今は電伝虫と言うんだったな？そう思ってくれ、ここでの会話は全ての協力者に共有される』

クザン『で？結局お前さんの言う協力者ってのは誰なのよ？』

ロビン(青キジ⁉︎貴方も来ていたの⁉︎)

クザン『まぁ……何だ、ちょっと野暮用でな。これで全員か？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『いや、今回の目標となる娘もいる。他人を信じられるほどの余裕はないから、発言はしないようだが』

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『……話を進めよう、今回の作戦で最も重要なのはタイミングだ。奴の意識がルフィ・シャンクスの両名に集中させる必要がある』

ロビン(意表を突く訳ね)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『そうだ、現状……奴はこの娘を全く警戒していない』

クザン『何でそう断言できる？事実上の人質なんだから、無警戒なんて事はないでしょ？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『娘は今、枷によって自由を奪われた状態だ。この枷は奴による支配のためのものだ。これを全て破壊すれば、娘の肉体は奴から解放される。そして、この枷の強度は奴の警戒度の高さと同調する』

ロビン(その言い回しから察するに、破壊できたのね？)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『まだ１つだけだがな……正直、破壊できるとは思っていなかったが』

クザン『………は？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さっきも言ったが、枷の強度は奴の警戒心の高さそのものだ。信用を得るために破壊してみたが……私自身、あそこまで脆いとは思わなかった。だが、これはむしろ我々にとってはメリットになりうる』

[103 保守だ 23/01/05(木) 22:38:22]

>>99

レクイエムってこと?

[104 1 23/01/06(金) 00:01:56]

クザン『警戒してないなら、それだけお嬢さんを助けやすくなるってわけか』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『そうだ、だがそう簡単な話じゃない』

ロビン(どういう事？)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『思わず勢いで破壊してしまったが、奴に勘付かれたかもしれない。確認できないが、娘に近づきにくくなっている』

クザン『いやいや、サラッと言ったけど大問題じゃないの……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『私も流石に無警戒が過ぎた。だが不思議な事に、何故か奴にそれ以上の動きが見られない。仮にも娘を支配するための枷が外されたのだから、直接乗り込んで来ても不思議ではないはずなんだがな』

ロビン(………もしかして、破壊された事には気づいていない？)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『私も同じ結論だ。奴は狡猾で敏感だが……戦闘時にはそれを活かせる程、器用ではなかったはずだ。違和感を感じて最低限の防御を施したと見るべきだ。どちらにしろ、こちらに意識が向いていないのなら、やることは簡単だ』

クザン『で？結局俺たちはどうすりゃあいいのよ』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『今奴は事実上の主力であるあの2人を煽る事に集中している。さっきのように突っ込んでくるのを待っているんだ。今、あの2人は私の力で感受性が高まっている。幼稚な挑発に乗っかっているのはそのせいだ。まぁどのみち、あの2人が娘の体ごと奴を攻撃できるとは思えん。その一瞬を使って2人を始末して、娘の心を完全に壊すつもりだ。なら……その一瞬で奴の思考を狂わせれば、奴が娘の周りに張ったであろうバリアも一瞬消える』

クザン『その間に、枷とやらを破壊して解放するって寸法か』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『あぁ……だが時間が長引けば、すぐに娘の防御をさらに厚くするだろう。そうなれば、もはや解放は不可能だ』

ロビン(つまり……2度目はないって事ね)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『そういう事だ、君たちにはあの2人が飛び出した後、奴の目の前でそれぞれ無力化して欲しい。まさか奴も敵が同志撃ちし始めれば少なからず動揺するはずだ』

[105 1 23/01/06(金) 00:19:00]

ロビン(わかったわ………任せて)

クザン『まぁ、ここまで乗っちまった船だしなぁ……やるしかねぇか』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『タイミングはこちらで指示する。それまではなるべく動くな、聞きたいことがあれば聞いてくれ。なるべく答える』

ロビン(……ねぇ、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『どうした？』

ロビン(……ルフィ、今にも飛び出しそう何だけど。大丈夫なの？)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『……………おかしい、シャンクスの方が感受性を高めたはずなんだが……』

クザン『………まぁ、アイツならそうなるわな』ﾊｧ

ロビン(えぇ……ルフィならこうなるわね)

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………こうなっては仕方ない。不安は残るが、始めるぞ』

ロビン・クザン『(了解)』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………若干不安だが、シャンクスの感受性を限界まで上げて、2人のタイミングを何とか合わせる。頼んだぞ』

ロビン(わかった)

クザン『さぁて……重い腰上げますか……』

[106 二次元好きの匿名さん 23/01/06(金) 08:58:21]

保守

[107 1 23/01/06(金) 11:47:34]

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)(………思ったよりちょろいなぁ、この2人www。ルフィはともかくシャンクスはもうちょっと大人の対応すると思ったんだけどなぁ♪まぁいいや、また来てくれればそれで終わりなんだし)

ルフィ『…………』

シャンクス『…………』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『怒ってる怒ってる♪そんなに憎いなら来なよ？私は逃げも隠れもしないから‼︎さぁ、さぁさぁさぁさぁ‼︎』

ルフィ『‼︎……うおぉぉぉぉ‼︎』バッ‼︎

シャンクス『はあぁぁぁぁ‼︎』バッ‼︎

ロビン・クザン『(来た………‼︎)』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『さぁて……これであの子の心を壊せる。そうなれば………この体はもう私の物……フフフ♪』

ルフィ『うおぉぉぉ‼︎』

サンジ『馬鹿っ‼︎突っ込んだって何も出来ねぇだろうが‼︎』

ロビン『いいえ、行かせて‼︎』

サンジ『ロビンちゃん⁉︎』

ロビン『大丈夫……問題ないわ』

[108 1 23/01/06(金) 12:29:02]

ホンゴウ『お頭‼︎突っ込むなぁ‼︎』

ベックマン『ちっ‼︎手間かけさせやがって‼︎』ｶﾞﾁｬ‼︎

クザン『………まだか？そろそろ頃合いだぞ……‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………行け‼︎』

クザン『"アイスBALL"‼︎』バッ‼︎

シャンクス『なっ⁉︎』ｶﾞｷｨﾝ‼︎

ロビン『六輪咲き "スラップ"‼︎』

ルフィ『ロビン⁉︎あばばばばばば‼︎』スパパパパパン‼︎

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『は………？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『防御が消えた……今だ‼︎』ガチャガチャガチャ‼︎

ウタ『っ‼︎外れた‼︎』

ウタ(ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ)『なっ⁉︎接続が外れ……』ｶﾞｸ、ﾋｭｰ

クザン『あっやべ………よっと‼︎』ドサ

ロビン『百花繚乱、"スパイダーネット"‼︎』ドサ

[109 1 23/01/06(金) 19:50:45]

ベックマン『青キジ⁉︎何のつもりだ‼︎』

ホンゴウ『野郎……ウタから離れろ‼︎』

クザン『………まぁこうなるわな…』

ﾋﾟｷ…ﾊﾟｷﾊﾟｷ…ガシャァン‼︎

シャンクス『……説明してもらおうか、青キジ‼︎』

クザン『……なぁ、悪いが代わりに説明してくれねぇか？俺から言っても聞く耳持たねぇだろうし』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『わかった。ちょうど遅れていた演者達も着く頃だ、ちょうどいい』

クザン『演者達……？誰の事だ……って……』

センゴク『何だ、もう終わったのか？』

ガープ『まだトットムジカが居座っとるからまだじゃろう。しかし懐かしいのぅクザン、元気にしとるか？』

クザン『………まぁ、一応は……』

ガープ『しかしその格好似合っとるのぅ、さながら海賊みたいじゃな‼︎』

クザン『ちょっ⁉︎ガープさん‼︎それは言わない約束でしょう⁉︎』

センゴク『お前は少し黙っておけガープ‼︎』

[110 1 23/01/06(金) 20:55:12]

黄猿『おやぁ……？どこに行ったかと思ってたら、ここにいたんだねぇ……ガープさんにセンゴクさん』

藤虎『あんまり、勝手に動かれちゃあ困るんですがね……』

赤犬『何のための電伝虫じゃあ‼︎先もって言うとかんかい‼︎』

センゴク『すまない、独断専行だったのでな。私自身歌姫の殺害には反対なんだ』

黄猿『奇遇だねぇ、わっしらもその件で考えてた所なんですよぉ』

ガープ『サカズキがか？随分珍しい事もあるもんじゃのう』

赤犬『余計なお世話じゃ‼︎わしの事を何じゃ思うとるんじゃ、全く……』

クザン『……………気まずい』

シャンクス『………いい加減話してくれねぇか？そろそろ我慢の限界だぞ』

クザン『あぁ……取り敢えずこの子返すよ』

ベックマン『……何もしてねぇだろうな』

クザン『疑うなら診てみりゃあいいでしょ？何もしてねぇからさ』

ベックマン『ホンゴウ‼︎頼むぞ‼︎』

ホンゴウ『おぅ‼︎任せろ‼︎』

[111 1 23/01/06(金) 22:05:43]

クザン『……なぁ、そろそろ説明してくれねぇか？じゃないと俺の身が……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………そうか……奴の反応が鈍っていたのは、娘の体に完全に憑依していたからだ。本来の肉体から完全に抜けていたから、私の知っている探知能力より感度が下がっていたのか』

クザン『おーい、お前さんの持論は納得したから、早く状況を説明してくれない……？そろそろ本格的にマズイっつうか……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『そうだったな、すまん………全員聞け、私は……ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ、覚える必要はない。君たちには今から話す事を覚えてもらう必要がある。たった今、我々の作戦によってこの娘を解放に成功した。だがそう簡単な話でもない……娘はまだ完全に解放されたわけじゃない。経緯はどうあれ、娘の意思で復活させた結果だ。時間が経てば再び奴の支配下に堕ちる、だが…解決策は単純だ。奴を一度倒せばいい、そうすれば奴との接続は完全に途切れるはすだ』

シャンクス『………なぁ…』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『何だ？』

シャンクス『もし時間内にアイツを倒せずに、ウタが乗っ取られたら……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『先に言っておく、無理だ………肉体を失って相当長く経った。もう私には……同じ事をするだけの力はない………』

シャンクス『……わかった、ありがとうな』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『褒められる事をした覚えはないが……まぁいい。後、一応言っておくが……娘はもう助からんぞ』

シャンクス『………は？』

ルフィ『えっ……？』

カタクリ『⁉︎』

ウタ『……………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『ネズキノコを食べ過ぎたようだからな。例え体から毒素を抜き取ったとしても、大した寿命もない以上、長くは持たん。だが……挨拶の言葉も無しにお別れは嫌だろう？再び取り込まれる前に奴を倒す事だ。そうすれば、そうだな…………2〜3分は話せるだろう』

[112 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 06:36:57]

☆

[113 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 08:51:14]

え、これマルコの治癒でも無理な感じ？

[114 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 08:59:17]

>>113

毒とかを取り除いたとしても、毒による効果で寿命とかの概念を削られていたとしたら流石に無理じゃ無いかな？

[115 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 10:54:31]

マルコの能力だとウタの再生力を多少上げることになる
現状維持は可能かもしれないがマルコが能力を使い続けるのは無理

[116 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 12:23:23]

んじゃ本格的にジ・エンドな感じか

[117 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 12:24:32]

二次創作でRED本編と同じ結末とか嫌じゃ嫌じゃ()

[118 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 12:29:00]

トットムジカの中の人は古の人。
ここに集結している医療関係者は最先端＆医療可能な悪魔の実の能力者がふたりだから古の人の計算を超えられるかも。
あとはイワさんがいれば完璧なのだが…。

[119 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 14:35:25]

寿命は基本的にはどうにも出来ないからなー、どう結果が転ぼうが俺はスレ主を信じる

[121 1 23/01/07(土) 17:28:01]

カタクリ『………どうにかならないのか？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さぁ？そもそも私は医療や能力に特別詳しい訳ではないし、今の技術や能力の応用法など知る由もない。だが現実的に考えて、大量に服毒した寿命尽きかけの人間など助かるわけないだろう…………まぁ……方法がないわけではないが……』

シャンクス『あるのか⁉︎教えてくれて‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『落ち着け、ないわけではないと言ったはずだ…………確か、対象の年月をいじれる能力があったはずだ……その能力者が来れば、まだ可能性はあるだろう』

ベックマン『……確か、最悪の世代にそんな能力者がいたな』

センゴク『ジュエリー・ボニーか、確かに奴の能力は年月を操れる………だが、件の件が新聞に掲載されてしまった以上……自分からここに近づくとは思えんが………』

ガープ『……打つ手なし………か…………』

ゾロ『……年月をいじれる…………』

ジンベエ『何じゃ？心当たりがあるのか？』

ゾロ『………いや、流石にねぇか…』

クザン『……………』

黄猿『……………』

スムージー『………奴も確か……』

[122 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 00:55:14]

ほしゅ

[123 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 09:26:39]

候補はいくつかあるけど、
ネタ潰しになりそうだから挙げるのはやめとくか。

[124 1 23/01/08(日) 20:00:20]

ドオォォォン！！

一同『⁉︎』

スムージー『…何だあれは⁉︎』

黄猿『形状が変わったねぇ……パワーアップって事でいいのかねぇ……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『第3楽章……既に第2楽章になっていたのか。時間をかけ過ぎたらしい』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『ありがとねぇ、無駄話に時間かけてくれて♪そんな事しても私が有利になるだけなのにwww』

カタクリ『ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ‼︎残りの時間は⁉︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………10分。それを過ぎると……もう手遅れだ』

オーブン『10分しかねぇのか⁉︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『私も衰えた。今の私には表面上の楔を破壊するのが関の山だ、これ以上の時間浪費は本当に危険だ』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『懐かしいなぁ、この感覚……何百年ぶりなんだよねぇ♪(………でも、ここにいる全員を相手したら流石に負けるかなぁ……負けてもいいなんて言ったけど、せっかくなら勝ちたいしねぇ♪まずは……)』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『……気をつけろ、何かしてくるぞ』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『みんなぁ‼︎出番が来たよぉ、やっちゃってぇ‼︎』

[125 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 02:23:57]

保守

[126 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 13:40:19]

保守

[127 1 23/01/09(月) 14:04:49]

クラッカー『何だありゃ⁉︎変な奴が大量に出てきて……外に向かっていくぞ‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『奴らは囮だ、こちらの戦力を分散させる為のな』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『よく分かってるじゃん♪さぁどうする？放っといたら、無関係な人間達を殺し尽くしちゃうぞぉwww』

黄猿『困ったねぇ、だとしたら無視するわけにはいかないんだけど』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『今は奴に集中しろ、手は打ってある』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

海兵『見張りの者より報告、トットムジカ周辺から多数の未確認物体が放射状に展開中‼︎』

モモンガ『……奴の言った通りか。だとしたら……放置するわけにはいかん‼︎』

ストロベリー『総員戦闘開始、撃て‼︎』

ﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾄﾞﾝ‼︎

モモンガ『六式が使える者は空中に展開している敵兵を攻撃‼︎できない者は地上を行進する敵兵を攻撃しろ‼︎軍艦は地上に展開する敵兵へ艦砲射撃を加え、地上にある味方を援護しろ‼︎命令は以上、行動開始‼︎』

海兵達『ハッ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『あれ？……意外と統率取れてるじゃん……ゴリ押しでどうとでもなるはずなんだけどなぁ……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『無駄だ、島を取り囲んでいた兵士たちには既に話は通してある。犠牲は避けられないが、お前を倒すまでの時間稼ぎにはなる』

[128 1 23/01/09(月) 14:17:07]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『……ホント、私の事よく分かってるじゃん‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『仮にも殺し合った仲だ。ここにいる全員より知っている』

センゴク『これで大部分の敵は無視しても問題ないな』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『あぁ、多少はここに残っているようだが、君達なら問題ないだろう。そろそろ始めないと時間的に厳しくなる』

ウタ『………ルフィ……シャンクス……』

ルフィ『⁉︎どうしたウタ‼︎シャンクスはいねぇぞ⁉︎』

シャンクス『ルフィは今夢の中だ。どうしたウタ‼︎』

ウタ『分かっ…てる……今、世界越しに…2人に……話してるから……』

ルフィ『そうか‼︎で、何だ⁉︎頼みでもあるのか⁉︎』

シャンクス『そういう事か‼︎それで、どうしたんだ⁉︎』

ウタ『……2人なら………あの怪物を…倒せる……よね………？これ以上………私の……選択で………迷惑……かけたく…ないの……だから………アイツを……倒して‼︎』

シャンクス『‼︎……あぁ、任せろ‼︎』

ルフィ『……ハァーー‼︎』ガブ‼︎プシューーー‼︎

ウタ『………』

ルフィ『当たり前だろ……‼︎』

[130 1 23/01/09(月) 22:11:41]

ミュークル『でもどうすんの⁉︎さっきあれだけ攻撃しても、バリアすら壊れなかったのに………‼︎』

ウソップ『そうだったぁ‼︎攻撃が遠らねぇ奴相手にどう戦えってんだよ‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『落ち着け、やり方を間違えているだけだ。闇雲に攻撃しても奴にダメージは通らない。必要なのは同時攻撃……夢と現実の両方で同じ位置、同じタイミングで攻撃しろ。そうすればダメージが入る』

ウソップ『簡単に言うけどよ……‼︎見えない連中とどうやってタイミングを合わせろってんだよ⁉︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『だから落ち着けと言っている。そうすれば自ずと理解できるはずだ』

ウソップ『っ‼︎そうだ、落ち着けぇキャプテンウソップ……‼︎こう言う時こそ冷静に………っ‼︎この感じ……‼︎』

ヤソップ『やっと気づいたか……バカ息子‼︎』

ウソップ『‼︎……見える、親父の見てる世界が……‼︎これなら………ルフィ‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『周囲にいる音符の騎士達は各自の判断で倒せ。長鼻達の合図を聞いたら、対応できる者で攻撃しろ』

[131 1 23/01/09(月) 22:23:29]

※ここから戦闘に入ります。しかし、画像を多用するため投稿に多少の時間を要します。また、ここから文の構成を以下の形に変更します。

・キャラクターの心理などは(………)のように表記します
・『………』や(………)などがない文は、神視点からの状況説明などで、登場人物とは何ら関係ありません

以上の点をご了承ください

[133 1 23/01/10(火) 02:28:07]

ルフィ『よし‼︎野郎どもぉ‼︎気合い入れろぉぉぉおおお‼︎』

麦わらの一味『おぉ‼︎』

カタクリ『…………』

オーブン『今はお前が俺たちの頭だ。指示をよこせ、カタクリ‼︎』

カタクリ『オーブン……お前らぁ‼︎ここで奴を始末し、ウタを完全に救い出す‼︎行くぞぉぉ‼︎』

旧ビックマム海賊団『了解‼︎』

[134 1 23/01/10(火) 02:34:16]

シャンクス『よし‼︎野郎ども、気合い入れろぉ‼︎』

赤髪海賊団『おぉ‼︎』

黄猿『で？わっしらは結局、どうするんだぁい？』

赤犬『……お前ら‼︎奴の存在は、このわしが絶対に認めん‼︎……殲滅じゃあ‼︎』

海軍『了解…‼︎』

[135 1 23/01/10(火) 11:51:59]

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『残り時間を全員に可視化する。その時間内に奴を倒せ』

そう言い合えると、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗを名乗る者によってᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ以外に残り時間を表示した。そこには7:00と表示されており、時間がないことを物語っていた

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『いいねぇいいねぇ‼︎闘いはやっぱり派手にいかないと‼︎』

そう叫ぶとᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはさっきまで張っていなかったバリアを再び張り直す

ウソップ『やべ‼︎またバリア張りやがった‼︎』

ヤソップ『まずはあれを破壊しねぇと‼︎』

フランキー『アウ‼︎俺たちにスーパー任せろ‼︎行くぞヤマト‼︎』

ヤマト『わかった‼︎はあぁぁぁぁ‼︎』

ヤソップ『あっちは攻撃する気だ‼︎誰か行けるか⁉︎』

赤犬『わしが行く‼︎』バッ‼︎

クザン『……ハァ…』バッ‼︎

赤犬『クザン‼︎タイミング合わせぇい‼︎』

[136 1 23/01/10(火) 11:52:16]

クザン『わかったよ……アイス塊…‼︎』

赤犬『"犬噛紅蓮"‼︎』

クザン『"暴雉嘴"‼︎』

フランキー『行くぜぇ‼︎"フランキーラディカルビーム"‼︎』

ヤマト『"無侍氷牙"‼︎』

それぞれの攻撃がバリアの同じ位置に同時に着弾、バリアが破壊される

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『っ⁉︎流石に洒落にならない威力してるなぁ‼︎でも‼︎』

[137 二次元好きの匿名さん 23/01/10(火) 22:46:52]

保守だ

[138 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 07:21:59]

保守

[139 1 23/01/11(水) 12:07:22]

ヤソップ『っ⁉︎気をつけろ‼︎』

ウソップ『右手で殴ってくるぞ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『はあぁぁぁ‼︎』ブン‼︎

センゴク『私がやる‼︎ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ……何百年も放置されてきた、大罪人‼︎今ここで、処刑してくれる‼︎』

チョッパー『俺に任せろー‼︎モンスターポイント‼︎』

センゴク『はあぁぁぁ‼︎』

チョッパー『うおぉぉぉ‼︎』

ドン‼︎ドン‼︎

双方の同時攻撃によってᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪのパンチは途中で止められた

センゴク『今だ、ガープ‼︎』

ガープ『しっかり押さえつけておけ、センゴク‼︎ぬぅぅおおおおお‼︎』

チョッパー『頼むぞ‼︎マルコー‼︎』

マルコ『おぉよ‼︎うおぉぉぉ‼︎"鳳凰印"‼︎』

[140 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 20:28:31]

保守

[141 二次元好きの匿名さん 23/01/12(木) 01:41:13]

保守

[142 1 23/01/12(木) 02:49:52]

ドオォォォン！！バキッ‼︎

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『クッ………‼︎流石に折れるか‼︎ていうか何あのおじさん⁉︎能力使ったわけじゃないよね⁉︎ただの腕っぷしで何であんな威力出てるの……⁉︎まぁ、まだ3本ある………まだ、まだ行ける‼︎』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………後5分』

ヤソップ『左足‼︎』

ウソップ『左足‼︎』

ホンゴウ『ルゥ‼︎1発かますぞ‼︎』

ルゥ『おぅ‼︎派手に頼むぞ‼︎』

ホンゴウ『分かってる‼︎行くぞぉぉぉぉ‼︎ってお前は⁉︎』

黄猿『わっしも手伝わせてもらうよ……‼︎』

ホンゴウ『なんか口調変わってるしって馬鹿‼︎お前の蹴りは洒落にならっ⁉︎』

黄猿『行くよ……‼︎』ドオォォン！！

ルゥ『うおおおぉぉぉぉおおお‼︎』

ホンゴウ『ルゥウウウウウウ⁉︎』

[143 1 23/01/12(木) 03:25:25]

オーブン『カタクリ‼︎アレをやるぞ‼︎』

カタクリ『アレか………よし‼︎』ガシ

短く話し合えると、オーブンは体をᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪの方角へ向け、その足をカタクリが掴んだ

オーブン『ガキの頃、真上に打ち上げるだけの遊びだったんだがな……まさかこんな形で役立つとは思わなかったぞ‼︎』

カタクリ『あぁ、奴が進化してから地面と重力が消えて、むしろやりやすくなった。よし…行くぞ………‼︎』

オーブン『派手に撃ち込め‼︎』

カタクリ『"焼餅"‼︎』ドオォォォン！！

オーブン『うおぉぉぉおお‼︎』ビューーーーー‼︎

ルゥ『うおぉぉぉぉおお‼︎』ビューーーーー‼︎

本来ならホンゴウ1人で蹴り飛ばす技だったが、乱入してきた黄猿の蹴りが早すぎた為、正確に狙う事ができずルゥの軌道は大きく逸れてしまっていた

ホンゴウ『どこ狙ってんだよ黄猿⁉︎的外れもいいとこだろあれ‼︎』

黄猿『やっぱり慣れないことはするもんじゃないね』

ホンゴウ『どうすんだよ⁉︎ただでさえ時間がねぇってのに‼︎』

オーブン『うおぉぉぉぉおおお‼︎』

オーブン『まだだ……‼︎速度も‼︎熱も‼︎まだ足りない‼︎』

[144 1 23/01/12(木) 12:28:43]

藤虎『仕方ねぇ……ここは』カチャ

マルコ『貸にしといてやるよい‼︎"青炎雁"‼︎』ドォン！！

オーブン『うおっ⁉︎マルコか、何のつもりだ……‼︎いや、アイツの炎で熱と速度が上がった……フン、なるほどな‼︎これなら行ける………‼︎』

藤虎『"重力刀"‼︎』

ホンゴウ『なっ⁉︎ルゥの軌道が……⁉︎』

藤虎は空中に重力帯を形成し、その引力でルゥの軌道を修正。ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪへの必中コースへのせた

黄猿『そういう使い方もあるんだねぇ』

オーブン『うおぉぉぉぉ‼︎"熱山羊"‼︎』

ルゥ『うおおおぉぉぉ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『えっ‼︎ちょっ⁉︎』

ドオォォォン！！バキッ‼︎

藤虎によるルゥの軌道修正を見ていなかったᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはルゥが外れたと思っていたため、碌に防御もせずに直撃を受け2本目を失った

[145 二次元好きの匿名さん 23/01/12(木) 20:50:49]

すげぇ…。天才か?

[146 1 23/01/12(木) 23:32:34]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『ちょっと待って⁉︎躊躇がないにしたって早すぎる………‼︎こりゃ……なりふり構っていられないね‼︎』

カタクリ『っ‼︎全員構えろ‼︎』

シャンクス『っ‼︎来るぞ…‼︎』

するとᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは、右目から大量のビームを乱射。全方向へがむしゃらに撃ち始めた

黄猿『わっしがやるよ……"八尺瓊勾玉"‼︎』ピュンピュピュンピュンピュン‼︎

クラッカー『ビスケット兵‼︎"ハードビスケット"‼︎』

黄猿は大量のビームでビームを撃ち落とし、クラッカーは修業によって増えた10体のビスケット兵で味方を守り切った

[147 1 23/01/13(金) 08:15:45]

ウソップ『左腕‼︎』

ヤソップ『左腕‼︎』

ミホーク『俺が行く………‼︎』バッ

ゾロ『お前ら‼︎タイミングずらすなよ‼︎』

カスタード『言われなくても‼︎』

スムージー『わかっている‼︎』

ミュークル『アンタこそずらさないでよ‼︎』

ミホーク『……フン‼︎』

ゾロ『うおおぉぉぉぉおお‼︎』

カスタード『はあああぁぁぁぁ‼︎』

スムージー『うぉぉぉぉおおおおお‼︎』

ミュークル『どりゃああぁぁぁぁ‼︎』

ズバアァァァン‼︎

他のメンバー達にやって碌に妨害できない状況の為、斬撃を出しているわけでもない彼らを止めることすら出来ずに3本目を失った

[148 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 15:50:32]

みんなカッコ良い！！

[149 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 16:13:13]

共闘の描写がゲキアツでめちゃくちゃ楽しい！

[150 1 23/01/13(金) 20:05:14]

ウソップ『よぉし‼︎後は右足だけだ‼︎』

ヤソップ『これで最後だ‼︎右足‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『後一本………絶対にやらせない‼︎』

もう後が無くなったᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはさっきの比にならない数のビームを撃ち始めた。だがᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ殲滅のために集まっている戦力は伊達ではない。大半は避けられるか防がれてしまい、無駄に体力を失う結果となった。しかし、音符の騎士の大軍を相手している海兵達となると話は変わってくる

同時刻　万国

海兵『撃てぇ‼︎敵を殲滅しろぉ‼︎』

ファット『ᚴᛁᛚᛚ ᛏᚺᛖᛗ ᚪᛚᛚ……ᚴᛁᛚᛚ ᛏᚺᛖᛗ ᚪᛚᛚ……』

ドオォォォン！！

モモンガ『っ⁉︎何だ⁉︎』

ストロベリー『軍艦が吹き飛んだ……また侵入をゆるしたか……‼︎』

海兵『報告します‼︎万国中央の半球体から、謎のビーム攻撃を確認‼︎大半は命中していませんが、何発かが軍艦や部隊に命中しており、損害が拡大しています‼︎』

モモンガ『トットムジカか……‼︎我々ではどうにも出来ない‼︎とにかく可能な限り被害を抑えろ‼︎』

海兵『ハッ‼︎』

[151 1 23/01/14(土) 02:30:25]

軍艦内

アナウンス『敵兵侵入‼︎敵兵侵入‼︎艦内にいる者は速やかに急行し、敵兵を排除せよ‼︎』ビー‼︎ビー‼︎ビー‼︎ビー‼︎

海兵『また侵入されたのかよ‼︎これで4度目だぞ⁉︎』

海兵『しかも毎回弾薬庫に向かってくるんだからタチが悪い……‼︎』

海兵『言ってる場合か⁉︎早く行くぞ‼︎軍艦諸共吹っ飛ばされるぞ⁉︎』

海兵(CP)『クソッ………どうしてこうなる。味方との連絡は殆ど取れねぇし……連絡が取れた数少ないアイツらも軍艦ごと吹き飛ばされて………このままじゃあ俺も』ドス‼︎

スリム『ᛒᛚᛟᛟᛞ ᚠᛖᛋᛏᛁᚡᚪᛚ……ᛒᛚᛟᛟᛞ ᚠᛖᛋᛏᛁᚡᚪᛚ……』

海兵(CP)『ガッ……⁉︎……クソッタレが……』ドサ

海兵『いたぞ‼︎味方がやられた‼︎撃て‼︎』ﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ‼︎ﾄﾞﾝ‼︎

スリム『⁉︎』

大量の銃弾を受けた音符の騎士は、大量の音符に変化して消滅した

海兵『おい、大丈夫か⁉︎おい‼︎』

海兵『放っておけ‼︎まだ戦闘は終わってないぞ‼︎』

海兵『しかし中佐‼︎このままでは……‼︎』

海兵『負傷者は衛生兵と軍医に一任されている‼︎今は勝つことだけを考えろ‼︎』

[152 二次元好きの匿名さん 23/01/14(土) 13:14:04]

保守

[153 1 23/01/14(土) 20:15:36]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『外の方は特に問題なしか……‼︎これで外まで劣勢だったら、いよいよ勝ちの目が無くなってたよ全く‼︎でもこっちは………』

そう嘆きながらᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは自身の眼前に広がる景色に目をやった。先ほど撃ちまくったビームを完封したうえに、既に攻撃体制に入っている彼らの姿があった

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『割と本気で撃ったはずなんだけどなぁ………私が言うのも何だけど、ホント化け物じみてて怖いなぁ……だけど、ここまでの戦闘でかなりの時間を稼げたのも事実。あの子を取り込めれば……状況は逆転する……‼︎』

そう判断したᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは残った右足を肉体に丸める形で引っ込めようとした。倒すのではなく、時間切れを待つ事にしたのだ。しかし……

カタクリ『それを見過ごす程甘くはない……‼︎』バッ‼︎

ルフィ『やらせねぇぞ‼︎』バッ‼︎

シャンクス『逃がさねぇ……‼︎』バッ‼︎

赤犬『………アホが…‼︎』バッ‼︎

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『なっ⁉︎バレて‼︎』

カタクリ『"モチ突"‼︎』

ルフィ『ゴムゴムのぉ……"猿王回転弾"‼︎』

シャンクス『はあぁぁぁぁあああ‼︎』

赤犬『"大噴火"‼︎』

[154 二次元好きの匿名さん 23/01/15(日) 08:09:54]

保守

[155 二次元好きの匿名さん 23/01/15(日) 18:58:29]

保守

[156 1 23/01/15(日) 19:38:59]

ウソップとヤソップによる攻撃指示が行われていない中、的確なタイミングで行われたこの攻撃に対して、2人からの指示に固執していると考えていたᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはこの攻撃を対処出来ず、とうとう最後の要である右足を失う事になる

ドオォォォン！！バキッ‼︎

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『何で⁉︎あの親子何も言ってないはずなのに、何で同時攻撃が………⁉︎防御を‼︎』

突然の事態に焦ったᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは回復し終わったばかりのバリアを再び展開するが………

ウソップ『またバリアを張ったぞ‼︎』

ヤソップ『お頭の邪魔だ‼︎誰かぶっ壊せ‼︎』

ヤマト『僕がやる‼︎神速 "白蛇駆"‼︎』

藤虎『お任せを……‼︎』

反応されないわけがなかった

ドオォォォン！！ﾋﾟｷﾊﾞｷ

ヤマト『クッ‼︎硬い……‼︎』

藤虎『こりゃたまげた……思いの外頑丈そうだ』

ウソップ『退けヤマト‼︎必殺緑星"ドクロ爆発草"‼︎』

ヤソップ『俺に任せろ‼︎終わりだ‼︎』ドン‼︎

[157 二次元好きの匿名さん 23/01/16(月) 03:07:16]

保守

[158 1 23/01/16(月) 08:14:36]

ここにきての2人による同時攻撃は、渾身のバリア防御すら破壊されかけてしまい、冷静な判断が出来なくなったᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪの予想出来る範囲を超えていた

ドオォォォン！！パキーン‼︎

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『バリアがっ⁉︎まずい……本当にまずい……‼︎もう防御出来ない……‼︎でも、これでだいぶ時間を稼げた‼︎ここは押し通させてもらう‼︎』

ウソップ『やったぞぉ‼︎これでルフィを阻むものはねぇ‼︎』

ヤソップ『道は開いたぞ‼︎行け、お頭‼︎』

ルフィ・シャンクス『『あぁ……任せろ…‼︎』』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『はああぁぁぁぁあああ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはまさに最後と言わんばかりに、ビームを周辺を撃ちまくり始めた

スムージー『クッ‼︎何て攻撃だ……⁉︎麦わら‼︎』

オーブン『行かせておけ‼︎』

スムージー『オーブン兄さん…⁉︎』

オーブン『もう時間がない………‼︎早くしねぇと、全てが手遅れになる‼︎』

そう言われ、スムージーはᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗが表示していた時間に目をやると、0:30となっており、もう時間的余裕は一切ない事を物語っていた

[159 二次元好きの匿名さん 23/01/16(月) 18:40:10]

保守!!

[160 1 23/01/17(火) 00:20:30]

マルコ『確かに時間がねぇな……‼︎なら、俺たちは全力で麦わらを援護するよい‼︎』

ウソップ『なら話は早ぇ‼︎ルフィをアイツのところまで送り届ける‼︎』

黄猿『こりゃまずいねぇ………間に合わないかも知れないねぇ』

ベックマン『そうさせない為の俺達だ‼︎野郎ども‼︎絶対にお頭を、奴の元へ送り届けるぞ‼︎』

全方位へのビーム攻撃である為、ルフィとシャンクスへの攻撃は比較的少なかった。そんな中後ろにいる仲間達や共闘している者達による大量の支援によって、2人はすぐにᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪの眼前に着いた

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『なっ⁉︎来るなぁぁぁあああ‼︎』

ルフィ『うおぉぉぉぉ‼︎』

シャンクス『うおぉぉぉぉ‼︎』

両者はᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪを仕留めようと、自身の持つ全ての力をᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪにぶつけようとした。しかし、彼らは知らなかった。自分達が通ってきた突破口が……

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『…………なんちゃって♪この時を待ってたよ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪが仕掛けた、最後の誘導だった事を…

まさに2人が攻撃を放とうとした瞬間、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪはこれまでの比にならない規模のビーム攻撃を2人を包み込むように放った。ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは2人の抹殺を諦めてはいなかったのだ

ルフィ・シャンクス『っ⁉︎』

本来の2人なら、見聞色による未来視によってこの事態を"見る"事ができた。しかし20秒を切った時間制限が2人の冷静を削ってしまった為、冷静を保つ事ができなかったのだ。さらに言えば、たとえ見聞色で未来を見たとしてもビーム攻撃を迂回する時間もない。全て、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪが見越した上での行動だった

[161 1 23/01/17(火) 01:27:31]

ゾロ『ルフィィィィィ‼︎』

ベックマン『お頭ぁぁぉぁ‼︎』

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『チェックメイト……‼︎流石に危なかったけど、これで………‼︎』

しかし、冷静を失っていたのはᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪも同じ。ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは致命的な過ちを犯した……先ほど、ヤソップ親子による指示を聞かずに完遂された同時攻撃が未来視による物、つまり………未来を見れるのは、ルフィ・シャンクスの2人だけでは無い事を、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは考えていなかったのだ

赤犬『"流星火山"‼︎』ドドドドドドド‼︎

カタクリ『"九頭モチ"‼︎』ドオォォォン！！

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『なっ⁉︎しまった‼︎』

事態に気づいた時には、もう手遅れだった。赤犬は大量のマグマの塊でシャンクスの周囲を取り囲み、ビームがシャンクスに届くのを防いだ。カタクリは9本の"力餅"をルフィを囲みつつ、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪとルフィを"九頭モチ"によってできた道で繋いだ。これによって赤犬同様に、9本の"力餅"によってルフィをビーム攻撃から守った

カタクリ『麦わらの邪魔はさせん‼︎』

赤犬『わしが"認めん"言うたら‼︎さっさと生きる事ぁ諦めんかいバカタレが‼︎』

[162 1 23/01/17(火) 01:37:58]

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『くっ………‼︎あの2人の事を忘れてた……っ⁉︎』

一瞬の油断が勝敗を分けた。ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪが気づいた時には、ルフィ・シャンクスの両名は既に目と鼻の先にいた

ルフィ・シャンクス『うおぉぉぉぉぉ‼︎』ドオォォォン！！

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪ『ガッ⁉︎このぉ……っ⁉︎……そうか‼︎"アンタ"だったんだね⁉︎……ハッハッハッハッハッハッハッハッ‼︎やっぱり偶然なんて嘘っぱちだ‼︎ハッハッハッハッハッハッハッハッ‼︎』ドオォォォン！！

ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪの叫びが彼らに届くことはなかった。何の防御も無く2人の攻撃を受けたᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪは、言葉にし難い、甲高い絶叫を上がると大量の黒い音符になり消えた。誰1人歓声をあげない……投入された戦力とは反対に、とても静かな勝利だった

カタクリ『………っ‼︎時間は⁉︎』

シャンクス『どうなったんだ‼︎間に合ったのか⁉︎』

2人の声で、呆然としていた全員が表示されていた時間に目をやった。そこには…………

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………ハァ……』

[163 二次元好きの匿名さん 23/01/17(火) 09:23:47]

戦闘描写好き

[164 二次元好きの匿名さん 23/01/17(火) 20:00:44]

間に合ったのか…

[165 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 02:49:16]

保守

[166 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 10:36:41]

ほしゅ

[167 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 21:19:24]

ほしゅしゅのしゅ

[168 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 00:01:22]

ほしゅ

[169 1 23/01/19(木) 03:25:04]

少し時間は遡り………

コビー『今です‼︎スモーカーさん‼︎』

スモーカー『"ホワイト・アウト"‼︎うおぉぉらあぁぁぁ‼︎』ドオォォォン！！

コビーに誘導され、スモーカーによって大量に捕まった音符の騎士達。振り解こうと踠く間も無く地面に叩きつけられ、黒い音符になり消えていった

スモーカー『クソッ‼︎これで何体目だ………‼︎』

コビー『分かりません‼︎次から次へとやって来ます………‼︎』

ヘルメッポ『トットムジカのせいで、この近くにいた軍艦が軒並み吹き飛んじまったからな……‼︎火力支援なしにこの数相手はキツイぞ……‼︎』カン‼︎

イスカ『ハァ……ハァ……っ⁉︎前方から再び、敵部隊接近‼︎突っ込んできます‼︎』

たしぎ『またですか……⁉︎ハァ……ハァ……スモーカーさん‼︎これ以上の戦闘は危険です‼︎本隊へ支援要請を………‼︎』

スモーカー『馬鹿言ってんじゃねぇ‼︎今の本隊に、俺たち以上の余裕なんざねぇよ‼︎』

たしぎ『ですがスモーカーさん……‼︎このままでは真っ先にここを突破され、本隊が丸ごと逆包囲される恐れもあり、非常に危険です‼︎』

ドオォォォン！！

たしぎ『っ⁉︎』

たしぎが爆発音の下方角を見ると、そこには島を包囲している軍艦の一隻が、周囲の軍艦を巻き込んで爆沈する姿があった　　

[170 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 12:36:25]

☆

[171 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 21:03:07]

ほしゅ

[172 1 23/01/19(木) 22:47:52]

ヘルメッポ『突破されるリスクはどこも同じだ‼︎今はここを維持したほうがいい‼︎』

たしぎ『ッ……‼︎』

イスカ『たしぎさん‼︎上……‼︎』

たしぎ『えっ………⁉︎』

イスカからの警告を聞きたしぎが自身の真上を向くと、音符の騎士の1体がたしぎの直上から槍を構えて急降下していた

たしぎ『なっ……⁉︎1体ぐらいならっ⁉︎』ガク……

イスカ『っ⁉︎たしぎさん‼︎』

イスカをサポートしつつ戦闘していたたしぎは、他のメンバーより疲労が溜まっていた為、片足が屈してしまった

たしぎ『クッ‼︎(足が……動かない……‼︎)』

イスカ『たしぎさーん‼︎』

コビー『たしぎさん‼︎』

スモーカー『たしぎぃぃぃぃ‼︎』

全員が半ば諦めてしまい、当の本人であるたしぎ自身も、何とか動かせる腕を使って必死にその場を離れようとしていた。上から自分目掛けて降ってくる音符の騎士を見上げながら、その瞬間を覚悟した

[173 1 23/01/20(金) 03:43:56]

しかし、この場にいた全員が想像していたその瞬間が実際に訪れることはなかった

たしぎ『………？』ムク

思わず顔を伏せていたたしぎは、いつまで経ってもその時が来ないことを不思議に思ったたしぎが、気になって上を見上げると、先ほどまで突っ込んできていたはずの音符の騎士の姿はなく、代わりに大量の黒い音符が分散しながら消えていっていた

たしぎ(え………誰かが助けてくれた………？)

目の前で起こった事態に混乱したたしぎは思考を巡らせる。そんなたしぎの視界には、周辺にいた音符の騎士の大軍が次々と音符に変化し、消えていく光景が目に入った

たしぎ『………何が……』

イスカ『………敵が…消えていく……』

同時刻　海軍本隊

モモンガ『何だ……？』

ストロベリー『……何もしていないのに、勝手に消えている…』

海兵『モモンガ中将‼︎各地の部隊からも、似たような報告が……‼︎』

モモンガ『戦場全域で同じ事が起こっているわけか……とにかく、今のうちに負傷兵の移送と治療だ‼︎急がせろ‼︎』

海兵『ハッ‼︎』

[174 1 23/01/20(金) 13:24:23]

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『戦後処理とは関心だな。傷は少ない方がいい』

モモンガ『貴様か………何のようだ』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『そう煙たがるな、本当に感心しているだけだ。戦いは傷口を塞ぎきってようやく終わるものだからな、それに………私はやりたくてもできずに、押し付けた側だ。だから関心している、それだけだ』

モモンガ『……そうか』

ストロベリー『それで？本当にそれだけなのか？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『いや、結果を伝えに来た。初めての経験である以上、状況推察も難しいだろう？』

ストロベリー『………結果は？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………喜べ、この戦い……君達の勝利だ』

モモンガ『……そうか‼︎』

うおぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎

万国全土から喝采の声が上がった。それは、死を覚悟して戦った海兵達の歓喜の声そのものだった。そしてそれは、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪと戦っていた者達も同様だった。それを見ながら、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗは自身が表示していた時間に目をやった

0:00:03

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ(残った時間は1秒以下…か……10秒のところで桁を一つ増やしたが、正解だったな。生前なら寿命が縮んでいたな、確実に)

声に出さずにそうぼやいたᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗであった

[175 1 23/01/20(金) 13:51:48]

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『では、私は失礼する』

ストロベリー『どうするんだ？』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『"最後の仕事"に向かう』

モモンガ『……そうか、達者でな』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『互いにな』

そう言うと、ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗはウタのところへ向かい、個人間で話し始めた

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さて、君はどうする？』

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『さっきも言った通り、この戦いは君たちの勝利に他ならない。だが、勝利によって得た戦利品に君の健康と寿命は含まれていない。残り少ない時間、君はどうする？』

ウタ『………皆に、お別れしたい……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『懸命な判断だ……だが全員は無理だろう。ウタワールドだったか？ここでは2〜3人が今の君の限界だろう』

ウタ『…………』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『……思うところがあるのは理解しているが、全て君の選択した結果だ。これで満足しておけ、励ましにはならないだろうが……別れを言えるだけ、君は恵まれている』

ウタ『……わかった』

[176 二次元好きの匿名さん 23/01/20(金) 20:58:03]

>>175

ウタ、、、

[177 1 23/01/21(土) 02:42:59]

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『………さて、私は最後の仕事……そして、過去の私の過ちに"ケジメ"をつけに行く。君も残り少ない時間をしっかり活用する事だ』

ウタ『……うん、ありがとう… ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗさん』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗ『？………あぁ……』

ᚱᛖᛩᚢᛁᛖᛗは自身が感じ取った不信感を話す事なく、その場を離れた

ウタ『…………解除』

ウタはウタワールドを解除し始めた。するとウタを中心に光が発生、ウタワールドを包み込んでいった。ウタワールド全域が光に包まれると、ウタは光しかない空間に円形の構造物を製作し、その場に設置した。これは、もう立ち続ける力すら失われつつあるウタが、座る為の場所を無意識に求めた結果だった

ウタ(………力が入りづらい………衰弱って、こう言う事なのかな………でも、お別れ………言わないと……‼︎)パチン‼︎

決心したウタは指を鳴らした。するとウタの眼前に大量の鮮やかな音符が竜巻状に展開、しばらく回ると音符が消え、その場にゴードンが現れた

ゴードン『………ウタ』

ウタ『……ごめんね…呼び出して……(………ゴードン……12年間、私を育ててくれた……2人目の親……)』

[178 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 13:06:58]

保守

[179 1 23/01/21(土) 13:35:44]

ゴードン『………すまなかった』

ウタ『………何でゴードン謝るの……？こうなったのも……私がᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪを信じた結果なのに……』

ゴードン『……私は生まれてから、ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪの伝説を両親から聞かされてきた………私は勿論、話をした両親すらこの伝説を信じてはいなかった。単なる創作物だと、信じて疑わなかった……』

ウタ『……………』

ゴードン『……そんな私の認識は、12年前に吹き飛ばされた………単なる作り話だったはずの魔王が、国を破壊し尽くしたあの日に………いかにあの怪物が危険かは、生き残った私自身よくわかっていた。だが私は……1人の音楽家として……楽譜を処分する事すら出来なかった………その結果、ただでさえ傷ついていたウタを更に追い詰めてしまった。私は愚か者だ………あの日、シャンクス達に立派に育て上げると誓ったのに……自分で誓った事すら守れなかった………』

ウタ『……私は十分立派に育てられたよ………ゴードン』

ゴードン『……いや、立派に育ったのは君の成果だ。私じゃない………』

ウタ『……ゴードンにとっては………そうかもしれないけど、少なくとも私にとっては……それで十分だったよ………それに、そんなに落ち込まないで……もうすぐお別れなのに……そんな顔で………別れたくないよ……』

ゴードン『………すまない』

ウタ『………知ってる通り、私はもうすぐ死ぬ………地獄に行くことになると思う………天国にいるエレジアの皆に謝れない……だからさ、ゴードン。出来れば………エレジアの皆に伝えて欲しいんだ……ごめんなさいって……』

ゴードン『………私も、地獄行きになるだろう。私がᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪを処分していれば、犠牲者が出る事もなかったんだから………』

ウタ『………そっか、じゃあ……待ってるよ。ゴードンが来るのを……何年かかってもね』

[180 1 23/01/21(土) 13:40:58]

ゴードン『いや………そう長くなる事はないだろう。私も近いうちにそちらに向かう事になる……』

ウタ『………自殺するって事？だったら……やめてよね………自分から人生を終わらせるのは……』

ゴードン『違う………私は不治の病を患い、もう全身に回ってしまっているんだ……到底治療できない程に……心の支えだった君がいなくなれば、どのみち………長くは持たないだろう』

ウタ『…………そっか、じゃあ……その時まで待ってるよ……ありがとう、ゴードン』

ゴードン『………あぁ……必ず君のところへ行く……待っていてくれ』

2人はその場で抱きしめあった、互いに弱りきった腕で……

ウタ『………バイバイ、ゴードン』パチン

ウタは再び指を鳴らした。ゴードンは音符に飲み込まれていき、ウタワールドから消えた

ウタ『……………』

1人になったウタは周りに見渡した。自身が維持しているウタワールド、その空間が端から崩れ始めていた。まるで、ウタ自身のタイムリミットを表現するかのように

ウタ(……後、2人)パチン

ウタは指を鳴らし、2人目を呼び出した

カタクリ『………ウタ‼︎』

ウタ『………少し、話したい事があるの……聞いてくれる？(カタクリ……他人のために動いていた私に、私の意思を持たせてくれた………2つ目の家族)』

[181 1 23/01/21(土) 17:31:17]

カタクリ『………あぁ』

ウタ『……ありがとうね、こんな私に優しく接してくれて……皆にも伝えておいて欲しいな……』

カタクリ『………わかった』

ウタ『……実はね？私、カタクリには特に感謝してるんだ』

カタクリ『……？』

ウタ『……カタクリが私に、ルフィの事を聞いてきた事……覚えてる？あの時、ルフィがシャンクスから帽子を預かってるのかもって話したじゃん？………あの時、表情以上に悲しかったんだ………』

カタクリ『…………』

ウタ『ルフィには帽子を預けたのに………何で私には、何も託してくれなかったんだろうって………私の夢を応援するためだった……そう聞けば聞こえはいいけど………出来れば、形ある物を残して欲しかったって………』

カタクリ『…………』

ウタ『……でも……カタクリ、私と別れる時……大切な帽子を預けてくれたでしょ？あの時は泣きじゃくっていたけど………本当に嬉しかったんだ。私を信用してくれて、大切なものを託してくれたんだって』

カタクリ『…………』

ウタ『託された物だから、この手で直接返したい……だけど、私はもう……時間がないから………カタクリ達が起きた時には、もういなくなってるだろうから………だから、今……返すね？』

そう言うとウタは自分の手の中にあの帽子を出し、おぼつかない足取りでカタクリに向かっていった

ウタ『私にとっても……大切な帽子だから………現実世界で返せないのは悲しいけど……ありがとう、私に託してくれて』

[182 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 18:29:44]

ハッピーエンドれすよね？

[183 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 18:33:15]

死亡かー

[184 1 23/01/21(土) 18:58:15]

>>182

ハッピーエンドだから大丈夫

ウタも死なせないから

[185 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 19:14:25]

>>184

うぉぉぉぉ良かったぁぁぁぁー

[186 1 23/01/21(土) 23:29:13]

カタクリ『………いや、ここでは受け取らない』

ウタ『えっ……』

カタクリ『俺は、こんな作られた世界で返されたくはない。現実世界で、お前の手で直接返せ』

ウタ『ハハハ………カタクリって、意外とわがままだね……』

カタクリ『それはお前も同じだ。今言った通り、この場で返してもらいたくはない………だから最後まで諦めるな』

ウタ『無理だよ………もう……ウタワールドを維持するのも……一苦労何だから………それに、私が死ぬのは……もう変えられない事だから……大人しく、受け入れるよ……』

カタクリ『………"未来を変える権利は、皆平等にある"』

ウタ『えっ……』

カタクリ『……少し前に、俺と相対した男が言った言葉だ。そしてソイツはまんまと俺達から逃げ切った……』

ウタ『…………』

カタクリ『いいかウタ、本当に死にたくて死ぬ奴なんてごく稀だ‼︎大抵の死は不本意なものだ………それは、多くの一般人から話を聞いてきたお前が1番わかっているはずだ‼︎』

ウタ『…………』

カタクリ『だから決して希望を捨てるな。最後の瞬間まで足掻き続けろ……俺が帽子を預けたのは、それができる奴だ』

[187 1 23/01/21(土) 23:42:36]

ウタ『…………わかった、最後まで頑張ってみる……じゃあさ……』

カタクリ『何だ？』

ウタ『何か……ご褒美が欲しい……かな。ここから気持ちを持ち上げるのは………楽じゃないからさ……』

カタクリ『褒美…か………よし、わかった。もしお前が生きて帰ってきたら、その時は……俺はお前に付いて行く』

ウタ『……カタクリが？』

カタクリ『この戦いで、ビックマム海賊団は壊滅……俺はどの組織にも属さない存在だ。お前はこの1ヶ月で飛躍的に強くなった………だが、お前が麦わらと交わした約束を果たすには、まだお前は弱すぎる。だから俺がお前の夢をサポートする……兄弟達がどうするかはわからない、そもそもこれが褒美になっているかは分からんが………これが俺の出せる褒美だ』

ウタ『………フフフ、とっても嬉しいよ………そのご褒美、カタクリが付いて来てくれるなら……どんな事があっても……心配ないや……約束だよ？』パチン

カタクリ『……あぁ、約束だ』

ウタは指を鳴らし、カタクリから返事を聞きながら彼を送り返した

ウタ『………最後まで……諦めるな…かぁ…………』

ウタは周囲を見渡す。ウタの目には、ゴードンを返した時より狭まったウタワールドが写っていた

ウタ(…………後………1人………‼︎)パチン

ウタはギリギリの力で指を鳴らし、3人目……本命を伸び出した

ルフィ『………ウタァ‼︎』ダキッ

ウタ『……フフフ、もうルフィ……いきなり抱きつかないの………(ルフィ………あの約束をした……大切な人)』

[188 二次元好きの匿名さん 23/01/22(日) 08:55:34]

hosyu

[189 1 23/01/22(日) 16:16:38]

ルフィ『だってよ……‼︎あんな事言われて……もう会えねぇって……‼︎』

ウタ『もうルフィったら………カッコよくなったと思ったら……寂しがりなのは変わってないんだね……』

ルフィ『っ‼︎そんなの……お前に言われたくはねぇよ‼︎』

ウタ『ハハハ………そうだね……………』

ほんの僅かな時間、10秒程度の時間2人は喋る事もなく抱きしめあった。互い会う事も、知る事もなかった12年間を取り戻すかのように

ウタ『………少しは落ち着いた……………？』

ルフィ『あぁ……その、すまねぇ』

ウタ『………ねぇルフィ、アンタと別れた時に私が言った事、覚えてる……？』

ルフィ『なんか言ったっけ？』

ウタ『覚えてないの……？次会ったら強くなったか確かめてあげるって言ったじゃん』

ルフィ『あぁ、そうだったな………』

ウタ『こんな形になるとは思わなかったけど………本当に強くなったんだね………ルフィ……』

ルフィ『……そりゃあ、12年もありゃ強くなるだろ』

ウタ『まぁそんなんだけどね………ねぇルフィ、私がᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪに乗っ取られてた時………殴る気なかったよね？　何で殴る気なかったの？』

ルフィ『……俺のパンチは、ピストルより強ぇって言っただろ…………… ᛏᛟᛏ ᛗᚢᛋᛁᚳᚪがいても、お前は殴れねぇ』

[190 1 23/01/22(日) 17:43:06]

ウタ『でもあの時は殴ってたじゃん、へなちょこパンチ』

ルフィ『あれは全然本気じゃねぇよ』

ウタ『……出た‼︎負け惜しみぃ‼︎……』

ルフィ『………』

ウタ『………ごめん…今はこう言う雰囲気じゃないよね……』

ウタは既に限界を迎えつつある体に鞭打って、ある種の虚勢を張った。ウタの現状を察しているルフィは何も言えず、それを察したウタは自身の行動に謝罪した

ウタ『………いつの間にか……アンタに身長、抜かされてたんだね……』スク

ルフィ『…………あぁ』スタン

ウタは自身が座っている構造物から、おぼつかない足取りで立ち上がり少し離れた。そしてその場所にルフィが座り顔を俯むく

ウタ(………私はもう…アンタとの約束を守れない………だから……ここに座るのは………)

心の中でそう呟いたウタは、ふとルフィの被っていた

帽子が目に入った。そして深く考える事もなく帽子越しにルフィの頭を撫でた

ウタ『………ホント、こんなにカッコよくなっちゃって………いつかきっと、これがもっと似合う男になるんだぞ……』

ルフィ『…………』

[191 1 23/01/22(日) 17:56:20]

ウタ『(…………もう会うのも最後だし……いいかな……)……ねぇルフィ、ちょっと顔上げてくれない……？』

ルフィ『……何d』ﾁｭｯ

ウタ『…………フフフ………好きな人とのキスって……思ったより甘いんだね………じゃあね、ルフィ……アンタの作る新時代………地獄から見てるから………』パチン

ルフィ『っ⁉︎ウタアァァ‼︎』

最後に本懐を遂げたウタは有無を言わさずにルフィを現実へ送り返した

ウタ『………ハァ』バタン

自分のやるべき事を全て終えたと考えたウタは、その場で倒れてしまった。もうウタには立つ力すら残っていなかった………そんな中、ウタはどうにか体を起こした

ウタ『………流石にキスはやり過ぎたかなぁ………でも、やり残す事はしたく無かったし………まぁいいか………もう後の祭りだし……』

誰もいないウタワールドで1人話しながら、ウタは周囲に目をやると、驚く事に自分のいる少しの範囲しか残っていなかった。それを見て限界が近い事を理解した瞬間、それまで真っ白だったウタワールドが暗くなり、雨が降り始めた

ウタ『………心が映っちゃったか………でも、ちょうどいいや………ﾋｯｸﾞ……』

振り続ける雨………そんな中、1人その場に座り込んでいる彼女の顔は………雨水と涙で溢れていた

ウタ『……ﾋｯｸﾞ…ごめん、カタクリ………約束……破っちゃったよ………ｸﾞｽ…』

ウタは泣きながら、カタクリから託された帽子を深く被り込んだ

ウタ『ｳﾞｩ………もっと……ﾋｯｸﾞ………生きたかったなぁ……』

[192 二次元好きの匿名さん 23/01/22(日) 20:10:57]

ニヤニヤが止まらねぇ。

[193 1 23/01/22(日) 20:50:14]

※まだスレには余裕ありますが、ちょうどキリがいいので4スレ目に移ります。何？このスレで終わるって言ってただろって？知らんな(ヤケクソ)

4スレ目↓

SS ウタ『…………』カタクリ『…………』4スレ目｜あにまん掲示板

[194 二次元好きの匿名さん 23/01/22(日) 21:11:57]

新規盾乙！埋める

[195 二次元好きの匿名さん 23/01/22(日) 21:13:38]

次スレも楽しみにしています！

[196 二次元好きの匿名さん 23/01/22(日) 22:51:08]

ありがとうございます❗️

[197 二次元好きの匿名さん 23/01/23(月) 10:50:54]

うめ