- 1二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:30:42
- 2二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:35:35
その略し方まずくねえか
- 3二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:35:42
- 4二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:38:16
- 5二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:40:37
キングの周りは人材豊富だからな
黄金世代にウララ、カワカミ、デジたんもいる - 6二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:48:57
公式へんたいキングかぁ…
- 7二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:56:15
姫騎士セイウンスカイ 〜へ、変態、この変態キング!少しは恥を知りなさい!〜
- 8二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:33:58
キングをへんたいって呼んでいいのはセイちゃんだけだよ
- 9二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:35:18
セイちゃんのちょっとおませさんなイタズラに耐えられなくなって一流のお仕置きしちゃうへんたいキング
- 10二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:36:47
スカイさんにも許してないでしょ!!
- 11二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:37:00
開き直ったムッツリほど恐ろしいものはないからな
- 12二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:40:05
- 13二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:41:55
セイちゃんの感度が30000倍になっちゃう…
- 14二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 12:44:43
- 15二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 13:14:06
- 16二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 14:02:57
キングにあらぬ汚名がかけられてる…
- 17二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 14:57:59
ヒカキンの兄かと思った...
- 18二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 15:00:12
- 19二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 15:27:40
- 20二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 15:33:19
身長で見れば多分一番太いけどそれでも一般的には細い部類に入るよ
という訳で多少割り引いて申告してるかゲームのモデルが細いので実数値を申告してるかのどっちか
個人的には前者だと美味しい(実際は65とかで)
- 21二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 15:34:05
おばか!
- 22二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 15:34:39
セイキンにあらぬ風評被害が…
- 23二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 16:20:14
- 24二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 16:27:05
- 25二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 16:29:45
…へんたい。へんたいキング。
字面だけみると完全に事後なんよ - 26二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 19:10:02
毒牙も何もスカイが煽ってんだし
もはや誘い受けな気がする - 27二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:42:16
そりゃスカイが煽りはするけど手を出すとは思えないし、そこに至るまでかかりそうだけど手を出しそうなのはキングだね。
- 28二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:43:36
よくみるとセイちゃんとキングって食べ合わせ良さそうだよね
- 29二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:46:21
完全にシーツで身体と口元隠して若干目線逸らしながら言ってるやつ!
- 30二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:49:17
からかい上手と見せかけてからかい過ぎて実質誘い受けになってしまうスカイさん
なんかこの2人は勢いでそういう関係になってしまう展開が似合い過ぎる - 31二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:01:37
食われる寸前までおどけようとするセイちゃんが見える見える…
- 32二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:13:43
- 33二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:21:48
なんか書けないかと考えたがこのssスレが最高すぎてもうこれでいいんじゃね? となったので私は失礼する
セイウンスカイ「へんたいキング♡」私、キングヘイローとスカイさんはよく一緒に映画を観る。といっても映画館に行くより部屋でレンタルDVDなどを観ることのほうが多い。今日も私の部屋で鑑賞会をしている。ウララさんも入れて3人で観ることもある…bbs.animanch.com - 34二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:24:46
- 35二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 05:33:04
チビキンの存在がセイキンの変態さを物語ってる
- 36二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 10:45:00
オレハマッテルゼ
- 37二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 10:58:27
セイちゃん×キングの個人的なイメソンは鈴木このみのreset
- 38二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:19:23
- 39二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 17:16:15
実はキングの方が本質的に甘えてるのいいよね…
- 40二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 03:59:54
ウンスキンは良いぞ
- 4133※一部人を選ぶ描写注意!!22/12/28(水) 04:45:28
恒例となった映画観賞会にしては珍しく、かなり久々にハズレを引き当ててしまった。
山もなければ谷もない、ありきたりなラブストーリー。ツッコミを入れるような展開すらなかったようで隣の彼女はいつもよりだいぶ口数は少なく、開始数分で展開を察した私もすぐさま残りの時間を日頃の睡眠不足の解消に充てようと決めたほど。寝入ってしまうまでもうつらうつらとしながらも見ていたがそこから面白くなる予感は一切せず、お陰でキングの肩に身を預けて結構がっつりと眠ってしまっていた。
スカイさん、という呼びかけに反応してうっすらと瞼を開くと丁度エンドロールが流れ終えた所で、絡み合った二人の姿がフェードアウトしていく。時計を確認すると、大体1時間に満たないくらいだろうか。この位が一番眠いんだよねぇ、と心の中で呟きながら私はあくびを噛み殺す。
「スカイさんもいるかしら? この前いただいたジュースがあるのだけど」
「ありがとー、お願い」
立ち上がって窓際の冷蔵庫の方へと歩くキングの背中を目で追いかけながら、私はふむ、と鼻を鳴らす。
──盗み見た横顔の輪郭やまどろみの枕として拝借していた二の腕の寝心地、そしてコップにジュースを注ぐその後ろ姿から、自分の推測に対する確証を得た私は彼女がジュースの容器を冷蔵庫に仕舞い終えたタイミングを見計らって口を開いた。
「……キング~、やっぱ太ったんじゃない?」
「んっ!? な訳ないでしょ!!」
ビクッ、と尻尾は勢いよく跳ねて、こちらを向いた頬はまっ赤っか。
まったく、本当に分かりやすいんだからと私はニヤリと笑みを浮かべる。あんなに素直なスぺちゃんだってここまであからさまな反応はしてくれないだろう。そこが面白いのだが。
彼女は着こなし上手だから布の弛みやデザインで器用に隠してしまうけど、皆ならともかくセイちゃんの目を誤魔化そうだなんてそうはいかない。元々私と比べると全体的にグラマーな体型をしているキングだが、今は更に一回り肉付きが良く見えた。
「だってさ、その服。そんなに窮屈でしたっけ」
「……そ、そうかしら?」
「隠せてると思ってるみたいだけど、屈むとお尻のラインがくっきり出ちゃってますし☆」
「どっ、どこ見てるのよ貴女?!」
「でさ~、実際どうなのさーキング?」
「くっ……」 - 4233※一部人を選ぶ描写注意!!22/12/28(水) 04:46:23
彼女の耳は居心地が悪そうにぱたぱたと動く。
そうして暫くお互い無言で見つめ合った末に、観念した被疑者キングはゆっくりと息を吐きだした。
「……ええ、そうよ。少しね、ほんの少しだけど!」
「おやおや~、だいぶ素直ですねぇ」
「ま、事実を否定しても仕方ないじゃない……認めるのは癪だけど」
こちらを恨めしそうに睨みつけながら、キングはジュースの入った二人分のコップをテーブルの上に置く。リンゴの豊潤な香りが喉の渇きに刺さるような気がして、私は思わず唾を飲み込む。いつもの彼女ならもう少し手強いはずなのに、なんだかこっちまで調子を狂わされそうになる。
どうにかして、このムードを変えたい。
私は音を立てないように腰を上げた。
「そうね……最近時間が空いたせいかお茶会に誘われることが多かったせ──ひゃっ!?」
「ほほー、これはちょっとってどころじゃないかもしれませんねぇ~♪ キングー?」
「あっ、あのねぇ……!」
むにむに、むにむに。
素早く背後に回り込んだ私は彼女の脇腹に手を伸ばし、貯め込まれた贅肉を弄ぶように摘む。
私の観察眼もまだまだなようだ。思ってたよりキングの身体は──柔らかい。
「……スカイさん。いい加減にしないと、許さない、わよ……!」
「……にゃはは~、どうしよっかな──っ!」
……そう、そうなんだよキング。こうすればいつも通り怒ってくれるだろうし、そうすれば私達はいつものように……
「──!」 - 4333※一部人を選ぶ描写注意!!22/12/28(水) 04:46:52
……戻るはずだったのに。
気が付くと私は天井を向いていて、照明を遮るようにキングがこちらを見下ろしていた。
「……スカイさん」
影になっているせいで、彼女の顔色がどうなっているかが読めない。ただ、呼吸がいつもと違うことは分かる。
怒っているのとは違う、だけどふざけているという訳じゃない。ここから先に行ってはいけないと本能はけたたましく叫んでいるのに、先ほどまであれだけ滑らかだった指すらも今はピクリとも動かない。
「き……キング、ごめん謝るから。だからこれ以上は、落ち着いて、ね……?」
「スカイさん」
ずいっ、と音が聞こえていきそうな勢いで彼女と私の顔が近づく。もはや鼻先が触れるか触れないかという距離で、彼女はじっと私を見つめた。
温かくて柔らかい彼女の身体の感触が神経という神経を痺れさせる。筋肉も内臓もビリビリとして、頭もぼうっとして何も考えられない。
まさに映画を見ているようだ。自分が出演した映画を後から見返しているような、もはやどうにもできない状態。
ただキングの潤んだ瞳が、やけに印象に残った。
「……ごめんなさい」
「……へんたい、へんたいきんぐ」
──そこから先は、もはや語るまい。
ただ、その後一流の覚悟でもって体型を元通りにしたということだけは、彼女の名誉のために記しておく。 - 443322/12/28(水) 04:50:03
ひっさびさにSS書いた
解釈違いがあったら許して - 45二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 05:33:48
…へんたい。いえ、たいへん良かったです。
- 46二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 07:20:23
良いSSだぁ……
- 47二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 07:25:04
- 48二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 07:41:52
セイちゃんには幸せな涙目がよく似合う
- 49二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 09:06:53
- 50二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 09:14:38
大変良いSSだった…この後2人のうちたまに無意識に自分の唇を触っちゃうのはどっちだろうなぁ…
- 51二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 09:25:15
へんたいよくできました💮
これがあるからあにまんは面白い - 52二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 15:16:31
まだあったと思ったらSSが来てる!
アンタ最高だよ……! - 53二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:09:00
>>33兄貴姉貴に触発されたので手前も書いてみた。良かったら読んで。
暮れの近づくトレセン学園、今日の天気は雨模様。窓の先を眺めれば曇天が広がり、雨音が窓を叩く夕暮れ時の一室で、セイウンスカイの表情も曇天模様と言った所だ。
にもかかわらず、なぜ頬の色は恋する乙女よろしくほんのり紅潮しているのかと言えば、その原因が天気によるものではなかったからだ。
「……ちょっと、いつまで拗ねてるのよ」
その原因が壁を向いて横になるスカイを後ろから抱きしめながら言うと、スカイは壁に向いたまま口を尖らせた。
「……へんたい。へんたいキング」
「良く言うわよ、誘ったのは貴方でしょう」
いつもなら、このお調子者に声を上げる所だが、状況が状況故にキングヘイローは冷静にスカイの悪口を斬り捨てた。そして、抱きしめる両の腕に少しだけ力を込め、身体を寄せる。
拗ねるスカイも、呆れるキングも、寄せ合った身体の心地よさのおかげで最初よりは落ち着きを取り戻していた。
数時間前、昼前から降り出した雨でトレーニングのスケジュールが狂い、急遽お休みを貰う事になったスカイが、同じ目にあったキングの元へふらりとやって来た。キングのルームメイトが突然始まった覇王のオペラに姫役として参加していた(もとい、巻き込まれた)せいで不在だったのは、今思えば幸いであった。
初めは宿題の事や流行の事など、とりとめのない話で盛り上がっていたのだが、それが勝負服の話になって風向きが変わった。ターフを舞う雲のようなスカイの勝負服姿をキングが褒めたのを切っ掛けに、スカイお得意の軽口が始まったのだ。
- 54二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:11:44
『そんなにセイちゃんの事隅々まで観察してたの? へんたいキング♪』
顔を赤くして反論するキングに調子を良くしたのか、スカイは次々と追い打ちを掛ける。
『キングって、ホントに私の事大好きだよね』
『あれ、そんなキングとセイちゃん、二人っきり……? やだ、もしかしてセイちゃん、ちょっとピンチかも?』
『きゃー、へんたいキングに襲われちゃうー♪』
矢継ぎ早に繰り出される言葉の数々に、遂にキングの中の何かが切れた。スカイは、突然期待していた反応を見せなくなったキングを訝しんで顔を覗き込んだが、それは悪手である。次の瞬間、スカイはキングのベッドに転がされ、その上からキングが覆い被さった。
『え……っと、キング……?』
『そこまで言うのなら、お望み通りにしてあげるわ。大丈夫よ、"貴方の事が大、大、だーい好きなキング"に任せておきなさい』
ここに至って、スカイはようやくキングの目の色が尋常で無い事に気付いたが、最早後の祭りである。
『ご、ごめんキング! ちょっ、待っ、さっきのは冗談! いつものちょっとした冗談だから! 待ってキング、ごめんってば!!』
今度は取り繕うような言葉を放つスカイに、キングは妖しく微笑むと、スカイの頬を舐めるように撫でる。
『さあ、キングの胸に抱かれる権利をあげるわ』
言葉を結ぶが早いか、次の言葉を言おうとしたスカイの唇はキングのそれに塞がれ、その機会を失った。しかし、重なった唇と密着した身体から伝わる互いの温度は二人をある意味冷静にさせるのに役立った。
目の前にいる人に触れている所全部がとても、とても暖かい。それに、良い香りがする。まるで、お日様のような香りに包まれているような。
どうしてだろう、こんな事されてるのに、私、嬉しいって思ってる。ああ、そっか、私、ずっとこうしたかったんだ。こうして欲しかったんだ。
ああ、スカイさん。
キング────
遂に二人は唇を重ねたまま互いの身体を両の腕でしっかりと包み込むと、胸に秘めていた想いを分かち合ったのだった。 - 55二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:14:57
そして、今に至る。事が済み、ようやく正しい意味で冷静になったスカイに襲いかかったのは凄まじいまでの羞恥であった。故に身体を壁に向けたまま横になって拗ねる形になっていたのだが、後ろから感じる体温がその感情をゆっくり溶かしていくのを感じていた。
「ねえ、スカイさん」
「……何?」
だから、キングの声にも応えられた。次の言葉の前に、キングの両の腕が少しだけ力む。
「ごめんなさい」
「……なんでキングが謝るの」
「こんな形で貴方を愛する事になるなんて、思っていなかったから」
声が僅かに震えている。さっき容赦なく軽口を斬り捨てた時とは全く違うキングが、後ろに居る。寄せ合った身体の感触が、キングの胸の内を如実に表していた。
「けれど、貴方の事を想っていたのは……本当なのよ……信じては、貰えないかもしれないでしょうけど……」
「……」
スカイは思う。もしもキングの問いかけに何も応えず、後ろを向いたままでいたら。キングはきっと、一言謝って、そのままこの部屋から飛び出して行ってしまっただろう、と。だから、向き合おう。しっかりと、彼女の方へ──── - 56二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:18:18
「分かってるよ」
「す、スカイさん!?」
スカイは徐ろに壁に向けていた身体を翻すと、最初とは逆にキングに覆い被さった。身体を抱き寄せ、息が掛かるほどに顔を寄せて、目の前の驚きの表情を、こぼれ落ちた涙の跡と一緒にしっかり瞳に映す。
「スカイ、さん……」
「さっき、その……キスした時、さ。思っちゃったんだよね。ああ、私、キングとこうしたかったんだって」
「……それは」
「けど、もしかしたら私、ちょっと怖がってたのかも。今までの関係が変わっちゃったらどうしようって。だから、キングの事をからかったりして、いつものセイちゃんとキングで居ようとしてたのかな……」
スカイの言葉に、キングはほんの少しの驚きの後、再び瞳を潤ませた。そんなキングに、スカイは笑顔を向ける。
「だからさ……ありがとう、キング。私にもう一度、踏み出す勇気をくれて」
そう言って、スカイは一度瞳を閉じて、開く。目の前には、変わらず一流の、愛しのウマ娘がスカイの言葉を待っていた。
「順番、おかしくなっちゃったけど……好きだよ、キング。大好き」
今度はそっと、優しく。想いを乗せるように唇を重ねた。暖かな思いが、胸いっぱいに広がっていく。
唇が離れると同時に、キングは微笑みを返した。
「……本当、どうしてこんなにへっぽこなのかしら、私達は」
そして、両の腕でスカイを抱き寄せ、今度はキングの側から唇を重ねる。
「私もよ、スカイさん……貴方が、好き……」
互いに想いを確かめ合った二人は、もう言葉を交さなかった。その代わりに、互いを抱きしめる両の腕に力を込め、熱を持ち始めた想いを分け合う。
冬の雨が降りしきる外とは対照的に、二人の部屋は暖かく満ちていくのだった。 - 57二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:24:24
「ハイ! そういう訳なので、お先に失礼っ!」
「あっ、ちょっと待ちなさいスカイさん! まだ話は終わってないわよ!」
次の日の朝には雨も上がり、トレセン学園中等部の教室には今日も今日とて逃げ出すスカイとそれを追うキングの姿があった。二人があっという間に走り去るのを見送って、エルコンドルパサーはやれやれ、とため息をつき、ツルマツルヨシは苦笑い。
「相変わらずデスね、あの二人」
「でも、最近ちょっと変わりましたよね。何というか、雰囲気が柔らかくなったと言いますか」
「あ、それ私もちょっと思ったかも!」
グラスワンダーの言葉に続いたツヨシに、スペシャルウィークもふわりと笑みを浮かべる。
「うん、なんて言うか、二人でいる時のセイちゃんとキングちゃん、前よりずっと楽しそうだなって。楽しそうな二人を見てると、私もなんだか嬉しくなっちゃう」
スペの言葉に、他の三人もうんうんと頷くと、二人が走り去った先を優しく見つめていた。
その頃、キングに捕まったスカイはいやあ、と腕を頭の後ろに組み、息を整えるキングにいつもと変わらない笑顔を向けていた。
「やー、キングも速くなりましたなぁ。完璧なスタートを切ったセイちゃんに追いついてくるとは」
「……良く言うわね。ワザとでしょう?」
「はて、なんのことやら」
気付けば二人がやってきたのは、学園の中でも人気の少ない場所。周囲にウマ娘は居らず、スカイとキングの二人きりだ。スカイが頭の後ろに組んだ腕を解き、壁に寄りかかってキングを上目遣いで見つめれば、キングはそれに応えるようにスカイの身体に両の腕を回し、二人は壁を背に身体を寄せ合う。
「……キング」
「スカイさん……」
二人きりの世界で、スカイとキングはそっと瞳を閉じ、静かに心を通わせて、唇で想いを確かめ合った。
親友達に見せる軽妙なやり取りに暖かな雰囲気が垣間見えるようになった事に加え、時折この、秘密のルーティンを追加している事は、まだ、二人だけの秘密だ。 - 58二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:25:40
おいおいなんだいこんな連続で良SSが続いて…
危うく意識が飛 - 59二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:26:20
以上です、駄文失礼、読んで頂いてありがとうございました。
セイちゃんとキングはこう、ふとした切っ掛けで相手への気持ちを自覚しちゃったりすると美味しいよねって。
過程を飛ばしすぎ?それはそう。 - 60二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:32:40
イイネ!
- 61二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:34:14
傑作やん
- 62二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:34:19
セイキンはやめろ
キンセイにしとけ - 63二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:57:52
- 64二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 23:02:59
ヒュッ
尊い……しゅきです - 65二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 07:24:01
目が覚めたらSSが追加されてた……キンセイ尊い……
- 66二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 08:52:44
こないだの温泉旅館スレもそうだけど、キングとセイちゃんはどうしてこうちょっと大人な雰囲気になるんだろうか。
まあ大好きなんだけども。 - 67二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 20:34:02
良SSで過ごす年末年末年始はよいものですね
- 68二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 20:36:33
これがオールスターダスト計画…
- 69二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 20:38:50
へんたいって言いながらも満更ではないセイちゃんに脳が焼かれる