【CP・SS・閲覧注意】「好きじゃないけど」

  • 1122/12/30(金) 21:00:48

    「え?ルフィと?いやいや、ないない!アハハ!」

    「そうだぞ!おれ達そういうのじゃねェんだ」

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:01:22

    楽しみ!

  • 3122/12/30(金) 21:06:08

    ”お前ら結婚しねェのか?”

    ゾロの質問に対して笑って答える。
    それは私とハグしたままのルフィも同じだ。

    私達の距離感は、傍から見るとまるで恋人のように思われる―らしいんだけど、
    残念ながらというべきか、私はルフィのことをそういう目では見れない。
    フーシャ村で一緒に育ったコイツのことは大好きだ。(面と向かっては言わないけど)
    でも、それはあくまで幼馴染として。

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:09:52

    もう日常的にハグしてる…

  • 5122/12/30(金) 21:12:34

    ルフィも同じようで、私達はお互い、親友?
    といった間柄なのだ。それは今後も変わらないままだろう。
    と説明すると、

    「そうか…」
    「え!?アンタ達付き合ってるんじゃなかったの!?」
    「ええええええええぇ!?」
    「そのうち結婚すんのかと思ってたぞ」
    「アウ!スーパーショックだ!」
    「そうじゃったのか」

    ルフィの仲間達にはビックリされた。
    言わなくても分かってると思ってたんだけど…

  • 6122/12/30(金) 21:21:53

    まあ、ルフィは私のタイプには当たらずとも遠からず…だけれどもね。
    恋人として、結婚する相手として考えると…

    「ないね」

    「ないな」

    手を振る動きがルフィと重なる。

  • 7122/12/30(金) 21:24:10

    「お似合いだけどな。なんつーか…レベルが」

    「ウソップ!?私ってルフィと同程度なの!?」

    「そうだ!おれの方が格上だぞ!」

    「いーや!私が格上ー!」

    「なんだとー!」

    「なによ!」

    ハグした体勢でルフィとしょうもない言い争いを始める。
    こんな掛け合いも楽しいのだ。

    「本当…お似合いだけどなァ…」

  • 8122/12/30(金) 21:26:19

    (ルフィと”そういう関係”になる日は来ないだろうなー)








    この時の私は、そう考えていた。

  • 9122/12/30(金) 21:31:20

    「「「「カンパーイ!!!」」」」

    ジョッキがぶつかり合う音があたりに響く。
    今日のサニー号は楽しい宴。
    昨日もやった気がするけど…(というか、やった)
    ルフィ達は何かと理由をつけて宴をする。

    「シャンクス達もそうだったなぁ」

    ルフィもシャンクスが大好きだから、マネしているのかもしれない。
    後でからかってやろう。

  • 10二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:33:43

    >>8

    あらぁ?

  • 11122/12/30(金) 21:37:35

    「しっかし、みんな浮かれてるね~」

    ことお酒が入ると、みんなハメを外して楽しむから、宴の後片付けは大変だ。
    こういう時こそ、私のようなお姉さんがしっかりしなくては!
    私はジュースしか飲まないので、みんなのように酔うことはない。

    一緒に思いっきりふざけたい…とよぎる気持ちを抑えつつ、
    ジョッキに口をつける。

    「ゴクッ」

  • 12122/12/30(金) 21:41:39

    ────────────────────────

    「あっひゃっひゃっひゃ!面白れェー!
     ウソップ!もう1回やってくれよ!」

    「悪いなルフィ!このマジシャン・ウソップ、
     同じ芸は二度見せないのだ!」

    「えー!ケチ!ケチウソップ!」

    「ウソップ!おれも見たいぞ!」

    「わーはっはっは!まあまあ、次の奴もすげェぞ!」

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:44:18

    中の人繋がりか…マジシャン・ウソップの発言…

  • 14122/12/30(金) 21:45:12

    「…」ふらふら

    「お、ウタ!今ウソップがよ!」

    「…えへ」

    「帽子の中からクンフージュゴンを…」

    むちゅーっ!

  • 15二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:46:31

    帽子の中からクンフージュゴンを…!!??

  • 16二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:48:24

    もうすでに夢中じゃないか

  • 17122/12/30(金) 21:51:28

    「「「「えっ」」」」

    ウタがルフィに熱烈なキスをするところを目撃し、全員が固まる。

    「…んちゅっ、ん、ふっ…ぷはっ」

    誰も動けない数秒が過ぎた後、ウタがようやく唇を離す。
    顔が赤らめ、潤んだ瞳でルフィだけをじっと見つめる彼女は…

    「えへへへルフィ~、おどろいら~?」

    明らかに酔っていた。

  • 18122/12/30(金) 21:59:13

    「わたしがちゅーするなんれ、おもわなかったでしょ~」

    言動の怪しい歌姫とポカンとしたままのルフィを除き、
    その場にいる全員が頭を回転させる。

    右手に持ったままの空ジョッキを見るに、おそらくウタは間違えて酒を飲んだようだ。
    さっきのキスも、酔った上でふざけたのだろう。

  • 19122/12/30(金) 22:04:35

    「ウタ、お前酔ってんな」

    「じゅーすでようわけないれしょ!あははぁるふぃなにいってんの~」

    「こりゃダメだな」

    「あれれるふぃがふえてるよ~」

    「おれは一人しかいねェ」

  • 20122/12/30(金) 22:09:09

    「うぷ…きぶんわりゅい…」

    「部屋で休んだ方が良さそーだな。立てるか?」

    「ちからはいんらい」

    「しょうがねェな…部屋まで運ぶぞ?」

    「れへっへうへ~」

    「何言ってるかわかんねェ…よっこいしょ」

    「うはー」

  • 21122/12/30(金) 22:19:54

    衝撃的なキスシーンの後もあまり変化のないルフィを見て、
    他のクルーにもようやく元の空気が戻る。

    「あ~ビックリした!」

    「まあ、酔ってたら仕方ないでしょ」

    「酔いが醒めたら笑い話だな」

    「それにしても驚いて、目が飛び出ましたね!あ、私」

    「お前、目ん玉ねェのにな」

    「!」

    「ルフィ。ウタちゃんをゆっくり運んであげろよ」

    「おう!」

  • 22122/12/30(金) 22:34:34

    ────────────────

    「ウターついたぞー」

    「んにゃ…」

    力が抜けぐったりとした幼馴染を降ろし、ベッドに寝かせる。
    いきなりキスされたのには驚いたが、まあ、酔っていたら変な気分になることもあるだろう。
    そこまで気にすることでもない。極端な話、ただ口と口がくっついただけのことだ。
    シーツの上で気持ち良さそうに四肢を伸ばすウタに背を向け、部屋から出…

    「どうした」

    「いかないで」

    …ようとしたところ、ウタに服の裾を引っ張って止められる。

  • 23二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 22:47:55

    おやおやおや

  • 24122/12/30(金) 22:53:34

    「ひとりにしないれよ」

    「…しょうがねェなあ」

    ベッドに腰を下ろす。
    ウタの顔をしげしげと見つめる。綺麗だ、と思う。
    でも、いつものウタだ。自分にとって、大切な幼馴染。
    さっき唇が触れ合った時に湧いた感情は…

    きっと、気の迷いだろう。

    「ん」

    目が半分しか開いていないウタが、腕を広げる。
    ハグしてほしいらしい。

  • 25122/12/30(金) 22:57:40

    「…」ぎゅっ

    「ふにゃ~」

    いつものようなハグ。
    そう、いつも通りだ。
    いつも通りのハズだ。

    「あれ、るふぃどきどきしてるね」

    「ッ!そんなことねェぞ!」

    「うそだ~くっついてるからわかるよ~?」

    「…気のせいだ」

  • 26122/12/30(金) 23:15:39

    常日頃は何とも思わないウタの匂い、
    自分の胸板に押し付けられた柔らかさ、
    背中に回された腕の感触から必死に意識を逸らす。

    「そっか~あたしはちょっとどきどきしてるのにな~」

    「え」

    「いたずらのつもりだったんだけどね、
     るふぃにちゅーしたとき、なんかあたまがふわふわってなって…」

    「…」

    「あ、いいかもっておもっちゃったんだよねー
     へんらよね、るふぃなのに。るふぃだからかな」

    「…」

    彼女の華奢な身体を抱きしめている腕に力がこもる。

  • 27122/12/30(金) 23:22:17

    明日に続く

  • 28二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 23:26:05

    つまり35分後……!

  • 29二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 23:26:56

    >>28

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 23:41:02

    >>28

    お前みたいなやつ好きだわ

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 04:57:50

    良いスレをまた見つけてしまった!
    ありがとう

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 12:29:12

    大変素晴らしいスレがあるじゃないか
    いいよね、恋愛感情がなかったはずなんだけど気付けばなんかそういう感じになってるやつ

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 12:30:49

    >>32

    成長していく内に芽生えちゃったのかもね

  • 34二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 12:41:06

    じわじわと自覚していくのがいいんだ
    あとブルックにツッコんだのはチョッパー?

  • 35122/12/31(土) 18:16:56

    「で~!なんでるふぃってとくべつ?なんらろう、ってかんがえたんだ」

    「…」

    「るふぃってね、すごーくぽかぽかしてるの!」

    「…」

    「あったかくて、からだをあずけてるとあんしんできる」

    「…」

    「だから、いっつもはぐしてるんら…」

    「…」

    「いまも、そう。だきついてるだけで、しあわせで…」

    「…」

    「意外と、たたかってるときは、かっこよくて…」

    「…」

    「るふぃも、おとこのこなんだなーって」

    「…」ギュッ!

  • 36122/12/31(土) 18:22:40

    「もしかしたらね、あんたになら…」

    言葉を切り、紫の瞳がルフィに向けられる。
    何かを、期待している。
    ウタ自身にも分からない熱っぽい衝動が渦巻いているのが見て取れた。
    それは…自分も同じで。

    「ん…?どーしたの、るふぃ」

    ウタを抱きすくめたまま、ベッドの上にゆっくり押し倒す。

  • 37122/12/31(土) 18:30:08

    「ウタ…」

    「なぁに?」

    覆い被さったまま顔の距離を近づける。
    彼女の口から、わずかに酒気が漂う。
    酔っている幼馴染に仕掛けるのは、卑怯だろうか。
    少し躊躇い、

    「悪りぃ」

    「?………!」

    ウタの唇を奪った。

  • 38122/12/31(土) 18:44:56

    「んん…んっ…」

    月明かりが差し込む薄暗い部屋に、二人の音だけが響く。
    舌が絡み合い、温度がダイレクトに伝う。

    「ふっ…ん、んっ…」

    ウタの手はルフィの首に回され、更に強く密着する。

    「ん、ぷあっ…」

    ようやく唇が離れ、荒い吐息が残される。

  • 39122/12/31(土) 18:51:24

    「るふぃ…」

    だらしなく開いた口元から涎を垂らし、
    トロンとした目で名前を呼ぶ。

    「いきなり、ごめんなウタ」

    「ん、いーよ…」

    「おれもよ、なんつーか…お前を、
     女として、意識しちまってよ」

    「そう。やっぱどきどきしてたんじゃん」

    「変だよな、おれ達、友だちなのによ…」

    「べつに、いいじゃん」

    「え」

    「へんれも、いーでしょ…すきなんだったら」

    「…そうなのか?」

  • 40122/12/31(土) 18:56:28

    「あたしたちが、いーんだったらいいのよ」

    「…」

    「るふぃも、あたしがほしいんだ…
     えへへ、いっしょだね」

    「ほしいって、お前」

    「あたしはさ、るふぃほしいよ?
     るふぃも、だからいまちゅーしたんじゃないの?」

    「いや、そうだけどよ」

  • 41122/12/31(土) 19:06:13

    ウタは、何が言いたいのだろうか。
    とりあえず、キスしたことは怒っていないようだが。
    突如訪れた自分の感情の変化は、伝えられたはず。

    ギアを上げたわけでもないのに、自分の心臓の動きが早鐘を打っている。
    体を起こし、熱を帯びて使い物にならない頭を回す。

    「じゃあよ、明日また相談しよう!この気分も、
     ひょっとしたら今だけかもしれねェしよ!
     いったん、冷静になってから」

    「なぁにいってんの」

    ウタがすらりとした脚でルフィの胴を挟み、
    体を引き寄せる。
    二人の距離が、再び縮まる。

    「ほしい、っていってんでしょ」

  • 42122/12/31(土) 19:20:26

    「…!」

    ウタの言いたいことが分かり、ルフィの理性がガリガリと削れていく。

    「でもよ、ウタ。今のお前に手ェ出すのは」

    「こんなちゃんす、もーないかもよ?」

    腕と脚でがっちりとホールドされ、耳元で囁かれる。

    「…ウ、タ」

    「いったでしょ…いーよ、って。おこんないから」

    「…」

    「かいぞくなんれしょ」

    「…」

    「ほしいんなら、うばってよ」

  • 43二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 21:33:24

    ルフィの理性も残り僅か...!!!

  • 44二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 22:58:07

    これは紛うことなき海賊の愛娘

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:03:07

    サイコー!!

  • 46122/12/31(土) 23:15:50

    しばらくの間、部屋を静寂が満たす。

    「…ウタ」

    「…」

    「いいんだな」

    「…」

    「おれよ、絶対責任はとるから」

    「…」

  • 47122/12/31(土) 23:21:21

    「お前のことが、その、好きだ」

    「…」

    「後で、この気持ちがどうなるのかは分かんねェけどよ
     お前を傷つけるようなことには、しねェ」

    「…」

    「ウタ」

    「…」

    「…ウタ?」

    今の自分の想いを、たどたどしく、しかしはっきりと伝えた相手は──

  • 48122/12/31(土) 23:24:21

    「すぴー…」

    「え」

    穏やかな顔で寝ていた。

  • 49二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:25:17

    おい





    おい

  • 50二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:25:20

    おい!

  • 51122/12/31(土) 23:27:03

    「…………………………………………」

    無言でウタに毛布を掛ける。
    よし、おれも寝よう。

  • 52二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:34:23

    身勝手の極意すぎる

  • 53二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 00:09:24

    ルフィはとりあえず泣いていいし、翌日ウタに多少は意地悪してもいい

  • 54二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 03:52:13

    覚えていなかったらまた酒を飲ませる

  • 55二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 08:42:27

    なんで寝るの?!でもこの歌姫はこんなんだよね知ってた!!

  • 56二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 15:16:01

  • 57123/01/01(日) 15:26:42

    ────────────────

    晴れやかな朝。サニー号の一室では、
    うら若き男女が二人、ベッドの上で語り合っていた。

    「ごめんってルフィ。私が悪かったって」

    「いや、別に怒ってねェ」

    「じゃあこっち向きなよ」

    「…」

    「やっぱり怒ってるじゃん」

    「怒ってねェ」

  • 58123/01/01(日) 15:46:00

    昨夜のことは流石に自分が悪かったと、ウタは平謝りする。

    「せっかくルフィが乗り気になってくれたのに…ごめん。
     でもさ、眠くなっちゃったのはしょうがないじゃん」

    「そうだけどよ…お前なぁ…」

    なんかもう色々とガックリ来たルフィは嘆息する。

    「うん、で、その~…」

    「ああ、うん…」

    二人とも、昨日ほどの熱はない。
    酒と雰囲気がなければ、普段ふざけあっている幼馴染どうしなのだ。
    友人として大事に想っているだけに、そういう目では見られなくなる。

  • 59123/01/01(日) 15:51:48

    「よし。昨日のことは忘れよう!」

    「うん、ごめんねルフィ」

    「気にすんな!おれもへそ曲げて悪かった!」

    ポジティブに考えれば、酒の勢いで間違いを犯さなくて良かったのだと、
    二人して考え直す。
    少し間違えば、相手との関係性が変わってしまうところだった。
    とは言え…

    ((気まずい…))

  • 60123/01/01(日) 16:08:49

    「ウタ。どうだったの、昨日?」

    「え、何が?」

    「何って、アンタとルフィよ!
     ベッドまで運ぶだけって言ったのにルフィが帰ってこなかったから、
     みんな察したのよ?」

    「…」

    「”ルフィとはそういう事はない”とか言ってたのに、
     アンタらってばー!」

    「…」

    物凄く気まずい。
    まるっきり勘違いってわけでもないのが、特に…

  • 61123/01/01(日) 16:15:19

    「おいルフィ、ウタちゃんを幸せにしてやれよ」

    「え」

    「酔ったレディに手を出す野郎なんざ、本来は蹴り飛ばすところだが…
     お前が自分からそんな事をするとも思えねェ。
     ウタちゃんの方から誘われたんだろ?」

    「…」

    「こうなったからには、ウタちゃんの幸せが第一だ。
     気持ちにしっかり応えてやれよ」

    「…」

    物凄く気まずい。
    ビミョーに間違ってねェ…

  • 62123/01/01(日) 16:28:17

    「「「「カンパーイ!!!」」」」

    ジョッキがぶつかり合う音があたりに響く。
    今日のサニー号は楽しい宴。
    昨日もやった気がするけど…(というか、やった)
    ルフィ達は何かと理由をつけて宴をする。

    うん、いつもの流れだ。
    いつも通り、いつも通り。

  • 63123/01/01(日) 18:17:57

    でも…いつも通りでいいのだろうか?
    酔っていたけれど、昨日のコトはよく覚えている。

    ルフィがほしい。
    あの時そう思っていたのは、本当。
    嫌われちゃうかもしれないなって思いながら伝えたら、
    ルフィもおんなじ気持ちだったみたいで、嬉しかった。
    その後、すぐに寝ちゃったけど…

  • 64123/01/01(日) 18:24:04

    ルフィが応えてくれたんだから、
    私も、もう少し頑張らなきゃいけないのではないか。
    オレンジジュースをちびちび飲みながら考える。

    でも、ルフィを男の子として意識するのは難しい…
    素面では。

    「…」

    隣にある誰かのジョッキに目を向けた。
    中に入っているのは勿論、お酒。

    「…」

  • 65123/01/01(日) 18:32:45

    ──────────────

    「んー…ウタのやつ、なんか考え込んでなァ」

    少し離れたところで宴を楽しみつつ、幼馴染の様子を伺う。
    原因はやはり、昨日のアレだろう。
    ”忘れよう”とは言ったものの、そう簡単に気まずい記憶は消えないだろう。

    「あいつに嫌な思いはさせたくねェんだけど、
     どう伝えたもんか…」

    「キュイ!キュイ!」

    「お前、まだいたのか」

    「キュ!キュイ!」

    「”弟子にしてくれ”?ダメだ!
     食料ならやるから、船から降りろ!」

  • 66123/01/01(日) 18:42:17

    「るふぃ」

    「!…ウタ」

    名前を呼ばれ、慌てて振り返る。
    クンフージュゴンと身振り手振りで押し問答をしているうちに近づかれていたようだ。

    「ん?お前…」

    どことなく、ウタが変だ。
    この雰囲気は、知っている。

    「るふぃ~!だきしめて~」ぎゅう~

    「またか、お前…」

    酔っていた。

  • 67二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 18:54:06

    酒に頼っておるなあこの歌姫

  • 68123/01/01(日) 18:55:27

    「うへへへ~るふぃのにおいがする~」

    「あんまそういう事言うな…どうすっかなー」

    抱き着かれた状態で、ルフィは考える。
    昨日のような事態は避けねば。

    「とりあえず、ロビンにでも運んでもらうか」

    「やだ」

    「え」

    「るふぃじゃなきゃ、やだ。
     いっしょにおふとん、いこ?」

    上目遣いで、ウタが覗き込んでくる。
    彼女の妖しい視線から、ゾワゾワと熱が伝わる。

  • 69123/01/01(日) 19:15:45

    まずい。この流れは、まずい。
    なんとか断って…

    「いや、ウタ」

    「あ、そう…にげるんだ…?」

    「!なんだと!逃げねェ!」

    反射的に答えてから、あ、と思うが遅い。

    「わかった。じゃあ、はこんで」

    「…おう」

    上手いこと乗せられた気がする、と感じるルフィだった。

  • 70二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 19:23:47

    かーっ!見るよいオヤジ!卑しい女だよい!

  • 71123/01/01(日) 19:41:00

    ──────────────

    「…ついたぞ」

    「ん」

    ベッドに降ろすと、ウタは白いシーツの上を
    のそのそと移動し、スペースを空ける。

    「…」

    「?」

    何してるの、とでも言いたげに小首を傾げるウタを見て
    ある種の諦めを感じ、ベッドに腰を下ろす。
    なんにせよ、彼女はこのまま去らせてはくれないだろう。

    …そして、去りたくないという気持ちも、
    ルフィは確かに感じていた。

  • 72二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 19:41:19

    >>70

    同じフジの仲間とはいえ出歯亀は良くないよ、マルちゃん

  • 73123/01/01(日) 19:55:21

    「ちゅーしたい」

    「…」

    ウタの要望に対して、渋面を浮かべる。
    それを見て不満げな顔をしたウタが、

    「きのうのことはわすれたんらから、べつにいーでしょ?
     くちがくっつくだけだもんね?」

    「いや、その理屈はおかしいと思うぞ!?」

    じゃあなんでキスするんだよ!

  • 74二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:29:17

    おっとこのウタもしや半分素面では?

  • 75二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:30:27

    お酒の力を借りたかウタちゃん…!

  • 76二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:35:31

    このレスは削除されています

  • 77二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:36:15

    し、し、しんじだぁぁい

  • 78123/01/01(日) 20:54:40

    「もう!」

    ずい、とウタが顔を近づけてくる。
    そのままキスされるのかと身構えたが、そうはならなかった。

    「ん」

    ルフィの体に両の腕が回され、逃げ場がなくなる。
    そのまま、ウタはそっと瞳を閉じた。

  • 79123/01/01(日) 21:04:24

    …誘われている。

    自分の顔に暖かい吐息が当たる。
    くっついてる胸から、互いの心拍数が跳ね上がっているのが分かる。
    普段は意識しない長いまつ毛が、ピクピクと震えて。
    軽くすぼめられた唇に視線が吸い込まれる。

    押し込めていた何かが昂り、欲望をぶつけたいという衝動に襲われる。
    もしかすると、何もしない方がウタを傷つけるのかもしれない。
    いや、しかし…

    思考がグルグル同じところを回っている間にも、
    眼前の獲物に対する熱情はじわじわと加速していき。

  • 80123/01/01(日) 21:11:26

    「ウタ」

    「…」

    彼女の体を自分の腕で支え、己の顔を近づける。

    「…」

    「…」

    ウタの好意に応えよう。そう結論付け──

    ──ゆっくりと、優しく唇を重ねた。

  • 81二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:19:26

    よし!!!!

  • 82二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:20:27

    きた!!!

  • 83123/01/01(日) 21:22:40

    「…ッ、ん、ちゅ…」

    ウタの舌がルフィの中に滑り込み、切なそうに相手を探す。

    「ふっ…!?んん、にゅっ…ふ、んっ…」

    脳内を襲う快感にウタが戸惑うような声を出すが、
    繋がれた口の中でくぐもり、まともな音にはならなかった。
    ルフィが強く引き寄せると、抱きしめ合う体が跳ねた。

    「ちゅ…ん…」

    二人の唾液が混ざり合う音が聴覚を支配していく。

  • 84123/01/01(日) 21:36:14

    「ぷはっ…ひゅ、ふー、ふーっ」

    二人分の熱の邂逅が済んだ後、舌が離れる。
    腕の中でウタがくたりと力を抜き、艶っぽい仕草で垂れた涎を拭い取る。

    「…」

    無言のままベッドに倒れ込み、こちらを潤んだ瞳で見つめる。
    その魅惑的な輝きには、ルフィしか映されていない。

    決定的な合図を、待っている。
    それを感じ取り、ルフィは、自分の率直な気持ちを伝える。

    「ウタ」

  • 85123/01/01(日) 21:40:07

    「お前、酔ってねェな」











    「………ひょえ?」

  • 86二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:40:53

    おっと?歌姫さん??

  • 87二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:42:44

    汚いなさすが海賊きたない

  • 88二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:44:38

    話の流れかわったな

  • 89123/01/01(日) 21:51:13

    ──────────────────

    思わず、自分の口から間抜けな声が出る。
    なんで?なんで?
    どうして、バレた?

    「え、るふぃ、なにいって…」

    「とぼけんな」

    「いや、その。はい」

    モソモソと正座し、ルフィと向かい合う。とても目は合わせられないけど。
    恥ずかしさで私の顔は物凄く熱くなっている。
    きっと耳まで真っ赤だろう。

  • 90123/01/01(日) 22:05:22

    みんなが宴を楽しんでいる時に、考えた。
    ”ルフィに応えてあげるにはどうすればいいか”

    昨日と同じように、お酒を飲むというアイディアもよぎったが…ダメだ。
    また眠くなってしまっては意味がない。
    それに、自分をコントロールできない状態になったら、
    口を滑らせて”ルフィに応えてあげないと”っていう気持ちに気づかれる恐れがある。
    コイツは、そういう使命感を嫌う。

    大事なのは、”私がルフィをほしがってる”と思わせること。
    これなら、ルフィも私への欲求に正直になれるだろう。
    ”私のために”なら。

  • 91二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:09:07

    卑しい…!

  • 92123/01/01(日) 22:11:16

    伊達に演劇や戯曲を練習してきた訳ではない。
    私の磨かれた演技力なら、一芝居打つことはそう難しくないハズ。
    って思ったのに…

    「…どうして分かったの?」

    「酒のにおいがしねェ」

    「あ」

    なるほど、離れている時は上手く騙せていたが、
    キスした時に気づかれてしまったようだ。
    失敗、失敗。
    今後の演技の参考にしよう。

  • 93二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:16:12

    これはつよつよルフィ

  • 94123/01/01(日) 22:25:33

    さて。
    再びベッドに身体を倒し、物欲しげな表情をつくる。

    「るふぃ、いいよ…?」

    「何やってんだお前ェ!?」

    「うるさい!渾身の演技を見抜かれた上に、
     誘いも虚しく空振った私の屈辱がルフィに分かるか!
     空気を読んで仕切り直してよ!」

    「十中八九お前のせいじゃねェか!?」

  • 95二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:27:56

    図太いなこの歌姫
    でもまあ別にやめる理由も特にないし、ルフィさん行けー!

  • 96123/01/01(日) 22:33:11

    「だからカラダで償ってあげるってば!
     ほら!さあ襲え!」

    「やだ!お前がそういう気分じゃないのに
     おれのためにそんな事すんのはダメだ!」

    「だいじょうぶだって!シたところで、
     体での繋がりなんて特に何にも感じないから!」

    「尚更嫌だ!」

    「この強情者!私が良いって言ってんのに!」

    「同情なんかでお前に手ェ出したくねェ!」

  • 97二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:44:20

    これはルフィが正しい

  • 98123/01/01(日) 22:46:06

    カチン。頭に来た!
    こうなったら、何が何でも手を出させてやる!

    「…」

    「分かったかウタ!
     じゃ、おれ部屋に帰って寝るから…」

    ベッドから逃げようとするルフィに後ろからしなだれかかる。

    「おい」

    「ルフィ。好きだよ」

    ぴくり、とルフィの体が振動する。
    手応えアリ!

  • 99123/01/01(日) 22:53:26

    「アンタになら、この身体…ぜーんぶあげちゃえるよ?」

    「ウタ、やめろ」

    ルフィが止めようとしてくるが、やめるもんか。
    胸を目いっぱい押し付け、耳元で愛の言葉を囁く。

    「好きほーだいしてほしいなぁ…ルフィのものにしてほしいなぁ…」

    「ウタ」

    「一晩だけでいいからさ?シた後で忘れちゃっていいんだよ?」

    「…」

    だんまりときたか、ルフィめ。

  • 100二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:58:53

    わりと自分や相手の気持ちをかんがえずに身体だけを差し出したり求めようとする最低なことしてる自覚はあるのかねウタちゃん

  • 101123/01/01(日) 23:02:47

    「私で興奮しちゃってるんでしょ?いいじゃん、流されちゃっても」

    「…」

    「ほーら、カンタンだよ?振り向いて、したいと思ってることしちゃうだけ」

    「…」

    「黙っちゃって…あ、もしかして私からしてほしいの?シャイだなあ。
     いいよ?私も、その…ルフィの事、愛してる、から…」

    「…」

    「あー!ルフィが愛してくんなかったら寂しさで消えちゃうかもなー!」

    「…」

  • 102123/01/01(日) 23:04:25

    「…」

    「…」

    「…」

    「…」

    「…」

    「…」

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:04:42

    このレスは削除されています

  • 104二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:05:04

    地雷踏みまくってやがる

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:07:36

    おかしい、さっきまで春の陽気だった雰囲気が雪風吹き荒れる真冬に

  • 106二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:08:43

    あかん…なんか危ういぞこの空気…

  • 107123/01/01(日) 23:10:21

    ────────────────

    晴れやかな朝。サニー号の一室では、
    二日寝床を共にした男女が、ベッドの上で語り合っていた。

    「気にすんなって、ウタ」

    「ごめんね、ルフィ…アンタの気持ちも考えないで…」

    「もう過ぎた事だろ!」

    「私の身体なんて、なんの価値もないのにね…」

    「そんな事ねェって!」

    「結局一晩中無視されるとは思わなかったよ…」

  • 108二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:12:08

    ルフィの理性が鬼強いわ…
    さすが海賊王になる男

  • 109123/01/01(日) 23:23:43

    膝を抱え込んで落ち込む幼馴染を、ルフィは必死に励ます。

    「お前なりに考えて色々してくれたんだしよ!
     別に謝らなくて良いんだ!な!」

    「ルフィは優しいね。それに比べて私は…私は…。はぁ…」

    自分への失望と罪悪感からウタは嘆息する。

    「だから気にすんなって!んで、そのよ…」

    「うん…」

    二人とも、昨日ほどの勢いはない。
    夜通し続いた攻防のせいで疲れているだけでなく、心にも結構なダメージを負っていた。
    友としてならこんな風に支え合えるからこそ、特に。

  • 110123/01/01(日) 23:29:44

    「忘れてくれる?昨日のこと…」

    「おう、そうしよう!」

    「二度とこんな事しないから…本当、ごめんね」

    あくまでポジティブに考えれば、不本意な行為で間違いを犯さなくて良かったのだと、
    二人して自分に信じ込ませる。
    言うまでもなく、相手が悪い訳ではない。分かっている。
    とは言え…

    ((気まずい…))

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:31:10

    このレスは削除されています

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:31:30

    これまた一味が勘違いするよ

  • 113二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:32:27

    酔ってるフリとかせずに正面から「愛して欲しい!」って言えばルフィも手出してくれるよ多分

  • 114二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:34:31

    >>113

    でも酔ってないと本音出せずさっきみたいにルフィが可哀想だからって理由で身体を差し出そうとした女だぞ

  • 115123/01/01(日) 23:36:42

    「ウタ。ルフィとはお盛んね~?」

    「…」

    「二人でこっそり宴を抜け出したつもりでしょうけど、
     あれじゃバレバレよ?酔ってたみたいだけど、もっと気を付けなくちゃ。
     でも、アンタ達が幸せだったらそれでいいわ」

    「…」

    「女に興味なんて無さそうなあのルフィも、すっかりアンタに夢中ねー!」

    「…」

    心が辛い。ルフィへの罪悪感と、乙女のプライド的なものと、羞恥心とが、特に…

  • 116123/01/01(日) 23:50:16

    「おいルフィ、ウタちゃんとは仲良くやれてるか?」

    「…」

    「レディの機嫌を損ねないように気を付けるんだぞ?
     ずっと幼馴染として接してきたなら、そのへんの機微は難しいだろうが…
     恋人として、上手くやれよ」

    「…」

    「心配するな。ウタちゃんは寂しがり屋だから、お前が一緒にいてやるだけできっと喜ぶ」

    「…」

    辛ェ。ウタを傷つけちまった事と、男として見られねェことが…

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:52:12

    俺この二人がすれ違い起こす映画見たことある気がするわ

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 23:53:16

    FILM RE○

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 02:24:11

    チョッパーとロビンはヤってないて知ってるけど黙ってからかってそう

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 10:19:31

    保守

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 14:47:04

    今回ウタが演技しちゃったから、本音を伝えるハードル上がったのどうしたらいいんだ

  • 122123/01/02(月) 15:28:54

    「「「「カンパーイ!!!」」」」

    ジョッキがぶつかり合う音があたりに響く。
    今日のサニー号は楽しい宴。
    こうしてみんなで騒ぐのは一週間ぶりだ。

    「…」

    甲板の上に賑やかな空気が広がるが、
    私は宴の中心から離れた場所で物思いにふけっていた。

  • 123二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 15:47:56

    一週間……

  • 124123/01/02(月) 16:00:00

    あれから、ルフィとはまともに話せていない。
    アイツは話しかけようとしてくれるけれど、どんな顔をしていいか分からなくって、
    いつものように喋れないのだ。

    今の状況は…良くない。
    私が寂しいのもあるけれど、ルフィに気を遣わせてしまっている。
    それが心苦しい。
    何とかしなければ。しかし、どうすればいいだろう?

    この前の行動でルフィを傷つけてしまった以上、
    何が正解なのか分からなくなってしまっている。
    起こしたアクションが裏目に出ることが、怖い。

  • 125123/01/02(月) 16:04:18

    「友だちに、戻ればいいのかな…」

    酔いに任せて想いを口走ってしまったあの夜からのことを、すっぱり忘れて。
    幼馴染として、一緒にバカ騒ぎする関係に戻れば…
    傷つかない、私は。

    でもルフィは?
    私の事を、好きって言ってくれた。
    男の子の眼で、私の事を、女の子として好きだって。
    その気持ちを無下にするのは、嫌だ。

  • 126123/01/02(月) 16:13:03

    実際は、ルフィの事が恋愛対象としては好きじゃないけど…

    「私が、ルフィを好きになれたら良いのに」

    そしたら私は、酒の勢いでもなく、へたっぴな演技でもなく、
    ”好き”って伝えるのに。
    そうしたいのに。

    「キュイ」

    「ん?こんにちは、どうしたの?」

    「キュー」

    「うーん…何言ってるか分からないなぁ…」

    この一週間ですっかり顔馴染になったクンフージュゴンと、
    会話しようとするも失敗する。
    チョッパーのようにはいかない。

  • 127123/01/02(月) 16:21:29

    「よしよし」

    「クォ~」

    とりあえず背を屈め、頭を撫でてあげる。気持ち良さそうだ。
    目を閉じ、煮詰まった考えを吐き出す。

  • 128123/01/02(月) 16:25:49

    「私ね、大好きな幼馴染がいるんだよ」

    「そいつも、私の事が好きなんだって」

    「両想いで、素敵に思えるでしょ?」

    「でもね、残念」

    「そいつが、私の事を女の子として見てくれてるのに」

    「私は、そいつを男友達としてしか思えないの」

    「お酒を飲んで、酔っぱらってた時には異性として見られたのに…」

    「なんでだろうね」

  • 129123/01/02(月) 16:30:59

    「精いっぱい意識してみようとしたんだけど、ダメ」

    「じゃあ、あっちから手を出してもらおうって思ったんだけどさ」

    「断られちゃった」

    「そもそも、やり方が間違ってたみたい」

    「私にそんな事してほしくないんだって。優しいやつでしょ?」

    「でも、それじゃあ…」

    「アイツに何がしてあげられるんだろう」

  • 130123/01/02(月) 16:35:20

    「私が、変われば…!」

    「そんな必要ねェよ」

  • 131二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 20:06:24

    なんやねんこの歩くイケメンは

  • 132123/01/02(月) 20:33:16

    「え…」

    顔を上げると、ルフィが目の前にいた。
    いつの間に。

    「悪りぃな、少し外してくれ」

    「クオッス」

    もしかして、いや、もしかしなくても、聞かれてた?
    呆然としていると、ルフィが私の隣に座る。

  • 133123/01/02(月) 20:36:44

    「…ルフィ」

    「おう」

    「どこから聞いてた?」

    「全部」

    「…」

    どうやら、物陰から私の様子をずっと伺っていたらしい。
    そっか…全部聞かれちゃったか…

  • 134123/01/02(月) 20:43:39

    「ウタ」

    「何?」

    分かっているにも関わらず、聞き返す。我ながら往生際が悪い。

    「お前が今言ってたことだけどよ」

    「うん…」

    「あんまし気にすることじゃねェぞ?」

  • 135123/01/02(月) 20:50:29

    やっぱり、ルフィは優しい。

    「でも、私が勝手に忘れる訳にはいかないでしょ…
     ルフィの気持ちは!?」

    「…」

    「最初は、私からちゅーしたのに、
     ルフィに応えてあげられなくて!
     なのに、うやむやにするなんて勝手なこと…!」

    ぐちゃぐちゃの感情が高まり、体が震える。

  • 136123/01/02(月) 20:56:21

    「そうか。…ウタ、お前、おれに悪い事したって思ってるんだな。」

    「そうだよ!私は、ルフィに、どうしてあげれば…!」

    「じゃあ、おれの言う事、聞いてくれるか?」

    「え…うん」

    予想外の申し出に驚くが、すぐに頷く。

  • 137123/01/02(月) 21:00:52

    「んじゃ、歌ってくれ。」

    「?…いいけど。曲は?」

    「アレがいいな。お前が酒場で歌ってたやつ」

    「分かった…」

    言う事を聞くとは答えたけれど、なんで歌?
    戸惑いながらも、歌い出す。

    「───この風は、どこから来たの、と…」

  • 138123/01/02(月) 21:11:33

    ──────────────────

    「♪…」

    ウタが歌い終わる。
    歌っている間に、気持ちも落ち着いたようだ。

    「これでいいの、ルフィ? でも、何の関係が」

    少し困惑した様子のウタに対し、自分の気持ちをストレートに伝える。
    自分にできることは、すべきことは、これだけだ。

    「お前の歌が好きだ」

    「え?」

    「歌ってる時のウタは、楽しそうだし、物凄くキレーだ」

    「ちょ、ちょっと、ルフィ?」

    「お前の優しいとこが好きだ!
     みんなに幸せになってほしいなんていう、お人好しなとこが好きだ!」

    「ルフィ!?」

  • 139123/01/02(月) 21:20:19

    「お前と勝負すんのが好きだ!」

    「一緒にふざけてると、スゲー楽しい!」

    「おれの冒険の自慢話をニコニコ聞いてくれるとこが好きだ!」

    「フーシャ村の昔話ができて楽しい!たくさん覚えてくれてて嬉しい!」

    「お前から自慢話を聞くのも好きだ!」

    「ファンの事とか、自分の人気の事とか…得意げな顔も好きだ!」

    「ウタと新しい島を歩き回るのが好きだ!」

    「しっかりしてるところも、スゲーバカになるとこも好きだ!」

    「おれも、お前の温かいとこが好きだ!」

    「相手のことを考え過ぎて自分が困るくらいなのによ!」

    「たまにワガママになるとこも好きだ!」

    「お前の全部が好きだ!」

  • 140123/01/02(月) 21:28:38

    「どうだ!分かったかウタ!」

    「…何がよ!?」

    最初はポカンとしていたウタだが、途中からは照れて赤くなっていた。

    「おれはウタが好きだ!」

    「…知ってるけど」

    「女として意識してるのも、本当だ!
     でもよ、そんなのはウタの好きなとこのほんの一部だ!」

    「…」

    「勘違いしてんじゃねェ!恋人ってのは、別に友達よりも凄い訳じゃねェだろ!?
     そんな事で悩んで、くよくよしてるお前なんて見たくねェ!
     おれはよ、ウタといるだけで楽しい!」

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 21:31:42

    さすが太陽神

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 21:32:56

    ルフィめちゃくちゃカッコ良い

  • 143123/01/02(月) 21:43:48

    「…そっか」

    「おう!」

    「…ルフィ。アンタの事、好きじゃないけどさ…
     そういうとこ、すごーく好きだよ」

    「それ、スゲーアホっぽいな」

    「でも、私のそういうとこも好きなんでしょ」

    「うん」

    「ふふふ」

    「ししし!」

  • 144123/01/02(月) 21:55:25

    「よし!分かったよ、ルフィ!
     心配掛けてごめんね!」

    「おう!」

    ようやく、いつもの元気なウタになる。
    声に覇気が戻り、頬には赤みが差している。
    この一週間、ずっと塞ぎ込んでいた彼女も、ようやく迷いが晴れたようだ。
    ルフィにとって、それは何よりも嬉しい事だった。

    「じゃあ、今夜はいっぱい話をしよう!ルフィの話、たっくさん聞きたいな!」

    「よーし!任せろ!」

    すっかり元の二人に戻り、ルフィは破顔する。

  • 145123/01/02(月) 22:09:27

    ────────────

    「でな!おっさんは箱に嵌っちまったんだ…」

    「何それ、凄い偶然…」

    冒険譚に耳を傾けながら、ルフィの顔を見つめる。
    自分と友達に戻れた事を喜んでいた幼馴染。

    彼と二人っきりの寝室で、ウタは…









    (ヤバい!ヤバい!ルフィってこんなカッコ良かったっけ!?)

    めちゃくちゃドキドキしていた。

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:11:54

    おっとこれは

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:12:31

    ラブコメ始まったな

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:13:08

    酒の力なしでも異性として意識するようになったか…

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:14:10

    まーたすれ違いしてるよこの幼馴染(歓喜)

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:14:13

    途中不穏だったけどついに報われる時が来たか…

  • 151123/01/02(月) 22:23:06

    酔っている訳ではない。
    純粋に、素面で、ルフィに惚れていた。

    (えー…噓でしょ、私…)

    我ながら都合の良い事だとウタは思う。

    (でもさ、仕方ないじゃん!さっきのルフィ、すっごく漢らしかったんだもん!
     優しくて、カッコ良くて、なんか…キュンって来た!)

    部屋が暗いのでバレていないようだが、肩を寄せ合っているだけで顔が赤くなっているし、
    心臓はバクバク暴れている。
    これで晴れてルフィとは両想い、それは別に良い。むしろ、嬉しい。
    非常に嬉しいのだが…

    (…言えるか!)

    さっき友達で良い、という話に落ち着いた手前、物凄く切り出しにくかった。

  • 152123/01/02(月) 22:41:16

    どうしたものか…

    「ん?ウタ、こっち向け」

    「え?」

    話の途中で突然、ルフィが私の肩を掴んで顔を合わせる。

    「何すんのよ」

    「…」じーっ…

    「ルフィ?」

  • 153123/01/02(月) 22:49:06

    何だか見透かされているような気がして、
    眼を逸らす。

    「ウタ、顔赤くなってんな。さっきからなんつーか、上の空だし。
     お前よ…ひょっとして」

    物凄くバレてる気がする。
    よし、誤魔化そう。ルフィ、私の名演をとくと見よ!

    「いや!?全然そんな事ないよ!
     全然、ルフィの事好きじゃないけど!?うん!」

    「…」

    ダラダラと汗が顔を伝っているのが分かる。
    おい、どうした、私の演技力!

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 22:49:43

    まあ元から好感度自体はほとんどカンストしてる相手にあんな男前な告白されたらな
    そら惚れる

  • 155123/01/02(月) 22:53:38

    「…よし!」

    ルフィがにっこり笑顔を浮かべる。何か結論が出たようだ…
    嫌な予感。

    「ル、ルフィ?どうしんむっ!?」

    急に体を引き寄せられ、キスされる。
    あ、これ、マズい。

  • 156123/01/02(月) 23:06:04

    「んにゅっ、ふ、ちゅ…」

    ルフィの舌が私の中に入ってきて、求めてくる。
    頭がふわふわして、体が気持ち良くなっちゃってるのが分かる。

    「ん、ふ…んんっ!?」

    腰に回されたルフィの手が、ワンピースの裾から侵入してくる。
    ビクリ、と肩が跳ねるが、ルフィは止まってくれない。

    「んんん!ん!?」

  • 157123/01/02(月) 23:21:00



    「ぷはっ、ふっ…ふっ…」

    ようやく舌が離れる頃には、全身ができあがってしまっていた。
    頭からつま先まで火照り、力が入らない。
    すっかりぐしょぐしょで、芯までどろどろ。

    「ウタ。おれの事、”好きじゃない”んだよな?」

    「ルフィ、の、ふっ…いじわる…んっ」

    両手首を掴まれ、シーツの上に倒される。
    ちょっと強引なのも、悪くなくて。バレちゃってる以上、拒む理由もどこにもなくて。

  • 158123/01/02(月) 23:28:15

    「好き…ルフィ、来て?」

    自分の声とも思えない、甘い甘い声音が出た。
    私達、シちゃうんだ。
    きっと、はしたない顔しちゃってるんだろうなぁ…
    もう、何も取り繕えないくらいふにゃふにゃだから。

    「おれも、好きだ。ウタ」

    ルフィの言葉に、お腹の裏が熱くなって。

    もう何も考えられなくなって。

    シーツをぎゅって掴んで。

    ルフィを、受け入れた。

  • 159二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 23:37:39

    両想いサイコー!

  • 160123/01/02(月) 23:38:09

    ────────────────

    晴れやかな朝。サニー号の一室では、
    恋人達がベッドの上で語り合っていた。

    「えへへ、おはよ~ルフィ…」

    「おう、おはようウタ」

    「んふふふ」ぎゅ~

    「甘えたがりだな」

    「好き。好き~」スリスリ

    「おれも好きだ」ぎゅ~

  • 161123/01/02(月) 23:48:31

    長年の親愛に新しい愛情が加わり、二人とも相手への愛しさが溢れに溢れ…

    「気持ち良かった」

    「そりゃ良かった。まあ、あんだけ態度で示してたら分かるけどな」

    ウタの顔がほんのりと朱に染まり、ルフィはにしし、と笑う。

    「あんまり言うと、恥ずかしいの!」

    「照れてる顔も可愛いな」

    ひたすら、いちゃついていた。

  • 162123/01/02(月) 23:51:54

    「ん?アレ、…ルフィ?」サワサワ

    「う、いや、コレは」

    「もうちょっと時間あるから…もう1回、する?」

    「…」グイッ

    「ん…」

    結局、朝食には二人とも遅れた。

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 00:24:52

    もう一味が察しても勘違いじゃなくなるな

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 01:01:52

    ばっちり新時代して仲間みんなに祝われてるルウタって最高だと思うんだ
    照れながら「からかうな!」とか言って、それでも繋いだ手を離さない二人が俺には見えた

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:51:28

    >>164

    ずいぶん未来を見てやがる…!

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 10:59:52

    >>165

    新時代はすぐそこだろ!

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 11:20:30

    こんな風に多少すれ違った末に迎える新時代もいいですねえ

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 18:48:37

  • 169二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 19:40:07

  • 170123/01/03(火) 21:17:42

    「ウタ。ルフィとは上手くいってる?」

    「なななななななな何がっ!?何の話かな、ナミちゃん!?」

    「最近、アンタ達がよそよそしかったから心配してたんだけど…
     その様子を見るに、だいじょうぶみたいね。心配して損したわ」

    「いや、その…」

    「今更、何赤くなってんの。アンタとルフィがいちゃついてる事なんて、
     みんな知ってる事じゃない」

    「それは違うの!いや、違わないんだけど、違うの!」

    「?」

    「昨日、ルフィを好きになったの!」

    「?久しぶりだったから、盛り上がっちゃったって事?
     全く、一晩中じゃ飽き足らず朝まで…情熱的ね~」

    「やめて!恥ずかしいから!」

    ホントは、今回がハジメテなの!
    わざわざ説明するのも色々キツ過ぎるよ!

  • 171123/01/03(火) 21:31:08

    「ルフィ。ウタちゃんとは上手くやれてるか?」

    「おう!あいつ、ベッドだとあんな顔すんだなー」

    「ゴフッ!?」

    「声もいつもと全然違って、なんか色っぽいしよ」

    「…」ボタボタ

    「おいサンジ、甲板が汚れるじゃねェか。今日の掃除当番おれなんだぞ」

    「…ルフィ。レディの事情は外に漏らすな」ボタボタ

    「ん?あ、そっか。ウタもあんまり知られたくねェだろうしな」

    「ああ。そして、おれが耐えられそうなない」ボタボタ

    「そうか」

    「とにかく、ウタちゃんは元気になったみたいだな。本当に良かったよ」フキフキ

    「おう!今日の夜もいっぱい愛してやんねェと!」

    「ゴハッ!」

    「サンジー!?だいじょうぶかー!?」

    しっかしウタのやつ、ホント可愛かったな…また好きになっちまった…

  • 172123/01/03(火) 21:42:46

    「「「「カンパーイ!!!」」」」

    ジョッキがぶつかり合う音があたりに響く。
    今日もサニー号は楽しい宴。
    私とルフィが(本当に)恋人になってから、しばらく経った。
    幸せだなぁ…クルーのみんなには散々からかわれたけど。

    「あの日のキスが、きっかけだったけ…」

    アレがなければ、ルフィとは一生友達だったかもしれない。
    それでも…恋愛感情が生まれなくても…
    きっと私達は仲良しで、お互いが大切な存在で。

    だからこそ、ルフィの事を好きになったんだ。
    そんな風に思う。

  • 173123/01/03(火) 21:53:18

    「でも…困ったなぁ…」

    最近気づいた事だが、ルフィと一緒に過ごすことで、
    アイツをどんどん…好きになっていくのだ。
    私の中で、ルフィの存在がアップデートされていき、
    ”フーシャ村のがきんちょ”から、”好みの男”へと認識が移り変わっている。

    背丈や顔つき、声の変化を感じるたび、
    冒険譚を聞いて成長を実感するたびに、
    ドキドキしてしまって、ますます彼がほしくてたまらない。

    流石に、もうちょっとガマンした方がいいのかも。
    ジョッキを手に取り、考える。

    「コクッ」

    …ん?何だか、味がおかしいよう、な…

  • 174二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 21:57:18

    まさか…

  • 175123/01/03(火) 21:57:35

    ────────────────────────

    「あっひゃっひゃっひゃ!面白れェー!
     ウソップ!もう1回やってくれよ!」

    「悪いなルフィ!このマジシャン・ウソップ、
     同じ芸は二度見せないのだ!」

    「えー!ケチ!ケチウソップ!」

    「ウソップ!おれも見たいぞ!」

    「わーはっはっは!まあまあ、次の奴もすげェぞ!」

  • 176123/01/03(火) 21:58:21

    「…」ふらふら

    「お、ウタ!今ウソップがよ!」

    「…えへ」

    「靴の中からエレファントホンマグロを…」

    むちゅーっ!

  • 177123/01/03(火) 22:10:23

    「「「「あっ」」」」

    ウタがルフィに熱烈なキスをするところを目撃し、全員が固まる。
    そして、目を見合わせ、二ヤける。

    「…んちゅっ、ん、ふっ…ぷはっ」

    周りから口笛と拍手、野次が飛ぶ中で、ウタがようやく唇を離す。
    ルフィ以外には目もくれず、酔っぱらった彼女は…

    「るふぃ~すきー!だいしゅきぃ!
     きょうも、いーっぱい、きもちいーことしようね~?
     わたし、がんばっちゃうよ!
     るふぃのあかちゃん、ほしいんら!」

    クルーが見ているにも関わらず、大声で、愛の言葉を叫ぶ。
    ウタを優しく抱きしめ、ルフィは思う。



    …気まずい!

    END

  • 178二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:11:03

    サンジ生きてる?

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:21:32

    >>178

    あいつは良いやつだったよ

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:22:31

    >>179

    oh...

  • 181123/01/03(火) 22:34:03
  • 182123/01/03(火) 22:41:09
  • 183二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:41:12

    >>181

    全部好きなお話だ~!いつも可愛いお話ありがとうございます!

  • 184二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:46:02

    神SSに加えて神絵まで…多才だ…

  • 185二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:48:02

    もしかして卵さんか…?
    またあなたの作品に出会えて良かった…最高だったことを教える!

  • 186二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 00:33:46

    たまごさん引退してなかったのか…!?ありがとう!最高でした!

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 00:39:06

    あなただったのか!
    偶にこうやって書(描)いてくれると嬉しいことを教える…ありがとう

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 01:33:25

    >>182

    卵さんだ!

    なんかリアル頭身の絵、前よりさらに上手くなってない?

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 02:12:35

    素晴らしい作品をありがとう!
    新春REDで傷付いた脳が回復した!

  • 190二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 02:46:31

    絵とSS両方やれて内容もめちゃめちゃ濃いとか最強か???

  • 191二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 09:48:33

    なんて素敵なSSと絵なんだ!

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 18:51:01

    やった!卵さんだ!

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 18:54:31

    ひゃー…

  • 194二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 06:11:10

    >>186

    卵さんが引退前に書き始めたSSだから

    コレで完全に引退だろうな...

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 17:25:47

    語り継がれるだろう

  • 196二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 01:23:58

    もう卵さんと会えないって本当…?

  • 197二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 01:31:47

    >>194

    やっぱそうか…寂しくなるな…

    これまで沢山の神絵に神ssを供給してくれて卵さんには本当に感謝してもしきれない

    くそお世話になりました‼︎

  • 198二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 01:34:47

    たまごさん…この御恩は一生忘れません!!!
    素晴らしいイラストとssをありがとう!!!

  • 199二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 08:25:14

    ありがとう…!

  • 200二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 08:31:38

    卵さんありがとう
    卵さんよ永遠に

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