- 1二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 19:52:37
- 2二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 19:53:06
たておつ
- 3二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 19:53:40
最後何故か荒らされたので急遽次スレ建てた
- 4二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 20:02:20
最後の方のコメント幾つか削除お願いします
- 5二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 20:36:51
ルフィを阻むように黒い音符が壁となり魔王はさらなる変貌を遂げる。会場は大きく揺れ、海が割れて、壁や座席がガラガラと崩れ始める。
トットムジカが第2楽章に入ったのだ。
コビー「なんですか、これ」
魔王が軽く羽根を羽ばたかせると、それだけで凄まじい風が巻き起こった。踏ん張っていなければ、吹き飛ばされてしまいそうだ。
ブリュレ「ひ、避難するやつはこっちへおいで!」
ブリュレが避難誘導をする。
ブルーノ「おい、こんなのどうやって戦うんだ……」
未だ元に戻れてないブルーノが呟く。
ルフィ「あいつ……邪魔だな」
ウソップ「同時攻撃さえ決まればあいつは倒せる筈だぞ、ルフィ!」
魔王に取り込まれたウタは、闇の中にいた。耳の奥にウタを責め立てる人々の声が響く。
お前だ。お前のせいだ。
お前がやった。
お前の罪だ。
ウタ「うるさい!全部知ってたよ!」
??「そう、あなたは知ってる」
闇の中で急に誰かが現れる。シルエットに隠れているがその姿はまるで
ウタ「私?」
顔は見えないはずだがニヤリと笑ったような気がする。
??「本当は間違ってるとわかっているのにあなたは新時代と嘯いて皆をウタワールドに連れ込んで心中しようとした。何も知らないルフィに八つ当たりしてつくづく最低ね。でも仕方ないよね。ファンの為だもんね。仕方ない本当に仕方ない。でもこの先は無理ね。だってあなたはそのファンすらおもちゃにしたんだから。この先あなたはどんな顔でファンの前で歌姫やるのかなぁ?」
ウタ「い、いや嫌嫌イヤーーーー!!!」
苦しむウタにそっと甘くソレは囁く。
??「壊しましょう、何もかも全部。全て壊してしまえばあなたの苦しみはなくなる。なんなら世界中の皆も救われる。海賊に襲われる恐怖から、ご飯が食べられない飢えから、病の苦しみから、全部解決する」
悪魔の誘惑がウタの前にもたらされた。 - 6二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 22:01:14
保守
- 7二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 22:07:17
たておつ!
ウタ惑わされるないでくれよ… - 8二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:04:41
これ深夜更新必要かな
- 9二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:15:13
保守
- 10二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:23:19
立て乙です
- 11二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 05:26:52
そっと差し伸べられた手を握ろうとして左袖のハンドカバーにあるマークに目がいく。
12年前フーシャ村
その日、ルフィはクレヨンを握りしめ、マキノに貰ったスケッチブックに齧り付いていた。何を描いているのやらとウタが見守っていると、
ルフィ「できた!バーン!!」
と、ルフィは得意気にその絵を見せてきた。
ウタ「何これ?」
ルフィ「シャンクスの麦わら帽子!」
ウタ「帽子?」
ルフィ「ああ!」
ウタは必死に考えた。上の丸はツバで、下の丸は頭を入れる膨らみで、それを繋いでいる黒い線は帽子の飾り部分……だろうか。
ウタ「下手!!」
はっきりそう言われたルフィだったが、特に落ち込んだ様子もなく言った。
ルフィ「俺達の新時代のマークにしよう!それやるよ。持ってろ!」
やるよと言われても、そんなに欲しくない。
シシシと笑うルフィを見て、ウタは困ったように笑うしかなかった。
このマークはいつの間にかウタに勇気をくれていた。ウタにとって宝物になっていた。
目から大粒の涙が流れてくる。悔しかった、本当に悔しかった。ルフィが自分より大人になったような気がして悔しかった。でもそんなルフィにキスされて嬉しかった。本当に嬉しくて、そんな資格ある筈ないのに思わず、幸せを感じてしまった。
こいつは全て壊そうと提案した。それはきっとルフィもシャンクスも壊すつもりだ。それだけは出来ない。それだけは許されない。
ウタ「出来ない。それは乗れない」
??「仕方ない。じゃあ力づくで奪うしかないね」
影は私の首を両手で締めてきた。力は強く引き剥がせない。影は私から色を奪ってくる。まるで存在を喰らうように。
苦しい、死ぬのが怖い。
そしてここにはいない誰かに助けを求めた。
ウタ「ルフィ……助けて」
ルフィ「当たり前だァァァ!!!」
聞こえる筈の無い声にルフィは応えた。 - 12二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 11:11:25
建て乙
スレ主ありがとう!
ウタを晴らしてくれ! - 13二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 17:19:05
保守
- 14二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 19:47:26
保守
頼むぞ、ルフィ!! - 15二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:59:36
6本の手足をデタラメに動かし、魔王は大暴れをしていた。
オーブン「熱山羊」
自らの身体を熱し、高速回転して魔王に突っ込む。だが魔王の体からバリアが出現し、オーブンの攻撃から身を守った。
オーブン「ぐぅぅ……がぁ!」
バリアの力に跳ね返されオーブンはダメージを受ける。
ブリュレ「オーブンお兄ちゃん!」
ブリュレが救出に向かうと、音符の兵士が殺到した。すると、ブリュレの前をサンジが横切った。サンジの足技で兵士は蹴散らされ、背後のブリュレに声をかける。
サンジ「レディーにケガを負わせる訳にはいかねえ。それに、君にしか出ない事がある」
ブリュレ「ええ」
レディーと言われ思わずブリュレは笑顔で頷いた。
別の場所で戦っていた麦わらの一味も突破口を探っていた。
ナミ「コビー!指揮をとって!」
コビー「はい!防衛の陣形!観客の保護を最優先します。ナミさんとロビンさんは避難の列を作ってください。観客の皆さん!落ち着いて鏡の中へ!」
ロビンがハナハナの実の能力で巨大な手をゲート状に形成し、ナミは天候棒で雲を出して避難するゲートを作る。このゲートを進めば、誰一人迷うことなく避難する事ができる。避難ゲートの先には鏡を持ったブリュレだ。ブリュレの鏡の中に観客は吸い込まれていく。そんなブリュレを守るのはブルーノとサニー君。
コビー「フランキーさんとジンベエさんは側衛。僕とヘルメッポさんも側衛に入ります。ウソップさんは後方からの火力支援、ブルックさんとサンジさんは防御中心の前衛。攻撃中心の前衛はゾロさん!オーブンさんに任せます!ルフィさん、魔王に取り込まれたウタさんの救助はあなたに任せます」
ルフィ「コビー、ありがとう。お前ら!サポート頼んだ!」
ゾロ「へっ、はじめるか」
そう言ってゾロは魔王に十字の斬撃を放った。 - 16二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 07:09:08
ほ
- 17二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 15:41:21
☆
- 18二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 18:14:35
本来治療役のチョッパーを入れるの忘れてた
まあ観客達の護衛で良いか - 19二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 18:58:28
現実世界では、シャンクスが愛剣のグリフォンを振るって、魔王に攻撃していた。しかし剣は魔王のバリアに遮られる。シャンクスは魔王の死角に移動し、攻撃した。しかしそれもバリアで弾いてしまう。そして、シャンクスに向けて音符の兵士達が一斉にシャンクスに向かってくる。更に魔王は目からビームを放つ。雑魚を相手にしている場合でないが、対応しないわけにもいかない。シャンクスが軽く構えを取ったとき、白い物体がビームをガードした。更に、グニョグニョした白い物体は音符の兵士を捕まえてしまう。白い物体は拳の形になり、ものすごい圧力で音符の兵士を消してしまう。
カタクリ「赤髪!必要なのは同時攻撃。ウタウタの世界と同じタイミングで同じ場所に攻撃することだ」
シャンクス「ビッグマムの息子がなんの用だ!」
カタクリ「妹を助けに来た!」
そう言うと、足を振り上げて、餅に変化し、空を覆う大きさになると地面に振り下ろした。
カタクリ「見聞色の覇気で向こうの世界で妹が見ている景色が一瞬見えた。こいつにはあちら側とこちら側の」
シャンクス「わかっている。見聞色の覇気使いはお前だけじゃない」
シャンクスがそう言うと、ヤソップが狙撃しながら叫んだ。
ヤソップ「でもあいつはまだまだだ!冷静になれちゃあいねェ!
シャンクス「だけどな、カタクリ。来てくれて助かった」
海軍も奮戦しているがその多くはこのレベルの戦いに精一杯な者ばかり。だがカタクリの参戦でシャンクスは攻撃の矛先を向けられる。攻撃はやはりバリアに防がれるが、衝撃音と共に、それが破られた。
シャンクス「ルフィか…」 - 20二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 01:10:28
ほす
- 21二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:52:19
ほ
- 22二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:53:32
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 19:56:22
ウタウタの世界でも、現実世界と同じように魔王がダメージを受けていた。
ルフィ「シャンクス」
ルフィが呟く。
ブルック「効きました!」
コビー「現実世界と同時だったんだ!」
ルフィとシャンクスの攻撃が偶然にも魔王の同じ場所にヒットし、ダメージを与えた。しかし、致命傷にはなっていない。魔王は反撃のビームを放とうとしている。
ルフィ「おおおおおおおおおおおおお〜〜〜〜!!」
ルフィはビーム拳で受け止めた。ものすごい勢いで発射され続けるビームを、ルフィの拳が散らしている。魔王に集中しているルフィ。そこに無数の音符の兵士が迫るのを見たゾロが動く。走りながら音符の兵士達を次々に斬り伏せ、そのままの勢いで目の前で戦うサンジの肩を踏んでジャンプした。
サンジ「ハァッ!?てんめェッ!!」
叫んだころには、ゾロは遥か先にいた。
ゾロ「三刀流奥義!!六道の辻!!」
六つの斬撃が無数の音符の兵士を葬り去る。しかし、音符の兵士は次々に出てくる。
ゾロ「キリがねェ!」
サンジ「人を踏みつけにしやがって、あのクソ剣士!覚えてやがれッ!!」
ゾロへの怒りを蹴りに乗せて、音符の兵士達を蹴散らしている。
ルフィ「早く倒さねえと、ウタが死んじまう」
魔王に囚われたウタの観ている景色を一瞬観えたルフィは焦りを抱いていた。
このままではまずい。魔王を倒すには、現実世界と同時に攻撃する必要があるが、闇雲に攻撃してもタイミングが合う可能性は低い。ウソップはちょこまかと逃げ回りながら、状況の打開を探していた。
ウソップ「クッソォ、せめてあの手足さえなんとかできりゃあ!いや、待て、キャプテン・ウソップ。こーゆー時こそ冷静に……」
目を閉じ考え込むと次第に頭が冷めてくる。そんなウソップの脳内に一瞬現実世界の光景が見えた。
ウソップ「はっ!親父!??」
ヤソップ「やーっと気づいたか、バカ息子」
親子で2つの世界を視覚で共有した。
ウソップ「見える!親父が見ている景色が!ルフィーーーーーーー!!」
ルフィ「よしっ!野郎どもぉぉぉぉぉぉぉ!!気合入れろ〜〜〜〜!!!」
「おうっ!」
ルフィの叫びに仲間達が応えた。 - 24二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 07:42:46
期待
- 25二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 17:36:31
保守
- 26二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 20:24:55
シャンクス「よし!野郎共気合入れろ!」
「おおーッ!」
ウタワールドのルフィ達とリンクするようにその言葉を叫んでいた。二つの世界の仲間達の意識が今、一つになった。
ヤソップ「指示に従って動いてくれ!先ずは右足!」
ウソップ「右足!」
ゾロが即座に反応し、魔王の右足に向かっていく。後を追うコビーがゾロの斬撃と共に、魔王の右足のを守るバリアにぶつかる。
同じタイミングでベックマンの覇気をこめた弾丸が藤虎の重力刀の斬撃に乗って魔王の右足に攻撃していた。
バリィン!
ゾロ「鬼気九刀流 阿修羅」
魔王の右足は破壊された。
ウソップ・ヤソップ「「左腕!」」
ジンベエとヘルメッポが飛び出した。現実世界では、ホンゴウとルウが魔王の左腕を狙う。高速回転するルウをホンゴウが蹴り出し、ルウは魔王の左腕に激突する。
ジンベエ「海流一本背負い」
魔王の左腕は破壊された。
ウソップ・ヤソップ「「左足!」」
オーブンは自身の熱をサンジの右足に送る。サンジはさらに熱を上げ、白熱した右足で魔王の左足を蹴り潰す。
現実世界ではガブと黄猿の光線で魔王の左足のバリアを破壊、カタクリが魔王の左足を蹴り潰した。
ウソップ・ヤソップ「「真ん中、右!」」
ウタワールドではロビンがチョッパーを投げ飛ばすと、チョッパーは柔力強化に姿を変えて、高速回転してカンフーキックで攻撃する。
現実世界ではボンク・パンチと猿のモンスターが右ストレートで腕を破壊する。
ウソップ・ヤソップ「「真ん中、左!」」
指示と同時にナミとブルック、ライムジュースとロックスターと海軍中将モモンガが攻撃を仕掛ける。魔王の腕は電撃と斬撃で破壊される。
シャンクス「ヤソップのやつ、仲良いじゃねえか」
ウソップ・ヤソップ「右腕!」
ヤソップは魔王の右腕に照準をあわせ、ウソップも巨大パチンコ・カブトを右腕に照準を合わせる。二人の弾丸は寸分の狂いもなく発射された。
フランキー「フランキーフレッシュファイヤー!」
フランキーが放った炎はウソップの弾丸を飲み込み火の鳥へと姿を変化する。
現実世界ではビルディング・スネイクの二刀流による回転攻撃がヤソップの弾丸を追いかけ二重の衝撃を与えた。
ウソップ「ルフィィィィィ!!」
ヤソップ「シャンクス!」 - 27二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 08:16:19
そういやルフィたち視点だと薬飲んでないからそっちのタイムリミットでも焦ってんのかw
実はギャグのノリで飲んでいるという… - 28二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 08:19:57
保守
- 29二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 11:10:09
まだあったやん
よかった - 30二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 18:37:22
☆
- 31二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 21:14:58
麦わらの一味と赤髪海賊団等が魔王と戦ってる間、ウタもまた自身の姿をした影に抗っていた。もう9割方ウタは色を奪われて、残る色は目の色だけとなり、自身こそまるで影のような姿になっている。
ウタ「なん……で、そうまで…して壊そ……としてるの?」
??「なんで?おかしなことを言うのね。私は世界を救おうとしてるのに」
ウタ「救う?……どこが?…」
??「あなたも知ってる筈よ。観客をおもちゃにした時のあの静寂さを。あの静寂こそ何よりも平和と呼べる世界。そうでしょ?」
ウタ「そ……れ…は」
それはウタも感じていた。争い合う観客達皆をおもちゃに変えてしまったとき。元の一人きりの孤独になってしまったにも関わらず私は心からの解放感を感じてしまった。ファンの求める歌姫として、新時代に導く救世主としての重圧から解放された。このままずっと続けば良いとさえ思ってしまった。でも、そうはならなかった。そして、そうじゃなかった。
ああ、やっとわかった。これは、こんなのは新時代じゃない。だって私はシャンクス達が来てくれて嬉しかった。ルフィにキスされて感じた事ない気持ちが湧いた。これは静寂なあの世界では決して起こり得ない幸せだ。
そして思わず顔に笑みが出てくる。力が湧いてくる。
??「何が可笑しいの?」
ウタ「私の…馬鹿さ加減…かな?………それと……目の前の…私が…すごく…憐…れに……思えて…」
??「憐れ?」
ウタ「あなた(わたし)…には誰も…世界も…救えない……って事」
そしてウタの後方から光が差した。 - 32二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 23:51:33
待機
- 33二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 05:26:06
晴れろ……
- 34二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 13:26:31
止まるな
- 35二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 22:01:24
他
- 36二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 06:17:39
保守
- 37二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 15:05:21
曇りのうち晴れの模様
- 38二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 16:38:35
ウソップ「ルフィ!」
ヤソップ「シャンクス!」
ウソップ・ヤソップ「「今だ!!」」
ルフィは左拳を打ち出し、シャンクスは剣を抜いて、魔王の放つビームを躱しながら最後の魔王のバリアを破壊する。
二人の体が覇王色の覇気を纏っていく。その覇気は二人の武器に集約されていく。ルフィは右拳に、シャンクスは剣に。
二人の動きは完全にリンクしていた。
ルフィ・シャンクス「「おおおおおおおおおお〜〜〜!」」
魔王の巨体に二人の攻撃が突き刺さる。
ガラスを突き破るように魔王の体が壊れ、そこには空間が拡がっていた。真っ暗闇の空間の中心に二人のウタがいた。一方のウタが一方のウタを殺そうとする異常な光景にシャンクスは思わず迷ってしまった。
シャンクス(本物はどっちだ?)
ルフィは既に左拳を後方に伸ばし、攻撃準備をしていた。
二人の侵入に焦ったソレはウタの心を影に落とし、力を取り戻そうと罵声を浴びせた。
??「あなたなんか救われていいわけないでしょ!エレジアを滅ぼした悪魔が許されるはずはない!世界一の悪者のあなたに居場所なんて「ありがとう」
思わぬ言葉にソレは言葉を失う。
流れるようにルフィの左拳に覇気が行き渡り、熱を帯びて白熱する。その拳を回転させて炎を灯す。
ルフィ「ゴムゴムの〜〜」
まるで太陽の如き輝きと熱を帯びた拳がソレに突き刺さる。
ルフィ「紅炎回転弾(レッド・フォース)」
空間が大量の音符となって消滅していく。
ありがとう『海賊嫌いの歌姫ウタ』(わたし)。ずっと支えてくれて。私はもう平気だから。それと、素敵な歌だった。
- 39二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 23:30:28
ルフィ、さすがだ
- 40二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 08:06:33
保守
- 41二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 08:20:23
最後を「レッド・フォース」で決めるのかっこいい!
赤髪海賊団の船の名前でウタの家って感じで。 - 42二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 13:16:42
ここだけの話
ゴムゴムの回転弾をフィニッシュに決めたのは理由がありまして、エネルを撃破した回のサブタイを見てください
それが理由です - 43二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 23:16:16
そういや空島編って音楽に関係したサブタイ多いよね
- 44二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 23:27:47
ボロボロになったライブ会場でシャンクスは必死にウタを探していた。そして見つけた時、シャンクスは思わず苦笑していた。
ウタはルフィの腕を腕枕にして寄り添うように眠っていた。ボロボロの状態であろうと、規則正しい寝息が彼女の生存を確かなものにしている。
ホンゴウ「診たところ、命に別状は無さそうだ。このまま寝てれば回復する」
シャンクス「そうか……良かった……」
ベックマン「それで、どうする?船長」
シャンクス「さあて、どうしようか。どうしたら良いと思う?」
ルウ「本当はもうどうしようか決めてんじゃねえのか?船長」
シャンクス「そんなことはないぞ、ルウ。俺は本気でウタを迎えに来たんだ。12年の空白を埋めようと思っていたんだ。思っていたんだ、ついさっきまで……」
ロックスター「幸せそうっすね」
ウタの寝顔は、それは穏やかで幸せそのものの顔をしていた。
そこに、海兵達を引き連れて、黄猿と藤虎が姿を見せた。
黄猿「さぁて、そろそろウタを、世界を滅ぼそうとした極悪人を渡して貰おうかねェ」
ゆったりと言う黄猿に、ベックマンが黙って銃口を向ける。他のメンバーも、揃ってウタを守るように並び立った。
藤虎「ほぉ、お前さんがた」
黄猿「逆らうってことでいいのかねェ?」
藤虎と黄猿が戦闘態勢に入る。
ホンゴウ「ウタは死んだ。俺が死亡の確認をした。お前たちが求めるものはもう無いはずだ」
藤虎「戯言を」
黄猿「海賊の言う事を信じられるとでも思うかねェ」
瞬間、シャンクスの身体から恐ろしい量の覇気が放たれた。海が震え、海兵達がバタバタと倒れてく。
シャンクス「こいつは、俺の娘だ。俺達の大切な家族だ。それを奪うつもりなら死ぬ気で来い!!!」
モモンガ中将まで膝をついたのを見て、黄猿は冷や汗を垂らした。
黄猿「中将の一部まで持っていくとはねェ……。これが四皇シャンクスの覇気か」
戦闘の緊張が張り詰めるなか乱入者が現れた。
ロー「戦うのは一向に構わねえが、いつまでも市民を俺に押し付けてるんじゃねえぞ」
市民や魔王に操られた者達を戦場から避難を任せていたトラファルガー・ローが現れた。 - 45二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 03:35:22
このレスは削除されています
- 46二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 03:37:53
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 11:40:34
保守
このシーンのシャンクスほんとかっけぇよな - 48二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 12:04:48
藤虎「確かに、市民の安全をいつまでも海賊に任せるわけにもいかねえ。早いとこ彼らを帰らせるべきだ。ローさん、島の反対側まで我々を移動させて貰っても?」
ロー「断る!てめえらの足で歩け」
藤虎「これは手厳しい。モモンガさん、もう大丈夫ですか?彼らを起こして助けに行きますよ」
黄猿「赤髪ィ、今回は騙されといてあげるよ。全く、サカズキに怒られるだけの報告なんて嫌だねェ」
黄猿は愚痴を零す。
ロー「魔王に操られて凶暴化した連中は俺の能力で斬っておいた。生きているがパニックは起こっているからせいぜい急ぐんだな」
それを聞き海軍は足早に去っていった。
シャンクス「ありがとう、トラファルガー・ロー。お陰で助かった」
彼は手をひらひらさせて去っていった。自分の船に戻るのだろう。
シャンクス「さてと」
ゾロ「行くのか?娘を置いて」
麦わらの一味の剣士、ロロノア・ゾロが目を覚ましていた。
シャンクス「起きて いたのか」
赤髪海賊団一同がゾロの起床に驚いていた。
ゾロ「あれ程の覇気を感じりゃ嫌でも起きる。まあ、俺が特別眠りが浅いだけかもしれねえが」
他の面子は未だに眠っていた。
ゾロ「それで、行くのか?娘を置いて」
シャンクス「本当なら連れて帰るつもりだったんだ。だが、どうやらウタはルフィの隣に居るほうが幸せになれるらしい。これを見てそう思った」
シャンクスはウタがルフィに寄り添うように寝てる姿を穏やかな顔で見つめる。
ジンベエ「じゃが、黙って行くのはそれはそれで酷な事じゃ。それはあまりに無責任じゃないか?」
ゾロ「なんだ、起きてたのかよ」
ジンベエ「まあの」
ジンベエの問いにシャンクス達は思わず押し黙った。
サンジ「良い物がある。ちょっと待ってろ」
ゾロ「お前もかよ」
ゾロの言葉をスルーしてサンジはサニー号へとひた走る。数刻後、サンジは手にあるものを持って、やってきた。
サンジ「電伝虫と音貝、どっちを使う?」
そしてシャンクスは、それを手にした。 - 49二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 20:29:17
保守
- 50二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 02:22:29
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 09:21:03
ウタは今どういう夢を見ているのか
- 52二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:26:25
保守
- 53二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:25:00
b
- 54二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 08:09:56
hs
- 55二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 12:08:44
ちょっと、誰も眠りが浅いとか宣うゾロにツッコまないの?
- 56二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 12:20:46
- 57二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 13:19:51
すげえ面白い…起きたウタがどうなるのか楽しみ
- 58二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 13:26:57
ほし
- 59二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:46:24
- 60二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:00:15
- 61二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:27:34
それはそう。
- 62二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 07:02:47
今晩更新
- 63二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 15:51:27
期待保守
- 64二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 23:28:56
はっとなってルフィは目を覚ます。
ルフィ「ウタ!?」
ウタ「ん?」
いかにも起きたばかりで寝ぼけ眼のウタがすぐ隣にいた。ルフィは呆れればいいのやら、喜べばいいのやら、複雑な内心を抱きながらウタの両頬を引っ張る。
ウタ「ルフィ、いひゃいいひゃい」
ウタの悲鳴でようやくルフィはようやくウタの生存に安堵する。
ルフィ「馬鹿なことしやがって、本気で心配したんだからな」
ウタ「ごめん、ルフィ」
ウソップ「おーい、いつまでもイチャイチャしてると飯無くなっちまうぞルフィ!あ、それとも先ずはイチャイチャが優先か?これは失敬」
一味の皆とゴードン、クラゲ海賊団も混じってバーベキューに興じられていた。
ルフィ・ウタ「「別にイチャイチャなんか……」」
ロビン「息ピッタリね」
お互い同じタイミングで同じ事を言って気まずい雰囲気になる。
グルルル〜〜〜……
そしてお互い同じタイミングで腹の音も鳴った。
ナミ「お腹の音が鳴るタイミングも同じなんて、なんというシンクロ率」
ルフィ「飯、食うか」
ウタ「そうだね」
二人が宴に加わった。 - 65二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 23:49:21
A.Tフィールド全開!!(ここでいうA.Tとは「愛すタイム」です)
- 66二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 07:01:35
守
- 67二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 13:47:39
ほし
- 68二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:29:46
保守
- 69二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 08:34:19
ほしゅ
- 70二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 18:14:11
ほし
- 71二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 00:31:57
ほ
- 72二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 09:58:22
かくして宴が始まった。ウソップは一発芸をかまし、クラゲ海賊団は漫才をして笑いをとる。ルフィは馬鹿でかい肉を早々と食ってる。楽しい。こんなにも楽しくて幸せを感じるのはいつぶりだろうか。
ゴードン「楽しいかい?ウタ」
ゴードンが声をかけてきた。
ウタ「うん、凄く」
ウタ・ゴードン「「ごめんなさい(すまない)」」
二人は同じタイミングで謝った。
ウタ「なんでゴードンが謝るのよ」
ゴードン「謝るのは当然だ。君にずっと真実を言うのを隠していた。私はエレジアの国王だ。トットムジカとウタウタの能力者の関係性を知っていた。にも関わらず私は良かれと思って君の歌声を国中に聴かせた。そして君の元へトットムジカを招き寄せてしまった。国王であるにも関わらず私はトットムジカの封印を解いてしまった。エレジアを滅ぼした真の元凶は私だ。
その後の事もそうだ。私は君をエレジアに閉じ込めてしまった。君に寂しい思いをさせた。君の能力を恐れて君がデビューする機会を失っていた。災厄を起こしたトットムジカを処分出来ずに居た。何より、君の計画を止める事が出来なかった。
私は愚か者だ。なんだかんだ理由付けて逃げてた卑怯者だ。君を最高の歌い手に育てると誓ったのに、その誓いも守れなかった。本当にすまなかった」
ウタ「やめてよゴードン。これでもちゃんと感謝してるんだよ、私。ただ、私は1年前に真実を知ったんだ。そしてわからなくなっちゃった。だって国を滅ぼした悪魔を育ててるようなものだもん。だからシャンクスは迎えに来てくれないのだと思った。だからゴードンは私をエレジアに閉じ込めてるのだと思った」
ゴードン「そうか、君にとってこのエレジアは監獄だったんだな。君の心をずっと殺し続けてたんだな。すまない、本当にすまない」
ゴードンは大粒の涙を流しながら謝罪した。私も涙が沢山流れてる。私達はようやくお互いを理解したのだ。
ルフィ「ところでよう、シャンクスはどうしたんだ?何でまたシャンクスはウタを置いていっちまったんだよ。ウタを迎えにエレジアに来たんだろ?」
ウタ「いいよ、ルフィ。ちゃんと愛されてた事は私は十分わかったから」
ルフィ「良い訳ねえだろ。自分の娘だぞ」
サンジ「その娘宛にメッセージを貰った。聞くか?ルフィ、お前宛にも有る」
ルフィと私は顔を見合わせたあと同時に言った。
ルフィ・ウタ「聞く」 - 73二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 20:46:09
ほ
- 74二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 00:10:33
サンジはシャンクスのメッセージが入った音貝を再生させた。
シャンクス『ウタ、先ずは12年前に何も言わずエレジアに置いていって済まなかった。お前に罪を背負わせない為とはいえ、あんな所に置いておくのは間違っていた。お前をカタギの道に進ませたい、重い十字架を背負わせたくないことばかり考えていた。ゴードンも無茶な要求をして済まなかった。海賊としても父親としても俺は半端者だった。
お前が起こした事件のことは気にするな。ウタ、お前のことは死んだことに海軍に通してある。今のお前は何の肩書の無いウタになってる筈だ。どうか変に重荷を背負わず自由に生きてほしい。それが父親である俺の願いだ。
さて、12年ぶりにお前の歌を聞きに来て思ったんだが、随分下手になったなあ。あんなにも歌が上手かったのに、心がきちんと籠もってないとああも下手になるとは。そんな人間はたとえ娘であろうと乗せられない。四皇赤髪海賊団の音楽家には到底格不足だ。最高の歌い手になったらまた聞きに来てやる。
それとルフィ、ウタは俺の大事な娘で大切な家族。俺達の1番の宝で、いずれ新時代の歌姫になる女だ。その隣に相応しい立派な男になれ!!』
赤髪海賊団『幸せになれよ〜、ウタ〜!!!』
シャンクス『お前ら勝手に乱入するな。それじゃあ二人共、またな』
音貝の再生は終わった。
ルフィ「当たり前だ!!」
ルフィは拳を掌に打ち付けた。
ウタ「下手って、私はこの2年の活動で世界に名を轟かせたのに認めないなんて……。音楽何もわからないくせに知ったような事言って」
ブルック「歌は技術ではないということですよ。音を楽しむ事が音楽です。あのライブ、あなたは心の底から楽しめてない事を親である彼は気づいていたのですよ。1からやり直しましょう」
ウタ「ありがとう。私もう1回1からやり直すよ」
- 75二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 08:38:14
保守
- 76二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 19:25:49
保守
- 77二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 01:02:13
ウソップ「なあ、最後のメッセージ、あれ絶対に……」
ナミ「ええ、父親公認って奴ね。当の二人はわかってないみたいだけれど」
フランキー「背中押した方が良いのか?良いのか?」
3人がコソコソと話してた。
ルフィ「何コソコソ話してんだ?アイツラ」.
ウタ「それじゃあ歌姫ウタのリスタートを始めますか」
宴のメインとなるウタのミニライブが始まった。
ウソップ「よっ!待ってました!!」
サンジ「U!T!A!」チョッパー「U!T!A!」
ウタ「ありがとう。それじゃあ聞いてください。『世界のつづき』」
ウタが歌うたびに、彼女の身体から光の粒子がふわりと浮かび、夜の暗闇を照らしてく。
ゴードン「天使の歌声……これだ!これがウタの歌声だ!!」
ブルック「ええ……全くです」
ナミ「綺麗」
ロビン「本当。天にも昇りそう」
ウタの歌声はこの小さなステージを優しく包んでいった。
ルフィ「おっと、危ねえ」
ウタが歌い終わった瞬間少しふらっとした。
ウタ「……//// あ、ありがとう」
ルフィに支えられた事に気づいた瞬間ウタは瞬時に離れた。二人の間に不自然な間が空く。
ルフィ・ウタ「「なあ(ねえ)」」
ウタ「ルフィからいいよ」
ルフィ「いやウタからでいいぞ」
ウタ「いやルフィから」ルフィ「いやウタから」×2
ゾロ「さっさと話進めろお前ら」
ルフィ「それじゃあおれから。…オッホン。スー、行こう!おれお前の舞台一杯知ってる」 - 78二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 07:03:50
待機
- 79二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 12:28:18
次で最終回
- 80二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:01:31
捕手
- 81二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 05:55:50
遂に最終回か…
- 82二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 14:30:00
早めのほ
- 83二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 00:40:44
ほ
- 84二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 02:08:39
ウタ「……プッwなにそれww」
ルフィのその言葉に思わず笑ってしまった。
ルフィ「厶……なんだよ」
ウタ「べっつに〜〜w」
そう言って私はルフィの差し出された手を握った。
チョッパー「なんかルフィらしくないな」
ウソップ「あれは幼馴染同士特有のやりとりの奴だな。俺にはわかる」
ナミ「それだけじゃないわね。ルフィの耳を観なさい。真っ赤よ」
サンジ「どうりでらしくなくキザな言い方なわけだ」
フランキー「問題はそれがウタに通じてるかどうかだが、ありゃ微妙に通じてねえな。仲間に誘われたとしか認識してねえかもしれねえ」
ロビン「でも手助けはよしときましょう。もう少し見守りたいし」
ブルック「長い目で見守りたいですものね。私、見守る目ないですけれど。ヨホホホ」
ジンベエ「よさんか、お主ら」
翌日
ウタは船出の準備をしていた。
ウタ「それじゃあゴードンさん、私行ってくる。育ててくれてありがとう」
ゴードン「ああ、行っておいで。君達が創る新時代を楽しみに待ってるよ」
ルフィ「ウタ、行くぞ!お前ら〜、出港だぁ〜〜!!」
麦わらの一味は新たな仲間を乗せてエレジアから出港した。
ウタ「この風は〜♪」
ウタは鼻歌交じりに身体を洗い、浴槽に浸かった。
ウタ「あゝ〜〜極楽極楽」
湯に浸かる幸福感に包まれながらも歌は続く。そこにチャプチャプと何かが泳ぐ音がする。目を開くとそこにはサニー君がいた。
ウタ「あれ?なんでサニー君が!?あ!無意識に能力使ったのか」
そこでウタはサニー君相手だけに内緒の告白をした。
ウタ「ねえサニー君、私一味の皆には言ってない目的が有るんだ。それはね、海賊王のお嫁さんになること。なれるかな〜」
サニー君「サーニー!!」
ウタ「ありがとう。私、海賊王のお嫁さんになる!!」
ニカっとした素敵な笑顔だった。 Fin - 85二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 12:03:52
もうちょっとだけ続くんじゃよ
- 86二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:08:13
☆
- 87二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 23:09:15
期待☆
- 88二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 04:59:59
☆
- 89二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 16:15:06
守
- 90二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:27:21
☆
- 91二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 09:40:57
めちゃくちゃ好きじゃ…………
- 92二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:59:17
あざーす
- 93二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 06:20:14
サニーくん出てきちゃうのがなんか好き
そうだよね、君も仲間だもんな… - 94二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 09:34:44
そこはRedとの対比構造を意識した
Red本編でルフィはサニーに話しかけてたが船故に答えられず、決意を新たに大声で決意表明する
それでこっちはウタワールド故にサニー君が現れて、話しかけたら答えてくれてウタは浴室で決意表明する
- 95二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:31:13
ほし
- 96二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 01:15:26
ほ
- 97二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 12:40:24
今日か明日には更新予定
- 98二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 23:58:10
ho
- 99二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 08:03:04
星
- 100二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 17:38:32
星
- 101二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 00:31:46
ほ
- 102二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 01:53:03
補修
- 103二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 11:35:36
ホシュホシュの実
- 104二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 22:45:49
待機
- 105二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 01:35:21
エレジアの事件から3日経った。世間は私が死んだ事が各地に報じられてる筈。シャンクスがそのようにしてくれた事になっている。ただ、私はこれでいいのかな?と思っている。
ウタ「これでいいのかな?私」
ルフィ「いいのかなってなんだ?」
食事中に私が漏らした呟きに皆が私の方を向く。
ウタ「あんなことしたのに何の償いもせずに良いのかな?って疑問に思って」
ナミ「償い?」
ウタ「だって私、ファンの皆を騙してたし、怖い思いもさせちゃったし……」
ウソップ「後ろめたいんだな、今こうして生きてることも」
私は頷いた。
ウタ「私、謝りたい。ファンの皆に謝らないといけないと思っている」
ジンベエ「じゃがそれはシャンクスがしたことを無駄にするもんじゃ。お主、シャンクスの心づかいを無駄に出来る覚悟があるのか」
ジンベエさんの厳しい言い分に私は思わず黙り込む。
ロビン「それだけに留まらないわ。政府があなたに懸賞金をかけるわね。あれだけのことをしたのだもの。間違いなく高額賞金首になる。そして世間から後ろ指差されることになる。正直謝って許されるようなものじゃないわ。それでもやるの?」
ジンベエとロビンに厳しい事を言われ不安になる。そして思わずルフィに縋る。
ウタ「ルフィ……」
ルフィ「ウタの好きにやりゃあいいじゃねえか。ウタは新時代の歌姫になるんだろ?じゃあ遅かれ早かれじゃねえか。大丈夫だ。おれたちがついてる。
だろ?お前ら」
サンジ「まあとっくのとうに俺たちはお尋ね者な上に過去に世界を相手に大喧嘩仕掛けたわけだしなあ」
ゾロ「覚悟があるなら問題ねえだろ」
チョッパー「仲間が居れば何も怖くないもんな」
フランキー「スーパー背中は任せろ」
ブルック「心のままに行動すればいいと思いますよ。それが良い歌を歌うコツです。骨だけに、ヨホホホホホ」
ウタ「皆、ありがとう」
私の謝罪配信が始まった。 - 106二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 09:57:41
ほし
- 107二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 21:16:52
保守
- 108二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 22:12:11
優しい…
- 109二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 07:36:43
期待
- 110二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:55:49
☆
- 111二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 02:59:59
守
- 112二次元好き匿名さん23/01/28(土) 06:43:25
もっとみたいよーー保守
- 113二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 14:05:18
ほし
- 114二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 20:16:53
待機
- 115二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 00:46:19
ウタ日記#リボーン
ウタ「みんな、元気?ウタだよ!!………そう…だよね。あんな事件起こして、死んだなんて報道もされてて、実は生きてたなんてふざけんなって話だよね。その……ごめんなさい。こんなことでは到底許されない事なのかもしれないけれど、それでもごめんなさい。
皆を騙して、ウタウタの世界に閉じ込めようとしてごめんなさい。ファンの為なのは嘘じゃない、でも真実でもないんだ。私はずっと現実から逃げたかった。だから気づけた。あの新時代は100%ファンの為にはならないものだって。
ずっと怖かった事を、隠してた事を白状します。私がエレジアを滅ぼしました。子供の頃以前にも歌ったの、トットムジカを。そのせいでエレジアを滅ぼしてしまった。その事をつい最近思い出したの。
私は自分の罪から逃げる為に、そして1人だけで逃げる勇気も無かったからファンの皆も巻き込んでしまいました。
本当にごめんなさい。
でも、烏滸がましいのかもしれないけど、以前の配信で誓った新時代を作る夢は諦めたくないの。だから皆、私は必ず皆が幸せになる新時代を作るよ。それが私の贖罪だから。
それじゃあ皆、またね」 - 116二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:04:18
謝れたね
- 117二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:13:32
彼女の復活配信は世界に衝撃と共に駆け巡った。ある者は悪魔の歌姫の復活に恐怖を抱き、ある者は救世主の復活として祝福していた。この配信は正義の象徴たる海軍の長である彼にも行き渡る。
サカズキ「…………どこに行くつもりじゃ。イッショウ、ボルサリーノ」
そっと部屋から出ようとした大将二人を呼び止める。
藤虎「あっしは海軍の大将ですから、海の治安を守ろうと」
黄猿「ちょっとトイレにねェ、行こうかと」
二人の言い訳を無視してサカズキは話を進めた。
サカズキ「ボルサリーノ、貴様の報告にはウタは死んだとなっているがこれはどういう事じゃ」
黄猿「いや〜、赤髪に一杯食わされたねェ〜。すっかり騙されてしまったよ〜」
藤虎「全くとんだペテン師でしたね、赤髪は。あっはっはっは」
サカズキ「つまり貴様らちゃんと死亡確認してないんじゃな。そして虚偽の報告をしたと。ふざけるにも大概にせんか貴様らーー!!!」
その日海軍本部が噴火したという事件が起きたという。
五大老「死んだと聞いたから安心したものを。それで、トットムジカが消えたというのは本当なんだな」
ルッチ「現地のCP0の報告によればトットムジカの魔王消失後楽譜はエレジアの何処にも無かったと報告にはあります。ウタが未だに所持してるという可能性もないでしょう」
五大老「だが問題はトットムジカだけではない。彼女が未だSSG電伝虫を所有してる限りまた同様の事件を起こせる可能性があるぞ。SSG電伝虫とネズキノコだけでも彼女の手にかかれば恐ろしい災厄になる」
CP「すいません報告します。世界経済がNEWSを生配信しております」
五大老「何!?」
そして彼女の復活配信はこの男にも届いていた。
ベックマン「親の心子知らずとはまさにこのことだな、シャンクス」
ホンゴウ「あの娘はそんな娘だ。あんな事をしてそのまま死んだ振りして生きていける訳も無かった」
ルウ「ルフィの悪影響も有るかもな」
ヤソップ「あの娘も結局の所海賊の子ってことだろうぜ、シャンクス」
シャンクスの手には一枚の手配書があった。
歌姫(プリンセス)ウタ 666,000,000ベリー
- 118二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:14:35
これにて終了
後日笛か渋に載せようと思います。 - 119二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 17:16:09
乙でした
最後まで見届けられて嬉しい