- 1二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:31:34
「初めてSSを書いてみたら難しすぎて一作品完成させる事とすらできなかったのだ。スレでハートを50近く貰う人…pixivでランキングに乗る人は雲の上の存在なのだ」
という初代の嘆きに応えて文字書き達がアドバイスを送り、作品を載せ、愚痴を吐き出すスレです
何か書きたいと思った貴方は我々の同志です
まずは書け、全てはそれからだ - 2二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:32:23
今までのお題なのだ
初代スレ『今日の晩ご飯何にしようかな』
三代目スレ『明日の天気予報、雪かあ』
四代目スレ『お出かけしませんか？』
五代目スレ『何らかの褒められるシチュエーション』
六代目スレ『手をつないでもいいですか？』
七代目スレ「寒いから○○から出たくない」
八代目スレ『あなたの隣にいたいから』
九代目スレ『例え話なんだけどさ』 - 3二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:36:13
- 4二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:38:15
お題はまた>>10で良いのだ？
- 5二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:44:59
バレンタインで一個書いたけど貼っていいのだ？
もう別のところで発表したのた - 6二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 22:57:04
構わんのだやれなのだ
- 7二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:06:41
「まだだ、まだ目を開けてはいけないぞ、トレーナー。」
いつものように呼び出され、「これをつけてくれ」とアイマスクを手渡されてから数分。オグリキャップに手を引かれて校舎を渡っていた。
視界の自由が効かないと、その他の感覚が研ぎ澄まされる。ダメだ、と静止する声と足音は弾んでいる。
次第に、鼻腔を甘い香りがくすぐった。合点がいったこと、彼女らしく可愛らしいサプライズに頬が緩む。しかし、ぬいぐるみの冗談ですらショックを受けるピュアな彼女のことだ。それを悟られまいと、口を真一文字に結ぶ。
「さあ、外していいぞ。」
甘い香りの一層強い部屋、そこには鍋に煮えているチョコレートと色とりどりの具材が所狭しと並べられていた。
「先生方の計らいで、最近は調理室を開放してくれているんだ。当日は渡しにいく生徒が多いから、使われないらしくてな。折角ならと使わせてもらった。」
礼を言って、マシュマロに串を通す。チョコフォンデュなどいつぶりだろう。なるほど、たくさん食べる彼女らしいチョイスだ。
つい年甲斐もなく目移りすると、ニンジンが目に止まった。半分恐る恐る試してみると、チョコレートに包まれたにんじんの繊維質と、ほのかな甘味が際立つ。すっかり時間を忘れて、談笑と食事を楽しんだ。
視界に収まらないほどの食材は、いつのまにか二人の胃袋の中に仕舞い込まれてしまった。
素晴らしいバレンタインの贈り物だった。これはお返しを本気で考えねばなるまい。
「ああ、お返しなら...もう十分貰った。」
そういえば、この準備は一人でしたのだろうか。自分は不器用という彼女は、いつから計画して、いつから材料を用意して。
成功した安堵からか、少し微睡んだ様子の彼女がもたれかかる。
「一緒にバレンタインのチョコレートを食べてよく分かった。私にとって、キミと過ごす時間が何よりの贈り物なんだって」
とろんとした目に見つめられ、不意に心臓が跳ね上がる心地がした。そして、その顔は近づいて来て...
胸元に頭をあずけられ寝入ってしまった。
言うべきではないことなのだろうが、ニンジンやバナナなど、切って用意する具材は形が総じて歪だった。きっと彼女は一人で...
彼女を安定する姿勢に横たえる。図らずも膝枕の格好になってしまった。
新雪のように美しい彼女の髪を慈しみながら撫でる。
寒さの和らぎ始めた冬の日。もうじき春が来る。 - 8二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:12:37
- 9二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:23:57
- 10二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:28:44
- 11二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 23:30:13
- 12二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:06:21
- 13二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:10:35
- 14二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:18:30
- 15二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:22:32
- 16二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 00:23:41
初めてスレ立てして投下してみたのだ
トレウマと書いたけどどこからがトレウマなのか正直わかんないのだ…
後、いきなり本文投下してスレ立てしても大丈夫な物なのかなのだ？
投稿してから周りのSS書きさん達は前置きしてから本文投稿してることに気づいてしまったのだ…
慌ててレス場所も間違う始末なのだ…
子分失格なのだ…
【SS】拝啓、悪の大幹部様【シナリオネタバレ・トレウマ要素注意】｜あにまん掲示板「子分に渡したいものがあるのだ」バレンタインならもう貰ったよ、と伝えると不満げな顔をして唸ってきた。「…ぐるるる。キャンディは勿論ウインディちゃんの本心なのだ。でもなんかこう…物足りなかったのだ！」何…bbs.animanch.com - 17二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 06:52:26
- 18二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 14:15:10
遅刻しちゃったけどバレンタインネタで書こうかなと思いながらほとんど進んでないのだ
辻SSなら15分くらいでパッと書けちゃうのに、主体で建てようとするとやたらこだわっちゃうのだ… - 19二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 14:32:00
よく頑張ったねなのだ
はじめては誰でも間違えるしこれからどんどん良くしていけばいいのだ
まずはここまで書き切った自分を褒めてあげてほしいのだ
そして自分ディちゃんも前書きとかほとんどしたことないのだ
実装したばかりの子の育成シナリオのネタバレが入るときだけするくらいなのだ
- 20二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 14:33:18
- 2116ディちゃんなのだ23/02/15(水) 15:51:40
皆色々ありがとうなのだ
辻SSには参加したことあったけど、こうしてスレ立てして始めて気づくこともいっぱいあったのだ
ハートや感想が本当に本当に嬉しいこと、スレ画で誰を取り扱った作品かわかるかが重要なことetc…
皆さん凄いのだ
まさか最初のSSがウインディちゃんになるとは夢にも思ってなかったけど、この機会をくれたウインディちゃんにも感謝なのだ
今はスレ画のウインディちゃんの気分なのだ
また書くかもしれないから、その時はよろしくお願いしますのだ - 22お題書きましたのだ23/02/15(水) 17:12:25
お日様が出ていれば、寒さも少しはマシになってきたけれど、上着を脱ぐにはまだ早い。外に出るときは、手袋やマフラーが必要だったりなかったり……。この時期は、色々考えなければいけないのが少し大変だ。でも、その分手と手を触れ合える機会が多いのが嬉しいのは……あたしだけの秘密だ。
ここトレーナー室は、寒くはないから触れ合いは少なめだけど、その分一緒にいることが多いのは嬉しい。……寒さを防げるからって言えば、ここにいても問題ないもんね。
「ここは暖かくていいですよね……」
「しっかりと暖かくしないと、風邪を引きやすいからね」
「風邪かぁ……。あたしは大丈夫ですけど、トレーナーさんは心配だなぁ……」
いつも無理してそうだもんね……。心配になってじ～っと見つめると、少し苦笑いしながら目をそらしていた。むぅ～……そういうところですよ。
「心配性だなキタサンは」
「大切な方を心配するのは当たり前ですからね！あっ、寒いときはいつでも、手を貸しますよ！」
「他の人に見られると結構恥ずかしいんだけどな……」
少し照れてる様子のトレーナーさん。むむむ、もっと手を堂々と繋ぎたいのになぁ……。
「まぁキタサンの手を借りるのも、一旦おしまいかな……」
「ですねぇ……」
そうなんだよね……春が来ると、そんな触れ合いも少し減ってしまうから寂しい……。もう少し春が来るのもゆっくりでもいいのになぁ……。
「ふふ……そうだ。春が来たらさ、お花見行かないか？」
お花見！みんなで騒いで楽しめる一種のお祭り行事！散ってくる桜がまた風情を感じていいんだよねぇ……。ふふふ、そうだよね！春にも沢山のお祭りがあるんだ！そう思うと心が燃えてきた！
「行きます！行きます！」
「今から計画立てるのもいいかもな。どこがいいかな？」
ふたり寄り添って春に向けての計画を立てる。さっきまでの、去りゆく冬への寂しさは片隅に消えて、訪れる春への期待に胸を膨らませる。
――これからも、巡る季節をあなたと一緒に歩んでいけますように。
そんな願いを込めながらトレーナーさんの肩に少しだけ体を預けた。 - 23二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 21:20:53
- 24二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 21:23:57
- 25二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 21:28:09
○○×△△物で書いたつもりが、△△×○○物と解釈されたりとかまあ正直悩んでもキリがないことはあるのだ
それよりも同志を集めて楽しもうって姿勢が大事だと思うのだ - 26二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 01:11:43
ssお題スレを立ててるのだ
ここの書き手の皆はどのくらいの縛りのお題が気軽に参加しやすいのだ？
例
1：トレーナーとウマ娘がお出掛けする話
2：トレーナーとウマ娘がお出掛けして映画を見る話
3：トレーナーとウマ娘がお出掛けしてホラー映画を見る話
4：トレーナーとウマ娘がお出掛けしてホラー映画を見たら怖くて眠れない話
個人的には2くらいだと映画の種類、感想、その後の行動である程度の方向性をつけつつ各自のアイディアによる差異が生まれて丁度いいと思うのだ
3だと固定シチュによる各人の反応みたいなのがメインになってそれも面白いのだ
4まで行くとウマ娘のキャラ設定によってはかみ合わない場合もあるから扱いが難しいのだ - 27二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 01:18:03
そこまでだとなんか辻SS書いてる気分になるわね
お題が定まらなくて困ってる人ならそれくらいでええんちゃいますか - 28二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 01:21:47
- 29二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 03:29:56
やっぱり縛られない方が好まれるようなのだ？
まぁ自分が読みたい話を集めてるみたいなものだから気にしないのだ
どこかで見掛けたらよろしくなのだ - 302223/02/16(木) 10:57:01
- 31二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 11:34:38
通りすがりの辻斬りだけど３が一番書きやすいのだ
１だと幅が広すぎてちょっと悩んじゃうのだ
４だとその逆で広げにくく感じることがあるのだ
２～３くらいが一番書きやすいけど、３くらい指定してくれた方が個人的にはやりやすいのだ
- 32二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 11:58:55
>>26が自分でも指摘しているように４だとホラー映画怖がらないキャラとかとかはかみ合わないからね
そこそこの自由度って意味なら自分も2か３がいい感じだと思います。
- 3316ディちゃん23/02/16(木) 12:27:16
話ぶった斬って申し訳ないのだ
初めてスレ立てしたウインディちゃんなのだ
今度はダイススレ建てて練習してたのだ
ただ、ダイススレって運用難しいのだ…
おおまかな流れと出だしの台詞だけきめて他はアドリブ方式にしたからだとは思うけど…のだ
でもすごく楽しかったのだ
話が面白いかはさておくのだ
今度はもっとスムーズにやれる様に頑張ってみたいのだ
【ダイススレ】ニシシ…マックイーン！【ウマウマ有】｜あにまん掲示板ボクと昨日いくつチョコレート貰ったかで勝負するﾓﾝﾆ！まあdice1d100=@69 (69)@ 個もチョコを貰ったボクには勝てないと思うけどね！マックイーンは勝負をdice1d2=@1 (1)@1.…bbs.animanch.com - 34二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 12:31:40
- 35二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 12:45:12
- 36二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 18:21:44
- 37二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 18:25:08
人の匙加減次第なのだ
ウインディちゃんは特別な演出を見てからだと絶対書き直したくなるってなったからバレンタイン前にお出ししたのだ
個人的には旬があるネタは過ぎた時点で没にしてるのだ
これもあくまで個人の匙加減だからお出ししたければ出せば良いと思うのだ
- 38二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 18:25:36
凄い極端なことを言えばリアルが夏とかでもバレンタインSSですってお出しすれば読み手はバレンタインがテーマなのか〜で読んでくれるから心配ないのだ
まあ時期に合わせて書きたいなら早めに書くと良いかもしれないのだ
- 39二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 18:26:52
- 4012のネタを貰いつつ書いたのだ23/02/16(木) 20:05:46
「あら、つくしの子が……ふふっ、もうすぐ春になりますね」
「少しは暖かい日も増えて来たしね、そういえば今の台詞みたいな歌があったな」
初風が花信風へと移り変わる頃合い。
私とトレーナーさんは散歩の最中、田んぼの畦道に芽吹きだしたつくしを見つけました。
もう２月も後半、梅東風も楽しめる時期になってきました。
私はステップを踏みながら、ハミングで件の歌のメロディーを風に乗せます。
「結構古い歌なんだけど、良く知ってるね」
「いえ、祖母が好きでたまに鼻歌を聞いていたので……この季節になると思い出します」
「ちなみに俺はその歌を聞くと何故かボンレスハムをつまみたくなる」
「……なんででしょう？」
「……なんでだろうね？」
お互いに首を傾げました。
それにしても、今日は東風が暖かさを私達に運んでくれています。
朔風に耐えられるように重いコートを着ていますが、脱いでも大丈夫でしょう。
絶好のお出かけ日和、少しだけ気取ってみても良いかもしれません。
「今日は猫柳が顔を出しそうなくらい暖かいので、少しばかり長風に誘っても良いですか？」
「それはかまわないけど、どこか行きたいところでも？」
「はい、水を蹴るしとしとさんの泳ぎ、日だまりで楽しそうにするまんまるさんが見たくて」
「……ははっ、なるほどね。じゃあ俺も隣の君を迎えに来た方が良いのかな」
「ふふっ、トレーナーさんをどこかの子、というのは無理がありますね」
私とトレーナーさんは、お互いに、顔を合わせて笑いました。
……でも、これ以上は風を捉えるようなものですね。
大人になっても彼とのことを忘れる気はありませんし、そもそも別れ話をする気はありません。
――――それに、すでに恋はしていますからね。 - 41二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 20:14:33
凄く暖かくて読んでいて微笑ましくなったのだ
- 421223/02/16(木) 21:07:05
- 431323/02/16(木) 23:23:43
書いたもの見返して思ったのだ
時 間 は し っ か り 掛 け ろ
作りたかったものと出来上がったものの乖離が凄まじいのだ…
だからリベンジするのだ…マッテローヨ3月5日 - 44二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 01:08:22
気にしてくださる方がいらしたので報告するのだ
終わりまで書き上げたのだ
力尽きて終盤ぐだぐだなのだ
【トレウマ/SS】ぱかプチヤマフェスタと春のあれこれ｜あにまん掲示板よくあるぱかプチに嫉妬したりしなかったりするナカヤマと性別不問のトレーナーの話。14レス。bbs.animanch.com前スレ182さんと193ネーサンもありがとうなのだ
お礼を言うのが遅くなってすみませんなのだ
明日はバレンタインネタを書くのだ！
- 45二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 07:50:00
- 46二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 15:34:26
保守
- 47二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 22:09:56
あのときに喜んでくれた人の気持ちが今わかったのだ……
ウインディちゃんの人おめでとうございますなのだ - 48二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 22:54:59
- 49二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 02:20:43
お題で書いてみたのだ。念のため曇らせ注意なのだ。
「もうすぐ春だね」
トレーナー君の言葉に顔を上げた。換気のために開け放たれたトレーナー室の窓からは涼しい風が入りこんでくる。少し前までの身を切られるような寒さは和らぎ、近づく春の足音が聞こえるようだった。
「ああ、そのようだね」
上手い返答が思いつかない。それでも今の私にとってはどんな些細な会話でも貴重すぎる。
「来年度からは俺もチームトレーナーか」
トレーナー君の独り言が耳に入る。私を育てた実績から、トレーナー君は異例の早さでチームを持つことが認められた。来年度からはもっと大きな部屋を貰えるだろう。
「心配はいらない。君の実力は私が一番知っているつもりだ。君ならば必ずや多くのウマ娘たちを導けるだろう」
「俺はルドルフとは違うからなぁ……正直不安だらけだよ」
こんな会話を後何回繰り返せるだろう。留めておきたい時間ほど早く過ぎてしまう。
「俺は自分が情けないよ。卒業するルドルフと違って学園には残るっていうのに」
この3月で私は卒業する。シンボリルドルフとトレーナー君の蜜月はそれでお終い。このトレーナー室も、輝かしい栄光も、私のこの想いも、全ては過去になる。
「それほど不安ならばいっそ」
喉が渇く。しばらくレースに出ていない私にとっては久しぶりの緊張だった。
それでも言いたかった。言わなければならなかった。
「私と共に歩む道を選んではくれないか」 - 50二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 02:21:31
「私は君を手放す気はない。しかしそれ以上に君の思いを知りたいんだ」
訝しむトレーナー君に言い訳をするように、いや言い訳そのものを続ける。
私の子供じみた願望を叶えてほしいと、常にそばにいたいと。
目を閉じて考え込んだトレーナー君に右手を差し出す。しかし、その手が握られることはなかった。
「ありがとうルドルフ」
目を開いたトレーナー君の顔からは、先ほどの不安の色は消えていた。
「俺に逃げ道をくれて。でも決めたよ。俺は逃げない。
俺はルドルフにトレーナーにしてもらった。だから、この恩はトレーナーとして返さなきゃいけない」
明確な拒絶。分かっていたよ。
「トレーナー君。君は私の夢を叶えてくれるのだろう？目指す場所が同じであるならばいつかの再会を楽しみにしておくよ」
近づく春は出会いと別れの季節。様々な交流は私も、トレーナー君も、変えてしまう。二人の道は根本から分たれてしまうのだろう。
平行線が交わる奇跡を望みながら、トレーナー君と空を見上げた。すこしでも留めておきたい時間ほど早く過ぎてしまう。
春なんて来なければ良いのに。 - 51二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 02:22:12
どうしてウィンディちゃんは会長を泣かすものしか書けないのだ……？
- 52二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 08:03:28
- 53二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 08:27:41
皆バレンタインの話を書けてて凄いのだ
自分はまず14日まで書かなかったし貰ってもどういう感じにすればいいか考えてたらもう土曜日なのだ - 54二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 09:04:28
眠れないトレーナーシリーズを読みふけってしまったのだ。エミュ精度がすごいのだ
まだ書かれてない実装キャラもいるし便乗してみたい気持ちもあれど……というやつなのだ - 55二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 09:32:48
今日はグラスちゃんのお誕生日なのだ
気づけばこれからウマ娘、というか競走馬の誕生日ラッシュだしせっかくだしなんか書きたいのだ - 56二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 10:13:43
- 57二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 10:17:05
無責任に聞こえるかもしれないけど、ウインディちゃんの数だけそのウインディちゃんにしか書けない世界があるのだ
どんなに素敵な作品を書いて、いくつもハートを貰う人がいてもその人の描く世界はその人のものなのだ
だからウインディちゃん達の作品が読みたいのだ - 58二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 10:37:41
- 59二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 10:41:01
いるのだ
あまり詳細に言うと人バレしそうだけど、その人のあなた方の作る物語が読みたいって言葉に励まされて書き始めたのだ - 60二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 11:41:53
長文なのに負担なく読むことができたり、心惹かれる一文をかけることができたりと文才がある作者さんで舌を巻く事はあるのだ
でも培った経験値や才能が明らかに自分と違うと思っているから、目標というよりかは憧れという感じなのだ
- 61二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 11:49:37
定期的にあにまんにssを書かれていた人がいてその人の新作を待っているのだ
最近見かけない気がするのだ - 62二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 12:16:43
絵師さんでもいえるけど熱に波があるからお見掛けしなくなる作者さんがいるのはしょうがないのだ
リアルのご都合などもあるのは当然だけれど、それはそれとして少し寂しいのだ - 63二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 12:19:50
一つ打算的な持論を書くのだ
書き手の数は読み手の数だと思うのだ
なぜなら大抵の人間は読まないと書けないからなのだ
貴方が何かを書くとき、きっと参考のために「読まれる物語」がその何倍も生じるのだ
そして貴方の書いたものが発表されることで、「貴方の影響を受けて書かれる物語」もまたいくつも生まれる可能性があるのだ
ここから打算なんだけど、貴方が一歩踏み出したらその結果巡り巡ってウインディちゃんの読者が増えるかもしれんのだ。あるいはウインディちゃん好みのお話がどこかの未来で書かれるかもしれんのだ。もちろん貴方の書いたものがそのままウインディちゃんに刺さることもあるのだ
だから自信が無くてもとりあえず書き始めてみてはいかがですかなのだ。多分未来にちょっとだけ楽しさが増えるのだ
- 64二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 12:48:21
ここのウマSS書きさんはみんなそれぞれ魅力的でその人にしか書けない物語を書いたりエミュをしてると思うけど、一人だけすっごくすっごく好きなSS書きさんがいるのだ。
文章も雰囲気も好みすぎてたまらんのだ
あこがれなのだ
- 65二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:16:10
- 66二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:47:57
- 67二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:52:09
自分はハート1個もらえるととても安心するのだ
押してくれた人ありがとうなのだ - 68二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:55:21
恐れてはならないのだ。筆を止めてはならないのだ。とにかく頑張って完成させることを優先するのだ。
他人からの評価なんてイメ損やガイドライン違反とかあにまん利用規約違反とかの指摘を気にする程度でいいのだ。
とにかく書いて世界を表現することを優先するのだ。経験を積んで世界の表現が上手くなった時に、文才があると言われるのだ。
それにエミュ技術は後から磨けばいいと思うのだ。
- 69二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:56:08
正直貰えなくてもまあそんなもんか程度で切り替えるのが大事なのだ
逆に落ちるまでに貰えなかったならカテ全体の回転が早くて埋もれちゃったかまあ単純に題名が惹かれなかったからとか考え得る部分は挙げればキリがないからハートが全然貰えないからその作品に価値がないってことはないと思うのだ - 70二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 14:16:27
「紫にすらならないのでは」という懸念は恐らくほぼ確実に的中するので心配するだけ無駄という考え方もあるのだ
- 71二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 14:25:48
そもそも紫ってかなりハードル高いのだ
まず太字黒になることも難しいのだ - 72二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 14:31:25
トレウマだろうがウマウマだろうが評価貰える時は貰えるし貰えないのだ
自分の書きたいものが何かまず考えてみるのだ - 73二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 14:49:00
ウィンディちゃんなんてこのスレにあげてもほとんど感想もらえないくらいなのだ
のんびりやるのだ - 74二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:25:01
ハートも感想もスレの流れやタイミングもあると思うのだ
この前感想書こうと思って投稿ボタン押したらサーバーが落ちてて書き込めずガッデムだったのだ - 75二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 20:40:06
- 76二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 20:57:18
- 77二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 20:58:22
- 78二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:07:17
オチを考えずに書き始めることが増えてきたのだ
書いてる途中に考えるのだ - 79二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:11:41
- 80二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:14:05
- 81二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:14:51
- 82二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:03:33
- 83二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 01:46:09
- 84二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 01:58:08
自分の好きなキャラの良作SSを沢山書いてくれる方がいてとても尊敬してるし、創作意欲ももらっているのだ。
- 855823/02/19(日) 04:50:30
やっぱり皆さんにも憧れというか好きな人がいるんですねなのだ
その人の作品を見ると心が暖かくなるというかなんというか……とにかく力を貰えるのだ
自分の書く話も優しい話でありたいという原点だからこれからも応援していきたいのだ
その人は甘々な話も書いてるからいずれはそういうのも書きたいけど……照れがあって中々書けないのだ - 86二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 12:33:05
保守
- 87二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:07:11
ほしゅ
- 88二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:14:04
このレスは削除されています
- 89二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:14:33
- 90二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:15:00
誰かに憧れって言ってもらえるようになりたいねえ
- 91二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:16:32
悲しくてもやってみるのも練習になると思うのだ
不出来でも気にしなくていいと思うのだ
今まで書いてたジャンルと全然違うってことは使う脳の場所も違うってことだと思ってる勝手にだから
そこを使う練習をして活性化させていくとよい気がしているのだたぶん
とりあえずいろんな物語を目にして真似してみるのが1番いいのではないかと思っているのだ知らんけど
- 92二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:20:36
- 93二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:25:37
偶に渋で言うところの重馬場を書いたことあるけど結構楽しいのだ
なんか書く人たちの気持ちも分かるなって思ったのだ
ただ書いたあとにダメージがある上に感想でサイコホラーかな？って言われたのが心に残ってるのだ…
- 94二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:28:29
キャラを愛でる側面があるからハッピーエンドが好きな人が多いのはわかるけれど
ビターエンドやバッドエンドの作品が叩かれているのを見ると悲しくなるのだ。
SSに限らずどのスレでもいえる事だけれども、合わないと思うなら大人しく戻るボタン押してほしいのだ - 95二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:35:36
- 96二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:38:18
- 97二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 18:47:46
別に気に病む必要はないと思うんだぞ
ハッピーエンドといっても人によってはバッドエンドに見えたり
見方は一つじゃなきゃいけない ってわけじゃないもん
書き手が100人いれば結末も100個あるってだけだな!
「持っていないモノは 手に入らなかったモノだ‥
手に入らなかったモノは もともとなかったモノなんだ
ないモノはねだっても出てこない
いつも「今」だ
ないモノはない‥数えていると 今 手の中にあるモノを見逃す」
「間違いを悔やむのはいい 失敗は忘れなくていい‥
だが ソレを数えるな
いつも自分の手の中を見ろ」(湾岸ミッドナイト sries95性能向上①より)
- 98二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:59:18
- 99二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 20:15:02
- 100二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 20:16:54
- 101二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 21:15:05
書きたいお話が書けないなら辛いねえと思うけど、単にハピエンやビタエンが書けないってだけならコンプレックス感じる必要なんて一切ないとだけ言っておくのだ
中華料理屋さんがピザ焼けなくたって悩むことないのと同じなのだ - 102スレウインディちゃん23/02/19(日) 21:20:03嬉しいのだ！｜あにまん掲示板pixivにSSを投稿したら少しだけブックマークがついたのだ！だから褒めてほしいのだ！bbs.animanch.com
上のスレのスレ主なのだ
これまでもいくつか書いたけど10ブックマークに到達したのは3回目なのだ！
一番書きたかったネタだったから嬉しいのだ！
- 103二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:31:26
- 104二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 22:33:07
「♪──スライスして皮をむいて並べていきます
突然来た客に対してつまみに出します
ボンレスハムですねちょっとつまんで
みませんか──♪」
自主トレと散歩を兼ねたジョギングの途中
突然歌い出した友人に困惑する。
またワケの判らん歌を。何？春のアレ祭り？
本当、どっから仕入れて来るんだろと思いつつ
「どうしたの、急に」
「んー、さっきすれ違った子の鼻歌聴いたら
なんか浮かんで来た」
──あぁ、何か良い感じの二人連れがいたな──
そんな事を考えながら畦道を走る、春はもうすぐ。
昔ＣＤ持ってたのを思い出したのだ、特に意味は
無いのだ。
- 105二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 23:35:13
- 106二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 06:19:56
ほしゅ
- 107二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 16:47:51
保守なのだ
- 108二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 17:19:12
- 109二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 22:07:21
寝る前の保守ついでに
トライガンっていう今リメイク版やってるアニメがあるんだけど、リメイク前の次回予告が毎回超クールで好きだったのだ
一歩半にどことなく似てるような気がしないでもないのだ。こんなのを書いてみたいのだ…
- 110二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 00:45:19
最近は感想よりも添削が欲しいと思うようになったのだ
良くないのは分かってるから次に活かせるようにしたいのだ…… - 111二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 00:48:31
添削なら笛とかの方が良いのだ？
ここでも明記すればやってくれる人はやってくれそうなのだ - 112二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 00:53:57
- 113二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 01:16:11
このレスは削除されています
- 114二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 01:18:22
恋愛メインでなく、親愛故の愛情表現をテーマにしてみたのだ
ただ見る人によってはトレウマじゃね？とも思われそうなのだ
匙加減が難しいのだ
【SS】温めモードです、マスター｜あにまん掲示板元ネタスレはこちらです。こちらでのアイデアを拝借し、更にアレンジしたものを描き直そうとしたら落ちていたので単体で建て直しましたhttps://bbs.animanch.com/board/161881…bbs.animanch.com - 115二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 01:27:51
最近はここのスレの皆がスレ立てしてくれるお陰でとても沢山のSSが投稿されてる気がするのだ。
創作活動が活発なのはとても良いことなのだ！ - 116二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 01:43:00
読んだもん！ 良いＳＳだもん！ 言うことないもん！
……で終わらせてもアレなので無理矢理言うことを作るもん
重箱の隅をえぐるような感じなのでぶっちゃけ気にしなくても良い、と予防線を張りまくるもん
>私の子供じみた願望を叶えてほしいと、常にそばにいたいと
トレーナーにアクションを求めてる場面なので『そばにいて欲しい』の方が良いかもだもん
まあでもどちらでも良いとは思うもん
>平行線が交わる奇跡を望みながら、トレーナー君と空を見上げた。すこしでも留めておきたい時間ほど早く過ぎてしまう。
『すこしでも留めておきたい時間』に何故か違和感があるもん
でも言語化できないので多分あまり気にしなくて良いもん
あえて直すなら『すこしでも』を削って前半と同じ表現にするもん？
誤字脱字に関しては大丈夫だと思うもん
求めていた内容と違うなら申し訳ないもん
- 117二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 08:00:08
保守
- 118二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 08:23:29
トレーナーとウマ娘のお話を指してトレウマだと
思ってたけど違うのだ？
その辺りの作法がよく解らないのだ - 119二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 09:33:41
- 120二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:29:06
ありがとうなのだ！
一つ目はルドルフの気持ちを強く表したくて「〜してほしい」から「〜したい」と強い言葉を使ったのだ。でも一文にするよりも二文に分けた方が文法的にも適切だったのだ。勉強不足なのだ。
二つ目も無理やり一文にまとめたのが悪かったのだ。「この時間を留めておきたい」気持ちと「そんな時間ほど早く過ぎる」ということで文を分けるべきだったのだ。そうすれば四字熟語も使えたのだ。
精進するのだ。
- 12111823/02/21(火) 12:37:04
教えてくれてありがとうなのだ。
- 122二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:41:10
トレーナーとウマ娘が絡んでたらそれがトレウマで、
ウマ娘とウマ娘が絡んでたらそれがウマウマ
つまり組み合わせの名前だという話で、
だからウオッカとダスカがいつも通り意地の張り合いで喧嘩して普通に仲直りするだけの恋愛感情とか百合とかそんなもん一切ない普通の話でも私の中ではウマウマなのだ - 123二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:46:58
表記の受け取り方や解釈はそれぞれだからこそ難しいのだ
それがよくわかるお話なのだ
ただそれを気にしすぎても本末転倒なのだ
恋愛モノとして書いたつもりがなくてもそう受け取られたりと、受取り手の感情は把握できないのだ - 124二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 20:23:02
- 125二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 20:34:05
- 126二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 20:42:21
- 127二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 20:57:25
久しぶりにSSを投稿したのだけれども、やっぱり一個でもハートや感想を貰えると嬉しすぎるのだ。
ウインディちゃんが書きたいままに書いたニッチな題材でも読んでくれる人が居るのは救いなのだ。 - 128二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 20:58:27
公式で見られないものを書くのは二次創作の醍醐味のひとつなのだ！是非出来上がったら読ませてほしいのだ！
- 129二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 21:07:22
- 130二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:01:23
寒さの峠も越えつつある朝、2人のウマ娘が道路を走っている。
「バクシンバクシーンッ！」先頭を猛スピードで行くのはサクラバクシンオーだ。
「はっ！はっ！」その後ろを小柄なウマ娘─ニシノフラワー─が付いてきている。
同じような距離のレースによく出るためか、時々2人で練習をしている。
しばらくはサクラバクシンオーが朝のランニングにしては早い速度で走っていたが、段々その足が鈍くなってきた。
「バク…シン…バク…」やがてサクラバクシンオーはある公園の前で立ち止まり肩で息をしだした。
「バクシンオーさん。あの、飲みますか？」追いついたニシノフラワーは彼女に飲み物を差し出した。
飲み物を受け取り、ひと息に飲んだサクラバクシンオーはふと顔を上げた。
「クンクン…なにやらいい匂いがしますッ！これは何の匂いでしょうか？」
「…確かに花のような香りがしますね」甘く爽やかな香りをニシノフラワーも嗅ぎながら言った。
「こちらからしますッ！行ってみましょう！」そう言うとサクラバクシンオーは公園へと入っていった。
「ま、待ってくださいよっ」ニシノフラワーが必死に後を追うと、やがて紅白の花を付けた木々が彼女たちの前に現れた。
「この花から香りが漂ってますね」低いところについた花に顔を近づけながらサクラバクシンオーが言った。
「これは梅の樹ですね。ここにこんなに植わっているなんて知りませんでした」ニシノフラワーが花を見上げ、相槌を打つ。
「これは梅の花なんですねッ！桜の花によく似ていますねッ！」
「確かによく似ていますが寒い時期から咲くことで見分けられるそうですよ」
「なるほどッ！しかし、まだ寒いのにとてもきれいに咲いていますねッ！」
「そうですね。昔は梅で花見をすることもあったそうです」
するとサクラバクシンオーは何かを思いついたように顔を輝かせて言った。
「そうだッ！今度トレーナーさん達も誘ってここで花見をしましょう！きっと、気に入ってくれるはずですッ！」
言うや否や、善は急げとサクラバクシンオーは駆けていった。
「あっ、待ってくださいっ！」再び声をかけたニシノフラワーは駆け出す前に、雪のようにふわりと咲く花を振り返った。
(もうすぐ春ですね)ニシノフラワーはニコッと笑った。
梅の花だけが、彼女の花のような微笑みを見守っていた。 - 13113023/02/21(火) 22:02:03
- 132二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:30:31
前スレの177なのだ。
続きができたから乗せるのだ。
感想よければよろしくお願いしますなのだ。
幸せな結末［SS］｜あにまん掲示板お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません。ifストーリー開幕です。(2の4レス目から分岐します)↓前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1454212/https…bbs.animanch.com - 133二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:33:27
- 134二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 22:42:17
- 135二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 07:53:49
保守
- 13613223/02/22(水) 09:30:51
- 137二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 17:57:12
ほしゅ
- 138二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 19:20:50
124じゃないけど推し同士の話を書いたのだ
吾輩はねこである【SS】｜あにまん掲示板猫の日なので。元ネタは特にない黒猫とナカヤマとタイシンの話。全部で8レス。bbs.animanch.com完全に関わりがないわけじゃないのだ。
夜中にお花見守り隊だし、推定クラスメートだし。
- 139二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 19:31:44
- 140二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 22:38:58
よっしゃ！アニメ3期の情報でモチベーションが上がってきたのだ！
今回のぱかライブやばいのだ！ - 141二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 23:39:43
うまゆるで推しが動いて喋って燃え尽きているのだ。どうしよう、どうしたらいいのだ？
最近ナカヤマ書いてたSS書きさんいたけど、ここでずっと対戦お願いしますやってるナカヤマ書きなら自分ディちゃんのことなのだ……！
読んでくれてありがとうなのだ……！ 猫視点という謎話だったんだけど読んでいただけて感謝なのだ……！
- 142二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 03:16:08
期待が膨らむのだ
お財布は軽くなるのだ… - 143二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 11:22:35
一個のハートが書き手の命を救うのだ
感想を書くのはハードルが…と思っている人も、いいと思ったものにはハートを押して欲しいのだ - 144二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 17:27:52
久しぶりにあにまんに来たけど、同期のSS書き達がほとんど居なくなってて寂しいのだ……
でも、それ以上に後輩のSS書き達も沢山増えてて嬉しいのだ 元気を貰えるのだ - 145二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 17:58:28
- 146二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:10:57
同期のSS書きという概念、考えたことがなかったのだ
みんな旅だっていくのだ - 147二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:17:45
財布が軽くならない魔法のカードがあるって聞いたことがあるのだ…（悪魔の囁き）
- 148二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:19:23
- 149ネーサン、ウインディっす23/02/23(木) 18:57:48
- 150ネーサン、ウインディっす23/02/23(木) 18:58:37
「もうすぐ春だと思ってたら雪だよ」
「東京で見る雪はこれが最後ですかね」
「次のイベントで苫小牧の雪を存分に見られるよ」
「風情を解さない人ですね」
「手厳しいなあ」
「汽車の窓に顔をつけてなにを言いましょうか」
「飛行機だよ？」
「風情を解さない人ですね」
「手厳しいなあ」
「春の私は去年より綺麗になりましたか？」
「君はずっと綺麗なままだよ」
「ッ……！」
「オグリぃ、もうすぐ春やのに雪チラついてんで、珍しい」
「カサマツはまだ沢山残ってるぞ。ほら北原が送ってくれた写真だ」
「まだ雪で遊べそうやなあ」
「歩道の隅に横たわる雪は……溶けてゆけない事を悲しく思うのだろうか」
「オグリ？」
「最後に北原に会ったのはいつだったろう。確か今日で……」
「ストーップ！お散歩がてら何か食べんか？」
「！良いな、行こう」
（あんまり腹空いてないけど……カプチーノひとつでもかまへんか！）
「あ、雪！高知のレース場はあんまり降らないところなんだよね」
「レースの日だけは降らないで欲しいわね……ましてや水着で走るなんて見てる方が寒いわよ」
「キングちゃん寒いなら暖めあお？」ギューッ
「い、今はそんなに寒くは……(まあ良いか、冬のせいにしちゃお)」
「スペっシャん！誰かウワサしてるんでしょうか」「今のはクシャミだったの……？それよりなんだか近くない？」「そうなんですよ狭いんですよスズカさん、あと30行貸して下さい！」「(30行って何だろう……)私に出来るのは一緒に走る事くらいよ？」――「春とは名ばかりで、まだまだ風が堪えますね」「寒いと思ったら雪だわ、戻りましょうか」「何か忘れてるような……」
「あんまりだべ」 - 151二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 19:10:32
- 152二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 19:17:17
- 15312423/02/23(木) 19:18:39
やっと書くことができたのだ……
（SS注意）キタちゃんがチヨノオーとお話する話｜あにまん掲示板今日も賑やかなトレセン学園だけど、その中であたしは、食堂で考え込んでいた。悩み……って言うと大げさになっちゃうかも。だって、あたしのトレーナーさんとお話したいなぁ〜って思ってるだけだからね。う～ん………bbs.animanch.comちょい役とか言ってたのにバリバリメインになったし、何なら初めから書き直したりしたけど、楽しかったのだ
- 154二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 19:24:17
- 155二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 19:40:43
- 15615223/02/23(木) 20:04:44
- 157スレウインディちゃん23/02/23(木) 20:05:54
- 158二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 20:07:03
- 159二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 20:08:23
- 16012423/02/23(木) 20:10:18
- 161スレウインディちゃん23/02/23(木) 20:50:33
危なかったのだ
『夏合宿・語録禁止の裏技』なんていうINMネタをやりそうになったのだ
「語録を喋らせなければセーフ」理論なんてやるべきではなかったのだ
イメ損なのだ - 162ネーサン、ウインディっす23/02/23(木) 21:59:30
- 163二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:19:29
あ～、確かにあにまんではそれが普通なのか……自分ディちゃんがここで書き始めた時は周りに特徴的な書き手さんが多かったから、勝手にライバル認定して同期扱いしてたのだ
先輩も同期も大体居なくなったとおもったけど、時たま『自分の書いたSSをあげるスレ』みたいなので生存が確認できて嬉しいのだ
- 164二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 23:34:50
- 165二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 23:40:58
追ってる人はいるのだ
その人が書くのはトレウマではなくてトレ+ウマみたいな距離感が多いのだ
恋愛ではなくて親愛の意味で素敵な関係を築いているってのがよくわかるのとキャラの解像度がとにかく高いおかげでセリフ部分が自然と脳内再生されるのとキャラに関連した言葉遊びも上手だからこういうのを書きたいと思わせてくれるのだ - 166二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 23:51:54
親愛のトレウマいいよね……なのだ
推しに恋に落ちてほしくてたまらないからつい恋愛させてしまうけど、親愛も好きなのだ - 167二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 23:54:19
親愛も恋愛も描けたらなあと常々思うのだ
どうしても恋愛に走ってしまうから匙加減を覚えたいのだ - 168二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:02:43
- 169二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:05:38
- 170二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:10:35
親愛ものだとこれなのだ
尾を引く箒星｜あにまん掲示板「アンタはいいわよね、尻尾無くて」 尻尾。それはウマ娘と人間が似て非なる生き物であることをわかりやすく証明するツール。ウマ娘のアタシにはあるけど人間の使い魔にはない。それは、ごく当たり前のことでだから…bbs.animanch.com恋愛ものだとこれなのだ
間の悪い2月14日｜あにまん掲示板世の中、“間が悪い”という時がある。 例えば、別に疚しい事をしている訳でもないのだが、そのタイミングがタイムリーだったばかりに勘違いを生んだり。 例えば、噂話をしている時に渦中の人が通りがかり、急に心…bbs.animanch.com本人がどこかの感想スレでトレウマわからんからあまり上手く書けないって嘆いてたけど普通に書けてると思ったから顔がこんなになったのだ
- 171二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:11:22
感謝なのだ！読むのだ！
- 172二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:20:03
- 173二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:22:49
お題でカフェ書きたいけどあと数時間残ってるかなこのスレ……？
- 174二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:24:31
残しておきたいなら残す様配慮するのだ
- 175二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 00:34:17
- 17612423/02/24(金) 04:29:53
- 177二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 12:10:02
ほしゅ
- 178二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 13:48:42
勢いだけで初めて書いてる現在進行型のSSが地方モブウマ娘なのだ、自由度高い分かえってハードモードなのだ
- 179二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 20:53:37
ほしゅなのだ
- 180二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 22:19:29
2周年でいっぱいいっぱいなのだ……
何か書きたいけど頭の中がふわふわしてるのだ…… - 181二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 22:56:14
- 18217323/02/25(土) 00:06:34
「んっ……」
部屋の窓を開けて吹き込んできたその陽気に、驚かされたのは私だけではなかったと思う。隣で眠たそうに寝ぼけ眼をしていた“あの子”も、少しだけびっくりしたような顔をしていたから。
昨日まで冷たい風が吹いていたのに、今日はなんだか暖かい。それも嫌な暖かさではなくて、春の訪れを感じさせる爽やかな────
“……────！！ ────……！！”
あの子が隣で楽しそうにはしゃぐ。普段は静かでおとなしいのに、少し子供らしい反応に釣られて私も笑ってしまう。
「暖かくなって……よかったね」
ここまで嬉しそうに、楽しそうにしていると私まで浮かれた気持ちになってしまう。どうしてだろう……暖かいと、寒くなくていいから、かな？ - 18317323/02/25(土) 00:06:53
私たちは確かに寒くないほうがトレーニングもしやすいし、走ると心地いいから……そうなんだけど。
「……アナタたちも……そうなの？」
“…………？”
よく分からないみたい。それでも暖かいというだけで元気が出てくるのは私も同じだから、きっとそういうことなんだろうな……って。
物心がついた時からずっと一緒にいるけれど……本当に、不思議な子。昔からこうだったっけ……それとも、違っていたっけ。
“あの子”って気性にブレがあるというか、時々いつもとは違う雰囲気で私を導こうとすることがあるから……でも私は“あの子”を信じているし、大切なお友だちだから導きには従うつもり。
……ちょっと余談だったかな。
「そろそろ行く準備、しないと」
明るい時間帯はあんまり得意じゃないけれど、過ごしやすい気候はありがたい。今日は1日通して気温は高いみたいだし、マフラーは必要ないかな。
「だからアナタも……アウターだけでいいと思うよ？」
“…………！？”
お気に入りのマフラーを巻こうとしていたお友だちに声をかけて、その様子が少しおかしくて私たちは小さく笑った。 - 18417323/02/25(土) 00:07:21
外に出てみると、部屋の中でもまだ肌寒いくらいだったのだと思わされるほどの陽気に包まれていた。
暖かい……という感想はすでに追い越してしまって、このままだとじわりと汗をかいてしまいそうなほど。
昨日までの寒さに身体が慣れているからか、今夜のトレーニングは体調に気をつけなくてはいけないかもしれない。
周りを歩くウマ娘たちもみんな一様にこの暖かさについて言及していて、中にはアウターすら着ていない子も少なからずいるみたい。
私もそうした方が良かったかな……？
暑さも寒さもそんなに辛く感じることはないけど、今日は少し暑い……かも。今ならアウターを部屋に置きに帰っても間に合うし────
……そう考えていたところで、
「おはよう、カフェ」
後ろから声がかけられ────……とくん、と胸が跳ねた。
私を包む春の陽気よりも優しく暖かい声。毎日聞いているはずなのに飽きなくて、愛おしくて、いつまでも聞いていたいと思う……私のもうひとつの道標。
「……おはようございます、トレーナーさん」
できるだけ普通を装い、彼へと振り返る。だいじょうぶ、気持ちを表情に出さないのは得意だから。
「今日はあったかいね。過ごしやすくてよかったよ」
「はい……昨日までは、寒かったですから」
合流して、彼が歩くのに合わせて私も足を動かし始めた。アウターを部屋に置きに戻るのはやめておこう。そんなことより、彼と一緒にいる時間の方が大切だから。 - 18517323/02/25(土) 00:08:13
「ほんとだよね……夜はかなり暖かくなってきてたけど、朝はまだ寒くて手をこすりながら歩いてたもん」
そういえば、そうだったっけ。トレーナーさんは寒がりの暑がりで、夏はいつも暑そうにしているし、冬はとても寒そうにしていた。
昨日の朝もアウターにマフラーを巻いてここで出会ったんだ。手袋は……そう、“あの子”が隠しちゃってまだ見つけられていないんだ。
「手袋……見つけられましたか？」
訊ねると、トレーナーさんは渋い顔をして首を横に振った。まだ見つけられていないみたい。
「どこに隠したんだろ……一昨日家に帰るときには着けてたんだよ。だから帰ってからなんだけど……“あの子”は何か言ってる？」
「……いえ」
「そっかあ……」
がっくりと肩を落とすトレーナーさん。どうやらよっぽど自宅を探して回ったよう。
ちらりと“あの子”へ視線を送ると、ニヤニヤといたずらっぽい笑みを浮かべていた。まだ教えるつもりはないみたい……あんまり彼を揶揄うのも、可哀想だからほどほどにしてあげてほしいんだけど。
「まあ今日は必要ないくらい暖かいし、また探してみるよ。もしかしたらトレーナー室とかにあるかもしれないし」
「……そうですか」
「昨日は寒かったから辛かったけどね……あはは」
確かに昨日のトレーナーさんは寒そうだった。手のひらに息を吐いて、こすり合わせて……あんまり可哀想だったから、私が手を繋いであげたんだ。
私の体温はそれほど高いわけじゃ……ないけれど、手袋をしていなかった彼よりは幾分かは暖かくて。
だから……昨日の眠る前は、今日も……繋げたら、なんて……思っていたんだけど。 - 18617323/02/25(土) 00:08:41
「こんなに暖かかったら……必要、ないよね」
彼に聞こえないように、小さく口の中でそう呟いた。
残念かと言われれば、もちろん残念。彼と手を繋ぐのは……好きだから。周りの視線……は、少し気になるけど。
でも……私たちは何故か許されている節があるから、それならお言葉に甘えたくなってしまうのは……悪いこと？。
“……！ ────！！”
「……え？」
隣で“あの子”が唆すように私の手をぐいぐいと引く。それをトレーナーさんの方へ近づけて……つまり、手を繋げと……言っているみたい。
「どうしたの？」
「えっ……え、っと」
それに気付いたトレーナーさんがこちらを見る。私は返事に困ってしまい、なんと言っていいか……ええと、どうしよう……？
「あ、あの……」
手を繋ぎたい、と言うのが恥ずかしい。普段はもっと自然に繋げているはずなのに……でもあれは寒かったり、“よくないもの”から彼を守るためだったりで。
繋ぎたいから……っていう理由では、なくて。
どうしよう。
このままだと彼を困らせてしまう気が……──── - 18717323/02/25(土) 00:09:18
「わっ！」
「……っ！」
そのとき、トレーナーさんの身体がぐらりとバランスを崩した。そして咄嗟に出た彼の手は……私の手と、繋ぐような形になって。
「……だいじょうぶですか……？」
手を繋いだまま、空いた手で彼の身体を支えるように受け止めた……おかげで、トレーナーさんは転ばずに済んだ。
「ご、ごめん……」
体勢を整えつつ、トレーナーさんが申し訳なさそうに言う────……その後ろで、“あの子”は楽しそうに笑っていた。
どうやら“あの子”がトレーナーさんの背を押したようだった。なぜそんなことを────とは、考えるまでもなさそう。
私の、ため……だと思う。
現にそのおかげで、私はトレーナーさんと手を繋ぐことができている……から。
嬉しい。
嬉しい……また繋ぐことができた。少しあたたかくて、私よりも大きな……トレーナーさんの手。
私の大好きな手。
……離したくなくなってしまう。 - 18817323/02/25(土) 00:10:08
「……カフェ？」
“よくないもの”から守るときも手を繋ぐけれど……本当は、ずっと離したくない。ずっと繋いでいたい。握っていたい。
いつまでもこのままでいたいと……思ってしまうくらい、私はこの手が好き。
私をレースに出られるようにしてくれる手。
爪が割れてしまった時は、この手で脚のケアをしてくれる。
勝った時はこの手が私の頭を撫でてくれる。私が1人で勝手に海外へ行こうとしたときも止めてくれたのは、この手。
お友だちの導きと、この手が……いつも私を守ってくれている。だからこの手は……離したくないんだ。ずっとずっと、このままでいたい……────
「カフェ、ねえ……カフェ？」
「……はっ」
トレーナーさんが困ったような顔で私の顔を覗き込んでいた。
……自分の世界に入り込んでしまっていたらしい。これは、よくない……また迷惑をかけてしまって、私ったら。
「すみません、トレーナーさん……」
へにゃりと耳を折りたたみながら、その手を離そうとする。
けれど────
「……あ、あれ……？ 離れない……」 - 18917323/02/25(土) 00:10:42
重なった手が強い力で固定されて、離れようとしない。離そうとしても離れない。
まるで離そうとする上から押さえ込んでいるような……────
“────、……────！！”
……アナタがしてるの？ もう、またそんなことをして……でも、ありがとう。
私は小さく心でお礼を言って、
「……どうやら、お友だちが……離れないようにしているみたいです」
それを……言い訳にする。
「トレーナーさん、このままでも……いいですか……？」
離れないのだから、仕方ない。離れようとさせてくれないのだから、仕方ない。
そう……だよね？
「じゃあ……このまま行こうか。恥ずかしいけど」
「それは……はい、私も……でも……幸せです」
「……うん」
トレーナーさんも小さく頷いてくれる。
もしかしたら手を繋ぎたいと思っていたのは、トレーナーさんもだったのかな。それを察したお友だちが……気を利かせてくれたのだと、したら。 - 19017323/02/25(土) 00:11:05
「……ありがとう」
もう1度私は小さく口の中で俺を言って、
「もうすぐ……春ですね」
「そうだね」
暖かい空を見上げながらトレーナーさんと言葉を交わす。
手を繋いで学校へ歩いて行きながら。
あたたかい手の熱を分けてもらいながら。
「春になったら……また、レースが始まります。……頑張りますから、これからも……よろしくお願いしますね」
「うん、こちらこそ。また2人で……ううん、3人で走ろう。“あの子”も入れて、3人で」
「……はい」
トレーナーさんはいつも必ずお友だちのことも勘定に入れて考えてくれる。私たちは2人じゃなくて、3人だと。
その心遣いが嬉しくて、その気持ちが嬉しくて……だから私はアナタのことが、好きなんです。私が大切にしているものを、大切にしてくれる……そんなアナタが。
……私は、大好きです。 - 19117323/02/25(土) 00:11:29
・・・
その後、別れて到着した教室で────
「あ……トレーナーさんの手袋……私のカバンに入ってる……」
“……────！！ 〜〜！！”
見つからないわけ……だよね。また後で返しておかないと。
……でも、少しだけ……彼の手を思い出させてもらおう、かな。
少しだけ、少しだけ。 - 19217323/02/25(土) 00:12:23
- 193二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 00:13:30
- 194二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 00:34:02
- 195二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 10:08:01
ほしゅ
- 196二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 13:41:08
次スレを建てようと思ったけどウィンディちゃんは今外なのだ
誰かお願いするのだ - 197二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 14:29:14
- 198二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 14:39:56
埋めますのだ
- 199二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 15:26:38
うめんでぃ
- 200二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 15:27:02
滅びの爆裂疾風弾