- 1二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 17:46:20
- 2二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:03:55
ならば貴様がゼファーとゼファトレが手を繋いでスカイダイビングするゼファー×ゼファトレ×風のハーレムものSSを書くのだ
- 3二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:13:33
風NTRというパワーワードに
そういえば、ここあにまん民が集うウマカテだったなって再認識した - 4二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:20:25
- 5二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:31:38
ゼファーが風と結ばれるSS書いて対抗しないの?
- 6二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:31:43
- 7二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:37:58
- 8二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:38:07
ほう 風×ゼファー 使いか
- 9二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 18:46:47
- 10二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:03:10
ワムウッ!!
- 11二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:04:47
風のミノル…
- 12二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:06:13
なんなんだろうね
風が集うの… - 13二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:06:45
トレーナーは風に攫われたんでしょ
諦めて新しい風を浴びに行こう - 14二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:07:37
今日は……
風が騒がしいな… - 15二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:08:01
お別れです!
- 16二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 19:23:17
風柱・不死川実弥
- 17二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:02:42
それは、葛の裏風が吹き抜ける頃のことです。
私とトレーナーさんはその日、近くの野山へ観楓に出掛けました。
赤く色づいたとても美しく、昼間なのに夕風を浴びてるよう。
私たちは、十分すぎるほどのひかたを得て、爽籟な心地で家風となりました。
その帰路の途中、トレーナーさんは時間を確認しながら、私に声をかけます。
「そういえばゼファー、この後って予定はあるかな?」
「予定ですか? この後の予定は凪ですが……」
「以前、ゼファーが見たいって言ってたレースの映像が手に入ってさ」
「……本当ですか? メイクデビューなので、映像を手に入れるのは難風だと聞いてましたが」
「たまたま個人で撮っていた人がいてね、画質はそこそこって感じだけど」
「そうでしたか……あの人のデビュー戦の映像、今から風待ちしてしまいますね」
「そこでなんだけど、今日予定ないなら、ウチ来て見ていかない?」
後日学園で見ても良いんだけどね、とトレーナーさんは付け加えます。
憧れのあの人の、デビュー戦の映像。
考えただけで心は嵐となり、夜風も凪とはいかないでしょう。
そんな私の風を読んだ上での、トレーナーさんからの恵風。
彼の細やかな心遣いに、私の胸はぽかぽかと、ひよりになっていきます。
「ふふっ、何時の間に花信風が吹いたのでしょうか?」
「きっと君の熱意が、季節外れの桜東風を呼び込んだんだよ」
「あら……ではそのお花見日和を逃すのは悪風になりますね」
「それじゃあ」
「はい、その帆風に是非乗らせてください」
そんな風の流れで、私はトレーナーさんのお家に行くこととなりました。
……今思えば、男性の部屋に、一人で行くのは初風です。
道中、私は手風が吹き荒れそうな勢いで、風采におかしなところはないか確認してしまいます。
――――この先に待ち受けるのが、永祚の風だとは知らずに。 - 18二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:03:00
トレーナー寮の彼の部屋は、浚いの風でも吹いたように綺麗でした。
ですが部屋には彼の香風がいっぱいに広がっていて、私の心臓に波風を起こします。
彼が映像を見るための準備をしている最中、私が嵐石のように固まってしまいました。
颯のようで長風のような複雑な乱気流の中、私はじっと、大樹のように動かず待ち続けます。
やがて、飲み物やお茶請け等の便風に気づいた頃、突然、着信音が鳴り響きました。
それはトレーナーさんのスマホで、彼はすぐに出て少しだけ話した後、申し訳なさそうにします。
「ごめん、ちょっとトレセンからの電話で……このファイルだから、先に見てて良いよ」
そう言って、彼は部屋から出て行きました。
確かにレースの映像は気になります。
ですが、この風向きで一人で見るようなウマ娘だと思われてるのは、少しあなじ。
私は少しだけ肩の力を抜いて、飛絮のように視線をゆらゆらと巡らせます。
部屋にはトレーニングの参考書や、レースの資料などばかり置かれていました。
いつも私のことを考えてくれている、そう思うと、心はぽやぽやみなみのよう。
ですが――――ふと、違和感を覚えました。
部屋の、片隅。
何の変哲もない無風の光景、ですがそこには微かな陰風の残り香を感じました。
良風ではない、そうとは知りながらも、私は好奇心を抑えることができません。
後から思えば、それは台風の日に興味本位で外出するような、愚かな行為でした。
「こ、これは! そんな、トレーナーさん……!」
そこにあったのは、トレーナーさんからの、仇の風。
決して、近づくべきではなかった、大竜巻だったのです。 - 19二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:03:24
「お待たせ、ゼファー……ゼファー?」
十分ほど経過した後、トレーナーさんは帰ってきました。
ですが、それを明るく迎えるには、私の心には木枯らしが過ぎています。
その様子に、あからしまを察したのか、彼は恐る恐る声をかけてきました。
「えっと、ゼファー、なんかあった?」
「トレーナーさん、以前、私が天つ風をこの身で感じてみたいって言ったのを覚えていますか?」
「えっ、あっ、ああ、スカイダイビングをいつかやってみたいって話だよね」
「それを聞いてトレーナーさんは、自分もその風は受けたことない、と言いました」
「……ッ! ゼファー、まさか!」
「じゃあ、これはなんだっていうんですかっ!!」
自分でも驚いてしまうほどに、喉から大風が吹き荒れました。
そして、私は彼の部屋にあったノートパソコンを操作し、画面を彼に向けます。
その画面には、激しい風音にかき消されながら、絶叫をあげるトレーナーさんの姿。
背景には青空、まるで彼自身が風になっているかのような、そんな光景でした。
顔を青くしながら画面を見つめるトレーナーさんに、私は一枚の紙を見せつけます。
『スカイダイビング認定書』という文字と共に、日付と彼の名がそこにはありました。
彼は観念したようにがっくりと肩を落とし、小風のような声で言います。
「……すまない、騙すつもりはなかったんだ」
「では、どんなつもりで虚風を吹かせたんですか?」
「君を、傷つけたくなかったんだ」
「傷つけたくなかった? ……今、私は刃風を直に浴びてるような気持ちなんですよ?」
「……ごめん」
「なんで、正風に言ってくれなかったんですか……それくらいなら、大強風になるくらいなのに……!」
「思ったより風の勢いが強い」 - 20二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:03:44
私は、トレーナーさんが戻ってくる前に、その映像を全て見ました。
風雲からの光景に、少しだけ情けない声をあげるトレーナーさん。
空に舞う直前に、煽風を吹かせるほどに震えるトレーナーさん。
絶叫をあげながら、大空へと飛び立つトレーナーさん。
天つ風に馴染み、心地よさそうな表情を浮かべるトレーナーさん。
いずれも、もう私が直に見ることが出来ないであろう、彼の姿です。
共に風になるって、約束したのに。
「私の願いも、私の誘いも、トレーナーさんは袖の羽風にするんですね……!」
「違う! 君が望むなら、俺はスカイダイビングだってなんだってついていくさ!」
「でも、一度天つ風に至ってしまった貴方は、私と同じ風景を、見ることができないじゃないですか……!」
「……っ!」
ふと、思いました。
実のところ、私は何に対して怒りの暴風を向けているのだろう、と。
嘘をついて、私より先に天風を堪能した、トレーナーさんに対して?
それとも、私より先に、トレーナーさんを堪能した、天風に対して?
きっと、その両方。
私を置いてきぼりにして、一つになった彼と風が、許せなかった。
私だって――――仲間に入れてほしかったんです。
「……もう、トレーナーさんなんて、八重の潮風です」
「ゼファー……」
「こうなったら、私一人で、天つ風になりますから。嘘つきなトレーナーさんとは行ってあげません」
もう、全ては後の風祭。私はそっぽを向きながら、そう捨てます。
すると、トレーナーさんは私の両肩を、少しだけ強めの力で掴みました。
突然の陣風に、彼の顔を見ると、真剣な表情で私を見つめています。
先ほどとはまるで違う風向きに、心臓が疾く疾くと鼓動を早めました。
やがて、彼は優しげな風声で、言葉を紡ぎます。 - 21二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:04:06
「ゼファー、聞いてくれ」
「なっ、なんですか、いまさらおぼせになったって、逆風です」
「俺のことは嫌ってくれて構わない……けど、これだけは伝えたいんだ」
「……っ! なんなんですか、もう……!」
私は、心の奥底で、風待ちしていました。
トレーナーさんからの凱風が、祥風が、恵風が、いせちが来るのではないかと。
――――ですが、来たのは、朔風の追風。
彼は重苦しい声色で、申し訳なさそうに、一つの事実を私に突きつけました。
「ゼファー、スカイダイビングは……16歳からなんだ」
私は泣きました。
※ 年齢制限に関しては施設によって差があります。各施設に確認をしてください。 - 22二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:06:13
芝
いいオチだ - 23二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:07:03
なんだこれは…なんなのだ…
- 24二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:32:57
風
- 25二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:33:32
出たわね
- 26二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:36:41
出たわね
最後の注意書きがじわじわくる - 27二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:37:51
ス、ストーリー後なら多分16超えてるから…
- 28二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:38:35
>「思ったより風の勢いが強い」
急に冷静になるな
- 29二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:40:01
私は風がもたらす英知を求め風吹き荒ぶ大地パタゴニアへと向かった。
しかしパダゴニアですら役者不足であった。意を決しボートで大洋へと漕ぎ出す。絶叫する60度で吹き荒れる、無垢な風を感じるために - 30二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:43:27
だが逆の解釈ができないだろうか?
ゼファーの初めてのスカイダイビングをトレーナーと風が手を引いて導いてくれる姫様シチュができるぞ - 31二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:44:11
途中のツッコミがノブで脳内再生された
- 32二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:46:54
スカイダイビングって初めての時は怖いよな
俺も初体験の時恐怖のあまり気を失ったわ - 33二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:48:01
一緒にダイビングしに行った時にリード役になれるよう経験を積もうとしてたんだろ
格好いいぜゼファトレ… - 34二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:48:23
- 35二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:54:31
まず初手単独降下は某アイドルくらいしかしないから……
- 36二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 22:57:12
背中皮にガイドさんとかプロの人がくっついて一緒に飛ぶやつだろ
- 37二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:00:29
- 38二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 23:07:09
- 39二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 00:16:28
ゼファトレ×風に嫉妬するゼファーでしか抜けない体になりました
風使いのせいです、あーあ - 40二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 00:19:22