【R-18】ヒロイン達にキレた志貴

  • 1怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 17:47:45
    ヒロイン達が殺し合いを始めてしまった|あにまん掲示板さて、どうやって解決する?このままではどちらか死ぬかもしれない。……そうだ、こういう時は!1.泣きじゃくって駄々をこねる2.わざと自分を怪我させて、気を引こう3.二人が俺を助けてくれるのを期待して、い…bbs.animanch.com

    ↑の選択肢5から。

    エロ注意


    「志貴は黙ってて!」

    「遠野くんは黙っててください!」

     夜の公園にアルクェイドとシエル先輩の怒声が響き渡った。息を揃えて叫ぶ2人の迫力には、俺もさすがに萎縮させられる。そのはずだった。

     ………………………ぷつん。

     逆だ。俺の中で何かが切れて、本来萎縮するはずの心はどこかへ消え去った。代わりに芽生えたのは氷のように冷たい怒りと、泥水のように濁り切った欲望だった。

     ……そうだ、俺は悪くない。この状況だって勝手に俺を振り回したアルクェイド、制止も聞かずについてきたシエル先輩のせいじゃないか。なんで俺が怯えないといけないんだ。

     アルクェイドと先輩はお互いを殺意に満ちた眼差しで見つめあっており、俺の事はもはや眼中にないようだ。ただ、お互いを殺し合う事しか考えていない。無視されているのは不快だが、今はそれが好都合だ。

     俺はアルクェイドに死角から近づくと、彼女の背後から腕を回してナイフを喉元に当てた。

    「いい加減にしろよ、アルクェイド。俺に用があるのに、なんで無視するんだよ」

    「……!? 志貴!? 何をするの!?」

    「と、遠野くん!?」

     突然の俺の行動に驚愕し、焦るアルクェイド。シエル先輩も困惑する。実のところ今の俺にアルクェイドの『死』なんて見えていない。眼鏡すら外していないのだから当然だ。

     だが、それでもアルクェイドの動揺を誘うには十分な行動だった。何故なら彼女は俺を信じているからだ。突然の裏切りに対して即座に冷徹な対応を出せるほど、彼女は怪物ではない。

    「あ、あの女の味方するのね! わたしより、あの女を選ぶんだ!?」

    「うるさい。俺は本気で怒ってるんだよ。ちょっとお前には躾が必要みたいだな」

     俺はナイフを持っていない方の手の指先で、まずは彼女のつややかな唇を愛撫した。優しく、しかしその唇の支配者が誰かを教え込むように執拗に。

    「ん…ちょっと、志貴、なにするの…いや……」

     自分が何をされているのか分からず、微かな怯えと恥じらいと未知の感触に戸惑うアルクェイド。

     耳元で吐息を吹きかけるように囁く。

    「本当はこうして欲しくて、毎晩公園で待ってたんだろ?」

     「ち、違うわよ! こんなのわたし……ちょっとやめてよ! ん……あっ……!」

  • 2怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 17:48:54

     必死に否定しようとするアルクェイドの口が開く。
     俺はその隙に指先を彼女の口腔内に滑り込ませる。
     まるで彼女を殺したあの日、彼女の家の玄関ドアの隙間に手を滑り込ませた時のようだ。玄関の代わりに今は彼女の口内を侵略している事を思うと、自嘲の笑みが浮かんでしまう。
    「ちょっお……。しひ……らめ……」
    「あぁ、噛んでもいいんだぞ。血を吸うのが怖いお前にそれができるならな」
     指を強く噛まないようにしながら喋ろうとするアルクェイドの苦労を他所に、俺はその指で彼女の口内の蹂躙を楽しむ。舌をつまみ、鋭い犬歯を内側から撫で上げ、頬を内側から広げたりもした。
     次第にアルクェイドの表情は熱を帯びていく。
    「と、遠野くん! な、何をふしだらな事しているんですか!? しかも相手はアルクェイドですよ!?
    吸血鬼なんですよ!? そんなの正気でする事とは思えません! 早く離れてください!」
     我に帰ったらしいシエル先輩が、俺に指図してくる。俺は先輩に冷たい眼差しを向けてこう言った。
    「先輩、喧嘩両成敗って知ってますよね?」
     シエル先輩は一瞬背筋を震わせた。その仕草は実に◾️◾️したくなるほど可愛らしかった。
    「アルクェイドを躾けた後は……先輩の番ですから楽しみに待っていてくださいね?」
     夜明けはまだ遥か遠い。

  • 3怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 18:26:46

     30分ほどが経った。夜の公園には濡れた音が響き渡る。
     ナイフはもういらなかった。
     いつしか俺は素手のまま、アルクェイドの肉体を堪能していた。口の次は肩、腋、胸、腹、尻、ふとももと全身をくまなく蹂躙していく。気づけばアルクェイドは甘い声で鳴くようになっていた。
    「……ったく、お前本当は死徒退治じゃなくて男を漁りに来たサキュバスじゃないのか?」
    「ちっ…違うよぉ! わたしサキュバスじゃない…んぁぁ……!」
     腰を振りながら、俺はアルクェイドに問いかけた。
     アルクェイドは公園ベンチの背もたれに手をつけて、背後から襲う俺の欲望を必死に受け止めながら答える。
     堪能すればするほど、改めてこの真祖の身体が効率的に情欲を駆り立てるものだと分かった。当たり前だが、こいつは本来は人間の手に負える女ではない。一度でも抱けばその蠱惑的な魅力に溺れて、普通の人間の女では快楽を感じなくなるだろう。
     ならば尚更、俺はアルクェイドが他の男を狂わせないように管理する義務があるように思う。
     ただでさえ眩い金髪と精巧な芸術のように整った美貌があるのだ。放置すれば吸血鬼としてではなく、女として大勢の人間を不幸にするだろう。
    「嘘を吐くなよ。お前実際のところ俺と会うの楽しみだったんだろ。死徒よりも俺が大事なんだろ。とんだ◾️◾️だな。俺が可愛がってやるから覚悟しろ」
    「ご、ごめんなさい! ごめんなさい! 素直になるから! もっとわたしを可愛がって、志貴!」
     アルクェイドは俺に◾️されながら、涙と涎を流して昂り悦び、そして全身を震わせ、果てた。その瞬間、彼女の身体は大きく反り返り、豊満な◾️房は激しく揺れて、その光景がとても綺麗だった。

  • 4怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 20:04:20

     シエル先輩は俺とアルクェイドの情事を片時も目を離さず見ていたようだ。真剣な食い入るような眼差しだった。

     "アルクェイドを躾けた後は……先輩の番ですから楽しみに待っていてくださいね?"
     先刻俺は確かにそう言った。
     居残れば俺に◾️されるのはすぐに分かる事だ。
     それでも逃げ出さなかった彼女が、俺には可愛い雌犬に思えてきた。
     ……分かっている。元々シエル先輩は俺を心配してついて来たのだ。今更俺を置いて逃げられないのだ。少なくとも先輩は今、自分にそう言い聞かせているはずだ。
     アルクェイドは乱れた格好のまま地面に倒れ伏せると、はぁはぁと熱い息を吐き出し、全身から溢れる汗で地面を濡らしていた。息をするたびに彼女の柔らかな◾️房が上下に動くのがまたなんとも扇情的だった。
     「はぁ…はぁ…志貴、大好き……もっとわたしを可愛がって……もっとぉ……」
     シエル先輩はごくりと唾を飲み込んだ。
     あれだけ乱暴に◾️されたアルクェイドが艶やかな姿で、そして幸せに満ちた表情で横たわっているのだ。
     その光景は衝撃的だろう。
     ……バレバレですよ、シエル先輩。さっきから内腿を擦り合わせているでしょ。本当は指先で自身を慰めたいのに、神職とは窮屈で大変ですね。……あぁ、そんなに苦しそうに息を荒げて……今、楽にしてあげますよ。

  • 5怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 21:30:43

     俺がシエル先輩に近づくと、先輩は悲痛な顔で後ずさる。
     ……遅い。
     難なく捕まえ、シスター服のスカートの中に手を伸ばす。指先でショーツを引っ掛け、脱がせにかかる。
    「遠野くん!? い、いきなりそんな事…! 待ってください!」
    「もう待てません。それに先輩だってその気なんでしょう?」
     シエル先輩が本気で抵抗なんてすれば、俺なんて軽くあしらわれる。
     先輩も何をされるか分かっているのだ。身体も受け入れる準備ができている。だから前戯もいらない。
     すでに俺の◾️◾️◾️はシエル先輩の◾️◾️◾️を◾️◾️したくて猛り狂っており、1秒たりとも我慢できる状態ではなかったのだ。
    「お、お願い遠野くん…! それだけは…! わ、わたし、聖職者で……! こう言う事はせめてちゃんと結婚してから……」
    「先輩、うるさいです。もう先輩の身体は俺に◾️されるのを待ってるんですよ」
     俺は震える先輩の身体を茂みに押し倒すと、何の躊躇いもなく彼女の脚の間に身体をうずめた。
    「うっ……くっ……あぁ……」
     シエル先輩は窒息しかけたような苦悶の声を上げ、満月のように見開いた両目からは涙が溢れていた。
     それでも俺は容赦なく、先輩の身体を貪るように腰を動かすのだった。

  • 6怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 21:54:45

     灯りに照らされた公園の時計を見ると、日付が変わる時刻になっていた。どうやらもう1時間近くシエル先輩と獣になっていたらしい。
    「だめ……ん……遠野くんもうやめて……わたし、怒りませんから……くっ……あん……」
     その甲斐あってか、はじめは苦痛を訴えるシエル先輩の声にも艶が宿ってきた。
     俺はシエル先輩の桃のような綺麗な尻を見て、ふと新しい欲望が芽生えた。
     名残り惜しいが、先輩と繋がっていた箇所から自身を引き抜く。
    「え、遠野…くん? 何する気ですか……?」
    「先輩の後ろ、使わせてもらいますね」
     シエル先輩の表情が凍りつく。もはや静止する言葉も出ないらしい。
     愛液は足りている。だから俺はそのまま先輩の後ろに挿入した。温かく柔らかな感覚に包まれる。
    「くぅ…あぁ……! そんな……汚いのに……!」
    「シエル先輩の身体に汚い所なんてあるわけないでしょ。多分ウチの学校の男子ならみんな夢見てますよ」
    「やめて! 言わないでください!」
     さて、そろそろお説教の時間と行こうか。
     俺はシエル先輩の桃尻を平手で打ちながら、彼女の◾️◾️◾️を征服した。

  • 7怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 22:22:46

    「シエル先輩、俺言いましたよね。帰って下さいって。それを無視したからアルクェイドと殺し合いになりかけたの、分かってますか?」
    「で、ですがそれは遠野くんが……!」
     シエル先輩の尻を叩きながら◾️す。
    「そうやって自分を危険に晒したんでしょうが。なら、なんですか? ここでもし先輩がアルクェイドに殺されたら、先輩は俺のせいだって恨むんですか?」
    「ち、違……あうん!?」
     シエル先輩の尻を叩きながら◾️す。
    「第一、俺みたいな奴に夜遅くついて行くなんて、こんな風に凌辱されても自業自得なの分かってます?」
    「だって、遠野くんがこんなひどいことするなんて思ってなか……ひゃん!?」
     シエル先輩の尻を叩きながら◾️す。
    「シエル先輩は何も分かってない! 自分の魅力も! 俺がどれだけシエル先輩に劣情を抱いてるかも! 俺がどれほどシエル先輩の事を心配かも!」
     何度でも、叩く。叩く。叩く。
     先輩の綺麗だった尻はいつしか赤く腫れあがっていた。顔を見ると舌をだらしなく垂れさせて放心状態になっていた。
     ふと、そのピンク色の舌がとても美味しそうだと思ってしまった。強引にその舌にしゃぶりつく。
    「あん……遠野くん……んん……」
     乱暴なディープキスを終えると、シエル先輩は蕩けた表情を見せた。
    「俺には先輩がいつも罰を待っているように見えます。だから、俺が先輩に罰を与えます。今日の事だけじゃありません。先輩が、自分を許せるようになるで、俺が先輩を罰します」
    「罰……」
     シエル先輩は少し悩んだ後、何故か頬を赤く染めて言った。
    「はい……私を罰してください、遠野くん」
     正直変な話だけど、その言葉のニュアンスは『罰』ではなく、まるで『愛』と言ってるように聴こえた。

  • 8怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 22:49:14

     秋の夜も更けて、シエル先輩やアルクェイドならともかく、凡人の俺には寒過ぎる時間となった。
     やっと冷静になった俺は、この寒い野外で長時間半裸ないし全裸で過ごす無謀と言うものに気づき、ひとまずはアルクェイドの部屋に3人で移動する事にした。

    「ほら、アルクェイド。仲直りの印に、2人でちゃんと分け合うんだぞ」
    「うぉぐ……ふぁい……。ひえる、くひあけなさいよ」
     アルクェイドの部屋に着いた俺達3人は、満場一致でさっきの続きをする事にした。浴室は3人で使うには狭かったが、身体が嫌でも密着するような距離感はまんざら悪くはなかった。
     アルクェイドの口内いっぱいに俺が吐き出した欲望のエキス。聞いた話では魔力にもなるらしい。
     先に身体を洗い終えて浴槽に浸かっていたシエル先輩が口を開けて、アルクェイドから口移しでエキスの半分を受け取り、飲み込む。
     それを見届けてから、アルクェイドも飲み込んだ。
     一瞬だけ見えたシエル先輩とアルクェイドの舌が絡み合う光景はとても淫靡で、俺の分身が膨れ上がるのを感じた。
     シエル先輩がアルクェイドの為に浴槽のスペースを空けると、アルクェイドは「ありがとう」と言って、シエルと肩を並べるように浸かった。
    「それにしても、シエルがあんな可愛い顔するなんて意外だったわ」
    「なっ…! あなたこそ、なんですか。吸血鬼のくせに人間とあんな風に交わって。子どもなんてできませんよ」
    「えー? その気になれば方法はあるんじゃないの? もし見つけたら、どっちが先に志貴の子ども授かるか競争してみない?」
    「ふ、不謹慎です! 生命をなんだと思ってるんですか! だいたい遠野くんはまだ学生なんですから子どもなんて早いです」
     シエル先輩はそう言ってから、ふと何か思い出したようにちらりと俺の顔を見て、さらに指を折りながら何かを数え始めた。
     嫌な予感がして、俺は身体洗う手を止めて、先輩に尋ねる。
    「シエル先輩、それまさか危険日の計算ですか?」
     シエル先輩はいたずらっぽく、
    「ふふ、冗談ですよ」
     ……などと嘘か本当か分からない笑みを浮かべた。
     よし、今夜はアルクェイドと共同で先輩を罰してやろう。

  • 9怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 23:20:21

    ●エピローグ
     翌朝、アルクェイドのベッドで目を覚ました俺は、いつもと違う部屋の景色と、両脇で眠るシエル先輩とアルクェイドに戸惑った。
     少し考えた後、アルクェイドのマンションに泊まった事を思い出した。

     思えば昨日は怒った勢いとは言えとんでもない事をしてしまった。
     まぁ、2人が喧嘩をやめてくれて仲良くなれたのはよかったが。
     だが実のところ一番の問題は、昨夜からほぼ夜明け前までしていた運動による、全身の筋肉痛や関節痛、極度の疲労である。
     正直足元がおぼつかない。出来れば今日は1日休みたいところだ。シエル先輩が求めてきたら、悪いけど俺は動かないでシエル先輩には上に乗ってもらおう。

     そんな事を考えてた折り。
     この家のインターホンが鳴った。
     ……アルクェイドを訪ねる客人がいるとは思えないし、シエル先輩の同行を知ったノエル先生だろうか?
     何気なくインターホンに備え付けられた受話器を手に取ると、画面にマンション1階の光景が映り……
    「遠野家のものです。志貴様、秋葉様からのご命により、お迎えに上がりました」
     ……黒服の男が見えた。
     背後には黒塗りの高級車も見える。遠野家のドライバーだとすぐに察しはついた。
    「あ、あぁ、あぁ。すぐ降りるから待っててくれ」
     上擦った声で返事をしたが、秋葉は何故この場所が分かったのだろうか? 何にせよ帰らないわけにもいかないので、考えるのは後にしよう。
     アルクェイドとシエルに、先に帰る事を簡潔に伝えた俺は、昨夜の疲れからか、黒塗りの高級車に考えもなしに乗ってしまう。
     黒服の運転手は無言のまま、車を遠野家の屋敷に向けて走らせる。
    「なんだか霊柩車みたいですね……」
     俺はふとそんな意味不明な言葉を口にするのを抑えられなかった。
     車は間もなく遠野家に到着した。
     昨日まではなかった禍々しいオーラを感じる屋敷。
     どうやら遠野家当主の不興を買ったらしい。
     どうやら遠野志貴はここで終わりを迎えるようだ。
    「まぁ、いい夢見れたし……いっか」
     もうアルクェイドとシエル先輩には会えないだろうけど、シエル先生とネコアルク(あるいはエコアルク)には会えるといいな。
    BAD END

  • 10怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 23:30:51

    ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
    内容もっと盛りたかったけど、またの機会で。
    少なくとも今夜は寝ます。

    アルク×シエルが書けたのはいいけど、もっと3P書きたかった。
    では、消されなかったらまたお会いしましょう。

  • 11怪文書メガネナイフマン21/11/18(木) 23:37:38

    長いな…誰やこんな無駄に長い文章書いたの

  • 12怪文書メガネナイフマン21/11/19(金) 11:18:15

     このスレが生きていたら今夜中にカットしたマンションのシーン書きたいと思います。

     急いでたとは言え、改めて読み返すと誤字脱字多い多い。
     あと●が🌚に見えた

  • 13二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 20:26:51

    (こっそりと保守)(大変えっちですね)

  • 14一般怪文書真祖21/11/20(土) 01:33:35

    ・ブリュンスタッドハウスにて

     800年も生きていれば色々な事があるものだ。
     わたしは今夜、以前と同様に志貴と待ち合わせ場所で待っていた。すると予想はしていたが、アイツが……代行者シエルが邪魔しに来た。
     なので頭に来たので殺そうとしたら、まさかのまさか、志貴に◾️◾️◾️されてしまったではないか。
     うん、今は反省してる。あれだけ頭に血が上って志貴にまで八つ当たりするなんて、わたしらしくないよね。
     そんなこんなでわたしもシエルも仲良く志貴に調教されて…………今はわたしの寝室のベッドで純粋に志貴と命の悦びを感じているのだった。

    「ん……ちゅ……しひ、気持ちいい?」
    「遠野ふん、いつへも……ちゅぱ……出していいんでふよ?」
    「あ、あぁ……最高だよ2人とも。こんな奉仕をしてもらえるなんて、俺は幸せだ。明日から絶望的な不幸に堕ちても惜しくはないくらいだ」
     惚れた弱みとは怖いものだ。わたしもシエルも、気づけば自分から志貴に口づけし、慈しむように舌と口内と、それから胸で志貴を愛していた。
    「くっ、もう限界だ。出すぞ!」
     志貴から迸る子種をわたしは一滴残らず口で受け止めた。
     シエルは不服そうな顔をするが、なんてことはない。志貴との約束通り、わたしは彼女に口移しで彼のエキスを分け与えた。
     苦味の混ざった玉子のようなどろりとした味と食感をひとしきり楽しんだ後、こくりと嚥下する。
     公園では散々注ぎ込まれた子種だったが、こうして口から飲み込むのもまた、別の恍惚とした快感を覚える。同時にわたしの身体にはまた火照るような感覚が芽生え始めた。
    「ねぇ、志貴。公園ではシエルばかりだったでしょ? わたしにも志貴を……ちょうだい」
     はしたなくもわたしは、大きく股を広げて、女として淫らに志貴を誘った。
     志貴は「仕方ないな。先にシエル先輩に罰を与えようと思ってたけど、よほど俺に孕まされたいらしい」

  • 15一般怪文書真祖21/11/20(土) 01:40:52

     そう言って、わたしを正面からシーツの上に組み伏せた。
     ゆっくりと、わたしの中に入ってくる志貴。
     それは本来異物であるはずなのに、今はとても愛しく、初めからわたしの中にあるべきだったかのように不思議と身体に馴染んだ。
    「んん……あぁっ! いい…! 志貴、気持ちいいよぉ!」
    「すっかりスケベ顔になったな。鏡に映るなら、その顔見せてやりたいよ……んん……」
     志貴のいじわるな言葉をキスで遮る。わたしにはもう、志貴に抱かれる事しか頭になかった。

  • 16一般怪文書真祖21/11/20(土) 02:03:23

     次第に熱く激しく、そして淫らになっていくわたしと志貴の交わり。
     そんな私達のそばでつまらなさそうにしている代行者がいた。彼女は突然、何かの天啓を得たかのようにポンと手を打った。
    「むっ、これは善良な一般人を眷属にしようとする邪悪な吸血鬼ですね。一刻も早く退治しないと」
     まったく敵意のない言葉だった。シエルはそう言うと、寝室を出て行く。わたしは何も分からず、ただ志貴と貪りあっていた。
     体位を変えて、両手を繋ぎながらわたしが志貴の上に乗った。身体を動かすたびにバストが弾むのが、自分でもエッチだと思えた。
    「あん! やだ、これ…いい! すごいよぉ!」
     さっきよりも志貴が奥まで来る。病みつきになる快感と多幸感でわたしの頭の中はビリビリと痺れた。
     しばらくしてシエルが寝室に戻ってくる。手には琥珀色のボトルがあった。先日わたしが志貴に料理を作ってあげようかと考えて買い置きした蜂蜜だ。
    「お待たせしました、遠野くん。アルクェイドのキッチンからいい物を持ってきましたよ」
    「なんですかそれ?」
    「ふふ、遠野くんもお疲れですし、蜂蜜で滋養を摂取してもらおうと思いましてね」
    「ちょ、ちょっほぉ……それかっへにつかわないえよぉ……」
     抗議しようとしたが、自分でも驚くほど呂律が回らなくなっていたようだ。
     シエルは冷酷にもわたしの首筋から胸までたっぷりと蜂蜜をかけて微笑んだ。
    「どうぞ、遠野くん。蜂蜜を舐めながら、よこしまな吸血鬼を懲らしめてあげましょう」
    「いただきます、先輩」
     志貴は迷いもなくわたしの◾️房にしゃぶりついた。

  • 17一般怪文書真祖21/11/20(土) 02:26:07

    「志貴、らめ……死んじゃう! それ死んじゃうからぁ……! あぁん! やん……だめよぉ……!」
     それはもはや狂いそうなくらいの強烈な感覚だった。ただでさえわたしの身体は志貴との繋がりで理性が吹き飛ぶほどの刺激を受けていた。
     シエルが胸にかけた蜂蜜を志貴が舐め、時に舌で擦り、口を窄めてしゃぶり、甘噛みすらしてくる。特に◾️首に対しては蜂蜜を舐め尽くした後も執拗に責めてくる。
    「さてと……わたしもいただきますか。美味しそうですね、アルクェイド・ブリュンスタッド」
    「ひっ……」
     シエルの無邪気な笑顔に、思わず短い悲鳴が漏れた。わたしは今からこの女に◾️される……否、◾️われるのだ。
    「待って! ごめんなはい! ゆるひて……! おねがい! なんでもふるはら……!」
    「ダメです♡」
     わたしの必死な哀願を無視して、シエルは蜂蜜でドロドロに濡れたわたしの首筋に口をつけた。
     それだけではない。
     彼女は自分の細い指先に蜂蜜を塗り込むと、片方の手でわたしの◾️核に塗り込むようにしごき始め、もう片方の手で……あぁ、何てことか……志貴と繋がっている後ろの尻に向けて滑り込ませた。
     もはやわたしの身体は支配された。自由もなく、安らぎもなく、ただひたすらこの2人の鬼畜に辱められるだけの玩具に成り下がった。
     全身から襲う刺激に、わたしは涙すら流れた。
     その快楽地獄の責め手は、わたしが絶頂した後も続いた。この鬼畜達の欲望がわたしという玩具に飽きるまで。
                         END

  • 18カレー怪文書代行者先輩21/11/20(土) 02:59:13

    もうちょっとだけ書こうと思ってます。
    明日書けるかどうかは未定ですが。

  • 19二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 03:18:05

    無言でハートだけ押してく奴多すぎて草

  • 20二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 05:29:09

    エロスギィ!
    おシコり申し上げます。

  • 21怪文書メガネナイフマン21/11/20(土) 12:53:07
  • 22怪文書メガネナイフマン21/11/20(土) 23:26:04

    サーバー不調なのかな?
    読み込み上手くいかなかったりする。
    不吉なので、またあした。

    蘭丸Xイベントで忙しいし

  • 23怪文書メガネナイフマン21/11/20(土) 23:57:41

     とは言え何も書かないのも無粋なので今後書く予定(スレ主及びスレが消されなければ)を予告しておきます。


    ・シエル先輩、有彦に襲われる

    ・志貴、圧政当主に射◾️管理される

    ・秋葉、反逆される

                    ……の三本です。

     多分これらを書いてひとまず完結予定です。

     あと3日で書けるかどうかは未定。


    >>13

    保守ありがとうございました。

    何故か誰も何も書き込まないので、正直困惑してました。

    それではまた明日。明日は必ず書く予定。


    🌚<しかし。まぁ、よくもこんなスレを立てたものだ。恥ずかしいとは思わないのかね?

  • 24怪文書メガネナイフマン21/11/21(日) 09:39:54

    秋葉の事夢の中で考えたら寝坊した。ギリギリセーフだけど

  • 25ごく平凡な怪文書束縛系妹当主21/11/21(日) 19:19:37

     兄さん、もうやめましょう。
     真祖やチート代行者を囲ってハーレムなんて土台無理な話だったんです。
     私が代わりに兄さんの正妻になりますから

    あ、ちなみに今夜はシエル先輩視点の話です。
    今夜書く予定ですが、もうしばらくお待ちください。

  • 26二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 21:43:05

    🌚しかし。まぁ、よくもこんなえちえちな怪文書を書くとはね。誇らしいと思わんのかね。

  • 27カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 02:13:55

    ・肉欲の悪夢

    「遠野くんは償える人ですよ」
     わたしはかつて、そう言った。
     何故なら彼は自分を罰する心を持っているから。
     ……ならば。昔、取り返しのつかない大罪を犯し、あまつさえ生き返ってのうのうと生きている少女は?
     贖罪が必要だ。
     教会で与えられた数々の贖罪の機会。それでもまだ、それでもまだ足りていなかった。
     だから、わたしは……。

  • 28カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 02:41:08

     春風が校舎の窓から吹き抜ける暖かく平和な学校。ノープランだった私は昼食をどこでとろうかと、廊下を歩いていた。
     するとポケットの携帯端末から、メッセージが届いた。差出人は遠野くんだ。彼とは交際してからはや1年になる。
    (あれ? それだと何か違うような?)
     些細な疑問が湧いた気がするが、それはさておき。
     文面は簡素なもので
    『美味しいカレーパン買ったので、うちの教室にきてください』との事だった。
     ……ほう、"美味しい"カレーパンと来ましたか。
    「じゃなくて! 遠野くんはやっぱりわたしがカレーパンで釣られるような女の子だと思ってません!?」
     まぁ、結局行くわけだが。こんなメールで先輩を呼び出すような後輩には反省を促す必要もあるし。
     
     遠野くんの教室の前に来たわたしは、閉じられた出入り口で奇妙な違和感を感じた。
     静か過ぎる。それに人の気配もない。
     警戒しながらわたしは引き戸を開ける。
     教室は一角を除いて、やはり誰もいなかった。不自然に大半の机と椅子が片付けられており、中央はガラ空きの状態だった。
     そして問題はその一角。わたしはそこを直視した時、思わず「きゃっ」っと似合わない声を上げてしまった。
    「待ってましたよ、シエル先輩。そろそろコイツらの相手も飽きてましてね」
     遠野くんは机に座っていた。そしてその傍らには彼のクラスメイトである弓塚さんが同じ机に半分腰を掛けるようもたれかかっており、遠野くんは彼女のはだけた胸元を慣れた手つきで揉みしだいていた。
     それだけでも目を疑う光景だったが、それよりもひどいものを見た。
    「ノ、ノエル先生……どうして……」
     彼のズボンの股間部分から屹立する肉棒を、まるで飢えた豚のように浅ましくしゃぶりつくシスターノエルの姿だった。

  • 29カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 03:18:50

    (いくらなんでもおかしい。ノエルの事はわたしが一番知っている)
     これは夢なのだろうか。 それともそこにいるのは人違いで、彼女に似た娼婦なのだろうか。
     そうでなければシスターノエルは天性の性奴隷だった事になる。
     ノエルはあろうことか全裸だった。その状態で床に膝をついて、恥じらいもなく一心不乱に遠野くんの股に縋りつく姿は卑猥を通り越して滑稽ですらあった。
    「ちゅぱ……ん…あら、やっと来たわね。ごめんなさいね。遠野くん、借りてるわ」
     彼女の頬は紅潮しており、弾む息がその興奮と情欲を顕著に示していた。
     わたしは出来うる限り冷徹な顔を作り、糾弾する。
    「シスターノエル。どういう事ですか。聖職者であるあなたがこのような場所で人目も気にせずそのような醜い行為に及ぶなど。あまり私を失望させないでください」
    「ふふ……いやねぇ。そんなお堅い事言って、いつもあなただって婚姻関係でもない遠野くんと楽しんでるでしょ? それと同じよ」
    「だとしてもです。ここは公共の場で、今のあなたの姿は恋人と言うよりも娼婦のようです。節度もなければ、品性とありません。はっきり言って豚以下です」
     ノエルはわたしの暴言を気にもせず、彼の分身を愛しそうに頬擦りする。
    「だってこんなに若くて逞しいのよ? 味見したくなるじゃない?」
    「普通はなりません。あなただけです。……あなたもあなたです。遠野くん。わたしというものがありながら、浮気なんてあんまりじゃないですか」
     わたしはキッと彼を睨むが、悪びれた様子もなくヘラヘラと笑っていた。
    (やはりおかしい。彼はここまで不義理で薄情な人ではないはず。となると……)
     彼の態度も気に食わないが、問いただすのは後にしよう。わたしは弓塚さんに視線を向ける。
     弓塚さつき。大人しい性格ながらも明るく優しい、ごく普通の少女だ。正直に言えば、『普通』からかけ離れてしまったわたしにはもはや憧れすら感じてしまうような眩しい人だった。
     なのに、だからこそ……このような状況が信じられなかった。
     弓塚さんは彼に背後から腕を回され、はだけたブラウスの隙間からあらわになった柔らかな胸の膨らみを揉みしだかれていた。頬は染まり、その瞳は恋しげに潤んで妖艶な輝きを孕んでいた。
     時折り、
    「あっ……あっ……」
     ……と切なげな声を上げて、身を捩らせていた。

  • 30カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 03:49:36

     わたしは努めて冷静な声で彼女へ話しかける。
    「弓塚さん……。あなたが彼に好意を抱いてたのは分かってました。恋愛に卑怯もズルもありませんし、遠野くんをわたしから奪おうとしたのを責めるつもりもありません。…………ですが……お願いです。彼を誘惑しないでください。彼はわたしにとって命より大切な人なんです」
     その言葉に、弓塚さんは必死に首を振った。
    「ごめんなさい……んっ……あっ……わたし、そんな……あんっ……つもりじゃ……なかったんです。遠野くんに……ひゃん…女にしてもらったのは、嬉しいけど。でも……」
    「いいよ。俺が代わりに説明する」
     遠野くんは喘ぐ弓塚さんの髪を優しく……まるでわたしに見せつけるように……撫でて、そしてわたしを嘲笑した。
    「シエル先輩の必死なお願い、最高ですね。弓塚さんみたいないい子なら、それで泣いて折れてくれるかもしれませんね。でも先輩は根本から勘違いしてるんですよ」
    (やはり彼は遠野くんではない。でもやっぱり遠野くんにしか見えなくて)
    「シエル先輩。実は、弓塚さんにもノエル先生にも、俺から頼んだんですよ。だって……その方がシエル先輩、苦しんでくれるでしょ?」
    (分かりきった事だ。彼は絶対こんな事言わない。なのに、何故? 何故『わたし』はその事に気づかない?)
    「えっ!?」
     気がつくと、20人くらいの男子生徒が教室内に現れて、わたしを囲んでいた。おそらくみんなこの教室の生徒だ。彼らは皆、爛々と目を光らせながら、下卑た笑みを口にたたえている。
     夕暮れの日差しが窓から差し込む。教室は凶々しいほど赤く染まっていた。
    (さっきまで昼だったのに)
    「遠野くん、どういう事ですか!?」
     わたしの問いかけに、遠野志貴は冷たい眼差しで答えた。
    「宴をするんですよ。シエル先輩による肉欲の宴をね」

  • 31怪文書メガネナイフマン21/11/22(月) 03:53:12

    思ったより長くなったので続きはまた明日。
    今回の話書く前に月姫の復習してたらスタート遅れちゃったよ……

    弓塚マジにかわいい

  • 32カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 13:31:32

     にじりよる20人の男子高校生。
     わたしにとってはそれを制圧するのは蟻を踏み潰すくらい容易い事だった。たとえ相手を傷つけないようにあしらうとしても、難易度は誤差程度しか変わらない。わたしは前後左右、何処から迫られても対応できるように軽く身構える。
    「あ、そうそう。シエル先輩、そいつらに逆らったら許しませんよ。これは命令です」
     しかしその言葉に、わたしは身体の自由を奪われたように全身が強張るのを感じた。
    「な、何ッ!? 遠野くん何をしたんですかッ!?」
     振り返ると、いつの間にか遠野くんは机に腰掛けたまま膝の上に向かい合うように座らせた弓塚さんとまぐわっていた。
    「何も。俺はただ命じただけですよ。先輩が俺の従順な性奴隷で助かります」
    「あっ……遠野くん……いいよ……好き…好き…もっと激しくして……!」
     乱れる弓塚さんに嫉妬を感じながらも、わたしはうごけない。
     男子生徒の1人、乾有彦が下衆な笑顔でわたしの肩に手を置いた。払いのけようとする手も動かない。
    「遠野、本当に先輩マワしていいんだな?」
     最低な友人の確認行為に、彼は涼しい顔で答えた。
    「あぁ、先輩ボランティアでこういうの慣れてるんだよ。首締めプレイでも飲尿でもなんでもできるから、せいぜい楽しんでくれ」
    「遠野くん……そんな……」
     遠野くんの鬼畜な発言に、思わず私は青ざめる。
     男達……いや、ケダモノ達と言うべきか。彼らは歓喜の声を上げて、わたしの全身に浅ましい視線を向けた。まるで全身を舐め回されてるような不快感すらあった。
    「マジかよ? 先輩すげぇわw」
    「へぇ、そんなボランティアあるんだ〜。シエル先輩やっぱぐう聖じゃねぇの?」
    「遠野有能。しっかり開発と調教できてるなんて彼氏の鑑だな」
    「でも、そこ彼女ほっぽり出してセフレと楽しんでるとか、クズだよなwまぁごちになりますけどwww」
     ひどい辱めだ。まだ肉体を汚されていなくても、すでにこの状況はわたしの精神を凌辱している。
    「じゃ、一番槍はもらってくぜ」
     乾くんはガチャガチャとズボンのベルトを外す。
    「まずは、コイツをしゃぶってくれませんかね?」
    「……っ!?」
     飛び出したモノはわたしの予想遥かに超えて大きく猛々しかった。わたしの手首くらい太く、わたしの身体には収まりきらないくらいの長さこソレに、わたしはごくりと唾を飲み込んだ。

  • 33カレー怪文書代行者先輩21/11/22(月) 20:00:12

    「乾くん、待って!」
    「は? この状況で何言ってるんですかぁ? いいから咥えろよ」
     わたしの制止も虚しく、彼の凶暴な男根はわたしの強引に口の中に押し込まれ、それは喉まで貫通した。
    「おごっ……! がっ……う…!」
     身体は反射的に嘔吐しようとするが、なんとか堪えた。もし胃液が逆流しても、太い男根に阻まれて押し返されるのが関の山だろうが。
    「あっ……うぐっ……やめへ、いぬいふん……」
    「ふーっ、こりゃ名器だわ。いい口◾️◾️◾️だな、オナホ先輩」
     乾くんはわたしの口を道具のように激しく蹂躙する。ただでさえ、彼のモノは信じられないほど太く大きいのに、それが容赦なくわたしの口内でピストン運動されるのだ。
     呼吸すらできず、わたしは次第に意識が遠ざかるように感じた。
    「もういいや。先輩、喉奥に一発出すから飲んでください」
     しばらくの蹂躙の果てに、最後に強く喉奥に打ちつけられた瞬間、熱い奔流が喉の奥を駆け巡った。わたしの喉は逃げ場のないその液体を強制的に嚥下させられる。ゴクッ、ゴクッと大きな音がして、喉奥から◾️液の臭い匂いがした。
     そしてやっと引き抜かれた男根は未だ萎えず、もっとわたしを乱暴に◾️したいと言わんばかりにぎちぎちと表皮が張りつめ、浮き出ている血管が脈動していた。
    「さんざん遠野が使った中古なのは残念だったが、使い込まれててむしろいいかもな」
    (分かってる。本当の乾有彦はこんな事は言わない。素行は悪くても芯は善良な男子のはずだ)
     乾くんは意識が朦朧としたわたしを教室の床に仰向けに押し倒すと、ボタンが引きちぎれるのも構わず強引にブラウスをこじ開けた。
     桜色のブラジャーに包み隠された胸元が男子達の目に晒される。その時ようやくわたしは、あぁ、わたしはこれから好きでもない男子達にレ◾️プされるのか、と理解するのだった。

  • 34カレー怪文書代行者先輩21/11/23(火) 00:38:17

     黄昏の教室に湿った音が響き渡る。
    「最高だよ先輩。男の子種を搾り取る為に生まれてきたような身体だ」
    「うぐっ……んんっ……、おねがひ……もうゆるひて……あんっ……!」
     教室の床に仰向けのまま、乾有彦はわたしを汚し続けた。ショーツをずらし、強引にわたしの秘部にねじ込まれた彼の異常に大きな性器は、容易にわたしの子宮口まで届き、何度も何度も執拗に子宮を打ちつける。
     さらには他の男子生徒達もわたしに迫った。
     1人はわたしの腹に馬乗りになり、わたしの◾️房で自身を挟み、わたしの胸を蹂躙した。1人はわたしの顔の真横から強引に口内を◾️した。そして他にも2人、それぞれがわたしの手で男根をしごかせた。
     こんな事は、かつて聖堂教会で受けた贖罪の儀式と比べれば苦痛と言うほどでもない。なのに、痛みや死の恐怖はなくても女としての恥辱はかつてより重く感じ、涙さえ出てしまう。
     抵抗なんてできない。遠野くんの命令を聞いて以降、全身からそんな力は抜けてしまった。
     ちらりと彼の姿を見ると、今はノエルを抱きながらわたしを見下ろしていた。ノエルもわたしに見せつけるように激しく腰を振っていた。
    「どうですか? 先輩もお気に召すと思ったんですけど、まだ足りませんか?」
    「はぁ……はぁ……ふふ、いつもの冷酷な顔もかたなしね……」
     ノエルの挑発は敢えて無視し、わたしは口の中に出されたドロドロの欲望を吐き出すと、わたしを見下ろしていた彼を睨む。
    「こんな事をわたしが喜ぶと本気で思ってるんですか? 遠野くんはわたしを淫売だとでも勘違いしてるんですか?」
    「喜びますよ。俺と話してる暇あったら、早くみんなを満足させて終わらせたらどうです?」
    「なにを……あがっ!?」
     不意に激しく◾️の奥を突かれた。子宮を押し潰され、思わず声が出る。
    「オイオイ、俺と愛し合ってるのに他の男と談笑してんじゃねぇよ先輩。そろそろ出すから、しっかり孕めよ」
    「出すって……やめっ……あ、あぁ……!?」
     どくっどくっと、子宮を満たすように熱い液体が注がれるのを感じた。同時に両手と胸から、顔に同じ液体をかけられる。熱く苦く、ドロドロした粘着質の子種汁。
     男達はそれで満足したように離れて行くが、背後にはまだわたしを食い物にしようとする男が何人も控えていた。

  • 35カレー怪文書代行者先輩21/11/23(火) 01:52:37

     あれから何時間経っただろうか。
     黄昏は消えず、悪夢の宴はずっと続いていた。
     わたしは全身を子種汁で汚され、ずっと責め立てられていた。
    「くっ…んっ……あ……」
     長い時間代わる代わる◾️され続けた身体は次第に雄に屈して快楽を受け入れつつあった。
     恋人でもない男に強◾️されて受け入れたりなんてできない。わずかな理性がわたしを支えていた。
     騎乗位で乾くんの上に跨っていると、脳を貫くような刺激に堕ちそうになる。
     そしてその状態から更に背後から、別の男が来る。
    「待って……今乾くんの相手してるから……」
    「えぇ、だから後ろを借りますね」
    「そんな! ダメ……アッ、あぁぁぁぁッ!!」
     容赦なく、わたしの尻に肉の杭が打ち込まれる。張り裂けそうな◾️◾️、内外から圧迫される◾️◾️。脳髄にはビリビリと痺れる快楽が溢れて、わたしの雌の本能は、すでに雄に屈してしまえと囁いている。
    「やっといい顔になりましたね、先輩。とても蕩けきってふしだらな、性奴隷の顔だ」
     遠野くんは満足げに手鏡をわたしに向けた。
     そこに映っていたのは、顔中を雄汁で汚され、それでもだらしなく舌を垂らし、頬を火照らせ、快楽に目を潤ませる淫蕩な雌の顔だった。
    「どうですか? 今の自分をどう思いますか?」
     平然と残酷な問いかけをする彼に、わたしは思わず
    「こんな◾️◾️女、死んでしまえばいいのに」
     そう答えた。

  • 36怪文書メガネナイフマン21/11/23(火) 02:02:00

    もうちょっとだけ続くんじゃ。
    今回、見積もり甘くて予想よりめちゃくちゃ長くなってしまったので。
    明日には完結予定。

    アルク足したら長かったのでシエル回足したら、長くなり過ぎたのでまたバランス取れなくてなったよ…

    あとメガネナイフマンとその悪友が鬼畜外道なのはここだけです。

  • 37怪文書メガネナイフマン21/11/23(火) 12:18:04

    先日は誤字がひどかったので、登校前にしっかり見直しするようにしたけど、実は自分で書いたエロ話読み返すのも結構精神的にキツいんですよ……

          つみ
    さぁ、お前の煩悩を数えろ。

  • 38カレー怪文書代行者先輩21/11/23(火) 18:12:59

     初めから、答えは出ていた。
     かつて故郷の町を滅ぼしたあの時から、わたしの望みは人としての死だけだった。それしか償う方法なんてないのだから。
     だからわたしは、鏡に映されたその顔に死を願う。
    「シエル先輩は、本当にそれでいいんですか?」
     なのに、彼は怒りとも悲しみとも憐れみとも受け取れる妙な表情で、更にわたしに問いかけた。
    「シエル先輩は、そんなに死が恋しいんですか?」
    「何を言ってるの? 遠野くん……」
     この場で遠野志貴が初めて見せる表情に、戸惑う。
     辱められた。汚された。暴力で組み伏せられた。
     普通の女子には耐えられない恐怖と苦痛のはずだ。普通ならばそれこそ死を選んでもおかしくはないような生き地獄。
     その元凶である彼がそう問いかけて来たのだ。
    「シエル先輩が死に急いでいるのは知ってます。でもあなたのそれはただ、逃げてるだけなんです。
     ……もし俺より先にシエル先輩が死んだら、俺はきっと悲しむでしょうね」
     その言葉は紛れもなく彼の本心だと、わたしにはわかった。
     すでに彼が侍らせていた女達はいなくなっている。まるでようやく彼が素顔を見せたような気さえした。
     それでも、彼の言動がまだ理解できないでいた。
     彼はわたしの表情を見ると落胆したようにため息を吐く。
    「まだ罰が足りないみたいだな、シエル先輩……いや……」
     そして彼はわたしの瞳を覗き込みながら、一呼吸おいてからその名を口にした。
    「……エレイシア……」
     わたしが彼にいつその名前を教えたか、思い出せない。しかしその名前は、わたしを驚愕させただけではなく、また違う効果を発揮した。
     わたしと交わっていた男達がそれを聞いて口々に、呼び始めたのだ。
    「エレイシア?」
    「可愛い名前じゃねーか、エレイシアちゃん」
    「よし、次は俺の番だエレイシア」
     その名前だけは、こんな男達に呼ばれたくなかった。それはまるで幼き無垢な頃のわたしが、今の罪深きわたしと一緒に凌辱されるような不条理。
     汚れきったわたしは消え入りそうな声で、
    「やめて……その名前だけは、汚さないで……」
     無力な懇願をした。

  • 39カレー怪文書代行者先輩21/11/24(水) 00:57:16

     男達がわたしをエレイシアと呼ぶようになってから、わたしの中で異変が起きた。
     強◾️される事により激しい快楽を感じ始めたのだ。
    「あっ……あんっ……ダメっ……なんで、どうして……いやぁ……あぁんっ……!」
     幼き無垢な彼女を汚される事に背徳的な悦びを感じるようになったのだろうか。なんと罪深い。
     当然ここにいるケダモノ達がこの異変を見逃すはずはなく、より面白がってエレイシア、エレイシアとしきりに呼ぶようになった。暴力的な交尾も加速し、ついにわたしは。
    「いや……いやです……そんな………、
     んあぁぁぁあああああああっ!!」
     熱い種子の奔流を子宮に放たれるのと同時に快楽に絶頂して、大きく肢体を痙攣させた。
     この瞬間シエルという女は淫乱に成り下がった。

     身体中に甘い痺れが走り、わたしは床に倒れ伏したまま動けなくなっていた。息は荒く、まるで全力疾走した後のように重かった。
    「気持ちよかったですか? 先輩」
     わたしは悔しさと情けなさに涙を流しながら、こくりと頷いた。
    「もっと乱暴に抱かれたいですか? 先輩」
     快感の名残りに抗えず、わたしは頷いた。
    「そうですか。ならこれで終わりにしましょう」
     突然の彼の言葉にわたしは耳を疑った。
    「どう……して……?」
    「だって、これは死にたがりの先輩への罰なんですか。そんなに喜ばれたら罰にならないじゃないですか。だから打ち切りです」
     いつか、彼に抱かれた夜に言っていた気がする。
    『先輩が、自分を許せるようになるまで、俺が先輩を罰します』
     そう、これは罰だったのだ。わたしはようやく彼の非道な行動を理解した。
    「ごめんなさい、遠野くん……わたし、そうとは気づかず……」
    「先輩から見た世界は、きっとこれくらいの恥と屈辱に満ちているんです。昔、故郷を滅ぼし、大勢の人々を虐殺した罪。先輩の意志でなくても、それは大きな罪だと、先輩は今も自分を責め続けている。だから、人として死にたいんでしょ? 生きて償うよりも楽ですからね」
    「はい、確かにそうですね……」
    「勝手ですね。そんな事したら遺された可愛い後輩が怒りますよ。きっと八つ当たりでめちゃくちゃ暴れます」
    「ごめんなさい……」

  • 40カレー怪文書代行者先輩21/11/24(水) 01:38:56

    「だから、無様を晒してでも、シエル先輩には生きて欲しいんです。この教室はそういう場所なんです。先輩の生き恥の辛さとか、情けない自分への嫌悪とか、まぁ…ちょっぴり気持ちいい事とか、先輩の一生分を詰め合わせた空間だと思ってくれればいいです。
     もうこれだけ辛い目にあったんだ。誰がどう見たって先輩はただの可哀想な女の子です。俺がきっちりいじめてやりましたから」
    「遠野くん……」
    「もし先輩を悪い奴だって責めるバカがいたら、まずもっと悪い奴の俺を倒してから文句言えって立ちはだかります。だから安心して生きていいんですよ」
     永遠の黄昏が白く溶けていく。
     教室も消え去っていく。
     霧のように消えゆく彼は最後に優しく微笑んだ。
    「大丈夫ですよ。先輩は『償える人』だって俺も信じてますから」

  • 41カレー怪文書代行者先輩21/11/24(水) 01:40:13

     目が覚めると、わたしは真祖アルクェイドの部屋のベッドの上で横たわっていた。右隣には遠野くんが眠っており、左隣にはアルクェイドが横たわっていた。
    「そっか……わたし……確か公園で……」
     昨夜の過ちを思い出して、恥ずかしくなる。
     遠野くんはスヤスヤ可愛らしい寝息を立てていたが、アルクェイドはわたしを見つめながらにやにやと笑っている。
    「……やはりあなたの仕業でしたか、アルクェイド」
    「さっき蜂蜜かけてくれたお礼よ」
     アルクェイドはしれっと答えた。
     いつの間にかわたしは彼女の魔術に囚われていたらしい。あの教室はきっとそう言うものだ。
     アルクェイドは天真爛漫で傍若無人な笑顔で、いけしゃあしゃあとのたまう。
    「なんか、面白そうだったからつい、ね。
     シエルが寝てる間、胸を揉みしだいたりしゃぶったり色々イタズラしてたら、いい反応してくれたもの。な〜んかムラムラしちゃったわ。すっごく色気のある身体してるし、もしかしてシエルって女の子にもモテるんじゃないの?」
    「知りません! もう二度とあなたとは同じ部屋では寝ません!」
     わたしは彼女とは顔を合わせないよう反対方向に寝転がる。必然、遠野くんの寝顔を間近で凝視する体勢になった。
    『先輩は『償える人』だって俺も信じてますから』
     たとえ夢でも彼にそう言われたのが、どこか胸の奥に沈む重い痛みをわずかに軽くしてくれた気がする。
     ならばこの真祖にも感謝しなければいけないのかもしれないが、それはそれでこれはこれ。
    「……カレーパン、どこにもなかったじゃないですか。ばかアルクェイド」
     小さな声でわたしは悪態を吐き、それから再び眠りにつくのだった。
             END

  • 42怪文書メガネナイフマン21/11/24(水) 09:48:51

    今夜からやっと秋葉編

    実は楽しみだった

  • 43怪文書メガネナイフマン21/11/24(水) 13:43:40

    ・幕間 教えて!シエル先生

    「う〜ん、またしても秋葉さんを怒らせてしまいましたね。これで遠野くんは屋敷に監禁√です」
    「ま、殺し合いを始めたメインヒロインとサブヒロインの間に入って手籠にするにゃんて、無謀に決まってるにゃ。むしろ公園で即惨殺されなかったのが奇跡にゃ」
    「……ネコアルクが一体、どちらをメインでどちらをサブと言ってるのかあえてスルーしますが、今回の監禁は秋葉さんに動向がバレたのが原因でしょう」
    「どの道選択肢を巻き戻すしかないにゃ。いつぞやのバッドエンドみたいに詰みにゃ」
    「ですが大丈夫です! あのバッドエンドとは違い、今回の遠野くんは監禁されているだけで、廃人化したわけでもありません! 元気です! それに、あの時は秋葉さんの必死なお願いを無視したのが致命的な決裂に繋がったわけですが、今回はまだ話し合いの余地があります」
    「にゃんと!? まだここからメガネに逆転のチャンスがあると!?」
    「えぇ、そうです。秋葉さんの拷問は大変でしょうが、それに耐えながら、まずは秋葉さんの機嫌をとってみましょう。きっと態度を軟化させてくれるはずです」
    「せいぜい頑張るにゃ。骨は拾ってゾンビ犬にでもくれてやるにゃ」

    おしまい

  • 44怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 00:51:28

    ・色欲の屋敷

     目が覚めると、白を基調にした簡素ながらも上品で高貴な寝室の光景が目に入る。もうすでに見慣れた遠野家の自室だった。
     ついさっき夢の中で教師みたいな姿のシエル先輩や、変なネコのようなアルクェイドのような謎めいたクリーチャーを見た気がする。
    「なんだったんだ、あれは……」
     どうせ夢に意味などないと、自分に言い聞かせた。
     上体をベッドから起こして窓の外を見ると、すでに日は沈み、夜になっていた。俺はその時やっと、眠る前の事を思い出した。
     今朝、アルクェイドのマンションに、高級車の迎えが来た。俺はそれに乗り、この屋敷に戻ったのだが、秋葉は相当おかんむりだった。
     愛用のナイフは当然没収。後ろ手に手錠まで付けられた。手錠は上質な柔らかい生地で包まれている為、あまり手首が痛くならないのが救いか。
     その上、恐ろしい事に首輪を付けられ、5mほどの長さの細いロープまでその首輪に繋げられた。
    「私の許可がなければ、外す事はできません。首輪も手錠も、鍵は私が管理してますから。普段は翡翠にロープを握ってもらってください。寝室に入る際はベッドに繋げさせます。ひとりで過ごす分には困らない程度の長さですから大丈夫でしょう。念のために言うと、そのロープは切れません。もし切っても首輪にはGPSが内蔵されてるからそのつもりで」
     一方的に不平等条約が押し付けられていく。
     それから秋葉は、サディスティックな冷笑を浮かべて、ある器具を取り出した。
    「そうそう、忘れるところでした。兄さんの為に職人に特注品を頼んだんでした。普段はこれを装着してくださいね」
     最初、俺はそれがベルトの類かと思った。むしろパンツに形状が似たそれは、股間を覆うはずの細かい網状の部分が鍵で施錠されていた。
     俺は恐る恐る妹に問うた。
    「あ、秋葉さん? これは……?」
    「男性用の貞操帯です。今日からトイレに行く時以外、兄さんにはこれを常時装着して頂きます」
     俺は絶望した。きっと神は死んだのだ。

  • 45怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 01:20:43

     ようやく頭がまともに機能し始めた俺は、ガチャリと腕を拘束する手錠と、今は弛んでいるがいざとなれば首を絞めてくるであろうロープ付き首輪、そしてトランクスの下で強固に俺の股間を封印している貞操帯の存在を確認し、深いため息を吐いた。
    「はぁあ……、夢ならよかったのに……」
     その折り、コンコンと扉がノックされ、諸悪の根源にしてこの屋敷の独裁者の声がした。
    「兄さん、もう夜ですよ。まだお休みですか? 夕食はどうされるおつもりですか? もしかしてお体が優れないのですか?」
    「いや、もう起きたよ。疲れてただけだから安心してくれ」
    「そうですか。では失礼して入ってもよろしいですか?」
    「? いいけど?」
     扉を開けて、妹の秋葉が部屋に入って来た。
     どうやら学校帰りから着替えずに直接ここへ来たらしく、制服姿だった。
     秋葉は小さな鍵を取り出して言った。
    「では兄さん。夕食まで時間がありますので、済ませてしまいましょう。ズボンを脱いで貞操帯の鍵を外させてください」
    「え、なんで?」
     意図が分からない妹の言葉に困惑する。ただでさえ秋葉の前でズボンを脱ぐなんて躊躇われる行為だ。目的も分からずにそんな事はできなかった。
    「いいから、早くしてください! 私が鍵を外しますから!」
    「あ、あぁ。分かったよ」
     妹の焦れるような言葉に気圧されて、俺はベッドに端座位になり、ズボンとトランクスをずらすようにしたら脱いだ。皮と鋼の武骨な貞操帯が露わになる。
     秋葉は室内の適当な椅子を持ってきて、俺と向かい合うように座り、そして貞操帯に鍵を差し込んだ。
    「では兄さん、開けますね」
     カチャリと小さな音を立てて、股間を覆っていた網状のカバーが外れる。そして肉の竿が姿を現した。秋葉に貞操帯を開けさせた事に背徳的な興奮を感じたせいだろうか。竿は自分でも気がつかないほどガチガチに膨らみ硬化していた。
    「あら、えらく元気ですね。とても今朝まで女と戯れてたとは思えないほどです。躾のなってない駄犬でももう少し慎ましやかでしょうに」
     秋葉はその肉棒を眺めながら恥じらいもせず、蔑むような目でそう言った。

  • 46怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 01:22:25

    (悪いけど続きはまた明日で)

  • 47怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 07:24:14

     秋葉は、おもむろに靴を脱いだかと思うと、黒い靴下を履いた両足で俺の男根を挟んだ。
    「あ、秋葉!?」
    「黙りなさい。遠野家の長男ともあろうものが女遊びなどしてると世間に知れ渡れば末代までの恥です。とは言え、兄さんに毎日自慰行為をさせるなど見苦しくて私まで情けなくなります。よって、兄さんの凶暴な性欲は遠野家当主である私が直々に管理する事とします。これは決定事項なので反論は許可しません」
     秋葉は冷酷な表情のまま、睾丸をつま先で押し上げるように撫でてくる。なんとも言えない感覚に耐えられず、俺の上体は仰け反り、思わずベッドに倒れ込んでしまう。
    「ぐっ……秋葉ぁ……それ、ダメだ……。いや、こんな事、絶対変だよ……」
    「情けない声ですね。妹に足で踏まれて興奮しているのですか? 兄さん、やっぱり変態なんですね」
     くすりと秋葉は冷笑を浮かべる。
     秋葉は気づいていないかもしれないが、両足を上げた体勢の彼女は必然的にスカートが捲れ上がる為、時折純白のショーツがちらちらと見え隠れする。
     普段の緻密な清楚感からは伺えないその扇情的な光景に、俺はより一層興奮を余儀なくされるのだ。
     そんなよこしまな考えも知らず秋葉は、楽しくなってきたのか、更に激しく俺を責め立てた。肉棒の裏筋を擦ったり、◾️◾️首につま先を這わせるようにしごいたり、先端部を優しく愛撫してきたりした。
    「ほら、こんなのはどうです? ふふっ、兄さんったら……ずいぶんとお可愛い声を出されるのですね」
    「あぁ……ダメだ……そんなの……」
     次第に耐えられなくなってきた。俺の噴射口からは、とろとろと透明な汁が溢れてくる。
     秋葉も普段の冷徹さからは想像できないほど頬を紅潮させ、興奮を隠し切れないほど嗜虐的な笑みを浮かべていた。
     そしてスカートの中から覗くショーツも、微かに濡れたシミを見せていた。
    「ダメだ、秋葉……もうイきそうだ……!」
    「どうぞ。好きなだけ妹の足でイってください。変態兄さん」
    「くっ、秋葉ぁっ!!」
     秋葉のサディスティックだけど可愛らしい笑顔を見ながら、俺は秋葉の足の裏に包まれた状態で、白濁色の欲望を爆発させた。

  • 48怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 13:37:11

    (今夜中に続き書けるか分からないのでセルフ保守)

  • 49二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 14:22:10

    保守

  • 50怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 21:44:47

    (>>49 保守感謝。なんとか復帰できたので続けます)


     秋葉は黒い靴下に大量に付着した白濁色を眺めながら、無様に果ててしまった俺を嘲笑する。

    「あらあら、兄さんったら妹の足をこんなにたくさんのザ◾️メンで汚してしまわれるなんて。

     ……はぁ、鼻が曲がりそうなひどい匂い……。匂いだけで孕まされてしまいそうですね……。ふふ……、とりあえず、この靴下はもう履けませんね。種馬のような兄さんに汚されてしまったのですから、これは処分しておきましょう」

     秋葉は両足の靴下を脱ぎ出した。白く透き通るように綺麗な生足が姿を現し、思わず凝視してしまう。

     そんな俺を秋葉が見逃すはずもなく。

    「兄さんはよほどの色情魔なんですね。妹までそんないやらしい目でみるなんて。ご心配せずとも、明日から私がきっちりと兄さんの変態ペ◾️スを飼育してあげます。感謝してください」

     たっぷりと笑顔でなじられてしまった。

     それから秋葉は靴下を手に部屋を出て行き、代わりに入って来た翡翠に俺の貞操帯の鍵を掛けられるのだった。


     翡翠も部屋を出てひとりきり。夕食までまだ時間があった為、俺は少し思案してみた。

     現状の過酷な扱いはともかく、秋葉はどうやらアルクェイドとシエル先輩をただの女遊びだと勘違いしてるようなのが気に入らなかった。

     確かに事の成り行きは弁解の余地もないが、正直俺はアルクェイドもシエル先輩も好きだ。これを女遊びと言われるのは許せない。

    「よし……」

     と俺は声に出して決意する。この件について秋葉に理解してもらおう。上手く誠意が伝わればきっと……少なくともどちらかとの交際くらいは認めてくれるはずだ。

     善は急げ。すぐに翡翠を呼び出した俺は、彼女に首輪のロープを持ってもらいながら、秋葉の執務室に足を運ぶのだった。

  • 51怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 22:32:01

     執務室前に到着した俺と翡翠。さっそく部屋をノックしようとしたが、思わず手が止まった。
     執務室の中から変な音と、声が微かに聴こえて来たからだ。
     ……なんだ? 秋葉の事だから、まさか俺を虐げる為の拷問器具でも作ってたりするのか? いくら嫌われてるからって流石にそこまで徹底されるのは傷つくぞ。
     恐る恐る、俺は扉をそっと開き、親指くらいの僅かな隙間から、執務室を覗き見る。
     赤を基調とした格調高いその部屋で、秋葉はソファーの上にいた。そして問題はここからだ。
     秋葉は先刻汚した靴下の片方を顔に近づけ、愛しそうに舌を這わせていた。反対の手はもう片方の靴下を握っており、彼女の秘部に、まるで白濁色の子種汁を塗り込むように擦り付けていたのだ。
    「んんっ……れろ……ちゅぱ……兄さん……兄さんっ!! あぁっ……兄さんの搾りたてザ◾️メン……美味しいっ……!! もっと、欲しいっ……! 切ないです……兄さん……!!」
     ギシギシと軋む高級ソファ。スカートの中から漏れる水音。卑猥に蠢き、濡れた秋葉の舌。
     俺の位置からでは秋葉の秘部は見えない。だが彼女の艶めかしい右足には彼女の濡れたショーツが引っ掛けられており、つまり俺の妹は今……俺の精を直接陰部に流し込んで……。

  • 52怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 22:36:41

    「……っ……!!」
     とんでもない状況に出かけた驚愕の声を必死に押し殺す。秋葉が何を考えているかは知らないが、もし覗きがバレたら、今夜が最後の晩餐になりかねない。
     よし、見なかった事にして俺は自室で夕食を待とう! 琥珀さんの料理が楽しみだ!
    「うぐぉわっ!!」
     そそくさと逃げ出す俺を容赦なく首輪が引き止めた。ロープを持っていた翡翠が一歩も動かなかったのだ。あと少し勢いが強かったら首の骨が折れていたかもしれない。
    「…………申し訳ございません、志貴さま。今の行動は脱走と判断して引き止めさせて頂きました。お怪我はありませんね?」
     なるほど、翡翠にあらかじめ撤退の指示を出しておけばよかったのか。……いや、それにしても翡翠、なんか冷たくないか?
    「……翡翠、もしかして怒ってる?」
    「いいえ。志貴さまが夜な夜な女性と密会してた上に無茶ばかりされてるだなんて、怒ったりはしません」
    「それ絶対怒ってるよね!?」
     翡翠はむすっと目を逸らした。そんな仕草も可愛らしい。普段感情を隠している翡翠にはもっと正直になって欲しい。たまにはこうやって怒られるのも悪くはないかもしれないな。
    「兄さん、覗かれてたのですね……」
     そして俺の暢気な思考を粉砕するように、執務室の扉は開かれて秋葉が現れた。
     だがその姿は俺の知る妹ではない。火照った身体に熱い汗が流れ、吐く息はまるで風邪にでもなったように荒々しく、蕩けた瞳と朱色に染まった頬はどこか妖艶な色気を纏っていた。
     そして、きっと俺をどうやって拷問に掛けようか計画しているのだろう。秋葉はとても……とても嬉しげに舌なめずりしていた。

  • 53怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 23:11:25

     秋葉は翡翠から首輪のロープを受け取ると、問答無用で俺を執務室の中に引きずった。
    「く、苦しい! 首絞まるよ秋葉ッ!」
    「……そうですね。ごめんなさい、兄さん」
     俺の抗議に少し我に返ってくれたらしい。
     秋葉はロープから手を離さなかったが、今度は俺の肩を組むようにして、俺を高級ソファーに寝かせた。
     ちょうどさっきまで秋葉が何かしら怪しげな儀式をしていたソファーだ。
    「え、えっと覗いたのは謝るよ。でも俺はただ、秋葉と話がしたかっただけで、その……不可抗力というか……あ、秋葉?」
     秋葉は俺の言葉など意に介さず、俺の両肩を掴みながら、荒い息を吐いていた。
    「兄さんが……悪いんですよ……。せっかく遠野家で一緒に暮らせるようになったのに、他所の女の元は遊びに行って……」
    「うっ……約束を破ったのは悪かった。でも、誓って遊びなんかじゃないんだ。俺は本気でアイツらの事が……うぐっ!」
     突然、何かに口を塞がれる。目の前が真っ暗で何も見えない。顔全体を柔らかい弾力が押し潰し、口元にはちょうどぬるりとした液体が流れ落ちてくる。
    「もう、何も聞きたくありませんし、どうでもいいです。それより私自ら兄さんを慰めてあげてるのです。ここはギブアンドテイクという事で兄さんも少しは私を喜ばせてください。
     ……あぁ、ご安心ください。兄さんにご自分の子種を舐めさせるのはさすがに可哀想なので、もったいないですがさっき綺麗に拭き取りました」
     秋葉の声が遠い。しかし直接顔に響いてくる。
     俺は秋葉の股に敷かれているらしい。
     カチャリと、貞操帯を外される音がして、股間に搾り取られるような強い刺激がした。
    「ごぁ…! 秋葉、何を!?」
    「ちゅぷ……もう、そのまま喋ったら……吐息がくすぐったいです。兄さんは黙って私に奉仕してください。……んん……ちゅっぱ……れろ……」
     感触と音で秋葉が俺をしゃぶっているのが分かってしまった。なんて事だ。俺の妹が!?
     俺の口には秋葉の蜜がどんどん流れてくる。まるで俺の分身を舐めて興奮しているかのようだ。このままでは妹の愛液で溺れかねない。

  • 54怪文書メガネナイフマン21/11/25(木) 23:15:48

    (今日はここまで。
    余談だけど、「ロアは?」っていう疑問。シエル√のロアは早い内から厄介な形で暗躍してましたもんね。
    答えは簡単。志貴がアルクェイド押し倒した時から空気読んで自重してくれてるんです)

  • 55二次元好きの匿名さん21/11/25(木) 23:16:44

    姫君のそういうところをロア助が見たらひどいことになりそう

  • 56怪文書メガネナイフマン21/11/26(金) 08:52:14

    (まあ、ロアが暴れ出したらエロどころじゃないんだけど。現在の執務室に斎木業人放り込むくらいのぶち壊しっぷりになるな)

  • 57怪文書メガネナイフマン21/11/26(金) 16:37:52

     秋葉の秘部はヒクヒクと俺を誘っていた。
     もう兄妹だから、なんて言っていられない。早く秋葉を満足させて解放してもらおう。
     俺は舌を出して、秋葉の秘部に……そのひだの内側の溝をなぞるように舌を這わせた。
     ビクリと秋葉の身体が震える。
    「んっ……ふふ、さすが兄さん。女性を悦ばせるのは少しはお得意なようですね……私も負けていられません……ちゅぱ……じゅぷっ……」
     口をすぼめて、俺の陰茎をしゃぶる秋葉。
     負けじと秋葉の蜜壺を舐め回す俺。
     執務室の兄妹は歪で背徳的な行為にしばらく耽溺していた。
    「ぷは……兄さんたら、こんなに大きくして……。そろそろ私の口が気持ちいいとお認めになってはいかがですか。もう爆発してしまいそうですよ、うふふ」
    「ぐっ……秋葉ッ……俺、もう出そうだ……」
     噴火しかける陰茎。しかし秋葉は力強く根元を手で締め上げ、それを阻止する。
    「ダメですよ、兄さん。当主の許可もなく射◾️されては。今の兄さんのチ◾️ポもザ◾️メンも、すべて私のモノなんですから。……まぁ、私も鬼ではありませんし、病弱で早漏な兄さんに対して慈悲を与えるくらいはしましょうか」
     突然、視界に光が満ちた。顔面に跨っていた秋葉の腰が上がったのだ。
     しかし俺が息を整える間も無く秋葉は、今度は俺の腰の上に跨ろうとしていた。今にもはち切れそうな俺の男根を、自身の秘部に向けて。
    「だ、ダメだ! 秋葉! それだけは絶対に……」
    「さぁ、どうぞ……好きなだけイってください。私の大切な兄さん」
     秋葉の腰が降ろされる。ぐちゅりと濡れた音を立てて、俺と秋葉が繋がる。秋葉の蕩けた秘部は温かくて柔らかくも俺を強く抱くように締め上げ、俺はその快感と背徳感に耐え切れず、一瞬にして秋葉の中に熱い
    子種をドクドクと、秋葉の子宮の中を満たすほど大量に吐き出した。

  • 58怪文書メガネナイフマン21/11/26(金) 16:39:14

     秋葉は獲物を前にした蛇のような目で、魔性の微笑みをたたえながら俺に堕落の言葉を囁く。
    「ふふ……ついに妹に種付けしてしまいましたね。いいんですよ。兄さんのいやらしい近◾️相姦チ◾️ポは私がこれからいっぱい可愛がってあげますから。
     うふふふ………毎日いっぱい私に汚いザ◾️メンを出してくださいね」
     ちゅぽんと、生々しい音を立てて、全てを出し尽くして萎えた男根が秋葉から抜ける。秋葉の秘穴からはどろりと濃厚な白濁色の液体が溢れ出ていた。
     ……もう、逃げられない。
     俺は秋葉に付けられた首輪と手錠を肌で感じながら、もう自分は元に戻れない事を悟り、絶望した。

    END

  • 59怪文書メガネナイフマン21/11/26(金) 22:30:56

    (……筆が乗りすぎてうっかり志貴の心を完全に折ってしまった……どうしよう……。明日までに考えておかないと)

  • 60怪文書メガネナイフマン21/11/27(土) 08:59:18

    🌚こんな事で絶望するなど、恥ずかしくはないのかね

  • 61怪文書メガネナイフマン21/11/27(土) 13:35:02

    今夜辺りで一気に終わらせたい(終わるとは言っていない)

  • 62怪文書メガネナイフマン21/11/27(土) 21:25:49

    ・叛逆の日

     3日が経過した。
     俺はあれからずっと秋葉に支配され、家畜のように辱められ続けた。
     学校に行く事も許可されず、勉強については家庭教師を呼ばれて、居間で翡翠の監視下で行われた。もっとも、流石に部外者の前で首輪と手錠を付けるわけにもいかないのだから、それらを外して代わりに監視させるのは合理的ではあるが。
     そして空いた時間は全て秋葉に奪われた。
     手で、足で、口で、そして秋葉の秘所で、何度も何度も精を搾り取られた。
     今夜もまた秋葉は悪魔の冷笑を浮かべ、寝室で休もうとしていた俺を辱める。
    「ふふっ、兄さんったら……イキたくてイキたくて切ない顔してますね。お可愛いですね」
     ベッドに仰向けのまま、俺は動けなかった。俺の両腕を拘束する手錠はそれ自体がベッドに繋がれて、俺の両腕を頭上から下ろせないようにしていた。
     首輪の綱は琥珀さんが握っており、逃げられないように翡翠と共に監視されていた。
     そしてそんな俺の腰の上に秋葉が跨がり、身体を弾ませていた。
     ぐちゅり、ぐちゅりと結合部から漏れる濡れた音が寝室に広がっている。
    「秋葉、もうやめよう……。このままだと本当に妊娠するかもしれないんだぞ……」
     弱々しく、俺は秋葉を呼びかける。この数日でそんな事が無意味なのだと思い知らされていた。
     秋葉は激しく腰を打ちつけながら、俺の耳元で甘く囁きかけてくる。
    「兄さんのスケベおチ◾️ポは、私を孕ませたくて仕方ないそうですよ。
     いいんですよ……正直になっても。兄さんは素直に妹のお◾️◾️◾️にドロドロのザ◾️メンをぶち撒ければいいんです」
     普段の気品に満ちた秋葉からは想像もつかないような下品な言葉の数々が、一層扇情的に感じた。
     耐えきれず、俺は秋葉の中でまたしても果ててしまった。
    「ふふ、お元気な事です。これなら明日も退屈せずにすみそうですね」
    「うぅっ……秋葉ぁ……」
     ……最悪だ。俺はこんなにも妹に欲情してしまう異常者だったのか。
     己の醜さを痛感させられる。秋葉がこうして俺の性処理をしているのは、きっと俺の肉欲の浅ましさを暴く為なのだろう。
     これが拷問のつもりなら、秋葉の目論見は期待以上の成果を挙げている。もう俺は妹の言いなりになるしかないのだ。

  • 63怪文書メガネナイフマン21/11/27(土) 23:15:06

    「それではお休みなさいませ、兄さん。明日の朝また来ますが、それまでには起床なされてますようお願いします」
     俺をひとしきり搾り取った秋葉は満足げに俺の寝室から出て行った。
     残された使用人姉妹は、外された貞操帯を俺に付け直したり、荒れた部屋の整理をしたりと、傍若無人な圧政者の後始末を健気に行なっていた。
     琥珀さんが俺の貞操帯を付け直してくれていた。正直間近で下半身を見られるのは恥ずかしいが、いつも醜態を晒しているので今更だと思えた。いつしか琥珀さんとは貞操帯の着脱時でも割と平気で、会話を楽しむようになっていた。
    「志貴さん、毎日お疲れ様ですね。明日は精のつくお食事をご用意しましょうか? うなぎとかどうです? 実はこの季節、まさに旬なんですよ」
    「ええ、頼みます。屋敷に戻ってからはその……色々あったせいか、妙に食欲が出るんで」
    「志貴様は……」
     そんな琥珀さんとの会話に、珍しく翡翠が割り込んで来た。俺も琥珀さんも、思わず翡翠を見る。
    「僭越ながら、志貴様は大切な事を勘違いされています。差し出がましいのは承知ですが、それだけはどうかお気づきになっていただきたく思います。秋葉様の為にも……」
     翡翠はそう言ってから、
    「失礼しました。どうぞ忘れてください」
     と頭を下げた。
     すると琥珀さんは苦笑した。
    「うーん、まぁ翡翠ちゃんの言いたい事はもっともなんですけどね。確かにこれは志貴さんに気づいていただくしかありませんね。秋葉様がお可哀想ですし」
    「気づくって……何の話ですか?」
    「さて、何の話でしたっけ?」
     2人の使用人はそれきり口を閉じ、手早く寝室の用事を済ませて、逃げるように退室するのだった。
     よくは分からないが、きっと使用人が勝手に話してはいけない案件なのだろう。
    「大切な事を勘違い? どういう事だ?」
     秋葉が俺を嫌ったり憎んだりしているのは間違いないとして、他に考えられるのはなんだろうか。
     もしかして秋葉は俺が遠野家の長男らしく成長するのを期待して試練を与えてるとか?
     あるいは実は秋葉は当主としてかなり無理をしていて、それで俺でストレス発散しているとか?

     秋葉について、俺が何を勘違いしているのか。これから秋葉とどう接すればいいのか。どうすれば秋葉から解放されるのか。
     俺はそんな漠然とした問題をうとうとと考えながら、その夜の眠りについた。

  • 64怪文書メガネナイフマン21/11/27(土) 23:18:12

    (今日はここまで。原作見返したら琥珀さんとの会話、志貴が何気にタメ口と敬語で両方使ったりするからよくわからぬ)

  • 65怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 02:14:46

    (余談だけど、遠野邸に来た家庭教師にはちゃっかりシエル先輩もこっそり混ざってたりする。暗示で成りすまして志貴の様子探ったりするぞ。大切な監視対象だから仕方ないね。ノエル先生もこの作戦行動には賛同してくれる…はず)

  • 66怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 09:22:03

    (シエルとアルクェイドが3日も大人しくしてるはずながないし、きっとアルクェイドも遠野邸に侵入してそう。来客として入ってたらまだ表向き普通の暮らしを見せてるわけだからいいけど、夜こっそり窓から寝室を覗いたら大変な光景を見てしまうんだよなぁ……)

  • 67怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 13:09:05

    (本当は昼間とかも書き進めたいんだけど、仕事の日なんか日中に話考えるだけでも仕事どころじゃなくなるのが困る)

  • 68怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 22:48:18

    (急用の為今夜はお休みする。明日は時間取れるので待ってください。明日で色々話進むはず)

  • 69怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 22:50:11

    (あ、言い忘れたけど仕事自体はあるのでもちろん夜更新で)

  • 70怪文書メガネナイフマン21/11/28(日) 23:50:37

    (一応誤字チェックしてるのに、あとから誤字見つけたら凹むなぁ。あと読み返すのって自分自身の煩悩を見せられる感じできつい。プロの官能小説作家とかすごいわ)

  • 71怪文書メガネナイフマン21/11/29(月) 06:22:41

    (今夜中に秋葉をデレさせたい)

  • 72二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 13:02:22

    スレ主お疲れ様
    保守

  • 73怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 00:52:01

    (おまたせしました。続けます。保守もありがとう)

     翌朝、目が覚めると秋葉が椅子に腰掛けて俺をじーっと見ていた。どうやら俺はかなり寝坊したらしい。この様子から見て、秋葉が寝室に来たのも1分前や2分前ではないようだ。
    「お、おはよう秋葉」
    「おはようございます、兄さん。現在時刻は9時13分。ここまですやすやお休みになられるとは、驚異的な胆力という他ありませんね。ええ、まったく呆れてしまいます」
     言葉は辛辣ではあったが、心なしか口調はそこまで怒っているようでもなかった。表情も穏やかだ。
    「その、ごめん秋葉…えっと」
    「言い訳なら後で聞きます。私はここで待ってますので、兄さんは顔を洗って朝食を済ませてきて下さい」
     秋葉は翡翠を呼び出し、俺の首輪の管理を任せた。
     俺はトイレで用を足して、顔を洗い、食堂へと足を運んだ。
    「おはようございます、志貴さん。今朝は腕によりをかけて作りました」
     琥珀さんはそう言うとおひつを食席に出した。
    「え、朝から?」
     おひつの蓋を開けるまでもない。芳醇で食欲をそそる独特な香りがした。その香りが強すぎて食堂から香りが染みつくのではと心配になるほどだ。……というかぶっちゃけ微妙にうなぎの切り身がおひつからはみ出ている。
     今朝の朝食は大胆にもひつまぶしだった。そういえば昨日、うなぎを食べたいとか話したのを思い出す。
    「ま、まぁ、お腹はすいてるので食べられると思いますが。匂いが残りますね……」
    「はい。フェンネルをご用意しましたので、お気になさらず召し上がって下さい」
     フェンネルとはインド料理の店などでよく使われる口臭消しの菓子の事だ。元はハーブの一種らしい。
    「あ、それからこちらもどうぞ」
     琥珀さんはそう言って、黒い液体の入った湯飲みを置いた。なにやらひつまぶしも足を生やして逃げ出しそうな強烈な匂いを放っていた。
    「こ、琥珀さん。これって?」
    「栄養ドリンクです。志貴さんはお疲れですし、今日も秋葉さまのお相手が大変でしょうからご用意しました。内容物はうなぎ、まむし、すっぽん、オットセイ、にんにく、それから……」
    「あ、もういいです。ゆっくり飲みますね」
    「はい。志貴さんファイトです!」

  • 74怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 01:30:14

     琥珀さんの眩しい笑顔に押されて、俺は朝食という冒険に飛び出した。
    「いただきます」
     結局、朝食が終わったのは30分後。特にあの栄養ドリンクを飲み干すのに時間がかかった。ある程度味を整えられたようではあるが、それでも材料の癖のある風味の数々が蠱毒のように殺し合いをした結果、舌が吹き飛びそうな破壊的な味になっていた。それでもやはり身体がその滋養を渇望していたからか、俺は取り憑かれるように飲むのをやめられない拷問と化した。
     ちなみにひつまぶしは文句なしで絶品だった。ふんわりとした魚肉に、芳醇で濃厚なタレが絶妙に調和し、完食するのに10分とかからないほど美味だった。
     さすが琥珀さんだ。うなぎ屋の職人は年単位の修行が必須と聞くけど、琥珀さんはどこであれほどのひつまぶしを学んだのだろうか。
    「ごちそうさまでした。なんか、身体が熱いです」
    「お粗末さまです。栄養ドリンクの効果ですので、しばらくは血行活性化して気持ちも昂ぶるはずですよ。もし目眩や動悸、息切れとかありましたらいつでもお呼びください」
     琥珀さんの忠告を受け取り、俺は食堂を後にした。
     自室に戻ると秋葉は俺のベッドに腰掛けて、退屈そうに俺を待っていた。俺の顔を見た途端、ぼーっとした顔をきりっと引き締めたのを俺は見逃さなかった。
    「琥珀から朝食に時間がかかる事は聞いてました。その……兄さんもアレをお飲みになられたのですね」
    「え、秋葉もか? はぁ……琥珀さん、何考えてんだ……。
     ところで。いいのか? 当主がこんな所で時間を潰してて。学校だってあるだろ?」
     よく見ると秋葉は私服だった。
    「えぇ、兄さんのお世話の為に自主休校としました。当主としての活動も一切休みにしています。来週とる予定だったオフを前倒ししただけなのでご安心を」
     秋葉は平然とそんな滅茶苦茶な事を言い出すが、藪蛇なので俺は黙って頷く事にした。この暴君を怒らせるとどれほど怖いかは身をもって知っている。
    「翡翠。兄さんは私が預かるので、下がりなさい」
     秋葉の言葉に翡翠はリードのロープを手放し、一礼して退室した。
     秋葉は手錠と貞操帯の鍵を取り出した。
    「さて、兄さん。手錠は一度外してあげますので、全裸におなり下さい」
     あぁ、と思わず諦観の声がこぼれる。
     今日も俺と妹の背徳的な情交が始まる。

  • 75怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 02:02:46

     もちろん今まで何度も、首輪や手錠を切断してこの遠野邸から脱走できないか考えたが、結論としては不可能だ。
     ナイフは奪われて、常時誰かに監視されているのだ。それでも食事に使うナイフでもあれば、直死の魔眼でなんでも切れるだろうが、監視されている状態でナイフをくすねる事も、首輪を切る事も意味があるとは思えない。加えて就寝時間は後ろ手に手錠を付けられているので、そうなれば死の線を正確に通すのも難しい。
     だから今日も遠野志貴は、妹に◾️される。

     寝室のベッドの上、丸裸にさせられた俺を秋葉は組み伏せ、覆い被さりながら全身を愛撫する。
     恥ずかしさを誤魔化すように、俺は秋葉に尋ねる。
    「なぁ、秋葉……。俺の性処理なんて、それこそ翡翠に頼むとかしないのか?」
     我ながら最低の発想だが、事実男の性処理なんて普通の女子はやりたくないはずだ。秋葉がわざわざ自分を汚してまでやる事でもない。
     俺の言い方が気に入らなかったのか、秋葉は目に見えて不機嫌な顔で、俺の乳首に噛みついた。
    「痛ッ! 痛いよ秋葉ッ!」
    「兄さんはつくづく愚かですね。そんな事したら私の鬱憤が晴らせないじゃないですか。これは私の欲求不満解消の意味もあるんです。
     ……だから、もし兄さんが翡翠や琥珀に性処理なんてさせたら、許しませんからね」
     本当に許す気のないとても重い声だった。
     どうやら妹様は、俺のような奴隷にマウントをとって、自分の好きなように慰めて貰いたいらしい。
     翡翠や琥珀さんに何もさせないのは奴隷に対する独占欲だろうか。
     奴隷。そう、奴隷だ。遠野志貴は遠野秋葉の下僕であり、主の気分次第で裸にされる。それは人間の尊厳を奪う行為であり、だからだろう。この数日、秋葉は俺の前では……必要あって秘部だけは晒すが……裸になった事がない。あれだけ淫らに交わっていたのに、秋葉の裸を見た事がないのだ。

  • 76怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 02:57:22

     秋葉は俺の耳の裏に舌を這わせ、微笑む。
    「兄さん、ここ弱いんですね。また、兄さんの弱点見つけられて嬉しいです」
     艶やか唇から時折姿を見せる赤い舌が、俺の情欲を刺激する。
     その時ふと気づく。秋葉の頬は上気しており、息も荒い。明らかに異常な様子だ。
    「秋葉? 大丈夫か?」
    「えぇ、琥珀からもらった栄養ドリンク……思ったより効果がありますね。身体が火照って来ました」
     秋葉はブラウスのボタンを3個ほど外し、胸元をわずかに晒す。けれど俺の目があるからか、脱ごうとはしなかった。
    「兄さんも、効いてきましたね。ここ、硬くなってきましたよ」
    「あ、あぁ……身体が熱くなってきた」
     心臓の鼓動が強くなるのを感じる。全裸で隠しきれない俺の肉棒は今までにないほど硬く大きく張りつめていた。
     秋葉は、それをなんとも愛しそうに見つめている。
    「あぁ……大きい……素敵です……。兄さん、早くひとつになりましょう」
    「ま、待て秋葉ッ! うっ……ぐわぁっ!」
     秋葉は躊躇いもなくショーツのクロッチ部分をずらして、俺を自身の秘部に挿入した。ドリンクの影響で感じていた猛り狂うような情動に加えて、秋葉にぬるりと包まれる感覚に促され、そしてすぐに俺の男根はどくんどくんと脈打ちながら、秋葉の中に◾️を放ってしまった。
    「ご、ごめん秋葉! 今のはその……!」
     秋葉は優しく微笑み、自分の下腹部に手を当てる。
    「ふふ、お気になさらず。兄さんの子種、温かくて、私の中を満たしてくれるようで気持ちいいです。
     それに、兄さんはまだこれからみたいですよ」
     秋葉に言われて気づく。激しく絶頂した俺の分身は、まるで萎える事も知らず、依然雄々しく秋葉の中で形を保っていた。
    「では兄さん。動きますよ」
     秋葉は腰を動かし始めた。俺をもっともっと貪るような激しい腰使いで。

  • 77怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 03:19:59

     パン パン パン
     寝室に激しく何度も腰を打ちつける音が響き渡る。
     秋葉は時折仰け反りながら、時折俯きながら、俺の上で跳ね続けた。
    「あぁん、兄さんっ! いいっ……! もっと! もっと激しくしてくださいっ! あぁっ!!」
     兄妹でこんな日中にこんな事、どう考えても異常だと分かっている。だが俺の身体はもうそんな事実を受け入れようとせず、ひたすら秋葉と快楽を貪る事に集中していた。秋葉だけでなく、俺も獣のように腰を突き上げていた。
    「くっ、秋葉ぁっ! また出そうだ!」
     幾度腰を打ちつける音を聴いただろうか。再び子種を吐き出そうとする感覚が高まってきた。
    「兄さんっ!いいんですよっ!出してくださいっ!」
     その時、理性が必死に悲鳴を上げる。
     ……このまま妹の子宮を自らの汚濁で穢していいのか?
     俺は寸前のところで正気に戻る。
    「秋葉……っ! 外に出すから抜いてくれっ!」
     秋葉は上気した妖艶な笑みを浮かべると、腰の動きを緩めて、俺の唇にキスした。まるで言葉を遮るように。
    「兄さん、いいんですよ…。それに、兄さんの本能はお望みのはずなんですから」
    「何を言って……うっ」
     話そうとした俺の口をまたキスで塞がれる。
     思えば、こうして秋葉と唇同士でキスしたのは初めてな気がする。
    「兄さん、私の子宮に……たくさん、兄さんの◾️子を出して下さい……だって私……」
     秋葉はわざと耳元に口を近づけると、こう言った。
    「……今日、危険日なんです」
     その言葉にビクンと、俺の分身が跳ねた。
     まずい。本当にまずい。俺の本能は暴走しようとしている。
     俺の反応を見逃さなかった秋葉は再び腰の動きを加速させ、ラストスパートを仕掛けて来た。

  • 78怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 03:47:58

     危険日。つまりこの状態での性行為は妊娠の可能性が高いのだ。ならば今すぐにでも中止しなければならない。それくらいは俺も分かっている。
     だが精力剤と秋葉の誘惑に暴走した本能はむしろ、秋葉を……妹を孕ませる事しか考えられなくなっていた。
     そして秋葉は激しく俺の上で跳ねて、ピストン運動を加速させる。
     もうダメだった。気づけば俺も秋葉の動きに合わせて腰を突き上げ、必死に妹の子宮口に切先を向けて打ち込んでいた。
    「あ、秋葉ッ! 中に出すからな!」
    「あぁんっ…! 兄さん……嬉しいっ! やっと分かってくれたんですねっ! んんっ! あんっ…!
     さぁ……! 妹のぐちょぐちょ◾️◾️◾️に、兄さんの子種をたくさん注ぎ込んでくださいっ!
     んんっ……! れろっ……」
     獣のような本能に溺れた交尾に明け暮れながら、俺達はどちらからともなく、キスをしていた。
     唇が触れ合う程度ではなく、互いの舌を絡ませ合いながら、強く求め合うようなキスだった。
     そしてついに、唇を重ねたまま俺達は同時に絶頂した。
     妹の中で迸る子種は子宮を満たし、妹の卵子を犯さんと駆け巡った。

    「気持ちよかったですね……」
    「うん……」
     終わってしまった後、罪悪感に打ちひしがれる俺に秋葉は満足そうな笑顔で話しかけてきた。
    「ふふっ、兄さんみたいないい加減な人の子どもなんて将来的に不安ですが、これで兄さんを言いなりにできる弱味になるなら、それも悪くありませんね」
     相変わらず言葉は不穏だったが、とても温かみがある口調だった。
     俺はその時、ふと何故か昨日の翡翠の言葉が一瞬だけ脳裏をよぎったのだった。

  • 79怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 03:51:18

    (今日はここまで。
    嘘みたいだろ?
    今日の話、ついさっきまで影も形もなくて、昨日までは「よっしゃ、今日は〜〜〜で話進めよう。なんとか目標のデレ展開までいけるな。ヨシ!」とか考えてたんだ。
    なんでこんな話になったのか自分でも分かんないんだ)

  • 80怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 03:54:13

    (まぁ、精力剤投与は考えたから、そこから先はきっと兄妹両方にやべーの用意しちゃった琥珀さんのせいかもしれない。
    あ、「がんばってください」ってそういう意味なのか)

  • 81怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 06:09:45

    (気づけばアルクェイド達より文字数割いてた…)

  • 82怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 11:47:40

    (やはりアルクェイド編足すべきかな)

  • 83怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 22:58:13

     昼食を終えた俺は、一時的に解放される。
    「私は自室でシエスタを満喫します。兄さんもお疲れでしょうから、少し休まれてはいかがですか?」
     珍しい秋葉の自堕落な発言だったが、少し考えると容易に納得できた。
     午前中は琥珀さんのエネルギッシュな朝食とドリンクが作用して、盛り狂ってしまった。少しではあるが反動による疲労を感じていたところだ。きっと秋葉はもっと大変だっただろう。
     俺は秋葉の提案に頷く事にした。
    「あぁ。そうするよ。秋葉も、その……身体大事にしろよ」
     午前中の過ちを思い返す。もし本当に秋葉が妊娠したらと思うと卒倒しそうになるが、それ故に無意識に考えないようにしていた。
     秋葉は意地悪な笑顔で、わざと見せつけるように下腹部を優しくさする。
    「お気遣いありがとうございます、兄さん。父親になった際は是非その気持ちをお大事になさってください。
     ところで兄さん。兄さんの家庭教師の方々が2名、今日からしばらくお泊まりになるのですが、夕方までに兄さんの部屋に挨拶しに行くかもしれませんので、よろしくお願いします」
    「…………え?」
     秋葉の違和感に満ちた言葉に、俺は呆然とする。
     家庭教師が泊まり? おかしいだろそれは。
     何せ秋葉は、親父から当主を引き継いだ途端、それまで遠野の屋敷に住み込んでた人間を全て追放した暴君だ。今更誰がここに寝泊まりを許されるのだろうか? あの斎木業人とか言う怪しい男が何かそんな話をしていたが、実際にはそうはなっていない。
    「兄さん、どうかなさいましたか?」
    「……いや、だっておかしくないか? 俺の家庭教師だろ? わざわざここで寝泊まりさせるなんて秋葉にしては珍しいなって思ったんだ」
    「もし兄さんがが不満でしたら考え直しますが。そうですね。言われてみれば、相手の口車に乗ったような気がします。成り行き、と言うのも少し奇妙ですし」
     秋葉は気まずそうに俺から目を逸らした。
     どうやら相手に言いくるめられたのだろう。
    「不満ってほどでもないけど、どんな人かは気になるから会ってみるよ」
     俺は秋葉から家庭教師の部屋を聞き、そこへ赴く事にした。

  • 84怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 23:15:17

     家庭教師の部屋に向かう途中、自分の言葉に対して疑問に思った。
     ……どんな人かは気になる? この数日間で会ってるはずなのに?
     思えば家庭教師として来た人達は複数人いた。
     科目ごとの専門などの理由もあるが、有能かどうかの見極めや、俺との相性など確認する為に何人か選別するとの話があった気がする。
     それでも、そこまで奇抜な人はいなかったはずだし、仮に同じ屋根の下でも特に心配になりそうな感じの人はいなかったはずだ。
     ただ、2人ほど記憶が朧げな人がいたような気がする。そこまで俺って物忘れひどかったのか。
    「翡翠、泊まり込みの人達ってどんなだった?」
     散歩中の犬の飼い主みたいな状態の翡翠に尋ねてみた。ちなみに犬役は俺だ。すごく情けない。
    「申し訳ございません。私も、どんな人達かはっきりと特徴を思い出せなくて。どちらも女性だったのは覚えていますが」
    「そうなんだ。いや、いいよ。それだけ分かれば充分だし気にしないでくれ」
     翡翠が困惑した表情で謝罪するのに対して、軽い口調で誤魔化す。
     だが、実際客人の世話もしなければいけない翡翠が覚えていないのは確かに変だ。
     疑惑がますます膨れ上がった状態で、俺達は家庭教師達の部屋の前まで辿り着いた。
     2人の家庭教師は女性同士なので相部屋との事だ。
     扉をノックし、「はい、どうぞ」との返事を聞いてから、俺は扉を開けた。

  • 85怪文書メガネナイフマン21/11/30(火) 23:20:45

    (続きは明日。あの暴君当主魔王秋葉を暗示や魔眼まで使って言いくるめた家庭教師とは一体、何クェイドと何エル先輩なのか? お楽しみに)

  • 86怪文書メガネナイフマン21/12/01(水) 00:56:21

    (もうすぐスレ立てて2週間か。即座にスレ主ごと消されるかと懸念してただけに幸いだな)

  • 87怪文書メガネナイフマン21/12/01(水) 07:29:17

    (FGOやっとイベント終わる…周回やめられなかったんだわさ)

  • 88怪文書メガネナイフマン21/12/01(水) 18:09:17

     その部屋は、内装が俺の部屋と少し似ていた。違いを挙げるなら、間取りが俺の部屋より少し広い事と、そして当然ながらツインベッドな事だ。
     そして、俺を出迎えるように女家庭教師2人が入口に歩み寄って来る。
     その顔を見て俺はようやく彼女達を少し思い出せた。
     片方は俺と同じ高校の3年生だ。普段は『先輩』と呼ばせてもらってる。
    「こんにちは、遠野くん。世界史と古文の担当させてもらってる先輩です。今日からしばらくお世話になります」
     もう片方は眼鏡をかけた金髪美女だ。妙に馴れ馴れしい変な奴だ。……なんて名前だっけ?
    「志貴、こんにちは。今日からよろしくね♪」
    「あ、あぁ。今日からよろしくお願いします」
     無難に挨拶をした俺だったが、妙な違和感がある。
     特に『先輩』に関しては、同じような違和感をどこかで触れたような……そうだ、ヴローヴの拠点で感じたような……だが頭に靄がかかったようにそれ以上は分からない。
     金髪の方の女は翡翠を見つめると、穏やかだが圧を感じるような声で言った。
    「お疲れ様。志貴はわたし達が預かるから、あなたは仕事に戻っていいわよ」
     翡翠は困惑しながらも、首を振る。
    「お言葉ですが、志貴さまの世話は当主自らの命によるものです。せめて志貴さまの意志でなければ、下がるわけには行きません。それに……」
     翡翠はちらりと、俺の首輪を見る。
     ……待てよ。なんで俺は首輪をしたままここへ来た? 俺はうっかりしてただけかもしれないが、翡翠は何故きづかなかった?
    「志貴さまの手綱は今は私がお預かりしています。志貴さまの脱走未然に防ぐ為の監視もまた、当主から直々に……」
    「えぇ、だからそのリードもわたしに預けて、あなたは下がっていいわ」
     今度の言葉は圧などと言う生やさしいものではなかった。間違いなく異能の類と思われる力が、彼女の言葉には含まれていたのだ。
     その言葉を聞いた翡翠は、まるで操り人形にでもなったように、「かしこまりました」と頭を下げて、部屋から去って行った。
     

  • 89怪文書メガネナイフマン21/12/01(水) 18:33:47

    「やっと邪魔者が消えたわね」
     金髪の女は目を細めて笑った。
     不気味だ。絶対にこれは怪しい術の類だろう。そしてこんな事できるヤツは俺の知る限り、せいぜい2人くらいしかいない。
    「まさか、アルクェイド?」
    「気づくのが遅いわよ、志貴」
     金髪の女は眼鏡を外す。その一動作がトリガーとなるように、謎の金髪美女は俺の知る吸血鬼に豹変した。
    「遠野くん、この暗示は前も経験済みでしたよね。無警戒過ぎませんか?」
     『先輩』の方は眼鏡を掛ける。すると今度は彼女がシエル先輩の姿になっていた。
     どうやら俺の認識は見事に欺かれていたらしい。
    「え、まさか……先輩とアルクェイド、家庭教師のフリして毎日ここに来てた?」
     2人は無言で微笑んでいた。肯定という事らしい。
    「……そっか。先輩もアルクェイドも、俺を心配してくれてたんだ……ありがとう」
     だが2人は無理矢理顔に貼り付けたような笑顔のまま何も言わない。
     やがて俺は背筋に悪寒を感じ始めた。
    「あ、あの……もしかして、おふたりさま……怒ってらっしゃいますか?」
     2人の反応は対照的だった。
     シエル先輩は冷たい眼差しで俺を見据え、
    「わたし達が心配してる間に、ずいぶんと楽しそうにしてましたね、遠野くん。贖罪の準備はできましたか?」
     今にも黒鍵を抜きそうな殺気を放っていた。
     アルクェイドは楽しげに妖しく微笑み、
    「わたし達に、あんな乱暴な事しておいて、他の女にまで手を出しちゃうんだぁ。志貴もなかなかやるじゃない。当然その後、死ぬ覚悟とかできてたのよね。感心するわ」
     まるで面白いオモチャを見つけた時のように、口元を歪ませた。

  • 90怪文書メガネナイフマン21/12/01(水) 18:37:37

    (いったん小休止。今夜中に続き進める予定。
    余談だが琥珀さんは、この時間の秋葉が昼寝から目覚めて「はっ、泥棒猫の気配!」などと妄言を吐いていたのを目撃してるぞ)

  • 91怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 02:07:25

     2人から殺気を感じた俺はすぐに部屋から逃げ出した。だがわずか0.1秒でアルクェイドに首輪を引っ張られ、丁重に部屋に引き戻されてしまう。
    「何するんだ、アルクェイド!」
     アルクェイドがニヤニヤしながら俺を片方のベッドに押し倒すと、シエル先輩は器用な手技で俺の首輪のロープを外して手錠とベッドを繋ぐようにして俺を拘束した。
    「シエル先輩まで、なんでこんな事を! あんまりじゃないですか!」
    「よく言いますね。今朝なんか割とノリノリで秋葉さんと楽しんでたくせに」
     うっ、それを言われると弱い。
     今更琥珀さんのせいにしても見苦しいだけだろう。
     アルクェイドはというと、俺の服をスルスルと脱がせて全裸にしようとしていた。
    「おい、吸血鬼のお姫様がはしたないぞ!」
    「ふーん。妹にも同じ事されてたのにわたしはダメなのね。まさか志貴が妹に◾️されたがりの変態だったなんてねぇ。こんな手錠や首輪までしてもらって」
     その言葉でふと思い出した。
     ここにはこんな物騒なモノを付けて平然と来てしまった。思えば首輪と手錠についても、俺や翡翠、秋葉まで暗示に掛かっていたのだろう。自分達の前にもこの姿を晒していい、と。
     アルクェイドは俺を丸裸にすると、自分も下半身だけ脱ぎ、俺の上に跨った。
     結合部からはぐちゅり、と湿った音がした。
    「あぁっ、この感じ……数日ぶりだわ……シエルとしようとしてもこんな快感味わえないなかったの。やっぱり志貴じゃないとダメみたい」
    「……っ。バカな事言ってないで、さっさと済ませてしまいなさい、アルクェイド。ここは遠野邸で、バレたら暗示でも誤魔化せませんよ」
     シエル先輩は出入り口の側で聞き耳を立てながら俺とアルクェイドの一方的な情事を睨んでいた。
     ……って言うか先輩、アルクェイドと女同士でそんな事してたのか。仲良くなったなぁ。
     それはさておき、アルクェイドは騎乗位のままで腰を動かし、俺から搾り取ろうとしていた。
    「おい、やめろっ! バカ吸血鬼! 俺だって疲れてるんだ! 本当ならさっさと自分の部屋で昼寝したいんだよ!」
     まぁ、こうしてちゃんと勃つものおっ勃てて言っても説得力はないのだが。
    「なによっ……! 志貴がっ……んんっ! わたしをこんな身体にしたくせにっ……! 責任とってもらうんだからっ……!」
     アルクェイドは俺の上で必死に快楽を貪っていた。

  • 92怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 02:55:26

     アルクェイドに下敷きにされながら交わっていると、なんとも言えない快楽に満たされていた。
     下半身からの刺激的な快感だけではない。やはりアルクェイドは控えめに言っても綺麗な美少女のように見える。
     彼女が動くたびに服の内側で豊満なバストが揺れ動くのが見て分かり、視覚的にも扇情的だ。
     そしてそんな美しく色気に満ちた彼女と交わるっていると言う事実が、改めて俺の男としての本能に悦びを与えていた。
     思ったよりも終わりは早かった。
    「アルクェイド、もう限界だ!」
    「うんっ……! このまま出していいよ、志貴!」
     絶頂と共に、俺からアルクェイドの中に熱い子種が迸る。
     アルクェイドは身体を駆け抜けるオーガズムに、少しの間全身を軽く痙攣させた。
     それから彼女は微笑んだ。
    「志貴、気持ちよかった?」
    「あ、あぁ。なんか逆レ◾️プっぽくて不本意だったけど……よかったよ」
    「ふふ……うん、嬉しい」
     しばらく俺とアルクェイドは恋人同士のように見つめ合っていた気がする。実際には数秒程度の時間だったかもしれない。
     シエル先輩は、まるで死徒討伐中のようなシリアスな冷たい声で言った。
    「足音が2つ……来ますよ」
     まるで死刑宣告に聞こえた。
     ……まずい。こんな状況見られたら今度こそ終わる。具体的には眩◾️月とか◾️病月とか呼ばれてそうな結末を迎える予感がする。自分でも何言ってるのか分からないが、とにかくやばい。
     俺の混乱を顧みず、無慈悲にも時間は過ぎる。
     シエル先輩の警告からわずか7秒後。
     ノックもなく、扉は強引に蹴り開けられた。
    「兄さん! 翡翠の監視も無しに何を勝手な行動されてるんですか!」
     もはや体裁と整えない必死な形相の秋葉が、琥珀さんと共に部屋に入って来た。
     部屋の中にはちゃんと衣服を着てベッドに腰掛けている、眼鏡を掛けた金髪の美人家庭教師と、扉の傍らにて静かに佇んでいる、俺と同じ学校に通う3年生の『先輩』がいた。
     そして俺もちゃんと衣服をきっちり着たまま、ごく自然にロープ付きの首輪と手錠をがっちりはめたまま、窓際に佇みながら爽やかな笑顔で妹を迎えた。
    「やぁ、秋葉。どうしたんだ?」

  • 93怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 03:18:53

    「ど、どうしたって……その……」
     訝しむ妹だったが、部屋中を見渡しても何も不審点が見つからなかったらしく、しおらしくも、
    「兄さんが少し心配だったんです。ちょっと悪い夢を見まして」
     そんな事を言って俯いた。
     そんな秋葉の姿に心を打たれたのか。
     咄嗟に、俺の口は自然とこう言った。
    「それで心配してくれたのか。秋葉は可愛いなぁ」

     ……おい。俺、今何を言った?
     決まってる。自分でもちゃんと聞いたはずだ。
     おいおい、正気か? あの鬼当主になんて事言ってるんだ俺。
     終わった。きっとバカにされたと思った筈だ。

     俺の中で混乱する俺の脳内会議。
     恐る恐る、俺は秋葉の表情を伺った。
     そこには今まで見た事のない妹の顔があった。
    「に、兄さん……!?」
     顔をリンゴのように赤く、それも耳まで真っ赤にしていた。
     目は潤みながら満月のように見開かれており、両手は震えながら閉じる事を忘れた口元を覆い隠し、その手もやはり震えていた。
     あまりに意外な反応に、俺も戸惑う。
    「え……えっとその。うん、ありがとう。俺の事は心配いらないから、休んでてくれ」
     秋葉はパンと両手を叩き、
    「そ、そうですね! 私、シエスタの途中でした!
     兄さんもしっかりお休みください! ではごきげんよう! 夕食の席でお会いしましょう!」
     何やら慌ただしく、異常なほどハイテンションで走り去って行った。
     とても名家と当主には見えない。むしろ無邪気なごく普通の少女のような振る舞いだった。

  • 94怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 03:31:09

     ……危なかった。
     シエル先輩の警告から7秒間。
     さすがのアルクェイドも、まずいと思ってくれたのか。と言うか顔面蒼白な俺に気を遣ってくれたのだ。
     すぐに乱れた着衣等を直そうと協力してくれた。
     だが。
    「あれ? 腰が抜けて、全身動けない」
     真祖でも女だった。どうやらイった直後にトップギアで動けるわけではないらしい。
     シエル先輩は微妙に不機嫌そうにしながらも、アルクェイドと俺が衣服を着直すのを神速で手伝ってくれた。
     ついでに俺が2人と指一本触れ合ってないと偽装する為に、一瞬の早業で窓際まで運び、自身は出入り口の近くに戻った。
     この間約6秒。タッチの差での勝利だった。
    「危なかったな。助かりました、先輩。アルクェイドもありがとう」
     ほっとして素直に2人に礼を言う俺だったが、2人の視線は妙に冷たかった。
    「わたし、秋葉さんに少し同情してしまいました」
    「同感ね。これは志貴が悪いわ。わたしが秋葉の立場だったら、もう殺してるかもしれないわ」
     シエル先輩もアルクェイドも、俺から顔を背けて、心底不満そうに言った。
     よくんからないが、居心地が悪い。
     俺は逃げるように出入り口に向かうが、シエル先輩は顔を背けたまま、たしなめるように言ってきた。
    「遠野くんは、もう少し秋葉さんと向き合ってあげるべきです」
    「先輩……?」
    「話はひとまずこれで終わりです。遠野くんも自室で休んではどうですか?」
     まるで、頭を冷やして来いと言われているような響きの言葉だった。
     俺は妙なしこりを残したまま、自室へと戻るのだった。

  • 95怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 03:38:58

    (今夜はここまで。当初の予定ではもうとっくに終わってるはずだったのに、どんどんパート増えてる件。まぁそろそろ終わりに向かうはず。
    あ、話の流れでセリフカットしたけど、本来2人が不機嫌でなければ、志貴の去り際に
    「またしようね、志貴」
    「何言ってるんですか。次はわたしが先です!」
    というやりとりが入るはずでした。
     最初このシーン考えた時は2人がかりで拘束足コキにしようかと思ってたけど、秋葉が来たら対応し辛いので、また今度エピローグの行間辺りでやってもらいます。

     こんな家庭教師に英語を習いたかった。)

  • 96怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 05:01:28

    (あ、誤字発見。わ が ん になってる。
    一応確認してるのに後で気づくと凹む)

  • 97怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 09:31:29

    (今夜はあまり進められないかも)

  • 98怪文書メガネナイフマン21/12/02(木) 19:17:00

    (やはり今日は時間が取れないので明日。頑張って埋め合わせします。
     なんで今月に入ってからさっそく仕事で見事にこけまくるのかな。ついてない。
     先月のFGOガチャ運の反動だろうか。)

  • 99怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 00:46:03

    (明日は8スレ分くらい頑張って書きます)

  • 100怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 11:17:43

    (これから夕食描写だけど、琥珀さん果たして何を作るか決めかねるな。

    ダイスで決めちゃえ。

    1.慎ましく健康的な和食

    2.食欲が止まらなくなる中華料理

    3.自家製パスタも使ったイタリア料理

    4.なんか作法に気を使う本格フランス料理

    5.作法なんざ犬に食わせろと言わんばかりのハンバーガー祭り

    6.ウナギやニンニクやスッポンなど、夜の営みを盛り上げる食材を贅沢にぶち込んだ精力料理

    dice1d6=5 (5)


    もっとも文章に困るのは4なのでそれ以外を希望)

  • 101怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 19:26:10

    (ハンバーガーの種類検索してみたらとんでもない飯テロだった)

     夕食の時間、食堂に入った秋葉はテーブルを埋め尽くすハンバーガーの山に怪訝な顔をした。
    「……なんですか、これは。一瞬てっきりアメリカに来たのかと思ってしまいましたが」
    「はい。今日はハンバーガー祭りにしました。普段秋葉さまは上品な食事ばかり召し上がってますので、たまには趣向を変えてみようとはりきっちゃいました。あ、ちなみにオススメは琥珀特性『ラスベガス剣豪バーガー』です」
     琥珀さんは秋葉の明らかに不機嫌な表情に関わらず、いつも通りにこやかに答えた。
     秋葉は深いため息を吐きながら席に座る。
     そしてすでに自席にてアボカドバーガーを素手で持ち、口を大きく開けて頬張っている俺を見て、まるで泥を浴びて喜ぶ豚を見下すような目をした。
    「……なんて下品な。所詮はアメリカの労働者階級の食事です。今夜は仕方なく頂きますが、琥珀は冬の賞与の査定を楽しみにしておく事ですね」
     秋葉は、大きなハンバーガーが載った一皿を手元に引き寄せると、ナイフとフォークで丁寧に切り分けながら食事を始めるのだった。

     12分後。
     秋葉はケチャップで汚れた両手のまま、ハンバーガーを鷲掴みにしながらかぶりつき、何やら悔し涙を流していた。
    「くっ、この私が……! 遠野家当主にもあるまじき食べ方をしてるなんて! でも美味しくて手が止まらない! 卑怯です、こんなの……! 琥珀、よくもハメてくれましたね……!」
     何はともあれ、俺達兄妹は楽しい晩餐を過ごすのだった。

  • 102怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 19:59:09

     食事が終わり、俺と秋葉はそれぞれコーラとジンジャーエールを飲みながらくつろいでいた。
    「ま、たまにはこう言う食事もよろしいでしょう」
     ……などと、秋葉は先ほど自身が盛大にマナーをドブに捨てるような行いをした事を誤魔化すように呟いている。
    「ところで兄さん」
     と、不意に秋葉は俺をまっすぐ見据えてきた。
    「まだ今朝の寝坊の件、何も聞いていませんでしたね。私が兄さんの部屋に入ってから30分も、ずっと静かな寝息を立てて安らかな寝顔でお休みになっていた事について、何か言い逃れはありますか?」
     唐突な攻撃だった。ついさっきまで琥珀さんについての愚痴を言ってたかと思えば、槍先がこっちに向いてくるとは。
     俺は上手く考えがまとまらず、咄嗟に思ってた事が口走ってしまう。
    「いや、その……秋葉の事考えながら寝てたら、夢で秋葉が出てきて、そしたらなんか起きるのが嫌になっててさ……」
     言い逃れにすらなっていない失言だった。
     事実、俺は昨晩寝る前にも秋葉からどうやって逃げ出すか考えていた。夢の中でも、秋葉に意地悪な顔で辱められる夢ばかりだ。悪夢なのだから目が覚めそうなものだが、堕落していく自分が心地よくなってしまったのだ。そんな訳で俺は寝坊した。
     さて、俺の失言を当主様がどう判断するか。
     すでに撤回しても無意味だと、俺は目を瞑り、覚悟を決めている。
     しかし秋葉から漏れた言葉は思いがけないものだった。
    「に、兄さんは私の夢を、よく見るのですか?」
    「……え?」
     恐る恐る目を開けて秋葉を見ると、恥ずかしそうに目を逸らしながら震えていた。
    「秋葉、具合でも悪いのか?」
    「な、なんでもありません。それより兄さん、ちゃんとお答えください。どんな夢を見るのですか?」
    「それこそなんでもないよ。夢なんてそんなに覚えてるものでもないし。いつも俺は秋葉の事考えたりするんだから、夢にくらい出るだろ」
     秋葉は、その言葉に目に見えるほど赤面した。
    「えっと……兄さん、何をおっしゃってますか? ご自分の発言をよくお考えですか?」
    「ん? 考えるも何も。事実だけど。今だって、秋葉が心配だ。大丈夫か?」
     秋葉はガタ、と無粋な音を出しながら席を立ち、
    「ま、また後でお部屋に参りますので、し、失礼します」
     逃げるように食堂を出て行った。
     ジンジャーエールはまだグラスに残っている。

  • 103怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 23:20:55

     風呂を終えて浴室から出ると、律儀にも翡翠が待っていた。
    「志貴さま。秋葉さまが寝室にてお待ちです」
    「そっか。どの道行くしかないけど」
    「それから秋葉様からは許可が出ましたので、首輪と手錠は今後外していただいて構いません。
     監視と貞操帯については継続ですが、今夜はどの道外したままで大丈夫でしょう」
     翡翠の意外な連絡に、嬉しさを感じつつも戸惑いがあった。
     ……あの秋葉が何の意味もなく譲歩した、だと?
     これが策謀ではないと誰が保証できるだろうか。
    「……そっか。とりあえず寝室に向かうよ」
     適当に返事をして寝室へと向かった。

     翡翠と入口で別れて寝室に入ると、白いパジャマの秋葉が神妙な面持ちで俺のベッドに腰掛けていた。
     変だ。この数日の間、俺と秋葉は普通の兄妹ではありえないほど肉欲に溺れた。それも全て誘ってきたのは秋葉だった。
     だが今の秋葉の表情はどうか。まるでこれから男を知る事に期待と不安で張り詰めた処女のようだ。
     数秒遅れて、俺の入室に気づく秋葉。
     何やら泣きそうになったり、明後日の方向を見たり、色々と挙動不審になってから、ようやくいつものキリッとした顔に戻った。……いや、いつもの顔を無理に作ったような気がするが。
     そう言えば、今夜の秋葉は甘く爽やかな香りがする。ボディソープの香りだろうけど、きっとしっかり身体を洗ったんだろうなと想像がついた。
    「お帰りなさいませ、兄さん。今夜も兄さんの底無しの性欲を処理すべく、私直々に夜伽のお相手をさせていただき す」
    「…………」
    「…………」
     誤字でも脱字でもない。今のは秋葉が口上の途中で噛んだのだ。
    「えっと……秋葉も疲れてるみたいだし、今日はやめてもいいよ。何も俺だって毎晩抜いてもらわないと死ぬわけじゃないし……あぐっ!」
     気まずい沈黙が流れていたので、俺から破ってみたのだが、顔面に柔らかくて重い物体を投げつけられた。枕だった。中身が羽毛で助かったと思う。
    「余計な気遣いです、兄さん。その手の気遣いはむしろ失礼です」

  • 104怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 23:36:47

     秋葉は小さくため息を吐くと、俺のベッドに平然と横たわった。
    「おい、俺の布団だぞ」
    「安心して下さい。寝たりしませんから。私、今日は機嫌が少しいいんです。ですから……」
     秋葉は悪戯っぽく微笑むと、パジャマの前ボタンを、まるで誘惑するように1つ、丁寧に外した。
    「……今夜くらいは兄さんに夜伽の主導権を譲って差し上げても構いませんよ?」
     色気を含んだその言葉に、俺の心臓は雄の本能と共に弾んだ。
     この数日間。俺はいつも秋葉の奴隷だった。
     情事は何度も行われていたが、その全ての主導権を秋葉が握っていた。その秋葉が、初めて主導権を譲ってくれるのだ。ならば応じない手はない。
    「どうぞ兄さん。私の身体、今だけお好きになさって構いませんよ。もっとも、これも今夜限りの権利。所詮兄さんは私より上にいる器ではありませんもの。
     せいぜい、明日からの奴隷人生の慰みに、今夜だけでも思う存分お楽しみ下さい」
     いつも通りの意地悪な口調が戻ってきた。
     妹としてはどうかと思うが、むしろこの方が安心できる。
     俺は大きく深呼吸して、一度自身を冷静に制御した後、ゆっくりとベッドに乗り上げ、秋葉のパジャマを脱がせ始めた。

  • 105怪文書メガネナイフマン21/12/03(金) 23:58:52

     まずはパジャマ。その次にその下の肌着。寝間着でブラジャーは付けないものなのだろうか。それらを脱がせると、秋葉の上半身は丸裸になった。
     秋葉は恥ずかしそうに、胸元を両腕で隠しながら、俺の次の行動を待っている。どうやら今夜の主導権が俺にあるのは本当らしい。
     ……いいだろう。今夜だけは俺が秋葉の飼い主だ。
    「秋葉、下も脱げ」
    「……はい」
     消え入りそうな声で返事する秋葉。
     改めて、妹を◾️そうとしている罪悪感を感じるが、それがむしろ今は俺を興奮させる燃料になっていた。
     パジャマのズボンごと、秋葉のショーツを脱がせる。その際、ショーツが秋葉の秘部との間に糸を引いていた。
     かくして遠野秋葉は一糸纏わぬ姿になった。
     秋葉は股を隠そうとモジモジと太腿を動かして、俺の視線から秘部を守ろうした。
    「あまり……見ないで下さい」
     俺は手を出さずにじっと、秋葉の生まれたままの姿を見ていた。
     全体的に細く、華奢な肢体はまるで陶器のように白く、澄み切っていた。一流の職人が作り出した人形のようだ。
    「綺麗だよ、秋葉」
    「兄さん、あの……早く始めて下さい。その……恥ずかしいです」
    「まだ、しばらく見つめていたい」
    「こんな貧相な身体、見てても面白くないでしょう。胸だって、あの人達ほどありませんし」
     苦悩するように顔を背ける秋葉。
     思えばこの数日間俺に秋葉が裸を見せなかったのは、上下関係のプライドなどではなく、コンプレックスだったのかもしれない。
     けれど俺にはこの芸術品のような秋葉の女体も、苦悩する秋葉の心も、とても大切なように思えた。
     自然と、俺は秋葉の額に口づけしていた。

  • 106怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 00:03:13

    (話の途中だがワイバーンだ!
    いいところだけどまた明日で。
    ……書いてて途中で思ったけど、電気消せばよかったな。夜だし。まぁ、長かったけど、ようやく明日から本番ですね

    あぁ、ハンバーガー食べたくなった。誰だよ選択肢にハンバーガー混ぜたのは)

  • 107怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 02:31:10

    (このスレの琥珀さん、ちょっとフリーダム過ぎる。ルビーちゃんでももう少しマシな気がしてきた。

    朝ひつまぶし+精力剤で、夜ハンバーガー祭りって。

    ちなみにお昼はどんな感じかダイス振ってみる

    1〜5.遠野家基準の普通の昼ご飯

    6.ウナギとマムシとスッポンと冬虫夏草を贅沢にぶち込んだ精力料理

    7.なんかジャンクな感じの。臓物とか生肉みたいな。

    8.ホットドッグ祭り!

    9.ヤサイマシマシニンニクマシマシアブラマシマシ豚野郎ラーメン

    10.断食でござる

    dice1d10=7 (7)

    さあ、魅せてみろ琥珀さん!)

  • 108怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 02:31:42

    (やったな、ロア!)

  • 109二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 02:32:18

    す、すげぇ…なにここ…

  • 110怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 11:18:15

    (もしかして、一番叛逆してるのって琥珀さん?
    遠野家の食卓がピンチだ……)

  • 111怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 11:31:10

    (琥珀「もうやめましょう、志貴さん。秋葉様の性奴隷の分際で秋葉様に叛逆なんて、土台無理な話だったんです。わたしが代わりに反旗を翻しますから……」
     そう言って琥珀さんは生レバーやユッケ、馬刺しなどを食卓に出したんだろうなぁ。きっと)

  • 112怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 22:48:14

    「兄さん……」
    「俺は、秋葉の身体がとても素敵だと思う。肌はきめ細かくて、髪はツヤがあって、唇は柔らかいし、だから……秋葉は秋葉のままでいいんだよ」
     秋葉は俺の言葉に一筋の涙を流した。
     もしかして秋葉を傷つけるような事を言ってしまったのだろうか、とふと逡巡してしまう。
     その間隙を縫うように、秋葉は無防備な俺の唇に軽くキスをして微笑んだ。
    「秋葉……お前……もしかして……」
    「もう、隠せませんね。
     本当は私、兄さんの事が……」
     何故こんな簡単な事に気づかなかったのか。
     妹の言葉に、俺は自らの愚かさを悔いる。
    「……好きです。これまでも、これからも、ずっと」

     簡単な話だった。
     秋葉はただ、素直になれなかっただけなのだ。
     思えば、この数日で秋葉は俺との情事をとても楽しんでいた。俺を虐めるのが趣味なのかと思っていたが、とんでもない。ただ俺を虐待する為だけに妊娠のリスクを踏む必要はなかったのだ。
    「……あ、ぁぁあああぁぁ…………」
     なんか変な声が出た。
     秋葉は心配して俺の顔を覗き込む。
    「兄さん、ご気分でも悪くされましたか?」
    「なんでもないよ。恥ずかしさ半分と、自分の情けなさへの後悔半分混ざりあっただけ。なんでもっと早く気づいてあげられなかったのかなってさ」
     秋葉は自嘲気味に笑い、
    「だって、私も、兄さんに愛していただける資格なんてないと思ってましたから。今まで意地悪ばかりで、ごめんなさい……兄さん」
     俺の身体を一糸纏わぬその姿のまま抱き締めた。
    「兄さんが、他の女と遊んでるのを知った時、すごく嫉妬してしまったんです。どうせ自分なんかでは太刀打ちできないような綺麗な方達でしたのに。だから兄さんを屋敷に閉じ込めて、ずっと私だけを見て欲しかった。
     でも、それは本当に……許されないわがままでしたね。分かってました。最初から分かりきった事でした」
    「秋葉……」
     俺を抱き締める腕が、切なく震える。
     秋葉は涙を流しながら、俺を励ますように努めて明るく笑っていた。
    「もう充分兄さんには愛していただけました。
     だからもう終わりにしましょう。兄さんは、私に気を遣わず、どなたとでも交際なさって下さい。監視も解きますし、外出も自由に認めます。今夜で、すべて終わりにしましょう」

  • 113怪文書メガネナイフマン21/12/04(土) 23:07:25

    「それは……違うよ、秋葉」
    「兄さん?」
     もう胸元も隠さずに俺を受け入れようとする秋葉に、俺は首を振った。
    「秋葉、違うよ。だってもう4日経つくらいだけど、今までずっと、秋葉から俺と触れ合ってたんだ。俺からお前を愛してあげた事なんてないんだ」
    「そう、ですね……」
    「それに、なんで秋葉が俺に愛される資格がないと思ってるかは知らないけど、俺は秋葉の事好きだぞ。だから、秋葉が俺を好きだって言ってくれてるのに、見捨てたりなんかできない」
    「兄さん……」
     今度は、どちらからともなく、唇を重ねていた。
     お互いの気持ちを慈しむように。
     お互いの愛を愛し合うように。
     長く、長く唇を合わせ続けるだけのキスをして、息が切れそうになった時、ようやく互いを名残り惜しむように離れた。
     秋葉は誘うように股を開く。
    「さぁ、兄さん。私を抱いて下さい。兄さんの自由に愛して下さい。今夜の遠野秋葉は兄さんの為だけの娼婦になります。どんな愛も受け入れましょう」
    「秋葉……あぁ、分かったよ……」
     こんなにも妹が愛しく感じた事はなかった。

  • 114怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 00:03:19

     それからしばらく俺のベッドの上で秋葉は乱れ続けた。
     俺が秋葉の股に顔をうずめて、女としての秘部を責め続けたのだ。
    「に、兄さんっ! もう……またイってしまいます……! お願いですから、そんな意地悪を……ああっ!」
     秋葉から吹き出した潮が俺の顔を濡らすが、それにも構わず、俺は秋葉を舌と唇と、時々前歯で愛し続けた。
    「ん……秋葉のここ、花びらみたいで綺麗だ。ちゃんと奥から蜜も溢れてくるな」
    「兄さんっ! もうイってます! イってますから……許して下さいっ……!」
     喘ぎ狂う妹に対して、しかし俺は口淫をやめない。俺の男根は秋葉の危険日◾️◾️◾️を蹂躙したくて張り詰めていたが、今夜は俺の快楽など二の次にして、秋葉をたっぷり愛してあげようと誓ったのだ。
     主に◾️核を中心に、秋葉の快楽を引き出すように責め続ける。舐めて、しゃぶり、甘噛みして、そしてその奥のクレバスに舌を捻じ込み、裏側から◾️核に舌を這わせる。
     ガクガク、と秋葉の身体は痙攣して4度目のオーガズムに達した。
    「お願い……兄さん、早く兄さんのおチ◾️ポで楽にして下さい……もう意地悪しないで……」
     吐く息も荒く、甘い痺れに動けなくなった秋葉。
     それがまたとても綺麗で、俺の嗜虐心をくすぐる。
    「まだだよ、秋葉。ようやくこれからが本番だ」
     俺は琥珀さんと翡翠を呼び出す事にした。
     面倒だが、呼び鈴で翡翠を呼び、秋葉の痴態に困惑する彼女に琥珀も連れてくるように頼んだ。
     翡翠が退室した後、何かを察した聡明な妹は、
    「お、お願いします! 許して下さい! このままだと死んでしまいます! なんでもしますから……兄さんの召使いでも肉奴隷でもなりますから!」
     必死に哀願してきた。
     あぁ、なんて可愛らしいんだ、俺の妹は。
     こうして見ると、名家の当主には思えない。いや、むしろ何も知らない無垢なままの奴隷のようだ。
    「秋葉、これからたっぷり可愛がってやるからな。
     今までのお礼なんてものじゃないけど、今夜は寝かさないと思ってくれ」
     俺は今度は秋葉の胸に口をつける。桃色の敏感そうな◾️首を舌で愛撫しながら、右手で引き続き秋葉の股ぐらを愛する。秋葉の秘唇は触れる指先の感覚だけでも分かるほど、ヒクヒクと震えて俺の慈悲を待ち焦がれていた。
     翡翠が戻ってくるまでに、秋葉は5度目の絶頂を迎えるのだった。

  • 115怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 00:06:37

    (今日はここまで。明後日くらいにはこのシリーズ完結するかもしれない。このスレもそろそろお開きかな。

    あ、朝まで寝かせてもらえない秋葉の心配なら不要です。琥珀ドリンクで割と体力あるので)

  • 116怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 02:47:39

    (ところで、秋葉は志貴を遠野家に連行した日に、志貴を調教しようと色々大人のオモチャをアマゾネスドットコムで注文してました。後に冷静になったので使ってませんが。

    さて、そのオモチャの種類と数は?

    個数

    dice2d3=1 3 (4)

    種類(左から順番に優先。重複可)

    dice6d5=5 5 4 3 4 5 (26)

    1.ご立派なディルド

    2.お尻用のビーズ

    3.電動あん摩

    4.ピンクローター

    5.法律の抜け道を駆け抜けた怪しいハーブ)

  • 117怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 02:50:45

    >>116

    (ハーブ2倍とかどんだけキメたいんだよ……。

    あと残りはローターと電マだけ。

    どうやら秋葉は兄をメス堕ちさせる気はなかったらしい)

  • 118怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 09:24:52

    (遠野家的にはネットで買い物とかほど遠いけど、そこはそれで。サングラスマスクで顔隠してアダルトな店に秋葉が足運ぶとか、それはそれで絵面がひどいので。生でディルド見たら逃げ出しそう)

  • 119怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 16:45:07

    (夕食のコーラやジンジャーエールには脱法ハーブは入ってないぞ。その時はまだ、ね)

  • 120怪文書メガネナイフマン21/12/05(日) 23:40:25

    「失礼します」
     琥珀さんと翡翠が来た。
     琥珀さんは何やら紙袋を持って来ている。
    「それは?」
    「ふふ、実は秋葉さまがこの日の為にこっそり買っていらっしゃった物でして。志貴さんのお手伝いに使えるかと」
    「ふーん、秋葉が俺の為にこんな物を用意してくれるとはな」
     ベッドの上で今なお全身を襲う甘い痺れに喘ぐ妹を見て、思わずにやけてしまう。
     秋葉は熱を帯びた瞳で精一杯否定する。
    「違うんです、兄さん! これはあくまで私が兄さんに使うつもりで買ったんです!」
    「そっか。でも、自分で試してない物を他人に使うのは良くないよな?
     琥珀さん、翡翠。今夜は俺が秋葉を好きにして良いと、当主から承認を得ているんだ。3人で、秋葉をたくさん悦ばせよう」
     震えながらも必死に首を振る秋葉。だがもう彼女には俺に逆らう力はなかった。
     琥珀さんは、ぐっと拳を握り、やる気に満ちた表情で頷いた。
    「なるほど。状況は理解しました。ならば遠野家当主の意思に基づき、わたしと翡翠ちゃんは志貴さんに加勢します。がんばりましょう、翡翠ちゃん」
    「はい、精一杯志貴様の夜伽をお手伝いさせていただきます」
     ピンクローターや電動アンマ器を手にした給仕達が秋葉に迫る。秋葉の顔からは絶望が感じられた。

     姉妹はとても能率的に秋葉を凌辱した。
     連携が取れていたのもあるだろう。姉妹に任せた後、すぐに秋葉は6度目の絶頂を迎えるのだった。

  • 121怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 00:11:39

    「ん…れろっ……秋葉さま、いかがですか? 」
    「くっ……やめなさいっ……翡翠……これ以上は…」
     秋葉のなだらかな胸の頂にあるピンクの突起に、翡翠は舌を這わせていた。もう片方の頂には、小刻みに震動するピンクローターを当てていた。
     いつも真剣な表情で仕事に励む翡翠はこういう時も真剣だった。それだけに秋葉に対して容赦がまったくない。
    「ふふ、秋葉さまのここ……すごく気持ち良さそうにピクピクされてますよ。これは殿方が夢中になるのもやむを得ない蠱惑的な魅力ですね」
    「くっぁあっ……琥珀……覚えてなさい……こんな裏切り、絶対許さないんだから……!
     だめ……あ、あぁぁあぁあああっ!!」
     琥珀さんは秋葉の秘部を電マ責めしていた。
     翡翠の責めもあり、またも秋葉はオーガズムに屈した。秘部から噴いた潮は電動アンマ器の震動で弾み、細かい雫となってシャワーのように飛び散らせた。
     7度目の絶頂だ。
    「あらあら、志貴さんのベッドがもうびしょびしょですね」
    「いいよ、琥珀さん。秋葉が噴き出した潮なら気にしないし」
     秋葉は「ごめんなさい」とうわ言のように繰り返しながら、朦朧とした意識のまま痙攣している。
     そんな秋葉がたまらなく愛しくて、俺は思わず、
    「続けてくれ」
     無情な指示を給仕の姉妹に告げた。
     まだまだ夜は長い。俺が秋葉に長い間寂しい想いをさせた分、今夜だけでもたくさん可愛がってやるつもりだ。

  • 122怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 00:16:17

    (今夜はここまで。正直3人がかりでの責めって表現以前に構図難しいな。この後やるけど。
     ……ディルドが前回のダイスで出なかったの地味に惜しい)

  • 123怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 03:43:15

    (さて、志貴が秋葉とイチャイチャしてるのは、果たしてシエルとアルクェイドに察知されてるかな? 覗き見なくても、あの2人なら状況を知るなんて造作もないはず

    dice1d5=2 (2)

    1.気づかない

    2.気づいた。シエルが志貴にイラッとする

    3.気づいた。アルクェイドが志貴にイラッとする

    4.気づいた。2人で志貴をどうしてやろうか談合

    5.寂しさを紛らわすようにアルクェイドとシエルが求め合い、肌を重ねる)

  • 124怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 03:44:19

    (これは後々インド料理店巡りに付き合わされるかな)

  • 125怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 11:49:22

    (思ったより進まない…1レスに30分かかるくらいだから仕方ないけど)

  • 126怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 21:15:59

    (ちょっと遅くなるけど今夜も書きます。
     あと今日のお昼はインド料理食べに行きました。
     シエル先輩の気持ちに寄り添う為の研究ですね。
     マンゴーラッシーと辛口カレーの組み合わせは麻薬みたいなものですね。先輩が熱中するわけだ。
     最近だとナンもバリエーションが増えてるので、チーズナン以外にも色々ありました。ほうれん草チーズナンがクセになる味で、カレーつけずにそのまま一皿いけそうでした。ではチーズナンにプレーンナンが劣るかと言うとそうでもなく、チーズを入れていないからこそのふんわりモチモチ感が出たりしてたまらなく美味しいです。部分ごとに食感が微妙に違うので飽きないんですよ。そしてやっぱり何よりカレーに合うのが素晴らしい。イギリス発祥のカレーライスとは違いインドのカレーは元々別物だったわけで、同じインドのナンと合うのは必然だったわけですね。やはりカレーはすごい。カレーは宇宙の深淵のように奥が深い。カレー万歳)

  • 127怪文書メガネナイフマン21/12/06(月) 23:38:36

     姉妹は再び、ピンクローターと電マで秋葉の性感帯を責める。すでに秋葉は半分気を失った状態になっていて、どれほどの責めに対しても消え入りそうな小さい声でしか鳴いてくれなかった。
     俺は秋葉の無防備に半開きになった口にずぷりと、男根を捻じ込む。
     意識は胡乱になっていた秋葉だが、それでも俺の男根の感触と味に気づくと、自らしゃぶりついて、労るように舐めてくれる。改めて、妹さんが俺の事を想ってくれているのが分かり、嬉しかった。
    「気持ちいいよ、秋葉。口の中で出すからな……」
     やがて秋葉の全身がガクガクと震えるのと同時に、俺も秋葉の口内に◾️子を放った。
     秋葉は、しばらく口の中で子種を味わっているようだった。それからコクリと飲み込んで、
    「兄さん、もっと私に下さい」
     と、空になった口を開いて求めて来た。

     寝かさないとは言ったものの、俺も休みもなく動けるような超人でも死徒でもない。無論、秋葉だって限界が来ているのだから、一度休憩する事にした。
     秋葉は大分汗をかいたし、飲み物を頼もう。
    「琥珀さん、悪いけど、飲み物を用意してくれないか? できればなんというか、いい香りのするのが欲しいかな」
    「分かりました。それでしたらハーブティーがいいですね。ふふ……、実はいいハーブが手に入ったんですよ。せっかくだからブレンドしますね」
     琥珀さんは何やら邪悪な笑みを浮かべている。
     なんとなくその企みを悟り、俺は秋葉に少しだけ同情した。

  • 128怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 00:11:37

     消灯時間だ。
     いつまでも琥珀と翡翠を付き合わせるのも悪いので、ハーブティーを用意してもらった後、すぐに休んでいい事を伝える。
     去り際、翡翠は「ご必要でしたらどうぞお使い下さい」と、わざわざコンドームを俺に手渡してくれた。
     俺はベッドで寝かけていた秋葉をゆすり起こす。
    「起きろ秋葉。そろそろ続きするぞ」
     しばらく休憩していたおかげで秋葉の意識は回復していたが、少し気だるげに呻き声を出していた。
    「に、兄さん。飲み物頂けますか?」
    「あぁ、いいよ」
     琥珀さんが用意してくれたポットは2つあった。
     大きいポットと小さいポット。
     秋葉には大きいポットから注いであげて欲しいと言われていたので、俺はそちらからティーカップにハーブティーを注いだ。柔らかく上品な、心が暖まるようね香りが部屋中に広がる。
    「はい、秋葉」
    「ありがとうございます、兄さん。……美味しい」
     音もなく静かに、カップでハーブティーを優雅に飲む秋葉。
     その仕草には不相応な裸のままだが、いやその姿だからこそ露わになった白い肌がとても綺麗だった。
     窓からは月明かりが差し込み、夜空を見上げていた秋葉の横顔を照らす。カップに触れる唇はとても艶やかで柔らかそうで、何度でも触れたい欲求が疼く。
     と、急に秋葉は震え始める。
     空になったカップを枕元に落として、
    「何、これ……身体が熱い……まさか……」
     吐く息も次第に荒々しくなっていた。
    「くっ……はぁっ……琥珀、謀りましたね……」
    「秋葉? 大丈夫か?」
     心配する俺を、秋葉は切なげな瞳で見つめてきた。
    「ちょっと強力なハーブを入れられました。この感じだと、兄さんに服用するはずだった基準の量の倍は盛られましたね……」
     そうか。なら自業自得だな。
     ……そう言ってこのまま突き放す事は簡単だったが、俺を見る秋葉の瞳が、何かを乞うように見えた。
    「……どうすればいい、秋葉」
     俺の問いかけに、秋葉は苦しそうに笑った。
    「抱いて下さい。激しく。もっと私をいっぱい乱れさせて、どうか楽にして下さい」
     大切な妹の願いに、俺は頷くしかなかった。

  • 129怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 00:13:47

    (ごめん、時間はあるけど寝る。昼のカレーで無茶な辛さにしたせいか、腹の中ズンガズンガしててキツい。
    ちょうどキリもいいので、今夜はここまで。

    そりゃ倍プッシュはひどいよ琥珀さん。買ったのは秋葉だけど)

  • 130怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 09:45:54

    (本音ではもっとプッシュして欲しかったけど)

  • 131怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 12:24:51

    (シエル先輩がこれから浮気者への処罰をどうするか、ダイスで決めます。

    dice1d10=4 (4)

    1〜5.インド料理店巡りで激辛カレー地獄

    6.逆レ●プ

    7.茶道室で杭打ち機の説明

    8.志貴同席の元、秋葉に自分がいかに志貴に愛してもらったかをじっくり自慢。「あの夜は本当に激しく情熱的で……」 志貴は死ぬ

    9.上記全部

    10.別れましょう )

  • 132怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 22:40:02

     琥珀さん達が置いていった電動アンマで、俺は秋葉の秘部に軽く触れた。僅かに震動が秋葉に響く。
    「あ、ぁあああぁあっ!!」
     それだけで秋葉は海老反りになって悶絶した。
     なんという効果だ、あのハーブは。こんな物を自分に使われていたらと思うとぞっとする。
     そして今は秋葉がそれに苦しんでいるのだ。
    「に、兄さん……お願い、もっと……」
    「あぁ、分かってる。けど、その前に……秋葉、尻を出してくれ」
     妹は俺の言葉に素直に従い、自身の臀部を向けた。
     ふっくらと柔らかそうな尻に、思わず手が伸びて、揉みしだいてしまう。
     秋葉は少し触れるだけでもビクンビクンと全身を震わせる。その姿がまた可愛らしくて、俺は菊門に指先で触れる。
    「に、兄さんっ! そこはダメです! そんな汚いところを!」
    「大丈夫だよ。秋葉はいつも清潔にしてるみたいだし。……うん、石鹸の香りがする」
    「匂いを嗅がないでっ! お願いですからそんなっ……うぁあっん!!」
     菊門の細やかなシワに、俺は舌を這わせた。
     妹の尻を舐めるなんて、こんな背徳的で甘美な事、他にあるだろうか?
     秋葉の菊門は、俺の口づけに対してヒクヒクと可愛らしく応えてくれる。
     陰唇を見ると、そちらもまたヒクヒクと、愛液をよだれのように垂れ流しながら、誘うように、求めるように開いたり閉じたりしていた。俺はそちらに男根を挿入したくなる衝動をぐっと抑える。
     それからしばらく舐め続けた菊門はふやけて柔らかくなった。今なら入るだろう。
    「秋葉、一緒に気持ちよくなろうな」
    「ダメです、兄さん……こんなの、変態みたいじゃありませんか……!」
     よく言うよ、と内心苦笑しながら、俺は肉棒にコンドームを装着すると、秋葉の秘唇から溢れる愛液を塗りつけた。

  • 133怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 23:14:15

    「ほ、本当に挿れるのですか、兄さん。お願いですから、それだけは……前の穴ではダメなのですか!?」
     秋葉が、あれだけ淫らに俺を嬲っていた秋葉が恥ずかしがっていた。どうやら不浄の穴を性行為に利用するのは抵抗があるらしい。
     だが。
    「俺は秋葉のお尻に挿れたいんだけどな」
    「何故ですか? こっちに挿れても、子供はできませんよ?」
     秋葉の言葉はもっともだ。性行為は元々生殖に過ぎない。その観点から言えばア◾️ルへの挿入なんてナンセンスだろう。それでも俺は。
    「俺は、秋葉の全てが知りたいんだ。だから色んな事がしたい。
     それにさ……お尻だったらギリギリ近◾️相姦にはならないかな、なんて」
     俺の言葉に、秋葉は諦観したように尻を突き出した。
    「ど、どうぞ……好きに愛して下さい、兄さん。言っておきますけど、お尻でも立派に近◾️相姦だと思いますよ。そんな詭弁は時間の無駄ですので、早く始めなさって下さい」
     恥ずかしさを誤魔化しているのがバレバレなほど不自然な早口だった。
    「じゃあ、挿れるぞ」
     ぬぷっと、薄いゴム膜で覆われた俺の男根の先端部が、秋葉の尻穴に入る。
    「くっ……苦しいです、兄さん」
    「あぁ、入り口はやっぱりキツいな」
     秋葉の身体を案じて少しずつ挿入を進めて行く。愛液を塗って滑りをよくしていたおかげで、今のところ秋葉を傷つける事にはなっていないようだ。
     入り口を抜けた先端部は、狭い圧迫感から解放された。真ん中辺りまで入っており、入り口はまだ締め付けが強いものの、ここまで来れば大丈夫だろう。
     俺はそのまま、根本まで、秋葉の菊門を貫いた。
    「兄さん!? いや、ああああっ!!」
    「あ、ごめん秋葉。大丈夫か?」
     妹のがハーブ漬けで感度が上がっていた事を忘れていた。秋葉は仰け反りながら苦悶の声を上げていた。
    「こ、これ……すごいです……兄さん」
    「秋葉?」
     振り向いた秋葉の顔は快楽に溺れる雌の表情だった。目は蕩けて顔は緩み、頬は赤みを深く帯びて唇からはよだれさえ垂れていた。
    「すごいです……子宮が、子宮が外から叩かれて、その震動がお◾️◾️◾️全体に広がって……お尻の穴も最初は苦しかったのに、今は兄さんに満たされているようで……お尻、気持ちいいです」
    「秋葉……」
     後背位で妹の尻穴と繋がったまま、俺は妹とキスをした。

  • 134怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 23:40:41

    「兄さんっ……ダメ、またイキそうです! イクッ!! イクぅぅぅぅぅッ!!」
     もう今夜何度目かも分からない絶頂。
     秋葉は俺のベッドの上で四つん這いのまま、俺に後ろから尻を◾️され、またしても果てた。
     菊門への挿入から、かれこれ20分だろうか。不思議と俺の方は萎えず、秋葉ばかりが何度もア◾️メに溺れていた。
    「はぁはぁ、にいさん……もっとたくさんちょうだい。私をもっとおかしてください……」
    「あぁ、いいよ秋葉。秋葉が満足するまで、俺はイかないからな」
     秋葉はハーブの効能と快楽で呂律も思考も回らなくなっていた。そんな秋葉もまた、可愛いと思えてしまう。
     獣のように、秋葉の柔らかい尻を鷲掴みにし、菊門を責める。初めに挿れようとした時は拒むようだった菊門は、今や俺を抱いて放さない。どんなに激しくピストン運動を繰り返しても、うっかり先端部が抜けたりはしなかった。
     秋葉は、羞恥心もプライドも、理性すらもなくしたように淫らになっていた。俺が獣なら、秋葉もまた1匹の美獣だった。
    「あぁんっ! あん! す、すごいですぅ! にいさんっ! きもちいいっ! 秋葉のおしり、おかしくなっちゃううっ!! こわれりゅううっ!!」
    「あぁ、壊れてしまえよ。たとえ壊れても、俺が永遠に愛してやる」
    「にいさんっ! すき、だいすき!! あぁっ!また、イっちゃいそう!! んんんんん!!」

  • 135怪文書メガネナイフマン21/12/07(火) 23:58:34

     またも果てる妹に、俺は容赦ないピストンで追い打ちをかける。
    「ダメぇ……! にいさん、いまイったばかりなのにぃ!もうゆるしてぇ……!」
    「そんな事言って、お前本当はこうして欲しかったんだろ?」
     秋葉は普段は見せてくれないヘラヘラした顔で、迷わず答える。
    「はい、そうなんですぅ……! ほんとうはずっと、にいさんと、えっちしたかっただけなんです! にいさんをよびもどしたのもぉ、ほんとうはにいさんがだいすきだからですぅ! すなおになれなくてごめんなさい!」
    「それだけか?」
    「ううん、ほんとうはまいばんまいばん、にいさんがよばいしてほしくてぇ……きたいしてました!」
    「悪い妹だな。ちょっと反省が必要だ」
     俺は一度ピストンを止めて、秋葉と繋がったまま、後ろからその身体を抱える。
    「に、にいさん? 何をなさってるのです?」
     ハーブの効果が抜けてきたのか、少し呂律が戻ったようだ。それでもまだ頭が回らないらしく、秋葉は俺がこれからする事が読めずに、きょとんとしている。
    「秋葉、今からいいもの見せてやるよ」
    「兄さん、何を? っきゃあっ!」
     秋葉が黄色い悲鳴を上げる。俺が秋葉の両足に手を回して、抱え上げた状態でベッドから立ち上がったのだ。もちろん俺と秋葉の尻は繋がったままで。
    「兄さん、こんなの恥ずかしいです。おろして……」
    「誰も見てないからいいだろ? それとも琥珀さんに見せに行こうか?」
    「や、やめてください、ばか!」
     よほど恥ずかしかったのだろう。秋葉はぷいと顔を背けた。
     俺は秋葉を抱えたままで部屋の中を歩き始める。
     その振動は俺と秋葉の結合部にも響き、1歩毎に快感が広がった。

  • 136怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 00:23:03

    「兄さん、あん! 止まって……やん! くださ……おぉん! い……いいっ!」
     俺が歩く度に喘ぐ秋葉を見ていると、秋葉を支配したような達成感を感じてしまう。
     目的地である姿見の前まで来た頃には、秋葉はまた軽い絶頂に達していたようだった。
    「ほら、見てごらん秋葉。俺たちが繋がってる姿、すごいだろ」
    「あ、ぁぁ……なんていやらしい……見せないで下さい! 恥ずかしいです!」
     消灯した部屋は暗いが、月明かりのおかげもあり、充分に俺と秋葉の痴態を見る事ができた。
    「見ろよ、秋葉。お前の割れ目が、物欲しそうにしてるぞ」
    「やめて、下さい……兄さん」
    「あとな、気付いてないようだから教えてやる。首元を見てみろ」
    「え? 首? ……あ、ああああぁっ!!」
     秋葉は絶望のような、それでいて歓喜にも似た叫びを上げた。秋葉の首には首輪が掛けられていたのだ。
     秋葉が動けなくなっている間、俺が付けていた首輪を翡翠から借りて、こっそり秋葉に付けたのだ。
     奴隷の証である首輪は、今の全裸で淫らな秋葉にはとてもよく似合っていた。
    「嬉しいか? これで晴れてお前は俺の奴隷だ。お前が望んだ事だぞ、秋葉。ちゃんと奴隷として可愛がってやるからな」
     秋葉は鏡に映る奴隷の姿から目が離せないようだった。その顔はどこか恍惚としており、そしてこの暗い部屋の中でもはっきりと分かるほど、鏡の中の秋葉が秘部から愛液の糸を床に垂らしているのが見えた。
    「鏡の中の奴隷に見られながら……派手にイけよ、秋葉」
     そろそろ俺も限界だ。そのまま姿見の前でラストスパートを始める。
     秋葉はひたすら悶えながら、鏡の中で尻穴を凌辱される自分を見つめていた。

  • 137怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 00:25:14

    (今夜はここまで。もうすぐ終わりだけど、明日明後日は割と忙しいのでそれまでに終わるかどうか。FGOも新イベント始まるし。まぁ、ボチボチやります)

  • 138怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 00:40:24

    (さて、叛逆者琥珀さんは明日こそまともなご飯を用意してくれるでしょうか?

    朝食についてダイスで決めます。内容に応じてまたダイスロールで具体的に決めます。

    dice1d6=4 (4)

    1〜2.まともな朝食

    3.ちょっと過激な朝食

    4.結構過激な朝食

    5.かなり過激な朝食

    6.これは、朝食……なのか?)

  • 139怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 09:05:14

    (過激なのか……)

  • 140怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 09:24:36

    (翡翠も、自分が渡したゴムがあんな使われ方するとは予想できなかっただろうなぁ。実際生でやるのは危険だから間違ってはないけど)

  • 141怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 14:14:44

    (では、恒例のダイスロールで明日の朝食を決めます。『結構過激な朝食』で当てはまりそうなのをチョイスしました。

    dice1d6=4 (4)

    1.朝からいきなりステーキ

    2.美味しいけど、ネバネバで少し匂いの強い納豆

    3.この佃煮はイカナゴではない。イナゴだ…!

    4.ここは2人が結ばれた事を祝福して特大ケーキで結婚の前祝いを……

    5.やはりここは精力のつく料理を……

    6.客人に合わせて無難にカレー)

  • 142怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 14:18:03

    (このダイス4しか出ないのかな? ミスタいじめか。
    当然、このお祝いには先日から泊まりのヒロインも招かれます)

  • 143怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 17:04:44

    (今日、何故か仕事中もこの絵が頭の中でチラついてた。琥珀さん普段からのギャップエロ過ぎでしょ)

  • 144怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 23:19:37

    (残念だけど、今夜は書き進められそうにないのでおやすみです。
     このスレの最初から読み返してみると、初期は本当に削除されないように暗喩とかであっさり書いてたんだなって思う。実際そうだけど)

  • 145怪文書メガネナイフマン21/12/08(水) 23:21:56

    (この夏、安価スレで毎日3時間以上続けてる豪傑スレ主がいたんだよなぁ。実際に自分でスレ立てて色々やってみたら、その凄さがよくわかる)

  • 146怪文書メガネナイフマン21/12/09(木) 09:25:33

    (昨日サボったので今夜は朝チュンまで書き上げます)

  • 147怪文書メガネナイフマン21/12/09(木) 16:35:54

    (遅くなるけど、今夜再開します)

  • 148怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 01:19:10

     月明かりに照らされた暗い寝室。
     俺は姿見の前で秋葉を抱えて、ただひたすらに妹の尻と交接し続けた。
    「兄さん、もうダメっ! お尻……壊れちゃう!」
    「ははっ……そう言ってお前のア◾️ルは俺のチ◾️ポを咥え込んで放さないぞ。ほら、見ろよ。前の穴まで涎垂らして……」
    「いやぁ、恥ずかしいから言わないで!
     あぁ、また……またイっちゃう! イってしまいますっ!」
    「俺も、そろそろ……イくぞ、秋葉!」
    「イ、イクぅぅううっ!!」
     秋葉は大きく仰け反り、全身を震わせた。
     同時に俺の分身が秋葉の直腸内部で脈打つのを感じた。

     ベッドに秋葉を寝かせると、俺は秋葉の菊門から男根を引き抜く。腸汁にまみれて濡れたコンドームは、案の定俺の子種で大きく膨らんでいた。それを外していると、まだ全身に力が入らずベッドに横たわっている秋葉が物欲しそうな目で見ていた。
    「兄さんの子種……」
    「あぁ、やるよ。しっかり飲め」
     コンドームの口部分を下に向けて、秋葉の口元に白濁色の液体を流す。秋葉はみっともないくらい大きく口を開いて舌まで出して、それを一滴も零さず口で受け止めた。
     少しの間口の中でそれを味わった後、秋葉はゴクリと飲み込み、唇を舐めた。
    「臭くて、苦くて、でも少しだけ甘くて美味しいです、兄さん」
     その言葉が嬉しくて、俺は秋葉の頭を撫でた。
     秋葉の長く艶やかな黒髪はとてもサラサラと滑らかな手触りだった。

  • 149怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 02:23:28

    「兄さん」
     甘い声で、妹は誘惑する。
    「やっぱり、お尻だけでは満たされません……どうか私の膣に……」
    「ダメだ、秋葉……。それはさすがに……」
     近親相姦。危険日。妊娠。
     そんな言葉が俺の頭の中を流れては消え、暴走する欲望を律していた。
     ついでに言えば、翡翠からもらったコンドームはさっき使った1つだけである。
     だが今の秋葉を見ていると、それすらも揺らぎ始めていた。普段の冷たく厳格な表情は溶けて、兄を甘く官能的な笑顔を向けてくれている。狙い澄ましたかのように効果的な笑顔だった。
    「お願いします、兄さん……」
     秋葉はそう言って、股を開いて、秘唇さえも指先で開いて晒した。
    「見て下さい、兄さん。私のお◾️◾️◾️。ずっとお預けさせられて、もう涎が止まらなくなってます」
    「秋葉……」
     秋葉は的確に、俺の理性を破壊してくる。
     そして秋葉はトドメとばかりに、いやらしい響きの声で、俺を求めた。
    「お願いします、兄さん。
     兄さん専用淫乱メス奴隷秋葉の濡れ濡れ◾️◾️◾️に、兄さんのたくましいオスチ◾️ポでぐちょぐちょにかき回して、たくさん愛して下さい。
     兄さんのドロドロのザ◾️メンで、奴隷発情子宮を蹂躙して、孕ませてください♡」
     限界だった。
     気づけば俺の分身は妹に欲情し、本気で孕ませる気になっていた。
     もはや止まる事はできない。
     瞬く間に俺は秋葉の身体に獣のように覆い被さり、その秘部に自らを挿入した。

  • 150怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 02:44:43

     ……あぁ、やってしまったな。
     そんな背徳感すらも快感だった。
     もう倫理なんていらない。俺と秋葉は兄妹ではなく、男と女になる事を選んだのだ。
     秋葉は俺の身体を抱き締め、開いた足を俺の腰の後ろに回してホールドした。
    「す、すごい……兄さん。挿れただけでイってしまいました。気持ちいいですか、兄さん」
    「あぁ。すごく、な。動くぞ秋葉」
     腰を振り始める。唇を重ねる。お互いを抱き合う。
     それだけで2人は快楽に満たされていった。
    「あぁん、兄さん! 気持ちいいです! 兄さん、好きです! 好き! 好き! もっといっぱい愛して下さい!」
    「あぁ、俺も秋葉が好きだ。放さないからな」
     乱れ狂う秋葉と俺はひたすらに快楽を貪った。
     夜も更けて来た。互いに体力も限界に近く、終焉も早かった。
     それでも妹だった女を受精させようとした俺の分身の欲望は凄まじく、最後は秋葉の絶頂の叫びと共に、蜜壺から溢れそうなほどの子種汁が子宮の中に放たれた。

  • 151怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 03:03:58

    「ふふ……。兄さんに、女にしてもらいました」
    「なんだそれ。元から秋葉は女だろ。まだハーブ効いてるのか?」
     初めて俺から秋葉とした性交。
     それを終えた俺達はベッドで一休みしていた。
    「兄さん」
     秋葉は悪戯っぽく笑って言った。
    「愛してます。他の誰よりも」
    「っ……! お前なぁ……」
     恥ずかしくて思わず顔を逸らしてしまった。
     それほどまでに、秋葉は可愛らしく、素敵だった。
     秋葉はまた笑って、自身に付いている首輪をさする。
    「兄さん、夜明けまでまだ時間がありますよ。今夜は寝かさないのでしょう?」
    「…………あぁ、そうだな」
     それから朝まで、俺と秋葉は交わり続けた。
     正常位で。後背位で。対面座位で。騎乗位で。何度も何度も色んな形で繋がり、命の悦びを感じ合った。

     そして、夜明けを迎える。

  • 152怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 03:04:44

    (続きは明日。もうこれで終わりになりそう)

  • 153怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 10:38:28

    (半分寝ながら書いてた…)

  • 154怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 19:33:56

     窓の外はぼんやりと青白く明るくなっていた。
     遠くから雀の鳴き声も聞こえてくる。
     ベッドの中で、秋葉は俺の手を握り、微笑む。
    「おはようございます、兄さん」
    「あ、あぁ……寝てたか、俺」
    「はい、10分ほど。兄さん、眼鏡を外すと可愛いらしいお顔なんですね。毎朝寝起きを見てる翡翠がちょっと羨ましくなりました。いっそ、明日からは私が起こしに来ましょうか」
     言われて、慌てて眼鏡を確認するが、ちゃんと掛け直されていた。『死』も見えないので、ほっとする。
    「今日はどうするんだ、当主様」
    「そうですね。当主としての執務は行いますが、さすがに疲れは残ってるので、午前はこのまま兄さんのベッドでお休みします。あ、この借用について兄さんに拒否権はありませんのでそのつもりで」
    「はいはい」
     秋葉はすっかり俺に心を許すようになった。
     思えば長い一夜で、俺と秋葉の関係は大きく変わった。秋葉の正直な好意が伝わってきて、以前も俺を嫌っていたり憎んでいたわけではないと知り、とても嬉しかった。
     秋葉は起き上がり、ベッドのサイドテーブルに置かれているハーブティーのポットとカップを手に取って、注いだ。
    「どうぞ。冷めてますが、お目覚めにはいいですよ」
    「悪いな。ありがとう」
     何気なく、俺は秋葉からカップを受け取り、乾いた喉を潤すようにごくりと一息に飲んだ。

     ドクン

     ……え? なんだ?
     心臓が激しく脈打つ。意識がぼんやりとしながらも研ぎ澄まされていくような奇妙な感覚に陥る。肌が流れる部屋の空気にわななく。秋葉の香りが、雀の声が、すべてがビリビリと俺の意識を痺れさせる。明らかに五感が鋭敏になっていた。
    「あ、秋葉? なんか急に……」
     思わず俯いてしまう。
     その背後でカチャリと音がして、俺の首周りに何かが覆い被さり、再びカチャリと金属音がした。
     見るまでもない。秋葉に付けていた首輪を付けられたのだ。
    「な、何してるんだ、秋葉……あのハーブティー、もしかして、あき はの……」
    「ようやくお気づきですか? ふふ、私が兄さんの奴隷になるのは昨夜だけですよ。朝になったのですから、ここからはお返しに兄さんが奴隷になる番です」
    「あきはぁ……」
     呂律が回らない。全身が熱い。股間が疼く。
     秋葉は荒い呼吸で悶える俺を冷笑しながら、琥珀さんと翡翠を呼び出した。

  • 155怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 20:12:05

    「お呼びでしょうか、秋葉」
    「えぇ。見ての通り絶倫な兄さんはまだまだ物足りないご様子です。不本意ですが、私1人では兄さんの欲望を満たしきれなかったみたいです。なので琥珀、翡翠。手だけでいいので兄さんを慰めてやりなさい」
     ……おい、何を言ってるんだ……
    「分かりました! 秋葉さまのお願いですし、志貴さんも苦しそうですから、使用人としていっぱいお世話しちゃいます!」
    「では失礼します。志貴さま」
    「では翡翠ちゃん、私が志貴さんの竿をしごきますので、この電マで志貴さん睾丸部を刺激してください。ピンクローターはお尻に挿れると効果的ですよ」
    「はい、姉さん。では、志貴さま……挿れさせていただきます」
     ……やめてくれ。くっ、なんでだよ。ちゃんと言葉にできない。
     散々秋葉と交わったのに、今すぐにでも絶頂してしまいそうな快感が、前後から侵略してくる。
     秋葉の嘲笑が、まるで遠くのように聴こえた。
    「素敵ですね、奴隷兄さん。あ、ダメよ琥珀。ちゃんとそこは寸止めで。すぐにイかせたらつまらないもの。たっぷり、焦らして焦らして焦らして焦らして、『秋葉様、一生従いますので、イかせて下さい』って頼み込むくらいまで焦らして、その後にイかせてあげなさい」
     秋葉はそう言って、俺のベッドで毛布を被り始めた。自分だけ寝て、俺は給仕に嬲らせるらしい。
     いつの間にか、俺の両腕には手錠が掛けられていた。
    「志貴さん、気持ちいいですか? ふふ……秋葉さまが寝てる間に、たっぷりサービスしちゃいますよ」
    「聴こえてるわよ、琥珀。兄さんは私のものです。ほどほどにしなさい」
    「志貴さま、気持ちよさそうですね。ふふ……不敬な考えでお許し下さい。志貴さまの今の切なそうにされてるお顔、とても可愛いですよ」
    「うっぐぁ……やめてくれ……くっ、ひすい……こはくさん……あきはぁ…………」
     欲望が溢れ出しかけた男根を、琥珀さんにぎゅっと強く握られて抑えられる。
     長い夜は終わったが、今日も奴隷生活は続く。
     これはきっと叛逆への代償なのだろうか。
     そんな事を胡乱な意識の中で思った。

    GOOD END

  • 156怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 20:22:52

    (長かった……
    補足すると、最後に琥珀翡翠に志貴を預けた件については正妻の余裕みたいのが芽生えた成果です。
    一夜にして色々あったお陰で、色々満たされた事、焦りやコンプレックスや不安が解消したわけです。それまでの秋葉なら泥棒猫になりうる姉妹に大切な兄の貞操を預けるなんて怖くてできないでしょう。
    さすがに手コキくらいまでしか許さないけど。

    ところで今までまったくやった事なかったけど、色々画像漁ってた影響でメルブラやってみようかなって思ってる)

  • 157怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 20:25:18

    (ちなみに今まで書いててNGワードとして弾かれたのは、昨日書こうとしてやめた『セ◾️クス』の伏字なし版だけ。それまで割と危ういのはあっても伏字のお陰か全部通ってる。
    NGワード設定ゆるいのでは?)

  • 158怪文書メガネナイフマン21/12/10(金) 22:46:10

    >>155

    (うわ、いきなり脱字で秋葉呼び捨てになってるよ。多分一度はちゃんと書いたけど、後でカットとかしちゃった感じだ。

    あかんこれ。秋葉上機嫌から一気に怒髪天になっちゃう。本気で叛逆する気みたいで怖い。なんてミスだ……。

    ここは琥珀さんの言葉に、兄上を虐めたくてテンション高い秋葉が食い気味で被せて遮ったって事にならないかな?)

  • 159怪文書系鬼殺隊炎柱21/12/11(土) 00:34:30

    >>158

    ならない

  • 160怪文書メガネナイフマン21/12/11(土) 00:37:28

    (もう少しだけ続ける模様。
    それにしてもこの√だとノエル先生困惑してるだろうな……)

  • 161怪文書メガネナイフマン21/12/11(土) 02:40:42

    (なんだかんだで女性キャラのほとんどはエロい感じのシーン書いたけど、あとまったくないのは阿良句先生とみおちゃんか。どっちも謎が多いけど、書ける書けないは別としても前者のエロって需要あるのかな?)

  • 162怪文書メガネナイフマン21/12/11(土) 06:59:47

    (なんか未プレイなのにメルブラの夢ばかり見たんだが)

  • 163怪文書メガネナイフマン21/12/11(土) 18:13:21
  • 164怪文書メガネナイフマン21/12/11(土) 21:18:45

    >>163

    今日はあっちで忙しかったので、お休みです。

    まぁ、やる事エピローグだけなんだが。


    こっちはもう164かぁ……

  • 165怪文書メガネナイフマン21/12/12(日) 00:40:44

    明日でエピローグも完結させる予定

  • 166怪文書メガネナイフマン21/12/12(日) 09:13:45

    Amazonで調べたらメルブラ初回限定版2万8千とかでびっくり。通常版にするしかないね

  • 167怪文書メガネナイフマン21/12/12(日) 19:56:35

    これからエピローグ書くけど、その前にメルブラをダウンロードしてくる。

  • 168怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 00:08:51

    危うくメルブラにハマって忘れるところだった。

  • 169怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 00:34:22

    ・惨劇の朝

     酷い目にあった。
     琥珀と翡翠は徹底的なまでに俺を責め続けた。
     解放されたのは午前8時頃。
     朝食を摂りに食堂に向かおうとすると、朝風呂上がりの秋葉が部屋まで来ていた。
    「兄さん、ちょうどお迎えに行こうと思ってました。さぁ、行きましょう」
     差し出された秋葉の手を、俺は自然と握った。
     慣れとは怖いもので、きっと昨夜の出来事がなければこんな事は簡単には出来なかっただろう。
    「ふふ、恋人同士ですものね、私達」
    「あ、あぁ……」
     秋葉と一緒に歩きながら思い浮かぶのは、白い吸血鬼の姫君とシスター服が似合う先輩の顔だった。
     俺の複雑な表情を素早く読み取った秋葉は、むすっとして俺の手の甲に軽く爪を立てる。
    「いたた、何するんだよ」
    「私と一緒にいる時くらい、他の女の事は忘れて下さい。
     ……まぁ、兄さんが絶倫で浮気症なのは知ってますし、兄さんの自由の為にも少しくらいは交際を認めても構いませんが……」
    「え……本当か?」
     信じられない事に秋葉はアルクェイド達との関係を認めてくれていた。これも昨夜の成果だろうか。
    「お言葉ですが、あくまでも兄さんは私のものですからね! 浮気は結構ですが、きちんと帰って来て頂きます」
    「えっと……もし帰ろうとしなければ?」
    「あら、兄さんはまた乗りたいですか? 霊柩車」
     その言葉に俺は、まるで氷の棺に閉じ込められた気分になる。
     そんな俺を見た我が妹は小悪魔のような笑みを浮かべる。
    「顔色が悪いですよ、兄さん。
     ……あ、それとも将来を見越して、こう呼んだらよろしいですか?」
     秋葉はふいに立ち止まると、俺の耳元……と言うよりもはや耳の穴にキスをするほど近くに、口を寄せて、慈愛と好意に満ちた響きの声で言った。
    「パパ♡」
     背筋がぞわぞわするような感覚に耐えきれず、俺は思わず秋葉から手を離して距離をとった。
     くすくすと、秋葉はそんな俺を笑っていた。

  • 170怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 01:56:32

     食堂に着くと、クリームや果物の甘い香りがした。
    「こ、これは……」
    「琥珀……何を考えてるのかしら」
     食堂の中央にあるいつもの長テーブルの上には、豪快にして豪華なケーキの塔が立っていた。
     具体的に言えばそれは三段重ねのホールケーキで、一番下の段のケーキが直径約80cm高さ約30cm、続いて中段直径約40cm高さ約20cm、上段が直径20cm高さ10cmほどの大きさだ。ケーキは全身が純白できめ細かくクリームで覆われており、多種に渡る果実がその白いクリームの上を彩っていた。
     最上段にはどうやって作ったのか、俺と秋葉に似たチョコレートの人形が飾られており、決め手と言わんばかりに『祝☆秋葉さま♡志貴さまご結婚』と飴細工のプレートまで添えられていた。
     しばらくそれを見ていた秋葉も、
    「ま、いいでしょう」
     と諦めのため息を吐く。
     ……いや、よくないだろ。そもそも食べ切れないし、これが朝食なんてフリーダム過ぎるぞ。
     厨房にいた琥珀さんと翡翠は俺達が来た事に気づき、姿を見せてお辞儀した。
    「おはようございます、秋葉さま、志貴さま」
    「あぁ、おはよう。翡翠、これは一体なんだ?」
    「はい、志貴さま。これはお二人が結ばれた事でテンションが上がり、独断で用意させていただいた前祝いです。姉さんが一晩でやってくれました」
    「な、なるほど。でも朝からケーキってのはな……」
     渋る俺の肩を秋葉が叩く。
    「良いではありませんか。海外では朝食で糖分を重視して甘い物を食する国も珍しくありません。フルーツグラノラやジャムをたっぷりかけたトーストみたいな物です。それに、私と兄さんの関係を祝ってくれてるのですよ? 無下にするのはあんまりです」
    「けど、こんなにたくさん作られても食べ切れないぞ。どうするんだ?」
     俺の疑問に、琥珀さんはほがらかに答えた。
    「それなら、せっかくのお祝いですし、昨日からお泊まりされてるお客人方も招待してます。みなさんなら食べ切れますよきっと」
     陽だまりのように暖かな笑顔に、俺は何故か寒気を感じた。

  • 171怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 02:26:00

     背後の入口から、殺気にも似た2つの禍々しい気配を感じた。
    「ふーん、そうなんだ。あーんなひどい事しておいて、志貴は平気でわたしを捨てるのね。わたし、まだあの時の傷が痛むんだけど」
    「遠野くん? わたしを罰してくれるのではなかったのですか? それとも、あれだけ乱暴したのも、結局はただの肉欲だったのですか?」
     恐る恐る振り返ると、お客様2名はそれぞれ、暗示のスイッチを切った状態で佇んでいた。
     嗜虐的な笑みを浮かべるアルクェイドと、死徒を見るような氷の眼差しを向けてくるシエル先輩。
     そして再び反対を見ると、勝ち誇った笑顔で下腹部をさする秋葉と、この修羅場に火種を落とした特大ケーキ。ついでにやり遂げた顔でVサインする琥珀さんと、明らかに助けてくれる気がない翡翠。
    「あら、家庭教師の先生方、まさか私の兄を誘惑する泥棒猫さんだったのですね」
    「えぇ、そうよ。志貴が鬼のような妹に虐待されてないかを見守りに来たのよ」
    「それはそれはわざわざ無駄な努力ご苦労様です。私の兄はこの通り、私ととても親密な絆で結ばれておりますので、詮索は不要です。私の兄の寵愛に免じて、即刻退去だけは免除しますが、この屋敷で平和に過ごしたいのでしたら、私の兄に不必要に近づかない事を推奨します」
    「遠野くんとわたしは将来を誓い合った関係です。そちらが遠野くんとどのような関係に至ったかは知りませんが、わたしと遠野くんの間柄を阻む理由にはなりません」
    「未だに苗字で呼ばれているのに、本当にそんな間柄でしょうか? 私はもう兄の子を授かる事を予期してパパと呼んでおりますが」

     食堂は戦場だった。逃げなければ。
    「志貴!」「遠野くん!」「兄さん!」
    「は、はいいいい!?」
     こっそり窓から脱出しようとした俺を3人の手が捕まえる。
     どうやら今日が俺の審判の日らしい。
     爽やかな朝は惨劇に染まる。
                         END

  • 172怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 02:26:49

    (まだこれエピローグでもない。エピローグは次回に)

  • 173二次元好きの匿名さん21/12/13(月) 10:17:37

    (>>172と約束したな。アレは嘘だ。

    せっかくだから、もう1つ話書いておくかな)

  • 174怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 10:18:11

    >>173

    名前抜けてた

  • 175怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 18:07:52

    恐ろしく可愛い琥珀さん。
    俺でなきゃ見逃さなかったね。

  • 176怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 18:09:41

    今夜は、カットしたケーキ前のお話の予定

  • 177怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 19:31:51

    ・幕間 ご奉仕メイドの鬼畜な夜明け

     窓の外が白くなって来た頃。
     いつもの俺の寝室。ベッドには秋葉が寝ている。
     首輪と手錠を付けられて、さらに目隠しまでさせられた俺は柔らかな絨毯の上に転がされる。
    「ふふ、志貴さん。申し訳ございません。秋葉さまのご命令で、私たちも仕方なくこんな事をさせていただいてるのです。秋葉さまのご命令ですので」
     琥珀さんの哄笑が聴こえてくる。絶対楽しんでいるのは明らかだが、あえて触れない事にした。
     ちなみに絨毯はさっき琥珀さんが用意した物だ。俺を冷たいフローリングの床に触れさせない配慮だ。
    「志貴さま、失礼します。痛かったら仰って下さい」
     翡翠の声と共に、俺の尻の中にピンクローターを入れられるのを感じた。
     ローションで濡らしてあったのか、痛みはなかったが、異物感が強い。
     と、異物は震動を始めた。途端に震動は下半身に響き、俺の男根が熱くなるのを感じ始めた。
    「あ、あぁ、駄目だ翡翠、こんな事!」
    「すごい……志貴さまの、とても硬く膨らみ始めました。あれだけ秋葉さまと……なされた後なのに」
    「前立腺を直接刺激した効果ですね。志貴さんにはそちらの素養もあるみたいですし、ゆくゆくはお尻だけでイけるようにもなれますよ」
    「そんな素養いりません! ぅぐわぁっ!」
     今度は睾丸にも震動を感じ始めた。これは電動アンマ機を当てられたようだ。
    「ぐっ、これはっ……!」
     あれだけ一晩中秋葉と盛った後なのに、情けなくも俺は早くも限界だった。
     しかし欲望を放出しようとした男根は、突然何か紐状のものに締め付けられて阻害された。
    「な、なんだこれは!?」
    「あぁ、それはいつも翡翠ちゃんが胸に着けてるリボンです」
    「申し訳ございませんが、志貴さまをできるだけ焦らすようにとのご命令なので、処置いたしました」
     苦しむ俺にくすくすと、琥珀さんの笑い声。
    「頑張りましょう、志貴さん。いっぱい我慢した後は、とっても気持ちいいですよ」
     まるで秋葉には聴こえないように小さな声で囁く琥珀さん。
     目隠しで見えなくても琥珀さんが興奮しているのがわかるほど、歓喜と愉悦に震えた声だった。

  • 178怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 20:00:54

     5回くらいはあった絶頂の機会。

     そのことごとくが、俺を縛る翡翠のリボンに押し殺された。

     睾丸は早く子種を吐き出したいと訴えるように震え、陰茎は度重なる快楽の刺激で感覚を失いつつあった。

     その陰茎は琥珀さんの素手で揉みしだかれ、しごかれていた。

    「志貴さん、すごいですよ。我慢汁が滝のようです。私の手もベタベタですし、翡翠ちゃんのリボンも濡れてきました」

    「志貴さまのご命令でしたら、今日一日このリボンを着けてお勤めしますが、いかがしますか?」

    「駄目だ、そんなの。く、またイきそうだ。早くイかせてくれ!」

     俺のカウパー汁で汚れたリボンを着ける翡翠を想像するのは興奮を感じるが、それよりも問題は弄ばれ続けた快楽が苦痛へと変わり始めていた事だ。今となっては性的興奮など責め苦でしかない。

     男根の中で駆け巡る欲望のエキスは、またしてもリボンの縛りに阻まれ、6回目の機会を失う。

     琥珀さんの手と、電動アンマ機が離れた。

     視界が眩しくなる。

     琥珀さんが俺の目隠しを取ったのだ。

    「そろそろフィナーレにしましょうか、志貴さん」

    「あ……あぁ、助かるよ」

     思わず安堵するが、琥珀さんは意味深な笑顔で、俺に耳打ちする。

    「今……秋葉さまは熟睡されてますよ。ふふ……」

    「え?」

    「今なら私か翡翠ちゃん、どちらがどんな風に志貴さんの子種を処理しても、秋葉さまにはバレませんよ」

    「そ、それって……」

     翡翠を見ると、恥ずかしそうに顔を逸らしているが、満更嫌がっているようにも見えない。

     琥珀さんは熱い息と共に、俺の耳元で尋ねる。

    「志貴さんは……私と翡翠ちゃん、どちらの◾️内に出したいですか? 志貴さんのザー◾️ン、どちらにお持ち帰りして欲しいですか?」

     背徳的な誘惑が俺に選択を迫る。

     俺は………

    1.琥珀さんとシたい

    2.翡翠を抱きたい

    3.姉妹2人とも孕ませたい

    dice1d3=2 (2)

  • 179怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 20:01:46

    (明日、翡翠ルートで進めます)

  • 180怪文書メガネナイフマン21/12/13(月) 22:25:50

    (あ、選択肢他にも入れてよかったな。寝てる秋葉を襲うとか)

  • 181怪文書メガネナイフマン21/12/14(火) 08:43:40

    (こうなりそう)

  • 182怪文書メガネナイフマン21/12/14(火) 20:26:52

     秋葉が寝ている傍でこんな裏切りは許されない。
     理屈では分かっていても、思わず俺は翡翠の顔を見てしまう。
     その視線に琥珀は目ざとく気づく。
    「……ふむふむ、そういう事なら姉として協力せざるをえませんね」
    「きゃっ! 姉さん、何を!?」
     琥珀さんは翡翠に近寄ると、スカートを捲り上げて、純白のショーツを膝に引っ掛かるまで脱がせた。
    「姉さん、恥ずかしいです……」
    「駄目ですよ、翡翠ちゃん。こういう時は志貴さんにしっかりアピールしないと。
     ……ほら、志貴さん。さっきオモチャで志貴さんと遊んだだけで、翡翠ちゃんはこんなにトロトロですよ。前戯もせず、そのまま使っちゃって下さい」
     琥珀さんは、スカートを捲られて露わになった翡翠の尻を俺に向ける。さらに翡翠の濡れた秘所に触れるとそのピンクの花弁を広げて、その奥の深く暗い蜜穴を晒した。
     理性のブレーキなんて、脆弱なものだった。
    「志貴さま、待って……あぁぁっ!!」
     本人の制止も聞かず、凶暴な俺の分身を翡翠にねじ込むと、すぐにでも果ててしまいたいほどの快楽と、もっと溺れていたくなるような快楽を感じ始めた。
     手錠を付けられたままの両手で翡翠の臀部を鷲掴みにして激しく動く。
     翡翠は、秋葉にバレないように、涙を浮かべながら喘ぎ声を押し殺していた。

  • 183怪文書メガネナイフマン21/12/14(火) 21:10:29

    「くっ……んんっ……ぁ……うっ……」
     俺に後ろから突かれながら、必死に声を押し殺す翡翠。その姿は健気だったが、同時に俺の嗜虐心と情欲を激しく煽る。
    「秋葉にバレるのが怖いか?」
     翡翠に耳打ちすると、全身がビクリと反応して、俺への締め付けがキツくなった。それが絶妙な快感を生み、俺の更なる欲望を呼び起こした。
    「翡翠、ちょっと歩くぞ」
    「し、志貴さま?」
     俺と翡翠から男根を引き抜くと、翡翠を秋葉が寝ているベッドの傍まで近寄らせた。
    「ま、待って下さい……これだとバレてしまいます」
    「ふふ、さすが志貴さん。やりますねぇ」
     翡翠は秋葉の寝顔からわずか1メートルにも満たない距離に立っていた。
     そして俺は、翡翠の両腕を掴むと、そのまま獣のように荒々しく、翡翠を背後から◾️した。
     案の定、締まりは断然こちらの方が良くなっていた。翡翠はボロボロ涙を流しながら、必死に歯を食いしばって声を抑える。
    「っ……駄目です、これ以上は……秋葉さまが起きられてしまいます!」
    「あぁ、秋葉にイキ顔見せてやれ、翡翠。イクぞ!」
    「だ、駄目、や……んんんんんっ!!」
     ドクドクと、翡翠の子宮に注がれる大量の子種汁。
     大きく背筋を仰け反らせて、天井を見つめながら痙攣する翡翠。
     翡翠はついに絶頂の瞬間まで声を抑え切ったようだ。
     俺はベッド脇にへたり込む翡翠の頭を撫でた。
    「気持ちよかったよ。ありがとう、翡翠」
     翡翠はむすっとしながら、ショーツを上げた。
    「志貴さまの子種、確かに受け取りました。今日一日、私の子宮の中で預からせていただきます。一滴も溢さないとお約束します。
     ………それと」
     そして彼女は俺から顔を逸らした。
    「今度、その……夜伽を命じられる時は、秋葉さまの気づかない時と場所でお願いします」
     頬を赤らめる翡翠。
     ニヤニヤと笑う琥珀。
     静かに寝息を立てる秋葉。
     窓からはもう朝日が差し込んでいた。
                   『惨劇の朝』へ続く

  • 184怪文書メガネナイフマン21/12/15(水) 00:37:47

    明日ようやくエピローグ

  • 185怪文書メガネナイフマン21/12/15(水) 11:07:17

    (メルブラ琥珀さんのケモ耳ついた勝利ポーズ好き。
    あと秋葉の「兄さんのそういうところです!」とか言う台詞も)

  • 186怪文書メガネナイフマン21/12/15(水) 21:25:26

    (有間家にもあんな可愛い妹がいたなんて聞いてないぞ志貴)

  • 187怪文書メガネナイフマン21/12/15(水) 23:40:34

    ・エピローグ 遠野志貴のとある日常

     色々あって秋葉と色々な意味で仲良くなったあの日から、色々な事を経て1ヶ月が過ぎた。
     今やその「色々」は俺にとって日常になってしまった。

     朝起きると、秋葉がベッドの中に入り、フェラチオで起こしに来てくれていた。
    「あむ……ちゅぱ……ん、おはようございます、兄さん。今朝も良い朝ですね」
    「あぁ、おはよう秋葉。……なんか、そうやって俺のをしゃぶるのが板についてきたな」
    「当然です。兄の寝顔を堪能した後、兄の朝一番搾りのザー◾️ンを飲むのは妹の責務ですから。ふふ……」
     秋葉は俺の男根を口から引き抜くと、睾丸をさすりつつ愛しそうに竿を優しくしごいた。
     最近はほぼ必ず秋葉が起こしに来てくれて、その度に必ず何かしらの方法で搾り取られる。もちろん俺に拒否権はない。
     ちなみに秋葉が家を出る時間が早くなる時だけは翡翠が代わりに起こしに来てくれるが、大抵はいつも成り行きで身体を交えている。昨日は朝風呂で全身を洗ってもらった後、湯船の中で激しく求め合ってしまった。遠慮すると翡翠が悲しそうにするので、こちらも拒否権はないに等しい。

     最近は食欲がある為、朝食の時はいつも琥珀さんに大盛りにしてもらい、加えて効能がマイルドになった栄養ドリンクももらっている。
    「どうぞ志貴さん、今朝の栄養ドリンクです。亜鉛と鉄分多めに調合しました」
    「あぁ、いつも悪いですね。忙しいのに」
    「いえいえ、志貴さんの元気を保つ為ですから。それに志貴さんが秋葉さまを上手く操縦、もとい……慰めて下さってると、こちらも動きやすいので……」
     どうやら琥珀さんは本当に下克上を企んでいるようだ。俺は時々彼女が怖くなる。

  • 188怪文書メガネナイフマン21/12/16(木) 00:08:10

     今は秋葉の許可で毎朝普通に学校に通っている。
     シエル先輩はいつも休み時間に教室に来て、常に俺の半径1m以内の距離に張り付いていた。
     有彦は「お前、いつの間にそんな美人の先輩にお近づきになったんだよ」と面白いほど困惑してくれる。
     ノエル先生も以前、俺とイチャイチャしていたシエル先輩を見ると「なんでアンタはそんな事してるのよ! そいつは◾️◾️なのよ!」などと猫を被るのも忘れて涙目で怒鳴っていた。
     今は遠くから難しい顔してこちらを見ているが、他の生徒からは「先生がなくした青春の1ページが羨ましいんだろうね」「先生、そんなに彼氏欲しいのか。もしかして遠野に横恋慕か? かわいそうに」と生暖かい視線を向けられている。
    (◾️◾️ってなんだろうな? すごくやばい情報な気がするけど、気を使ったシエル先輩が暗示をかけて記憶を消してくれたようだ)

     昼休みになると、俺とシエル先輩は茶道室で昼ご飯を済ませて、その後はいつも肌を重ねた。
    「あ、遠野くん……いいです、そこぉ……」
    「あぁ、ここだなシエル。ここを突かれるのが気持ちいいのか?」
    「あぁっ! いいっ……! もっと激しくして下さい! あぁぁん! 遠野くぅぅぅんっ!!」
     最近は行為の間だけ呼び捨てにしているが、別に俺に主導権があるわけでもなく、シエル先輩のリクエストだった。呼び捨てはともかく、行為については拒否権はない。

     授業が終わり、下校する時間は、何故か教室の空いた席を見て切なくなる。
     死徒の犠牲者になったのだろうか、ずっと不登校のクラスメイトが何人かいる。
     あの明るい笑顔の女の子にはもう会えないと思うと、少し寂しくなった。

     シエル先輩もまだ遠野邸で暮らしている。
     本来ならシエル先輩と登下校は一緒でもいいはずだが、何故かそれは秋葉に禁止されていた。
     秋葉いわく「どうせ学校ではイチャイチャイチャイチャするのは分かってるんです。登下校までそんな節度のない事をされてはかないませんので、もしお二人が公衆の面前でそのような行為をしたら、今後兄さんの登下校は霊柩車のみになります」との事。
     それに対してシエル先輩は「秋葉さんも本心では嫉妬で狂いそうなのを抑えているのだから、ここは譲歩しましょう」と俺に提案。
     結局俺の登下校は気楽で自由な時間となった。
     ……だが、その協定の間隙を縫う者がいた。

  • 189怪文書メガネナイフマン21/12/16(木) 00:44:10

    「やっほ〜志貴」
    「アルクェイド。また待ち伏せしてたのか。
     ……って、うわっ!!」
     白い吸血鬼の姫君は俺の襟首を掴むと、天高く跳躍。瞬く間に公園まで俺を拉致した。
     いつもこの時間はアルクェイドに奪われている。
     公園は上手く人払いがされており、猫1匹見かけない。夕方の公園を占拠なんてほぼ犯罪な気がするけど、今更説教する気にはなれなかった。
     今日のアルクェイドはかなり発情しており、公園につくなり、さっそく野外プレイをする事になった。
    「ねぇ志貴、学校でシエルと楽しんでたんでしょ?
     わたしもいっぱい可愛がってよね」
     最近のアルクェイドはSMプレイにハマっているようで、俺に後ろから乱暴にハメられながら尻を叩かれるとすごく悦ぶ。わざとぞんざいな扱いをしても恍惚として受け入れた。けれど相手するのを拒むとすごく怒るし、家に帰してくれない。つまり拒否権はない。
    「えへへ、今日も志貴にたっぷり出してもらっちゃった。志貴、大好き」
     行為が終わると、まるでレ◾️プされた後のように全身を土砂や草で汚し、秘部から白い穢れを垂らすアルクェイドの姿がとても惨めに見えた。それでもなおアルクェイドの笑顔が眩しくて、罪悪感が重い。
     ちなみに最近アルクェイドは、真祖が人間の子供を宿す方法を研究しているらしい。
     あまりの突飛な話なので、俺は考えないようにしている。

     家に着くと、先に帰ったシエル先輩だけでなく、何故か先にシャワーを浴び終えたアルクェイドが待っていた。同じ公園から遠野邸に戻って何故こんな差がついたのか。もう考えるのも無駄なのかもしれない。
     俺が玄関に入るなり、2人で争うように俺にまとわりついた。
    「お帰りなさい、遠野くん。さっそく一緒に勉強しましょう」
    「ちょっとシエル、あなた志貴とは昼間楽しんだでしょ。先に譲りなさいよ」
    「あなたこそ、さっきまで遠野くんを公園で独占したでしょう! 遠野くんの帰りを待ってたわたしが馬鹿みたいじゃないですか!」
    「でも昨日はシエルばかりだったでしょ! 今日はわたしが先よ! 今日こそ志貴の子を授かるんだから」
    「喧嘩するなら相手しないからな」
     俺がそういうと、2人は打って変わって喧嘩をやめて、協力しながら俺を寝室に連れて行った。

  • 190怪文書メガネナイフマン21/12/16(木) 01:32:41

     シエル先輩とアルクェイドに挟まれ、今夜も肉欲の宴が始まる。
     秋葉も帰ってくるなり文句を言いつつも、すぐに参加した。
    「まったく、私の兄さんなのに。お二人はもう少し兄さんを労って下さい」
     そんな事を言いながらも、秋葉は俺の肉棒を股で挟み、秘唇に擦りつけながらしごく。
     果てた俺の体液を舐めながら微笑む秋葉の姿は、とても妖艶で官能的だった。

    「それにしても、みんな仲良くなったな」
     アルクェイド、シエル先輩、秋葉の3人が一緒に、寝そべっている俺の男根を舐めていた時、ふと俺はそんな事を言ってしまった。
     それが失言だったと気づかずに。
    「そう言えば、なんでかしら? 志貴がシエルとイチャイチャしてるのはずるいなぁって思うけど」
    「秋葉さんとは、一緒に暮らしている内に距離感が取れた感じでしたけど……」
    「シエルさんとアルクェイドさんって、何故兄さんを取り合いせずに済んでるのですか? 兄さんを狙う他の女など、常識的に考えて駆逐すべき対象では?」
     秋葉が今すごく物騒な事を言ったが、問題はそこではなかった。
     気づけばシエル先輩とアルクェイドは不気味な笑顔を俺に向けていた。
    「そう……。確かにきっかけはあの夜よね。まさか志貴にあんな乱暴されるなんてねぇ……」
    「鬼畜でしたね、遠野くん。あの時は怖かったんですよ? わたしはこれでも聖職者ですから、あんな事をされたら責任をとって娶ってもらうしかないですね」
    「わたしも、殺された責任とは別にもう一つの責任もちゃんと取ってもらわないとね」
    「これは遠野くんが悪いですね。ふふ……」
     アルクェイドとシエル先輩はがっしりと俺の足を掴んで逃げる隙を与えない。
     秋葉様もお怒りだった。
    「兄さん。私はてっきりこの人たちが兄さんを誑かしたのかと思ってましたが、まさか兄さんがお二人を手篭めにしたのですか?
     ……そうですか。なら、私も兄さんをしっかり躾ないといけませんね。遠野家の長男が誰彼構わず強◾️する色情魔と噂されては問題ですから」
    「大丈夫よ、秋葉。わたし達でしっかり管理すれば」
    「えぇ、遠野くんには反省と贖罪の為、肉欲に溺れて他人を傷つけた事への罰を受けてもらいましょうか」
     ……あぁ、やっぱり怒りに任せて悪い事なんてするものじゃないな
     遠野志貴のささやかな反省も虚しく、3人の女たちによる終わらない快楽地獄の夜が始まった。

  • 191怪文書メガネナイフマン21/12/16(木) 01:34:34

    ※このスレには犯罪とされる行為が含まれています。実際に行った場合、刑罰の対象となる事もありますのでご注意下さい。

  • 192怪文書メガネナイフマン21/12/16(木) 02:00:39

    ……というわけで、本当にこれで終わりです。

     成り行きで始めたようなスレがまさかここまで話続くとは思わなかった。ヒロインがみんな可愛過ぎるのが悪いんだよ。

     秋葉とかリメイク表だけだと謎しかないのに、すごく文字数割いたし。


     細かいミスはご容赦を。キャラがブレてたりしてる点もご容赦を。あと設定から外れてそうなところもご容赦を。というかぶっちゃけ遠野家ってオリジナルだけでも色々秘密抱えてる上にリメイクでどう変わったも不明なので、那須きのこ氏本人でなければ完璧には書けないわけで。だから本人が書くのが理想だったのは間違いないです。だから早く書いて。


    あと少しで200なので、残りは感想とかで埋めてもらえると嬉しいです。

    (というか感想レスなさ過ぎて序盤困惑してたんだ)


    では最後に琥珀さんの叛逆が成功すると信じて。

    dice1d100=75 (75)

    (数字が大きいほど叛逆成功。49以下は失敗。

    50以上で食事献立の権限を掌握。キャットフードでもインドカレーでもなんでもありのカオスへ。

    70以上で志貴との不倫関係成立。

    90以上で琥珀さんの完全勝利。遠野家の当主になる)

  • 193スレ主21/12/16(木) 09:16:08

    志貴くんさぁ…
    さらに琥珀さんとまで不倫とか大胆過ぎないか?

  • 194二次元好きの匿名さん21/12/16(木) 19:17:30

    🌚こんなに愛人だらけの爛れた生活をして、恥ずかしいとは思わないのかね?

オススメ

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