- 1二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:31:23
【前回までの照井竜すぐ死なない(仮面ライダーW)は…】
ウォッチャマン「メガネ派！？靴下派！？」
翔太郎「帰れ！！」
Yダンドーパント「私はYダンドーパント」
翔太郎「巨乳の美女にエッチな依頼をされてぇんだよ！」
亜樹子「たこ焼き！」
照井「リードされたい派だ…！」
Yダンドーパント「Y！ダァァァァァァァァァァァン！！！」
フィリップ「風都の性癖が…僕達に…力を！」
「サイクロンジョーカーエクスタシーとでも言うべきか」
(ムラムラするだろう？)
晶「実は最近 風都で股間から花を生やした全裸の男が…」
Y談／ダダンダンダンダダーン｜あにまん掲示板フィリップ「翔太郎、君は『吸血鬼』を知っているかい？」翔太郎「まーた変なことにハマったのかフィリップ」ウォッチャマン「大変だよ翔ちゃん！！」バァン翔太郎「！！ ウォッチャマン！？どうした！！」ウォッチ…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:40:29
翔太郎「いい加減にしろ！ 俺は変態事件専門家じゃねえんだよ！」
晶「おっぱい大好きなのに？」
翔太郎「おっ…関係ねえだろそれは！」
フィリップ「待つんだ翔太郎 猥褻事件も立派な事件だ 馬鹿馬鹿しく思えても実際に困っている人がいる 軽視してはいけない」ｷﾗｷﾗ
翔太郎「お前もっともらしいこと言ってるけど目から知的好奇心が溢れてるかんな！？」
晶「お願いだよ このままじゃ姉さんも被害に遭うかもしれないし…」
翔太郎「…ったく しゃあねえな おい晶 その事件についてもっと詳しく聞かせろ」
晶「うん なんでもその男は夜な夜な街に現れては 人々に何かを突き出して『飲め』と迫ってくるらしいんだ」
翔太郎「…気分悪くなってきた」 - 3二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 18:41:00
主人公照井だったんだ…
- 4二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:20:08
晶「あと被害現場をまとめたんだけど 地図で言うとこの特定の範囲でしか徘徊してないみたいなんだ」
フィリップ「ふむ なるほど」
翔太郎「…まぁ 要するに一風変わった露出魔ってワケだ 確かにこんなヤツ放置してたらマズいな とりあえず今夜からでも捜索を…」
？？？「すんませーん 鳴海探偵事務所ってここっスかー？」ｶﾞﾁｬ
翔太郎「ん？ …あ！お前 武々夫じゃねーか！」
武々夫「オッス 翔太郎さん ひさしぶりッス」
晶「え？誰？」
翔太郎「近所のヴァミマの店長の息子だよ 俺がヴァミマで買い物してたらコイツが突然バイトの女の子人質して立てこもってよ」
武々夫「翔太郎さん その話はいいんで…」
翔太郎「ガイアメモリを持って『俺はこれで吸血鬼になるんだ！ 邪魔すんじゃねえ！』って言い出して」
武々夫「翔太郎さん？その話はいいんで」
翔太郎「俺が説得して人質解放させて訳を聞いたら『人質の女の子に告白したら 短い人生私なんかに構ってたら損しちゃうよ って言われたから吸血鬼になって寿命を伸ばしたかった』って言い出したんだが」
武々夫「いいって言ってんだろやめろ！！」
翔太郎「その子に『アレは体よく振ったつもりだったの』って言われちまって」
武々夫「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！」
翔太郎「しかも持ってたメモリ偽物だったから挿したところで吸血鬼になんてなれなかったんだよ」
フィリップ「そろそろやめてあげよう このままでは武々夫が恥ずかしさのあまり死んでしまう」
武々夫「鳥になりたいな」
晶「強く生きて」 - 5二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:39:47
Vampireメモリかな…
- 6二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 19:57:13
翔太郎「で なんでウチに来たんだ？ 女紹介しろって話なら聞かねえぞ」
武々夫「…ああいや それもあるんスけど」
晶(あるんだ…)
武々夫「実は俺 新しくガイアメモリ買ったんスけど どっかに落としちゃったんスよ」
翔太郎「何て？」
武々夫「いやこの前はネットで買ったらパチモンだったんスけど 今度はちゃんとソレっぽい所でソレっぽい人から買ったんで絶対モノホンっスよ！」
翔太郎「ガイアメモリにちゃんとも何もあるかバカ！ 所持してるだけで違法だっつの！」
武々夫「だってカッケーじゃないスか！ だってメモリ挿せばなんかスゲー力手に入るんスよ！ それあれば絶対モテるっスよ！ 『Z』って書いてあったし！」
翔太郎「あーもう何もかもバカだ…」
武々夫「それで翔太郎さんに落としたメモリ探すの依頼したくて…」
翔太郎「引き受けるか！」 - 7二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 20:39:56
【夜】
武々夫「翔太郎さ〜ん 依頼引き受けてくださいよ〜 あと女紹介してください」
翔太郎「ついてくんな！！ 帰れ！！」
武々夫「つーかこんな夜中に街で何してんスか 夜遊びっスか？」
翔太郎「違ぇよ 全裸男探してんだよ」
武々夫「…翔太郎さん やっぱそういう趣味？」
翔太郎「『やっぱ』ってなんだ『やっぱ』って！」
武々夫「だってこの前おっぱいおっぱい言いながら外走り回ってたし」
翔太郎「ばっ…違っ それはYダンドーパントが…」
ドンッ
翔太郎「っと！ すまねぇアンタ 怪我はねぇ…か…」
全裸男「ム この感触… 人間だな？」
翔太郎＆武々夫「ウアーーーーーー！！出たーーーーーーー！！」
- 8二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:11:07
保守
- 9二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:21:52
翔太郎(や…やべぇ…話を聞いただけでも寒気がしたが…いざ出くわすと冷や汗が止まんねえ…！！)
全裸男「いいぞ 久しぶりの獲物だ 何故か最近この辺りは人通りが少なかったからな」
「早速"植える"とするか…」ﾌﾟﾁｯ
「さあ！この種を飲め！！」
武々夫「イヤだーーーーーーーー！！」
翔太郎「お前ソレ股間の花から取ったよな！？」
全裸男「飲んで我が血族となるのだ」
武々夫「イヤだーーーーーーーー！！！！」
翔太郎「いや意味分かんねえよ！？」
全裸男「ムム 意地でも飲まないつもりか ならば無理にでも飲ませるまで！」ｼｭﾙﾙﾙﾙ
翔太郎「！ 股間の花からツルが伸びて…」
(コイツ まさかドーパントか！？)
武々夫「いやああああああツルが体に巻きつくううううううう」ｼｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
翔太郎「武々夫！」
全裸男「我が直々に飲ませてやろう…」
武々夫「ヤダアアアァァァァ！！！！！」 - 10二次元好きの匿名さん21/11/19(金) 21:47:04
ファングメモリ「ｷﾞｬｧｧｧｵ」ｽﾞﾊﾞﾊﾞｯ
武々夫「あああああ助かったァ……」
翔太郎「ファングメモリ！」
フィリップ「イヤな予感がしてね 後をつけてきて正解だった」
全裸男「邪魔が入ったか… まあいい そこのお前も我が血族に…」
「………！？ そ そこのお前！ よく見たらあの時 私のメモリを落とした男ではないか！！」
武々夫「…え 俺？」
翔太郎「はぁ？マジか！？」
フィリップ「おっと まさかの関係性だね」
全裸男「ムゥ こんなことがあろうとは… 仕方ない ここは逃げるぞ！」ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
翔太郎「あっ あのツルで逃げやがった！しかも超速くてエグい！！！」
フィリップ「…翔太郎 僕達もひとまず事務所に戻ろう 武々夫 君も来るんだ」
武々夫「はえ？」 - 11二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 00:36:51
ゼンラニウムって本体股間の植物なんだよな
- 12二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 07:18:46
フィリップ「まさか あの全裸男が君の落としたメモリを使っていたとはね…」
翔太郎「この事件の一因お前じゃねえか！」
武々夫「いっ いやでも！ アイツが全裸なのは俺のメモリのせいじゃないっスよ！？」
翔太郎「問題なのは全裸じゃなくてアイツの能力の方だ！…いや全裸も問題だけど」
フィリップ「翔太郎 これ以上武々夫を責めても意味がない もう過ぎたことだ」
武々夫「うう… すんませんっス…」
フィリップ「ところで武々夫」
武々夫「はい？」
フィリップ「君が落としたメモリに書いてあった文字は『Z』で間違いないかい？」
武々夫「えーと… はい 多分 他にもたくさんあったけど『あっZだカッケーこれにします！』って選んだんで… でも売ったヤツその時なんか言おうとしてたような…」
フィリップ「…なるほど 武々夫 この事件は僕達に任せて 君はヴァミマに帰りたまえ」
武々夫「あのー… ついでにアイツから俺のメモリ取り返して…」
翔太郎「さっきの種飲ませんぞ」
武々夫「すんません帰りますっス！」 - 13二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 07:26:01
保守
- 14二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 12:18:19
翔太郎「…フィリップ 何か分かったのか」
フィリップ「そうだね ヤツの股間の花の特徴 『Z』の頭文字 ここから導き出される答えは…」
「『ゼラニウム』」
「フクロソウ科 テンジクアオイ属の植物だ」
「まあ そこまで目立った特徴がある植物でもない ヒートで焼くか サイクロンメタルあたりで伐採するなどの攻撃が有効だろうね」
翔太郎「なるほどな ヨシ！ これで次に出くわしても対処はバッチシだな」
フィリップ「……………」
翔太郎「どうしたフィリップ？」
フィリップ「いや なんでもない それより今日はもう遅い 明日に備えて早く寝よう」
翔太郎「ああ そうだな」
フィリップ(…ゼラニウムの綴りは『Geranium』 つまり頭文字は『G』だ)
(まあ翔太郎は英語がそこまで得意ではないから 気づかなかったようだけどね)
(しかし あの全裸男の股間から生えていた花は確かにゼラニウムだった)
(…それに 武々夫を気づいた全裸男はだいぶ狼狽えた様子だった しかも直後にその場から逃げ出している)
(もしやあの全裸男 何か隠しているのか…？ - 15二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 18:09:37
【次の日の夜】
翔太郎(メタル)『という訳で 再び全裸男改めゼラニウムドーパント退治に赴いたが…』
フィリップ(サイクロン)『照井竜 君も手伝ってくれるとは意外だね』
照井(アクセル)『…ヤツは俺が倒す』
翔太郎『おいどうした 伊坂レベルの怒りが見えんぞ』
照井『…実は 所長もヤツの被害に遭ったんだ』
翔太郎『は！？亜樹子が！？』
【数日前の夜】
亜樹子「うおおおおおおお！！保健体育の教科書をスミからスミまで読んだウチは無敵やあああああああああ！！！たこ焼きでもイカ焼きでもかかってこいやああああああああ！！！！」
ゼラニウムドーパント？「ムッ 人間の女！ 我が血族となれ！」
亜樹子「」ﾊﾞﾀｰﾝ
【回想終了】
照井『偶然俺が近くにいたから助けられたものの…それ以来所長は寝込んでしまって…「明石焼き…」とうわごとを繰り返すばかり…』
翔太郎『どういううわごとだよ』 - 16二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 19:01:48
所長の語彙力が…
- 17二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 19:42:15
フィリップ『なるほど では行こうか 風都の平和と 亜樹ちゃんの仇討ちのために』
『という訳で』
巨大ゼラニウム「………」
翔太郎＆フィリップ＆照井『そこだあああ！！！』ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｧｯ
Zドーパント？「ヌゥ！？この我の擬態を見破っただと！？」
翔太郎『道のド真ん中にでっけぇ花の塊あったら目立つに決まってんだろうが！』
照井『見つけたぞ ゼラニウムドーパント… よくも所長を…』
Zドーパント？「ゼ ゼラニウム… そう！その通り！ 我はゼラニウムドーパントだ！」
翔太郎『んなこたぁ分かってんだよ！ゥオラ！』ｽﾞﾊﾞｽﾞﾊﾞｽﾞﾊﾞ
Zドーパント？「ヌワーーーーー！私(花)が切り刻まれるぅぅぅっ！」
照井『振り切るぜ…いや 灼き斬るぜ！』ﾋｰﾄ! ﾎﾞｵｵｵｵｯ
Zドーパント？「ヌワァーーーーー！！私(花)が燃やされるぅぅぅっっ！！」
翔太郎『オラオラオラァ！このまま一気にいくぜぇ！』
Zドーパント？「ヌ ヌウゥゥゥゥ……」
「ヌオォォォォォォォォォォォォォ！！！」カッ
照井『な…何！？」ｼｭｰﾝ
翔太郎『俺達の変身が…解除された！？」ｼｭｰﾝ - 18二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 19:56:33
Zドーパント？「許さんぞ貴様ら… その目障りな服も全てひん剥いてくれるわ…！」ｼｭﾙﾙﾙﾙ
照井「クソ！ どういうことだ 再変身もできないぞ！」
翔太郎「おいやめろそのツルはやめろ！あの時の触手思い出すからやめてええええええ！！」
フィリップ「待つんだ！ 『ネイキッドドーパント』！」
Zドーパント？「ヌゥ！？」ﾋﾟﾀｯ
翔太郎「フィリップ！ お前またついてきて… つーか今何つった？」
フィリップ「違和感はあったんだ 何故ドーパント化しているのに全裸姿なのか… 何故股間の花が刻まれて燃やされるほどの攻撃を受けながら身体には傷ひとつないのか…」
「だが今ので理解した 君はドーパントの能力で翔太郎たちを『脱がせた』んだ」
「君は『Naked(ネイキッド)』… つまり『裸』の記憶を司る 『ネイキッドドーパント』だ！」
ネイキッドドーパント「ヌワアァァァァァァァァァァァァバレてしまったアァァァァァァァァァァァァァァァ！！！」
翔太郎「な なんだってー！？」 - 19二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 20:35:24
ゼラニウムにネイキッド突き刺さったミュータントかよ！？
- 20二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 20:45:53
翔太郎「で でもよ！ 武々夫は『Z』のメモリを落としたって…」
フィリップ「翔太郎 『N』を90度傾けるとどう見える？」
翔太郎「え？ …あ！」
フィリップ「そう 『Z』に見えるんだ 武々夫はパッと見で『N』を『Z』と見間違えたんだろう」
翔太郎「あいつ馬鹿すぎんだろ… ん？ じゃあ股間の花はなんなんだ？」
フィリップ「それは彼がメモリの使用前から持っている『特性』だろう」
翔太郎「『特性』？」
フィリップ「ネイキッドドーパント 君の正体は人間ではない… 『ゼラニウムの花』なんだろう？」
Nドーパント「そ その通りだ…」
翔太郎「は！？ じゃあお前 股間のソレが本体だったのかよ！？」 - 21二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 21:19:44
Nドーパント「我は元々 一輪のゼラニウムだった… だがあの男(武々夫)の落としたメモリが偶然挿さり 我はヒトのカタチを得たのだ…」
「我は受け入れられなかった… 自分がゼラニウムの力を持つ人間ではなく 仮初の人間の肉体と意思を持つゼラニウムであることが…」
翔太郎「あー 確かに想像したら辛いかもな… よりにもよって全裸姿だし」
Nドーパント「いや 全裸であることは気にしていない むしろありがたい」
翔太郎「は？」
Nドーパント「服を着る花が何処にいる？ そんなもの着ていたら光合成ができないであろう」
翔太郎「お前人間でありたいのか花でありたいのかどっちなんだよ！」 - 22二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 21:20:54
だからZ?だったのか…
- 23二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 21:45:49
フィリップ「君はもはやドーパントではない 新たな生命体と言っていいだろう」
「『全裸』の『ゼラニウム』… 『ゼンラニウム』とでも言うべきか」
翔太郎「うまいこと言ったつもりか！」
フィリップ「しかしゼンラニウム 君は何故人々に自分の種を飲ませようとしていたんだい？」
ゼンラニウム「それは… 仲間をつくるためだ…」
翔太郎「仲間？」
ゼンラニウム「我は理解してしまったのだ 人間でもゼラニウムでもない我は同類などいない 孤独な存在であると…」
「この心の虚しさを埋めるには 人々に種を飲ませ 我の仲間にするしかないと思ったのだ…」
翔太郎「…単なる変態って訳じゃなかったんだな」 - 24二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 22:22:29
照井「そんな事情知ったことか！ここでお前を斬る！」
翔太郎「お おい！ ちょっと待ってやれよ！」
照井「ここで見逃したらどうなる！ 次に種を飲まされるのは所長かもしれんぞ！ そうなったら所長はコイツ同様全裸になってしまう！ そんなことはﾁｮｯﾄﾐﾃﾐﾀｲ絶対にあってはならない！」
翔太郎「おいちょっと欲望漏れてんぞ」
フィリップ「そうだ 待ちたまえ照井竜！」
「(人の心を持ってしまった彼を殺すなんてそれはあまりにも残酷なことだ！)人間の精神と肉体を獲得した植物なんて面白い研究対象をここで失う訳にはいかない！」
翔太郎「お前はダダ漏れじゃねえか！！」
フィリップ「だが翔太郎 君も彼を救ってあげたいんだろう？」
翔太郎「え？」
ゼンラニウム「うう…」
翔太郎「…まあ確かにコイツの意思も尊重してやりてえよ でもだからって人に種植え付けんのはダメだ」
(何かねえのか… コイツを孤独から救ってやる方法は…)
「………あ！閃いた！ こんなのはどうだ？」
フィリップ＆照井＆ゼンラニウム「？」 - 25二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:00:23
【数日後】
「うわー！ 何コレ！ そこらじゅう花だらけ！」
「これ全部ゼラニウムって花らしいよ！」
「ゼラニウム？」
「うん なんでも数日前 風都に匿名でこの大量のゼラニウムが贈られたんだって！」
「へー 私あまり花に詳しくないけど なんか見てるだけで心が洗われるって感じ！」
ゼンラニウム(擬態)「こ これは一体…」
翔太郎「お前の花を風都に贈ってやったんだ」
「街はお前の花で満たされ みんなはお前の花を見て喜ぶ」
「これでもお前は孤独を感じるか？」
ゼンラニウム「しょ 翔太郎…！」
翔太郎「おっと 礼ならいらないぜ それよりお前 謝らなきゃいけないヤツがいるんじゃねえか？」
照井「……………」
ゼンラニウム「…照井竜 貴方の大切な人に 我はとんでもないことをしてしまった」
「償いならいくらでもする どうか許してもらえないか」
照井「……………俺に質問す」
ゼンラニウム「ではまず最初の償いとして」ﾌﾟﾁｯ
「この種を彼女に飲ませるといい」
「ゼラニウムの力を得ればきっと元気になるぞ！」
照井「……………………………………」
翔太郎「…おいゼンラニウムお前」
照井「絶望がお前のゴールだ」ﾄﾗｲｱﾙ!
翔太郎「うおおおおおおおやめろ照井いいいいいいいいいいい！！！！！」 - 26二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:10:43
翔太郎(…こうして『風都 花の露出魔事件』は幕を閉じた)
(ゼンラニウムは風都にある植物園に巨大ゼラニウムに擬態して住んでもらうことにした)
(定期的に俺かフィリップが股間の花を採取することになっている)
(綺麗な花だ…アイツの股間から生えていることに目をつぶれば)
(照井によると亜樹子は徐々に回復しているとのことだ)
(最近は『山賊焼き！』とも話すようになったらしい)
(…悪化してないか？)ｶﾀｶﾀ ｯﾀｰﾝ! - 27二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:30:30
翔太郎「ふ〜 二回連続で変な事件に巻き込まれたもんだから 流石にくたびれたぜ」
「まあ これ以上変な依頼が来るこたぁねえだろ」
フィリップ「翔太郎 君は『フラグ』という言葉を…」
？？？「ここが鳴海探偵事務所ですか！？」バァン
翔太郎「うおお！？ …あ ああ その通りだ 一体どんな依頼だい？」
正夫の母親「息子が…息子の正夫が帰ってこないんです！」
正夫の父親(瀬戸康史似)「風都の外れにある『ドラン城』の方に行くのを見た人がいて… あそこには『吸血鬼』がいるという噂があるんです！」
正夫の母親「どうかあの子を助けてください！」
翔太郎「…フィリップ」
フィリップ「なんだい翔太郎」
翔太郎「ついに来たぜ…久しぶりにマトモそうな依頼が！」
フィリップ(…イヤな予感がするなあ)
お し り - 28二次元好きの匿名さん21/11/20(土) 23:33:51
乙です！
今回も楽しませて頂きました！
次回も楽しみにしています！ - 29二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 00:20:58
来るのか……ネオファンガイア…