民俗学について語るスレ

  • 1二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:28:46

    最近民俗学に興味湧いてきたんで有識者の方々の話を聞いてみたいです
    雑学とか小耳に挟んだ程度でも全然構いません!

  • 2二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:41:13

    立て乙
    あのスレからこんなスレが派生するとは思わなんだ。

  • 3二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:41:44

    神経抜き取るヨ

  • 4二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:43:06

    ゆる民俗学ラジオ好き

  • 5二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:43:41

    スレたて乙です。
    何はともあれ、お疲れさま。

  • 6二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:45:19

    死人と結婚するムサカリだっけ?
    アレ好きやわ
    死者を結婚させるというまず発想が思いつかん

  • 7二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 14:47:11

    各地に伝わる伝承って、内容を読み解いてみると、実はかなーり合理的に
    人々を陽動する形になってるのがあるのが面白いところだよね。
    災害が起きた場所から人を遠ざける目的で禁則地を設けるとかはその典型例。

  • 8二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:10:28

    ニヴフの昔話「水の母の息子」熊狩するのに伝統的な槍ではなく刀を使ったために熊の怒りを買い最終的に熊と主人公が相打ちになるって話なんだけどこの刀が日本刀のことらしいんだよね サハリンに住む人々だから日本人あるいは日本の文化的影響を受けたアイヌ人との交流もあったんだろうな

  • 9二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:15:43

    禁則、タブーといえば「見るなの禁」が有名だねぇ。
    大物主大神の蛇の正体を見ても驚いてはいけない、トヨタマビメの出産を除き見てはいけない、黄泉の国でイザナミの姿を見てはいけない、とかだねぇ。
    大抵は禁を破り、とんでもないことになるパターンが多いねぇ。
    イザナミのパターンはオルフェウス型神話との類似が見られるねぇ。
    ところで、イザナミが黄泉の国から追いかけてきたのを岩を扉にして塞いでいる、というのを古墳の横穴式石室からのイメージで語られる事もあるけれど、実は縦穴式石室の時代の後に横穴式石室が出てくるから、この部分って新しめの時代のイメージが投影されてる可能性があるねぇ。
    神話といえども時代の影響を受けて変質していくんだねぇ。

  • 10二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:31:50

    やはりその他カテゴリだと一気に勢いがなくなるな……
    何かについて知りたいとかいう話題ある人いる?

  • 11二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:36:50

    元スレ教えて

  • 12二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:40:47
  • 13二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:43:01

    >>10

    じゃあせっかくなんで、

    狐の式、眷属は75匹っていう話で、なぜ75匹なのか知りたいです。

    前見たやつだと稲がなるまでの日数とか書いてあったけど、暈した感じだったので。

  • 14二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:46:33

    二声呼びの伝承がある地域は熊の生息域と被ってるとかいいよね
    正体は熊かもしれないしもしかすると本当にそれっぽい人外がいたのかもしれない

  • 15二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:48:09

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:48:56
  • 17二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:54:50

    >>13

    もう資料がいくつか出ているけど、とどのつまり”よくわかっていない”というのが答えなんだよね……


    一応、1年間(365日)を4つの季節に土用を加えた5で区切った時、およそ73になる事から。そこに言いやすさ(語感)を加味したうえで75(しちじゅうご)という数が、ある程度多い数を表す際に用いられる数になった、という説が有力かな。


    人の噂も75日というのもここから来ているっぽいね。

  • 18二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 15:55:45

    民俗学の講義受けてたけど嘘のような本当の話
    なお専攻はしてないので教授からの話オンリー

    ・祭りに厄介事を持ち込んだらガチで殺しに来そうな老人
    ・霊的になんかやべー空気感ある田舎の儀式はマジである
    ・なんか熱心すぎる土着信仰、シンプルに怖い

    検索したら出てくるかもわからんが
    幸運を呼び込む儀式は全然いいんだけど
    良くないものを送り返す儀式は凄いピリついた空気になるそうな

  • 19二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:03:24

    >>6

    ムカサリ(向こうへ去る)?死後婚はナポレオン時代のフランスとかにもあったみたい。これは相続とか法律上の問題みたいだけど

    正史で確認できる最古の死後婚は三国志で有名な曹操が愛息子の曹沖(中国では頓智話の主人公としての知名度が高く歴史人物意識は薄め)が夭折した時

    中国では未婚での死は一族を繋げなかったという意味で不名誉な死なので、同時期に年の近い貴族の娘が死んでいるから曹操がそこの親に頼んで、その娘を族譜で花嫁として曹家の嫁扱いして埋葬したんだってさ

    今も中華文化圏では若死にした息子のために「死んだ女性を探しています」と死後婚紹介ビジネスやってたり、台湾だと有名女優似の紙人形での結婚式とかする

    中国だと死んだあとは死者は「鬼城」(幽霊の町)の「冥府」(死後の役所)で務めたり「鬼市」(幽霊市場)開いたり「冥銭」(冥府のお金)使って現世と変わらない暮らしするって考え方

    お供えは伝統的な冥銭みたいに紙細工で燃やして供養するから「紙細工の高級車」「紙細工のゲーム機」「紙細工のブランドバッグ」みたいなお供え用品が売ってることあるよ

  • 20二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:09:19

    民俗学やってた俺君、歓喜
    人々の生活と妖怪の関わりが好き
    よく言われる雪山への恐怖や教訓が雪女を創ったみたいな感じのをあらゆる妖怪に当てはめようとすると頭おかしくなりそうでたまらん

  • 21二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:10:57

    >>16

    >>17

    ありがとうございます。

    結論:よくわからない になるんですね。

    禁書目録の法の書みたいな、どう解釈しても間違いになるようになってるのかな?

    あれでもない、これでもない。じゃあきっと特別な意味のある数字なんだろうって思わせることで畏敬が集まるとかもあったりするのかなー。


    ムカサリと多分同じ意味だと思われる冥婚は戦時中の日本でもあったとは聞いた事があります。

    かなり近代までやってたんだな......ってだけです。

  • 22二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:25:45

    よく分からないけどこうなってるを説明するための迷信とかいいよね

  • 23二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:26:51

    後々知って納得したこと
    一番有名な雪女の逸話小泉八雲の「雪女」は樹木の精の伝承を改作したものと八雲の妻の親族証言
    どうりで「十六人谷」(夫の木を切り倒された妻の木の精が夜中に女に化け木こりたちの舌を食いちぎって殺すが、飯炊きの若者一人は口止めして見逃す。飯炊きは老いてから真実を話して殺される」と妙に話の流れが似てたわけだ
    ほかの雪女は雪の中現れる裸の美女ってぐらいで「遭難したー!」→「うおお裸の女じゃー!」服ポイー!→「うっ……ふう……」→「」凍死って短い話ばかりで遭難時の矛盾脱衣から想像された妖怪じゃね?って言われてる

  • 24二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:28:21

    ともかく宮本常一を読もう!!

  • 25二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:37:49

    >>22

    山神は女神だから山では山頂向いて立小便すると喜ぶぞ→頭上からの落石などに気づきやすい

    山では一声呼ばれても返事するな。人を呼ぶときは二回呼べ→山中での地盤の軋みや獣の声の聞き間違いから合流しようとしての事故防止

    滝壷には河童が出るぞ→水の流れが水中で立て渦になるので泳ぎが上手でも巻き込まれて溺死しやすいし死体も上がりづらい

    井戸を埋めた場所は避けろ→湿気からのカビ繁殖での体調不良。整地不良での落下事故。枯れていた地下水脈が増水で繋がって浸水


    「理由解らないけど昔からやめとけって言われてる」ってことは案外バカにならない

  • 26二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:38:05

    まれびとの概念はめちゃくちゃおもろいので折口信夫を推す

  • 27二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:39:26

    民俗学は大学でやってたけど面白かったな

  • 28二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:40:37

    いまの岐阜県(美濃)の武将に「日根野」って姓の人がいて大阪にも日根野って地名がある
    そして日根野のある大阪府泉州南部には「美濃出」という苗字の家もある

    昔交流あったとかかな

  • 29二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:43:17

    妖怪に比べると地味だけど、自分の身近にある習俗なんかも調べると面白いんだよなあ
    えっこれうちの地元しかやってないの!?って慣習は年中行事だけでも意外とある。そこから調べるとなんか遠い地域でほとんど同じことが行われてたり逆に近所の街のはずなのに結構違ったり。最近だと割と自治体がネットで色々公開してくれてるから漁りやすいし

  • 30二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:44:03

    民俗学というか、『贈与論』って方面のお話だけど
    贈り物を受け取ったのなら、同価値の返礼品を必ず返さないといけないのだ

    何故ならば、相手から貰った以上、返さねば相手の善意を踏みにじったとして呪詛が発動するのだ
    もっと言うと、貰う物を拒絶した=あなたと友好関係を結ぶつもりは無い
    と言う意思表示にもなるのだ。つまり、贈与義務(受け取る、返礼する)を怠ったのならば戦争状態にあると見なされる。そもそもありとあらゆる物に霊的な何かしらの力があると古代社会では考えられているのだ

    その霊的な力は必ず、元いた場所に帰りたがっているし、或いは仲間達のいる所に行きたがっているのだ。
    善意で物体を贈与する=善意で霊的な力を一部与える
    この状態で、返礼品を返さないというのは、帰りたがる霊的な力をねじ伏せる状態になるのだ。そら祟られる。
    で、当然贈与がループになる事もあるんだ。それを防ぐための仕組みが祝祭、つまりお祭りなのだ。皆で共同でお祝いし、「神様ありがとう!」と皆で贈り物をしあいながら、神様に捧げる事で
    贈与のループを一度終了する事になるのだ。人間同士の贈与のループを神様達の世界のループに変換するってわけ

    で、贈与論の開祖であるEモースは近代化するほどに、この霊的な発想は消えて無くなり、後は文化的習俗となり、最後はそれさえも近代資本主義の論理で塗りつぶされていくって考えたのだ。そういう視点で見ると現代でも例えばお中元など、贈り物系イベントの多い、日本は呪術的な社会がまだまだ強く根付いているのだ

    ちなみに、Eモースとは違う学者先生は近代資本主義の世の中でも贈与論は間違いなく機能していて、具体的には『贈与』を『負債』に言い換えれば、見事に古代と変わっていないって指摘しているのだ。つまり、貰った額に見合う何かをする、提供できないと……

  • 31二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:47:31

    民俗で卒論書いたよ

    残念なことに由来だの実は!だのその手のワクワクするお話は最早まともに論じられることはなく、今日日研究の俎上に上がるのはいかにして伝承が広まり変化したかという部分、あるいはそれらの伝承がなぜ受け入れられたのかという人々の心理的な要素へのアプローチだよ

    >>16みたいな話の場合も、個別事例はあくまでも伝承の流れというか、どういうルートで伝わってきたんだろうね?ってのを解明するための要素でしかないので、本質的には75がなんなの?ってのはそこまで大事じゃないんだね

  • 32二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:49:02

    >>29

    京都府の子が地元の地蔵に化粧する風習について卒論書いてたな

    有名な高野山の地蔵(美女の供養に立てられたもので自分の化粧品使うと美人になれる)

    都市伝説の東電横の地蔵(殺人事件の供養に立てられたもので自分の化粧品使うと嫌いな上司を転勤させてくれる)

    とかとは全く違って女性じゃなく子供の成長を願う行事らしい

    あと京都府だと節分に「おばけ」って言って老婆が少女に、少女が奥さんに、男が女性になどに扮装してお参りする習慣あった

    老婆の扮装は「長寿祈願」女装は「健康祈願」既婚者の扮装は「良縁祈願」少女の扮装は「若返り・初心に帰る」とか意味があったはず

    正直ハロウィンよりこっち流行ればいいのにと思ってる和服一杯みられるし

  • 33二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:51:06

    >>18

    良くないものを送り返す儀式

    ホラーの導入になりそうな一文だけど実際やるとしたら真剣さが段違いになりそうだな

  • 34二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:57:05

    >>33

    よくないものって聞くとすげえ化けもんとかをイメージするけど、日本のその手の祭りって蚊とか鳥とか土竜とかの害を為す小動物を追い払う儀式なのであんまり怖くない

    というか子供たちがその役を担うことも多いから、雰囲気的には金とか餅をせびるハロウィンみたいになってたりするよ

    人様の家の前で、金出せ!出さねえとおめえの産むガキ蛇の子な!とかいう糞みたいな脅し文句言うけど

  • 35二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:58:08

    山鳥の尾って「輪にすると化け物を見破る」って伝承あるけど
    遡ると「鵺」「八面大王」「平将門」のとどめに使われた矢羽は山鳥ってされてるのよね
    尾羽とあるからオスの赤い山鳥だろうし陽気で陰気を破るって意味とは思うけど
    八面大王・将門伝説だとなぜか狩人の妻に化けていた雌の山鳥が妖術を破る十三もの節がある長い尾を残して去っていったってなってる
    山鳥の女房の話が先にあって鬼退治に後付けされた話が東北の叛乱者繋がりでシェアされたんだろうけど最初の山鳥女房はどんな話だったんだろうね

  • 36二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 16:59:12

    自分の話で申し訳ないけど今のところ加藤幸治の民俗学ヴァナキュラー編を読み進めてて民俗学の姿勢や研究方法を初心者向けに書いてある印象
    初学者というか初心者の身としてはライトな内容の民俗学の本が欲しいんだけど何かオススメな本ってあります?

  • 37二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:13:17
  • 38二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:18:40

    >>36

    とっかかりなら、うしおととら って漫画がおすすめです。

    民俗学の本とかじゃないけど、よく調べて書いてたんだな......って大人になってから気づいた。

    多分調べながら読むとより楽しめると思う。

    神野悪五郎とか当時知らずに読んでたし。

  • 39二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:21:17

    有識者とかでは全く無いんだけど、ミッドサマーは民俗学を考えながら見ると面白かったからおすすめ

    漫画だとゴールデンカムイとかかな

  • 40とあるターボ23/03/22(水) 17:23:56

    民俗学とはちょっとずれるけど別方向の切り口として「魔女」の話をするもん
    古来キリスト教に「魔女」とされたのは「薬売りの女性」なんだもん。
    何故薬売りを魔女にするかと言うと簡単に言えば「医療利権が欲しかった」んだもん
    教会の収入・信仰の獲得のためには神の奇蹟を明示的に表す存在が必要だった関係で医療関係者が狙われちゃったんだもん。
    要するに病気が治ったら神様のおかげって事にしてお金と信仰を稼いだんだもん。
    そしてそのせいで魔女にされたのが伝統的な「薬売り」の女性たちだったんだもん。
    この薬売りの女性たちは恐らく「古来の巫女の系譜を(そのつもりが無くても)継いでいた存在」だったんだもん
    なぜそう言えるかと言うと薬とは本来危ない存在であり一つ間違えば毒としてとんでもない状況を起こすことは明らかなので専門職の存在が必要とされたであろう事はほぼ確定的だからだもん。
    事実魔女の軟膏とされるものの材料には幻覚作用のある植物であるケシやベラドンナが使われているもん
    そしてこれらの幻覚を見せる植物は原始宗教にとっては「神との通信手段」とされることが多くその扱い方も秘伝とされた事は想像に難くないもん。
    そうした理由薬を扱う専門の一族が生まれそこから地域密着を繰り返すうちに技術が継承され続けたのが「薬売り」なんだと思うもん。
    そしてそう言った存在はキリスト教(正確には教会勢力)にとっては邪魔だもん。
    だから迫害されちゃったんだもん。

  • 41二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:29:24

    昔、興味があって異類婚姻譚を調べたことあるんだが変遷を辿るのは面白かった
    話の骨子である動物を助ける→美女になって恩返しに来る→正体バレて別れる、は時代が違っても基本的に変わらないけど動物は変わってるんだよね
    最初は蛇が嫁になるし神聖な霊的な力を持った存在として描かれてるんだけど、時代が下ると嫁は狐や他の生き物になっていく。蛇は他の伝承でも退治されるような存在になってしまっていて、神聖が零落して粗雑に扱われるようになっていく寂しさと悲しさを感じたな…

  • 42二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:30:27

    面白い習俗で言うならナマコ引きだね
    東北の辺りで小正月に行われてた行事で、要素的には類似の行事もある(時期はちょっとずれるが)だから普通
    ただし内容はナマコを藁靴に入れたり縄でふんじばって畑を引きずり回すとかいう謎の虐待行事
    理由を調べてももぐらがナマコを怖がるからとかいう謎過ぎる理由
    形がにてるからか…?

  • 43二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:32:25

    鬼滅の刃の「剣術の師匠」が天狗面で岩割りを科してくるとか
    「刀鍛冶」がひょっとこ面をつけているとかいろいろ民俗学ネタ多いなと思う
    姉妹で仇討した「宮城野・信夫」の妹と同じ読みの「しのぶ」が姉を亡くして仇討しにいったり
    八丈島生まれのキャラが「縞模様(伊予の島々で流行したのが島模様の由来という)」の羽織だったり

  • 44二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:33:51

    民俗学が成立した際の本位は明らかに史学。遺したいという思いから始まっている。
    なので、口伝を集めて書に記すことをためらわなかった司馬遷の歴史へのスタンスをなぞると民俗学への態度が真摯になると思うよ。

  • 45二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:34:57

    民俗学で面白いと思ったのはゴーストハントだな
    残穢の小野不由美先生が初期の初期に書いたやつ
    徹底した調査でこの土地には何何という伝承があってとかそういうのを紐解いて怪奇現象の原因を探るやつ
    民俗学好きなら多分のめり込めると思う

  • 46二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:35:01

    神様を舐めきってる山の神とオコゼの話も面白い
    山の神はクソブスなので自分よりブスなオコゼが大好き!とかいう愚弄が過ぎる理由に始まり、見せるぞ!見せるぞ!!ってめちゃくちゃ焦らしたり、ちゃんと見せると満足しちゃうからオコゼをくるんでる紙は一枚だけ残す(結局見せない)とか
    そもそも山の人間はオコゼを知らないので、オコゼといいつつ全然別の魚だったり、ただの木彫りの物体だったりとオコゼですらなかったりもする

  • 47二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:36:28

    >>44

    ブルンヴァンの提唱した「アーバン・レジェンド(都市伝説)」も立派に民俗学なんだなあ


    水木しげるでも有名な猫娘の系譜が今でいう都市伝説だったのはちょっと意外だった

    猫檀家とか猫の伝承は多いけどね

  • 48二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:39:25

    >>34

    残念だが送り返される人は化け物役だ

    すごい異様な雰囲気で撮られたテープに俺含めて食い入るように見てたよ。


    まじないの言葉が「シザリガー」にしか聞こえなくてそればっか意識してたけど

  • 49二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:42:42

    >>48

    ポケモンやんけ!てのは置いといて

    死罪がーかな?

  • 50二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:44:27

    >>49

    分かんない!

    チザリガーにもシザリガーにもシュナイダーにも聞こえた

    いーとーまきまきの歌のイートーの部分をずっと繰り返してる感じ


    迂闊に真似したらキチ○イになるという言い伝えを解説しながら教授が手でやってた、教授は多分キチゲェ

  • 51二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:45:52

    どこの地方か覚えてる?
    方言に詳しい人がスレ見てるかもしれん

  • 52二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:49:09

    覚えてないな…
    あとたぶん教授経由で大学バレるから言わない

    それと記憶の中でシザリガーが出てきすぎてもうシザリガーに寄ってる。シザリガーが回避できない

  • 53二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:52:03

    民俗学の教授がめちゃくちゃ真面目に室内を土足で歩き回る実験?をしたらしい
    数ヶ月で事故に遭ったとかで玄関で靴を脱ぐことはやっぱり何か重要な要素なのだろう

  • 54二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:54:01

    民俗学か知らんがイザナギとオルフェウスの冥界下りは厳密には類型が違うって話が好き
    両方とも妻を取り返すために冥界に行くが振り向いて失敗するけど、失敗のツケを誰が払うかって点で別物なんだって
    ただこれソースになる本を紛失して久しいからそういう説もあるんだなで済ませてほしい

  • 55二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:55:35

    >>48

    日本でそんな祭り聞かねえ…とおもったけど追儺(鬼やらい)かな?

    寺だか神社だかでやってるやつ。民間行事というよりは芸能っぽいタイプの行事だけど


    民俗やってる連中なんて信心のかけらもないよ

    おじいさんが「これは○○様の由緒ある~」とか言ってるのを感心した顔で聞きながら(あーまた西行かよ…)って類型思い浮かべたりするのがお仕事だからね

  • 56二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 17:57:17

    >>55

    まじないの言葉シザリガーに似てるの?

  • 57二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:01:23

    民俗学でないけど、まあ折角だから投下。

    日本で最も祭られている神様は誰?と言われて、パッとこたえられる人はどれだけいるだろう。

    答えは八幡様。八幡宮とか八幡神社とか、名前だけ聞くと確かに多いよな。それもそのはず。祭神として寺社を区分した場合、堂々の一位に君臨するのがこの八幡様である。その数何と7817社。稲荷神を抑えての堂々1位である。
    その大元は応神天皇。弓矢八幡の異名をとり、全国の武家から絶大な支持を得た武神であり、武運長久や勝利をもたらすとされる……なんでこんなバリバリの武神が、商業と豊穣のご利益のある稲荷伸等を抑え、全国各地で大々的に祭られているのか?
    その答えはずばり、八幡様は日本史において最も早く神仏習合を成した神様だから。東大寺の大仏建設の際、八幡信仰の立役者とされる大神杜女が八幡様の名のもとに支援を募ったとの記録もあり、かなーり古くから存在しつつもいち早く仏教を取り入れ教えを広めたのが八幡信仰なのだ。
    そのかいもあり、神道と仏教両方からあがめられるようになった八幡様は全国に一気に拡大。戦国の世を経て広く信仰され、現在に至るというわけである。

    ちなみにこの八幡様こと応神天皇なのだが……実はこの人の母親、神功皇后がこれまた濃い。応神天皇以上に濃い。
    なんとこの人、女皇族であるにも関わらず数々の戦で先陣を切り軍勢を指揮したバリバリの軍神で、男装してその覚悟を示してまで戦場に出たというバーサーカーである……その暴れっぷりは、ヤマト王権が全国制覇を成した一因を作ったと言えばわかるだろうか。
    さらに朝鮮半島、新羅の国に攻め入った際は、そのあまりの苛烈な攻めっぷりから、思わず新羅側が白旗を挙げて迎え入れたとの話が残っているほど。しかもこの時、なんとこの神功皇后、おなかの中に応神天皇がいたんです。妊婦であるにもかかわらず戦場に出てしかも大暴れしたんかい!?戦狂いってレベルじゃねえぞ!?

    とまあ、そんな女は怖いのレベルを超越した存在である神功皇后の血を引いた応神天皇が武神としてまつられ、後に全国各地に大いに広がったのは、ある意味で必然だったのかもしれない……

  • 58二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:06:17

    >>56

    さぁ?そもそも追儺式は詳しくないし見に行ったこともないし、追儺式自体いろんなとこでやってて唱える言葉なんて場所によって違うから見当もつかない

    けど日本のお祭りでそういう化け物を送り出す(追い出す)系のって言われると追儺くらいしか思いつかん…


    あとは神楽みたいなのでやる、神様役の人を捌けさせるやつとかかな?これは追い返すって感じじゃないけど、お面付けた人がどっか行くからそういう風に見えなくもない

    神楽の最中ってあんまりなんか唱えてるイメージは薄いけど

  • 59二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:10:42

    >>56

    どんだけシザリガー気に入ったんだよw

    シザリガーかな?と思っただけだし


    寺?みたいなところに集まる

    なんか仮面を被ったやつが真ん中で

    指をこう、2回叩いてねり飴練るみたいに指をくるくる回す、回しながら「シーシーシーザリガっ シーシーシーザリガっ」て呪いを唱える。


    一応言っとくがオカルトは信じちゃいない

    この儀式が異様な雰囲気ってのも「助手が出るなって言われた敷地から出たもんで怒られた、けど怒った側もまあいいやって流してとっとと帰った」という笑い話込みだし

  • 60二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:14:51

    上の人もいってるがあくまで伝承があるって事だけを伝えてる、オカルトも成立過程を話すんで信じちゃ居ないんだろうし

    3年くらい交渉して撮らせてもらったとか自慢の多い人だったよ
    WBCスレ行くから話はこれでおしまい

  • 61二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:22:09

    庚申待ちに庚申講の仲間でお堂に籠って「しょうけら」「し(三尸)」を追い払う呪文唱えることあるけど
    しーやーむーしーはーいーねーやっさーりーねーやっ
    みたいな呪文

  • 62二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 18:24:56

    >>61

    惜しいな

    別スレ行っちゃったんだよな…

  • 63二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 19:36:40

    >>57

    大体の神社にセットであるから稲荷神だと思ってました。

    逃げるついでに首もいでった巴御前といい、日本の女武者はやばい方ばかりか!?

  • 64二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 19:38:26

    その土地の人が「研究者が望んでる話」を積極的にすることで架空の風習ができあがることがあるので最近はかなりフィールドワークに慎重だと聞いた

  • 65二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 19:59:34

    >>64

    そういう話があるっていう事が広まったら村おこしの材料になるから?

    単純に報酬が貰えると期待してかな?

    どっちにしても、研究者として困るのはわかる。

  • 66二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:10:03

    >>65

    話を盛ることはあるらしいよ

    必ずしも今の人に取っても面白い話だけ伝わる訳じゃないし


    だから、外の人に話をするさい、「面白くしちゃう」事はあるらしいよ

    まぁ、外人に忍者は何処だ? って聞かれた時につい、「ひょっとしたらおまえのことみてるかもしれないね」みたいなノリはあるって事よ。あと、ぶっちゃけ詳細を覚えていないのに興味津々に聞かれて、知らないとと断言できず、よその話と混ぜて語るとか

  • 67二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:10:23

    近年の怪談噺である「学校の怪談」とか「てけてけ」「口裂け女」「コトリバコ」とかは、民俗学とかに分類されるのでしょうか?
    どこから広まり始めたとか調べたりするのかもしれないけど、掲示板発の「きさらぎ駅」とか何処から調べれば良いのか見当もつかない。

  • 68二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:12:25

    >>66

    納得しました。

    極端な話、DQ7のレブレサックみたいに自分達に都合の良いように改変しちゃうって事なのね。

  • 69二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:13:01

    教授が研究の関係で台湾によく行くんだけど、そこの冥婚の話が興味深かったな
    台湾のある地域では赤い紙が道に落ちてたら絶対に拾っちゃいけないんだって
    なぜなら拾った人は亡くなった人の親族に迫られて死者と結婚させられるから
    こういう風習も廃れつつあるけども、それでも落として死者の幸せを願う人は居続けるんだろうな

  • 70二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:16:45

    >>65

    別に報酬とか利益を目当てにしている訳じゃなく、自分自身は公正中立に話をしているつもりでも、聞き手の欲しがっている情報だけ偏って話してしまう事象があって、また聞き手も自分が欲しいと思っている情報だけ重点的に質疑応答してたり、記憶してたりする事ってのがよくある。

    そういうのがバイアスがかかった取材結果を導出する事につながる。


    これが医学の臨床試験において、二重盲検法を採用する理由にもなっている訳だ。

    医者がこの薬は凄く良く効いて欲しいなー、っていう雰囲気を醸し出していたら、患者の方も「この新しい臨床薬が凄く良く効きましたよ!」って答えてしまったりするのだ。

    二重盲検法 - Wikipediaja.wikipedia.org
  • 71二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:26:09

    >>70

    聞かれた事は話しやすいので偏ってしまうのはわかる気がします。

    正しい情報を正確に調べるのって思っているよりもかなり難しいんですね。

  • 72二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:30:15

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:32:25

    土蜘蛛伝説について

    土蜘蛛を討伐した伝説があるとこのだいたいは朝廷に従わない先住民がいたあたりで、滅ぼした先住民を土蜘蛛だったってことにして塚を建ててこれでヨシ!したんじゃないの?説はよく聞く

  • 74二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 20:40:26

    >>63

    イザナミ「愛しい人が約束破った!醜い姿を見られた!イザナギ殺す!できなかった!毎日千人の人間殺す!」


    アマテラス「弟が災害振り撒きながらウチに来た!殺す!」


    クシナダヒメ「ヤマタノオロチに喰われたくない……えっ!?スサノオ様殺しに行ってくれるんですか!?じゃあ櫛になってお供します」


    (スセリビメ→先に大国主と結婚してたヤガミヒメがビビって逃げ出す)


    (アメノウズメ→アマテラス曰くかなり目力が強い?強面?らしい) 


    サクヤヒメ「はぁ!?不貞を疑うとな!よしじゃあアンタの子だって証明するために出入り口の無い産屋に火つけてその中で出産してやるよ!」



    ………みんながみんなというわけじゃないが神話の時代から日の本はヤベェ女がそこそこいるまぁ女神がヤベェというより神様が基本的に下半身とパッションで生きてるやつばかりだからみんな良くも悪くも思い切りが良すぎるだけなんだと思うけど

  • 75二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 21:00:06

    記紀神話の話が出ているけど、今じゃよく知られている古事記より、日本書紀の方が
    日本列島の神話という意味では正統派なのだ。

    何故なら、古事記は皇室の伝承詰め合わせセット
    日本書紀は日本各地の豪族・地域伝承詰め合わせセットだから
    ……そして、この話を詰めていくと、ついには「天照大神とは何者か?」って話にも行ったりするのだ
    何故なら、元々アマテラスさまって

    伊勢神宮「『伊勢大神』様を祀る神殿です」
    天武天皇「お伊勢さん、なんか調べたらウチの先祖っぽい神様見つけたから、そっちで預かってくれない?」
    と言う来歴が日本書紀に堂々と書いてあるのだ。その後もしばらくは『伊勢大神』と『天照大神』で
    別々に伊勢神宮は儀式をやっているから、本当は2柱の太陽の女神をお祭りする神殿なのだ
    今じゃ、天照大神の別名、伊勢大神って扱いになっているけど、天武天皇の時代だとむしろ天照大神の方が忘れられた古い神様で、伊勢大神という太陽の女神信仰の方が強かったのだ

  • 76二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 21:03:47

    >>67 近年の都市伝説はネットのおかげで拡散早いからねぇ(口裂け女を除く)心霊ブームもあったし


    きさらぎ駅はどんな恐ろしい怪異からも語り部だけは無事ですむっていうオカルト話のタブーに挑んだってだけじゃないかな?

    異界に行く話なんてゴロゴロあるし

  • 77二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 21:17:44

    >>75

    伊勢神宮は内宮が天照大神で、外宮が保食神がメインだと思ってました。

    伊勢大神なんて神様も祀ってたんですね。

    鶏居るなーくらいしか思ってませんでした。

  • 78二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 21:29:21

    >>75

    「天照大神は何なのか」については変わった説だと天照大神は元々男神だった説とかもあるよな

  • 79二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 21:50:58

    自分は赤坂憲雄が推しだ 『排除の現象学』復刊して嬉しい

  • 80二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:06:41

    >>30

    いいですよねモース......ちゃんと原著で読まないとなぁ

    あの辺りの思想はグレーバーが再評価してるからおすすめよ

  • 81二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:09:31

    民俗学好きなら「山の人生」の第一節を読むのを薦めるぞ

    「今はすでにあの偉大なる人間苦の記録も、どこかの長持の底で蝕むしばみ朽ちつつあるであろう。」

    の文章に民俗学の魅力の全てが詰まってると思うの......。

  • 82二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:29:42

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:30:33

    不思議探訪シリーズすき

  • 84二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:31:20

    なにで読んだか忘れたけど、鬼の正体が漂流して来た外国人説は印象に残った。
    確かに金髪だったり、白人は体格がデカかったり肌が弱く赤くなりやすいとか微妙に納得出来るのはあるんだよね。
    あまり信じてないけども

  • 85二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:36:30

    民俗学に分類されるのかはわからないけど、モンゴルの言語には「ありがとう」を意味する言葉は存在しないっていうのを読んだ事がある。

    作者がモンゴルでの結婚式か何かで実際に贈り物をした際、特に何も言わず受け取られてイラッとしたのが話の始まり。

    その後通訳上「ありがとう」に近い感謝の言葉みたいなのが作られたけど、元々の言語にはないっていう事を知って、だからなのかな? みたいな様に納得して。

    最後に自分の誕生日か何かの時、贈り物をした相手から、あの贈り物がどれだけ嬉しかったかを話しながら贈り物をされて、「感謝はその場の言葉ではなく、それ相応の物品と共に返すのが彼らの風習」みたいに納得して終わる話。

    分類としては>>30の『贈与論』そのままだけど、とりあえず「ありがとう」って感謝を伝える事が多く、場合によってはそれで済ます日本とは考え方そのものが違うんだな、ってなった話だった。

  • 86二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:46:57

    民話にすらならない話だが、俺の故郷の風習について書かせていただく。

    俺の母方の祖父の地元では、正月に「なーまいだ」と呼ばれる行事?が行われる(正しくは「なんまいだ」・「なんまいだー」なのかもしれないが、そこは謎)
    行事と言っても、全然堅苦しいものじゃない。手順は以下の通り。

    1.祖父がいた自治体に所属するご家庭の、18歳未満の男子が団体になり、正月の昼頃に各家庭を訪れる(ちなみに全員が私服でやってくるあたり風習としてはもう緩い)
    2.その団体は珠1つがレンコン1房くらいの大きさで、総長が4~5mほどの、やけに大きな数珠?のようなものを持っている
    3.訪れた家の人々は、それぞれ1人づつ数珠?を首にかけ、体全体をこするように数珠を体に撫でつける
    4.これを家の全員が行うまで繰り返す
    5.全員が終わったら、団体の代表(最年長の青年)に、家庭の人1人あたり1000円のお布施?を渡す
    6.これを各家庭を順に巡りながら繰り返していく。

    子供のころの俺は、正月の帰省中は毎年この行事とも風習ともいえない行為を繰り返してきた。祖父いわく無病息災を願うものらしかった。

    で、今となってふとこの行事を思い出すことがあるが、いくらネットや文献で調べても、類似の行事が見当たらない(単に俺の検索力が低いだけなのかもしれないが)。一番近いのが百万遍念仏と言われるものだが、あれほど厳密な儀式でもない。
    そして現在、祖父の地元では少子化によって担い手がいなくなり、この「なーまいだ」はめっきり行われなくなってしまったとのこと。祖父も頭が弱くなり、これらの起源や内容の詳細についてはもう聞くこともできない。
    おそらく「南無阿弥陀仏」が語源だろうから、浄土真宗由来の風習だとは思うのだが……あるいは、何かの儀式が地方に最適化された風習なのかもしれない。

    そんなわけで、今でも俺の中では、この謎の儀式のことが心の隅で引っかかっている。

    誰か、似たような話やそれ知ってるという人はいないだろうか。

  • 87二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 22:50:36

    民俗学といえば、イエやムラの概念だったり、内と外とか境界の概念強いよね

  • 88二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 23:23:50

    >>86

    詳しいわけではないけど、調べるとすぐに出てくるのだと“数珠回し”っていうのが比較的近いのかな。

    1、担当グループが一軒一軒回るタイプもある。

      女性のみだったり、男女混合だったりするけど、多分地域差?

    2、比較的大きめの数珠を使っている様に見える物が多い

    3、大人数のやつだと回すだけだけど、体の悪いところとかをこするパターンもあるみたい。

    6、各家を巡る。


    4の1人ずつっていうのは見つけられませんでした。

    5のお布施はまあ、大体のイベントは回収するから......。

    「ご祈祷念仏」「極土念仏」「施餓鬼供養」とか言うみたいです。

  • 89二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 23:25:17

    >>83

    今見てる最中ですけど、面白いです。

    ご紹介ありがとうございます。

  • 90二次元好きの匿名さん23/03/22(水) 23:57:13

    由来とかは全然知らんけど、自分の田舎では天狗(サルタヒコ?)が先導した神輿(木を乗せただけのシンプルなやつ)が家々を回って、わざと神輿を地面に叩きつけてる
    最後は神輿を何回も川に放り投げてた

  • 91二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:13:48

    >>90

    多分トップヒットしたやつかな......。


    自分が昔住んでたところだと、神輿を担いだまま川を突っ切るみたいな祭りがあったなー。

    鎧着て空砲撃ったりするらしいけど、見た事はない。

  • 92二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 00:19:42

    >>86

    百万遍念仏であってると思うよ

    うちは曹洞宗だけど爺ちゃん亡くなった時にやったわ

    30人くらいででかい数珠を回すんだ


    多分民間でやるから堅苦しくなく簡単になったんじゃないかな

  • 93二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 01:01:05

    >>84

    法医学の講義で、鬼は漂流した外国人の水死体だったのではというのを聞いたことがあるな

    水死体に見られる所見(巨人様化、体表の色の変化)が鬼の特徴と合致するとかなんとか

  • 94二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 01:16:43

    地元にジャガラモガラって地名の窪地があって変わった名前だなと思ってふと調べてみたら、一説ではそこは姥捨山で泣き叫ぶ声をかき消すため鳴り物をジャガジャガ鳴らしたとする擬音語説があるらしい。めっちゃ怖!
    (他の説は地形形容語源説、アイヌ語語源説、じゃんがら念仏語源説などがあって正確な由来はわからないらしい。)

  • 95二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 01:25:54

    民俗学よくわからんままスレ見てったけどけど下手な怖い話よりゾクゾクしてるな今

    前居た会社の気のいいおっちゃんの先輩が大学で民俗学を専攻してて、外回りで若干田舎の川沿い運転してる時にあの川のこっち側には民家多いけどあっち側はそうでもないけど、それがなんでそうなったか?みたいなことを調べてたと言ってたな…

  • 96二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 01:46:21

    >>84

    酒呑童子の正体が漂流したシュタイン・ドッチってドイツ人って説があるね

    牛肉とワインを食べている姿を人肉食べ生き血を啜ってるように勘違いされたとかなんとか

  • 97二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 01:58:41

    その土地ににしか無い風習って聞いてると楽しいよね

    うちの村の風習なんだけど道が二股に分かれていて進んだ先で合流してるOみたいな道には分岐する所にお地蔵さんが置いてあって、道を渡る時は必ずお地蔵さんにお祈りして棒を倒す
    棒が倒れた方向の道しか通ってはいけないってのがあった
    棒が倒れていない方の道を通るとよくない事が起きると言われていた
    これは村の住人は誰でも守っていて小さい子から老人、迷信なんか信じない様な不良でも絶対守る
    俺も不思議と絶対守ってた

    高校卒業して村を出た後、友達と山に登った時二股に分かれた道にお地蔵さんが置いて無くてその事を不思議がったらうちの村だけの風習だって初めて気が付いた

    たまに実家に戻っても今も守ってる

  • 98二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:01:27

    民俗学の括りに入るのかは知らんけど地名とかでここで何かあったとか分かるの好き
    水害の多い地域だと蛇とか竜とかついてるって奴

  • 99二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 02:30:14

    >>98

    ちょっと毛色が違うけど古事記にちょくちょく出てくる地名の由来話好き 吾妻はやが転じて東(アズマ)のやつとかオトタチバナの入水のくだりと相まって泣きそうになった


    ……崇神天皇の軍に壊滅させられた反乱軍が恐怖のあまり脱糞して袴を汚したことから屎袴と呼ばれていた地がやがて久須婆になったとかいうあまりにもあんまりな話もあるけど


    屎褌(久須婆) – 國學院大學 古典文化学事業kojiki.kokugakuin.ac.jp
  • 100二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 12:37:57

    鬼は👹みたいな怪物だけでなく、疫病とか悪い物、超常的な物、正体不明な物全般に使われていたというのはよく聞く話。
    じゃあ逆に、牛の角、虎の腰巻き、肩にちっちゃいジープ乗せてんのかい! っていうような筋肉、酒好きで粗暴な怪物みたいなイメージが定着し始めたのは、何が由来になるんでしょうか?

  • 101二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 13:31:53

    俗説では、十干十二支、陰陽思想から鬼門の方角が丑寅の方角に当たるのと語呂合わせで、鬼と牛と虎のイメージの混合が起こって、牛の角と虎の腰巻きを着けている鬼の姿が創造されたと言われている。
    実際に鬼門の鬼のもともとのイメージは、幽霊とか魂とか悪霊とか、目に見えない何か悪い神霊であり、具体的な姿をとるものではなかった。
    中国語に鬼とあったら、それは霊的な魂の事の意味なのだが、日本では隠の字の意味や読みを当てて、おん、おぬ、おに、とか読み習わす様になり、鬼とかいて、おに、の読み方をしだして、その姿も牛の角がある虎の腰巻きをした姿で定着した。

  • 102二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 13:33:36

    民俗学の範疇なのか分からないけど、昔は辺鄙な村に旅人が訪れた際は村娘が積極的に子種を貰いに行って村の血縁が濃くなりすぎるのを防いでたって話を聞いたことがある気がするけど詳しく知ってる人いる?

  • 103二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 13:45:41

    このレスは削除されています

  • 104二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 13:47:18

    >>102

    棚機姫伝説?

    一人で村はずれで機織していた美しい娘が妊娠してその子が神の子で~みたいな異常妊娠からの優れた子の出生を説明する伝説群

    機織小屋に一人籠るのが元々村の外の男の種を得るための仕組みで、マレビト=神の子として生まれた子供は村の新しい血の源として育てられたって解釈する「仮説」

    ヘビが通ってきて娘は死んだとか鬼が通ってきて娘は食われたって話もあるし、時代が下ると父親が千本の刀を打てとか難題を出して娘を狙った蛇を騙して追い出す話とかにも発展するけど

  • 105二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 13:51:42

    ちなみに日本の秋の女神の龍田姫と春の女神の佐保姫は知ってる人多いと思うけど
    龍田姫は元は山神・風の神で山の恵みを里に風と共に吹き降ろして豊作を約束してくれる神様だった都合上、竜田彦という夫の神様とペア。既婚者
    佐保姫も山神だけど夫を持たない棚機姫信仰と合一したんで未婚
    っていうトリビア

  • 106二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 14:24:37

    鬼が牛の角に虎柄のパンツのイメージなのは鬼門の方角が艮(うしとら)だかなんじゃなかったっけ、知らんけど

  • 107二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 14:41:43

    >>101

    日本で何かがあって鬼門になったんじゃなくて、伝来時点で鬼門で、それに習合された感じになるんですね。

    酒呑童子とかは京の北西じゃなかったけなー? とか思ってたので、ありがとうございます。

  • 108二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 17:16:38

    >>107

    鬼門の元ネタ?は山海経っていう中国の秦漢時代あたりの本が由来だったはず

  • 109二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 19:49:55

    民俗学か……フレイザーの金枝篇読んでみたいんだけど図書館で見かけたあのデカい複数冊の本がこれに収まってると思えなくて買えずにいるんだよなかといって図書館に置いてあるようなサイズは置き場所的に無理があるし

  • 110二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 19:53:23

    以前に見た鬼についての解説動画があったので、これを見れば鬼門とか丑寅の方角とかがざっと理解できるかと。


    鬼の定義について

    【妖怪】日本三大妖怪「鬼」の正体に迫る!

    鬼と十干十二支、陰陽思想について

    【徹底解説】ここでしか知れない国民的童話『桃太郎』の真実


  • 111二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 19:55:22

    瀬織津姫って結局どういう存在なの?

  • 112二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 21:15:56

    >>111

    しらん。


    1.弁財天だよ派閥

    (でも、弁財天は縁切りの女神じゃん。瀬織津姫は縁結びやで)

    2.天照大神の荒魂だよ派閥

    (でも、それなら古事記に名前のってそうじゃん)

    3.本居宣長「禍津日神の別名だよ」派閥

    (平田篤胤「それだと、禍津日神は純粋な邪神だって言う君の説と矛盾してるじゃん。人の役に立つ善なる神様やで」)


    とまぁ、ずーとこんな感じ

  • 113二次元好きの匿名さん23/03/23(木) 22:12:25

    民俗学とは正直全く関係ないけど。

    小学生の頃の夏休み前、友人2人に誘われて学校側の集合住宅に行った事がある。
    学校の怪談とか流行ってた頃で、その集合住宅の何階だったかが〜みたいな話があった。
    そこに階段で向かったんだけど、なぜかその階だけ異様に暗く見えて、泣く程怖くて自分だけ登れなくて踊り場で引き返した。
    よくよく思い出すと、公園のある集合住宅だったから普通に子供が遊んだりしててもおかしくないのに、そこから帰るまで人が居なくて、生活音どころか蝉の声すらしなかった気がする。
    あと今も友人2人だったっていうのは覚えてるんだけど、顔と名前が思い出せない。
    ボロ泣きしたから話するのやめてあげよ......ってなったからか、その後怪談噺としてその階段の話を聞く事もなかった。

    特に曰くがあったわけでもない、埋立地だったから古いわけでもない、けどあの暗闇がとてもとても恐ろしく感じた。
    こんな風に臆病な人が「きっと何かが居るに違いない!」って言い始めて産まれた民俗的な話もあったりするのかな?

  • 114二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 09:23:09

    魔女狩りで使い魔だからっていう理由で猫駆除したら、ネズミ大発生&黒死病ですごい被害が出た国があるとは聞いたことがあります。

  • 115二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 09:39:31

    山の神は女に嫉妬するから女人禁制って良く聞くけど、何故そう言われるようになったのだろう
    男に比べて体力が低いから?

  • 116二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 09:44:30

    昔子供向けの本で読んだ話だけど
    力持ちでイキっていた飛脚がいた。ある時茶屋で休んでいたときに一人のか細い女が現れて飛脚に力持ちで有名な貴方ならこの箱を持てるかと聞いて小さい箱を渡した。飛脚はこれくらいと言って持ち上げようとするも見た目の割にすごく重くて持てない。するとあの女はその箱を軽々と持ち上げてこれくらいの箱も持てないのにイキってんじゃねえよ的な事を言って化け物みたいな姿に変化する。飛脚は慌てて逃げ出して家で震えた。それ以降飛脚はイキらないようになった。
    この話ってどこの民話かわかります?

  • 117二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 10:51:32

    >>104

    遅くなりましたけどありがとうございます!

    小説かなにかで読んだ完全な創作なのか現実の話なのか記憶が曖昧だったので助かりました

    あくまで仮説とはいえ現実にそういう伝承?民話?があるんですね

  • 118二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:14:52

    日本の神豊穣の神多すぎて呆れてきたんで、キャラ作った。

  • 119二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:18:34

    >>117

    客人婚や遇客婚など、旅人に妻を差し出す風習があったという話は遊牧民やエスキモー、山間部なんかにありますね

    血が濃くなりやすい環境で新しい血を入れるために必要だったとか

  • 120二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:38:05

    >>115

    生理の血の匂いが獣を引き付けるとかいう話を聞いたことがある

  • 121二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:41:52

    諏訪信仰の総本山諏訪大社の御柱祭についてなんだけど
    武田信玄が始めた説はともかくとして
    霊的な話としては国譲り神話からの派生で諏訪に追いやられたタケミナカタを封じる天津神による封印としてのがあるんじゃないかと考える人もいるけど

    御柱縄文時代からあった説を20年以上前に遺跡博物館できいたんだけど今違うかもだけど
    その目的は何だったんだろうか?という疑問
    縄文からの集落の繫がりと巨木信仰と男根信仰が合わさったものが
    御柱なんかなって
    木そのものを祀るでなく
    あえてきりたおしてもう一度おっ建てるのは男根や生命への信仰かな?って
    そして今も続く各市町村集落が担当して木を引っ張るのは
    市町村なんて概念ない頃に近いけど普段関わらない集落が集まり交流して力を合わせることで
    血等も交わる目的もあったのか?と
    画像は現代の市区町村より小さい集(部)落単位で揃いの法被や衣装を身に着け集落旗を掲げる氏子達

  • 122二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:50:02

    諏訪信仰というか日本神道とユダヤ教の共通点から生まれた日ユ同祖論も結局ただの偶然なのか
    なんなのか

  • 123二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:51:14

    九州の離島出身だけど師走の中頃に子供達が集まって集落の各家の庭に石で穴を開ける「いのこぶり」って行事があったな
    夜遅くで寒かったけど皆で集まってわいわいやれる非日常感が楽しかった思い出

    離れて二十年になるけど今もやってるのかな

  • 124二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 11:57:11

    アイヌの若者達の遊びで

    上半身裸になる
    順番に背中を棒で叩いていく
    一番最初に声を出したやつが負け!ってゲームがある

  • 125二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 13:57:16

    おお!!まだのこっていたか!

  • 126二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 14:06:51
  • 127二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 18:36:41

    民俗学ではないけれど地元でよく言われてたこと

    うちの地元だと蛇がよく出るんだけど近づくなだけではなく目を見るなと言われていた
    理由はよくわからないけど今思うとちょっとメデューサっぽいよな
    あとヘビイチゴを食うと蛇が来るから食うなも言われてた これは子供の道草を無くすためだろうけど

  • 128二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:51:11

    蛇と目が合って金縛りに陥る女性の話(孕まされてたような気もする)があったはず。
    ○淫の象徴っぽい扱いなのは、頭がアレに似てると思ったのかな?(多分風評被害)

    ヘビイチゴ食ったら蛇来るよ! は自分も聞いたことある。
    夜に笛吹いたら来るよ! っていうのもあった。

  • 129二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 19:54:33

    都市伝説とかも現代の民俗学よね口さけ女の発生と伝播をやった記憶がある

  • 130二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:28:53

    >>122

    あれに関してはヘブライ語の中にやけに日本語に似た発音の奴があるから眉唾ものだとは思えないんだよな。

    少なくとも日本民族の中に「失われた十氏族」のどれかが入ってそうではある

  • 131二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:35:28

    民俗学とはちょっとずれるが関係のある話をすると「清純な女性」とされるキャラのイメージとして「黒髪女子高生で下着は白」と言うキャラクターが出てくることがままあるけどこれって「学校の校則のせいでそう言うイメージが生まれた」可能性があると思うんだよな。
    要は「有力者が『正しいと思った価値観』が伝統になり結果的にその後の人達の行動や思想に大きな影響を与える」って例としてはだいぶ興味深いと思う。

  • 132二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:44:15

    鯰絵はいいぞ〜
    天照大御神が男になってたりナマズの蒲焼きを神様が作ってたり、オタクからすると変わらない二次創作魂を見れて楽しい
    鯰絵とはちょっと違うけど、スサノオとクシナダがオロチの蒲焼き作る絵好き

  • 133二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 21:54:52

    >>130

    それ現代ヘブライ語でトーラーの歴史書の時代とは別モンだぞ、一方の日本語の発音にしろ古代から相当変容してるし


    そもそもヘブライ語に限らず別言語の文章を読み上げた場合に時たま有意の日本語の文章にも聞こえるってのは空耳って体で日本人自身が証明してるしな

  • 134二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 22:09:23

    >>100

    牛の角と虎の腰巻きは丑寅の方向、つまり北東が鬼門とされていたため

    鬼門は風水的に不吉とされるため、神社の敷居の壁なんかだと大抵、北東の方向には角を作らないように東側の壁が手前で折れて北側の壁に繋がるようにして鬼門封じをしている

    ちなみに桃太郎で猿、雉、犬がお供なのも申、戌、酉が北東の丑寅に反する方向であるため

    なんで北東が鬼門なのかって言うと中国の山海経の記述で北東方向の樹木から鬼が出入りしたって記述があるため

    ちなみに、中国だと鬼(グエイ)ってのは幽霊を指す言葉で日本の鬼とはイメージが異なる

  • 135二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:15:54

    >>131

    大昔の貴族の女性は長い黒髪が美しさの基準とか、そういうのが由来だと思ってました。

    確かに、戦時中だと桃太郎が軍事行動をとって、鬼(米兵)を討ち倒すみたいな映像が流れてたとか何かのドキュメンタリーでやってたような......


    >>133

    別言語の空耳......ヒト○ーのアレみたいな感じなのかな

  • 136二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:22:32

    >>122

    日本列島全体の神話という意味で、日本書紀や記紀神話に組み込まれていない伝承を参照すると

    言うほど、神道と古代ユダヤは似ていない。むしろ仏教の方が似ている

    何しろ、神道は南方系文化が色濃く残っているから(北方系文化も混じってはいるけどあくまでもメインは南方)


    何しろ、カバラ神学は大なり小なり古代仏教にも影響を与えていると言われているから。

    つまりユダヤ教の理論が部分的に仏教に混じっているだろうと考えられているけど

    神道の場合は言うほど理論では混じっていない


    むしろ、江戸時代の神道を理論的に整理整頓し、高度で高尚な代物として扱おうとした国学だと

    ひょっとしたら蘭学由来の対抗意識かもしれないが、キリスト教神学理論を思わせるような論理展開の果てに

    一神教みたいな神学理論に行き着いたりもしている。そっちなら部分的に古代ユダヤっぽいかもしれない

  • 137二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:24:25

    >>133

    イサクの燔祭の話と諏訪の御頭祭が似てるのは

    伊邪那岐と伊邪那美の神話 と オルフェウスとエウリュディケの神話が似てるようなもので

    世界の神話や逸話には

    ある意味の収斂進化のような何かがあるのだろうか?


    教訓的な意味ではわからなくもない

  • 138二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:30:37

    >>97

    もしかしたら同じ出身かもしれないけどうちにもまったく同じ風習ある

    俺は昔爺さんに二体の地蔵さんが良くない物を封じていて枝が倒れなかった方の道にはその良くない物がいるから通ってはいけないと教わった

  • 139二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:42:35

    >>138

    多分道祖神が習合されてるのかな?

    お地蔵様を2......尊? だけ設置してるのってあんまり見ない。

    大体1尊か6尊、大量の3パターンのイメージがある。

  • 140二次元好きの匿名さん23/03/24(金) 23:50:31

    >>139

    すまん書き方悪かったな同じ所に二体じゃないんだ

    道が二股に分かれてるけどどっちの道通っても同じ場所にたどり着く道があってその道が分かれる所に一体づつ置いてあるんだ


    地蔵⊂⊃地蔵


    みたいな感じ、⊂⊃は道な

    まぁわかりやすいから地蔵さんって呼んでいるだけで実際そうなのかはわからん

  • 141二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 00:09:06

    民俗学、文化人類学と近接学問あたりの境界線がいまいちよくわからないんだけど、何が違うんだろうか

  • 142二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 00:10:52

    >>137

    大切な人の死を題材にしていて、どっちも取り返すのに失敗する話だもんね。

    死を覆すことはできないし、そういう事をしてはいけないっていう教訓というか、倫理的な話になるのかな?


    伊邪那美命が黄泉竈食ひしたから帰れないっていうのは、当時それだけ食料が重要なものだったから。

    そのコミュニティで食事をする=そのコミュニティに参加・従属する、そういう意味になるという説は聞いた事がある。

    冥界の柘榴も似たようなルーツだったりするのかな?

  • 143二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 03:30:03

    >>142

    そもそもどこの神話でも「冥界(幽世)と現世」「ハレとケ」「ケとケガレ」は明確に分けられるべき存在って言うのが神話の根底にあるからな。(それぞれの事象の言い方自体は地域によってだいぶ異なるけど)

    特に生と死は分かたれるものとして扱われてる印象がある。

    まあエジプト神話みたいに地味に分かれててない奴もあるにはあるけどね

  • 144二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 05:18:28

    都市伝説や怪異みたいな民間伝承が民俗学で取り扱われるけど、今の時代だといわゆる陰謀論とかも分析の対象になるよね
    既に新書とかでも陰謀論を論破するっていうよりも、どういうメカニズムでその言説が生まれ、広まったのかっていう内容の本があった気がする

  • 145二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 05:57:26

    >>94

    ジャとか蛇にもなるし

    ガラも音的に

    かなり昔に土砂災害で窪地みたいになった場所とも思えなくないなって少し思った

  • 146二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 06:42:02

    >>144

    そもそも「言説」が神話や民俗を作るからね。

    極論すれば今のウロ戦争も何百年後かには神話になってるかもしれないんだよな

    陰謀論と呼ばれる存在も同じことでそう言った物が「悪魔」を作り出したり「神」を作り出したりするから軽視すべきものじゃないんだ。

  • 147二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 07:24:48

    日本ではお葬式の時に清め塩を渡されることがあるけど、清めの塩って神道由来なんだよね
    仏教では死はケガレではないから、お清めって必要ないはずだよね
    仏式のお葬式をしたのに最後に神道の儀式をするのが日本っぽいなと

  • 148二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 08:58:28

    神道では生命力に溢れている状態が良い、病気や死で生命力が無くなっている状態は悪い、という考え方をするからね。
    いくら仏教儀礼として葬式を行っても、心のどっかで神道的な死のケガレに立ち会った感覚があるから、禊とかお清めをしてさっぱりしたい、という意識があるんだろう。
    黄泉の国から逃げ帰ってきたイザナギが、ひどく汚れた所へ行ってしまった、綺麗な川で禊をしてケガレを落とそう、という認識を持っていたのも、日本人の持つケガレの感覚が反映されたものなんだろう。
    でも水でなくて塩を使うようになったのはどうしてか、神道の祭祀で供える、酒、米、塩のうち、酒でもなく米でもなく、塩だけをお清めに使うのはなぜか、そこらへんが分からん。

  • 149二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:10:25

    九州の南の方の離島に親の実家があるんだけど、名前は伏せるけど日蓮宗系と思われる仏教っぽいの(以下、某学会)に入信してる。
    某学会、自分のところを信じてる奴だけが人間で、幸福になれる。
    他の宗教を信じてる奴は悪魔、不幸になる。
    みたいな教義があるらしくて、「昔近くでやってたキリスト教の結婚式に汚物撒き散らした」とかいう話とかあった。
    「○○さんは某学会の人だから、投票しろ!」みたいな電話も昔あったな......。
    離島だから、身内以外全部敵! みたいな信仰になってったのかなーと思ってたけど、最近街頭で新聞配ってるのを貰うと、同じ日蓮宗系の仏教っぽい別宗教(以下、別会)にも似たような競技の話が書いてあった。
    名前的に離島じゃないから、離島だから排斥的っていうわけでもないっぽい。
    他宗教に多少排斥的なのはどこの宗教でもあるだろうけど、教義に「他宗教を信仰するのは悪魔です(意訳)」とまでしてるのは、珍しい気もする。
    文化(方言とか)が同心円状に広がるっていうし、京都スタートでそんな風に広がったのか、日蓮宗派生がそういう風になりやすいのか、他に理由があるのか......。

  • 150二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:17:05

    「他宗教を信仰するのは悪魔」ってキリスト教が十字軍遠征でイスラムと宗教戦争してた時とかがそんな感じじゃなかったっけ?
    あと、南米のアステカ帝国とかインカ帝国とかを征服してた時、土着信仰を悪魔崇拝扱いして、無理矢理キリスト教に教化してなかったか?

  • 151二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:19:34

    それから、キリスト教以外でも、日蓮が「法華経だけが正しい仏の教え、他の経典は全部間違い」みたいなノリで日蓮宗がおこったんじゃなかった?

  • 152二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:20:01

    >>148

    酒は断つべきものだからわからなくはない。

    般若湯? 何のことでしょうか。

    米は軍備品というか、税として持っていかれるから貴重品だったのと、塩は長期保存に耐えるから持ち運びしやすかったとかかな?

    でも、昔は塩もかなりの貴重品だったはずなんだよなぁ。

  • 153二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:34:19

    >>150

    そうそう。

    言い方悪いけど、キリスト教は被差別階級というか弱者から始まった「あいつらは地獄行きだけど、自分達は救われる」系の宗教だったはずだから、他に排斥的なのもわかる。

    侵攻先の宗教を邪教と断じて、自分達の信仰を強制するのは、侵略者の手段としておかしくない。

    それでも、聖書には「隣人と手を握りましょう」「殴られても殴り返すような事はするな」みたいな友好大事! って事が書いてある。

    そもそも教典段階で、「他宗教は敵! あいつら悪魔だから!」みたいな事書いてるのは珍しい気がして。


    >>151

    スタート時点でヤバかったんですね......。

  • 154二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:44:22

    >>152

    地元だと墓場で草刈りに使った鎌は家に入る前に塩を掛けて清めるってのがある

  • 155二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 09:54:32

    >>141

    なんなら考古学(道の跡から疫病封じのための土器が出てくる)とか歴史学(宗教史、文化史)もあるからね

  • 156二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 10:03:44

    >>148

    塩は塩分による殺菌効果があったからじゃないかな

    もちろん当時は科学的に分からなくても塩を使うと病気を防げるとかそういう経験則があったのだろう

  • 157二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 11:39:24

    >>150

    インドとイランで善神と悪神が逆というのがあったっけ

    インドの善神ディーバがイランでは悪神ダエーワでインドの悪神アスラがイランだとアフラ・マズダーとかの善神にあたるとか

  • 158二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 11:53:33

    >>157

    ゾロアスター教とインド仏教は似ているようで別物なのでしゃーない

  • 159二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 14:21:56

    物語でよく出てくる「神や妖怪に対する信仰心を奪ったら神や妖怪を倒せる」って考え方が元となる逸話のない話っての空恐ろしい感じがするよね

  • 160二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 15:03:00

    うちの県の組躍に旅の坊さんが旅館を訪れたときにそこの女が惚れて化け物になってストーカーしてくるという内容の「執心鐘入」って演目があるんだけど、結構前に旅行先の県で似たような話を聞いたような気がするんよね

  • 161二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 17:01:07

    >>159

    そりゃあ○○に住んでて△△を信仰していた部族を鏖○する事で△△という神霊を滅ぼしました。

    とか歴史に残らないでしょ。

    畏敬を奪って滅ぼすなら、名前すら残してはいけない。

    △△という民を苦しませる悪鬼羅刹を討った!

    みたいな伝承の場合、それはもう改変されたものだし。


    >>160

    四捨五入したら“安珍・清姫伝説”では?

  • 162二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 17:20:12

    >>148

    入手・保管の手間と価格で現代は塩一本になっただけってのが大きいと思うもん

    っていうのも平安の頃枕元に打ち米って杵で突いた精米置いたもんな?金縛りとかにあってコメを掴んで撒いて朝になったら打ち米についた血が点々と寂びれた塚まで滴って……ていう怪談あるもん

    酒は伊勢など含む各地のお祭りで神使ってされる動物(伊勢ならウミヘビもん)捕まえて来て酒をふるまって返すことで祭神に口利きしてもらうから「清い」ものだもん

    っても江戸中期まで度数の低い濁り酒なもんでお清めにつかったらかえってそのへんべっちゃべちゃになるもん。今の清酒とは違うもん

    あと盛り塩は魔よけではなく中国の後宮の故事から来ているもん。商売繁盛ではじまって広く「幸運が着ますように」ってやるもん

  • 163二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 18:55:10

    >>137

    神話を考える上で気をつけないといけないのが、最初期のまま伝わってる事はほぼ絶対にないって事よ

    近代科学が無い時代だと宗教、神話ほど世の中を説明した理屈やストーリーは存在しない。けれど、それほど

    便利な物なら、必ず何かしら政治利用されるの


    「なんで噴火したん?」「山の神様が怒ったから」 最初の神話、噴火の説明

    数百年後

    「山の神様が怒ったのはその時代の王様が暴君だったから」昔話の再利用、再解釈、追記

    数百年後

    「暴君が現れると山に変事が起きる。つまり、今の王様は暴君」「えっ」

    さらなる昔話の再利用、再解釈、追記


    で、イザナギイザナミ神話は神話学で言う「見るなのタブー」、簡単な事であっても安易に約束を破れば

    色々な物が失われてしまうと言う暗示に使われる話とされている。ただし、一般的なオルフェウス型神話とイザナギイザナミ神話が違う部分は約束を破ったペナルティは約束を破った当人には行かない点が学者によっては日本の特色になっていると指摘している。


    要するに、「約束を破ったから『死』ぬようになった」、死の始まりを説明する話

    でも「約束を破った当人はピンピンしてる」←類例神話「何でだよ! せめて永遠の離別を心から悲しめや!」

  • 164二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 23:21:35

    >>162

    盛り塩は

    移動や運搬に使う牛馬が塩分補給の為に盛り塩された塩舐めたくて足を止める→休憩タイムになり人がその店に拠るから儲かる

    商売繁盛のまじない

    みたいなのが始まり説はどうなんだろう?

  • 165二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 23:25:19

    >>163

    日本の寿命神話だと

    イワナガヒメとコノハナサクヤヒメもきいたな…

    醜女のイワナガヒメを邪険にして追いやったから

    本来永遠生命の力を持つイワナガヒメが地を去り

    人間に寿命が生まれた的な

  • 166二次元好きの匿名さん23/03/25(土) 23:42:48

    >>164

    西晋の司馬炎が後宮のどこの部屋の女の所に行くかを羊に車を引かせて適当に選んだので、部屋の前に塩を並べて羊が

    塩を舐めに寄ってくるようにしていた故事によるらしいが、中国古典にありがちな俗説、大げさな誇張のような拡大解釈からの派生のようにも思える。


    https://daisuki-sangokushi.com/2020/03/02/%E3%80%8C%E7%9B%9B%E3%82%8A%E5%A1%A9%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%94%B1%E6%9D%A5-%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E7%82%8E%E3%81%A8%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%A8%E7%BE%8A/

  • 167二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 07:13:13

    奄美・沖縄には“キジムナー”っていう座敷童的なの妖怪話がある。
    ガジュマルの大木や古木に宿る存在とされるんだけど、このガジュマルはイチジクの仲間で、鳥のフンとかに混じって他の木の枝から発芽、絡みつくように成長していくいわゆる絞め殺しの木。
    日本には2又に分かれた木や、2つの木がくっついた木を信仰の対象にする文化があるらしい。
    このキジムナーの伝説も、木が絡み合ってるように見えたから産まれたんだろうか。

  • 168二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 07:26:27

    >>166

    司馬炎説と始皇帝説は中身はほぼ同じなんだな

    とりあえず真偽もなにも置いといて

    司馬炎の5000人も始皇帝の3000人も盛り方ヤベェな(小並感)

    と同時に校長考えたら無いとは言い切れないな…って

  • 169二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 07:45:47

    この中で民俗学を専攻しているのと趣味でやってるの割合どれぐらいなんだろうな

  • 170二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 09:19:15

    このレスは削除されています

  • 171二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 09:19:59

    >>159

    これについてちゃんとした学者(確か伊藤龍平)がなんか言ってる論文読んだね

    参考資料としてニコニコの「〇〇が幻想入り」シリーズが引用抜粋されてて変な笑いが出た記憶

    レミリアとオリ主の会話が引用されてて面白かったけど、そこのインパクトが強すぎて論文の内容は覚えてない

  • 172二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 11:17:03

    >>135

    俺、それ大学の講義で見たことあるわ>桃太郎が軍事行動

    アニメシーン作品で、おっしゃるように桃太郎や鬼が軍人で、桃太郎が鬼に詰め寄るシーンなんかがあったりした。

    確か映像表現(アニメ)の講義だったと思うんだが、

    講義の中ではアニメシーンがプロパガンダとして使われた物の一つとして紹介されてた覚えがある。

  • 173二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 13:51:28

    インド辺りだと三つ目とか多腕とか、奇形を信仰対象にしている。
    ジャンプに載ってる呪術廻戦の両面宿儺の元ネタは日本書紀にて、岐阜県北部に現れた鬼神・賊として武振熊命に討たれたとされている。
    一方、岐阜県では民間伝承として、天皇の勅に従って別の鬼神を討った、豪族として土地と民を守るために戦い討たれたという話がある。
    面白いのは、そのどちらでも両面宿儺は顔2つ、腕4つというコトだと思う。
    1番初めに書いた、奇形信仰が日本でもあった事になる。
    日本神話では、ヒルコのように奇形児は捨てられたり、カグツチのように処分されている。
    話は変わるが、現代ではシャム双生児とか結合双生児と呼ばれる存在が実在する。
    受精卵の分離が上手くいかなくて発生するとされ、中東やアフリカでそういう子が産まれる確率が高いとされている。
    けど日本人でも産まれる確率が0でない以上、当時の飛騨で両面宿儺という伝承通りの人間が生まれていても不思議ではない。
    じゃあ、当時産まれた両面宿儺はどうなったのかを考えていくとと、恐らくとても丁重に育てられたのではないかと考えられる。
    というのも、両面宿儺は巨躯で怪力だったという伝承がある。
    少なくとも、十分に食事が取れていたと考えられる。
    山の神が単眼だったり、四肢欠損がないという奇形であるという信仰もあるらしいし、大和王権の支配下にあった当時の飛騨の民にとって、そういった奇形児は自分達を大和の支配から解放してくれる神の子に思えたのかもしれない。
    多分探せばこういうのを詳しく調べた本とかもあるだろうから、読んだ人は実際の所どうなのか教えて欲しい。

  • 174二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 22:23:47

    子供の頃、夏休みに東北にある実家に帰った時、「今日は山に入るなよ」って言われたことがある。
    別に近くに山があったわけでもないし、むしろ海寄りでコンクリート舗装された街中だったから、何で......? ってなった記憶。

  • 175二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 22:35:37

    >>174

    山の神様が木を数える日だと思う。だいたい晩秋の月の終わりあたりになる

    小さい山にも普通にあるよ。入ると神様に木として数えられて人間じゃなくなる

  • 176二次元好きの匿名さん23/03/26(日) 23:31:42

    >>175

    ありがとうございます。

    そういえばそんなことを言ってたような......。

  • 177二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 07:19:43

    >>169

    趣味でやる場合おすすめの書籍とかある?

  • 178二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 09:37:38
  • 179二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 09:49:50

    >>159

    恐怖≒信仰とするならシン・ゴジラの蒲田くんがいい例

    ネタバレ配慮しつつも異質で恐ろしい怪物を語る為に仮の名前を付け、

    簡略化されたイラストを書く人が増えていき段々怖くなくなっていった

    人に恐れられる妖怪や悪魔が零落していった過程そのものだったよ

  • 180二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 09:58:04

    情報伝播の手段が限られて且つスピードが現代とは違うのもあるよね

  • 181二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 12:20:12

    カチカチ山とか、御伽噺も時代や風土で変化するってよく聞く。
    うちのカチカチ山はババア汁→背中火炙り→辛子塗り込み→泥舟→「お婆さんの仇だ!」みたいな事を言いながら浮かばなくなるまで櫂で殴打、でした。
    最近の和解エンドはコレジャナイ感があるけど、これはこれで未就学児に読ませて良いのか? ってなりました。

  • 182二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 14:13:06

    白雪姫の魔女も実母だったり継母だったり時代によって変わってるらしいしな

  • 183二次元好きの匿名さん23/03/27(月) 23:38:58

    自分が読んだのは、継母だった気がします。

    山の神が醜いとか、不具の存在って言われるルーツはどこにあるんだろう。
    醜いっていうのは石長姫っぽいけど、単眼だったり片足だったりするのは何故なのか。

  • 184二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 00:04:08

    >>183

    山というか、鍛冶の神様系統かなぁ……どっちかって言うと

    例えば、単眼は昔の鍛冶屋だとよくある後天的障害だったのよね


    何しろ、1日中、火の様子を見なきゃいけないから、その光と熱波で失明してしまう

    さすがに両目やられると生活に支障を来すから、片目をつむって作業を行う見たいな。なので鍛冶神は単眼として祀られていたりしている


    ただ、これが石長姫と比べられると単純にそういう枠内で住む話じゃ無くなってしまうのよね

    何しろ、バナナ型神話って言って、南方系神話の特に島嶼エリアで多い類例神話として

    石とバナナを選ぶ事になって、バナナを選んだので、人間の寿命は短いって感じの話が非常に盛りだくさんなのよ

    でもって、石長姫って、「石」ってついて、選ばれない側なので……

    日本神話の元ネタが南方系に軸があるって言う考察材料には出来るけど、正直よくわかんね


    北方系……ユーラシアの北、遊牧民や古くから都市国家を営んできた連中

    南方系……ユーラシアの南、都市国家より農村漁村狩猟民の集積で文明を作ってる感じの連中


    神話ってかなり大まかに分類すると、最終的にはこの2系統って言われることが多くて、北方系の特徴が聖書の様に

    長編小説のノリで記録されている神話。

    南方系の特徴が、短編集って言われているのよね。

  • 185二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 08:52:02

    なぜバナナ......いや、美味しいけどさ。

  • 186二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 10:40:26

    東南アジアの農耕初期段階において、バナナ、タロイモ、ヤムイモは日本における米のポジション、五穀豊穣の五穀のポジやで。
    主食として重要であるが、腐りやすいので長持ちせず、そこが命の短さ、寿命の起源として神話になったんや。

  • 187二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 14:14:13

    >>185

    今の果物のバナナじゃなく料理バナナやね

    熟していない状態で収穫して加熱して食べる。芋みたいな味がするやつ

  • 188二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 20:27:32

    >>186

    そんな長持ちしないもので、どうやって1年生きるんだ......?


    >>187

    今の三倍体バナナと違って、種があるからそっちの方が食べやすいのかな......

    一回くらい食べてみたい。

  • 189二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 20:57:38

    >>188

    東南アジアは熱帯雨林気候。

    植物は通年で栽培できる。

    というか、焼畑農業レベルのイモとかバナナの栽培で十分食べていけるから、本格的な農業が発達せず、近代になるまでほぼ未開の生活水準だった。

  • 190二次元好きの匿名さん23/03/28(火) 22:29:16

    >>189

    ちゃんと働いてれば食べ物には困らない環境なのか。

    楽園実験とは違うけど、「群れが生き残るには、他から奪わなければ足りない」くらいの方が、文明は発達するのかな。

  • 191二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 00:26:27

    >>85

    それで思い出したけどピダハン(アマゾンの狩猟採取民族)はアメリカ人よりもありがとうの回数が圧倒的に少ないらしい

    年に一二回ぐらいしかないらしい

    これは文化人類学の領域だけど似たようなことが違う地域で起こってると気になるよね

  • 192二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 10:55:04

    >>184

    単眼で火吹き竹を咥えた姿からひょっとこのお面ができたそうだね(火男が訛ってひょっとこ)


    風や嵐を司る神は単眼である事も多い

    これは台風の目から来た伝承であるという

    時に波浪を起こし時に火災を広げる事から災厄・破壊としての一面もあるとか

  • 193二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 12:21:26

    >>181

    かちかち山ってもともとは2つか3つの話がくっついたものらしいな

    婆汁を食べさせられただけで終わってたものに、兎が間抜けな狸をいじめて殺す話と結びついたとか

    前半後半それぞれ別の話としてもつたわってて、後半の話は「うさぎとくま」みたいに尻尾がちぎれて短くなった、吊り下げられて耳が長くなった、泣きすぎて目が赤くなった、熊の前に姿を現さなくなった、みたいなサゲになってる

  • 194二次元好きの匿名さん23/03/29(水) 20:05:34

    >>193

    婆汁だけってそれは......

    狸は害獣なので駆除しようって話だったのかな......?

    それとも悪役も別の何かだった?

    それとも「雉も鳴かずば」みたいな悪い事(他人の獲物を逃す)をしたら、こういう目にあうぞって話......?


    象の鼻はワニ(鮫ではない)に噛まれたのを引っ張って抜け出そうとしたから伸びた。みたいな話は読んだことあるから、それ系統のお話かな?

  • 195二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 07:54:43

    民話には何らかの意図や寓話のような教訓があるはずだ、という概念自体、近代の文学研究からの思い込みだし、非常に短い話でなんの事か分からない民話や伝承もある訳なんで、そういうもの全部に意味を求めても分からないものは分からないんだな。

  • 196二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 08:11:36

    風葬がこわいんだけどこれで差別された人たちもいるのかも

  • 197二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 16:45:56

    >>196

    火葬だってカトリック教徒にとっては恐ろしいことだしな

    埋葬方法って信仰にかかわるから、沖縄の洗骨みたいにどれだけ奇妙でもやられる方にとっては重大なものだよな

  • 198二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 17:04:49

    鳥葬は拝火教だと人生最後の徳を積む機会だと聞いた。

  • 199二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 21:37:18

    >>197

    そういえば火葬後の遺骨食べる風習とかもあるんだっけ?

  • 200二次元好きの匿名さん23/03/30(木) 21:38:59

    200記念カキコ

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