- 1二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:00:18
- 2二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:00:46
退廃的というかなんかそんな感じにどハマりしました
- 3二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:00:54
のべりすと君に書かせろ
- 4二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:01:18
手前で頑張れ
もしくはべりすと - 5二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:01:22
えっとてもいい…
- 6二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:01:28
- 7二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:01:33
こんな時のAIよ
- 8二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:02:38
頭が悪すぎてのべりすとに挑戦したこともあったけどうまくいきませんでした
- 9二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:03:20
あにまんノベリスターかあにまん文豪民にまかせます
- 10二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:06:59
禿同
- 11二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:08:48
age
- 12二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:09:42
もう少し掘り下げが欲しいな
どんな着地点を望んでるかも書けば食い付いてくれるんじゃないの? - 13二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:09:56
ちょい書いてみる
- 14二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:10:21
ありがとうざいます😭
- 15二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:11:59
自分で書きなさーい!😾💢
- 16二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:13:01
- 17二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:27:18
和解のタイミングっていつぐらいを見てる?
- 18二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:27:35
まってて
- 19二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:29:03
- 20二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:32:51
スクショしたら間違ってマーカー塗っちゃった点
- 21二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:33:56
中学生並みの語彙と表現力しかないので無理です
- 22二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:34:04
- 23二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:34:33
- 24二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:34:53
ヒェッ
- 25二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:35:04
- 26二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:35:53
バクシンオーとURAを征し、以前当てた温泉旅行券を想い出したところ、バクシンオーが「二人で一緒に行きませんか?最近はスタミナをつける練習時間も短くなってきましたし、少しくらいなら大丈夫だと思います」と言ったので。そのまま予定を立て、二人で行くことになった。
料理を食べ終わえ、温泉で疲れをいやして夜風に当たっていると、後ろからからんころんと音がした。振り返ると、そこにはすこし顔を赤くしたバクシンオーがいた。
「おかえり、温泉はどうだった?」
「はいっ!とぉーーっても気持ちよくてぽかぽかでした!」
「そうか、なら良かった……」
「……」
「……」
涼しい風が、バクシンオーの髪を揺らす。月の明かりが彼女の顔を照らし、その目がこちらを見据えている。
サクラの花弁が瞬き、湯の匂いがこちらの鼻をくすぐる。
「トレーナーさん、ひとまず3年間お疲れ様でした」
「あぁ、信じてきたかいがあったよ」
「ふふっ……トレーナーさんは、ずっと私のことを信じてくれましたからね」
つかつかとこちらに歩み寄ってくる、どうしたと聞こうとすると、腕がこちらの胴にまわされ、抱きしめられるかたちになる。
「こ、こらバクシンオー、こんなところでダメだよ」
「嫌です!離しませんっ!」
必死に引きはがそうとするがウマ娘の筋力に勝てるわけもなく、そのままぐりぐりとこちらに顔をこすりつけられる。
「……トレーナーさん、あなたに嘘をつきました」 - 27二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:36:25
「え?」
なんのことだろうか、そう思っていると、バクシンオーの顔がこちらを見上げる。
紅潮した顔には汗がすこしたれ、口は何かを言いたげだ。
「トレーナーさん……トレーナーさんって、恋がなんだかわかりますか?」
ドキリとする。彼女はこんな妖艶な表情をしたことがあっただろうか?
「私は、学級委員長としてあるべき道を歩んでいきました、短距離の道を、友達の皆さんの期待に応え、模範として……全距離制覇という道を作り上げました」
「あなたは、嘘つきでした 私が悲しまないようにしてくれたのも……あなたが、自分が言った嘘で苦しんでいることも」
「でも、あなたは信じるべき素晴らしいお人だと……去年、トレーナー室で丁寧に私用に調整された長距離シューズを見て、そして、それからのあれやらこれやらで気づいたんです……トレーナーさん、あなたを愛しています」
心臓がバクバク鳴り響く、慌てるな、ここは大人として「あ、トレーナーさんの心臓、すっごく振動していますね……」
耳がぴとりと、こちらの胸に張り付く。この音が、今、バクシンオーに響いている。 - 28二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:36:53
「言いましたよね、私は繭に閉じ込めるべきではないと……ですが繭から出たからには、己の力で生きれない虫もいるんですって」
腕を掴まれる、そのまま、その手のひらは……
ドクン、ドクン
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、
「……騙してくれませんか?『部屋は一つしか取れなかった』って言われたら……私、信じるかもしれませんよ」
バクシンオーを包み込むように抱きしめる。一回り小さい体から熱を感じて、お互いに無言の時間が続く。
「……暗い方がいいか」
「……はいっ、トレーナーさん」
「……少しだけ、悪いことも教えてくださいね」
完 - 29二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:37:19
うおおおおおおありがとうございます
- 30二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:37:37
神はここにいたのか
- 31二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:37:59
- 32二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:39:59
い、いやいや、馬鹿を言うなよ。画面の中の黒い点が1人でに成長するわけないだろ?
- 331321/11/22(月) 21:40:02
ご期待に応えれたなら嬉しい
- 34二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:44:21
便乗しても許される?
- 35二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:44:50
むしろお願いいたします
- 36二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:45:06
- 37二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:49:35
うまだっちしました…
- 38二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:15:44
え、えろてぃっく…
- 39二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:20:25
そして通りすがりの俺だ
「トレーナーさん!こちらをどうぞ!!!」
「……温泉の宿泊券?」
できもしない事をできると騙り、論点をずらして過程を偽り、嘘に気づかないふりをして。
嘘つき同士の3年間が終わる頃に、バクシンオーがヨレヨレの宿泊券を差し出してきた。
「福引きの一等賞です!ご安心ください、ニシノさんには既にお断りされました!一緒に行く相手はもうトレーナーさんしかいませんよ!私は予約の仕方がわかりませんのでお願いします!」
と、半ば強制的に温泉行きが決まってしまった。
到着して荷物を置くや否や温泉にバクシンして、両者とも湯を堪能した後。トレーナーの部屋にバクシンオーが押しかけてきた。
「あの福引きは願掛けでした!もし、ハズレを引いたら……嘘を明かして、全て終わりに。」
「なのに、引いたのは一等賞でした。私も貴方も嘘つきをやめられなかったんですよ。運が悪かったですね」
布団の上で髪を下ろして訥々と語るバクシンオーの表情は柔らかい。嘘ばかりだけど、その中に嘘じゃなかったものは沢山あった。
「ねえ、トレーナーさん。騙さないんですか?『部屋は一つしか取れなかった』って言われたら……信じるかもしれませんよ」 - 40二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:21:40
「……冗談です!!!ですがトレーナーさんもよく頑張りました!この学級委員長が労いのため添い寝して差し上げましょう!さあ!」
言うが早いか布団に引きずりこまれる。観念して頭に手を伸ばすと、ぎくりと身体を固めた。
緊張に耳を逆立てたバクシンオーの髪をゆっくりと撫でる。
お疲れ様、よくがんばった。いくつも労いと謝罪と感謝の言葉をかけながら、2人とも目を閉じた。
「……私は模範的委員長、貴方は模範的トレーナー。なにも疚しいことなどありませんとも」
幾つも悪い事を言ったいけない喉を指先で撫でる。
「もう少しだけ、2人で嘘つきしましょうね」
胸元に頬を寄せて、早鐘の鼓動は子守唄の役に立たないまま嘘つきの夜は更けていった。 - 41二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:26:46
- 42二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:48:33
どちらもいい…最高や…
- 43二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:50:05
ええやん…ごっつええやん…!
- 44二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:50:58
えっ何このスレ最高なんですけど
元スレからしてめちゃくちゃ好きだったのに俺何か良いことした? - 45二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 22:52:19
最初からこのサイズだったぞ?
- 46二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:15:43
元スレ本家でまとめてくれないかな〜
- 47二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:43:19
「トレーナーさん、こんな時だけ綺麗ぶるなんてずるいですよ」
月明かりしか光源のない部屋。
浴衣姿で髪を下ろした彼女はいつもの快活とした雰囲気とまるで違いどこか妖艶な、そう窓から見える真っ赤な夜桜のような、そんな雰囲気を漂わせていた。
「ねえ、トレーナーさん、今晩だけは、今晩だけなら貴方が嘘をつくことを許します」
彼女の桜色の瞳が月の明かりを浴びてぬらりと光った。その瞳からつうっと一雫の涙が零れた。
「トレーナーさんになら騙されてもいい、いえトレーナーさんに騙されたい」
「……いえ、トレーナーさん、私を騙してください。スカウトしたとき長距離も走れるようになると嘘をついたように。今は短距離を極めるべきだと嘘をついたように」
するり、と帯が解かれ、衣擦れの音がする。
「甘くて苦い嘘で、私を騙してください」
「さあ、言ってください。
『部屋は一つしか取れなかった』
と」
ああ、もはや私たちはお互い無しには生きられないのだろう。
私は彼女を騙し、彼女は私の嘘に溺れる。
その関係が続く限り、私たちはいつまでも甘く腐っていけるのだから。
私は彼女を抱き寄せ、耳元で囁いた。
彼女が望む飛び切り卑劣で残酷で、甘い嘘を。 - 48二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 23:43:39
こんな感じでいい?
- 49二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:04:00
グッジョーブグッジョーブ…グッボーイ…!
- 50二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:08:35
瞬発力であれば他のウマ娘と一線を画す反面、スタミナの素質が皆無。この二人でなければ、「短距離のエキスパート」として名を残したであろう。
そんなサクラバクシンオーとの三年間は、その壁を蹴破り、中、長距離にも「足を延ばす」ことを目標として過ごした。
彼女の武器である短距離で勝利を重ねつつ、少しずつ距離を伸ばしていくというプランだったが――
「トレーナーさん、ウソをついていますね?」
後になって知ったことだが、このころ彼女を頼ってきた友人が、未勝利のまま学園を去っていたという。
その不甲斐なさ、そしてかねてからの焦りが、トレーナーとの関係に亀裂を生じさせた。 - 51二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:36:56
「勝っても負けても構いません! 私は……! あの子に示しがつかないんです!」
「負けたらそれこそ……落ち着いて! 一体誰のために走って――」
「私に走るなって言いたいんですか!」
「……そうだよ!」
サクラバクシンオーは、ちょっとおバカでみんなに好かれる委員長、だけではなく。
無念を、おそらくいくつも抱え込んでいた。気づいてあげられなかった。
二人の浮ついた信頼は地に落ち、
「桜餅、です。料理が大の苦手な私が作ってみました。食べてみてください」
「長距離用のトレーニングシューズ……」
一から歩き始めた。 - 52二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:37:20
この温泉旅館を訪れたのが、優駿たちの大一番である有マ記念制覇のお祝いであるが、よくもまあ契約解消の危機まで至ったこのペアが頂点を獲れたものだと思う。
時に大喧嘩までして連れ添った愛バはというと、
「ふ……ふふ……流石にこの旅館のゲーム全制覇は無謀でしたか……」
私の肩に身を寄せ、燃え尽きかけていた。
「大丈夫? もう夜も遅いし、自分の部屋に……」
「何言ってるんですかトレーナーさん……私たちの夜はこれから……じゃないですか……」
と態勢をくずし、しなだれかかって来た。体制が崩れ、視界が彼女でいっぱいになる。
「長い付き合いですから、あなたのウソは大抵わかるんです。……本当は、まだ眠りたくないんでしょう」
かつて、ウソを見抜かれたときのような恐怖を覚え体が跳ねる……が、彼女の細く強い腕がそれを許さない。
表には出さなかったはずだ。彼女を騙した償いの心よりも、純粋に彼女に惹かれる思いが強くなっていたこと。
「あなたに騙されるくらいバカな私なんですから、「部屋が一つしか取れなかった」って仰ったら、騙されたふりをしてあげたのに」
「……そんな卑怯なことはしたくないから」
「……この期に及んで、ですか?」
白い指先が頬を撫ぜ、その先の、人にあってウマ娘にない、
「――やっぱり、ウソつきですね」
熱を帯びた耳朶を、優しく愛撫し始めた。
「本当のこと、あなたの身体で教えてください」
すでに理性の糸は切れていた。
勢いよく起き上がって彼女を抱きしめ、押し倒し返すさまを、月明かりだけが照らしていた。
ささやかながら!あのスレ本当に好きでした - 53二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:44:42
長距離用シューズが見つかる概念考えたやつは偉大
- 54二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:56:45
神SSがスレ内を練り歩いている…
- 55二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:57:14
夜桜みたいなバクシンオー好き…
- 56二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 00:59:52
すげえ文章力だ…
- 57二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:03:07
元スレ要素入れ込みながら調理しててすごい
- 58二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:05:10
文才があるのうらやましい
- 59二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:09:39
すっごい色気がヤバい 俺の語彙力もヤバい
- 60二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:11:07
俺も元スレ参加してたけど楽しかった
- 61二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:11:38
元スレからこれ程良い派生が作られるとはこのリハクの目をもってしても
救いのあるハッピーエンドも敢えて詳細を語ってない地獄のバッドエンドもあるの凄いな元スレ - 62二次元好きの匿名さん21/11/23(火) 01:16:24
湿度と比例してIQが上がるバクシンオー