- 1スケッチ(24)23/05/13(土) 00:35:55
アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です
次スレは>>190を踏んだ方が立ててください
前スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part158|あにまん掲示板アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です次スレは>>190を踏んだ方が立ててください前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1822594/派生スレhtt…bbs.animanch.com派生スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板の自分の主人公の設定書き込むスレ105|あにまん掲示板ROM勢でも大歓迎。設定だけじゃなくて、絵も貼っていきましょう。メタも追記も大歓迎。他人を罵倒することは辞めましょう 。次スレは>>190が建てて下さい。本スレhttps://bbs.an…bbs.animanch.com - 2スケッチ(24)23/05/13(土) 00:37:07
(たてたよー)
- 3二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:37:48
保守
- 4スケッチ(24)23/05/13(土) 00:40:15
(ほしゅしゅ)
- 5スケッチ(24)23/05/13(土) 00:40:52
(ほしゅりん)
- 6二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:46:32
(ほしゅ)
- 7二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:47:15
(ほすほすらいと)
- 8二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:47:44
(ほす)
- 9二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:47:58
(ほすす)
- 10二次元好きの匿名さん23/05/13(土) 00:48:48
(保守完了!)
- 11柘榴石(18)23/05/13(土) 00:48:56
たておつです
- 12三人目の調査隊23/05/13(土) 00:50:57
立て乙です
- 13柘榴石(18)23/05/13(土) 12:30:39
【寝床で紫色のボールに添い寝するようにして眠っている翡翠色のモクローの写真】
コトブキムラに戻ってきました!全員無事でよかったです
団長の皆さんが頭を抱えながら話し合いをしてらっしゃるので私たちは待機です
センパイが起きたらウォロさんの様子を見に行ってみましょうか - 14三人目の調査隊23/05/13(土) 12:34:27
前スレ195
赤いポケモンと茶色いポケモン、確かパルデアのポケモン
とても楽しそうに見える
前スレ196
異変のようなもの、なるほど - 15柘榴石(18)23/05/13(土) 16:44:07
【ギンガ団の医務室のベッドに憮然とした顔でウォロが座っている】
ウォロさん、傷の具合はどうですか?
「お陰様で具合はいいですが、気分は最悪ですね」
よかった やっぱり医療隊の方々に任せて正解でした
「後半の話聞いてました?」
自白した犯人が拘留されてるんですから気分よくないのは当たり前じゃないですか 処遇が決まるまで静かに待っていてくださいね
『くぽ!!』
【翡翠色のモクローがウォロの膝に乗り、咥えていたモモンのみをそっとその上に置いた】
『もふ』
【ウォロは無言で膝を手で払った。モクローがころころと転がって落ちていく】
『くぽ~~~』
あっ!センパイ!!
『もふ!くぽ~』
【モクローは羽ばたいてしれっと戻ってくると今度は自分で転がり始めた。どうやら楽しかったようだ】
「こいつは誰に誘拐されたのか記憶がないんですか?」
心が広いんじゃないでしょうか - 16N(14)23/05/13(土) 17:46:45
【試験について説明を受けた少年が、ラベン博士に呼ばれてロビーに出た】
『試験について説明されたそうですね』
『うん。黒曜の原野でビッパ、ムックル、コリンクを捕まえるそうです』
『ボクとしても、キミには何としてでもギンガ団に入ってもらわねばなりません。そのために博士であるボクができることといえば、これ!』
『昨日の……』
『はい。キミも相棒はいるようですが、戦わないのですよね? それではヒスイは危険です。ということで、貴重なポケモンですが1匹キミに託します』
『……ありがとう。ラベン博士』
【小さなポケモンを抱きしめたまま、少年が頭を下げた】 - 17N(14)23/05/13(土) 18:56:23
【3匹の前で少年が抱えていたポケモンを降ろした】
【ラルトスが近づいていく】
『アースちゃん、誰と行きたい?』
『らっるぅ~』
『ぷしゅっ』
【少年の問いかけに、ラルトスはヒノアラシに近づき手をとった】
『ヒノアラシちゃんと?』
『るぅっ』
『そっかぁ。じゃあヒノアラシちゃん、来てくれる?』
『ぷしゅっ』
『ありがとう』
【ラベン博士からボールを受け取り、ヒノアラシを入れた】
『ヒノアラシ……ノア……。うん。よろしくねぇ、アララトちゃん』 - 18N(14)23/05/13(土) 19:19:00
ヒノアラシちゃん……アララトちゃんを相棒に選びました
黒曜の原野でポケモンを捕獲とのことです。行ってきます
そうですね。確かな異変だったそうです
私はそのとき生まれていませんでしたから、直接は知らないのですが
- 19柘榴石(18)23/05/13(土) 21:48:06
【ベッドの横に座った赤毛の女性が菓子折りを開けている。ウォロに勧めたようだが断られ、翡翠色のモクローと分けあって食べ始めた】
「…あなたはワタクシを助けましたが」
はい?
『くぽ?』
「情けをかけようと無駄ですよ。ワタクシは諦めない。いつの日かアルセウスに会ってみせます。何年…何十年、何百年かかったとしても」
そんなにアルセウスに会いたいんですか?
「ええ。そうでもしなければこの好奇心は、この渇望は治まりそうにありませんので。必要とあらばまた同じことを繰り返すかもしれませんよ?」
【女性は少し考えてから口を開いた】
じゃあ、会っちゃいましょう アルセウス
「は?」 - 20柘榴石(18)23/05/13(土) 21:54:57
ポケモン図鑑を完成させてあの笛を吹けば現れる…と言われてるんですよね?センパイがお父さんから聞いた伝言から考えても信憑性が高いです 会えますよ
『くぽ!』
「な、何を馬鹿な…!選ばれたのはあなたとそのモクローでしょう!あなたたちとアルセウスの邂逅など見たくないに決まっている!!」
何百年かかっても会いたいし手段も選ばないんでしょう?ならこの上ないチャンスを逃す手はないのでは?
「…………」
【言葉を失ったウォロの手をとると、余った菓子折りを持たせた】
あなたはまだ生きています 物語は終わっていませんよ
あと言い忘れてましたけどこれ、コギトさんからです
ではお大事に
『くぽぽ~』 - 21N(14)23/05/13(土) 22:01:44
試験の前にポケモンバトルをしました。アースちゃんはあまり得意ではないのでアララトちゃんの初バトルです
ウォロ、という方の笑顔は、なんと言いますか、独特ですね。心を表しているようです
キテレツな身なりという自覚はありますが、口に出す必要性とは。まだポケモンを恐れる方がほとんどなのにボールに入れているんですね。私には彼の方が興味深く思います
イチョウ商会の制服、遠くからでも目立っていいと思います
それでは、今度こそ黒曜の原野へ行ってきます - 22N(14)23/05/13(土) 23:12:36
【ビッパと少年が向き合っている】
【逃げないビッパに悩みながら、コツンとモンスターボールを押しあてた】
【ボールがゆれ、ぽんっと音と火花をたてた】
『これで……いいのかなぁ?』 - 23駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/13(土) 23:16:53
【力尽きて倒れるゲンガーとサイドン】
【ハイタッチする二人の少年】
「よっしゃ!」やったであります!
『待って 全員敗北!?』
『ねえさん! ユキノオーも オウメのドクロッグも回復させたわ こうやってずっと元気にすれば キズぐすりのあるかぎり戦えるってわけ!』
『あんたもバカだね!あんたがうちらに支援なんてするから自分の首を絞めるんだ!なんか言ったらどうなの!』
…………良かったであります、少なくとも怪我をしたポケモンは放置されないのでありますね!
道具不足によるポケモンの死亡はよくある事例でありますから、それらを回避できるのは良い傾向であります!
【金髪の少年が呆れたように首をふる】
「あきれた…アンタ、本当にお人好しだな…」
いえ、自分は誰かを助けたいだけでありますから!
『ぐぬぬぬ…なんなのよー!』 - 24柘榴石(18)23/05/14(日) 06:44:41
アルセウスに会うだけで再犯を防げるならいくらでも会ってもらいたいですが、後はウォロさん次第ですね
ひとまずギラティナの足取りを追いましょう
…そういえば、センパイから頂いたみかづきのはねを飾りたいのですが、どこがいいでしょうか
ポーチに下げると戦闘の時になくしてしまいそうです - 25N(14)23/05/14(日) 07:26:10
【草むらに隠れてムックルを見ている】
【エサを探しているのかくるくると姿勢を変えるムックル】
【右手を地面につき、左手でボールを構える少年】
【完全に後ろを向いたムックルにモンスターボールをぶつけた】
『よしっ』 - 26柘榴石(18)23/05/14(日) 12:14:51
ギラティナが群青の海岸に現れたという報告があったので行ってきます!
暴れてはいないようですが、早い方がいいですものね - 27N(14)23/05/14(日) 12:21:50
【敵意を剥き出しにするコリンクに、少年はラルトスを出して『さいみんじゅつ』を指示】
【次に、ヒノアラシに入れ換えて『ひのこ』を命じた】
【体力が削れ、眠たくて動けないコリンクの背後に回り、モンスターボールを投げて捕獲した】 - 28柘榴石(18)23/05/14(日) 12:37:17
群青の海岸にやってきましたが見当たりませんね…どこにいるのでしょう
センパイ、心当たりはありませんか?
『くぽぉ…?』 - 29N(14)23/05/14(日) 12:43:00
無事に合格することができました
こちら、証明です
【黒髪の少年の目より上の部分の写真。緑色の瞳だが右目は髪の毛で隠れている。少しクセのある髪のようだ。調査隊の赤い帽子がちょこんと乗っている】 - 30おやつおいしい(14)23/05/14(日) 12:53:52
- 31N(14)23/05/14(日) 13:11:43
- 32おやつおいしい(14)23/05/14(日) 13:46:42
- 33柘榴石(18)23/05/14(日) 13:59:51
「まあ、リュウカさま。もしかしてこの辺りで目撃されたという大きな影をお探しですか?」
ガラナさんこんにちは!まさにその通りなんですが見つからなくて…心当たりはありませんか?
「あたくしは直接その影を見てはいませんが、念のため火吹き島を確認したところそれらしきポケモンはいませんでした。あそこ以外で巨体を隠すとなると、ある程度場所は絞りこめてくるかと思いますわ」
なるほど!ありがとうございます!
「とんでもない。あたくしはウインディのキャプテン…直接手助けはできませんが、このぐらいは力にならせてくださいな」 - 34N(14)23/05/14(日) 14:33:11
アゲハントなんだ。まあ、うん。どちらにしても有利はとれるから。どういたしまして
- 35N(14)23/05/14(日) 15:30:06
【団長室に向かう少年】
【恰幅のいい和装の男性が待っていた】
『待ちかねたぞ!』
『ギンガ団団長、デンボクであるっ!』
『うむう……。おまえが×××××だな』
『はい。よろしくお願いします』
『礼儀は知っているようだな』
『時空の裂け目から落ちてきたことを含め、おおよその話はきいている』
『さて……どれほどのものか、確かめさせてもらうぞ!』
『立ち合え!』
【体格差からまともにやり合うことは不可能と考え、ひょいと投げ飛ばされた先で器用に着地した】
『ほう……』
『相撲はまだまだだが、見所はありそうだな』
『空から落ちてきたおまえを不気味だと思う者もいるだろう!』
『人によっては災いを招くものと考える迷信深い者もいるやもしれぬ!』
『だが入団試験に合格したのだ。おまえが面妖なヤツでも、コトブキムラの仲間として受け入れよう』
『ギンガ団の仕事に忠勤し、ポケモン図鑑を完成させよ!』
『拝命いたしました。これから先、信頼されるよう努めます』
『×××××……。ポケモンとは恐ろしい生き物。心して調査にはげめ!』
『はい!』 - 36駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/14(日) 17:59:11
【溶岩の戦場に小さなガーディが駆けつける】
『ぐぬ!!』
『ちょ なに このおチビちゃん!』
『いっぱしに じゃまするなって ちっこいくせに』
『ばぁばう!』
【野盗三姉妹に威嚇するガーディ】
『やっちまいな ドクロッグ』
『熱くて悪いけどさ いきな ユキノオー』
「させるか!」これ以上はやめるであります!
『ガーディ およしなさい! 勝てっこないのです』
『ガラナさん どうしてここに!ガーディと待っているはずでは……』
『あの子が飛びだして…… 海を渡り 島までやってきて……』
『あんなに海を…… 父である 先代キングが消えた 海を 恐れていたのにですか!?』
【あたりに謎のウィンディの鳴き声が響く…】
『……くぬん!』
【エネルギーがガーディに集中する】
「これは…」進化であります! - 37柘榴石(18)23/05/14(日) 18:01:47
イチョウの浜辺から砂の手にかけてはギラティナが潜伏できるような場所はないでしょうね
『くぽ』
ガラナさんの証言から火吹き島にもいないことがわかっています
『もふ』
エイパム山は…いたらススキさんが気づいているでしょう ここも消えますね
『くぽぽ』
うーん…こういう時、今まではセンパイが導いてくれたものですが…
『もふぅ…』
自分たちで考えるのも楽しいですね
『!くぽ!!』
…あ、今のは不謹慎だったでしょうか 隊長たちには内緒にしておきましょう
『くぽ~!!』 - 38駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/14(日) 18:02:18
【土煙の中からウィンディが現れた】
『勇気を示しましたね……』
『先代キングの子供が進化を…… 勇気とは海を渡ることではなく 困難に向かう強さを示すこと』
『なんだよ! そっちが進化するの!?』
『ねえ…… なんかおかしくない……?』
【空に裂け目が入り、雷がウィンディを穿つ】
「時空の裂け目!なんでここに!」
雷が…あの姿は…他のキングと同じであります!
『え?』
『ガラナさん あぶないですよ!』
『うぉおおーん!! グヌォッ!!』
【滅茶苦茶な方向に火の玉を吐き出すウィンディ】
【吐き出した火球の一つがオタケとユキノオーに向かう】 - 39柘榴石(18)23/05/14(日) 18:56:58
こんなところに折れた柱が…シンオウ神殿のものと似ていますね
ということはこの奥に…? - 40駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/14(日) 19:20:25
【滅茶苦茶な方向に火の玉を吐き出すウィンディ】
【吐き出した火球の一つがオタケとユキノオーに向かう】
あぶない!伏せて!
【坊主頭の少年はとっさにオタケを地面に伏せさせ火球から庇う】
『いたた…』
…大丈夫でありますか!
『………っ!アンタ…』「キダチ!右肩が…!」
……っ!かすっただけであります
【燃える坊主頭の少年の右肩をミジュマルが水鉄砲で消火する】
『うちをかばって…どうして…うちは野盗なんだよ!』
や、野盗でも…野盗じゃなくても…。
誰だって助かりたいじゃないか…!
『ああもう! 妹たち逃げるよ!命あっての物種だからね』
【オマツはオタケとオウメの手を取ると走り出した】
『お、お待ちなさい! あなたたちのせいで……』
『ガラナさん ぼくたちも逃げますよ このままでは ウインディに 襲われます さあ コウタさんも急ぎましょう』
【ススキは坊主頭の少年を背負うと残り二人を率いて溶岩の戦場をあとにする】 - 41柘榴石(18)23/05/14(日) 20:45:46
うーん…?バトルはしたものの意外とあっさり捕まえられてしまいました
もっと抵抗されるものだと思っていたのですが…
とにかくシマボシ隊長とデンボク団長に報告しましょう - 42柘榴石(18)23/05/14(日) 21:49:07
【翡翠色のモクローを懐に入れた赤毛の女性がウォーグルに乗って風さらしの森上空を飛んでいる】
……!雨が降ってきましたね…
『もぷ』
強くなってきそうです センパイ、もっと奥に…
ーーあれは?
【迷子の磯辺に複数のトドグラーが群れを成しているのが見える】
タマザラシさんならまだしもトドグラーさんがあんなにいるのは珍しいですね…
寄り道になってしまいますが少し調査していきましょう センパイ、顔を出さないでくださいね
『くぷぽ』
【女性はウォーグルから手を離し、地上へ向けて降下していった】 - 43三人目の調査隊23/05/15(月) 08:30:23
一夜明けた今日は昨日訪れなかったヒト達が来るらしい
祝言とは長いもののようだ - 44N(14)23/05/15(月) 08:55:23
- 45柘榴石(18)23/05/15(月) 12:37:39
雨が上がると同時に群れが散った…?
わからないことだらけですが、ひとまずこれも合わせて報告しましょう
センパイ、濡れてませんか?
『くぽ!』
【翡翠色のモクローは懐からぴょこんと顔を出して元気よく返事をした】 - 46N(14)23/05/15(月) 17:56:15
【ピカチュウとヒノアラシが戦っている】
【ピカチュウの『でんじは』によりヒノアラシが麻痺状態になった。同時に、ヒノアラシの『ひのこ』によってピカチュウも火傷状態となる】
【ショウの指示を効かずに出された『でんきショック』は火傷のせいか精彩を欠いており、避けるまでもなく明後日の方向に傷をつける】
【幾度かの攻防のあと、『ひのこ』によって倒れかける寸前、ショウの悲鳴交じりの『でんきショック』の指示に従い、ピカチュウが技を放った。それをヒノアラシは『ひのこ』で相殺する】
【土煙が晴れた場所には目を回すピカチュウとまだ余力を残したヒノアラシがいた】 - 47駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/15(月) 18:16:31
- 48柘榴石(18)23/05/15(月) 19:19:50
- 49N(14)23/05/15(月) 19:29:26
ゴンベはヒスイに生息しているんですね
ヨネさんという方とお会いしましたが、やはりモンスターボールには拒否感をあるようです。その是非を問うつもりはありませんが、おかしなボールという扱いは少し悲しく思いました
それはともかく。どうやら依頼するに足ると認められたようです。シシの高台のオヤブン退治。どのポケモンか、事前にわかるとスムーズなのですが
お疲れ様です
助けられたことは、あまりお気になさらずに。助けられてはいけないという決まりはありませんし、あなただって今までたくさんのヒトやポケモンを助けて来たのでしょうから。今回はあなたの番だっただけですよ
みんなに怪我がなくてよかった、とは言いますが、「みんな」にはあなた自身も含めた方がいいと思います。庇われて、自分の代わりに怪我をされて、嬉しく思う人はあまりいませんから
- 50駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/15(月) 20:33:37
- 51柘榴石(18)23/05/15(月) 21:17:42
- 52駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/15(月) 21:19:29
- 53柘榴石(18)23/05/15(月) 22:03:53
「リュウカさん」
ウォロさん!医務室から出てはいけませんよ
「用が済んだらすぐに戻ります。ギラティナを捕まえたんでしょう?」
どうしてわかったんですか?
「向こうから一方的に語りかけてきたので。…あなたに敵わぬと知り、ヒスイを守ることを選んだとのことです。遠慮なく調査して図鑑に記録してやるといいでしょう」
ヒスイを守る?それはまた随分と極端ですね
「それだけ敗北が堪えたんじゃないでしょうか?ではワタクシはこれで」
あ、はい お大事に
【ウォロは踵を返しかけ、何かを思い出したかのように立ち止まった】
「…そういえば、リュウカさん」
はい?
「例の香炉なのですが、あなたの名前で取り置きしてあるのでギンナンさんに聞けば出してもらえますよ」
……あっ!色々ありすぎてすっかり忘れていました!!
『く、くぽ!!』
「……フフ」 - 54N(14)23/05/15(月) 22:30:30
【オヤブンのコロトックがシシの高台で暴れている。そこに少年が立ち入った】
【真正面からマグマラシをぶつけ、勝負を仕掛ける】
【ジグザクに動き回り撹乱する。『ひのこ』を随所で飛ばし、視界を定めさせない】
【見失ったタイミングでラルトスを出し、『さいみんじゅつ』と『ねんりき』で動きを止める。そこに、マグマラシの『かえんぐるま』が命中した】 - 55柘榴石(18)23/05/15(月) 22:43:04
- 56N(14)23/05/15(月) 22:53:55
- 57おやつおいしい(14)23/05/15(月) 23:17:48
- 58三人目の調査隊23/05/16(火) 08:30:36
- 59スケッチ(24)23/05/16(火) 08:39:33
- 60駆け出しトレーナー23/05/16(火) 08:54:34
【深夜の海岸ベースでショウの看病を受ける坊主頭の少年】
【二人を背に金髪の少年がカミナギの笛を手に、意を決してイダイトウを呼び出した】 - 61N(14)23/05/16(火) 08:54:53
【くらがりの部屋。寝起きの少年が囲炉裏に火を入れた。水瓶から少し移して顔を洗い、外に捨てる】
『ん~~ん、ぅ……。おはよ。アースちゃん、アララトちゃん』
『るぅ~』
『ぷしゅ』
【きのみを揃ってかじり、水を飲んで身支度を整える。2匹を連れて外へ出た】
【イモヅル亭で食事を終え、一度宿舎に戻って鞄の中身を改める】 - 62柘榴石(18)23/05/16(火) 09:02:45
- 63柘榴石(18)23/05/16(火) 09:15:57
【赤毛の女性が翡翠色のモクローとバクフーンと一緒にくゆる煙を眺めている】
【宿舎の戸がノックされ、顔を上げた】
はい!どなたですか?
「リュウカ、休みの日に悪いね」
ヨネさん!お祭り以来ですね!
「ああ。あの時は人が多すぎて話せなかったけど、あんたたち大活躍だったんだって?…おや、なんだかいい香りがするね。あんたにも趣味があったとは」
趣味…ですか?
「違うのかい?立派な趣味だと思うけど」
ふふ…じゃあ、趣味です
それで、何か用事ですか?
「急ぎじゃないんだけどさ。最近ゴンベが気になる動きをしてるから、できれば調査をお願いしたいんだよね」
『ごんぬ』
気になる動き、ですか? - 64N(14)23/05/16(火) 09:26:05
- 65柘榴石(18)23/05/16(火) 11:01:19
あちこちへ向かうゴンベさん、ゴンベさんに反応したアルセウスフォン…
『くぽ~?』
考えていてもわかりません ひとまずハマナスの島に行ってみましょう!! - 66柘榴石(18)23/05/16(火) 16:54:42
【ゾロアが群れを成しているのを茂みから撮った写真】
こんなところにゾロアさんが…確か凍土でしか確認されたことがないはずでしたが
ヨネさんと合流して報告しましょう - 67駆け出しトレーナー23/05/16(火) 18:38:35
【溶岩の戦場で金髪の少年がウィンディにシズメダマを投げようと四苦八苦するが、身体が小さいせいか思うように当たらない】
クソッ…!
【戦場の隅に追いやられ、逃げ場をなくす少年、思わず目を閉じる】
『熱い中、ごめんなユキノオー!『じならし』!』
【突然の襲撃に思わず後ずさるウィンディ、その隙にオタケは金髪の少年を抱えて祭壇の前までに運んだ】
『勘違いしないでよね!うちはその『シズメダマ』を盗りに来たんだから!……………あいつは?』
キダチなら海岸ベースで手当を受けてる、ショウの診立てなら完治には半年かかるだろうな。
『……………バカなやつ、うちらなんかにかまけてるからだ』
【そう言いながら金髪の少年に『キズぐすり』を塗る】
『『シズメダマ』をよこしな、野盗が施しを受けたままなんてかっこわるいだろ』
お前のユキノオーじゃ4倍弱点ですぐ倒れるぞ
『う、うるさいな!』
オレはまだ身体が小さくてタマが届かない、アンタはポケモンの相性が悪くて戦えない。 - 68駆け出しトレーナー23/05/16(火) 18:39:15
どうだ?ここらでアイツに助けられた同士手を組まないか?
『アンタも正気?あのバカに当てられたんじゃないの?』
かもな…
『あーもう!…やってやる!やってやるわよ!うちだって元調査隊!ボールを投げるのは得意よ!』
『だから、バトルは任せたよ!』
おう! - 69N(14)23/05/16(火) 18:48:34
『こっち側にはコダックとミミロル、ケムッソとアゲハント……。少ないけどカラサリスもいるねぇ。昼と夜とで出るポケモンも変わるだろうし、ケムッソとカラサリスがいるならマユルドもいるよねぇ。アゲハントがいるのならドクケイルも……』
『ミミロップもいるんじゃないかなぁ。野生でも一切進化しないとは考えにくいしぃ。まぁ、発見できるかは別なんだけどねぇ……』
『あとは……ゴルバットもいてもおかしくないよねぇ。ズバットがいるし。クロバットはわからないけどぉ……。ストライクはさっき確認したけど……ハッサムはいるのかなぁ。ヒスイならバサギリもいるみたいだけど、野生で出てくるのかなぁ……』 - 70駆け出しトレーナー23/05/16(火) 21:03:12
トリトドン!『みずのはどう』
【トリトドンの『みずのはどう』を受けてウィンディが怯んだ隙にオタケがシズメダマを素早く投げつける】
『そらそら!』
【体勢を立て直したウィンディが再び火球を投げるがオタケはひょいと交わしていく】
『ふん!足場の悪い紅蓮の湿地であまたの毒攻撃をかいくぐったうちの回避を舐めないでよ!』
【身軽な動作でウィンディを翻弄していく】
『また隙が出た!頼んだよ、じゃりン子!!』
今度で決着をつける…!
【金髪の少年は再びモンスターボールを投げた】 - 71柘榴石(18)23/05/16(火) 22:22:08
「うらみぎつねのゾロア?そりゃまた珍しいポケモンがいたもんだね。あたしは凍土で見かけたことがあるよ」
やっぱりこの周辺には生息していませんよね?
「あたしの記憶が確かならね。どうなんだい、ゴンベ。あんたゾロアが気になったのかい?」
【ヨネがゴンベに視線をやると、いつの間にか2匹に増えたゴンベが同時に首をかしげた】
ご、ゴンベさんが増えてしまいました!どちらがヨネさんのゴンベさんなんでしょうか…!?
「落ち着きなよ。あたしがゴンベを間違えるわけないよね。あたしのゴンベは…」
『くぽーッ!!』
あっ
【翡翠色のモクローがヨネから離れた方のゴンベにはっぱカッターを仕掛けると、その姿がみるみるうちに崩れてゾロアの姿になった】
『コンヌ』
『くぽぉ~!!』
センパイ、やっぱりゴーストタイプは苦手なんですね…でも本物がわかってよかったです!
「…………」
ヨネさん?
「……いや、なんでもないよ。お手柄だね、小さいの。まああたしもこっちが本物だってわかってたけどね」
『ごんぬ…』
「とにかく、ゾロアが原野にいるなんてやっぱり妙だ。念のため、あんたの隊長に報告した方がいいんじゃないかい?」 - 72N(14)23/05/16(火) 23:22:15
なるほど……。雷に打たれて以降暴れだしていて、キャプテンのキクイさんも近づけない、ですか……
本物と偽りの議論をするつもりはありません。ですが、進化してすぐは暴れるポケモンも多いことですし、もしも本物のシンオウ様の加護であったとしてもバサギリが暴れることはおかしくはないかと。大きすぎるエネルギーは自分自身も傷つけますからね
ひとまずは報告ですね。なにかいいアイデアが浮かべばよいのですが - 73N(14)23/05/17(水) 07:59:31
『リラックスダマ。好物をぶつけるという考えはありませんでしたねぇ。香を焚くのと似たようなものかなぁ?』
『それにしても。襲ってくることも考えられるけどぉ……アララトちゃん、いける?効果バツグンの『ころがる』よりは等倍でもタイプ一致の『かえんぐるま』の方がいいとは思うけど。熱中状態って被ダメも大きくなるしねぇ』
【巨木の戦場に向かってポケモンと歩いている少年。時折ガサッと草むらが揺れる】
『……う~ん?なにか、いるのかなぁ?』 - 74駆け出しレンジャー23/05/17(水) 08:31:29
【海岸ベースのテントでショウの懸命な看病を受けていた坊主頭の少年が目を覚ます】
ん…ショウ殿…。
『あ、キダチ。起きましたか?』
あれ?コウタは?
『コウタなら『溶岩の戦場』でウィンディを鎮めに行きました』
なぜ止めなかったでありますか!ぐっ…!いった…!
『動かないで!』
コウタはギンガ団になったとはいえまだ10歳であります!
こうしてはいられないであります!自分もはやく、彼のもとに…!
【ポーチを口に咥えながら慌てて上着を着ようとする坊主頭の少年をショウが力いっぱいに寝台に押さえつける】
『バカ言わないで!肩から腕までにかけて火傷してるんだよ!そんな腕でボール投げられないでしょ!』
だけど、コウタ一人には厳しいであります!危険であります!自分が行かなくては!
『だから動いちゃダメですって!それにコウタは自分の意志でギンガ団になりました、危ない目に遭うくらい最初から承知してます!!』 - 75駆け出しレンジャー23/05/17(水) 08:32:00
【ショウと少年がお互いを押し合う】
だったら、だったらなおさら自分が行かなくては!
危ない目に遭うのは自分だけでいいであります!
『お姉さん』みたいに自分はだれかを…!
『あなたがそんな風に頑張るから!みんなそれに応えたいの!あなたのそういう姿がコウタを焚き付けたんだから!!責任持ってそこで助けられてなさい!』
『それに…わたしがその『お姉さん』なら、これ以上キダチに無理をさせたくありません』
【ショウの顔から誰かの面影を見た坊主頭の少年は大人しく横になった】 - 76柘榴石(18)23/05/17(水) 11:30:08
【赤毛の女性がシマボシに報告をしている】
「突然大量発生し突然散ったトドグラーの群れ…本来の生息地ではない場所に出現したゾロア…時空の裂け目の影響か?だがまだなんともいえないな…とにかく報告ご苦労であった」
はい また異常がありましたら早急に調査を…
「リュウカ!一大事だよ一大事!」
【ゴンベを連れたヨネが調査隊室に駆け込んでくる】
どうしました?
「あんたたちと別れてから、ゴンベがあちらこちらに反応してさ。すべてで大量発生が起きたんだよ!」
「複数個所で同時に…?これまでの大量発生とは違うようだな。大大大発生と名づけるか」
なるほど、わかりやすいですね!
『くっぽっぽ』
「命令する。大大大発生を調査せよ」
了解です!ヨネさん、ゴンベさんの力を貸していただけますか?
「もちろんだよ。あんたたちが調査してくれるんならありがたいからね。それじゃあ、表門で待ってるよ!」 - 77柘榴石(18)23/05/17(水) 11:42:28
あ、また豪雨…センパイが濡れてしまいますね
シャロンさんに作っていただいた防寒着、雨避けになるでしょうか
こういう時にボールに入れられればいいのでしょうが、おそらくセンパイのボールはパルデアにあるのでしょうね - 78N(14)23/05/17(水) 14:10:19
【グレイシアを降したマグマラシ】
【山盛りのシズメダマを持ってバサギリと対峙しようとする少年】
【後ろからこっそり覗く小さなポケモン】 - 79柘榴石(18)23/05/17(水) 14:50:22
くぽ~!!
【豪雨の中、ゴローニャの群れと取っ組み合いをしている赤毛の女性の映像】
もふ…
…くっぷしゅ! - 80駆け出しレンジャー23/05/17(水) 15:45:58
自分のしたことは良かったコトなのでありましょうか…。
自分の行動がコウタを危険に晒したのでありましょうか…。 - 81N(14)23/05/17(水) 16:46:09
【少年のバサギリ戦】
【試しに何度かシズメダマをぶつけた後、するすると巨木に登った。高い位置から再びシズメダマを投げていく】
【通常の動きでは捕捉できないと判断したバサギリが遠心力を用いて跳躍する両の斧が巨木の枝を切り落とし、少年に迫る】
【危険だと見てとるや、少年は今までいた枝を強く蹴って後方へと飛び降りる。途中の枝を掴んで器用に一回転し、難なく着地した】
【少年とバサギリを直線で結んだ際、巨木が必ず間に入る位置を取ってシズメダマを投げていく。直線の動きでバサギリが巨木にぶつかり、体勢を崩した】
【背後に回ってマグマラシで勝負を挑む!】 - 82柘榴石(18)23/05/17(水) 19:56:11
- 83N(14)23/05/17(水) 20:36:41
【マグマラシの『かえんぐるま』を受けてバサギリがよろめく。しかし、すぐさま『ステルスロック』を放った】
『アララトちゃん!』
【効果バツグンの技を受け、マグマラシが大きく傷ついた】
【一瞬のラグの後、少年は再び『かえんぐるま』を指示する。がくりと膝をついたバサギリに、マグマラシをボールに戻して猛然とシズメダマを当てていく】 - 84駆け出しレンジャー23/05/17(水) 20:37:29
『お姉さん』はどんな気持ちで自分を助けたのでありましょう…、自分はなぜ『お姉さん』に憧れているでありましょう…。
そう…でありますか…。
自分は別に自分を蔑ろにしているつもりは無かったでありますが…他人からはそう見えるのでありましょうな…。
- 85N(14)23/05/17(水) 21:16:19
【暫くずぅんと体を崩していたバサギリが起き上がった。また攻撃をくわえていく】
【『ストーンエッジ』に似て岩が次々に連なっていく。巨木に塞き止められて侵攻が止まった】
【次の直接攻撃を少年はうまくかわして、バサギリは再び巨木にぶつかり目を回した】
【少年は傷ついたマグマラシではなく、今度はラルトスを繰り出した!】
【ラルトスは少年の指示に従い『さいみんじゅつ』『めいそう』そして『サイコキネシス』を躊躇うことなく繰り出していく。『サイコキネシス』にどこからか飛んできた星形のなにかが混ざっていた】
【『「スピードスター」?』口の中で少年は呟く。猛攻撃に再び膝をついたバサギリに、ラルトスをボールに戻してシズメダマをぶつけていった】
【あるひとつのシズメダマをぶつけたとき、バサギリの動きがピタリと止まる。固唾を飲んで見守る中、バサギリの体から光が抜けていく】
『ぁ……』
【光が空に消えていき、眩しい金色に輝いていたバサギリの体は常通りの岩色に戻った】
【森キング・バサギリを鎮め終わった!】 - 86繝翫メ繝・繝ゥ繝ォ23/05/17(水) 21:29:34
は?くそかわ
【野生のイーブイとビッパが追いかけっこしている】 - 87柘榴石(18)23/05/17(水) 21:34:24
『ごんぬ!』
「リュウカ、また豪雨にゴンベが反応してるよ!大大大発生かもしれない!!」
はい アルセウスフォンも呼応してますしほぼ間違いないかと!センパイ、行きましょう!
『くぽ! …くぽぉ…』
【翡翠色のモクローは毛布から飛び出しかけたが、ゴンベをちらりと見ると何故か躊躇って毛布に顔を埋めてしまった】
センパイ?まだ寒いですか?嫌なら無理にとは…
『くぽ!?くぽっぽ!!』
【モクローは「それは違う」と言いたげに首を振り、女性の肩に飛び乗った】
ええと…よくわかりませんが嫌ではないなら一緒に行きましょう?
『もふ!!』 - 88柘榴石(18)23/05/17(水) 22:49:07
黒曜の原野の大大大発生を一通り調査し終えましたが…今のところ必ず豪雨と共に発生していますね
でも、わかったのはそのぐらいです
原因は何か?防ぐ方法はあるのか?皆さんが安心して過ごせるよう、もっと調査しなくてはいけません
他の方からも意見や情報を聞きたいですし、ひとまずコトブキムラに戻りましょう - 89駆け出しトレーナー23/05/17(水) 23:03:09
【去っていくウィンディを見送ったガラナはオタケへ振り返る】
『さて、あたくしはあなた方野盗を許すつもりはありませんが、仮にも元コンゴウ団の者に助けられっぱなしもシンジュ団の名折れ、礼だけは言っておきましょう』
『ふん!野盗が人助けなんてかっこわるいから礼なんていらない!それにうちはあのバカに借りを返すためにやったんだからね!』
『あんた…シンジュのクセにコンゴウの奴と仲良くやってるのかい?』
『ええ、互いに尊ぶ神は違えと、ススキ様は人として尊敬できる方ですから…』
【オタケは苦虫を噛み潰したような顔でススキとガラナを見る】
『もっとはやく、あんたたちみたいな二人が現れたなら…』
【そう言ってオタケは煙幕に紛れて去っていった】 - 90二次元好きの匿名さん23/05/17(水) 23:57:01
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- 91N(14)23/05/17(水) 23:58:16
【カイからオボンのみを受け取り、少年は帰路につく。オヤブンのゴルバットを捕獲した国鉄トンネルの入り口で木にもたれてすわった】
『さて、とぉ……』
『……でておいでぇ?』
『……いぶぃ』
【木の陰からイーブイが現れた。ゆっくり少年に近寄っていく】
『一昨日の昼ぐらいから、気配はしてたけどねぇ。どうしたのぉ?』
『いぶ。ぶい、ぶいぶぃ!』
『ありゃ……。そんなつもりはなかったんだけどなぁ。うぅん……、そんなに気にしないでいいよぉ?』
『ぶいぶいぶい!ぶい!いぶい!』
『そんなにいうならぁ……一緒に、くる?』
『ぶいぶい!』
【少年がモンスターボールを差し出すと、イーブイは自分から頭を押し付けた】
『よろしくねぇ。ええと……未知、未知数……エックスちゃん』
【コツンとボールが揺れた】
『バサギリと戦ったとき、こっそり助けてくれてありがとねぇ』 - 92柘榴石(18)23/05/18(木) 01:13:38
【ヒナツの散髪屋で翡翠色のモクローを肩に乗せた赤毛の女性とヒナツ、ヨネ、ユウガオが話し合っている】
パルキアさんの出現にポケモンたちが反応している…?豪雨を楽しむポケモンのお祭り…?うーん…
『くぽぉ~…』
「ヒナツの友達が目撃したっていうオヤブンの大量発生も気になるね。見間違いだといいんだけど…そうじゃなかったらかなり危険だ」
「うん…オヤブンの大量発生なんて峠クイーンでも相手できないからね…」
「わからないことは心配になります。だからリュウカが調査するのでしょ。みんなの不安を取り除くためにも」
はい、お任せください!
『くぽ…』
「それじゃあ、オヤブンの大量発生の目撃があった紅蓮の湿地で調査をしようか」
はい!…あ、その前に 皆さんに聞きたいことがあるんでした - 93柘榴石(18)23/05/18(木) 01:19:24
【女性はポーチからみかづきのはねを取り出すとはにかみながら見せた】
こちら、頂いた大事なものなんですがどう飾るか迷っていて…私より詳しそうな皆さんの意見を聞きたいんです
「もらったって誰に!?まさかいい人ができたとか!?」
人…?いえ、センパイです
「なーんだ…そっか。うん、いいセンパイだなちびクローめ」
『くぽ!』
「あんたやけに渋い耳飾りしてるけど、代わりにこの羽を下げたらどうだい?赤毛に黄緑は映えるよ」
【ヨネに指摘され、女性は左耳の黒い金属製のイヤーカフに触れる】
これは機関から支給された発信器なので、確かにもう必要ありませんね… でも、任務中にどこかにひっかけて失くしてしまいそうです
「なら、首飾りはどうかしら?普段は服の下にしまっておけば邪魔にならないでしょう」
首飾り…いいかもしれません ありがとうございます! - 94N(14)23/05/18(木) 08:09:58
バサギリ、鎮められました。最初はキラキラと眩しかったんですけど、光が空に消えたら色も元に戻っていって。あんな色をしていたのですね
あと、そうだ。仲間が増えました。しばらく後をつけていたみたいです。だから足跡が多かったんですね
【左からラルトス、マグマラシ、イーブイが並んだ写真】
明日は原野の更なる調査と、木材を拾ったのでこけしを作ろうかと - 95N(14)23/05/18(木) 08:27:33
- 96駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/18(木) 08:33:10
【ギンガ団の病室で入院している坊主頭の少年にお見舞いをする金髪の少年】
【坊主頭の少年は気まずそうに金髪の少年に質問する】
あ〜、えっと…あ、今回の島キングの件は大変ご苦労だったであります!
…それでその…大変だったと思うでありますし…怖かったと思うであります…その…コウタには心配かけたでありますし…本来、自分がすべきだった危ない任務を自分の不注意のせいで出来なくてすまなかったであります…それに、怖い思いも…させて。
「まあ、ちょっと怖かったけど…でも逃げる気はなかったよ」
そ、それはどうして!
「1番怖がってるアンタが頑張ってるんだ、オレだってそれに応えたいよ」
あ…
「それにオレだけの力じゃない、オタケにも助けてもらった…」
「その…レンジャーとかギンガ団とか抜きにさ、ちょっとずつさ…お互い頼り合っていくのって…悪くない…かなって」
【金髪の少年は照れくさそうに言うと、赤面しながら席を立つ】
「そ、それだけだから!はやく火傷治せよな!オヤスミ!」 - 97柘榴石(18)23/05/18(木) 11:27:44
- 98N(14)23/05/18(木) 16:26:24
『ルクシオ、ギャロップ、ヘラクロス、フローゼル、コロトック、ゴルバット、ストライク、ミミロップ……。縄張り、なのかなぁ。決まった位置にいる、よねぇ?』
『カビゴンとかムクバードとかオドシシとかゴローンとか、他にもいるけどぉ……』
『日を改めて検証かなぁ。ピカチュウやムックルのオヤブンは偶然現れたみたいだし……。大きかったなぁ……』 - 99N(14)23/05/18(木) 18:50:05
『あ、レントラーやフワライドもいるんだねぇ。綺麗な湖だぁ。ムクホークもいるし……強いポケモンがたくさんだねぇ』
『ええっとぅ。地図によるとこっちにもいけるみたいだし……何だろう、マサゴ平原? こっちも強そうだねぇ。ちょっと行ってみようかぁ』
『フーディンだぁ。ルクシオにレントラーに、カラナクシとトリトドンもいるねぇ。あ、バリヤード。向こうの島は……泳ぐ用意はしてきてないからなぁ。橋もないし、今日は無理だねぇ……。どんなポケモンがいるのかなぁ』 - 100柘榴石(18)23/05/18(木) 19:29:03
【湿地ベースで打ち合わせをする赤毛の女性とヨネのもとへツバキが悠々と歩いてくる】
「やあやあ!ツバキが馳せ参じましたよ」
『!!くぽ!!』
ツバキさんこんにちは どうしたんですか?
「なんでも大大大発生とかいう現象の調査をしているとか。ツバキには謎は解けています。あとは証拠集めですね」
本当ですか!?教えてください!
「ツバキ、やるじゃないか!」
『くぽ~』
「豪雨でのポケモン集結なる、不思議な現象…そのわけは!ツバキを称えるためだと!」
…………
「…………」
……あ、空が暗くなってきました そろそろ雨が来そうですね
「そうだね。黒曜の原野の時みたいに3ヶ所で調査をしてみようか」
「二人とも、呆れないで!!にわかには信じがたいだろうけども!!」
『くぽ~♪』 - 101柘榴石(18)23/05/18(木) 19:56:47
ツバキさんからバンジのみというきのみを頂いたのですが、センパイが一目散に逃げてしまいました
【木の影から顔を半分出してこちらを見ている翡翠色のモクローの写真】
珍しい反応ですが、もしかして苦手な味なのでしょうか? - 102N(14)23/05/18(木) 21:35:21
- 103柘榴石(18)23/05/18(木) 22:00:53
「バンジのみなんてどこで見つけたんだか」
そんなに珍しいきのみなんですか?
「ああ、かなり希少な上に苦味が強くてね。好んで採ってくる奴なんてほとんどいないんだよ。…って、あっ!ゴンベ!!」
【ゴンベは止める間もなくもりもりとバンジのみを食べている】
『ごんぬう!!!!』
【ゴンベが吠えると同時にアルセウスフォンが反応を示した】
これは…大大大発生の場所だけでなくポケモンの種類まで表示されています!!
『くぽ!?』
「どういうこと?ゴンベ」
『ごんぬ!』
「わからないことだらけだけど…とにかく調査するしかないね」
はい!行きましょうセンパイ! …センパイ?
『くぽ…!!……もふ!?』
【モクローは何かを決意したような顔でバンジのみをつついたが、すぐに泣き出してしまった】
『くぽぉ~!!!!』
な、泣くほどに…!?センパイ、苦手な味なら食べなくていいんですよ?
『くぽ~!!くぽぉ~!!』 - 104柘榴石(18)23/05/18(木) 22:19:12
- 105駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/18(木) 22:31:38
うーん、派手に火傷してしまったであるますから、しばらくの調査をコウタに頼って自分はしばらくトレーニングしながら養生しようと思うであります。
- 106N(14)23/05/18(木) 23:52:45
- 107柘榴石(18)23/05/19(金) 09:00:45
- 108柘榴石(18)23/05/19(金) 09:05:12
センパイ、もしかしてゴンベさんの真似をしているんですか?
『くぽぉ…くぽぉ…』
「…ああ、なるほど。小さいの、あんたリュウカの役に立ちたいんだね」
え?
「引っ込み思案だった頃の、セキの役に立ちたくて泣きべそかきながら空回ってたツバキに似てるよ。まあ空回りは今もしてるんだけど」
『くぽ…』
【モクローは頷くとしょんぼりと俯いた】
センパイ…気持ちは嬉しいのですが、私はセンパイが役に立つから一緒にいるわけではありませんよ
『くぽ?』
センパイのことが好きで、私が一緒にいたいからです それに、そう遠くないうちにセンパイはお家に帰ってしまうでしょう?あまり難しいことは考えずに、楽しい思い出にしたいじゃないですか
改めて…私と一緒に来てくれませんか?
『…もふ!!』 - 109N(14)23/05/19(金) 11:41:37
【寝惚け眼で3つのボールを放る少年】
【バクフーン、ラルトス、イーブイが出てきた。みちっと部屋に詰まっている】
『salvete,sweetie……』
【1匹ずつ呼び、スキンシップやブラッシングを行う。なにか話しかけているようだが、少年の母語なのかバクフーンとイーブイはまだ理解できていない】
【ラルトスだけが楽しそうにしている】
【最後にぽんぽんぽんと頭を撫でて、ぼんやりしたまま少年は宿舎を出た】 - 110柘榴石(18)23/05/19(金) 14:48:29
【マフラーを外した女性の写真。胸元で黄緑色の羽の首飾りが揺れている】
ユウガオさんにお願いしていたみかづきのはねの首飾りです!
これでいつでもどこでも身につけて行けますね!
次はカイさんから情報を頂いた群青の海岸で調査をしてきます
コンゴウ団、シンジュ団と積極的に連携を取ることができるようになったので、情報収集から初動までは大変スムーズになりましたね
問題は調査員の少なさでしょうか
今のところ隊長と博士を除けば私とセンパイしかいませんものね
『くぽぉ』 - 111駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/19(金) 19:39:31
ありがとうであります!
頑張って養生するであります!
しかし、ここまで大きな怪我をしたことがないので時間を持て余してしまうでありますなぁ。
とりあえず、スクワットと握力の筋トレをして見るであります!
- 112柘榴石(18)23/05/19(金) 20:27:33
【砂浜ベースで翡翠色のモクローを肩に乗せた赤毛の女性とヨネが話し合っている】
「そろそろ一雨来そうだね。あんたたちなら大丈夫だと思うけど…この天気にこの人数だ。慎重に行こう」
はい
『くぽ!!』
「ギンガ団の調査隊は一人と一匹だけやあらへんで!!」
え?
【ラベン博士が真新しい調査隊服を着た眼鏡の女性と簡素な衣類に身を包んだウォロを伴って砂浜ベースへやってきた】
ラベン博士!ウォロさん!ええと…確か臨時の門番をしていた警備隊の方!
「深刻な人手不足やからいうて異動になったわー。よろしゅうな。警備隊の脳筋どもから離れられるんはええけど、今更やない?」
「リュウカくんとハッカくんが来てようやく活動が本格化しましたからね。それまでは人手を増やしたいと申請しても先送りにされていたのです」
「お、おう…組織内のヒエラルキーとか知りとうなかったわ…」
人材含め、資源には限りがありますものね 調査隊が有用だと証明できてよかったです - 113柘榴石(18)23/05/19(金) 22:11:23
ウォロさんは何故ここに?
「大大大発生について意見を聞きたくて、ボクがデンボク団長にお願いして連れてきたのです。してしまったことはともかく、彼の知識は本物ですので」
「イチョウ商会の兄ちゃんやろ?何かやらかしたん?」
「ワタクシも例の現象については興味がありますからね。よろしくお願いします。…ポケモンも取り上げられたままですし、逃げたりしませんよ」
そうでしょうね 大大大発生に遭遇する危険もありますし、この状況で逃げるメリットがありませんもの
「ほんまに何やらかしたん!?」
『くぽぽ、もふっふ』
では行きましょう!皆さん、危ないと判断したら安全第一ですぐに撤退してくださいね! - 114N(14)23/05/19(金) 22:41:08
おはようございます。ヒナツさんという方にお会いしました。もうバサギリを鎮めたことが広まっているとは思いませんでしたが、それほどキングという存在はコンゴウ団、シンジュ団にとって大切なのでしょうね
次は紅蓮の湿地の調査となります。湿地帯、ゴム靴があればいいのですが - 115柘榴石(18)23/05/19(金) 22:57:05
【トドゼルガのオヤブンの群れと戦っている赤毛の女性の映像。さすがに多対一は厳しいと判断したのか途中からオヤブンギャラドスを出して好きに暴れさせ、隙ができたところをサンダースとロズレイドと共に攻撃・捕獲していく】
くぽ~!!!!
「嘘やん」
「相変わらずですね」
「やっぱり思ってたのと違うのです」 - 116N(14)23/05/19(金) 23:06:11
- 117駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/19(金) 23:32:04
人を持ち上げる方法でありますか?
『はい、私やコウタのような非力な人間でもできる方法はないかと…』
「前みたいにアンタがダウンした時に何もできないのはシャクだったからな」
ふたりとも大変よいこころがけであります!
もちろんあるでありますよ!災害時や日常でも使えるテクニックなのでぜひ習得してほしいであります!
では場所を変えて訓練であります!レンジャー! - 118柘榴石(18)23/05/20(土) 07:04:36
さて、群青の海岸は一通り調査できましたね 博士、ウォロさん、何かわかりましたか?
「あくまでボクたちの推測ですが…時空の裂け目から漏れ出たエネルギーの残滓にポケモンが集まっているのだと考えられます」
エネルギーの残滓…?豪雨に集まるのではなくですか?
「あなた方が今までに調べた大大大発生のデータを見せてもらいましたが、ただの豪雨にあれだけの種類と数のポケモンが引き寄せられるとは考えづらい。時空の裂け目のエネルギーによって一時的な異常気象が引き起こされ、同時にポケモンたちも集まっていると考える方が自然でしょう」
なるほど…
『くぽもふ…』
「とはいえ、もっとデータを集めてみないと断言はできません。引き続き調査をお願いするのです!」
お任せください!
『くぽ~!!』
「命がいくらあっても足りひんわぁ…おわっ、ドクのすけ!糸吐かんといて!!」
『あげぇ』 - 119柘榴石(18)23/05/20(土) 07:46:46
- 120柘榴石(18)23/05/20(土) 10:53:31
天冠の山麓で目撃情報があるまで待機ですか…次も皆さん一緒に来られますか?
「時空の裂け目があった場所は他とは様子が違ってくるかもしれませんからね。デンボクさんの許可さえ降りれば行きますよ」
また賑やかになりますね、センパイ!
『くぽ~!!』
「リュウカくん。待機のうちにハッカくんの健康診断をしてもいいですか?元気そうではありますが、ギラティナと戦ったり豪雨で濡れたりしたので念のためです」
それはぜひお願いします!では私も一緒に…
「いえ、君は休んでいてください。何せヒスイにいない種族の赤ん坊ですから、少し時間がかかっても慎重に行いたいのです」
そういうことなら…わかりました
『くぽ~、もふっふ?』
「手術だそうですよ」
『もふ!?』
ウォロさん、センパイをからかわないでください!!
「フフ」
「…兄ちゃん、案外大人げないなあ」
『あげ』 - 121N(14)23/05/20(土) 12:16:20
- 122柘榴石(18)23/05/20(土) 15:26:53
『こん』
【宿舎前でポケモンたちをブラッシングしている女性の元に金髪で赤い瞳を持つ10歳ほどの少年が近づいてくる】
おや…初めて見るお顔ですね 新しく引っ越してきた方ですか?
【少年は何故か戸惑ったような表情で自分の顔をぺたぺた触っていたが、やがて口を開いた】
『大大大発生の謎、解決、手がかり、知ってる』
ええ、と…?あなたがですか?
『ウン。教える。キノコよせだま、10コ、ちょーだい』
まあそのぐらいなら…ちょっと待っててくださいね - 123柘榴石(18)23/05/20(土) 18:28:03
【少しの間その場から離れていた女性が紙袋を手に戻ってきて、少年へと渡した】
はい、キノコよせだま10個です
『ふんふん、いい感じ。…あったかいのは、何?』
イモモチです よかったらおやつにどうぞ
『…アリガト』
いえ 気をつけて帰ってくださいね
『こん』
【少年は両腕に紙袋を抱えると建物の影へと走り去っていった】
【直後、その方向からヨネとゴンベが歩いてくる】
「リュウカ…?今こっちにカイが来なかったかい?」
カイさんですか?見ませんでしたが…ヨネさんこそ、キノコよせだまを持った金髪の男の子がそちらに行きませんでした?
「いいや。…カイがいきいきイナホを欲しがるからあたしもあげたけれど…もしかしたらあたしたち、ポケモンに化かされたのかもね」
ふふ、そうかもしれませんね - 124二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 21:35:14
- 125駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/20(土) 22:12:40
【訓練場で坊主頭の少年を背中から抱える金髪の少年】
このように体をぴったりくっつけると意識のない男性を運べるようになるでますから覚えておくであります!
『ほ、本当にできるのでしょうか…?』
「体全体使えば以外といける…」
これは初心者向けでありますから、子供や女性にもやりやすい方法であります。
少なくとも危険な場所から意識のない人を避難させることはできるであります。
さあ!ショウ殿も自分で試すであります!
『ひ、ひえ…!』 - 126柘榴石(18)23/05/20(土) 22:20:53
不思議な体験をしてしまいましたね
よせだま10個とイモモチで足りていたらいいんですけども
【不思議そうな顔でこちらを見上げている翡翠色のモクローの写真】
さて、センパイも戻ってきましたし天冠の山麓で大大大発生の目撃情報があったので行ってきます
おめでとうございます!カラナクシさん…よく見ると少し色合いが違うんでしょうか?
私は早い段階で異能力者を扱う機関に引き取られて力の使い方を教わったので、それほど苦労はしていないと思います
こうして市井で暮らすのも楽しいですけどね
体調を崩されていたんですね
プレートを集め終わったのであれば…急ぐ必要はないので万全の体調と準備を整えてから向かってくださいね
お大事に
- 127駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/20(土) 22:28:06
- 128柘榴石(18)23/05/20(土) 23:03:22
「リュウカさん!ヨネさん!」
ワサビさん!どうしてここに?
「千里眼でみえたから駆けつけたの!オヤブンたちからかろうじて逃げだせた人がいて…なんとか助けて」
大大大発生に巻き込まれたということですか?
「恐れていたことが起きたね…」
ワサビさん、ありがとうございました 怪我はありませんでした?
「うん、ドサイドンたちがいたからあたしは平気!」
【ワサビは嬉しそうに頷くと女性の腰に抱きついた】
「でも…頼れる相棒が一緒にいればポケモンがたくさんいても平気だけど、そうでない人からしたら怖いよね…」
「いや、普通に相棒おっても怖いけどな」
「ナノハくん、静かに」 - 129柘榴石(18)23/05/20(土) 23:06:46
「ちなみにですが、その時の天気はやはり豪雨で間違いありませんか?」
「うん。あたしからみえた大大大発生は全部豪雨と一緒だったよ」
「ワサビ、よくやったね。まるでキングのような働きじゃないか!」
キングのような…ですか?
「ああ。あんたにはピンと来ないかもしれないが…キングたちは代々野生のポケモンや自然の驚異からあたしたちを守ってきてくれたんだよ。…もしかしたら、キングに守られるだけの時代は終わろうとしてるのかもしれないね」
「うん!千里眼でこまっている人がみえたら、あたし助けてあげる!みんなも気をつけて調査をしてね」
ワサビさんもお気をつけて そうだ、今回の騒動が落ち着いたら以前約束した通り『遊び』を教えてください
「もちろんいいよ!遊びに行くから忘れないでね!絶対だよ!」
【ウォーグルに乗って飛んでいくワサビを見送りながら、誰かが「時代の終わりか…」と小さく呟いた】 - 130駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/20(土) 23:50:08
【訓練場でムベを背負うショウとシュウゾウを後ろから抱える金髪の少年】
『で、できました!できましたよキダチ!』
『おお、背負われてしまったわい』
「んしょ…このまま引きずるんだよな」
『お〜、かなりだらけきったけど引きづられるもんだなァ…』
ふたりとも凄いであります!マスターであります!
これで人が倒れても安全な場所に避難させられるであります!
ま、そんな危険なことがないのが一番でありますが。
最後はポケモンと協力するやり方を教えるであります!
かなり専門的になるでありますがついてくるであります! - 131二次元好きの匿名さん23/05/20(土) 23:57:57
- 132柘榴石(18)23/05/21(日) 08:46:48
せ、セキさん…今なんと言いました?
「ムベさんから料理と忍術を教わってる。それがどうかしたか?」
私がお願いしてもおにぎりの作り方しか教えてもらえなかったのに…
「お、おう」
『くぽぉ』
「さすがムベさん、的確な判断ですね」
「兄ちゃんトドメささんとき」
「…よう、小せえの。おめえが帰るまでには何かしら一つは披露できるようにしとくから、楽しみにしとけよ」
『くぽ~!!』 - 133柘榴石(18)23/05/21(日) 10:55:26
【イモヅル亭で赤毛の女性と翡翠色のモクローとウォロが食事しながら話し合っている】
最後の調査場所は純白の凍土ですが…ウォロさんたちも来るんですか?
「ええまあ。あそこは他の土地と違って吹雪と共に大大大発生が起こるそうですからね。ラベン博士としても自分の目で確かめたいでしょう。ワタクシもずっと医務室に缶詰では暇…いえ、身体が鈍ってしまいますし」
さては最初から暇つぶしが目的ですね?
「いえいえそんな。ははは」
…凍土は遭難や低体温症など、これまでの土地と危険度が段違いです これまでの軽装でポケモンも連れずに向かうのは私としては賛成できません
「それは困りましたねぇ。デンボクさんたちがポケモンの同行を許可してくれるとはとてもとても思いませんし」
かといって拘束状態で連れていくのも、大大大発生に巻き込まれた時に危険…うん、打つ手ないですね やめましょう
「そこをもうちょっと手立てを考えてくれません?」 - 134柘榴石(18)23/05/21(日) 11:34:20
そんなに医務室が嫌ですか?それとも好奇心?もしくは、この調査がアルセウスに繋がると思っている?
「どれも少しずつ正解で、少しずつ違います」
【ウォロは運ばれてきた料理を自分と女性の皿に取り分ける。モクローが翼をぱたぱた動かしながらアピールしたが無視された】
『くぽ!くぽ!!』
「アルセウスに会わせてくれるんでしょう?」
ええ 最終的にはアルセウス次第になりますが…あなたと一緒にシンオウ神殿へ行きてんかいのふえを吹くぐらいなら約束できますよ 何か問題がありますか?
『もふっふ!!』
「問題はありません。ありませんが…ワタクシとて、ただ勝ち馬に乗るだけで創造神に会えるなどと甘い考えは持っていませんよ。できることはしておきたいのです」
『くぽ~~~!!!!』
「ええいやかましい。お前にも取り分ければいいんでしょう取り分ければ」
『もふ!!』
……つまり手伝ってくれる、ということですか?
「あくまで自分のためですがね」 - 135N(14)23/05/21(日) 11:56:05
【ぽんぽんぽんぽん、と少年がスボミーにモンスターボールを当てていく】
『ラベン博士の研究に、ちょっとだけ協力してねぇ。すぐに終わるし、終わったらまた連れてくるからぁ~』
『みぃ?』
『みぃ!』
『すぼっみ』
『すぅ~』
『すみぃ』 - 136柘榴石(18)23/05/21(日) 14:15:57
…そうだ!これならどうでしょう?
【女性は自分の左耳についていた黒い金属製のイヤーカフを取り外すと、ウォロの耳へと装着させた。ウォロは一瞬身を引いたが結局抵抗することなく取り付けられる】
「これは何ですか?」
機関から支給された発信器です!確か私の端末からでも位置情報が受信できたと思うので、アルセウスフォンにその機能が残っていれば…あ、
【アルセウスフォンが淡く光り、画面に映し出されたコトブキムラの地図上に紋章のようなマークが浮かんだ】
…今慌てて復元されたように見えなくもありませんが…これで居場所が特定できるとなればデンボク団長たちもあなたを外に出しやすくなるでしょう
「なるほど」
ちなみに任意で電流を流せるようになっていたんですが、さすがにその機能は残ってないみたいですね
「後から付け足されるかもしれないので口にしないでくださいそんな機能」
『くぽ~(むっしゃむっしゃ)』 - 137駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/21(日) 18:36:18
…というわけで訓練されてないポケモンに怪我をしていたり意識のない人間をはこばせるのは大変難しいので、補助として参加させるのが望ましいであります。
『確かに…ピカチュウに人間を運ばせるのは酷ですね』
むしろピカチュウは小さく素早いので、メモを持たせて救助要請させるほうが良いであります!
「逆にオレのトリトドンならちょっとベトつくけど、子供なら運べそう」
トリトドンは昔は骨がないから救助に向かいと言われていたでありますが、
最近は骨がないのを利用して崩れた家屋の狭い入口から入り込んで先に消火活動をさせたり、
背中の奥に殻の名残である、薄くて硬い皿があることが判明したので運搬業務に参加できるのでは?と注目されているであります!
『やはり、ポケモへの理解で人間との共存する道筋が増えるのはいいですね…これからもポケモンの調査を頑張ろうと思いました』 - 138柘榴石(18)23/05/21(日) 19:00:25
純白の凍土の調査です!
【深縹色の寒冷服を着てルカリオを連れているウォロの写真】
【睨み合っているツバキとキクイの写真。その周りを楽しそうに翡翠色のモクローが飛び回っている】
ウォロさんは一匹だけ連れていくのを許可されたそうです
ツバキさんとキクイさんも手伝いに来てくださったので人手不足と言っていたのが嘘のように賑やかになりましたね - 139駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/21(日) 20:33:53
- 140N(14)23/05/21(日) 20:46:13
『話、聞いてもらえなかったねぇ』
『それにしても野盗かぁ……そりゃあいるだろうけどさ。三姉妹、ってぐらいだしやっぱり3人かなぁ?』
『……でも、ま。かあさまより強いなんてことはないだろうし』
『あのときと比べたら、全然マシな状況だよねぇ』
『うん、そうだ。ヒスイはシンオウの過去だけど……あのときよりも、昔じゃなくてよかったね』 - 141駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/21(日) 21:59:30
【訓練場で様々な道具ときのみを並べる金髪の少年とそれを眺めるショウと坊主頭の少年】
「これが素早さを上げるインドメタシン、これがポケモンに持たせて特定のポケモンを倒すと攻撃が上がるパワーリング、これはなつき度が上がるけど防御が下がるタポルのみ…」
『色々あるんですね…頭が混乱しそうです…』
「自分もであります」
【おもむろにパワーリングを持つ、ショウのピカチュウ、使い方がわからないのか飽きると地面に投げ捨てた】
『こら、ピカチュウ、人の道具を投げない』
ポケモンは人間の道具を使えないでありますからなぁ。
「きのみとかはわかるんだけどな」
『へー』 - 142柘榴石(18)23/05/21(日) 22:27:22
【岩影に隠れながらルカリオに指示を出しているウォロの写真。その向こうにはユキカブリの群れがいる】
ここは任せて大丈夫そうなので私とセンパイは他を調査します
そうなんです!
身体能力には自信がありますが、やはり私だけでは限界がありますからね
- 143柘榴石(18)23/05/21(日) 22:44:54
私は大丈夫ですが、ところどころで休憩を挟まないとセンパイが氷像になってしまいますね
『くぽぉ~~~~』
一旦ベースキャンプに…おや?
『こん』
【吹雪の向こうに一瞬、小さな少年の姿が見えたような気がする…】
『くぽ?』
あれは…いえ、ひとまず追いかけてみましょう 本物だったら大変です - 144柘榴石(18)23/05/22(月) 08:32:13
【小さな洞穴内の写真。バクフーンが背中からゆらゆらと炎を出しており、その近くで翡翠色のモクローが毛布にくるまっている】
少し狭いですが休憩には充分ですね
いい場所を教えていただきました - 145駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/22(月) 18:56:43
【クラフトキットを広げながらボールやキズぐすりなどのクラフトに励むショウと二人の少年】
ショウ殿はクラフトの名人でありますな!
「うわ…こぼれた…」
『いや…それほどでも…あ、コウタ、クスリソウの汁を漏斗で入れるときは少し持ち上げるといいですよ』 - 146柘榴石(18)23/05/22(月) 19:12:53
さて、そろそろ行きましょうか
あの少しの辛抱で…センパイ?
『くぽっぽ』
【翡翠色のモクローはポーチからきのみをいくつか出して洞穴の壁際に並べている】
…そうですね 私たちはまた採取すればいいんですもの
もちもちキノコといきいきイナホもいくらか置いていきましょう
『もふ!』
【女性たちが去った後、洞穴の奥の暗がりで何かが動いた】
『こん』
【陰から影がぞろりと分かれ、小さな獣の姿を形どる。小さな鼻先がこつんときのみをつついた】
『……アリガト。人間、いがいと悪くない』 - 147おやつおいしい(14)23/05/22(月) 21:05:13
【ミネラルよせだまに集まっている野生のチュリネたちの動画】
ほわーかわいい!!
みんな連れて帰っちゃいたいところだけどお姉さんやドクちゃんと相性いい子を探さないとなあ
ここはやっぱりおっとりとかひかえめの子がいいかな? - 148柘榴石(18)23/05/22(月) 21:25:33
【雪原ベースで大勢で鍋を囲んでいる。まとめた調査結果とにらめっこしている赤毛の女性の隣にウォロが座った】
今まで出てきた説は…ディアルガさんとパルキアさんの出現にポケモンたちが反応している、豪雨に集まるお祭り、パルキアさんが現れたことで空間に変化が生じた、時空の裂け目のエネルギーの残滓に集まっている、ディアルガさんとパルキアさんからの試練…ですね
『くぽぽぽ?』
「どれもそれらしくて、どれも今のところ断定には至りませんね。確かなのは異常気象と共に起こる現象だということぐらいでしょうか」
『もふ』
「いずれにせよ永遠に続くようなものではないとは思いますが…このまま真相は闇の中かもしれませんよ」
そうかもしれません でも、こうやって皆さんで考えて力を合わせるきっかけになりましたから、決して悪いことばかりではないと思います
…私もいつまでヒスイにいられるかわかりませんからね
「………」 - 149駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/22(月) 21:30:36
【『イモヅル亭』でイモモチを頬張るショウ達を優しい顔で見守るラベン博士】
『コウタ、あとでもう一度フクスローの特訓に付き合っていただけますか?おさらいをしておきたいんです』
「うん、いいよ。オレももう少しショウからクラフトのコツを聞きたいし」
自分も後学のために参加したいであります!
【今後の予定を立てる3人を見つめながらラベン博士は呟く】
『頼もしい仲間たちなのです』
【そう言って3人をカメラにおさめた】 - 150柘榴石(18)23/05/22(月) 21:32:32
あ、生きるのを諦めているわけではありませんよ!?でも異能力者も寿命は普通の人間と変わりませんから、どのみち皆で協力していく体制がこの先は必要になってくると思います!!
「…ああ、なるほど」
【少し気まずい沈黙が落ちたところに、厚手のコートにくるまったラベン博士が湯気の立つ器を差し出した】
「リュウカくん、ウォロさん。分析するのも大事ですが、今は休息する時間なのです。とにかく今は温まりましょう」
「どうも」
あ、はい ありがとうございます
「…まあ、仮にあなたが諦めてもワタクシは諦める気はありませんけどね」
え?
「博士、見慣れない食材が入っていますがこれは何ですか?」
「よくぞ聞いてくれました!イチョウ商会で購入したヤドンのしっぽです!」
しっぽ…?ヤドンさんというのはポケモンですか?
【何人かの箸が止まった】 - 151柘榴石(18)23/05/23(火) 08:36:37
【ヒスイの大地を照らす夜明けの写真】
セキさんとカイさんにとても素敵なものを見せていただきました!
大切な場所、うつろう時間…
これから訪れるヒスイの変化が良いものになるといいですね
【朝日に照らされて笑顔で写っているセキ、カイ、ヨネの写真】
【潤んだ瞳で朝日を見つめている翡翠色のモクローの横顔】 - 152二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 09:39:01
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- 153二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 09:39:44
回復したので、景気づけにノボリさまとバトルをしました
負けました
……あの、オヤブンポケモン3匹は、ずるいのでは……
と、とにかく、プレートでコギトさまから教えていただいたものは揃えたので、ウォロさまともう一度コギトさまの庵に言って参ります! - 154柘榴石(18)23/05/23(火) 11:43:18
シマボシ隊長!今日はお休みをいただいてもいいですか?
「許可する。大大大発生の調査は過酷だったと聞く。賢明な判断だ」
はい 私はともかくセンパイには休息が必要だと思いまして
『くぽ!…もふ?』
【翡翠色のモクローはシマボシのデスクに降り立つと、一番端に積み重なっていた書類を一枚めくった】
あ、センパイ!勝手に見てはいけませんよ!
「いや…これは君にも関係あるものだからな。見ても構わない」
私に関係あるもの…ですか?
「ちょっと失礼しますよ」
【横から手が伸びてきてモクローが覗いていた書類をウォロが手にとって広げた】
男性の写真とプロフィールですね これがどう私と関係が?
「よし、全部燃やしましょう」
『くぽ』
どうしてですか!? - 155柘榴石(18)23/05/23(火) 14:09:15
- 156二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 15:19:31
- 157駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/23(火) 15:57:16
- 158スケッチ(24)23/05/23(火) 16:46:25
- 159二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 16:54:24
- 160スケッチ(24)23/05/23(火) 16:56:56
- 161柘榴石(18)23/05/23(火) 19:12:30
「簡単に言うと結婚の申し込みですね。お見合いしたところで絶対にするわけではありませんが」
結婚なら知っていますが…私にですか?
「君が異変を解決した後に突然殺到してな。現金なものだ」
そういえばお茶のお誘いの手紙もその辺りから来るようになりましたね
…あ、もしかして異能力者の遺伝子が欲しいんでしょうか?機関でも研究はされていましたが、基本的に遺伝はされないものという結論が出ていましたよ
「もちろん全員がそうだとは限らないが…あわよくばと思っている者はいるだろうな。もしくはヒスイの英雄という肩書きそのものに魅力を感じているか」
「た、隊長」
「全員がそうだとは限らない、と前置きした」 - 162柘榴石(18)23/05/23(火) 19:13:33
- 163スケッチ(24)23/05/23(火) 19:36:53
まーこの時代の結婚は恋愛や扶養より、家同士の…ええっとコミュニティ同士の繫がりが重要視されてるからねー。
一族を存続させることが当時の最重要点だっただけに、現代からみれば居心地が悪くなる時があるかもしれないしね。
- 164二次元好きの匿名さん23/05/23(火) 21:01:26
まな板
プレートを、まな板代わりに……
お、おいしくなる、とは……そんな効果もあるんですね……?
と、取り敢えず、プレートは揃いました!
ウォロさまが、寄りたいところがあるそうなので、行って参ります! - 165スケッチ(24)23/05/23(火) 21:28:31
【お腹が大きく膨れた褐色肌の妊婦が坊主頭の男性と共にスマホを覗いている】
うへぁ…本当にキダチさんがヒスイ入りしてる…
『いやぁ、懐かしいであります!今はどのあたりでありましょう?』
んー、右腕を火傷したあたりだね。
『あー!キングウィンディを鎮めたあたりでありますか!あの頃の自分はまだ集団訓練の経験が浅かったでありますから、よく皆さんを心配させてたでありますなぁ!』 - 166柘榴石(18)23/05/23(火) 21:30:17
せっかくなのですが…どれもお断りしようかと思います 人間としてまだまだ未熟な自覚がありますし、何よりヒスイに、その…残れるかわかりませんから、無責任に引き受けることはできません
「ああ、君ならそう言うと思っていた」
「ですがシマボシさん、ここまで温めていたからには何か断りにくい理由でもあるのでは?」
【ウォロの言葉にシマボシは眉間のシワを深める】
「…この中にギンガ団設立時の支援者も含まれている。断るにしろ一度会ってくれと」
「それは…」
『くぽ!?くぽぉ~!!もふっふ!!』『ぶいぶい!!』
せ、センパイ、スズさん、落ち着いて… 会いさえすれば断ってもいいんですよね?それなら…
「面倒ですね。向こうから断ってもらいましょう」
はい? - 167柘榴石(18)23/05/23(火) 21:39:55
「リュウカさん、あなたポケモンたちと特殊な鍛錬をしていましたよね?訓練場で披露してください。そうですね…できるだけ大きくて厳つい方がいいのであなたのギャラドスとガブリアス、ワタクシのウインディとでどうでしょう?」
特殊な鍛錬って、手合わせのことですか?それで何か変わります?それにムラの中でやるには各所の許可を得なければ…
「リュウカ」
シマボシ隊長?
「命令だ。建物や人に危害を及ぼさない範囲で思いきりやるように。許可は私が取っておく」
ええと?
「返事は」
は、はい!! - 168柘榴石(18)23/05/24(水) 06:20:54
【訓練場でガブリアスと一対一で戦っている赤毛の女性の映像。ドラゴンの爪による一撃をいなし、掌底を叩きこむ。ガブリアスによる反撃が来る前にバックステップで距離をとった】
【オヤブンギャラドスと向き合っている映像。アクアテールやアイアンテールの練習に付き合っているようだ。さすがに直撃は避けているものの、ギリギリまで引きつけてから躱すを繰り返している】
【ヒスイウインディと一対一で戦っている映像。はじめは防戦に徹していたが攻撃パターンを掴んできたのか徐々に迎撃からのカウンターを返せるようになり、打ち合いに発展していく】
くぽ~~~!!!!
「嘘やん」
「ブラボーでございます!」
「改めて近くで見ると迫力がすごいのです」
「あれを目の当たりにしてなお結婚の申し込みができるなら大したものですよ」
「言いたいことと狙いはわかるんやけど兄ちゃんは何目線やねん」 - 169スケッチ(24)23/05/24(水) 06:55:22
- 170柘榴石(18)23/05/24(水) 10:14:17
- 171スケッチ(24)23/05/24(水) 10:38:01
ま、厄介な案件が片付いてよかったね。
- 172二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 15:34:50
【カミナギ寺院跡に向かう少女】
「ほれ カミナギ寺院跡に行け そこでどうなるかは楽しみじゃのう」
「さて 神話の遺物は今の人になにを伝えるのやら」
……コギトさまは、なにかを存じ上げていらっしゃるようですけれど
わたしは、なにを思うのでしょう……?
【古の隠れ里で言われた言葉を思い返し、ふと呟いた】 - 173二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 17:23:51
「××さん、こちらですよ!」
ウォロさま……!
これ、は……壊れた、石像?
ディアルガさま・パルキアさま両柱のものと似ているようですが……
「ええ。ですが、ディアルガ・パルキアの像と比べ、遠く離れた場所に置かれているようですね……」
「××さんは、なにを表しているかわかりますか?」
……推測でしかありませんが……
……石像まで造られるということは、彼らに並ぶ神であったのではないでしょうか
対のものは安定しますが、これが三となると循環し、相互に影響を及ぼします。三位一体という概念もありますから、ディアルガさまやパルキアさまのように、アルセウスさまの分身であったのではないかな、と
『そのもの じかん くうかんの 2ひき ぶんしんとして よに はなつ』『そのもの じかん くうかんを つなぐ 3びきの ポケモンをも うみだす』
プレートに彫られた文面ですが……これらも、ディアルガさまとパルキアさまの他にもう一匹、アルセウスさまの分身がいることを示しています。そして、『せかいのうらがわ みだれるとき じくうのさけめ しょうじる』『せかいの うらがわ じかん くうかんの ことわり ことなる』ということから、おそらくそのもう一匹は「せかいのうらがわ」にいるのではないでしょうか。今回の騒動は、なんらかの原因で「せかいのうらがわ」が乱れたために、起こってしまったのではないかと……
もう一匹がせかいのうらがわにいる、という記述はどのプレートからも見つけられませんでしたが……
ディアルガさまやパルキアさまも、時空の向こうから来たようですし……。もう一匹のアルセウスさまの分身も、そういう場所にいても不思議とは思いませんから…… - 174二次元好きの匿名さん23/05/24(水) 17:37:21
「ほう? では、なぜ壊されているのか、なぜあの二匹と比べて遠く離された場所にあるのかについてはどう思いますか?」
……。石像まで造られているのに、壊されている
これは……かつては信仰されていたのに、その信仰が廃れたため、ではないでしょうか
しかも、自然に廃れたのではなく……壊されているということは……もう一匹は、人間にひどい被害をもたらした……? そのせいで信仰が捨て去られた……?
敵対する人々……別の対象を信仰する人々に壊された、という可能性もありますが……
……それなら、造り直すでしょうし、こんな場所には置かないでしょうから……。それに……
『あらぶる ぶんしん いかりの かみなりを はなつ』
これは……。おそらく、ディアルガさまやパルキアさまではなく……
『びしゃあああああん!!!』
!!?
「××さん!」
【突然の鳴き声と地震に尻もちをついて動けなくなる】
【ウォロが少年を庇い、身を伏せた】 - 175柘榴石(18)23/05/24(水) 18:06:08
【イモヅル亭で上機嫌な様子の赤毛の女性が翡翠色のモクローとウォロと一緒にお茶している】
そういえばウォロさん、怪我の具合はいかがですか?
「奴にやられた左側はまだ可動域が狭いですが、傷も塞がったし回復は順調ですね。デンボクさんから3匹まで連れていっていいと許可を得たので図鑑を埋めるなら手伝いますよ」
よかった 怪我がよくなったら連れてこいとコギトさんから言われてたので、まずは庵に行きましょうね
【即座に身をひいたウォロの右腕を女性が素早く掴んだ】
「…ごほん。いえ、まだあそこまで遠出するほどには回復していないような気がしてきました」
『くぽぽ~?』
凍土まで遠征したのに何言ってるんですか 約束してしまったので抱えてでも連れていきますからね
「抱えるのは勘弁してください。指差して爆笑される自信があるので」
『くっぽ!!』
「構えるなアルセウスフォンを」 - 176駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/24(水) 18:37:40
【訓練場の周りを坊主頭の少年が先導しながらランニングするショウと金髪の少年】
「ま、まって…」
ゆっくりでいいでありますから、頑張るでありまーす!
「ちが…」
『き、キダチ…わたしたち足が…足が…』
まだまだこれからが本番であります!
さぁ!腿を上げながら走るであります!
「『ひぇ〜!!』」 - 177柘榴石(18)23/05/24(水) 21:47:17
【庵の外のテーブルでポケモンたちと共にのんびりお菓子を食べている赤毛の女性】
まだ出てきませんね…積もる話があるんでしょうか
…そうだ 実はラベン博士が撮った写真を現像してアルバムを作ってくださるそうです
【翡翠色のモクローが女性と一緒に茂みに身を隠して調査している写真や、イモヅル亭でイモモチを食べている写真などがテーブルに並べられている】
センパイがお家に持って帰れるといいのですが - 178柘榴石(18)23/05/25(木) 08:48:46
「お待たせしました」
お帰りなさい!どうでしたか?
「こってり絞られましたよ。やはり来るんじゃなかった」
いいんじゃないでしょうか?叱る人がいてくれるうちが華と聞きます
【ウォロは肩を竦めると、テーブルへ地図を広げた】
「それより、コギトさんからまだ未確認のポケモンの話が聞けましたよ。調査して図鑑に記録すべきでしょう」
え…!?プレートの時はもう話すことはないと言っていたのに…
「言ったでしょう、叩けば叩くほど埃が出ると。純白の凍土のトルネロス、群青の海岸のボルトロス、黒曜の原野のランドロス…嵐や雷を起こすポケモンだそうです」
大大大発生の調査の時には見かけなかった気がします
「空を飛び回っているそうなので、悪天候の中で地上を調査している我々の視界には入らなかったのでは?本来であれば自由に飛び回らせておいて問題ないそうですが、時空の裂け目の影響が治まるまで大人しくさせておきたいそうです」
つまりは捕獲してほしいということですね?ヒスイの全てのポケモンに出会うという目的とも一致しますし、やりましょう!
『くぽ~!!』 - 179二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 08:53:32
このレスは削除されています
- 180スケッチ(24)23/05/25(木) 08:54:16
- 181柘榴石(18)23/05/25(木) 09:17:46
他の2ヶ所は悪天候を待たなければならないのでひとまず黒曜の原野へ戻ります
はい 特にセンパイはまだ生まれたばかりで、これから覚えることや出会うものがたくさんあるでしょうしね
私も手元に形があるものが欲しいので同じものを作っていただこうかと思います
- 182N(14)23/05/25(木) 12:37:01
『ウォロさんは湿地ベースの近くで焚火跡って言ってたしぃ……』
『反対側は広がっていて、焚火できるようなスペースはないんだよねぇ。いや、やろうと思えばできるけどぉ……四方八方からポケモンに襲われるしぃ……』
『川に落ちる危険性はあるけど、まだこっちの方が目が届くしねぇ』
【少年がラルトスを抱えて歩いている。ある一か所に目を止めてぴたりと停止した】
『……ビンゴ?』
『るっ』 - 183N(14)23/05/25(木) 14:06:08
【少年は慎重に焚火の跡に近づいていく】
【木の幹に手をやり、登るか少し思案したが静かに歩くことを選択した】
【静かに、音を立てないように、足跡が残らないように歩いて行く】
『まだ暖かい……。時間は経っていないのかなぁ? 痕跡が丸々残っているし……慌てて逃げたか、再利用するつもりだった?』
【ガサリと音がした。少年が振り返る】
『誰だい……? 今の歩き方、手練れのようだけど』
『こんなところまでやってくる人間の目的なんて一つ! うちら野盗三姉妹を捕えにきたか』
『はぁ……』
『姉上。返り討ちにあう哀れなこいつに名乗ってやりましょう』
『ええっとぉ……?』
『常盤木と呼ばれる松のように、いつまでも若く美しい長女のオマツ』
『枯れるどころか次々と新芽を咲かせ繁栄を体現する次女、オタケ』
『寒い冬に春の訪れを知らせる可憐にして気高さの象徴、オウメ』
「あたくしたち野盗三姉妹、その名もショウチクバイ!」
『よくわからないけどぉ……困っている人、たくさんいるみたいだから……』
『姉上、あたいにお任せを。かるーくひねってやりますゆえ』
【少年はラルトスを、オウメがグレッグルを繰り出した】 - 184柘榴石(18)23/05/25(木) 15:29:47
うーん、黒曜の原野に来ましたが…どこにいるんでしょう?それらしい方を見た覚えはありません
「黒曜の原野と言えばギンガ団にとっては庭のようなものでしょう。それでも目撃していないのであれば、普段あまり足を踏み入れない場所に捜索範囲を絞ってしまっていいのでは?」
ということは…
『くぽぽ、くぽ、もふっふ』
【翡翠色のモクローがアルセウスフォン上の地図を指差す】
園生の開墾地、マサゴ平原、ハマナスの島…確かに、そちら側にはあまり行きませんね
園生の開墾地って何がありましたっけ?
「ああー…それは…」
「あ、あの!あなたがギンガ団のリュウカさんですね!」
はい?『くぽ?』
「コンゴウ団の方ですね。確かマヒルさんでしたか」
「はい、コンゴウ団のマヒルといいます。実は探してほしいものがあって、ヨネさんに紹介されて依頼しに来ました!」 - 185柘榴石(18)23/05/25(木) 19:31:54
花畑、ですか?
「はい。小さな頃…黒曜の原野で迷子になったことがあるんです。途方に暮れ、泣きながら歩いていると綺麗な花畑にたどり着き…そこで見たこともないポケモンと出会いました。その子は迷子のわたしに花をくれると導くように歩き出して、おかげでわたしは無事に帰ることができたんです!」
優しい方だったんですね つまり、花畑というよりはその方に会いたいんでしょうか?
「そうなんです!もう一度あのポケモンに会ってあの時言えなかった『ありがとう』をちゃんと伝えたい!でもその花畑が見つからなくて…」
うーん、花畑…心当たりは今のところありませんが、ウォーグルさんの力を借りて上空から探せばあるいは…
「どうかお願いします!手がかりはこれだけですが…」
【マヒルは懐から濃いピンク色の花を取り出した】
『くぽ!?』
「…………」 - 186スケッチ(24)23/05/25(木) 20:31:25
『しゅー!しゅー!』
【スレのピンクの花に興奮するシェイミとそれをなだめる褐色肌の妊婦】
よしよしグラシデアのはなだねー。 - 187柘榴石(18)23/05/25(木) 20:39:47
「あの子がくれた花と同じもので、グラシデアの花といいます」
グラシデアの花…ですか 初めて知りましたが、とても鮮やかな色ですね
「綺麗でしょう?誕生日や記念日などに感謝の気持ちを伝えるため、この花をブーケにして贈ることがあるんですよ。とても希少な花ですが、あの花畑にはこれがたくさん咲いていました!」
とても素敵です!頑張って探しますね!センパイ、ウォロさん、ランドロスさんと平行して探しましょう!
『くぽぉん…?』
「…………」
【翡翠色のモクローが首を90度に曲げてウォロの顔を見上げている】
……あの、どうかしました? - 188柘榴石(18)23/05/25(木) 21:55:56
「ここが先ほど話題に出ていた園生の開墾地ですよ」
【荒れ果てた丘を前にマヒルを連れた一行が立ち尽くしている】
草も花も枯れてしまっていますね…
「荒れ果てた光景に心を痛めた人々が花を植えて世話をしたものの、まったく育たなくて匙を投げてしまったそうです。…物語の外の、終わってしまった場所ですね」
ウォロさんはこの枯れ野が例の花畑だと思ってるんですか?
「確証はありませんが、可能性はあるんじゃないかと。中央付近に咲いている花、枯れてはいるがグラシデアの花に似ていると思いませんか?」
『くぽぉぉ…』
【翡翠色のモクローが低い声で唸りながら嘴でウォロの髪の毛を軽く引っ張り続けているが、ウォロは涼しい顔で無視を決め込んでいる】
言われてみれば…マヒルさんはどう思います?
「確かに花は枯れていますが、記憶にある景色とそっくりです!間違いなくここですね…!」
そう、ですか…でも、こんな様子では例のポケモンさんは…
「…いえ!きっと感謝の気持ちは届くと、わたしは信じてます!」
【マヒルは一歩前に出ると、大きく息を吸い込んだ】
「あの時のポケモンさん!!あの時迷子のわたしを助けてくれたポケモンさん!!あなたのおかげで、わたし…無事に帰ることができたよ!」 - 189柘榴石(18)23/05/25(木) 22:19:27
「ありがとうーーーー!!!!」
【言い終えた瞬間、枯れていたはずの草が突然息を吹き返し、花が咲き乱れた!】
「あっ、花が…!?」
『きゅうう ううん』
【若葉と花の咲いたハリネズミのようなポケモンがいつの間にか花畑の中心に現れ、嬉しそうな声で鳴いた】
マヒルさん!!
「うん…!うん!!皆さん、本当にありがとう!」
『くぽ~♪』
「相談に乗ってくれたヨネさんにも『ありがとう』って伝えてくるよ。あなたたちはあのポケモンのことを調査するんだよね?」
はい、皆さんの生活に役立てるためにポケモン図鑑を完成させなければならないので もちろん調査に協力してもらった後は元の場所に帰しますよ
「あなたたちならきっとできるよ!お仕事頑張って!それじゃあ!」
【花が咲いたような笑顔を浮かべて立ち去っていくマヒルを見送りながら、ウォロが呟いた】
「…誰もが見放したはずの荒れ地に、花が咲いた」
物語は終わっていなかったんですね - 190駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/25(木) 22:44:45
おお!
【包帯が取れた右腕をグルングルンと回す坊主頭の少年、右腕から背中には薄く広く火傷あとが残っている】
『キダチ、皮膚の引き攣りとかないですか?』
大丈夫であります!ほら!ご覧の通り完治であります!!
【グルングルンと腕を回したり、腕立て伏せをしたり逆立ちしたりしてアピールをする】
「傷…残っちゃったな…」
なぁに!救助には怪我はつきもの!これくらい平気であります!!
今までできなかった腕の筋トレをするであります!
二人も参加するであります!
『ま、またですかぁ!』
「この筋肉おばけ!」
ハッハッハー!
では 腕を前から上にあげて、大きく背伸びの運動から!
『「話を聞け!!」』 - 191駆け出しレンジャー&トレーナー23/05/25(木) 22:57:51
- 192柘榴石(18)23/05/25(木) 23:02:10
『くぽ~…』
【咲き乱れるグラシデアの花を翡翠色のモクローが瞳を輝かせて見つめている】
「おい」
『もぷぅ?』
【ウォロは指でモクローの頭をぐりぐりと押すと、シェイミにボールを投げている赤毛の女性を指して言った】
「ワタクシはしばらく彼女と話をしていますので。やることがあるならさっさとやりなさい」
『……くぽ!!』
(>>191 ありがとうございます)
- 193柘榴石(18)23/05/26(金) 07:51:43
【赤毛の女性とウォロが地図を手に話し合っている】
『くぽ!!』『ろず』
センパイ、イバラさん、どうかしました?
『くぽぽ~!!』
これは…グラシデアの花?こんなにたくさん、どうして…
「花束、つまりブーケですね」
…あ!これがマヒルさんの言っていたブーケなんですね!?感謝の気持ちを伝えるために贈るという…
でも私、センパイには感謝こそすれ感謝されるようなことはしていませんが…
『もふ?』
「衣食住の世話をしているのはあなたですしいいんじゃないですか?第一あなたに断る選択肢などあるように思えませんが」
【モクローはキラキラした瞳でブーケが受け取られるのを待っている…】
…確かに、ここで遠慮してはかえって失礼ですね
【女性はブーケを受け取り、はにかむようにして微笑んだ】
ありがとうございます、とても嬉しいです
…一生忘れません 離れていても、ずっと
『くぽ!!』 - 194N(14)23/05/26(金) 08:00:34
『チッ、ギンガ団め。辞めてからもイヤな思いをさせやがってよ。石板なんてくれてやるから帰れ!』
『……辞めてから? さっきも言っていたけど、元々ギンガ団にいたの?』
『どうでもいいだろそんなこと! 文字のような文様があるからさ、お宝かと思ったのにただのガラクタ。とんだ骨折り損のくたびれ儲けさ』
『あなた、あたくしたちを探していたのはなにゆえかしら?』
『困っている人を助けるのに、理由がいるの?』
『ガチグマくんもユウガオさんも、困っているみたいだしねぇ』
『ふうん。他人さまのために働くなんて殊勝な心掛けだねえ、感心だねえ。だけどねえ、あたくしたちにはそんな余裕はないのよ。生きていくのに必死でさあ』
『それにギンガ団に恨みがあるんだよ! つまりあんたも恨むし痛めつけるよ』
『好きにすればいいよぉ。それで気が済むのなら、そうすればいい。私だって好きにやられるつもりはないけどねぇ』
『なっまいき!』
『絶対吠え面かかせてやる!』
『昔の歌を思い出したよ! ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむってねえ』
『……私は花ではないし、そう簡単に散りもしないけどねぇ……』 - 195柘榴石(18)23/05/26(金) 08:38:13
【宝物を抱きしめるようにブーケを抱えている赤毛の女性をウォロがじっと見つめている】
「…リュウカさん。ランドロスはまた明日探すことにして今日はひとまず戻りましょうか。早めに花瓶にでも生けた方がいいでしょう」
はっ、はい そうですね、花瓶、花瓶に…
「無いならイチョウ商会か雑貨屋で取り扱っていると思いますよ。…何かまだ気になることでも?」
【女性はそわそわと花畑とその中をはしゃぎ回っているモクローに目をやると、ウォロに耳打ちした】
私もセンパイに感謝の気持ちを伝えたいのですが、ブーケだとかさばってしまいますよね…
「…まあ、そうですね。一輪だけでも充分伝わるとは思いますが、そもそも赤ん坊には生花の取り扱いは難しいでしょう」
そう、ですよね 残念ですが他のもので…
「いえ、一ついい案がありますよ」
え?
「押し花にしましょう」 - 196スケッチ(24)23/05/26(金) 10:44:32
【褐色肌の妊婦が聴診器で自分の胎内の音を聞いている】
ちゃんと育ってるねー、存在しているねー。
ボクの子供…ボクが生きた証。
キミは生まれてこれから何をするんだろうね?
ボクがいなくなってもボクの遺伝子を継いだキミは未来を生きていく…ボクたちが生きていた証が続いていく…。
どうかどうか、元気に生まれて来てね。
そしてボクが知ることのない未来を生きてね。 - 197柘榴石(18)23/05/26(金) 19:18:44
【ラベン博士の研究室の隅で赤毛の女性とウォロがこそこそと作業をしている。翡翠色のモクローは研究室のモクローとミジュマルと一緒に遊んでいるようだ】
「まず要らない紙の上に和紙を敷き、花を置きます」
はい、置きました
「その上から更に和紙と紙を重ね、上から分厚い本などで重しをします」
上から押さえた方がいいのでしょうか?
「あなたが力を入れたら可哀想な姿になってしまうでしょうね。…冗談です。あまり押さない方がいいらしいですよ。そのまま放置で、翌日に外側の紙を取り換えるそうです。仕上がりは数日後。花に直接触れている和紙は乾燥しきるまで動かさないこと」
では、完成するまで成功したかどうかわからないということですか…?
「そうですね。まあ多少失敗しても笑い話にできるでしょう」
うう~…気になって開けてしまいそうです… - 198柘榴石(18)23/05/26(金) 20:44:40
押し花、というものがあるんですね 初めて知りました
綺麗な姿のままとっておけるなんて素敵です
完成したらセンパイに持って帰ってもらうアルバムの表紙に貼り付けようかと思います
【白磁の花瓶に生けられたグラシデアの花束の写真】
こちらはセンパイに頂いたブーケを飾るために買った花瓶です
様々な柄や色があって迷ったんですが、グラシデアの鮮やかな花びらが映える白一色にしました - 199二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 22:18:22
……ギラティナ、さま。世界の裏側に住まう、追放された暴れ者
ディアルガさま、パルキアさまと同格ということは、やはりアルセウスさまの分身……?
子が親に逆らうのは神話ではよく見られることですが……
……いえ。いいえ。シンオウ神殿、でしたね
行かなくては……
……わたしは。つらい、という意識さえ、持てなかったから - 200スケッチ(24)23/05/26(金) 22:36:16