ギャルの岩戸【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:27:15

    ヘリオスの部屋の前にちょっとした人だかりができていた。
    「あ!パーマーちょうどよかった!」
    ジョーダンがこっちを見るなり駆け寄ってきた。
    「どうしたの?」
    「なんか知んないけど、ヘリオスが閉じこもっちゃったんだよ」
    部屋の前にはシチーやネイチャ、ギャル友の子たちもいた。
    みんな心配そうな顔をしている。
    「ヘリオス?なにかあったの?私でよかったら話聞くよ?」
    扉に向かって声をかける。
    返答はなかった。
    一体なにがあったんだろう。
    突然、後ろから声が上がった。

    「へえ、パーマーさんファンの子からラブレターもらったんだ」

    「はい!?」
    思わず振り向くと声の主であるはずのシチーがわざとらしく目をそらしていた。
    咎めようと口を開く前に部屋の扉が開いた。
    飛び出してきたヘリオスと目が合う。
    ヘリオスも驚いた様子でぽかんと口を開けていた。
    背中に衝撃。
    ヘリオスに覆いかぶさるようにのしかかってしまった。
    私の身体を支えきれずにヘリオスがよろよろと部屋の中に押し戻される。
    そして背後の扉が閉まった。

  • 2二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:27:34

    私たちはベッドの上に隣同士で座った。
    声をかけようと口を開くが、肝心の言葉が出てこず口を閉ざす。
    何度目かの口の開閉を終えると、ヘリオスのほうから声をかけてきた。
    「……ねえ、パーマー」
    「ど、どしたん?」
    できるだけ明るい声で返す。
    ヘリオスがゆっくりとこちらへ顔を向ける。
    耳がすっかりしおれてしまっていた。
    震える唇からもっと震えた声が漏れる。
    「さっきのラブレターの話、ホント?」
    私は首を傾げた。
    なんでそんなことを?
    「違うよ、あれはシチーが……」
    「ウソだ」
    ぎゅっと手をつかまれる。
    「……だって昼間知らん人と楽しそうに話してた」
    私は少し目を丸くする。
    たしかにトレーニング前にファンの人と話していた。

    「もしかして、妬いちゃった?」

    ヘリオスは恥ずかしそうに顔をそらした。
    横を向いた分うっすらと赤らんだ頬が印象的だった。
    私はヘリオスの肩を抱き寄せた。
    ちょうどいいところにヘリオスの頭が来たから頬ずりをする。
    ヘリオスの匂いだ。

    「ごめんね。でも、私が抱きしめるのはヘリオスだけだから」

    腕の中でヘリオスがこくりとうなずいた。

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:28:59
  • 4二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:34:59

    うぉお
    直球で素晴らしい

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:36:27

    雰囲気えっろ。いや素晴らしいと思います

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:39:52

    パーマーのイケメン力強い

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/29(月) 23:52:57

    シチーいい仕事

  • 8二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 00:34:43

    >>3

    原型なくてもいいじゃない

    いい文章なんだから

  • 9二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 00:38:53

    >>6

    ヘリオスのヒロイン力も高いんだ

  • 10二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 00:42:02

    太陽はやはり眩しい

  • 11二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 00:45:01

    嫉妬ヘリオスかわえええ

  • 12二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 00:48:22

    太陽だって曇ることはあるんだな…

  • 13二次元好きの匿名さん21/11/30(火) 02:28:43

    しゅきしゅき…

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