[閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その3

  • 1123/05/26(金) 22:04:50

    これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその3です
    6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています。現在逃避行編は終了し、監禁編がスタートしました

    以下注意事項です
    ・4号×スレッタ
    ・独自設定、捏造過多※1
    ・犯罪行為、残酷な描写あり
    ・元スレに書かれたセリフの使用※2

    ※1)このSSの設定は基本的にアニメ本編とはだいぶ剥離しています。独自設定がとても多いので、どうしても気になる方はブラウザバックしてください

    ※2)元スレに書かれたセリフの使用は、意図せず思わぬ使い方をしている可能性があります。その際はお申し出くだされば、出来る限り修正をかけます

  • 2123/05/26(金) 22:05:51

    参考にした元スレはこちら↓

    [閲注]ごめんねスレッタ・マーキュリー|あにまん掲示板でも逃げようとしても無駄だよ。拘束は絶対に外さない。2人でペイルやシン・セー、ガンダムから逃げよう。僕のことを嫌ってもかまわない。僕はただ、君を二度とあんな目に合わせたくない。(ここで逃げれば(株)G…bbs.animanch.com



    元スレを参考にスレ主が書いたSSスレその1はこちら↓

    [閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSを掲載するスレです6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています参考にした元ス…bbs.animanch.com

    その2はこちら↓(※冒頭に逃避行編のSSをまとめて載せてあります)

    [閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その2|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSを掲載するスレのその2です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっています。現在…bbs.animanch.com
  • 3123/05/26(金) 22:06:29
  • 4123/05/26(金) 22:07:15

    スレにて頂いた素敵な絵です。今回のスレ画像にも使わせてもらっています


    元の髪バージョン


    髪染めバージョン(今回はこちらを使わせてもらいました)

  • 5123/05/26(金) 22:08:43

    今まで書いたSSです。けっこう数が多いのでフロント脱出編と地球降下編は省略しています

    1話~17話をお読みになりたい場合は>>2に載せてある1スレ目を最初から、又は2スレ目の冒頭をご覧ください


    【監禁編】①

    ※基本的にこちらに掲載するSSは閲覧注意が前提となりますので、ご注意ください

    18話~21話

    ごめんねスレッタ・マーキュリー─ままごとのような生活─ アパートに引っ越してから1週間が経った。

     初日や次の日はバタバタしていたが、これくらい時間が経つと新しい生活にも慣れてくる。

     今のところは食事は出来合いの物を買ってきて、洗濯は一階にあるランドリースペースで洗っている。掃除はこまめにして、できるだけ清潔を保っていた。

     総括すると、概ね快適に過ごせている。

     自然とルーチンワークが出来上がって来たのだが、ここに来て新しい事に挑戦しようと声を上げた者がいた。

    「お料理を…作ってみようと思います」

     少し緊張で硬くなった声音で、スレッタ・マーキュリーはそう宣言した。


     自炊をする、と簡単に言ったが。実は料理を作った記憶などエラン・ケレスには存在していなかった。

     一番古い記憶はたしか、スレッタとの決闘で取り戻した誕生日を祝ってくれた誰かの記憶だ。その後はずいぶんと飛んで、ペイル社の訓練生時代になる。

     ペイル社では一般的な勉強の他に、宇宙空間での身の動かし方、モビルスーツの訓練、重火器の取り扱い方、その他様々な技能の学習をしていた。

     ただ生活全般の知恵は教わらなかった。必要がなかったからだ。

     食事など出されたものをただ胃に流し込むだけの時間で、作ろうという発想すらなかった。…
    telegra.ph
    ごめんねスレッタ・マーキュリー─硬実種子の迷い(前編)─※題名は4号のことですが、スレッタ視点です


     夕飯を食べてしばらくした後。姿見の前にいるスレッタ・マーキュリーの姿はいつもの部屋着とは違っていた。

     久しぶりに外出用の服に着替え、以前に買ったままになっていたカツラを手に持っている。

     鏡を見ながら慎重にカツラを被ると、出来上がったのは少し印象の違うスレッタだ。

     カツラの髪を手櫛で整え、なんとなしに目線を下に向ける。ヒラヒラとしたスカートが目に鮮やかで、見ていて楽しい。

     この辺りでは治安がいいから大丈夫ということで、大胆にも薄手のワンピースを選んでみた。

     具合が悪くならないように暑さ対策が主な理由だが、他の目的も一応、ある。上に軽い上着を羽織っているので、肌の露出自体は少ない。

     カツラは濃いこげ茶色をしていて、スレッタの髪には及ばないがフワフワとカーブを描いている、柔らかい印象のくせ毛仕様のものだった。

     あとはここへ来た初日に買っていた、お気に入りの可愛らしいサンダルを履いたら完成だ。

     スレッタは大きめの鏡で自分の姿を改めて確認した。

     ───うん、大丈夫だよね。変なところはない…はず!

     少し自信はないが、普段はあまりしないおしゃれに心が浮き立つ。…
    telegra.ph
    ごめんねスレッタ・マーキュリー─硬実種子の迷い(後編)─ 何となく無言になったまま、スレッタ・マーキュリーとエラン・ケレスの2人は夜の町を歩いていた。

     気まずさはなく、ただほんの少しだけ気恥ずかしいような、くすぐったいような変な気分だ。

     エランの方が体温が高いようで、直接触れ合わせた手のひらが温かい。触れ合った手から熱が伝搬して、スレッタの体温も上がっていくようだった。

     歩いているうちに少しずつ人が増えて来る。エランとの手繋ぎに集中していたスレッタは、ふと辺りを見回してそれに気づいた。

     ナイトマーケットが近いんだろうか。そういえば、周辺の明かりも増えている気がする。

     キョロキョロと周辺の観察をし始めると、ふと目に留まったのは1組の男女だった。

     仲良さげに腕を組んで歩いているのは、あまり自分たちと変わらないくらいの少年少女だ。

     彼らは笑顔で、ほっぺたに口がくっつきそうなほど近くでおしゃべりしては、楽しそうに笑っている。

     何かを言われたのだろうか。嬉しそうにはしゃいだ女の子が男の子の腕をぎゅっと両手で抱きしめて、柔らかそうな胸の間に閉じ込めていた。

    「………」

     何となくその2人の姿をスレッタとエランに置き換えてしまい、そんな想像をする自分が恥ずかしくなって俯いてしまう。…
    telegra.ph
    ごめんねスレッタ・マーキュリー(美しい男 前編)※性格の悪いモブ視点、一人称SSです。とある病気を彷彿とさせる描写があります


    「若、見ました?新しい新入り」

     今日もいつものように重役出勤をした『俺』に、腰巾着をしている部下が面白そうに喋りかけて来た。

     ウチはアーシアンに珍しく幾つかの工場を持っているそれなりの金持ちだ。生活に困る事はなく、家は長男が継ぐために、三男である俺は悠々自適な毎日を過ごしている。

     ただ何もしないでいるのも世間体が悪い為、小さな工場の取締役として勤務している。特に仕事はせず、ぶらぶらと工場内を見学したり、工場長と世間話するだけの役職だ。

     だいたい昼くらいになってから出勤して、少々の退屈な時間を過ごしたら日が沈む前に帰宅する。家に帰る前にふらふらと遊びに出かけて、実際の帰宅は深夜くらいになる。そんな毎日だ。

     なので工場のことなど何も知らないし興味はない。実際それでいいと家族にも許されている。その代わり問題は起こすなよと口を酸っぱくして言われているけれど、はいはいと適当に返事をしている。

     そんな俺だから、もちろん新入りの事なんて知らない。工場長もわざわざそんな面白味もない事を口に出したりなんてしない。大体、工場に人が新…
    telegra.ph
    ごめんねスレッタ・マーキュリー─美しい男(後編)─※性格の悪いモブ視点、一人称SSです。

    モブの頭が柔らかくなり、唐突にセンシティブ表現が挟まれます




     ───カリバン・エランス。

     それは俺がいま一番気になっている人物の名前だ。

     あの事件から1週間が過ぎた。あれだけモビルクラフトが暴れまわったなら復旧なんて無理だと思っていたのだが、数日の片づけを従業員総出で行ったところ、意外と何とかなってしまった。

     兄貴たちの工場からもいくらか人や物を回してもらって、色々調べたり復旧までのめどを立ててもらったりしたことも大きいらしい。

     俺は役員室に閉じこもっていたから知らないが、電源や重要なケーブル類といったものが奇跡的にすべて無事だったそうだ。派手に壊れたものはすべて替えの利くものばかりで、致命的なものではなかったらしい。けが人だって少なかったと聞く。ふ~~ん、て感じだ。

     まぁそんなどうでもいい話は置いておいて、あれから俺はカリバンの事を調べてみた。といっても取り巻きに言って書類を取り寄せて、あとはテキトーな噂話を聞いただけだ。

     彼は下級の市民IDを持っていた。履歴書ではスペーシアンの家に奉公しながらどこかの学校に通っていたと書いてある。学校を卒業して地球へと戻って来たらしい。…
    telegra.ph
    ごめんねスレッタ・マーキュリー─平穏な朝の終わり─ 朝の光が差し込む室内で、エラン・ケレスは静かに目を覚ました。

    「………」

     自室のベッドの上でむくりと起き上がり、鈍く痛む頭を押さえながら息をつく。

     今日もまた何らかの悪夢を見た。その代わり、忘れていた事柄を思い出した。

     珍しい事にペイルにいた頃よりも更に前……村で家族と住んでいた時の記憶だった。

     近所には規模が小さいが畜産を営んでいる家があり、よく手伝いをしては卵やミルクを分けてもらっていた。

     一緒に手伝いをする誰かがいた気がするのだが、顔まではよく分からなかった。あの『〇〇兄』と当時の自分が呼んでいた少年だろうか。…そんな気がする。

     どうせならその辺りも思い出せばよかったのに、エランはため息を吐きながらベッドからゆっくりと起き上がった。

     少し頭は痛いが、これくらいなら問題ない。地球に降りた辺りからなぜか体調も良く、エランは概ね自分の状態に満足していた。

     気付けばこのアパートに越してきてから一月近くが過ぎている。最初はどうなる事かと思ったが、最近は日々の生活も安定していた。


     部屋から出ると、暑い空気が体に纏わりついてくる。エランはすぐにダイニングに行き、真っ先にエアコンの電源をつけた。…
    telegra.ph

    現在の作品は以上です

    なお本編終了後の2人を書いた番外編、『こぼれ話』シリーズは本編が終わった後にこちらのスレに載せる予定となっています

    『こぼれ話』はフロント脱出編までの本編と共に、『書き逃げSS』さんのスレに掲載されています

  • 6123/05/26(金) 22:14:45

    端切れ話 地球降下編
    ※文字数が少し多いので2つに分けます

     エランと一緒に地球へと降りて来て、列車での移動を開始してから数日後。
     その日、スレッタは初めて見る光景に息を呑んだ。
     初めは、飲んでいたお茶が跳ねたのかと思ったのだ。
     その時ちょうどスレッタは窓から目を離していて、視界の端を掠めた水滴に気付いたのは偶然だった。
     ぽつり、水滴が列車の窓へ落ちて来る。
     一瞬焦って自分の持っているコップを覗き込み、特に中身が波打っていない事を確認するとスレッタは首を傾げた。───と、同時に次々と水滴が窓へと引っ付いて来た。
     目を丸くして見つめていると、ごとん、ごとん、という列車の音の他に、ざぁ、ざぁ、という音が段々と紛れ込んでくる。
    「雨が降って来たね。というより雨が降っている地域に列車が追い付いたのかな」
     エランの言葉に、遅れて気付く。
     雨。
     空から水が降って来る自然現象。
     これがそうなのか、とスレッタは感心して。窓そのものでなく窓の外の景色に目を移して息を呑んだ。
     視界に映るすべてが水に濡れている。水を吸うと色が変わるのか、列車が進むごとに地面や植物、建物の色が濃くなっていく。
     空を見れば雲は黒く、昼間だと言うのにどことなく暗い。夜とも夕方とも違う、不思議な色合いに辺りが染まっている。
     地球はフロントとは違い、遮るものがなければどこまでも視界が広がっていく。列車の外もちょうどそんな風に開けた地形だった。
     そのすべてが、水に───雨に濡れているのだ。

  • 7123/05/26(金) 22:15:44

    端切れ話 地球降下編
    ※前レスの続きです


    「すごい…」
     気付けばスレッタは感嘆するように呟いていた。
     ごとん、ごとん。ざぁ、ざぁ、ざぁ。
     列車と雨の音を聞きながら、窓にそっと手を触れる。冷たい。きっと水に触れて冷えたのだろう。
     外の世界もすべて、冷えているのだろうか。雨に濡れた、すべてのものが。
    「すごい…です」
     聞けばこの雨という自然現象は、まったく珍しいものではないらしい。1年に何日も何十日も降り、時には降りすぎてうんざりされる地域もあるようだ。
     けれどこの時のスレッタには、初めて遭遇する不思議な現象だった。地球に降りてからまだ数日。けれどスレッタは、急速に心が惹かれていくのを感じていた。
    「列車から降りたらレインコートを買おうか。雨の中歩くのは気が進まないけど、このままじゃ止みそうもないからね」
     レインコート、それを着れば雨の中でも平気なのだろうか。
     外の景色の仲間入りをする自分の姿を想像して、スレッタの目はわくわくと輝いていた。

  • 8123/05/26(金) 22:21:10

    という訳で新しいスレを立ててしまいました
    ゆっくり進行ではありますが、今後ともどうかよろしくお願いします

  • 9二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 22:29:06

    スレ立てお疲れ様です!
    スレ主の文脈がひき続き読めるの楽しみです〜ありがとうございます!

  • 10二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 22:35:17

    雨をはじめてみるスレッタかわいいですな…目をキラキラさせているだろうことが容易に想像できます
    宇宙育ちだから地球のスケールの大きい気候や大地や諸々のものが新鮮にうつるんでしょうねぇ

  • 11123/05/26(金) 22:44:20

    >>9

    >>10

    ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします


    これは宣伝?ですが、今前のスレにて埋めついでにリクエストも受け付けています

    あまり荒唐無稽なものでなければ新しいSSを書きますので、何か読みたいものがあればお書きください

  • 12二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 23:36:09

    スレ立て乙です!

  • 13123/05/27(土) 01:19:35

    感想やお言葉ありがとうございます


    >>10

    よく見たら感想返しになってなかったのでもう一度

    実はスレッタはコミックで雨の存在自体は知っているのですが、実生活の知識と連動していませんでした。なので初めての雨にとてもビックリしています

    現実と比べても物語の中では、あまり『雨』というものはクローズアップされないと思います。子供向けのコミックなら猶更です。ですのでスレッタの頭の中から雨が降るかも?という情報は抜け落ちていました

    この頃のスレッタは、地球の風景や現象が何もかもが新鮮に映っています


    >>12

    ありがとうございます。ゆっくり更新ですが頑張ります



    ↓こちらはご報告です

    寝る前に覗いたところ、前スレがすべて埋まっていました

    ありがたいことにいくつかのリクエストも頂いています

    『相合傘』、『お姫様だっこ』、『フロント脱出編のモブおっさん×4から見た4スレ』、『監禁()編』です

    最後のはリクエストではなく激励のお言葉になるのでしょうか…?とりあえず本編で書いてる最中なので抜くとして、前の3点をいずれ端切れ話として書こうと思います

    まさかモブおっさんをリクエストで頂くとは…見た瞬間ニヤリとしてしまいました


    新しいスレもよろしくお願いします

    ではまた

  • 14123/05/27(土) 08:06:11

    本編SSが何気ない所で突っかかってしまってまだ完成しません
    す、スランプ…!?
    代わりにリクエストものをちょっと書き進めたので、昼過ぎに投下しに来ます
    不甲斐ないスレ主ですいません

    ではまた

  • 15二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 12:37:45

    おつかれさまです〜難産でうまれるものはきっとより素敵なものになるはず…!
    スレ主が書いてて楽しいを一番にしてくださいまし!
    リクエストものも楽しみにしてますー!

  • 16123/05/27(土) 13:31:27

    激励のお言葉ありがとうございます
    とりあえずリクエスト第一弾になります
    少し長くなったので前編を昼、後編を夜にアップしたいと思います


    端切れ話 地球降下編 (相合い傘①)


     ざぁ、ざぁ、ざぁ、ざぁ、雨が降る。
     初めての自然現象を目撃してから1時間ばかり。少し大きな駅で降りたスレッタとエランは2人で雨具を見に来ていた。
     お土産物も取り扱っているらしいお店は、色々な商品が限られたスペースに工夫されて置かれている。とりあえずここで急場を凌ぎ、後で丈夫な雨具に買い替えるらしい。
     目的の物は雑貨コーナーの近くにあった。手のひらに乗せられるくらいに小さく纏められたレインコートだ。
     エランが手に持ったそれを、スレッタは覗き込む。そうして、近くに知っている物が置いてあるのに気が付いた。
    「あ、これって傘…」
     コミックで見た事がある。雨が降った時に使う道具だ。
     地球には雨という自然現象がある事はスレッタも知っていた。けれど実感が伴う事はなく、今日初めて驚きを持って体験したばかりだ。
     スレッタが見たコミックでは、この傘を男の子が持って主役の女の子と2人で雨の中を歩いていた。相合い傘、と女の子は言っていただろうか…。
     そのシーンが何だかロマンチックで、読んでいた当時のスレッタは雨そのものよりも傘の方に注目していたのだった。
    「え、エランさん。こっちは、か、買わないんですか…?」
     思い切って聞いてみる。心の中では、傘を持つエランに寄り添って歩く自分の姿が浮かんでいた。
    「旅の間は荷物をなるべく少なくしたいんだ。傘は嵩張るし、使う時は動きも制限されるから…。小さく纏められて両手が自由になるレインコートの方が効率がいいよ」
    「そ、そうですか…」
     とても冷静かつ理論的に、断られてしまった。スレッタはがっかりしながら、エランの言う事が正しいと認めて諦めることにした。
     それからしばらくは、相合い傘のことは忘れていた。
     景色が色を変える雨の中。雨粒に体を叩かれながらも外を歩いて進むのは、思いのほか楽しいものだったからだ。
     近くにはエランもいてくれる。相合い傘などしなくても、十分ロマンチックだと言えるだろう。
     その時は、そう思っていた。

  • 17二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 21:40:45

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 21:42:17

    書き直し削除ですすみません
    さっそくのリクエストSSありがたい!リクした者じゃないけどシチュエーションが美味しすぎてありがとうございます!
    4号くん朴念仁だなぁもう

  • 19123/05/27(土) 22:47:21

    >>18

    感想ありがとうございます

    せっかくのナイスリクエストなので端切れ話の続きみたいにしてみました

    後編は少し場面が飛びます。少しスレッタが色ボケしているので、前半と雰囲気が違うかもしれません

    そして4号は相変わらず朴念仁です

  • 20123/05/27(土) 22:49:34

    端切れ話 地球降下編 (相合い傘②)


     初めての雨に遭遇してから一月以上が経った。違う地域に流れて来たスレッタは、今現在も雨に降られていた。
    「スカーレット、そんな端にいたら濡れてしまうよ。…こっちに来て」
    「ははは、はいッ…!」
     緊張に声が引きつる。なぜならば、一度は諦めたはずの『相合い傘』をエランとしているからだった。
     この地域は突発的に大雨が降る。スコール、という自然現象だ。
     あまりに突然降っては突然止むので、この地域では着るのに時間が掛かるレインコートより、サッと開ける傘の方が好まれている。エランもきちんと傘の方を持って来ていた。
     自分用の傘もいつもは荷物の金具に引っかけて持ってきているのだが、今日に限って忘れてしまった。
     だからこそ発生した、『相合い傘』だった。
    「食事の後でよかったね。場合によっては傘を差しながら食べるところだった」
    「ひゃいっ、そ…、っですね…」
     傘に水滴がぶつかるせいで、ザーザーバシャバシャと辺りはすごい音がしている。それに負けないように声を伝えるには、大声を出すか、耳の近くで声を出すしかない。
     普段からあまり大きな声を出さないエランは、当然後者を選択した。スレッタの耳元に彼の吐息と声が届くたびに、背筋から首筋にかけて何故かゾクゾクと寒気がしてくる。
     ぷるり。とうとう我慢できなくなって、スレッタは謎のゾクゾクを振り払うように小さく震えてしまった。
    「もしかして寒い?ごめん、もう少しで店に着くから」
     心配したエランがスレッタをそっと引き寄せてくる。彼は普段、スレッタの体に必要以上には触ろうとしない。けれど今は、体温を分けようとしてくれているのか、ピッタリと半身を触れ合わせてきた。
     反対の箇所にもエランの腕が回されて、まるで抱きしめられているようだった。
    「~~~ッ!!」
     スレッタは訳が分からなくなる。
     相合い傘とはもっと穏やかで、甘酸っぱいひと時を楽しめるものではなかったのだろうか。いざ体験してみると、全然違っていた。…もっとすごい何かだった。
     エランの囁き声や体温に動揺しつつ、また自分は傘を忘れてしまうかもしれない、と茹だった頭でスレッタは思っていた。
     ───相合い傘、すごい…です。
     ロマンチックを超えた何かに、すっかり嵌ってしまいそうなスレッタだった。

  • 21123/05/27(土) 22:51:33

    >>20

    誤字していました

    地球降下編でなく監禁?編になります。特に内容に変わりはない為、削除はしないで置きます

  • 22二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 23:25:23

    朴念仁タラシ……!!!!多分この後も真っ赤な顔のスレッタ見て心配して至近距離でおでこ触るからスレッタの心臓爆発してそう そういうコテコテの勘違い似合う

  • 23123/05/28(日) 08:20:53

    >>22

    感想ありがとうございます

    一応4号も本来は体の接触にほんの少しドキドキしている時期なんですが、自分のトキメキよりもスレッタの体調の心配の方が遥かに上に来るので、この時はまったく何の下心もなく純粋に心配しています

    この後のやり取りもきっとコテコテになってます

    朴念仁VS純情色ボケ娘、ファイッ!という感じです

  • 24123/05/28(日) 14:10:07

    本編SSも端切れ話も用意できなかったので、また雑談のような報告のようなものでも書いておきます

    現在本編SSの方は突っかかっていた箇所をようやく突破することが出来ました。またどこかで指が止まってしまう恐れもありますが、順調なら明日辺りにアップできると思います
    リクエストの端切れ話ですが、お姫様抱っこの方はもう少し本編を進めたシチュエーションでの話にしようか考え中です。もしかしたら先にモブおっさん×4の方を書くかもしれません
    モブおっさん×4の方は4つの視点を一つに纏めるのが難しい為、細かい話を4つ用意することになると思います
    それ程目新しい情報はなく、ただおっさん共が集まってぐだぐだ喋ってるだけの話になる予定です(ケビン除く)
    まずは停滞していた本編SSをアップしつつ、余裕が出来たらリクエスト話に取り掛かります

    …と、そうこうしているうちにアニメ本編の日になってしまいました
    これでスレッタがまだどん底に落とされたままなら、もう少しだけこのSSでの優しい世界を描写するつもりです
    もし浮上したら、SSを少しずつ厳しい空気に染めていこうと思っています
    とは言っても本編ほどではありません。このSSは少しだけ退廃的ですが基本は優しい世界になっております。4スレの為の世界です

  • 25二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 22:18:50

    保守

  • 26二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 23:24:53

    保守ファンアート デート前の色ボケスレッタです
    カツラ被ってるからこの髪型じゃないし髪色も違うしエスコートこんなに手を上げないよというのは見逃してください 全て見逃してください

  • 27123/05/28(日) 23:25:21

    保守ありがとうございます

    アニメ本編を楽しんで来ました。───と、書くと何やら鬼畜に思えるような大変さになっていますが、今回もすごい情報量で大変満足しました

    個人的にビックリしたのは、4号や5号よりも先にシャディクの本名が分かった事です。…というか苗字だけでなく名前も新しく貰っていたとは思っていませんでした
    今回思わぬピタゴラスイッチでグエルとケナンジさんにテロバレしてしまいましたが、ここは運が悪すぎてついつい笑ってしまいました。というかグエルが豪運すぎると言うか…因果は巡るというか…。何と表現したらいいのか分かりません。もう斜め上過ぎて本当に予想が付かない男ですグエル・ジェターク

    そして元からソフィとノレアの派遣先は闇のオックスアースか闇のヴァナディースだと思ってたんですが、闇のオックスアース+議会連合の合わせ技だったようですね。闇のオックスアース+ペイル社(エラン様含まず)を密かに予想していたんですが、外れてしまいました。一枚岩ではないと思っているので、どこかに光のオックスアース(ナディムさんみたいな)がいると思っているのですが、本編では出ないかもしれないと思い始めています

    外れると言えば前回の感想でシャディクと繋がっている議会連合の派閥はフェンさんがいいなと書いたのですが、実際は過激思想の派閥と組んでる可能性が高くなり、戦々恐々としております
    スレ主のSSを読んでいる方は薄々感付いていると思うのですが、個人的にシャディクは好きなキャラだったりします。どうにかこうにか、彼の宿願を達成させてあげたいです。もうシャディミオでハッピーエンドが見たいとか贅沢を言っていられなくなって来ました。まぁ妄想はいくらでもするのですが…

    そのミオリネも今回は大変な状況に陥ってしまい、非常にハラハラしています。嫌な方向で歴史に名が残ってしまいそうな彼女を救うのは、誰になるのでしょう
    一番有力なのはスレッタですが、個人的には派閥を越えた子供たちみんなで力を合わせて欲しいなと思ってます

    最後に地球寮の皆に支えられて自分が大事にされている存在だったと思い至ったスレッタですが、いよいよ彼女のターンが来そうでワクワクしています
    新しい機体には乗るのか。乗るとすればそれはファラクトなのかシュバルゼッテなのか、それとも別のガンダムなのか…
    彼女の活躍を、楽しみにしたいと思います

  • 28123/05/28(日) 23:41:12

    >>26

    !?

    アニメ感想をこねくり回している間にこんな素敵なものが…!ありがとうございます

    設定の違い?なんてものは一番糾弾されるべきなのはスレ主なので(何せほぼ捏造設定で出来ているSSを堂々と書いているので)、服装や髪形の違いなんて些細なものは大いに見逃したいと思います。もう見逃しまくってしまいます

    しかしこの照れたスレッタの表情や4号の慈愛に満ちた表情などは流石に見逃せませんので、後で舐めるように眺めたいと思います


    ………。

    テンションが上がりすぎて発言が少々おかしくなってしまいましたが、嬉しい気持ちは本物です

    素敵な贈り物、ありがとうございました


    本編SSやリクエストSSなど、頑張って書き進めたいと思います

  • 29123/05/28(日) 23:56:54

    >>26

    書き漏れしてましたが4号の薄着に手袋っていいなと強く思ったので追加の感想です

    何気なく描写してたんですが、絵にすると破壊力ありますね。とても格好いいです

    あと身長差にときめいてしまいます。改めて4スレが好きだなと思いました


    暫く眺めて充電したらSS書きに戻ります

    ではまた

  • 30二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 04:30:11

    久しぶりに拉致のとこ読み返したけどスレッタに電話で来て♡って言っただけで怪しいとこにノコノコ来るスレッタ完璧に文脈がハニトラに引っかかるポンコツ可愛い主人公すぎて笑ってしまった 4号のそういう無自覚ヒロイン仕草好き しかし命を賭してスレッタを守ろうとする4号、漢……!

  • 31123/05/29(月) 07:55:03

    >>30

    感想ありがとうございます


    気づいてしまいましたか…

    4号は根性のある漢ではあるのですが、実はある意味もう一人のヒロインとして扱っているところがあります

    往来のギャルゲーの如く、彼の心をいかにして攻略していくかがハッピーエンドの鍵となっています

    まぁスレッタなら大丈夫なのですが。約束されたハッピーエンドですので…


    そして最初の頃のSSを読んで下さりありがとうございます

    フロント脱出編は少年漫画的アクション性を追求したので、今の少女漫画的?な雰囲気とは印象が違っていると思います

    人によっては好みがあると思うのですが、書いてる方はどちらも気に入ってます

  • 32二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 13:37:56

    保守

  • 33二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 21:11:29

    ほっしゅ
    本編がやばやばのやばなのでこちらのSSが癒やしでござる

  • 34123/05/29(月) 21:53:57

    保守ありがとうございます

    せっかくの保守に甘えて本編SSを進めてましたが、またもや突っかかりポイントが出来てしまいました
    ちょうど4号が修羅場っている所を書いていたのですが、スレ主の頭も再びの修羅場に突入です

    どうにもこうにも進まないので、リクエストSSを先に載せてしまいます
    モブおっさん×4のケビンSSです
    端切れ話にあるまじき長さになりましたので、3つに分けてアップします
    そして新しい情報は出ないと書きましたが、ちょっとこのSSでの宇宙議会連合のスタンスをついでに書いてみました
    言うまでもなく、独自設定になるので注意してください

  • 35123/05/29(月) 21:55:08

    端切れ話。 フロント脱出編(ケビン)
    ※リクエストSSです。アニメ本編とは違う独自設定が出てきます


     ケビンとローズは『プリンス』配下の工作員だ。
     正確には宇宙議会連合の工作員なのだが、もう随分と長い事『プリンス』の為に働いて来た。
     宇宙議会連合の今の最大派閥は穏健派が中心になっている。
     元々温厚で有名だった地域の住人たちがまとめて宇宙へと上がり、その人たちが中心となって作った派閥だった。
     かつては過激派に押されたこともあったようだが、粘り強い説得と交渉によって、今の地位を築き上げてきたようだ。
     彼らは自分たちの故郷とも言える地域、それを内包する地球の環境を、より良くしようと日々努力している。宇宙と地球、双方の繁栄こそが未来には必要だと信じているようだ。
     そんな彼らに見いだされたのが、地球側の尊い血を引いていながらも、その半分は敵対する宇宙側の血も流れているという、一人の少年だった。
     『イエル・オグル』───今は『シャディク・ゼネリ』と名乗っている宇宙議会連合の上級工作員だ。
     彼は『プリンス』というコードネームを持ち、自分たち末端の工作員を駆使して地球弾圧の急先鋒であるベネリットグループの解体を目指している。
     彼の元には戦闘用の工作員や諜報用の工作員が集まり、迂闊に動けない彼の代わりの手足となって日々働いている。
     ケビンやローズもその一員だ。
     とは言っても荒事は苦手で、諜報としての才能もそれほどはない。自分たちに出来るのは、学園フロントの近くを定期的に行き来し、必要な物資を必要な時に届ける、愚直な運び屋としての役割だけだった。

  • 36二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 21:56:31

    このレスは削除されています

  • 37123/05/29(月) 22:00:45

    >>35



     そんな自分たちの元に、ある日風変わりな指令が来た。必要な荷物を受け取ったあと、とある場所にそれを届けて欲しいと言う依頼だった。

     一見すると何の変哲もない内容だが、その指定された場所が問題だった。自分たちの待機ポイントと離れている。離れすぎていると言っていい。

     詳細な任務の内容は指定された場所に着いてからになるというので、とりあえず他に頼まれた荷物を積み込んでその場所へと向かった。

     そうして待機場所へ着いてから知らされたのは、その荷物は人だということだった。

     ベネリットグループの中でも謎に満ちた会社、ペイル・テクノロジーズ。その筆頭パイロットである『エラン・ケレス』と、シン・セー開発公社の令嬢である『スレッタ・マーキュリー』。それが今回の荷物の内容だ。

     大まかに聞いた話によると、その2人は自分たちの身を狙われ、ベネリットから逃げる必要があるのだという。

     そのまま宇宙議会連合で匿うのかと聞くと、どうやらそうではないらしい。『プリンス』と『エラン・ケレス』の間には密約が交わされ、彼らを地球へと逃がす手伝いをすると約束したようだ。

     この事は彼らの世話を直接する予定の自分とローズの2人しか知らない。他の人員は『プリンス』が行う作戦の一部だとしか知らされない予定だ。

     本来ならローズにも知らされないのだが、令嬢の世話をするのに必要だとケビンが判断して情報を渡した。『プリンス』の了解ももちろん取っている。

     『プリンス』はこう言った。

    「少女の方は事情をまだ知らされていない。途中で錯乱する可能性もあるけど、少年の方を信じて必要以上には干渉しないであげて欲しい」

     その言いようは、少年への信頼と労わりに満ちたものだった。

     学園生活でのことはケビンも聞き及んでいる。少年の方は数年にも渡って同じ学び舎で一緒にいた相手だ。もしかしたら『プリンス』個人の友人なのかもしれない。

    「了解いたしました。今回の荷物も、無事にお届けいたします」

    「頼んだよ」

     『プリンス』との通信を切り、指定された場所で待機する。

     果たして彼らはやって来た。

     驚くべきことに、モビルスーツなどもなく、単身で宇宙遊泳をして来たようだった。話には聞いていたが、本当にこんな無茶をするとは思っていなかった。

  • 38123/05/29(月) 22:01:44

    >>37



     近くには彼らが乗って来ただろうモビルスーツの反応もない。どれだけの距離を進んできたのか、想像する事すら恐ろしい。

     少年の方は、まるでピンと張った糸のような緊張感を纏っていた。傍目から見ても、少女の身を守ろうと必死になっているのが分かる。

     彼はせっかく用意した女性スタッフであるローズの手すら拒否していた。大人が信用できないのだろう。

     痛ましい気持ちになりつつ、ケビンとローズは少年の事を見守った。

     彼らの情報を漏らさないよう、部屋の前にひたすら陣取る。食事や休憩すらもせず、ケビンとローズは彼らのいる部屋の守護者となった。

     部屋の中では『プリンス』との会話、少女の起床、事情の説明などが行われている。途中で少女のすすり泣きが聞こえても、彼らは中の様子を探ろうとは決してしなかった。

     そうして最後に部屋の中へ迎いに行くと、彼らは静かに手を繋いで出発の時を待っていた。

     ───ああ、少年の想いが報われたのだ。

     しっかりと繋げられた手に、ケビンは胸を打たれるような心地がした。ほんの少しの時間でも、少年が命を賭して少女を守ろうとしているのが分かったからだ。

     少女は少年を拒絶することも出来た。けれどそうはせず、自分の事を守ろうとする少年の真心を受け入れてくれたのだ。

     少なくともケビンにはそう見えた。

     最後に工作員としての仮面を外し、個人としての言葉を贈ってしまったのだが、あの時のキョトンとした少年の顔は忘れられそうにない。あどけない、年相応の顔をしていた。

     どうやら自分は、送り届けた次の工作員、『ハンス』にそれとなく様子を聞いてしまうくらいには、彼らの事を気に入ってしまったらしい。

     それはローズも同じようなものだった。

     名前は決して口には出さないが、時折彼らがどうしているかローズと度々話すようになった。

     平和に暮らしているか、喧嘩などはしていないか。それは知り合いの子供を心配する、ただのお節介な会話だっただろう。

     彼らはそんな自分たちの事など知らず、地球で生活しているに違いない。そう思えば、胸に灯火が宿ったように温かくなるようだった。


     そして数年後、彼らの婚姻を人づてに聞いた時には、思わずローズと盛大に祝杯を挙げてしまったのだった。

  • 39123/05/29(月) 22:04:46

    >>36

    誤字をしていた上に3つ目の文章が1000文字オーバーしていたので一旦削除しました

    では本編SSを書く作業に戻ります

    これまでにない難敵に手こずってます

  • 40二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 22:07:02

    わーいリクエストした者です!!ありがとうございます!!!
    モブおっさんズ!!!まさか全員別々に書いてくださるとは思わず…ありがたやありがたや拝んで読みます。
    ケビンとローズ…!やっぱ気にかけててくれたんですねぇ。この二人は他の人たちとはまた違って、「そっと見守る優しさ」をくれた気がします。当時のエランとスレッタには誰かの介入を受け入れる余裕は無かったでしょうしね。
    そしてラストの一文に盛大ににやついてしまいました。祝杯あげて!!あげたげて!!

  • 41123/05/29(月) 22:42:10

    >>40



    リクエストありがとうございました。まずは第一弾、お届けです

    何だか気持ちよくスラスラと書けてしまいました

    突貫で書いたので少し文章が甘かったりするのですが、そこはお目こぼしして頂ければ幸いです




    次は本編SSを上げたいのですが、本編だけ何だかスランプが継続している状態です

    しかし頑張って少しずつ書き進めていますので、もう少しだけお待ちください


    ではまた

  • 42二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 07:52:52

    保守

  • 43123/05/30(火) 14:14:08

    保守ありがとうございます
    今日はうっかり朝の更新を忘れたまま出かけてしまったので助かりました

    本編SSの続きは帰ってから書きますが、ものすごく順調にいけば本日の夜にでもアップできると思います(フラグ)
    間に合わなければ突貫で書いた端切れ話でも置いておきます。自分が設定したキャラなので当たり前ですが、モブおっさんの話は妙に書きやすいのです。もし連続アップすることになったらすいません
    4スレが主役のスレなのに何故かモブおっさんが清涼剤みたいな扱いになってますが、スレ主が書きたいのは4スレですので誤解なきようお願いします

    ちなみに途中まで書けている本編SSの清涼剤は、例に漏れずクーフェイ爺さんでした。こんな筈では…

  • 44二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 22:21:53

    保守

  • 45123/05/30(火) 22:25:26

    22話。ぼくとはちがうきみ

    ※生々しい描写、流血表現、若干のセンシティブがありますので注意してください



     モビルクラフトを所定の位置に止めると、エラン・ケレスはため息を吐いた。

     今日もモビルクラフトを使った仕事は滞りなく終わらせる事ができた。けれど、きっと業務外の仕事がやって来るだろうことは分かっていた。

    「おい新入りぃ!搬入が終わったならさっさと降りて来いっ。今日も指導してやるからなっ」

    「………」

     最近はエランの仕事が終わる時間を見計らって、毎日のようにやって来る老人がいるからだ。

     エランは体は小さいのに無駄に声の大きいその人物のことが、はっきり言って苦手だった。

    「…クーフェイさん。言っていなかったかもしれませんが、自分は正規の社員ではありません」

    「そんなもん見てれば分かるわ。ゴチャゴチャ言っとらんで早く来い」

    「………」

     今日は同居人であるスレッタ・マーキュリーの様子が少し気になったので、正直に言えば早く帰ってしまいたかった。


    ごめんねスレッタ・マーキュリー─ぼくとはちがうきみ─※生々しい描写、流血表現、若干のセンシティブがあります


     モビルクラフトを所定の位置に止めると、エラン・ケレスはため息を吐いた。

     今日もモビルクラフトを使った仕事は滞りなく終わらせる事ができた。けれど、きっと業務外の仕事がやって来るだろうことは分かっていた。

    「おい新入りぃ!搬入が終わったならさっさと降りて来いっ。今日も指導してやるからなっ」

    「………」

     最近はエランの仕事が終わる時間を見計らって、毎日のようにやって来る老人がいるからだ。

     エランは体は小さいのに無駄に声の大きいその人物のことが、はっきり言って苦手だった。

    「…クーフェイさん。言っていなかったかもしれませんが、自分は正規の社員ではありません」

    「そんなもん見てれば分かるわ。ゴチャゴチャ言っとらんで早く来い」

    「………」

     今日は同居人であるスレッタ・マーキュリーの様子が少し気になったので、正直に言えば早く帰ってしまいたかった。

     昼休憩の時に連絡したときは、具合が悪いという訳ではないようだったが…。

     それでもどことなく声に張りがないように感じてしまい、エランは作業中も落ち着かなくなっていた。

    「その、クーフェイさん。今日は少し早くに…」…
    telegra.ph
  • 46二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:04:00

    こういう大移動とか旅行では特に大変で面倒なやつ……!!スレッタもエランもお大事に……

  • 47二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:09:55

    うわあお
    ある意味ラッキースケベより困るっつーか二人とも大変だったねえ
    おじいさんレジ係やってくれたのね、唯一見せた優しさ?

  • 48二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:15:30

    これからしばらくは大変だね
    陶器の瓶とかがあれば、簡易湯タンポはできるね

  • 49二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:33:33

    ていうか年齢的にとっくに来てておかしくないものが今まで無かったのはアレか…ストレスか、またはアスリートによくある鍛えすぎて止まっちゃうやつか…なんとなく前者な気がするんだけど

  • 50二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 23:37:42

    >>49

    今までも来てたけど環境の変化で止まることもあるからね 

    この年代はまだ周期も安定してないだろうし

  • 51123/05/30(火) 23:48:36

    感想ありがとうございます
    今回コメント欄が盛況なので個別のレス返しはやめておきます


    スレッタと4号に暖かいお言葉を頂きありがとうございます
    何だか執筆中に(これまでに無いほどのセンシティブだぜフフフ…)と思っていた自分が恥ずかしくなりました
    穴があったら入りたい。そんな気分のスレ主です

    さて、今回の話は長く一緒にいたら避けられないものなので、どうせなら4号がスレッタを思いきり意識し出すきっかけにしてやろうと思っていました
    めちゃくちゃ難産でしたが、書けて満足です
    ちなみにクーフェイ老は口がものすごく悪いだけで意外と優しかったりします。でも口がものすごく悪いので大抵の人には性根を誤解されてます
    今回もお釣りをちょろまかしたりとかはしてませんでした。でもすぐ悪口が飛び出してきます。ダメな人です

    あとこれは後で裏話で詳しく書きますが、スレッタはすでに大人の女性になっていました。しかし女性パイロットの性質上、薬を使って止めていました
    今回はおそらくスレッタにとって数年ぶりの痛みと出血です。4号もビックリでしたがスレッタもまたビックリしていました
    地球降下編で1月。監禁?編で1月。計2月ほど来てませんでしたが、旅の間は過酷なので自然と止まっていた形になります
    まだ若いので、不安定なのはご指摘の通りなのでした

  • 52二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 00:59:47

    いやワイはお大事にと思う気持ちと共にめちゃめちゃエッッッッッッ……って最低な気持ちもしっかり抱いてますスレ主……懺悔します

  • 53二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 07:34:29

    ほしゅ

  • 54123/05/31(水) 08:15:56

    保守や感想ありがとうございます


    >>52

    よかったちょっと安心しました。エロスを感じていたのは自分だけかと思ってました

    この後はきちんと正規のエロス(?)的な話も紛れてきます

    とはいえ最後まで清らかな関係が約束されている2人なので、その設定を遵守しつつ、ほんの少しだけ色っぽいところを表現していきたいと思います



    ではまた

  • 55二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 10:25:37

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 11:12:36

    あーやっぱり(薬で止めてた)
    水星の環境だと生理用品や掃除、洗濯用の水さえ貴重そうだから薬で止めた方が経済的ですよね

    スレッタの焦り具合から久々なんだろうなあと思いました

  • 57123/05/31(水) 14:14:48

    保守や感想ありがとうございます


    >>56

    今で言うピルみたいなものですね

    現在のピルは出血などを完全になくすというよりは症状を軽くするくらいらしいですが、未来世界ならもっと効き目のいい薬があると思ってます

    数年間は完全に症状を無くしていたため、スレッタはすっかりそんなモノがある事を忘れていました



    ↓ここからはご報告になります

    リクエストSSの端切れ話(ハンス)が書き上がりました。しかし例によって少し長い為、昼と夜に分けてアップしたいと思います

  • 58123/05/31(水) 14:18:02

    端切れ話。 フロント脱出編(ハンス)
    ※リクエストSSです。アニメ本編とは違う独自設定が出てきます。いくつかに分けてアップします


     ハンスは基本的にスペーシアンが大嫌いだ。そうして同じアーシアンの事も、基本的には信用していない。
     そんな彼が個人的な友達付き合いをしているアーシアン達がいる。
    「ハンスさん、今日はお休みですか?」
    「ええ、久々に友人たちと食事でも取ってきますよ。君たちもこのフロントにしばらく滞在するのだから、適当な所で羽を伸ばしてきなさい」
    「はは、俺は明日休みなんで、それを楽しみにしてますよ。いってらっしゃい、ハンスさん」
    「はい、いってきますよ」
     同じ船で働いている輸送船のスタッフへ手を振ると、ハンスは軽やかな足取りで船を降りた。
     今いるフロントは地球圏にほど近いポイントにあり、輸送船の中継地としてそれなりに栄えている。
     人が集まれば物が集まり、物が集まればそれを求めて更に人が集まってくる。このフロントの港は活気に溢れていた。
     船乗りは総じて大食漢だ。そんな奴らが集まるのだから、安くて旨い食べ物屋も多く出店されているのだった。
     ハンスはお気に入りの店に入り、一番奥のテーブルに勝手に座った。待ち人はもうすぐ来るはずだ。
     店員も心得たもので、すぐには注文を取りに来ない。ハンスが来るときはその友人も来ることを知っているからだ。とはいえ今回は久々だった。約2ヶ月ぶりくらいだろうか。
    「ハンス、来たよ。おじさんは後から来るって」
    「おう、了解。久々だなゲイブ」
     さっそく友人の一人が店に来た。彼はゲイブと言い、船乗りにしては穏やかで優しく、それでいて度量の大きい男だった。
     たまに突拍子もない事をやらかすが、そんな所もハンスは気に入っていた。素の口調や仕草をさらけ出すくらいには気も許している。
     ゲイブは席に着くなり、ハンスに古い端末を差し出して来た。
    「忘れないうちに渡しておくよ」
    「ん、これは…」
     それはハンスがとある人物に渡した端末だった。使い終わったら処分してくれと言って渡したのだが、まさか手元に戻って来るとは…。

  • 59123/05/31(水) 21:11:18

    >>58



    「いい子たちだったよ。仕事を手伝ってもらってね。すごい勢いで溜まってた仕事を片付けてくれた」

    「なんだ、児童搾取か?」

    「人聞きの悪い事言うなって!もちろん報酬は払ったさ。船代をタダにして、ついでに僕の持ってる情報もいくらか渡しておいたよ」

    「情報量も含めたら赤字じぇねぇか?太っ腹だなぁゲイブ船長」

    「ふふん、まぁね。…といっても、差額は君に払ってもらうつもりだよ。いくらか取り扱ってる品をこっちにも回しておくれよ。借金返済の小遣い稼ぎだ」

    「うちで取り扱ってるのは食料じゃねぇぞ?」

    「それは知ってる。でもこっちでも食料品以外のルートはあるから。ま、無理にとは言わないけど」

    「倉庫の肥やしになってるのを分けてやる。少し古い型のモビルクラフトの部品だ。ベネリット製だから、どこかには需要はあるだろ」

    「おお、いいねぇ。型番は…うん、これなら十分捌けそうだ」

    「まいど。いくらか負けといてやるよ」

    「何だ、そっちも太っ腹じゃないか。珍しい」

    「今回は世話になったからな」

     打てば響くような会話を交わしながら、返された古い端末を手に持った。もうどこも取り扱っていないだろう、骨董品のように古い型だ。

     中の部品は使えそうなものを見つける度にちょくちょく交換しているが、外装は元の持ち主が使っていたまま変えていない。

     今は無き、弟が使っていた品だった。

    「それ、見た事なかったけど。相当古い端末だよね」

    「おう。相当古い。骨董品だよ」

     何せ弟が使っていた時も古い型だったのだ。当時は貧乏で、金を溜めてようやく買えたのがこの端末だった。

     プレゼントしたとき、弟は泣いて喜んでいた。それを見た妹が拗ねてしまい、弟と二人で苦労して宥めたものだ。

     中に入っているデータは、当時の弟がこつこつ働いて少しずつ買い集めたものになる。

     『どうせ子供が喜ぶようなコミックや映像作品だろ?』当時のハンスがそう言うと、少年だった弟は『いや大人も楽しめる!』と息巻いていた。もう取り戻せない幸せな記憶だ。

  • 60123/05/31(水) 21:14:02

    >>59


    「中に入ってる作品を見たよ。すっごく楽しめた。そのデータを集めた人は、趣味がいいね」

     ゲイブの言葉にハンスは目を見開き、次いで嬉しそうにニヤリと笑った。

    「なんだ、こんなの。子供が喜ぶものだろ」

    「なにおー。まぁ、ローズちゃんもすっごく喜んでたよ」

     言外に彼女は子供だったと言っているようなものだ。…同時に自分も子供だと認めていることにもなるが。

     ハンスはこの男のこういう所が好きだった。

    「あの2人はどうだった?」

    「ローズちゃんは素直ないい子だったね。芯が図太そうだから、多分どこでもやっていけるよ」

    「男の方は?」

    「ケビン君は素直だけど捻くれてたね。あれは場所によっては苦労しそうかな」

    「違いない」

     ぶふっ、と可笑しそうに吹き出す。あの生意気で臆病な少年は、地球に行ったら大層苦労することだろう。逆に少女の方は生き生きと生活するだろうことは容易に想像できた。

    「でも2人一緒なら大丈夫さ。少なくともすぐにはスペーシアンの毒牙にかかる事はない。…だろう?」

     ゲイブの言葉にはっとする。

     どこか弟と妹を思い出させるあの2人は、好色なスペーシアンの手から逃げ出すことに成功した。

     自分たちが、それを助けたのだ。

    「…そうだな」

     ハンスは古い端末をひと撫でして、自分の懐に大事に仕舞った。

     何となく、弟に似ている少女に与えたものだ。しかしこうして手元に戻ったからには、まだ暫く一緒にいてもいいという事だろう。

     当時の自分には力がなかった。スペーシアンの手から家族を助け出す手段がなく、力を付ける前に大事な物は零れ落ちてしまっていた。

     でも今度は間に合ったのだ。きっと。

     どこか妹に似ている少年と、弟に似ている少女。力がなかった妹とは違い、少年には抵抗する力があった。そして、逃げるのを手助けする力持つ人々がいた。

     自分がその一員となれたなら、今日まで生き延びた甲斐がある。


     国と土地と家族を奪われた男は、わずかな慰みを得たことに満足そうに目を閉じた。

  • 61二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:16:25

    スレッタが素直だけど図太くて、4号が素直だけどひねくれてるってめっっちゃくちゃ腑に落ちた……スレ主とおっちゃん達の観察眼よ

  • 62二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 00:37:20

    ハンスおっちゃん…そんなことを考えながら二人を送り出したのね…とちょっとしんみりしました
    色々な人たちの想いが交錯してあの二人は地球に逃げることができたのだなぁ…
    なんかドラマに深みが増しますね、また逃避行編読み返してきます

  • 63123/06/01(木) 00:46:54

    感想ありがとうございます


    >>61

    ハンス評というよりも小ゲイブ評になってしまいました

    この人はぽやぽやしているようでけっこう鋭く物事を見ています。とは言っても一面から見た評価なので、別の面に注目した人がいた場合はまた違う評価になっていたと思います

    スレッタの芯の太さというか図太さというかですが、小ゲイブは話してすぐに感じ取ったようです。その時の印象のまま評価しています

    対して4号も素直でいい子だなと感じたようですが、話しているとどこか歪な印象を受けたようです。小ゲイブは何かしらの要因で4号は健全に成長できなかったんだなと思い、これを捻くれてると表現しました


    ちなみにハンスによる生意気で臆病という4号への評価ですが、実はめちゃくちゃ褒めてます

    生意気で臆病だからこそスペーシアンの巣窟から少女を連れて逃げることが出来たと思ってます

    そしてスレッタは弟に似てると評してます。ハンスにとっては明るくて素直で、ちょっとお茶目な弟さんだったようです。おそらくスレッタに対しても似たような評価になると思います




    ※ついでにハンスの弟妹についての設定も開示してしまいます。ちょっと胸糞注意です


    ハンスの弟妹は容姿端麗だったせいで、敵対するスペーシアンにどさくさ紛れに連れ去られてしまっています

    後に弟はスペーシアンに抵抗したせいで死亡。妹は妊娠した状態で放逐されましたが、子供を産んだすぐ後に彼女も亡くなっています

    生まれた子供はハンスが預かって育てましたが、今は宇宙議会連合に拾われてアスティカシア学園に潜入中です。一応グラスレーのOBとして、学園の1スタッフとして働いているようです

    ハンスの胸中は複雑なものがありますが、子供は養父であるハンスを尊敬し慕っています


    …という訳で、スペーシアンから逃げる容姿端麗な年頃の男女というだけで、4スレへの入れ込みようは実はすごい事になっていたハンスなのでした

  • 64123/06/01(木) 00:59:45

    感想ありがとうございます。レス返し漏れしてました


    >>62

    ハンスおっちゃん実は湿度がすごかったのです

    前レスの弟妹についての設定を読んでもらえば分かると思いますが、おっちゃんは弟妹の為に今を生きてる状態です

    そこに弟妹に似てる4スレ(特にスレッタ)が現れたものだからもう大変です

    でも外からは分からないように本編SSでは注意して書きました。現に4号は端末が大切なものだとは気づいていません


    『外はカリッ!中はじゅわ…』状態のとても分かりにくいハンスおっちゃんなのでした

  • 65123/06/01(木) 08:10:09

    保守代わりにご報告まで
    このままだとスレがおっさんまみれになってしまうので
    本日は裏話の方を昼と夜にアップしたいと思います

    ではまた

  • 66123/06/01(木) 13:17:51

    では裏話です


    >>45

    【22話。(ぼくとはちがうきみ)の裏話】その①


    ものすごい難産の上に出来上がった回です

    大体の原因は分かってまして、それと言うのも場面転換が多かったのが遅れた理由の大半でした

    実はスレ主は文の書き始めが苦手だったりします。場面転換を挟んでしまうと、ある意味もう一度最初から文を書き始める事になってしまいます。このタイミングでタイピングする指が止まる事が多いのです

    なら場面転換しなければいいじゃないと思われるでしょうが、そうなると本編SSが小間切れのようになってしまうので、泣く泣く場面転換をお話の中に組み込んでいます。今回はそれが特に多くなりました


    さて、実はそれ以外でも遅れた原因はあったりします。それはズバリ、今回の話の内容そのものでした

    書き始める前からかなりセンシティブな内容になる事は分かっていました

    あまり生々しく書いてしまうと引く人もいるだろう。しかし4号の受けた衝撃っぷりを表現するためにはある程度生々しくしないとダメだろう

    そう思っていたので、書きながらも調整に時間を掛けていました

    ただ自分ではこれくらいなら受け入れられるかな?と思った表現でも、人によっては駄目な人もいるかもしれません。そうなった場合の為にもっとふんわりした表現にしようかと少し悩んだりもしてました

    結局は自分が最初に想定した内容のままお出ししたのですが、今のところはやり過ぎだというご意見はないようなので、胸を撫でおろしています


    こういう表現の調整に時間を掛けるのは今までも度々あったりしました。場合によっては1エピソードを丸々書き換えたり、セリフの数を増やしたり減らしたりしています

    今回は時間がかかる原因が複数あったせいでこんなに遅れてしまいましたが、今後は単純にセリフが思い浮かばなかったり、いい地の文の表現が思いつかなかったり、そんな小さな事が重なって遅れてしまう事があるかもしれません

    それを回避するためにも色々な作品を見て情報をインプットしていきたいと思います


    とはいえ大半はコミカルな漫画やネタスレを見るのに時間を消費してしまいます。最近ではネタスレを覗いては「草w」とか一言コメントを残すくらいしかしてません

    言葉の引き出しを切らしてしまう日が来る前に、本編SSを書き上げてしまいたいと思います

  • 67123/06/01(木) 22:20:28

    では裏話の続きです


    >>45

    【22話。(ぼくとはちがうきみ)の裏話】その②

    ※オリキャラについての言及がほとんどです


    今回ド修羅場に突入した4号ですが、22話は最初から最後まで大変な目にしかあっていません

    原因の1つは言うまでもなくスレッタですが、もう1つはクーフェイ爺さんの存在です

    4号のモビルクラフト操縦技術は平均的なアーシアンの運転に比べると雲泥の差になります。なので仕事が増える端からノルマが終わってしまい、時間が余り気味になっています

    そんな空いた時間に技術を教えに来てくれるのが謎の老人、クーフェイ爺さんです


    謎と言っても、一応工場の従業員にアナログ機械を教えるのは理由があったりします

    最新式の機械ではパーメットを使うと簡単に正確な部品を作れますが、これにも一応技術が要ります。基本的な技能を高めたかどうかによって、出来上がる製品に違いが出てきたりするのです

    その技術を高めるのに自らの感覚を鍛えるアナログ機械が向いているという訳で、クーフェイ爺さんが技術を教え込んでいます

    しかしすぐ辞める予定になっている4号にまで熱心に教えに来る理由、これは今のところ不明になっています。4号が質問してもチッと舌打ちを返されるだけでした


    そんなクーフェイ爺さんのことが苦手だと4号は思ってますが、実際のところは苦手どころか少し嫌いだったりします

    爺さんが喋る度に4号は無言になってますが、擬音をつけるとしたら(イラッ・・・)という感じです

    学園時代の4号なら多分爺さんのことを居ないモノとして無視してました

    しかし情緒が育ってきた結果、自然と沸き上がってくる感情を無視することも出来ず、結果としてイライラしながらも頑張って耐えている状態に陥っています

    今回ドラッグストアで大いに助けられた経験をしたので、クーフェイ爺さんへの心証は少し上向きになったようです。

    モブおっさん×4に助けられた経験があるとはいえ、ちょろすぎて心配になる4号なのでした

  • 68123/06/01(木) 22:46:02

    >>67

    よく考えたらおっさん回避の為の裏話更新なのになぜか爺さんについて熱心に語ってました

    いけない、加齢臭が…!


    明日はスレッタと4号についての裏話でもアップするとします

    本編はもう少しだけお待ちください

  • 69二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 00:04:52

    じわじわと距離を近づけていってる2人最高すよ
    会いたい……来て♡だけでスレッタめちゃ怪しいとこにノコノコやって来たのは4号、優しさだけだと思ってんのかね 流石にほかの男子から同じこと言われても嫌です。って言いそうだけど……手を素手で繋いでもいいよ、の後は優しさだけじゃなくて多少好意は抱かれてるって分かったかな? でもまだ告白したらストックホルム症候群……!って勘違いされる段階かなあ

  • 70123/06/02(金) 08:37:31

    >>69

    感想ありがとうございます

    語尾に♡をつける4号に毎回ふふっとなってしまいます

    いつか4号の台詞の最後に♡を使う時が来るかもしれません


    せっかくなので小ネタ?でも

    各場面でのスレッタに対して4号が思っていた事は、大体↓のような感じになります


    ・怪しげな所にノコノコと来るスレッタに対して

    4号(…いや?と聞いたら断れなくなるお人好しなきみの優しさを利用するなんて、僕って奴は…!ごめんねスレッタ・マーキュリー…)


    ・素手での握手を所望するスレッタに対して

    4号(恐らく彼女は家族や友人と引き離されたことで人恋しくなっている…僕でいいと思う程に…!ごめんねスレッタ・マーキュリー…)


    こんな感じの事を思ってました

    とはいえ4号はキチンとスレッタが自分に対して好意的な事には気付いてます(恋愛感情には気付いてないです)

    4号もついうっかり普通の仲良しさんのように振舞ってしまう時がありますが、後でそんな自分に気づいて自己嫌悪しています

    自分は加害者。彼女は被害者

    彼女を守るためだと嘯いて、彼女の世界を壊してしまったのは自分

    根底にはそんな思いがあります。この罪悪感は作中だとあまり描写してないですが、もう少ししたら顔を見せ出すかもしれません

  • 71二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 10:41:47

    朴念仁な性格と哲学書読んでて精神状態のアレそれについて詳しいばっかりに…

    二人ともまだ生活が不慣れなせいで自分や相手の内面考える余裕が無いから疑似新婚状態になってる薄氷の平穏っていいですね!

  • 72二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 12:41:49

    4号…!
    スレッタが好意的に接してくれて仲良くできて嬉しい反面、そんな自分に自己嫌悪と罪悪感を抱いてドロってるんですかね…
    いいですわ…

  • 73123/06/02(金) 14:53:40

    感想ありがとうございます


    >>71

    4号は哲学に詳しいですが書いてるスレ主はまったく哲学に詳しくないので困ったものです

    なので学術的な名称は今後も出てきません。4号自身は知ってると思います

    絶妙なバランスで成り立っている薄氷の平穏が真の平穏になるには、まだもうちょっと時間が掛かってしまいます


    >>72

    スレッタが好意的に協力してくれるのは色々と都合が良いので黙っている4号です

    でもそんな効率性を求める思考以外でも純粋に4号自身がとても嬉しく思っているのですが、この部分で罪悪感を覚えてます

    スレッタに優しくされて嬉しいと思っても、後で寝る前とかに思い返しては密かに凹んでいたりする4号なのでした

  • 74123/06/02(金) 14:59:12

    では裏話の続きです

    【22話。(ぼくとはちがうきみ)の裏話】その③
    ※少し生々しい話題です


    スレッタの飲んでいる薬なのですが、これは言ってしまえば現代で言うピルです
    本来なら妊娠抑制剤として使うための物ですが、あまりに重い月の物が続く場合なら現代でも治療用の薬として処方されます
    完全に症状を無くすことはできませんが、これでかなり症状が改善されるようですね

    さて、未来世界であるアドステラではこのような薬はより一般化されていると思われます。なにせ宇宙での生活ですので、できるだけ症状を少なく…あるいは無くした方が効率よく生きられますので
    特に女性パイロットなら、体調の変化はなるべく少ない方が好ましいでしょう
    という訳でスレッタ始め女性パイロットは基本的に必ず飲んでいる薬になります(※あくまでこのSSのみの設定です)

    なので学園にいる間は、パイロット科へ通っている生徒の当然の権利として薬が配られていました。他の関係ない生徒への譲渡を避けるため、恐らく配られた時にその場で飲むか、飲んだところを端末で記録するかはしているとは思います
    薬の種類は色々とありますが、アスティカシアで配られるものは妊娠抑制剤としても優秀な効果の認められるものになります。間違いがあってはいけませんから
    これは他のメカニック科や経営戦略科の女子についても同様なので、パイロット科には当然毎月配られますが、希望する他の科の生徒でも申請すれば普通に配られるものです
    ミオリネも毎月の症状が煩わしいとして飲んでいたかもしれないですね

    ただスレッタは学園に来る前にも同程度の高価なピルを毎月飲んでいました。過酷な水星での暮らしなら当然ですが、その薬を渡したプロスペラは、スレッタが大人の女性に近づいていくのを少しでも遅らせたいと思っていたのかもしれません(成長阻害する薬などはさすがに渡してはいないです)
    ちなみにこのSSのスレッタの月経は11歳の誕生日を迎える前に始まっています
    それからすぐに薬で症状を無くしたので、実に6、7年ぶりの出血になります。なので4号も驚きましたがスレッタも同じように驚いていました

    今回初めて生理用品を使うことになったのですが、端末で調べつつ恐る恐る下着に装着したようです
    出たゴミはスレッタが不透明な袋に何重にも包んで、4号に気付かれないようそっとゴミ袋の下の方に紛れ込ませてます

  • 75二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 15:56:12

    スペーシアンが高価な薬で生理がそもそも来ないようにしててアーシアンは昔からある対処法って格差の表現としていいですね

    生理痛で集中力散漫になってレスキュー失敗したらって思うと水星時代のスレッタが薬飲む理由が納得しかないです

    それと以前仰ってた即恋人同士になるイフ話で4号君側に避妊の準備無くても妊娠の危険は無いんだなあと思ってしまいました(下世話で済みません)

  • 76二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 22:15:50

    移動とかでストレス続きの生活だったけど安心して始まったというのもあるやろな〜
    お大事に!今は同居って感じだけど男女の同棲では避けては通れませんからねえ(ゲス)

  • 77123/06/02(金) 22:43:14

    感想ありがとうございます


    >>75

    一応宇宙空間に出る必要のないフロント在住の女性などは生理用品を利用していたりします

    自分の子供が欲しい場合などは、薬は飲めませんので

    でもアーシアンよりスペーシアンの方が薬を手に入りやすく、実際に薬を利用している人がスペーシアン女性に多いのもその通りです

    スレッタはずっと薬を飲んでいたので、通常の生理用品は身近にはありませんでした


    あとIF話だとその場では妊娠しないですが、数か月後には確実に授かっているので誤差だと思われます(下世話返し)


    >>76

    一つどころに留まる事で、体も休まり正常に機能し始めました

    ここは安心できる場所だよ、というサインのようなものですね

    この後もまた移動が控えていますが、今度は長旅にはならない予定です

  • 78123/06/02(金) 22:49:21

    では裏話の続きです


    >>45

    【22話。(ぼくとはちがうきみ)の裏話】その④



    普段は落ち着いている4号ですが、この話ではまったく余裕がなくなっていて、実は細かいところで色々と見落としをしています

    まず一番大きなところは、端末をまったく見なかった事でしょうか。旅の間は足りない情報を補うために4号はちょくちょく端末を見ていました。今回も落ち着いて端末で調べれば、ドラッグストアで買うべき品はすぐに分かったはずです

    でもすっかり動転してそんな基本的な事は頭から抜け落ちていました

    あとは知り合いに会う可能性を考えずに工場近くの店へ行ったり、クーフェイ爺さんの違和感を見抜けなかったり、町中を小走りで移動して目立ったり…細かいところで普段しない行動を取っています


    ただ端末での調べ物を思いついた場合、見目麗しい青年が生理用品一式をレジに持って行くことになってました。多分店員にぎょっとされると思われるのですが、学園時代ならいざ知らず、今の4号ではそれはちょっと辛い事になってしまったでしょう。店員に聞くのとどっこいどっこいの恥ずかしさだったと思います

    更にクーフェイ爺さんへの違和感に気付いた場合、4号の警戒度が上がっていました。その場合助けの手を突っぱねるので、ちゃんと目的の品が買えたかどうか分からなくなります

    なので結果だけを見れば、慌てていて正解だったと言えます


    そもそもどうしてこんなに慌てているかと言うと、4号にそういう知識がほとんどないからです。特に女の子の体の仕組みについてはほぼ分からず、かろうじて月経があるという事くらいしか知りませんでした

    このSSの4号の性知識ですが、実は現代中学生以下の知識しか持っていないです。アスティカシアは専門的な知識を学ぶ場所で、基礎的な知識はおそらくその前…小中学校とかの段階で教わるのですが、4号は学校に行く機会などありませんでした

    ペイルがきちんと基礎教育、それも保健体育とかを教えてくれるのか?という質問には、NOと答えたいと思います


    しかしスレッタへの対応は頑張って考えたのでそれなりに正解を導き出せました。というか脳のほとんどを対スレッタに回していたので、他がポンコツになった感はあります

    スレッタのピンチには全身全霊を持ってこれにあたる。そんな4号なのでした

  • 79二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 07:07:12

    ほしゅ

  • 80123/06/03(土) 07:43:16

    ほしゅありがとうございます
    今日の更新は夕方と夜になると思います
    調子よく書ければ端切れ話の大ゲイブ編、無理なら雑談を投下しに来る予定です
    本編はもう少しお待ちください

    ではまた

  • 81二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 15:45:16

    保守

  • 82123/06/03(土) 17:21:39

    保守ありがとうございます

    端切れ話。 フロント脱出編(大ゲイブ)
    ※リクエストSSの端切れ話です。今回も何回かに分けてアップします


     大ゲイブは長年船乗りとして生きてきた。
     スペーシアンに税金と称して利益を吸い取られ、時に嫌がらせを受け、それでもひたすら物を運んできた。
     いわゆるドローン戦争というものが過激化し、締め付けが強くなった時も細々とやり繰りを続けてきた。
     宇宙を旅するのが好きと言うのもあったし、船そのものも好きだった。それ以外に生き方を知らないというのもあった。
     けれど一番の理由は。
    「おやっさん!このフロントで約束があるんでしょ。後はやっとくんで、行ってきてくださいよ!」
    「なんだ。あいつら相手なら少しくらい遅れてたって構いやしねぇよ。ほおれ、残りの積み荷を降ろしちまいな。これが終わったら暫く休みだからなぁ」
    「もうおやっさん…。聞いたかお前ら!すぐに終わらせるぞぉ!」
    「おぉー!」
    「休日ぅ!」
    「寝るぞ!」
    「遊ぶぞ!」
    「飲むぞ!」
    「女ぁー!」
     愛すべき馬鹿どもがそれぞれの気合の言葉を放ち、勢いよく荷物を降ろしていく。その光景を満足げに大ゲイブは眺めていた。
    「そういえばあの2人を乗せたのもこのフロントでしたっけ」
     大ゲイブの右腕、現在の副船長の言葉に耳を傾ける。
     今から1週間ほど前だろうか、風変わりな客人を自らの船に招いたことをゲイブは思い出した。
     見るからに訳ありな2人組だった。容姿の整っている少年と少女。彼らはアーシアンだと言っていたが、長年宇宙に住んでいるだろうことはすぐに察せられた。
     ハンスの奴がスペーシアンとのトラブルで地球に帰る2人組だと説明していたが、また随分と雑な説明だったように思う。
     ただ大ゲイブは何も言わなかった。ハンスは胡散臭いが信用の置ける友人だ。その友人が頼むのだから、しかるべき場所へ送り届けるのは当然の事だった。

  • 83二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 20:52:14

    >>82


    「なかなかいい子達だったな。ハンスの奴とはえらい違いだぁ」

    「…ハンスさんをくさせるのはあなたとあなたの甥くらいですよ。それにしても、男の子の方は綺麗な顔をしていたのに、それを鼻にかける事無くよく働いてくれましたねぇ」

    「嬢ちゃんも可愛らしかっただろ。他の船員ならいざ知らず、オメェはきちんと対面したろうが」

    「チラッとだけですよ。あの女の子本当に大人しくしてたから。…まぁ言いつけを守るいい子でしたね。風呂もないのに、よく我慢してくれたなって感心しましたよ。可愛らしかったのは同意です」

    「なんだ、ロリコンかぁ?」

    「あんたが言ったんでしょ!」

     ぷりぷりと怒る副船長にくっくっと笑っていると、荷物が降ろし終わったようだった。

     大ゲイブは笑顔の船員たちに対して頷くと、副船長に後を任せることにしてゆっくりと船を降りていった。

     こうして船の乗り降りをするのも、あと何回できるだろうか。

     最近は体力も衰えた。頭も少し鈍っているように感じる。何よりひよっこだった船員がみな立派に育ってきていた。

     ・・・もうそろそろ引退してもいい頃合いだった。

     賑やかな港を歩いていく。たまに馴染みと顔を合わせるのですれ違い様に挨拶したり、短く会話をしたりして目的地へと向かって行く。

     少しくらい遅れた方が、あいつらも遠慮なく悪だくみできるだろう。

  • 84123/06/03(土) 20:55:53

    >>83


    「おおい、来たぞぉ。ハンス、リトル」

    「あ、おじさん。いらっしゃい。今ちょうどあの2人の事話してたんだよ」

    「よぅおやっさん、ちょっと聞いてくれよ。あの2人をゲイブの奴が気に入っちまってな。会計係として雇えばよかったとか今さら言いやがるんだ。もう遅いっての」

     馴染みの店へ入っていく。年の離れた友人と甥は、ちょうどあの少年少女の事を話題にしていたらしい。

     聞けば随分とお節介をしたようで、色々と品物や情報を渡したのだという。

    「そういえばおじさん、随分と懐かれてたよね。何かしてあげたの?」

    「何にもしやしねえよ。ただ離れたところから見守って、いい所は褒めてやっただけだ」

     世話係も副船長にすべて任せた。大ゲイブはあの船を降りるまで、ほとんどあの少年少女に接触する事はせず、ただ見守るだけに留めていた。

     手ずから世話をしてやろうとは思わなかった。子供は環境と人さえ整えてやれば勝手に育つモノだからだ。

     船員と言う名の子供たちを何十人と育て上げた自分が言うのだから、間違いはない。

     あの少年と少女も、船に乗り込んだ時と違って別れる時は随分とリラックスした様子だった。

     構いたがりの甥っ子との間に自分を挟んだのは、よい判断だったと言えるだろう。

    「今頃あの2人は地球のどこら辺を彷徨ってるのかなぁ」

    「なんだぁ、あの2人は実家に帰るって話じゃなかったか?ん?勘違いか、はたまた何か変な話でも吹き込んだか、どっちだリトル」

    「あ、あー…。そうだったね。いや、あの2人には色んな地域の話をしたから、旅行でもしてるかもねって話だよおじさん!」

    「おやっさんあんまり苛めてやるなよ」

     くっくっくっ、と喉を鳴らす。

     どちらにしても、一時の宿り木としての自分の役目は果たしたと言える。もう会うことはないだろうが、元気でやっていればそれでいい。

     大ゲイブは宇宙も船も好きだった。それ以外に生き方を知らないと言うのもあった。

     けれどこの年まで船乗を続けている一番の理由は。

    「あんまりお節介が過ぎると、子供は大きくなれねぇぞぉ?」


     育てた子供たちが成長した姿を見ることが、何より幸福な気持ちになれるからだった。

  • 85二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 06:52:53

    ほしゅ

  • 86123/06/04(日) 08:16:46

    保守ありがとうございます

    本日は一日用事があるため夜に帰ってからの更新になります
    本編は間に合わないので久々に雑談か…もし間に保守や感想でスレの寿命が延びていたらアニメ感想になります

    最近本編更新が遅れてしまって申し訳ないです
    ここに来て主に4号の内面描写のフラグ管理というかタスク管理というかが複雑になってきているのが原因になります
    少し間違えるとその後の進行が大幅に変わる事になるので慎重に書いています
    とはいってもいつかは書き終わるのでそれまでのんびりお待ちください

    ではまた

  • 87二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 12:38:17

    大ゲイブ、SS本編登場のときから頼れるおやっさんぽさめっちゃするわ!!!と思っていましたが、やっぱりそんなかんじのキャラなんですね!
    本編の二人には「父親」がいないので、逃避行時は大ゲイブ氏のお父さん成分を浴びて少しリラックスししたのかな…など勝手に思っています。

  • 88123/06/04(日) 22:17:11

    >>87

    感想ありがとうございます。少し長くなります

    大ゲイブは何となく大きい樹のようなイメージで書きました

    自ら動き回ったりはせずにドシッと構えていて、枝や洞に色々な鳥や小動物を内包しているような大樹のイメージです

    本編での4スレは定住する事こそありませんでしたが、彼の船では一時の休憩場所として安らぎを得ることができました


    大ゲイブの行ったことは単純でして、環境と周りにいる人を整えただけです

    安全に過ごせる密室を作ってやり、適切な人に世話を任せ、単純にやるべき事だけを指し示しました

    とてもシンプルですが、色々と大変な心理状況だった2人(特に4号)には効果的でした


    ただ実際に乗せるまで4スレがどんな人物かなどは知りませんでしたので、大ゲイブは問題がある人物なら監視を強化し、不安がったり寂しがるようならもっと船員をフレンドリーに関わらせよう、と密かに思っていたようです

    実際は問題児でもなく寂しがったりする事もなかったので、現状維持のまま目的地まで2人を運んであげました


    ちなみにいきなりハンスから小ゲイブの船に2人が渡っていたら、4号は和やかな雰囲気で小ゲイブと地球の話が出来たかどうか分かりません

    航路の関係でハンスと小ゲイブの間に挟まった大ゲイブですが、とてもいい緩衝材になってくれました



    ↓ここから先は4スレに関係ない大ゲイブの過去話です

    若いころから家庭を持たずひたすら宇宙で働きまくっていた大ゲイブは、気付けば自分が年長者に、周りは若輩者だらけになっていました

    訳アリのアーシアンが多く問題児もいたのですが、船から放り出す事もできず世話をしているうちに、段々と家族に対するのと同じような気持ちが芽生えていきました。大ゲイブからしたら沢山の弟や息子たちのようなものです

    途中で戦争も起き、苦しい思いもしましたが、そんな彼らが生きられる場所を守ろうと船を動かし続けました

    そうして『おやっさん』と慕われる今の大ゲイブ船長になっていったわけです

  • 89123/06/04(日) 22:40:18

    アニメ最新話を見ました
    面白かったのですが同時にふえぇ…となりました

    シャディクはスペーシアンへの恨みを叫び、仲間ともどもスペーシアンに捕まり
    ペトラは瓦礫の下敷きとなり
    ラウダは兄の罪と恋人(多分)の窮地を知り
    ノレアは差し出された手を掴むこともできず、その命を散らしました

    最後の地球寮のあったかさで少し心を持ち直しましたが、もう怒涛の25分でした
    面白かったんですけど…!視聴して少し疲れてしまったのも事実です…!
    今日は1日出かけて体力も無くなったこともあり、心に優しい作品を見るなどして癒されたいと思います

    具体的に言うと「とんでもスキルで異世界放浪メシ」のアニメとかちょっとずつ見てます(突然の別作品の名前すいません!)
    ご飯美味しそうですしワンコもスライムも可愛いですし、いいですねーこれ(イヤサレルー)
    メンタル回復したら本編SSも書き進めますのでよろしくお願いします

    ではまた

  • 90123/06/05(月) 07:13:49

    「とんスキ」アニメを最終話まで見てほんの少しメンタルが回復しました
    更なる回復のために4スレの端切れ話を書いて昼すぎ辺りにアップしたいと思います

    ではまた

  • 91123/06/05(月) 14:04:45

    端切れ話。 地球降下編(ミネラルウォーター)
    ※「とんスキ」のわんこが可愛かったので書いたSSですが、スレッタの乙女としての何かがピンチになってるので注意してください


     列車移動の旅の合間。食事を済ませたエラン達は、この後の列車移動中にも何か飲み物があった方が良いだろうと、駅構内にある店に入った。
     ずらりと並べられる中身入りのビン、パック、ペットボトル。色も形も様々な飲み物に、目移りしてしまいそうだ。
    「いっぱいありますね」
    「そうだね」
     とりあえずアルコール類は除外して、スレッタが飲めそうなものはベリージュースや清涼飲料水、水、紅茶くらいだろうか。
     それを説明すると、悩んでいるスレッタを尻目に、エランはさっさとミネラルウォーターを手に取ってカゴに入れた。
     あまり甘いものが好きではないエランにとって、この辺りの飲料は甘すぎる時がある。紅茶にも砂糖が入っていないことが多いが、今回は水が飲みたい気分だった。
     それを見たスレッタも、少し悩んだ仕草をしたあと同じ商品をカゴに入れて来た。
    「他にも色々種類があるけど、いいの?」
    「最近甘いものばっかり飲んでいたので、たまにはさっぱりしたものが飲みたくて」
    「さっぱり…ああ、じゃあちょうどいいね」
    「はい、お水はさっぱりしますから」
     さっそく買い物を済ませると、また2人は手を繋いで駅構内を歩いていった。
     そして列車での移動中。少し喉が渇いたエランは、さっそく買ったペットボトルを呷って水分補給をした。あまり飲みすぎるとトイレが近くなるので、あくまで口を湿らせるための1口だけに留める。
     それを見たスレッタも自分の分のペットボトルの蓋を開けて、同じようにコクンと飲んだ。
     とたんにケホッとむせてしまう。気管にでも入ったのだろうか。

  • 92123/06/05(月) 14:06:13

    >>91



    「スカーレット、大丈夫?」

    「けほっ、は、はい。あの…これ、水…ですよね?」

    「そうだけど」

    「な、何だかシュワシュワします。それに苦くて…酸っぱいです」

     そこまで聞いて、エランはあっと思いついた。

    「もしかして、炭酸水を飲んだことがない?」

    「炭酸…あ、これが…」

     宇宙では無限に泡が膨張し続けてしまうので、基本的に無重力空間では炭酸水は置いていない。

     ただフロントのような安定した重力の元では普通に飲まれているので、アスティカシア学園でも十分に購入が可能な代物だ。

     けれど彼女が住んでいた水星では物資の乏しさから炭酸水は置いていなかったのだろう。学園生活も短かったので、きっと飲む機会がなかったに違いない。

    「この辺りのミネラルウォーターはガス入りのものが多いんだ。苦くて酸っぱく感じるのは硬水だからだね。探せば違う味の物もあるだろうけど…」

     すでに列車は動き出している。エランは申し訳なさそうにスレッタを見つめた。

    「い、いえ。ちょっとビックリしましたけど。次からは大丈夫です。さっぱりは…しそうですし」

    「一応言っておくと体にはいいよ。疲労回復や代謝の促進にもなるし。でも無理はしなくていい」

    「だ、大丈夫です。こくっ、ん、こくっ、ぷは」

     言った端から無理をしている。頑張ってコクコクと飲んでいるスレッタを止めた方がいいかと迷っていると、その内に、けぷん、と可愛らしい音が聞こえて来た。

    「………」

    「あ、あれ?…けぷっ」

    「……炭酸水はガスが溶け込んでるから、お腹に溜まった分を逃がそうとしてるんだよ」

    「ひ、ひえぇえ…ッ!…っけぷ」

    「あの、ごめんねスレ、……スカーレット」


     顔を真っ赤にして涙目になっているスレッタに、エランはやっぱり早めに止めた方がよかったな、と反省しながら思ったのだった。

  • 93二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 14:33:31

    カワイイ(にっこり)スレッタめちゃくちゃ乙女なのでエランの前でゲップとかオナラぜっっったいにしないぞ!って頑張りそう

  • 94123/06/05(月) 14:46:05

    >>93

    感想ありがとうございます


    ちょっと下ネタ?注意です

    4号事態はまぁ人間なんだから仕方ないとスレッタのそういう所も普通に許容しようとしますが、スレッタはものすごく頑張ってこれから先も4号の前では我慢し続けます。…乙女なので

    ちなみに4号も母親にきちんと躾けられたので人前ではしません。記憶としては覚えてないですが、常識として体に染みついています

  • 95二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 20:22:28

    4号は全体的に親の躾が良いんでろうなぁ、という感じがありますよね。気品があると言いますか。
    流石は氷の君、ってかんじです

  • 96123/06/05(月) 22:32:01

    >>95

    感想ありがとうございます

    4号は調整台に座っていた時でさえどこか上品さがありましたので、多少粗野な仕草をしても何故か美しく見えてしまうと思われます。4号マジックです



    端切れ話も本編SSもすぐに用意できないので、ちょうどいいのでこのまま雑談に入ってしまいます

    今回は『氷の君』という呼び名に関しての雑談です


    この名前は、学園での彼があまりに起伏がない為に生じた呼び名じゃないかと思ってます

    冷たい(優しくない)ではなく、凍り付く(固まっている)方の『氷』の意味です

    氷は水と違って基本は動きません。固形ですから当然です

    学園での4号も、あまり動かなかったんだろうなぁと思います


    座る。立つ。歩く。主な動作はこれくらいで、ふざけて廊下を走ったりとかはしそうにありません

    話す時もあまり抑揚はない平坦な声で、更に会話は長く続きそうにありません

    そしてあまり周りに興味を持つことなく、いつも哲学書を静かに読んでいる彼からは感情の熱量を感じません


    つまり、あらゆる意味で動きが感じられなかったはずです

    そんな訳で段々と凍り付いた氷のイメージが定着していったんだと思います


    さて、このスレのSSでの4号は割とアクティブです

    シャディクとの悪だくみ、スレッタの誘拐、小型巡視艇の借りパク、モビルスーツの爆破、単身での宇宙遊泳…

    前半だけでもこれだけあります。というかメチャクチャやってます

    後半でも人を連れての長旅、アパートの借り入れ、日々の雑務、モビルクラフトの鎮圧、工場での仕事…

    行動だけだと前半より地味ですが、代わりに心の動きや笑顔などの表情が増えています


    この状態の4号を学園に放り込んだら、今度は『氷の君』という呼び名からどう変化するのかちょっと興味があります

    もう学園へは戻りませんので、本当に与太話になりますね

  • 97二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 07:34:34

    保守

  • 98123/06/06(火) 12:24:48

    保守ありがとうございます


    すでに前の本編SSをアップしてから1週間が過ぎてしまったのでちょっと焦っているスレ主です
    幸い「とんスキ」と「4スレ端切れ話」のおかげで精神がだいぶ癒されたので、本編SSを書き進められるようになりました

    ここから先はお知らせになります
    最近は書くのが楽な端切れ話を多くアップしていましたが、そちらは少しお休みして、本編SSを優先して書き上げたいと思います
    いつまで経っても本編が書きあがらないのは、少し詰まると端切れ話に逃げていたからでもあると気付きました
    推敲もしないで書きたいエピソードだけ書けるので、書いてて本当にラクで楽しかったのですが、暫くの間は封印です
    という訳でこれからしばらくの間は雑談か、感想返しだけするつもりです。保守して頂いてスレの寿命が延びた場合は更新事態をお休みする可能性もあります
    なんせスレももう半分だというのに、まだ1話しか本編が進んでおりませんので…
    せめてあと数話はこのスレに本編SSを載せられるように頑張りたいと思います

    ではまた

  • 99二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 12:34:53

    >>96

    最近スレッタを女性として意識しました4号だけど、思えば最初薬で眠らせたあと全裸にひん剥いてボディチェックしてるし、4号、責任とらないとダメよね。

  • 100二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 13:24:06

    >>99

    思春期に突入してスレッタの生足見るだけでどきどきしてるのにひん剥いた事思い出したら

    「ごめんね、スレッタ・マーキュリー」×100しそうですよね

  • 101123/06/06(火) 22:25:56

    感想ありがとうございます


    >>99

    >>100

    あの頃はまだ情緒が園児レベルの上色々と余裕がなかったですからね…さらっとすごく大胆な事をしてました

    多分今同じことをやる必要があったらものすごく悩むと思います

    昔と違って今は普通に下心が芽生えてしまったので(まぁ可愛いものですけれど)、スレッタへの申し訳なさが天元突破しそうです

    スレッタの安全がもしそれで確保できるなら結局はやる事に決めそうですが、責任は責任でも終わった後に「ごめんねスレッタ・マーキュリー。責任を持って切腹するよ」と言い出しかねません

    そんな事になったらスレッタは泣き、後で訃報を知ったシャディクも泣き、ついでにシャディク経由で知ったケビン&ローズ&ハンスも泣くと思います(泣く人が増えてしまいました)

    まぁ今は4号も成長過程なので、もう少し精神が成熟すれば刃物のような潔癖さは緩和されると思います……たぶん

  • 102二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 22:30:55

    >>101

    というか、今、当時の行動とスレッタの裸体を思い出した4号の反応が見たい

  • 103123/06/06(火) 22:46:54

    >>102


    正直な人は好きです(3度目)

    というかもうぶっちゃけてしまいますが、今まさに書いている最中だったりします

    近日中にお披露目できると思いますので、暫くお待ちくださいませ

  • 104二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 22:49:04

    >>103

    ありがとう。待ってる

  • 105二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 22:59:00

    まじすか????最高じゃん!!!!
    めっちゃ楽しみです!!

  • 106二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 00:58:59

    めっちゃ楽しみに待ってます!!

  • 107二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 03:52:12

    我慢できなくて正直な人のドキドキ発言書かざるを得なくなってしまいました…! 楽しみに待っています!! 負担は感じないでただいつものように面白く色っぽく、可愛く、書いてくださるとありがたいです

  • 108123/06/07(水) 08:21:49

    感想ありがとうございます
    何だか怒涛の勢いで感想が来てビビっておりますスレ主です
    ご期待に答えられるかは分かりませんが頑張って書き進めたいと思います

  • 109123/06/07(水) 15:29:43

    少ししか時間が取れないので簡単な雑談でも
    今回は裏ルートの話です

    このSSに登場する5号…フィフス兄さん何ですけども、最初から半分くらいはオリキャラのように書いてました
    アニメで5号をどれくらい描写するかによって、本編の5号とフィフス兄さんを生まれた環境が違っただけの同じ人か、それとも魂の根本から違う別人にするかで決めようと思っていたのです
    最新話を見て(あ、別人だわこれ)と確信したのをご報告いたします…!

    という訳でこのSSのフィフス兄さんは本来アニメ軸にはいなかった人物で、本来の5号は強化人士6号あたりにスライドしているものと思われます
    多分強化人士用のパソコンのタグも8つに増えてますきっと

    裏ルートではフィフス兄さんは途中でペイルから離脱するので、多分5号改め6号がアニメのように急遽起用
    そこで何故かいたノレアと出会い、こちらも地球に逃避行
    これででいいじゃないかと考えてます。もちろんソフィも一緒です
    4スレとは違い賑やかな珍道中になりそうだな~と想像してニッコリしています
    そんなウルトラハッピーエンドな裏ルートなのでした

  • 110二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:12:42

    ウルトラハッピーですね!!!みんな幸せになってほしい…

  • 111123/06/07(水) 22:25:19

    >>110

    ありがとうございます

    どうせなら皆幸せ!皆ハッピー!ですよ

    裏ルートならヴィムもジュベジュもフィリップもフェンさんもみんな生きていて、宇宙議会連合もなんだか優しいのです

    そんな幸せ時空が裏ルートです



    ↓ここから先は雑談です。何故かペトラについて熱く語ってます

    ヴィムやジュベジュやフィリップ等が活躍する某しぶといスレシリーズはスレ主も大好きでたまに書き込んでます。今週はノレアとペトラが頑張っていたようです

    でもペトラは本編でも生きてると思ってます

    でなければスレッタが後ろに隠れてるシーンから彼女が好きになったスレ主が本気でがっかりしてしまいます(つまり明確な根拠はありません)

    あそこは取り巻きであるペトラに隠れるスレッタも好きですが、ペトラが何故か戸惑うだけで怒ったりしないところも好きなんです。あのシーンは可愛くてお気に入りになってます

    実は水星の魔女で一番最初に気に入ったキャラはペトラなので、彼女にはぜひ生き延びて幸せになって欲しいです

  • 112123/06/08(木) 08:18:52

    保守代わりにご報告を
    今のところ本編SSを書き進めてますが
    エピソード丸ごと書き直しなどがなければ明日か明後日あたりにアップできると思います
    それまでお待ちくださいませ

    ではまた

  • 113123/06/08(木) 14:59:26

    昼過ぎの更新忘れるところでした
    雑談する時間がないので取り急ぎ保守しておきます

    ではまた

  • 114二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 21:34:56

    楽しみでございます!暑かったり大雨だったり不安定な天気が続きますのでお体気をつけてお過ごしくださいませー!
    わくわくしながらお待ちしてます!

  • 115123/06/08(木) 23:03:23

    >>114

    激励のお言葉ありがとうございます

    心配して頂いたにも関わらずさっそく仕事先で具合が悪くなってしまいました

    頭もぼんやりして文章を考えるどころではないので、今日はこれから思いきり寝たいと思います


    という訳で明日の朝は更新できませんが、多分ぐーぐー寝てるので心配しないでください

    お昼近くになったら復活すると思います


    ではまた

  • 116二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 06:08:35

    SS楽しみです
    でも無理はしないでくださいね

  • 117二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 13:12:06

    このレスは削除されています

  • 118123/06/09(金) 13:49:34

    >>116

    ご心配のお言葉ありがとうございます

    途中で一言スレに書きに来たのですが、このコメントでスレの寿命が延びているのを確認できたので更に寝ていました

    おかげさまで今はかなりすっきりしています

    正味12時間ほど寝ていたでしょうか。昔から体調が悪いとひたすら寝て直していたスレ主です



    ここから先はご報告です

    SSの進行状況ですが、色々と書いたものを没にしつつ3分の2くらいまで進んだところです。ただこれも後から見直すと色々と粗が多いところが見つかったので、もう少し書き直したほうがいいかなと思っております

    やはり体調が悪い時に書いたものはあまり良くないものが出来上がるようです

    しっかりと体調管理しつつ、せめて次のアニメ放送までには間に合わせたいと思います


    ではまた

  • 119二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 20:45:20

    保守

  • 120二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 23:24:43

    お大事になさってくださいね…ご無理なさらず!
    土日スレ主様がゆっくり休めますように…

  • 121123/06/10(土) 00:10:59

    保守やご心配のお言葉ありがとうございます
    おかげ様でだいぶ元気になって来ました
    気力が湧いて来たのでさっそく本編SSを書き進めましたが、粗があったところを修正したり書き加えたところ、どうやら今回も前後編になりそうなボリュームになってしまいました
    とりあえず区切りのよさそうな所まで書き進めており、あとは終わりのワンフレーズを思いついたら前半部分終了となります
    推敲を終えたのちにアップしますので、あとほんの少しだけお待ちください
    明日の昼か夜あたりになると思います

    ではまた

  • 122123/06/10(土) 08:11:55

    保守代わりに報告を
    最新話の前編が書き終わったのでお昼過ぎにアップします
    お待たせしてすいませんでした

    まだこのスレの間に書き終わった本編SSが少ないので、引き続き後編も書いていきたいと思います
    それが書き終わったら端切れ話解禁です
    このスレ中にリクエストSSをすべて書き上げたいところですね

    ではまた

  • 123123/06/10(土) 13:33:22

    23話。奈落の夢(前編)

    ※児童性的搾取を思わせる表現、若干のセンシティブ表現がありますので注意してください。


     夢を見る。いつもの夢を。

     まだ自分の記憶が今よりも残っていたあの頃。『エラン・ケレス』の姿に変えられてからそれほど経っていなかった昔の夢だ。

     そこでの自分は、様々な学習をさせられていた。本物の代わりに通う事になる学園のカリキュラムを、早急に詰め込む必要があったからだ。

     強化人士として選ばれる前にも基礎的な学習はしていたが、より専門的なものに切り替えられ、当時の自分は追い込まれていた。

     なにせ学習以外にも強化人士としての仕事も並行して行わなくてはいけない。学習と実験、どちらか一方ではなく、両方ともに高水準を求められた。

     散々に体や脳を酷使されたあと、最後に一日の仕上げとして調整台の上でパーメットを流される。具体的に何をしているのかは知らないが、強化人士としてのパフォーマンスを維持するために必要なものなのだと聞かされていた。

     調整が終わると、いつもぐったりと脱力して台の上に凭れ掛かってしまう。調整中の痛みや苦しみから解放され、後に残るのは体をすぐには動かせないほどの深い倦怠感だけだ。

     そんな自分の体を、今日も誰かの手が触り始める。顔、首筋、鎖骨。服の上から上半身をなぞられ、それを何度も繰り返される。

     不快だ。

     あまりの悍ましさに鳥肌が立つ。


    ごめんねスレッタ・マーキュリー─奈落の夢(前編)─※児童性的搾取を思わせる表現、若干のセンシティブ表現があります。


     夢を見る。いつもの夢を。

     まだ自分の記憶が今よりも残っていたあの頃。『エラン・ケレス』の姿に変えられてからそれほど経っていなかった昔の夢だ。

     そこでの自分は、様々な学習をさせられていた。本物の代わりに通う事になる学園のカリキュラムを、早急に詰め込む必要があったからだ。

     強化人士として選ばれる前にも基礎的な学習はしていたが、より専門的なものに切り替えられ、当時の自分は追い込まれていた。

     なにせ学習以外にも強化人士としての仕事も並行して行わなくてはいけない。学習と実験、どちらか一方ではなく、両方ともに高水準を求められた。

     散々に体や脳を酷使されたあと、最後に一日の仕上げとして調整台の上でパーメットを流される。具体的に何をしているのかは知らないが、強化人士としてのパフォーマンスを維持するために必要なものなのだと聞かされていた。

     調整が終わると、いつもぐったりと脱力して台の上に凭れ掛かってしまう。調整中の痛みや苦しみから解放され、後に残るのは体をすぐには動かせないほどの深い倦怠感だけだ。

     そんな自分の体を、今日も誰かの手が触り始…
    telegra.ph
  • 124二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 16:28:46

    4号くん少しずつ情緒が育ちつつありますが、それ故の不安定さト不穏さが見え隠れしてハラハラしちゃいますね…!
    後編も楽しみにしてます!

  • 125123/06/10(土) 22:14:30

    >>124

    感想ありがとうございます

    順調に情緒が育ってきた4号ですが、それに伴い色んな感情も育ってきました

    そのせいかフロント脱出編や地球降下編までは基本ガンガン行こうぜな4号だったのですが、一つ所に留まってスレッタと幸せ生活を営んでいるうちに周りを見回す余裕が出てきてしまいました

    普通なら良い事ではあるんですが、4号の不安定さの原因にもなってます


    安定するのはもうちょっと先になると思いますが、今はようやく思春期に突入した不安定さの権化になっている4号を見守って頂ければ幸いです

  • 126二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 01:14:24

    じわじわ滲み出てくるような不穏さ加減ですね。
    後編楽しみにまってます

  • 127123/06/11(日) 09:13:35

    >>126

    感想ありがとうございます

    ここからしばらくは溜めのターンになるかと思います

    結末(ハッピーエンド)は決まっていますので、今は逆にこの不穏さを楽しんで頂ければと思います

  • 128123/06/11(日) 14:33:00

    保守代わりの雑談を
    うっかりしてましたが今日がアニメ放送の日でした
    スレ主は生憎仕事ですぐに見れませんが、帰ったらネタバレを目にする前にすぐに見ようと思っています
    先週はとんでもない事になっていましたが、それが継続するのか、何か希望の光が見えて来るのか、具体的に言うとペトラは無事なのか(ペトラ好き)、注目の最新話です
    少なくともスレッタ周りは何か事態を好転させるに足る材料が手に入る…と、いいなと思っています
    まぁ予測などしても大体は役には立たないので、ただあるがままを楽しむだけです

    後でまた簡単な感想など書きに来ると思います
    ではまた夜に

  • 129二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 22:49:47

    ほしゅ

  • 130123/06/11(日) 22:49:51

    帰って来てから何をするでもなく速攻でアニメ最新話見てきました
    とりあえず言いたいことは

    ガンダムキャリバーン…!!?!
    ガンダムキャリバーンにスレッタが乗ってエアリアルと最終決戦…!?!!??

    ・・・となります
    もう寝耳に水が過ぎました
    これだけですべての情報が吹っ飛んで、はわわ…と慄いてしまいました
    ちなみにこのスレで主人公と設定している強化人士4号にスレ主が勝手につけた偽名がカリバン(キャリバーン)・エランスとなっております。だから何だと言う話ではありますね、すいません
    どうやら問題のありすぎる機体のようですが、どうにかこうにかスレッタを守ってくれると信じております
    だってキャリバーンですので…!(…根拠はないです!)

    まぁふざけた叫びはこれくらいにしておいて、次レスに簡単な感想や予想(願望)などを書いていきたいと思います

  • 131123/06/11(日) 22:51:51

    保守ありがとうございます
    ではアニメ最新話感想&予想(願望)です

    冒頭で学園が難民キャンプ状態になっていましたが、そこで地道に働いているスレッタを見て彼女の強さを改めて胸に刻みました。これが彼女本来の姿なのでしょう
    何だか最初の頃のスレッタが戻って来てくれたような…更に踏み出した何かを手に入れたような…何とも言えない頼もしさを感じます

    そしてペトラが何とか生き長らえた事にホッとしました。生きていれば何とかなる。ラウダの事を思うと不安になりますが、きっと目が覚めたペトラが闇に落ちそうなラウダを光の側に引き戻してくれると信じています。恋する女の子は最強ですからね
    このシーンのグエルも頼もしく、何だか貫禄のようなものも出てきたような気がします。この調子でまた戦闘でも活躍して欲しいです。もう十分活躍していますが、贅沢言うともっと彼の戦闘を見たいですので

    あと実はペトラの次に心配だったミオリネですが、やはり優しい彼女には耐えられなかったようで、終始元気のない様子にこちらもしょんぼりしてしまいました。恐らくこれから終盤にかけてもっとピンチになる展開になると思うのですが、スレッタ始め子供たちが力を合わせて彼女を何とか助けてやって欲しいと思います。そしてまた元気な姿を見せて欲しいです

    次に何だかシャディクがやり切ったような雰囲気を出してますが、そんな姿には騙されません。スレ主は彼はまだ何かやってくれると信じています。具体的にはミオリネを助ける為に何かアクションを起こしてくれると思っています。収容されているのにどうやって?とか野暮なことは考えません。とにかくもう一度熱い叫びを聞かせてくれるはずです

    他にも最初の頃スレッタに話しかけてくれた3人娘(今は2人)や序盤の強敵スプレーコンビなどの顔見せがあったり、しれっと逃げ切れないと判断して交渉しに来た5号が仲間入りしたり、地球寮の皆が相変わらず頼もしかったりと、最新話は妙な満足感がありました。あとついに4号の話が………これはまだ言及はしないでおきます

    最後にめちゃくちゃやったエアリアルとプロスペラですが、強すぎて笑ってしまいました。これは2人の弱点であるスレッタでないと攻略できないだろうなと自然と思わせられました
    来襲はキャリバーン君のお披露目になると思うのですが、今からワクワクしています

  • 132123/06/12(月) 08:11:07

    一晩経つと少しは落ち着くものです
    昨日のアニメ感想は今見ると興奮しすぎて大変見苦しいものになっていましたが、辛うじて削除する程ではないかなと思いましたのでそのままにしておきます
    あと当たり前のように誤字をしていました
    131レス目の最後の文ですが「来襲」ではなく「来週」になります
    何度か「自体」を「事態」と書いたこともあるので気を付けたいと思います

    昨日の夜はアニメの興奮でSSを書けませんでしたが、今日からまた本編の続きを書いていきます
    まだ出来上がるのは先になりそうなので、今日のところは久々の裏話をアップする予定です

    ではまた

  • 133二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 09:05:26

    キャリバーンって出た時このSS思い出してちょっとニヤニヤしちゃいましたよね、4号くんも本編中で意図的に緑の目の怪物として描写されてるとこあると思いますし、怪物お揃いやんと思ってしまいました。
    スレ主様の新鮮な感想面白いのでいつも楽しく読ませていただいてます。
    SSも楽しみです。ゆっくりご無理なさらず書きすすめてくださいね。

  • 134123/06/12(月) 14:28:35

    >>133

    感想ありがとうございます

    怪物カップルいいですよね

    これでキャリバーン君が散々スレッタを苦しめるだけ苦しめて特に役に立たない機体だったら涙目になってしまいます

    頑張ってスレッタを守って欲しいところです


    SSもちょっとずつ書き進めています。次の話は流石に1週間以上お待たせせずにお出しできると思います(多分)

  • 135123/06/12(月) 14:40:06

    では久々の裏話です

    【23話。(奈落の夢 前編)の裏話】その①

    冒頭で4号の過去描写が少しありますが、これは今から2、3年くらい前の話になります
    アニメではミオリネの花嫁争奪戦に合わせて強化人士を急遽影武者に引き立てたと話が出てきましたが、このSSでは元々影武者候補として強化人士を育てていました
    すべてはペイルグレードのご判断です
    というのは冗談にしても、エラン様のパイロット技能があまり突出していない事は10年ほど前に分かっていたようです。なのでそれ用の替え玉を作ろうと考えるのはごく自然なことだと思われます
    なにせペイルグレードの判断基準にパイロット技能があるのです。わざわざその項目が作られるという事は、アドステラ世界ではそれなりに重要な要素なのでしょう
    そんな訳でデータストームに耐性のある子供たちからエラン様に似た体型の子を集めて、それなりに教育を施して育て上げた存在、それが強化人士シリーズです(注:このSSの独自設定です)
    人士というのは本来なら『地位や教育がある人』という意味だそうです
    エラン様の代わりをすることで、本来の実験動物から1ランク上の地位を得て、受けられないはずの教育を受けられる子供たち。そんな集団に付けるにはなかなか皮肉が効いていますが、このSSではそんな感じでの命名理由になります(アニメの命名理由は不明です)

    ちなみにミオリネの花婿争奪戦については流石にペイルグレードも判断できませんでした。しかし他の陣営より少しだけ前に(数か月くらい)予測がついていたという設定にしています
    そこで急遽パイロット技能が優れていて、コラキを運用するのに最適な空間把握能力が突出している4号が影武者に選ばれました
    それまでも教育は受けていましたが、学園に通う予定はありませんでしたので、さすがに専門的な教育は受けていませんでした
    それが学園に…しかも『エラン・ケレス』としてずっと4号本人が通う事になり、突貫で高等教育も詰め込まれ始めました。学園へはスレッタやミオリネと同じように途中編入という形になりますので(しかも1年先輩)、その分の教育が圧縮されています
    いくら頭がいい強化人士でも、これは堪りません。実験も相変わらず続いているので、余計にぐったりする4号が出来上がったのでした

  • 136二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:17:12

    保守

  • 137123/06/12(月) 22:15:26

    保守ありがとうございます
    では裏話の続きです

    【23話。(奈落の夢 前編)の裏話】その②

    アニメ18話で出て来たココアとハチミツキャンディのエピソードが好きで、作中でもスレッタに言わせてしまいました。実際にアニメで言ったのはエリクトですが、スレッタの記憶にもきちんと思い出深い物として残っているはずです
    そのココアの味ですが、正確にはプロスペラ製と4号製では微妙に味が違っています
    水星では生食は出来なかったようですので、恐らく飲み物としてのミルクはありませんでした。加工した乳製品、クリープやスキムミルクのような粉を溶かして飲んでいたと推測されます。4号の作ったココアはミルクを使っていますので、思い出の味とは微妙に違っているものと思われます

    それでも母親と4号の作ったココアが同じくらいに美味しいとスレッタは喜びました。これは作ってくれた人が大好きな4号だったことも大きいですが、飲んだココアがとても丁寧に作られていると分かったのも大きな理由です
    ココアはただ粉を入れてお湯と混ぜるだけでは粉っぽさが残ってしまいます。しかし少しのお湯やミルクに浸した粉を丁寧に丁寧に混ぜていくと、段々と艶やかな見た目になり、滑らかな口触りになっていきます。その口触りが昔飲んだ思い出のココアと同じだとスレッタは気づいたのです
    それは自分に対する両者からの愛情だとスレッタは感じました。実際、そんなに間違っていないと思います

    この時点でスレッタは4号からの愛情を疑っていません。恥ずかしいトラブルがあったりしても、彼は優しく労わってくれます。そんな彼からの愛情をこれでもかと受けている今のスレッタは、もう幸せいっぱいです
    素直に愛情を受け取ったスレッタは、ここで4号のそばにいること、4号が作るココアをこれからも飲みたい事を素直に伝えました。ひっそりとした愛の告白です。スレッタにしてみたら告白返しのようなものですが
    しかし悲しい事に4号はスレッタの言葉の意味にまったく気付いていません(朴念仁!)

    このスレッタの控えめな求愛行動に4号が気付き、応える時が来るのかは、4号の精神状態に掛かってきます。ココアの粉を練るように、辛抱強く彼の心を解きほぐさなくてはいけません
    先は本当に長いですが、スレッタは頑張ってくれると思います

  • 138二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:38:46

    ココアより甘いなこの二人の関係。

  • 139二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 01:08:39

    ほっしゅ
    スレッタの控えめな求愛行動、求愛行動?!可愛過ぎでは??

  • 140123/06/13(火) 08:28:45

    感想ありがとうございます

    >>138

    直接的なイチャイチャ(センシティブ)が少ない奥手な2人なので、その分甘くなるように書いてます

    ココアのように甘いと言って頂けて嬉しいです

    その内もう少しスキンシップが増えるかもしれないです


    >>139

    ちょっと控えめ過ぎたかなと思いますが求愛行動です

    餌を取って来る雄にもっとあなたの餌が食べたいですとピヨピヨねだってるようなものです

    ・・・いや、よく考えると食欲とあまり見分けがつきませんね

    でも彼女にとっては求愛行動なのです

    あんまりじらすとそのうちもうちょっとだけ大胆になった求愛が見れるかもしれません

    ただし相手からの愛を信じられている間だけになりますので、4号があんまり塩な対応ばかりしていますと(愛されてるって勘違いだったんだな…)とスレッタは思い、その内この遠慮がちな求愛行動は見られなくなります

  • 141二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 08:32:45

    >>140

    もうちょっと大胆とな?•••どこまでも可愛いなスレッタ

  • 142二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 09:00:46

    >>140

    求愛行動が無くなるとは……

    今が結構瀬戸際な感じですね

  • 143123/06/13(火) 12:56:39

    感想ありがとうございます

    裏話の続きはまた夜にでも行います


    >>141

    可愛らしいものがちょっとだけ大胆になってもまだ可愛らしいままです

    そんな可愛いスレッタを想像したり書いたりするのはとても楽しい事だったりします

    アニメ本編でも乙女なスレッタが好きでよく見返してます。かわいい…


    >>142

    瀬戸際ですね

    すべては4号次第なのですが、彼は朴念仁な上にちょっとトラウマを抱えてるので一筋縄ではいきません

    でも実はそんなに問題はなかったりします。意識した求愛行動が無くなっても、今度は無意識な誘惑が発動しますので

    スレッタの無邪気で無防備なところに、4号は今後も振り回される予定になっています

  • 144二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 13:36:20

    >>143

    なるほど

    押して駄目なら引いてみろってやつですね(違う)

    二人とも頑張れ

  • 145二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 20:44:01

    スレッタちゃん…一途でかわいいですね…
    4号くんは朴念仁に加えてどこかで自己評価が低いように見えるので、まさか彼女が自分を好いていてくれるとは思わなかったりするんですかね。気づいてあげて…

  • 146123/06/13(火) 22:27:40

    感想ありがとうございます


    >>144

    今のスレッタは押したり引いたりの大人の駆け引きなどは出来ないか出来てもド下手だと思われますので、自然体で過ごした方がいいのではないかと思います

    もう少し経験値を積めば求愛レベルも上がりますが、今はまだココアを所望するので精一杯なベーベちゃんです

    4号は分かりやすく無意識の方がぐいぐい押してますね。彼は意識すると押すどころかものすごい勢いで引いていくので、スレッタは頑張って追いすがるか4号が元の場所に戻ってくるように工夫しなければいけません


    >>145

    正直ずっと一途で可愛いスレッタを書いていたいです。でも作劇上それだけを書くわけにはいきません

    いつかは格好いいスレッタも書いてみたいのですが、中々機会に恵まれませんね


    4号は本当に面倒な男で、朴念仁で自己評価が低い上に、罪の意識やトラウマまであるので大変です

    彼の心を開かせるにはギャルゲーのメインヒロインのごとく攻略していかなければいけません

    これでもスレッタはいくつもの問題をすごい勢いで攻略しているのですが、まだまだいっぱい飛び越えなければいけない試練があります

    一足飛びに体の関係まで行ってしまえば楽に攻略できるのですが、今作はいわば心で少しずつ繋がっていく最難関ルートを選んでいる状態です

    あと流石の4号でもスレッタの好意には気付いてますが、あくまで親愛だと思っています

  • 147123/06/13(火) 22:38:19

    では裏話です

    【23話。(奈落の夢 前編)の裏話】その③


    今回久々に出演した『若』と『取り巻き』ですが、4号にとっての印象がいいのは圧倒的に取り巻きの方だったりします
    何故かと言うと、単に若がコミュニケーション下手だからです。若はよく4号の事に見とれていますが、その視線に4号は気づいています。若の観察するような眼差しに警戒心が増している状態です
    しかし取り巻きの彼には下心なんてものはなく、単純に4号と若を仲良くさせようと思っている親切心だけがあります。そして彼は頭は足りないですが、それなりに気を使える人間だったりするのです
    今回も具合の悪い『妹』の話を聞いて、取り巻きは心配の言葉を4号に伝えていました。一応言っておきますと、これは本心からの言葉です
    対して若は心配の言葉など口にせず、ただ妹への興味だけを口にしました。当然ながら、4号からの印象は悪くはなれど良くはなりません
    こんな風に今までの食事でも口数は少ないながら、4号からの印象を下げるような事をたびたび若は口にしています

    ちなみに若が女好きだと4号に知られたのは取り巻きの軽口が始まりでしたが、それを誇らしげに肯定したのは若の方だったりします
    実は人妻に手を出したエピソードで4号が難色を示したのを見て、取り巻きはその話題を一旦は避けようとしました。しかし若の方が自分から話題を振って来るようになり、仕方なく取り巻きは様々な略奪エピソードを4号に説明したという経緯があります
    若としては4号より優れた恋愛マスターとして振舞いたかったのでしょうが、結果として4号からの印象は更に落ちることになりました

    あとは取り巻きはよく噂話を収穫しに工場内を見回りしていますが、ここでも印象に差が付いています
    取り巻き的には噂を聞くのがメインで『(ついでに皆の仕事ぶりも一応見とくかー)』という感覚なのですが、4号視点では逆に見えています。つまり取り巻きには仕事熱心な人というイメージがついています
    若の取り巻きをやっている時点でそれなりに面倒見が良く仕事熱心ではあるのですが、4号の中の取り巻きは実物よりもやや美化されています
    若に取ったらぐぬぬ…となるような結果なのでした

  • 148二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 07:18:46

    保守

  • 149二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 07:21:15

    若の内心を知っている読者としては不憫でちょっとフフッてなっちゃいますね、かわいそうですけれど
    嫉妬に濡れた目をする4号くん最高ですね…重めの感情を向ける関係性は実にイイ…

  • 150123/06/14(水) 08:27:47

    保守と感想ありがとうございます


    >>149

    若はちょっと自分本意なので仕方ないところはあります

    余裕がある人でないと上手く付き合えないタイプでしょうね

    残念ながら4号との相性はそれほど良くないです


    4号からスレッタへの感情は重すぎるほどに重くなってます

    本編でも十分だったのにこのSSでは更に育っていますので…

    下手したら相手側が潰れるほどのグラビティ感情ですが、スレッタの器が大きいので今のところは何とかやっていけてます

  • 151123/06/14(水) 14:06:05

    後編に回すべきか少し迷いましたが、裏話の続きです

    【23話。(奈落の夢 前編)の裏話】その④

    唐突ですがこのSSにとって『夢』というのは重要なキーワードになっています
    何せこの物語はエアリアル君が4号に見せた夢から始まったものだからです
    アニメ本編でのエリクトは起きている人物に対して幻覚?を見せていましたが、このSSのエアリアル(エリクトではないです)はそこまでの力はないため、夢を媒体にして目的の人物へと接触を謀っています
    少しネタバレしますと、今後もエアリアル君とビット達の出番はある予定ですが、すべて夢を介しての登場となります

    さて、今回4号が見ている夢は、エアリアル君がわざと見せているものという訳ではありません
    これは4号自身のトラウマと、今抱えている欲求が混じり合ったものです。分かりやすく言うとトラウマは性的搾取を受ける自分、欲求はスレッタへの性愛になります
    しかし、最初はこうではありませんでした
    4号が悪夢を見始めたのは、フロント脱出を決意してから大体1週間ほど経った頃、地球へと降り立つ直前でした
    その時から覚えていない悪夢を見る代わりに、忘れていた記憶を思い出していたのですが、それは地味にずっと継続していました
    実はこちらの方は、エアリアル君&ビット達の仕業だったりします

    元々4号の記憶はけっこうな割合でファラクトに喰われていました(正確に言うと喰われたとは違うのですが、結果としては同じなので喰われた表現にしています)
    その喰われた記憶データをエアリアル君やビット達がいくつか回収して返してくれていたのですが、副作用としてやたらと記憶に残っている他の嫌な思い出も夢に見るようになりました。これが悪夢の正体です
    キチンとした描写はありませんが、セクハラ以外でもなかなかバラエティに富んだ内容だったりします。多くは返された記憶に関連付けられた悪夢になります

    それが最近は淫靡な夢ばかりです。これは返すべき記憶も少なくなり、だんだんと普通の夢に切り替わり始めたことが原因です
    つまり素で4号はそういう夢を見ている事になります(一応彼の名誉のために言っておくと、毎日見ているという訳ではありません)
    思春期なのでまぁ仕方ないのですが、夢の内容を知ったら潔癖気味な4号はものすごくショックを受けてしまいます

  • 152二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 14:40:44

    >>151 なんてことだ…つまり「節の目立つ見慣れた手が、汚れのない→白い←制服を脱がしていく」 という文章とか「 オレンジ色」「インナースーツ」「揺れるシャボー」 ってことはまさにそういう意味でしたね?!?!

    白い制服という単語で最初は検査服を意味するのかな? と疑問に思ったんですが、なんと..

    先生の繊細な伏線と意味深長なメタファーが私は大好きです。特に咲き始めたばかりの少年の思春期をこんなふうにきょろきょろしながらも微笑ましく表現できるとは想像もできませんでした。 いつもありがとうございます!

  • 153123/06/14(水) 22:27:50

    >>152

    感想ありがとうございます。少し長くなります


    はい、まさに挙げられたキーワードはスレッタと4号を表すものとして作中に散りばめました。すべて拾って頂けて嬉しいです

    少し前のコメントで、フロント脱出編の時の4号がスレッタを脱がしていた時の話になり、更に今の4号の反応が知りたいと感想を頂いた事がありました

    その時にはこの夢の内容を書いていました。ちなみに今はちらちらとスレッタと4号らしき存在が夢の中で見え隠れしているだけの状態ですが、後編はもっと明け透けにセンシティブ表現が入ります

    途中まで書いていますが、恐らく本編の中でも最センシティブ表現になると思います

    といってもそんなに大したものではありません。所詮は4号(未経験者)の見る夢なので…

    しかし精神的なグロテスクさはキチンと描写したいと思います

    ほのぼのや微笑ましさから外れることになりますが、ここが上手く書けないと次の話に繋がりませんので、丁寧に書いていくつもりです

  • 154二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:37:07

    楽しみやで

  • 155二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 06:59:20

    最センシティブ…なんてことでしょう…ワクワクが止まりません…
    きっと4号は苦しむのでしょうが…愚かな読者をお許しください…

  • 156123/06/15(木) 09:12:10

    保守や感想ありがとうございます


    >>155

    このSSの本編では最後まで清い2人が約束されてますので、あとは夢か妄想くらいしかセンシティブを入れられる余地がないとも言えます

    とはいえ本格的なセンシティブSSを書いたことのないスレ主が更に夢らしくふわっとさせて書いた文なので、そんなに大したことにはなりません

    もし本格的なものを書くとすれば本編SSが終わったあとの番外編とかですね

    すごく先の話になります

  • 157二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 18:33:19

    保守

  • 158123/06/15(木) 21:02:46

    保守ありがとうございます
    うっかり昼過ぎの更新を忘れていたのでヒヤヒヤしました
    裏話はもう書いてしまったので、今日はまた雑談でもしようかと思います

    SSでよく出て来る4号のゴツイ手の表現ですが、これは分かりやすく他の『エラン』と区別したいなと考えて設定しました
    本来の4号は栄養状態と睡眠が足りていればもう少しだけ体が大きくなり、シャディクやグエルには及ばないまでも結構な圧迫感を周りに与えるような成長の仕方をするという裏設定があったりします(注:このSSのみの独自設定です)
    ゴツイ手は本来の成長の仕方を思わせる名残でもあります。手足が大きければ体も大きく成長するというあれです
    今の痩身では目立ちますが、体がしっかりとした大人になればバランスのいい格好良さになるはずです
    あと単純に手の形のタイプが違うためでもあります
    4号はナチュラルタイプで、他のエランシリーズはウェーブタイプです。ちなみにスレッタはストレートタイプです(注:言うまでもなく独自設定です)
    タイプ別の特徴については単純にナチュラル=格好いい。ウェーブ=綺麗。ストレート=可愛い。として書いています。詳しい特徴が知りたい場合は検索を掛ければすぐに出て来ると思います

    話は戻りますが、強化人士として育てられていた当時の4号は栄養状態の管理をきちんとされていました。成長期に入り次第、体に入れる栄養素を少しずつ調整されています
    しかしある時期からにょきにょきと背が伸びて行ったので、あまり本物と剥離しないようにと食事制限を掛けられるようになりました
    なので本物や5号(フィフス兄さん)や6号(本来の5号)よりも4号は少しやせ気味になっています

    今はスレッタの愛情たっぷりのご飯を食べているので、ほんの少しだけ肉が付いてきました
    とは言ってもそれほど食べる量に違いはなく、更に背を大きく伸ばすほどには至りません
    最終的にはあと数センチは伸びるでしょうが、180半ばくらいで止まる予定です。…あんまり伸びるとスレッタとの顔の距離が遠くなってしまいますので、それはちょっと寂しいと思ってしまいました

  • 159二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 06:32:43

    ほしゅ

  • 160123/06/16(金) 08:11:16

    保守ありがとうございます

    SSの進行状況ですが、とうとう最センシティブ部分まで到達しました。けれどテンションが上がってしまいボリュームが増えてしまいました
    結果として本来なら昨日の夜には書き上がっている予定だったのですが、まだ終わってません…
    推敲もしなければいけないので、今日中にアップできるかも不明です
    不甲斐ないスレ主ですいませんが、もう少しだけお待ちください

  • 161二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 08:13:48

    全裸で正座して待ってる

  • 162123/06/16(金) 14:36:35

    >>161

    ご期待の言葉ありがとうございます

    4号の願望なのか途中まですごくねっとりした描写になってしまいました。そのくせ本番?描写はあっさりです(経験がないので…!)

    削ろうか考えましたが今のところはそのまま書き進めています

    というかうっかり書きすぎて過去最大の文字数になってしまってます

    ものすごく順調にいけば今日の夜にアップしますが、おそらく明日あたりになるかと思います

    それまではどうか体を楽にしてお待ちください

  • 163二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:16:21

    文字数は多ければいっぱい読める!!!って嬉しいし少なければこんな綺麗にまとめられてすごいですわ!ってなります
    楽しみに待ってます!

  • 164123/06/16(金) 23:49:07

    >>163

    激励のお言葉ありがとうございます

    寝る前まで頑張ろうと書き進めましたが、最後の最後で指が止まってしまいました

    唸ってもうまい文が出てこないので、明日の自分に頑張ってもらおうと思います

    という訳で今日のアップは間に合いませんでした。すいません

    明日はさすがにアップできると思いますので、もうほんの少しだけお待ちください


    ではまた明日

  • 165二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 02:20:45

    保守

  • 166123/06/17(土) 07:05:17

    保守ありがとうございます

    何とか最新話を書き上げました
    夢の世界が中心なので起きてる事柄をきちんと伝えられる文章になっているのか自信はありませんが、まぁ最低限分かればいいだろ!の精神で行こうと思います
    とはいえ本編SS内での最センシティブ話なので、せめて朝からではなく昼からアップしたいと思います

    では昼過ぎにまた

  • 167123/06/17(土) 13:49:53

    23-②話。奈落の夢(後編)

    ※センシティブな行為、無理矢理な行為、嘔吐表現などが含まれるので注意してください



     ここへ来てからエラン・ケレスは随分と体調が良くなっている。へばりつくような倦怠感が軽くなり、頭痛すら感じない日が多くなっている。

     相変わらず悪夢は見るようだが、覚えていないのだから実害はない。最近は昔の記憶も増えて、よく一緒にいた○○兄は実の兄弟ではなく従弟なのだという事も思い出した。

     正直に言うと意外だった。記憶の中の自分と彼はとても仲が良かったので、てっきり兄弟だと思っていたのだ。

     けれど大事な家族である事には変わりない。

     彼の事を思うと、心が浮き立つと同時に沈み込んでいく感覚を覚える。

     自分にも家族がいたのだという得も言われぬ安心感。しかし途端にそれは彼が無事でいるのか分からない不安に取って代わられる。

     彼は今もペイルに囚われているのだろうか。それとも…もう、『解放』されてしまったのだろうか…。それすらも今のエランには分からない。

    「エランさん、おはようございます」

    「おはよう、スレッタ・マーキュリー」

     どちらにしろ、自分はもうとっくに彼女を選んでしまっている。たとえ彼の記憶があったままだとしても、スレッタ・マーキュリーという存在を見殺しに出来たかどうかは自信がない。


    ごめんねスレッタ・マーキュリー─奈落の夢(後編)─※センシティブな表現、無理矢理な行為、嘔吐表現などが含まれます


     ここへ来てからエラン・ケレスは随分と体調が良くなっている。へばりつくような倦怠感が軽くなり、頭痛すら感じない日が多くなっている。

     相変わらず悪夢は見るようだが、覚えていないのだから実害はない。最近は昔の記憶も増えて、よく一緒にいた○○兄は実の兄弟ではなく従弟なのだという事も思い出した。

     正直に言うと意外だった。記憶の中の自分と彼はとても仲が良かったので、てっきり兄弟だと思っていたのだ。

     けれど大事な家族である事には変わりない。

     彼の事を思うと、心が浮き立つと同時に沈み込んでいく感覚を覚える。

     自分にも家族がいたのだという得も言われぬ安心感。しかし途端にそれは彼が無事でいるのか分からない不安に取って代わられる。

     彼は今もペイルに囚われているのだろうか。それとも…もう、『解放』されてしまったのだろうか…。それすらも今のエランには分からない。

    「エランさん、おはようございます」

    「おはよう、スレッタ・マーキュリー」

     どちらにしろ、自分はもうとっくに彼女を選んでしまっている。たとえ彼の記憶があったままだとしても、スレッタ・マーキュ…
    telegra.ph
  • 168二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 14:38:03

    エッッッッッッッ!!!
    でも4号の絶望もよく伝わって来る……!心閉じちゃいそうで心配
    あと相合傘の件、スレッタがしょんぼりしてて可愛い

  • 169二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 15:00:34

    4号…切ない
    それはそれとしてセンシティブありがとうございます(小声)

  • 170二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 18:06:50

    はーーー(クソデカため息)
    ありがとうございました…ありがとうございました…4号…思春期を抑圧された男の子としてはすっっごく健全な反応なはずなのに、彼のトラウマやら自意識やら状況が彼を追い立て追い詰めるのが気の毒すぎますね…
    この先スレッタちゃんにどう接するのか心配です。優しいからこそスレッタにとって酷なことになりそうで…

  • 171二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 18:13:33

    ありがとうございます。
    おぉう。あのラキスケでフリーズしたり生脚にドキドキするくらいの4号の中にここまでの怪物が潜んでいたとは。素晴らしい

  • 172二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:23:43

    >>170

    アッ自レスですがもちろん素晴らしいの意味のクソデカため息ですよ

    それはもう気持ち悪いレベルの万感のこもったクソデカため息でごさいます4号くん…

  • 173123/06/17(土) 22:59:26

    感想ありがとうございます。コメント数が多いので個別のレスは付けないでおきます。やはりセンシティブは強い…!
    感想返し?&雑談になります


    どうやらセンシティブ表現は好評のようで胸を撫で下ろしました
    長い事色っぽい展開がなかったので、…やりすぎだよ!というご意見や、…全然足りないよ!というご意見があったりするかもしれないと思っていたのですが、あれが本作品においての最センシティブとなっております
    もし上回るなら本番行為になりますが、それは本編が終わった後の話になるでしょう
    これからは心の動きを重視しつつ、まだまだ清らかな2人にわちゃわちゃしてもらう予定です

    あとご指摘の通りリクエストSSである相合い傘の要素を作中に入れてしまいました
    端切れ話は本編SSには入っていないですが確かに存在しているエピソードをピックアップして書いた物なので、この後もちょくちょく端切れ話要素が出て来ると思います
    せっかく書いたものなので、本編が終わった後にでも清書してtelegraにまとめたいと思ってます


    ↓あとここから報告というか相談というか、雑談とも違う何かの話題になるのですが↓
    とうとうこのスレのレスも170を超え、新たなスレを立てる時期が近付いてきました
    実はその時に使う画像をどうしようか悩んでいます
    いま使わせて頂いている絵がとてつもなく好きなんですが、このスレの最初の頃に頂いた絵も可愛くてお気に入りなのです(レス26さんの絵です)
    頂いた際に使用していいかお聞きすればよかったのですが、4号の手袋の格好良さなどに夢中になっていたのでうっかり忘れていました
    勝手に使うのは気が咎めますが、お返事を強要するのもまた気が咎めます
    好きにすればいいじゃない、と言われるかもしれませんが、思わぬところで悩みどころが出来てしまいました
    すごく惜しい気がするのですが、特に何もなければ最初の絵をまた使わせて頂いた方がいいのかな、と思ってます

    何だかただうだうだ悩んでいるだけの話題になってしまいました。すいません
    明日から余裕があればリクエストSSを書いていこうかと思ってます
    ではまた明日

  • 174二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 06:47:41

    保守

  • 175123/06/18(日) 13:14:59

    保守ありがとうございます

    リクエストSSの小ゲイブの構想を練っているのですが、大体は固まりましたがまだ何かフックが足りないような気がしてます
    しばらく考えれば思い付くと思いますので、今日のところは雑談でもしようと思ってます
    というか今日もまたアニメ本編の日になっていましたので、視聴次第すぐに感想を書きに来ます
    残りの話数も少なくなりましたが、一体彼らはどうなってしまうのか。不安でもありますが楽しみです

    ではまた夜に

  • 176二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 16:03:32

    レス26の者です
    絵はスレ主様がどうお使いになっても全然大丈夫です!(ただ色塗りが無理なので地味で申し訳ない……と心配してます)

  • 177123/06/18(日) 22:50:59

    >>176

    ありがとうございます!さっそく次回のスレに使わせて頂きます!

    しかし色塗りですか…ものすごく古い色塗りソフトが自分の使ってるパソコンに入ってるんですが、どう使ってもいいという事でしたら、うむ…(何かを決意する目)

    ちょっとお休みの日にでも色塗りに挑戦してみようかと思います。これですごいダメな仕上がりになったら……そのままの絵を使わせて頂きますね




    ここ最近の悩みが晴れた所で、簡単に最新話の感想をしていきたいと思います


    まず冒頭のガンドノート(でしたっけ?)が沢山ありすぎて仰天するところから始まりました。これを秘密裏に作っていたとはどれだけの資金を流し込んでいたのでしょう

    シャディクが知ったらピキピキするだろうなと思いました。この資金を普通に宇宙開発や地球支援に使っていたら今より地球の状況はよかったのでは…?とも思います

    そして圧倒的な強さです。もう悪の要塞すぎます。議会連合も頑張りましたが、歯が立ちません。個人的にあの指揮を執っていたおば様は格好良くてけっこう好きなのですが、恐らく今回だけのキャラだと思われるので、少し残念です


    場面は変わり地球寮。段々と主要人物が地球寮へと集まって来ました。なんと序盤の強敵、スプレーコンビまでも仲間入りです。ここは見ていてニッコリしてしまいました


    更に場面は変わり、あの約束のベンチでスレッタは5号から真実を教わったようでした。ここでずっと他のエランに対して違和感を感じていた理由を、彼女は理解したのでしょう

    彼女の中でブレていたエラン・ケレスという存在が、ようやく一人の少年としての姿を取り戻したのだと思いました。長かった…


    あとはスレッタに花を持たせてくれた男前なグエル、元気を取り戻したミオリネ、そのミオリネから恐らく本当に欲しかった言葉を貰い笑顔を浮かべるシャディク、頑張る地球寮、キャリバーンに挑むスレッタ、それを見守るミオリネとベルメリアと5号。見どころはたくさんありました


    そして最後の最後に、まるで箒に乗ったようなキャリバーンの姿。この姿を見て、キャリバーンはスレッタの味方なのだと確信しました。どうか最後まで彼女を守り切って欲しいと思います


    あとラウダ君は頑張るのはほどほどにして無事にペトラの元に帰ってあげて下さい。グエル相手なので大丈夫だと思いますが、やっぱりちょっと心配です

  • 178二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 08:16:34

    続きをわくわく
    保守

  • 179123/06/19(月) 08:42:05

    保守ありがとうございます


    お休みの時にでも色塗りすると前レスに書いておいてなんですが、我慢できずに昨日の夜にちょっとだけ色を塗ってました
    それで分かったのは、色塗りって、とても難しいものなんだな…という事でした
    でもせっかくの素敵な絵なのでとりあえず色を乗せるだけ乗せてみたいと思います
    SS書きと並行してちょっとずつ色を付ければ、きっと次スレには間に合うはずなので、しばらくの間はお絵描きソフトと格闘する予定です

  • 180123/06/19(月) 13:18:55

    小ゲイブの端切れ話をアップする予定でしたが、まだ少し納得がいかない所があるので夜に書き直そうかと思います
    書き終わったらまとめてアップしますので、もう少しだけお待ちください
    とは言っても何だか地味なお話になります
    小ゲイブのモデルがマルタンなので、これは仕方ないことなのかもしれません…(マルタンファンの人すいません)

    ちょうどいいのでこのまま雑談に入ってしまおうと思います
    モブおっさん×4は御三家+地球寮の面々がモデルになっているのですが、それぞれ参考にしたところが違います

    ケビンは4号の真面目で実直なところを
    ハンスはシャディクの胡散臭いのに意外と情に厚いところを
    大ゲイブはグエルの男らしい包容力があるところを
    小ゲイブは一見頼りなさそうで実は頼りになるところを

    それぞれ抽出してモブおっさん×4の特徴にした感じです
    なおこちらはあくまでスレ主個人が考えた内面のイメージになります。4号などは影武者をきちんとしてないので、いやいや彼は不真面目だよ!という方もいるかもしれません。その場合は不真面目ケビンが爆誕するでしょう
    でもイメージが固まりやすいので結構この作り方は楽だったりします。『若』でも似たような手法で特徴を作ったりしました
    ただ外見はそんなに似せてないです。分身のようなキャラを量産するのもあれなので、あくまで似せるのは一部分だけにしています

  • 181二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 21:47:39

    保守

  • 182123/06/19(月) 22:15:53

    保守ありがとうございます
    小ゲイブの話がすごく長くなりました。合計4レス使います。とりあえず今日のところは2レス分、明日の朝に残りの2レス分を投下します


    端切れ話。 フロント脱出編(小ゲイブ)

     長い事付き合いのある友達から、珍しく頼みごとがあると通信が来たある日の事。
     その日、小ゲイブは予定していた休暇を取りやめることにした。
     何せあまり隙を見せない友からの頼みごとである。少しくらい損をしても、後でいくらでも取り返せるだろうという算段があった。
     小ゲイブは一見穏やかで常にぼんやりしているように見えるが、その実シビアに物事を見ている───と、自分では自負している。たまにあり得ないほどの派手な買い物をする時もあるが、基本は慎重な商人なのだ。
     そんな小ゲイブが友からの頼みで請け負った依頼内容は、とある2人組を地球への最寄りのフロントへと送って欲しいというものだった。
     友…ハンスはこの辺りの輸送船では最大規模の船の乗組員だ。しかもただの下っ端ではなく上級役員として日々仕事に励んでいる、本来なら雲の上の存在だ。
     そんな彼からの依頼である。それも人嫌いの彼から直々に人を運んで欲しいと言ってきているのだ。嫌でも好奇心がうずいてしまう。
     小ゲイブは約束の日が近づくと、最低限の人員を残してわくわくしながら迎えに行った。途中までは叔父が連れて来ているはずだ。
     叔父を発見し、大きく手を振る。すぐに2人組と対面することになったが、ここで小ゲイブは心の中で首を傾げることになる。
     聞いた話では、上級スペーシアンに目を付けられたアーシアンの子供たちが、実家に逃げ帰るためにハンスを頼ったということだった。
     けれど、目の前の子供たちにはそんな弱々しい雰囲気はまったくない。
     女の子の方は楽しそうにニコニコしているし、男の子の方に至っては何だかやたらと貫禄がある。
     少しイメージが違ったが、まぁそういう事もあるだろうと小ゲイブはスルーした。勝手に弱いイメージを持っていたが、逆に強すぎて目を付けられるという事もよくある話だからだ。

  • 183123/06/19(月) 22:16:56

    >>182


     叔父は2人組、特に男の子の方に懐かれているようで、別れ際に名前などを聞かれていた。それを微笑ましく見守りながらも、彼らに自らの名前を名乗る。

     面倒くさがった叔父は名前を口にしなかったから、代わりに自分が名前を名乗らなくてはならない。叔父と自分の名前は同じなのである。

     この名前と言うものは厄介なもので、自分が宇宙での船乗りになったのは叔父と同じ名前にしたからだと散々家族からはからかわれている。ついでに結婚もしない所も似てしまったと嘆かれることもある。

     なら同じ名前にしなければいいじゃないかと思うのだが、亡き父が叔父と親友で、どうしても最初の子は同じ名前がいいと我が儘を言ったらしい。

     叔父の姉である母は、夫の珍しい我が儘だったと笑っていた。

     小ゲイブにとって、自分の名前はたまに面倒な時もあるけれど、とても大事なものだった。

     だからかすぐに感付くことが出来た。2人組の名前は偽名であると。

     女の子の挙動がおかしいと言うのもあるが、男の子の方も少し違和感がある。スペーシアンから逃げる為に名前も隠しているのだろうか。徹底している。

     これも指摘はせずにスルーして、2人を船内に案内する。いい商人と言うのは秘密を守るものなのだ。

     途中で取り扱っている荷物、地球産の加工食品についての話をする。普段なら倉庫も見せていたかもしれないが、今は閑散としているので言葉だけでの説明だ。

     ちょうど今は荷物の切れ目があり、ほとんどの船員たちにもお休みをあげている。人目を忍んで地球に行きたい彼らには都合がよかったもしれない。

     2人は小ゲイブの説明を真剣に聞いてくれている。叔父が褒めるように本当にいい子達らしい。しかも眉目秀麗だ。これはスペーシアンなら放って置かないだろうなと確信が持てた。

     特に男の子の方は真剣に聞いてくれている。何というか、空気が違う。切実なものを感じると言うか…少しも情報を取り逃がしたくないという熱を感じた。

  • 184二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 23:23:29

    おおー小ゲイブ話!!
    しかし開示されてみないとわからないけれども腑に落ちる設定や描写が多くてすごいですね。マルタンに似ているという彼からの視点で二人がどう語られるのか、続きも楽しみにしてます。

  • 185二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 07:56:32

    ほしゅ

  • 186123/06/20(火) 08:13:50

    保守や感想ありがとうございます

    お待たせしました、後半です


    >>183


     気になった小ゲイブは、2人に溜まっていた仕事を手伝ってもらう代わりに色々な話を振ってみた。

     地球の話。宇宙の話。苦労話。楽しい話。…取り留めない雑談をしながら、反応を伺ってみる。

     それで分かったのは、男の子の方は今現在の地球の情報をとても欲しがっているという事だった。

     注意深くあからさまに反応しないようにしているようだが、小ゲイブの目から見れば一目瞭然だった。

     逆に女の子の方は純粋に話を楽しんでいるようだった。コミックも好きなようで、単純に話すだけならこちらの方が話が合いそうだ。うっかり好きなコミックの作者について長く語ってしまったりもしたが、それも楽しそうに聞いてくれている。

     しばらくそうやって観察していたが、やはり男女で反応が全く違う。女の子はのびのびとしているが、男の子はどこかピリピリしている。

     帰るところは一緒との事だが、何か理由があってすぐに実家に帰れないのかもしれない。それを知ってのこの反応なら、女の子はものすごい大物だなと思った。

     逆に男の子の方は苦労するだろう事は窺い知れた。

     小ゲイブは何だか不憫になって、これは流石にスルーせずにきちんと手助けする事にした。恐らくハンスもそれを期待しているに違いない。彼より自分の方が今の地球情勢には詳しいからだ。

     女の子が休んだタイミングで、小ゲイブは雑談をもう少し地球情勢よりに切り替えてみた。するとやはり男の子はすごい食いつきを見せて、結局は夜深くまで情報提供することになった。

     特に聞きたがったのは企業傘下の地域の情報だ。比較的治安のいい地域、更にベネリットの力が及んでいない地域の情報を一言も聞き漏らすまいとするように聞いている。

     自ずとどこから逃げて来たのか知れてしまうが、小ゲイブはもちろんそれを誰かに話したりしようとは思わない。できる商人は信用第一なのである。

  • 187123/06/20(火) 08:14:50

    >>186


     一夜が過ぎ、目的のフロントに着いた小ゲイブは、ここで少し休憩して行こうと大きく伸びをした。

     すでに彼らは船を発っている。今頃は物見遊山をしているか、次の船の予約をしている頃だろうか。

     彼らが船にいたのはたった1日だけだったが、堪った書類仕事も大分進み、中々有意義な時間を過ごせた。ハンスにも借りを作れたことだし、一時的に損害があったとしても、あっという間に取り戻せるだろう。

     さてぶらぶら散歩でもしようかと歩いていると、フロントでは珍しい紙のチラシを配っている集団に出くわした。貰ってみると娯楽施設の宣伝のようだ。

     小規模なものだが、地球では廃れてしまったテーマパークがあるらしい。人によっては鼻白んでしまうだろうが、小ゲイブは特に気にしない。

     最近きな臭い情報も多いが、地球の各地域でも色々と水面下で動きがある。

     宇宙議会連合が陰で動いているようだが、穏便な彼らの事だ。場合によっては地球側が力を取り戻し、このようなテーマパークが再び地球に姿を現す一助となるかもしれない。

     小ゲイブとしては歓迎すべきことだ。自身がアーシアンというのもあるが、単純に物を壊すよりも物を作る方が好ましいし、商業活動においてその方が効率がいいと考えているからだ。

     戦争なんて、くだらない。続けても先細りするだけで未来がない。

     それよりも物や情報を各地でやり取りして、人々が様々な地域で生産活動した方がよほど豊かになるだろう。

     小ゲイブは心の中で好戦的で傲慢なスペーシアンへのダメ出しをしながら、それはそれとしてテーマパークへの道を歩いていった。ほんの少し歩けば行ける距離だからだ。

     商人には、何事も切り替えて考える頭が必要である。

     面白ければ、後でハンスや叔父を誘って一緒に来るのもいいかもしれない。好奇心旺盛な小ゲイブは、地球では姿を消したテーマパークとやらを視察するつもりだった。

     この日小ゲイブは、いい歳をした大人の男が1人でテーマパークに行くという無謀な挑戦をした。年甲斐もなく大いに楽しんで帰ったが、後日友人と叔父は付き合ってはくれなかった。

     商人だと言うのに付き合いの悪い。怒りながらそう言ったが、乾いた笑いが帰って来るだけである。


     将来地球圏で広大な商用ネットワークを築くことになる、『偉大なる商人』小ゲイブのとある日の出来事だった。

  • 188123/06/20(火) 13:37:32

    レス26にて頂いた絵ですが、無謀にも色を付けることに挑戦していました
    実は昨日ひたすらずーーーっと頑張っていたのですが、ほぼ徹夜の勢いでヌリヌリしたところ何とか色を塗り終わりました
    意気揚々と始めたにも関わらず、ものすごく難しくて終始迷いながら色を置き、世の絵描きさんはすごいんだなと実感しました
    実はSS内での描写的にこの服装の色は…!?とか肌と髪の色違くない!?となるのですが、格好良く影を付けることが出来ず、力量不足でこれが限界でした
    あと髪と肌は差分を用意する準備をせずに色を塗り始めたため、単純に時間切れと体力切れでギブアップです

    ここまでひたすら言い訳だけ書いてますが、特に反対意見がなければこちらを次回のスレ画像にしたいとおもいます!

  • 189二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 14:00:19

    >>188

    レス26の者です!!!!

    声出ました スレッタがめちゃ可愛く4号がめちゃかっこよくなってる!!!!スレ主様ありがとうございます……自分が線を描いたなんて思えません こんっっなに素敵になるんですね……!!とてもうれしい 本当にありがとうございます

    とてもオシャレな色味で肌や髪の色変えたからといってこの2人のオーラを隠せているのか不安です


    お話の方も楽しみに待ってます!!!!

  • 190二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 14:27:42

    >>189

    追記ですが、4号がベスト着てるのめちゃくちゃかっこいい 似合いますね…… 黒が決まりすぎてます あと7話のドレスアップスレッタが赤いドレスアップだったのがすごく好きだったんですけど4号に赤いワンピース見てもらえてスレッタも4号も良かったね……!!って泣いてます

  • 191123/06/20(火) 14:36:37

    >>189

    >>190


    ありがとうございます!

    場合によってはお蔵入りする覚悟で公開したのですが、そう言って頂けてとても嬉しいです

    これで心残りはもうありません。いやー気が晴れました

    後は残りのリクエストSS『お姫様抱っこ』を書いて、おそらくこのスレは終了になるかと思います

    もうSSは出来ているので、こちらは夜にアップしに来ます


    ではまた夜に

  • 192二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 20:36:48

    小ゲイブ、だいぶ二人をよく見て構ってくれてなんか…傍で見ていて嬉しいですね…!
    特に4号にさり気なく情報をくれるあたり、二人の逃避行が比較的安全に済んだのは彼のおかげもある気がするので、他のおっさんズと同じくいい人だなー…という印象が強くなりました。スレ主様のモブたちめっちゃ好きです。

  • 193123/06/20(火) 22:24:34

    >>192

    感想ありがとうございます。少し長くなります&下の方にご報告があります


    モブたちが好きと言って頂けて嬉しいです

    その中でも小ゲイブはとてつもなく地味なキャラとして設定しました。しかし面白いところもあるんだよ、と今回の端切れ話で少し書いてみました

    将来的にはモブの中で1番大成するのは彼だったりします


    小ゲイブは基本的に温厚で大人しい男ですが、たまに何かのスイッチが切り替わったかのように大きい買い物や大きい商談をする時があります。そういう時は大抵が上手い事ことが運びます。時流を読むのが上手いという設定です

    彼は内心で何かにつけて一流の商人はこう!というように、いかにも二流三流っぽいモノローグを口走ってますが、実のところ一流の商人です

    とても善良で一見すると悪い奴に食い物にされそうな印象を受けるのですが、実際はふてぶてしいほどに逞しい男だったりします

    ハンスは小ゲイブのそんな所を気に入ってます。いわゆる(おもしれー男…!)という奴です


    そんな彼の情報網ですから、4スレの2人にはとても強力な武器になりました。残念ながら今いる土地は2人と相性が悪いですが、相性以前の危険な地域はほぼスルー出来ています。これは小ゲイブが現地に行かなければ分からないような事も教えてくれたからです

    ちなみに彼は特におすすめの場所の情報を提供してくれました。残念ながらベネリットグループ傘下の土地なので4号はスルーしようとしてますが、何かきっかけがあればそこに向かう予定です



    ↓ここからはご報告です

    もう一つのリクエストSS『お姫様抱っこ』ですが、このレス数でアップしたら忙しない事になると気付いたので、次スレの頭に載せようと思います

    今から新しいスレを立てるので、もう少しだけお待ちください

  • 194123/06/20(火) 22:35:50

    さっそく新しく作りました。またよろしくお願いします

    残りのレスは適当に穴埋めしてください

    200レスまでにリクエストを書いて頂くと、また新たなSSが誕生する可能性がありますので、よければお書きください


    ではまた新しいスレで


    [閲注・CP注]SS ごめんねスレッタ・マーキュリー(4号×スレッタ)その4|あにまん掲示板これはあにまん掲示板で立っていた元スレ「ごめんねスレッタ・マーキュリー」を参考にしたSSや独自設定などを掲載するスレのその4です6話以降のエラン4号がスレッタを誘拐、逃避行の末監禁するストーリーになっ…bbs.animanch.com
  • 195二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 22:48:55

    休みの時とかに二人でごはん作るシチュエーションとかありますかねこの二人?それでちょっと肩とか指先とかが触れ合っちゃってお互い意識してしまうやつとか如何でしょうか…??!この情緒小学生ズが意識しあって照れてるところがもっと見たいのです!!!

  • 196二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 22:55:33

    たて乙です!
    リクエストですが
    珍しく風邪ひいてぼーっとしている4号がスレッタに無意識に甘えちゃって心臓バックバクのスレッタ、または相合傘したいがためにちょっと嘘つくみたいなのが見たいです!!なんというか「熱中症」ってゆっくり言って!みたいなちょっと恋する女の子の狡猾さが出てる感じのを……ぜひ!曖昧ですみません

  • 197二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 23:34:11

    建て乙です
    エレベーターに閉じ込められる2人…なんてどうでしょ二人っきりの閉所でお互いを意識してほしいです

  • 198二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 23:41:14

    立て乙です
    よろしければスレッタかエランのどちらかが、相手に手作りの何かをプレゼントするお話を見てみたいです

  • 199二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 00:58:24

    ラッキースケベを!!どちらにとってでもいいのでぜひ!!スレッタに触れちゃってアババってなってもいいですし、4号に触れちゃってアババってなるのもいいです!!(脳死)ン?この2人にとってはどちらにせよラッキースケベですかね……?

  • 200二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 01:01:51

    何らかの事情を無理やり作って一度同じベッドで寝てください(直球)エアコン壊れたとかなんとかで……
    たて乙です!

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