ここだけドング魔導世界スレその6

  • 1ぼっち23/05/30(火) 17:54:46
  • 2ぼっち23/05/30(火) 17:55:40

    この世界の魔法エネルギー:ドング

    世界を構成する七大要素であるドングの属性:闇、地、時、魂、熱、鉄、血

    使用法:人によって扱える属性は異なる、空気中のドングを集めて使う(ほとんどの人間が操れない)

    ドングを扱える許容量:才能のない人間100、 才能のある人間150
    1000以上のドングを扱える者たち:王家の血筋、魔族、才能があるやつで修行しまくった人

    〈魔法とそれに使用されるドング量の具体例〉
    100ドングで巨大なゴーレム生成
    100ドングで鉄の密度を変えられる
    1000ドングで地震を起こせる

  • 3ぼっち23/05/30(火) 17:56:36

    魔術派閥は大きく3つに分かれている


    ①アカデミア<学問派>

    ドングを学問として考える組織。巨大な教育機関でもある。ドングを集めやすくする魔道具を作っている


    目標は根源への接続


    大多数はただの学生や教師で、根源って何ぞや? と思っている

    属性によって学科が別で、たとえば血属性主義の一派は歪な生物を生成して迷惑をかけているらしい

    根源到達を考えているのはごく一部の人達だけ


    根源とは神の座であり、そこに至ることでこの世界のトングの属性を定めることができる。根源に至り、属性を新しく作った者は神王と呼ばれる


    ドングの多い王族との関係:王族たちは新たな王の誕生を阻止するためにアカデミアを滅ぼそうとしている。現在は時の要素を決めた神王が即位している


    魔術師の位階は六つに分かれており、位階を上げる条件はドングの許容量の増加である


    <魔術師の位階>

    ガラス

    ポーン

    ナイト

    ビショップ

    エルダー

    キャンセラー

  • 4ぼっち23/05/30(火) 17:57:25

    ②星喰学派<禁術派>

    目的は魔族になること

    共食いをすることでドングを増やす禁術【マッドネス】を使う


    魔族になる方法:ドング許容量が一定(666)を超えると、魔族に進化する道が開ける

    生まれつきのドング許容量がゼロでも、マッドネスを666回行えば...つまり666人の人間や魔術師を犠牲にすれば、魔族になることができる

    ドング量の莫大な王族直系なら1人、分系なら5人ほどの犠牲でいけたりするらしい


    ③王族

    現在の王は時属性の王

    そのドング許容量は20000

    妻がひとり、息子がふたり、娘がふたりいる

    最も魔法の才能があるのは二男で、これが跡継ぎと目されているけれど、次女はそれが気に入らないらしい


    王の目的:人類の発展及び宇宙への進出

    でも宇宙開発に関しては、アカデミアからも星喰学派からも一般国民の皆様からも大ブーイングらしい

  • 5ぼっち23/05/30(火) 17:58:12

    魔術師キャラを作るときのテンプレ

    dice1d7=■で属性

    それぞれの数字が闇、地、時、魂、熱、鉄、血にそれぞれ対応する

    dice1d100=■が20以下なら多属性持ち

    dice1d6=■を振って出た数だけ属性を追加しよう


    dice10d20=■で初期トング量

    100で一般的魔術師、150越えたらエリートさん

  • 6ぼっち23/05/30(火) 17:59:21

    種族ダイス:dice1d8=■

    純粋なその種族ということにするか、その種族の血が入っている人間ということにするかはお好みでどうぞ


    1.ノーマルの人間

    特にこれといって言うべきこともない普通の人

    2.エルフ族

    尖った耳が特徴、ドング量で肌の色が変わる

    (普通以上は白、少ないときは褐色になる)

    3.レプタリアン族

    恐竜の特徴を持った人型の種族

    魔物狩りをしながら生活している

    4.妖精種

    林檎ほどの大きさの青い炎のような見た目の種族

    炎の中に羽のある人のような本体がある

    5.獣人族

    身体能力に優れた半人半獣の種族

    人寄りか獣寄りかは個人差がある

    6.鉱石人族

    鉱石の原石に顔や手足がついている種族

    鉱石を継ぎ足すことで体の形状を変えられる

    7.魚人族

    人の骨格にエラや鱗、ヒレがついている種族

    陽気な性格で歌が上手い

    8.巨人族

    多腕有角の巨大な種族

    極めて寿命が長いがその性格は温厚

    9.有翼種

    背中に鳥やコウモリのような翼を持つ種族

    種族のほとんどが美形の珍しい種族

  • 7ぼっち23/05/30(火) 18:00:36

    寮ダイス:dice1d6=■

    アカデミアの学生はそれぞれの資質に応じた寮に入りそこで生活する。ハ○ポタのグリフィ○ドールとかス○ザリンみたいな感覚と思っていい


    1、月寮

    冒険心や未知の分野への知識欲を持つ者が入る寮

    卒業後は研究者になるものが多い

    2、日寮

    好戦的で実践を好む生徒達が入りやすい寮

    寮生は明るい性格が多いため常に賑やか

    3、深森寮

    植物が好きでのんびり屋な生徒が多い寮

    農業系の魔術が得意で寮内でも植物を育てている

    4、禿鷲寮

    人間心理を読み取る力に優れた者が多い寮

    周囲から冷淡だと誤解されやすい人間も多い

    5、紅玉寮

    リーダー気質な生徒の多い寮

    王に対して憧れや尊敬を抱くものが多い

    6、蒼玉寮

    人騒がせな変人が多い寮

    芸能系、アート系の活動が盛んな寮でもある

  • 8ぼっち23/05/30(火) 18:01:22

    テンプレは……だいたいこんな感じかな、たぶん……。

    他にも出自ダイスとか、魔法の杖ダイスとか、学力/体力ダイスとか、性別ダイスとか年齢ダイスとか、いろいろ好きなダイスを考えて、自分のキャラを掘り下げてみるのもいい……。

    ああ、もちろん、アカデミアに所属するか、星喰学派に所属するかをダイスに委ねてもいいし……。

    いっそのこと、魔法使いですらなくして、市井で魔法と縁を持たない暮らしをしてみるのもいいと思う……。

    外国に行ったり……別大陸に行ったり……いっそ、魔物として生まれたっていいかもしれない……。

    わりと、自由だ……>>1でも書いた通り、好きに生きよう……。

    がんばれー……!

  • 9ぼっち23/05/30(火) 18:05:17

    【最後に……私自身のプロフも置いておくよ……】

    通称:ぼっち
    本名:エメラチェリー・ラダー(Emeraldcherry Ladder)
    属性:鉄
    ドング許容量:147
    魔法行使アイテム:トング
    移動用多脚ゴーレム「ロースティッド・アーモンド号」を所有
    高身長で細身。祖先に巨人族の人がいたかも
    アカデミア学生、蒼玉寮の三人部屋に暮らしてる
    実家はパン屋。ごく普通の中流家庭出身
    学力88、体力22(100段階評価)
    パーティーを組むとサポータータイプ
    特に罠(トラップ)の扱いに優れる
    乗馬が得意
    吃り癖があり、人付き合いに苦手意識を持つ
    ただしお仕事(接客業)であれば、緊張なく取り組めるようだ
    絵がうまく、少女漫画風の絵を描く
    ファッションへの興味が強い
    賭け事には向いてない
    大の甘党
    星喰学派で、プレッチリー・フリーラックスの指導を受ける
    暗殺者・諜報員としての適性が高いと見なされている
    春休みにクルキアラ、ホットオセアン、ジュマンジを巡る旅をする
    400年級の食人鬼を討伐
    フリーラックスの指示でパライソルに出向き、そこで2000人以上を煽動して殺し合わせ、ギャング組織を壊滅させる
    ロス・サントスに滞在中、クーデターを計画していたバリウラ王国第2王女を暗殺
    ヴワットジナーで初マッドネスを経験

  • 10ぼっち23/05/30(火) 18:06:36

    そして10を取って、スレの即死を回避する……!

  • 11二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 18:13:01

    あらすじ
    なんか戦争が起こるってよ

  • 12ぼっち23/05/31(水) 22:26:34

    (前スレ>198より)

    ……うん。

    とりあえず私は……何も知らない……何も関わりがございませんということで……。

    今日はもう、帰って寝てしまおう……。

    余ったライスと、お魚は……何日かかけて、私の胃袋で消費することにする……。

    しばらくは、商売も忘れて……ぼやっと過ごそう……そうしよう……。

    (そうして、様々なものから目を逸らして、コテージに戻る私)

    (臭いものにフタ理論で、これで面倒事から逃れた気になっていたんだけど……数日後、臭いものはとんでもない形でフタを破って飛び出してきた)

    ■■ヴワットジナー砂丘新聞:第568号、1面記事■■

    『バリウラ王国とロス・サントス、開戦か』

    「バリウラ王国第2王女の行方不明事件に絡む国際的な疑惑は、最悪の形で結実した。

     国家間協議は決裂し、✕月✕日午前8時、dice1d2=2 (2)  (1、バリウラ 2、ロス・サントス)が宣戦布告を行ない、相手国もそれに応じた。

     準備の整った双方の軍は、お互いの国土を目指して進行を始めている。✕✕日に激突する見通し」

    …………。

    ……早朝に……オアシスのほとりの冷たい空気を吸いながら……刺激的なニュースを読むのは……目が一気に冴えて、いいものだな……。

    いや……いやいや……よくはない……!

    ヤバい……何だ……なぜ、こ、こうなった……? あのクーデター姫を始末しただけで……なぜ、こんな大ごとに……!

    これじゃまるで、私が戦争の引き金を引いたみたいじゃんッ……! さすがに、気分が重いぞ……!

    ど、どうする私……? 何とかしてこの状況、軟着陸させられないものか……!?

    まずは、そう、情報収集からだ……フリーラックス先生に手紙を送る……! 向こうはどうなってるのか、話を聞きたいッ……!

    (大慌てで手紙を書き、アカデミアのフリーラックス先生に速達で送る)

    (向こうからの返事も早かった。先生としても、この事態はショックだったのだろう。荒れた字の形に焦りが見て取れる)

    (先生が教えてくれた情報は──)

    両者の兵力……バリウラ→100(大国補正):ロス・サントス→dice1d100=10 (10)

    戦場(1ほどバリウラに近く、100ほどロス・サントスに近い)……dice1d100=22 (22)

    バリウラ王国の世論(1ほど厭戦、100ほどヒャッハー攻め込めー)……dice1d100=93 (93)

    ロス・サントスの世論(同上)……dice1d100=80 (80)

  • 13ぼっち23/06/02(金) 00:27:16

    🦔「弟子よヤバい。わしもちょっと動揺を隠せんレベルでヤバい」

    🦔「発端のアホたれなこの戦争……我が国もロス・サントスも、どっちも熱狂レベルでやる気満々じゃ……」

    🦔「バリウラは『うちの国の姫さん殺されて黙ってられるかー!』じゃし、ロス・サントスは『あったかどうかも謎な事件でいちゃもんつけてくんじゃねー!』だとさ」

    🦔「どうも、バリウラ王国の外交担当官が、ロス・サントスが国ぐるみで王女の死を隠蔽してる……みたいな態度で調査を進めたのが原因のようじゃ」

    🦔「ブチキレたロス・サントスが衝動的に宣戦布告……したっぽく見せとるが、軍の動きからして、充分に準備をしてからの先手取り、という可能性も高そうじゃな?」

    🦔「やつら、宣戦布告と同時に、バリウラ軍の1/10程度の少数精鋭を、速攻で進軍させておる」

    🦔「今はバリウラ領土にかなり接近したdice1d4=3 (3)  (1、平原 2、谷 3、山 4、ヴワットジナーの横の砂漠)に陣を張って、戦闘準備をしておるわい」

    🦔「無論、バリウラも軍を動かして、迎撃に当たるようじゃが……あー……わしら、どうすべきかのぅ……?」

    🦔「見て見ぬふりをしてもええが、ことによるとロス・サントス軍に押し込まれて、バリウラの街が被害をこうむる可能性もなきにしもあらずじゃ」

    🦔「かといって、軍でもないのに戦争に参加もできんし。というかモロ殺し合いな戦争になんか参加しとうないし」

    🦔「でも、第2王女殺ったのわしとお前じゃから、原因としてこの結果には少ーしばかり罪悪感もあるし……」

    🦔「どーしたもんかのう、マジで……?」

    ──フリーラックス先生とは……これまでに何度も、手紙のやり取りをしてきたが……こんなに途方に暮れている文章を見るのは……初めてだな……。

    私も困ってる……先生のお気持ちがとてもよくわかる……実際これ、どう向き合うべきだ……?

    私たちという個人の影響できる規模、遥かに越えちゃってるぞ……?

    🦔「ちなみに戦力は、ロス・サントスがdice1d4=2 (2)  (1、魔法使いと兵士半々 2、ほぼ魔法使い 3、ほぼ銃火器装備の兵士 4、魔法使い+銃火器+モンスター)」

    🦔「バリウラ王国がdice1d4=3 (3)  (1、魔法使いと兵士半々 2、ほぼ魔法使い 3、軍+アカデミアの魔法使いも動員 4、時の王「俺ひとりで行くべ」)だそうじゃ」

  • 14ぼっち23/06/03(土) 17:57:52

    🦔「ロス・サントス軍は、ほぼ魔法使いで構成されているようじゃ」

    🦔「速攻で距離を詰めた手際も、馬ではなく移動用の魔法を上手く使ってのことじゃろうな。そして、陣地は高低差による圧倒的有利を得られる山の頂上……」

    🦔「どうやら、あちらは相当頭が切れる戦術家が取り仕切っていると見える。数が少ないからと侮ることはできんな」

    🦔「バリウラ軍もそこは気付いておるようで、とにかく数で策を押し潰すやり方を選択しておる」

    🦔「用意できる全軍をこの戦争に投入し、その上で……いやはや! アカデミアの魔法使いにも、戦いに参加せよと命令してきよった!」

    🦔「我が校から徴兵されるのはdice1d4=3 (3)  (1、戦闘向けの教師のみ 2、教師全部 3、教師全部+希望する生徒 4、教師も生徒も全員GO!)」

    🦔「まったく恐ろしい話じゃ。少なくとも戦争中は、アカデミアは教育機関としての役目を果たせまい」

    🦔「ちなみに、この戦争について、星喰学派の上層部は……dice1d100=99 (99)  (1ほど迷惑で止めたい。100ほど人喰いのチャンスで大歓迎!)」

    🦔「わしは、とりあえず戦場に向かう。止めるか、どちらかに肩入れするかはそのときに考えることにするつもりじゃ」

    🦔「お前はどうする? 何か希望があるなら、それに協力してもいいぞ」

    ──私は、どうするか……? これはじっくり考えないといけないぞ……。

    戦争への参加は、問題外……私個人なんて、いち兵士以下の戦力……どっちの味方しても、何も変えられない……!

    私には関係ないよと、無視するのも駄目だ……故郷が戦場になるのは嫌だし……あののどかなロス・サントスの風景が破壊されるのも望ましくない……。

    ……やっぱり、こう、戦争といっても……激しくならないうちに、軟着陸させたい……可能ならば、だけど……!

    そのための、私の行動の方向性は……。

    dice1d4=1 (1)

    1、ロス・サントスの裏社会に泥をかぶってもらう。王女と青ロリが仲違いして殺し合ったことにしよう

    2、第2王女を騙ってバリウラでテロをする。王女生きてる+敵討ちしてやるべきやつじゃないというコンボ

    3、第2王女のクーデター計画を各種マスコミにリーク。ニツケサシミーの人たちには特に情報てんこ盛りで!

    4、「我は第2王女を暗殺した超国家革命家ブリオッシュ仮面。愚かなる王家と貴族を絶滅させ大陸を共産主義に染める」○o。φ(..)

  • 15ぼっち23/06/05(月) 19:04:28

    🦔「星喰にとっては、戦争って食べ放題のビュッフェみたいなもんじゃてな」

    🦔「みんな参加する気満々じゃ……軍が、従軍希望者を教師からも学生からも募っておるから、そこに積極的に紛れ込もうとしておる」

    🦔「わしも自分が王女殺しの当事者でなかったら、諸手を上げて飛び込んでおったろうな……」

    🦔「というわけなんで、戦争を収めるために星喰の力を借りるっつー手は使えんことになってもーた」

    🦔「何とかするなら、わしとお前くらいしか人手は期待できないという状況じゃな……」

    本当におっしゃる通りですが……それでも、手は尽くさねばなりません……。

    もちろん、我々はちっぽけなので……情報戦で何とかするのが、まだしも目のあるやり方かなぁと……。

    ときに……王女の死体の始末は、先生にお任せしましたが……遺品は、どうされました……?

    🦔「あれか? 大部分は始末したが、高価なマジックアイテムはいくらかパクっとるぞ」

    ……よし。それを、物的証拠として使います……。

    第2王女は……シャーロット・ブルーという名前の、野良魔法使いと接触し……我々は、このふたりを殺しましたね……?

    ニセ情報を流して、シャーロット・ブルーを王女殺しの犯人にします……。

    迂闊な王女が、スラム見物に出掛けて……ごろつきとトラブルを起こして、殺されたかのように擬装するんです……。

    スラムに、ふたりの会談を目撃していた人間は、必ずいます……マスコミに、それを聞き出させるんです……。

    それと前後して、シャーロットが王女を殺したという噂を流し……王女の遺品を、シャーロットの根城に隠しておけば……。

    🦔「ヘイトはすべて、シャーロットに向くというわけか。国際問題を、ただの殺人犯の犯罪にまで矮小化させると?」

    うまくいけば、もう一度国同士で話し合ってくれるんじゃないかと……。

    🦔「やってみる価値はあるか。よし、報道機関に情報を持ち込んでみよう。王女の遺品を、部下を使ってロス・サントスに運ばせることもしなくてはな」

    (こうして、2国を相手取ったギリギリの詐欺を、私と先生で実行することになった)

    (その効果は……)

    世界の反響(高いほど一般庶民まで驚く。低いと2国の上層部が情報規制):dice1d100=40 (40)

    バリウラへの影響(高いほど戦争する気がしぼむ):dice1d100=66 (66)

    ロス・サントスへの影響(同上):dice1d100=45 (45)

  • 16ぼっち23/06/06(火) 22:57:10

    バリウラ宮廷貴族( ;´・ω・`)「ね、ちょっと変な情報入ってきた。王女様、スラムの野良人喰い魔法使いに殺されたみたい」

    バリウラ軍高官(´゚д゚`)「え、何それ? マジ話?」

    貴族( ;`Д´)「マジマジ。王女様の足取りを追ってたマスコミが突き止めたの。ロス・サントスの有名な食人鬼と王女様が会談して、その直後に行方不明になったって」

    貴族(。>д<)「スラムの住人で、ふたりが話してるのを目撃した人が何人もいるし、その食人鬼のアジトから王女様の私物が出てきたの。これもう確定だよ」

    軍高官( ゚ε゚;)「となると……姫様が旅行中に殺人事件に遭ったって話? この場合、俺らがロス・サントスに攻め込む大義名分はどうなる?」

    貴族(´・ω・`)「なくはないけど、かなり弱くなる。むしろあっちの進攻から国を守る、という方向にシフトした方がいいかも」

    軍高官(;´A`)「えー……もう行軍準備完了してんのに……」

    貴族(。-ω-)「ロス・サントス次第かなあ。向こうがもう一回話し合い提案してくれたら、今ならまだ間に合うけど」

    (一方、ロス・サントス側)

    ロス・サントス大統領(´・ω・`)「え、バリウラ王女の行方わかったの? やっぱり亡くなってた? ……え? スラムのごろつきに殺られたって?」

    ロス・サントス副大統領( ;´・ω・`)「はい。バリウラ側の罠とかじゃなかったっす。フツーの殺人事件みたいっすよ」

    大統領(*´ω`*)「じゃあ向こう、こっちにいちゃもんつけてたんじゃなくて、マジで王女様心配して焦ってたのか。悪いことしたなぁ」

    副大統領(*゚ー゚)「どうします? 軍、引き返させます?」

    大統領(*ノд`*)「そーだなー。真相知ったら、戦争する気は半減しちゃったなー」

    副大統領(´・ω・`)「つーかやっぱり我が国で王女亡くなってたなら、向こうさんある程度のけじめをこっちに求めてくるんでは」

    大統領(。>д<)「あ、やっぱりそーなっちゃう? うーん、どうしよう……?」

    (ロス・サントス側の決断は……)

    dice1d4=4 (4)

    1、宣戦布告は撤回。バリウラと話し合い

    2、とりあえず軍は止めて、時間稼ぎしながら王女の死についての情報を裏取り

    3、とりあえず軍を引き返させて、バリウラじゃなくスラムの犯罪者を徹底的に滅ぼそう

    4、戦争はしないけど、ダイアグナル兵器パーっと使いたい( ^ω^ )

  • 17ぼっち23/06/07(水) 21:57:36

    ロス・サントス大統領( -∀・)「ことの真相がわかった今、バリウラとぶつかる意味って何にもないよね」

    ロス・サントス副大統領(*゚ー゚)「そですね」

    大統領( ・∀・)「向こうも王女様殺しの犯人がわかった以上、うちの国全体にゲンコツくらわす必要ないって思ってるだろうし。やっぱりもう一度話し合いすんべ」

    副大統領(。-ω-)「冷静で的確な判断だと思います」

    大統領( ^ω^ )「……でもそれはそれとして! せっかく用意したダイアグナル兵器、思いっきり使いたいよねぇ!」

    副大統領(*゚∀゚)=3「!!!!」

    大統領(*´ω`*)「昔からめちゃくちゃ憧れてたんだァ! 大統領の座について、カネと権力をフルに使って、ドでかい花火打ち上げるのをさァ!」

    副大統領(*ノ´∀`*)ノ「実は……実は、私も同じ気持ちなんですよ大統領!」

    副大統領( ゚∀゚)ノシ「うちの軍は魔法使い主体なのに、財務省に無理言ってダイアグナル買い漁らせたのも……戦力増強のためでなく、大爆発が見たかったからなんです!」

    大統領( ^ω^ )「やはり。君からは同類の香りがすると思っていたよ」

    大統領(*^Д^*)「というわけで、軍に伝令! 手持ちのダイアグナル兵器を全部、空に向かって打ち上げたのち、反転して帰国せよ!」

    副大統領( ´∀` )b「あいあいさー! 全速力で伝えまぁす!」

    (……数時間後、夜のとばりも降りた頃。バリウラに程近い山の頂上から、空に向かって無数の閃光がほとばしった)

    (それを打ち上げたのはロス・サントス軍で、発射されたのはダイアグナルを満載した飛翔体である)

    (綿密な計算のもと設計された火薬兵器は、上空数千メートルまで達し、夜空を埋め尽くすような爆炎を花開かせた)

    (その輝きは凄まじく、バリウラからも、ロス・サントスからも目にすることができた……まるで太陽が墜ちてきたようだったと、人々は驚きとともに言い合った)

    大統領( ´∀` )b「おおぉぉ~ッ……グッドッッッ!」

    副大統領(*ノ´∀`*)ノ「お見事~!」

    (ちなみに、このダイアグナル兵器使用に対するバリウラの感想)

    素敵!:dice1d100=61 (61)

    危ない!:dice1d100=60 (60)

    ロス・サントス人やべえ:dice1d100=68 (68)

    これからは火薬兵器の時代やな!:dice1d100=84 (84)


    ギルド「爆発倶楽部」からの評価:dice1d9999=9068 (9068)

  • 18ぼっち23/06/08(木) 17:55:24

    (その大輪の華は、本当の本当に巨大で美しいものだった)

    (バリウラの人々も、ロス・サントスの人々も、その美しさに見とれ、同時にそれが自分に向けられた場合のことを思い、肝を冷やした)

    (美しさと危険性をあわせ持つあの火器はけっして軽く見ることはできない──あのような兵器を作り、持っていたロス・サントスも、侮れない国のようだ)

    (大勢がそう感じたからこそ、人々の紡ぐ時代も、その衝撃に沿って流れを変える)

    (大国であれ小国であれ、世界中の軍隊が大規模爆発兵器について真剣に研究・開発を始めるのは、この日このときからのことだった)

    爆発倶楽部(*ノ´∀`*)ノ「……それはそれとしてエエェェッ! あの大変素晴らしい爆発に、我々は心からの賞賛を送りたい──ッ!」

    爆発倶楽部(*゚∀゚)「美しい爆発を! 華やかな爆発を! 強大な爆発を愛し求める我々から見ても、彼らの産み出したものは9000点越えの超絶レベルのいいものだ!」

    爆発倶楽部(゚∀゚ 三 ゚∀゚)「さぞ高品質高純度のダイアグナルを、惜しげもなく積み込んだんだろう……一国の軍事費で賄ったとはいえ、よくぞあそこまでやれたもんだ!」

    爆発倶楽部(*´ω`*)「いつか我々も、あの規模の爆弾を体にくくりつけて特攻してみたいなぁ~ッ……夢が、夢が膨らむ……」

    爆発倶楽部( ^ω^ )「というわけで、ロス・サントスの皆さんには、『爆発倶楽部名誉会員』の称号と、記念のdice1d4=2 (2)  (1、盾 2、トロフィー 3、時計 4、爆弾)をプレゼントしまぁす」

    ロス・サントス大統領・副大統領( ゚∀゚)人(゚∀゚ )「「やったぁ~ッ!」」

    (こうして、大規模戦争は避けられ……なぜかロス・サントス上層部とバリウラのギルド爆発倶楽部との間に友好関係が生まれた)

    (その後の話し合いの結果、この騒動はどう着地したかというと……)

    dice1d4=2 (2)

    1、ロス・サントスとバリウラの合同でロス・サントスのスラムと裏社会を徹底抹殺

    2、バリウラ主導でロス・サントスのスラムの大掃除。大量の野良星喰学派検挙

    3、第2王女殺人事件の再調査してたら、王女のクーデター計画が露見

    4、星喰学派。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。「戦争ビュッフェ楽しみにしてたのに! こうなったら国境無関係に暴れたる!」

  • 19ぼっち23/06/10(土) 09:30:33

    バリウラ(*´ω`*)「というわけで、うちの王女様殺したやつがそちらのスラムに住んでる悪党だと判明したわけですが」

    ロス・サントス( ´∀`)「はい」

    バリウラ(*´ω`*)「とりあえず、同じようなことが起きないように。観光客が襲われて犠牲になるようなことが二度とないように。スラムの人喰い根こそぎにしませんか」

    ロス・サントス( ´∀`)「まったくもって大賛成です」

    バリウラ(*´ω`*)「やろう」

    ロス・サントス( ´∀`)「やるか」

    ──そういうことになった。

    うん……言葉にすると簡単だけど……。

    いろいろと丁々発止のやり取りがあって……最終的にバリウラとロス・サントスの合同チームが、スラムに投入されることになったらしいね……。

    両国の軍から……戦闘用の魔法使いが何人も派遣されて……かつてシャーロット・ブルーが仕切っていたスラムを、徹底的に大掃除……していったらしい……。

    バリウラからすれば……王族の敵討ち……ロス・サントスからすれば……自分の国の癌の切除……モチベーションは、非常に高かったみたいだ……。

    ……あ、そこに、バリウラの星喰学派もちゃっかり混ざっていて……戦争で食えなかった分の……食糧の収集を頑張っていたという……話も聞いたな……。

    ……うん、まあ、バレなきゃよしだ……問題ナシナシ……。

    ……で、その結果は……以下の通り……。


    抵抗し、逮捕されたスラムのごろつき:dice1d1000=83 (83)  人

    同じく、逮捕された野良星喰学派:dice1d1000=523 (523)  人

    バリウラの星喰学派のごはんになった野良星喰学派:dice1d1000=537 (537)  人

    スラムで捕まっていたり虐げられたりしていたところを救出された一般人:dice1d1000=159 (159)  人

    スラム自体の最終的な状態:dice1d4=1 (1)

    (1、やや平和な貧民街になった 2、完全に人のいない廃墟 3、バリウラの星喰学派の拠点に 4、完全に焼き尽くされて更地になった)

  • 20ぼっち23/06/11(日) 09:37:09

    バリウラ&ロス・サントス連合(*ノ´∀`*)ノ´∀`*)ノ「「スラムにのりこめー」」

    スラム住人( ゚ε゚;( ゚ε゚;)「「ち、ちくしょう! 俺たちの安息の地を、汚ねぇ足で踏みにじられてたまるもんか!」」

    ワーワー ボコスカボコスカ チュドーーーン……

    スラム住人(;´A`(;´A`)「「さすがに軍には勝てなかったよ……」」ボロッ

    連合( ; ゚Д゚) ; ゚Д゚)「「ていうかなにこの魔法使いの数。というかなにこのものすごい人喰いの痕跡。まるで精肉工場さながらなんですけど」」

    バリウラ星喰学派( ;´・ω・`)(俺らが食糧として確保した500人強を除いてもさらに500人……このスラム、ちょっとした星喰学派の隠れ里だったのでは……)

    バリウラ星喰学派(*´ω`*)(まあでも、俺たちって数多いと限られたリソースの奪い合いになるとこあるし。外国の同胞をがっつり間引きできたのはよかったかも)

    連合( ゚∀゚)人(゚∀゚ )「「まあとりあえず、ごみ溜めのお掃除はうまくいったってことで! あとは悪いことしてない普通の住人の皆さんにお任せしよう」」

    バリウラ星喰学派(*ノ´∀`*)ノ「おつかれさまでーす(ゲットした魔法使いの肉で今夜はパーティーだぁ!)」

    善良なスラム住人(*゚ー゚)「お疲れさまでした。これでこの界隈も平和になるかなぁ……」

    救出された人たち。゚(゚´Д`゚)゚。「仲間が……仲間がめちゃくちゃ食われた……死なずにすんだの嬉しいけど、寂しいよぉ……」

    ……………………。

    ……ふむ、どうやら、あのスラムも穏当に……風通しがよくなったみたいだね……。

    フリーラックス先生が言うには……ロス・サントスからかっぱらった星喰学派肉のおかげで……戦争に参加する気満々だった人たちも、満足できたみたい……。

    今度は不満を溜めたバリウラ星喰学派が蜂起……みたいなことにはならなさそうで、ひと安心だ……。

    戦争も……第2王女殺しも……すべて解決……ヴワットジナーのスパイ問題も、これで鎮静化するだろう……。

    私の心労も、これでスッキリ解消……ふー、本当に、本当によかった……。

    (……で、この一連の騒動を通じて蓄積した私のストレスは:dice1d100=8 (8)  )

    (1ほどへいちゃら。100ほどそりゃキツいよ。80越えると病院のお世話)

  • 21ぼっち23/06/12(月) 12:13:18

    (ついでに)

    フリーラックス先生の被ったストレス:dice1d100=78 (78)

  • 22ぼっち23/06/12(月) 14:47:27

    ふんふんふふーん……♪ ふふふふーん……♪
    一度……やり方を思いつきさえすれば……あとはそれをフリーラックス先生に伝えて……実行をお任せすればいいから、すごく気は楽だったな……。
    バリウラとロス・サントスの戦争がポシャったのも……ロス・サントス軍がダイアグナル兵器の花火を盛大に打ち上げたのも……。
    2国の軍隊が、ロス・サントスのスラムを急襲したのも……全部、ヴワットジナーのコテージでゴロゴロしながら……新聞で読んだよ……。
    いやぁホント、何もかもキレイにカタがついてくれてよかった……。
    戦争は起こらずに済んだし……私の第2王女殺しが追求されることも、もうないだろうね……完全犯罪、確定だ……!
    あんまりいい気分だから……今日の夕食は、いいレストランで豪華なものを食べようかな……。
    分厚いお肉のステーキとか……上等なガス入りのブドウジュースと一緒に……デザートも、クリームたっぷりのものを選びたい気分……。
    そのあとは、軽く夜の散歩をして……暖かいお風呂に入って……ぐっすり寝る……!
    うん、心配から解放された今、私の心と体は余裕で満たされているぞ……! これからもずっと、こんな感じの日々が続くといいな……。
    郵便配達の人ヽ(´∀`ヽ)「もしもーし。郵便でーす」
    あ、ありがとうございまーす……誰からだろ……? あ、フリーラックス先生からだ……。
    さては、お礼の手紙かな? 私のアイデア、見事に効果を発揮したからな……。
    先生も……弟子の私がここまで優れたプランを立てられるぐらい頭がいいことが、さぞ誇らしいだろうね……フフフ……。

    🦔「……………………」
    🦔「くっっっそつかれた……(覇気のない文字)」
    🦔「しぬほどめんどっくさいプランまるなげしおって……次会ったらかならずなぐる……背中の針生えてる部分でおもいっきり体当たりする……」
    🦔「覚えとけこんにゃろう……」

    ……あれぇ!?

  • 23ぼっち23/06/12(月) 14:57:22

    (あれ? あれあれあれあれ!?)

    (先生からのお手紙の内容、これだけ!?)

    dice1d4=4 (4)

    1、これだけ

    2、🦔「スラム襲撃したときに仕入れた魔法使いの肉、おすそわけで送ります。冷凍なので解凍して食べてね」

    3、🦔「今回のこれでいろんな問題片付いたの確かだから、アカデミアに帰ってきていいよ(そのときに殴る)」

    4、🦔「だらだら暮らしとるお前にもストレスをおすそわけしたい。よその国で問題を起こしている野良星喰学派のハントを命ずる」

  • 24ぼっち23/06/13(火) 09:53:05

    🦔「まー、これでいろいろ懸念が片付いたのも確かじゃ。お前にもこれ以上逃げ隠れをさせる必要がなくなった」

    🦔「つーわけで、こっからはフツーに修行食らわせて、一人前の星喰学派魔法使いとして成長させてやりたいと思うのじゃ」

    ほほう……。まあ確かに、ここしばらく、怠けすぎていたという気はしていた……。

    テロリスト相手に戦うこともあったけど……あれは不可抗力の正当防衛だしな……修行ではないし……学べることも特になかった……。

    効率的な修行を教えてもらえて……レベルアップをはかれるというのなら……大歓迎だ……。

    人肉を食べて、精神的にひとまわりもふたまわりも成長した私は強いぞ……! どんな修行でも、どんとこいだ……!

    🦔「ある国で問題を起こしている、同類をぶっ殺してこい。そいつも魔法使いだから、食えば問答無用で成長できるぞ」

    ……ちょっ……け、結局はテロリストとの戦闘じゃないかッ……!

    いやまあ……物理的に100%の効果があることは……私にもわかるけども……!

    🦔「そいつがいる国は、dice1d6=5 (5)  でな」

    (1、ゴオド 2、アオトハルト 3、ムートン 4、ヘロウィン 5、スタァライト共和国 6、ラロマディラ)

    🦔「具体的にどんな悪さをしとるかというと、dice1d4=2 (2)  じゃ」

    1、魔法使いも一般人も無差別に殺して食ってる

    2、その国の中枢に取り入り、私腹を肥やしている(金銭的にも人肉食的にも)

    3、盗賊団を率いて国を襲ってる

    4、したぎどろぼう

  • 25ぼっち23/06/14(水) 11:53:20

    🦔「なんかそいつ、スタァライトのdice1d4=2 (2)  (1、大臣 2、宰相 3、将軍 4、大統領夫人)をやっとるらしくてな」

    🦔「その立場を利用して、財産を増やしたり……『生け贄』とでも言うべき人間を捧げさせて、食ったりしておるそうな」

    🦔「うまいこと社会に溶け込んどる、頭のいいやつと言ってもいいんじゃが、やや調子に乗りすぎたのか、やっとることが少しずつバレはじめた」

    🦔「これを放置しとくと、我々バリウラの星喰学派にも害がありそうなんじゃよなー」

    🦔「バリウラ王家は我々を、退治する面倒臭さと放置する害がトントンじゃから見逃しておるのよ」

    🦔「なのに、このスタァライトの同胞のせいで危機感が膨れ上がって、やべーから星喰学派撃滅すべし、に天秤が傾いたら……まあ、すごい困るっちゅーわけ」

    🦔「と、いうわけでスタァライト共和国に行ってこい。うまいこと問題のやつをぶち殺したら、その肉はお前が食ってええからな」

    ……なんか、ごく普通に私が暗殺者として使われてる件……。

    これ、ホントに修行か……? フツーならカネもらってやるべき仕事じゃないのか……? 口座に金貨数千枚振り込んでもらうべき案件じゃないのか……?

    でもまあ……行くけどね……一度マッドネスした以上……どんどん人食って、成長していきたいし……。

    そうと決まれば……さっそく、出発の準備をするか……。

    (ゴソゴソと荷造りをして、その日のうちには出発する私。だいぶ旅慣れてきたなぁ)

    ヴワットジナーからスタァライト共和国までの距離:dice1d100=88 (88)

    (以下、到着した街の様子)

    発展度(高いほど都会、低いほど田舎。科学が発展しているため、+50固定):dice1d100=73 (73)  +50

    土地の特徴(1、明るく賑やかな繁華街 2、背の高いビルの立ち並ぶビジネス街 3、工場や研究所がある科学の街 4、こいつら宇宙行こうとしてるやんけ!):dice1d4=2 (2)

    治安(高いほど平和そう、低いほどヒャッハー):dice1d100=49 (49)

    流星雨の周期(100だと流星雨の降り注ぐ年):dice1d100=23 (23)

    到着時間:dice1d24=24 (24)  時

  • 26ぼっち23/06/16(金) 07:30:56

    ちょっと時間ないから……保守っ……!
    時間でき次第……書くっ……!

  • 27ぼっち23/06/16(金) 12:58:52

    【時間できたから続き投下!】

    ……思ったより、ヴワットジナーからスタァライト共和国までの距離が遠くて……到着が遅くなっちゃった……。

    もう深夜だ……もしかすると、日付、回っちゃってるかも……あたり一面、まっくらくらすけ……墨を流したような、濃い闇夜だ……。

    ……だというのに……この夜の中でも……スタァライトの都市の姿は見える……。

    目の前に……天と地をつなぐ柱みたいな……巨大な塔が、いくつも……いや、何十も立ってる……。

    それらすべてに……点々と、無数の白い灯りがともっている……まるで、畑に規則正しく並んで育てられてる、タマネギみたいだ……。

    あれって、もしかして、ビルか……? それも、国営の大規模建築じゃなく……民間の、普通のオフィスビルで……あの高さと数なのか……?

    科学技術の発展した国だとは聞いていたけど……なんというか、スゴいなこれ……。

    バリウラのエーブリエタースも都会だったけど……ここに比べると、文明レベルが10~20年ぐらい遅れてるように……思えてしまう……。

    ……これから私は、あの国の宰相閣下を暗殺しに……あの国に入るわけだが……。

    高度な科学は……この場合、私の敵に回りそうだな……あんなビルを建てられる連中が、警察力だけ低いなんてことは……考えられないし……。

    潜入も、調査も……攻撃も、逃走も……すべてを慎重におこなわないと……命の危険が大きいだろうな……。

    ……なんでこんなミッションを……修行と言い張って教え子に押しつけた……!? プレッチリー・フリーラックス……!

    (闇の中、ぶつくさと文句をつぶやきながら、街道を静かにスタァライト共和国へ進む私)

    (さて、まず最初の一手をどう指すか。入国における心構えは?)

    dice1d4=2 (2)

    1、情報収集のやりやすさ、長期間の作戦行動の快適さを重視。普通に観光客としてホテルにイン

    2、まずは国の人々に溶け込まないと。仕事を探してる魔法使いとして入国し、就職する

    3、宰相の専横をよく思わない敵対者がいる。そういうレジスタンス的なものをフリーラックス先生に紹介してもらったので、そこに合流

    4、入国したこと自体、スタァライト共和国の民に気付かせない。完全なステルスミッション、やりとげてみせる!

  • 28ぼっち23/06/17(土) 08:09:14

    科学技術は……学びさえすれば、誰にでも再現可能だ……。

    だけど、魔法はそうはいかない……できない人には、絶対にできない……神様が寄越した、数の限られたギフトだ……。

    何が言いたいかって……どんだけ科学が発達した国でも……魔法使いには一定以上の需要は確実にあるってことだよ……!

    私は外国人だけど、就職にはまず、困らないはずだ……。

    仕事を見つけて……スタァライト共和国に溶け込み……じっくりと、暗殺の機会をうかがうんだ……!

    …………というわけで、御社に入社したく思います。よろしくお願いします!

    人事( ´∀`)「はいはーい。魔法使いさんね。もちろんわが社でも歓迎しておりますよー」

    人事(*´ω`*)「お名前は……『ルビー・ステアー』さん。バリウラ出身の旅の魔法使いですか。お若いのに面白い経歴しておられますね」

    人事(*゚∀゚)「ドング許容量は……147!?こりゃ大したもんですね。では、どんな魔法が使えるのか、いくつか見せていただいても?」

    はい、では基本の《拳銃(ショット)》から……。

    人事(*´ω`*)「入社面接で攻撃魔法選択するのなかなか尖ってますね」

    ……………………。

    …………。

    人事(*ノ´∀`*)ノ「ふむ。魔法力も筆記試験も、面接での感触も問題なし。というわけで合格でーす」

    あ、ありがとうございます……!

    人事(*´ω`*)「いえいえ、うちこそあなたのような優秀な人材をゲットできてありがたいですよ。ようこそ、わが社へ」

    (ちなみに、私が就職したこの会社、分野的には何かな……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、武器の製造を行なう鍛冶屋的なやつ

    2、情報収集ならお手のものな新聞社的なやつ

    3、重要人物や施設を守る、警備員派遣的なやつ

    4、( =^ω^)「ようこそ! スタァライト最大最凶の暗殺団へ!」

  • 29ぼっち23/06/18(日) 13:06:46

    親方( =^ω^)「お前が今度入社した新人やな、よろしゅう頼むで」

    よ、よろしくお願いします……頑張ります……!

    親方(*´ω`*)「うちは金属を加工して武器を作る工房やからな。鉄魔法使いが来てくれるのはひっじょーにありがたい」

    親方(*ノ´∀`*)ノ■■■■「まずは仕入れた鉄鉱石を、均質で上等な鉄鋼に魔法で作り変えてくれや。加工しやすい形とサイズに揃えてくれたら、さらにGOODやで」

    か、かしこまりました……!

    この作業なら……《均質化(ホモジナイズ)》と《成型(モルディング)》を使うのがいいな……! えいやっ、えいやっ、えいやっ、えいやっ……!

    (工房の片隅で、鉱山から掘られたまんまの石を精製された鉄材に変える作業に没頭する)

    (とにかくひとつの作業を繰り返せばいいので、私のような性格の持ち主には非常に向いている作業だと感じられた。気が楽!)

    ……はー、はー、ドングたっぷり消費したー……。

    この感覚、アカデミアにいた頃に均一サイズのネジを作りまくるバイトをしたときに似ているな……あの経験が生きている……。

    親方( ´∀` )b「そろそろ終業時間やでー。おつかれさーん」

    親方( ^ω^ )「今日一日でお前さんが作った鉄材の量は……dice1d100=4 (4)  ぐらいか(100ほどたっぷり。平均的な魔法使いなら50ぐらいとする)」

    お、お疲れさまです親方……! そちらは、どんな作業を……?

    親方( -∀・)「そりゃまあ新人には任せられん、精密な職人仕事よ」

    親方ヽ(´∀`ヽ)「今日もいいもんできたぞー。見るか? 見るか?」

    あ、ぜひ見たいです……自分の会社の商品……とっても気になる……!

    (親方が見せてくれた、この会社の主力商品は……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、一般的な品質の刀剣を大量生産

    2、刃紋も美しい、一点ものの超高品質な剣

    3、1/100ミリのズレも許されない、高精度スナイパーライフル

    4、巨 大 人 型 ゴ ー レ ム

  • 30ぼっち23/06/20(火) 07:58:32

    ▪◼.(ちょびっ……)

    親方( ^ω^ )「…………」

    親方( ´∀` )「……………………」

    親方( =^ω^)「もうちょい頑張ろうな」

    は、はい、申し訳ない……。

    親方(*゚ー゚)「まー、初日だししゃーないわ。こっからコツつかんでいって、じわじわでええから生産量増やしてけ」

    親方(*ノ´∀`*)ノ「あ、でも、少ない分、質はよさそうやな。うちで作る商品の傾向的に、このぐらいきっちり均質な鉄作ってもらえるのはありがたい」

    一点ものの……刀剣ですよね……まさに、職人の技術の粋って感じだ……。

    親方( ´∀` )b「うむ。これ最新作な。見れ見れ」

    ……おおお……すっご……ギラギラして美しい……!

    刃紋が……見る角度によって、妖しく揺らぐ……まるで、炎を中に閉じ込めてあるみたいだ……。

    そこそこ刀身が長いのに……持ってみると、あまり重さを感じない……重心のバランスがいいんだな……見えないところも計算されてる……。

    親方( ´∀`)「美しさと実用性、どちらも世界最高峰の逸品よぉ」

    親方(*ノ´∀`*)ノ「ちなみにそいつは某国の将軍様に、牧場付きの屋敷ぐらいの値段で売られる予定」

    親方ヽ(´∀`ヽ)「偉くて強い人は、それなりのもん持たんといかんっちゅーこったね」

    ははあ……さすがにこれほどのものになると、客もすっごい……。

    しかし、こういう商品を売りにしているということは、うちの会社は、いろんなところの身分の高い人たちと懇意にしているってことなんでしょうね……。

    この国の上の方とは、繋がりあるんですかね?

    親方( ^ω^ )「そりゃもちろん」

    私、スタァライトに来てまだ日が浅いのですが、この国の上の人たちってどんな感じなんですか? 例えばそのー、実務を担われる宰相閣下とかは……?

    親方( ´∀`)「宰相……?」

    (スタァライト宰相の評判、能力)

    国民からの人気:dice1d100=39 (39)

    経済力:dice1d100=100 (100)

    外交力:dice1d100=10 (10)

    科学技術:dice1d100=39 (39)

    芸術、文化への理解:dice1d100=90 (90)

    武力:dice1d100=18 (18)

    黒い噂:dice1d100=93 (93)

  • 31ぼっち23/06/21(水) 08:01:34

    親方(*゚ー゚)「宰相かぁ……ありゃ、ひと言でいうと商売の鬼やな」

    親方ヽ(´∀`ヽ)「うちの国の強みの科学技術や魔法技術をうまく回して、驚くほど滞りなくカネを循環させとる」

    親方( ゚∀゚)「絵画や音楽、演劇といったものへの理解も相当なもんで、文化事業にでかい資金を回して、その業界の底上げをしたことでも評価されとるな」

    親方( =^ω^)「ともかく、まあ、とんでもない豪腕の政治家で、大した人や。あの人なしでは、スタァライトはこんな大都市でい続けられんかもしれん」

    ははぁ……めちゃくちゃすごい人なんですね……。

    私、いろんな国を旅してきましたが、そこまで手放しで褒められる為政者なんて、なかなかいませんでしたよ……。

    親方(*´ω`*)「政治家……というか金融使いとしてはホントにヤバいくらいスゴいで」

    親方( -∀・)「まあもちろん人やから、いいとこばかりってわけでもないけどな。後ろ暗いことをいっぱいしとるからこそ、そんな成果を出せるんだ、って噂もある」

    親方( =^ω^)「週刊誌とか読んだらわかるけど、宰相の黒い噂は多いでー。やれ賄賂受け取ったとか、インサイダー取引しとるとか、邪魔者暗殺しとるとか」

    親方(*´ω`*)「ま、どれもこれも証拠の一切ない、マジでただの噂やけどな!」

    親方( ´∀` )b「人間離れした有能さと、裏の顔を予感させる風聞との合わせ技で、国民の評価としてはやや親しみにくい政治マシーンって感じか?」

    なるほど、なるほど……何にせよ、その人がこの国の重要な頭脳であると……。

    親方( ^ω^ )「あまりに雲の上過ぎて、俺らにはあんま関係ない人やけどな。とりあえずお前は、鉄の生産量アップを考えような」

    う、お、おっしゃる通りで……。

    親方(*´ω`*)「そういや、宰相の話で思い出したけど……」

    dice1d4=4 (4)

    1、今度、宰相が経済学の講演をどっかのホールでやるらしいで

    2、宰相、うちの美術刀剣のファンで、所有する剣の研ぎをよく依頼してくるねんで

    3、俺、今夜宰相と飲みに行くねんけど、お前も来る?

    4、宰相を狙う超一流の暗殺者が、外国から送り込まれたらしいで

  • 32ぼっち23/06/22(木) 07:54:13

    親方(*´ω`*)「宰相、すごいやつやから、頼りにもされとるけど、恨まれてもおるのも確かみたいでな」

    親方( =^ω^)「どっかの国が、宰相を抹殺すべく暗殺者を送り込んできてる~、なんて噂もあるねんで」

    ……………………ブゥ──ッ!?

    し、し、失礼しました……え、マジですか!?

    親方( ^ω^ )「リアクションでかいな……いや、ま、不安になるのもわかるで。せっかく就職して根を下ろしたばかりの国で、暗殺が起きるよって話やからな」

    親方( ´∀` )b「でも、お前みたいな一般人がそこまで気にせんでええと思うで。お前、行政府とも、宰相個人とも繋がりないやろ?」

    親方(*ノ´∀`*)ノ「宰相は宰相で、強いボディーガードとかにいつも囲まれて警備されとるやろうし。ホントに暗殺者がいたとしても、そうそう簡単にやられたりはせんやろ」

    そ、そそ、そうですよね、そんな噂があるなら、余計に警戒するでしょうしね……心配することはないですよね、あはははは……!

    (いやいや、大問題だし心配すべきことだ。宰相の身を、じゃなくて、私の身を案じる必要がある)

    (その噂の暗殺者というのが、私のことだとしたら。フリーラックス先生、思いっきり情報漏洩してませんか!?)

    (出回ってる情報の内容次第では、行動に移る前に、スタァライトの警察に捕まってしまう恐れもある)

    (私個人の存在がバレていなくても、噂があるという時点で、宰相の警護は厳重になるし……ミッションの難易度、爆上がりだッ……!)

    (あ、いや、待てよ? 私以外の殺し屋がスタァライトに来ている、という可能性も充分あるな?)

    (というかそっちの方が確率高いな? 私、職業的暗殺者じゃないし。超一流、と噂されるのは違和感ある)

    (その場合も、「私が宰相を始末する」というのなら、プロとの競争になるわけだから、やっぱり難易度すごいけど)

    (……さて、どうするか……)

    dice1d4=1 (1)

    1、そりゃ暗殺者についての噂の内容をしっかり確かめるよ

    2、……私とは似ても似つかない架空の暗殺者の噂を追加で流せば、カムフラージュになるかな?

    3、グズグズしてはいられない。1日でも早く暗殺を実行すべく、宰相まわりの情報を集めるぞ

    4、別の暗殺者「宰相をぶっ殺『した』」

  • 33ぼっち23/06/22(木) 21:00:00

    とりあえず……最優先で……暗殺者についての噂を調べるッ……!

    私のことなのか……私以外の誰かのことなのか……?

    それとも、完全に根も葉もない……火のないところに立ち昇った煙なのか……?

    どれだとしても……知らないまま放置してたら、絶対に今後の邪魔になる……!

    いろんな人から話を聞いたり……雑誌や新聞を読んだりして……情報を集めて……解像度を高めるぞ……!

    今日の仕事、初日で大変だったけど……できれば明日に備えて休みたいけど……今はそれどころじゃないから、少し無理して頑張るよ……!

    ……………………。

    ………………。

    …………。

    さて。

    いろいろ……超特急モードで調べてみた結果……ある程度、噂の細かい部分がわかってきたぞ……。

    まず……噂されてる暗殺者は……dice1d3=1 (1)

    (1、特徴がものすごく私じゃん…… 2、明らかに私じゃない! 3、どっちとも知れない! 一番困る!)

    で、その噂は、スタァライト共和国でdice1d100=41 (41)  ぐらい広まってて……。

    (1ほど限られた人しか知ってない。100ほど国民のほとんど誰もが知ってる)

    この噂を受けて、宰相はdice1d100=63 (63)  ほど警戒してるみたい……。

    (もちろん100ほど警備が厳重になる。10以下だと鼻で笑って護衛もつけずに遊びに行くレベル)

  • 34ぼっち23/06/23(金) 12:45:47

    ・スタァライトの宰相を抹殺すべく、バリウラ王国から暗殺者が送り込まれた

    ・その暗殺者は、エーブリエタースを拠点とする星喰学派の大物幹部の一番弟子だそうだ

    ・いくつもの国を飛び回り、各地で大きな事件を起こしている。なのに捕まっていない

    ・鉄魔法を得意とし、爆発物や銃を多く使うらしい

    ・その正体は、キレイ系の美少女だという話だ

    ……出回ってる噂は……だいたいこんな感じだ……。

    噂好きな情報通たちの間で……密やかに語られてる程度だが……それでも……困ったぞ……。

    十中八九、私じゃんッ……特徴がめちゃくちゃ一致するじゃん……! 特に最後とか……!

    これは……これはマジで不味いぞ……確実にどっかで、私とフリーラックス先生の通信が漏洩してる……!

    手紙が途中で開封されてるのか……? 私の側は……読んだらすぐに焼き捨ててるから、問題はないはず……。

    あるいは……時魔法使いか、魂魔法使いが……隠滅した情報を、何とかして復旧してるのかも……?

    いや、そこまでしておきながら、一般人の間で噂になるぐらい、雑に広めちゃってるのはどうしてだ……?

    暗殺を止めたいとか、私や先生の邪魔をしたいのなら、もっといろいろやりようがあるだろうに……?

    ……うーん、わからない……わからないし……どうしよう……。

    宰相は……半信半疑みたいだな……この噂を受けて、ボディーガードを何人か増やしたみたいだが、その程度だ……。

    ミッションの難易度、微増……不気味さ、激増……「恐怖とは『謎』あるゆえだ」とは……よく言ったものだ……。

    ……さて。

    この状況で……私はどうすべきだ……? 暗殺、やるか……? 様子見に徹するか……?

    dice1d4=2 (2)

    1、暗殺はまだしない。噂の出所を探る

    2、暗殺を急ぐ。この国にい続けるのは不味い気がする

    3、暗殺もしないし、噂の方も調べない。状況が動くのを待ってみる

    4、宰相閣下から面会の申し込みが来たんですが(゜∀。)

  • 35ぼっち23/06/24(土) 09:15:26

    何が起きてるかわからない状態で……焦って動くのは、愚かしいことかもしれないが……。

    それでも何か、嫌な予感がする……あまり、この国でグズグズしているのは……よろしくないという予感が……!

    なので、ちゃっちゃと宰相閣下を始末して……スタァライトを出たいと思うよ……。

    私の情報が、噂として漏洩している件については……別の国に落ち着いてから、じっくり調べる……!

    ……………………さて。

    ターゲットは身分の高い人物だから……警備も厳重だが……著名人だからこそ、行動予定は調べやすい……。

    何とかして、スケジュールの隙を見つけ出して……抹殺して……逃げる……。

    ヒット・アンド・アウェイ戦法だ……!

    ……ふむふむ、情報によると……明日の宰相の予定はdice1d4=1 (1)  か……。

    1、スタァライト国会議事堂で議会に参加

    2、ごく少数のセレブたちによる星見パーティーに参加

    3、私の勤める鍛冶会社に視察に来られる

    4、自宅で生け贄をもぐもぐするってよ

  • 36ぼっち23/06/24(土) 11:41:14

    国会かぁ……不味いな……無関係な人が多い……。

    というか、国会議事堂って……政治の中枢……宰相のまわりにいるのも、国会議員……。

    重要人物の巣窟だから、当然、警備レベルも指数関数的に上昇しちゃうぞ……。

    そこに単独で突入して、任務こなせるか……? 私……?

    仮にうまく宰相倒せたとして……捕まらずに、逃げられるか……?

    全部かい潜って、生きて帰れる可能性……めちゃくちゃ低そう……。

    ……何か、ないかな……成功率が高くて……安全な殺し方……?

    dice1d4=4 (4)

    1、関係者に成り済まして、議事堂に潜り込む

    2、議事堂の窓の外から狙撃

    3、爆弾仕掛ける(/^^)/⌒●~*

    4、毒

  • 37二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 07:03:05

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  • 38ぼっち23/06/26(月) 13:56:15

    えーと……この金属の粉をこの酸で処理して……。

    さらにこの動物の骨の粉末を加えて……赤い結晶が沈殿するのを待つ……。

    これをA剤として……ビンに厳重に密封……。

    続いて、このグリセリンにこの消毒薬と洗剤をぶちこんで……ゆっくりかき混ぜながら、ダイアグナルを少々……。

    砂糖とソースで味をととのえて……パクチーとライム果汁でアクセントをつける……。

    これをB剤として……同じく、ビンに厳重に密封……。

    ……よし、できた。

    私が知り得る中で……最も強力な、毒ガスの生成キットが……!

    こいつはヤバイぞ……数百年前にガチのテロ事件で使われて以来……世界的に製造と所持が固く禁じられた、非人道的兵器だ……。

    それぞれ単体だと無害な、ふたつの液体が混ざり合うことで……生物の皮膚や血液をボロボロに破壊する、無味無臭無色の殺戮ガスを発生させるんだ……!

    (上で「二種類の無害な気体が混ざり合うと毒になる」と書いたけど、「二種類の無害な液体が混ざり合うと毒ガスが出る」の間違いだ……訂正訂正……)

    致死率は……驚きの83%……! ひと吸いしたらまずもってアウトだし……浴びるだけでも大火傷したみたいになるから……やっぱり命が危ないぞ……!

    ……………………。

    ……人ひとり始末するためだけに、これほどのものを用意する必要、あったかな……?

    でもまあ、うん、作っちゃったものは仕方ないし……これなら、万が一にも仕損じることはないだろうし……使おう……!

    (そんなわけで、ふたつの液体ビンを隠し持って、私は宰相のいる国会議事堂へやってきたのだ)

    (さて、この毒ガスをどう使うかだけど……)

    dice1d4=3 (3)

    1、国会見学の一般人に紛れ込み、会議場の中に時限式で壊れるビンを仕掛けて逃げる

    2、国会議事堂の通気孔の配置は調べてある。そこから侵入し、会議中に天井裏から液体どばあ

    3、運がいい! 標的が最初に会議場入りしたから、適当にビンふたつ窓から投げ込んでピンポイントキルだ!

    4、よーしうまく国会議事堂に潜り込んだぞ……「きゃー! 宰相様が死んでる!」……えっ?

  • 39ぼっち23/06/27(火) 07:56:04

    さて……国会議事堂までは問題なくやってこれた……。

    国会議事堂の見た目は……dice1d4=3 (3)  (1、スタァライトで一番高いビル 2、自然に囲まれた古色蒼然とした屋敷 3、堀に囲まれた岩城 4、豆腐)だ……。

    議会の見学がOKされてるタイプの場所だったから……申し込みをして、中をうろつくことも許された……。

    これから、ここに集まる国会議員たちを……私はガスで虐殺するわけだ……。

    ううん、ためらいはないが……ちょーっとだけ罪悪感はあるな……。

    本当なら、もっとじっくり計画して、宰相だけを殺せる方法を選びたかったけど……。

    でも……私とフリーラックス先生の通信を盗んでいる誰かがいるという、今の状況では……やや雑でも、早めに終わらせないと不味い気がするので、仕方ないのだ……。

    ……あ、会議室に誰か近付いてきてる……隠れて様子見……。

    宰相(*´ω`*)「ふふんふーん。今日も国会のお仕事頑張るぞー」

    宰相(*ノ´∀`*)ノ「気合いたっぷりなので、いつも会議室に一番乗りしちゃうのが私なんだよね。仕事に真剣に取り組むほど、休みの日に食う人肉も美味くなるってもんさ」

    ……うわ、マジか……あれ、標的の宰相じゃないか……ひとりで会議室に入っていったぞ……。

    ……あれ? アイツが一番乗りってことは……今、会議室にはアイツだけ……? 今なら、他の誰も巻き添えにしなくて済む……?

    よっしゃあああぁぁぁっ! ビン2本躊躇なく投入! 死にくされええええぇぇぇぇっ!!!(ブシュ────────ッ)

    宰相(´・ω・`)「あれ? なんかガラスの割れる音が……」

    (結果)

    dice1d4=4 (4)

    1、宰相閣下、死亡確認!

    2、宰相、ガスに気付いて慌てて会議室を出るも重傷。動きの鈍ってるところをトドメ刺すよ

    3、(*´ω`*)「なんだなんだ」ヽ(´∀`ヽ)「宰相閣下の悲鳴が聞こえたぞ」何も知らない人たちが会議室に飛び込もうとしたので邪魔します

    4、( ^ω^ )「お姉さん何しとるん?」うわ、見つかった! 逃げるぞ!

  • 40ぼっち23/06/27(火) 21:59:06

    (砕けたビンからこぼれ出た2種類の液体は、床で混ざり合い、猛烈な勢いで化学反応を起こした)

    (目に見えはしないが、大量の気体が一気に立ち昇り、会議室の空間を満たしていく)

    宰相( ;´・ω・`)「ぐっ!? な、なんか気分が……」

    宰相ヽ(;゚;Д;゚;; )「うおろぼぐべべのぼぼぼぼぼっ!? おば──ッ!?」

    (喉をかきむしり、悶え苦しむのもほんの5、6秒程度のこと)

    (あっという間に口から黒い血を吐いて、どっと朽ち木のように倒れ伏し……そのまま動かなくなった)

    (作ったガスの殺傷力から考えて、まず間違いなく死んだだろう)

    (商売の鬼と言われ、政治家として尊敬を集め、さらに人食いをして魔法使いとしても力をつけていた人物であっても、予測不可能な毒殺には対応できなかったのだ)

    ……よし。よしよし、よし……やったぞ……!

    ミッション、クリア……! スタァライトの宰相は、今まさにくたばった……フリーラックス先生、私はやりました……!

    というわけで、あとは逃亡だ……いつまでもこんなところで、グズグズしてはいられな──。

    ( =^ω^)「? お姉さん、何しとるん? そこの扉は会議室やで?」

    ……………………ッ!?

    (み、見られた……! 人に……!)

    (*ノ´∀`*)ノ「国会見学なら早く入り~。……なんか顔色悪いな? どうかしたん? 熱でもあるん?」

    い、いえ、そ、そそそそういうわけでは……。

    (ど、どうする? この人はdice1d4=1 (1)  【1、見学の一般人 2、警備員 3、国会議員 4、???】のようだけど……)

    (なんとか、この場所を離れたいっ……もちろん、私が毒ガスで宰相を殺したと思われないことを前提に、だ……!)

    (この場合、すべきことは……! 私の取るべき行動の傾向は──)

    顔を隠しながら立ち去る:dice1d100=21 (21)

    死んだ宰相の第一発見者を装う:dice1d100=14 (14)

    目撃者の口封じ:dice1d100=84 (84)


    (↑がすべて50以下だった場合、集まってくる更なる第三者たち:dice1d100=90 (90)  )

  • 41ぼっち23/06/28(水) 07:55:36

    (顔を見られた)

    (相手はひとりだけ)

    (遠くから、大勢の人が近付いてくる気配がある。もうすぐ国会が始まるんだ、そりゃ人も集まってくるよね)

    (こうなるともう、やるべきことは決まっている)

    ……そ、それが……会議室の中で、人が倒れてるみたいで……。

    一般人( ; ゚Д゚)「えっ、マジで?」

    助けないといけないんですけど……私、こういう事態に出くわすのは初めてのことで、足がすくんで……。

    一般人( ;`Д´)「なるほど、わかった! オイラが救助しよう!」

    一般人(;゚;Д;゚;; )「もしもし、そこの倒れてる人! 大丈夫ですかーってぐぎゃあああああぁぁぁぁぁっ!?」

    (……計算通り)

    (目撃者さんは、今もガスが充満している会議室に飛び込んで、見事にふたりめの犠牲者となった)

    (なお、私には、悲鳴が途切れるのを確認している暇はない。同じことが起きる前に、スピーディーにその場を離れる)

    国会議員(´・ω・`)「おや? なんか会議室の方で叫び声がしなかった?」

    警備員ヽ(´∀`ヽ)「確かに。行ってみましょう」

    一般人2( ; ゚Д゚)「おーい! おーい! 会議室で人がふたり倒れてる! ……いや、安易に飛び込むな! 毒ガスにやられた可能性がある!」

    一般人3(。>д<)「換気! 急いで会議室の換気を!」

    (大騒ぎになっていくのを背中で聞きながら、私は国会議事堂をあとにした)

    ……よし。すべきことはした。

    あとは、今後の身の振り方だけど……。

    dice1d4=4 (4)

    1、そりゃスタァライトからソッコー逃亡よ

    2、ここですぐ私がいなくなったら怪しまれる。しばらくは普通にこの国で生活する

    3、スタァライト警察(#`皿´)「流星雨用バリア発動! 国境封鎖じゃあーッ!」

    4、逃走中、何者かの狙撃を受ける

  • 42ぼっち23/06/29(木) 07:47:22

    ……これくらい離れれば、まずはひと安心かな……?

    (会議室から遠ざかり、国会議事堂の外へ出る廊下を小走りに進む)

    (あたりに人の気配はない。みんな、会議室での死亡事件の方に気を取られて、そちらに向かっているのだ)

    このあとどうするか……? まず、スタァライトからは出ないとな……。

    行くとしたらどこの国がいい……? あるていど離れてて、私という外国人が目立たないところが望ましいけど……。

    (そんなことを考えていると──周囲への警戒を怠ったことを咎めるように、何かが私の方へ向かって飛んできた)

    (ハエとかが顔にぶつかってきた、みたいなショボいものじゃない。瞬間的に脳が命の危険を訴えてくるような、悪意を持った攻撃である)

    ────ッ!?

    狙撃の精度(高いほどヤバい傷を負う。20以下で避けることに成功):dice1d100=24 (24)

    狙撃の距離(1ほど至近、100ほど遠くから。50以上で建物の外から撃たれた):dice1d100=87 (87)

    狙撃の属性(1、闇 2、魂 3、血 4、熱 5、鉄 6、地 7、時 8、物理銃):dice1d8=5 (5)

  • 43ぼっち23/06/29(木) 11:30:53

    ぅわうっ!?

    (眼前の空気が爆発的に震えたかと思うと、左肩に刺すような痛みが走り、血が彼岸花のようにしぶいた)

    (背筋を氷で撫でられたかのような恐怖を味わいながら、私は慌てて近くの柱の影に隠れる)

    な、なな、何だ……? この怪我……鋭いもので切りつけられたみたいな……!

    う、痛いぃ……でも浅い……! 皮1枚をかすめた程度だ……出血も派手に見えるけど、たぶんこれならすぐ止まる……。

    ……うん、気持ちを落ち着けて考えよう……これは……事故とか、自然現象とかじゃないだろうな……。

    (慎重に、周囲を観察する。すると、すぐそばの窓に、蜘蛛の巣状のひび割れができているのが発見できた)

    ……あの痕跡……十中八九、狙撃だな……建物の外からの……。

    攻撃の鋭さ……精神的効果の感じられない、物理的オンリーな感じ……おそらくは鉄魔法の《狙撃弾(スナイプ)》……!

    もし頭に直撃してたら、即死だった……私は幸運だったのか……それとも、狙撃手の腕が悪かったのか……どっちだろう……?

    (窓をさらに集中して観察する。ひび割れの中心と、私が撃たれた場所とをつなぎ、その延長線上がどこになるのかを確かめる)

    ……おいおいおい……窓の外に、この場所を狙える高さの建物がないぞ……?

    スタァライトの建築物は高層ビルだらけだけど……この国会議事堂は岩山の上に建っていて、さらに一段位置が高い……。

    あ、いや、ひとつだけある……スタァライトでも、特に際立った高さの……あれは、電波塔か何かか……?

    でも、遠いぞ……ここからだと、800m以上はある……ことによると、1km越えてるかも……?

    え、あそこから撃ってきたの……? そりゃうまく当てられなくても仕方ないよ……むしろどんだけ自信あったんだよッ……!

    で、でも、ある意味チャンスだ……あんな離れてるんなら、接近してくるには時間がかかるだろう……!

    だから……!

    dice1d4=1 (1)

    1、スプリッツァーでさっさと国外に逃亡

    2、こっちから電波塔に向かって、相手を確認してやる

    3、大怪我したふりをして病院に運ばれる。向こうを釣り出してやる

    4、なんか完全武装した不審なチームが国会議事堂に突撃してきたんですが

  • 44ぼっち23/06/30(金) 07:52:42

    ひと言で言おう……!

    こんなあからさまに殺しにかかってきてるやつなんか……相手にしてられるか……!

    何者かは知らないが……無差別銃撃なんかではなく……完璧に、私ひとりにターゲティングしているとして……。

    そんなんが、同じ国に……半径1km以内にうろついてるなんぞ……1秒たりとも安心できるかッ……!

    《跳ね馬(スプリッツァー)》ッ!

    (国会議事堂を飛び出しながら、鉄の馬を作り出し、飛び乗る)

    (そこから岩山の下に駆け降りるわけだが……ちゃんと整備されている道をチンタラ降りていたら、どうぞ撃ってくださいと言うようなもの……)

    (というわけで、あえて道のない崖に飛び出して、一気に下に向かう!)

    (今の私とスプリッツァーは、転がり落ちるかのごとき速度! どうあがいたって狙いきれまい!)

    …………(パンッ)…………うひゃうっ!?

    (私の通りすぎたあとの崖の岩肌が、煙をあげて小さく弾けた)

    (このスピードで移動している私をも、射殺しようとしてる! 道路を進んでたら、マジでやられてたぞ! 何だこの殺意!)

    (でも、まあ……外れた。敵は少ないチャンスに賭け、その確率を逃した)

    (私はそのまま高層ビルの林立する市街地の路地に入り込み、一気にスタァライトの国境へ向かう。逃走は成功した)

    ……さて、どこへ行こうかな……。

    情報漏洩がどんな形で起きているのかわからない以上……先生とのアクセスもしにくいし……。

    完全にフリーで、目的もなく、どこか行くのなんて久しぶりだ……自由すぎて逆に悩む……。

    (国境を越えた私が、次に向かった国は……)

    dice1d5=5 (5)

    1、ゴオド 2、アオトハルト 3、ムートン

    4、ヘロウィン 5、ラロマディラ

  • 45ぼっち23/07/01(土) 09:25:52

    よし、ここはラロマディラに向かおう……。

    ラロマディラは……巨人たちが、自然の洞窟を掘り抜いて建築した地底都市だ……。

    当然、突き抜けたような開空間はないだろう……遠距離狙撃なんて攻撃方法は制限される……。

    今さっき私を殺そうとした凄腕のスナイパーが、追跡してきたとしても……腕前を発揮できないはずだ……。

    よし、決まり……! さらばスタァライト共和国……またいつか、落ち着いたらあらためて観光に来るよ……!

    あと、鍛冶会社の親方……無断退職しちゃう無礼をお許しください……!

    (ぶわん、とスプリッツァーのバネを軋ませて、ラロマディラへの道を驀進する)

    (うまく逃げ切れたのか、それとも追跡する気が最初からなかったのか……私を撃った謎の人物が、後ろからついてくるなんてことはなかった)

    (さて、そうして走りに走って、やがて私はラロマディラにたどり着いた)

    (巨大な洞窟の入口で、通行許可証と滞在許可証をもらい、深い深い地下へと続く洞窟を降りていく)

    (地底都市国家ラロマディラ……その様子は……)

    発展度(高いほど都会、低いほど田舎):dice1d100=3 (3)

    土地の特徴(1、巨人の国らしく何もかもでかい 2、鉱石掘りが盛んで鉱夫が多い 3、常世の歓楽街 4、そこら中腐葉土でミミズがうじゃうじゃおる):dice1d4=1 (1)

    地下空間の広さ(1ほど国というか村レベル、100ほど蟻の巣のように複数の空洞が幾重もの通路で接続された巨大帝国):dice1d100=27 (27)

    治安(高いほど平和そう、低いほどヒャッハー):dice1d100=8 (8)

    到着時間:dice1d24=10 (10)  時

  • 46ぼっち23/07/02(日) 07:48:40

    ……………………。

    あれ……? ここ本当にラロマディラ……?

    無関係のただの洞窟だったりしない……? 建物らしい建物がなくて、自然の岩剥き出しの穴ぐらがずっと続いてるんだけど……?

    あ、でも、人の気配はあるな……えっ? つまりこの洞窟に普通に住んでるってこと? えっ……えっ……? 何で整備しない……?

    (*ノ´∀`*)ノ(*ノ´∀`*)ノ「「キャッキャッ ウフフッ」」

    おっと、第一国民発見だ……すいませーん、この辺に宿ってありますかー……?

    ーー==三三(*ノ´∀`*)ノ(*ノ´∀`*)ノ「「ィィィヤッハアァァーッ!!!!」」パラリラパラリラ

    ……………………。

    ……薄暗くてわかりにくかったけど……こん棒持った全裸の人たちが……ダッシュしてきてる……。

    ( =^ω^)「外国人だ! お姉さん外国人だろう!?」

    ( ゚∀゚)ノシ「服を着ている! つまりお金持ちだ!」

    (・∀・)人(・∀・)「「身ぐるみ全部! 置いていけ!」」

    ……え、なに? もしかしてこの国、全体的にこんなノリ……?

    もしかして地下で外界と断絶され過ぎてて、石器時代から文明レベルが変わってないとか……!?

    ともかく……まあ……襲ってくるなら……自衛はしないとね……。

    (速やかにトングを構える)

    (ラロマディラに来て5秒でバトル)

    (敵の戦力は……)

    dice1d4=2 (2)

    1、こん棒持ちのチンピラふたりだけ

    2、こん棒持ちのチンピラ10人ちょい

    3、こん棒は魔法発動具。こいつら魔法使いか!

    4、(*ノ´∀`*)ノ「お、喧嘩か?」(゚∀゚≡゚∀゚)「俺も混ぜろし」→ファイトクラブだ!

  • 47ぼっち23/07/03(月) 11:23:05

    チンピラ×10( =^ω^)「我々の叡智の結晶、こん棒の露となるがいい」

    ううん、敵は計画的に狩りをするタイプみたいだ……。

    それなりの数を揃えて、ぐるっと私を包囲してきたぞ……。

    ひ弱そうな女ひとりに対して、このやり方……脳筋かと思いきや、意外と慎重だ……侮れないな……。

    チンピラ×10(*ノ´∀`*)ノ「その通り! 強いも弱いも、囲んで叩けば何とかなる!」

    チンピラ×10( ´∀` )b「この包囲殲滅陣を突破する方法なぞ、ありはしないイイィィ──ッ! 怪我したくなきゃ大人しく持ち物寄越せー!」

    🐎三三三三==💥==ーーーーズギャアアアァァァッ

    (スプリッツァーで正面にいるひとりを轢いて、強引に囲みを破る)

    チンピラ×9(; ゚Д゚)「えっ」

    力ずくには……力ずくだ……ついでに、振り向きざまに《拳銃(ショット)》……!

    (パァン! パンパンパァン! ズキュウゥゥ──ンンン……)

    チンピラたち。゚(゚´Д`゚)゚。「ギャース!?」

    (石器時代の人間が、銃で武装した騎兵に勝てるわけがないのだ)

    (とりあえず、なるべく急所ははずすようにしながら、撃って轢いて撃って轢いてで、チンピラたちを追い散らしていく)

    チンピラ(´;ω;`)「撤退! てったーい!」ダダダダ

    ……よし。よし……うまく撃退できたね……魔法使いが相手にいなかったから、何とかなった……やはり私は運がいい……。

    しかし、これからどうしよう……この50000年前文明みたいな国で……暮らしていくのか、私……?

    dice1d4=4 (4)

    1、とりあえず寝泊まりできる場所を確保(グレード:dice1d100=7 (7)  )

    2、とりあえず食事をしたい(美味しさ:dice1d100=69 (69)  )

    3、そもそも穏健的な社会築いてる人はおらんのか探してみる

    4、やられたチンピラたち(*ノ´∀`*)ノ「アネゴ強え! 俺ら、アネゴについていきます!」

  • 48ぼっち23/07/04(火) 12:49:22

    (けちらされた チンピラたちの すうにんが なかまになりたそうに こちらをみている!)

    チンピラ1(*´ω`*)「このラロマディラにおいては……力こそジャスティス……」

    チンピラ2(*ノ´∀`*)ノ「我々の包囲殲滅陣を撃破したあんたは、もう獲物じゃねえ……アネゴだ! アネゴと呼ばせていただきやす!」

    チンピラ3( ´∀` )b「我らチンピラーズ、これよりあなた様の指揮下に入ります! 何なりと命じてこき使ってくだせえ!」

    ……なんか妙なことになったあぁ!?

    ま、まあ、私もこの国のこと、よくわからないし……案内してくれる地元の人と仲良くなれたと考えれば、悪いことじゃないか……?

    じゃあ、えーと、とりあえずは……タオル貸すから、せめて下半身隠して……! マジでお願い……!

    (腰巻きをして、チンピラたちの文明レベルが1上がった)

    ……さてと。

    じゃあさっそくだけど……旅行者が、この国で快適に暮らすやり方を教えて欲しい……。

    宿とか、食事とか……というか、あなたたちは普段、どういう生活してるの……?

    チンピラ1(*´ω`*)「我々は基本、国に入ってきた人たちからモノ巻き上げたり、野生動物狩って暮らしてますぜ」

    チンピラ2(´・ω・`)「寝床は、適当に土掘って穴作ってそこに寝そべってます。……でもアネゴがお求めなのは、そういうもんではないですね?」

    チンピラ3( ´~`)ゞ「よそもんが、危険なしにくつろいでいられる場所となると……」

    dice1d4=3 (3)

    1、奥地に自然の要塞じみた場所がある

    2、武装した商隊が来ているのでご一緒する

    3、ミミズ農家というパワーワード

    4、戦って奪い取るしか……ない……!

  • 49ぼっち23/07/05(水) 07:49:18

    チンピラ1( ´∀` )b「こりゃもう、ミミズ農家を頼るしかねえですな」

    ミミズ農家。

    チンピラ2(*ノ´∀`*)ノ「ミミズ農家でさあ! ここラロマディラじゃあ、ミミズのでけぇやつが家畜として飼われているんですよ」

    チンピラ3(*´ω`*)「貴重なタンパク源の供給元だし、モンスターじみた巨大ミミズを飼い慣らすあいつらは強者ぞろい! 誰もおいそれとは手が出せねえってわけで」

    な、なるほど……安全を保証してくれる……後ろ楯としてはこの上ないというわけか……。

    よし、わかった……それじゃ、そのミミズ農家さんのところに案内してもらえる……?

    チンピラs(*ノ´∀`*)ノ(*ノ´∀`*)ノ(*ノ´∀`*)ノ「「「おまかせあれー」」」

    ……………………。

    ミミズ農家( =^ω^)「お前さんが外から来た旅行者かい。ようこそ無法の楽園ラロマディラへ」

    お、お邪魔します……こちら、お近づきの印の……砂糖と香辛料です……よかったらどうぞ……。

    ミミズ農家ヽ(´∀`ヽ)「おっほ! どっちもこの国じゃ貴重品だぁ! よすよす、これを宿泊費代わりに、しばらくあんたのメシと寝床の面倒見ましょ」

    ありがたい……ありがたい……!

    で、では、さっそく何か、食べるものをいただけませんか……? そろそろお昼時なので……お腹が空いてきて……。

    あ、こっちのチンピラさんたちにも……お願いします……代金は私が持つので……。

    チンピラs(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノ「「「ヤッホゥさすがアネゴー!」」」

    ミミズ農家( ´∀` )b「いいともいいとも。ラロマディラの味を食らわせてやる!」

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「というわけでまずこちら。茹でたミミズのタマゴを召し上がれ」

    (今さらだけど、私のミミズへの生理的嫌悪感:dice1d100=41 (41)  )

    (ミミズの茹で卵の気に入り具合:dice1d100=58 (58)  )

  • 50ぼっち23/07/06(木) 08:01:59

    ミミズについては……まあ……多少は、気持ち悪いとは思うけど……。

    でも、釣りするときとかによく使うし……平均よりは嫌悪感薄め、ぐらいかな……。

    なので……ミミズのタマゴの茹でたやつぐらいなら……問題なく食える……ミミズの形すら……してないしね……。

    で、お味は……ふむ……モグモグ……モグモグ……。

    普通の鶏卵の茹で卵より、プルっと感があるかな……? 歯応えはわりと私好みかも……。

    少し、腐葉土っぽい風味があるけど……この辺は好み別れそうだな……味は問題なし……淡泊で、塩ふったらマジで普通の茹で卵だ……うまうま……。

    チンピラ1(*´ω`*)「まさか、まさか塩ふった茹で卵を食える日が来るとは」

    チンピラ2(*ノ´∀`*)ノ「味がする卵! マジうめえ!」

    チンピラ3ヽ(´∀`ヽ)「天上の美味たぁ、まさにこのことやね」

    ……一般的なラロマディラ人の感想が……これかぁ……。

    今後の私の食事が……やや不安になってきたぞ……味もそうだが……栄養バランス、ちゃんと取れるんだろうか……?

    ミミズ農家( =^ω^)「その辺は心配いらんよ。ミミズは人体に必要な栄養素をすべて含んだパーフェクトフードや」

    ミミズ農家( ´∀` )b「ミミズ関係以外ろくな食べ物がないコイツらでも、体つきしっかりしとるやろ? ウチにいる限り栄養失調はないと思っていただこうッ!」

    おお……頼もしい……!

    ミミズ農家( ^ω^ )「そうだ! ついでだから、今のうちにうちで育ててるミミズを見ていくかい? かわいいよー」

    可愛さには期待できないけど……今後、私が食うものが具体的にどんな感じかは気になる……ぜひ、見せてください……!

    (ラロマディラ名産巨大ミミズ。その実態は──)

    dice1d4=3 (3)

    1、大きさ1mほど、太さ5cmほどのヘビを思わせるもの

    2、3mほど。太さは丸太。アナコンダかな?

    3、10m強。人間ラクに飲み込めそう

    4、ミミズ農家( =^ω^)「お嬢さんにはミミズの体内に作った部屋に住んでいただきます」

  • 51ぼっち23/07/07(金) 07:59:40

    ミミズ農家(*´ω`*)「これがウチで飼ってるギガントミミズのみーちゃん」

    ……なるほど……これは確かにギガントですね……。

    太さがもう……私の身長とどっこいどっこいだ……長さに至っては……10m以上ありそう……。

    今、みーちゃんが殺意を持って襲いかかってきたら……私、なす術もなく丸飲みされそうだ……。

    ミミズ農家( =^ω^)「ふはは、その心配はご無用! この子にそんなこと考えられるほどの頭はないかんね」

    ミミズ農家( ´∀` )b「それに、食性も落ち葉とか腐敗肉とかを食べるタイプだから。人間が食われるようなことはまず起こらないと思っていただこう!」

    ……ホッ、よかった……この風体で肉食だったら、本気で警戒をしないといけないところだった……!

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「柔らかい土の寝床と、タダ同然のエサを与え続けておけば、栄養豊富なタマゴをじゃんじゃん生んでくれる。しかも大人しい」

    ミミズ農家ヽ(´∀`ヽ)「飼育する側としては、手間がかからずリターンが大きい、とてもありがたい生き物だよ」

    ふむー、そう言われると、なんとなく可愛げがあるように見えてきた……。

    ミミズ農家( =^ω^)「あ、でも、変にちょっかい出すと暴れることもあるかんね。ミミズのルールは守らにゃ飼えないよ」

    ほう……? たとえば、どんなことしたらダメなんですか……?

    ミミズ農家( -∀・)「そやねえ……特にダメなのが……」

    dice1d4=2 (2)

    1、異臭がする状態で近付いてはいけない

    2、火を近付けてはいけない

    3、そばで大きな音を鳴らしてはいけない

    4、ミミズ農家( =^ω^)「あ、ちょい手遅れだったわ」

  • 52ぼっち23/07/08(土) 11:37:09

    ミミズ農家( =^ω^)「まあ当たり前だけど、火を近付けるのはご法度かなー」

    ミミズ農家( -∀・)「熱や乾燥に弱い肌してるから、そういうのの気配に敏感なんよ。近くでマッチを擦りでもしたら、姿が見えなくてもすぐ気付いて暴れだす」

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「というわけで、このミミズ飼育場の近くでは火気厳禁なー。タバコもランプも松明も禁止。明かりはヒカリゴケでヨロー」

    了解しました……そこまで敏感なら……ラロマディラにいる間は……いつも気を付けておかないとな……。

    ミミズ農家( =^ω^)「あ、お嬢さんを泊める部屋はこの飼育場からはちゃんと離してあるから。料理用のかまどもしっかりあるから安心してな」

    ああ、よかった……そりゃそうですよね……さっき茹で卵食べましたもんね……! ちゃんと離れれば火、使っていいんだ……!

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「もちろん生でも食べられるけどね! ミミズタマゴ! より土臭が目立つだけで!」

    ……(それならやはり……加熱した方がいいな……私としては)……。

    ミミズ農家(゚∀゚≡゚∀゚)「さて、そんじゃ、あんたのお部屋にご案内するよー」

    ミミズ農家( ´~`)ゞ「こんな国だから、地上の都会にあるホテルに比べると粗雑になるけど。まあゆっくりしておいき」

    いえいえ……安心して寝れるという時点で、大助かりです……。

    で……具体的に、どんな感じのお部屋で……?

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「こんなの」

    dice1d4=4 (4)

    1、土壁に藁のベッドの洞窟。文明レベルを考えれば上等な方

    2、石壁で囲まれた殺風景で頑丈そうなお部屋。監獄っぽいけど安心感ある!

    3、太い木の根をくり貫いた空間。清潔そうな香りがする。木綿の布団があり、普通に宿屋みたい!

    4、蟲蔵 

  • 53二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 07:57:11

    (うっじゃうっじゃにゅるにゅるにゅるにゅるうっじゃうっじゃうじゃうじゃ)

    ……………………。

    (案内された部屋に入ると……そこはそれはもうミミズまみれでした……)

    (なんというかね? ミミズで床が見えない。それくらい大量に、あの環形動物がいる)

    (まあ、大きさは……さっき見せてもらったみーちゃんに比べるとはるかに小さい。我々が知っている普通のミミズをひとまわり大きくした程度かな?)

    (でもだからこそ、この数は怖いよ……! 千とか万とかじゃないだろこれっ……!? 不気味すぎてめまいがしたぞこの光景……!)

    …………あの、農家さん? これはいったい?

    ミミズ農家( ^ω^ )「……………………」

    dice1d4=4 (4)

    1、ごめん、空いてる部屋がここしかなくて

    2、この国では、子ミミズの群れに浸かって寝るのが最高の寝具なの

    3、フハハハ騙されたなぁ! ミミズたちのエサとなるがいい!

    4、フハハハ騙されたなぁ! ミミズたちの苗床となるがいい!

  • 54ぼっち23/07/09(日) 08:00:37

    【あ、名前入れ忘れたが……>>53は私だー……!】

  • 55ぼっち23/07/10(月) 11:23:23

    ミミズ農家ヽ( ・∀・)ノ┌┛「えいやっ」ドンッ!

    ……………………っ!?(ドベチャッ)

    わぁあああぁぁっ!? み、みみ、ミミズの群れの中に落ちたあぁぁっ!?

    (にゅるにゅるうじゃうじゃにゅるにゅるうじゃうじゃ)気持ち悪い気持ち悪い! しっとりしてぶよぶよしてぬめぬめする! しかも積極的にまとわりついてきてないかなこれ!?

    の、農家さんっ……ななな、な、何をするぅーっ!?

    ミミズ農家( ^ω^ )「フゥーハハハハハ騙されたなぁ! 私は宿を世話すると言って旅人を罠にかけるタイプのラロマディラ人!」

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「お前はここで、私の可愛いミミズちゃんたちの餌食となるのだー!」

    くっ……まさか、このミミズたち……人肉を食うというのか!?

    ミミズ農家( -∀・)「ちょっと違う! お前にはミミズたちの大型化に貢献してもらうのだ」

    ミミズ農家( ´∀`)「こいつらギガントミミズ種は、通常だと大きくてもここにいる程度のサイズにしかならないが、ある条件を満たすことで異常に巨大化するのだ」

    ミミズ農家( ´∀` )b「人間の、それも若い女性の体内に産みつけられたタマゴから孵化した個体は、高確率で10m級になる! さっき見せたみーちゃんのように!」

    ミミズ農家(゚∀゚≡゚∀゚)「なので……ミミズたちの苗床になってくれ! 大丈夫! 体中の穴という穴からミミズが入ってきて、内蔵にタマゴ産みつけてくるだけだから!」

    うわああぁぁーッ! かつてなくえげつないぞコイツ!!!

    う、ヤバっ……ミミズどもが……足から……どんどん這い上がってくる……。

    ま、マジで私の体を繁殖に使う気なのかッ……!?

    魔法でぶっ飛ばして……いや、この数をどうにかできる魔法、何かあったっけ……?

    dice1d4=3 (3)

    1、そりゃまあスプリッツァー安定よ

    2、《穿孔(ドリル)》でハコを破壊

    3、ワイヤーを取りつけた《狙撃弾(スナイプ)》で高いところに登る

    4、なぜかまた持ってるダイアグナル

  • 56ぼっち23/07/11(火) 07:47:16

    うおおおっ! くそうっ……か、必ず脱出してコテンパンにしてや……ぅあっ。

    ひぁっ、にゃあぁっ、タイツの中入るなぁっ……あああ気持ち悪いいいぃぃぃっ!!!

    ミミズ農家(゚∀゚≡゚∀゚)「フハハハハ無駄無駄無駄アアァァッ! そのミミズたちの飼育フロアと、私のいる部屋の入口は5mの高低差がある!」

    ミミズ農家(*ノ´∀`*)ノ「ハシゴがなければ登ってくることなどできないイイィィーッ。そのまま飲み込まれて、ミミズたちに身を委ねるんだッ!」

    (────ドゴンッ)

    ……《狙撃弾(スナイプ)》。

    (高威力の弾丸魔法を、天井に向かって撃ち込む)

    (もちろん、ただの銃弾じゃない。天井に食い込んだあと、抜けないように返しつきの矢のような形状にしてあるアンカー弾だ)

    (しかもその頑丈なアンカーには、私の体重を支えられるだけのワイヤーが接続されている)

    (あとは、物質の形を変える魔法の応用で、ウインチのごとくワイヤーを巻き取れば……)

    (キュルキュルキュルキュル……ずぽっ)

    (ミミズの海から体が引き抜かれ、安全な空中へ脱出できるという寸法だ)

    ……はあっ……はあっ……し、死ぬかと思った……ああもう、下半身ミミズ汁まみれでねちゃねちゃ……。

    ミミズ農家(*´ω`*)「……………………」

    ミミズ農家(;゚д゚)「作戦失敗! 撤収ーッ!!!」

    逃がすかあああぁぁぁ──ッ!!!!

    (ワイヤーにぶら下がったまま、ブランコのように体をスイングさせ、一気に農家のもとへ)

    (逃げようとしていた彼を、回し蹴りでミミズフロアへぶち落としてやる)

    ミミズ農家((( ;゚Д゚)))「ああああーっ! おああああーっ!! にゅるにゅるする! にゅるにゅるする!」

    しばらくそこにいるがいいよ!

    まったく……とんだ目に遭った……気持ち悪い……早くお風呂入りたぁい……。

    (ちなみに、この農家を紹介してくれたチンピラーズは……)

    dice1d2=1 (1)

    (1で農家とグル。2で何も知らない)

  • 57ぼっち23/07/12(水) 07:55:35

    チンピラ1( ^ω^ )「フハハハハ! 上手くいったなぁ!」

    チンピラ2( ´∀` )b「強くてかなわない相手は、降参したように見せかけて罠に誘う! これもまた必勝パターンよ!」

    チンピラ3(*´ω`*)「今頃はあのねーちゃん、ミミズまみれでもがいてることだろうて。さーて、そろそろ農家に謝礼せびりにいくかー」

    ……………………。

    ………………。

    …………。

    (ポイッ ポイッ ポイッ)

    チンピラ1(;゚д゚)「おああああーっ!! にゅるにゅるする! にゅるにゅるする!」

    チンピラ2゜゜(´O`)°゜「おっほおおぉぉぉっ! すごいとこからミミズさんたち入ってくるのおオォン!!」

    チンピラ3(´;ω;`)「出して! 出してええぇぇ! ここから引っ張り上げてええぇぇん!」

    …………うん。

    因果応報とはいえ……いい歳した男たちが、ミミズまみれになっているさまは……見ていて気持ちのいいもんじゃ、ないね……。

    女の子だったらいいのか、というと、そんなわけないけど。……とにかくこれで、憂いは絶った……。

    自然な成り行きで家主がいなくなってくれたことだし……しばらくはこのミミズ農家のおうちを、乗っ取って使わせてもらおうかな……。

    食料はミミズタマゴや、ミミズ肉がいっぱいあるし……食うにも困らないだろう……。

    ……さて。腰を落ち着けて、ゆっくりできるようになったわけだが……これからどうしよう……?

    今は誰かに求められたミッションも、自発的な目的も……特にありはしないけど……。

    dice1d4=4 (4)

    1、フリーラックス先生との通信の漏洩がヤバいので解決したい

    2、スタァライト共和国で撃ってきたアレは何者だったのか……?

    3、食事がミミズ関係だけじゃ嫌だ……他の食材を手に入れたい……!

    4、今後の生活のためにも、この国名産の希少鉱石をかき集めたいなぁ

  • 58ぼっち23/07/13(木) 07:46:08

    この国では……おそらく……カネを使うということはないんだろうなぁ……。

    根本的に貨幣経済が……なさそうだもん……。

    でも、うん、だからこそ……このタイミングで、ちょっと、お金を稼いでおきたい……。

    やっぱりね、旅を続けているとね……何かと物入りだし……。

    ここしばらく、そこそこいい暮らしをしていたから……貯金も減り気味だったんだ……。

    まだ平気、まだ余裕あると思っていると……思いがけないことが起きて……一気に残高が削れていくんだ……私は詳しいんだ……。

    というわけで……経済活動、イン、ラロマディラ……やっていくよー……!

    具体的には……希少鉱石を探す……。

    この国は、ちょっと知られた金属の産地だ……その懐まで、こうして潜り込めたからには……やるしかないよね、採掘……!

    いい石を溜め込んでおいて……外に出てから売れば……ひと財産になるはずだ……。

    ヘルメットかぶって、つるはし担いで……レッツゴー……!

    (そんなこんなで、適当に岩壁が露出しているところにやってきたのだ)

    よし、手始めに、この辺を掘ってみるか……。

    ……………………。

    (で、ここまで来といて、今更な疑問が頭に浮かんだんだが……)

    (私、自然の岩の中から、商品になる鉱石を見つけ出せる知識……持ってたっけか……?)

    私の鉱石を見る目(高いほど石が語りかけてくる):dice1d100=35 (35)

    この辺りの鉱床としての有望度(高いほどお宝眠ってる):dice1d100=96 (96)


    ついでに、この辺りの落盤のしやすさ:dice1d100=24 (24)

  • 59ぼっち23/07/14(金) 08:01:52

    えんやこーら、えんやこーら……。

    (ガリガリと、つるはしを丁寧に使って岩盤を砕いていく)

    ふーむ、かなり丈夫な岩の層があるな……これなら、もっと大胆に削っても、落盤とかの危険は少ないかも……。

    いや、私は結局のところ素人だ……可能な限り、危険を避ける掘り方をした方がいいだろう……。

    ……素人といえば……鉱石を見分ける知識も……私は、玄人顔負けとは……言いがたい……。

    図鑑で、自然鉱物の特徴を見たことはあるけど……あんまり興味ないものだったから……うろ覚えなんだよなぁ……。

    でもまあ、高い金属って、見た目にも派手だろうし……そういうのに着目して、採取すればいいかな……。

    (言いながら、地味な外見のレアメタルが多く含まれた石の塊を、何も知らずにそこら辺にポイッ)

    ……ん? なんか、この岩……キラキラして……。

    うわ、これ、もしかして金か……!? 石英にゴマを振ったみたいに……黄金色の粒々がいっぱい混ざってる……!

    す、すごいぞ……! こんなに簡単に、金鉱脈にぶつかった……! ここ、もしかして、相当有望な金山になり得るポイントなんじゃないか……!?

    よし、ここを集中して掘るぞ……ゴールド・ラッシュだ……! 5000万ぐらいつかむチャンスをゲットした、強き者になってやる……!

    (金に注目し過ぎて、すぐそばに埋まっていた卵ぐらいのサイズのダイヤモンドに気付かず、ポイッ)

    石英を、掘って砕いて……金の粒を取り出して……うひひ、麦粒ぐらいのサイズの砂金がボロボロ取れる~……!

    ラロマディラ人……原始時代の略奪生活なんかやめて、こういう鉱物掘って売れば、一気に大金持ちになれるだろうに……もったいないことをしてるなぁ……!

    (さて、こうしていろいろ見逃しつつ、金をかき集めに集めて……最終的にどれくらい儲けた?)

    金ゲット量:dice1d100=6 (6)

    (1でも板チョコぐらいの量。100だと砂金風呂ができるぐらい)

  • 60ぼっち23/07/15(土) 09:36:45

    ざらっとした砂金を……木枠に入れて……ぎゅっとして……板状に押し固める……。

    柔らかい……展性の高い金属だから……これだけでも、かなりしっかり固まるな……。

    ……で。

    今日1日で……取れた黄金の量は……手のひらサイズのインゴット6枚分か……。

    ……………………。

    一見、少なく見えるが……1日でこれだけの金が採掘できるって……とんでもない大儲けだな……?

    今の、国際的な金相場ってどのくらいだっけ……?

    確か、インゴット一枚で、庭付きの小さな家が一軒、買えるくらいだった気がするけど……。

    ……まあ……とりあえず……これ以上取ったら、持って出るとき重くて仕方がないな……。

    金採掘は、これでやめておこう……手に入った分だけ、大事にするんだ……この国にいる間、盗まれないように、しっかり管理しよう……。

    …………さて。

    ひと仕事も終えて……これでもう、しばらくは労働する必要がなくなったとして……。

    この国でこれ以降、何すればいいんだ、私……?

    働かないなら働かないで……過ごし方を模索しなければならないが……娯楽とか、ありそうにないんだよね……ラロマディラ……。

    ただただミミズを食べて、寝て起きてを繰り返すのも……ちょっとアレだし……。

    ううん、どうしよう……?

    dice1d4=3 (3)

    1、創作活動に取り組もう!

    2、もしかしたら知らない娯楽があるかもしれない。うろつこう

    3、襲撃だ!(ラロマディラ蛮族)

    4、襲撃だ!(外から来た謎の暗殺チーム)

  • 61ぼっち23/07/16(日) 14:11:45

    蛮族1( ´∀`)「あの奥のミミズ農家が旅人にやられて、乗っ取られたらしいぜ」

    蛮族2(*´ω`*)「マジかよ! あの農家そこそこ知恵回るから攻めきれない難敵だったのに!」

    蛮族3(*ノ´∀`*)ノ「じゃあもし……その旅人やっつけたら、食料たんまりのミミズ牧場が俺たちのものになるの!?」

    蛮族1( ´∀` )b「ああ……そういうことになるな……!」

    蛮族1、2、3、( =^ω^) =^ω^) =^ω^)「「「ヒャッハー!!! こうしちゃいられねえ突撃だああぁぁ──ッ!!!」」」

    ……そんな感じのやり取りが……あったんだろうな……。

    こん棒持った裸の蛮族の皆さんが……群れなしてこの牧場に押し寄せてきたぞ……。

    前は……うまいこと撃退できたが……今回はちょっと、数が多そうに見えるな……。

    具体的には……dice1d4=4 (4)  (1、30人 2、100人 4、100人+騎乗用ミミズ 4、世界的アーティストのドームコンサート級)ぐらい……。

    しかも、こちらは住み処の牧場を守らないといけない……なかなか大変な戦になりそうだ……。

    ……ちなみにこの牧場……防衛用の設備なんかはあるのかな……?

    dice1d4=3 (3)

    1、ない。ただの洞窟

    2、逆茂木の柵がある

    3、柵と水堀に囲まれてる

    4、風雲ミミズ城

  • 62ぼっち23/07/17(月) 14:35:21

    いやいや……いやいや待て待て……。

    多い多い……何だあの数……多すぎるだろ……?

    チラッと見ただけでも……黒山の人だかりが、波状攻撃的に迫ってきてるぞ……?

    千……いや、万はいるんじゃないか……?

    そんなに大勢が、一斉にビッグウェーブに乗りたくなるほど……このミミズ農場って、ラロマディラ人にとって魅力的なのか……?

    …………ふー。

    かなりビビったが……何にしろ、あの数が来てしまうのなら……それを否定していても始まらないな……。

    何とか、撃退する方法を考えないと……。

    この牧場を守る設備は……逆茂木の柵と……地下水を流した堀か……。

    この、文明開化の音のしない国にしては……ものすごくちゃんとした防備だ……正直、感心した……。

    でも、うーん、万近い暴徒を……ひとりも寄せつけずに追い返せるだろうか……?

    ……どうしたって、私自身が前に出て、戦う必要がある……。

    《拳銃(ショット)》の魔法をメインで使うことになるだろうが……ドング切れが怖いな……。

    かといって、魔法を使うのを惜しんでいたら……対応が間に合わなくなって、圧殺されかねない……。

    ……うーん……どうしよう……?

    (腕組みをし、首を傾げて考える)

    (基本的な戦術は、どんな風にする……? 私……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、基本は射撃魔法。そこに弓矢など物理的な遠距離攻撃も織り混ぜる

    2、大ミミズのみーちゃんをけしかける

    3、洞窟の天井を崩落させられないかな?

    4、スタァライトで使ったバイナリーガスがまだ余っていましてね?

  • 63ぼっち23/07/18(火) 12:21:59

    あの数に、真っ正面から挑むなんてのは無謀すぎるよね……。

    複数をまとめてぶちのめせる広範囲攻撃が望ましいが……私の手持ちの魔法に、そういうのあったかな……?

    ……ないな……。

    そもそも私……戦士じゃないし……! 学生だしっ……!

    何でこんな……サーガに出てくる英雄みたいな……数の差振り切った超不公平バトルに挑まないといけないんだ……!

    思わず天を仰ぐ……もちろん、そんなことをしてもそこに神はいないし……それどころか空もない、洞窟のごつごつした天井があるだけなんだけどね……。

    ……………………。

    …………天井、か。

    ちょっと、いいこと思いついたかも。

    まず……洞窟の天井に……成型(モルディング)と鍛造(フォージング)をかける……。

    頑丈な部分と柔らかい部分の、ムラを作るんだ……石工が岩を切り出すときに、楔で割るためのラインを刻むような感じでな……。

    ……で、蛮族たちがその天井の下あたりになだれ込んできたら……拳銃(ショット)!

    (加工された岩天井に魔法の弾丸が食い込むと、そこを中心にびきびきとヒビが広がっていき)

    (ドゴォオォンンン……と、大量の岩が蛮族たちの頭上に降り注いだ)

    蛮族s( ;`Д´)( ;`Д´)( ;`Д´)「「「ギャース!?!?」」」

    (これによる、蛮族どもの被害は……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、特に血気盛んだった前線が潰れ大混乱

    2、1+牧場までの道が岩だらけになり、行軍困難に

    3、数万人の半分以上を撃滅

    4、ラロマディラ中で天井崩落祭り

  • 64ぼっち23/07/19(水) 11:15:14

    (#゚Д゚)ノ「ひ、ひでぇっ! 一瞬で何百人も生き埋めになったぞ!」

    (´;ω;`)「こんな大岩の下敷きになっちゃ、もう助からない! 前線組は全滅だぁ!」

    (´゚д゚`)「どうする? どうする? あの牧場にいるやつ、俺らが攻め込んだら、また同じことしてきたりしない?」

    (;゚д゚)「と、とりあえずお前、先に行け」

    ( >Д<;)「やだよ!!! 今の話聞いて突撃するやつがどこにいるんだよ!!!」

    ……ふむ。

    先頭を走ってた一団を潰すことはできたが……あくまで倒せたのは一部分、ってとこか。まだ油断はできないな……。

    でも、精神的優位はこちらのものだ……天井落としを繰り返しやられるんじゃないかって、連中を不安にさせることができたぞ……。

    その動揺から立ち直られる前に……次の手を打ちたいな……。

    常識的に考えれば、追撃だろうが……殺しすぎるのも少しは、ためらわれる……。

    こちらの防備が磐石だと理解させて……進攻を諦めさせることができれば……モアベターだ……。

    ……いや、いっそ、こんなめんどくさい施設は捨てて、脱出するのもいいかもしれないな?

    ……さて、2手目は……どうするべきだろう……?

    dice1d4=4 (4)

    1、やっぱり追加攻撃だ。天井をガンガン落とすぞ(敵被害:dice1d100=43 (43)  )

    2、天井落としはするが、敵は潰さない。牧場のまわりを巨岩の壁で囲うぞ

    3、マジもうめんどくさい……dice1d2=2 (2)  (1、この牧場から 2、この国から)脱出しよう

    4、あ。騒ぎに驚いてみーちゃんが暴れ始めた。……え、同サイズの大ミミズがさらにdice1d1000=215 (215)  匹いるの!?

  • 65ぼっち23/07/21(金) 02:13:03

    (ゴゥン……ゴゴウゥウンンン……)

    天井を広く落としたからか……地響きがすごい……。

    それそのものの音も大きかったが……洞窟に広く反響してるのが……なんというか……すごく、腹に響く……。

    まるで、打ち上げ花火が何十発も打ち上げられてるみたいだ……もっとも、ここで咲いたのは、血の花だったわけだが。

    (ゴォン,ゴォン,オオォオオォオォンンン……)

    …………?

    いや待て、ただの反響だとしても長すぎる……それに、牧場の外からだけじゃないぞ、この音が響いてくるの……。

    中からも、聞こえてくる……牧場の、これは、大ミミズたちの飼育小屋……?

    🪱🪱🪱三三==ーー💥🏠️ドバアアアァァァアーッ

    …………!?!?!?!?

    ミ、ミミズたちが……何十mもある超巨大ミミズたちが、小屋から逃げ出したぁ!?

    し、しかも、1匹2匹じゃない……100以上はいる! もしかしたら、200越えてるかも……!

    そ、そうか……さっきの落盤の轟音で、パニックを起こしたんだな……。

    よく考えたら、ミミズって地底の生き物だし……光に乏しい分、振動を感じ取る感覚に優れていてもおかしくないわけだな……。

    いや、冷静に考えてる場合じゃない。あれ放っといたら、大惨事になるよな……? 完全にモンスターのスタンピードだぞ、この景色……。

    蛮族( >Д<;)「いやあああああ!!! ミミズに丸飲みされるううぅぅっ!!!」

    蛮族(´;ω;`)「蠕動するヌメヌメした肉の中に、ゆっくり吸い込まれていく! 助けて! 助けて!」

    ああ……さっそく蛮族たちが、食べ放題のビュッフェみたいな扱いを受けてる……。

    どうしよう……この状況……。

    (この先の流れ)

    ミミズにやられた蛮族たちの数(パーセンテージ。50以上で牧場襲うとかいってる場合じゃない):dice1d100=47 (47)

    ミミズにやられた無関係のラロマディラ人の数(パーセンテージ。数が極端に多いと国自体の維持が難しくなる):dice1d100=30 (30)

    私の方に大ミミズは……:dice1d3=1 (1)

    (1、来ない 2、来た 3、めっちゃ来た)

  • 66ぼっち23/07/22(土) 12:51:57

    ウワーッ ギャアアァァッ ヒーッ

    ……あ、阿鼻叫喚とはこのことか……。

    大ミミズたちが、津波となって蛮族たちに襲いかかって……次々に飲み込んでいく……。

    あの大軍の、半数近くが……あっという間に溶けた……。

    蛮族たちもまだやる気はあるみたいだけど……逃げずに立ち向かってるのが、さらに被害を拡大しているように見えてならない……。

    ……あっちで食われてるのは……この牧場を攻めようというやつらじゃない、一般ラロマディラ人か……?

    こ、この規模の生物災害では……うん、無関係な人もそりゃ巻き込まれるよな……。

    あのミミズの勢いを見ては……彼らを助けに割り込むこともできない……普通に私が食われてしまうだろうからな……。

    ……そういえば、あのミミズたち、こっちに襲いかかってくる可能性も充分にあるよな……。

    たしか、牧場主が……ミミズたちは火を怖がるって言ってたっけか……。

    よし、ここはランプに火を入れて、牧場の入り口にぶら下げておこう……。

    ……おお、目に見えて、ミミズたちが遠ざかった……これなら、私が襲われる心配はなさそうだな……ひと安心ひと安心……。

    ……いや、いやいやいや。

    このままだと、襲われはしないけど……この牧場から出ることもできないぞ、私……!

    蛮族の群れも、ミミズの群れも、どっちも片付けないと、この場所で干殺しだ……敵が増えただけで、問題あんまり解決してない……!

    dice1d4=4 (4)

    1、火を持ってミミズを追いたて、さらに多くのラロマディラ人を襲わせる

    2、ドリルの魔法で下に向かってトンネルを掘って、脱出をはかる

    3、再度天井落としを試みて、ミミズと蛮族を分断する

    4、……天井高いし、飛行魔法で飛んで逃げればええやん!!!

  • 67ぼっち23/07/23(日) 14:50:54

    うーん……うううん……どうしよう、どうしよう……。

    今はよくてもジリ貧すぎる……目の前の敵たちの物量を撃破することは、私にはできない……!

    蛮族だけならまだしも、ミミズがキツい……! でかいから、よほど大規模に天井落とししないと、たぶん倒せない……。

    天井を崩す加減は難しいし……全部を埋め尽くす崩落を起こしたら……間違いなく、私も巻き込まれてぺちゃんこだな……。

    どうしよう……どうしよう……大地を埋め尽くす、敵、敵、敵……大地を……。

    ……………………。

    …………。

    (蛮族たち→こん棒振り回すだけ。飛び道具とかない)

    (ミミズたち→地面這い回ってその辺の生き物を食うだけ)

    (ラロマディラの洞窟の高さ→かなり広々。天井落としでさらに高さができてる)

    ……あ、これ、魔法で空飛べば助かるな……!

    何でもっと早く思いつかないんだ……私のバカ……! 原始時代同然のこの国に……空飛べるとか、最大最高のアドバンテージじゃないか……!

    (というわけで、さっそくコモンマジックの《飛行(フライ)》で浮き上がり、戦線を離脱するのだ)

    ……前に掘った黄金だけ、持っていけばいいや……着の身着のまま……脱出するぞ……。

    なんていうか……うん……私、都会っ子だ……このレベルの非文明世界だと……生きていくの大変すぎる……。

    この国を出て……次はもう少し……発展したところに行くぞ……!

    (そんな感じで、この洞窟国家の出口まで、ビューっと飛んでいく)

    (私が去ったあと、ラロマディラはどうなる……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、あんまり変わらない。ミミズと蛮族の名産地

    2、何とか蛮族が大ミミズを駆逐。大ミミズを家畜にしなくなり、小ミミズだけ飼うようになる

    3、ミミズの脅威は続く。人間はさらに地下に追いやられ、何も知らずに来た旅行者が大ミミズに喰われる恐怖の洞窟に

    4、戦いの末に友情と知性を獲得した蛮族とミミズが協力し、急に文明レベル上げてくる

  • 68二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 09:06:09

    このレスは削除されています

  • 69ぼっち23/07/26(水) 09:31:42

    アオトハルトか……。

    かなり古い国だけど……正直、ここもあまり知らないんだよなぁ……。

    巨大な壁で隔離された城壁都市だってことぐらいで……あとはちょっと曖昧だ……。

    あまり噂を聞かないってことは、人の出入りも少ないってこと……たぶん、いくらかさびれ気味なんだと思う……。

    ……道中に出会った人たちは、おすすめしてくれたけど……。

    (みなさんのアオトハルトおすすめポイント:dice1d4=1 (1)  )

    1、人が少なくて城壁で守られているので、すごく安全(治安最低保証80)

    2、料理が美味い(個人的に超重要)

    3、全体的に物価が安いので、旅人はいい暮らしができる(お買い物がはかどる)

    4、魔物の活動が活発なので狩り放題ですよ! 素材取り放題、武勲立て放題ですよ!( ^ω^ )


    (全体的なアオトハルトの環境)

    発展度:dice1d100=64 (64)

    治安:dice1d100=48 (48)

    土地の特徴(1、山の上 2、山に囲まれてる 3、一部が海に接している 4、島):dice1d4=1 (1)

    広さ:dice1d100=9 (9)

  • 70ぼっち23/07/27(木) 09:10:03

    (*´ω`*)「まわりには魔物が多いけど、二重防壁がとにかく堅固だからね。他の国よりよほど安全やで」

    ( ´∀` )b「人が少ないから治安もいい。この辺は良し悪しだけど、旅人にとっちゃ悪くないんじゃないかな」

    うんうん……私が求めてたのは……まさにそういう土地なんだ……!

    トラブルに巻き込まれず、毎日平穏にごろごろ……アオトハルトでなら、そんな理想の生活ができるのかもしれないぞ……!

    ……で、城壁都市アオトハルトにやってきたわけだけど。

    山の上という場所のせいもあるんだろうが……ものすごく狭い国だな……。

    国というより、町とか市レベルじゃないか……? じっくりあちこち見て歩いても、1日2日程度で全部回れそう……。

    ……これだけ狭い土地だからこそ、全体を巨大な壁で囲えたということなのだろうか……土地が広いと、壁を巡らす工事が大変になるもんな……。

    とりあえず、うん、私は個人であって、大規模なキャラバンとかじゃないので……多少国として狭かろうが、問題はないな……。

    壁の中身は……うん、人通りが少ないだけで、充分に都会だ……これはいい……過ごしやすそう……。

    やだ、ラロマディラと比べると、感動で涙が出てきちゃう……。

    ひ、久しぶりの文明国だ……いっぱい、いっぱい羽を伸ばすぞー……!

    まずはどうしようか……?

    dice1d4=4 (4)

    1、アオトハルトのごはんレベルチェック

    2、やはり宿選びからだよね

    3、ここしばらく縁がなかった娯楽を求めて

    4、魔物素材市!? 興味深ぁい!

  • 71ぼっち23/07/28(金) 12:42:23

    とりあえずは、市場の場所ぐらいは把握しておかないとね……。

    食事を取るにしろ、生活必需品を揃えるにせよ、必ずお世話になるところだ……。

    物価の程度も……商品の質も……あらかじめ知っておけば……賢い買い物ができる……。

    よくない買い物は……値段の比較もせず……突発的に欲しいと思ったものを……よく考えもせず……買うことだ……。

    いわゆる衝動買いは……避けたいものだね……そういう誘惑のある店にも……あまり近付かないのが吉だろう……。

    (ワイワイガヤガヤ)

    ……おっ、あっちが市場かな……それっぽいお店がいっぱいあるぞ……。

    しかし……ただの市場にしては……妙な賑わいがあるな……?

    失礼な言い方になるが……このせっっっまい国にしては……人が多いし……何より、奇妙な熱気が感じられる……。

    ちょいと夕飯の材料買いに参りましたよ、的な感じじゃないぞ……? まるで、お祭りみたいだが……。

    ギルド員( ゚∀゚)「皆さま、お待たせしましたー! 本日、壁の外に魔物狩りに出掛けていた狩猟兵団が帰還しました!」

    ギルド員( ^ω^ )「戦果はもちろん上々です! よって、いつものステキな催し! 魔物素材の販売を開始いたします!」

    ギルド員( ´∀` )b「普段はけっしてお店に並ばない、貴重な素材の数々! 今買わなきゃいつ、どこで買う!? ぜひぜひ、見て手に取ってゲットしていってください!」

    ……………………。

    い、いかん……フラフラと吸い寄せられる~……。

    (多種多様かつ夢のような魔物素材の数々)

    (私が気になったのは……)

    dice1d6=5 (5)

    1、革類 2、骨類 3、肉類 4、毒類 5、装飾品 6、その他

  • 72ぼっち23/07/29(土) 07:51:26

    広場にずらりと……テントが並び……。

    数えきれないほどの魔物素材が、積み上げられている……。

    この「数えきれない」というのは……量だけの話じゃなく……種類もだ……。

    1種類の魔物であっても……バラせば、これだけの種類の、別々の商品になるんだなぁ……。

    あれは毛皮か……普通の獣の毛皮より、分厚くて丈夫そうだ……。

    こっちは骨や牙……これまたゴツい……おそらく、上等な武器の材料になるんだろうな……。

    おっ、こっちだと肉の串焼きが売ってる……スゴいいい匂いだ……これはあとで絶対食べよう……!

    ……むむっ!?

    この露天で売ってる、コレ……う、美しいぞ……!?

    そ、そうか、アクセサリーとか、そういったものに加工できる素材もあるのか……!

    お、女心がくすぐられる……ここしばらく、おしゃれを楽しめていなかった私の心が、こーゆーもの身につけて自分を飾りたいと訴えている……!

    店主( ^ω^ )「おっとお嬢さんお目が高い! このdice1d6=5 (5)  に目をつけられましたか」

    店主( ´∀` )b「普段はなかなか入荷しない、dice1d2=2 (2)  (1、魔種 2、覇種)のdice1d4=3 (3)  (1、羽根 2、目玉 3、胆石 4、魔力水晶)です!」

    店主(*´ω`*)「この市場以外で買おうと思ったら、3倍の値がすることは確実な逸品! どうです、今を逃すともうないかもしれませんよ?」

    むむむっ、み、魅力的すぎる提案……!

    ぃよっしゃあ……買ったらぁっ……!

    店主(*ノ´∀`*)ノ「毎度ありぃ!」

    (ちなみにお値段:dice1d100=62 (62)  )

    (50以下でほんとに相場より安い。51以上でふっかけられた)

  • 73ぼっち23/07/29(土) 07:52:51

    【おっと……ひとつ目のダイスはいらなかったな……ミスった……】
    【まあそれ以外は問題ないのでよし……】

  • 74ぼっち23/07/31(月) 14:37:30

    店主( ´∀`)「これはなんと、dice1d10=3 (3)  の胆石だ!」

    (1、魔天狼 2、オクトバベル 3、ゴルデミリオン 4、ヘルホース 5、ヴェルザッツォ 6、イモスタンコ 7、エデンクライス 8、ゼゼルベゾーム 9、キルザンダン 10、プセウドオーシャン)

    ほほー、胆石……えっ、胆石?

    赤黒くて、ほのかに透明で……上品な色合いの宝石に見えたんだけど……胆石?

    店主(*´ω`*)「確かにまあ、見た目キレイですが、胆石です。一部の個体の内臓からわずかにしか取れないので、マジ貴重品ですよ」

    店主( =^ω^)「まあ、ちょっとばっちく感じちゃうのも仕方のないことですが。よくよく話を聞けば、そんなこと些細なことだと思われるはずですよ!」

    と、いうと……?

    店主(*ノ´∀`*)ノ「こいつの真価は、宝石のような輝きだけではありません。『香』として、動物の体内物が珍重されるという話をお聞きになったことはありませんか?」

    香……? ではまさか、こいつも?

    店主( ´∀` )b「いかにも! さながら、香る宝石とでも呼ぶべきですかね! ほんのりといい香りを漂わせて、身につけたレディの魅力をぐっと引き立ててくれます!」

    おおお……なるほど……確かに、こう、心落ち着くというか、甘い感じというか、不思議な空気がこの石から……!

    おしゃれさんにとっては、かなりいいものかもしれない……! 香りをアクセサリーとして身につけるのか……気に入ったぞ!

    (そんな感じで、いい匂いのする胆石をそこそこの値段で買ったのだ)

    ちょーっと高かったが……うん……これを後悔のない買い物にできるかどうかは……加工してアクセサリーにしたときの、出来映え次第になるな……。

    今のままだと原石だから……カットして、飾りつけて、普段使いできるものにしたい……。

    ……ちなみに、私の宝石加工技術は……dice1d100=12 (12)

    (100ほど一流ジュエリー職人。1ほど砂場の泥団子職人にも劣る)

  • 75ぼっち23/08/01(火) 16:08:28

    さすがの私も……宝石を加工する技術は……身に付けてないな……。

    ゴルデミリオン……歩く宝物庫とさえいわれる、全身が貴重鉱物で覆われた魔物だ……体表からこぼれ落ちる破片ですらも、ひと財産……。

    その胆石ともなると……どれだけの値がつくやら……けっして、無駄にはできない……。

    一流の宝石職人に、頼んで加工してもらうのが……賢いやり方だろうな……。

    (そういうわけで……いい香りのする胆石を大事に抱えて……アオトハルトの、ジュエリー工房にやってきたのだ……)

    (国自体が狭いので……こういうお店も数少ない……というか、この1軒しかなかった……)

    (見つけるのが簡単だったのはいいが……ここの職人の腕がどの程度かわからないのが……かなり怖い……)

    職人(*´ω`*)「はい、いらっしゃいませお客様。それで、えーと、宝石の原石を加工して、アクセサリーにしたいというお話でしたね」

    は、はい……ゴルデミリオンの胆石です……見た目の輝きを活かしつつ、香りを楽しめるものにしていただけたらと……。

    職人( ^ω^)「ふむふむ、そりゃまた珍しいものをお持ちになりましたな。とりあえず現物を見せていただけませんか」

    ええ。……こちらになります……。

    (ごろっとした未加工の赤い宝石を、職人に手渡す)

    職人( ´∀` )「ふむー……ふむふむ……ふむふむ……これはこれは……」

    (すごい、じっくり見てる……)

    (ど、どうなんだろう……加工できるのかな……?)

    胆石の加工難易度:dice1d100=86 (86)

    職人さんの腕前:dice1d100=79 (79)

    (上より下の方が高ければ加工できる)

  • 76ぼっち23/08/02(水) 08:04:20

    職人(;゚д゚)「むむむむ。これは……コイツはァーッ……!」

    職人(´・ω・`)「申し訳ないお客様。私のところでは、こいつを満足していただけるよう加工するのは難しそうです」

    えっ!?

    その……ショーウィンドウの中の商品をいくつか、見せていただきましたが……どれも非常に繊細で、美しい仕事をしておられた……。

    宝石加工職人として、相当な腕前であるとお見受けしました……そんなあなたでも、これを扱うのは無理だとおっしゃる?

    職人( ´゚д゚)「説明しましょう。このゴルデミリオンの胆石、それも透明度が高い良質なものですが、弱点がありましてな」

    職人( ´-ω-)「固いわりにもろく、ヒビが入りやすいのです。普通の研磨方法を使うと、ふとした弾みに全体に細かいヒビが入ってアウト、ということになりかねません」

    職人( ;´・ω・`)「これを形にするには、グラインダーで一定の力で削っていくしかないのですが……その機材がうちにありませんで」

    ああ……必要な道具がないのかぁできるようにしたそれなら、うん、仕方ないか……。

    職人( ノД`)「本当に申し訳ない」

    職人( ;´・ω・`)「バリウラの大都会にある大きな工房なら、そういう機械も備えているでしょう。そういうところに頼めば、何とかなるやも知れません」

    職人( ´∀`)「とりあえずうちでは……その原石を飾れるような台座だけお譲りしましょう。しばらくはアクセサリーではなく、インテリアとしてお楽しみなされ」

    そうですね……当面はそういう楽しみ方をしますか……いや、無理言ってすいませんでした……。

    (礼を言って、ジュエリー工房を出る私)

    まさか、加工できないとはなあ……まあ、宝石って言っても固さも性質も千差万別だし……こういうこともあるか……。

    しかしこうなると、本当にバリウラに帰りたくなるな……しばらく手紙のやり取りすらしてないから、故郷が本当に遠くなった感じがする……。

    dice1d4=4 (4)

    1、そういえば、フリーラックス先生に連絡入れてない……手紙は送らないとな……。

    2、1+そういえば、フリーラックス先生との通信が漏洩してた件……あれ、どういうことだったんだろう……。

    3、2+スタァライトでの私を狙った襲撃、あれは誰だったんだ……?

    4、3+私個人が狙われたのか、それともフリーラックス先生との関係で私も巻き込まれたのか……どっちだろう……?

  • 77ぼっち23/08/03(木) 07:59:00

    そういえば……スタァライトを出て以来……フリーラックス先生に連絡入れてないな……。

    明らかに……先生との通信が、第三者に漏れていたし……通信内容を把握していた何者かによる、襲撃もあった……。

    あれは結局……どこの誰による……何を目的とした攻撃だったんだろう……?

    私個人への恨みか? それとも、フリーラックス先生を邪魔したくて、その部下である私を排除したかったのか?

    謎が……まったく、解かれていない……。

    ラロマディラにいた間は、平和だったけど……(いや平和でもなかったな)……今後もそうなるとは、限らないな……。

    このまま、うやむやにしてしまうのも、気分があまりよろしくない……うん……こちらからも……原因究明に動くのが正解かもね……。

    攻撃は、最大の防御とも言うし……それがいい、それがいい……。

    …………で。

    そうは決めたものの、どうするのがいいだろう……?

    フリーラックス先生と相談しようにも、手紙はどうやら危ないし。

    でも、向こうの様子がわからないと、考えることもできないし……。

    ううん、けっこうな難問だぞ、これは……。

    (考えに考え抜いた挙げ句、私が思いついたのは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、まずはバリウラ王国の、それもアカデミア周辺の情報を集めよう。新聞とか旅人の話とかからわかることもあるはずだ

    2、無関係な第三者を装ってフリーラックス先生に手紙。内容も暗号化する

    3、メスガキ先生に連絡して協力を仰ごう!

    4、1、2、3全部

    2、

  • 78ぼっち23/08/04(金) 14:55:15

    攻撃は、最大の防御……。

    となると……一気呵成が望ましい……相手の反撃を許さないような……攻め手の連続でなければ……。

    相手の反応を待って次の手を、みたいなのではダメだ……思いついたこと、全部やろう……。

    まず……このアオトハルトで取れる新聞を全部、購読するぞ……今のバリウラ王国……エーブリエタースの情勢を把握するんだ……。

    あと、メスガキ……じゃない、ガーキン先生にも相談してみよう……。

    今はクルキアラの星喰学派をまとめているあの人なら……役に立つアドバイスをくれるかもしれない……。

    もちろん、フリーラックス先生にも連絡を取る……。

    このラインは傍受されているのがわかってるから……無関係な第三者を装って、暗号化した手紙を送る……。

    あの人だけに通じるキーワードで解読できるようにする……書き方次第で無視される恐れもあるが……きっとわかってくれるはずだ……。

    わかってくれなかったら……ガーキン先生から、遠回しにフリーラックス先生に連絡してもらわないといけなくなるな……。

    まあ、どういうルートを通ったとしても……必ず情報を繋げてみせるぞ……。

    よし……ラダー通信社……アオトハルト本部の立ち上げだ……この平和な国で、私を襲った何者かへの反撃を開始してやる……。

    (そんな感じで、精力的に行動を開始した私)

    (複数の手を同時に打ったが……それぞれの手応えは……?)

    新聞からの情報収集:dice1d100=69 (69)

    メスガキ先生との連絡:dice1d100=28 (28)

    フリーラックス先生との暗号通信:dice1d100=34 (34)

    (高いほどいい情報が手に入る)

  • 79ぼっち23/08/06(日) 08:01:35

    ふー……くつろぐ……。

    アオトハルトでは……dice1d4=3 (3)  (1、ちゃんとしたホテル 2、酒場兼安宿 3、コテージ 4、ラ・ショー・ゲートの2階)に、泊まることにしたぞ……。

    そこを拠点に、フリーラックス先生との連絡漏洩事件の謎に挑むのだ……。

    ……で。腰を落ち着けたはいいものの。

    案外……情報が入らない……。

    ガーキン先生には、連絡がついたが……首都エーブリエタースから離れたところにいるせいか……うまく調査ができないでいるようだ……。

    「ちゃんとした事実関係確認するには人を送らないといけないから、時間がかかることを覚悟してね!」だそうだ……。

    フリーラックス先生との暗号通信も……あまりよろしくない……。

    自分たちの手紙が誰かに読まれたことは気付いたそうだけど……どこの誰がやったのか、心当たりないそうだ……。

    「郵便関係に関わるやつと、わしと仲悪いやつを中心に調べを進めるが、あまり速効性は期待せず長い目で見るのじゃぞ」だそうだ……。

    やはり、相当に難しい問題のようだ……。

    本命のふたつのルートが不発……これは、険しい道行きになるな……。

    私も私で、調べものをしているが……これも期待薄……。

    ……ん?

    これは……もしかしたら、一番の手がかりをつかんだかもしれない……そうでなくても……少し気になるぞ……。

    (いくつかの新聞を見ていると、ある記事が私の注意を引いた)

    (それは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、ある大きな星喰学派グループのリーダーが変わった

    2、いくつかのギルドの不穏な動き

    3、アカデミアのいくつかの講義が休講になっている

    4、ニツケサシミーのマスコミ「あの緑髪の女性をどこまでも追うぞ( ^ω^ )」

  • 80ぼっち23/08/08(火) 08:03:14

    ある程度の期間を過ごすなら……ホテルに泊まるより、コテージを借りる方が、金銭的に得だ……。
    今は、新聞をたくさん取るから……それを整理するための収納場所も必要だしな……。
    しかし……しかし……これは……。

    ■■ニツケサシミー日報■■
    『バリウラ第2王女殺しに関わる謎の女に迫る!』
    ■■魚人共同通信社新聞■■
    『緑の髪の怪女! 螺鈿細工の文箱に隠された恐るべき秘密とは?』
    ■■週刊おさかなスクープ■■
    『国際的に暗躍する星喰学派の女、ヴワットジナー爆弾テロに関与か』
    ■■デイリー・ホエール■■
    『スタァライト共和国宰相暗殺事件の裏側! 実行犯と目される緑髪の女の行方は?』
    ■■THE 真相・ニツケサシミー版■■
    『星喰学派の女テロリストを追う記者たちの日常。食らいついたら離さない《シャーク・レポーター》たちの執念!』

    ……ここ数ヵ月……主に、ニツケサシミーの新聞や週刊誌が……「緑の髪の星喰学派の女テロリスト」についての記事を、何度も掲載している……。
    明らかに、私のことだ……しかも……ニツケサシミーを去るきっかけになった、新聞記者とのトラブルを……繰り返し擦っているわけでもない……。
    ヴワットジナーや、スタァライト共和国での私の活動も……ある程度だが、把握した上で記事にしている……。
    この人たちは、私を見失っていない……私の情報を収集し、行く先を特定し、行動を観察している……。
    ……………………。
    ……えー……? えええー……?
    えっ……まさか……まさかだけど、こ、この人たちなの……?
    いや、確かに……マスコミならフットワーク軽いだろうし……横の繋がりもあるから、私の移動先に先回りできてもおかしくない……。
    通信関係のコネも強い……倫理に目をつぶるなら……特定の相手に届く郵便物を掠め取るぐらいのことは、できるのかもしれない……。
    ……条件には、合う……。
    ……なんか、闇に潜んでた謎の敵……星喰学派でもなく……裏社会の犯罪結社でもなく……どっかの国の暗部でもなく……ただの執念深いマスコミ……?
    え、これが正解だったりするの……? ウソでしょ……?

  • 81ぼっち23/08/08(火) 08:04:00

    (ついに明らかになった恐るべき敵の正体!)

    (……ちなみにやつら、私がラロマディラ経由でアオトハルトに来てることは知ってるのかな?)

    dice1d4=4 (4)

    1、スタァライトを出たところで見失った

    2、ラロマディラで見失った

    3、アオトハルトに行く途中で見失った

    4、もちろんアオトハルト行きも把握してんだよぉ!!!

  • 82ぼっち23/08/09(水) 07:56:04

    新聞配達(*つ´・∀・)つ📰「おはよーございまーす。新聞でーす」

    あ、お疲れ様でーす……。ふむ、今日もいろんなニュースが入ってきているな……。

    とりあえず……注視すべきは……ニツケサシミー関係のメディアだとわかった……。

    あの連中が今後、どんな記事を載せるかで……私がどう対応すべきか、決まるところがある……。

    まあ、しばらくは平穏だろう……一度、ラロマディラという無法地帯を挟んだからな……あそこで、私のことを完全に見失った可能性が高……。


    ■■ニツケサシミー日報■■

    『ラロマディラ大虐殺に、緑の髪の女の影!』

    ■■魚人共同通信社新聞■■

    『国際的テロリスト、アオトハルトに潜伏か。ラロマディラ経由の慎重な逃避行』


    ……………………。

    ……う、嘘やん……?

    や、ヤバい、ヤバすぎる……あの連中のこと、あまりに過小評価していたかもしれない……。

    ターゲティングはまだ、外れていない……今この瞬間も! 位置を把握されて、監視されている可能性が……いや、間違いなくそうされている!

    こんな記事が載る時点で……やつらがアオトハルトにやって来てない、なんて甘い話が、あるわけがないもの……!

    ど、どうする、どうする? のんびり新聞読んでくつろいでる場合じゃない!

    行動しないと……逃走か? 排除か? あるいは……?

    dice1d4=1 (1)

    1、こちらからやつらを見つけ出して排除する! メディア・フィッシングだ!

    2、アオトハルトを出たフリをして、変装して再入国。これで見失ってほしいな

    3、相手の正体がわかったからには、ニセ情報与えまくって混乱させたりできないかな?

    4、(コテージの窓にぶち込まれる銃弾)

  • 83ぼっち23/08/10(木) 07:55:50

    や、やつらが、私を報道することが目的なのなら……。

    当然、こちらを見て、追跡し続けることを、けっしてやめないはずだ……。

    逆に言うと……私がどこに行こうと……追ってこざるをえない……。

    ならば、釣りができる……。

    ヴワットジナーでテロリストを釣って仕留めたときのように……わざと追わせて……距離を縮めさせて……こちらからも見えるようになった瞬間に、叩く……!

    早期決着をはかるなら……これしかない……!

    ……そうと決まれば、お出かけの準備をしないとな……。

    独立したコテージにいては、どんな距離感でも……どんな方向からでも、行動が見渡せてしまう……。

    私を監視する者が、アングルと距離を限定せざるを得ないような……そういうロケーションを、これから探さないといけない……。

    というわけで……お散歩や食べ歩きみたいなフリをして、広い範囲をうろうろだ……。

    まあもっとも、アオトハルトは狭い国だから……わりとすぐ国中歩き尽くせてしまうんだけど。

    ……あるといいなあ……釣りのできる地形的なもの……。

    (そうやって、1日かけてじっくりお外を遊び歩いて)

    (アオトハルトの土地や施設をじっくり吟味した私が、釣りの場所として特に注目したのは……)

    dice1d4=3 (3)

    1、地下のライブハウス

    2、国を囲む城壁の中

    3、旧坑道

    4、おふろやさん

  • 84ぼっち23/08/11(金) 08:05:55

    場所としては……やっぱり、ここかな……? 坑道跡……。

    (暗いごつごつとした洞窟に、足を踏み入れる)

    (アオトハルトはかつて、鉱石関係の事業によって発展していた)

    (しかし、限りある資源を採り尽くしてしまい、事業が縮小し人も減り、今のようなこぢんまりとした国になってしまったという)

    (何も採れなくなった坑道は放棄され、ただ暗闇の中に朽ちるのを待つのみという状況だった)

    (そこに、今、光が差し込んでいる。かつて坑夫たちで賑わっていたこの場所が、マスコミとテロリストの決戦の舞台として、息を吹き返しつつある)

    無関係な人間がいなくて……狭く、入り組んでいて……。

    出入り口が複数あるから、追跡者をまくのにはちょうどいい……。

    だからこそ……私の追跡者たちも……危険を承知で、入ってこざるを得ないはずだ……。

    別の出口から脱出されて……獲物を見失ったら……大変だからな……。

    (ずんずんと、迷いなく奥へ進む)

    (枝分かれ道はいくつもある。そして、私は足跡を残さない。しっかり近付いて、進む先を視認しないと、すぐに見失うだろう)

    (この狭く暗い空間でそれをするということは、こちらからも視認できるようになるというデメリットがあるが、向こうはいつまでそんなことを気にしていられるだろうか?)

    ……釣れた、かな?

    (背後から、じわじわと迫ってくる気配)

    (息づかい。足音。あるいは、それよりも微妙な感覚情報。いろいろなものが私に、敵の接近を知らせる)

    (振り返って身構える。私が目にした敵は……)

    dice1d4=3 (3)

    1、総勢1名参戦!

    2、dice1d20=8 (8)  人のチーム

    3、ぞろぞろと100人以上来てるんですけど!?

    4、(無言の攻撃魔法)

  • 85ぼっち23/08/12(土) 12:49:05

    (*´ω`*)ジャン!

    (*´ω`*)(*´ω`*)ジャジャン!

    (*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)ジャジャジャン!

    (*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)ドジャアアァァーーーーンッ!

    ……多いな?

    記者1(*´ω`*)「いかにも」

    記者2( ´∀` )b「あなたほどの大物テロリストを追おうというのだ。ひとりふたりで何とかなるなんて楽観論は最初からない」

    記者3(*゚∀゚*)「我ら、ニツケサシミー記者ギルドの精鋭135名! 一丸となってこのヤマに当たる!」

    記者4(*ノ´∀`*)ノ「たとえ地の果てまで逃れようとも! 我々は追いかけるのをやめなぁい!」

    くそぅ、予想はしてたが……やる気がすごい……何があなたたちをそこまでさせる……?

    記者1( =^ω^)「ニツケサシミーであなたの船に踏み込み、文箱の中の手紙を見たとき、大物のネタを掴んだと思った」

    記者1(*´ω`*)「バリウラ王女殺しの真相……天にも昇る心地だった……しかし! その直後に証拠を隠滅され、あなたにも逃げられた!」

    記者1( ´゚д゚)「しかも、バリウラとロス・サントスで戦争が起こり、王女殺しも私が知ったのとは違う形で決着したアァーッ」

    記者1(´・ω・`)「これは歪められた偽の真相だと察した。こんなことは許されざると思った」

    記者1゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。「真実を、この事件の根幹であるあなたのすべてを暴き、その命まで抹殺せねば気が済まぬと思ったのだッ!」

    なるほど……あなたは、あのときの記者さんだったか……。

    実に分かりやすい言い分だ……説得は不可能だとよくわかった……。

    となると、もうあとは……私が死ぬか、あなたたちが死ぬか……ふたつにひとつというわけだな……。

    記者( ´∀` )b「いかにも」

    (ちなみにこの記者ギルド、人数以外の強みは……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、荒事にも飛び込んで取材する記者だもの。腕っぷしには自信あるよ

    2、剣、槍、弓矢、銃など、各種武装を取り揃えております

    3、dice1d100=75 (75)  %が戦闘タイプ魔法使い

    4、( =^ω^)📷️「気を付けろよ。お前が魔法を1発撃つ間にこっちは10回シャッターを切れるぜ」

  • 86ぼっち23/08/13(日) 14:37:59

    記者1(*ノ´∀`*)ノ「魔法はテロリストだけの専売特許じゃねえぜ!」

    記者2( ´∀` )b「漬け物石よりでかい一石を投じてやる!」

    記者3(*゚∀゚*)「実のところ、我々の4人に3人は魔法使いイイィィーッ!」

    記者4( ^ω^ )「報道に携わる者のたしなみとして、戦闘技術も磨いているぜ!」

    記者5゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。「今まさに食らえ! 数の暴力と基礎力量の暴力のコンビネーションを!」

    マジか……! マジなのかうわあああぁぁぁっ!?

    (連中が一斉に懐から杖を取り出し、攻撃魔法を放ってくる)

    (鉄、熱、地、闇、時、血、魂と、多種多様かつ夢のような編成である)

    (標的が私自身でなければ、その華やかさに見とれていただろう)

    とにかくこれはっ……ま、真正面から相手にしても勝てやしないっ……!

    逃げの一手だ……手も足も出ない圧殺という目に見える結末だけは、避ける!

    記者1(´・ω・`)「あ! 横道に逃げたぞ!」

    記者2(*つ´・∀・)つ「追え追えー!」

    少し移動すれば、いくらでも隠れようがある……この廃坑道を戦場に選んだのは、正解だった……。

    しかし、やつらは数が多いし、個人個人の実力も高い……これも確かだ……どうする、私……?

    (狭い坑道を進みながら、必死に考えを巡らせる)

    (取るべき戦術は……)

    dice1d4=1 (1)

    1、闇に紛れて、息を潜めて、ひとりずつ根気よく暗殺

    2、デコイを撒いて、同士討ちを狙う

    3、ラロマディラの焼き直しだ! 落盤戦術!

    4、坑道を根城にしていたモンスターさん( `д´)「なんやうるさいなあ人間どもめー」

  • 87ぼっち23/08/14(月) 22:37:33

    ……こういうとき……一番、やってはいけないのは……焦ることだ……。

    焦って、どうにかしないといけないという強迫観念にとらわれて……馬鹿みたいな奇策に飛びつくのが、一番よくない……。

    冷静になれ……気持ちを落ち着けろ……涼しい木陰にテーブルを出して、温かい紅茶を飲みながらくつろいでいるかのようにだ……。

    静かに……やるべきことを考えるんだ……。

    敵の方が数が多く……ひとりひとりの実力も、こちらを上回るというのなら……。

    その強みを……活かせない状況に、持っていくべきだ……。

    ……うん、落ち着いて考えると、やるべきことは決まっているな……。

    この、入り組んだ坑道と……暗闇を利用して……ひとりずつ、不意討ちで削っていく……。

    平凡な実力の個人にできるのは、それくらいしかない……!

    (よく見ると、坑道のあちこちに小さな窪みがあった)

    (そういう場所にうずくまるように息を潜め、追ってくる記者たちをやり過ごす)

    (彼らは全員が全員、集団でまとまって行動しているわけではなかった。しばしば、単独行動をしている者もいた)

    (私がまず狙うのは、そういう人たちだ。《拳銃(ショット)》の魔法だと音が大きいので、ここは──)

    ……《手裏剣(スライサー)》……。

    (高速回転する鉄のブレードを飛ばす魔法を、ひとりでいる人の背中に撃ち込んでいく)

    (この魔法の素晴らしい特徴は、発射したあとで方向転換ができるというところだ。万が一攻撃に気付かれても、どこから放たれたものか分かりにくい)

    (音もない鉄の刃が、坑道の中をスズメバチのように飛び回る。ひとり、またひとりと、さまよえる記者たちは闇の中に倒れ伏していく)

    (記者たち全体が異常に気付くまでに、私はdice1d135=12 (12)  人の暗殺に成功していた)

  • 88ぼっち23/08/15(火) 11:45:34

    記者1(´・ω・`)「くそう、あのねーちゃんどこ行った!?」

    記者2(;゚д゚)「おい、あっちの方見に行った仲間たちと連絡が取れなくなったぞ!?」

    記者3(´;ω;`)「うわああぁぁっ!? ダニーが死んでる! フィリップもだ!」

    記者4( ;`Д´)「発砲音なんてしなかったのに、ちくしょう! スライサーかよ!」

    記者5(゚Д゚;≡;゚д゚)「みんな、あまり広がるな! 敵は各個撃破を試みているぞ! ひとりになったらやられる!」

    …………ち。

    向こうも……気付くのが早い……まだ、10人ちょいしか倒せてないのに……。

    本当に、戦士として優秀なやつらだ……しかし、だからこそ、惜しい……。

    第2王女の件は、もう覆りようがないんだ……私みたいな小物にいつまでも関わり合っていないで……別の新鮮な事件でも追って、日銭を稼いで暮らせばいいだろうに……!

    ……しかし……そうはいっても……ここからどうする……?

    やつら、手分けしての捜索はやめて……ある程度の規模のチームで行動し始めた……。

    さっきのようなヒット&アウェイが、難しくなったぞ……。

    もちろん、最初から最後まで、ひとりずつのしらみ潰しで片付くとは思ってなかったが……次の手をゆっくり考える時間が、こんなに短いとは思わなかった……。

    だが、何とかしてひねり出さねば……確実で、安全な、攻撃手段を……。

    dice1d4=4 (4)

    1、とにかく隠れ潜む。何時間でも、何十時間でも

    2、通路にトラップを仕掛けまくりながら徐々に移動

    3、毒ガスふたたび

    4、救援が来たぞぉ!(1、フリーラックス先生 2、メスガキ先生 3、誰?):dice1d3=3 (3)

  • 89ぼっち23/08/16(水) 07:58:33

    すくなくとも……今は、逃げだな……。

    坑道の奥へ、奥へと逃げて……少しでも時間稼ぎを……。

    記者1( ゚ε゚;)「ぎゃうっ!?」

    記者2(´;ω;`)「あぶうっ!」

    記者3( ;`Д´)「あぎゃっ!?」

    記者4(゚Д゚;≡;゚д゚)「な、なんだあっ!? またいきなり何人かやられたぞ!」

    記者5( ;゚皿゚)「野郎ッ、また暗がりから撃ってきてやがる! くそッ、集団にまとまったらまとまったでつるべ撃ちかよ!」

    ……は? えっ、は?

    わ、私、何もしてない……。あいつら、誰にやられたって言ってるんだ……?

    (ドンッドンッ パパパンッ ドガガガガガガッ)

    遠くで……魔法の発射音が、連続している……記者たちと、誰かが、戦っている……。

    かなり離れてしまったから……戦闘の様子は見ることができない……何が起きている……?

    ……私への救援が来たのか……? フリーラックス先生か、ガーキン先生が……援軍を寄越してくれたとか……?

    いや、それもおかしい……あのふたりは、私がここにいると知らないはずだ……。

    誰が? 誰が私を守ってくれている?

    (困惑しながらも、私はその殺戮音の響く戦場に近付くことはしなかった。単純に危険だということがわかりきっていたからだ)

    (やがて……)

    dice1d4=2 (2)

    1、記者たち( ゚ε゚;)( ゚ε゚;)( ゚ε゚;)「「「て、撤退! 撤退ーっ!」」」

    2、記者たち(´;ω;`)「半分ぐらい仲間が潰された! 許せねえ!」

    3、記者たち、全滅

    4、腹に響く轟音……うわあ誰か坑道崩そうとしてる!!!

  • 90ぼっち23/08/17(木) 15:43:07

    記者1(´;ω;`)「あれだけいた仲間たちが! いつの間にかもう70人を切ってる!」

    記者2( ;`Д´)「ここまでやられて、尻尾巻いて逃げられるかよォッ……! 何としても、今撃ってきてるやつだけは始末する!」

    記者3( ;´・ω・`)「これやってるの、あの緑髪のおねーちゃんじゃないよね。どう考えてももうひとり、我々を後ろから攻めてる第三者がいる!」

    記者4(;´A`)「熱魔法使いは、もっと辺りを照らせ! 敵の姿を捕捉するんだァーッ!」

    (倒された人数が人数だけに、記者たちは退くという選択肢を失っていた)

    (彼らの目的は、私を倒すというものから、仲間たちの敵討ちにとって変わられている)

    (それゆえに、ただただ坑道の中を遠ざかっていく私を追う人数はほぼゼロになっていた。戦闘音は激しさを増すが、もはや私は当事者でなくなっていた)

    ……ふぅ、ふぅ……あ、今、頬にひんやりとした風が当たった……どうやら、出口が近いな……!

    もうこうなったら、どこの誰だかわからない助っ人さんにあとをお任せして、私はここを脱出してしまおう……。

    あれが記者たちの敵なのは間違いないけど、私の味方かどうかは確定じゃないもんね……こういうときは、最も臆病な選択肢を選ぶべき、だ……!

    (さらに奥へ、奥へ、奥へ……やがて、ほんのりと明かりが見えてきて、私は地獄のような坑道を脱出した)

    (そして──)

    dice1d4=1 (1)

    1、外で見回りをしてた記者(;゚д゚)「あ!」 バッタリ 私( ゚ε゚;)「あ!」

    2、大怪我を負って坑道から出てくる記者たちをひとりひとり仕留めていく作業

    3、轟音とともに、坑道が大規模な崩落を起こした。死者、行方不明者数不明

    4、助っ人の伝言「すべては終わった。お前が私の正体を探ろうとしないなら、お前がバリウラに帰るのを邪魔はしない」

  • 91ぼっち23/08/18(金) 13:12:45

    ……うん。まあ、そうだよね。

    (普通に考えて、記者たちが本当に全員一丸になって坑道に突入してきていたわけがないのだ)

    (ある程度の人数は、外に残しておくだろう。もしものときのために。別の出口から標的が逃げようとした場合の見張り役として)

    (そして私は、そういう「念のため」の人員に、見事遭遇してしまった)

    ……………………。

    記者(;゚д゚)「……………………」

    マジかぁ……マジだな……。

    じゃあ……戦うか……?

    記者(*`Д´*)「!」

    (この人物も、どうやら魔法使いのようだ)

    (突然のエンカウントの衝撃から早くも立ち直り、腰のベルトに差していた杖を抜いた)

    (抜き・構えのスピードはなかなかのもの。ただし、私は最初からそれを手に持って走っていたというアドバンテージがある)

    (向こうは充分な戦闘訓練を受けていて、しかしひと呼吸こちらより遅れた。こちらはただの学生に過ぎないが、幸運から先に構えることができていた)

    (プラスマイナスで総合的に互いを評価したとき──「撃ち」のタイミングはほぼほぼ互角と見てよかった)

    (あとは、発射される魔法の速度と、狙いの正確さ比べになる)

    (同時に叫ばれる呪文)

    (この決闘を制したのは──)

    私:dice1d100=40 (40)

    敵:dice1d100=70 (70)

    (高い方の勝ち)

  • 92ぼっち23/08/19(土) 15:42:41

    ぅぎっ……!

    (ふたりの間で火線が交差した)

    (ほんの一瞬の命の取り合い。その結果……膝をついたのは、私だった)

    (まず、凄まじい熱を感じた。それから、急激に体温が抜けていくような寒気)

    (敵の放った魔法は、私の右脇腹を貫いていた。苦痛は、意外なほどになかった……ただただ、傷口に異常な温度感覚がまとわりつき、私の心を恐怖一色で染めた)

    (恐怖……そう、恐怖である。私がひたすら恐れた死が、今、最も近く寄り添ってきている。死神が真後ろに立ち、肩に手を置こうとしているのが予感できた)

    あ、あああっ、あぁ……。

    (傷口に手で触れる。熱い血が、どろどろと流れ出している。私の命が、私の体からこぼれ落ち続けていて、止まらない)

    い、いやだ、い、い……。

    (一瞬、目の前が暗くなる。意識を失った先に、完全な無が、あるいは天国か地獄が、謎の安らぎがありそうに思えた)

    (それがとにかく恐ろしい。私は夢を叶えていないのに。人間が敗北し続けていた、死という力。それに打ち勝つことに成功していないのに)

    (不死を求め、魔族になるべく、星喰学派に身を置いたのに。地道に頑張っていれば、きっと永遠の命が手に入ったのに)

    (こんな。こんなところで。まだ20年も生きていないのに。20の1兆乗の1兆乗の1兆乗の100億乗すら微塵と呼べるほどの永きを生きたいこの私が、終わるのか?)

    (それは苦痛であり、恐怖であり、絶望であった。生きる。絶対に生きる。諦めてなるか。わずかに残っている力をふりしぼって、あがく……)

    (そう心が願っていても、私の体は自然と背を丸め、その場にうずくまってしまった)

    記者(;゚д゚)「ふー、なんとか勝てたぞ。ギリギリの戦いだった」

    記者( ;´・ω・`)「しかし、だからこそ手加減できなかった。思いっきり致命傷負わせたけど……」

    dice1d4=4 (4)

    1、(*ノ´∀`*)ノ「何としても始末しろっていうのがみんなの意見だったし、トドメさすべ!」

    2、(*´ω`*)「こいつの口から星喰学派の背後関係が聞けるかも! インタビューのために手当てしてあげよう!」

    3、( ;`Д´)「インタビューのために手当て……手当て……うわヤバい、血が止まらねえ! このままじゃ助からねえ!」

    4、(´;ω;`)「こいつがひとりで出てきたってことは……仲間たちはどうなったんだ!? おーい!」(私を放置して坑道の中へ)

  • 93ぼっち23/08/20(日) 14:58:36

    記者(;゚д゚)「あ! そういえば、こいつを追って坑道に入っていった仲間たちはどうしてるんだ?」

    記者( ;´・ω・`)「あんなに人数いて、あっさり逃げられるとも思えない……何か嫌な予感がする!」

    記者( ;`Д´)「こいつは……この怪我じゃもう助からないだろうし、放置で! 俺はみんなの様子を見に行くぞー!」

    (そんなことを叫んで、私を倒した記者は坑道に飛び込んでいった)

    (もはや無力なものとして放り出されたのは屈辱だったが、仕方ないとも思えた。私でも同じ怪我を負った人間を見たら、ここから何かできるとは思わないもの)

    (でも、だからこそ。今はチャンスだ)

    (やつの思い込みを、逆手に取る。もう再起できないだろう怪我を負ってなお、気力で立ち上がる)

    (流れ落ちた血は、もう体に戻すことはできないけど。これ以上血を失わない処置ぐらいは、何とかやってみよう)

    ……う、いっ……魔法……鉄魔法……!

    (地面に含まれている鉄分を取り出し、細くて丈夫なワイヤーを構成する)

    (それを使って、傷口を……ホッチキスで書類の束をとめるみたいに、バチン! バチン! と塞ぐ!)

    (これが、鉄魔法使いの私にできる、最大の応急処置だ。これ以上は……お医者さんに見てもらわないと、どうしようもない)

    ま、街へ……戻らないと……。

    いつまでも、ここにいたら、治療できずに、結局、死ぬ……急いで……くそ、くそ……足、動け……記者どもが、戻ってこないうちに……。

    (最後の気力をふりしぼり、這うようにしてアオトハルトの街へ向かう私)

    (医者が必要だ。絶対に、この怪我を治してくれる誰かの助けが)

    (心当たりは──)

    dice1d4=1 (1)

    1、普通に街のお医者さん!

    2、フリーラックス先生に教えてもらっていた! 隠れ住んでいる星喰学派の血魔法使い!

    3、市場に大きな薬草商のお店があった。あそこなら……。

    4、「こんなところで死にかけるとはかわいそうに。私が診てあげよう」また知らない人ぉ! 誰だよぉ!?

  • 94ぼっち23/08/22(火) 07:54:55

    もしかしたら……記者どもが追ってくるかもしれないが……。
    そうなったとき、あまりにわかりやすい場所に助けを求めるのは……危険かもしれないがッ……!
    しかし、どっちにしろ、今は、時間がないッ……真っ先に思い浮かんで……間違いなく、治療してもらえるところ……!
    たのもー……! たのもー……! 怪我、しました……助けてくださいーッ……!
    (私が向かったのは、アオトハルトの普通のお医者さんのところだ)
    (腹を血塗れにして飛び込んできた私を見て、向こうはどう思っただろう? いくらかでも、不審に思われるのは避けられなかったかもしれない)
    (しかし、どういう印象を持たれたにせよ、お医者さんはお医者さんとしての義務を優先してくれた)
    医者( ;´・ω・`)「こいつぁひどい怪我だ……血も相当流れてしまってるね? 大急ぎで手当てしなければ!」
    医者( ;`Д´)「アシスタントーっ! 手術の準備を! 輸血パックもしこたま持ってこーい!」
    医療アシスタント( ゚Д゚)ゞ「アイアイ・サー!」
    (私は即座に治療台に上げられ、麻酔をかけられた)
    (そのあとは……眠ってしまったから、何がどうなったのかはわからない)
    (だが少なくとも、ふたたび目覚めることはできた)
    (つまり、手術は成功したんだろう。治療中に記者たちが追いかけてきて私を殺そうとした、なんてこともなかったようだ)
    (白い清潔なベッドの上で目を覚ましたときに感じた喜びは、ここ数年で一番のものだったかもしれない)
    医者(*´ω`*)「いやー、大手術だったよ。あと30分輸血が遅れてたら助からなかったね」
    生かして下さって、ありがとうございました……本当に、本当に今回ばかりは死ぬかと……。
    医者( =^ω^)「おっと! まだ油断せずに安静にしててね。まるでライフル銃で貫かれたような派手な傷だったから、しっかり塞がるまでしばらくかかるんだ」
    は、はい。わかりました……しばらくお世話になります……。
    (できれば早くこの国から逃げたかったが、健康を第一に考えるならお医者さんの言うことには逆らえない。私は脱力し、布団の柔らかさに身を委ねた)

  • 95ぼっち23/08/22(火) 07:55:52

    (ちなみに……坑道にいた記者たちは、あのあとどうしたんだろう……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、とにかく大混乱。生き残った連中はアオトハルトから一時撤退

    2、坑道に残された大量の死体が地元民に発見される。全員死んだのか、生き残りがいるのか、まったく不明……。

    3、坑道が崩落。すべては地底に埋まり、戦闘の痕跡すら失われる

    4、医者(*´ω`*)「外国人の記者たちが、怪しい怪我人が来なかったかって聞き込みに来たけど、知らないって言っといたよ」

  • 96ぼっち23/08/23(水) 07:53:14

    ひとまず……命の危機は……脱した……。

    だが……不安はまだたんまりある……今、この療養中に……あの記者たちに襲われたら、ひとたまりもないからだ……。

    一応……トングは肌身離さず持っているが……こんな状況では、なかなか熟睡できないぞ……。

    ……………………。

    ……………………。

    ……………………。

    ……3日……経った……。

    でも、襲撃はない……。

    病院の先生や、看護師さんたちから、外の話を聞くと……坑道での戦闘が世間の知るところとなって……大騒ぎになっているらしい……。

    坑道のあちこちに散らばる、記者たちの死体……魔法を乱射したらしい痕跡……まるで戦争さながらだそうだ……。

    あの記者たちは、全滅したんだろうか……?

    仮に、生き残りがいるとしても……仲間たちの死体を埋葬していかなかったということは……まったく余裕なしで逃げた、ということだろう……。

    しばらくは……安心と見ていいかな……。

    ……そういえば、私が追い詰められたとき、助けてくれたのは……何者だったのか……?

    生きているのか……死んでしまったのか……新たな謎が増えた……。

    本当に味方かどうかも、不確定だし……いつかは、そちらについても……調べなくてはならないだろうな……。

    (グゥ~……)

    ……考え事してたら……お腹が空いた……。

    看護師(*ノ´∀`*)ノ「そんなちょうどいいタイミングで、お食事の時間ですよー」

    (アオトハルト・グルメ……今日の病院食は、何でしょう……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、まだ内臓が治ってないから、具なしスープのみ

    2、さっぱりフルーツとヨーグルト

    3、煮魚、ライス、ミソスープ!

    4、看護師( =^ω^)「体治す栄養が足りてないからね、お肉ガンガン食べてね」

  • 97ぼっち23/08/24(木) 07:56:38

    看護師(´・ω・`)「お腹がっつりえぐれてたもんね」

    看護師(*´ω`*)「腸とか30cmは短くなったし、消化能力もまだ回復しきってない。というわけで、今はスープだけで我慢してね?」

    (本日の献立:鶏ガラのスープ)

    わぁい……透き通っていて上品な見た目のスープだ……。

    ……ずずず。

    香りよし……味も旨味たっぷり……。

    よほどじっくりと時間をかけて炊いて、ダシを取ったんだろう……舌で栄養が感じられる……。

    でも、固形物がないのは寂しいなあ……。

    ……ずずず。

    ……胃がちぢんじゃう……。

    看護師( ´∀`)「あとdice1d10=5 (5)  日ぐらいで、おかゆとか食えるようになるから。それまでの辛抱だよ」

    怪我の大きさが大きさだけに、入院生活も長引きそう……。

    お金については問題ないけど、ずっとベッドにいるだけというのも退屈だぁ……。

    ……何か、横になっててもできる娯楽、ないものかな?

    簡単なものなら、看護師さんにお願いすれば、持ってきてもらえそうだけど……。

    (何する?)

    dice1d4=2 (2)

    1、読書するか……

    2、紙と鉛筆でお絵描きしてよう

    3、ずっと忘れていた……私、学生……勉強しないと……!

    4、ボードゲーム:dice1d2=2 (2)  (1、他の入院患者さんたちと 2、ひとりで)

  • 98ぼっち23/08/25(金) 07:48:35

    スープ生活、あと5日かぁ……。

    ……やっぱり胃がちぢんじゃう……。

    看護師( ;´・ω・`)「糖分とかビタミンとかコラーゲンとかたっぷり溶かしてあるから、餓死はしないから安心してね」

    はい……そこは心配してないですが……。

    それでももちろん……あんまりアクティブな気分になれないので……軽めにお絵描きなどして、時を過ごすことにしよう……。

    と、いうわけで……病室でもやれる……鉛筆スケッチをしていくよ……。

    絵の具使うのは、どうしてもベッドが汚れちゃうからね……アウトだね……。

    ……何を、描こうかな?

    よく考えたら、病室の中って殺風景だな……描きたいものが、なかなか見つからない……。

    お医者さんや看護師さん……いや、忙しくしているあの人たちに、ここにしばらくいてモデルになってください、とは言いにくい……。

    調度品も……実用一点張りの、飾り気のないものばかりだし……。

    …………んー。悩む!

    (最終的に、私が選んだモチーフは)

    dice1d4=1 (1)

    1、鏡を使って自画像描くよ!

    2、同室の入院患者さん描くよ!

    3、窓の外の景色がわりといい。描くよ!

    4、この世に実在しないものでもいいじゃない。幻想画描くよ!

  • 99ぼっち23/08/26(土) 09:06:29

    鏡を壁にかけてもらって……それを見ながら、しゃーしゃこしゃーしゃこ……。

    静かな病室に……鉛筆が紙の上を走る音だけが響く……なんとも落ち着くね……。

    しかし……入院着姿の私……。

    もともと体が丈夫な方でもないのに……いかにも「病!」って感じのこの服だと……より儚げに見えちゃうな……。

    しかも、まともな食事も摂れてないから……さらに肉が落ちた感じがして、倍率ドン! さらに倍! だ……。

    ……早く元気になりたぁい……。

    (しゃーしゃこしゃーしゃこ)

    こうしてじっくり見ると、髪も、だいぶ伸びてきた……。

    ニツケサシミーで散髪してもらったの、何ヵ月前だっけな……?

    ストレートパーマも、すっかりだれちゃった……。退院したら、また美容院行って、ととのえてもらわないと……。

    ……早く元気になりたぁい(2回目)……。

    (しゃーしゃこしゃーしゃこ)

    ……………………。

    ……………………。

    …………よし。

    軽いスケッチだし……今回は、こんなもんでいいか……。

    ほどよく集中できた……やはり私は、絵を描くのが好きなんだなぁ……。

    退院したら、油絵の具にキャンバスのフルセット持って……がっつり風景画を描きたいものだ……。

    ……早く元気になりたぁい(3回目)……。

    (ちなみに、今回のスケッチの出来映え:dice1d100=77 (77)  )

  • 100ぼっち23/08/27(日) 08:01:12

    ……うん。そこそこいい出来だ……。

    あとで、このスケッチを参考に、油絵の自画像を製作してもいいかもな……。

    まあ……自分の絵とか……自分の部屋に飾る気はないから……考慮の余地ありだけど。なんか気恥ずかしい。

    ……しかし、本当に、ニツケサシミーの記者連中からの接触がないな……。

    新聞も、買ってきてもらって読んでるけど……例の坑道の事件は、特に進展ないみたい……。

    一方、ニツケサシミーの新聞には、明確な変化があった……。

    主要な数誌が、休刊してる……もしかしてあいつら、本当にあの日に全滅したのか……?

    そうだとして、途中で私を助けてくれた、顔も見れなかったあの乱入者は、何者だったんだ……? そして、その人はその人で、生きているのか……?

    ……ベッドから移動できないと、謎が謎のまま、まったく解けないな……。

    早く退院したいが……まだスープ生活だし……慌てずゆっくり、待つしかないか……。

    せめて、退院したあと、優先して何をするか……その計画ぐらいは、立てておいた方がいいかもしれない……。

    (退院したら、何をする?)

    dice1d4=1 (1)

    1、記者連中の現状調べ

    2、助けてくれた人の正体を探る

    3、フリーラックス先生との連絡の復旧

    4、もう疲れたのおおおんバリウラ帰りゅうううう!!!

  • 101ぼっち23/08/28(月) 13:33:38

    (それから、5+dice1d50=32 (32)  日の入院期間を経て……)

    ついに……ついに……私、退院ッ……!

    医者(*´ω`*)「わぁわぁ」

    看護師(*ノ´∀`*)ノ「おめでとー」

    ありがとう……本当にありがとうございましたッ……!

    生きてるって素晴らしい……医療従事者って、本当に立派な職業……皆さんへの敬意がうなぎ登りだ……!

    医者(*´ω`*)「もうあんなひどい怪我しないよう、気を付けて元気に生きてね」

    看護師(*ノ´∀`*)ノ「長生きするんだよー」

    はいっ……お世話に、なりました……!

    ……………………。

    ……………………。

    …………さて。

    危ないことはマジでしたくないし……お医者さんたちの言っていたように、気をつけて長生きしたいもんだけど……。

    そのために、明らかな死の危険を排除することは……残念ながら……多少の危険を冒してでも、やり遂げないとまずいよね……。

    ニツケサシミーの記者連中……あいつら、結局どうなったのか……?

    坑道では大量の死体が見つかったそうだけど……あそこで全滅したのか……? それとも、生き残りがいるのか……?

    生き残ってるなら、今何をしているのか……? 私は知りたい……。

    というわけで、ここからは逆に……私があいつらを調べて、追いかけるよ……!

    探偵の真似事……向いてるとも思えないけど……いっちょ、やってみますか……!

    (情報収集だ! どうやってやつらを調べる?)

    dice1d4=1 (1)

    1、街の噂を集める

    2、警察署で坑道の事件について尋ねる

    3、アオトハルトの新聞社に潜り込む

    4、ニツケサシミー再訪

  • 102ぼっち23/08/29(火) 09:57:27

    あまり気にならなかったが……1ヵ月以上も、入院してたんだなぁ……。

    こんなに時間が経ってたら、今さら現場の坑道に行っても……何も残ってないだろうな……。

    かといって、警察署に話を聞きに行くのも……コネとかないし……。

    ……うーん、調べるといっても、情報源のアテにまったく心当たりがない……。

    仕方ない……普通に生活して……近所の人たちの噂話をあつめるか……。

    私の借りてるコテージのまわりにも……いっぱい、人は住んでる……通ってる市場も、レストランもある……散髪しに、美容院にも行くし……。

    人と話す機会は、社会の中で生きているだけで無数にある……。

    ……………………。

    ……………………。

    ……こんな無差別コミュ前提の思考してる私が、「ぼっち」を名乗り続けていいんだろうか……?

    まあ、今さら変える気もないが……吃り性が治って、ペラペラ立て板に水を流すみたいに話せる陽キャになったりしたら……また考えよう……。

    近所の人(*´ω`*)「あんれお嬢ちゃん、最近顔見なかったけど、どこ行ってたのー?」

    おっと、さっそく顔見知りのおばちゃんに声をかけられた……ええ、ちょっと食あたりで入院してまして……いや、大変でした……。

    病院では話す人もいなくて、退屈で退屈で……。私がいない間、何か面白いこととかなかったですか……?

    近所の人(*ノ´∀`*)ノ「あったあった! それがね、街外れの鉱山跡があるでしょ? あそこでねー」

    (こんな感じでいろんな人に話を聞いて回った結果。わかったのは……)

    dice1d4=1 (1)

    1、十数人の怪我した外国人が、アオトハルトをほうほうのていで出ていった

    2、私を探して回る怪しい人物がひとりいた

    3、マジで何もない。アオトハルトから出た外国人もいないし、アオトハルト内で生活している外国人も私以外いない

    4、( ´∀` )b「あんたが帰ってきたら、この住所を訪ねて欲しい……って伝言を預かってるよ!」

  • 103ぼっち23/08/31(木) 07:34:07

    住人1(*´ω`*)「旧坑道での外国人大量死事件。うちの国であんな派手なことが起きるなんてねえ」

    住人2( -∀・)「外国人といえば、1週間ぐらい前に外国人の集団が国境門を出ていったって、国境番の兵士さんが言ってたよ」

    住人3(´・ω・`)「俺も聞いた。十数人いて、全員が頭に包帯を巻いてたり、腕を布で吊ってたりして、結構な怪我をしてたって」

    住人4( ;´・ω・`)「……なんかあからさまに坑道事件と関係ありそうな雰囲気じゃねぇ? 国境番はそいつら引き止めなかったの?」

    住人5(;´A`)「話聞こうとしたら、魔法で眠らされて逃げられたって」

    住人6( ゚ε゚;)「あからさまに重要参考人やん。後ろ暗さバリバリのムーヴやん」

    ……ものすごく、重要な話を聞けてしまったな……。

    そうか……前に坑道事件の顛末を聞いたとき、記者たちの生き残りの動向がつかめなかったのは……彼らも怪我をして、治療をしていたからなのか……。

    私のように、病院にかかることはせず……どこかに潜んで、傷の癒えるのを待って……動けるようになってから、ようやく撤退をしていったと……そういうことか。

    しかし、それだけ彼らが満身創痍だとしたら……今は、組織的な機能も麻痺状態になっているのでは……?

    少なくとも、入院中の私を襲うこともできなかったわけだし……国を跨いで、私の郵便物を覗き見るとか、そういうこともできなくなっている可能性が……。

    ……敵の正体を、フリーラックス先生に伝えるなら、今だな……。

    そして……先生にあとを任せれば、きっとうまく片付けてくれるだろう……標的がはっきりわかったんだ……星喰学派のコミュニティは世界規模……暗殺は容易だ……。

    しかし……。

    (このときの私の気分は──dice1d100=31 (31)  )

    (1ほど消極的で、もう関わりたくない。100ほど積極的に突っ込んでいきたい)

  • 104ぼっち23/09/01(金) 10:09:02

    ……………………φ(..)カキカキ

    『先生へ。一連の問題の根幹は、ニツケサシミーのマスコミの人たちでした。

     彼らは100人超の集団で私を襲ってきました。何とかその場をしのぐことはできましたが、怪我をしてしまい、まだまだ本調子ではありません。

     よろしければ、そちらで追撃をしてもらえないでしょうか。彼らも手負いで逃走中です。体勢を立て直す前に始末をつけなければ、事態はさらに泥沼になることでしょう』

    ……まあ、話の芯はこんなもんでいいよな……。

    あんな大集団と真向勝負なんて、もう二度とゴメンだ……不意討ちでも罠に嵌めるのでも、どんなやり方でもやり合いたくない……。

    でも、放っておいたら、また私を追いかけてくるだろうし……彼らは、私個人の敵じゃなく、星喰学派全体にとっての脅威だ……。

    ここは素直に、フリーラックス先生に任せておくのが、ベスト・オブ・ベストだろうね……。

    ……文章は暗号化したし、宛名も差出人名も偽名……さらに、アカデミアとは無関係な場所を経由させて、フリーラックス先生に送る……。

    今回はさすがに、普通に届くだろう……あとは、返事を待つのみ……。

    (市場で買った新鮮な野菜とお肉で作った、ガッツリめの食事を食べながらのんびりする。うんうん、病院食にはないお味だ)

    (そして数日後、フリーラックス先生からお返事が来た)

    (その内容は……)

    怪我を心配してくれてる:dice1d100=87 (87)

    向いてない戦いをするな阿呆!:dice1d100=80 (80)

    100人以上相手にして、どうやって生き残ったん?:dice1d100=26 (26)

    え、マスコミが黒幕……え?:dice1d100=13 (13)

    こっちから戦力出してそいつらを叩くぞ:dice1d100=56 (56)

    お前わしに任せて楽しようとしてないか? ダメだね!:dice1d100=39 (39)

  • 105ぼっち23/09/02(土) 11:29:09

    🦔「なんちゅーこっちゃ……腹ぶち抜かれる怪我て。お前、無理したらいかんぞ」

    🦔「問題を解決しようと試みるのはいいことじゃが、そりゃ自分の安全を脅かされない範囲でのことじゃ。ヤバい気配があるときは、素直に一歩引くことを覚えよ」

    🦔「とにかく、治っておるんならよかった。筋がいい弟子を、こんなことで失うのはもったいないからの」

    ……うう~……文章から伝わってくる先生の優しさが身に染みるぅ。

    うん、これからはもっと『いのちだいじに』で頑張ります……不死のまぞくボディを手に入れるって夢を叶えるには、命がないと無理ですもんね……!

    🦔「さて、我々に対する様々な妨害の裏にいたのが、ニツケサシミーの報道機関だというのはわかった」

    🦔「実のところ、そのことはわしも掴んでおった。お前の手紙が来る少し前にじゃがな」

    🦔「正体がわかった以上、こっちから攻勢に出るのをためらう理由はない」

    🦔「わしはこれからガーキンと協議し、殲滅部隊の編成にかかる。お前は……さすがに無理せず、そこで大人しくしとけ」

    🦔「あ、それと、お前のピンチを救ったという何者かじゃが……」

    dice1d4=3 (3)

    1、わしも知らん……何それ、怖……

    2、アカデミア星喰学派とは無関係なアオトハルト星喰学派が元気。もしかしたらそういうことかも

    3、わし以外のアカデミア星喰学派の差し金

    4、その坑道には、大昔の戦争で死んだ魔法戦士たちの亡霊が今も出ると噂されておってのう……入ったやつは大抵死に、生きて出た者も呪われるとか……

  • 106ぼっち23/09/04(月) 10:44:06

    🦔「我らアカデミア星喰学派も一枚岩ではない」

    🦔「たまに会議をして意思統一を図ることもあるが、基本、我の強い者ばかりゆえに、普段は他に連絡をつけずに好き勝手に行動しておる」

    🦔「わしがお前にやらせたように、部下を外国に派遣したりな……遠くの場所の情報に詳しいやつは、そういう目や手足を必ず持っておる」

    なるほど……外国だからアカデミアとの縁は薄れたかと思ってたけど……そうでもないのか……。

    ……待てよ。今までの私の旅路、その人にずーっと見られてた……?

    そ、そう考えると、はずい……めちゃくちゃ恥ずかしい……! 

    🦔「アオトハルトの坑道事件と前後して、星喰学派幹部連にもいくらかの動きが見られた」

    🦔「おそらくは、幹部の誰かが現地の部下に命じて、お前の様子をチェックさせておったのじゃろう」

    🦔「監視中に抗争が始まり……お前がピンチと見たので、手助けをしたといったところか」

    🦔「ちなみにこの監視者と、その上におる幹部は……わしにとって……dice1d2=2 (2)  (1、友好的 2、敵対的)じゃ」

    🦔「お前を助けた者は、お前に一切接触していないようじゃが。今後、そいつが取ると思われる選択肢は……」

    dice1d4=2 (2)

    1、積極的に動きすぎたから、アカデミアに呼び戻されてる

    2、影としてお前の監視を継続するであろう。今も……

    3、お前に接触してくる可能性が高い

    4、仕留めきれなかったマスコミたちを始末するため、ニツケサシミーに直行!!!

  • 107ぼっち23/09/05(火) 12:33:05

    🦔「同じ星喰学派でも、わしとは敵対的な一派がおる」

    🦔「そやつらはわしの私的な戦力について、情報収集を普段から行っておる……もちろん弟子についても把握しておろう」

    🦔「おそらく、お前を助けたのは、お前を監視するために派遣されたその敵対派のメンバーじゃろう」

    🦔「助けられたからといって、安心して仲間だなどと信用しないようにせい。何かの下心があったことは間違いないからだ」

    🦔「一番シンプルで、害のない可能性は、わしに貸しを作ることだろう。そうであってほしいが……ま、油断だけはするな」

    🦔「お前をずっと監視しつつ、坑道の事件のときまで存在を気付かせなかった実力者じゃ……本格的に敵対したら、今のお前では勝ち目がない」

    🦔「現在進行形で、お前はそいつに監視されていると考えられる。だが、あえて気にするな。お前から何かしなければ、向こうも危害は加えてこないじゃろう」

    えっ、えっえっ……み、みみ、見られてるの……?

    今の今も? わりと私、だらしなーくごろごろしてたんだけど……!?

    (思わずコテージの窓を見る。その先に広がっているのは、のどかな風景で、謎の監視者なんか影も形もない)

    (でも、先生がいるというのなら……いるのだろう。隠密に長け、戦闘タイプの魔法使いを数十人まとめて始末することができるような、恐るべき忍びの者が)

    ……頼れる味方かと思ったら……敵かぁ……。

    いつか、もし、そんなのと戦わないといけないとなったら……どうすれば勝てるんだろう……?

    (まあ、とりあえずはいろいろひと段落したと思おう)

    (これからは特にやらないといけないこともないわけだけど……何をして過ごそうか……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、敵意ありませんアピールのためにも、のんびり日常生活を楽しもう

    2、怪我をして死にそうになるの怖かった。応急手当のやり方を勉強しよう

    3、怪我をして死にそうになるの怖かった。早くまぞくになるためにも人食いを試みよう

    4、怯えて過ごすのはごめんだぁ! 強くなるべく修行するよ!

  • 108ぼっち23/09/07(木) 07:31:58

    今回の件で……あらためて、死に臨む恐ろしさというものを実感した……。

    怪我の苦痛……血が抜けて、体が冷えていくあの感覚……本当におぞましい……二度と味わいたくはない……。

    死を超越するため……何としても、不死の肉体を持つまぞくにならねばならない……。

    だが……道のりは遠い……途中で、また、大きな怪我をすることも……あるかもしれない……。

    可能な限り、避けるつもりではあるが……もしものときのために……自分で自分を治療する術を身につけておくと……いいかもしれないな……。

    ……少なくとも、また鉄魔法で……むりやり傷口を縫うのは……嫌だ……。

    あれ、痛いし……清潔感ゼロだし……ホントに効果があるのかも……怪しいし……。

    安全で、効果があって……きちんと医療技術として認められている……そんな応急手当のやり方を、学んでおく必要があるッ……!

    ……と、いうわけで……。

    図書館に行って……いろいろと、医学関係の本を借りてきました……。

    今は時間が有り余っているので……ゆーっくり丁寧に読み込んで……知識を頭に叩き込んでいきたいと思います……。

    ……切り傷……擦り傷……打撲、捻挫、骨折……火傷……怪我の種類別の対処法……。

    旅先で病気になったら……回復に必要な栄養……正しい休み方……。

    どこででも手に入る薬草……健康にいいツボ……身のまわりを清潔に保つことの重要さ……ふむ、ふむふむ……。

    (何日もかけて、何冊もの医学書を読破していく)

    (最終的に、得られた知識は……)

    怪我の応急処置のやり方:dice1d100=36 (36)

    病気への対処法:dice1d100=70 (70)

    薬の知識:dice1d100=63 (63)

    効果的な殺菌、消毒のやり方:dice1d100=95 (95)

    リンパマッサージのやり方:dice1d100=12 (12)

  • 109ぼっち23/09/09(土) 08:27:40

    『怪我!? そんなんガーッて洗ってガーッて清潔な布当てて安静にしとけ!』

    ……怪我の治療法についての記述は……だいたい、どの医学書でも、こんな感じだった……。

    血が出るような怪我をしたときは……素人は、本当に基本、それくらいしかできることはないのかもしれない……。

    傷口からばい菌が入らないようにして……血が可能な限り流れないようにして……速やかに病院に駆け込め、と……道理といえば……道理過ぎる……。

    そして……ばい菌が入らないようにする……これを徹底するだけで、死なない確率はガッツリ上がるということも……確かなようだ……。

    清潔にする……殺菌、消毒を普段から行い、いざというときも傷口をきれいに保つ……怪我のときだけでなく、病気も予防できるステキスキルだ……。

    ある意味、これが医療の基本中の基本であり、奥義なのかもしれない……。

    なので、さまざまな殺菌、消毒の方法を……深く調べてみたよ……。

    アルコール……次亜塩素酸水……オキシドール……道端で採取できる、殺菌効果のある薬草……。

    道具類の煮沸消毒……部屋の中の、汚れやすい場所の掃除の仕方……歯みがきのやり方、お風呂に入ったときどこから洗うか……!

    工夫できる部分は、山のようにある……日常生活の中の、細々とした要素について……清潔を心がけながら生きてみよう……!

    (テッテレー! 身のまわりの清潔感への意識が少し上昇した!)

    (お掃除スキルが上がった! 洗濯スキルが上がった! お風呂に入る時間が少し長くなった!)

    ……そういえば、この国に来てから……私、どんな風呂に入っているんだろう……?

    今借りてるコテージに、お風呂ってあったかな……?

    dice1d4=4 (4)

    1、コテージに専用の薪風呂があるよ!

    2、コテージにお風呂はないんだ! 近くの公衆浴場に行こうね!

    3、コテージにお風呂はないんだ! 山の中に温泉が湧いてるからそこに行こうね!

    4、蒸し風呂と川のコンビネーション

  • 110ぼっち23/09/11(月) 10:26:43

    (ムンムンムンムン)

    ……サウナの蒸気で、体を暖めて……めいっぱい汗をかく……。

    白樺の枝葉を束ねたもの……ヴィヒタで、たまに肌をぺちぺち叩く……これをすると血行がよくなり、汗の出もよくなるという……。

    (ムンムンムンムンムンムンムンムン)

    ……うあー……。

    蒸気の水分じゃない……体内の老廃物を追い出す汗が……全身をだらだら流れていくのがわかる……。

    ……よし、今がちょうどいいタイミングだ……。

    サウナを出て……外を流れる冷たい川に……ダーイブ……!

    (ドボォン)

    ひぃーっ……! ひゃっこい……!

    でも、この、毛穴という毛穴がぎゅっと引き締まる感覚は……クセになるね……!

    よく汗を落として……水から上がって……。

    デッキチェアに横たわり、自然の風にあたる……。

    ……うぁー……。ととのうー……。

    アホみたいに気持ちいい……前も、サウナ入ったことあるけど……私、やっぱり、これ好きだー……。

    ……………………。

    でも、私の求めてる清潔感を得るための入浴としては……充分だろうかこれ……?

    もうちょっとこう、熱いお湯に浸かりたいというか……もっと、やりようがありはしないか……? いや、気持ちいいし、さっぱりするけどさあ……。

    ……あー……外気浴で全身溶けるー……細かいこととか、どうでもいいかぁ……。

    (1時間ほどかけてだらだら)

    ……さて。

    さっぱりしたし、食事でもしに行くか……。

    dice1d4=4 (4)

    1、オシャレなカフェレストランにGO

    2、魔物焼肉のお店にGO

    3、背徳感高めのラーメン屋にGO

    4、甘ったれんじゃねえ私! 自炊だ自炊!

  • 111ぼっち23/09/12(火) 10:07:49

    ……いや。

    外食はどうしても……塩気や脂気が強くなりすぎる……。

    病み上がりで、まだまだ体力が回復しきっていないのに、それは良くない……。

    (サウナも良くない? まあそれはそうですが一旦置いとこう)

    ここは……自分で材料を買って……栄養バランス考えた料理を自作するべきだな……。

    市場に行けば、大体のものは手に入るだろう……。

    (というわけで、多種多様かつ夢のような食材に溢れる市場へとやってきたのだ)

    さて。何を買おうか……。

    こういうときは……量が多くあって、安いものを選ぶのがいい……それがこの土地の名産で、旬のものだからだ……。

    山のような同じものの中から……特に新鮮そうなのを選ぶ……で、ゲットした食材から……作れそうなメニューを考える……。

    今日のお買い得品は……。

    dice3d45=25 28 28 (81)

    1、鶏肉 2、豚肉 3、牛肉 4、羊肉 5、魔物肉

    6、ナマズ 7、ウナギ 8、コイ 9、川エビ 10、川カニ

    11、タマゴ 12、トーフ 13、豆の缶詰 14、トマト 15、ナス

    16、キュウリ 17、キャベツ 18、タマネギ 19、ニンジン 20、ピーマン

    21、セロリ 22、シイタケ 23、ダイコン 24、カブ 25、ビーツ

    26、ジャガイモ 27、サツマイモ 28、パン 29、ライス 30、パスタ

    31、ソバ 32、リンゴ 33、オレンジ 34、ブドウ 35、イチジク

    36、イチジクのタルト 37、天使 38、秘密の皇帝 39、ドロローサへの道 40、特異点

    41、らせん階段 42、カブトムシ 43、特異点 44、ジョット 45、カブトムシ

  • 112ぼっち23/09/12(火) 10:09:33

    【ここで被るのかぁ……】

    【食材ふたつだけじゃ物寂しいので、もうひとつ……】

    dice1d45=35 (35)

  • 113ぼっち23/09/13(水) 08:02:29

    ほほう……ビーツが売ってるな……。

    丸々としていて……大きい……葉と茎も勢いがあるぞ……。

    ビーツといえば……飲む輸血と呼ばれるくらい、栄養豊富な野菜だ……。

    特に、血の材料になる鉄分が多く……怪我でいっぱい血を失った私には、うってつけの食材かもしれないぞ……。

    ……おっ、イチジクもお安い……。

    大ぶりで、ほどよく身が裂けていて……中の赤い果肉が見えている……香りも豊かだ……。

    よく熟れていて、今こそまさに食べ時! って風情だな……中の蜜がこぼれ落ちてきそう……。

    おっと、ベーカリーも競合しているな……。

    柔らかそうな白パン……香ばしいバゲット……種類もいっぱいだ……。

    今回は、サンドイッチに向きそうなやつをいただこうか……。

    ……んー、ちょっとさっぱりし過ぎている気はするが。ガッツリ、という気分でもないし、まあいいか。

    さて、持ち帰った食材で、料理……作りますか……。

    といっても、凝ったことをするわけじゃない。ビーツは皮を剥いて千切りにして……酢を使った調味液に、軽く馴染ませる……。

    イチジクも皮を取り、薄めのくし型切りに……。

    軽くトーストして、バターを塗ったパンに……ビーツとイチジクをたっぷり乗せて……。

    ついでだから、フレッシュチーズも少し散らそう……最後に、上からもう一枚のパンで挟み込んで……完成。

    つ【ビーツとイチジクのサンドイッチ】

    どれどれ……(モグッ)……お、いけるいける。

    ビーツのシャキシャキ感に、イチジクのねっとりした甘みが絡みつく美味さだ……。

    肉や卵使わなくても……野菜と果物だけでこれだけ食べごたえ出るんだなぁ……ビーツてんこ盛りに挟んだのが正解だった……。

    うん、うま、うまうま……。

    (口のまわりをビーツの汁で真っ赤にしながら、サンドイッチを食べていく……)

    dice1d4=3 (3)

    1、余は満足じゃ

    2、あとはデザートが欲しくなってきた

    3、ちょっと足りない……もう1品買い足してくるか

    4、食べすぎた……腹ごなしに、散歩でもしてくるか

  • 114ぼっち23/09/14(木) 07:50:36

    ……うん。

    やっぱりこう……今の私は、病み上がりである以上に……育ち盛りだったみたいだ……。

    野菜と果物のサンドイッチだけだと……ちょっと物足りない……!

    ボリュームは充分あったけど……こう、ね? タンパク質を、ね?

    (ナプキンで口まわりをぬぐってから、またいそいそと出かける準備をする)

    ま、まあ、そんなにめちゃくちゃかっ食らいたい、ってわけじゃないんだ。

    ほんの1品、わずかな心の隙間を埋める程度の量を買い食いできればそれでいいんだ。

    出来合いの……ホットスナックとかがいいかな。

    買って、その場で食べて、2分もかからずごちそうさまできるようなやつ。

    市場には屋台もいっぱいあったし、そういうところで探せば、好みのものがすぐに見つかるだろう……。

    てーがるで安くてー、ちゃっと食える美味いやーつ……。

    (屋台の間を漂うように、どんなものがあるのか見て回る)

    ……ん? あれなんかいいかもしれないな?

    dice1d15=14 (14)

    1、焼き鳥 2、唐揚げ 3、コロッケ 4、メンチカツ 5、肉まん

    6、揚げ卵 7、卵焼きの串 8、たこ焼き 9、おにぎり 10、ラーメン

    11、握り寿司 12、クレープ 13、焼き魚 14、アメリカンドッグ 15、ベイクドモチョチョ

  • 115ぼっち23/09/15(金) 15:20:58

    屋台の人( =^ω^)「いらっしゃいいらっしゃい~。アメリカンドッグいかがっすか~」

    アメリカンドッグ……?

    ……アメリカって何だ……?

    屋台の人( =^ω^)「アメリカンドッグの『アメリカ』が何か気になるかい?」

    屋台の人( ^ω^ )「俺も知らねえ。だが、うちの一族は先祖代々コイツを売り続けてきた……dice1d1000=896 (896)  年以上の間な!」

    屋台の人( ´∀` )b「だから、味には自信がある! 腹が減ってるなら食ってみいや!」

    そんな挑戦をされては……受けて立たずにはいられないな……!

    さてさて、どのようなものか……? ほほう?

    ふわふわしたスポンジ生地の中に、ソーセージが入っているのか……。

    いや、串に刺したソーセージに、分厚いスポンジ状の衣がついていると表現すべきだな……。

    味は……(もぐっ)……おっ、意外と甘い……。

    でも、この衣の甘さが、塩気と脂気のあるソーセージと好相性だ……! うん、うん、ほどよいジャンク感……イケるね……!

    屋台の人(*´∀`)ノ「ケチャップとマスタードをかけると、さらに味に深みが増すぜ」

    下さい……!

    (もぐもぐもぐもぐもぐもぐ)

    ……ふう……食ったぁ~……。

    病み上がりによくない、油と糖分と塩分のオンパレードだった気がするが……まあ、1本だけだったし、セーフセーフ……。

    野菜はサンドイッチで、先んじてたっぷり摂ってるし、これでバランサよくなったと言えなくもない。うん、問題はない……。

    (市場の隅の道端に座り込んで、心地よい満腹感を味わう私)

    (やはり問題がひとつ解決したあとというのはいい……気持ちがゆったりできる……)

    (あと何か、やることあるかな……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、そうだ、石鹸とシャンプー買い足さなきゃ

    2、やることないので、市場をもう少しぶらぶらしよう

    3、アオトハルト名物の、国を囲む城壁を見てみよう

    4、そういや、今も私を監視してる誰かがいるんだよなぁ……どんな人なんだろうなぁ

  • 116ぼっち23/09/16(土) 13:05:29

    アオトハルトを囲む巨大な壁は……外をうろつく魔物たちから街を守るための、重要な施設だ……。

    分厚く、頑丈で……高さも相当なものがある……。

    目測だけど……ざっと、10+dice1d50=11 (11)  mぐらいかな……?

    これなら、空を飛ぶ魔物でもない限り、中に入ってはこれないだろうな……。

    もちろん、壁の上に兵士さんたちが待機しているので……飛行タイプが来ても、うまいこと撃ち落とせるという……隙のない設計だ……。

    …………で。

    その立派な壁に……登ってみたいと思いまーす……!

    分厚い壁は、それ自体が建物のようになっている……中には階段があり……一般人でも、登ることができるのだ……。

    アオトハルト最大の観光名所であり……デートスポットとしても知られているらしいね……。

    まあ、独り身でも……景色を楽しむために登るのは……悪いことじゃないはずだ……。

    というわけで、お邪魔しまーす……。

    ……おおお、階段長い……窓もないから……ちょっと、方向感覚狂うな……。

    そして、てっぺんに出ると……おお……この開放的な景色よ……!

    世界の果てから吹いてきたような強い風と……青い空……そして……。

    (高所から見た印象的な風景、具体的には……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、どこまでも続く緑の山々

    2、雄大に広がる紺碧の海

    3、壁の回りで群れをなし、雄叫びをあげながら絶え間なく突進してきている魔物たち

    4、イチャつくカップルの群れ(至近距離)

  • 117ぼっち23/09/18(月) 10:36:34

    おお……。

    山の上の国で……高い壁の上に登ったから……遠くに、雄大な海の広がりが見える……。

    水平線の丸みが……青空と水の翠の境目が……紺碧をけぶらす、太陽の反射が……美しい……。

    ……お。外洋に行くのかな……? 大きな船が沖に進んでいくぞ……。

    ……海……船、かぁ……。

    このアオトハルトから、別な国にまた旅行するとしたら……次は、船旅をしてみたいなぁ……。

    ニツケサシミーでも船には乗ったけど、あのときは自分で操縦したし……今度は客として乗りたい……。

    デッキで寝椅子に腰かけて……爽やかなジュースを飲みながら……潮風を浴びて、景色をのんびり眺めるんだぁ……。

    そんで、新鮮な海の幸食べたいなぁ……プロのシェフが調理した、手間暇かかったやつ。

    ソースかかったでっかいエビとか……レモン搾った生牡蠣とか……白身魚のワイン煮とかいい……!

    ……あー。ヨダレ出てきた……。

    (実際、どうしたもんかなあ)

    (もうそこそこ長い期間、アオトハルトにいるし。別の土地に移動してもいいっちゃいいんだよなぁ)

    (もうすっかり傷も癒えた。長旅も苦ではないだろう)

    (私の選択は……)

    dice1d4=3 (3)

    1、思い立ったが吉日。また旅の空だ!

    2、旅行の準備は始めよう。必要なものいろいろ買い足さないと。

    3、病院代で出費がかさんだし、バイトして旅費を万全にしておきたい

    4、アオトハルト防衛相( =^ω^)「えー、かつてない規模の魔物の群れが国を取り囲み始めやがったので、やつらを狩り尽くすまで国外への移動を禁止しまーす」

  • 118ぼっち23/09/20(水) 07:46:36

    怪我の治療費で、そこそこのお金がふっ飛んだしなぁ……。

    その前には、魔物素材市でゴルデミリオンの胆石も買ってる……。

    ラロマディラでゲットした砂金のお陰で、貯金総額自体はまだそれなりにあるけど……一度、がっつり削れると……そこを補填したくなるのが女心……。

    ……よし。旅に出る前に、ひと働きしよう。

    ……前に、スタァライトで働いたときは……雇い主さんにとんだ不義理をしてしまったからなぁ……。

    就職して、数日で出奔は……我ながらひどすぎる……必要なことだったとはいえ……。

    まあ、うん、あんなことを繰り返さないよう……労働への責任感を、あらためて育てるためにも……働いて稼ぐのだ……!

    ……で、何やろう?

    やっぱり飲食業かなあ……やっぱり経験あるのはでかいよね……。

    でも、まったく別の業種を経験したいという気持ちもある……。

    とりあえず、ギルドのお仕事紹介掲示板でも見て決めるか……。

    (というわけで、求職中の人たちの心強い味方、ギルドハウスを訪ねたのだ)

    (世の中に数あるお仕事。その中で今回、私が選んだのは……)

    dice1d4=3 (3)

    1、やはりごはんとともに! レストランのウェイトレス

    2、アオトハルトを囲む壁の修理!

    3、出版社もあるのか……絵を売ってみよう

    4、まものたいじ

  • 119ぼっち23/09/22(金) 07:56:54

    うぬぼれるつもりはないけど……私といえば、「絵」ってところは……あると思う……。

    ギルド掲示板の求人欄には……出版社からのものもあった……本作りに必要な人員を、さまざまなジャンルで募集しているようだ……。

    たとえば……挿し絵画家、とかね……?

    本のジャンルにもよるけど……これならそこそこ、やれると思う……!

    と、いうわけで、出版社さんに殴り込みだぁ……! ごめんください……! お仕事くださぁい……!

    出版社( =^ω^)「来やがったなこの野郎! いいだろう、貴様の腕前、見せてもらおうじゃないか!」

    はいっ……サンプルにこれまで描いた絵を持ってきました……! こんな具合の作風なんですが、いかがでしょう……?

    出版社(゚∀゚≡゚∀゚)「ふむふむ、ふむふむ……よし! このレベルならいけるな! 採用!」

    わぁい!

    出版社(*ノ´∀`*)ノ「ではさっそく、今度ウチで出す本の挿し絵を描いてもらうよ!」

    出版社( ´∀` )b「本文の原稿はあるから、これを読んで、イメージを膨らませて描いてほしい!」

    出版社( =^ω^)「カラーを1枚、モノクロを5枚……さしあたりそれだけお願いしよう!」

    かしこまりました……! では、原稿を拝見……!

    (原稿の束を受け取り、編集室のすみっこで黙々と読書開始)

    (私が絵をつける作品とは……?)

    ジャンル:dice1d13=4 (4)

    1、冒険小説 2、推理小説 3、恋愛小説 4、グルメ小説 5、旅行小説

    6、歴史小説 7、SF小説 8、格闘小説 9、戦争小説 10、ピカレスクロマン

    11、コメディ小説 12、幻想小説 13、えろいの

    作品の出来:dice1d100=50 (50)

  • 120ぼっち23/09/23(土) 18:08:57

    グルメ小説かぁ……あまり読んだことのないジャンルだ……。

    (ぺらぺら……ぺらぺら……)

    うん……うん……面白い……いろんな食べ物出てくるなぁ……。

    面白くて……美味しそうで……。

    ……特に尖ったところもなく……無難……。

    そこそこ売れて……いい感じに評判になって……でも、大ヒットまではしなさそう……。

    出版社( ^ω^ )「ビックリするほど普通やろ?」

    出版社(;´A`)「だからこそ逆に、誰に挿し絵任せるかの選択が難航してたの。大御所に任せるのは違うし、安価で低質な絵師にやらせるのも違うし」

    出版社(*ノ´∀`*)ノ「だから、名は知られてない新人だけど、技術はしっかりしてる絵師が来てくれたのは渡りに船ってわけでね!」

    なるほど……もちろん、引き受けたからには、全力でいきましょう……!

    ……しかし……グルメ小説……グルメ小説の挿し絵って、どういうモノを描けばいいんだ……?

    とりあえず、出てくる食べ物を美味そうに描かないといけないのは確定のはずだ……。

    でも、それだけだと弱い……。

    プラスワンで、何か売りになる要素を盛り込みたいが……ふぅむ……どうしたものか……?

    (考えに考え抜いた結果の、私の方針は……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、メシを食ったときのキャラのリアクションをデフォルメしてオーバーに描いてみよう

    2、料理をするときの手順がわかるように、漫画のようにコマ割りを使って連続性のある絵にしよう

    3、リアリティを大事に描いてみよう。小説に出てくる料理を実際に作って、食べてみて、味を理解することから始めるのだ

    4、思いついたことは全部だ! 1+2+3!

  • 121ぼっち23/09/25(月) 10:02:57

    ……そういう作品の絵を描くとき……必要なのはね……『リアリティ』だよ……!

    体験して知っているということが……描写に説得力を吹き込むんだ……。

    つまり、なんだ……あれだよ……「味も見ておこう」ってした方が、きっといい挿し絵が描けるはずなんだ……!

    と、いうわけで……お預かりした小説を見ながら……出てくる料理を実際に作って、食べてみよう……。

    ……味を理解するしないはともかく……本物作れば、それを模写するだけでもリアルさ出るし……やらない意味、まったくないな……!

    はい、というわけで……おうちの台所で、クッキングタイム、スタートと参りましょう……。

    材料は……出版社から帰ってくる途中で、市場に寄って買ってきた……。

    ……これ、経費で落ちるかな……? なんかダメそうな気がするが……まあ、あとでダメもとで、聞いてみるか……。

    ……作品中に登場する料理は……全部で、dice1d10=7 (7)  品……。

    作り方は……dice1d3=3 (3)  (1、詳細に載っている 2、大雑把に載っている 3、完成品のみ登場で作り方はなし)ぐらいの描写だ……。

    そんでもって、料理の傾向は……。

    dice1d4=2 (2)

    1、よし! 手間がかからず安価にできる家庭料理!

    2、高級な食材を高等な技量で輝かせる食のハイエンド

    3、馴染みのない食材を馴染みのない調理法で見たことない形に仕上げる、異国の郷土料理

    4、いかに過酷な環境で料理するかを競うエクストリームクッキング小説だこれ

  • 122ぼっち23/09/26(火) 22:22:17

    (ペラッ……ペラッ……)

    ……フーッ……。

    何度読み返しても……料理の作り方についての描写は……ない……。

    主人公の料理人が……途方もないドラマの結果、手に入れた最高の食材を……誰にも真似できない高等テクニックで調理し……客に食べさせるという……。

    調理のシーンはない……登場人物の心情描写に、尺が割かれてるから……これは……そういうタイプの物語だ……。

    ……………………。

    ……………………。

    ……登場する料理を実際に作って食べようとする場合……最も難易度の高いパターンだこれ……!

    い、いや、でも、材料は書かれてる。細かいところはないにしても、メイン食材は説明がある。

    調理法は……わからないが……料理の名前から推測するしかない……!

    『マダイのカルパッチョ、オレンジとミカルガリーフのラオバインズソース』……ラオバインズソースって、料理本調べればわかりそうだな……。

    『シモーフ・リワ牛の浮気者風ソテー』……そんなブランド牛なんか、ピンポイントに手に入るかっ……市場で買えた一番いい牛肉で妥協するぞ……!

    『コン・モロッコシ豆のボーダイジュースープ』……ポタージュスープとは違うの? ……うわ、こんな複雑な手順いるの? めんどくさ……。

    (料理本を必死にめくり、聞いたこともない調理法を見つけ出していく)

    (気分はもうね、期末テストの前だよ。美味しいごはんを作るための準備とはとても思えないよ)

    (というか料理自体、絵を描くための準備なんだけど。……もしかして私、無駄な手順を自分で勝手に増やしてるんじゃないか?)

    (とりあえず、料理……頑張るよ!)

    (最終的な出来映えは……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、勝手な想像とにわか知識で作ったので味が微妙……見た目はdice1d80=53 (53)  ぐらい参考になった

    2、バランス調整頑張ったので普通に美味い。でもレストランでプロの味を食べたかった。見た目はdice1d100=23 (23)  ぐらい参考になった。

    3、スゲェ! ほとんど想像で作ったのにめっちゃ美味い! これ私の普段レシピに加えよう! 見た目は30+dice1d100=74 (74)  ぐらい参考になった。

    4、美味い……美味いけど食べ物に見えない……なんだこれ……?

  • 123ぼっち23/09/28(木) 18:01:27

    よーし、できたぞ……小説に出てきたコース料理、全7皿……!

    さっそく、実食といこう……いただきまーす……!

    (パクッ。モグモグモグモグ)

    ……うん。

    ……そこそこいける……。

    (モグモグモグモグモグモグモグモグ)

    ……そこそこいけるけど……これが、高級食材を一流料理人が手間暇かけて調理した究極で至高のメニューか、と言われると……。

    ……いいわけはすまい。私の腕では……普通に美味いだけの……中途半端なものになってしまった……。

    家庭料理に毛が生えた、ぐらいのレベルだ……普段作ってるものと比べると……慣れてない作り方をした分、1段落ちるぐらいまであるかもしれない……。

    見た目も……普通だ……いいレストランで出てくる料理は……デザインも一流だからな……その域にはまったく、届いてない……。

    なんとか、見苦しくなくまとまってはいるが……可能なら、もう少し彩りとか……重ね方とか……美しくしたかった……。

    でも、これが今の私の限界なんだろう……とりあえず、作った料理を参考に、挿し絵を描くか……。

    (そして数日後。できあがったイラストを出版社に提出したのだ)

    出版社( ´∀` )b「はい、確認したよー。ちゃんと小説の内容に沿ってるね。よろしいよろしい」

    出版社(*ノ´∀`*)ノ「やや高級感に欠ける気はするけど、だからこそ小説自体の出来とマッチしてる。ちょうどいい塩梅です」

    ううむ……絵描きとしてこの評価は嬉しいのか……そうでないのか……微妙な感じ……。

    でも、お金はちゃんと入るから……よしとしよう……。

    (この挿し絵描きのお仕事で、私が得た報酬は?:dice1d100=89 (89)  )

    (なお、小説内料理の再現のために使ったお金は30とする)

  • 124ぼっち23/09/30(土) 10:06:25

    出版社(*´ω`*)「すごく普通の出来だったあのグルメ小説ね、思ったより売れました」

    ほう。

    出版社(*ノ´∀`*)ノ「というわけでね、イラスト描いてくれたあなたにも追加報酬が出まーす。もともとの契約金にプラスしてこちらを受けとれい」

    おっ、おおおおっ……これはまた、けっこうな金貨の重み……!

    出版社って……こんなに金回りいいんだ……失礼ながら……ちょっと意外……!

    出版社(*´ω`*)「まーこんなのヒットしたときだけやね。話題にもならない本の作者に行く金なんて本当に雀の涙よ」

    当たればでかい……当たらなければカツカツ……ギャンブル性が高いなぁ……本の世界って……。

    でも、お金が入ったのは素直に嬉しい……こないだの入院費を差し引いても、かなりの儲けだ……!

    これで、気兼ねなく旅ができるな……!

    ……そんなわけで……荷造りして……いつでも出発できる準備をととのえたぞ……。

    あとは……行き先を決めるだけだな……。

    外国旅行もかなり長い……次は、どこに行くんだろう……どんな景色を、私は見るんだろう……?

    (というわけで、行き先ダイスだ!)

    dice1d5=4 (4)

    1、ゴオド 2、ムートン 3、ヘロウィン

    4、いい加減アカデミアに帰りたぁい!

    5、船が嵐に遭って……

  • 125ぼっち23/10/02(月) 12:13:47

    お金は……入った……旅の準備も……できた……。

    あとはもう、出発するだけだ……。

    問題は……行き先だけど……うん。

    さすがに長く旅を続けたから……ちょっと、ほんのちょっとだけ、ホームシック……。

    アカデミアの教室での授業も、懐かしいし……エーブリエタースの食べ物の味も、懐かしい……。

    ゴルデミリオンの胆石も……大手のジュエリー工房で加工してもらいたいし……。

    うん、うん……そろそろ、帰ろうかなーって……気分……。

    なので、買いました……バリウラ王国に向かう船の……チケット……。

    のんびり船旅で……故郷に向かうよ……!

    青い海原を眺めながら、潮風に吹かれて……今回の旅を締めくくるとしよう……。

    では、さらば、アオトハルト……。

    かつてないレベルで死にかけたけど……案外、居心地は悪くなかったよ……。

    (国を囲む巨大な2重城壁を出て、山道を降り、港に向かう)

    (国外へ向かう客船が多く並ぶ港街……チケットに書かれている船の出港時刻には、充分に間に合った)

    (私が乗るのは──)

    dice1d4=2 (2)

    1、バリウラまでは距離がある。数日乗ってても苦にならない豪華客船だ!

    2、一般的なビジネスシップ。人だけでなく、いろんな国の商品も満載されている

    3、小型の遊覧船。デッキからの眺めは良さそうだ

    4、マグロ漁船

  • 126ぼっち23/10/04(水) 18:25:28

    まあシンプルに……ありふれた商業船に乗ったよ……。

    ほどほどの大きさで……ほどほどの広さ……ほどほどに快適……。

    うん……ごく普通の学生である私が乗るには……ちょうどいい感じだろうね……。

    豪華客船とかも悪くないけど……せっかく稼いだお金を、右から左へ湯水のごとく使ってしまうのも……今後のためによくない……。

    故郷へ帰るんだから……本来の自分というものを、思い返すべきだろう……。

    金銭感覚、味の好み、学び方、暮らし方……旅に出る前とあまりに違ってしまっては……過ごしにくくなるだろうし……まわりも困らせちゃうから、ね。

    というわけで……フツーな感じの船での旅を、楽しむぞー……!

    船室にこもってなんかいられない……そこら辺、うろうろしてみようか……。

    …………ふーむ。

    商業船だけあって……人間の客より……輸送される「品物」の方が、たくさん乗っているね……。

    スペースのほとんどが……客室じゃなく、貨物室だ……。

    ここにあるのは、外国からバリウラに輸入される商品……つまり、外国で安く手に入り、バリウラで高く売れるものってことだね……。

    今は何が、商品として強いのか……とても興味があるな……少し、勉強させてもらおう……。

    (貨物室に入り込んだ私が目撃した商品とは──)

    dice1d4=3 (3)

    1、食料品:dice1d4=1 (1)  (1、果物 2、香辛料 3、穀物 4、肉)

    2、布類:dice1d4=1 (1)  (1、絹 2、木綿 3、羊毛 4、化学繊維)

    3、雑貨:dice1d4=3 (3)  (1、民芸品 2、家具 3、おもちゃ 4、芸術品)

    4、見てはいけなかったもの:dice1d4=2 (2)  (1、麻薬 2、武器 3、奴隷 4、爆発物)

  • 127ぼっち23/10/05(木) 23:50:57

    むむっ……この山積みになっているのは……!

    ……おもちゃ、かな?

    商人1( =^ω^)「見たな」

    商人2(*ノ´∀`*)ノ「いかにもその通り。いろんな国で仕入れた、バリウラにはないホビーよ」

    商人3( ^ω^ )「いつの時代も、子供たちは目新しい娯楽を求めている……ことによると大人もだ……」

    商人4゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。「生活必需品より、こういう生きていく上で不要だけどあると満たされるものには、誰しも財布の紐が緩くなる!」

    商人1( ´∀` )b「そういった人間心理を突いて儲けるのが、我々……玩具商人というわけよ!」

    ううっ、なんという深謀遠慮……! お父さんお母さん、ビジネスの世界は情け容赦無しの修羅の巷です……!

    それはそれとして、具体的にどんなのがあるのか……私も気になる……。

    商人1( =^ω^)「人間心理を突かれたな」

    商人2(*ノ´∀`*)ノ「何かひとつ買ってくれるんなら、特別に見せてあげてもいいよ」

    おお……ありがたい、ありがたい……では、ちょっと見せてくださいな……!

    商人3(*つ´・∀・)つ「いいともいいとも。これは、ロス・サントスで仕入れたジュ・ドゥルー・デルゲームな」

    商人4(*´∀`)ノ「こっちはスタァライトで仕入れた車のおもちゃ。磁石動力が仕込まれていて、自動で走る」

    商人1( ゚∀゚)ノ「ニツケサシミーで仕入れたおさかなくんぬいぐるみもいいぞ」

    おおお……ホントにいろいろある……楽しそう……!

    (貨物室で、夢に溢れるおもちゃをいっぱい見せてもらって)

    (最終的に、私が特に気に入って買ったのは……)

    dice1d4=1 (1)

    1、ジュ・ドゥルー・デルゲーム

    2、磁石動力カー

    3、おさかなくんぬいぐるみ

    4、dice1d3=1 (1)  (1、パラプール 2、セブンスアナライザー 3、ピクシス)

  • 128ぼっち23/10/07(土) 21:10:06

    ジュ・ドゥルー・デルゲームを買った。

    ロス・サントスの名物……食べるとものすっごい音がする、あの謎フルーツ……。

    それをモチーフにしたゲームらしい……。

    ……………………。

    ……………………。

    ……え、どういうことだ……?

    よ、よく考えると……謎すぎる……あのフルーツのどこに、ゲーム要素があるんだ……?

    パッケージの絵の美麗さにつられて、ついホイホイ買ってしまったが……肝心の内容がわからない……。

    あ、でも、説明書はついているな。読んでみよう。

    ふむふむ……このゲームはdice1d5=2 (2)  人で遊ぶ用のゲームなのか……。

    dice1d3=1 (1)  (1、カード 2、ボードと駒 4、サイコロとシナリオ)を使う形式で……。

    1プレイの時間は、習熟度にもよるが、平均してdice1d4=2 (2)  (1、10分 2、30分 3、1時間以上 4、飽きるまでいつまでも)ぐらいか……。

  • 129ぼっち23/10/07(土) 21:25:12

    ・ふたりプレイ

    ・カードゲーム

    ・平均プレイ時間30分

    ふーむ。ここまではわかりやすい。

    そう簡単に決着がつかない、やや複雑なカードゲームというわけだね。

    もう少し詳しく見てみよう。

    種類は……dice1d2=1 (1)  (1、山のように種類があるトレーディングカードゲーム 2、ウノやトランプのように決まったセットのカードで遊ぶやつ)で……。

    重要なのはdice1d3=3 (3)  (1、戦略的思考 2、運 3、テクニック)。

    dice1d2=2 (2)  (1、もちろん対戦よ 2、プレイヤーふたりでひとつの目標を協力して達成する)タイプか……。

  • 130ぼっち23/10/09(月) 22:09:16

    ■■ジュ・ドゥルー・デルゲームとは?■■

    プレイヤーふたりで協力して、悪の神種『バナナンバナン』を退治するのが目的のゲームだよ!

    もちろんただの人間に、神種討伐なんて無茶もいいところ。でも安心して! あなたたちにはジュ・ドゥルー・デルの精霊たちがついている!

    たくさんのカードに、それぞれ違った精霊が宿っていて、あなたたちはひょんなことからそれを手に入れたんだ。

    カードを選んでデッキを組み、襲い来るバナナンバナンの尖兵たちとの戦闘に挑め!

    戦いのやり方は……リズム勝負!

    ジュ・ドゥルー・デルの精霊たちは、特殊な音を出すことが大得意だ! 食卓で生のジュ・ドゥルー・デルを食べたことがあるなら、もちろん知っているよね!

    「ジュルッ」「ヌチュッ」「ズロロロロッ」「グチャアッ」……精霊たちの出す卑猥な音を、うまく組み合わせてひとつの音楽に変えるのがあなたの役目だ!

    実際にカードを触ってみよう。魔法を使った特殊加工で、表面を指で擦ると、ジュ・ドゥルー・デルを食べたときのあの音がするぞ!

    敵の好みにマッチした音楽を奏でて、心をなごませ、改心させられたらあなたの勝ちだ!

    精霊の数は全42種類。奏でられる音楽の組み合わせは無限大だ。さあ、あなたもカードを手に取り、ジュルッジュルとステキな音を鳴らしまくろう!

    (ジュ・ドゥルー・デルゲーム・取扱説明書より)

    ……………………。

    (カードに触ってみる)

    (ドジュルッ,ブチュブチュビチャブチュッ!)

    ……何だろうこのゲーム……凄いけど……凄いけど、技術の無駄遣いすぎる……。

    と、とりあえず、買ったものだし……まずはひとりで、練習のために音楽を奏でてみるとするか……。

    (私のジュ・ドゥルー・デルゲームの腕前:dice1d100=23 (23)  )

    (私の熱中度:dice1d100=23 (23)  )

    (船の中に響く音の大きさ:dice1d100=36 (36)  )

  • 131ぼっち23/10/11(水) 19:38:27

    『ドゥッ,ドゥルッ,ドゥルドゥルドゥルドゥル』

    『グチュンブッチュン,ブジュルルルルルルッドプッ』

    『ジュンジュンジュジュンジュンジュンジュジュンジュンジュンジュンジュジュンジュンジュジュジュジュジュン』

    ……………………。

    ……………………。

    (船のデッキの上。眩しい日差しと柔らかな潮風を浴びながら、カードを重ねたり並べたりする)

    (これはテクニックが重要なゲームだ。いい音のカードを揃えても、うまくそれを撫でて滑らかなメロディを作るのは容易ではない)

    (ただ……ただ……)

    (うまくメロディ作れても、その構成要素がジュ・ドゥルー・デルの、粘っこいベチョグチャ音なんだよなあ)

    ……飽きた……。

    カードのデザインはいいし……アイデアも斬新だけど……音の内容がキツい……。

    さらに言うと……音楽成立させるのも、難易度めちゃくちゃ高いぞ、これ……。

    3時間かけて……不完全な「きらきら星」を、ようやく奏でられるってレベルは……まずいだろ……!

    (私は練習を諦め、カードを鞄にしまい、お昼寝モードに移行した)

    (せっかく買ったのにすぐ放り出すのはもったいないと思われるかもしれないが、うん……世の中、合う合わないってのはあるもんなのだ)

    ふわぁ……あとどれくらいで、港に着くのかな……。

    (私の乗った船がバリウラの港に着いたのは、dice1d24=17 (17)  時のことだった)

    (そして、私が帰郷して起こるイベントは……dice1d100=87 (87)  )

    (100ほどいいことが待っている。1ほどよくないことが待ち受けている)

  • 132ぼっち23/10/13(金) 22:16:34

    ふー、ついたついた……バリウラ王国の港……。

    (私は船を降り、桟橋でうーんと背伸びをする)

    ……めっっっっちゃ、久しぶりな気がする……。

    たとえようもない懐かしさ……見覚えのある景色を見るだけで、心が震える……私は、帰ってきたぞー……!

    ……それはそれとして。

    今は……午後5時……夕方だな……。

    もう少ししたら、夕食時だ……久しぶりに、故郷の味を楽しみたい気分……。

    レストランがいいかな……いや、もっと庶民的に、その辺の食堂でもいい……。

    オーソドックスなバリウラ料理を食わせる店を見つけたい……ん?

    (港を出た私は、道路脇にずらりと屋台が並んでいることに気づいた)

    (人が大勢出歩いており、たいそう賑やかだ。どこからか、笛や太鼓の音も聞こえてくる)

    これは……もしかして、お祭りか?

    うまく、何かのイベントが開催されるそのタイミングで、私は戻ってきたらしい……何て幸運なんだろう。

    (私は人波に紛れながら、屋台を見て回る)

    (鉄板で焼かれる肉や魚介。濃い味のスープに浸されたパスタ。キャンディーやクッキーといった甘いものもたくさんある)

    (これは目移りする。お金に余裕はあるし、好きなものを好きなだけ買える。実にいいことだ)

    (……ちなみにこれ、何のお祭り?)

    dice1d4=3 (3)

    1、時の王様の誕生日のお祝い

    2、古い時代の聖者を讃えるお祭り

    3、農業のあらゆる収穫を喜ぶお祭り

    4、じゃがいも公爵投げフェスティバル

  • 133ぼっち23/10/15(日) 23:13:50

    あ……わかった……!

    今日って、収穫祭の日じゃないか……!

    農作物が豊かに取れたことを祝い、大地に感謝するお祭り……。

    当然のことながら、その年の野菜や穀物で作った美味しい料理が、屋台で大量に放出される……。

    いや、畑で取れるものだけじゃない。

    牧場の家畜の肉とか、ミルクとか、卵とか……とにかく農業関係の収穫物なら、なんでもござれなのが、このお祭りだ……!

    その祭りの日に、偶然帰ってこられるなんて……私はものすごく運がいいぞ……。

    ちょうど、思ってたところだしなぁ……バリウラの味を食べたいって……!

    よし、アカデミアに戻る前に……ここでひとつ、腹ごしらえをしていくか……!

    何食べよう何食べよう……♪ 屋台が道の両脇にずらっと並んで……いい匂いをさせている……。

    選び放題、食べ放題だ……でも、最初のひとつはとりわけ重要だ……。

    ううん、ううん……よし決めた! これくださーい!

    (私はとある屋台に駆け寄り、そこの商品を注文する)

    (私が選んだのは、以下の組み合わせの料理だ!)

    ジャンル:dice1d4=3 (3)  (1、焼き物 2、煮込み 3、揚げ物 4、麺類)

    主体:dice1d5=2 (2)  (1、肉 2、魚 3、野菜 4、卵 5、穀物)

    味①:dice1d100=21 (21)  (1ほど甘い系、100ほど辛い系の味付け)

    味②:dice1d100=94 (94)  (1ほどあっさり上品、100ほどこってり味濃いめ)

    量:dice1d3=2 (2)  (1、ハーフサイズ 2、並盛り 3、大盛り)

  • 134ぼっち23/10/18(水) 00:07:06

    お魚の、フライッ……!

    農業関係ねえ、とは言うなかれ……いろんなごはんが一堂に会するこの祭り……漁業系の収穫物だってそりゃ仲間入りするさ……!

    しかも、ここは外国からの船も入ってくる港街……漁船だって当然出入りする……新鮮で美味しいお魚があるに決まってるってわけだ……!

    というわけで、一人前……下さいなッ……!

    屋台(*´∀`)ノ「あいよー。フィッシュ&チップス一人前だ! 熱々のうちに召し上がれ!」

    屋台( =^ω^)「うちのやつは美味いぞぉ。甘酸っぱいビネガーとマヨネーズを混ぜた、特製の超々こってりソースがついてくるんだ!」

    屋台(*゚∀゚*)「腹が減ってるときに食っちまったら……脳に多大なインパクト! 気に入りすぎて中毒になっちまうかもしれねえ!」

    むむッ、何という自信……! これは心していただかなくては……。

    ではでは、さっそくひと口……(モグッ)

    ……おおうっ……これは、濃いッ……!

    中の魚は、淡白なタラだ……身が分厚くて、脂が乗ってる……。

    それを包む、ザクザクした衣の食感と……特製ソースの甘くてねっとりした味わい……口の中で全部が混ざり合うと、えもいわれぬ感動が押し寄せてくる……!

    魚なのに……超ボリュームのビーフステーキを食べたときのような……あるいは、ニンニクアブラマシマシの山盛り豚骨ラーメンを食べたかのような……!

    腹が減ってる今、食べて正解だった……この濃さは、ある程度腹が満たされてから食べたら、きっと胸焼けしちゃうやつだ……!

    うまうま……うまうま……♪

    (歩きながら、フィッシュ&チップスをモグモグ)

    美味いし満足度高いけど、食後はちょっと、さっぱりしたドリンク飲みたくなるねこれは……。

    あ、ちょうどよくドリンクスタンドがある……おーい、一杯下さいなー。

    dice1d5=4 (4)

    1、紅茶:dice1d2=1 (1)  (1、ホット 2、アイス)

    2、フルーツジュース:dice1d5=2 (2)  (1、オレンジ 2、リンゴ 3、ベリー 4、ブドウ 5、桃)

    3、ミルク

    4、コーヒー:dice1d2=2 (2)  (1、ホット 2、アイス)

    5、ビール

  • 135ぼっち23/10/20(金) 13:05:11

    熱い料理には、冷たいドリンクが合うよね……。

    というわけで、アイスコーヒーだ……氷がゴロゴロ入っていて、よく冷えている……。

    このコーヒーの豆も、もちろん……?

    屋台( =^ω^)「もちろん、今年収穫されたものさ! とびきり出来がいいよ!」

    だと思った……!

    真っ黒で……香り高く……ほとばしる苦み……。

    オトナの味わいだ……とても、私好み……!

    コーヒーはホットの方が、味も香りも際立つ……かと思いきや、これはアイスなのに、その辺、しっかりしてるよね……。

    屋台(*´ω`*)「そこは淹れ方の問題だね。企業秘密だけど、冷たい方が良さを引き出せるっていうやり方もあるのさ」

    むふう……そのやり方、知りたいものだけど……企業秘密なら仕方ない……。

    今は祭り……ただひたすら、味わうことに専念しよう……。

    ……うまうま……。

    (アツアツホクホクのフィッシュ&チップスをつまみながら、合間にキンと冷えたさっぱり爽やかなコーヒーをいただく)

    (歩きながら飲み食いするものとして、これは最上の組み合わせではないだろうか?)

    ふー、食べた食べた……♪ 私は満足だ……。

    ……ん? あちらが何やら賑やかだね……。

    (響いてくる音に誘われるように、私は祭りの雑踏の中を進んでいく)

    (お腹いっぱいになった私が、次に見つけたのは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、誰でも参加可能なカラオケ大会

    2、祭りといったらこれよ。炎を輪になって囲んでダンス

    3、豊穣の神に捧げる武術大会

    4、美味しい匂いに誘われてやってきた魔物!!!

  • 136ぼっち23/10/21(土) 23:17:01

    む。

    これ……聞こえてくるの、楽しそうな音楽とか、笑い声じゃなく……悲鳴だね……?

    ヤバい、何かよくないことが起きてる。事件だ事件。

    引き返さないと……あああダメだ、今引き返すと、逃げようとしている他の人たちにもみくちゃにされる。

    少し横にずれて……道を開けて……逃げる人たちを通してあげよう……。

    ……わあぁ、すごい数が逃げてくる……これわりと大変なやつだな?

    何が起きてるのか……目を細めて、通りの先の方を見てみよう……。

    ……ん?

    あれは……あそこでモゾモゾしてるのは、魔物か?

    祭りの会場に乱入してきて……人を襲ったのか……。

    不味いな……せっかくの楽しい時間が……。

    (収穫祭に乱入してきた魔物とは……?)

    dice1d4=4 (4)

    1、臭豚じゃねえか!

    2、人を襲う汎種の大群

    3、肉食の魔種がdice1d10=3 (3)  匹

    4、嘘やん、こんなところに覇種がいるの!?

  • 137ぼっち23/10/21(土) 23:28:16

    (そっかぁ)

    (覇種かー……)

    (具体的にどいつが来てるのか)

    (この場に来てもおかしくなさそうなやつらの中からチョイス)

    dice1d9=4 (4)

    1、オクトバベル

    2、ゴルデミリオン

    3、ヘルホース

    4、ヴェルザッツォ

    5、イモスタンコ

    6、エデンクライス

    7、ゼゼルベゾーム

    8、キルザンダン

    9、プセウドオーシャン

  • 138ぼっち23/10/24(火) 00:13:34

    あ、あの魔物は……!?

    9つある目……全身を覆う、鎧のような甲殻……!

    この特徴……む、昔、図鑑で見たことがある……。

    神種トラペゾヘドロンの眷属と目される覇種……ヴェルザッツォ……!

    う、う、嘘だろ……!? 何でよりによって、こんな化物が街中にいるんだ!?

    魔種でもめちゃくちゃ危険で強いのに……覇種はそれに輪をかけた怪獣だ……。

    それも、その戦闘力は次元が違うと言われている……私なんかがでしゃばって、敵う相手じゃない!

    ど、どうする私……!?

    選択肢は……ぶっちゃけ、逃げる一択だが……。

    どうやったら安全に逃げられる!?

    たとえば、クマなんかは……遭遇したとき、慌てて逃げたら、襲いかかってくるという……。

    どんな風に行動すれば、やつの目に留まらずに逃げられるか……よくよく考えなくてはいけない……!

    (思いかけず死地に足を踏み入れてしまった私)

    (取るべき手段は……)

    dice1d4=1 (1)

    1、太極拳のようなゆっくりとした動きで後退

    2、魔法で、私のいる位置とは反対方向に囮を出す

    3、あえて動かない。相手の方が去るのを待つ

    4、うわああああ逃げ遅れた子供がヴェルザッツォに襲われそうになってるウウウゥゥゥーッ!?!?

  • 139ぼっち23/10/25(水) 23:35:53

    こういうとき……取るべき行動は……決まっている……。

    そーっと……ゆーっくりと……音を立てないよう……後退するんだ……!

    岩とか、木とか、そういったものの気持ちになれ……!

    そこら辺の景色に同化するんだ……「餌」でも「敵」でもない、取るに足らないものだと認識されるよう努めろ……!

    注目されたら、負け……! 敵意を持たれたら、死……! 怯えさせても、終わり……!

    それが、危険な野生動物と接近したときのルールだと……心得ろ……!

    (ヴェルザッツォから視線を逸らさないように、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくりとあとずさる)

    (やつは今、襲った屋台の料理をガツガツと食べているようだ。こちらに興味は持ってない。いける。)

    (ナメクジよりもスローリィに……しかし、一歩一歩確実に……呼吸は浅く、大きく……)

    (……なんかこの動き、うまくまとめればいい感じの健康体操になりそうだな……)

    (いや、まあ、そんなことはどうでもいい。とりあえず、このまま後ろにある建物に逃げ込もう)

    (どこでもいい、壁の向こう側に隠れることができれば、ひと安心だ。いける。大丈夫。私ならやれる)

    (と、そこで)

    (ヴェルザッツォが、いきなり頭を上げた)

    (私は緊張して動きを止める。な、何で……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、通報を受けたギルドの戦士が駆けつけたぞ!

    2、ヴェルザッツォは嗅覚が鋭かったようで、逃げようとする私の匂いを嗅ぎつけた

    3、屋台の料理がすごく辛くて暴れたい気分になったの

    4、2 匹 目 が や っ て き た

  • 140ぼっち23/10/27(金) 20:41:58

    な、なんだ? ヴェルザッツォが、悶え苦しんでいるように見える……。

    あの、恐るべき覇種が……腹を壊した犬みたいに……身をよじって、震えている……。

    なぜ……!? 今さっきまで、健康そうに見えていたのに……!

    …………はっ!

    やつが襲った屋台! あれは、本格スパイシーカレーのお店じゃないか!

    しかも、ただ美味いだけの店じゃない……あの幟に書かれている宣伝文句! あれは、あれは──ッ!


    『悶絶! 伝説の唐辛子、キャロライナ・リーパー使用』


    そ、そういうことか! ヴェルザッツォめ、何も知らずに、キャロライナ・リーパーをたっぷり使ったカレーを食べてしまったんだな!?

    比較的、味の変化に慣れている人間が食べても、あまりの辛さにギブアップすることもある悪魔的唐辛子、キャロライナ・リーパー……。

    そんなものを、味付けなんて概念のない自然の魔物が食べれば……まるで、死毒を喰らったかのような激痛だろう……!

    あ、ヤバい。あいつ、四肢を折り曲げて身を屈めた。

    どう考えても、攻撃のための予備動作だッ……何とか避けないと……!

    (このままゆっくりと動いていては、致命的な結果になると直感した私)

    (このあとの展開は……)

    ①ヴェルザッツォ:dice1d3=1 (1)

    1、一直線に、私に向かって飛びかかってきた:dice1d100=16 (16)

    2、四肢やしっぽを振り回して、周囲の屋台やなんかを打ち壊し始めた:dice1d50=18 (18)

    3、火を吐いた:dice1d80=5 (5)


    ②私:dice1d3=3 (3)

    1、手近な建物に駆け込む:dice1d50=1 (1)

    2、とっさにスプリッツァー:dice1d80=71 (71)

    3、とっさに攻撃魔法(悪手):dice1d20=9 (9)


    (①ひく②の数値が小さいほど私のダメージが小さくて済む。ゼロ以下だとうまく回避できた)

  • 141ぼっち23/10/27(金) 20:42:52

    【どっちもやる気ねぇ!!!】

  • 142ぼっち23/10/29(日) 18:12:43

    (引き絞った弓から矢を放つように、爆発的な速度で私に飛びかかってくるヴェルザッツォ)

    (大質量×高速度=破壊力だ。こんなものの直撃を受けてしまったら、私なんか一瞬で挽き肉になってしまう)

    くっ……《拳銃(ショット)》!

    (考える暇もないぐらいの切羽詰まった瞬間に、私が反射的に取った行動は、はっきり言ってしまえば悪手だった)

    (爆音とともに放たれた鉄の礫は、ヴェルザッツォに命中した……しかし、その甲殻に当たった瞬間、「カキンッ」と乾いた音を立てて、弾かれてしまったのだ)

    (その様子を見て、やっと私は思い出した。かつて、魔物図鑑で読んだ、ヴェルザッツォについての説明文を)

    (やつの甲殻は特殊な材質であり、ドング魔術があまり効き目がないというのだ)

    (まったくその通りだった。やつは私の銃弾をポップコーンのように跳ね返し、その9つの目でこちらを見て、迫る、迫る──)

    あうっ!?

    (巨体が、私の肩をかすめるようにすれ違った)

    (ドゴン、という轟音とともに、ヴェルザッツォは私の背後の建物に突っ込んでいった)

    (紙一重で、私はやつの突進を避けることができたのだ……いや、やつの方が、目測を誤ってくれた、というべきか)

    う、ううっ、うっ。

    (ほんのかすっただけ……それでも、左肩が脱臼したのを感じた。もし、直撃を食らっていたらと思うと、血の気が引く気分だ)

    (ヴェルザッツォはレンガの壁と木の柱でできた頑丈そうな建物を、紙細工か何かのようにメキメキバリバリと引き裂いている)

    (どーしたもんか……この距離で、この暴れっぷりの魔物から、うまく逃げられるか?)

    (最優先は私の命を守ること、として。今、私にできることは何だ? まだまだ、考えなければならない……)

    (次の行動は?)

    dice1d4=4 (4)

    1、敵の注意を逸らしつつ逃亡リトライ

    2、やつは激辛カレーを食べて悶え苦しんでる……ならば!

    3、あの甲殻に、魔法は効き目が薄い。ならば……(消極策)

    4、あの甲殻に、魔法は効き目が薄い。ならば!(積極策)

  • 143ぼっち23/10/31(火) 18:14:03

    シンプルに、あれは……パワー系の魔物だ……。

    腕力がある……素早い……硬い……でかい……。

    自然界において、強い要素を……これでもかと詰め込んでいる……。

    魔物でない動物に例えると……クマとか、トラってところか……。

    まったくひねりがない、真っ向からのフィジカルタイプだからこそ……隙がない……裏をかいてハメ殺すとか……そういったことができない……。

    もちろん、逃げるのも……至難の技だ……。

    さっきの突撃で……多少距離をとろうが、やつの瞬発力にかかれば……簡単に追いつかれると、わかってしまった……。

    ……もし。こいつに欠点があるとすれば……その直線的な動きか……。

    飛びかかる……殴る……かじる……行動様式は、たぶん、それくらいだ……。

    その3つのゴリ押しだけで通用するぐらい、ひとつひとつがヤバいということだが……裏返せば……それ以外の選択肢を持つ知能は……なさそうに思える……。

    ……なら……その単純さを、利用する……!

    逃げる、隠れるが通用しないなら……いっそのこと攻め手として、やつを狩る側に回ってやる……!

    (私は静かに《狙撃弾(スナイプ)》の魔法を唱え、いつでも発射できるようにスタンバイする)

    (建物を瓦礫の山に変え、頭を上げるヴェルザッツォ。その9つの目が私を探すように、ぐるりと周囲を見回す)

    ──今ッ!

    (狙いに狙って、私はヴェルザッツォのdice1d4=4 (4)  を狙って、弾丸を撃ち込んだ)

    1、目

    2、口の中

    3、お尻の穴

    4、足もとに転がっている油樽

  • 144ぼっち23/11/02(木) 17:44:41

    私は、いくつかの暗殺に関わってきたけど……特に、狙撃の腕がいいとか、そういったことはないんだよね……。

    《拳銃(ショット)》の魔法をよく使うけど……大雑把な狙いでも当てられるような、至近距離でぶっぱなすことが多い……。

    遠距離から、豆粒みたいな標的を撃つとか……近くても、素早く動き回る野生動物を撃つとか……そういう、スナイパーじみた真似は……苦手なんだ……。

    だから、暴れまわるヴェルザッツォの特定の場所を狙い撃ったりは……無理……。

    甲殻のない目玉とか、口の中に銃弾をぶちこむような器用さはない……もしかしたらイケるかもなんて……一か八かに賭けるような、肝の太さもない……。

    だから、私が狙うとしたら……大きくて、動かない的がいい……!

    つまり……ここだッ!

    (私は、ヴェルザッツォの足もとに転がっている大きな樽に狙撃魔法を撃ち込んだ)

    (ドボンッ、という粘っこい音とともに、樽が割れ、赤い炎が辺りに広がる)

    (そう、文字通り広がった。樽に空いた穴から液体が流れ出し、それを伝うように、炎が同心円状に拡大していくのだ)

    あの樽は、有名なオイルメーカーのものだ……それも食用油じゃない……暖房や高火力調理器具に用いられるような、可燃性の強い油!

    ヴェルザッツォ……お前はドング魔術を軽減する甲殻を持っている……だが、魔法と関係ない、純粋に物理的な高温には……どれだけ耐えられる……?

    (油がボンッ、と破裂し、飛沫となって飛び散り、さらに火災の範囲が拡大していく)

    (ヴェルザッツォの甲殻にも油が付着し、その巨体を炎が柔らかい布のように包み込んでいく)

    (覇種の魔物が、初めて悲鳴を上げた)

    dice1d4=4 (4)

    1、敵もさるもの。転がって体についた火を消す。ダメージ量:dice1d50=10 (10)

    2、それなりの火傷を負わせる。ダメージ量:30+dice1d50=40 (40)

    3、甲殻がボロボロになっている。かなりの弱体化だ! ダメージ量:50+dice1d50=46 (46)

    4、燃え盛りながら街に突っ込むヴェルザッツォさん……ダメージ量:50+dice1d50=2 (2)  街への被害:30+dice1d70=16 (16)

  • 145ぼっち23/11/05(日) 03:05:07

    よし……ヴェルザッツォは火達磨だ!

    このまま火が消えなければ、熱が甲殻から肉にまで浸透して……焼き殺せる……!

    🔥ヴェルザッツォ(`Д´)ノ🔥「ギャアアァァーッス!!!」

    うおっ、なんて凄まじい悲鳴! 間違いなく効いてる……いい感じ……!

    あれ? のたうち回りながら、あっち行っちゃった……。

    って、ちょっと待て! そっちには無事な屋台も……建物もいろいろ……!

    🔥ヴェルザッツォ((( ;゚Д゚)))🔥「オアアァァアァーッ! フギャーッ!」ゴロゴロドタバタ

    うわぁ! こ、転げ回りながら、屋台や建物にものすごい勢いで激突しまくってる!

    やつの体についてる油も飛び散って……火が、燃え広がって……。

    (ボウボウ……ボウボウ……)

    (ドゴーン……ドガシャーン……)

    ヴェルザッツォの行く先にあるものが……破壊されて……燃えていく……。

    アイツもう、火を振り払うのに必死で……私のことなんか眼中にないみたいだから、安全は確保できたと言えば確保できたわけだけど……。

    ……………………。

    ……わ、私はこの件に関して……特に責任を持ちません……何も知らない、存じ上げない……。

    ……逃げるぜ、ダッシュで!

    (私は、燃えながら暴れているヴェルザッツォに背を向けて、一目散に走り去った)

    (結局、この事件の顛末は……)

    dice1d4=3 (3)

    1、ヴェルザッツォ、何とか火を消して逃げる

    2、プロの戦士がヴェルザッツォを討伐してくれました

    3、ヴェルザッツォ、そのまま焼死。覇種を殺した「炎の戦乙女」のウワサが立つ

    4、フリーラックス先生( #^ω^)「祭りで街と魔物に放火したのお前だろわかってんだぞ」

  • 146ぼっち23/11/07(火) 23:05:22

    ■■エーブリエタース日報:第1225号、1面記事■■
    【収穫祭大火災事件 覇種の焼死を確認】
    どれほど強靭な野生動物でも、山火事に遭えばおしまい……そんな自然の摂理が、覇種の魔物にも当てはまることがわかった。
    ○月✕✕日の大収穫祭に突如乱入した9つ目の覇種、ヴェルザッツォ。
    観客を薙ぎ払い、屋台を襲い、家屋を破壊して回るという暴虐の限りを尽くしたこの魔物は、誰にも見られない場所で無残な死を遂げた。
    キーアイテムは、とある店舗に保管されていた油の樽だった。
    食用油や化粧用油のような、安全なものではない。冬場の寒さを防ぐ暖房器具に使われる、高可燃性の油がその樽には満たされていた。
    ヴェルザッツォはその油を全身に浴び、そこに何らかの原因で火が着き……巨大な体躯を誇る魔物は、そのサイズそのままの巨大な篝火となった。
    焼ける甲殻……肉や骨に伝達する灼熱……覇種の生まれ持った怪力をもってしても、この火を消すことはできなかった。
    混乱のままに暴れまわったヴェルザッツォは、郊外へと走り去り、最終的に街道脇で死亡しているのが発見された。
    全身の甲殻の半分が焼け落ち、焦げた肉が露出していたという。
    派手に燃えたのに火傷が全身のたった半分、というと少ないように聞こえるかもしれないが、人間にたとえると上半身全部黒こげになるようなものである。
    街道まで力尽きずに移動できただけでも、ヴェルザッツォの生命力の強さを推し量れるというものだ。
    ……さて、この覇種焼死事件、実は状況を作り出した立役者がいる可能性が浮上した。
    ある屋台の経営者が、ヴェルザッツォと対峙する若い女性を目撃したというのだ。
    その女性は鉄魔法でヴェルザッツォに攻撃をしており、火災の起きたその前後に、現場にいたと考えられる。
    もしもその女性が、ヴェルザッツォに油を浴びせて火を放ったのなら、覇種討伐の手柄は彼女のものと言って過言ではないだろう。
    目撃者は残念ながら、女性の後ろ姿しか見ていないので、顔はわからないという。ただ、濡れたような光沢のある緑色の髪が特徴的だったと証言している。
    我々はこの女性を「炎の戦乙女」と名付け、その身元を探している……。

  • 147ぼっち23/11/07(火) 23:16:42

    (ぱたん、と、新聞を閉じる)

    ほのおの……炎の、戦乙女……。

    まるで、なんか、すっごく熱血でアクティブな人物みたいなアダ名じゃないか……!

    私……もうちょっと、引っ込み思案です……!

    変な呼び方が定着しちゃうの、恥ずかしいので……けっして、けっして名乗り出ません……!

    目撃者が、私の顔を見ていなくてよかった……見られてたら、衝動的に抹殺していたかもしれない……。

    (ギリギリだったセーフ感に、私はホッとため息をつく)

    ああ、でも、名乗り出たら、ヴェルザッツォの討伐報酬とか……素材とかもらえる可能性があるんだよな……。

    目立つのは嫌だが……カネや素材はもったいないなぁ……倒したアレ、珍しい覇種だったわけだし。

    忘れるべきなんだろうなぁ……でも……もったいない……やっぱりもったいない……。

    (そう言いながら唸る私)

    (今、私がいるのは……)

    dice1d4=3 (3)

    1、アカデミアの教室

    2、蒼玉寮の私の部屋

    3、星喰学派の秘密の会議室

    4、「炎の戦乙女」捜索隊の前

  • 148ぼっち23/11/09(木) 21:31:09

    はい。

    私は、今、星喰学派のアジトに来ていまーす……。

    なんというか……不思議な雰囲気の場所だ……。

    具体的には……以下のような感じ……。

    立地:dice1d100=92 (92)  (100ほど首都の中心。1ほど郊外。10以下で地下に隠れている)

    広さ:dice1d100=81 (81)  (100ほど広大な敷地を持つ。1ほど猫の額)

    内装の傾向:dice1d100=47 (47)  (100ほど近代的。1ほどクラシカル)

    内部の明るさ:dice1d100=21 (21)  (100ほど明るい。1ほど暗い)

    内部の雰囲気:dice1d100=83 (83)  (100ほど安心してくつろげる。1ほど私の本能が警鐘を鳴らしまくる不穏さ)

    内部で見かける人の数:dice1d100=90 (90)  (100ほど大勢の星喰学派メンバーがつめかけている。1ほどひと気がない……)

    会議室のスタイル:dice1d4=1 (1)  (1で円卓。2で入社面接スタイル。3で階段型講義室。4でパーティールーム)

  • 149ぼっち23/11/09(木) 21:58:31

    ……星喰学派という組織の、社会における力の大きさを感じさせるようなアジトだよ……ここ……。

    首都エーブリエタースの、さらに中心地……王宮と、アカデミアの間ぐらいにある……めちゃくちゃデカいお屋敷だ……。

    建物自体は、歴史があるもののようだけど……ところどころ、今風に改装されていて……私みたいな現代っ子には、とてもくつろげる空間となっている……。

    ただ、強いて不満を訴えるとしたら……少しばかり、部屋が暗すぎるな……。

    窓が小さくて、カーテンは分厚い……照明は小さなオイルランプや、ろうそくの明かりが揺らめく銀の燭台……。

    ひと昔前の怪奇小説に出てくる……吸血鬼の館みたいだ……。

    あと……人も多いな……?

    この間の、収穫祭並みの人が……屋敷につめかけてきている……。

    私は、フリーラックス先生に呼ばれてきたわけだが……今日、ここで、何が起きるんだ……? 何の会議が開かれるんだ……?

    (私がいるのは、屋敷の奥にある会議室だ)

    (そこには巨大な円卓があり、席のひとつにフリーラックス先生が腰かけていた)

    (私と先生以外に、この部屋にいるのは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、フリーラックス派星喰学派メンバーたちが数人

    2、星喰学派幹部dice1d14=6 (6)  人

    3、星喰学派幹部13人+議長

    4、実況「全星喰学派幹部入場ッッッ」(何千人もの観客たちの歓声が爆発する)

  • 150ぼっち23/11/11(土) 19:42:31

    実況(`Д´)ノ「全星喰学派幹部入場ですッッッ!!!」

    ……………………!?

    実況(*゚∀゚*)「ちっちャアアァァァァいッ説明不要! 20cm! 550g! プレッチリー・フリーラックスだ!」

    実況(*ノ´∀`*)ノ「王族を喰らいたいから星喰学派になったのだ! シスターの魔道具ファイト見せてやる、クイントランペッター!」

    実況(*´ω`*)「虎使いは生きていた! 更なる研鑽を積み、サーカス団『パーティジープ』が甦った!『虫食い』 ウェイン・J・ゲーシィだァーッ!」

    実況( =^ω^)「魂の殴り合いなら私の才覚がものを言う! 魂属性の11歳、リブラ=バンス!」

    実況( ´∀` )b「冥土の土産に鉄魔法とはよく言ったもの!! 最古参幹部の奥義が今、会議でバクハツする! ウォルター・アクエリアスだ!」

    実況( ゚Д゚)「魔族20000年の技術が今ベールを脱ぐ! 原初の時代から、バアルだ!」

    実況( *´艸`)「会議したいからここまできたッ、キャリア一切不明! アカデミアのピット(ケンカ)魔族、ネツァク・ツァディレーシュだ!」

    実況( ☆∀☆)「今の自分に死角はないッッ!! マジック・レスラー、チルアクター・ウェールデン!」

    実況(* >ω<)「学院長の仕事はどーしたッ! 魔法の炎、未だ消えずッ! 食べるも壊すも思いのまま! ステラ・メイザリックだ!」

    実況\(^_^)/「特に理由はないッ、実験体が強いのは当たりまえ! 0歳だってことはないしょだ! カニバルがきてくれた──!」

    実況(*‘ω‘ *)「手当たりしだいブン殴ってやる! 人体鋼鉄化魔術師代表、ヌ・ン・カフシンだァッ!」

    実況(゚∀゚≡゚∀゚)「血に濡れた剣こそが地上最強の代名詞だ! まさかこの男がきてくれるとはッッ、奈落!」

    実況(*≧ω≦)「バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い! 4本腕のミノタウロス・ファイター、ンゴロンゴロだ!」

    実況(*ゝω・*)「若き人食いが帰ってきたッ、どこへ行っていたンだッ、ゴスロリ娘ッッ! 俺達は君を待っていたッッッ、デメロ・サファイアの登場だ──ッ」

  • 151ぼっち23/11/11(土) 19:54:13

    (何千人もの観客の熱狂的な歓声の中、14人の星喰学派幹部たちは会議室に入場し、円卓に着いた)

    (私は、フリーラックス先生の後ろに控える形で立つことになったが……)

    (……入場の際の熱のこもった紹介といい、この会議……何なんだろう……?)

    (このバリウラ王国の星喰学派を束ねる幹部たちが一堂に会するという時点で、非常に重大な集まりだということは察せられるが)

    (具体的に何が話し合われるのか……? いや、何が起きるのか、まったく想像がつかない)

    🦔「はい、そんじゃ、今回の会議を始めるぞー」

    (フリーラックス先生が、卓の上に立ってそう切り出した)

    🦔「今回お集まりいただいたのは他でもない。dice1d4=3 (3)  について話し合いたいからじゃ」

    1、祭りを襲ったヴェルザッツォの死骸を確保したので、その素材の分配

    2、次の代を見越して、それぞれの幹部の弟子たちを交流させたい

    3、王族の死や戦争が重なったので、ここらで星喰学派の影響力を強めるべく陰謀やろーぜ

    4、細かいことはどうでもいいから殴り合おうぜ!!!!

  • 152ぼっち23/11/13(月) 22:23:14

    🦔「この大規模会議のテーマはひとつじゃ」

    🦔「即ち、『今後、星喰学派の勢力をどのように拡大していくか?』」

    🦔「アトモスヴィルス家第2王女の死と、そこから派生したバリウラとロス・サントスの戦争! 世の中はいい感じに安定を欠いておる!」

    🦔「何か大きなことを起こすには、今こそ最適であるとわしは考える」

    🦔「表世界で権力をつかむも、敵対的な者どもに喧嘩を売るでもよい。食糧を狩ることを考えるのもよかろう」

    🦔「星喰学派として、何か力を増すための大きな計画を立てたい。そこでお前たちの意見を聞かせてもらいたい!」

    🦔「何をしたいか、その方向性をまとめたい! 遠慮なく正直な思いをぶちまけてほしい!」

    (先生のこの呼び掛けに対する、他の幹部たちの意見は……)

    1、社会的な立場を強めたい。権力をつかもう!

    2、やっぱり安全が大事。敵を攻め滅ぼそう!

    3、たくさん食いたい! 人狩り行こうぜ!

    4、食糧を狩りに行かんでもさ。いるじゃない、ここに美味そうなやつらがワンサカ

    クイン・トランペッター:dice1d4=1 (1)

    『虫食い』 ウェイン・J・ゲーシィ:dice1d4=2 (2)

    リブラ=バンス:dice1d4=3 (3)

    ウォルター・アクエリアス:dice1d4=4 (4)

    バアル:dice1d4=4 (4)

    ネツァク・ツァディレーシュ:dice1d4=3 (3)

    チルアクター・ウェールデン:dice1d4=4 (4)

    ステラ・メイザリック:dice1d4=4 (4)

    カニバル:dice1d4=2 (2)

    ヌ・ン・カフシン:dice1d4=1 (1)

    奈落:dice1d4=1 (1)

    ンゴロンゴロ:dice1d4=2 (2)

    デメロ・サファイア:dice1d4=3 (3)

    観客席にいる星喰学派たちの雰囲気:dice1d4=1 (1)

  • 153ぼっち23/11/15(水) 21:35:48

    社会的な立場を強めたい。権力をつかもう!:4票(クイン・トランペッター、ヌ・ン・カフシン、奈落、会場)

    やっぱり安全が大事。敵を攻め滅ぼそう!:3票(ウェイン・J・ゲーシィ、カニバル、ンゴロンゴロ)

    たくさん食いたい! 人狩り行こうぜ!:3票(リブラ=バンス、ネツァク・ツァディレーシュ、デメロ・サファイア)

    食糧を狩りに行かんでもさ。いるじゃない、ここに美味そうなやつらがワンサカ:4票(ウォルター・アクエリアス、バアル、チルアクター・ウェールデン、ステラ・メイザリック)


    アクエリアス、バアル、ウェールデン、メイザリック( =^ω^)( =^ω^)( =^ω^)( =^ω^)「「「「…………」」」」


    ……うおっ。

    古参幹部たちの周囲が……殺気で歪んで見える……。

    この場にいる人たちを見回しているが……あれは、仲間を見てる目じゃない……。

    食べ放題のレストランに入店したおじちゃんおばちゃんの目だ……!

    まずい……あの人たちがこの会議の最多数派閥だとしたら……この場で食事会が始まってしまうかもしれないぞ……!

    し、しかし、まだ希望はある! 権力闘争頑張りたいという派閥も、同じくらい勢いがある!

    頑張れ、権力派……! 会議場が血みどろになるのを防いでくれ……!

    (……それからしばし、話し合いがなされて……)

    (皆さんが出した結果は……)

    dice1d5=1 (1)

    1、まあ権力拡大路線でええやろ

    2、敵攻め滅ぼし組が権力拡大組に合流

    3、人狩り行こうぜ派閥がこの場で食事会派閥に合流

    4、この場で食事会派閥に、それ以外の全員が向かい合って戦闘態勢

    5、もう会議とか派閥とか知らねえ! ファイトクラブだ!(大乱闘開始)

  • 154ぼっち23/11/18(土) 01:37:42

    アクエリアス、バアル、ウェールデン、メイザリック( =^ω^)( =^ω^)( =^ω^)( =^ω^)「「「「…………」」」」


    アクエリアス、バアル、ウェールデン、メイザリック(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)「「「「(着席)」」」」


    ……な、なんか知らないけど、危険な空気が霧散した……。

    「今ここでやるのは機が熟してない」みたいな感じなんだろうか……やらかそうとしていた人たちが、一歩引いてくれたぞ……。

    崖から落ちそうになったところを、ギリ踏みとどまったような気分だ……。

    星喰学派への帰属意識は高いつもりだが……こういういつ爆発するかわからない火薬感は……まだ慣れないッ……!

    🦔「んじゃ、まあ明確に意思表示してくれた人たちの票を採用してー……表社会における権力拡大を目標にしていくことにするぞい」

    🦔「では、その方針をさらに詰めていこう」

    🦔「ひと口に権力と言っても、様々な形があるわな。貴族社会、軍事力、経済力、信仰……」

    🦔「その中で、どこに優先的に食い込んでいくかを決めたい」

    🦔「意見はあるか?」

    (どこを攻める? 星喰学派?)

    dice1d4=3 (3)

    1、やはりお金。商業系ギルドに食い込む

    2、力こそパワー。戦士系ギルドに食い込む

    3、人の心は大事よ。宗教団体に入り込もう

    4、王宮がバイト募集してる!? こりゃ応募するッきゃねえ!

  • 155ぼっち23/11/20(月) 14:56:58

    ( =^ω^)「やっぱ求心力得るなら宗教やろ」

    (*´ω`*)「戦闘力もカネも政治力もひっくるめて得られる可能性が高いしな」

    (*ノ´∀`*)ノ「エーブリエタースは宗教建築が多い街だァ! 宗教関係者山盛り! 交流がしやすい!」

    (*ゝω・*)「宗教って横の繋がり強いし、絆が国境を越えるしね。どこかに深く食い込めればバリウラに留まらないパワーが手に入るよ」

    🦔「なるほどなるほど。非常に納得できる意見じゃ!」

    🦔「では、どこぞの宗教に潜り込んで、信仰力基盤の権力をゲットしていく方向で進めてみるか?」

    (・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)「「「「異議なーし!」」」」

    ……よし、よし……円満に会議が終わりそうだ……。

    建設的に話が進んで、きちんと結論が出る会議っていいね……。

    参加者が他参加者を食い始めて議題が放ったらかしになるタイプの会議にならなくて、本当によかった……!

    (*´∀`)「んじゃ、どこの宗教に誰を送り込むかだけど」

    (*‘ω‘ *)「いろんな種類の神殿や寺院があるからなぁ。バラバラの宗派に人を派遣して、どこで権力ゲットしても大丈夫なようにしようよ」

    ( =^ω^)「幹部それぞれから人材出させよう。潜伏得意な弟子とかみんな抱えてるでしょ」

    🦔「あ、うちはここにいるラダーを派遣するつもりじゃ」

    …………!?

    先生……おい、先生……!?

    (なんか、建設的な会議の結果、私はどこぞの宗教団体にぶちこまれることになったようだ)

    (私の派遣先は……)

    dice1d4=1 (1)

    1、世界的に信仰されている最大手宗教

    2、すごく古くからある穏健派で崇敬されてる宗教

    3、武器とか溜め込んでるクッソ過激なカルト宗教

    4、暗殺風水

  • 156ぼっち23/11/22(水) 21:32:30

    ……さてと。

    エーブリエタースにある教会の中でも……一番でかいとこにやって来たぞ……。

    今日から私は……こちらでシスターとしてお世話になるんだ……。

    スカプラリオを着て、ヴェールをかぶって……シスターに見えるように取り繕ってみた……。

    だが……心には特に信仰がない……考え方や立ち振る舞いに関しては、これから学んで身につけていかなくてはならないだろうな……。

    ……世界で最も支持されている宗教の総本山に潜り込んで……宗教家として出世し……権力を握って、星喰学派に貢献するというのが、私の使命……。

    ……先生……フリーラックス先生……迂遠過ぎるし時間かかりすぎるミッションではないですかね……これ……!?

    まあ……疑問はあれど……命じられたからには、やらねばなるまい……。

    まずは……この宗教についての基礎的な知識が、頭にちゃんと入ってるか……確認しよう……。

    信仰心がなくても、情報は学べる……図書館で文献を読み漁って得た知識……忘れず覚えているだろうな、私……?

    えーと、この宗教がどういうものかというと……。

    信仰の対象:dice1d5=4 (4)  (1、唯一神 2、多神 3、神王 4、根源 5、教祖)

    特に大切にするもの:dice1d4=1 (1)  (1、善く生きて天国に行くこと 2、善く生きて現世生活を充実させること 3、社会全体に貢献すること 4、信仰対象にすべてを捧げること)

    布教について:dice1d100=25 (25)  (100ほど積極的に広めるべし、1ほど来る人だけを受け入れる)

    金銭について:dice1d100=25 (25)  (100ほど稼いで貯めるのは努力の証! いいこと! 1ほど貯めこむのはよくないから清貧を心がけようね?)

    恋愛について:dice1d100=94 (94)  (100ほど家族作って子供増えるのはいいこと! 1ほどえっちなのはいけないと思います)

    罪について:dice1d100=96 (96)  (100ほど苛烈に罰してこそよ! 1ほど許すことこそ大切なんやで)

    一番のタブー:dice1d5=4 (4)  (1、殺人 2、嘘をつくこと 3、飲酒と喫煙 4、偶像崇拝 5、数十にもなる食べてはいけないものリスト)

  • 157ぼっち23/11/24(金) 23:27:11

    神父(*´ω`*)「えー。我々はすべての神、すべての人、すべての生けるものを内包する究極のもの、すなわち根源を信仰する団体です」

    神父(*ノ´∀`*)ノ「充実した人生を送り、満足の中で死して、最後に我々の信じるもの……根源の渦の中に還ることを目標としていまーす」

    神父ヽ(´∀`ヽ)「全体的な傾向としては、『慎ましさ』を美徳としますね」

    神父( ´∀` )b「大声で信仰を宣伝したり、下品に金を貯めまくることはあまり善くないです。品性を大事にして、静かにゆったりと生きていきましょう」

    ……ふむふむ……この宗教の性質……図書館の本で見た通りだな……。

    過激なところも、派手さもない……まるで、温かく心落ち着けてくれる紅茶のよう……だからこそ、世界中の人たちの心をつかんだんだ……。

    これなら私も、教会の中でくつろいで過ごせそう……。

    神父( =^ω^)「あ、ちなみに、充実した人生を送るという目標の中でも、生物として増えまくって子孫で地を満たすことは、教義の中で特に強く推奨されてます」

    神父゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。「若い人たちは、なるべく早く愛する人を見つけて結婚して、セッ○スしまくりましょう。ビバ赤ちゃん。こんにちわベイビー」

    神父o(`Д´*)o「逆に、偶像崇拝みたいな罪は絶対に犯さないようにしましょう。もしやったら、火あぶり死刑がかわいいくらいの苛烈な惨殺方法によって罰します」

    神父(゚∀゚ 三 ゚∀゚)「こんな感じの、ゆるくて親しみやすい雰囲気に包まれてるのがうちの教会です。皆さん、気負わずにゆったり信仰を深めてくださいね」

    ……雲の上の天国でふわふわ浮いてたら……ハンマーでドガッと叩き落とされた気分だ……なんだこの部分的な尖り具合……。

    まあ……偶像崇拝さえしなければ、差し迫った危険はない、か……?

    と、とりあえず、あまり油断せずにいこう……。

    (こうして始まった私の教会生活)

    (その暮らしぶりは……)

    dice1d5=4 (4)

    1、根源と神王絡みの神話が学ぶと面白い

    2、信徒の悩みや懺悔を聞いたりしてコミュ力鍛える

    3、偶像見つけた! ぶっ壊しにいくぞ!!!

    4、教会内での私のモテ度dice1d100=3 (3)

    5、教会内での私の(女性からの)モテ度dice1d100=46 (46)

  • 158ぼっち23/11/24(金) 23:28:19

    【へこむ(´;ω;`)】

  • 159ぼっち23/11/27(月) 00:08:15

    信徒1(^_^;)「うーん、美人だけど雰囲気が暗いかなーって」

    信徒2( ;`Д´)「線が細すぎてちょっと心配になる」

    信徒3(。´Д⊂)「話しかけたらめっちゃどもられて目線そらされた。折れた」

    信徒4(・ε・)「巨乳じゃねえやつなんざお呼びじゃねえ」

    信徒5(´;ω;`)「なんか……こう……錯覚だろうけど……死臭がする気がして……」

    ……………………。

    ……………………。

    ……教会で生活し始めて、今日でdice1d100=63 (63)  日……。

    私をナンパしてくる殿方は……いまだ現れない……。

    いや、ね? ナンパされたいわけじゃないよ? 恋愛に興味あるかって言われたら別にないしー?

    でも、恋愛を推奨するような教義の、この宗教の中にあって……そういう目で一切見られないというのも……ちょっと傷つく……。

    この教会で働いてる人たちに限っても……何組もカップルがいるのに……私はひとり……肩身が狭い……。

    こ、こうなったら、シスターとして真面目に働くことで、鬱憤を晴らすしかない……。

    神父様……私がやるべき仕事は何かありますか……?

    神父(*´ω`*)「おっ、やる気に満ち溢れてるね!」

    神父(*ノ´∀`*)ノ「それじゃあ、dice1d4=1 (1)  をやってもらおうかな!」

    1、礼拝堂の掃除

    2、貧民街での炊き出し

    3、懺悔室で人の悩みを聞く

    4、ま も の た い じ

  • 160ぼっち23/11/29(水) 07:50:04

    神父(*´ω`*)「クッソ広い礼拝堂のお掃除をお願いしたい」

    おっしゃ……任された……!

    こういうのでいいんだよ……こういうので……盗みとか暗殺とか潜入とかやらせるフリーラックス先生がおかしいんだ……!

    広くて天井も高い礼拝堂……結婚式にも葬儀にも使われる大切な場所だ……。

    今から私が、手間ひまかけてピカピカにしてやる……。

    水バケツ、よし! 雑巾、よし! モップ、よし!

    ホウキ、よし! チリトリ、よし! ハタキ、よし!

    袖まくりして、気合いを入れて、いざ取りかからんとす……!

    (かくして始まった私のお掃除ミッション)

    (……ところで、私って、掃除得意だっけ……?)

    私のお掃除力:dice1d100=33 (33)


    (あと、礼拝堂って広いと明言されてるけど)

    (掃除やらされてるの、私だけってことはないよね……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、私の他にひとりいるよ

    2、私含めてdice1d10=10 (10)  人でやるよ

    3、私含めてdice1d100=39 (39)  人でやるよ

    4、お掃除隊、総勢私1名参戦!!!!!

  • 161ぼっち23/11/30(木) 23:35:46

    シスター1(*´ω`*)「フフフ……我々はシスター9人衆」

    シスター2( =^ω^)「2カ月前に仲間入りした新人の掃除っぷりを確かめるために、神父様より遣わされた」

    シスター3( ´∀` )b「場合によってはヘルプするようにとなぁ……」

    シスター4(。´Д⊂)「そして! 今見せてもらった限りでは……あなたの腕前は中の下ぐらい!」

    シスター5( ;`Д´)「まだまだ慣れてないっ……拭き方も掃き方も甘い! おうちでこの手のお手伝いをあまりしてこなかったな!?」

    ううっ、先輩方の指摘が、私の心の柔らかい場所に刺さるッ……!

    確かに……自分でも、うまくやれてない自覚はある……100点満点で、30点前後ってぐらいじゃないかなって……!

    こんな広い上に……いろいろ細かい道具や彫刻もある部屋の掃除は……まったく経験がないから……!

    シスター6(*´∀`)ノ「雑巾とホウキをよこしなさい! 手本を見せてやる!」

    シスター7(*ノ´∀`*)ノ「こういう天井の高い場所は、上から掃除していく、これ常識」

    シスター8(゚∀゚≡゚∀゚)「奥行きのある彫刻は、大きなブラシと細かいブラシを使い分けて、細かいミゾまでホコリを取り除く表現を……」

    シスター9゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。「どうだ! 見違えただろう!」

    おおっ……こ、これは……!

    (シスター9人衆のコンビネーションプレイ:dice1d100=53 (53)  )

  • 162ぼっち23/12/02(土) 18:21:18

    シスター1(*´ω`*)「見るがいい」

    シスター2(*´ω`*)「中の下ぐらいだった掃除レベルが、中の中ぐらいになったぞ」

    シスター3(*´ω`*)「我々とあなたとの圧倒的な実力差に言葉も出まい」

    お、おう……。

    と、とりあえず参考になるのは確かなので、見習って同じようにやってみようと思います……。

    シスター4(*´ω`*)「それがよい」

    シスター5(*´ω`*)「あ、魔法使えるなら、空飛んで天井あたりのハタキかけお願い」

    シスター6(*´ω`*)「私ら魔法使いじゃないから、あのへん手をつけられないの」

    か、かしこまりました……。

    (ふわーっと飛んで、天井や梁のホコリをハタキでパタパタ払い除ける)

    シスター7(*´ω`*)「いい感じやで」

    シスター8(*´ω`*)「魔法使える人がひとりいるとありがたいよね」

    シスター9(*´ω`*)「これからも上の方はよろしゅう頼む」

    ……どうやら、私なりにこの教会に貢献できてはいるようだ……。

    ここでの出世を目論む以上、役立たず扱いされるのが一番マズいからな……。

    まずは一目置かれて……徐々に尊敬されていって……それから、高い地位に上がっていくのが望ましい……。

    ……………………。

    ……それって、真っ当にやっていたら、どれくらい時間がかかるんだろう……?

    (先輩たちの教えを受けて、お掃除の腕前がちょっと上がった私)

    (手早く尊敬を集めるために、何かしらのイベントが欲しいところだけど……なにか起きたりするだろうか?)

    dice1d4=3 (3)

    1、グッドイベント(私個人にとって)

    2、バッドイベント(私個人にとって)

    3、グッドイベント(教会全体にとって)

    4、バッドイベント(教会全体にとって)

  • 163ぼっち23/12/04(月) 11:06:02

    何とか掃除は終わった……。

    ピッカピカとまではいかないけど、先輩方にも手伝ってもらって……パッと見キレイな感じにはできた……。

    これ以上は、今後の繰り返しで、上達させていくしかないな……。

    神父(*´ω`*)「お疲れ様やで」

    神父(*´∀`)ノ「ひと仕事終えて疲れたやろう。ハーブティーでも飲んでくつろぐといい」

    ああ、ありがとうございます神父様……。

    これはフレッシュハーブティー……摘みたてですね……香りがとてもいい……。

    神父(*´ω`*)「教会の裏にハーブの花壇があってね。そこから摘み放題なんよ」

    神父(*´▽`)「みんなで管理しているから、あなたにもいずれハーブの世話のしかたを教えてあげ──」

    (ドタドタドタドタ)

    シスター( ;`Д´)「し、神父様、大変です!」

    シスター(*ノ´∀`*)ノ「裏のハーブ花壇を耕していたら……土の中からすごいもんが出てきました!」

    神父( ;´・ω・`)「え、何!? すごいものって具体的に何!?」

    シスター( ´∀` )b「はい! なんとdice1d4=3 (3)  です!」

    1、金銀財宝

    2、古い遺跡

    3、貴重な資源

    4、死体

  • 164ぼっち23/12/04(月) 11:13:57

    貴重な資源……?

    具体的に何が出てきた……?

    dice1d9=7 (7)

    1、オリハルコン 2、テラサイト 3、超金剛石

    4、鋼木 5、厳脈石 6、ミスリル 7、ノクトライト

    8、星界石 9、「なんだこの黒くてどろどろした臭い汁」

  • 165ぼっち23/12/05(火) 22:42:11

    シスター(*´∀`)ノ「見つかったのは……ノクトライトです!」

    神父( ;´・ω・`)「えっ」

    の、ノクトライト……? 聞いたことがあるぞ……?

    確か、赤い鉱物で……生きとし生けるものが忌避感を抱いて、避けようとする魔力を放射しているんでしたっけ……?

    神父( ´゚д゚`)「そうだね、ノクトライトってそういうもんだね」

    神父(´・ω・`)「そういえば、裏庭の一部に、どんなハーブの種を植えても芽が出ない場所があったけど……まさか……」

    シスター( ´∀` )b「はい、そのとおりです! そこで見つけました!」

    シスター(*´ω`*)「私も見つけた時点で、背すじがゾワゾワ~ってしまして! ウギャーッて叫んで逃げてきちゃいましたよー!」

    神父( ;´・ω・`)「そっかあ」

    うーむ、まさか、私の潜り込んだ教会の裏手に、そんな資源が埋蔵されていたとは……。

    ノクトライトは、万人に嫌われる鉱物だけど……逆に、その性質ゆえに……城壁にしたり、獣避けの柵にしたりと、忌避されることを前提とした利用法が多くある……。

    掘り出して売れば、かなりの金額になるはずだ……。

    シスター(*´ω`*)「どうしますか、神父様? 裏庭に置いといてもアレですし、掘り出して売ります?」

    神父( ゚ε゚;)「あー……そうだね、どうしようか……?」

    (このひと財産、どう扱う……?)

    (新人シスターの私が口を出すべき問題ではないが……ここで何か有用な提案ができれば、教会内での私の立場向上につながるかも知れない……)

    (私は──……)

    dice1d4=1 (1)

    1、高く買ってくれる知り合いがいるので、紹介しますよ!(ノクトライトがフリーラックス先生に渡るようにする)

    2、放置していたら人々が教会を避けるようになります! 一度埋め直しては?(夜中にこっそり盗もう)

    3、素手で掘って運ぶのは危険です! 知識のある私に発掘の監督をやらせてくれませんか!?

    4、ふたりをころしてノクトライトはわたしのものだ

  • 166ぼっち23/12/06(水) 22:22:10

    神父(´・ω・`)「こういう剣呑なもんは、さっさと売って処分したいところではあるけど……鉱物資源の取引とか誰に頼めばいいのか、まるでわからない」

    シスター(*´ω`*)「ですねー。信仰に生きていると、商売関連とは疎遠になっちゃいますよね」

    神父( ;´・ω・`)「どうすればいいものか……いっそ見なかったことにして、埋め戻すのもアリか……?」

    あ、えーと……よろしければ、そういうのに詳しい人を紹介しましょうか……?

    いろんな業界にコネのある人が、知り合いにいますので……きっと、素材の売却に関しても……力になってもらえるかと……。

    神父(*ノ´∀`*)ノ「えっ、そんな人いるの? うわぁ、助かるなあ」

    神父( ´∀` )b「やっぱり人の縁って大事だねえ。うん、それじゃキミ、仲介をお願いできるかな?」

    わかりました……お任せください。すぐに連絡を取ります……!

    (ふふ……ノクトライトは有用な鉱物……それがまとまった量手に入るなら、フリーラックス先生もお喜びになるだろう……)

    (しかも、この教会は、蓄財を好まない……つまり、相場よりも安い値段で買い叩ける可能性が高い……!)

    (ハッキリ言ってボロい取引だ! このチャンスをものにして、星喰学派に貢献するんだぁ……!)

    (というわけで、フリーラックス先生に相談のお手紙を書く私)

    (星喰学派の中で、鉱物資源を扱う仕事をしている人に来てもらい、ノクトライトを適正価格よりちょーっと安く引き取っていただこう!)

    (……それから少しして、星喰学派の「鉱物のプロ」さんが教会に派遣されてきた)

    (その人はさっそく裏庭のノクトライトを鑑定し始めたが……その結果は……)

    埋蔵量(100ほど多い。90以上で世界屈指の大鉱脈):dice1d100=6 (6)

    質(100ほどいいやつ。80以上で軍事施設に利用できる純度):dice1d100=11 (11)

    ノクトライト以外に何かある可能性(10で更なる資源発掘):dice1d10=4 (4)

  • 167ぼっち23/12/07(木) 23:39:14

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「えー。呼ばれて来たので、裏庭の花壇を調べさせてもらいましたが」

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「採れたノクトライトは、これで全部でーす」つ【バケツ1杯分】

       私( ゚Д゚)

      神父( ゚Д゚)

    シスター( ゚Д゚)

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「そんでもって、これの素材としての質ですがー」

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「ゴミでーす」

       私( ゚Д゚)「 」

      神父( ゚Д゚)「 」

    シスター( ゚Д゚)「 」

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「一応買い取りはしますが……お値段はざっと……食パン1斤分ぐらいですかねえ……」

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「とりあえずノクトライトは取り除きましたんで、あの花壇は問題なく使えるようになったと思いますよ」

    鉱物業者( ´,_ゝ`)「儲けとか考えずに、フツーに花とか育ててください。んじゃサイナラ」

    神父( ; ゚Д゚)「あ、はい、ありがとうございました……」

    シスター( ; ゚Д゚)「……………………」

    ……………………。

    神父( ;´・ω・`)「……食パン買ってきて、サンドイッチでも作って食べようか……」

    シスター( ゚ε゚;)「……そですね……」

    賛成です……。

    (私の……私の星喰学派への貢献……教会内での地位向上は……ならずッ……)

    (い、いや、今回たまたまダメだっただけだ! 諦めずにまだ次の手を打つぞ!)

    (ネクストプラン、is、何ッ……私……!?)

    dice1d4=3 (3)

    1、教会の上層部の弱みを握って脅す! そのための探りを入れるぞ!

    2、偶像崇拝はダメでも、宗教画はええやろ! みんなが注目するような神話モチーフの絵を描くで!

    3、ゆ、ゆゆゆ、誘惑……ハニトラする……! 誰かしら適当に……!!!

    4、パン屋の娘として黙っていられねぇ! 美味しいサンドイッチを作る!

  • 168ぼっち23/12/08(金) 23:08:34

    よ、よし……決めた……!

    こ、ここは……わ、わわわ、私のっ……『おんなのぶき』を使って……教会内に、手っ取り早くコネを作るぞ……!

    運がいいと言うべきか、都合がいいと言うべきか……この教会では、男女交際は推奨されてる……。

    逆ナンしたって、責められることはない……むしろ、褒められることだから、堂々とやれる……!

    ……今まで、男性陣から私へのラブコールは……悲しいくらいになかったが……。

    それは、私の引っ込み思案な性格と、陰鬱な雰囲気が原因だろう……。

    男の視点で想像してみたら……私みたいな女は、声かけたら怖がって逃げそうで……手ェ出そうという気には、そりゃならないよねってなるのが、よく理解できる……。

    人間……成功確率薄そうなチャレンジは、最初からしないもんだからね……。

    でも、私から声をかけるなら、どうだ……?

    私が……彼氏募集中って、わかりやすくアピールするなら……いわゆる「積極的な女の子」だと理解してもらえたなら……。

    そ、そこそこ、顔立ちには自信あるし? けっこうイケるんじゃないかなーって、思うわけよ……!

    やっちゃう、やっちゃうぞ私……任務のために彼氏作って、手玉に取ってコロコロ転がす、悪女になってやるんだい……!

    …………で。

    コネを作るべく、男をひっかけるとして……お相手には誰を選ぶべきかな……?

    ただ交際するだけで、私の立場が立場が上がるような……そんな男性を選びたいところだけど……どういう人だ、それって……?

    神父様ぐらいだと、手近ではあるけど……ちょっと地位が低すぎるんだよね……。

    (ちょっと悩むぞ、逆ナンチャレンジ……私の選択は……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、直球でえらい人! 大司教のおじさまを狙う!

    2、次代のえらい人! 大司教のご子息の少年を狙う!

    3、教会を守る強い人! 聖堂騎士様を狙う!

    4、「モテなさ過ぎて神頼みに来た一般人のおっさん」ぐらいしかフリーの人がいない……

  • 169ぼっち23/12/09(土) 20:04:05

    さすがに……お年寄りや子供に言い寄るのは……勇気が要りすぎる……。

    世間体も考えると……やっぱり歳の差は、少ない方がいいよね……。

    そんでもって……男の人には、やっぱり頼りがいを求めちゃう……。

    私も女だ……どうせ恋愛するなら……強くてカッコいいイケメン……そういうのがいい……。

    それでいて、宗教的地位もある人って、いるのだろうか……?

    はい、それがいるんです……! 聖堂騎士という、おあつらえ向きの人たちが……!

    どういう人たちか、簡単に言うと……教会お抱えのガードマンだな……。

    祈りの庭を守り、信仰の敵と戦い、たまに魔物討伐とかしたりする……宗教界の「武」を担当する人たち……!

    腕っぷしと、高い信仰心を持ち合わせてないとつとまらない仕事なので、社会的信用度も高い……。

    もちろん、女の子からの人気も高めだ……私の同僚のシスターたちも、彼らの訓練の様子を遠巻きに眺めながら、キャーキャー言ってたりする……。

    ……なんか、競争率高い気がするな……? 私が攻勢に出たとして、落とせるのかな……?

    まあ、あれだ……悩むより、やってみろだ……ハニトラ的なナンパなんだから、フラれたって傷ついたりすることはない……気楽にいこう……。

    さてと……どの騎士様を狙おうかな……?

    (私がターゲットに選んだのは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、貴族家出身、眉目秀麗、カリスマありそうなエリート騎士様!

    2、平民からの叩き上げ、ワイルドな雰囲気のたくましい騎士様!

    3、私と同じで魔法使い! 物静かで知的な雰囲気のクールな騎士様!

    4、すげえイケメンに声かけたと思ったら男装の女騎士様だった件

  • 170二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 20:05:19

    まだこれ残ってたのか…もはや感動すら覚える

  • 171ぼっち23/12/11(月) 20:47:59

    >>170

    【残ってるんですよ奥さん……! 意外なことに……!】


    騎士団長( =^ω^)「よし、今日の訓練はここまで! 寮に帰ってよく休め!」

    騎士s(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノ「「「おつかれさまっしたぁー!」」」

    ……よし、聖堂騎士団の訓練が終わって解散した……今こそ、彼らに声をかけて仲良くなるべきとき……!

    シスター1(*ノ´∀`*)ノ「レオンハルト様、お疲れさまです! こちら、冷たいお飲み物ですわ!」

    シスター2(〃´ω`〃)「ダミアン様、お疲れさまです! このタオルを使って汗を拭いて下さいな!」

    シスター3( 。’ω’)y─┛「騎士団長、風呂で体を清めたらすぐに私の寝室に来なさい」

    騎士団長(´д`|||)「はい……」

    ああっ……やはり、聖堂騎士は将来性豊かだからか……競争率高いッ……!

    私以外のシスターたちも、先を争うように声をかけに行ってるぞ……!

    わ、私も急がなきゃ……誰のところに行こう……? なるべく、他の人と争わなくていいような……あまり女性の群がってない騎士様を選びたいけど……?

    あれ……? あの人のところ、誰もいないぞ……?

    うわぁ……! とてもきれいな人……!

    他の騎士様たちに比べると、やや小柄で線が細いけど……まるで、神話に出てくるような天使様みたい……!

    うわ、うわうわ、私が男の人に見惚れる日が来るなんて……む、胸がドキドキする……変な気分……。

    と、とにかく、決めたぞ……この人を逆ナンしよう!

    ……あっ、あの! 訓練お疲れさまです! これ、私の作ったパンです……どうぞ召し上がってください!

    男装女騎士「えっ……!?」

    (ファーストインプレッション)

    (この騎士様から私への印象はどんなもん……?)

    最初期好感度:dice1d100=69 (69)

  • 172ぼっち23/12/13(水) 20:45:21

    (彼女は昔から男勝りの性格で、料理や編み物などの女の子らしい趣味より、チャンバラごっこを楽しいと思う子供だった)
    (ある程度成長してもそれは変わらず、それどころか本気で剣術を学びたくなってしまい、親に無理を言って聖堂騎士団に入れてもらった)
    (もちろん騎士団は男所帯だ。女は彼女ひとり)
    (性別の壁は大きく、分厚い。邪険にされるわけではなかったが、日々の生活はわかりやすく孤独だった)
    (教会のシスターたちはよく訓練所にやって来るが、彼女たちの目当ては男の騎士たち。女騎士など眼中にない)
    (この日も彼女は、ひとり寂しく部屋に帰り、食事をして寝るだけ……に、なるはずだったのだが)

    ────────────

    ……いかがですか? パン、美味しいですか?
    男装女騎士「う、うん。とても美味しい。ふかふかで甘くて、焼きたてみたいに香ばしい……」
    さっき焼けたばかりですから……教会の厨房のかまどで。
    男装女騎士「あなたが、自分で焼いたの?」
    はい。実家がパン屋なもので、得意なんです。……あ、お飲み物もどうぞ。水筒にコーヒー持ってきてます。
    (訓練所の横の、大きなノウゼンカズラの木の下で、パンを召し上がっていただく)
    (騎士様は美味しそうに私の手作りパンにかじりついている……いいぞ……まずはあなたの胃袋をつかんでやる……!)
    男装女騎士「ふう……美味しかった。ありがとう……」
    いえいえ、お粗末様でした。
    男装女騎士「騎士として一人前になろうとすると、こうやって同年代の人と食事をする機会はあまりないから、新鮮な気持ちだったよ。……あなた、名前は?」
    私ですか? エメラチェリーといいます。
    男装女騎士「シスター・エメラチェリー……私の名前はクラージュだ。よければ、私と友達になってくれないか?」
    クラージュ様……はい、喜んで♪
    (ふふふ、初対面ながらいい感じの雰囲気じゃないか)
    (しかし、こんなに美形で、話した感じも紳士的でモロ優良物件なのに……何で他のシスターたちはこの人に声をかけないんだろう? 不思議だ……)

  • 173ぼっち23/12/13(水) 20:57:13

    シスター1( ; ゚Д゚)「エメラチェリーさん……あの、その方は女せ……」

    シスター2( ;`Д´)「しっ! もし、それを承知だったらどうするのです!」

    シスター3(〃´ω`〃)「まあ、ただ単純に友情を築きたいだけという可能性もありますし、野暮なことはせず見守ってあげましょうよ」

    シスター1(*´∀`)ノ「それもそうだね。私の狙うレオンハルト様を横から取るとか、そういうことするわけでないなら全然ヨシ!」

    ……なにか、同僚にひそひそ噂されている気がするが……まあ、気にしない……。

    それより、次どうするかだ……日々のパンの差し入れは続けるとして、それ以外もしてステップアップしていきたい……。

    何をしたら、男の人って喜ぶのかな……? 逆ナンとかしたことないから、想像が難しい……。

    とりあえず、思いついたことをひとつひとつ試してみよう……。

    (私のネクストチャレンジ……)

    (果たして、それは何……?)

    dice1d4=2 (2)

    1、デートに誘う(買い物) 好感度上昇:dice1d50=25 (25)

    2、デートに誘う(ハイキング) 好感度上昇:dice1d50=8 (8)

    3、訓練後のマッサージ 好感度上昇:dice1d50=25 (25)

    4、訓練中のお姿をスケッチ 好感度上昇:dice1d50=6 (6)

  • 174ぼっち23/12/14(木) 21:13:23

    (それから、私はクラージュ様とよく交流するようになった)

    (人と話すのは得意でない私だが、向こうもあまり友達がいない……ぼっち気質だったため、あまり気負わずに声をかけていくことができた)

    クラージュ様は……お休みの日は、何をしておられるんですか……?

    「や、休みの日? そうだな……剣を研いだり……ウェイトトレーニングしたり、かな……」

    それは……ちょっと、ストイック過ぎやしませんか……?

    「ほ、他の過ごし方ももちろんあるよ? 走り込みしたり、図書館で戦術本を読み漁ったり、他流の剣術道場に教えを乞いに行ったり!」

    1から10まで、修行全振りではないですか……。

    ううん、ちょっと見てられない……軽めにでいいので、純粋に遊ぶ休日をあなたに味わっていただきたい!

    と、いうわけで……私とハイキングに行きませんか?

    「えっ、ハイキング?」

    はい。景色のよさそうな山に心当たりがありまして……独りで行くのは寂しいので、一緒に来てはいただけませんか?

    「ああ、いいとも。エメラチェリーが誘ってくれるなら、喜んでお供しよう」

    (よっし。心の中でガッツポーズ!)

    (休日を一緒に過ごす……しかも自然の中でふたりきり……これはわかりやすくデートだけれど、女慣れしていないクラージュ様はお気付きでない模様!)

    (これで親密度はぐぐっと上がる……)

    (はずなんだけど。上昇値なんか低いな?)

    (何があった?)

    dice1d4=4 (4)

    1、低い山に行くつもりが深山幽谷に分け入っちゃった

    2、現地に到着したあたりで大雨!

    3、モンスターに襲われて遊ぶどころではなかった

    4、モンスターに襲われたが瞬殺した(私が)

  • 175ぼっち23/12/15(金) 20:57:27

    ……山はいい……。
    清浄な空気……萌える緑……眼下に広がる果てしない遠み……。
    教会の神聖な雰囲気とは、また違った荘厳さがある……。
    山はいい……そうは思われませんか、クラージュ様?
    「うん、わかる。ただここで過ごしているだけで、心とからだの内側がきれいに洗われそうだ」
    (エーブリエタース郊外の、静かな山を訪れた私とクラージュ様)
    (自然を眺めながら、ほどよい高さまで歩いて登る)
    (木の葉やどんぐりを拾ったり、水晶のように透明な沢の水に足を浸したり、イタチを見つけて逃げられたり……)
    (ただ一緒に並んで歩いているだけなのに、とても楽しい時間だった)
    この先に、腰かけるのにちょうどいい草原があります。そこで休憩して、お弁当を食べましょう。
    「ああ、賛成だ。私もそろそろお腹が空いてき──エメラチェリー!」
    (突然、緊迫した声でクラージュ様が叫んだ)
    (彼の視線の先を振り向くと、4~5mはあろうかという巨大な爬虫類の魔物が、鋭い牙の並んだあぎとを広げて我々に飛びかかってくるのが見えた)
    (魔種の魔物、ワイバーンである。まさか、こんな穏やかな山にいるなんて!)
    (私は息を飲み、後ずさる)
    「エメラチェリー、避けてーっ!」
    (クラージュ様が、腰の剣に手を掛ける)
    (銀色の刃が、鞘から1/3ほど抜けるか抜けないかという間に──)
    《拳銃(ショット)》ッ!!!
    (私は魔法の呪文を唱え終え、ワイバーンの口の中に弾丸を5発、立て続けにぶち込んだ)
    「えっ」
    (ワイバーンの頭が、弾丸によって吹き飛ぶ。直後、山全体を揺るがすような大爆発が起きた)
    (ワイバーンという魔物は、体内に可燃性のガスを溜めている。死ぬとそれが爆発するのだ……なので、倒すなら近付かれないうちに、飛び道具で射殺することが望ましい)
    うん……よし、うまく倒せた。とっさの場合でも……50m以内の距離なら、安定して当てられるようになったな……。
    「……えと」
    あ、クラージュ様……あれ、接近戦だと危険な魔物でしたので、先んじて始末させてもらいました。勝利のブイ……!
    「そ、そう。すごい……早撃ちだったね……」
    (あれ。クラージュ様、なんかちょっと引いてない? 気のせい?)

  • 176ぼっち23/12/15(金) 21:18:08

    「なんというか……攻撃魔法、使えたんだね……」

    え、あ、はい。教会に入る前は、アカデミアで学んでいたもので。

    「そうかぁ……」

    ……はい。

    「えっと、撃ち方というか……ものすごく実戦的だったね……? 動く魔物の急所を冷静に狙うとか、なかなかできることじゃないよ。戦場とか、経験してる……?」

    いえ、そういうわけでは……旅をしているときに、何度か魔物や犯罪者と戦ったことがあるくらいで……。

    「そっか……そっかあ……」

    (えっ、ちょっ、クラージュ様? なんでそんな自信なくしたみたいなうつむき方してるんですか!?)

    (「私、聖堂騎士なのになぁ……戦い慣れ度でシスターの子に負けてる……」とか、独り言ブツブツ言ってる!)

    (やらかした、私! どうすれば正解だったのかわかんないけど、聖堂騎士様の彼女候補としてマイナス点な行動しちゃったみたいだ!)

    (おのれワイバーン……お、お、お前のせいでー!)

    ……とりあえず……危機は去ったので……お弁当、食べましょう……。

    「うん……(´・ω・`)」

    (何とかしないと! クラージュ様の自信を回復させつつ、私への親しみ度を回復させるような何かしらの行動を取らなければ!)

    (ネクストエメラチェリーチャレンジは……!?)

    dice1d4=3 (3)

    1、足くじいた……背負ってもらいたいです! 好感度上昇:dice1d50=47 (47)

    2、足くじいた……えっ、お姫様抱っこを!? 好感度上昇:dice1d80=75 (75)

    3、別の魔物の襲撃! こちらはクラージュ様が危なげなく退治! 好感度上昇:dice1d50=29 (29)

    4、えっ……お花で作った冠を差し上げただけでそんなに喜んでいただけるんですか……? 好感度上昇:dice1d100=37 (37)

  • 177ぼっち23/12/18(月) 01:41:03

    うわああああん! また出た! また魔物出たあああ!

    「わー! わあああああっ!?」

    (ワイバーンを退けてひと安心、と思っていたら、間髪入れずまた別なモンスターの襲撃を受けた私たち)

    (なんか……植物のツタみたいなやつで、油断してた私は絡め取られて逆さ吊りにされてしまいました、はい)

    (クラージュ様が剣でツタを薙ぎ払って、救出してくれたので大事には至らなかった。ホントに助かった)

    「こ、このハイキングコース……もしかして、ものすごく危険なのでは……?

     私たちだから何とかなっているものの、戦いの心得のない一般人が入り込んでたら、あっという間にエサなのでは……?」

    わ、私も……そんな気がひしひしと……し、下調べ、もっときちんとやればよかった……。

    (この世界は物騒だ……景色がいいというだけで判断するのは、迂闊に過ぎたかもしれない)

    「ともかく、うん、これは残念だけど、一度引き返した方がいいかもしれない。

     危険とわかって踏み込むような心構えが、私たちにはない。ただハイキングを楽しみに来ただけだからね」

    そう、ですね……完全に賛成です。

    「あなたの作ってくれたお弁当は、エーブリエタースの公園で食べよう。大丈夫。場所が変わっても、あなたとのランチが楽しみなことは変わらないから」

    クラージュ様……!

    (私とクラージュ様は手と手を取り合って、このバカみたいに危険な山から降りていった)

    (次、デートするときは、もっと安全が確認できるところを選ぼう、そうしよう)


    (それはそれとして……この人ともっとこう、速やかに急接近したいのだけども)

    (ハイキングデートなんて、男と女としてドキドキするイベントのはずなのに、別な種類のドキドキをする羽目になったし!)

    (もっとイチャコラして、クラージュ様をメロメロにしたぁい!)

    (もっとラブっぽいアプローチしたい! 何をすればいいんだろう!? 考えろ私!)

    dice1d4=4 (4)

    1、贈り物だ! 食べ物じゃない贈り物をぶちかませ!

    2、お互いに過去語りしようぜ! 人生を知って理解深めるんだ!

    3、やっぱ肉体的接触だよ! 狭いところにふたりで閉じ込められるように仕向ける!

    4、媚薬

  • 178ぼっち23/12/19(火) 18:15:45

    ……ぶっちゃけた話……。

    私は、教会内での地位の確立のために、クラージュ様を狙っているのであって……別に、あの人に恋をしているわけではないのだよね……?

    無理に、こう……正々堂々と、青春真っ正面な取り組み方で、彼の心をゲットしなくても……別にいいん……だよね……?

    ……………………。

    ……………………。

    ……と、いうわけで……。

    図書館で……薬学書を借りてきて……古くから伝わる、媚薬を製造してみたぞ……。

    これを飲ませれば……クラージュ様のハートを、強制的に私のものにできる……。

    あの人は真っ直ぐな心根をお持ちの、素敵な人だけれど……私の、星喰学派としての使命は、一般的な倫理観をはるかに上回る……。

    クラージュ様……非常に心苦しいが、我らの大願のため……あなたには傀儡となってもらおう……。

    (今日も今日とて、騎士団の訓練終わりにクラージュ様に声をかけていく私)

    クラージュ様、クラージュ様……お茶の用意をしましたから、ご一緒しませんか……?

    「おっと、いいのかい? それじゃお呼ばれしようかな」

    ……よしよし……ノコノコついてきてくださったぞ……。

    あとは、この媚薬を仕込んだ紅茶を、クラージュ様に飲ませさえすれば……ミッションコンプリートだ……!

    (笑顔の裏に星喰学派らしい邪悪な企みを潜ませて、いざ誘惑的なティータイムと洒落込もう)

    (その結果は……!)

    dice1d4=1 (1)

    1、うまいこと媚薬紅茶をクラージュ様に飲ませることができた! 効果:dice1d100=35 (35)

    2、えっ、緊急出動!? お茶飲んでくれないの!? 失敗だぁ!

    3、あれ、媚薬仕込んだティーカップどっちだっけ……? 私が間違えて媚薬飲んじゃう。効果:dice1d100=35 (35)

    4、うっかりポットに媚薬仕込んじゃったせいで、私もクラージュ様も媚薬を飲むことに……。効果:dice2d100=97 27 (124)   (前がクラージュ様への効果。後ろが私への効果)

  • 179ぼっち23/12/21(木) 00:37:46

    「…………? 何だか、今日の紅茶は不思議な香りがするね。それに、飲んでると……体がポカポカしてきた……」

    ふふふ、最近少し冷えるでしょう? ショウガのジャムを混ぜてみたんですよ。

    内側から暖まるので、健康にいいのです……さぁ、もう一杯どうぞ……♪

    (もちろん欺瞞だ!)

    (紅茶に仕込まれているのは、私が愛情を込めて手作りした媚薬である)

    (まあ、媚薬の材料にショウガも含まれているので、まるっきりウソでもないけど)

    「……うう……どうしよう……疲れてるのかな。もやもやする……変な気分……」

    (カップを干すたびに、クラージュ様の凛々しいお顔にほんのりと朱が差して、目付きがとろんとしてくる)

    (媚薬は間違いなく効いてる……でも、私が想像していたほどの劇的な効果はないみたいだ……)

    (ティーカップ1杯飲んだら即「好き!」ってなるレベルを期待してたんだけど……これ、お酒を飲ませたときみたいな反応してるな?)

    (アルコール入ってないのに酔わせることができる、と考えると、確かに媚薬と言って差し支えないのかも知れないが……)

    (これで私のこと、好きになってくれるのかな……?)

    クラージュ様……?

    (私は様子をうかがうべく、彼の目を覗き込む)

    (涙で潤んで情熱的になった彼の眼差しが、こちらを向いて──)

    dice1d4=2 (2)

    1、(。-ω-)スヤァ……

    2、「いつも仲良くしてくれてありがとぉ……だぁい好き……」

    3、(何だかとっても、エメラチェリーにハグしたい……)

    4、「何だかとっても、エメラチェリーと斬り合いたい……(剣鬼)」

  • 180ぼっち23/12/21(木) 23:30:01

    「う、うう……ふにゃ……」
    あっ……クラージュ様、頭がカックンカックンして……今にも寝ちゃいそう……。
    どうやら、私の媚薬は……あまり出来のいいものではなかったみたいだ……。
    クラージュ様に興奮じゃなく、リラックス状態を与えて……眠りに誘ってしまった……。
    今回は、作戦失敗だなー……残念……。
    「ふえ……? なにかいったー……?」
    ……いいえ、何も言っていませんよ、クラージュ様。
    それよりも、こんなところで眠ってしまっては、風邪を引いてしまいます。
    お部屋に帰りましょう……さ、立ってください……寮までお連れしますから。
    「うん、うん……わかった……手、にぎって……?」
    ふふふ。まるで子供みたいですよ、クラージュ様。
    「うう……わたしが甘えられるのはあなただけだよ……エメラチェリー……。
     ……いつも、仲良くしてくれてありがとぉ……だぁい好き……」
    ……………………。
    (クラージュ様を、彼のお部屋にご案内して)
    (そして私も、自分の部屋に帰って)
    (扉を後ろ手に閉めると、即座にベッドに飛び込み、枕を抱き締めた)
    うおお……ヤッバ……!
    今さっきのクラージュ様、メタクソ可愛かった……!
    普段凛々しいあの方が、急に弱って子供みたいになってるのって、フツーはなんだかカッコ悪く感じそうなものなのに!
    今回は、なんというか……めっちゃ、キューンってしたあぁーッ……!
    私、媚薬飲んでないよね!? 惚れ薬飲んだみたいなときめきが胸の中にあるんですけど……!?
    うー、ううー……落ち着け、落ち着け、わたしー……!
    (じたばたじたばた)

  • 181ぼっち23/12/21(木) 23:42:31

    (まるで呪い返しのように、私の方が媚薬を飲んだみたいに悶々とすることになった)

    (なんだこれ、くそッ……! 私は陰謀を企む側だぞ……あっていいのか、こんなことッ……!?)

    (そして、私の媚薬でいい感じに眠たくなって、ティータイムの途中でお部屋に帰ってしまったクラージュ様)

    (彼はそのあとどうなった……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、翌日、スッキリ気持ちよく目覚めた! 何も覚えてないし、薬の後遺症もないみたい!

    2、「私は寝ぼけて何てことを言ったんだ……エメラチェリーを見るたびに、ドキドキしてしまう……」朦朧としてたときのこと、憶えてる……!

    3、「夢にエメラチェリーが出てきた……私はどんだけ、彼女のことを気に入ってるんだ……?」彼も悶々としてる……!

    4、「夢にエメラチェリーが出てきて、あんなことやこんなことを……わ、私、女の子とそんな関係になりたい願望があるのか……?」なんか死にそうな顔してる……!?

  • 182ぼっち23/12/22(金) 23:39:06

    (木の枝でスズメがちゅんこちゅんこ)

    (窓の外には明るい日差し。朝です。朝ですよ。新しい1日の始まりです)

    (クラージュも、自室のベッドで目を覚ました)

    (スッキリした目覚め……曖昧なところのない覚醒)

    (寝ている間にどんな夢を見たか、ハッキリ思い出せるぐらいに、この日の彼女は頭が冴えていた)

    ……………………。

    …………う、ううううう。

    き、昨日は、エメラチェリーとのお茶会中に、急に眠くなって……そのまま寝ちゃったんだっけ……。

    寝る前に見たのが、彼女の顔だったせいかな……? 夢の中に……エメラチェリーが出てきた……。

    あの青く澄んだ目で、じーっと……こちらの顔を覗き込むように見てきて……私はその眼差しに、言いようのない安らぎを感じた……。

    ……幸せな夢には、その人の無意識の願望が強く表れるというけど。

    今までずっと、友達いなかったからなあ。私、あの子のこと、こんなにも気に入っていたのか……。

    (冷静に自覚してしまうと、なんとも恥ずかしい)

    (でも、否定するようなことでもない……クラージュは好意や愛情に関しては素直な女性だ)

    この先も、ずっと一緒にいられるだろうか……?

    エメラチェリーはシスターで、私は聖堂騎士だ……職場が重なっているから、いつでも好きなときに会うことはできる。

    ……でも、それだけでいいのか?

    ……いや、いやいやいや、それだけでも何も、友情にそれ以上とかないから……何言ってるんだ私……!

    ……もし……友情に、それ以上があるとしたら……どういうものだ?

    私とエメラチェリーが、今よりさらに親しくなるとしたら……どういう状況があり得る……?

    dice1d4=3 (3)

    1、私が彼女を、メイドとして雇うとか……?

    2、私と彼女がルームシェアするとか……?

    3、私と彼女のふたりだけで、冒険の旅に出るとか……?

    4、……私が剣を捨てるとか……?

  • 183ぼっち23/12/25(月) 11:33:41

    こないだのハイキング……。

    魔物が出たのには慌てたけど、何だかんだで私とエメラチェリーで何とか退治できたな。

    (朝食を召し上がりながら、直近の思い出を脳裏に浮かべるクラージュさん)

    穏やかな毎日もいいが、あれはあれで、血が沸き立つような興奮を覚えたのも事実だ……。

    私は結局のところ、戦いを欲する戦士としてのあり方が根っこにあるのかもしれない。

    ………………。

    ……エメラチェリーと、諸国を旅して。

    いろんなものを見て、いろんなものを食べて、いろんな話をして。

    誰も行ったことのない場所を歩いて、人に危害を加える魔物を退治して……。

    そんな暮らしをするのも、楽しいかもしれない……あの子となら……。

    ……いや、いや、何を考えているんだ、私。

    あの子は神に仕えるシスターだぞ……この教会で、祈りを捧げながら平和に暮らすのが、一番の幸せに決まっている。

    ふたりきりで旅なんて……そんな……まるであの子を独り占めしたいみたいじゃないか……。

    (かぶりを振って、思い付いたアイデアにふたをする)

    (……ふたしないといけないやつかな……? これ? 本当に?)

    ……………………。

    dice1d4=3 (3)

    1、い、一応、探りは入れてみるか……「旅とか興味ありますか?」って……

    2、手前勝手な妄想に囚われていてはいけない! ぶっ倒れるまで汗を流して煩悩を振り払うぞ!

    3、今日は昔の聖人様の聖誕祭……めちゃくちゃ忙しいので、余計なこと考えてる暇なんてなかった……!

    4、出勤すると、そこには今日も街に現れた魔物を元気にハントするエメラチェリーさんの姿が!

  • 184ぼっち23/12/26(火) 22:38:53

    シスター1ヽ(゚д゚ヽ)三(ノ゚д゚)ノ「大忙し! 大忙し!」

    シスター2ヽ(`д´;)ノ「今日はまさしくてんてこまいだァ!」

    (クラージュが教会に顔を出すと、シスターのみんなが忙しなく駆け回っているのを見た)

    (礼拝堂には普段はない飾りつけがされていて、中庭の木にもカラフルなオーナメントが吊り下げられている)

    (それらを見て、やっと思い出す……今日が宗教的に重要な、聖人の誕生日であることを!)

    しまった、私としたことが! 個人的な悩みに視野が狭まって、こんな大事な行事のことを忘れていたなんて!

    (もちろん、クラージュの所属する聖堂騎士団もこの日は忙しい)

    (彼女は急いで、騎士団の練兵場へ向かわねばならなかった)

    (しかし、その途中、エメラチェリーとばったり顔を合わせた)

    「あ、クラージュ様……おはようございます……!」

    (彼女も今日はやることが多いようだった。息を弾ませて、何か荷物をどこかに運ぼうとしていた)

    おはよう、エメラチェリー! ……昨日はごめんよ。おかしなタイミングで眠くなってしまって……!

    「い、いい、いえいえ……お気になさらず! あれは私が悪……いえいえ何でもないです何でも!」

    (妙に慌てたようにかぶりを振る彼女だが、それで話を終わらせるのはクラージュ自身が許せなかった)

    もちろん、あの埋め合わせは、可能な限り早くするよ。

    ええと、そうだ……このあと、聖誕祭の夜の……dice1d4=2 (2)  を一緒に過ごさないか……?

    (クラージュは、自分でもよくわからない心の動きで、反射的にそう言っていた)

    (聖誕祭の夜なんて、恋人とふたりきりで過ごすのがふさわしい時間だ。それを女同士でなんて……)

    (でも、クラージュはそうしたかった。自分は男と過ごす予定はないし……エメラチェリーにも、男と一緒に過ごして欲しいと思えなかったのだ)

    1、ダンスパーティー

    2、花火大会

    3、演劇鑑賞

    4、実況(#゚Д゚)ノ「全選手入場ッッッ!!!」

  • 185ぼっち23/12/29(金) 01:43:01

    クラージュ様に……花火大会に誘われてしまった……!

    こ、ここ、これって、そういうことだよね……?

    聖誕祭の終わりの花火大会は……完全なデートタイム……恋人たちが寄り添い合って眺める、ロマンチックな時間……。

    恋人同士でなくても、一緒にいるのが男女のペアであれば……そこから愛の告白に移行する可能性は……95%を越えるという……!

    ……ついに……ついにそうなるのか、私……!?

    ここまで丁寧に積み重ねてきた誘惑が、実を結んじゃうのか……? ハニートラップ成功の暁が、花火と共に訪れちゃうのか……?

    た、た、楽しみなような……怖いような……!

    ……え、ええい、恐れるな、私! クラージュ様が告白してくるなら、惚れたのは向こう……惚れられたこちらが主導権を持つのだ……!

    私の目的はあくまで、あの人の恋心を利用して、教会内部で出世すること……彼の行動のひとつひとつにいちいちドキドキしてたら、とてもやっていけないぞ……!

    ……………………。

    ……いや、いやいや……ドキドキって……惚れてないよな? 私……クラージュ様に……?

    うん、そんなわけない、惚れさせるムーヴ頑張ってこっちも惚れちゃうとか本末転倒。陰謀向いてないアホの子みたいになってしまう。それはマズい。

    気持ちを切り替えろ、私。冷徹に……クラージュ様をボードゲームの駒として見る私になれ……!

    (そう自分に言い聞かせて、そわそわとシスター服の袖をつまんだりまくったりしながら昼間を過ごし)

    (そして、夜……花火大会が始まる)

    (私がクラージュ様と待ち合わせをした場所は……)

    dice1d4=2 (2)

    1、教会の表の広場(他にも人がいっぱいいる)

    2、教会の裏の丘の上(ふたりっきり……)

    3、ちょっといいレストランのテラス席で、ディナーをともにしながら

    4、えっ、クラージュ様、ホテルのスイートルーム取ったの!? マジで!?

  • 186ぼっち23/12/30(土) 01:00:10

    (私とクラージュ様は、教会の裏にある丘へ登った)

    「少し狭い道を通らないといけないけど……ここは花火がよく見えるんだ。私のお気に入りの場所さ」

    (生い茂る灌木の間を縫うようにしてたどり着いた場所には、ベンチのように腰掛けられる太い倒木があった)

    (私たちはそこに並んで座り、空に目を向ける)

    (──闇夜に、色とりどりの大輪の花が開いた)

    わぁ……素敵。本当にきれいに見えますね……♪

    「ふふ、喜んでもらえて私も嬉しいよ。去年までは、ひとりで見ていた花火だが……今年はいつもより、色鮮やかに感じられるな……」

    (クラージュ様の声は弾んでいる)

    (ちらり、とクラージュ様の方を見る……花火の閃光に照らされた彼の横顔は、凛々しさの中に暖かみが感じられた)

    (私と彼の肩は触れ合っている)

    (ランタナの花の甘い香りが、辺りに漂っている……)

    「エメラチェリー。今日、あなたに言いたいことがある」

    (彼のその言葉に、私の胸はドキ、となる)

    「私は、臆病な人間なのかもしれない……面と向かって、目を合わせて言う勇気がついに持てなかった。

     でも、花火を見ながらなら……言えるような気がするんだ。聞いてくれるか?」

    あなたの言うことなら、何だって。……私はここにいます。どうぞおっしゃってください……。

    (空気以上に雰囲気が甘くなってきた。うわ、こうなることを期待してたのは確かだけど、いざそのときが来ると緊張感がハンパない)

    (顔が火照る。クラージュ様の次の言葉が出てくるまでの時間が無限に感じられる)

    (空では、赤とピンクの花火が開いている……轟音が轟いた直後、辺りが静かになって──)

    「エメラチェリー、私は……」


    (クラージュ様の私への好感度:69+8+29+35=141!)

    (媚薬効果抜きでも100越えてるので愛情に到達!)

    (問題はこの愛情の種類だけど……どんなもの?)

    (高いほど成分が濃いものとする)

    エメラチェリーにウェディングドレス着せたい:dice1d100=39 (39)

    エメラチェリーにウェディングドレス着せてもらいたい:dice1d100=57 (57)

    エメラチェリーが性別無関係に好き:dice1d100=67 (67)

    おいこれ恋愛じゃなくて崇拝じゃないか?:dice1d100=86 (86)

  • 187ぼっち24/01/01(月) 10:37:21

    【明けましておめでとう(*´ω`*)】

    「エメラチェリー、これを……」
    (なにか真剣な表情で、クラージュ様は腰に差していた剣を私の方に差し出した)
    …………? これは?
    「私の剣だ。あなたにこれを捧げたい」
    ……ん? んん?
    (私の恋愛経験が乏しいためか、クラージュ様のおっしゃりたいことがちょっとよくわからない)
    (女性に剣をプレゼントする告白って、一般的なんだろうか? いくつか恋愛小説を読んだことはあるけど、そういうシーンに遭遇したことは今だかつてない)
    「私は騎士になりたい。剣で身を立てていきたい。子供の頃からそう思ってきた。
     なぜそんな考えを持ったのか? 強さそのものに憧れたからか? いや、違う。
     私は、どうやら……仕えるべき王を求めていたんだ」
    んんん? ……んー?
    「少し前にピクニックに行ったときのことを覚えているかい? 急に襲ってきたワイバーンを、動揺のひとつもせずにあなたは始末してのけた。
     あの堂々とした立ち姿に、私は王の威厳を見たんだ」
    ……………………。
    「それ以来、私が仕えたい王のかたちが、頭の中であなたに固定された。
     国王陛下や神に仕える騎士になるのも、確かに名誉だろう。でも、それ以上に、あなたという1個人を崇めたくなったのだ。
     最近、何度も空想するようになった……あなたと一緒に旅をして、魔物を退治する遍歴の騎士になれたら、どんなに素敵だろうと。
     エメラチェリー、我ながら奇妙なお願いだとは思う。でも、あえて言おう。
     私の、私ひとりだけの王になってくれ。私のこれからの人生、あなたのために剣を振るうことを許してくれ」
    ……あの。
    えっと。
    ……その。
    こう……愛の告白とか、そういったものではないのですか……?
    「えっ? いや、さすがに同性相手にそういうのは……」
    えっ。
    「えっ?」

  • 188ぼっち24/01/01(月) 10:57:25

    うわあぁあぁぁ──んっ!!!

    クラージュ様……男の人ではなかった……女の人だった……。

    今思うと、むしろなぜ男性だと思ったのかわかんない……男性にしては華奢だし、顔立ちもきれいだし……。

    半ば本気で好意を持ちかけていた私の心を返せー……ハニトラのつもりだけど、この人と恋人っていうのもいいなー♪ とか思いつつあったワクワクの時間を返せー……。

    ……とりあえず、まあ……私を王として崇めてくれるのなら、それはそれで目的達成だから、いいのか……?

    クラージュ様は、これからも聖堂騎士として修行を積まれる……彼、じゃない、彼女が出世したら、私への忠誠心はとても役に立つだろう……。

    ……………………。

    ……それはそれとして……胸が苦しい……これがもしかして、失恋というやつなのだろうか……?

    今後、クラージュ様以上に私をドキドキさせてくれる人に出会えるだろうか……? 難易度高い気がするなー……。

    (ショボンとしながら、教会に帰った私)

    (しかし、私個人が落ち込んでいても、世の中は回っていく)

    (暦は新年を迎えて、聖誕祭に引き続き教会も大忙しパート2だ)

    (我が教会での、新年の催しとは……?)

    dice1d4=4 (4)

    1、国中から礼拝の信徒たちが押し寄せるよ!!!

    2、結婚式ラッシュ

    3、dice1d4=3 (3)  撒き(1、パン 2、トマト 3、じゃがいも公爵 4、ダイアグナル)

    4、天下一武道大会か……あっ、クラージュ様もエントリーしてる!

  • 189ぼっち24/01/02(火) 22:21:00

    まさか教会で、武道大会が開かれるとは……。

    シスター(*´ω`*)「強い人は魅力的だからね。埋もれている原石を掘り起こして、結婚相手リストに加えるチャンスというわけよ」

    ああ、なるほど……我が教会の教義に、そういう形で沿っているわけか……。

    シスター(〃´ω`〃)「もちろん参加者はみんな、そんなこと知らずに自分の実力を知らしめたい! って気持ちなんだろうけどね」

    まあ、誰か損するわけでもないし……イベントとしても面白そうだし……私も余計なことは考えずに観戦するか……。

    シスター(*ノ´∀`*)ノ「あ、出場者リストが出揃ったよ」

    ほほう、どれどれ……あっ、クラージュ様も出てる! これは応援せねばなるまい……!

    シスター(*σ>∀<)σ「クラージュ……エメラチェリーちゃんのお気に入りの聖堂騎士様だね! どこまでいくか楽しみだね!」

    いけるなら、優勝まで行って欲しいところだけど……よく考えたら私、クラージュ様がどれくらい強いのか、よく知らないや……。

    実況(ノ`Д´)ノ『皆さんお待たせしたぜコラァ! 新年早々、このバリウラ王国の最強を決める祭典の幕が切って落とされるんだッ!』

    実況ヽ(#゚Д゚)ノ『全身全霊をもってぶつかり合えヤロウども! 全選手入場ッッッ!!!!』

    (教会の中庭に設けられたリングに、出場者たちが次々に現れる)

    (クラージュ様が現れると、私はぶんぶんと手を振った。彼女もはにかんで手を振り返してくれた……がんばれ!)

    実況( `Д´)/『ルールは以下の通り! よく読んで頭に叩き込みやがれ!』

    形式:dice1d2=1 (1)  (1、トーナメント 2、バトルロイヤル)

    攻撃手段制限:dice1d3=3 (3)  (1、使っても木剣まで、殺傷禁止 2、武器は何でも使ってよし、魔法は禁止 3、どんな武器でもどんな魔法でも使ってよし)

    敗退条件:dice1d4=1 (1)  (1、3秒以上のダウン 2、1+本人の降参 3、2+本人の気絶 4、3+本人の死亡)

    優勝賞品:dice1d4=1 (1)  (1、多額の賞金 2、1+対魔族魔剣 3、大量のじゃがいも公爵 4、王宮に武官として就職できる)

  • 190ぼっち24/01/03(水) 19:55:34

    実況(ノ`Д´)ノ『試合は一対一のトーナメント方式! 優勝者には多額の賞金が与えられる!』

    実況ヽ( `皿´ )ノ『3秒以上のダウンで敗退! 気絶しようと死のうと、立ってる限りは敗けじゃねえ!』

    実況( ^ω^ )『そしてこの大会……反則敗けがねえ』

    実況ヽ(#゚Д゚)ノ『武器を使おうが、魔法を使おうがお構いなしだ! あらゆる手段で示せ! 俺の方が相手より強いんだ、とな!』

    うおおお……こ、これは……これは思ったよりハードなゲームじゃないか……!?

    シスター(*σ>∀<)σ「ハードだよ! でもだからこそ、勝ち抜ける人はめちゃくちゃスゴいってなるのさ!」

    く、クラージュ様を応援するのはもちろんだけど、怪我なく無事に帰ってくることも祈らないといけないな、これ……。

    ……ところで、クラージュ様って魔法使えるのかな? それ次第で、有利不利がかなり違ってきそうなんだけど……。

    (クラージュ様の魔法ちから……4である:dice1d4=1 (1)  )

    実況ι(`ロ´)ノ『それじゃあ早速第1試合だ! 参加選手ども、リングへ上がりやがれ!』

    あっ、は、始まってしまう……!

    どうなるか、どうなるか……? 普段のクラージュ様の訓練の様子を見てる限りだと、よほどの相手でもない限り大丈夫だと思うけど……。

    と、とにかくクラージュ様に、ご武運がありますように……!

    (クラージュ様の戦闘ダイス・初戦:dice1d100=25 (25)  )

    1~50、さすが聖堂騎士! 危なげなく勝利

    51~70、相手は魔法使いだ! 激戦必至!

    71~90、初戦から優勝候補と当たったの!? 苦戦している……!

    91~100、おいお前星喰学派の会合で見たことあるぞ!!!

  • 191ぼっち24/01/05(金) 13:11:51

    実況(ノ`Д´)ノ『第1試合! 聖堂騎士クラージュ・ヴィ・リヤンVS拳闘士ゼンリョーク・デ・ナグール!』

    実況(*´∀`)ノ『ゼンリョークの激しいラッシュを冷静にいなし、カウンターで剣の峰を叩き込んだクラージュの勝利だ!』

    わぁい……わぁい……! お見事っ……さすがクラージュ様、お強い……!

    (ぴょんぴょん)

    しかしこうしてみると……やっぱりあの人、剣士としての技量は素晴らしいものがあるな……。

    シスター(〃´ω`〃)「噂だとクラージュさんって、聖堂騎士団内の強さ比べだとdice1d10=7 (7)  位ぐらいの実力者らしいよ!」

    シスター(*σ>∀<)σ「このままいけば将来的には、王宮警備兵になれるかも知れないってもっぱらの噂さ!」

    ううん、そんな人だったのか……ものすごい人と縁を持ってしまったな……!

    (そんな人に剣を捧げられてしまったんだよね……私……)

    (相手の立場を出世のために利用する、という、もともとの目的のためには嬉しい話だが……)

    (私自身も、こう、クラージュの献身にふさわしい程度に頑張らないと……バランスが取れてなくて気持ちが悪い気がするな……)

    実況(#`皿´)ノ『第1試合は比較的クリーンな試合内容だったが、試合がふたつみっつと進むにつれ、激しさも血みどろ感も徐々に増していくぜ!』

    実況(´Д`;)『2回戦進出者たちが出揃った時点で、敗者たちに重傷者はdice1d10=4 (4)  人! 死者もdice1d5=5 (5)  -1人出ちまった!』

    実況(*`Д´*)「2回戦のリングはさらなる修羅の巷と化すだろう!」

    実況( ´∀` )b『というわけで、2回戦第1試合! 聖堂騎士クラージュ・ヴィ・リヤンVSdice1d4=4 (4)  の戦闘開始だぁ!』

    1、戦闘タイプ魔法使い

    2、遍歴の魔法剣士

    3、レプタリアンの戦士

    4、萎びたリンゴみたいなよぼよぼのじいさん

  • 192ぼっち24/01/06(土) 20:59:29

    爺((((゚ω゚))))「…………(プルプル)」

    ……なんか……今にも死にそうなしわくちゃのおじいさんが出てきた……。

    腰は曲がってるし、目もしょぼしょぼしているし……常時震えているし……立っているのすらやっとに見える……。

    えっ、こ、これがクラージュ様の、2回戦の相手……?

    その、これに殴りかかるとか、老人虐待になりはしない……?

    シスター(; ・`ω・´)「いやっ、油断はできないよ! よく考えてみて……このおじいさん、1回戦を突破してるんだよ!?」

    あっ……そ、そういえばそうだ……クラージュ様の試合しかろくに見ていなかったけど……この人も戦って勝ち残ったからこそ、2回戦のリングに立っているんだ……!

    シスターo( ゚Д゚)o「試合記録を見てみたけど、このおじいさんの1回戦の対戦相手はdice1d3=1 (1)  (1、スマートに倒された 2、重傷を負わされた 3、死亡した)だって!」

    見た目通りの人であるわけがない、というわけか……!

    相対するクラージュ様も、真剣なご様子……敵のヤバさを、肌で感じ取っておられる……!

    爺((( *´艸)))「ゲホ,ゲホッ」

    咳き込みながら……しかし動いた……!

    この老人、どういうタイプのファイターなんだ……!?

    (老人の戦闘スタイル:dice1d4=1 (1)  )

    1、柔よく剛を制すの究極系

    2、身体強化魔術+重格闘技の使い手

    3、近付かずに撃ちまくるタイプの魔法使い

    4、💥💥💥🔫(´∀` )


    (クラージュ様の判断:dice1d4=3 (3)  )

    1、距離を保ったまま相手の出方をうかがう

    2、速攻で接近し叩く!

    3、牽制の当てない打撃を繰り出す

    4、剣を投げる

  • 193ぼっち24/01/07(日) 22:51:18

    !? 牽制の横薙ぎを繰り出したクラージュ様が、ぐるんと回転した……!?

    まるで、クロワッサンの生地を転がして丸めるときのような、なめらかな回転!

    受け身を取って、すぐに立ち上がったから敗北にはならない! でも、危なかった……あの老人……いったい、何をしたんだ……!?

    爺(((*´~`*)))「ふほほほ……お嬢さん、今の一撃は本気でなかったな? 本気でわしをぶちのめそうとしとったら、今頃リングに顔面から叩きつけられておったぞ」

    クラージュ「……今のは……私の剣の勢いを利用して、私が勝手に転ぶように仕向けたのか……!?」

    爺( *´艸)「いかにも。向かってくる力の方向とタイミングを見極めれば、わしのような年寄りでも若いもんを楽に打倒できる」

    爺ι(`ロ´)ノ「これぞ武の理。敵を倒す技術の究極系。わしはこれを柔闘術と名付けて呼んでおる!」

    ……ヤバいな……構えが急に安定した……。

    この老人、クラージュ様を油断させるためにおいぼれのふりをしていた……実態は、途方もない体術の達人だった……!

    おそらく、力任せの攻撃は通用しない! 逆に勢いを利用されてしまうのは、先ほどの展開を見るに明らかだ!

    この強敵に、クラージュ様はどう戦うんだ……!?

    クラージュ「……なるほど……剣術とはまったく違う武術の、大先達であらせられるようだ……」

    クラージュ「経験値では、まず追いつけないと見てよい……ならば……こうだ!」

    爺(〃´ω`〃)「ほほう」

    クラージュ様が、剣を鞘に収めた……?

    あれは、抜き打ちの構えか! 剣を鞘から抜くと同時に打ち込む、速度全振りの剣術!

    確かに、相手がどんなに無敵の対応技術を有していても、それを繰り出すのが間に合わなければ意味がない!

    だが、これは賭けだ……相手が対応できてしまえば、剣に乗った極限の速度が、極限のダメージとしてクラージュ様に返されてしまう!

    クラージュ「……………………」

    爺(*`ω´*)「……………………」

    (決着は……)

    dice1d100=16 (16)

    (60以上でクラージュ様勝利)

  • 194ぼっち24/01/09(火) 18:08:30

    (クラージュ様と老人との距離は、意外と遠く見える)

    (しかし実際には、ちょうど剣が振り切られたときに最大の速度を出せる間合いになっている)

    (クラージュ様は絶妙な歩法で、その距離を調整した……だが、老人もおそらく、そのことを把握している)

    (クラージュ様が一撃で決めるつもりであるのと同様に、相手もそれを迎え撃つつもりだ……)

    (息の詰まるような、緊張した一瞬が積み重なる)

    (やがて、来るべきときが来た)

    (クラージュ様の上体が低く傾く。手が、剣の柄に触れる)

    (音もなく、彼女の全身が消えた)

    (――速ッ――)

    (私の動体視力では、剣を抜いたとか、振ったとか、動きのひとつひとつを認識することすらできなかった)

    (というか、攻撃に移った瞬間のクラージュ様の姿が目に見えなかった)

    (本当にただ、消えたように感じた。それほどの速度だった)

    (そして、次に私が彼女を見たときには……)

    爺(*´ω`*)「その若さでその鋭さ、お見事。わしがあと30若かったらやられていた」

    (もともといた位置から10メートル以上離れたポイントに、クラージュ様は叩きつけられた)

    (その体がまるで鞠のようにバウンドし、うつ伏せになったまま動かない)

    実況╰(°ㅂ°)╯『決着ウウゥゥ――ッ!!! 勝者、オイボレー・ヨボヨ師範!』

    あああっ……残念……! クラージュ様も相当なものだったのに……あの老人の得体の知れなさには届かなかったか……!

    というか、クラージュ様、大丈夫か……? ものっすごい勢いで、リングに叩きつけられたんじゃないかと思うけど……!?

    (私は慌てて、リングへ向かう)

    (クラージュ様のダメージは……)

    dice1d4=4 (4)

    1、受け身が取れた。地力で退場できる程度には無事

    2、気絶したけど体は大丈夫。医務室で目を覚ますよ

    3、骨が何本か折れました(´・ω・`)

    4、正直言って今クラージュ様の「右肺」には穴があいている……「鎖骨下静脈」が切断され「肋骨が4本」「右上腕骨」「右手骨」が砕けている。医務室まで素早く歩いていけるかどうか……怪しい……

  • 195ぼっち24/01/11(木) 19:01:59

    医者(*´ω`*)「はい、ゆっくり息を吸ってー。吐いてー」

    クラージュ「すー、はー」コヒューコヒュー

    医者(*´ω`*)「肺に穴が空いてますねー。折れた肋骨が突き刺さってるものと思われます」

    医者(*´ω`*)「体の右側から、受け身取れずに叩きつけられたでしょ? 複数箇所の複雑骨折に……あ、出血もひどいですねー。静脈ちぎれてますよこれ」

    医者(*´ω`*)「医務室で看護師に手当てしてもらってください。おだいじにー」

    クラージュ「はい、ありがとうございました……ふー、思ったより大したことなくてホッとした……」コヒューコヒュー

    待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!

    肺に穴て……複雑骨折て……そのありさまで、歩いて医務室行こうとしてるんじゃないッ……!

    どうあがいても……大きな病院の手術室直行だろ……百歩譲って教会の医務室使うとしても……せめて担架に乗れ……!

    クラージュ「あ、エメラチェリー、お見舞いに来てくれたのか? ごめん、頑張ったけど負けちゃった……」コヒューコヒュー

    ああ、ええ、残念でしたね……ってそうじゃないそうじゃない。

    負けたあなたを普通に慰めさせろ……! 聞くだにヤバい重傷の数々を、さも捻挫とか突き指みたいに軽く扱って、余計なツッコミをさせるんじゃない……!

    クラージュ「いや、そう言われても……聖堂騎士やってたら、これくらいの怪我は日常茶飯事だし……」コヒューコヒュー

    医者(*´ω`*)「訓練で首の骨折って担ぎ込まれる人もよくいるよ」

    マジか……マジかぁ……聖堂騎士団ってそんな修羅の巷だったの……?

    クラージュ「まあそういうことだから、そこまで心配は要らないんだ」

    クラージュ「教会は腕のいい血魔法使いさんがいっぱいいるから、魔法で治療してもらえば、明日にはまた普通に戦えるぐらいまで回復するよ」

    魔法が偉大すぎる。

    dice1d4=4 (4)

    1、それはそれとして、心配だから医務室まで肩を貸すよ!

    2、それはそれとして、心配だから治るまでつきっきりで看病するよ!

    3、それはそれとして、どんな風に治療するのか興味あるので見学させていただきます

    4、それはそれとして、2回戦負けは残念なので治ったら強化合宿な!

  • 196ぼっち24/01/13(土) 20:19:53

    まあ……命に別状がないなら……よかった……。

    ……それはそれとして……2回戦敗退……残念でしたね、クラージュ様……。

    「うん、聖堂騎士団で鍛えた私ならもっと上まで行けると思ってたから、ちょっとショックだ」

    あの老人はおそらく……技術的な面なら、この国でも屈指の実力者でしょう……。

    ……今回は、試合での敗北でしたが……命を懸ける戦場で、あれと同じような相手と当たってしまったら……クラージュ様は、もう生きていないでしょう……。

    そのことを考えると……私は身の毛がよだつ思いです……そうなって欲しくない……。

    命が失われるのが、想像するだに恐ろしい……私の命というわけでもないのに……。

    「え、エメラチェリー……?」

    と、いうわけなので……全快したら……修行、しましょう……!

    あの武術オバケおじいさん相手でも、次は勝てるように……グイグイ強くなるべく、強化合宿しましょう……!

    私、お手伝いしますから……全身全霊かけて、サポートしますから……。

    私を守ってくれる力のある、すごい騎士様になってくださいませね……クラージュ様……♪

    「あ、ああ、わ、わ、わかった……!」

    (緊張した様子で、何度もうなずくクラージュ様がとてもかわいい)

    「有無を言わせぬこの感じ……やっぱりエメラチェリーには、私のあるじとしてふさわしい気迫がある……」

    (クラージュ様を、さらにさらにさらに強くしてみせるぞ……えいえいおー……!)

    (しかし、合宿……合宿……どこでやるべきか……?)

    (小説とかだと、修行は山ごもりが定番だけど……)

    dice1d4=1 (1)

    1、定番は王道! 山にこもろう!

    2、あえてパブリックイメージの逆をいく! 海だ!

    3、魔法使いの巣窟、アカデミアに泊まり込め

    4、ク「超実戦主義でいく! 星喰学派100人討伐するまで帰れません!!!」えっ……!?

  • 197ぼっち24/01/15(月) 22:41:42

    では。

    ク「はい」

    強化キャンプin山です。

    ク「はい」

    街からほどよい距離に、修行に向いてそうなお山がありましたので、そこに登ります。

    ク「はい」

    キャンプ用具は、クラージュ様が元気になられるまでに揃えておきましたので……あとはもう登るだけです。

    何か、質問はありますか?

    ク「いや、特にない。ただ、まさか武道大会の翌日に合宿に行くことになるとは思いもしなかったから、驚いている……」

    血魔法使いのお医者さんのおかげで、もう全快しておられるのでしょう……?

    それとも、まだどこか痛いところが……?

    ク「いや、体はすこぶる快調だ。山登りも問題ない」

    なら……大丈夫、ですね?

    ク「はい」

    では、参りましょう……いざ登れや、険しきお山……!

    (私とクラージュ様は、荷物を分けあって背負い、山へ向かった)

    (天気は快晴。空気はほどよく冷たい。足下はしっかりしていて、踏みしめやすい)

    ク「それで……エメラチェリー。私たちがこれから行く山は、どんなところなんだ?」

    えーと、ひと言で申し上げますと……以下のような感じの環境です……。

    高さ:dice1d8000=3880 (3880)  メートル

    状態:dice1d4=2 (2)  (1、草木が豊か 2、ゴツゴツした岩山 3、雪と氷に覆われている 4、活火山)

    魔物の生息数:dice1d100=55 (55)  (100ほどエンカウント率が高い。低いとあまりいない)

  • 198ぼっち24/01/18(木) 00:30:44

    この『ホトンド=フジ山』は、ほどよい高さの岩山です……。

    ク「ほどよい高さ、とは?」

    ナメてかかると、例外なく遭難して……死ぬレベルの山ということです……。

    頂上付近は……春でも冠雪します……冬場の今なら……ふもと付近でも、厳しい寒さでしょう……。

    草木が少ないので……薪を確保したり……いざというときに食料となる草花を採取することも難しいでしょうね……。

    そして……特に素晴らしいのは……そんな環境なのに……多くもなく少なくもなく……本当に絶妙な頻度で、魔物が現れるということ……!

    修行場としては、まったく、まったく……理想的な過酷さかと……!

    ク「うん、確かに聞いてるだけで生きづらそう」

    ク「でも……でも、そこで修行すれば強くなれると、エメラチェリーが言うのなら……頑張るよ、私!」

    その意気です、クラージュ様……! 一緒に、実力つけましょう……!

    ク「あっ、予想はしてたけど、あなたも鍛えるつもりなんだ……?」

    (ホトンド=フジ山に登り始めると、靴底から伝わってくる地面の固さと冷たさに驚く)

    (ここは死地。まともな人の踏みいるべき場所じゃないと、精霊か何かが忠告してくれているかのようだ)

    (しかし、それでも私たちは進む。上に向かって、上に向かって)

    ク「ところで、この山のどのあたりを拠点にするんだい?」

    えーとですね……とりあえず、テントはdice1d4=3 (3)  に張ろうかと思ってます……。

    1、無理しすぎはよくないですね。5合目あたり

    2、8合目に山小屋があるそうです。そのそばにしましょう

    3、そんなん、頂上狙うに決まってます……!

    4、予定期間中ずっと登ったり降りたりして、特定のポイントに留まりませんよ

  • 199ぼっち24/01/18(木) 01:00:43
  • 200ぼっち24/01/18(木) 01:01:28

    【新しいスレでも……よろしくね……!】

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