- 1二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:00:41
あなたは蟲惑魔植物園の飼育員をしている。
ここで飼われている蟲惑魔たちは植物園で生まれた。だから森に住む蟲惑魔よりも比較的おとなしい性質をしている。
彼女たちは植物園の展示物であり悩みも多い。それを解決することがあなたの目的だ。
しかし忘れてはならない。蟲惑魔は恐ろしい生き物だ。
彼女たちが遊び半分で仕掛けた罠で死ぬかもしれないし、機嫌を損ねたら頭からむしゃむしゃ食べられるかもしれない。
今日はセラの悩みを聞くことになっている。あなたは>>5を持ってセラの部屋に向かった。
- 2二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:08:19
魔宮の賄賂
- 3二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:09:06
シェード・ブリガンダイン
- 4二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:09:53
やつはし
- 5二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:10:04
肥料
- 6二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:10:05
罠はずし
- 7二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:10:05
如雨露
- 8二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:10:11
おいしい水
- 9二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:10:23
妹汁
- 10二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:11:44
SS総合スレの謎のメモじゃん
- 11二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:16:31
「飼育員さん来てくれたんだ」
セラは満面の笑みで出迎えてくれた。粘液の甘い香りで部屋中が満たされている。
その香りで一瞬安心感を覚えたが、すぐに警戒を強めた。
ここまで強い香りがする時は獲物を捕らえようとしているかストレスが掛かっている場合だ。
あなたは持ってきた肥料をセラの本体に与えた。
「わぁ、ありがとう。これがあるとお腹空かないんだ」
セラは喜んでいるように見えた。即座にあなたを食べることはないだろう。
あなたは当たり障りのない質問をすることにした。彼女の悩みが何なのか突き止める必要がある。
「えっと。今日はガラス越しに色んな人を見たよ」
子どもが親に今日あったことを説明するような口調で始めた。
「そうそう。>>14な人が居てびっくりしたんだ」
- 12二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:17:13
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:19:39
ビビッド
- 14二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:19:43
クロノダイバー
- 15二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:21:52
リダンさんかな?
- 16二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:23:45
時をかける怪盗…
- 17二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:25:45
なにかされたかとあなたは聞くだろう。
森の蟲惑魔たちはクロノダイバー・リダンと一緒に活動することがあるという。その事はセラも知っているようだ。
「ううん。その人はなにもしなかった」
セラはそう言って少しため息をついた。
どうやら彼女の悩みはクロノダイバーに関係しているのかもしれない。
彼女の緊張を解すためにあなたは>>20をした。
- 18二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:26:19
頭を撫でること
- 19二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:26:40
マッサージ
- 20二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:26:49
ポジションチェンジ
- 21二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:29:17
メインモンスターゾーンにいるのかセラ…
- 22二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:31:33
あなたが動いたのかもしれない
- 23二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:31:41
もしかしてEXゾーンにいるモンスターに不満が…?
- 24二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:34:30
あなたはセラがリラックス出来るような位置に座った。
セラはそれを敵意がないと受け取ったようだ。
「ちょっとだけね。外に出てみたいんだ」
ずっと植物園で育った彼女は外の世界を知らない。クロノダイバーと組んでいる蟲惑魔たちのことを。彼女が本来過ごすはずだった森のことを。
「ねぇ、ちょっとだけでいいから外に出てみたいな」
子どもが親にねだるような口調を使った。これなら大丈夫でしょとお菓子をねだるようだ。
勿論セラを外に出していけない。蟲惑魔は人間社会に解き放ってはいけない存在だとあなたは知っている。
あなたはその代わりに>>26を提案した。
- 25二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:35:47
VR
- 26二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:36:24
ヴァンキッシュソウル
- 27二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:37:15
ブリガンダインと遊ぶ
- 28二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:37:30
- 29二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:45:27
外に出たいという欲求に答える訳にはいかない。せめて別のことをさせて気分を変えれば良いと考えた。
「ゲームで遊ぶの?」
セラは不満げな口調で言った。そしてしぶしぶといった様子でコントローラーを手に取った。
「ふふっ、わたしの勝ちー!」
何度か勝負をしたが、セラの方が勝率が良かった。
「飼育員さん弱いくせに勝負したがるんだぁ」
セラは得意げな顔をした。あなたのことを煽ってくる。
「あっ、そうだ。次の試合に勝ったらわたしを外に出してくれない?」
やはりセラは外に出たがっているようだ。なんとかして彼女の気分を変えなければならない。
あなたは>>32を提案した。
- 30二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:46:02
折れて絶対にバレない方法
- 31二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:48:30
ラッシュデュエル
- 32二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:48:34
繁殖
- 33二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:49:15
こいつら受粉したんだ!
- 34二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:49:24
事案!
- 35二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:52:16
植物園は研究施設としての側面もあり該当の提案は生態研究の一環として繁殖行動の詳細を実践的知識の形で取り入れるものであるため…
- 36二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 21:58:58
これは品種改良で人とのエッ!でも妊娠して繁殖できるよう作られてるパターン!
- 37二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:00:49
しんぢまったらあかん あかんよ
- 38二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:04:16
どうやら時間をかけすぎてしまったようだ。
この部屋には甘い香りが充満している。蟲惑魔が獲物を捕らえようとしている時に出す香りだ。
あなたの理性はセラによって溶かされてしまった。
「ええっ!わたし繁殖していいの?」
そうだとあなたは答えるだろう。セラを出す訳にはいかないがセラの作った球根がたまたま外に出ることがあるだろう。
それ以降のことは考えることが出来ない。
「それって本当にわたしなのかな?」
あなたの膝に座りセラは尋ねてくる。あなたは甘い香りを一層強く感じることだろう。
「ねぇ、飼育員さんはそれでいいの?」
あなたはうまく喋れなくなっていた。彼女の預けてくる体重を退かすことが出来ない。
「それって……飼育員さんが本当にしたいこと?」
セラは人を惑わすような口調で言った。抗うことの出来ない色気がそこにあった。
あなたは罠に嵌まった。抜け出すことは出来ない。 - 39二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:14:18
蟲惑魔植物園で飼育員1名が行方不明になった。
同時に一匹の蟲惑魔の紛失届けが出されており、関連性があると当局は調べている。
逃亡中の蟲惑魔は満腹状態であったため即座に危険性はない。しかし捕まるまでの間近隣住民は外に出ないように勧告している。
あなたはセラを連れて外に出ていた。
「外って素敵な場所なんだね。こんなに広いんだ」
先程までの行為が嘘のように子どもみたいに笑った。
「ねえ、せっかく出てみたんだから>>42に行ってみようよ」
セラの言葉にあなたは頷くしかなかった。いずれ捕まることは目に見えている。
- 40二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:16:03
ボウリング
- 41二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:18:30
蠱惑の園
- 42二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:18:35
カフェ
- 43二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:19:04
へぇ、デートかよ
- 44二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:19:11
暗めの青春映画感良いね
- 45二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:23:13
- 46二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:25:19
捕食される可能性高いが
- 47二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:30:58
保護されるほど弱くないぞこいつら
- 48二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:32:58
「甘いの一回飲んで見たかったんだ!」
セラはストローを咥える。店員はセラの姿を見て見ぬふりをしたのか通してくれた。
「いい景色だね」
セラはまた子どものように笑った。どんな状況であるのか分かっているはずだろう。
「あれっ、お客さんたち帰っちゃうよ。店員さんも奥に行っちゃったし…店じまいかな?」
あなたは理解している。この時間が終わったら飼育員の資格は剥奪される。もちろんセラとはもう会うことが出来ない。蟲惑魔に魅了される人間など植物園には必要ないのだ。
気がつくとセラは机の下に潜り込んでいた。
「誰も見てないんだったらいいよね?」
あなたの足の間からセラは蟲惑的な笑みを浮かべた。
店を出ると外には人がいなかった。おそらく居場所は特定されているだろうとあなたは考える。
「ねえ、またお出かけしたいな」
夕暮れに照らされるセラは楽しそうに笑った。あなたはその顔を忘れることが出来ないだろう。
植物園の車が止まり中からあなたの同僚たちが出てくる。全員武装していた。
「あれれ。どうしたんだろう?」
>>51がセラに向かって発射された。
- 49二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:34:55
月女神の鏃
- 50二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:35:47
ヌトス
- 51二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:35:50
媚薬(疲弊目的)
- 52二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:35:51
サンダー・ボルト
- 53二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:38:09
むっ…?
- 54二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:41:40
えっちなやつ…?
- 55二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:44:53
発情中ですか?
- 56二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:49:40
発情して判断力とか抵抗力が鈍った所で捕まえるんでしょ(適当)
- 57二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:51:58
「あひっ…ひゃんっ……」
セラは媚薬を吸い込んだ。あなたは悶え苦しむ彼女のことを見ていることしか出来なかった。
「あははっ……!」
もはや言葉すら発することが出来ない彼女はあなたに体を擦り付けてくる。その姿は捕食している蟲惑魔のように見えた。
あなたの腕にすがりついて腰を振り続ける彼女は蟲惑魔の魅力など一欠片も残っていない。乱雑に行われる口づけもセラらしいものではなかった。
そして植物園の職員たちによってセラは引き剥がされた。
あなたは職を失い植物園から遠く離れた場所に引っ越した。いくつかの仕事を転々としながらその日暮らしの生活をしている。
ただ家に帰ってから球根を育てることが楽しみだった。球根はセラのものだった。あなたの胃の中に球根を吐き出したようだった。
彼女がどうなったのか知る由もない。良くて研究所へ、悪くて廃棄されているだろう。
「ねえ、飼育員さん」
水をやり終えて食事をしていると、セラの声が聞こえたような気がした。
おわり - 58二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:58:06
乙
この空気感も好きだよ - 59二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 23:03:15
ある意味バッドエンド
どうしてこうなった - 60二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 03:39:37
植物園に残った方のセラ的には飼育員と離れ離れになって虚しいエンディングなのかね
- 61二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 10:53:07
- 62二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 10:57:27
よき読み物だった
蟲惑魔デッキ組みます - 63二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 11:34:56