トレーナーと交際して｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 16:58:59

自分のことを愛称で呼ばせたいけど恥ずかしくて躊躇しちゃう甘々ベルちゃん概念ありませんか？

>>23

2二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:00:10

お前が今作ったからある

3二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:00:42

あ～あ、見たくなっちゃったじゃん

4121/12/07(火) 17:01:06

生産しました

5二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:01:08

お前が始めた物語だろ

6二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:01:08

お前が始めた物語だろ

7二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:01:41

主が作ったよ

8二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:01:55

それいいね❤

9121/12/07(火) 17:02:05

「…楽しい？」
「アンタは……アタシと居て楽しい？」

　元トレーナーに無理を言って交際関係を結んだメジロドーベル｡ただ浮かれていたのは束の間｡本人の意思に基づく健全なそれではなく､義務感と責任を彼への枷､鎖として己の願望を叶えたのではないか｡彼の優しさに知らずのうちに付け込んでいたのではないか｡そんな不安が私に付き纏うのである｡
　彼が思いの外プラトニックの気があることにも不安を掻き立てるのに一役買っていた｡たしかに私は由緒正しいメジロ家で､家柄を鑑みれば彼が躊躇してしまうのは致し方ないのだが､それにしても彼からそういった誘いが無いことに私は一抹の焦燥感を抱かざるおえないのだ｡

10121/12/07(火) 17:02:35

「楽しい…か？」

　彼は困惑した表情でこっちを見遣る｡これは「どういう意味でその質問をしたんだ？」とも「当然のことをわざわざ聞かないでくれ」とも言いたげな顔だ｡

「…うん｡アタシと一緒にいてくれて､ご飯を一緒に食べるってことに喜びを感じているのかなって」
「アタシは…アンタと一緒にいて楽しい…かな｡だからアンタも同じ気持ちでてくれたらどんなに幸せだろう……なんて」

　そう思った､と付け加える｡言葉にしたのは自分の澱んだ感情を最大限の好意的な解釈で脚色した代物ではあるのだが､嘘は言っていない｡つまるところ「一緒の気持ちであって欲しい､できることならばそれを言葉にして伝えて欲しい」､此処に尽きるのであった｡メジロドーベルというウマ娘は他人の視線､特に男性のが苦手なくせその本質は寂しがり屋であること､大切な人にはずっと隣にいて欲しいことを改めて自覚した｡

11二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:02:54

マジすか？

>>14

12121/12/07(火) 17:03:19

トレーナーは応える｡

「──いつだったかな､温泉旅行に行った時｡似たようなことを聞かれた気がするけど…僕はドーベルと一緒に、君と一緒にいられるから楽しいよ｡…とっても幸せだ」

「でも！…でも付き合い始めだってアタシが強引だったからきっと迷惑かけたかなって…」

「割と僕はあれ､感謝しているんだ｡ドーベルへの気持ちを堂々伝えられなかった負目はあるにしろ､結果的にこうやって関係を保てて……恥ずかしながら交際できているのが僕には勿体ないくらい」　

　嗚呼､一体何たる思い違いをしていたのか､彼は自分の好意でもって一緒にいてくれていたのだ｡

「………………」

　私はそれを知って喜びに震える。いや､実際には身体を震わせたのではなく声にならない嬌声を小さく鳴らしただけではあったのだが｡そしてきっと頬にぼんやり赤くなるような､羞恥と歓喜の表情をきっと私はしているんだと思う｡

13121/12/07(火) 17:03:50

「…だったら､さ｡アタシのこと､ベルって…呼んでよ｡そっちの方が距離が近づいた感じがして嬉しかったり…」

　…言葉にしてくれた方が､きっと気持ちが伝わるから｡このままお互い感性まで離れていくなんて哀しいから｡

「……いや､やっぱりなし｡自分で言ってて恥ずかしくなって来ちゃった｡忘れて､別に今じゃなくても…」

　でもまだ私にその勇気が､あと一歩が足りない｡自分の名前を愛称で呼んで貰うことがこんなにも恥ずかしいなんて……これじゃあやっぱり､トレーナーのこと言えないかな｡

「──ベル」
「手袋無しじゃ寒いだろう？…冬は冷えるから､手を繋ごうか」

「…………………………………うん」

14二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 17:04:20

>>11

マジなんだな、これが