ウマ娘×料理のお題を出してもらってssを書くスレ

  • 1二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:09:31

    お題をくだされば書ける範囲で書いてみます

  • 2二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:10:27

    スペスズといちご大福

  • 3二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:10:49

    飯テロの人かな?
    フラワーとハンバーグで読んでみたい!

  • 4二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:11:08

    ネイチャとブリ大根

  • 5二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:11:29

    ファルフラとハムカツ

  • 6二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:16:08

    >>2

    スペスズいちご大福

    了解です

  • 7二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:17:16

    シャカールとカップ麺

  • 8二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:22:54

    「スペちゃんの好きなお菓子ってなに?」

    スズカさんとコンビニに行き、デザートコーナーで聞かれた

    「好きなお菓子…ですか?」

    「えぇ、よく考えたらスペちゃんの好きな物、人参以外で聞いたことなかったから…」

    私はその言葉に、少し考え込む
    好きなお菓子…自分にとってはおおよそどんな食べ物も好きで美味しいと思っている 
    しかしそれは逆に言えば好きなお菓子がないとも言えるのではないだろうか…

    そんなふうに考え出し、少し経つとスズカさんがもう一度話しかけようとしたとき、ふいと思い付く

    「いちご大福…でしょうか」

  • 9二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:34:08

    「いちご大福…? スペちゃんっていちご大福そんなにたべてたっけ?」

    「た、確かにそんなには食べてないんですけど…私にとってはちょっと思い出があって…」

    「思い出…?」

    「え、えーっと…ですね あれはこっちに来たとき…」

    私は田舎の故郷からでてきたとき、故郷ではあまり見なかったコンビニに入ったときのことを語りだした

    お腹が空き、いわゆる3大チェーンのなかの1つであるコンビニの店舗に入り何か食べ物でも買おうとし、おにぎりをいくつか選んだ後、私は背中側にあったデザートコーナーをふと見ると…

    「いちご大福…?」

    それは初めて見るもので
    ぱっと見、ただの大福のように見えるそれは名前とサイズ的におそらくイチゴを包んでいるのだろうと思ったんですけも、どんな味なのか想像がつかなくて、気付いたときにはかごに入れていたんです

    レジで会計を済ませた後、イートインスペースにておにぎりを食べ終わると、いちご大福をじっと眺めてました

    パッケージによると生クリームといちごが包まれているらしく、あんこの入っているものしか食べたことの無かった私はなおさら首をかしげながら包みを開きました

  • 10二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:43:08

    その大福はうっすらピンクがかったふにふにとした柔らかい生地をしていて、中にはいちごと思われる少し固い芯のある感触をしてました

    そして、そうやって少しいちご大福を観察したあと、口に運び、半分齧ると…

    「あっ…美味しい!」

    生地の甘味とクリームのコク、それらをいちごが酸味と食感が引き立てていました

    断面を見ると白い果肉を見せる小粒なイチゴが入っていて、分かってはいたのになんだか不思議な気分になったんです

    そして…自分でも変だと思うけど、東京に来て初めて味わったこの大福をなんだか都会な味だと思って…
    そして会計を終えて出ていく女の子の手にもいちご大福が持たれているのを横目でちらっと見ると…それまで同年代の子と関わったことが無かった私には…普通の女の子な味だなって思えたんです 

  • 11二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:51:20

    そうやって思い出を語り、最後にはスズカさんの目を見て言う

    「だから、私にとってはいちご大福が好きなお菓子ってことになるのかもしれません ん…でも味とかそういう話じゃないから…なんか違うでしょうか!?」



    「ふふっ…いいえ、聞けてよかったわ じゃあ…いちご大福、買う?」

    スズカさんは私の拙い話を聞いて、呆れるかと思っていましたが、微笑みを浮かべてそう言ってくれた
    だから私は…

    「はいっ!」
    そう、勢いよく返事をした


    コンビニの近くの公園で並んで座りペットボトルの緑茶を飲みながら、いちご大福をかじる
    そうしながらも他愛無い話をいくつもいくつもし…

    「あぁ…うん、大福…美味しいわねスペちゃん」
    「はい、やっぱり好きなお菓子で間違いないかもです!」

    そうやってスズカさんといちご大福の美味しさを共有する…

    いちご大福…これまでも好きだったけど…なんだかもっと好きになれそうな1日でした!

  • 12二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:51:35

    終わりです

  • 13二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 18:52:45

    いちご大福ってコンビニでしかあんまり見ないよね的なお話でした
    スペちゃんが田舎にいるときにコンビニに行ってないことにしたんですけど正しいのかわからん…

  • 14二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:15:36

    >>3

    了解です

    短めになるかも

  • 15二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:16:27

    タキカフェとパフェ

  • 16二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:17:36

    カノープスで一口シュークリームの取り合い

  • 17二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:19:23

    ナカヤマとお素麺……

  • 18二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:24:56

    マルゼンさんと女トレでタピオカドリンク
    お願いします

  • 19二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 20:13:21

    ミラルビで質素めな和の定食
    スレ主さんが思い描いているお方ならウオッカとタイシンのやつめっちゃ好きなので…

  • 20二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:00:23

    大人ってなんだろう…フラワーにとってその疑問は常なるもので
    それはふとした時に湧いてきて…今、こうしてトレーニングが終わったときにもあるのだった

    「…フラワー、聞いてる?」

    「…ふぇっ!? す、すみません…!」

    「謝らなくてもいいけど…ところで次の出走だけど…」

    「は…はい! えーっと…」

    そうして話していると、フラワーのお腹がキュウと鳴った
    「は…はわっ…」

    「ふふっ…お腹も空くよね じゃあ食べながら話そうか」

    そうしてトレーナーと一緒に学園のカフェテリアに向かった
    「フラワーは何食べるの?」

    「え…そ…その…」

    ボードに張り出されているメニューを見る
    どうやらその日の日替わりはハンバーグプレートらしい

    美味しそう…と思うが、先程から考えていたことのせいか、子供らしさのイメージもあるハンバーグを頼むことに躊躇いが生まれる

    そうして、メニューに迷うフラワーを見たトレーナーは…
    「すみません ハンバーグプレート、お願いします
    …フラワーもそれでいい?」
    そうトレーナーが聞いてくれたから、フラワーもハンバーグを頼むことにした

  • 21二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:08:18

    少し待ち、ホカホカと湯気を立てるハンバーグがドンと載せられたお皿とトレイを持つと、2人で小さめの席に向かい合って座った

    ハンバーグプレート
    ハンバーグ…デミグラスソースが掛かっており、付け合せにニンジンのグラッセと、茹でられたブロッコリーが乗っている

    サラダ…葉野菜と玉ねぎ、そこにカットされた細かなチーズ ビネガーソースで爽やかそう

    白ご飯…粒の立ったご飯が平皿にこんもりと盛られている

    スープ…日替わり 今日はミネストローネ

    「「いただきます」」

    2人同時に唱和すると、まずスープから手を伸ばす

    「ふぅ〜…ふぅ〜…」

    湯気立つスープを掬うと吐息で冷まし、啜る

    程良い塩分に抑えられたスープは、数種の野菜の甘味が溶け出しており、体に染みるようだった

    「おいしい…」

    先程までの行き場のない思考が少し、紛れる

    そこに、トレーナーの声がかかる

    「フラワーはさ、大人になりたいって言ってたよね」

  • 22二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:29:50

    それはまるで先程までの思考を見透かしたような言葉だった

    「はい」

    「あっ、食べるのは止めなくて良いよ 冷めると良くないから」

    その言葉を聞き、一度止めた手を動かし、ハンバーグを切り分ける

    「フラワーはさ、頑張ってる…頑張り過ぎなくらいに」

    その言葉の意図を図りかね、少しトレーナーの目を見つめる

    「だからさ、もっと甘えることを覚えていいし、人目を気にしすぎる必要はないと思うんだ」

    「フラワーは頑張ってる…だから、頑張るスイッチを入れるんじゃなくて緩めるスイッチを作ったらいいんじゃないかな」

    そう言いながらも、トレーナーは手で食べて食べてとジェスチャーを送る
    切り分けたハンバーグを口に運ぶ

    カフェテリア自家製のデミグラスソースは大人っぽさのある香ばしさと、どこか子供っぽい甘さの相まった味で…

    じゅわりと溢れる肉汁と臭み消しに使われた香ばしいスパイス、甘酸っぱいデミグラスソースが口で混ざり合う

    そうすると、まるで体が急かすように米を口に運ぶ

    デミグラスソースと米の優しい甘味が疲れた体を満たしていくようで…はしたないと思うような食べ方だったが、止められなかった
    そうやって食べながら口直しにサラダを挟みつつどんどんと食べ進んでいく
    それを見たトレーナーはほほえみながら続けた

    「大人だって休むときもあるし、子供だから悪いわけじゃない なりたくなくたって大人になるんだから、子供であることを楽しんでほしい そう思うよ」

  • 23二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:30:06

    そう言い終わるとトレーナーもまた、ハンバーグプレートに向き直り、勢いよく食べ始めた

    そうして2人食べ終わると、フラワーはトレーナーに向かい言った

    「お気遣い、ありがとうございます でも、私はこの学園の皆さんやトレーナーさん達と一緒の視点でいたいから…頑張り続けます …けど、これからは少し甘えてもいいですか?トレーナーさん」

    その問いに対して、トレーナーは笑みとともに頷きを返すのだった

  • 24二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:31:01

    おわり

    ニシノフラワーにもっと子供っぽいところ見せてほしいという思いのssでした

  • 2523/06/24(土) 22:40:34

    今日はここまでです
    明日も書くと思います
    リクエストあればお願いします
    あと感想とかあるととても嬉しいデス…

  • 26二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 22:45:44

    イクノとマックイーンでハンバーガー…!

  • 27123/06/24(土) 23:09:52
  • 28二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 23:29:58

    >>23

    リクエスト応えてくださりありがとうございます!

    子どもっぽいところ見せてほしいのわかりすぎる。フラワーって子どもっぽくはしゃいでてこちらがニコニコ見守ってても「ごめんなさい、子どもっぽかったですよね……!」って、子どもなのをよくないことみたいに我に返って情けない、みたいな表情をするので、育成をするたびにそんなことないんだよ君飛び級したんだしまだ小学生なんだし子どもなんだよって声を大にして言いたいんですよね。

    おいしいハンバーグをはふはふもぐもぐ食べてるフラワー、最高に尊く可愛かったです……もっと子どものままでいていて~~~!!(うちわふりふり)


    素敵なお話拝見できて良い夜になりそうです。

    ありがとうございました! ほかの作品も楽しみにしてます。

  • 29二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 00:26:08

    ハンバーグならフラッシュもいいね

  • 30二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 00:39:45

    明日も楽しみにしてます

  • 31二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 07:33:55

    age

  • 32二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 08:06:05

    ちょっとびっくりドンキーとことらやに行ってくる

  • 33二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 08:09:37

    オグリキャップと一人焼肉、でお願いします

  • 34二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 10:03:51

    自分の担当しているウマ娘…マルゼンスキーは新しいものが好きだ(枕詞に彼女にとって…と着くが)

    あるときはナタデココ あるときはティラミス 最近はマリトッツォ

    今日、彼女が求めたのは…

    「見つけたわ!ここね!ナウでヤングな女の子向け!タピオカミルクティを売ってるのは!」

    東京にある某若者の街で売っていたタピオカの入った(少し前に流行っていた)ドリンクだった

    そもそも一時期かなり店舗数の多かったタピオカ専門店が見つからない当たりで気づいて然るべしだったが、直情傾向にある今の彼女が気付くことはなかった

    「ふーん…どうしようかしら…ねぇ、トレーナーちゃん、サイズはどれが良いかしら?」

    彼女が聞いてくるので、案外と腹に貯まるボリュームや口に合うかどうかがわからないことを考え、通常Mサイズを勧める(店舗には別枠でウマ娘用サイズもあったがLサイズはあのスペシャルウィークですら手こずったというらしく推して知るべしだった)

    「そうね!残すのはチョベリバだものね!まずは少なめから試してみましょ!」

    いわゆる死語を用いながらにこやかにそういった彼女はミルクティを2つ頼み、こちらが財布を出そうとする間もなくカードで払うのだった

    「ん?いーのよトレーナーちゃん! 今回は私が誘ったんだから」

  • 35二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 10:16:20

    そう言うと、手早く出てきたタピオカミルクティをマルゼンスキーが受け取り、近くにあったベンチで並んで座る
    「ん〜…ところでタピオカってなんなのかしら…トレーナーちゃんは知ってる?」
    マルゼンスキーの疑問にネットで調べた程度の知識とともに味わった際の経験も交えて話す

    「ふむふむ…お芋のデンプンを纏めたもので黒は着色してるのね、それで食感はモチモチと…美味しそうじゃない!」

    「それじゃ、いただきます!…ズッ…んむっ!? ケホッケホッ…」

    マルゼンスキーはそれを勢いよく啜るとむせ込む 
    どうやらタピオカが喉に引っかかり、むせたようだった

    「はぁ…はぁ…な…なるほど、これはゆっくり吸わないと危険ね…けど、ここで引いたらナウなヤングのマルゼンスキーちゃんの名が泣くわ!」

    そう言うと再びマルゼンスキーはストローを咥え、恐る恐るといったように吸い上げる

    それを横目で見ながら、こちらも啜ると、少し甘ったるさすら感じさせるミルクティとモチモチとしたタピオカが口の中で交わる

    やはり、タピオカミルクティはドリンクというよりはデザートだなという感慨に浸りながら食べ進めていく

    マルゼンスキーはその間もちびちびと飲んでいたが、どうやらコツを掴んだようでスムーズに飲むようになると、なにやらニコニコと笑みを浮かべだす

    「ねぇ…マルゼンスキーさ、そんなに美味しい?」

    「えぇ美味しいわ! でも…それだけじゃないの 後輩ちゃん達と同じ物を食べれて…そしてそれをトレーナーちゃんと共有できて、だから嬉しくて笑っちゃったの」

    その言葉を聞き、思い出す
     マルゼンスキーはそのあまりの早さゆえ、レースにおいて他から避けられていた
     それは他のウマ娘にとっては勝つための措置だったのだろうが、マルゼンスキーにとっては排斥と感じられたのかもしれない
     彼女が新しいものを好むのは好きだからだけではない
    流行に疎い彼女なりに他のウマ娘達を理解して、仲良くなるためなのでは無いのだろうか…そう思った

  • 36二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 10:22:12

    「そっか…なら良かった」
    でも、それを指摘したところで快い気分にはならないだろう なのでそれは言わない
    だから、流行に疎い彼女に他のことを教えてあげよう

    「ねぇ、マルゼンスキー…他の流行りのスイーツにズコットってあるんだけど、食べに行かない? 知ってる店がちょっと遠くだから車に乗せてよ」

    「…! いいわ、それチョベリグね」

    彼女は私の笑いながらいったその言葉に純粋な笑みを浮かべる
    マルゼンスキーは明るいほうがいい、だってそんな彼女に私は魅せられたから

    だからいつか彼女が恐るべき敵ではなく、超えるべき先輩として周りから受け入れられるよう、願う

    そしてそんな遠い未来のことを思いながらも、次の会計は私が素早く支払えるようにサイフを取り出しやすい位置に構えることにしたのだった

  • 37123/06/25(日) 10:24:07

    >>18

    というわけでマルゼンスキーと女トレさんのタピオカデートでした

    マルゼントレ♂はトレンディだけど、マルゼントレ♀の場合はマル姐がトレンディというかエスコートしてくれるって信じてるよ


    食べ物描写が少なかったかも

  • 38二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 10:36:42

    最新の流行にめざといマルゼンさんかわいい

    お粥作って看病してくれるボーノが見たいです

  • 39二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 15:03:38

    >>37

    リクエストした者です

    めっちゃ素敵です!慣れないタピオカをちびちび飲むマルゼン可愛すぎるし他のウマ娘と仲良くなりたいというマルゼンの気持ちを汲んだ女トレの気遣いが良い⋯

    「マルゼンスキーは明るいほうがいい、だってそんな彼女に私は魅せられたから」←ここすごく好きです

    素敵な作品をありがとうございます

  • 40二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 16:31:53

    カロリミットの歌流したくなるな

  • 41二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 20:52:22

    ビワハヤヒデは家庭料理うまそうだよね

  • 42123/06/25(日) 21:29:05

    今日はこれでお休みさせていただきます
    リクエスト、感想等があると嬉しいデス…なにとぞ…

  • 43二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 23:04:35

    個人的に作品そのものよりもこういう飯テロ作品書く時に気をつけてること教えて欲しい

  • 44二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 10:19:41

    保守

  • 45123/06/26(月) 18:15:05

    >>43

    飯テロ作品と読んでいただきありがたいです

    自分的に気を付けているのは共感しやすいことですね

    元々日頃から食べたときの感覚とか感想を言語化したりメモ取ったりしてるのでそれを活かせたら良いな〜というふうに書いてます

  • 46123/06/26(月) 18:19:24

    >>4

    ネイチャとブリ大根了解です

  • 47二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 19:55:07

    久しぶりにタピオカミルクティー飲んで来ました
    甘みともちもち食感の組み合わせ、いいですね

    ルビーとターボとお雑煮、お願いします

  • 48二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 22:58:38

    「なんかさぁ〜…参っちゃうよね、えへへ…」

    パンパンになったエコバッグを抱え、一人暮らしの狭い部屋の玄関で立ち、笑う彼女

    「えーとさ…今日の夜、用事とかさ…ない?」

    それに特に用事のない旨の返事を返すと、彼女はどこか困ったような笑みを浮かべ言う

    「じゃ、じゃあさ…商店街の皆に貰ったこの食材…食べるの手伝ってくれない?」

    「これさぁ〜…この前のレース、まさかまさかの1位を取ったじゃない? それで商店街の皆が喜んでくれて褒めてくれてさ、それだけで胸一杯のお腹いっぱいみたいなものなんだけど」

    「どうやらそれじゃみんなには足りないらしくてさ…皆がサービスしてくれてしてくれて…これでも実家に置いてきたけどそれでも足りないから、どうせなら皆が選んでくれたいい食材だしトレーナーさんと食べたいじゃん?」

    「だから、今日は喜びと一緒に食事も分かち合おうよ! なんちって…アハハ〜…はっず」

  • 49123/06/26(月) 23:11:17

    「ま、まぁ…助けてくれると思ってさ…うん、そういうことだから!決まり!」
    そういうと顔を赤くした彼女はピューッとこちらの声も聞かず部屋の奥へと向かった

    そうして、しばらくした後、食材を置いてから手を洗って戻ってきたネイチャ

    「美味しいの作るからさ!…うん、あたしなりにね? ココ重要だから じゃ、トレーナーさんは待っててね~」

    そういうとネイチャは、キッチンに立ち調理器具や調味料を探り出した

    「ふむふむ…鍋や包丁はある…けどほぼ新品みたいに綺麗…基本的な調味料も揃ってる…でもあんまり減ってない…」
    「な~るほど…ネイチャさんわかっちゃったわ…普段料理してないでしょ〜、まぁ〜、誰でもわかるだろうけど」
    「ま、もしかしたらろくに調味料もないかと思ってたからこれだけあればちゃんと料理は出来るね〜」

    ネイチャは包丁を取り出し、刃にそっと指を添わせる

    「うん、切れ味は問題ないかな それじゃまずは〜…」

    エコバッグから新聞紙にくるまれていた土付きごぼうを取り出し、流しで洗い、包丁の背でシャッシャッと薄く皮を剥いていく

    「立派なごぼうだよね〜、旬ものだしさ」

    そして、皮を剥き終えると手首のスナップを利かし、ささがきにしていく

  • 50123/06/26(月) 23:29:52

    そして、人参も皮を剥き細切りにすると、水にさらした後水切りしたごぼうと合わせ、ごま油で炒める
    しんなりとしたら、酒を合わせアルコールを飛ばすと、そこから砂糖、醤油、みりんを加え更に炒め、そこに隣のコンロで炒めていたごまを散らす

    「まぁこだわりってほどでもないんだけどね〜…逆にシンプル過ぎるからここだけこだわり…かな?」

    そういうと、小皿に移し、ラップを貼ると机に置く

    次に一本の大根を1/3程に切ると、桂剥きの要領でスルスルと剥くネイチャ

    鼻歌をしながら、楽しげにこなしていく

    「えぇ〜? まぁ、ちっちゃい頃から料理してたから少しは包丁使えるだけだって」

    そして剥き終えた大根を大きめのいちょう切りにすると、次にぶりの切り身を取り出し、皮を包丁でなで残った鱗を剥ぎ、バットに並べたそれに塩をしてから少し置く

    「さーて…次はお米を〜…トレーナーさんどんくらい食べる?」

    ネイチャはそれを聞くと、米を研ぎ、炊飯器にセットする

  • 51123/06/26(月) 23:59:07

    炊飯器をセットし終わったネイチャは、取り分けておいたらしい研ぎ汁で大根を下茹し始める

    「手が込んでるなって? …恥ずかしいけどまぁ、トレーナーさんに見られてるし、出す料理だからね いつもより丁寧なのはしょうがないでしょ〜…」

    下茹でが終わった大根を取り出し、表面を洗い流すと、塩を振り置いていたぶりの水気を拭き取り、鍋に薄切りにした生姜を敷いたところに鰤を並べ、大根を周りに置く

    そして、酒を加え沸かし、少ししたら砂糖と濃口醤油を加え煮る

    「うちのは結構甘いんだよね〜…ま、そこはおいおい慣れていってよ」

    そんなことを話しながら、煮ていくと汁が煮詰まり、みりんの効果でとろみを帯びてくる

    「そろそろ〜、出来上がり…かなっと」

    そういうとネイチャはにこりと笑って、呼びかける

    「いい皿、選ぶの頼んで良い?」

    火を切り、ネイチャはそう頼んだ

  • 52123/06/27(火) 00:11:39

    ネイチャ作 ブリ大根の和定食
    ブリ大根…大きめの切り身が照りよく仕上がっている
    大根にもよく味がしみていそう 生姜が甘さの中にピリッとした爽やかさを与えている
    きんぴらごぼう…甘辛い味付け コリコリとした食感が残っている 一手間加えたゴマが香ばしい
    ご飯、味噌汁…日本人の定番 味噌汁の具は油揚げと豆腐


    「あはは〜…なんか茶色くなっちゃったかな〜…ネイチャさんはあんまりオシャレなの作れないからさ〜…ごめんね?」

    ネイチャはそう言うが、料理から立ち上る香りはどこか郷愁を感じさせるもので、空腹を呼び…

    「ん〜?…今のトレーナーの? お腹鳴らすほど腹ペコだったんだね ごめんね、食べよっか!」

    「「頂きます!」」

    一口目に食べたのはブリ大根、まずブリを箸でほぐす
    腹身を使ったそれは、柔らかくすんなりと一口大になる

    食べるとブリの脂と醤油と砂糖の甘い味付け、生姜のピリッとした風味が米を進ませる

    「良い食べっぷりだね〜…ネイチャさんも嬉しいわ」

  • 53123/06/27(火) 00:26:32

    次に大根に手を伸ばす
    つまみ、小皿に入れて割ると芯に少し白を残し、煮汁に染まっている様が見える

    口に運ぶと、淡白な大根が魚の旨味を吸い、これもまたご飯を進ませる

    そして、それを追うように味噌汁を飲むと、その塩味が口をリセットさせる

    味噌汁に入ってる豆腐はきめ細かく、風味豊かで、油揚げは厚みのある食べごたえのある食感だった

    「その油揚げも豆腐屋のおばちゃんがくれたんだよ ま、ちょっと高いけどやっぱ作りたては美味しいよね」

    そして、きんぴらごぼうを少しつまむ
    シャキシャキ、コリコリとした食感が口をリセットさせる
    ゴマもまた炒めたお陰で香り高く、箸休めというより一品でご飯を進ませるほどおいしいものだった

    「うんうん、美味しそうに食べてよろしい! ところでさ〜…ご飯、足りないんじゃない?」

    そう言われ、茶碗を見るといつの間にやらご飯はほぼ無くなっていた

    「おかわりついでくるよ…それと、ご飯言われたよりちょっと多めに炊いたからさ いっぱい食べてよね?」

    いたずらっぽくネイチャはそういった

  • 54123/06/27(火) 00:34:37

    「ご馳走さまでした…いや〜…トレーナーさん、きれいに食べたね〜」

    久し振りに食べた作りたての和食に手が止まらず、下品かとも思ったが最後はブリ大根の煮汁をご飯にかけて完食してしまったが、それを見るネイチャは終始嬉しそうな笑みを浮かべていた

    そして、食事が終わったあと、ネイチャとしばし話したあと、言う

    「美味しかった?って…聞くまでもないか〜 食べっぷりでわかったよ」

    「気に入ってくれたならさ、また今度も作るから」

    「いいよいいよお礼なんて! これは恩返しだからさ…あのときのヘロヘロのトロフィーの…ね」

    ネイチャの最後の一言は小さく聞こえなかったが…とても良い笑顔を浮かべていたのだった

  • 55123/06/27(火) 00:36:33

    終わりです

    なんか…ネイチャのセリフが少なすぎたか…?
    ちなみにネイチャが勝ったからだけでなく、トレーナーに会いに行こうとしてるのを商店街の皆が察してたからいっぱい食品貰えたみたいな裏設定があります

    ニコニコの料理音ネイチャすき

  • 56123/06/27(火) 00:41:14

    本日はこれまでデース!
    リクエスト、感想あればお願いするデース!

  • 57二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 08:59:39

    いやー朝から眼福ですわコレは…
    ごちそうさまです

  • 58二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 09:36:14

    age

  • 59二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:04:34

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 22:03:05

    ネイチャとぶり大根をリクエストした者です。
    ネイチャが作るぶり大根は絶対においしい。
    ビールのつまみで食べてみたい。

  • 61二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 00:29:40

    保守〜

  • 62二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 08:11:13
  • 63二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:07:47

    ほしゅ

  • 64二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:27:05

    いいぞ〜

  • 65二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:33:19

    タマモクロスのお好み焼きかイナリのもんじゃ焼きが読みたい

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