〖閲覧注意〗ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線 Part9

  • 1スレ主23/06/28(水) 19:07:47

    初代

    〖閲覧注意〗ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線|あにまん掲示板ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線父ファルガーとロジャーの馴れ初めロジャーの病気が発覚して北の海に優秀な医者がいると情報をつかみ父ファルガーと接触だが父ファルガー…bbs.animanch.com

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    ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線

    ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線

    父ファルガーとロジャーの馴れ初め

    ロジャーの病気が発覚して北の海に優秀な医者がいると情報をつかみ父ファルガーと接触

    だが父ファルガーにも延命治療をするぐらいしか出来ないと判明して原作通りに

    だが時々フレバンスまで遊びに来て友人の息子(ロー)と関わっていた

    その際にロジャーはロジャー海賊団の航海日誌をローに渡していた

    日誌の内容は空白の100年のような世界政府案件の内容は一切書かれていないただの馬鹿みたいな日常しか書いてない

    追記:過去スレにSSあるから良ければ読んでくれ


    黒歴史まとめ

    色んな人の黒歴史①


    【シャンクス】

    ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!島で好みの女がいたからナンパして口説いた挙句財宝やら服やらを貢いでいい雰囲気になったからイケると思って告白したらあっさりタイプじゃないからとフラれ暫く女性不信に陥っていたというあの赤髪のシャンクス!?」

    シャンクス「ちょっっっっと待て!!お前どこでそれ知った!?!?」


    ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!ロジャーおじ様の髭を勝手にイタズラしてロジャーおじ様と取っ組み合いになってレイリーに2人して拳骨されたというあの赤髪のシャンクス!?」

    シャンクス「だからお前それどこで知ったんだ!!」


    【バギー】ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪と張り合ってどれだけ逆ナンされるか勝負してたら赤髪は数十回もナンパされたのにも関わらず自分は誰一人としてナンパしてくる人がいなくて数週間部屋に引きこもって出てこなかったというあの千両道化のバギー!?」

    バギー「おい派手バカ野郎!!それどこで知ったんだ!!!」


    ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪のシャンクスとふざけて不死鳥のマルコにイタズラしたら返り討ちにされて号泣して赤髪のシャンクスと不死鳥…
    telegra.ph

    SSまとめ

    黒歴史SSまとめ①───今から約28年前

    「いやぁ!!参ったな!まさかこの俺が病気になるなんてなぁ!」

    「笑い事じゃないぞロジャー!!お前、もう身体中ボロボロなんだぞ!?」

    「そう怒鳴るなよレイリー!まだ何とかなってるじゃねえか!」

    ロジャー率いるロジャー海賊団

    その船長の"ゴール・D・ロジャー"の身は病魔に犯されていた

    もうロジャー海賊団の船員ですら治すことの出来ないぐらいロジャーの体はボロボロだった

    海賊団のみんなはなんとかロジャーの病気を治せないかと調べ回り、1つ有力な情報を手に入れた

    「レイリーさん!北の海の"フレバンス"って国にトラファルガーって言う凄腕の医者がいるみたいなんだ!」

    「北の海……」

    シャンクスから聞いた"トラファルガー"と言う凄腕の医者なら、ロジャーの病気を治せるかもしれないとレイリーは思った

    だがロジャーは海賊だ

    そのトラファルガーと言う医者が治してくれるのかは分からない

    それでもレイリーは藁にもすがる想いでフレバンスに向かった

    「トラファルガー先生!!海賊がこの国に来た!」

    「……海賊が?」

    ある日のフレバンス

    フレバンスとはこの世界では珍しい内陸国であり海賊など滅多に来ない

    それなのに海賊がこ…
    telegra.ph
  • 2スレ主23/06/28(水) 19:08:27

    SSの続きがどうしても思い浮かばなかったから申し訳ないがもうちょっと待っててくれ

  • 3二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 19:12:07

    保守
    無理しない程度で大丈夫です!

  • 4二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 19:41:53

    立ておつです。
    ご無理のない範囲で頑張ってください!

  • 5二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:06:27

    保守
    自分のペースで大丈夫やで

  • 6二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:10:59

    そうそうゆっくりで平気だよ

  • 7二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:19:43

    10まで保守!
    今までの読み返しながら待ってます
    スレ主のペースでのんびり行きましょ〜

  • 8二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 20:33:52

    たておつ

    スレ主様のペースで良いと思います!

  • 9二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 21:59:04

    立て乙
    スレ主の体調第一で 無理駄目絶対

  • 10二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:12:43

    たて乙

  • 112次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:28:39

    スレ主、無理しないでね!!
    黒歴史SS読み返したりして待ってるよ〜

  • 12二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 04:04:05

    スレ主のペースでいいのでのんびり待ってます

  • 13二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 10:23:13

    いいのだ
    スレ主のペースで更新すればいいのだ

  • 14スレ主23/06/29(木) 19:36:04

    未だに決着の付かない赤犬と白ひげ
    ゴポゴポと溶岩を溢れさせながらも赤犬は冷静に戦局を眺めていた
    互いに決定打となる攻撃が無く平行線が続く戦闘
    このままでは埒が明かないと赤犬は思った
    白ひげの目的は船が海に運ばれるまでの時間稼ぎ
    ───ならば、その船を壊したら一体どうなる?
    答えは簡単。逃げる脚が無くなる
    だが白ひげがそんなことを許してくれるはずもなく、今も尚皇帝の如く構えていた
    「……厄介じゃのォ」

    「あ〜らら。隊長お二人さんが相手か」
    「ちょうどいい機会だし、二人とも捕まえちゃうかい〜?」
    「ふん!舐められたもんだ!」
    「ああ。全くだよい」
    そう口では言いつつも、青雉も黄猿も余裕は余りない
    時間が無さすぎる。ここで逃がしたら海軍は大目玉どころではなくなる
    そのためにはなんとしてでも、ここで全員捕縛しなくてはならない
    「……おれが時間を稼ぐ。その内にお前が何とかしろ」
    「クザン〜。それはちと他人任せ過ぎないかい〜?」
    「しょうがないだろ!おれの能力はお前みたいに万能なわけじゃねぇんだから!!光の速さで動けるボルサリーノなら何とかなるだろ!!!」
    「しょうがないねぇ〜。じゃあわっしが何とかするよ〜」
    「最初からそうしろ!!!!!」
    青雉はあまりにもイラついたために黄猿を一発ぶん殴った
    その様子にマルコとイゾウは「なんだ仲間割れか?」と思ったが直ぐにこちらに構えた青雉と黄猿に警戒態勢を取り直す
    次の瞬間
    ───黄猿が消えた

  • 15二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 21:20:28

    やっぱ光速は厄介だな

  • 16二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 05:33:47

    ギャー黄猿が来る!

  • 17二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 15:11:55

    船が狙いか…

  • 18二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 16:42:32

    やめて!船はやめて!

  • 19スレ主23/06/30(金) 19:17:37

    「な!?」
    「消えた!?」
    マルコとイゾウは黄猿が一瞬で消えたことに驚きを隠せずにいた
    そうして黄猿がどこに消えたのか
    それを察して顔を青ざめる
    「お前らァ!!!!早く逃げろォォォ!!!」
    「なんだマルコのやつ?」
    「なんか必死だけど……」
    顔を真っ青に何かを叫んでるマルコに白ひげ海賊団は怪訝に思った
    それでも長年の付き合いでなにか不味いことになっていると察することだけはできた
    「オーズ!もう大丈夫か?なんかやべェことになってるみてェだから早く逃げるぞ!!!」
    「お"う!」
    けれど、もう一歩遅かった
    「もう遅いよぉ〜」
    「なっ!?黄猿!?」
    「だって黄猿がいた場所はあんなに遠かったのにこんな一瞬で来れるわけ……っ!」
    白ひげ海賊団は黄猿の悪魔の実の能力が何かを思い出し、もう逃げられないことを察してしまった
    エースもローも体力の限界が近づいてきている
    ……何も、出来ない

  • 20スレ主23/06/30(金) 19:17:47

    「クソ!!!!待ってろ!!今い……」
    「だから、行かせねェって」
    「ちくしょう……!!青雉が邪魔で、助けに行けねェ……っ!!!」
    マルコとイゾウは青雉に足止めされており白ひげ海賊団のクルーたちを助けに行くことが出来ずに、時間を稼がれていた
    奇しくもそれは、ローとエースが使った手とよく似ている
    つまるところ、やり返された。ただそれだけだ
    「もう逃げ場なんて、どこにもないんだよ〜」
    「っ!?……させねェ"!!!」
    「オーズ!!!」
    バゴォン!!!と地面が揺れるほどの衝撃波
    船は大破するかと思われた。それでも
    「絶対"……!船はごわさせねぇ"!!!」
    オーズは身を呈して船を守った
    どんなにボロボロになろうとも。みんなを守るために
    「……本当に、困るねぇ〜。弱者を甚振る趣味はないんだが」
    ───でも、仕方ないよね〜?ここは戦場で、お前は海賊なんだから

  • 21二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 20:49:59

    オーズ…!

  • 22二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 04:08:08

    どうか無事に逃げきって!

  • 23二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 14:29:29

    オーズかっこいいけど滅茶苦茶心配な展開

  • 24二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 21:29:07

    頑張れ…!

  • 25スレ主23/07/02(日) 01:12:50

    好きな実況者さんの生放送見てたらそのまま寝落ちしてた……ポロッ
    すまぬ……SS更新出来なかった……

  • 26二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 07:30:53

    昨日発見してやっとここまでこれた!
    頼むから今生きてる皆はこのまま生きて帰ってほしい……
    スレ主さんのSS好きだし心身ともに健康が一番なんで無理しないでくだしあ

  • 27二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 17:44:34

    暑さがキツくなって来ましたね 皆様体調には気をつけてー

  • 28スレ主23/07/02(日) 19:28:35

    「「「「「オーズ!!!!」」」」」
    オーズはどんなに黄猿に痛めつけられようとも決して船を離そうとはしなかった
    船に乗っている船員たちはオーズの巨体で外を見ることが出来ない
    ただ凄まじい爆裂音と振動で果てしない威力の攻撃がオーズに放たれているということ
    「だ、いじょうぶ……!みんな"はがならずおれ"が守るから……!!」
    オーズは安心させるために無理して笑った
    正直限界はもうとっくに来ている
    それでもみんなを守るため、安心させるために笑う
    そんな健気なオーズに皆一様に涙を浮かべた
    「しぶといね〜。もういい加減に離したらどうだい〜?」
    「ぜっだいに嫌だ!!!」
    「……そうかい」
    黄猿とて無抵抗の相手を甚振りつけたいわけじゃない
    本当はこんな無意味な争いなんぞ一刻も早く終わらせたかった
    だからこそ黄猿は戦うことを辞めない
    「……すまないね。これも、"正義"のためなんだよ」
    バゴォォォン!!!!一際大きい爆音が響き渡りオーズは血を吐く
    オーズの腕から船がゆっくりと離され地に落ちてゆく
    まるでスローモーションのようにオーズの巨体が倒れる
    ドシンと地面を揺らして倒れたオーズは動かなかった
    「うわぁ!?」
    「オーズ!!!!」
    バァン!と甲高い音を響かせて船は落下し中にいるものたちは揺れに耐えきれずに倒れたり尻もちをついたりした
    「……っ!!オーズ!!大丈夫かオーズ!!!」
    「おい……嘘だろ…?オーズ……!?」
    「おい動いてくオーズ!!!頼むから逃げてくれ!!!」
    ───オーズ!!!!
    悲痛な叫びは、オーズには届かない

  • 29二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:35:26

    どうなるんだ…

  • 30二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 02:24:12

    本当どうなるの!
    無事に逃げきって欲しいよね

  • 31二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 07:31:18

    心配になる…でもすごく好き…

  • 32二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 16:49:51

    オーズ…

  • 33スレ主23/07/03(月) 20:20:08

    病院帰り……
    今日は帰り遅いからSSはお休みじゃ

  • 34二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 20:34:01

    >>33

    体調第一になスレ主…暑くなってきたから、食中毒と熱中症には気をつけて

  • 35二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 04:18:00

    体調お大事にしてお休み下さい

  • 36二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 14:11:45

    寝苦しい日も増えたけど冷房病には気を付けて

  • 37二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 17:06:04

    食中毒ってコワイ…死ぬかと思ったわ…アニサキスめ

  • 38スレ主23/07/04(火) 19:19:53

    「……っ!?ルフィ!!!」
    「!まて火拳屋!!!!」
    エースはルフィが船の外に投げ出されたことに気がつき外に飛び出した。ルフィはテンションホルモンの効果が完全に切れてしまい動くことが出来ない
    「えー…す……」
    「大丈夫かルフィ!!!待ってろ今すぐおれが……」
    「敵に背中を見せるとは随分余裕が無いね〜。火拳のエース」
    「しまっ…!」
    「ちっ!あのバカ!!!」
    "room"と2人を移動させようとしたローの右肩を何かが凄まじいスピードで貫いた
    「っ!?うぐっ……!」
    「「「「「トラ男!?/ロー!?」」」」」
    ローは右肩を押えフラりとよろける
    そんなローをハルタが急いで支えた
    「ロー!?大丈夫!?」
    「うっ……ああ…へい、きだ……」
    「嘘つけ!!そんなに冷や汗を垂らしてるのに平気なわけないでしょ!?」
    痛みからハルタに寄りかかり冷や汗を垂らし続けるローに白ひげ海賊団の焦りは募ってゆく
    「ようやった!ボルサリーノ!!!」
    「っ!?」
    赤犬はこの瞬間を待ち続けていた
    ようやく垂れてきた蜘蛛の糸を赤犬は掴んだ
    白ひげはいきなりとんでもない量の溶岩を浴びせられ、少し戸惑いながらも全て薙ぎ払った。だが、溶岩が無くなり前を見ると、つい先程までそこにいたはずの赤犬がいなかった
    「なっ!?」(まさかマグマ小僧……!)
    そう。あの溶岩は白ひげを仕留めるものじゃない
    白ひげの"視界を奪うためのもの"でマグマで白ひげの視界を遮った隙に赤犬は流体化し、一直線にエースとルフィの元へ向かった
    「……っ!逃げろォ!!!エース!!!麦わらの小僧!!!!」
    「!?オヤジ……?」
    「もう!!全てが遅い!!!」
    ルフィを抱えながら目を見開くエースの元に、溶岩を垂らしながら現れた赤犬は唐突のことに体を動かすことの出来ないルフィとエースに、容赦なくその正義の鉄槌を今……
    振り落とそうとしていた

  • 39二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 19:37:18

    だだだだだだ大丈夫だ、ダイス神の意思でエースは助かる運命だからまだあわわわわわわわてる時では無い

  • 40二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 21:31:09

    どうするんだ…?

  • 41二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 01:36:03

    ダイス神信じてるよ
    エースを無事に逃がしてくれる事を
    本当どうか無事でいて

  • 42二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 09:27:30

    すごくドキドキする
    ローもエースもルフィも無茶しないで

  • 43二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 20:08:21

    続きも楽しみだからゆっくりまつ

  • 44スレ主23/07/06(木) 00:30:20

    すまん……つい眠気に任せてたらうっかり寝落ちしてしまった……ポロッ
    という事で今日というか昨日のSSお休みじゃ……

  • 45二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 05:42:03

    眠いのは仕方ないよ
    楽しみにゆっくり待ってます

  • 46二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 15:08:48

    ぐっすり眠るのは身体に大切だから気にしないで

  • 47二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 17:37:53

    眠れ眠れ。寝なきゃ力は出ぇへんもんな。

  • 48スレ主23/07/06(木) 19:22:03

    「魚人空手!!!鬼瓦正拳!!!」
    「「ジンベエ!!!」」
    だが間一髪のところでジンベエが助けに入り、赤犬を吹っ飛ばした
    しかし今の一撃でジンベエの拳は溶岩で焼けてしまい、戦うことはできなくなってしまう
    「お二人さん!!無事か!?」
    「おれたちは平気だ!でも、ジンベエ……!お前、手が……!」
    「なぁに!こんなもの大したことない!そんなことよりも早う逃げるんじゃ!!!」
    「ようやってくれたのぉ……裏切り者……」
    ジンベエは背後から聞こえてきた恨みが籠った地を這うような低音に目を見開いた
    タラりと冷や汗が垂れるものの気丈に振る舞い赤犬を挑発する
    「……なにを勘違いしとるのか分からんが、わしは最初からお前さんらの味方になったつもりはない。わしが七武海になったのも全ては同胞を守るため。だがもうお前さんらに着く理由もなくなった!!!」
    ───わしは、王下七武海を抜けさせてもらう!!

    「……そうけ。なら、お前もわしの徹底的な正義の元、焼け落ちるんじゃなァ!!!」
    「っ!!」
    ジンベエはエースをルフィごと抱え怒れる赤犬から逃げ出した
    赤犬の溶岩は執念深くジンベエたちを追う
    だがジンベエは疲労からか段々赤犬に追いつかれて来てしまい、膝を着いた
    「ジンベエ!!もういい!おれを置いてってルフィだけても逃がしてくれ!!」
    「ならん!!わしは絶対に二人を逃がしてみせる!!!」
    ───例え、この命に変えても……!!!
    「ジンベエ……」
    眉を下げ泣きそうになるエースの瞳に、迫り来るマグマが写った

  • 49二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 20:31:14

    ジンベエさん!!!!

  • 50二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 05:17:46

    ジンベエ!!!!
    本当ルフィとエースを助けてくれてありがとう!!
    だけど今度はジンベエがピンチに!!

  • 51二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 16:07:47

    親分最高!

  • 52スレ主23/07/07(金) 19:18:01

    「!」
    「逃げろォ!!!ジンベエ!!!」
    「オヤジさん……!」
    赤犬の溶岩を纏った拳がジンベエを貫くかと思ったその一瞬で白ひげは能力を使い、赤犬とジンベエの間に亀裂を作って時間を稼いだ
    声を荒らげて凄まじい形相で逃げるように指示する
    ジンベエは白ひげの言葉通りにエースとルフィを抱えて逃げ出す
    「やってくれたなァ!!!!マグマ小僧!!!!」
    怒りに身を任せ一歩ズシンと歩み出した白ひげ
    溢れ出る怒気に赤犬どころか白ひげ海賊団も海兵も関係なく後退る
    「っ!?」
    だが白ひげの脇腹を何かが突き刺す
    それは長く、太い氷だった
    そんなことが出来るのはこの場でただ一人
    「ゴフッ……青雉か……!」
    「それ、抜かない方がいいぜ。その氷には棘が無数に生えてる。無理に引き抜こうとすると肉が抉れるぞ」
    「……っ!」
    血を吐きながらも何とか氷を抜こうとするも、青雉曰く腹に突き刺さる氷は無数に棘が生えており引き抜こうとすると肉を抉る羽目になると
    「オヤジィ!!!!」
    「おれのことは気にすんじゃねェ!!!お前たちは逃げることだけを考えろ!!!」
    喉を枯らす勢いで自身を案じる息子たちに血反吐を吐きながらも白ひげは立ち上がる
    まさかまた立ち上がるのは思っていなかった青雉は目を見開いた
    「あらら。まだ立つの」
    「舐めんじゃねぇぞ青二才が……!」
    ───おれぁ、四皇!!!白ひげだぞ!!!

    「ジンベエ!!」
    「大丈夫じゃ!絶対、わしが逃がして……」
    「逃がさんと言ったはずじゃ!!!」
    背中を向け逃げ惑うジンベエの背後に立つ、正義を背負う怒れる番犬
    "しまった……!"と顔を振り向くジンベエの右胸を、今度こそ赤犬は貫いた

  • 53二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 20:02:21

    親分!!!!!

  • 54二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 05:24:47

    ジンベエも白ひげもカッコイイ!
    そして二人とも無事でいてー!

  • 55二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 15:31:15

    2人ともヤバい…!どうなるんだ…

  • 56二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 16:11:43

    マジでどうなるんだ…!?

  • 57二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 22:08:07

    無茶するやつが多い!

  • 58スレ主23/07/09(日) 00:50:46

    失礼……
    ちょっと私情でSS更新出来てなかった……
    明日は多分書くよ多分ね

  • 59二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 11:59:30

    ジンベエ大丈夫かな…
    原作の執刀医のローがちょっと疲弊してるけど

  • 60二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 17:57:01

    >>59

    ちょっと…?

  • 61スレ主23/07/09(日) 19:25:02

    「うっぐ……!」
    「「「「「ジンベエ!!!!」」」」」
    血を吐いて片膝をついたジンベエ
    白ひげ海賊団は信じられないようなものを見たように目を見開く
    赤犬は心底興味を無さそうに悶え苦しむジンベエを見下ろした
    「ジンベエ!!!ジンベエ!!!お前、血が……!」
    「わし、は……大丈夫じゃ…。それよりも、すまんエースさん……ルフィくんが……」
    そう言ってルフィに目を移したジンベエに釣られエースもルフィの方を見る
    ルフィを見たエースは目を見開いて青ざめる
    「ルフィ……?おいルフィ!!!!」
    「幸いにも、傷は浅いはずじゃ…!今すぐ治療をしたらなんとか…っ!!」
    「ジンベエ!!!後ろだ!!!!」
    鋭いビスタの声に後ろを勢いよく振り返ったジンベエとエース
    フツフツと溶岩を湧き出させ、マグマを冠する悪魔の実を食べた人間とは思えないほど冷めた瞳をした赤犬と目が合った
    またやられると本能で理解したジンベエは全身でルフィとエースを強く抱き締めた
    エースはジンベエが犠牲になるつもりと察し全力で暴れ回るが、ジンベエの力は強く離れることが出来ない
    「騒がしいのォ!!!コイツを殺した後、お前さんも同じ場所に送ったる!!!!」
    また、赤犬の拳がジンベエを貫くと思った瞬間
    「ROOM!!!!」

  • 62スレ主23/07/09(日) 19:33:57

    ブワンと青白いドームがジンベエを囲い、赤犬の拳を宙をかき、ジンベエは固く閉じていた瞳を恐る恐る開け、背後から感じる気配に目を見開いた
    「ローくん!?」
    「はや、く逃げろ海峡屋!!!ここはおれが食い止める……!!!」
    貫かれた右肩からポタポタと赤黒い血を垂らし、息も切れて満身創痍なローにジンベエは無茶だと思った
    「無茶言うんじゃない!!!お前さん、その怪我で戦ったら……!!」
    「そんなことぐらい分かってる!!!!」
    ローが声を荒らげるとは思いもせずジンベエはつい言葉を止めてしまう。ローは息切れを起こしながらも必死に言葉を紡いでいく
    「おれだって、そんなことぐらい分かってる……でも見てるだけなんて、いつか絶対に後悔する……そんなのは"もう"二度とごめんだ…!!」
    そう言ってローは震える体に鞭を打ち鬼哭を赤犬に向ける
    「だから、行け!!!海峡屋!!!」
    「……ようわかった!!!だが死んではならんぞ!!!」
    その言葉に目を見開いたローはその後フッと笑い、振り返らずに言葉を返した
    「……ああ」
    ジンベエはローから背を向けて船まで走り出した
    「またお前か……!トラファルガー・ロー!!」
    「悪いが、ここを通す訳には行かねぇ!!!」
    「なら、何がなんでも通してもらうけぇのぉ!!!!」
    赤犬はローの周りに溶岩を流して逃げ場をなくした
    まさかいきなり仕掛けてくるとは思いもせず、ローは反応に遅れた結果、溶岩を纏った赤犬の巨大な手に喉を掴まれて地面に叩きつけられてしまった
    「うぐっ!!」
    ジュウとローの首が赤犬の溶岩により焼かれてしまう
    ローの反応が遅れた理由はもう1つある
    それは、"疲労"だ。疲労によりローの判断力が鈍ってしまい本来なら避けられる攻撃すら避けられなくなってしまった
    「お前に構ってる暇は無いんじゃ……!!お前を殺す前に、白ひげ海賊団の脚を奪うことが先決じゃ
    !!!!」
    「!?待て……!テメェ何する気だ!!!」
    赤犬は巨大なマグマの腕を作り出し、それを白ひげ海賊団が乗っている船に向ける。ローはその意図を察し止めようとするも、それでも赤犬がローを抑える腕の力が強すぎて動けなかった
    「ようみちょれ……!白ひげ海賊団がマグマに沈むところを!!!」
    「やめっ!」
    ───犬噛紅蓮!!!

  • 63二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 19:43:10

    後遺症が怖い…

  • 64スレ主23/07/09(日) 19:44:36

    ───ああ、やられてしまう
    白ひげ海賊団が……オーズが……
    ……いいや!!まだだ!!!
    「オーズゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
    ローは息を深く吸い込みオーズの名を大声で呼んだ
    ジンベエとエースは唐突なローの大声に走りながら振り返り、白ひげ海賊団と海軍、赤犬は驚いたようにローを眺めた
    だってオーズは既に事切れている。なのに、オーズの名を呼ぶとは実に滑稽だと
    それでもローはオーズの名を呼び続ける
    「頼む起きてくれオーズ!!!!お前の力が必要なんだ!!!!」
    「さっきからうるさいのう!!!!ちぃと黙っとれ!!!」
    「ぐっ……!」
    赤犬は鬱陶しくなりローの体をさらに強く抑える
    ローはそれでも真剣に、オーズに呼びかける
    スゥと息を全力で吸い込んで、全力でオーズの名を力強く呼んだ
    「オ─ズ────ゥ!!!!!」
    その瞬間、ピクリとオーズの指が動いた
    「オオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
    獣の咆哮と聞き間違えてしまうほどの雄叫び
    ローは目を輝かせ、残りの人間たちはオーズが生きていたことに目を見開いて立ち竦む
    さて、ここで一つ話しておこう
    水の中は地上よりも衝撃が伝わりやすい
    その速度は凡そ約1500m/se c
    ローの母艦は潜水艦
    これが示すことはそう即ち
    「合図が来たぞ!!!浮上しろ!!!」
    黄色い鯨が、やってくる合図をより早く報せること

  • 65二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 20:31:55

    ポラタンや!!
    ローの船のポラタンや!!
    わいの愛しのポラタンが来たでぇぇぇぇぇ!!!!

  • 66二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 04:42:18

    遂にローの仲間のクルー達と潜水艦が来た!!

  • 67二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 11:04:48

    ポラタンきたあああああああああああ!!!!!!

  • 68スレ主23/07/10(月) 19:19:37

    「な、なんだ!?」
    「うるっせ!!!…?うわぁ!?なんか地面が揺れてる!!!」
    「下からなんか聞こえる!?」
    ゴゴゴゴと氷河の下から何かの排泄音が聞こえまるで地鳴りのような音がしてきた
    暗い深海から二つの双眼を光らせ一直線に戦場へ向かっていく
    「ペンギン!!!この上氷河みたいだけどどうする!?」
    「このままぶち破れ!!!」
    「アイアイ!!!」
    バキバキバキバキ、バゴーン!!!と黄色の鯨…"ポーラータング号"が氷河を突き破ってやってきた
    まさか氷河を突き破ってくるとは思いもせずに白ひげ海賊団、海軍問わずに固まってしまう
    「な!?ポーラータング号!?氷河をぶち破ってきたのか!?」
    「へへへ!ポーラータング号はこう見えて丈夫なんだ!!こんな薄っぺらい氷なんて簡単にぶち破れらァ!!!」
    シャチは得意げに鼻を鳴らしペンギンに思い切り頭をはたかれた
    「調子に乗るなバカ。そもそもこの船作ったのヴォルフなんだからな」
    「いたた……分かってるっての……」
    ペンギンは調子に乗っているシャチに一喝し己に課せられた使命を果たす
    「白ひげ海賊団たち!!!おれたちのところまで一旦来てくれ!!!」
    「行くにしても……!海兵たちが邪魔で…!!!」
    「おれ"にまがぜろ!!!」
    そう言ってオーズは船を両腕で掴みあげる
    そのまま船を肩に担ぎ始めた
    「おいおいおい……オーズ……?お前、何する気で……」
    「おうりゃあああああああ!!!!!」
    「「「「「ギャアアアアアアアア!!!!」」」」
    オーズはそのまま全力で船を海まで投げ飛ばした
    船員たちはいきなりのことに大絶叫しながら船にしがみつく
    そうして派手な水飛沫と轟音を立ててポーラータング号の横に着地する
    「し、死ぬかと思った……」
    「うっぷ……!吐きそう……!!!」

  • 69スレ主23/07/10(月) 19:37:36

    「ハァ……ハァ……ローぐん…おれ"のやぐめ、はたし……た……」
    オーズは力尽きたように目を閉じ地面に倒れそうになる。その隙を海兵たちは見逃しはしなかった
    「今だァ!!!!オーズを始末しろ!!!」
    「!オーズまだだ!!!」
    だがオーズの体はもう限界を迎えておりローのことばに反応出来ず、まるでスローモーションのように体が落ちてゆく
    オーズの元に凄まじい量の砲撃が放たれる
    誰もが仕留めた、そう思っていた。それでも
    「させるわけ……!!ねぇだろうがァァァァァ!!!!!!」
    「おいおい!?嘘だろ!?」
    白ひげは無理やり青雉の氷を抉りとり、その氷を逆に青雉に投げつけてやった
    青雉はあまりのスピードに恐れ慄いて回避する
    白ひげは腰を低く落としてオーズに向け能力を発動させた
    「オリャアアアアアアアアアア!!!!」
    白ひげの振動は有り得ないスピードでオーズまで届き、オーズの巨体を押し退ける
    オーズはそのまま白ひげの能力で吹っ飛び、船まで一直線に向かって行った
    「「「「「えええええええええ!?!?!?」」」」」
    まさかの出来事にオーズに砲撃を放っていた海兵たちは全員目を飛び出させ顎を落とした
    一方白ひげ海賊団はあの巨体のオーズが一直線にこちらに向かってきて船に落ちてくることを察して全力で甲板から逃げていた
    一応この船はオーズ一人だけならなんとか全員乗れるレベルで巨大だ
    それでもオーズレベルの巨体がこの船に落ちてきたことを考えたら……
    「逃げろォォォォ!!!!」
    「オヤジィィィィ!!!もっとやり方考えてくれぇぇぇぇ!!!!!!」
    そうしてビューン!!!とオーズが甲板にナイスホームランされ、見事に船はひっくり返るんでは無いかと思うほどの水飛沫を上げ船首がマリンフォードの地面に着くぐらい傾いた
    乗組員たちは全員2mぐらい衝撃で飛び上がり、傾いたことに全員スーッと船首辺りの壁に滑り落ちた
    「邪魔だよお前!!!はよどけ!!!」
    「おれもそうしてぇけど今は無理だって!!!」
    「ああああ!?!?オーズが伸びてる!?生きてるかオーズゥ!!!!!」

  • 70スレ主23/07/10(月) 19:37:51

    「あらら〜これはしてやられたねぇ」
    「あーあー。おれの牽制全く意味なかったじゃん……しかも能力でご丁寧に棘の部分だけ破壊しやがって……」
    赤犬はビキビキと青筋を額に浮かべギリギリとローの喉を締め付ける
    「よくもまぁ、戦場を引っ掛けまわしてくれるのォ……!!!死の外科医ィ!!!」
    「うっぐ…!……。はは、随分と余裕がなさそうじゃねぇか赤犬……なんだか誇らしいぜ」
    「こんの……!クソガキがァ!!!」
    赤犬は怒りのままにローをマグマで焼こうとするものの、なんとか頭を冷やしまずはジンベエから始末することにした
    「……お前さんはもう瀕死のみじゃ。そん程度ならすぐに始末できる。ならわしが優先することはただ一つじゃ」
    ───火拳と麦わらを粛清した後、徹底的にお前を潰しにきちゃる

  • 71二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 20:28:53

    今のところは良かった…

  • 72二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 05:05:39

    まさかのオーズのホームランに凄く笑いました!
    ただしまだロー達のピンチは続いているけど

  • 73二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 12:58:47

    安心まではまだ遠いか…

  • 74スレ主23/07/11(火) 19:33:44

    「っ!?うぁあ!!」
    「そこで暫く眠っちょれ」
    「う……ぐ…」
    ローは赤犬に頭を軽く掴まれ、勢いよく地面に頭をぶつけられる
    軽い脳震盪を起こしてしまい立ち上がることが出来なくなってしまう
    赤犬はそんなローを一瞥し、ジンベエの元へ液状化し近づいていく
    ジンベエはその事に見聞色の覇気で気が付き逃げるスピードを早めた
    それでも海兵たちは執念深く追い詰める
    「今だ!!!撃て!!!」
    「なっ!?」
    「うお!?」
    海兵たちは赤犬がジンベエを仕留める為のサポートをするためにジンベエに向け、一斉射撃を行う
    流石のジンベエも陸地、しかも人二人を抱えながらの射撃には対応しきれない
    そうして逃げるのに必死になっているジンベエに刻一刻と近づく死のカウントダウン
    エースは大技を連発した後遺症に苛まれ汗を垂らしながら命のやり取りをするジンベエを見て歯を噛み締めた
    「ようやった!!!後はわしに任せるんじゃ」
    「赤犬さん!!!」
    赤犬は後ろからジンベエを仕留めようと溶岩を拳に次々と纏わせていく
    「邪魔が入ったものじゃ…よう待たせたのォ……。さあ、特大のマグマ!食らわせちゃる!」
    「ここまでか……!」
    ジンベエはエースとルフィだけは助けようと赤犬に背を向け船の方角に二人を投げ飛ばそうとする
    だがそれよりも赤犬の方が早い
    もうすぐ赤犬の拳がジンベエを貫通する……そう思われたその瞬間
    「砂漠の大剣!!!!」

  • 75二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 22:57:56

    クロちゃん!!!!

  • 76二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 04:01:44

    どうか無事に逃げて!

  • 77二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 10:54:42

    カッコいいぞ!クロコダイル!

  • 78二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 17:21:06

    クロコっちや!あっ惚れたかも!

  • 79スレ主23/07/12(水) 19:08:17

    「!?クロコダイル……!?」
    「ちっ!情けねぇ面しやがって!守りてぇもんしっかり守りやがれ!!!」
    赤犬の拳がジンベエを貫く一瞬の隙にクロコダイルが自身の体を砂化し、ジンベエを空の彼方へと吹き飛ばす
    ジンベエはまさかクロコダイルが助けに来るとは思いもせずに目を見開く
    クロコダイルは鼻を鳴らし赤犬と向き合う
    「なんのつもりじゃ……!」
    「勘違いするんじゃねぇ。おれはアイツらを助けたんじゃねぇよ。おれは、アイツらを逃がしたことによるテメェらの混乱が見てぇだけだ」
    そう言ってクロコダイルは悪どく笑う
    ビキビキと青筋を浮き出させ赤犬の怒りは沸点を超えた
    「どうやら……死にたい様じゃのォ!!!!」
    「クハハハ。テメェのその面傑作だな」

    「トホホ……なんでこのおれ様がこんな目に……」
    フヨフヨと頼りなく浮かぶデカい赤っ鼻の男"バギー"
    ルフィに盾にされたり、話の流れでこの戦争に巻き込まれたりと散々な目にあっていた
    だがそれでもバギーの悪運の強さ故か生き残っている
    「って!!誰が赤っ鼻じゃコラァ!!!!ん?ギャアアアアアアアアア!?!?」
    目を釣りあげいきなり怒鳴り始めたバギーの目の前に大柄な魚人が飛んできた
    咄嗟にそれを受け止めたバギーは鼻水を垂らして目を丸くする
    「……???」
    「おお!いいところにおったのォ!赤鼻よ!!」
    「イヤァァァァ!!!なんでここにいんだよ!!!……って誰が可愛らしい赤っ鼻じゃテメェ!!!!!」

  • 80二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 20:49:17

    バギーの黒歴史もくるか…

  • 81二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 05:57:34

    行動が周りから勘違いされまくるバギーが来た!
    ルフィ達もだけどローも無事に逃げきって無事にいて!

  • 82二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 14:57:39

    バギー…頑張れ…

  • 83スレ主23/07/13(木) 19:25:40

    (あ、れは……)
    ぼんやりとする意識のなか騒ぎ立てるバギーの姿が薄らとローの瞳に映った
    あの特徴的な赤っ鼻……確かロジャーの航海日誌に書かれていたシャンクスの兄弟分であり、元ロジャー海賊団の見習い
    「頼む!!!その三人を連れて逃げてくれ!!!」
    「あぁ!?なんでおれ様がそんなこと……って、お前……!」
    力を振り絞りバギーに向け声を張り上げるロー
    バギーはそんな面倒なこと誰がやるかとローの方を向く
    そうして手配書で見たレストの息子であり、唯一のフレバンスの生き残りであるローに目を見開いてその場にふよふよと浮かんでいた
    「お前、ローか!?本当にレスト先生そっくりじゃねぇか!!」
    「……?おれのこと、知っているのか?」
    「たりめぇだろ!初めてテメェの手配書見たとき驚きすぎて派手にひっくり返るかと思ったんだからな!」
    バギーは若干嬉しそうにし、ここが戦場のど真ん中であることを忘れローとの会話に耽っていた
    「海賊王の甥と喋ってる……!流石元ロジャー海賊団のバギー船長だ!!!一生ついて行くぜバギー船長!!!」
    「やはり貴様らは関わりがあったんだな!!道化のバギーに集中砲火しろ!!!」
    元インペルダウン囚人たちはロジャーの甥であるローと会話をしていることに何かを見出したのか適当なのかバギーを持ち上げ始め、海軍はバギーを危険視し始めバギーに向け集中砲火を始める
    「ギャ──────ッ!?!?なんだよテメェら急に!!!」
    「クソッ!頼むバギー屋!!!三人を連れて早く逃げてくれ!!!」
    「頼むつっても、おれは……!」
    「頼む……!!!」
    「……ああ!!クッソ!!!こうなったらヤケだ!!!やってやらァ!!!」
    バギーは必死なローの瞳に言葉を詰まらせ、頭を掻き毟って全速力で逃げ始めた
    宙に浮くバギーに攻撃を当てることは至難の業でスルスルと砲撃を躱す
    なんだかんだ言ってバギーもロジャーを船長として敬っていたということだ
    でなければローの頼みを聞くだなんて、小心者のバギーには有り得ないことなのだから

  • 84二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 20:50:37

    バギー…

  • 85二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 20:50:45

    バグィィィ!!!

  • 86二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 05:10:03

    バギーどうか三人を連れて逃げきってくれ!

  • 87二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 15:09:12

    行く行け!

  • 88スレ主23/07/14(金) 19:29:05

    「悪いのぉ道化の……ご覧の通りにこんな体じゃ動くこともできんくてな……」
    「うっせぇ!今は話しかけんな!こちとら避けんのに精一杯なんだよ!!!」
    「ありがとうな!バギー!」
    「うぐっ……!そんな純粋に笑いかけられたらおれぁ……!」
    バギーは純粋に感謝の気持ちを伝えてくるエースを眩しいものを見るような反応をした
    元々エースがロジャーの息子であろうが見捨てる気でいたのだ
    あくまでバギーが慕っているのはロジャーでエースでは無い
    言ってしまえばバギーはエースがロジャーの息子であろうがなんであろうが赤の他人ということ
    それでもこうして命を張りエースを逃がそうとするのは矢張りエースにロジャーの面影があったからか、それとも……
    「マズイのぉ……!これだと取り逃してまう…!ボルサリーノ!!!」
    「こっちもそうしたいだけどね〜。不死鳥たちが思ったよりも厄介なんだよ〜」
    一見余裕綽々に見える黄猿だがその実、かなり苦戦させられている
    まるで黄猿を逃がさないと言わんばかりの猛攻に流石の黄猿も追い詰められていた
    刻一刻と船へと近づくバギーたちに赤犬は手段を選ぶことはしなかった
    「…大噴火!!!!」
    「うわぁ!?あちぃ!!」
    「な、んで…赤犬さ…ん……」
    赤犬は味方も敵も関係なく全てを焼き払いバギーを狙い撃ちする
    ローはまさか赤犬がこんな博打を仕掛けるなんて思ってもおらず耳を劈くような悲鳴に心を痛めていた
    「……これが、お前の徹底的な正義ってわけか……滅茶苦茶だ。本当に……」

  • 89スレ主23/07/14(金) 19:31:41

    「にしてもなんか急に暑くなりやがったな……この感じ、ついさっきも似たようなことが……あ!そうだ。確か赤犬がマグマを……ん?マグマ?」
    そう言ってバギーは違和感を覚え後ろを振り返る
    バギーに釣られジンベエやエースも後ろを振り返った
    「わぁ。綺麗なオレンジ色だなァ」
    「あったかいのォ……暑すぎるくらいじゃ」
    「ハハハ。何言ってんだジンベエ!マグマなんだから当たったら骨も残らねぇって!
    「「「ハハハハハ…ハハ……は」」」
    「「「ギャアアアアアアアアア!!!!!」」」
    三人は揃って絶叫し全力で逃げ始める
    その間もエースはバギーに早く逃げることを急かしジンベエは赤犬の執念に眉を顰めていた
    「早くしろってバギー!!!」
    「うるっせぇな!!!そんなことわかってらァ!!!こっちだって全力なんだよ!!!」
    「後ろじゃァ!!!!」
    三人とも騒がしくかもしたてておりエースとバギーは言い合いを始めた
    そんな感じでわちゃわちゃしていたらジンベエがそこまでマグマが迫っていることに気がつきバギーの服を掴みあげた
    「アァ!?……イヤァァァァァ!!!すごそこまで来てんじゃねぇか!!!なんでもっと早く言わなかったんだよ!!!」
    「お前さんらが騒いでおったからじゃよな!?」
    バギーに理不尽にキレられたジンベエは目を飛び出させ思ったことをつい言葉に出してしまった
    そんな言い合いをしてる間にもマグマが三人に迫りよる
    「てっ、こんなこと言ってる場合じゃねぇ!!!早く逃げ……!」
    「今だ!!!撃て!死んだものたちの意志を無駄にするな!!!」
    だが絶妙なタイミングで海兵たちの邪魔が入り、避けるのに必死なバギーは咄嗟にジンベエを抱えていた手を離してしまった
    「うわぁぁぁ!?!?」
    「やべ!!!」

  • 90スレ主23/07/14(金) 19:31:57

    ジンベエは怪我のせいで上手く着地を出来ず、だが決してルフィとエースに負担をかけるわけにはいかないと自身を犠牲にして背中から落下し、エースとルフィはジンベエがクッションになってくれたおかげで怪我をすることはなかった
    「ジンベエ!?大丈夫か!?」
    「ああ……!少し休んでただけじゃ…!直ぐに、」
    「今度こそ逃がさんぞ!!!」
    赤犬はジンベエが落ちてきたタイミングを逃すこととなく的確にジンベエを狙い攻撃を仕掛けてきた
    ジンベエは人より優れている反射神経を生かしその攻撃はなんとか躱す
    「海峡屋!!!早く逃げろ!!!」
    「もちろんじゃ!今すぐ……。!?」
    だがジンベエが立ち上がろうとしたその瞬間、まるで世界が歪んだように視界がぶれてしまい、ジンベエはその場に膝をついてしまう
    ジンベエの体は既に赤犬によって体を貫かれ、マグマの熱により代謝が落ち血液不足による貧血状態
    動ける方が不思議なほどの大怪我なのだ
    その後遺症が、最悪のタイミングで来てしまっただけ。ただ、それだけ
    けれど赤犬にとってはこれ以上無い幸運。何度も何度も取り逃し今度こそ仕留められるチャンス。絶対に無駄になどしない
    「今度こそ……!徹底的な正義の元、粛清しちゃるぞ!!!!」

  • 91二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 20:37:40

    ジンベエ…おまえ無茶しすぎ…

  • 92二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 06:12:42

    ジンベエ逃げてー!
    ルフィもエースもローも逃げて無事でいて!

  • 93二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 15:19:12

    親分!ロー!みんな無事でいて…

  • 94スレ主23/07/15(土) 19:02:56

    「ジンベエ!!エース!!!」
    「そこを退け黄猿!!!」
    マルコは三人を助け出すために火事場の馬鹿力で黄猿を遠くまで蹴り飛ばす
    だが蹴り飛ばしたところで意味が無いことぐらいもう分かっている
    だからイゾウは黄猿が動けないうちに黄猿の真上にある瓦礫を撃ち、黄猿は落ちてきた瓦礫の下敷きになる
    「クソガキがいきがるんじゃねぇ!!!」
    「っ!?」
    白ひげは未だに妨害を続けてくる青雉の頭を掴み思い切り地面に叩きつける
    青雉はこれで完全に伸びてしまい気絶する
    白ひげも他の隊長たちも三人を助けようと駆け出す
    だが、それも間に合わない
    「room……シャンブルズ……」
    力のない声と同時に赤犬の目の前にいたはずのジンベエたちが消え去る
    赤犬は三人がいたはずの場所に溶岩をぶちまけ、目を見開く
    そうしてこの戦場で見慣れた能力に赤犬は三人を逃がしたローを睨みつける
    赤犬の憤りに連動して溶岩がグツグツと湧き出てきた
    一方ローは体力を使い果たしゆっくりとこちらに歩き寄って来る赤犬が見えても尚、動くことはなく息を切らしながらじっと見ていた
    「いつもいつも……邪魔しよって!!海賊風情が!!!」
    「っ!!トラ小僧!!!」
    「逃げろロー!!!」
    「マズイ……!!間に合わない!!」
    仰向けに倒れ今にも気を失いそうなローは赤犬が腕に溶岩を纏わせ己の肉体に振り下ろそうとさようとも体がピクリとも動かずにボヤけた視線で見上げていた
    誰もが間に合わない、そう思った
    だが
    「そこまでに……してもらうか!!!」

  • 95スレ主23/07/15(土) 19:03:41

    ガキン!とローに振り下ろされそうになった腕を誰かが受け止める
    突然の乱入者に全員目を見開き乱入者を見た
    ローは震える瞼で何とかその姿を確認した
    「あか…がみや……」
    シャンクスはそのままグリフォンを振り抜き赤犬を弾き飛ばした
    瞬時に仰向けに倒れるローを器用に片手で抱き起こす
    「大丈夫か?ロー……ごめんな少し遅くなった」
    「あか、がみや……おれ、がんばったよ……ロジャーおじさまも……よろこんでくれるかな……」
    「……ああ。よくやった。きっとロジャー船長もそう言って笑ってる」
    「……よかった」
    そう言ってローはシャンクスの暖かい腕の中で気絶するように眠りにつく
    シャンクスはそっとローの頭を撫でてやり1度強く抱き締めた
    「……おい。ハナタレ小僧」
    「悪いな白ひげ。カイドウの足止めをしていて遅れた。……酷い怪我だな」
    「ほっとけアホンダラ」
    白ひげは今にも倒れそうな体に鞭を打ちシャンクスとローの前に立った
    その傍にはマルコや他の隊長格も控えており、ローを心配そうに見ている
    「……トラ小僧は」
    「安心しろ。気絶してるだけだ。白ひげ、アンタももう限界だろう。ここはおれたちに任せてローを連れて逃げろ」
    シャンクスはそのままローを片手で抱き上げ立ち上がり白ひげにローを手渡す
    白ひげは両手でローを受け取り片腕にローを座らせるような形を取った
    「オヤジ、軽くローを見させてくれ」
    「ああ」
    マルコは軽くローの状態を見て命に別状がないことが分かりホッと息をつく。そんなマルコの様子にローが無事なことを察した隊長たちはみんな肩の力を弛めた
    「……おい。本当にここを任せてもいいのか」
    白ひげはもう一度シャンクスに目を向け威圧的に睨みつける
    白ひげにとって未だにシャンクスはロジャー海賊団にいた時の見習いのまま
    そんなことを察しているのか否か。シャンクスは白ひげの目をしっかりと見て頷いた
    「ああ。任せろ」

  • 96スレ主23/07/15(土) 19:03:56

    「……おいお前たち!!!ここは"赤髪のシャンクス"に任せてとっととズラかるぞ!!!!」
    「おう!!!」
    「悪い赤髪助かった!!!」
    「ローのクルーたち!!おれたちの船に着いてこい!!!」
    「了解!!!」
    慌ただしく白ひげ海賊団たちは残った船に乗り込み逃げ始めた
    もちろんそんなこと海軍が許すはずもなく追撃は続く
    だが
    「1度任せろと言ったんだ。大人しくしておいてくれ」
    ボワン!と辺り一体に覇王色が広まり1部の中将と大将以上の実力者以外は全員気絶した
    流石のシャンクスの覇気にあの赤犬も冷や汗をかきながら後ずさる
    「……っ!白ひげ海賊団を逃して一体お前になんの得があると言うんだ!!!赤髪のシャンクス!!!」
    「……強いて言うなら、"新時代"の幕開けを見ることが出来る」
    そう言ってシャンクスはもう一度グリフォンを振り、前に構えた
    「悪いな海軍。今回は、おれの顔を立ててもらう」


    海軍も海賊も数多の犠牲を出した頂上戦争
    その結果は異分子の活躍、そして赤髪のシャンクスの乱入によって奇しくも白ひげ海賊団側の勝利となった

  • 97二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 22:51:38

    シャンクス!おまえいい男だ!

  • 98二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 22:53:20

    シャ↑ン↓ク↑ス↓!!!

  • 99二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 06:57:20

    シャンクスキターー!
    ロー達無事でよかったよ!
    そしてついに戦争が終わりますね

  • 100二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 14:44:46

    色んな意味でいい終わり方でよかった

  • 101スレ主23/07/16(日) 19:12:33

    「おい火拳と麦わらたちの治療どうする!?いつもならキャプテンがやるけど、キャプテンは今……!」
    「……どうしようもない、か……」
    こちらに運び込まれたものの治療する手立てがなかった
    ローなら何とかなるかもしれないが、当の本人も酷い怪我でどうしようもない
    途方に暮れるクルーたちに救世主が現れる
    「おれがやるよい」
    「不死鳥!?」
    袖を捲りながらマルコが手術をすると名乗り出た
    それにペンギンは驚いて声を上げる
    マルコを信用していない訳では無いがルフィたちの怪我は尋常ではない
    外科メインではないであろうマルコに、治療できるのか?
    「まぁ、気持ちは何となくわかる。何もおれはローのような外科技術があるとは思っていないよい」
    それでも……とマルコは言葉を続ける
    「四皇、白ひげ"エドワード・ニューゲート"の専属医師。この程度の治療出来なくてどうする」
    「!!」
    その言葉に目を見開いてペンギンは思考を回す
    クルーたちがどうするとペンギンを見つめる
    ペンギンはとある決断をした
    「本当に、任せていいのか」
    「ああ」
    力強く頷くマルコをペンギンは信じることにした
    「今すぐオペの準備を!!!」
    「!!アイアイ!!!」
    「……悪いねい」
    「いや、こちらこそ助かった。……絶対に助けるぞ。"Dr".マルコ」
    「……!全く……ローと言い最近の若者は妙に肝が据わってんな」
    マルコは手際よく準備されていくのを感心したように眺め、渡されたオペ道具を手に持つ
    「……これから、オペを始める」
    ───さぁ、船医の意地を見せてやろうか

  • 102二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:42:05

    マルコぉ!

  • 103スレ主23/07/17(月) 01:50:25

    白ひげが戦場から去り四皇"赤髪のシャンクス"と海軍の全勢力との戦争を影から見る者がいた
    「どうする船長。突っ込むか?」
    「……いいや。よしとこう。流石に赤髪と戦うのは時期が早すぎる」
    「ヒック!グラグラの実を奪わんでもええのんか〜?」
    「ゼハハハハハ!!!構わねぇさ!……それに」
    ───グラグラの実と同じくらい面白ェもん見つけたからな

    そう言って笑う黒ひげの手には……
    "オペオペの実に関する伝承が書かれた資料"が握られていた

  • 104二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 03:15:04

    マルコカッコイイ!医者の鏡!
    そして黒ひげはロー達に近づくな!不穏過ぎる

  • 105二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 06:51:19

    >>103

    ラストぉ!

    不穏すぎる…

  • 106二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 08:05:48

    このレスは削除されています

  • 107二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 12:59:43

    >>106

    自レス

    >>103の最後

    は?

    え?え?

  • 108二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 16:46:28

    >>103

    どんな伝承が書かれてるのか不穏…

  • 109スレ主23/07/17(月) 19:18:35

    「……」
    カタリとマルコは最後の作業を終わらせ手術道具をトレーに戻す
    そうして手にはめていた手袋を外し、マスクも外した
    マルコは神妙な面持ちで眺めてくるハートのクルーたちにこう告げる
    「手術は……無事成功したよい!」
    「「「「「いよっ…しゃあああ!!!」」」」」」
    ハートのクルーたちはマルコのその言葉に両手を上げ雄叫びを上げた
    正直この手術はローレベルの外科医術がなければ治療するのは困難なものだ
    それでも流石は四皇、白ひげの専属医師。いとも容易く成功させた
    「ありがとうマルコ。おれたちじゃ絶対に治すことは出来なかったから」
    「よせやいペンギン。おれぁ自分の持つ力で精一杯やっただけだよい。ローならもっと早く終わってただろうしな」
    「いいや。寧ろキャプテンが異常な医療技術を持ってるだけさ。マルコは十分凄い医者だよ」
    マルコはペンギンのその言葉に驚いたように目を見開くがフッと笑う
    「たくっ。口達者な野郎だよい……。それで、ローはどうした?」
    「それが……」



    「オヤジィ!!!海軍の軍艦が…!」
    「……なんだと?」
    白ひげは体の大きさの関係上ポーラータング号に乗ることが出来ず、先にマルコの能力に体を多少回復させ船の甲板で休んでいた
    そんな白ひげに白ひげ海賊団のクルーが"海軍の軍艦が来た"と言ってくる
    言われた通りに海を睨みつけるとこちらに向かってくる一隻の軍艦が目に入る
    「野郎共!!!武器を構えろ!!」
    「その必要はない」
    白ひげがクルーたちに武器を構えさせようと命令をしたその瞬間に、"今この場にいないはずの"凛とした女の声が響いた
    「な……っ!?何故お前がここにいる……!」
    ───王下七武海、海賊女帝"ボア・ハンコック"!!!

  • 110二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 20:45:01

    ハンコックなら安心だな…

  • 111二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 05:10:48

    知らないで海軍の船見たら驚くよね
    そこにハンコックが乗ってたら余計に驚くよね

  • 112二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 14:49:38

    ハンコックの安心感がすごい

  • 113スレ主23/07/18(火) 19:22:14

    「安心せい。軍艦に乗っていた海兵共は全員石にしておる」
    そうやって軍艦を見上げるハンコックに倣い白ひげや他のクルーたちも見上げる
    そこにはハンコックの言う通りに目をハートにしたまま石にされている海兵たちの姿があった
    相変わらず凄まじい能力に白ひげは眉をひそめてしまう
    「グララララ。それで、お前は何しにここに来たんだ?……まさか、おれの首を取ろうってのか?
    「はっ!何を勘違いしておる。わらわは貴様らに会いに来たのでは無い!!!!」
    「わらわが態々来てやったのはそう!!!わらわの愛しい人、ルフィに会いに来たのじゃ!!!!」
    ドン!とハンコックは言い放つ
    白ひげ海賊団は能力を使われた訳では無いのにまるで石のように固まる
    流石の白ひげにもこれには惚けた顔をする
    海賊女帝は重度の男嫌いのはずだ
    そのはずなのになぜ……?
    「おい。騒がしいよい。こっちは重傷者がいんだ。静かにするんだよい」
    ハンコックがこの場にいるとは知らないマルコはノコノコと甲板にやって来てしまい、ハンコックに目をつけられた
    「貴様!まさかルフィの治療をしていたのか!?ルフィは無事なんじゃろうな!?返答次第によっては貴様は石に変えてやるぞ!!!!」
    「ハァ!?なんでここに海賊女帝がいんだ!?」
    「そうダッキャブル!!!!麦わらボーイは無事なの!?」
    「何だこの化け物!!!!」
    マルコはハンコックとついでに軍艦に乗り込みルフィに会いに来たイワンコフに詰められていた
    流石のマルコもこれには困惑して上手く言葉を出せない
    今にも掴みかかりそうなハンコックに白ひげは覇王色の覇気で牽制をした
    「っ!?」
    「グララララ……どういう事情なのかは知らねぇが……。おれに息子に手ェだそうってなら軍艦ごとテメェを沈めるぞ」
    「……悪かった。少し冷静ではなかったようじゃ」
    (あのハンコックが謝罪を……!?流石は四皇だッキャブルね……。ドラゴンにも念の為四皇とは敵対しないように伝えておかないと)
    白ひげの威圧にはあのハンコックも命の危機を覚えたのか素直に謝罪をし、マルコから離れる
    イワンコフは暴虐無尽と言われているハンコックを手玉に取る白ひげに四皇の危険度を繰り上げた

  • 114二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:46:12

    マルコ哀れだけどオヤジかっこいい…!

  • 115二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 05:16:23

    マルコドンマイ
    そしてさすがオヤジカッコイイ

  • 116二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 11:08:19

    ハンコックも気持ちはわかるけど落ち着いて…

  • 117二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 20:32:56

    流石オヤジ!

  • 118スレ主23/07/20(木) 00:57:30

    すまぬ……
    うっかり寝落ちしてたのだ……ポロッ
    という訳でSSお休みだったのだ……

  • 119二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 07:47:49

    >>118

    ゆっくり眠って体を大切にしてください

  • 120二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:23:09

    ほしゅ

  • 121二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 20:21:51

    >>118

    気にせずに、ゆっくりで平気です

  • 122スレ主23/07/20(木) 20:41:23

    今日も今日とて寝落ちしてたのだ……ポロッ
    流石に2日連続寝落ちでSS更新しないのはまずいということで今回と裏設定置いとくのれす

    裏設定③
    少し前に黒ひげがオペオペの実に関する資料を持っていましたがあれは世界政府が管理していたもの
    なんでそれを黒ひげが持っているのかと言うともちろん世界政府からネコババしたから
    この資料はインペルダウンの底の底に封印されているように厳重に、まるで"外に逃がさない"ように海楼石の鎖で繋がれてた
    それを黒ひげが興味本位で解放してしまった
    けれど自分は決してオペオペの実の伝承以外が"書かれていない"なんて描写はしていない
    もしかしたらそこには、"オペオペの実の伝承以外"にも何か書かれていたのかも

  • 123二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 03:17:52

    寝落ちは仕方がないよゆっくり休んで下さい
    裏設定も凄くよかったです
    黒ひげによりによってオペオペの資料が渡っちゃう不穏さがこれからどうなるのか楽しみです

  • 124二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 07:43:21

    寝落ちもしょうがない…
    設定公開ありがとうございます!黒ひげの持っている情報気になる…

  • 125二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 17:11:41

    ゆっくり眠っていてください!
    誰かが封印していたなかな?

  • 126スレ主23/07/21(金) 19:17:33

    「……ハァ。安心するよい。今は昏睡状態だがアイツの生命力ならしばらくしたら起きる。幸い致命傷でもないしな」
    「……そうか。ルフィさえ無事ならわらわは……。ああ!可哀想なルフィ…!代わってあげられるなら代わってあげたい……!」
    「……おいコイツ本当に海賊女帝か?」
    マルコは自身の知るハンコックとは逸脱した姿に若干引いており、海賊女帝と名高いハンコックに何をどうしたらこうなるのかと思っていた
    その過程はルフィも言うつもりはないので白ひげ海賊団たちは知る由もないが
    「麦わらボーイが無事ならヴァターシはもう行くわ。気になることもあるしね」
    「あ?もう行くのか」
    「ええ。元々ヴァターシはドラゴンの息子である麦わらボーイを守るためにあの戦争に参加したのよ。戦争が終わって白ひげ海賊団もついてるならヴァターシがいる必要も無いしね。最もあの死の外科医ちゃんに麦わらボーイの面倒を見てもらったお礼をしたいんだけど……」
    「……悪いな。ローはまだ寝てる。だがまぁ起きてるところで会わせる事は出来ねぇがな」
    マルコは未だにハンコックとイワンコフのことは信用しきれていない
    そんな相手に可愛い弟のようなローを会わせる気はサラサラない
    マルコのその心情をイワンコフは知って知らずか奪った軍艦に乗り込んで革命軍のアジトへ戻るつもりだ
    「ヴァターシたちはもう行くわ!麦わらボーイが起きたらよろしく伝えといてね!」
    「任せておけ」
    そのままイワンコフは革命軍のアジトへ向かった
    白ひげ海賊団はイワンコフの強すぎる個性に少し渋い顔をしていたものの、なんだかんだ悪い奴ではないんだろうなと言う結論に至っていた
    「さてと……オヤジ、これからどうする?この感じだとナワバリも海軍に目をつけられて行くことも出来ねぇだろうな。かと言ってこのまま逃げ続けるのも無理がある」
    「……そうだな。ここは、」
    「ならば、お主ら全員女ヶ島へ来るといい」
    ・・・・・・
    「「「「「……え?」」」」」

  • 127二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 20:25:26

    やっぱりハンコックさんイケレディですわ…

  • 128二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 05:35:46

    ルフィの為ならなんでもやる状態ハンコックには驚くよね

  • 129二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 14:47:19

    事情知らないとハンコックのルフィへの対応ってマジで謎だよね
    ルフィのためなら他の男も島へ招くし

  • 130二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 20:51:17

    恋しているの察するのは無理だしな…

  • 131スレ主23/07/23(日) 00:37:20

    ごべーん!!!
    ONEPIECEDAYの生放送と最新情報にテンション上がりまくって興奮しまくってたらうっかり寝落ちしちまったー!!!!
    おれ"がわるがっだー!!!
    だがらよぉ"!!!おれのごと見捨てねぇでくれねぇ"がなぁ!?

  • 132二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 09:47:50

    そんなスレ主を

  • 133スレ主23/07/23(日) 19:15:34

    「「「「「女ヶ島に!?!?」」」」」
    「そう言っておるじゃろう。こんなことしてる暇はない。いいからとっとと行くぞ」
    ドン!とそう言い放つハンコックにマルコは頭が痛くなる
    額を手で抑え、己の父であり船長である白ひげの判断を待った
    「……グララララ。じゃあお言葉に甘えさせてもらうか」
    「ふん。ルフィに感謝することじゃな」
    (((((麦わらは本当になにしたんだ……)))))
    そんなこんなで女ヶ島へ移動を始める白ひげ海賊団とハートの海賊団
    ちなみにローはポーラータング号の自室に眠らされており暫くは目覚めないだろうと言われている
    マルコは女ヶ島についたら念の為ローの警備を高めるかと考えた
    なにしろ女ヶ島は男子禁制の完全なる女の国
    しかも住民は全員覇気を扱うことが出来る戦闘民族
    警戒するに越したことはない
    なんて考えをしている間に気がついたらカームベルトを超え、女ヶ島に入っていた
    「すっ、げぇ……ホントに女ばっかだ……」
    「美人ばっかじゃねぇか!!!」
    「うぉぉぉ!!!まさか生きてるうちに女ヶ島に来れるだなんて!!!」
    「うっせぇよい!!!!お前ら状況分かってんのか!?」
    マルコは状況を理解せずに浮かれる部下たちに青筋を浮かべ怒鳴りあげる
    見聞色から伝わってくる女ヶ島の住人たちの警戒心の強さと敵意
    このあまりの排他的すぎる土地に踏み入ってしまった己たちに逃げ場などないと
    冷や汗を流すマルコの耳にヒュン!っと風を切る音が聞こえ咄嗟に振り返る
    そこには覇気が纏ってある弓矢を素手で掴んで止めている白ひげが目に入った
    「グララララ!!!随分と気合いの入った歓迎じゃねぇか!!!なぁ……」
    ───海賊女帝
    ハンコックは覇気を滲ませこちらを見下ろす白ひげを見上げながらタラりと冷や汗を流した

  • 134二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 02:03:37

    一触即発しかけてる!?
    弓矢撃った子後でめちゃくちゃ怒られそうだな

  • 135二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 03:36:10

    本当事情を知らないとルフィなにした状態になりますよね

  • 136二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 07:23:43

    ハンコックが胃痛になりかけている…

  • 137二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 16:03:27

    今回はハンコックは悪くは無いんだ…

  • 138二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 18:20:59

    うめないのか…?

  • 139スレ主23/07/24(月) 19:22:35

    「……っ!皆の者!!!武器を下げよ!!!」
    「!?ですが蛇姫様!!!」
    「いいから早く!!!」
    ハンコックは必死の形相で女ヶ島の住人たちに武器を下げるよう命令を出した
    住人たちは納得出来ないように反論を口にしたが今までに見た事のないハンコックの様子に渋々武器を下ろす
    一方白ひげはやりすぎたかと頭をポリポリと搔く
    少し出来心で脅かしたつもりだが思っていたよりも効いたらしい
    「グララララ。悪いな少し脅かしただけだ。大して気にしてない」
    「……ふん。勘違いするな!わらわはお主らと戦争をしたらルフィが悲しむと思ったからじゃ!!!」
    白ひげは己との力の差を理解していても傲慢な態度を貫くハンコックに目を細めた
    自分を大きく見せようとする姿勢に何かあると感づきつつも、そこは触れない方がいいだろうということを察して取り敢えず鷲掴んだままの弓矢をへし折っといた
    「……。皆の者落ち着いて聞け!ルフィは此度の戦争で深く傷つき治療をしている!ここほどルフィを匿うに適任な島などない!そのためには四皇白ひげの守護が必要!!!よってわらわは、この者たちを客人として女ヶ島へ招き入れる!!!」
    ハンコックのその言葉にザワザワと住民たちは驚きを隠せなかった
    いくらルフィのためとは言え男嫌いなハンコックが外の男を招き入れるなど信じられない
    だけどハンコックの目は真っ直ぐで本気であることが伺える
    そしてなにより美しい
    ハンコックの美しさに住人たちはウットリとしており、「蛇姫様が言うなら……」と考えていた
    だがここは男子禁制の女ヶ島
    その掟はずっとずっと守られている
    古くからの掟に特に厳しい人間が、一人ここにいた
    「ならぬ!!!ならぬぞ蛇姫!!!」
    「ニョン婆!?」
    小さくとも存在感のあるニョン婆と呼ばれる老婆は頑なに白ひげたちを島に招き入れることを受け入れることが出来ない
    ここが男子禁制の島であるのもあるが……なにより白ひげが"四皇"だから
    四皇を匿ったと世界政府にバレてしまったら七武海の称号剥奪だけでは収まらない
    誰よりも事の重大さを理解するニョン婆は……
    「蛇姫……!そなたは一体何をしておるのじゃ!!!」
    若さ故に思慮の足りないハンコックの分までこの国を守らなければならない

  • 140二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 20:43:11

    難しいよな…

  • 141二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 21:00:32

    ハンコック…

  • 142二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 21:12:02

    うーん

  • 143二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 05:03:32

    どうするんだろうね

  • 144二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 07:23:12

    どうなっちまうんだ

  • 145二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 14:30:51

    ニョン婆…

  • 146二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 17:29:39

    続きめっちゃたのしみ

  • 147二次元好きの匿名さん23/07/25(火) 21:32:41

    島を守るためだから余計に難しい問題だよな

  • 148スレ主23/07/26(水) 00:09:32

    ごべーん!!!
    またおれ寝落ちしちまってた〜〜〜!!!
    寝落ちばっかで許してくれなんて言えねぇげどよぉ!!!!
    こんなダメダメなおれを見守っでぐれ"ねぇがなぁ"!?

  • 149二次元好きの匿名さん23/07/26(水) 05:24:18

    見守ってるよ

  • 150二次元好きの匿名さん23/07/26(水) 11:41:13

    もちろん!

  • 151二次元好きの匿名さん23/07/26(水) 17:39:17

    見守らせていただきます

  • 152二次元好きの匿名さん23/07/26(水) 21:01:49

    身体は大事だし気にしていない

  • 153スレ主23/07/27(木) 00:12:33

    ごべーん!!!
    眼科行ってバウンティラッシュずっとやってたら時間忘れてたァ〜〜!!!
    キッド&ローが強すぎるのが悪い!!!
    流石に二日連続更新無しは不味いということで裏設定投げとくれす
    この裏設定をお前に預ける
    いつかおれの脳内を理解出来るようになったら返しに来い

    裏設定④
    実はトラファルガーファミリーとコラさんは一緒にローの守護霊してます
    でも一般人×3とコラさんの影響力の場合は殆ど意味ありません悲しいけど
    死んでこの世に影響を及ぼすなら最低でも四皇幹部ぐらいの強さがないと無理
    トラファルガーファミリーとコラさんはもう本当に仲がいい
    全員善人だから相性がいい
    ローが危険な目に遭うと全員であわあわしてるよ
    ちなみにロジャーも時々現世にやってくるけど生前のやらかしとバランスブレイカー具合に閻魔様が「こりゃまずい」と地獄に縛り付けてる
    まぁロジャーはその拘束振り払って現世に何時でも行けるんだけどね

  • 154二次元好きの匿名さん23/07/27(木) 05:27:05

    さすがロジャー閻魔様をも振り回す人?だよね

  • 155二次元好きの匿名さん23/07/27(木) 08:30:33

    このレスは削除されています

  • 156スレ主23/07/27(木) 19:08:48

    「いくらルフィのためとはいえ、四皇を匿うなど到底見過ごせん!!!」
    「なんじゃニョン婆。このわらわに意見をするつもりか?」
    ハンコックはじろりとニョン婆を睨みつける
    いつものニョン婆ならば萎縮してしまうが島の存命が関わっている今、ここで押し負ける訳にはいかない
    「そうじゃ!島の掟として、なにより!この島を守る者としてそのものたちの女ヶ島への上陸は認められん!!!」
    ハンコックはニョン婆の迫力に目を見開いて言葉を放つタイミングを逃してしまう
    ここまで自分に意見をするニョン婆など見たことは無いと信じられないものを見た気分だ
    だが愛する者のためにハンコックはこの意志を曲げるわけにはいかない
    「だがルフィはどうなる!!!ルフィは傷だらけで匿う場所が必要じゃ!」
    「それならば別の場所を探せばいい!女ヶ島を危険には晒せん!!!」
    「うぐっ」とハンコックは言葉を詰まらせ、別の言葉を話そうとするも何も浮かんでこず黙りこくってしまう
    白ひげ海賊団はひたすら気まずかった
    何が嬉しくて女同士の言い合いを眺めればいいんだと
    白ひげはここまで拒まれるならどこか適当な無人島にでも逃げるか……と考え始めたとき
    「な、ならばこの島の裏にある誰も寄り付かない森ならばどうじゃ!?そこなら海軍にも見つからないじゃろうし、誰にも迷惑は掛からん!!!」
    「……じゃが」
    だがニョン婆はハンコックの"目"を見た
    ハンコックはいつも傲慢な態度で他人のことなど垣間見ない自己中心的な人物だ
    それが過去の経験によるものだと知っているがそれでも目が余っていたのだ
    そんなハンコックがここまで必死に誰かを想う姿に何も思わない程ニョン婆の心は枯れていない
    「それならば……許可する」
    「!聞いたかお主ら!!!これからその場所へ案内する!くれぐれもルフィのことを気遣うんじゃな!!!」

  • 157二次元好きの匿名さん23/07/27(木) 20:15:27

    待ってました…!!

  • 158二次元好きの匿名さん23/07/28(金) 04:44:51

    許可が下りてよかったですねハンコック

  • 159二次元好きの匿名さん23/07/28(金) 15:36:16

    保守

  • 160スレ主23/07/28(金) 20:06:49

    更新じゃなくてごめん
    実は今日も寝落ちしちゃってた
    どうやら最近生活リズムとち狂っちゃってるみたいで寝落ちが頻繁に起きるようになってるらしい
    これが続くようになったら更新時間変えるかも……なんてお知らせ
    取り敢えず今日はおやすみ
    寝落ちばっかでごめんね

  • 161二次元好きの匿名さん23/07/29(土) 02:04:57

    眠い時は寝て大丈夫だよ
    お知らせの件了解です

  • 162二次元好きの匿名さん23/07/29(土) 08:01:47

    無理はしないでください

  • 163二次元好きの匿名さん23/07/29(土) 08:35:29

    無理すんなよスレ主!

  • 164二次元好きの匿名さん23/07/29(土) 16:15:16

    寝落ちはどうしようもないからね…

  • 165スレ主23/07/29(土) 19:36:19

    「いいか。お主らはここでルフィの傷が癒えるまで過ごせ。だが決して女ヶ島の領土へ足を踏み入れるか」
    「グララララ!ああ、分かった。それと女ヶ島の連中へ謝っといてくれ。脅かして悪かったってな」
    「……考えておいてやる」
    そう言ってハンコックは踵を返して女ヶ島へ戻って行った
    本当は女ヶ島の己の城へルフィを匿っておきたかったが、ニョン婆の言うことにも一理ある
    己の目が届く範囲でルフィを守りたかったと、ハンコックは唇を噛み締めた
    ハンコックが女ヶ島へ戻ったことを見聞色の覇気で察知した白ひげは緩慢な動きで立ち上がる
    「?オヤジ、どこに行くんだよい」
    「トラ小僧のところだ」
    「……分かった。ローは恐らくまだ寝てるはずだ。起こさないようにしてやってくれ」
    「ああ」
    白ひげは黙々とローの自室へ向かっている最中これからのことに思考を飛ばす
    ローは先の戦争でロジャーとの関係がバレてしまった
    きっとこれからローは様々な陣営に狙われることだろう
    海軍、果てには世界政府と……ここまでの価値がローにはある
    それ程までにロジャーという存在は世界を揺るがす
    エースは己の息子だ絶対に守ってみせる
    だが"ローは違う"
    一度だけ、ローを息子にしようと考えたことがあった
    けれどローはそれを望まないと思いとどまり口に出したことは無い
    そんなことを考えているうちにいつのまにやらローの自室の前までやって来ていた
    「……」
    白ひげはギィと出来るだけ静かに扉を開け、ローの傍に腰を下ろす
    スゥスゥと安らかな寝息を立てるローの頬にそっと手を当て、親指で優しく撫でる
    「お前も息子にしてやりたいんだがなぁ……きっとローはそれを望まねぇ……そうだよな、ロジャー」
    ロジャーの意思を継いだ次世代の王はいつか必ず現れる
    けれどローはその器では無い。少なくても"今は"
    そんなことを考える白ひげの脳裏にふと、今回の戦争で大暴れした"D"の名を持つ海賊王を夢見る少年が浮かんだ
    「"お前たち"Dの一族は、どうしてこうも数奇な運命に振り回されるんだろうな……」
    せめて、運命に振り回されこれ以上傷つかないでくれと……白ひげは存在しないであろう神に祈った

  • 166二次元好きの匿名さん23/07/29(土) 22:01:33

    オヤジ…
    Dは嵐の中にいるから心配だよな…

  • 167二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 04:18:02

    オヤジ・・・

  • 168二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 11:03:14

    そりゃ心配になるし、これからもはらはらするよな…

  • 169二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 11:06:48

    オヤジも心配だよな
    まぁそのトラ小僧と夢見る少年の2人は2年後に新世界に特大嵐の中心になるんすがね

  • 170二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 16:53:43

    ほしゅ

  • 171二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 20:55:12

    (保守だけなら最低9時置きでいいんだよ…)
    これからも無茶するのが確定なんで…

  • 172スレ主23/07/31(月) 00:43:27

    ごべーん!今回も寝落ちしちまったー!!!
    流石にこれはヤバイから生活リズム戻るまで更新時間変えるよォ"!!!

  • 173二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 00:50:00

    ローがDってどこで言ってたっけ?

  • 174二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 03:55:13

    本当無理しないでねスレ主
    寝落ちは仕方がないよ

  • 175二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 08:01:20

    身体が1番大切だから無茶はしないでね

  • 176二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 19:24:44

    スレ主もローもあんまり無茶しないで…

  • 177二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 20:47:31

    保守

  • 178スレ主23/08/01(火) 01:13:12

    >>173

    今日展開思いつかなかったからSS更新の代わりに細く入れとくよ

    分かりにくくてごめんな

    それと今後生活リズム戻るまでは大体10時から1時の間のどっかに更新すると思う

    ここら辺は気分によって変わると思う


    じゃあこっからはなんでオヤジがローが"D"って知ってるのかの補足↓↓↓

    ローは白ひげに自分が"D"だと言うことは一切言ってません

    これに関しては白ひげが何となくローが"D"であるの察してるだけです

    なのでローは白ひげに"D"とバレてるとは知りませんし、恐らくこれからも知ることはないと思います

    ちなみに白ひげは過去からロジャーに「この世界にはおれと違って"D"の名を隠してる一族もいる」と聞いていたからローが"そう"であると何となく察することが出来ました

    あとは白ひげ自身ロジャーやガープとよくやり合ってたから"D"の特徴をよく知り尽くしてたってのも要因の一つです

    ただ流石の白ひげもローが"D"以外に忌み名があるのは分からなかったみたいですけど

  • 179二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 08:20:05

    そうか…オヤジは察していたか…

  • 180二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 14:14:46

    さすがオヤジですよね

  • 181二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 14:30:14

    流石オヤジ!!

  • 182二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 20:57:12

    やっぱり白ひげは最高!

  • 183スレ主23/08/01(火) 22:01:34

    「……あ、オヤジ。ローはどうだった?」
    「グラララ。ぐっすり寝てやがった」
    「そうか分かった。そうだオヤジ、昼飯の時間だよい」
    「ああ?もうそんな時間か」
    いつも定時刻に女ヶ島から料理が運ばれてくるようハンコックが手配してくれていた
    ただし、決して女ヶ島の住人と話さないことを条件付けられて
    そのことに男たちは落胆しながらもその条件を律儀に守っているからか今のところ問題が起きる予感はしない
    時々ハンコックもやってくるが、ルフィがまだ目覚めていないと知った瞬間からまるで親の仇のようにこちらを睨みつけて来て女ヶ島へ戻っていくものだから対応に困っている
    ただマルコが言うにはルフィはあと数日で目覚めるからそれまでの辛抱だとのことだ
    ちなみにエースはと言うと……
    「これうめぇな!!!おかわり!!!」
    「食いすぎだアホ!!!!」
    とっくに目覚めて元気に飯を食っている
    エースはあの戦争中基本運ばれるかしていたためジンベエやルフィ、ローよりも負担がかなり少なく怪我の治りも早かった
    目覚めたその瞬間から大量の食料がその腹の中に消えたのは流石ルフィの兄というか
    これにはマルコたちも顔を見合せて肩を竦め苦笑した
    まるであの戦争がなかったかのように平和な白ひげ海賊団
    家族は沢山失ってしまったが、何よりも大切な"末っ子"を守り抜くことが出来た
    エースが目覚めたときにいざこざがあったのだが……これはまた別のお話
    「グララララ!元気でいいじゃねぇか!なぁ、そうだろう?トラ小僧」
    「……バレてたのかよ」
    「ロー!起きたのか」
    「ああ。面倒かけたな不死鳥屋」
    「よいよい。あんな怪我だったからな。寧ろこんな短時間で起き上がれるレベルに回復する方がおかしいんだがな……」
    そう言いつつマルコは寝たきりで胃が少し弱まっているローのために粥を手渡しながら日常がようやく帰ってきたと、目尻を緩めた

  • 184二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 22:05:45

    なんかエースが生き延びて飯食ってるってだけで泣きそうになったわ

  • 185二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 05:52:46

    エースが美味しそうにご飯を食べてる姿を見ると本当よかったて思うよね
    ローも起きてよかったです

  • 186二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 11:17:47

    海軍の面目丸つぶれだとは思うけどこうなってほしかった…ポロッ

  • 187二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 21:30:34

    でも良かったな…

  • 188スレ主23/08/03(木) 00:17:10

    「……、そう言えば海峡屋と麦わら屋はまだ起きねぇのか?」
    「ああ。あの二人は特に負担がすごくてな……まぁあの回復速度の速さなら明日辺りには目覚めるだろうな」
    ルフィは言わずもがな、ジンベエもずっと赤犬からルフィとエースを守り挙句に右胸を貫かれたりと実はルフィの次に重症だったりする
    ただ二人の回復力は異常らしく本来なら数週間しなければ起き上がれないレベルの怪我なのにあと一日で殆ど回復するとの事だ
    ちなみにマルコの能力は使われていない
    「へ〜。アイツら化け物みてぇだな」
    「いやお前が言うな。本来ならお前も本当は起き上がれない怪我なんだけどなぁ……」
    マルコはローも十分おかしいとローにおかわりを渡しながらジト目で突っ込んでしまう
    実際ローもこんな短期間で飯を食べれるレベルに回復するのはおかしいのだ
    マルコは「なんでコイツらはこんなに回復が早いんだ?」と首を傾げている
    お前が言うな案件である
    「というかここどこだ」
    「んあ?ああ、ここは女ヶ島だよい。海賊女帝が態々匿ってくれたんだ。なんでもあの麦わらのためだとよ」
    「あの海賊女帝が?不思議な巡り合わせもあるもんだ」
    ローはマルコの回答に対してあまりに驚かないらしく、逆に話したマルコが驚いていた
    この話をしたらハンコックとルフィの関係性が気になったり、女ヶ島に招かれたという事実に驚愕するのではないかと思っていたのだが……
    「あ?生きてたらこういうこともあるかもだろ」とのことだ
    コレに関しては一言マルコは物申したかった
    「いやねェよ」と
    残念ながらローはロジャーのせいで殆どライブ感で生きるようになってしまった
    そんな天然クソボケボーイに常識など通じるわけないと
    ハァ……と溜息をつきながら何やらもう一波乱ありそうだとマルコは遠くを見つめた

  • 189二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 03:32:05

    天然なローに振り回されるマルコに笑った

  • 190二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 07:16:35

    天然ローはかわいいです

  • 191二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 16:10:39

    判断基準がある意味ロジャーなローか…

  • 192二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 18:22:00

    この天然クソボケフリーダム男め…

  • 193スレ主23/08/04(金) 01:02:34
  • 194二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:07:43

    たておつ
    うめー

  • 195二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:11:51

    梅梅

  • 196二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:18:06

    うめ

  • 197二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:48:24

    埋め

  • 198二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:50:55

    うめ

  • 199二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:51:08

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 01:51:18

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