「クリスマスプレゼントとして何か欲しいものはあるかな？トレーナー君」

1二次元好きの匿名さん21/12/11(土) 16:55:22

「欲しいもの、ですか」
「ああ。正確にはやりたい事でも構わない。去年とは違い、時間があるからな」
「欲しいものと言われてすぐに出てきたのが“Googleの株”なんですが貰えますかね」
「そんな物がクリスマスプレゼントで手に入るなら私も欲しい」

「ではやりたい事をホワイトボードに書いてきますね」
「うむ、どんと来たまえ。どんな願いでもサンタである私が叶えてみせよう」
「じゃあ…」

『猫カフェの猫を家に持ち帰りたい』

「全員うちに招いて３日ぐらい可愛がった後にお返ししたいです」
「気持ちは分かるがもう少し倫理観を持った願いにしてくれないか？」

『電車のビジョンの広告に謎の人物として仮面を着けて登場したい』

「あわよくば国中を巻き込んだデスゲームをしたいですが捕まりたくないので全員生かしておきたいです」
「少し似合うと思ってしまった自分が悔しい」

『親知らずを抜きたい』

「痛いです」
「勝手に抜いてくれ」
「歯医者行くのが怖いんです」
「私に抜かれる方がよっぽど怖いと思うんだが？」

2二次元好きの匿名さん21/12/11(土) 16:55:46

━━━━━30分後━━━━━

『ゲーセンのゲーム機に片っ端からお金を入れて全部すぐに遊べる状態にしたい』

「そこに大量の子どもたちを放って一番最後に残ったゲームを嗜みたいです」
「さっきから(最初から)薄々思っていたんだが、ふざけてないか？君」
「滅相もない。全部将来やってみたい事ですよ」
「うむう…なら率直に、今一番やりたい事を書いてくれないか？」
「ああ、それなら」
「(どんな願いが来ることやら…)」

『ハヤヒデさんと一緒にディナーを食べたい』

「だから…えっ？」
「正直に私の一番の望みを書きました。これも贅沢だという事は理解していますが、どうでしょう？」
「…全く君は。今までの茶番の後に言うことがそれか。

…その願い、喜んで叶えさせてもらうよ。トレーナー君」

最初はまともに答えずおふざけするけどハヤヒデと一緒に遊びたいだけのお茶目なハヤトレの話(昨日酒の勢いで書いた駄作)