- 1二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:37:37
- 2二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:37:52
過去スレはこちら↓
【閲覧注意?】ここだけ二重人格コハル|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつついろんな生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好きbbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part2|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part3|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ二重人格コハル・part4|あにまん掲示板ただしその性格はハナコ以上のオープンスケベで度々主人格に気付かれないようにしつつ色んな学校の生徒に手を出しとっかえひっかえ遊んでいるキヴォトス屈指の女好き(ついでに二重人格になった理由はゲマトリア産の…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:38:02
待ってた
- 4二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:38:32
エッチなのはダメ!死刑!
- 5二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:38:56
お久
復活ですか - 6二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:39:29
〜〜part4までのあらすじ〜〜
主人格であり姉でもあるコハルの影に隠れていろんな生徒と関係を持ってきた第二人格・ミハル。
晴れて姉と補習授業部にその存在を受け入れてもらえたミハルは、性教育が不十分だったアズサに(えっちな)補習授業を行い性の目覚めを迎えさせたりしつつ、皆との交流を深めていったのだった。
姉妹2人で生きていくことを決めたコハルとミハルの新しい日々が始まる……かもしれない。
被害者リスト
・才羽ミドリ(完堕ち)
・ヴァルキューレモブ(完堕ち)
・歌住サクラコ(完堕ち)
・浦和ハナコ(( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!)
・黒舘ハルナ(アクメード被弾・軽傷)
・赤司ジュンコ(アクメード被弾・重傷)
・鰐渕アカリ(アクメード被弾・重傷)
・獅子堂イズミ(アクメード被弾・軽傷)
・桐藤ナギサ(アクメード被弾・軽傷)
・ナギサ襲撃部隊第一陣に参加したアリウス生徒の9割(アクメード被弾・内4割重傷)
・白洲アズサ(思春期の始まり)←new!! - 7二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:39:36
待ってた〜
- 8123/10/10(火) 21:39:55
暫く振りに建てました。前回に輪をかけて亀更新になりそうですがのんびり進めていく予定。楽しんでいただければ幸い。
- 9二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:41:00
お久しぶりです
- 10二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:42:33
待ってました
- 11二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:43:10
おかえりなさい
コハルとミハルの日々はどうなっていくのか楽しみです - 12二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:48:38
- 13二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:49:32
アズサ
- 14二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:49:57
ネル
- 15二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:55:02
モモイ
- 16二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:55:50
アリス
- 17二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:58:28
ミカ
- 18二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:58:57
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:02:21
ユウカ
- 20二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:04:28
コハル
- 21二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:04:55
dice1d8=6 (6)
- 22二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:07:42
ウイの身体のえっち度(初期値)
dice1d100=87 (87)
ミハルとした時のえっち度の+値
35+ dice1d65=4 (4)
ちなみにこれは補習授業部編の dice1d2=2 (2)
1前
2後
- 23二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:08:47
元がえっちすぎて開発の余地がなかったか…?
それでもちゃんと臨界点突破してるのは流石 - 24二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:10:00
トリニティ内で説明つきそうな子がきたな
しかし的確にサクラコ様とウイの二大コミュ障を撃ち抜いてきたか - 25二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:10:15
古書館の魔術師のぴっちり閉じた貝殻さえ優しく開けてしまうミハルネキ
流石っす - 26二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:11:53
ちょっとエッチが過ぎるんですがウイさんこれは……
dice1d2=2 (2)
1ナチュラルボーンえっっボディ
2過酷の結果
- 27二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:12:45
ってことはあるのか……古書の中にエロ本が……
- 28二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:13:58
トリニティえっちなやつ多すぎ問題
ナチュラルボーンすけべがアズサしか観測できてない
逆に実はミハルと接触済み()って可能性もあるのか? - 29二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:17:39
- 30二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:29:12
最強格とか組織の頭とか、前スレでシリアスにやってた姉とか、場合によっては物語がシリアス方面で進展しそうな選択肢もあったしスレ一発目としてウイは結構いいかもしれん
- 31二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 01:01:55
その生徒は、いきなり図書館に現れた。
「…………いや、ほら、もしかしたらあるかもしれないし…………いいじゃんいいじゃん、探すだけだから、ね?」
時折誰かに話しかけるような、奇妙な口ぶりの独り言を呟きながら。何か探している本でもあるのか、図書館の中をうろうろしては本棚を順番に眺めている。あの辺りは確か、物語や小説の棚だったかな。
ただでさえ蔵書が多く建物も広く大きい図書館から、目当ての本を1人で探すのは難しい。やがて断念したのか、貸し出しカウンターに座る私の方に近づいて来る。
「……すいませーん」
「……はい、何でしょうか」
図書館の中だからなのか小声で話しかけられて、同じように小声で返す。大方、探している本があるかどうか聞きに来たのだろう。一応、蔵書の確認と案内も図書委員の役目。知らない相手と話すのはたまり得意ではないけど、しっかりと対応しないと。
そう思って、耳を傾けようとした瞬間。
「────この図書館、エロ本って置いてあります?」
「──────ぶふぁっ!?」
いきなり、そんなとんでもないことを聞いてきて、思わず変な声を出してしまった。
これが、彼女……下江ミハルとの出会いだった。 - 32二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 01:04:10
あまりのストレートド直球
- 33二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 01:07:18
聞き方ァ!
- 34二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 05:07:42
そりゃ聞いた方はそんな反応するわ
- 35二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 14:15:18
このレスは削除されています
- 36二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 14:16:27
ある日。私とお姉ちゃんは「勝った方が今日一日好きに過ごす」というルールのもと、部屋の中でトランプを使って神経衰弱で遊んだ。
2人でどんな風に生きていくか、今はその試行錯誤の途中。お姉ちゃんメインで代わりたくなったら相談して代わる、みたいにすることもあれば、こんな風に遊びを入れて決めたりすることもある。
身体が一つでも2人でやれる遊びを思いついては試してみるのが私たちの最近のマイムーブになったのもあるけど。
「もーらい!」
(あー!次で取ろうと思ってたのに!)
これがまあ、とっても楽しいのであった。
そんなこんなで勝利した景品として1日のフリータイムを貰った私は、図書館へやって来た。
……………エロ本を探しに。
(バカじゃないの!?!?)
「いや、ほら、もしかしたらあるかもしれないし」
とはいえキヴォトスの中でも屈指の規模という触れ込み通りとんでもない大きさと広さでどこをどう探したものかもわからない。こういう時は、よく知っている人に頼るのが一番かな。
「すいません、この図書館、エロ本っておいてあります?」
「ぶふぁっ!?」
(ちょぉっとぉっ!?なんてこと聞いてんのよっ!!)
ここは分かりやすく真っ正直に、とストレートに聞いた私に、カウンターに座っていた図書委員の人が盛大に吹き出した。ついでにお姉ちゃんも意識の裏で叫んでいた。
「な、何言ってんの……!?」
「あ、エロ本って言ってもあれですよ、えっちな漫画とかじゃなくて、そういうシーンが多少なり含まれてる小説とかがないかなーって思って」
「そ、そんな小説なんてっ……………………………………………ある、けど」
(あるの!?)
古関ウイさんというらしい図書委員の人は、ほんのり顔を赤くしながらそう教えてくれた。 - 37二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 14:27:53
あまりの唐突さにウイが乱暴な口調に……
- 38二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 20:36:08
けどさぁ、大勢の「この子たち」に囲まれて見られながら
エッチな事書かれた「この子」をネタに過酷する極まったオナニストだぜウイさんは。 - 39二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 20:38:23
孤高の探求者(オナニスト)ウイ
- 40二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 00:07:20
復活おめ!
早速楽しみにしておりまする - 41二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 06:10:45
真面目にそういう話は人類史で描かれ続けているから、ウイは絶対にそこから目を逸らさないし、それを受け止めてガンガンえっちになっているのはわかる
- 42二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 09:01:07
臭いがどうとかよりよっぽどデカい風評被害で笑う
- 43二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 09:07:49
古書館に小説…持ち込んだのか…?
- 44二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 14:37:39
ちょっと説得力感じちゃったじゃん
- 45二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 18:47:03
艶本は古い方が奔放なやつとかもあるからな
カーマスートラとか、官能的な気分よりも先に幅広い愛の網羅性に感心させられたりもするし - 46二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 23:15:17
そっか...ウイにとってみれば「みんな」に見られながらのプレイになるのか...高度だなぁ
- 47二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 03:27:10
古書館を汚さないように本棚があるところじゃやらないかもしれない、寝室とかに場所を移して……
寝室にも本棚ありそうだな…… - 48二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 06:51:29
コハルとのイベントを挟む前にウイの所に来て良かったかもしれない
大切な子に見守られながら自慰/交尾をするという経験を知ることは
ミハルとの二人あそびにおけるコハルの感情に大きく影響を与えるだろう - 49二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 10:18:26
てか100超えてるから久方ぶりのあのカットインが来る~
- 50二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 18:39:42
保守
- 51二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 20:00:56
「…………はい、どうぞ」
「わー、本当にあった……ありがとうございます」
冷やかしか揶揄いか。とも思ったけど、興味津々と言った具合に本棚を見渡しながら歩く姿に悪意は感じられなかった。どうも本当に、単純に本があるか知りたいと思ったから、ここを訪ねて来たらしい。
そういった気持ちは無碍にしたくなくて。本の内容が内容だから気が進まない所はあったけれど、結局本を貸し出すことにした。
内容は……その、そのまんま、官能小説。人間の性を克明に描く、との触れ込みで、その、性的なあれこれに関する色んなシチュエーションがオムニバス形式でいくつも収録されている。
「………………これがウイ先輩のオナネタなんですね」
「ぶふぁっ!?」
やっぱり貸さない方が良かったかもしれない。手の中の本を繁々と眺めながらとんでもないことを口走った下級生に思わず吹き出した。
「おっとつい口が。これがウイ先輩の愛読書なんですね」
「完全に言い切ってから訂正しても意味ないんですけど!?って言うかなんでそんなこと……」
「いや、ピンポイントで渡されたのがこの本だったから。一回読んだことあるくらいじゃ、こんな風にすぐに渡せないんじゃないかなって」
「うっ……!」
………………図星だった。
内容を知らずに開いてしまった時は面食らったけれど、よく読んでいる内についつい引き込まれてしまうような奥深さがあの本にはあって。色んな意味で恥ずかしさを感じたり悶々としたりしながらも、自分が知らない世界を教えてくれる楽しさに惹かれる内に読み切ってしまって。
本に生きてるような生活の私が、"そういうの"に触れる機会はやはり本しかないわけで。その、下世話な言い方をするなら、"使う"時に世話になるのも本で。今し方、ミハルという名前らしいこの子に渡したのは、一番よく"使って"しまっている子だった。
その、濡れた手で触れたりして汚したりしたくなかったから、何度も何度も読み込んで、頭の中で何回も何回も文章を思い起こしながら、"そういうこと"をしていたのだった。 - 52二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 20:01:31
「…………ええそうですよその通りですよ。悪いですか」
「いや?ぜんぜん!ただ、大事な本だから大切に扱わないとなって思っただけです」
自棄になって開き直って見せれば、けろっとした顔でそんなことを言って来た。その言葉通りに、本に癖がついたりしないような力加減で支えながら、優しくペラ、とページをめくり始めた。
「………………」
そんな風に、渡した本を丁寧に扱ってくれる姿を見て。なんだか少しだけ、胸にほわっと、変な感情が浮かんで来た。
「…………特別な理由がなくても本は大事なものです。どの本も大切にしてください」
「あはは、それもそっか。はーい、わかりました」
理由はわからないけど、なんだかむず痒くなって、気を紛らわすみたいにちくりと刺すように窘める。そんな私にくすっと笑いかけて来ながら、彼女は静かに読み進め始めた。 - 53二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 21:13:28
えっちはミハルにとって悪しきものではないからね
交合を元に悟りに至ろうとする密教があったりするけど、彼女は正しくそれを受け入れてる - 54二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 00:19:39
…ミハルって別に性技が無くてもバチクソ人たらしなのでは!?
- 55二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 00:22:31
そこまで持っていくにも仲良くならないといけないから当然といえば当然
- 56二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 00:29:21
コハルが私の妹は良い子だってひしひし感じる程度には誠実な子やからね
……ミハルが最初にそういう関係になった時ってどんな感じだったんだろうな、たぶん人誑しスキルは発動していただろうけど - 57二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 00:38:26
会って数分で仲良くなれるような人当たりのいい子が、少し隙を見せるとデロデロになるまで蕩けさせてきて、ピロートークで丸め込んでくると言い換えると結構ヤバい子でもあるな
- 58二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 10:12:08
相手の好きなものや趣向を否定せずに向き合ってくれる辺り、
思春期の子たちの胸の内にそりゃするりと潜り込めるわね - 59二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 13:34:44
お互い幸せだからヨシ!
- 60二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 18:29:02
割と真面目に性倫理ゼロなだけのいい子という不思議なキャラ、ミハル
- 61二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 19:33:07
人生経験は少ないのにオナやみ相談はたくさんしたから……
- 62二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 23:26:47
この子の最初の相手は誰だったんやろなぁ
- 63二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 05:34:58
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:12:09
ぺら、ぺら、と微かにページを捲る音が響く。何となく席を外すタイミングを失って、本を読み進めていくミハルさんを眺めることになった。横から見つめられながらだと読みづらいかな、とも思ったけどそんな事も無いらしい。
「………………」
横から覗いている私からでも少しだけ見える文章。何度も何度も読み込んだから、それだけでも今読んでいる箇所が思い浮かんで来る。確か、あのシーンは……
「………………胸ってそんなに気持ちいいんですかね…………」
「うん?」
「あっ…………」
呼んでいて疑問に思った箇所。自分で試してみてもよくわからなかったシーン。そこに差し掛かったのを見て思わず溢れてしまった呟きに、ミハルさんが顔を上げてしまった。
「ご、ごめんなさい、邪魔しちゃいましたね……」
慌てて頭を下げる。読書中に邪魔をされるのは気分がいいものじゃない。やっぱり席を外そう。そう思って立ち上がろうとした、その時────
「────試してみますか?」
「…………………えっ」
パタン、と本を閉じたミハルさんの瞳は、何だか輝いているように見えた。
- 65二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:14:15
エッチなのは駄目!
- 66二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:21:20
誘われたししゃーないね
キュピーンカットイン - 67二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:51:05
勝利確定演出
- 68二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:54:42
隙をみせた方が悪い...これを隙扱いできるやつがやばいだけ? なんのことやら
- 69二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 13:02:52
1フレーム(60fps)くらいしか隙がなかったんですが…
- 70二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 13:15:44
興味のあることを実践で体験させてくれるだけじゃないですか
何も悪いことはしてませんよ - 71二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 13:46:34
手練れ相手には十分致命傷なんだよなあ
- 72二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 15:10:52
瞬獄殺かな?
- 73二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 19:13:37
トキ(病人)のバスケの方が近いかもしらん
KOして星が点灯したまま2ラウンド目早々にテーレッテーよ
痛みを知らず安らかにイクが良い…… - 74二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 00:17:03
꒰𑁬(✧ↀ▽ↀ )໒꒱「今私を見てエッチなことを考えましたね?これで私ともエッチな縁ができました!」
- 75二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 01:29:05
マジでそんな勢いで縁繋いでそうだからなw
- 76二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 06:50:53
カットイン久々
- 77二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 14:01:03
今回は胸で堕とす、そういうことでよろしいのでしょうか
- 78二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:25:01
「────うん、だいぶ良い具合になったね」
「はぁ、はぁ、はあーっ……はっ、ぁっ♡♡」
ベッドの上。服をはだけさせられて、色んなものを、文字通り丸裸にされて。さっきの言葉通り、私は胸の快楽を身体に教え込まれていた。
「ほら、自分でも触ってみて。すっごいから」
「…………はっ、ぁぁぁっ……♡♡」
言われた通りに、自分の手と指で触れてみる。散々温めれ、揉み込まれ、さすられて、丹念に責めたてられた胸は、まるで燃えるように熱くなっていて。触れた瞬間、ぞわっとした感覚が一気に広がって。びくびくびく、ぶるぶるぶる、と堪らなそうに小さく震えて。甘く痺れるような感覚を発して、私自身を犯してくる。
知らない。こんなの知らない。本の知識だけじゃ絶対にわからなかった感覚。
気持ちいい。気持ち良くて、堪らない……!
「ウイ先輩。先輩はあの本、内容をさらっと思い返せるくらい読み込んでるんですよね?」
「……ぅ、ん……」
「どんなシーンだったか、言えますか?」
声そのものは幼さすら感じるのに、声色はやけにいやらしくて艶っぽくて、下腹の奥を疼かせてくる。そのギャップに、頭がくらくらしてくる。そんな声で、問いかけられて。言われるがまま、頭に刻みつけたあの本の描写を口から紡いでいく。
「……………ゆっくり、優しく、愛でるみたいに……胸を、揉み込まれ、って……ぁっ♡♡」
「うん」
「先っぽのところを……つま、まれて……ひっ、ぁ……♡」
「それから?」
「縁の、弱いところをっ……撫でられる……は、ぁんっ、ぅぅ……♡」
本の内容をなぞりながら、これから自分がされることを、自分から口に出していく。それに合わせるように、身体に触れてくる彼女の手が、そっくりそのまま責め立ててくる。あまりにもいやらしくて、恥ずかしくて、頭がおかしくなりそうで。
「あ、ぁ────♡♡」
それが、途方もなく、気持ち良かった。 - 79二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:26:24
>>78最高!!
- 80二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:26:48
- 81二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:28:03
騒いではなさそうだけど
- 82二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:55:05
想像力を掻き立てつつ実体験を与える
後は勝手に自己暗示で艶本の内容をなぞって、そのままどんどんエッチになってくれる
これ程ミハルが相手しやすい相手もそうそう居らんだろうなぁ - 83二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:56:11
- 84二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 20:57:37
それは確かにありそうだ…
- 85二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 00:35:53
アズサ相手はちゃんと加減していた事をわからせられるコハルネキ
- 86二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 07:30:44
コハルに残された道はただ一つ
もう慣れるしかねぇ! - 87二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 08:23:43
キャパオーバーして荒巻スカルチノフ化してそう
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''" - 88二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 13:59:30
ところでこれよくよく見てみると胸"だけ"で堕としてないですか
なんというテクニシャン、恐ろしすぎる - 89二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 14:16:21
多分、本を完全になぞってるぞ
この後貝に手を伸ばすなら、多分貝に手を伸ばす - 90二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 14:34:58
ちなみにコハルは dice1d2=1 (1)
1意識の裏でショートしてしまった
2ばっちり起きていた
↓起きてた場合dice1d2=2 (2)
1悶々としながらもウイ先輩のために頑張って見ないようにしている
2胸でのあれこれに興味が湧いてしまいどうしてもチラッと見てしまう
- 91二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 15:01:23
お労しや姉上
- 92二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 15:11:44
慣れるまでは時間がかかりそうですね(遠い目)
- 93二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:57:34
ミハルとコハルの距離感は結構好きだなぁ
- 94二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 01:45:05
保守
- 95二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 06:45:11
さてウイはつるつるかフサフサかちょびっとか……
- 96二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 08:50:38
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:42:39
「それじゃあこの本、お借りしますね。ちゃんと期日までには返すので!」
「…………はい」
あの後。私は古書館の入り口の前でミハルさんと話していた。紹介した本はいたく気に入ったらしく、貸出申請をして行った。もう日が沈みかける時間。外気は過ごしやすい気温なのに、私の身体の方はまだ火照ったままだった。
「…………はぁ……」
「あれ、大丈夫ですか?ウイせんぱ」
「ひんっ……!」
一歩近寄って来て顔を覗き込まれて、思わず一歩後退る。自他共に認める陰の者としては、朗らかに距離を詰めてこられるのは少し心臓に悪い。
…………………さっきまでは距離を詰めるどころかゼロ距離の密着状態だったわけだけど。あれはなんというか、ふっと気を許していたらいきなり迫ってきて、戸惑っている間に押し切られて、最後には気持ち良さに溺れて流されていたというか。後退りする暇もなかったというか。
ただ、途中途中で何度となく「もし嫌ならここで止める」と言われもしていて。その度に続けてほしいと願ったのは自分なわけで。嫌だとは、全く思わなかった。むしろ────
「………………〜〜〜〜〜っ!」
不意に浮かんだ思考と一緒にフラッシュバックする記憶。散々愛された胸がまた疼くような気がして、心臓の鼓動も荒れ始めて、縮こまるみたいにカーディガンを握った。
「────ウイ先輩、ちょっと手を出しくれませんか?」
「え……?あ、はい」
不意にそんなことを言われて思わず面食らってしまったけれど、それくらいなら、と言われるままにおずおずと右手を差し出す。ミハルさんはそれに合わせるように左手を伸ばしてきて、こっちの手を取ってきた。
「あっ……」
「えへへっ、捕まえたー。にぎにぎー」
恋人繋ぎ、というやつだったか。互い違いになるように指を組ませてきて。子供っぽいことを言いながら、きゅっと優しく握り込んでくる。 - 98二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:43:07
「え、と……何を……?」
「んー。一番ちょうどいいのは、このくらいの距離かなって」
問いかけた私に返されたのは、そんなあやふやな答えだった。けど、何を言いたいのか、何がしたいかは少しだけわかったように気がした。
「ん…………」
近すぎないけれど、確かに触れ合っていて。繋いだ手が暖かくて。そんな距離感と伝わってくる温度に、何故だかほっとするような、落ち着くような、不思議な安心感が生まれるのを感じた。
「今日はありがとうございました。あと、色々ごめんなさい。びっくりしたでしょ?」
「…………本当にそうですよ、まったく」
「あははっ!…………でも、嫌じゃなかったでしょ?」
「……まあ、そうですね」
「そっか。良かったぁ」
手を握り合ったまま言葉を交わす。あんだけ無茶苦茶なことをした癖に、私が嫌じゃないと言ったのを見て、安心したように、嬉しそうに笑ってくる。
そんな姿を見て、私の口元もいつの間にか緩んでいるのが分かって。
「ぁ…………」
するり、と繋いでいた手が解かれた。もっと繋いでいたかったな、なんてほんの少し頭に浮かんでくる思考があって、何を子供みたいなことを、と慌てて振り払った。
「それじゃあ、また。良かったら、おすすめの本とかあったら、モモトークとかで教えてください!」
「まあ、考えておきます。……また、会いましょう、ミハルさん」
「はい!」
こうして、嵐のようでいて陽だまりのようでもあるような女の子は去って行った。 - 99二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 11:34:59
この女誑しめ…
- 100二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 12:23:07
すげぇ、どんどん友達増えてくなぁ
性の目覚めが姉が集めた雑誌かららしいけどコミュ力は逆に反面教師した可能性もあるのか……!? - 101二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 12:30:47
- 102二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 12:32:49
- 103二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 19:53:57
- 104二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 00:56:42
保守
- 105二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 09:03:41
比較的さっぱりとした完堕ちだった
さっぱりとした完堕ちってなんだ...? - 106二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 09:42:18
そりゃあ、記憶も残らない完全にマジカル催眠状態までドロドロに堕としてないってことよ...(証拠隠滅に雑に都合のいい猫にされたヴァルキューレモブを見ながら)
- 107二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 14:01:40
その後。自室にて。
(────────はっ)
「あ、お姉ちゃん戻って来た。おはよー」
(お、おはよう……………じゃなくて!!あんたねえ!!図書委員長さんになんてことしてんのよ!!)
「まあまあ、その話は後にして欲しいなー。今いいとこだから」
(いいとこって……あれ、何その本)
「ウイ先輩が紹介してくれた本だよー」
(ああ……借りたんだ)
「これ凄くリアルだし面白い。あとアズサ先輩にもお勧めしようかなって。これならいい教科書になってくれそうだし」
(え、もしかしてその為に古書館まで行ってたの?)
「うーん、半々ってとこかな?」
「それよりもお姉ちゃん」
(うん?)
「見て見て、ここの描写超エロい」
(────なぁっ、な、な、なぁっ……!?え、エッチなのはダメー!!)
「あははっ!」
お姉ちゃんを揶揄ってはしゃぐミハルであった。 - 108二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 14:06:36
えっ凄い
ピンク色なのに透き通った空気が漂っている - 109二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 21:00:32
ウイの愛読書であれば、きっと優れた艶本なんだろうなって
- 110二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 21:29:19
イイハナシダナー
- 111二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 21:36:20
この調子だと源氏物語やとりかへばや物語もアウトっぽいなぁ
- 112二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 02:58:08
次の方針をダイスで
dice1d3=1 (1)
1新しい出会い
2過去の思い出(補習授業部前に出会った子を追加)
3これまでの子ともう一回イベントを
- 113二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 03:56:38
ヒナタも手篭めにすれば夏イベでコハルが人見知り発動する事も無くなるか?
- 114二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 09:40:54
食い足りないと申すか
- 115二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 12:54:36
人脈がどんどん広がっていく〜
- 116二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:43:23
会った人
🎲>>121くらいまで
- 117二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:44:53
ヒナ
- 118二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:45:32
モモイ
- 119二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:46:01
カスミ
- 120二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:56:19
ハルナ
- 121二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:56:55
ジュリ
- 122二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:00:01
エデン条約も始まるって時になって、ゲヘナ勢が多い!
- 123二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:04:24
dice1d5=4 (4)
- 124二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:13:40
おさらい・ハルナのえっち度初期値&アクメード被弾時(part1)のダメージ
dice1d100=2
35+ dice1d65=63 (63)16
計58
アクメード被弾によって変化したえっち度を初期値+(アクメードダメージ÷2)を補正値として再計算
31+ dice1d69=22 (22)
ミハルとした場合のえっち度の+値
35+ dice1d65=
- 125二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:14:19
最後のダイスミス
35+ dice1d65=21 (21)
- 126二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:18:15
- 127二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:26:43
やっぱおかしいだろこの娘
- 128二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:27:49
最後に頼るのは自分の指か…
アクメードよりよほど堕とす能力が高いよ - 129二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:30:16
気持ちよさは気分が大事なんだ
ムードに欠けるアクメードより手が強いのは当然なんだ - 130二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:44:52
気づいたときには美食研が丸ごと陥落しかねない図式になってるの恐ろし過ぎるんですけど....
- 131二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 18:51:23
既に半壊してなかった?
- 132二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 19:07:40
素材だけでなく、そこに掛けられた手間暇や思い、シチュエーションやもてなし等の気遣いを総合的に加味して、より美味しいと感じられる料理を求める美食の探求者ハルナ
片や、相手により気持ちよくなって欲しい、楽しい思い出になってほしいと、手練手管は元よりシチュエーションや感じ方にも十全を尽くして性に対してとことん誠実な性愛の探求者ミハル
意外と相性いいのでは????? - 133二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 21:25:49
食欲の暴走特急が性欲の悪魔に食い潰されるのかぁ
こっから美食研全員ペロリとイカれない?大丈夫? - 134二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 02:35:31
連鎖爆発するのかどうか?
- 135二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 04:23:43
- 136二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 08:31:57
アカリの食欲が性欲に変わったら歩く◯ックスモンスター過ぎる
- 137二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 09:39:08
大丈夫、どーせミハルじゃないと満足できなくなる(ぶん投げ)
- 138二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 16:37:37
あくまでアクメードは自衛手段であるということを思い出させてくれるこのミハル本体の性技
- 139二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 21:18:21
ハルナが元々、シチュエーションで燃え上がるタイプだったってのもありそうだ
- 140二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 01:30:04
保守
- 141二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 04:29:29
また別の日。お姉ちゃんに主導権を譲ってもらって街を歩いていた時のこと。
「あら?」
「え?」
(あっ)
ばったり会う、って言うのはこういうことを指すんだろうか。そのくらい唐突に再開したのは、補習授業部となんやかんや関わりがあったゲヘナでも指折りの問題児と噂の集団、『美食研究会』の1人。目を引くような綺麗な銀色の髪の、確か名前は……
「ハルナさん、でしたっけ」
「はい。またお会いできましたね。コハルさん」
嫋やかな笑顔で挨拶してくれた。ただ、呼ばれた名前は私じゃなくてお姉ちゃんの方だった。
「いや、私は……うん、その、すいません。ちょっとややこしいんですが、私はミハルって言います。お姉ちゃん──下江コハルの、妹です」
もうお姉ちゃんにバレないようにする必要もない。胸を張ってお姉ちゃんの妹だって自己紹介できる。二重人格云々はまあ、話すと長くなりそうだから割愛するのはご愛嬌ってことで。
「あら?そうだったでしょうか……」
「まあ、紛らわしいというかよく分からないととは思うんですが……ほら、こことここ、翼が白いのが私です」
「ふむ…………うん。はい、確かに覚えました。コハルさんの妹のミハルさん。"白い翼の"ミハルさん。改めて、よろしくお願い致しますわ」
「────はいっ!」
………………やっぱり、嬉しいな。お姉ちゃんの妹だよって、自分のことを紹介して、お姉ちゃんの妹って、誰かに呼んでもらえるの。 - 142二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 04:32:14
そんな風に少し心が弾む私に、何か考え込むように口元に指を添えたハルナさんが尋ねて来る。
「………………翼が白い、ということは。あの時私たちと戦ったのは、貴方ということでしょうか?」
「まあ、はい。そうなりますね」
あの時、というのは夜に補習授業部がみんなで出かけた時の騒動のことだろう。お姉ちゃんが気絶しちゃったのを見た私は思わず"表"に出て────
「あの不思議な手榴弾を操り、私たちに忘れがたい強烈な感覚を刻んだのは────」
「あっはいそれは完全に私ですね」
アクメードをぶつけたんだった。はい、ばっちり覚えてます。
「やっと、会えました……私は、貴方に再び会えることを心から願っていました……!」
「え?」
どういうことだろう、と首を傾げる私に、彼女は頬をぽっと赤くしながら続ける。
「あの時の、甘美で、鮮烈で、魂が震えるような感覚……まさしく、新しい世界が開けるような……嗚呼、思い出すだけで身が震えそうになります……♡」
「それを私に教えてくれた、貴女に……是非とも、また、会いたいと心と身体が求めていた……♡」
「………………」
あの時のアクメードの聞き具合を見るにハルナ先輩はあまりえっちなことはして来なかったタイプ。そこに私の手榴弾が喰らわせられて、結果新しい扉を不用意にこじ開けちゃったらしい。
(────やっぱあの手榴弾使用禁止っ!)
(うん、ちょっとこれはぐうの音も出ない)
恍惚とした顔で身体を捩るハルナさんを見ながら、鋭い心の声で叫んでくるお姉ちゃんに言い返せない私なのだった。 - 143二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 04:45:46
* ゲヘナの一級テロリストの人脈を手に入れた!
- 144二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 05:27:15
ではあのどえっちっちボディをこれからミハルが開拓もとい調理するということに…?
- 145二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 07:09:00
頑張れミハル、フウカの身の安全はキミの手にかかっている!
- 146二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 14:47:06
「あの時の刺激をもう一度味わいたく、慣れないながらもあれこれと試してみたものの……上手く感じることができず……」
私の神秘製強制絶頂手榴弾に使用禁止令が出そうになってる中、ハルナさんの話は進む。
やっぱりというか、どうも知識は人並み程度にはあるけど興味も自分でシたこともあまりなかったらしい。
「その、恥を忍んでお願いしたいのですが……あの時と同じことを、私にしてはいただけないでしょうか……?」
「うーん……」
少し赤い顔で、困ったような顔をしながら頼んでくる。正直、滅茶苦茶綺麗な顔でそういう表情されるともの凄い昂って来る。だけど、頼みの内容が内容だった。
(駄目だからね!?手榴弾は駄目だからね!?)
(わかってる、使わないよ)
(ほ、ほんとに?ほんとに分かってる?)
(うん、私も今はあれ使いたくないし)
必死に止めて来るお姉ちゃんをとりあえず宥める。そう、今この時ハルナさんにアクメードは使わない。まあまた戦うことになったらもしかしたら盛大に投げつけるかも知れないけど、今は違う。気持ち良くなりたい人の為に使うものじゃない。
「…………ごめんなさい、その頼みは聞けそうにないです。あの手榴弾は、"そういう時"のために使いたくないんです」
便利で気に入ってはいるけど、それはそれとして一対一で向き合って"する"となると、アレほど邪道なものもないとも思ってる。アレはあくまで自衛手段だから。本気で気持ち良くさせたいなら、やっぱり。
「それよりも、"もっと凄いこと"……してあげても、いいですよ?」
「え?」
(ちょおっ!?)
私自身の手でやらないと、ねえ?
- 147二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 15:35:40
姉の性に対する好奇心を妹が目の前で実演()して満たしてくれる
いや〜姉思いの優しい妹ですね〜 - 148二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 15:43:09
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 15:45:15
カットイン入ったぁああああああああ!!!
前回、ハルナさんすごい反応薄くてマグロみたいと言われててダイス結果も低かったしミハルちゃんとはあまり縁無いのかなと思っていたけど、もしかして、中々火が付かないし付いても中々燃え上がらないけど、時間が経つと少しずつ熱が広がっていて、その後火が付くとなかなか消えずに高火力で燃え続ける湿った分厚い木の皮みたいな感じなのかな?ちょっと例えが酷いけど。 - 150二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 15:45:50
なんかこのカットイン癖になってきたわ
- 151二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 16:38:05
ぶっちゃけハルナは体操服メモロビとか
勝利時の顔がSDにも関わらずエッチとかエッチの塊だと思う - 152二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 16:59:26
>滅茶苦茶綺麗な顔でそういう表情されるともの凄い昂って来る
もの凄い同意せざるを得ない
アズサへの授業はかなり手加減してたけど、ハルナは全く知らないわけではないし、コハルはこれから本当の授業を目の当たりにすることになるな!
- 153二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 20:04:53
これはじっとりとした完堕ちになりそうだぞー
- 154二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 23:03:26
カットインすこ
- 155二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 05:37:05
- 156二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 05:41:47
エッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
しかしよく見つけられたなミハル師匠……これ、開発されちゃったらキスするだけでも相当感じちゃいそうだなハルナ - 157二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 05:41:55
性感でぶち抜くこともできる、トランスさせて意識を飛ばせる、多幸感でメチャクチャにしちゃえる
やっぱエグいな - 158二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 06:11:14
これ大丈夫?今まで通り食べれる?食事の度にアソコ濡らしちゃわない?
- 159二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 06:15:01
そんなエデン〇リッターみたいなこと……いやでもハルナならその感覚を美食と結びつけて新たな境地を開きかねないな…
- 160二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 06:30:07
ハルナの舌が過敏なのは多分そうなんだろうなってのはなんとなく描写されてるから、雰囲気と条件付けでそっちのケを引き出すことはできそうではある
実際に出会ってすぐにやってしまえるあたり、本当にミハルさんがミハルさんしてるけど - 161二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 16:45:25
美食研究会がエッチな部活になっちまうよ
- 162二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 16:50:25
あの後のこと。たっぷり時間をかけて責められて、愛されて。宣言していた通りに、"もっと凄いこと"をされて。心の底から気持ち良くされて。たっぷりと快楽を身体に刻まれた後。冷めやらない余韻に浸る私を、彼女はゆっくりと宥めるように優しく扱ってくれて。ピロートークというのか、互いのことを少し教え合って。最後に連絡先を交換して、その日はお開きとなった。
そうして、自宅に戻った私は。
「は、ふっ……ぅ……♡」
シャワーとお風呂でしっかりと身体を温めて、ベッドの上で自慰に耽っていた。
そっと両の手を動かす。片方は口へ、もう片方は秘部へ。彼女の責め手を思い返しながら、舌と膣口を擦り上げる。
「は、ぁーっ……ぁっ、ぁぁっ、あぅっ、ううぅぅっ……♡♡」
既に昂っていた心と身体は、前までの上手く上り詰められなかった時が嘘かのように、直ぐに果てることができた。しかし────
「はぁ…………物足りない、ですね」
手や身体を綺麗に清めてから、寝間着を着直してベッドに横たわる。ミハルさんに教えられたことを元に、自分の手ですることを試みて、確かに気持ち良くなれた。充足感も得られた。だけど、少し足りないようにも感じてしまう。
熟達の料理人にも似た細やかな手管、そして何より、心をほぐして優しく暖めてくるような心配り。それらから来る心地良さが欲しくなる。今こうして己を慰める時間に、一抹の物足りなさと寂しさを感じてしまうほどに。
「────飢えや渇きもまたスパイス……といったところでしょうか」
けれど、それすらも不快には感じない。むしろ、それがあるからこそ次に逢う日を楽しみにできる。そんな風に思えた。
「…………ふふっ」
新しく交換した連絡先があるスマホを、宝物のように抱きしめた。 - 163二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 16:58:41
一方その頃、トリニティのコハルとミハルの自室にて。
「見て見てお姉ちゃん、ほらこれがお口の中で感じさせるシチュのエロ本」
(は、歯ブラシでこんな……!?って、いきなりなんてもの見せてんのよっ!?)
「いいじゃんいいじゃんどうせお姉ちゃん私とハルナさんがしてる最中興味津々だったんだし」
(そっ、それは……!)
「んでさ、これどう思う?ハルナさんだったら柔らかーい歯ブラシで優しくこしこししてあげたら喜びそうじゃない?」
(え、は、は、歯を磨く道具でそんなことするんじゃないわよっ!エッチなのはダメっ!!)
「えー、やっぱりダメー?」
今日のシチュのおさらいをするミハルと、それに巻き込まれるコハルなのであった。 - 164二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 18:59:26
けどコハルのことだしそういうのもちゃんと知ってそう
- 165二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 00:59:29
おでこを磨かれてイク本、ゲヘナの子が角をお手入れされてイク本、
ケモ耳の子がメタルシャワーでシャカシャカされていく本とか
コハルならきっと読んだ事あるさ - 166二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 01:02:35
おでこって現実的にありえるのかは置いておこう
それしてたらまともに人の顔見れなくないか? - 167二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 01:08:07
性的なスイッチが入ってるか入ってないかだと思うよ
同じバスローブ姿もただの風呂上がりとベッドの上で見るのとでは全然違うように - 168二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 07:20:05
そういえば今までずっとミハルがタチだったから気になったんだけど仮にミハルが自分でシたりアクメード自爆しちゃったときって内にいるコハルはどうなるんだろう
コハルが自分でシてるときのミハルも同じく - 169二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 07:44:46
1スレ目の対美食の時の描写(「表」に出てきて初めて銃弾が当たった痛みを認識してる)からして感覚は共有してなさそう
- 170二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 17:16:44
最後はちょっと書きたくなったのでミドリ編を…
- 171二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 17:43:28
こういう時のハルナ、普段のテロリストムーブがナリを潜めて上品なお嬢様感出て本当に可愛いからずるい、好き
あとコハルとミハルが仲良しでなんか親心に近い温かさが生まれる - 172二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 23:45:35
このスレの原点にして頂点ミドリ来るか
- 173二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 05:31:17
ミハルに連絡とるか延々と悩んでるって最後なったからな…
ムラムラもピークどころの話じゃ無くなってるような気がする - 174二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 05:37:38
スレ主が書きたくなる=ミハルがムラつく、または相手の女の子がミハルに会いたくなる
という公式が成立し得るのか… - 175二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 08:40:05
ミドリ、思えば妹だったり結構面白い関係性なんだな
- 176二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 10:33:14
また別の日。
今日はお姉ちゃんメインの日で、正実での業務をしたり買い物を行ったりするお姉ちゃんに、意識の裏からチャチャを入れたり会話したりしながら過ごしていた。
前までの、お姉ちゃんの日常を裏から静かに眺めて過ごしていた頃とは違う、本当に賑やかで、楽しい時間。いつでもお姉ちゃんに話しかけられるのが、嬉しくて仕方なかった。
(本当にたくさんいるわね……)
「ふふん、まあねー」
そんな日の夜、もう夕食もお風呂も済ませた深夜前。少しだけ時間を貰った私は、ベッドの上寝転びながらスマホを弄っていた。画面に表示されているのはモモトークの画面。昼間に一通り返したのに、もう通知がいっぱい溜まっていた。
以前はお姉ちゃんが寝静まったのを見計らってからじゃないと、まともに返事も返せなかったけど、今ならこそこそ隠れる必要もなくなって。割といつでも自由にやり取りできるようになって、みんなへの返信も早くなって、それに合わせるみたいにみんなからの連絡も増えていって。最近よく話せるようになったのが嬉しい、なんて言ってくれた子もいたっけな。
そんな風に思い返しながら、みんなに返事を返していくと、またひとつぽこっと通知の音を鳴らしながらメッセージが届いた。送って来たのは……
「あ、ミドリ」
ミレニアムの生徒で、やたらと身体がえっちっちなあの子。最初に会った日以来ももう何度か会ったりしてて、私が関係を持ってる子の中でも深いほうの仲になった。ムラムラして我慢できなくなったミドリが気まずそうに誘ってきたり、反対に私がシたくなったら呼び出してみたり。そうやって会っていく内に、趣味のゲームの話や絵の話、部活の話なんかも聞かせてくれるようにもなっている。
さて、そんなミドリからのどんな連絡が来たかというと。
『会いたい』
そんなちょっとそっけない、ただひとこと。普段なら、恥ずかしがって歯切れが悪いけどとにかく誘いたい、みたいな感じのメッセージになるのに。
「………………うーん」
(どうしたの?)
「いや…………」
そういえばこの感じ、前に一回あったな。
「また絵のスランプとかになっちゃったのかな……ほいっと」
『いいよ。いつがいい?』 - 177二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 15:59:21
絵が、思うように描けない。
「はぁ…………」
ペンタブに向かい合ってみても一向に筆が進まない。ちょっと前に気晴らしに落書きをしようとしても、気に入らなくてすぐに消してしまう。
今は何か作っているゲームがあるわけじゃないし、〆切に追われてる訳でもないからまだ大丈夫だけど、こんな状態でなにかキャラデザやイラストを起こすことになったらと思うと、嫌な不安が胸の中に広がるみたいだった。そんなに深刻なことが起こった訳じゃないけど、むしろ日常の中で上手くいかないことが起きたからこそ、上手くそれを消化できなくて、ずるずると引きずって燻ってしまった。
お姉ちゃんやユズやアリスにも少し心配をかけちゃってるみたいで、私を元気付けようとしているのかゲームやクエストに誘って来る。それが何だか申し訳なくて、やんわり断ってしまった。
かといって、胸の中がモヤモヤしたまま、1人で上手く気分転換できるとも思えなくて。ぐるぐると考え込みすぎて、気が滅入ってしまいそうで。
「………………」
胸の中の嫌なものを、遠慮なく吐き出してしまいたくて。一回、何もかも考えなくて良くなりたくて。
『────まあ、また嫌なことがあったら言いなよ。今日みたいに話を聞くくらいならできるし……何なら、そんなの考える暇ないくらい、頭真っ白にしてあげるからさ』
そんな事を言っていた誰かさんに、『会いたい』なんて送ってしまった。連絡を返せる時間が限られてるらしくて、このメッセージもいつ見てくれるかわからないけど。それでも、会いたかった。あの子に。
「────え?」
ピロン、と通知が鳴った。まさかね、と思いつつ顔を上げると、今まさに開いていたトーク画面に返信があって。
『いいよ。いつがいい?』
『明日か明後日か明明後日、丸一日ミドリのために空けられるから』25
「え、わ、わわっ」
そんなことが書かれてて。こんなにすぐ返ってくるとは思わなくて、何だか胸がどきっとして。慌てたように返事を返し始めた。 - 178二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 23:53:19
予定を合わせた日。気分が沈んでいる時だけど、ミハルに会えるのはやっぱり楽しみで。普段から学校で着ている服じゃなくて、お洒落な洋服を着ていった。キャラデザの造詣を深めようとファッションを勉強した結果の副産物。
「はい、それじゃ何があったか全部吐いて。洗いざらいね」
「え、あ、うん」
そんな私の服装には特に何も言わず、ミハルは私の顔を見るなり挨拶もそこそこにそんな事を言ってきた。
せめて一言くらい欲しかったな、とか。今日1日空けてくれるって言ったのに何急いでるの、とか。確かに今日会いたかったの理由はそれだけど、とか。色々言いたい事や言って欲しい事はあったけど、それ以上に吐き出したかったのも事実で。
結局言われるがまま、胸の中に溜まったもやもやを全部吐き出すように、絵が上手く描けない事や、その不安を抱えてるせいか何をやっても上手く気晴らしができなかった事なんかを、吐き出していく。ミハルはそれに、うん、うん、と小さく相槌を打ちながら、静かに私の話を聞いてくれて。
「はい着いた。まずはシャワー浴びるよ」
気付いたら、ラブホに連れ込まれていた。本当に、いつの間にか着いていた。
「────なんでぇ!?っていうかいつの間に!?」
「なんでって……私を誘ったってことは"そのつもり"でしょ?」
目を剥いた私の言葉をさらっと流して、お風呂に入ろうと背中を押してくる。確かに、ミハルのことだからこうなるとは思っていたけど、いきなりこんな。そう思って、押し留めようとする。
「そ、そのつもりって……わ、私は、その、この気持ちをどうにかしたくて────」
「だから」
「不安とかそういうの、全部忘れさせてあげるって言ってるの」
ミハルの手が、私の服の中に入って来て。肌を、すり、と撫でて来て。それだけで、思い出してしまう。初めて会った日の事。私は、この指に、狂いそうなくらい、めちゃくちゃに、気持ち良く、させられて────
「は、ぁ………………♡」
途端に、逆らおうとする気がなくなって。私はもう、されるがままになってしまった。 - 179二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 23:59:02
えっち!
- 180二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 01:23:29
み、ミハルがどしはなムーブを......
- 181二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 07:30:25
ちょろい(ちょろい)
- 182二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 07:44:20
- 183二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 15:46:16
凄まじくピンクアーカイブ
- 184二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 19:07:00
ほしゅ
- 185二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:25:26
- 186二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:31:35
ミハルが恋人と一緒にとても気持ちいいえっちの仕方講座やったら絶対すぐリピーター続出やろうな……ていうぐらい手練手管が極まってる流石だぜ
- 187二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:50:34
緩急とか、飽きさせない工夫が随所に見えるのがいいんだよな
- 188二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:24:25
どれくらい時間が経ったのか、わからなくなるくらいめちゃくちゃにされて。ふっと意識が戻った時には、私は生まれたままの姿にされた状態で、同じ様に服を脱いでいたミハルに後ろから抱きしめられながら、ベッドに横になっていた。
「……………何見てるの?」
「ミドリのイラスト。SNSに上げてるやつ」
背中側から私の前に回されたミハルの手は、何やらスマホを弄っていて。そこに映っているのは、私がたまにネット上にあげているイラストだった。
「…………私ね、ミドリのイラスト、好きなんだ」
ぽつり、と。耳元で、そんなことを言われた。
「例えば……これ、ミレニアムで見た風景のイラストだよね?ここの人の服とか細かいところなのに書き込まれててさ」
「これとか……空の色を綺麗に描こう、って思って描いたんじゃないかな?私は絵のことなんて詳しくわからないけど、この夕焼けが混じってるところ、とっても綺麗」
「これは、前言ってたゲーム開発部を描いた絵かな。表情が生き生きとしてる……って言うのは使い古されてる様な言い方になっちゃうけど……どんな感情なのかとか、こんなことを考えてるのかなとか、そういうのが浮かんでくるみたいで」
ひとつひとつ、言葉にしてくれる。私が描いた絵の、好きなところ。そのひとつひとつが、胸に響いて。
「あ、そうだ。ねえ、ここはどうやって描いてるの?」
「えっと、それは……」
時折、無邪気な声で尋ねて来る。こんな風に描いた、こんな所に拘って描いた、この絵はここを描きたくて描いた。そんなことを、ぽつぽつと言葉にしていく。
(そっか……私、そんな風に描いてたっけ)
言葉として口に出していく毎に、段々と思い出していく。いや、忘れていたというわけじゃないけど、ここ最近は上手く意識できていなかったこと。
「…………ありがと、ミハル」
「んー?何のことかなー」
色んな想いを込めて、小さくお礼を言った。とぼけた様な口ぶりだけど、きゅっと抱きしめて来る手が優しくて。泣きたくなるくらい、嬉しかった。 - 189二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:25:42
別れ際。ミハルは、少し変わった約束を持ちかけて来た。私が絵のスランプを抜け出せられたと、自分で納得できる様な絵が描けたら、ミハルに見せる。そんな、宿題の様な約束。
「そしたら……私の、とっておきの秘密を教えてあげる」
そして、付け加えるみたいに、ミハルはそんな事を言った
「秘密?」
「うん。私っていう人間に関わる、大切な秘密。ミドリには話したいなって思ったから。ついでにご褒美にしようと思って」
「…………それ、ミハルが言いたいだけなんじゃないの?」
「あはは、否定はしない。で、どう?やる気出た?」
「…………わかったよ。最高の絵を描いてみせるから。だから、話す準備しながら待っててね?」
「ふふっ、期待してるよ?」
笑いながら、そんな事を言われた。ミハルの言う通り、やる気は沸々と湧いて来くる。とびっきり良い絵を描いて、ミハルに自慢してやろう。そんな風に決意して、笑顔でミハルに挨拶をする。
「それじゃ、また────」
「────その服、とっても似合ってて可愛いよ!見せてくれてありがとう!」
「はっ、えっ……!?」
「あははっ!ばいばーい!!」
唐突に、不意打ちでそんな事を言うだけ言って。ミハルは走って行ってしまった。
「……………はぁぁぁ……ずっるい」
ああ、もう、本当に。
とんでもない子を、好きになっちゃったな。 - 190二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:49:22
ミハル大先生と呼ばせてください
- 191二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:56:50
スパダリ、善の塊、ポリアモリーの体現者
そんな女、下江ミハル - 192二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 00:09:21
「ただいまー」
暗い気分はもうすっかり無くなって、明るい気持ちでゲーム開発部の部室に戻った。断っちゃったみんなとのゲームもしたいな、なんて思いながら部室のドアを開けた。
部室の中には、お姉ちゃんとユズとアリス……だけじゃなくて、何故かユウカとヴェリタスのみんなもいて。全員でゲームでもしてたのかな、と思ったけど、どうもそんな様子じゃなくて。モニターの電源もつけずに、まるで私を待ってたみたいに、妙に硬い顔で私の方を見てて。
「────おかえり」
見た事ないくらい真剣な顔をしたお姉ちゃんが、私の前に立って。
「色々すっ飛ばしてどストレートに聞くよ。これ、どういうこと?」
「これ…………?」
お姉ちゃんが何やらスマホの画面を見せて来る。何だろう、と思って覗き込むと、そこに映っていたのは。
私とミハルがラブホテルに入っていくところの写真だった。
「ぶふぅーーーっ!?!?ちょ、待っ、何でこんなのが!?」
「ヴェリタスが見つけて来たのよ……見せられた時は目を疑ったわ」
「その反応ってことは、本当なんだね……」
こめかみを抑えて唸る様に言ったユウカ達をよそに、お姉ちゃんがガシッと私の肩を掴んでくる。
「──── ミドリ」
見た事ないくらい怖い顔をしたお姉ちゃんは、聞いた事ない様な声で問いただしてくる。
「ミドリに手を出した馬の骨は…………誰かな?」
「ヒェッ」
…………ごめんミハル。私、絵を描くどころじゃないかもしれないです。 - 193二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 00:11:29
ミドリが大変なことになったところで今回はここまで。リアル事情でまたしばらく間が開きます。復活した時はまたお付き合いいただければ幸いです。
- 194二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 00:11:35
嗚呼、美しきかな青春の物語(目逸らし)
- 195二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 00:21:10
ついにミハルちゃんの暗躍がバレてしまいましたね!
ミハルちゃんピンチはエデン条約編に入ってからと思っていたのですがこんなにもはやく訪れてしまうとは!!
続編が楽しみです!復活の日まで楽しみにお待ちしております!!! - 196二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 00:35:02
おつ
いやぁ次が楽しみな終わり方ですなぁ...
エデン条約の前に、ゲーム部と色々ありそうですねぇ - 197二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 01:07:20
ミレニアム編始まってしまうのか?
- 198二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 01:13:13
次回、トリニティ・ミレニアム国際問題
楽しんで…見れる状態だといいね…… - 199二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 02:32:58
モモイにシバかれそうなの草
- 200二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 02:48:52
【悲報】コハルネキ、遂にミハルの火遊び(真剣)のとばっちりを受ける