【閲覧・CP注意】「魔力供給…?」

  • 1二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:26:02

    〜ある日の晩酌〜


    鄭「物理的な手段が存在すること自体は知っているが、肝心の中身を知らなくてな。御指導賜りたい!というアレだ」



    周「指導か。できないこともないが、ふむ……」


    鄭「珍しく歯切れが悪いな、アーチャー」


    周「……回路は正常に繋がっている。わざわざ物理的な手段を取る必要はないぞ、非効率的だ」


    鄭「そうなのか?」

  • 2二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:27:45

    アーチャーの尻に鄭の性器を入れれば出来るぞ

  • 3二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:28:19

    >>2

    セイバー!(バシィ)

  • 4123/11/06(月) 21:28:40

    周「体液の摂取や身体の接触だからな」


    鄭「なっ──、……す、すまんアーチャー」



    周「なに、謝ることはない。魔力の込もったモノを摂れば魔力が供給される。加えて、マスターとサーヴァントは距離が近いほど繋がりが堅牢になる……それだけのことだ。」


    鄭「なるほど……しかし、考えてみれば確かに、そうか……」


    周「ふっ、興味があるのか?マスター」


    鄭「……あまり揶揄ってくれるな、アーチャー。それに、効率が悪いと云っていただろう?」


    周「ははは、それもそうだな。冗談だ。」

  • 5二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:32:07

    >>2

    もう少し手心というものをだな…

  • 6二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:32:15

    >>2

    オブラートに包めよ!

  • 7123/11/06(月) 21:33:14

    周(にしても、魔力供給か……正直な話、効率以外で私が拒む理由は……)

    周(……拒む理由はないな)

    周「……うん?」

    鄭「? 今何か云っ──」

    周「いや、独り言だ。気にするなマスター。今日はもう休むといい」

    鄭「ああ、そうする」

    周(……?)

  • 8123/11/06(月) 21:41:45

    〜夜半〜

    周(……明儼は……寝たか)

    周(先刻の会話から、なぜだか気分が浮ついてしょうがない)

    周(主の寝込みを襲うような真似は感心できたものではない、が──)

    周(起こさなければ良いだけの話、触れるだけなら起きまい。いざとなれば、霊体化すれば良い)

  • 9二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:43:26

    !?

  • 10123/11/06(月) 21:44:02

    (今後の展開もう全部決まってるんだけどもしかしてネタスレのが良いかい…?)

  • 11二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:45:42

    >>10

    ネタスレは他にもあるから考えてたこと見せて

  • 12二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 21:46:10

    >>10

    続きが気になるのでそのまま続けてください

    お願いします

  • 13123/11/06(月) 21:49:36

    (把握、続き出すね!)

  • 14123/11/06(月) 21:53:51

    周(実際に触れてみなければ、供給の効率も分からないしな……)

    周(……私よりも一回りは大きく厚い手)

    周(……もし腕を掴まれたら?脱すること自体は容易だろうが……)さわさわ

    周(万が一今気づかれて、押し倒されたとしたら私は……)さわさわ

    周(……私は何を考えた?)さわさわ

    周(……)さわ……

  • 15123/11/06(月) 21:59:58

    周(……これ以上はやめておこう。あくまでも検証で、供給量が確認できたら去る、それが急務だ)

    周(にしても、本当によく眠っている。)

    周(口が薄く開いて……)

    周(口が……?)

    周「……」

  • 16123/11/06(月) 22:04:34

    〜翌朝〜

    周「起きたか、マスター。玉蓮が呼んでいたぞ」

    鄭「ああ、おはようアーチャー。少し聞きたいことがあるんだが、いいか?」

    周「起き抜けから質問か、どうした?」

    鄭「恐らく違うと思うんだが……夜中、俺の部屋を訪ねてきたか?」

  • 17123/11/06(月) 22:11:05

    周「──いいや。用もなく、眠っている主を起こすような真似はしないさ」

    鄭「そうか、とすればあれは夢か。惜しいことをした」

    周「どんな夢を見たか仔細は聞かないが、その様子だと悪夢ではなかったようだな」

    鄭「そうだな、聞かれてしまっても語るに忍びない……っと、これ以上話してると玉蓮を待たせてしまうな」

    周「ああ、顔を出してやると良い。待っているはずだ。私は礼装の準備をしておこう」

    鄭「恩に着る!」

  • 18123/11/06(月) 22:17:11

    〜鄭退室後〜

    周「……さて、取り掛かるとするか」

    周「……」

    周(……”惜しいことをした”、とは?)

    周(……顔が熱い、気づかれてなければよいが……)

  • 19123/11/06(月) 22:20:50

    〜一方その頃〜

    鄭(……いくらなんでも、夢と現を間違えることはしない。)

    鄭(しかし鎌をかけてみても、特にそれらしい様子はない、か……)

    鄭「……つくづく謀の才が薄いな、俺は」

    鄭(夢でないとして、魔力不足を隠すような性格でもない以上、あれは一体?)

  • 20123/11/06(月) 22:25:46

    鄭(あの感触は……)

    鄭(──いや、夢だったやもしれん、むしろ夢と断じた方が辻褄が合う)

    鄭(夢ならやはり惜しいことをしたが……)

    鄭「……惜しいことをした?」

  • 21123/11/06(月) 22:34:47

    〜偵察終わり、晩の縁側〜


    鄭「……」

    周「そんなに思い耽っていると、杯を落とすぞ、マスター」

    鄭「! アーチャーか」

    周「声を掛けられるまで気づかないと来たか、よほど熟考していたようだな。なにか気がかりなことがあったか?」

  • 22123/11/06(月) 22:36:34

    鄭「いやなに、大したことではない。心配させたな」

    周「ほとんど手付かずの酒が寂しそうに並んでいるようだが」

    鄭「ぐ……」

    周「話したくないのなら、無理には聞かない。だが、今日はずっとどこか上の空だっただろう」

  • 23123/11/06(月) 22:47:38

    鄭「……いいや、本当に大したことではない。心遣い感謝する」

    周「ふむ、そうか……」

    鄭「──ああ、だが、そうだな」

    周「どうした?」

  • 24123/11/06(月) 22:51:14

    鄭「手を貸してくれないか?自力で立つ気力がない」


    周「……ははは、困った主だ。泥酔したわけでもなく、単にものぐさで手を貸せとは。まあ良いだろう」


    鄭「すまないな、……よっこらせ、と」ぎゅっ



    周「……マスター?そろそろ手を離──」

  • 25123/11/06(月) 23:00:53

    鄭「にしてもサーヴァントというのはやはり凄いな、見かけでは分からない膂力がある」

    周「……マスター?」

    鄭「俺よりも細く小さな手をしているのに、俺よりも力があるのだから、いよいよ神秘を感じさせるな?」

    周「……マスター、妄りに指を絡めるのは……」

  • 26123/11/06(月) 23:07:21

    鄭「嫌いか?」

    周「好き嫌いの問題ではなく……」

    鄭「てっきり好んでいるのだとばかり思っていたが……顔が赤いぞ?アーチャー」

    周「ち……違う、マスター、これはだな……」

  • 27二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:16:39

    鄭「……」



    周「……は、離してくれないか……?」


    鄭「お前なら振り解けるだろう?」


    周「無論、そう、だが……」

  • 28123/11/06(月) 23:20:15

    鄭「──うむ、やはり惜しいことをしていたようだな」



    周「……?なにを云っている……?」


    鄭「魔力不足を隠すような性格でもないお前が、なぜ部屋に入り込んだことをひた隠したか、今理解してな」


    周「待てマスター、やはりあの時起きて──」

  • 29123/11/06(月) 23:27:22

    鄭「ああ、始めから終わりまでずっと起きていた」



    周「…………ず、ずっと?本当か?マスター?」


    鄭「お前が部屋に入ってきたときから、気配を察していたが……薄目を開けたら気づくだろうと思って、思わず狸寝入りをな」


    周「……そう、か……そうだったのか……??」

  • 30123/11/06(月) 23:31:27

    鄭「疑うなら再現をしてもいいが」


    周「……再現?」


    鄭「お前が目を閉じたら、昨夜のお前と同じことをしよう」


    周「ま、待て、明儼、なぜそんなことを……」



    鄭「閉じないのか?」

  • 31123/11/06(月) 23:51:39

    周「……」

    鄭「……口は閉じるな、アーチャー」

    周「……心得、た」

    (……)



    周(……)

    周(……昨晩の検証よりも、魔力の量が多かったな……)

    〜Fin〜

  • 32123/11/07(火) 00:08:16

    (赤面コラいっぱい使えて楽しかったな…)

    (本当は>>22で分岐しようと思ってたんだけど収まりよかったから一本道にしたよ)

    (気が向いたら話を増やすかもしれないけどスレは好きにしていいよ、もし感想があったら嬉しいぐらい)


    ①赤面コラ借用元

    https://bbs.animanch.com/board/2556057/

    ②赤面コラ借用元

    https://bbs.animanch.com/board/2583881/

  • 33二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 00:20:34

    >>32

    アーチャーかわいすぎる…

    イチャイチャ主従最高です!

    ありがとうございます!!


    ちなみに分岐するとどんな話になる予定だったか聞いてもいいですか?

  • 34123/11/07(火) 00:38:49

    >>33

    最終的に手を繋いで接吻して終わりというのは変わらないですね

    元々は22で「夢(?)について追及する」「追及しない」みたいな分岐を書くつもりだったものの、追及するルートを書きはじめたら普通に鄭がアーチャーに言いくるめられ、ここからひっくり返そうとすると話が冗長になるな……と断念した次第で……ここに出てるのは「追及しない」を軸にした感じです

  • 35二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 06:07:02

    かわいい

  • 36二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 07:16:50

    読み返すとセイバーのレスでつい笑ってしまうな

  • 37123/11/07(火) 08:21:26

    (後日談を書き始めたけど小説苦手だからできたらあげるよ〜)

  • 38二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 11:58:01

    >>37

    お待ちしております!

  • 39123/11/07(火) 19:37:40

    (普段書かないので読みにくかったらすみません、後日談です)


    後日談※直接的な表現はないけど「コイツら魔力供給したんだ!!」的な後日談です




     アーチャーはいつかの晩のように、彼のマスター、鄭成功の部屋を密かに訪れた。鄭の微かな寝息と彼の呼吸を、静かな夜と月明かりが聞いている。アーチャーは寝ている主の傍へ赴き、その手を再び取った。自身のものよりも大きな鄭の右手を、両手で、縋る様に。確かな人肌の温もりに混ざって、魔力がいくらか彼に流れ込んでいく。建前の目的だった接触による魔力の供給量の検証は、既に済んでいる。つまりこれは、アーチャーの私欲による行動である。

     愛おしさで浮いてしまいそうな、恥じらいで溶けてしまいそうな熱。熱は二つの夜の記憶をなぞり、彼の耳まで紅潮させた。穏やかな月夜に反して、鼓動は次第に忙しなくなっていった。

    「明、儼」

     彼は消えいるような声で鄭の名を呼んだ。握る手は震えている。それを二度三度繰り返した後、アーチャーは気取られなかった安堵とも、いじらしい不満が燻っているとも思える深い呼吸をした。身体の震えは止んでいた。既に彼には充足感があった、このまま立ち去っても後悔をすることはない。これは実際、アーチャーの禁欲的な性質を鑑みても道理である。その道理…
    telegra.ph
  • 40二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 20:53:17

    鄭さんが一枚上手であたふたしちゃうアーチャーカワイイ〜〜〜〜〜

  • 41二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 21:56:46

    控えめなアーチャーが猫みたいでかわいいな…

  • 42二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 07:46:52

    これは素晴らしきスレ

オススメ

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