- 1二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:06:53
- 2二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:08:45
恋愛クソザコナメクジのフリーレンとシュタルクに未亡人アウラは劇薬すぎた
- 3二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:09:25
まさか最後の最後で精神ゾルトラークを連打されるとは…
- 4二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:17:48
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:18:02
フリーレンは最後の精神ゾルトラーク連打でガチ泣きしてそう、アウラはガチで何が悪かったのか分からず大慌てになる。
- 6二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:18:30
未亡人アウラとかいう魔族の中のバグ個体好き
- 7二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:18:47
惚気話【フリーレンを殺す魔法】
- 8前スレ20023/11/11(土) 00:20:14
(アウラが心から愛した旦那さんってどんなだろうと妄想してたらいつのまにか人(魔族)懐っこい泣き虫が産まれた)
- 9二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:31:00
それくらいがいいのかもしれない
- 10二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:36:07
私は五百年以上を生きた大魔族だ(人間の男などに未練などあるはずもない…)
ってコト…!? - 11二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 01:07:32
- 12二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 01:14:25
渡される所までしっかりとかたられるんだろうな…
- 13二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 01:19:22
アウラ当人は惚気てるつもりなんてないけど、遠き日の思い出を懐かしみながらポツポツと話すものだからダメージが増大していくやつ
- 14二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 03:15:40
アウラ
長生きしろ - 15二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 07:34:58
魔族がそんなこと言う時点で未練たらたらなのが丸わかりなんだよな…
- 16二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 09:00:46
ちょっと路線違うかもだけど旦那から今際の際にずっと無理させてごめん、これからは好きに生きてって謝られて曇るのが見たい
不満や制約があったのは事実だけどそれ以上に良い思い出がたくさんあって謝られる事なんて無いのに…って伝える頃には既に旦那は息を引き取ってしまい、取り敢えず遺言通りに魔族として行動してみるけど - 17二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 09:08:13
何も感じないどころか嫌悪感まで出てきてしまうからせめて魔族らしくフリーレンに殺されようと進むのか…
- 18二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 10:35:26
旦那さんが亡くなってからは質素な服を着てひっそりと隠棲してそうじゃない
- 19二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 10:38:06
そしてアウラを見て"ヒンメルならそうした"で旅に連れて行くフリーレンよ…
まあアウラ理不尽に強いし居たら便利だよね - 20二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 10:38:31
グラナト伯爵領の被害も大分減りそうだなコレ
- 21二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 10:40:55
軍勢(人は居らず魔物だけ)を持ってるから伯爵領に警戒されてるって立ち位置で、被害事態はまだゼロの状態になってそう
配下の魔族にはまだ潜伏の時とか言って行動させないだろうし、フリーレンが来た時に突っ込ませて殺させるんだろうな… - 22二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 11:59:03
亡き妻想いのデンケンやフォル爺達と会ったらどんなリアクションするかなこのアウラ。
特にフォル爺は種族違いの婚姻なの含めてそっくりだし、服従させる魔法の命令で記憶が思い出せないか提案するくらいしそう。 - 23二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 15:43:48
- 24二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 15:52:47
結婚はしてないが相手がヒンメルで数十年付き合わされた結果
激オモ感情乗せてヒンメルはもう居ないじゃないって言うアウラ様なら最近追っかけてるSSで見たな - 25二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 16:30:46
- 26二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 18:17:18
なんでそんなになくの…私が傷ついただけじゃない
- 27二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:42:18
…なによ、そんなに喜んで。あなたが好きな料理を作っただけじゃない
…ちょっと、はしゃぎすぎよ。アクセサリーをプレゼントしただけじゃない
…ねぇ、明日は○年記念でしょ。そろそろ子どもがいてもいいじゃない - 28二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:44:14
- 29二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 20:26:06
七崩賢の半分以下の魔力でも人類には僅かしかいないだろうしな。何より魔族だから人間には使えない魔法も使える。戦力としては充分すぎる。
- 30二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 21:21:24
自分が魔族だから子供が出来ないんだって泣いて謝ってそう
きっと旦那さんはそんなアウラを抱き締めて優しく慰めるんだろうな
ヒトの温もりを知ってしまったからこの時点でヒンメルに魔族を教えたアレみたいな真似はできなくなってそう
- 31二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 22:00:25
リーニエを娘のように慈しむけど、所詮は魔族でしかないと絶望するんだよね………
いや、リーニエがガチ母性に目覚めたアウラに幼少から育てられてればワンチャン? - 32二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 22:01:33
どっちでも美味しいな
- 33二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 22:38:20
これは個人の感想だけど、普段は余裕たっぷりでもいざ行為に及ぶときが来たら数分で屈服してそう
- 34二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 23:18:44
- 35二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 00:14:09
ソリテール「羨ましい!素晴らしいわアウラ!私にはわかる、貴方は魔族でありながら真に人間の感情や機微を理解できた!一体どれほどの死を積み上げればその境地に辿りつけるの!?」
アウラ「…同族として忠告してあげるわ。半端に人の心に縋り付いて、死ぬより酷い苦悶に溺れたくなかったらこれ以上人に焦がれるフリをするのはよしなさい…もっともあんたはどこまでいっても魔族のまま終われるんでしょうけど」 - 36二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 00:46:49
- 37二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 01:23:24
怒りに飲まれかけてその瞬間に約束を思い出して涙を流しながら死体を持ち去ってほしい
- 38二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 02:56:06
- 39二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 07:01:03
保守
- 40二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 07:07:02
私達魔族には
理解できても獲得できない感情がある
彼が私に向けたこれは"愛"これは理解できる
彼の言葉に頬を染めるのも
彼の行動に心踊るのも
彼を、失った時、に、涙を流すのも
全部理解はできる。でも
私が彼に向けていたこれが獣の鳴き声かどうか分からないじゃない
あの日から人を喰わなくなった
何でかまだ分からない
フリーレン、貴方にはわかる? - 41二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 08:39:42
まさか魔族の私が妊娠して子供を産むだなんて夢にも思わなかった。
日に日に大きくなるお腹とそれをさすりながら笑顔を浮かべるあの男に形容し難い感情を抱く自分に驚いた。
産まれた我が子達に魔族の証である角が生えてなかったことに安堵した自分がいた。
我が子達が魔族の子だとバレないように自分の角を根本から折って角の跡を髪で隠すようになった。
日に日に成長する我が子達を愛おしく感じている自分がいた。
「お父さんは見た目が変わっているのにお母さんはなんで見た目が変わらないの?」と言う我が子達にあの男は「お母さんはエルフの末裔だから見た目が変わらないんだよ」という嘘を教えていた。
大人になって独り立ちした我が子達を誇らしく思っている自分がいた。
結婚して孫を連れてきた子供達を笑顔で出迎えていたあの男と自分がいた。
髪が全て白髪になり咳き込むようになって次第にベッドでの生活が多くなったあの男の世話をする自分がいた。
最後の頼みと言って二人で夕焼け色に染まる海を見に行ってそこで笑顔を浮かべて眠るように息を引き取ったあの男がいた。
あの男の葬式で涙を浮かべる子供達や孫達に対して涙を流さなかった自分がいた。
そしてあの男の骸を墓に納めてやっと涙を流した自分がいた。
「あぁ私はあの男を愛していたのか、気付くのが遅かったなぁ。もっと早く気付いてあの男に愛していると言えば良かったなぁ。」 - 42二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 09:01:13
失う痛みが人なんだよね…
- 43二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 09:27:23
愛した人間が老いもしくは致命傷を負って死に際で自分の死体は貴女に食べてもらいたいと言われて情緒がぐちゃぐちゃになるアウラが見たい
- 44二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 12:09:33
- 45二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 12:51:39
あの人の忘れ形見は人の肉しか受け付けないじゃない…
初陣にフリーレンを初首と飾る舞台を用意してあげようじゃない - 46二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 17:39:59
最初は恥じらいも何もないけどだんだん恥ずかしくなるパターンがいい
- 47二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 21:20:23
前スレの
>> 「あなたは愛する人間が老いていく様と向き合うことから逃げたんでしょう、フリーレン。ヒンメルはもういないじゃない……」
ってセリフ大好き
ここのアウラはフリーレンの罪を象徴してるのかなぁって。アイゼンからも忠告を受けたのにヒンメルから目を逸らし続けてしまったフリーレンだから、コレ言われたら数秒放心しそう
- 48二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 21:47:08
魔族が心を理解したのもそうだけど、エルフの自分よりも遥かに人を理解してることがしんどいポイント高い
- 49二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 21:56:47
ウソよ…なんで私がここに逝けたの…?
生きるためでもないのに何度も人を殺し続けたのに
彼に私が今まで何をしてきたも言えなかったのに
「アウラ!」
同族を手に掛けたこともあったのに
「待ってたよ!」
人にも魔族にもなりきれなかった半端者なのに…!
「おかえり!」
どうして…!!
「色んなものを見てきたんでしょ?君の世界に映った景色を君の声で聞かせてくれ!この時をどんなに待ち望んだことか!」
「…!も、もう!急かさなかったっていくらでも聞かせてあげるわよ!」 - 50二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 22:18:58
夫を失う寂しさのあまり服従魔法を使ってしまうんだけどそれが逆にトラウマになって服従魔法自体が使えなくなるっていう旅についてくる時のナーフ案
- 51二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 22:21:34
ここのアウラは感情を理解したバグ個体だから魔族として考えなかったとしても長命種であることには変わりないのに大切な人とずっと一緒に過ごした。例え本人は相手が死んでから想いに気づいたと思っていたとしても確かに相手への愛があった。
それに比べてフリーレンは仲間に再三忠告された上で最後までヒンメルへの想いを自覚できなかったからな…
- 52二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:09:12
動いてもただの死体だって認識しちゃって解除しながら泣き崩れるんだよね…
- 53二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:13:06
アウラが夫と死に別れた直後に、ヒンメルも亡くなって魔族の活動が活発に➡アウラも偶然、部下たちと接触することになるが、同じ言葉を話しているはずなのに会話がかみ合わない➡そこで初めて自分が既に魔族とは異なる考え方になっていたことを自覚するアウラ。って展開を見てみたい
- 54二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:19:49
- 55二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:22:14
どんどん魔族として外れていくアウラ良いよね
- 56二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:42:56
亡くなる前に旦那さんから「僕が逝ったら亡骸を食べてほしい」と言われて拒否するのもいいけど、長らく食べてなかったごちそうに預かってそれは何より特上の美味だと頭では認識してるのに、嫌悪感がどんどんと募ってしまってそれ以来人肉を食べることができなくなるアウラ概念いいと思います
- 57二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:59:51
バグアウラとフリーレン
2人とも自分の感情に気づかなかったっていう共通点があるけどアウラの方は愛する人と寄り添って共に幸せになれたから全く違うんだよね。ヒンメルが不幸ということは全くないけどさ。
似てる部分はあるけど全く違う2人って良いよね - 58二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 00:15:54
- 59二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 05:50:02
- 60二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 09:16:21
フリーレンですら10年(本人曰く100分の1)で人生観を変えられたのに、死ぬまで(恐らく4〜50年?)ずっと一緒にいたアウラなんてもう……
- 61二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 09:23:40
お互いにバグって相思相愛になるも周囲からは異常者共と憚られ他に頼れる者がいなくなった結果ドロドロの共依存となる人間と人外もいいぞぉ…
- 62二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 15:05:44
ただただあったかい…それでいいんだよ人間なんて
- 63二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 16:47:41
フリーレン「うおーんうおーん」
またあいつが癇癪起こしてるわ
フェルン「町の子供におばあちゃん呼ばわりされちゃって」
…でもこの泣き声どこかで
〜~~〜~
アウラの旦那「うおーんうおーん」
アウラ「わかった!わかったわよ!もう危ない相手に突撃したりしないから!」
〜~~~~
…ぐすん
シュタルク(…え?介護対象増えた?) - 64二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 16:57:56
訊くなよ?聞いたらメンタルゾルトラーク貰うぞ
- 65二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 19:14:20
魔族のところに戻ったはいいけど価値観が変わりすぎてて辛くなりそう
- 66二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 19:34:51
魔族にとっての言葉は人類を欺く道具。そうでなくなってしまったら、紡ぐ言葉に心が宿るならそれはもう魔族とは違うモノじゃない。もう魔族にも戻れない、人間にもなれない。あの人のいなくなった世界で、どこに帰ればいいの…
フリーレン「いや孫のところで暮らせば?」
アウラ「はぁ(ため息)、わかってないわね。孫の新婚生活を邪魔するなんて野暮じゃない。祖母なんてのはお土産持って、たまに可愛がりに行くくらいがちょうどいいのよ」
シュタルク「あれ?前半シリアスな空気じゃなかった?」 - 67二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 20:58:08
あの人は約束は絶対に破らないじゃない
私よりも長生きするって言ったじゃない
「嘘だったら食べていいよ」って笑いながら言ってたじゃない
…嘘吐きじゃない…
…約束を破るような男は死なせるだけでは済まさないじゃない
骨の一欠片、血の一滴まで私の血肉に変えればずっと一緒じゃない
…涙が止まらないじゃない - 68二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 21:22:14
これまで食べた誰より美味なのに誰よりも不味くて気持ち悪くなるんだ
それで吐き出しちゃって、自分たち魔族の悍ましさを理解して、大切な人の亡骸を無意味に傷付けた事実に絶望するんだ - 69二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 22:22:11
このアウラはガンソードのレイ兄さんみたいな最期が似合いそう
- 70二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 23:16:20
もし死んだ後に食べるとしたら、食べる前にキスとかするのかなぁ…っていう謎の妄想をした。
たとえ死んでても、形だけでも残ってる内に愛を伝えておきたい…みたいな - 71二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 23:54:47
魔族の私と人間とが一緒にいたらあなたが不幸になるし自分の事は忘れて暮らしていけばいいじゃない、って言い残してフリーレン戦に臨んだアウラを追っかけて遂に自害って時に割り込んだ旦那の首をはねてしまうバッドエンド
旦那と胸の内を語らって正直な気持ちで生活を受け入れていれば短いけど最期まで看取れるルートがあったのに拒絶される事を恐がり対話を避けて一方的に決めた結果、恋人を自分の手で殺してしまう最悪のルートに - 72二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 01:24:37
ここのアウラはパーティに馴染んだら一番年長者っぽい役割になりそう、長年夫と一緒に暮らしてきたから家事もできるし時間感覚と金銭感覚がしっかりしていて子供や大人、老人への好まれる対応とかも熟知してる。戦力としては一番低いけどそれでも十分強いから戦闘と旅のどちらでも役に立つ。
ただ欠点として夫を連想させる出来事があると一気に面倒臭くなるところと無意識に惚気てフリーレンパーティの面々に精神ゾルトラークするところがある。 - 73二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 02:26:46
暇つぶしのつもりだった。
身を隠すのに都合が良かっただけだった。
「─そう。ヒンメルが死んだの」
そしてあれほど待ち望んでいた筈だったのに、何の感情も沸かなかった。
そもそも彼が動かなくなってからここ数日、記憶もいまいちはっきりしない。
伝えに来たかつての部下は、食事をしようとしていつの間にか塵になっていた。
「まあ、丁度いいじゃない。演技続けるのもなんだか疲れちゃったしね」
─鏡を見つめる。たかだか数十年程度の”私”だ、相手にもならない。
もう騙る相手もいないのに、涙の跡なんてつけている愚かな女だ。
「”服従させる魔法” ─ここでの全てを忘れ、勤めを果たしなさい。『断頭台のアウラ』」 - 74二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 08:06:05
精神ゾルトラークされる面子も悪い気がしてきた
- 75二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 11:50:41
- 76二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 14:42:12
あの人が死ぬ前に、服従させる魔法《アゼリューゼ》を掛けるじゃない
そうすれば、この人がいなくなることはなくなるじゃない
死ぬ前に服従させれば、ずっと一緒にいられるじゃない
「今まで過ごしてきたように振る舞って」と命令すればいいじゃない
あの人の体が冷えていく
時間がない、使わなければ
彼を服従させ、今すぐ永遠を手に入れるのだ
彼が今際の際の言葉を発している、人間が無意味な断末魔を発しているのに、もはや愉悦もない
魔族にそんなことを言っても意味がないのに、彼の行動を無意味にしない為に服従させなければ
アゼリューゼを起動しよう、魔力を込めて魔法を唱えよう、さぁ
「こちらこそ、今までありがとう、あなた」
彼の力が決定的に、抜けた
死んだ。無意味になった。消えた。いなくなった。
魔法よりも先に無意味な言葉を私は呟いた
一番大事なこの時に、私は誇りをも捨てた
食せる肉が今目の前に転がっている
血が出ないように、指先の、枯れたささくれを爪でちぎって口の中に入れる
普通の皮の味だ。彼の体の一部を中に入れたのは怪我した時以来だろうか。勿体無いからと血を飲んだのを覚えている
でも今、これ以上この人を食べようとは思わない
「後で食べましょう」
今は腹も減っていないし、食事の時間まではまだまだ残っている。まだスープの残りもあるのだから。
彼の体に布団を掛けて、その場を離れた。 - 77二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 20:28:47
重い…それ故にフリーレン達に話す惚気が良くなるのを感じる
- 78二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 22:52:52
彼との惚気話をするときは彼から貰った指輪をいじいじしちゃう癖があるんだよね……
- 79二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 23:26:49
惚気話のあとに(彼はもういないじゃない…)ってひっそり思ったりしてるのかな
- 80二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 23:58:22
ふと目が覚めると、人間の民家に佇んでいた。
人気はない。人が住んでいたような形跡はあるが、整理され、住人は退去した後のようだった。
「調度品は中々私好みじゃない。少し地味だけれども、ね」
そのせいか、不思議と何故自分がここにいるのかは気にならなかった。
何かが欠落しているような、締め付けられるような物足りなさを感じながら外に出る。
とりあえず腹を満たせば、この胸に感じる空洞も埋まるでしょう。
「さて、まずは南かしら」
勇者ヒンメルは死んだという。ずっと籠っていたかいがあったというものだ。
もう邪魔だてするものは何も─なにもない。存分にいつかの をしなければならない。
焦りにも似た開放感と義務感に掻き立てられて、ずっと忘れていた嘲笑を作り直した。
─さあ、断頭台へ向かいましょう。
- 81二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 00:21:41
アウラは500年も生きているんだよなぁ…俺との数年なんて大した記憶にならないよな…
ほんのちょっとぐらい、傷になったら覚えててくれるかなぁ…
みたいな重めの長命種の旦那概念 - 82二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 08:26:40
あーあ、生き方を変えた上に500年の歳月を投げ捨てて新しい道に歩みましたあなたのおかげです
- 83二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 08:48:58
- 84二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 16:38:36
無意識に人間になっていく美しさ…いい
- 85二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 19:48:16
──60年振りだった。
目の前で己の首を撥ねた野盗が崩れ落ちるのを見届けながら、アウラはそう思い出す。
60年。人の命を奪うのが生態とも言える魔族が、それも七崩賢の一人に数えられた断頭台のアウラが、実に60年振りの殺人を行ったのだ。しかし、彼女の中には何も生まれなかった。命を奪った喜びも、それが出来てしまった己への失望も無い。
「彼」の魂がこの世を去った今ならやれるんだろうな、と思って実際出来てしまった──その事実が確認された、ただそれだけ。
それ故に、アウラは屍を脇へと転がして黙々と焚き火をつつく作業に戻る。
そう──アウラは今、旅をしている。
目的地は無い。他の魔族が根城にしていそうな場所は極力避け、彼女は気の赴くまま西へ東へ無為に足を運んでいた。彼と住んだ家にも、まぁそれなりに付き合いのあった村人達にも執着はない。彼がいないなら家はただの空っぽな箱で、村など単なる人間の集まりに過ぎないのだから。その結果、今回のように無防備な少女と勘違いされ襲われた訳だが──学びがあったので、それは良い。
「…この60年がおかしかっただけじゃない」
鍋の中身を掻き混ぜながら、ぽつりと呟く。
答えは出た。アウラが昨日までのおよそ60年間、一人も殺さなかったのは偏に彼が隣に居たから。人に紛れて、結婚をして、まるで人間であるかのように過ごす中で魔族としてはある種の故障を引き起こしていたのだろう。少なくとも約500年の人生全体から考えれば、大人しく村の片隅で仲睦まじい夫婦をやっていた期間の方が異常なのは間違いない。
そしてその原因が消えた以上、アウラがこれまで──七崩賢として大々的に活動していた時期と同じ状態に戻るのはごく自然な事だ。良心の呵責など覚える筈もないだろう。
「…面倒ね」
しかし、アウラは自身が自害させたばかりの屍を喰らう事はなかった。腹が空いていて、隣に人の死骸がある。スープが完成するのもまだまだ時間がかかりそうだが──それを口に含もうとすらしなかった。ただ転がっていられては調理の邪魔だと考える程度で、見向きすらもしなかったのだ。その無関心の、何と異常な事か。原因が取り除かれたのに相変わらずアウラは故障したままだ。
ただ、そうなってしまった理由を「断頭台のアウラ」はよく理解している。 - 86二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 19:49:12
アウラは、人間を食べられない。
それは決して人の心を持っただとか、彼と過ごす内に味覚が変化したとか、そんな人間的な理由では断じてない。現にアウラの思考は屍を食糧だと認識しているし、咀嚼すれば問題なく血肉に変わるだろうと分析していた。だからこれは、アウラが単に狭量なだけなのだ。
──愛する者を食べ、己の血肉として一つになる
彼の遺体を食したアウラは、そんな知見を得た。つまるところ、アウラは今も彼と一緒だ。魂は恐らく天国なる場所へと行っただろうが、その肉体は彼女が死ぬまでずっと共にある。だから食べても良い。どこまでも魔族らしい、人を食べる為の理屈付け──しかし、そうなるとある問題が浮上する。
──他の死体を食せば、彼らを入れる事になる
それはアウラにとって由々しき事態だった。
何せアウラと言う「部屋」はもう満員だ──肉体は必要になれば幾らでも詰め込めるだろうが、人間とは根幹から異なる精神は彼と彼女自身で完結している。他の何者も入る余地はない。ただそれだけの単純な話であるが故に、心底面倒な問題だったのだ。
「死体を片付けるのも、考えるのも、本当に面倒…」
しかしそれもまた「面倒」の範疇に過ぎない。部屋が狭いなら壁に穴を空けて広げれば良いだけの話で、自分自身に”服従させる魔法”を行使すればアウラは直ぐにでも「断頭台のアウラ」へと戻る事が出来る。
では何故をそれをしないのか。
そんなこと、最初から決まっている。
「…そんな事をしていたら、スープが冷めちゃうじゃない」
人の命を奪うより、自身が深刻な故障を起こしているより──彼から教わったスープのレシピを忠実になぞる方が、アウラにとっては優先すべき事柄だった。
やはり、ただそれだけの話に尽きる。 - 87二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 00:20:56
「─ありえない。この、私が─」
魔法が解け、
走馬灯に彼女が何を見たのかは、もう誰にも分からない。
違和感を感じて振り返る。
当然そこにはなにもない─筈だったが、
「なんだろう?」
拾い上げると、それはどうやら鍵だった。
意匠からしてここ最近(彼女にとって)だろうが、錆具合からして数年というわけでもなさそうだ。
家の鍵だろうか?何の魔力も持たない、何の変哲のない普通のものだった。
「─ふむ。」
アウラがこんなものを肌身離さず持っていたとは考え難い。周辺に横たわる誰かの持ち物だろうか?
この状況で遺品の判別は難しいが…幸い彼女は大魔法使い(コレクター)である。
「”落とし物を届ける魔法” ── おや。」
近くの亡骸に向かうかと思ったが、意外にも鍵はゆっくり浮かび上がると、北の空へふわふわ飛んで行った。
小さく光を反射しながら、静かに、でも真っすぐに飛んでいく。
…持ち主はもういない可能性が高いだろう。それでも。
「帰れるといいね」
これまで幾度もそうしてきたように、静かに祈りながら、彼女を見送った。
- 88二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 02:14:55
この壊れていないようで壊れていて少し壊れていない完すき…
- 89二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 06:44:23
- 90二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 08:29:11
わかる…
- 91二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 08:46:16
- 92二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 15:05:00
- 93二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 16:56:41
「断頭台に向かった」のか…
- 94二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 17:50:02
僕と過ごしたこの年月は、500年以上生きた君にとっては一瞬のように感じるのだろう。君はこれから何年生きる?百年、千年、ひょっとして寿命はないのかな?たった数十年の付き合いだけど、百年に一度くらいは思い出してくれ
彼が遺したこの紙をヒトは遺書と呼ぶらしい
百年に一度くらい?馬鹿馬鹿しい
貴方が忘れられるのは、きっと私が死んだ時だけよ - 95二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 19:06:17
この短命側が遺書を遺す系の話しんどいけどすき
- 96二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:06:14
しっかりと保存されて手元に持ってるんだよね…
- 97二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:34:04
窓から差し込む朝焼けの光で目が覚める。
「おはよう、今日は早いね」
ベッドから身体を起こす音で気づいたのか、いつものように朝食の準備を進める彼がこちらを見てほほ笑んでいた。
「ごめんね、まだもう少し時間かかるかな」
そう言いながら自身の手元へと視線を戻し、再び調理を始める彼を見ていると、自然と口元が緩んでしまう。
……ふと、悪戯心が湧いてきた。忍び足で彼の背中に近づいてゆく。
「悪いけど待てないわ。……それに、こっちの方がおいしそう……」
後ろから彼を抱きしめ、その首筋を甘噛みする。
「そうかな?」
などと笑いながら、胸に回した腕に手を重ねてくる。身体も完全に私に委ねきっている。
もう少し強く噛んでみようか。彼はどんな反応をするのだろう。そういえば彼が怒るところを見たことが無い。これは流石に怒るだろうか……
……おかしい。回した腕も、顎の力も、相当強くしている。痛がって離されてもおかしくない。それなのに、彼は身を捩ることも何か文句を言うこともない。変わらず私の手を優しく包み、ただじっと、私にされるがままでいる。それはまるで、儀式に捧げられた供物のよう——
「ちょっと?」
彼から身体を離し、こちらを向くように促す。
「あなた……怖くないの?」
「私がやっぱりあなたを騙していて、今まさにあなたを食べようとしてるかもしれないでしょう?」
自分からこんなことをしておいて、私は何を言っているのだろう。それでも、内から湧いてくる不安を取り除くことができなかった。
「……いや、びっくりしちゃってさあ!あんまり怖いことがあると動けなくなるって本当なんだねぇ!」
焦ったよ~、などと言いながら彼が笑う。
私は見逃さなかった。一瞬だったが、彼はばつが悪そうな顔をしていた。
何故そんな顔をするのか、私には分からなかった。 - 98二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:35:12
今になって、彼の真意がわかったような気がする。
彼は、私に食べられてもいいと思っていたのではないのか。私が魔族として生きるのなら、その身を私に捧げてもいいと……
それでも、私は彼と、人と生きようとした。だからこそ、あの時彼は正直に言うことが出来なかったのではないか。
きっと彼も私が気づいていることは分かっていたはずだ。それでも、彼はそのことを最期まで話すことは無かった。
「……今となっては、もう遅いけれど」
あなたに聞いておくべきだった。私の心の中に浮かんだ、もう一つ彼の想い。もっとも、生きている間にこんなことを言われても、絶対に聞き入れなかったでしょうけど。
冷たくなった身体を抱きしめ、その首筋を甘噛みし、彼に問う。
……あなたは私に、食べられたかったの? - 99二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:40:56
魔族らしく胸のモヤモヤ、高鳴りが恋だと気づかずに今際の際で気づくのも好き
- 100二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:55:05
どんどん魔族として壊れていくアウラは美しい
- 101二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 00:08:42
妻の為に人肉の代用品を研究してる最中に臭いにつられて寄って来たモブ魔族に殺されるとかどうだろう
その魔族は当然殺すけどそのせいで魔族として人里を追われ、夫は魔族に味方してた裏切り者となじられ、他の魔族からは獲物を横取りされたから殺したくらいにしか思われなくて人間にも魔族にも幻滅
- 102二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 00:14:14
──しくじったわね
またしても鍋をつつきながら、アウラは溜め息を吐く。
全く以て満天の星空に相応しくない、鬱々とした仕草だが──ただ、そうするだけの理由はあった。
何せ断頭台のアウラともあろう者が、魔族を"服従させる魔法"で自害させて回っている姿を伯爵領の子供たちに見られてしまったのだ。しかも彼らが慌てふためいて逃げるのを見送るだけで、口封じすら忘れているときた。これでは己の杜撰さに呆れてしまうのもむべなるかな、と言う訳だ。
とは言え、アウラの目的は既に果たされている。
もうこの地域に魔族はアウラ以外一人も残っていない。他ならぬ彼女自身が全て始末したのだ。リュグナーも、リーニエも、出会った瞬間に"服従させる魔法"を行使し有無を言わさず自害させた。なので後はアウラがこの地を去れば、子供たちがいくら騒ぎ立てようが伯爵が兵を出そうが問題はない。
だが、何故アウラが無意味にも同族殺しに踏み切ったのかと言えば──それは魔族の手が彼の墓があるあの村へと及びかけたから、の一言に尽きた。
「…故障をそのままにしておくからよ」
欠陥を直そうともしない己への侮蔑も、今となってはもう遅い。現にこうして鍋をつついている瞬間ですらアウラは中途半端だ。彼と暮らした家への執着は既になく、村人への親愛も「彼の妻」と言う仮面が剥がれた今では薄っぺらな態度に過ぎず──その癖墓が壊されるかもしれないと知った途端我を忘れるほどに激怒するような矛盾した存在を、誰が魔族だと思うだろう。何処からどう見ても、彼女自身すら思わず笑ってしまう位アウラは破綻している。
──そんなだから、最早子供すら手にかけられない
アウラと彼の間に最後まで子が生まれる事はなかった。人間と魔族はカタチがよく似ているだけで生態レベルで相容れないのだから当然と言えば当然の話だ。それ故に、アウラは子を持つ母の気持ちを知らない。今だってアウラの目には子供は未成熟な狩りやすい人間としか映らない。
──ただ
ただ、あの日。
彼と結婚してから何年か経ったばかりのあの穏やかな春の日、隣家で産まれたばかりの赤ん坊を抱かせて貰ったアウラは何を感じたか。小さな顔を歪めて泣くその矮小な生命を仕方無しに彼とあやしながら、何を思ったのか。 - 103二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 00:16:37
アウラが己の破綻をそのままにしている理由の一つがそこにある。それを忘れてしまうなら壊れたままで良いと、例え命取りになるとしても子供くらい見逃してたって構わないとアウラは切に思うのだ。
そして、だからこそ。
「──ああ、やっと来たのね」
顔を上げた先、杖を構える銀のエルフにもアウラは一切怯まなかった。
──間違いなく、今日アウラは死ぬだろう
出会い頭に魔法を撃ち込まれなかったのは偏にアウラが同族殺しに及んだ異常性を鑑みただけの話であって、必要な情報を引き出せればやはり結末は変わらない。
一応アウラの目算では"服従させる魔法"で無力化出来る見込みはあったが、それもどこまで通用するやら。
500年の間ずっと魔族をやっていたならまだしも、60年近く停滞していて──その上正面から堂々と来るなら相応の対策はしているべきと考えるのは自然な思考だった。
でも、ただで死ぬつもりはない。
短くて数分、長くて数時間の命。彼の魂がこの世に無き今、今更無為に話を引き伸ばすつもりはなかったのだが。
しかし、一目見て気付いた。
此方を見据えるフリーレンの、その顔。
──何だ、同類じゃない
同じだ。長命種の癖に、身の丈に合わない気持ちを抱いてしまったものの顔だ。
雰囲気が、仕草が、表情がそれを物語っている。
隠そうとしたって隠せるものか。
その事実を、見抜いたが故に────
「丁度スープが温まっているから、一口どう?」
アウラは500年の締めくくりを、先ずはスープを薦めるところから始めてみることにした。 - 104二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 08:22:20
フリーレンの信念が揺らぐことが、そして恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)をぶち込まれるのが確定した瞬間であった
- 105二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 08:38:52
フリーレンは異常を察しても問答無用で殺しそうだけど、フリーレンの方もアウラの表情と行動から何か察したのかもね…
それはそれとして恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)確定演出 - 106二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 11:33:42
恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)はあまりにも美しすぎた、惚気で気づかなかったやつの傷口を価値観関係なく抉る
- 107二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 11:40:03
無意識だろうとなんだろうと、恋愛感情と負い目がある限り効果のある、恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)…
- 108二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 13:26:02
- 109二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 15:16:04
- 110二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 17:47:19
- 111二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 21:36:11
- 112二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 23:53:33
- 113二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 00:46:17
- 114二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 02:21:41
フリーレンは死んだ
- 115二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 08:28:36
「魔法ですか。」
「うん。できればこの村に伝わる魔法とか、魔導書があるなら教えて欲しいんだ。」
「うーむ……この村もそこそこ古くはあるのですが魔法の話はあまり…」
「そっか。あればの話だから気にしなくていいよ。」
「ああ、そういえば。」
「なにか心当たりが?」
「ええ、昔のことなのですっかり忘れていましたが。」
「勇者様が魔王を倒されてからしばらくして、今度は畑が獣に荒らされることが増えましてな。魔族の襲撃で荒れていた当時では狩人もおらずほとほと困っていたところ……。」
「遠方から越してきた夫婦の奥様が、魔法で獣たちを説得して畑荒らしをやめさせてくれたのですよ。」
「ただ、その奥様は早くに病で亡くなられて…旦那様も最近。今はお二人の娘がはずれの小屋に一人で住んでいるはずです。もしかしたら奥様の魔法について何か知っているかもしれません。」
「《動物と話す魔法》とか《動物を大人しくする魔法》とかかな……それはどんな様子の魔法だったの?」
「確か……不思議な天秤を使っていました。人魂のような、白と黒の火を秤にかける。」
「…………へぇ。」
「……フリーレン様?」
「フェルン、シュタルクを連れ戻してきて。すぐにそのはずれ小屋へ向かうよ。」 - 116二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 10:16:54
フリーレンの髪の毛を梳かしたり面倒見がなんやかんやいいアウラ
- 117二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 10:48:16
魂を他人に見えるレベルまで魔法の質が落ちてるのか…
- 118二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 12:31:59
- 119二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 18:48:28
髪に関して2、3個あるやつだ
- 120二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 20:01:29
逆に旦那さんがめちゃくちゃ強くて裏切り者認定されたアウラを守り続けるというのも
- 121二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 22:23:54
「この指輪?ああ、彼がくれたのよ。大して貯蓄もなかった筈なのに態々街まで行って、それでプロポーズの時にね。もう20年は外してないと思うわ」
「そうなんだ。魔族に求婚するなんて奇特な旦那さんだったんだね」
「この髪型?そうね、私も毎日結うのは面倒だって思うけど。仕方ないじゃない、何事も多くて損はないって彼が言うんだもの。それに手が空いてる時は手伝ってくれたから、悪い気はしないでしょう?」
「そうなんだ。意外と子供っぽいところがある旦那さんだったんだね」
「この格好?貴女も分かってると思うけど、前の服は人の中で生きるには目立ち過ぎるじゃない。まぁ彼が強そうで気品があるって言っていたから残してあるけど…背中を彼以外に見られるのは、ねぇ?」
「そうなんだ。魔族も羞恥心とか覚えるものなんだね」
「このスープ?ああ、彼が教えてくれたのよ。何時でも何処でも肉が手に入る訳じゃないし、いつか必要になる時が来るかもしれないからって。食べられる木の実とか薬草とか、一緒に森を巡って実際に採りに行くのも楽しかったわね。ああ言うのをデートって言うんじゃない?」
「そうなんだ。魔族に何かを教えるなんて優しい旦那さんだったんだね」
「ただ、そのせいで前の服が…」
「…魔族も幸せ太りをするんだ、初めて知った」
「この墓?ああ、彼のよ。見れば分かるじゃない。こんな所にある理由?…私なんかに惚れ込むからよ。魔族、それも七崩賢と結婚した人間がいたなんて知れたら荒らされるだけでは済まないでしょう。だから此処で良い。私がずっと覚えていればそれで良いじゃない」
「違うかしら、フリーレン」 - 122二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 22:27:07
フリーレン、無意識に持続ダメ受けてない?
- 123二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 22:56:42
自害して消滅する寸前に捲き込まれたら嫌だと気合いで左手から指輪を切り離す
どうせ死ぬし無駄な事、と分かっていてもせめてこのくらいはと思いながら指輪を手放して満足気に消滅する - 124二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 03:22:27
もう魔族とは言えなくなったから着いてこさせられるのも
介錯として終わらせるのもいいな - 125二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 09:29:58
思いに気づけなかった弱きものだから…
- 126二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 09:34:17
アウラは旅が終わればどうするんだろうか
オレオールに留まるつもりなのか、夫との家に帰るつもりなのか、それとも命を絶つつもりなのか - 127二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 09:42:06
アウラと旦那さんの思い出を辿っていって、最後が墓なのもポイント高い。
- 128二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 10:22:11
実子はいないけど拾い子を育てたとかいいぞ
- 129二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 10:30:15
リンメルならそうしたで連れて行くか、介錯で殺して墓に一緒に埋葬するのか…
- 130二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 11:34:01
昔取り逃がした七崩賢に出会ったら角は片方へし折れてるし魔力はやたら少なくなってるし魔族を襲ってるし人間を襲おうとしないから情報を得るために話しかけたら穏便な対応してくるしやたら過去の自分にぶっ刺さる話をしてくるしまるで敵意を向けてこずにスープ飲んでるし殺気を向けてもまるで抵抗しようとしない。
どうする⁉︎フリーレン!こんな時ヒンメルならどうしたかな!? - 131二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 12:28:12
- 132二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 12:30:20
ヒンメルなら…どうするんだ?
- 133二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 16:42:36
- 134二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 16:43:44
フェルン「冬眠はダメです」
- 135二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 17:11:25
- 136二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 17:16:03
不味いフリーレンに恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)が……
- 137二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 17:19:07
アウラに呆れた顔で説明されてしょんぼりするフリーレン
- 138二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 17:26:08
パーティメンバーで一番オシャレとかわかってそうな女、アウラ
- 139二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 17:33:04
間違いなくパーティ内では1番喜怒哀楽が面に出てるだろうね…話も尽かないだろうし(惚気8割 魔族時代0 過去のエピソード(アウラ)2割 夫10割)
- 140二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 19:42:38
- 141二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 20:53:03
- 142二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:25:09
- 143二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:31:58
- 144二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:33:58
フリーレン泣いちゃうからその辺にしてあげて…
- 145二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:35:19
恋愛雑魚を殺す魔法(ゾルトラーク)はいくら研究しても防御方法が過去にしかないあたり本家より貫通性能が高い
- 146二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:39:40
そんな誘惑なんてヒンメルに効くわけないじゃない…もっと効果的なやり方が……えっちすぎる?何を言ってるの?え?卒倒した?
- 147二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 21:57:39
…
…ああ、そういうコト。
所詮獣の言葉なんてまともに取り合う必要はないから、けむに巻くつもりなのね?
だけど残念ね。今の私なら、ヒンメルが貴方のことをどれほど─まあ、あの人ほどじゃないけれど─想っていたか理解出来るわ。
…でも、そうね、確かに私たちが囀る言葉なんて何の意味もないわ。
だけどあの人はずっと、最後まで…信じていたの。
だから…私はともかく、あの人の気持ちを否定されるわけにはいかないじゃない。
─いいわ、貴方とヒンメルの蜜月には及ぶべくもないけれど、存分に騙ってあげる。
私とあの人、すれ違いながら寄り添った50年の日々をね──!
- 148二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:00:59
オーバーキルだよ…フリーレン泣きそうだよ…
- 149二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:03:03
恐らくアウラとの戦いで邪魔だとシュタルクとフェルンを置いてきたフリーレン、一晩たち心配したフェルン達がフリーレンに追いつき目撃したものとは?!
- 150二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:11:49
- 151二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:27:34
人の心を識ってしまった獣はもう人を殺せないし自分の魔法でさえ使えなくなった魔族の恥晒しも良いところだけどそれ以上にアウラは本当に美しいモノを知ってしまったのが評価高い。
他の魔族にとっては路肩の石にも満たない何かであってもアウラの中では光り輝く一等星とかフリーレンマジで勝ち目が無いぞ……! - 152二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:38:05
- 153二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:45:11
たぶん泣くことも出来ず(自分が吐いた)血の海に沈んでるよ
- 154二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:46:01
…まあいいわ
いくら過去を悔やんだとしても虚しさが増すだけ
今の貴方ならヒンメルが何を大切にしてきたか、何を守ってきたかが十分わかるはずよ
それを後世に伝え、残せるのは貴方にしかできないじゃない - 155二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 01:00:11
むしろ研究するたびに跳ね返ってくるからな…
- 156二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 07:49:44
会話のせいで「何言ってんだコイツ…」みたいな顔に見えてきた
- 157二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 08:08:58
- 158二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 11:02:06
- 159二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 11:16:26
- 160二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 11:17:23
アウラに呆れながら慰められてるの情けなさ過ぎない…?
- 161二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 13:31:19
- 162二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 13:43:04
- 163二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 15:15:40
バグアウラは仲間になるまではシリアスだけど仲間になってからはギャグ担当になりそう
K2の麻上さんみたいに - 164二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 15:53:46
魔力でも勝ってるぞ。まあ情緒と空気読む能力と恋愛能力が負けているが。
- 165二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 16:50:16
人間と一緒に暮らして食人という行為に対して拒否感を持つようになるのはわかるけど、罪悪感とまでいくのは少し違う気がする
結局のところ魔族は悪意があって人間を食らうわけではなく単純にそう生まれついた習性のためであって、そこに罪とか償いとか人間的善悪の観点を持ち込んで種族を評価するのはある種洗脳的に映る
あくまでアウラには人間と魔族の両方の世界を知り、けれどもうどこにもいない只一人の人間の温もりにどうしようもなく焦がれる只一人の魔族として自問の生を過ごしていて欲しい - 166二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 17:10:21
夫婦喧嘩の話を聞かされてもっと精神ゾルトラークされそう
- 167二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 18:47:00
生きてる年数と精神年齢は必ず比例するとは限らない良い例ですね…
- 168二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 20:17:24
幻影鬼に旦那の幻覚見せられたらどんな反応するかなバグアウラ
人間しか襲わないはずの幻影鬼の捕食対象になっていたことについてのフリーレンの見解も聞きたい - 169二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 21:25:45
- 170二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 21:28:19
夫を同じ様に撫でてたから慣れてるんだろうなぁ…それはそれとしてアウラに庇われるフリーレン
- 171二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 21:29:32
仲直りをしっかりと惚気けられるんだろうな
- 172二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 21:39:41
庇うのかと思ったらトドメをさしてるアウラ…そこはやっぱり魔族なんだね
- 173二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:00:42
《 ゾ ル ト ラ ー ク 》
恋愛雑魚を殺す惚気話
の概念とてもすき。フリーレンのパーティ大体死にそう… - 174二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:03:25
シュタルクだけ普通に聞いてそうだけど他の面子はダメージ受けてそう
- 175二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 00:16:30
「ベイブレード…懐かしいわね。彼が珍しく一日何処かに行っていると思ったらセットで買い込んできたのよ」
「…そうなんだ」
「私も彼もすっかりハマっちゃってねぇ…ブレードや軸の組み合わせもそうだし、スタジアムにどの角度で落とすのか、とか。アナタもそう言うのに興味があるから買ったんでしょう?」
「…そうだけど」
「お互い負けず嫌いだから夜中までやり続けて翌日に響いた日もあったし…でも、彼との唯一の戦いになるのかしら。だとしたらそうね、彼は七崩賢の一角を武器も魔法も使わず倒した大英雄ってことじゃない。ふふ、流石は私の夫ね…」
「…」
「それにね、勝負に勝って喜んでる彼の顔はとっても可愛かったのよ。アナタにも見せてたげたかったくらい…ああ本当、肖像画の一つくらい描いて貰えば良かったわ」
「…」
「それだけじゃないわ。彼──」
「あの」
「何?」
「フリーレン様が膝を抱えてさめざめと泣いているので、その辺りにして貰えませんか?」
- 176二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 07:53:32
(恋愛的に)か弱き者…
- 177二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 08:39:41
フリーレンの情緒は育ちそうなパーティだな
- 178二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 11:39:12
ザインはどんな反応するんだろうか
- 179二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 12:50:48
幻だと分かっていてもどうしても“彼”を殺せそうにないから、愛を知った時に死んだ魔族としての自分を幻に投影して殺すってのを幻視した
- 180二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 13:15:25
バグアウラとかいう原作では100%ありえないオリキャラ
- 181二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 14:30:32
種族違いの愛を知った未亡人アウラとかフリーレンに刺さりまくりで草
- 182二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 17:31:37
大丈夫?変な方向に拗らせてない?
- 183二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 21:09:31
原作的にはありえないが、作中で一番豊かといえる表情筋と、あのなんか未亡人に似合う髪型がみんなを引き付けるんだ。
- 184二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 00:04:53
──アウラ、自害しろ
その瞬間に、アウラは己の敗北を悟っていた。そう、薄々感じてはいた──「私は此処で死ぬんじゃないか」と。或いは「そう遠くない内に負けるんだろう」と。彼が死んだその時から、不思議とそんな感覚を覚えていたのだ。今更のように軍団を再編して伯爵領を攻め、そこにフリーレンが居合わせ、そして今──"服従させる魔法"を逆手に取られ、自分で自分を殺そうとしているのもその為だろう。
そうして厚みのある刃が近付く首筋に速度が、徐々に遅くなっていく。極限状態に置かれた脳が目先に迫る死から逃れようとひたすらに解決策を模索しているのだ。
──なるべくしてなったんでしょうね
加速する思考に反してアウラ自身の精神はそれが妥当であると認めていた。何せ、彼が死んだのだ。死んだと言うことは──魔族として破綻したアウラを支えていた柱が折れたことを意味する。そうして土台を失った存在が辿る末路はたった一つ、見るも無惨な瓦礫のみ。
なのだが──一つだけ、アウラには心残りがあった。
「…ッ」
思い切り、歯を食い縛る。絶対的な強制力に純粋な精神力だけで抗う。
それは奇跡を起こすに等しいレベルで難しいことだと術者であるアウラ自身も理解していたが──人間に出来て、魔族にそれが出来ぬと言う道理はない。況してやそれが自身の生存ではなく、それよりも優先すべき事柄であると言うのなら尚更だ。もう敗けは決まっているが、ただでは敗けられない。
「ぐ、く…っ!」
一度は首筋の皮膚を裂きかけた刃が、僅かに──拳1個分だけ、離れる。
最早七崩賢の威厳の欠片もない必死の形相ながら、ほんの数秒の間アウラは己の魔法に打ち克ったのだ。
そして迫る死を一瞬引き延ばしたアウラは、刃と首の間に自身の左腕を挟み込む。
そこから導かれる結論は、必然的に。
「なっ──!?」
驚愕に目を開くフリーレンの前で、血飛沫が上がる。
それと殆ど同時に、彼女の足元に何かがボトリと落ちた。
否、フリーレン程のエルフが例え夜と言えど屈めば拾える距離にある物体を識別出来ない筈がない。
では何故、彼女は「それ」を──他ならぬアウラが自分で切り落とした左手を正常に認識出来なかったのか。
- 185二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 00:07:42
「…良い、指輪でしょう。彼がくれたのよ」
「な、に?」
勝った。
切断した途端にショック死する可能性もあったが、この瞬間アウラは勝ちを得た。事切れれば身に付けていた衣服も含めて塵になる魔族が、その前に遺しておきたいモノを切り離せたのだから。
そして──何をどうしても和解は出来ない、相容れない筈の魔族が人間を人間足らしめる生態に殉じた証。それを認識したフリーレンの表情が凍り付いたのが、何よりの証左。
これを勝ちと言わずして何と言う。フリーレンが自害させようとしている相手は罷り間違っても人間ではないが──だからと言って魔族でもないのだ。
──『ヒンメルはもういないじゃない』
もし普通の魔族であれば、その言葉がどれだけフリーレンの逆鱗に触れるか決して理解は出来ないだろう。彼らにとっては単に最も憂慮すべき敵がもう存在しないと言う事実を述べただけであって、それ以上でもそれ以外でもないのだから。
しかし、アウラは違う。
アウラは人を愛する喜びも、それを喪う哀しみも知っている。フリーレンが内心で激怒すると知った上で、その言葉を放った。
──想いを形に出来なかったアナタとは違うのよ
と。
それをぶつける、ただそれだけの為に。そして、その目的は達成された。アウラはフリーレンに「人間への理解」と言う一点で、間違いなく勝った。
で、あれば。
「──ふ、ふふ。残念、だったわね」
気合いで押し止めていた剣の柄を、残った右手でしっかりと握り締める。そう、今度は"服従させる魔法"の強制ではなく自分自身の意思で。
「アウラ、止め──!」
「私に命令して良いのは、あの人だけよ」
フリーレンに命令させる暇を与えず、アウラは躊躇なく己の命を刈り取った。 - 186二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 05:48:55
神SS…
- 187二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 09:20:12
- 188二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 12:49:06
原作とは別方向の可哀想な可愛さがある。
- 189二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 14:09:55
アウラからすればごく普通のことを言ってるのに泣くフリーレンのことわけわからん状態だろうな…めんどくさい顔されたり魔族だから殺す活動とられるのはまだわかるけどただ話したら泣かれたんだから混乱してもおかしくない。
- 190二次元好きの魔族23/11/22(水) 17:50:36個人的にはどのルートであれ、前スレ
の108のエンドに繋がってほしい。揺るぎようのない王道の感動シーンだと思う結婚も悪くないじゃない|あにまん掲示板人間の男もなかなか悪くないじゃないデートするのも悪くないじゃないなんやかんやあなたの帰り待つのが楽しみになってきたじゃないhttps://bbs.animanch.com/img/2552711/1あ…bbs.animanch.com - 191二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 22:02:59
次スレも欲しくなってきたじゃない
- 192二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 22:51:51
- 193二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 00:28:36
このままここを埋めていくじゃない
- 194二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 00:51:25
本来なら得るはずが無かったものが当たり前になっているのいいよね
- 195二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 01:00:01
梅
- 196二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 02:31:49
初代スレも二代目スレも神SSの宝庫じゃない
- 197二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 07:10:04
このまま神SSを量産していくじゃない
- 198二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 07:38:52
200なら私の旦那の情報が増えるじゃない
- 199二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 09:43:50
梅梅
- 200二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 12:12:23
200ならほのぼの日常回