- 1ダイス主23/12/30(土) 22:18:19
- 2ダイス主23/12/30(土) 22:19:00
【進行方法】
・物語を進めていき、新キャラが出るたびに🎲で役決め
・それぞれのキャラと恵が会話をし、🎲でフラグが立てばエンディングに登場。最終🎲でCPが成立するか決める
※役決めが🎲なので、恵が主役・ヒロインになるかは不明。逆に(皆さんが考える)ゴリゴリの攻キャラがヒロイン役(今回だとシンデレラ)になる場合もあり
※それでも恵受け
※どうにか恵と絡ませる必要があるため、物語が破綻するおそれあり(最悪恵と会話すらない可能性も…)
※複数キャラにフラグが立った場合、最終🎲次第で固定CP・多角形CPのどちらかになります
※誰ともフラグが立たない場合は強制大団円(友情)Endとなります - 3ダイス主23/12/30(土) 22:19:42
【登場人物・キャラ】
●シンデレラ
●継母
●義姉
●ネズミ
●魔法使い
●王子
●王子の従者
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③五条 悟
④七海 建人
⑤伏黒 甚爾
⑥伏黒 恵
⑦両面 宿儺
(あいうえお順)
初スレとは思えない登場人数😇
※※甚爾×恵の可能性もアリ - 4ダイス主23/12/30(土) 22:20:19
【他】
・遅筆な上にスマホからなので時間がかかるかもしれません
・所々省略しつつ、とりあえずエンディングまでいくのが目標!
・どうにもならなくなったら💣or夢オチ - 5二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:21:09
面白そう
期待 - 6ダイス主23/12/30(土) 22:21:52
【はじまりはじまり】
昔々あるところに、心優しい女の子???( dice1d7=3 (3) )がいました。
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③五条 悟
④七海 建人
⑤伏黒 甚爾
⑥伏黒 恵
⑦両面 宿儺
- 7二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:22:51
早速大事故で草
ガラスの靴がはけないのはブカブカだったから…? - 8二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:23:17
いきなり最強の女の子登場で吹いた
- 9ダイス主23/12/30(土) 22:23:56
シンデレラお前かい!
「美しいも付け加えてくれる?」
五条は父親と仲良く暮らしていましたが、父親が再婚して新しい継母( dice1d6=3 (3) )がやってきました。
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③七海 建人
④伏黒 甚爾
⑤伏黒 恵
⑥両面 宿儺
- 10二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:25:11
ママミン似合いそうだけど女の子に手を焼く未来しか見えないな
- 11二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:26:42
継母の方が可哀想……
- 12ダイス主23/12/30(土) 22:27:08
七「えっ」
しばらく七海の連れ子である義姉( dice1d5=5 (5) )と4人で暮らしていましたが、父親が亡くなってからは七海と義姉から意地悪をされるようになりました。
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③伏黒 甚爾
④伏黒 恵
⑤両面 宿儺
- 13二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:27:36
怖いよこの家!!!!
- 14二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:28:34
継母の胃とお家がぶっ壊れちゃう…
- 15二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:29:09
ナナミンと宿儺にいじめられる五条……あの、お家形残ってる……?
- 16二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:30:25
ナナミンが宿儺を産んだっていうのもなんか事故ってる気がするけどまあいいや
続き楽しみ - 17ダイス主23/12/30(土) 22:33:05
ナナミーン!!!
「仕事の書類に下品な落書きをしないで下さい」
「凡夫つまらん」
「しくしく、可哀想な僕…🥺」
五条はそんな生活が辛くなり、お友達のネズミに時々弱音を吐いてしまうのでした。
「ちょっと聞いてよ( dice1d4=1 (1) )〜」
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③伏黒 甚爾
④伏黒 恵
- 18二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:33:57
話聞いてくれそうな奴来たな
- 19二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:35:40
ダイス君空気読みすぎでは?
- 20二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:36:38
おじさんはめんどくさいされないよう程々に……ってそうか女の子(概念)だからセーフ?
- 21二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:41:01
- 22二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:43:43
- 23二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:45:29
女性に年は・・・ねぇ・・・
- 24ダイス主23/12/30(土) 22:54:23
恵出ないからどんどん話が進んでいく…
「ナナミンはいい人だけどなあ」
「からかいがいはあるんだけどね。あの息子の親ってだけで人生の十割は損してるよ」
「俺アイツ本能的に嫌い」
ある日、お城から舞踏会のお知らせが届きました。七海は渋々、宿儺は変わった食事が出るかもしれないと行く気のようです。五条も勿論行く気でしたが、素行を心配した七海から留守番を言い渡され、宿儺からも舞踏会へ行くための服をズタズタにされてしまいました。
「解(ゲラゲラ)」
「舐めてんのか」
結局、五条は半壊させてしまった家の修理を言い渡され舞踏会へ行けなくなりました。庭で不貞腐れていると、どこからともなく不思議な声( dice1d3=1 (1) )が聞こえてきます。
①乙骨 憂太
②伏黒 甚爾
③伏黒 恵
- 25二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:56:10
本当に魔法使えそうなパイセン来ちゃった
- 26二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:58:22
伏黒家の男のどちらかが王子確定か...
- 27二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:04:08
これ恵が王子様の従者になったらどうなるんだろうか?
- 28ダイス主23/12/30(土) 23:06:31
地味に配役がいい感じのキャラに当てはまっていく
「どうしたんですが?そんなところに一人で座って」
「かくかくしかじかで、意地悪な継母と義姉に意地悪されたんだ🥺」
「ええ?それは酷いなあ💦 そうだ、僕の魔法で助けてあげますね」
お人好しの魔法使いは、少々大袈裟な五条の話を信じ、舞踏会へ行く手助けをしてくれました。お友達のネズミも馬車の御者に変身させてくれました。
「すげー!人間になった!」
「あー、悠仁、鏡は絶対に見ないほうが良いよ」
何故か本能的に嫌いな相手と瓜二つになった虎杖と共に、五条はお城へ向かいます。
その頃、お城では王子様( dice1d2=1 (1) )が椅子に肘をつけてお行儀悪く座っていました。
①伏黒 甚爾
②伏黒 恵
- 29二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:07:00
治安悪いゴリラ来たな
- 30二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:08:32
まあ五条とワルツを踊るのに身長の釣り合いはとれてる
- 31二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:14:35
この王子とシンデレラってお城ぶっ壊しながら踊ってない?
- 32二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:15:05
踊る(バトル)かもしれない
- 33二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:15:44
舞踏会ならぬ武闘会が始まるね
- 34二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:17:29
恵を華麗に避けるダイスくん
ある意味すごい - 35二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:18:41
ダンス(殺す気満々の殴り合い)
- 36二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:20:02
さてはダイスくん好物を最後に食べるタイプだな?
- 37ダイス主23/12/30(土) 23:21:21
どう話を進めよう😇
「だっる」
いかにもやる気がなさそうな王子を急かすように、部屋にノックの音が響きます。返事も聞かずに扉を開けるのは、王子と瓜二つの若い少年です。
「おい、もうすぐ時間だぞ」
王子に対する程度でも言葉使いでもない彼は、王子の従者でした。
「腹が痛えから中止にする」
「んなこと出来るかバカ甚爾」
不敬罪にあたりそうな態度ですが、王子は恵の態度を気にしません。それどころかその柳腰を引き寄せて甘えたような声を出します。
「なあ、いっそお前が嫁になれよ。そうすりゃこんな馬鹿げたイベント、やる必要ないだろ?」
🚩dice1d3=2 (2)
①「……ばか」(成功!)
②「おとぎ話はやめろ」(現状維持)
③「さっさと行け(蹴り)」(失敗!)
- 38ダイス主23/12/30(土) 23:30:48
現状維持は最後に大逆転があるかも…?
(考えてない)
「はあ、さっさと終わらせるか」
ようやく立ち上がった王子に恵はこっそり安堵の息を吐きますが、振り返った甚爾に背筋を伸ばします。
「お前は?」
「裏にいる。何かあればいつも通りシウさんに言え」
「ヘイヘイ。イイコにしてろよ」
「お前がな」
今日は来客も多く、やることはたくさんあります。忙しく動き回る恵に、声を掛ける人がいました。
「あの、」
dice1d2=1 (1)
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
- 39二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:35:40
会話イベント……!
- 40ダイス主23/12/30(土) 23:44:00
「水が飲みたいんすけど、どっかで貰えますか?」
「失礼ですが、あなたは?」
「あ、スミマセン!御者の虎杖悠仁です!」
「はあ、どちらの御者」
ぐうぅ。
「……ついでに、何か食べ物貰えると嬉しいなあ、なんて」
「、ふ」
素直な態度とお腹に、思わず恵の頬が緩んでしまいます。それを見た悠仁の顔が赤くなると、恵は気まずそうに表情を変えました。
「…悪い。ああいや、従者の方用の部屋はあちらになりますので、どうぞ」
「あの!」
🚩
①「今の、内緒にしてくんない?」(失敗!)
②「もう少し一緒に居たいんだけど、ダメ?」(成功!)
③「言葉遣い、改めなくて良いから!」(現状維持) - 41ダイス主23/12/30(土) 23:44:54
- 42二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:48:34
お!虎杖といい感じになりそうだね
- 43ダイス主23/12/30(土) 23:57:07
現状維持が続く!
「でも、」
「ほら、おんなじ位の年だし!せめてお友達になれたらなあ、なんて」
そう言葉にしつつ、自分の正体を思うと後悔で虎杖の心臓はバクバクと激しく動いてしまいます。
「今は、無理だ」
「…そっか」
残念と安堵が混じった声だと、自分でも分かりました。
「けど」
「ん?」
「またどこかで会えたら、なってやらん事もない」
襟で顔を誤魔化しながらどこか幼い表情を見せる目の前の相手に、耐えきれず悠仁は破顔しました。たとえ今後どんな結果になろうと、伝えて良かったとさっぱりした気持ちになれたのです。
「うんうん。純愛だね」 - 44ダイス主23/12/31(日) 00:10:35
「うわっ、おおお、乙骨さん?!」
「やあ虎杖君。君だけでも見つかってよかったあ。早速だけど、五条さんがどこに居るか分かる?」
「え?ここに着いてから別れたけど」
「あー、そっか。実はうっかり大事なこと言うの忘れてたから、伝えなきゃいけないんだよ」
「そうなん?」
「悪いけど、手分けして探してくれない?『アレの関係で、絶対十二時までに帰ってきてね』って」
「…それってもしかして、俺も?」
「勿論」
「ダッシュで探します!」
「城の中を走るな!」
人とは思えない速度で走る背中を見つめていると、隣の男性から力強く腕が掴まれました。 - 45ダイス主23/12/31(日) 00:25:46
「えっ」
「あの、ここの関係者の方ですよね。グラサンをかけた白髪の大柄な美丈夫を見ませんでしたか?」
「…残念ながら」
「そうですか」
返事を聞くと乙骨は萎々と力が抜けたようで、伏黒は掴まれた腕の痛みが引いていきます。何か声をかけるべきかと考えていると、急に乙骨の目が変わりました。
「僕の失態で彼らに迷惑をかける訳にはいかない。なんとしてでも探し出す」
そう言うやいなや乙骨を中心に風が現れ、近くにいた恵の衣服や髪を背後に揺らします。しばらく風が遠くまで行き渡ると、「見つけた」と乙骨が呟きました。
「…ふう、やっぱり半壊した家を直した後ではキツかったな」
どこか気だるさを感じる様子の乙骨がじっと隣から見られていることに気付き、手を伸ばします。
🚩dice1d3=1 (1)
①「あれ、僕の魔法にあたっちゃった?」(失態!)
②「どうしたの?可愛い顔になってる」(成功!)
③「赤くなってるよ、大丈夫?」(現状維持)
- 46ダイス主23/12/31(日) 00:26:48
初失敗!
続きは明日にします - 47二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 00:28:11
おつかれー!楽しかった!
明日も楽しみにしてます! - 48二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 01:47:21
主乙
年の瀬に面白いスレが見られてるの感謝 - 49二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 02:44:59
- 50二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 03:05:02
ダイス君はこの掲示板に棲みつく特級伏黒劣情呪霊の可能性……?
- 51ダイス主23/12/31(日) 10:22:47
- 52ダイス主23/12/31(日) 10:35:09
- 53二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 10:37:54
190cmのガタイの良いムキムキ男withドレスかぁ……
- 54ダイス主23/12/31(日) 10:47:59
「あれ?憂太どうしたの?」
「五条さんこそ、男性を踏みつけてどうしたんですが?」
「なんかこそ泥らしいよ。悪いけど警備呼んでくれる?」
それを聞いた伏黒はすぐに背骨が折れそうになっている男性を取り押さえ、乙骨は大慌てで広間へ向かいます。
「申し訳ありません。招待客であるあなたにご迷惑をおかけしました」
「いやぶっちゃけ家でのイライラが少し晴れたからいいけど」
🚩dice1d3=3 (3)
①「あの、ドレスが汚れてしまったようなので着替えますか?男性物になりますけど」(成功!)
②「強いんですね。…羨ましい」(現状維持!)
③「こんなに強いのなら、甚爾とお似合いかもしれない」(大失敗!)
- 55ダイス主23/12/31(日) 10:48:30
ダイス!おま、ダイス!
- 56二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 10:59:05
🎲<恵くんは渡さない
- 57二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 10:59:31
これお城壊れるエンドになるのでは……
- 58二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:01:30
ダイスくんの独占欲の深さよ
- 59ダイス主23/12/31(日) 11:02:14
コイツ(🎲)、分かってやがる
「甚爾?ダレそれ?」
「え、知らないんですか?」
それならばと恵はさっそく甚爾と五条を引き合わせます。
すると五条を連れた恵を見て甚爾が目を見開いたと思ったら、二人の間にビリビリとした空気が漂いました。
「…ようお嬢さん、ちとこっちで二人きりにならねえか」
「奇遇だね。お前を見てからムカムカが溢れかえってどうしようかと思ったんだ」
そうして暗がりへ進む逞しい二人の背中を見つめると、ふと恵の胸に寂しさが湧き上がります。
しかしそれを振り払うように、後ろから声がかけられました。
dice1d2=2 (2)
①七海 建人
②両面 宿儺
- 60二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:04:59
修羅場wwww
- 61ダイス主23/12/31(日) 11:13:44
「オイ」
「はい、っ!」
いきなり顎を掴まれ、恵は思わず相手を睨みつけます。するとそこにいたのは、やけに嬉しそうな顔をしている男でした。
「ほう、城に上玉が隠されていたか」
そう言いながら無断で恵の襟を広げてあらわになる首にも手をかけようとしてきたので、咄嗟にその手を払います。
🚩dice1d3=2 (2)
①「……」(成功!)
②「御者に知り合いは居るか?」(現状維持)
③「先程の賊の仲間か?」(失敗!)
- 62二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:15:14
ダイスくぅん!!!!!
- 63ダイス主23/12/31(日) 11:18:46
はいはい現状維持現状維持
「御者?知らんな」
「そうか。やけに顔が似てたから知り合いかと思ったんだが」
「…ふむ」
そう呟くと、宿儺はどこかへ向かいました。どうも自分に似た存在がいることが気に食わないようです。
それにほっと息を吐いていると、少し頭上から声がかけられました。
「申し訳ありません」
「えっと、貴方は?」 - 64ダイス主23/12/31(日) 11:27:51
「先程からご迷惑をおかけしてる二人の………………親です」
「ああ…」
最後の一言をとても言いづらそうにしている七海という青年に、恵は心底同情してしまいました。
白髪のドレスの女性????と年齢が近いように見えますが、色々な事情(🎲)があるのでしょう。
🚩dice1d3=2 (2)
①遠くから破壊音が聞こえる(失敗!)
②「よろしければ、静かなところでお休みしませんか?」(成功!)
③「こちらは大丈夫ですよ。それよりもパーティーを楽しんで下さい」(現状維持)
- 65ダイス主23/12/31(日) 11:28:56
キャァァァァア!!!!!
(七海うちわ) - 66二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:31:48
🎲<常識人で恵くんとの価値観も合う……チッしょうがない通れ
- 67二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:37:46
ダイス君はナナミン贔屓だったか……
- 68ダイス主23/12/31(日) 11:39:12
「え?」
「よろしければ、ですけど。コーヒーは好きですか?」
「…はい。それではお言葉に甘えて」
そうして二人は、ゆったりとした時間を過ごしました。
普段、子ども二人に迷惑を被せられる七海と王子に迷惑を被せられる恵は、お互いの苦労や優しさに心を打たれます。
そして本やコーヒー等の共通点もあり、二人で過ごす時間と比例してどんどん心を惹かれていきました。 - 69ダイス主23/12/31(日) 11:46:53
しかし、穏やかな時間もあっという間でした。
遠くで大きな音がした直後。王子とドレス姿の女性????、招待客の同じ顔の二人、それぞれ二組がお城で暴れているという知らせが恵の下へ届けられました。
「…すみません、七海さん」
「いえ、間違いなくこちらが悪いですから」
そう言って、やけに殺気を張り巡らせた七海の背中が片方の騒音の方へ向かいます。
それをいじらしく見守っていた恵ですが、振り切るように王子の方へと足を進めました。 - 70二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:48:55
破壊音はてっきり王子とシンデレラがダンス(戦闘)ってる音だと思ってたがもう一箇所でも勃発してたんかw
- 71ダイス主23/12/31(日) 13:11:59
なんか自然に仲悪くなってる…
あれから数日経ちましたが、恵は七海のことが忘れられずにいました。二人きりで会っていた自室で深いため息を吐いていると、扉が無遠慮に開けられました。
「ノックぐらいしろ」
「恵、コイツの持ち主を探せ」
甚爾の無茶振りはいつもの事でしたが、差し出された物に思わず眉を顰めます。
「おま、何だコレ」
「勝利品だ」
- 72ダイス主23/12/31(日) 13:28:38
一方で七海も、お城で会った恵の事が忘れられません。
舞踏会の日からネズミと喧嘩する娘??と、いやに筋トレを繰り返す義娘???を尻目にコーヒーを飲みますが、あの日のような美味しさを感じられずため息を吐いていました。
そんなある日、お城から再びお知らせが届きます。
『このグラサンをかけながら不自由なく動ける人物を見つけた者に、好きな褒美を取らせる』
どうみても義娘のグラサンでした。 - 73二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 13:35:22
戦闘の途中てうっかり落としたか
- 74二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 13:36:23
クソデカガラスの靴かと思ったらグラサンw
- 75ダイス主23/12/31(日) 13:42:36
探し人の責任者を任された恵は、情報が寄せられるたびにその家を訪ね回っていました。
けれど真っ黒で何も見えないグラサンを前に、全員動けずに終わってしまいます。
地味に恵が人間不信になりながら最後の家をノックすると、あらわれた人物に目を丸くしました。
「七海、さん」
「伏黒君、貴方が来てくれたんですね」
時が止まったかのようにしばらく見つめ合う二人でしたが、突如七海の後ろが騒がしくなり始めました。 - 76ダイス主23/12/31(日) 13:51:11
「ほう、どうした。俺に会いに来たか?」
「うわ、アイツと引き合わせた子がいる」
「あー!伏黒ぉ!」
顔見知りの人物とネズミが一気にあらわれ、本来の目的を思い出した恵は慌てて七海に向き直ります。
「このグラサンをかけながら自由に動ける者がいるというのは、本当ですか?」
七海が頷くのを見ながら、恵もお城で会ったとある人物がこの中にいることで確信を持ちました。
「ん?それ僕のグラサンじゃん」 - 77ダイス主23/12/31(日) 14:02:40
「あんなに動けるなら間違いないですね。ただあの、大丈夫ですかアレ」
「お気になさらず。子供たちの喧嘩は日常茶飯事です」
動ける証明をするはずが、何故か殴り合いに発展している二人に恵は気が気ではありません。
どうしてもそちらに意識を向けてしまう恵の手が、そっと大人の手で握られます。短く息を吸う恵を、七海は強い眼差しで見つめました。
「っ」
「好きな褒美を、ですよね」 - 78ダイス主23/12/31(日) 14:08:54
【確認】
①虎杖 悠仁 □現状維持
②乙骨 憂太 □失敗!
③五条 悟 □大失敗!
④七海 建人 ■成功!
⑤伏黒 甚爾 □現状維持
⑦両面 宿儺 □現状維持 - 79二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 14:13:56
七海独り勝ちじゃん!!
ダイスくんさぁ・・・ - 80ダイス主23/12/31(日) 14:14:48
🎲<いきまぁす!
dice1d7=6 (6)
1〜6 七海End
7 現状維持チームEnd
- 81ダイス主23/12/31(日) 14:15:43
危ねえ!!!
- 82二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 14:16:09
ギリギリだと!?
良かったーおめでとう! - 83二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 14:17:01
ダイスくんずっとブレねぇな
- 84ダイス主23/12/31(日) 14:30:52
そうして七海家に新しい家族が増えました。
優しく理性的で格好いい「母」???
マイペースな暴君「長女」???
かまってちゃんムキムキ美形「次女」???
そして一番若い「母の奥さん」???という、なんとも不思議な一家です。
ときどき次女???の友達のネズミと、奥さんの勤め先の主がやってきて賑やかな七海家は苦労が耐えません。
けれど二人でコーヒーを飲める時間があれば、そんな日常も悪くないと微笑み合うのでした。
【めでたしめでたし】 - 85ダイス主23/12/31(日) 14:34:15
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
折角の年末だからと、やってみたかったスレ立てでエンディングまでいけて良かったです! - 86二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 14:35:02
乙ー!!母???とか美女???とかハテナマークにひたすら草だったw
他エンドなパターンも見て見たかったな~ - 87ダイス主23/12/31(日) 15:04:03
- 88二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 15:06:02
いきなり最強のシンデレラ爆誕は声出して笑った
面白くて読みやすかったですありがとうー - 89ダイス主23/12/31(日) 15:06:55
【??】
五条といえば、七海と宿儺はドレスを着てたんですかねえ - 90二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 15:13:44
- 91ダイス主23/12/31(日) 15:24:45
- 92二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 15:33:25
ムチムチパツパツお胸のナイスボディ……
ガコン - 93二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 16:46:19
また200まで余裕あるし、別の童話もやってくださいw
- 94ダイス主23/12/31(日) 17:17:05
- 95ダイス主23/12/31(日) 17:19:44
◇第二部 赤ずきんちゃん◇
【登場人物・キャラ】
●赤ずきん
●お母さん
●オオカミ
●おばあちゃん
●猟師
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③五条 悟
④伏黒 恵
⑤両面 宿儺
(あいうえお順)
※シンデレラで相手役だった七海は今回お休み - 96二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:21:03
やったぜ第二部だ!
- 97ダイス主23/12/31(日) 17:21:57
【はじまりはじまり】
あるところに、( dice1d5=4 (4) )という子がいました。
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③五条 悟
④伏黒 恵
⑤両面 宿儺
- 98ダイス主23/12/31(日) 17:22:18
??!!!?!?!
- 99二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:26:20
ダイスくん!!!!??????
- 100二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:27:32
ダイス君空気を読んだ
- 101ダイス主23/12/31(日) 17:28:12
幼い頃から変な人や動物を引き付けやすかった恵は、少しでも顔が隠れるよう赤いずきんをしていたので、赤ずきんちゃんと呼ばれることもありました。
今日もやたらと鼻息荒く近寄ってきた大人を叩きのめしていた恵は、家に帰ると母親から病気の( dice1d4=2 (2) )のお見舞いに行くよう言われました。
①虎杖 悠仁
②乙骨 憂太
③五条 悟
④両面 宿儺
- 102二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:29:36
相手によっては返り討ちにしそうなお婆さんだな……いやでも乙骨以外全員そうだな……
- 103二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:30:38
乙骨以外も の間違いです
- 104ダイス主23/12/31(日) 17:35:07
🎲への反応に笑ってしまう
「乙骨おばあちゃんのお見舞い?すぐ行く」
乙骨おばあちゃんは、人間不信気味の恵がとても尊敬する大人の一人です。母親から籠を受け取った恵は、早速おばあちゃんが住む森の奥へと向かいます。
おばあちゃんの家まで半分ほど来たところで、木の陰から( dice1d3=2 (2) )が出てきました。
①虎杖 悠仁
②五条 悟
③両面 宿儺
- 105ダイス主23/12/31(日) 17:36:37
お母さんダイスしてなかった!!
お母さん dice1d2=1 (1)
①虎杖 悠仁
②両面 宿儺
- 106二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:37:29
オイオイこれ最終的に森が消えるわ
- 107二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:40:42
- 108ダイス主23/12/31(日) 17:47:47
まーた五条VS宿儺フラグ立ってる
「や、恵。どこ行くの?」
現れたのは、オオカミの五条でした。
少し警戒していた恵ですが、過去に何度か危ない動物から守ってくれた五条を見て、肩の力が抜けました。
「乙骨おばあさんが風邪気味らしくて。大丈夫ですかね」
「へえ」
不安そうな表情を浮かべる恵に、五条は少し面白くない気分になります。 - 109ダイス主23/12/31(日) 17:57:24
「お見舞いだったら、向こうに花がたくさん咲いてるから摘んでいきなよ」
「花なんて腹の足しになりませんけど」
情緒が無い赤ずきんです。
「でもほら、憂太に似合いそうじゃん?」
そう言われ、花に囲まれた乙骨を想像します。
「…似合いますね」
「でしょ?ほら行った行った」
けれど恵は、虎杖から寄り道はしないように言われています。
🚩(虎杖)dice1d3=1 (1)
①「やっぱりダメです。虎杖が心配する」(成功!)
②「ちょっと、押さないで下さい!」(現状維持)
③「少しだけなら、いいか」(失敗!)
- 110ダイス主23/12/31(日) 17:58:08
おっ🐯
- 111二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:58:51
おや、今回のダイスくんは……?
- 112二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 19:42:46
早速成功ダイス!
- 113ダイス主23/12/31(日) 23:56:54
「もー、変なとこで一途なんだから」
わしゃわしゃと恵の髪を撫でると、五条はニコリと笑いました。
「しょうがないなあ。じゃ、お先に!」
「は?」
恵が瞬きをすると、目の前の五条は消えていました。
「憂太ー」
「あれ、五条さん。いらっしゃい」
「うん。いきなりだけど憂太、ちょっとごめんね」
「ええっ?!」 - 114ダイス主24/01/01(月) 00:00:44
年末に煩悩まみれのスレにお付き合いいただきありがとうございました。
続きはまた明日! - 115二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 01:21:54
おつ楽しかったです!
- 116ダイス主24/01/01(月) 11:34:53
あけましておめでとうございます
今はまとめてやる時間がないので、時間がある時ちびちび進めていきます - 117二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 11:37:25
このレスは削除されています
- 118ダイス主24/01/01(月) 12:22:49
五条の様子になんだか嫌な予感がした恵は、急いでおばあちゃんの家へ行こうとしました。
「っ!」
しかし殺気を感じてその場から身を捩った途端、背後から腹に響くような音が森の中に響き渡ります。
「ほう、よく避けられたな」 - 119ダイス主24/01/01(月) 12:37:31
「お前もしかして、宿儺か…!」
彼は最近、町でいたずらに動物を殺して回る猟師が来たと噂になっていました。
毛皮や肉を採る以外にも、暇潰しと称して無惨に殺生するやり方。
恵はそんな宿儺のやり方が大嫌いでした。
「だったらどうした。それよりも」
そう言いながら宿儺は銃を持ち直します。
そのことに遠距離からの攻撃を警戒した恵は、急に接近してきた相手に思わず動揺してしまいました。
「貴様、ひどい狼臭がする」 - 120二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 14:33:37
あけましておめでとうございます!
宿儺様の登場が早い……!そして不穏
続きも期待です - 121ダイス主24/01/01(月) 14:37:25
五条が先ほど撫でていたあたりを嗅がれ、その近さに恵は身動ぎます。
その拍子に、赤いずきんが外れてしまいました。
🚩dice1d3=1 (1)
①「止めろ!」(現状維持)
②「臭くない!」(失敗!)
③「嗅ぐな!バカ!」(成功!)
- 122ダイス主24/01/01(月) 14:53:13
おめでとうございます!
猟師宿儺にガマン出来なくてフライングです
「ほう」
あらわになった恵の表情に、宿儺は態度を変えます。
「面は悪くない。気の強さも良し。ふむ」
「…なんだよ」
警戒を滲ませて恵が問います。
近かった距離が少し離れてほっとしていますが、抱き込まれた体はまだ離れていません。
「いや。この匂い、五条のだな」
「…」
宿儺の噂を思い出し、恵は無言を決め込みました。
- 123ダイス主24/01/01(月) 14:54:23
「お前、名は?」
「…伏黒」
「…」
「…恵」
虎杖がいたら、もっと警戒するよう嘆きたくなったでしょう。
自分の前ぐらいなら良いかと、恵はあっさりと答えてしまいます。
「そうか。またな、伏黒恵」
そう言うと、宿儺はあっという間に去って行きました。
その場から気配が完全に無くなったことを確認し、恵は再びおばあちゃんの家へ向かいました。 - 124ダイス主24/01/01(月) 14:55:25
【ところで今回の宿儺の外見】
dice1d3=3 (3)
①虎杖
②伏黒
③平安
- 125ダイス主24/01/01(月) 14:55:54
強っ
- 126ダイス主24/01/01(月) 15:23:44
色々あって少しへとへとになりながらも、恵は無事におばあちゃんの家へ着きました。
「乙骨おばあちゃん。伏黒です」
ノックをして挨拶をしても返事がありません。
具合が悪くなったのかもしれないと考えた恵は、簡単に動いたドアノブにさらに心配になって、家の中を覗き込みました。 - 127ダイス主24/01/01(月) 15:30:57
すると、奥にあるベットがこんもりと膨れ上がっているのが見えました。
持っていた籠を近くの机に置くと、恵はベットへと近付いていきます。
🚩dice1d3=3 (3)
①「誰だ?」(失敗!)
②「何してんですか」(成功!)
③「おばあちゃんはどこだ?」(現状維持)
- 128ダイス主24/01/01(月) 15:38:05
すると、ベットの中からちょいちょいと手招きされました。
その手を見て一気に半眼になった恵ですが、イヤイヤながらベッドへと近寄ります。
ある程度まで近付くと、恵はベッドへと引きずりこまれてしまいました。その相手は、逆に布団を剥がしながら体を起こして恵を見下ろしました。
「ふふ。さぁて、どこに居るでしょうか?」 - 129ダイス主24/01/01(月) 15:42:16
「五条さんのいたずらに付き合ってる暇ないんすけど」
「暇が無いなら作りなよ。楽しみないとハゲるよ?」
言い返そうと口を開いた恵ですが、いきなり五条に抱きかかえられ言葉にはなりませんでした。
何事かと思う間もなく、室内にさきほども聞いた腹に響く音が聞こえてきます。 - 130ダイス主24/01/01(月) 15:52:46
驚いて音の方を見ると、いつの間にか宿儺が扉を開けた状態で立っています。その手に持つ銃の標準は二人の方へと、正確には五条へとピタリと合わせていました。
「今忙しいんだけど」
「ケヒ、暇は作るものなのだろう?」
それを聞いて、恵を抱える五条の手が力強くなります。恵は自分もなにかできないかと、宿儺に問いかけました。
「お前、何しに来たんだ」 - 131ダイス主24/01/01(月) 16:01:05
「雑草は根本から抜くだろう?」
「は?」
「カビも根本から根絶させるのが効果的だ」
「…オオカミもそうだって言うのか?」
「いや。オオカミは放っておいても、そのうち絶滅するだろう」
「はあ?何が言いたいの?」
最後の言葉は許しがたいと、五条が口出しします。それに宿儺は興味ないと言わんばかりの口調ながら、その目は恵をしっかりと見つめます。
「唯一になり得るものに異臭がついていてな。その元を殲滅しようと思ったまでだ」 - 132二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 16:02:44
あの……おばあちゃん家の安否……
- 133ダイス主24/01/01(月) 16:04:21
それ聞いた五条が動こうとした時です。
この部屋とキッチンの間の壁が、凄い音を立てて破壊されました。
「僕の可愛い孫に銃を向けたのは誰?」 - 134二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 16:06:42
おばあちゃん自ら我が家を破壊しとる…
- 135ダイス主24/01/01(月) 19:12:45
地震の被害にあわれた方が無事でありますように
ちまちま進めさせていただきます - 136ダイス主24/01/01(月) 19:31:13
「おばあちゃん?!」
「伏黒君、怪我は?」
「俺は無事です。けど、」
「憂太。恵を頼むよ」
五条は宿儺に目を合わせたまま、恵を乙骨の方へ押しやります。
「任されました」
そう答える乙骨は、バランスを崩す恵を危なげなく支えました。
「おばあちゃん、風邪は」
「元々軽い症状だったから大丈夫だよ。それより、伏黒君が無事で本当に良かった」
へにょりと頼りなさそうに微笑みかける乙骨に、伏黒は彼の服を思わずぎゅっと握りました。
🚩dice1d3=3 (3)
①「…俺、オオカミ臭いですか?」(失敗!)
②「やっぱり、乙骨さんが一番頼りになります」(成功!)
③「ここから逃げましょう。俺が一番邪魔になる」(現状維持)
- 137ダイス主24/01/01(月) 19:31:52
現状維持多くない?
- 138ダイス主24/01/01(月) 19:37:33
【確認】
①虎杖 悠仁 ■成功!
②乙骨 憂太 □現状維持
③五条 悟 □現状維持
④両面 宿儺 □現状維持 - 139ダイス主24/01/01(月) 19:39:07
ごめんよ虎杖
ダイス主がダイスを忘れたばっかりに、唯一の成功なのに会話無しで - 140ダイス主24/01/01(月) 19:49:48
「伏黒君は、そうやって冷静でいられるところが強いよね」
ニコリと笑いかけると、乙骨はキッチンの勝手口へと恵を誘導しました。
もう少しで扉に手が届く。
というところで、乙骨が恵に覆いかぶさりました。さっきもあったなと恵が思う間もなく、扉が内側へ吹き飛びました。
「伏黒がヤベーのに狙われてるって、マジ?」
お母さん、覚悟ガンギマリの表情で登場です。 - 141二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 19:52:44
キャーおかーさーん!(ペンライトふりふり)
黙ってお家で待ってる虎杖くんじゃないよねえ - 142ダイス主24/01/01(月) 19:59:19
「虎杖?なんでここに」
伏黒が驚いて声を掛けると、虎杖は途端に闘気をしまい情けない顔を見せました。
「もー!また変なのに目をつけられて!
乙骨おばあちゃんがわざわざリカちゃん(小鳥)で知らせてくれたんだからな!」
「本当は、五条さんが変なこと企んでるって言いたかったんだけどね」
「…あのオオカミは…」
聞いた恵は頭を抱えたくなります。けれどそんな間もなく、虎杖に両肩を掴まれました。 - 143ダイス主24/01/01(月) 20:13:08
「伏黒は悪くないけど!もうお前が誰かに狙われんのガマンならねえの!
…頼むから、俺だけの伏黒になってよ」
次第に弱気に語りかけてくる虎杖に、恵の胸は高鳴ります。
後ろでおばあちゃんが、「確かに伏黒君は悪くはないんだけど、ときどき無意識にやらかすんだよね」と思っているとは、夢にも思っていません。 - 144ダイス主24/01/01(月) 20:16:03
🎲<やるぜ!
dice1d7=4 (4)
1〜6 虎杖End
7 現状維持チームEnd
- 145ダイス主24/01/01(月) 20:24:19
おかあさんEnd確定🥳🎉
「あれ?悠仁来てたんだ」
瓦礫になった壁の向こうから、五条が顔を出します。
「オイ貴様、伏黒恵に近付くな。臭いが移る」
「僕が臭いみたいに言うな」
「事実だ。そもそもお前の臭いで伏黒恵を見つけたんだからな」
「は?」
それを聞いた虎杖の顔色が変わります。 - 146ダイス主24/01/01(月) 20:29:37
「何?伏黒がコイツに狙われてるのって、五条さんのせいなの?」
「コイツ言うな。不快だ」
「は?いや違」
「そもそも五条さん、いっつも伏黒に近付きすぎなんだけど」
「えー、それは」
「てかおばあちゃんが俺を呼ぶほどの企みって、なに?」
「…えへへ」 - 147二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:29:39
虎杖エンドきた!
- 148ダイス主24/01/01(月) 20:38:58
笑って答えない五条に、虎杖はどんどん雰囲気を変えていきました。
「ねえ。悪いオオカミって、倒されるのがセオリーだよね」
こうして、悪いオオカミVS悪い猟師VS男前のおかあさん+おばあちゃんの戦いが始まりました。
地域一帯を破壊した戦いがどうなったのかは、誰も知りません。
けれどおかあさんと赤ずきんちゃんは、いつまでも仲良く二人で暮らしていましたとさ。
【めでたしめでたし】 - 149二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:40:44
虎杖エンドやったー!
面白かったですお疲れ様ー! - 150ダイス主24/01/01(月) 20:46:29
お疲れ様でーす!
まさかのダイス忘れで焦りましたが、割りを食ってしまった虎杖君が報われて良かったです!
読んでくださった方も、次を望んでくださった方もありがとうございました🙇