釘崎の関係者生やしたい(ダイス) その9続き

  • 1二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:15:18
  • 2二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:29:30

    ほしゅ

  • 3二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:29:40

    ほしゅ1

  • 4二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:30:22

    ほしゅ2

  • 5二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:30:49

    ほしゅ3

  • 6二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:31:00

    ほしゅ4

  • 7二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:31:14

    ほしゅ5

  • 8二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:38:11

    ほしゅ6

  • 9二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:38:21

    ほしゅ7

  • 10二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:38:34

    ほしゅ8

  • 11二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 22:54:40

    再開します!

    「こんにちわ」

    真依が声をかけると老婆は顔をこちらに向け、そして飛び上がった。

    「あら、あらあらあら?!私ったらとうとうボケちゃったのかしら?真依ちゃんに子供ができて・・・?」
    「もう、去年も来たのにー」
    「できてないできてない!」

    三人で来たのが悪かったのか老婆はあたふたし、賀樂が追い打ちをかけようとしたのを真依が慌てて訂正する。

    「すみませんねぇ、ホントに」
    「いえいえ」
    「みたらし一丁!」

    老婆が平謝りしつつお茶を持ってやってきた。賀樂は自分が混乱を助長しようとしていたことなどどこ吹く風である。

  • 12二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:14:20

    立て乙!ホワホワする

  • 13二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:14:51

    落としてしもうてすまぬ…

  • 14二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:24:18

    よかった、見てくれてる人いる・・・



    「そうでしたか、旦那様とご結婚を」
    「そうなの、まあ・・・法的な効果はなにもないけどね」
    「何事もお気持ちが大事でございますよ、御両人に同意があればそれがなによりです」

    老婆はそう言いつつも内心では夏彦と真依がくっついてくれたことが嬉しかった。屋敷に活気がもどるかもしれない。
    妻が三人というのは老婆からみてもちょっとアレな感覚だったが死去した最後の京極家の長老格が決めたので若い夏彦と真依たちに拒否権はないだろうとも思っていた。

    「それにしても・・・真依ちゃんがねえ」

    嬉しそうに笑う老婆に真依も嬉しくなる。直哉のような心無い人に望まれないのはどうでもよかったが、それでもやはり賛成される方がいいに決まっている。そんな中で老婆が心から結婚を喜んでくれていることが真依にとってなによりのことだった。

    「みたらし、みたらし・・・!」
    「よく食べるなぁ・・・」

    呆れる夏彦を他所に賀樂が大人顔負けの勢いで団子を平らげていく。老婆が焼いた傍から食べていくので真依も夏彦も最初の一本以外は手を付けられない状態だった。

  • 15二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:56:23

    結局団子はほとんど賀樂が一人で食べた。

    「よく食べたわね・・・、比喩とか誇張抜きで」
    「食べ盛りだからねぇ・・・うっぷ」
    「とりあえずお勘定・・・」
    「はい、ありがとうございます・・・それにしても本当に良く食べる子ですねぇ」

    最初はニコニコとしていた老婆も賀樂の食欲には途中から呆れ半分、感心半分といった様子だった。

    「ふぅ、ご馳走様。それじゃあ今度こそ私は行くね。また何かあったら私に言ってよ」
    「ああ、お団子の分くらいは頼らせてもらうよ」
    「ふふ、任せて」

    手を振ると賀樂はそのまま雑踏に紛れるようにして姿を消した。

    「それじゃあ私達もそろそろ帰るわね」
    「ええ、また・・・お待ちしておりますね」

    老婆に手を振って二人も帰路へつく。老婆はそんな二人をかつての、思い出の中の二人に重ねて・・・ひっそりとなつかしさを感じていた。

  • 16二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 00:00:57

    小さい身体で良く食べる…何歳なの?

  • 17二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 00:05:42

    >>16

    この作品の時間軸では11~12歳ですかね。

  • 18二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 00:39:48

    二人はそろって屋敷へ。門を潜る時にふと夏彦は立ち止まった。

    「?・・・どうしたの?」
    「いや、ここがさ・・・家になるんだなって」
    「・・・とにかく中へ入りましょ」

    夏彦は門から覗く屋敷を見て、どこか遠くをみるように言う。真依はなんとなく夏彦の言いたい事はわかったが、あえてわからないふりをして夏彦の背をおして中へ向かって歩かせた。

    「広いから部屋はいくらでもあるけど・・・今日はこの部屋をつかわせもらいましょ」

    真依が指定したのは当主の夏来や勝弘が使っていた母屋の一室・・・ではなく、彼女が幼少に使用した場所だった。

    「やっぱりここは落ち着くわ」
    「母屋でもいいと思うんだけど?」
    「さ、さすがに和子さんたちがいた部屋ってのは抵抗が・・・」
    「そう・・・(日和ったな」

    恥ずかしそうにもじもじする真依。それを見て夏彦は仕方ないか、と彼女が使っていた部屋に布団などの一式を運び込んだ。

  • 19二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 00:45:22

    >>17

    ありがとうございます

  • 20二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:05:08

    「そうだ、今日のご飯とかどうする?」
    「そうね・・・とりあえず何か買ってくるわ。もういい時間だし」

    真依はついてこようとする夏彦を押しとどめ、ご飯を炊いといてと申しつけて自分は食材の買い出しへ向かうことに。

    「今日は何にしようかしらね」

    そういいつつ近所で食材が買える場所を探して歩くとなんだか自分が主婦にでもなった気分だ。
    しかしそんな考えは早々に打ち砕かれるのである。

    「奥様、祝いの品といってはなんですが・・・」
    「あ、ありがとうございます」

    近所の店を訪ねる度に何故か漏れていた結婚の事実を元に商店がこぞって真依に祝いの品と称して商品を手渡していく。しかも・・・

    (なんかやけに精のつくものばかり・・・)

    鰻に大蒜、マグロにとろろ芋などなど・・・。両手にずっしりかかった重さに期待が詰まっているような気がしないでもない。なにについての期待かは言うまでもないだろうが。

    (新手のセクハラじゃないのこれ・・・?)

    期待が物理的にも重い。真依はどうにか買い物という名の祝いの品の回収を終えて帰路についた。

  • 21二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:08:15

    新手のセクハラは草

  • 22二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:08:48

    後は牡蠣だの蜂の子だの…etc

  • 23二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:09:13

    精をつけて何をするんやろなぁ

  • 24二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:18:48

    >>23

    そりゃフルパワー()よ

  • 25二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:40:56

    真依が帰ってきたのを門で出迎えた夏彦は真依が抱える荷物の量を見て呆れた。内容にもちょっと呆れた。

    「こんなに買わなくてもよかったのに」
    「私は買ってないわよ!祝いの品だとかなんとかで・・・」
    「そうなの?なんかすごい偏った内容だとは思ったけど・・・」

    とりあえず二人はこの中から適当におかずをつくることに。

    うな卵、マグロのやまかけ、牡蠣のあんかけスープ。適当にやってみたが、どうにも重たいものばかりができた。
    どうやっても食べきれないものは冷凍庫と冷蔵庫へ。そして庭師の人たちへ押し付ける。

    「いただきまーす」
    「いただきます」

    二人食卓を囲んで食事を取る。もう小さいかと思った当時の卓袱台は夏彦が小食なのも手伝ってまだ現役だ。

    「美味しい」
    「うん、美味しい」

    食事は恙なく、そして片付けを終えて・・・。

  • 26二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:41:29

    今日はここまでにしときます。明日は・・・食後のまったりから・・・?

  • 27二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 04:19:35

    乙〜

  • 28二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 12:11:35

    ほしゅ

  • 29二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 21:03:36

  • 30二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:05:41

    再開します!

    「・・・」

    満腹になって二人、部屋でまったりと時間を過ごす。会話らしい会話はない。
    元より二人とも積極的にしゃべるような性格ではないが、それ以上になんというか、気恥ずかしい感情があったことも手伝っている。

    「なにか飲む?」
    「なにかあった?」
    「えっと・・・もらった奴が・・・」

    ドリンクと称してもらった紙袋を真依がごそごそと探ってみる。すると

    赤マムシ

    「インスタントがあったしコーヒーでもいれましょうか」
    「お願い」

    真依は見なかったことした。

  • 31二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:09:32

    赤マムシ〜

  • 32二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:11:57

    これはワタクシが入手したバイアグラなる珍しいお菓子です…ささっ新鮮なうちにどうぞ()

  • 33二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:23:39

    真依は台所でコーヒーを淹れながら赤マムシの瓶を見て不覚にも顔を赤くした。

    (応援はして欲しかったけど・・・!こういうのじゃない!)

    真希ほど積極的にはなれない。釘崎ほど付き合いが深いわけじゃない。真依には自信がなかった。あの二人に並べるほどの愛情を果たして夏彦に注げるのか?もしかして見劣りしてるんじゃないのか。
    もしも夏彦が自分に失望するようなことがあれば・・・。

    「しっかりするのよ私!そうよ・・・私だって、真希には負けてない・・・!」

    そう言いつつ、真希のばきばきの腹筋を思い出してちょっと自信を無くした。

    「お待たせ」
    「ん、ありがとう」

    コーヒーを啜って夏彦はふと、窓の外を見た。夕方の空はとっくに夜のとばりを降ろして真っ暗だ。

    「そういえばさっきの紙袋の中身は?」
    「・・・知らない」

    夏彦は不思議そうにしていたが真依はその紙袋についての返答を濁した。真依は素知らぬ風をしつつも紙袋を部屋の隅に追いやった。

    「そろそろ寝る準備するね」
    「わかった」

    のんびりとした時間が流れる。真依がコーヒーカップを台所へ運んだのを見計らって夏彦はこっそり紙袋の中身を見る。

    「お、これって・・・ふーん?」

    夏彦はちょっといたずらを思いついた。

  • 34二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:08:31

    真依がカップを洗って帰ってくると夏彦が布団を敷いて待っていた。その脇には真依が隠していた赤マムシの瓶が空っぽになって転がっている。

    「真依ちゃん、待ってたよ」
    「な、夏彦・・・そ、それ」
    「これがどうかした?」
    「その、それは・・・」

    真依が口ごもり、少しだけ頬を染めて目線を逸らした。夏彦は内心で笑いを堪えながら真依の様を見ていた。

    「もしかして何かいかがわしい飲み物だったり?」
    「・・・」
    「精力剤的な?」
    「!・・・」

    問いかけるとますます真依は顔を赤くした。それが可愛らしくて夏彦は真依に歩み寄って、顎をそっと上げた。

    「真依ちゃん、可愛いね」
    「・・・からかわないで」
    「バレたか」
    「!・・・やっぱり」
    「こんなもの飲まなくても、十分・・・俺はやる気だよ」

    一瞬厳しい表情をした真依は夏彦に抱きしめられ、今度は耳まで赤くなった。

  • 35二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:10:45

    さて…脱ぎ…

  • 36二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:43:25

    「真依ちゃんは真依ちゃん、心配しなくても十分可愛いんだよ」
    「・・・」
    「三人と結婚することになって、状況がちょっと特殊なのはわかるけどね」

    真依は夏彦に甘えるかたちになったことが少しだけ心残りだったが、それ以上に夏彦にそう言ってもらえることが嬉しかった。

    「ねえ夏彦」
    「ん?」
    「私・・・あなたが本当に好きになりそう」
    「そう?結婚した甲斐があるよ」

    真依が背中に手を回して抱きしめたのを見て、夏彦も彼女を抱きしめ返した。

  • 37二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:43:39

    次はテレグラフ!

  • 38二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:57:06

    さあ!開戦だぁ!

  • 39二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 00:26:38

    真依ちゃん!



    真依ちゃんとの一晩その1d抱き合ってしばらく真依は夏彦の体温を感じていた。そして、彼への思いを再確認していた。

    (好きになって、よかった・・・優しい人で)

    我ながら単純だと思う。優しくしてくれる人を好きになるなんて。けどその思いが本物である限り自分も彼への思いを持ち続けたいと思う。

    「真依ちゃん、そろそろ」

    そう言われて手を離す。体が離れて少し名残惜しく思っていると不意に、夏彦にキスをされた。

    「!・・・ん」

    唇がしっかりと触れ合って、まるで自分の気持ちを示すように。首に腕を回して自分の気持ちを示すと夏彦が目を細めた。

    「ちゅ・・・ん」

    キスをつづけながらも器用に布団の上に寝かされる。慣れた感じがして少し、悔しくなる。彼をどうにかして喜ばせたくて、でもそれ以上に彼が愛しくてキスをやめられない。

    「んむ・・・んんっ?!」

    そんな中で不意に入り込んだ舌に戸惑いながら、それでもどうにか受け入れようとして頑張る。

    「ぷぁ・・・あ、ん・・・ちゅ」

    舌が触れ合う度に背筋をぞくぞくと快楽が走り、腕に力が入る。

    (キスするのって・・・こんなにすごいの・・・?)

    夏彦だから、好きな人だから。そんな理由はいくらでも思いついた。でも、それでも感じる刺激…
    telegra.ph
  • 40二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 00:48:12

    今日はここまでにしときます。また明日!
    明日もテレグラフからになると思います!

  • 41二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 01:06:32

    乙です

  • 42二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 08:21:52

    保守域展開

  • 43二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 11:01:12

    保守

  • 44二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 20:33:54

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:33:45

    再開します!

    真依ちゃんとの一晩その2「真依ちゃん・・・入れるよ?」

    「うん・・・きて」

    真依はそういいながらあおむけのまま夏彦を見つめている。

    夏彦はそんな無抵抗の真依を見つめたまま、彼女の足を広げて自身のものを真依へとあてがう。

    「んっ・・・」

    ゆっくりと相手を思いやるように、真依の中へと入っていく。

    「んんっ!く、うぅ・・・」

    最奥まで到達し、二人は一つになる。真依は純潔を捧げた痛みから顔をしかめたが同時にやってくる幸福感に包まれて身をよじった。

    「は・・・うっ」

    「大丈夫?」

    「ちょっと・・・痛いけど・・・大丈夫」

    夏彦は真希の時と同じように真依を気遣いつつ、自身の猛りを必死で抑える。

    ここで自分の欲望を発散するのは容易いがそれは彼女を愛するということではない。ましてや彼女は真希ほど丈夫でもないのだ。決して真希を雑に扱ったわけではなかったがそれでも、それ以上に彼女を繊細に扱うべきだと何となく察していた。

    (柔らかい・・・というか、華奢な感じだ)

    真希は女性としては筋肉質だったし、フィジカルギフテッドの恩恵か体への負担にも強かった。だからこそ夏彦もどこか安心して本能に従えたのだろうか。

    対する真依は女性らしく、華奢で、鍛えてはあってもしな…
    telegra.ph
  • 46二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:43:11

    ふむふむムフフよ

  • 47二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:43:40

    柔らかそう

  • 48二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:48:50

    >>47

    分かる

  • 49二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:49:56

    閑話 東京校の医務室にて

    「おーす、硝子いる?」
    「・・・何の用?」

    医務室でカルテを整えていた家入は突然やってきた五条に嫌な顔をした。仕事を増やすことにかけて右に出るもののいないこの問題児は何時だって頭痛の種である。

    「いや、真面目な話なんだけど・・・」

    そんなに露骨に嫌そうな顔しないでよ。と文句を垂れ始めた五条に硝子はさっさと要件を言うように告げた。
    悪ふざけも無駄話もだらだら続けさせると際限のない男だ。それは長い付き合いでわかっている。

    「そのさ、専門じゃないのはわかってるけど・・・避妊の薬って渡した?」
    「え?」
    「え、じゃないよ。真希と妹ちゃんと、釘崎にだよ」
    「避妊はするようにとはいったけど・・・」

    それに対して五条は珍しく本気で困ったように天を仰いで溜息をついた。

    「まあ、知らないからしょうがないんだけど・・・多分自分たちの意思じゃ避妊できないと思うんだよね」
    「そうなの?」
    「初夜の授かりは縁起物、それに縛りで増長された初夜ってさ・・・ぶっちゃけお互い妊娠するつもりでやっちゃうから避妊具なんて焼石に水ってかそもそも頭から消えるんだよね。子供の遊びや恋愛感情ってより御家の跡取り授かるための儀式としても見られてるから」

    そこまで説明されて家入は頭を抱えた。正直避妊具くらい自分で用意するだろうくらいに考えていたのだ。

    「まあ、その、中に出すくらいしないと鎮まらないだろうから・・・って思ってたんだけどねー」
    「知ってんならさっさと言いなさいよ・・・」
    「いや、だってさ・・・呪術名家の性生活について長々と僕から聞きたかった?」

    硝子は頭を再び抱えた。もちろんそんなもの聞きたくないからだ。

  • 50二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:51:41

    五条先生が頼もしい…

  • 51二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:16:14
    真依ちゃんとの一晩その3可愛い女の子が、自分の手で、体で、よがり狂う姿に興奮しない男がいるだろうか。それが自身の手で好きにしていいとくれば。

    「んむ・・・ちゅ、じゅる・・・むちゅっ」

    舌が絡むようなキスを繰り返せば首に腕を回してそれに応えてくれる。快楽に震えながら懸命に自分を気持ちよくしようと、媚びる姿に夏彦は最後の理性が崩れるのを感じる。

    「あ、あ、あっ!」

    正常位から彼女の最奥を突き上げるように激しく腰を動かす。

    「ん、くっっ・・・ふぅっ!・・・あああっ!」

    荒い息の中でも背筋を駆け抜ける快楽に身を捩り、真依は必死に意識を繋ぎつつも押し寄せる快感に翻弄されていた。

    「真依ちゃん、そろそろ・・・出すよ」

    ストロークが緩やかになったかと思ったその時、真依の耳に悪魔の一言が囁かれる。

    「あ、う・・・うん、出して・・・」

    あ足を腰に回して、腕を首に回して。ぎゅっと抱きしめると夏彦はそれを合図といわんばかりにスパートをかけた。

    「あ、ああ・・・うっ・・・くうぅっ!んんんっ!」

    先ほどまでの快楽とは比べ物にならない強い刺激に真依の視界に白い火花が散った。それでも夏彦の動きは止まることなく・・・。

    「うっ・・・」

    「ん、ああああああっ!」

    telegra.ph
  • 52二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:20:08

    白い火花…まさかこれが伝説の【白閃】

  • 53二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:23:01

    ちょっと早いですけど今日はここまでにしときます。
    明日はまた少し書いてからテレグラフになるかな?

  • 54二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:33:25

    >>52

    白閃は草

  • 55二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:36:03

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:42:47

    >>53

    乙〜 白閃は笑う

  • 57二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 07:14:34

    保守

  • 58二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 10:21:22

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:33:42

    ほしゅ

  • 60二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:26:35

    再開します!

    昨日の最後がアレなのでテレグラフ執筆に切り替えましたw

  • 61二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:30:20

    さあさあ

  • 62二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:33:11

    夏彦一日7度の⚪︎閃を…

  • 63二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:37:11

    >>62

    感じさせてる方が発動してるのか、感じてる方が発動しているのか・・・

  • 64二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:44:57
    真依ちゃんとの一晩その4甘イキを何度か体験して、真依の心と体は蕩け切っていた。

    女性が感じられる性的な幸福感と充足感。そして、目の前の愛しい男性に抱きしめられて彼女は微睡み始めてすらいた。

    「ん・・・んぅ」

    奥へ密着させるために真依の腰の下に手を差し入れて持ち上げ、その分下腹部を密着させる。

    (熱い・・・)

    下腹部を圧迫する熱に真依は夏彦の自分を求める熱量を察して瞳を潤ませる。

    「真依ちゃん、俺・・・まだ満足できない」

    夏彦の切なそうな声、その求める声に真依は辛うじて耐えた。

    真希の言葉が頭をよぎったからだ。了承すればきっと、意識が飛ぶほどの激しい情事が待っているに違いない。

    「まって・・・なつ、~~~っ?!」

    制しようとした言葉が、最奥を突き上げられる感触で遮られた。本人も知らない。夏彦が当てずっぽうながら責め立てた彼女の弱点。

    「真希ちゃんと同じだね」

    「ッ!ま、真希と・・・くらべな・・・くうぅっ!」

    言葉をあえて遮るように腰を動かし、ギリギリまで引き抜いて、最奥までゆっくりと突き上げる。

    「あ、あひっ!つ、つよすぎるっ・・・だめ、いっ・・・くうぅ!」

    「ふふ、可愛い」

    身を捩る真依が逃げられないように、手首を掴んでぐっと奥まで突き上げる。…
    telegra.ph
  • 65二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:51:46

    夏彦がわるい(当社比)男に…

  • 66二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:18:45
  • 67二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:51:00

    荒い息のまま、真依はうつ伏せに、そして夏彦はその上に覆いかぶさるようにして布団の上に倒れ込んだ。

    「はぁ・・・はぁ、ちょっと・・・強引すぎ」
    「ごめん、可愛かったから」

    じっとりと汗に濡れた肌が触れあい、ぴったりと張り付いた。最初は熱に心地よさすら感じていたがやがて不快感と冷えが二人を包んだ。

    「お風呂・・・行こっか」
    「今からじゃ沸かすのも手間じゃないの?」
    「大型のボイラーあるからすぐに沸くよ」

    連れられて二人肌着姿で向かうと大きな浴場が見えた。一人や二人ではとても不必要なレベルのだ。

    「銭湯みたいね・・・」
    「奥の蛇口を合図したら開いてね」
    「わかった」

    手入れはされていたらしい。使われていなかったとは思えない清潔さだ。

  • 68二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:12:46

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 69二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 01:13:58

  • 70二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 08:33:03

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 10:18:32

    保守

  • 72二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 21:55:42

    ほしゅ

  • 73二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:34:17

    再開します!

    しばらくすると夏彦がもういいよ!と声を上げたので真依は蛇口をひねった。すると強い勢いでお湯がどんどんと出てくる。真依はそれを眺めつつ、石鹸やシャンプーなどを探して脱衣所を歩き回った。

    「補充まで・・・此処の管理者がどれだけ夏彦の帰りを待ってたかわかるわね・・・」

    シャンプーは詰め替え用にそれなりに品質のいいものが使われている。石鹸もだ。ボディタオル用の手ぬぐいもどこかで聞いたような銘柄のタグが付いている。
    真依も昔にここを利用した。あの時はいろんな人が真依と真希の世話を焼いてくれたものだ。

    「すこし、私達が暮らすには広すぎるけど・・・いつかここもまたにぎやかになるのかしらね」

    真依の眼差しに思い出のフィルターがかかり、喧噪、その影法師が走る。小さな自分を気遣って、小さな自分を顧みて笑う人たちの姿。

    「お湯どんな感じ?」

    その影法師から飛び出した現実の君が、私をどこに連れて行ってくれるのか。
    あなたの為なら私は強くなれるだろうか。

  • 74二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:38:24

    新婚かな?

  • 75二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:54:54

    >>74 新婚ですが?!



    「石鹸とか出してたからまだ見てないわ、でもまだかかるんじゃないかしら?」

    「そう?一式揃ってるなら先に体とか洗っちゃおうか」


    夏彦はそう言うとシャツとズボンを脱いで籠に放り込み、持ってきていた浴衣と交換した。


    「真依ちゃんの分もあるから、ほら」

    「あ、ありがと」


    改めてみる夏彦の体。引き締まって、服の上からは細く見える体もかなり筋肉質だ。そして、幾度の戦いを潜り抜けたであろう縦横に走る傷跡。一緒に任務を潜り抜けたからこそ覚えている何気ない彼の優しさと心強さ。

    自分を庇ってできた傷が、今では愛おしくすらある。

    やることやって恥を今更と思っているのかもしれないが肩にボディタオルの手ぬぐいを引っ掛けて堂々と全部脱いで出ていったので真依は呆気に取られていた。


    (・・・すごいわね)


    負けじと服を脱いでボディタオルを持って出たが・・・。さすがに恥ずかしかったので前は隠した。


    「まだ量はすくないけどいい感じだね」


    かかり湯をしながら夏彦が言う。湯気が出ていて少しだけ白くなった浴室。

    体を洗う為のシャワーと鏡が着いた場所に移動して二人は髪から順番に洗い始める。

  • 76二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:01:15

    意外とムッツリ気味であるな真衣ちゃん

  • 77二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:31:18

    髪はどちらも短いので洗うのは短時間で済む。こだわるにしてもさすがにコンディショナーなどはなかったのでそれも短さに起因した。

    「ふぅ、流石にさっぱりした」
    「夏彦」
    「?」

    タオルに石鹸をこすりつけて泡立てて真依は夏彦に声をかけた。

    「背中、流してあげるから・・・ほら、向き変えて」
    「あぁ、ありがと」

    広い背中を洗ってあげながら、真依は夏彦の体に背中の傷が多いことに気付く。そして理由はすぐに分かった。
    誰かを庇うこと、守ることが多いから。腕も、咄嗟に誰かを庇う為に伸ばすので利き腕にケガが多い。

    「これからは・・・無茶しないでね」
    「・・・努力するよ」

    お湯で流してあげてから、真依は夏彦に後ろから抱き着いた。

    「真依ちゃん・・・?」
    「努力じゃだめ、私だけじゃないわ。真希も、あの子も、貴方の帰りを待つようになるの・・・だから、いなくなっちゃダメなの」
    「・・・うん」
    「帰ってくるって信じてるから、何年だって待てるのよ。この屋敷を管理していた人たちみたいに。でも、いなくなったら・・・もう、この屋敷も、なにも・・・おしまいだから」

    夏彦は首に回された腕に手を添えて、夏彦は頷いた。

  • 78二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:59:29

    ママ…

  • 79二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:59:59

    傷を全部なぞる様に舐めれば…

  • 80二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:20:34

    真依はそこまで言って少し恥ずかしくなり、自分の体をささっと洗うと先に湯舟に向かった。

    「そうだな・・・いない人の帰りを待つなんて・・・いやだもんな」

    夏彦は短くそうつぶやく。血の臭いが微かに残る広い屋敷で、骨も残らなかった両親の棺の前で。
    そして、この広い浴室の中で。すべては帰る人がいるから、この広さにも耐えられる。
    湯舟に入って、真依の傍へ。

    「夏彦・・・?」
    「悪いけど、ちょっとこのまま」

    今度は夏彦が真依を後ろから抱きしめて、そのまま湯舟の縁に背中を預けた。真依は少し恥ずかしそうにしていたが夏彦にされるまま、彼に背中を預けて同じように天井を見上げた。

  • 81二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:31:52

    今日はここまでにしときます! 真依ちゃんはどうしてもしんみりしちゃう・・・。

    次はまたちょっと書いてテレグラフかな?っ

  • 82二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:35:30

    >>81

    乙〜なんかしんみりしてしまいますよね…

  • 83二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:35:57

    真衣さんの時だけアダルティな空気感になっちゃう

  • 84二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 08:06:31

    保守域展開

  • 85二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 13:07:36

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:25:41

    再開します!

    二人して湯舟に浸かっているとほんわかと体が温まるのと同時に、互いの鼓動が伝わって・・・、
    ぶっちゃけムラムラしてくる。

    「そろそろ上がる?」
    「まだちょっと浸かってたい」

    そう、と真依はそっけなくしつつ夏彦の手前動けずにいた。



    次はテレグラフ!

  • 87二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:36:02

    始まり始まり!

  • 88二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:09:09

    うーん、なんかボルテージが上がらない・・・



    真依ちゃんと浴室で広い夏彦の体に真依はもたれかかってそのまま、湯の熱と触れ合う肌の感触に安心感からぼーっとしていた。

    しかしそれも長くは続かない。夏彦が自分の脇の下からお腹当たりに腕を回しているせいで時折彼女の敏感な部分に腕が当たってしまうためだ。

    夏彦もそれを意識しているのか真依のおしり当たりに何かが当たっているの気付いた。さっきは当たってなかったのにである。

    「ちょっと・・・まさか・・・」

    「仕方ないって・・・お互い当たってるんだし」

    「だからって・・・もう」

    苦情を申し立てたところで夏彦は引っ込むばかりか開き直って彼女の体を愛撫し始めた。片手はおなかを撫でているし、もう片方は胸に手を伸ばしている。

    先ほどの逢瀬を思うとソフトな刺激だ。しかしながらこういうものほどかえって体の芯に火をともすものである。

    「ん・・・う、は・・・」

    これは不味い。そう真依は思った。どうせ風呂を上がった後にも部屋に戻れば夏彦ともう一回戦あるはずである。それなのにこのまま自分も馬鹿正直に付き合っては体力が持つわけもない。

    「ま、まって・・・夏彦」

    「?」

    「私がしてあげるから・・・」

    n夏彦を湯舟の縁に座らせ、自身も床へ。その際に夏彦がボディタオ…
    telegra.ph
  • 89二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:11:46

    真衣さんは静かなアダルティな感じでも良さそう

  • 90二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:12:39

    >>88

    ゆっくりで良いと思います

  • 91二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:13:41

    >>89

    真依ちゃんは二人と比べて精神的に普通寄りなんでそこらへんを拾いやすいんですよね。

    相棒的な二人とちがってホントにしっとりと伴侶が欲しい感じでしょうし。

    >>90

    あざます、あした早いんで次のテレグラフへの繋ぎ書いて終わりにしようかと思います。

  • 92二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:28:39

    「ごめん、もう一回いける?」
    「ええ・・・」

    結局、もう一回真依は夏彦に付き合うことにあった。そして、再び湯舟に浸かって温まってから二人は上がった。

    「はあ、ちょっとのぼせたかも・・・」
    「大丈夫?」
    「二回目がなければ大丈夫だったかも」
    「・・・ごめんって」

    お互いに、求め合い、愛し合う。その行為を重ねてもその熱が冷めることはない。むしろそれが燃え上がるものでなく、あたたかい陽だまりのような・・・。真依がずっと、誰かに求めたかった温かさがあった気がした。

    「ねえ・・・一応だけど・・・」
    「なに?」
    「まだ、したかったりする?」
    「真依ちゃんが大丈夫なら」

    夏彦は今までの回数など造作もないことだと言わんばかりにあっけらかんと答えた。
    真依はもちろん呆れたが、それでも、求められることに嬉しさも感じていた。

    (真希より頑張って見せたいわ・・・)

    ちょっとした対抗心も。運び込んでいた布団を新しいものに変えて、部屋でまた二人は横になった。
    これからどうするかなんて、言うまでもないことだが。

  • 93二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:35:45

    今日はここまで、明日はまたテレグラフから!真依ちゃんはやっぱりしっとりするなぁ・・・

  • 94二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:38:43

    お疲れ〜いつもありがとう

  • 95二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 07:07:21

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 18:53:55

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:00:55

    再開します!


    いざ二人で再び同じ布団で横になると真依は少しだけ気恥ずかしさを感じていた。さきほどまでしていた行為への羞恥もある、それもあるが、一番は夏彦に全てをさらけ出してしまったような気がしているからである。

    (好き・・・でも、恥ずかしいわよね)

    好きだから知ってほしい、好きだから教えて欲しい。でも、全てをさらけ出すのは恥ずかしい。
    ありきたりなようで、当人には切実な問題。前に進んで進んでを繰り返す二人とは違う、真依の悩み。

    「真依ちゃん」
    「あっ・・・だめ、私から・・・」

    浴衣の隙間に滑り込む手を制して、真依は夏彦をおしとどめる。

  • 98二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:18:53

    ハジマタなんか今日重いね

  • 99二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:30:10

    >>98

    頭も重いのでちょうどいい感じですかねw

  • 100二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:35:01
    真依ちゃんと一晩を夏彦をおしとどめて、真依はそのまま夏彦の上へ乗る。

    「私から、してもいいでしょ?」

    「うん・・・」

    でも大丈夫?といいたげな夏彦の視線に真依は内心で笑みを浮かべていた。

    真希の失敗に関しては双子だからか、そして彼女の性格を知るからか真依はなんとなくその原因に心当たりがあったのである。

    (どうせ夏彦をイカせたくて一気に奥まで入れたんじゃないかしら・・・)

    なんという脳筋だろうか。というよりあの大きさに対しての行動とするならあまりにも蛮勇が過ぎるというものである。まあ、そこにもなんとなく想像はつく。

    きっとではあるが自分と同じようにフェラなどから一方的に夏彦を責めたことに気を良くしたのだろう。

    (まあ、そうしたい気持ちはわかる・・・)

    夏彦に気持ちよくなって欲しい気持ち、優位に立ちたい気持ち、それらがこの快楽の上に得られるなら願ってもない事である。普通にやっても無理であることを除けばだが。

    「ん・・・ちゅ」

    夏彦が寝そべったままでいるようにキスを重ねて、押しとどめる。

    夏彦の体格で抑え込まれて、思うさまに動かれたら体格としても快感の強さとしても抵抗は不可能である。縛りで強化されているのか、それとも自分たちと夏彦…
    telegra.ph
  • 101二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:35:05

    >>99

    笑 無理は禁物

  • 102二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:36:12

    >>100

    やっぱり真衣さんの時だけアダルティが上がってるよ!

    上質な官能小説読んでる気分になる

  • 103二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:29:14

    キリが良くないのでここまでで


    真依ちゃんと一晩を その2「ん・・・く、ふぅっ・・・」

    ゆっくりと、焦らずに根本までゆっくりと腰を下ろしていく。自分の中へ入りこむ夏彦の熱を感じながら自身の最奥へ自身の体重で導いていく。

    「んくぅっ・・・う、あ・・・はっ」

    あっ!と最奥を押し上げられる際に声を洩らし、恥ずかしくなって口元を隠しながらどうにか腰を下ろした。ここからが肝心。

    「うごく・・・わよ?」

    「うん、無理しないでね」

    そう言う夏彦もすごく辛そうな顔をしている。真依も一杯一杯なのでそこまで気付けていないが自身の上で豊満な胸を揺らし、頬を染めながら悶える真依を見ているのだ。そして下半身には常に彼女からの刺激にさらされている。

    「あっ、あっ・・・」

    (これ・・・すごい、きもち・・・いいっ)

    夏彦との逢瀬、その中で夏彦が主導するセックスでは真依は流されるまま快感を全身で浴びるように感じていた。しかしながら今は自分のペースで動き、快感のレベルをキープしながらじっくりと味わえるのだ。

    「あ、あ・・・ん・・・ああんっ」

    「っ・・・真依ちゃん」

    そして何より、自分の動きで切なそうな声を洩らす夏彦を見下ろしながらというシチュエーションが真依の精神的な快楽をもたらした。

    気持ちいい、…
    telegra.ph
  • 104二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:31:30

    とにかく眠いのでここまでにしときます!気圧のせいか・・・?

  • 105二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:34:39

    >>104

    乙〜爆弾低気圧だからねお大事に

  • 106二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 09:07:01

    保守

  • 107二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 14:57:45

    保守

  • 108二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 17:54:51

    ほしゅ

  • 109二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:46:46

    再開します!

    真依ちゃんと一晩をその3真依がそれから高みに上り詰めるまでそう時間はかからなかった。

    「あっ、あっ・・・あああんっ!」

    腰を深く下ろして最奥へあてるように。自分の気持ちいいところを通って、全部摺り上げるように。

    「は・・・あ、・・・ああ」

    腰を一番下まで下ろして、その瞬間に絶頂を迎える。愛する人と交わり、自分のペースで快感を味わい、絶頂する。その至福に真依は蕩けた表情で夏彦の上に倒れる。

    「はぁ・・・はぁ・・・」

    満足、真依の頭は快感の余韻と夏彦の鼓動の音一色だ。このまま夏彦の上で眠れたらなんて都合のいいことを考えていた。

    真依は失念していた。自分にとってちょうどいい刺激が果たして夏彦を満たせるだけの刺激かどうか。そして夏彦が絶頂していないということを。

    「はぁ・・・んんっ!?」

    不意の刺激に真依は夏彦に頬を寄せたまま呻いた。夏彦が真依のお尻に手を回して腰をぐっと押し込んだ刺激だった。

    「んっ、ああっ!くぅ・・・ん、んんんっ!」

    乱暴にわしづかみにされて下から突き上げられる感覚に真依は再び浴びせられるような快楽に悶えた。そして、イったばかりという悪条件も重なり再び真依は絶頂した。

    「あ、ひっ・・・ぐ、なつひこっ、イッたばっかりだから・・・ああっ!」…
    telegra.ph
  • 110二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:50:18

    奥責め夏彦  

  • 111二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:56:09

    白閃を決めた真依はそのまま、夏彦の上に倒れ伏し、今度こそ彼女はそのまま動かなくなった。

    「真依ちゃん?」
    「はーっ・・・はーっ・・・」

    荒い息で、少しだけ恨めしそうな顔をしている気もした。しかし夏彦はそれすらも可愛く見えて、彼女をぎゅっと抱きしめる。怒られるだろうけど、良かったものはしょうがない。
    器用に掛け布団を引っ掛けて夏彦は真依ごと自分に被せた。

    「さすがにもう満足だから、おやすみなさい」
    「・・・ん」

    返事代わりに、真依は軽く夏彦にキスをした。

  • 112二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:59:35

    >>111

    白閃草

  • 113二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:28:06

    エロばっか書いてたからストーリーが全く進まないw

    翌朝、二人は素っ裸で抱き合ったまま眠ったことに気付きちょっと恥ずかしかった。
    水風呂で体を簡単に綺麗にし、朝食を取って、お互いの体を確認する。

    「どう?真依ちゃん・・・?」
    「どうって・・・その、ちょっと体は怠いけど・・・」

    真依はそう言いつつも昨日の事を思い出して身を捩った。前日までの焦燥感というか、ムラムラする感じはなくなっている。夏彦のそのことが聞きたいのだろう。

    「うん・・・どうだろ、まだわからないわね」
    「そう?じゃあ、どうする?」

    真依はそっと、夏彦と手を繋ぎ、体を寄せた。それが意味することを悟って、夏彦は真依としばらく屋敷でのんびりすることに決めたのだった。

  • 114二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:48:47

    さて、真依ちゃん編はここでおしまいです。
    あとは夏彦君の大本命とげちゃんこと野薔薇ちゃんのお話になります。
    こっちはエロがどうなるかはちょっとわからんのでテレグラフは少な目になるかも。

  • 115二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:57:47

    大本命のトゲちゃんついに来るのか やったぜ

  • 116二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:58:17

    さてさて

  • 117二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 00:21:58

    軽い導入やって今日は終わりにします。


    「あー・・・とうとう私か」

    釘崎は一人つぶやいた。真希と真依が無事に夏彦と事を終えて縛りを完遂した。それはいい。
    ぶっちゃけ夏彦が複数人と関係を持つという事自体には釘崎にも思うところはあるものの、概ね受け入れていた。
    それよりもである。夏彦と自分が関係を持つということが決定事項であることに釘崎は戸惑っていた。

    (こういうのってもっとこう・・・あるんじゃないっけ?)

    告白された記憶もなく、過去に確かに約束はしたが、それらを含めても色々すっ飛ばしてのゴールインに釘崎は戸惑っていたのだ。そして、彼女らしくないと、自分自身でも思いながら真依に順番まで譲ってしまった。

    「マジで・・・心の整理つかないわ」

    誰に相談できるわけでもない事に、釘崎は初めて直面した気分だった。

  • 118二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 00:23:33

    乙〜

  • 119二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 07:08:58

    保守域展開

  • 120二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 12:58:32

    保守

  • 121二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 20:09:49

  • 122二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:35:21

    再開します

    自分に嘘をつくこと、自分らしく無い事。それは釘崎がもっとも嫌な事だ。らしく無い自分でいること自体が彼女にとってポリシーに反する事であるといっていい。
    けれども、今回ばかりは彼女にも即答はしかねる問題だ。

    「結婚・・・かぁ」

    夏彦に不満があるわけではない。家柄だっていい。金持ちだし、顔もいいし、優しいし、かきくけこの対極にいるような人物だ。それに幼馴染で自分も小さいころから知っている。

    「あー・・・考えるのはヤメ!会って話せば・・・話せば・・・」

    そう言いながら釘崎は夏彦が任務を終えて休暇に入るのを待った。

  • 123二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:47:55

    おやおや?釘崎ちゃんの乙女でセンチな部分が出てますねぇ!

  • 124二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:03:19

    それから夏彦の都合がつくまでに1週間、それを確定させるために出張れるだけの呪術師が出張っていた。

    「なんか、すんません真希さん」
    「ま、私達の時も頑張ってもらったしな」
    「いやぁ、まあ・・・そうですけど」

    いえいえで済ませるにはちょっとハードな夏彦の数日の非番。五条が駆け回り、京極家の財力で冥冥に助力を願ったりと様々な手を打った。ぶっちゃけブラックな呪術師の仕事の中で夏彦の働き方はその中でもハードな部類に入る。
    真希もその穴埋めの為に今日も任務に赴く。

    「そういや真希さんってその・・・最近どうです?」
    「どうって・・・まあ、なんだ・・・真依と色々できそうでさ。呪力から脱却できるかもしれねえ」
    「えっ?!それってどういう?」
    「真依に私の呪力を全部持って行かせて、私は天与呪縛を完全にする。かつて夏彦がやったみたいなことができるかもしれないってこと」

    それに今は真依もやる気満々だし。と真希は語る。双子は二人で一人、同一の存在。その中で真依は今まで真希への反発と本来の優しい性格等から戦いを内心忌避していた。しかし今は違う。
    少しでも夏彦の役に立つために、京極家の為に。彼女は頑張れるのだ。

    「へえ・・・そんなことが・・・」
    「そのためには夏彦にちゃんと京極家の当主として就いてもらわねえといけねえんだ」

    だからお前も頑張れ、と真希は釘崎の肩を叩いて任務へと出かけて行った。

  • 125二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:08:03

    まさかの真希真衣ハッピー時空…いいやん

  • 126二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:28:33

    >>125

    これが夏彦のパワー…

  • 127二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:49:54

    釘崎は真希が嬉しそうにしているのを見て自分も嬉しくなった。真希は尊敬する先輩でもあったし、同じ人を好きになった仲間のような存在でもあった。しかし・・・

    (やっぱりプレッシャーがぁぁぁ・・・)

    期待を向けられれば当然プレッシャーも来る。釘崎はぎくしゃくした動きで夏彦を待った。

    「お待たせ」
    「お、おう・・・遅いぞ」

    いう事に困って釘崎は思わず嫌味をこぼした。夏彦はそれに対してもニコニコとしているままだ。
    見透かされているようで釘崎は居心地が悪くなり、夏彦の手を引いて歩き出した。

    「せっかく休みになったんだからちょっとくらい街ぶらつくぞ」
    「わかった」

    少し遅い、いつもの夏彦と違う感じがした。釘崎は歩幅を小さくしながら、夏彦に問いかけた。

    「ねえ、今何時?」
    「えっと、10時だね」
    「じゃあちょっと時間潰してからお昼にしよっか。スタバとか行ってもいいし」
    「わかった」

    二人はあれこれと探した結果、近くのスタバでコーヒーとラテを購入して近くのベンチに腰掛けた。

  • 128二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 00:29:10

    釘崎は夏彦とベンチに腰掛け、ラテを啜った。そして何気なく、夏彦の脇を突いた。

    「ッ!」
    「・・・ケガしてる?」
    「うん・・・」

    反応が大きかったので恐る恐る尋ねると夏彦は困ったように頷いた。釘崎がシャツを掴んでめくると包帯が巻かれていて、うっすらだが血も滲んでいる。

    「・・・無理した?」
    「・・・ちょっとだけ、バレてた?」
    「バレバレだって・・・ホントにもう、隠してもバレるような誤魔化し方すんなよ」

    いつも遅れない夏彦が遅かった。歩くのが遅かった。握った手の感触。なんとなく、それでもわかった夏彦の不調に釘崎は目ざとく気付いていた。

  • 129二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 00:35:52

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 130二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 00:41:36

    乙〜また明日

  • 131二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 00:42:16

    クオリティ落ちてないか心配だぁ・・・

  • 132二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 09:46:17

    このレスは削除されています

  • 133二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 18:51:48

    ほしゆ

  • 134二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:27:20

    このレスは削除されています

  • 135二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:41:48

    再開します!

    釘崎はラテをまた啜って、釘崎は思わず考え込んだ。夏彦は私の事を好きで、私の為になんでもしてくれるだろう。
    しかし私はどうだ?夏彦に何かしてあげられているだろうか。
    夏彦の両親が亡くなった時に自分はそんな夏彦と連絡すら取れていなかった。真希さんや真依とはその時に出会って、二人は夏彦と仲良くなった。

    そう考えると胸が苦しくなった。

    「ねえ、夏彦・・・」
    「なに?とげちゃん」
    「私・・・夏彦にとって・・・何?」

    その言葉に夏彦はきょとんとした顔をした。釘崎は思わず問いかけた自分の言葉に戸惑い、思わず目を逸らした。
    どう返してくれたら私は納得できるんだろう。一番だって言って欲しい。そんな身勝手な考えと、それも夏彦の負担になるだけなのではという自責の念が浮かんで、一人内心であたふたしていた。

    「好きな人、成り行きでこうなったから色々と戸惑ってるかもしれないけど僕は悪くないと思ってるよ」
    「ッ・・・」
    「会いたい人に会えて、こうして関係ができて、将来を一緒に考えることになった。それが嬉しいって思えてる。それが答えじゃない?」

    それを聞いて、釘崎は視界が滲むのを感じた。

  • 136二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:42:37

    「と、とげちゃん?!」
    「夏彦・・・やさしすぎ・・・」

    驚いた様子の夏彦に体を預けて、釘崎は嗚咽を洩らした。自分の不安を真正面から受け止めて、いつものように微笑む夏彦に釘崎はとにかく嬉しさと安堵を感じていた。

    「私、不安だったよ・・・私は私でいたい・・・でも、私は夏彦に何もしてあげられないんじゃないかって・・・」
    「とげちゃん・・・」
    「真希さんほど強くないよ・・・」
    「それでいいよ」
    「アイツほど素直に甘えられないよ・・・」
    「うん、それでいいよ」
    「でも・・・好きなんだよ」
    「うん、僕も」

    釘崎の頭を抱いて、夏彦は優しく答えた。




    「ねえどうする?帳降ろす?」
    「五条さん・・・辞めましょうよ・・・」
    「伊地知、これは呪術界の未来に関わるんだから・・・」
    「もういいです、帰りますよ」

    こっそり見に来ていた五条は伊地知の車で回収された。

  • 137二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:49:02

    五条は回収

  • 138二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:50:25

    >>137

    大人しくしてると思ったらこれである

  • 139二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:59:53

    しばらくして落ち着いた釘崎は鼻をすすって、大きく息を吐いた。

    「はぁ・・・なんかすっきりした。やっぱり、本人の口から聞けたら安心するわ」
    「それはよかったよ」

    夏彦がそう言うと釘崎はようやく夏彦から離れた。ケガの方にくっついていたのを思い出したのだ。

    「なんか・・・せっかく時間作ってくれたのにゴメンね」
    「いいんだよ、こういうのも必要なことだと思うし」

    夏彦にとっても本音を素直にぶつけてくれる釘崎が悩んでいる様子を知っていたので彼もまた悩んでいたのだ。
    本音が知りたいと思いながらもお互いに拒絶が怖くて聞けない状況。もどかしい感じを堪えながら今を迎えた二人は今、本音を知って安堵した。

    「ふぅ、まあ過ぎたこといってもしょうがないし・・・そろそろお昼行きましょ」
    「お昼ね、何する?」
    「うーん、やっぱケガしてるなら肉よ!肉!」
    「ケガって僕の?」
    「私はピンピンしてるわよ、アンタ以外居ないでしょ」

    その日の昼食は焼肉になった。

  • 140二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:29:06

    焼肉の頻度よ

  • 141二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:09:32

    >>140 これが若さか・・・!



    「ふぅ、食べた食べた」

    「うぅ・・・やっぱり焼肉苦手・・・」


    お昼は恙なく、二人は各々の感想を述べつつ飲食店を後にした。


    「ちょっと落ち着いたら行きたいところあるんだけどいいかな?」

    「ん、いーよ」


    珍しく夏彦が釘崎に提案をした。釘崎は二つ返事でそれに答えた。

    二人が向かったのはとある服屋だった。


    「ここ、なんかどっかで見たことあるような・・・」

    「貸し衣装とかやってる服屋さんだよ、今日はここで好きなの選んでよ」

    「へー、好きな服ね」


    釘崎は服飾の店と聞いて上機嫌で店の扉を開けた。


    「おー・・・これって」


    釘崎は店の内容を見て思わず言葉に詰まった。


    「ウェディングドレス・・・じゃん」


    店の端から端までを飾るドレスの数に釘崎は圧倒される。

  • 142二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:31:00

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 143二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 01:10:27

    乙〜すごい落ちる

  • 144二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 08:55:41

    ほしゅしゅ

  • 145二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 18:56:29

    餅子

  • 146二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:11:25

    再開します!

    「うわ・・・わぁ・・・」

    周りを見渡しながら釘崎は誘われるように店の奥へ入っていく。

    「ねえ、夏!これって・・・」
    「約束したでしょ?」

    夏彦の言葉にぱあっと花が咲いたように釘崎は笑顔になった。約束を覚えていたことと、こんな素敵な場所に連れて来てくれたこと。

    「今日はサイズを合わせて、そしたらさ・・・二人だけだけど。結婚式、あげよう」
    「ッ・・・うん」

    夏彦の言葉に感極まって、潤んだ目を笑顔でごまかして釘崎は頷いた。

  • 147二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:16:41

    おやおや^_^夏彦君やりますねぇ!

  • 148二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:39:50

    釘崎は夏彦と一緒にドレスを選ぶ。どれがいいのか、どんなのが似合いそうか。

    「とげちゃんはシンプルなのがいいよ、おしゃれなのはともかく、飾ってるのはなんとなくそれっぽくない」
    「そうかな、うーん・・・」

    二人であれこれと悩んだ結果、夏彦と釘崎の折衷案で胸元に白い花をあしらったドレスに決まった。
    気が付けばそれだけでも数時間経っていた。

    「お昼食べたと思ったら言ってる間に夕食の時間になりそうだね」
    「仕方ないでしょ、一生のことなんだから」

    店員に採寸してもらい、その日限りのドレスの丈を合わせる。釘崎はレンタルだと思っているが、実は夏彦が取り寄せれるだけ取り寄せて置いといてもらった品。ほぼ買い切りである。金持ちめ。

    「そんじゃ、ドレスも決まったし会場も押さえてあるから後は・・・」

    そう言って、夏彦はポケットから小さな箱を取り出して釘崎に向かい合った。

    「とげちゃん・・・いや、釘崎 野薔薇さん」
    「・・・!は、はい」

    片膝をついて、夏彦は真っ直ぐ釘崎を見つめる。

    「僕と、結婚してください」
    「はい、結婚・・・する!」

    箱を開けて、指輪を取り出すと夏彦は釘崎の指に指輪をはめて、ぎゅっと抱きしめた。

  • 149二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:46:31

    エンダァァァァァァ!!!!イヤァァァァァァ!!!!

  • 150二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:48:30

    ゴーン…ゴーン…(鐘の音)

  • 151二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:49:14

    >>149

    ウィイィィル オォォォォルウェエイズ ラァァァァァヴィニュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

  • 152二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:54:22

    テンション草

  • 153二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:12:34

    ドレスの仕立てをやっていた従業員たちは突然のプロポーズに驚いたがポーカーフェイスを貫き、業務を高速でこなしていく。前金はもらっているし、事前に大まかな寸法は教わっている。あとは彼らの意地にかけて期日までに完璧な仕事をするまでである。

    「明日、会場で結婚式するから!とげちゃん!準備するよ!」
    「え、えええっ?明日なの?」
    「デカいホテルでやるからそんなに長い事貸し切りできなかった!」
    「貸し切ったの?!」
    「うん!」

    釘崎が呆気にとられる中、夏彦は京極家と五条家の力をフル活用してホテルを式場として借りた。
    招待状ナシ、来れる奴は勝手に来いという遊牧民スタンスである。
    釘崎を連れて今度はホテルの下見に来ると・・・。

    「でっかい・・・」

    釘崎はとにかく圧倒された。一日だけとはいえここを貸切る京極家と五条家の財力とコネには誰だって舌を巻くだろう。帝国的なホテルである!

    「約束だからね、きっちり守るよ」
    「うぅ、なんか緊張してきた」

    根っこは庶民の釘崎はホテルの規模に完全にビビっていた。おそらくだが真希と真依もビビると思う。

  • 154二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:20:55

    早いですが今日はここまでにしときます。また明日!

  • 155二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 00:01:21

    重かったね…乙

  • 156二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 06:36:41

    保守

  • 157二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 12:28:30

    保守

  • 158二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 21:59:43

    捕呪

  • 159二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:06:35

    再開します!

    ホテルの下見を終えた二人は明日の結婚式に備えて食事を取ることに。

    「なんか、こう、緊張をほぐすような食べ物ない?」
    「そう言われてもな・・・」

    ホテルの規模を見て完全にビビった釘崎はむむむと神妙な顔をしている。しかしそんな便利なものあるはずもなく。

    「ぐ、高級そうなお肉なのに味がしない・・・」
    「そんなに?」
    「夏、そっちのお肉頂戴」
    「いいけども・・・はい、あーん」
    「あーん・・・あ、美味しい」

    ホテルの事がよほど気になるらしい。あーんをしてもらっているにも関わらずまったく気づいていない。
    周囲の微笑ましいものを見る目もどこ吹く風である。

  • 160二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:12:22

    あら〜^ ^アーンですか良いですね

  • 161二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:37:03

    釘崎意外と物怖じするんだな
    いや…状況が状況か

  • 162二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:39:05

    食事が済んで、そのままホテルの一室へと二人は通される。チェックインの手続き中も、事あるごとに夏彦に頭を撫でられたりしていたにも関わらず釘崎は頭から煙が出そうなほど考え込んでいた。
    自分がここまでしてもらっていいのか、夏彦に対して自分ができる事でこのことに報いることができるのか。

    頭の中でぐるぐるとしている。夏彦がそんなことを気にするような男ではないと知っていても釘崎は自分のアイデンティティとしても、彼と対等でいたかった。幼い頃、いつも置いてけぼりにしていたのは釘崎の方だった。
    夏彦はその後ろをついて歩くことが多くて、釘崎はそんな夏彦を急かしながら待って、そして手を引いて歩いてた。
    ふと顔を上げると今、自分の手を引いて歩いているのは夏彦だ。大きくなって、少しだけの違いだった背の高さも見上げる高さになった。手の大きさも、腕の太さも、子供の頃と違って夏彦は全部が、男の人になった。

    (いつからだっけ・・・好きが恋愛感情の好きになったのって)

    ふと自分を抱き止めた時の腕の力強さだろうか。困ったように微笑む姿だろうか。自分を守って戦うその後ろ姿だろうか。

    (好き、なんだよね・・・かっこいいって・・・素直に思えるし)

    確かめるように、繋ぐ手に力をこめて。釘崎は夏彦の背を見つめていた。

  • 163二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:41:47

    >>161

    物怖じしてる理由に気付いてないのが理由ですね!まあ、金額もシチュエーションもぶっ飛んではいますがw

  • 164二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:43:45

    確かに草

  • 165二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:12:23

    そうおもいつつ釘崎は手を引かれたままホテルの一室へ入った。

    「うーむ・・・」

    「まだ考えてる」

    夏彦は難しい顔をしている釘崎を他所にベッドを移動させていく。勝手にベッドを繋げる作戦である。
    正直なところ夏彦は釘崎と結婚した後、新婚旅行と称してどこかへ行くか、それとも実家に行ってのんびりするのかということで頭がいっぱいだった。
    経験の差だろうか。

    「おーい」
    「むむむ」
    「ここまで悩むのも珍しい」

    くっつけたベッドに釘崎を捕まえ、後ろから抱き着いた状態で座る。夏彦は釘崎を抱きしめたときに香る髪の匂いや、彼女の体温に安堵しつつ彼女が答えを見つけるのを待った。
    これほど真面目に考えてくれているのだ。でもきっと、彼女は答えを見つけるはず。
    そう思いながら時間は過ぎていく。

  • 166二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:23:53

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 167二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:52:29

    乙〜

  • 168二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 07:35:02

    保守

  • 169二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 09:04:03

    保守の番

  • 170二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 17:05:46

  • 171二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 22:44:41

    再開します!

    待つ、と決めてはみたものの。夏彦にとってはずっと前から出ていた答えだ。どんなに厳しくとも、長くともあきらめずに目指し続けた道の先。その途中で触れあい、手を繋いだのだ。

    離さない。離すつもりもない。

    「・・・」

    そう考えると今更悩んでいる釘崎がちょっとだけ、イラっとした。

    なので


    「とげちゃん」
    「・・・なに?いま悩みty」

    キスで口を塞ぐことにした。

    「んむっ・・・?」
    「ちゅぅぅ」

    釘崎の顔が理解が追いつくにつれてみるみる赤くなっていく。力が抜けて、わなわなと震えていた手がぱたっと力なく落ちてされるがままになった。

  • 172二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:02:27

    >>171

    おおっキスだ!

  • 173二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:02:52

    >>171

    なるほどね…

  • 174二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:07:38

    抱きしめて、そのままベッドに押し倒した。

    「んむう・・・」

    口を離して、ぎゅっとすると夏彦は釘崎の耳元でささやいた。

    「とげちゃんがどう思うかはわからないけど、僕はとげちゃんがいい。居ないなんてことは考えたくないからね」
    「わ、わかってる・・・けど・・・」
    「悩むかどうかなんて、らしくないよ。とげちゃん、僕と結婚したい?したくない?」

    顔をそむけようとする釘崎の頬に手を添えて、夏彦はまっすぐに、目を見つめる。

    「・・・・・・したい」

    一瞬逸らした目を真っ直ぐに戻して、釘崎は答える。

  • 175二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:15:54

    コレが婚姻⚪︎交…

  • 176二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:17:51

    >>175

    (婚前交渉…やで)

  • 177二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:18:35

    >>176

    (うろ覚えでスマン 変な造語を作ってもうた)

  • 178二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:19:31

    >>177

    でも、何を望んでるかは手に取るように分かったぞ・・・w

  • 179二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:49:51

    ただ!と釘崎は再びキスしようとした夏彦の唇に指を添えて

    「結婚する前にヤるのは無しな!」
    「えー・・・」
    「残念そうにすんな!それくらい・・・手順踏んでもいいでしょ」

    釘崎の目一杯の意地に、夏彦はまあそれくらいなら。と納得して釘崎を解放する。
    恥ずかしがってる釘崎が可愛かったのもあるし、このままだとたぶん襲うから距離を取った。

    「それじゃあ、明日に備えて早めに寝ようか」
    「うん」

    二人はそれぞれあくまで普段通りのリズムで、しかし時間だけは早めに寝ることにした。

  • 180二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:13:48

    翌朝、釘崎はなんとなくベッドと枕が合わなかったのか朝早く目が覚めた。

    「ん・・・もう、朝?」

    なんだか肌寒い気がする。寝ぼけながら体を起こすと・・・

    「なんで裸なの私・・・」

    寝ぼけた頭で周囲を見渡すと、夏彦はまだ隣で眠っていた。そして・・・夏彦も裸だ。

    (嘘、やっちゃった?!なんで!?自分で言っときながら・・・?!)

    色々と頭がぐるぐると回る中で夏彦が唸りながら目を開けた。

    「ううん・・・とげちゃんどうしたの・・・」
    「な、夏・・・私達・・・」

    あたふたする釘崎だが・・・。

  • 181二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:16:59

    コロコロ…(勝手に転がってくる避妊具付喪神)

  • 182二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:18:20

    >>181

    ちゃう

  • 183二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:25:13

    「ああ、そういうのじゃないよ・・・だいじょぶだいじょぶ」
    「そういうのってどういうのだよ!」
    「覚えてないの・・・?あれ見て」

    夏彦が指さした先には空になったボトルが倒れていた。

    「ジュースと間違えてお酒飲んだの・・・」
    「え、それで裸って・・・まさか・・・」
    「おえーってしたよ、頭痛とかしてない?」
    「してないけどさ・・・マジかぁ・・・」

    後始末大変だったけど、まあ元気ならいいよ・・・と夏彦は短く答えて寝返りを打った。

  • 184二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:26:21

    お酒という事はよったトゲちゃんを見たんか夏彦…?

  • 185二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:27:20

    >>184

    ゲロったところまでバッチリ!

  • 186二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:30:41

    >>185

    あ…はい

  • 187二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:48:19

    釘崎はそこから少し考えて、いたたまれなくなったので二度寝することにした。

    (まさか間違えてお酒飲んだ挙句、吐いて記憶なくすとか・・・マジかぁ)




    (大変だったな・・・)

    寝返りを打ち、頭を抱える釘崎を他所に夏彦は昨日の事を思い出していた。
    寝付けないからと喉が渇いたのも合わさって冷蔵庫からなにやらボトルを取り出して飲み始めたところまでは良かった。
    それがお酒であることと、おもったよりメンタルが良くなかった釘崎がそれで悪酔いしたところ以外は。
    不安がお酒の力で表に出てきたことで釘崎はボトルをあっという間に空にし、そして立ち上がってトイレに行き
    そこで盛大にリバースした。若干間に合わなかった悲劇。

    上着をランドリーに放りこんで介抱しようとしたときに二度目が来て、結局二人とも服を洗濯する羽目に。
    浴室とトイレが一緒のところで良かったと夏彦は心底思った。

    『こんな私でも、夏彦を好きでいていい?』

    そんなことを言っていた気がする。吐く前だったか後だったかまでは覚えていないが・・・。
    夏彦にとってはどうでもよかった。釘崎は釘崎だ。自分が好きになった人なんだから。

    ただ、釘崎にお酒は恐らく、辞めといたほうがいいんだろうなとも思った。

  • 188二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 00:53:53

    今日はここまでにしときます。また明日!

  • 189二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 01:03:19

    乙〜

  • 190二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 09:15:41

    ほしゅしゅ

  • 191二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 17:56:42

  • 192二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 20:43:33

  • 193二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:28:24

    再開します!

    釘崎の目が覚めたのはそれからまた一時間ほどたってからだった。起きると夏彦は既にベッドから出ており、置手紙を置いていた。

    「え、なに・・・『先に支度をして待ってます。とげちゃんもホテルの人の案内に従ってください』?」

    釘崎は一瞬わからなかったが自分が今日、夏彦と結婚式を挙げるという事を思い出して慌てて服を着た。

    『釘崎様、よろしいでしょうか?』

    ホテルマンの訪問はそのすぐあとだった。




    「わぁ、マジでこれ・・・私が着るんだ」

    ホテルマンに案内されて式場の控室にやってきた釘崎は飾られたドレスを見て目を輝かせた。
    数多の女性の憧れに自分は今から袖を通すのだ。意中の人と、結ばれるために。

    「えへ・・・参っちゃうな」

    思わずにやけてしまう。小さい頃の約束が、今果たされる。その嬉しさが釘崎を自然と笑顔にした。
    緊張は昨日のキスと・・・アレで全部抜けたようだ。
    あとは式場で夏彦と永遠の誓いを交わすだけだ。

  • 194二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:29:20

    良かったね釘崎…念願のドレス着れますね

  • 195二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:32:45

    ちょっと半端になりそうなんで次スレ立てますね

  • 196二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:34:06
  • 197二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:37:53

    >>196

    立て乙

  • 198二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:56:56

    うめうめ

  • 199二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:57:11

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 21:57:32

    200なら重婚

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています