- 1二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:02:59
フウカ（給食とパーティーの準備が重なったせいで、もう三日もまともに寝れてない……けど、頑張らないと……）
バァン！
ハルナ「フウカさん！どうやら虹色に輝く牛肉がブラックマーケットに出回っているらしいですわ！」
フウカ「…………」
ハルナ「ああ、一体どんな味なのでしょうか。気持ちの高ぶりが抑えられません！早速向かうとしましょう！」
フウカ「……………………」
ハルナ「フウカさん？そんな顔をして、どうされました――」
パンッ
ハルナ「…………え？」
フウカ「いいから、そういうの。もう私に関わらないで」
ここだけフウカの疲労が限界になりハルナに平手打ちをかました世界線 - 2二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:04:24
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:05:18
ジュリ「せ、先輩？」
- 4二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:05:18
妥当 発砲でもまだ妥当
- 5二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:05:36
「…………え？」の時の顔は絶対にこれ以上なく美しい
- 6二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:05:53
多分ハルナ以外とポッキリ折れるよ
- 7二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:07:04
撃ったのかと思ったら平手打ちとかフウカは優しいな
- 8二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:08:16
撃たれるより効くんじゃないかなぁ……
- 9二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:08:58
いいよね何だかんだで実はフウカに甘えてたハルナ。
- 10二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:08:58
ハルナはフウカがまともな状態ならそんなことしないの分かってるし
あんまり堪えずに普通に心配して先生とかに話持ち込みそう - 11二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:09:06
ハルナは察しがいいからフウカが疲れてることも理解してくれそうだな
それはそれとして攫う頻度は減りそう - 12二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:09:17
ぶっちゃかけた迷惑考えたら妥当すぎてな
あいつらのせいで部の車全損1回してるし2回目は最終編で結果的に役にはたったが... - 13二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:10:30
ここまで行かなくても過労で倒れてもおかしくない
- 14二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:12:34
美しい……これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう。ハルナ、あなたがフウカに嫌われたと理解した時の顔を私たち先生方に晒すことによって、ようやくこの作品は完成を迎えるのです。
- 15二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:14:59
フウカ（……案外あっさり引き下がってくれるのね、ハルナの奴……もっと早くからこうしてればよかった）
フウカ（……っと、こうしちゃいられない、早く支度を始めないと……）
フウカ「昨日のうちに煮込んでおいたスープの味はどうなってるかな……いい味が出てればいいんだけど……」
『一口を器に入れ、試食してみる』
フウカ「あれ、味がしない。疲れすぎて塩を入れ忘れたのかな……」
サァーッ
フウカ「このくらいでいいかしらね……」
ジュリ「わぁ、とっても美味しそうなスープですね！」
フウカ「あ、ジュリ。良かったらジュリも味見する？」
ジュリ「はい！では、いただきます……って、しょっぱい！？」
フウカ「え？……おかしいな、塩はちゃんと計って入れたはずなのに……」
ゴクッ
フウカ「……………………あ、え？」
フウカ「味が、しない」 - 16二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:15:53
- 17二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:16:24
- 18二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:21:45
- 19二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:23:51
ヒナガチギレ不可避
- 20二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:24:47
ストレスで味覚障害に…
- 21二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:29:58
めっちゃ軽いノリで死のうとしてそう。「味がしない！味見ができないから料理の質が落ちる！そしたらまた文句言われる！よっし死ぬか！！！」みたいな感じで。
- 22二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:34:02
フウカの味覚がダメになったら？
いよいよもってジュリを徹底的に鍛え上げるしか…… - 23二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:34:40
そこまで追い詰めるのは目の前で先生やジュリ、ハルナが自分のせいで死んだくらいの事がないと無理じゃないかなぁ
- 24二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:35:12
過労の末路と眠れてないテンションが重なった感じ
ヒナちゃん怒ってるけど明日は我が身だよ - 25二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:35:21
- 26二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:36:11
大雑把に味付けしてジュリに味見させて調節しろ！！
- 27二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:36:37
駅のホームに立ってると吸い込まれるとか言うしね
- 28二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:37:53
- 29二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:37:57
- 30二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:38:35
曇らせは良いぞもっとやれ
ガチでうつ病やった身として言わせていただくと、
希ﾀﾋ念慮は「ﾀﾋにたい」じゃなくて「生きるという行為もやめたい&何もしたくない」
寛解して正常に大分戻ったから言えるけど当時の思考は健常だと絶対理解できない
- 31二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:41:05
- 32二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:46:38
翌日
セナ『どうやら、ストレス性の味覚障害のようです。治す方法は休養を取るしかないかと……いつ治るのか、ですか。正直言って分かりません。少なくとも、一ヵ月間は治らないと思います』
フウカ（…………どうしよう……どうしようどうしようどうしよう。パーティーが、パーティーが目前に迫ってるのに。早く、早く準備をしないといけないのに。……けど、今の状態で美味しい物なんて作れるわけない）
フウカ「どうすれば……どうすればいいの……」
フウカ（そもそも、何でこんな事になったの？しっかりスケジュールは組んだはず。食材の搬入、仕込み、下準備、調理、多少無理はしても、それでもパーティー前日には全部終わるはずだったのに。何が原因で、こんなに仕事が立て込んで――）
ガチャ
ハルナ「……フウカさん、いらっしゃいますか？」
ハルナ「先日の事は申し訳ございませんでした……まさかあそこまでフウカさんが思い詰めてるとは知らずに……」
フウカ（――ああ、そうだった。たった今、思い出した。丸一日無駄にしたじゃない）
ハルナ「私、フウカさんに元気を出して貰おうと思って、例の牛肉を取ってきたんですの。よろしければ、フウカさんがお食べになってください。きっと、凄く美味しい物ですから、元気が出ると思いますわ」
フウカ「――美味しい物、ですって？」 - 33二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:46:55
ハルナ「はい、何しろ伝説の食材ですから、それはそれは上品な脂身が」
ガシャンッ！！
フウカ「…………ふざけないで」
ハルナ「え、フ、フウカさ」
フウカ「何が、何が美味しい物よ……あんたはいいわよね、人に作らせるだけ作らせて、自分は一番美味しい状態で料理を食べればいいだけなんだから……私なんて……っ……私なんて、もう何も分かんないっていうのに！！あんたのせいでどれだけ私が苦労して……どれだけ必死に頑張って……っ！！それも、それも全部無駄だったけどね！！」
ハルナ「それ、は、一体――」
フウカ「味が！味が分からないのよ！！砂糖も塩も判別できない！！自分で作った料理も！！もう何も分かんないのよ！！！そんなお肉なんて食べたところで、何の気休めにもなんないのよ！！！」
ハルナ「あ――え――」
フウカ「……あんたのせいよ……。あんたの……ッッッ！！！今すぐ、ここから出ていって！！！二度と顔を見せないで！！！」 - 34二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:48:54
うわぁ……
- 35二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:50:48
二人ともかわいいね。
- 36二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:52:10
目を見開いて固まってるハルナの姿が浮かぶ…
最高に可愛いね…！ - 37二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:52:12
ひとまず喫緊の問題である、パーティーの料理を代理で作って成功させるくらいしか謝罪の第一歩が思い付かん……
- 38二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:52:43
- 39二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:54:00
とりあえずハルナには反省のために暫くの間ところてんだけ食ってもらおう
- 40二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:17:23
万魔殿が無茶ぶりしてきただけでフウカがパーティーの料理を頑張って準備する義理なんて全く無いのがおいたわしさを加速させてる
- 41二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:19:33
なぜこうもあにまん民は曇らせが上質なのか
読んでしんどぅい…ってなった - 42二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:21:38
マコトの妙な義理堅さを見るに、パーティに料理が用意できなかったら謝罪しつつなんとか手配しそうなのがなんとも
- 43二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:26:11
素晴らしい…
- 44二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:33:36
- 45二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:36:59
- 46二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:39:43
- 47二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:39:54
- 48二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:43:17
- 49二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:43:26
- 50二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:45:05
たぶん自分はどうでもいい・自分になにかあってもそれは仕方ないみたいなネガティブな救助
- 51二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:03:30
ハルナ（私が、奪った）
ハルナ（フウカさんの味覚を、私が）
ハルナ（……彼女はもうどれだけ食材を吟味しようとも、どれだけ器にこだわろうと、どれだけシチュエーションを仕立て上げても、どれだけ大事な相手と料理を食べても何も、何も感じない）
ハルナ（それだけじゃ、ない。フウカさんの場合は、料理も作れない。自分の作った料理を美味しいと言われた時の、あの表情。お玉を持ち鍋を混ぜ、食材を慣れた手つきで切って、楽しそうに、そして真剣に料理を作るフウカさんを私は――奪ってしまった）
ハルナ（……もし、もしも私が同じことになったら――きっと、死ぬなんて事よりも、それはよっぽど辛いことで――）
ハルナ「ごめん、なさい」
ハルナ「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
ハルナ「フウカさん、ごめんなさい。今までごめんなさい。本当にごめんなさい。私っ……私は……こんな、こんな事をしたかった訳じゃ――ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
自室の床の上で、ハルナは懺悔を続ける。
誰にも届くことなく部屋に響くだけの、どこまでも自己満足な懺悔を。 - 52二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:05:58
この様子だと限界きすぎてジュリにも当たってそうだなぁ
誰も幸せにならない - 53二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:17:55
やめて……やめて……
- 54二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:18:39
自分が原因だということに自責の念を感じて、けじめとして舌を切り取ってしまうハルナさんをですね
- 55二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:19:42
ハルナを構成してるのが食といっても過言じゃないから
それを他人から奪ったってなったら人一倍後悔するのは分かる、しかも交流ある人だし余計にな - 56二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:21:09
ましてフウカという同じく食で構成されてる人から奪っちゃったわけだしなぁ
- 57二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:23:28
とりあえず、亜鉛をとらせることしかできないな…
それと食事はどこでもついてくにしてもなるべく厨房とか仕事を連想させないようどっか旅させるなり一人にさせるとか - 58二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:29:30
「あんたが味見して」
「もう一回だけ言うわ。あんたの味覚を信頼してる。今だけ私の舌になって」
みたいな少年漫画展開で何とか… - 59二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:31:25
ジュリの飯食べても味しないのかな？
- 60二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:32:50
- 61二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:33:20
ｱｯ
- 62二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:33:30
ダメみたいですね
- 63二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:33:36
いいことを教えよう。ハルナは三年生。そして今はゲヘナのパーティの直前。味覚障害は最低一ヶ月は治らない。ひょっとしたら三月になっても。あとは分かるな？
- 64二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:33:44
ｯｼｬｧ!
- 65二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:33:55
- 66二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:34:59
ダイスノ女神ガソンナ気分ナダケダヨ…
- 67二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:36:03
- 68二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:36:38
ま、(あの仕事量で推定部長としての経費管理諸々しつつ定期的に攫われて時間奪われて経費で落とした車とか諸々壊されたりそれの後始末してるとかそりゃ)なるわな…
- 69二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:36:39
美食研究会が事実上解散となったことにより、ゲヘナは少しだけ平和になったのだった…
- 70二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:37:10
まだだ、ハッピーエンドを諦めず願い続ければ届くはずだ…！
- 71二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:37:38
- 72二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:37:53
あらら
終わった後に両方書いてくれたら喜ぶ - 73二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:38:27
流石のマコトもこの状況を知ったら困惑しそう…かな？
- 74二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:38:41
味覚障害って必ず治るとは限らないんだよなぁ
- 75二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:39:53
そういや実際に味覚障害になった人も多いんだったなここ数年
- 76二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:40:35
味覚障害は「たかが味が消えるw」っていう前印象が掻ッ消えるぐらい辛いからな、いやマジで
ソースは俺 - 77二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:41:30
- 78二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:42:34
イブキ「もうフウカ先輩のプリン食べられないの？」
- 79二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:43:13
助けて先生！先生ーーー！！
- 80二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:43:19
まぁハルナは割とそこら辺の機微察せる側の人間だし
フウカがほんとにヤバくなりそうだったらその前に友達として気遣いモードに入りそう - 81二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:44:29
人間の3大欲求は基本快楽が絡むわけだけどソレの一つがなくなるわけだからな...
- 82二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:44:43
今回は察した時点で手遅れで気遣いの品が状況的に最悪だった被激
- 83二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:44:48
- 84二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:46:44
味覚障害とは違うが、ギムネマ茶を飲むと暫くの間甘みを感じられなくなるらしい
- 85二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:46:59
美食研、実質テロリストから万魔殿を襲う本物のテロリストになり、燃え上がる議事堂の中で消息を絶つ。
- 86二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:49:41
なんだ、美食研潰すのってこんなに簡単だったんだ…
- 87二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:51:19
- 88二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:55:50
だから炎の中で消えたんですね
- 89二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:58:49
- 90二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:00:11
今頭の中で「フウカがこんなことになったのはお前のせいだな、黒舘ハルナ！！」って邪悪な自分が笑ってる
- 91二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:01:37
ハルナ（全く食べたい気分じゃないのに……食欲は収まってくれないのですね……）
ハルナ（……できたてのたい焼きを目の前にしてこんな風に思う日が来るなんて、思いもしませんでした……）
ハルナ「……いただきます」
ハルナ（……全然美味しくない。餡子は必要以上に甘ったるくて、生地もパサパサしていて……味気が無くて……いつもと同じはずなのに、まるで別のものを食べているよう……。……普段だったら爆破するのですが……今はとても、そんな気分にはなれない……）
『――フウカさんは一切の味が分からないというのに、アナタはよくそんなにも文句を言えますね？アナタが奪ったのに、フウカさんから、奪ったのに――』
ハルナ「ッ！……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、っ……！！」
ハルナ（……そうでした。フウカさんは、フウカさんは、美味しくないと思う事すらできない。それなのに私は偉そうに愚痴を吐いて、あまつさえ店を襲おうと一瞬考えてしまった。私に、何かを味わう資格なんて既に無いというのに――）
ハルナ「ごめんなさいっ……フウカさ――」
ゲヘナ生徒A「そういえばアンタ知ってる？万魔殿の開いたパーティーで出された料理が最悪だったらしいよ？」
ハルナ「！？」 - 92二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:02:53
コロナ…マヨネーズ…油性顔料…
ｳｯｱﾀﾏｶﾞ - 93二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:05:52
レモン見てツバ出てくるけど食べても何も味がしないの頭おかしくなりそうだった
- 94二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:06:10
他の美食メンバーがどんな反応するか気になる
ジュンコは泣いて謝りそうだけどイズナとアカリはどうだろ？ - 95二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:08:18
ゲヘナ生徒B「あー知ってる知ってる。給食部の作った料理がしょっぱ過ぎたり辛すぎたりしてクソマズかったんでしょ？マジで料理人使えねーよなぁ、あれで怒って帰った人も何人かいるって聞いたぜ？」
ゲヘナ生徒C「そんなに？あんな大きいパーティーでよくそんな料理出せたね。恥ずかしくないのかなぁ」
ゲヘナ生徒B「まぁいいんじゃね？普段の給食もそんなに美味しい訳じゃないじゃん。これを機に料理人も変わるかもなー。今度来る奴はもっと料理が上手い奴だといいなぁ！」
ハルナ「――ふざけないでください」
バゴォン！！
ゲヘナ生徒B「ぎゃあっ！？」
ゲヘナ生徒A「ちょっと！アンタいきなり何を」
ハルナ「私は」
バァン！！
ハルナ「あの人以上に美味しい料理を作れる人を知りません」
ゲヘナ生徒C「キャ、キャアッ！」
バァン！！
ハルナ「あの人以上に真摯に料理に取り組む人を知りません」
バァン！！
ハルナ「私は――彼女の以上の料理人を知りません。ですから、今の発言を！即座に！撤回しなさいっ！！！」 - 96二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:08:20
バッドエンドはハルナが罪悪感に潰れて自己満足の謝罪しか出来なかったルートって感じなのかな？
- 97二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:09:39
『――そんなにも大切な料理人の全てを奪ったのは、一体誰なのでしょうかね？黒館ハルナ？』
ハルナ「――――――――――あ」 - 98二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:10:40
先生っ！早く来てくれッ！！！！
- 99二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:13:09
もうこのまま落ちるところまで落ちようぜ（もうこれ以上はやめようよ）
- 100二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:13:09
おそらくパーティで知ったフウカの状態への対応で手一杯だと思われる
- 101二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:17:11
ダイスの神はBAD ENDを指し示した
崩壊へと突き進むんだ！ - 102二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:22:38
全く心が折れそうにないキャラの心が折れていく姿でしか補給できない栄養があるんだ
- 103二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:30:39
ハルナ「は、は、はは。ははは、ははははははははは。あはははははははははははははははははははははは！！！！」
ゲヘナ生徒Ａ「な、何コイツ！？急に笑い出して、気持ち悪い！」
ゲヘナ生徒Ｃ「ねぇ、さっさと逃げよう！」
ゲヘナ生徒Ｂ「クッソ！覚えとけよ！」
ハルナ「――ああ。スッキリしましたわ。胸の奥のつっかえがとれたような……そんな気分ですの……」
ハルナ「いい天気ですわね……雲一つない晴天。ええ、今日という日がこんな清々しい物で、本当によかったです」
ハルナ「うーん、何処か良い所はないでしょうか……。あ、あそこが良さそうですわ！」
カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ
ハルナ「良い眺め……ゲヘナを一望できますわね。それにこの風も。まるで私を後押ししてくれるようで……」
ハルナ「この高さならきっと大丈夫でしょう……」
ハルナ「……っと、忘れる所でしたわ。先生にしっかりとモモトークを送らなければ…………これでよし、と」
ハルナ「……フウカさん。アナタは私に二度と近づかないでと言いました。ですが、私はどうしてもアナタに近づこうとしてしまいます。アナタを気にしてしまうのです。時間が経てば、私はフウカさんに許しを乞うてしまうでしょう」
ハルナ「なのでこうする事にしました。こうすれば二度と、私はアナタに『近づけません』から」 - 104二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:30:56
ハルナ「願わくば――アナタの苦労が、この行いで少しでも軽くなりますように」
- 105二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:31:06
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:36:11
- 107二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:37:36
- 108二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:38:20
- 109二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:40:50
これ以上はもういいだろ…！もう十分だろ…！
- 110二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:41:31
- 111二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:42:42
- 112二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:42:55
- 113二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:43:37
- 114二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:44:31
(精神的に弱ってればワンチャンあるかもしれない)
- 115二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:44:43
- 116二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:45:02
―――――――ぐしゃっ
- 117二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:45:24
- 118二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:46:03
先生も見てるのか…
- 119二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:47:46
- 120１０７24/01/28(日) 01:48:31
- 121二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:49:58
「この高さならきっと大丈夫でしょう……」つまりそういう事だ
- 122１０７24/01/28(日) 01:51:05
>>119良いですね～
- 123二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:51:11
死は時に連鎖するんやで……。
- 124二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:53:28
フウカさん…私が破砕して肉塊になる所を見ていてくださいまし…
- 125二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:53:37
- 126二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:56:44
- 127二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:58:00
- 128二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:58:18
そんなもん、ここにはないよ
- 129二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:58:38
- 130二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:58:38
待て、しかして希望せよ
- 131二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:59:02
夜中に気軽に開いていいスレじゃなかった
- 132二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:59:22
フウカ……ハルナの散らばった頭部の残骸必死にかき集めて……。
- 133二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:59:39
- 134二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:00:05
- 135二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:00:20
- 136１０７24/01/28(日) 02:01:21
あとフウカご飯食べられなくなって栄養失調なってそう
- 137二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:03:42
良いね
特に赤色で汁気のあるもの全般がダメになるんだ
見た瞬間にその光景がフラッシュバックしてどれだけ空腹でもその場で吐いちゃうんだよね
胃液しか出なくてそれでもまだ吐き気が収まらずにえづき続ける姿がとてもかわいい
- 138二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:03:56
大事な分岐点なのに2面ダイスを使う決まりってどこかにあるの
100面ダイスで決まるならまぁ仕方ない感あるけど - 139二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:06:03
>あんたはいいわよね、人に作らせるだけ作らせて、自分は一番美味しい状態で料理を食べればいいだけなんだから
これ何気に料理人としての自分を否定する言葉でもあるので、どんだけ心に余裕が無かったのかがよく分かる。
でもこの言葉がもとで人を殺したとなると、フウカちゃんもう料理できないね……包丁を握る度に自分の言い放った言葉と凄惨な死体がフラッシュバックして取り落としちゃうんだよね………。
- 140二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:06:04
ひき肉もダメになってくれフウカ...
店で売ってるのでも誰かが持ってたのでも何でもいいから見た瞬間にハルナだった肉塊を思い出して盛大に吐いてくれ...
胃液しか出ないだろうけど。 - 141二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:06:38
- 142二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:06:46
「え」
どちらからか声が漏れる。
目の前で起こった出来事に脳の処理が追い付いていない。
今のは何かが潰れた音だろう、音の大きさからして目の前に落ちた巨大なそれが音の発信源だ、ではその発信源となったものはなんだ？赤くてよく見えない。一歩近づいてみる。赤で染まってしまっているが、これは銀色の髪の毛だ。さらに一歩を踏み込んでみる。見覚えのある銃と黒の帽子が目に入った。恐る恐る片足分距離を縮める。
二人のよく知っている顔が見えた。
先生がフウカを背中から降ろしてその塊の下へと飛ぶ。距離が0になる。黒館ハルナがそこにはいた。
しかし、彼女のヘイローはいつまで経っても先生の視界に映らない。当然だ、無い物が映る訳は無いのだから。
フウカは聴力を喪失した。厳密に言えば、一時的に体が聞こえなくしたのだ。無意識で世界の情報をシャットアウトしている。現に今、彼女は先生が必死に肉塊の名前を呼ぶ声が一切聞こえていなかった。
しかし、自身の足元に落ちた先生のスマホの存在には気が付いた。
何故だか異常なまでにそれへの興味関心が湧いた。好奇心は猫を殺すというが、この場合の彼女は正しく猫であったのだろう。未知への探索を彼女は開始してしまったのだ。
ひび割れた画面を凝視する。ハルナの物と同様に、その眼に光は無かった。ただディスプレイの光を反射しているだけだった。
『わたしのせきにんです。ふうかさんはなにもわるくありません。わるいのはわたしです』
まるで幼い子供が書いたようなひらがなだけでできた文章が、スマホのディスプレイに表示されている。差出人の名前は見ずとも、自然と頭がそれを理解する。
瞬間、フウカは壊れた。
最後の最後に、黒舘ハルナは愛清フウカに――近づいてしまったのだった。 - 143二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:10:10
>最後の最後に、黒舘ハルナは愛清フウカに――近づいてしまったのだった。
うっわこれ良すぎ………。
最後の最後まで間が悪過ぎたの本当に神様は残酷……。
- 144二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:12:15
- 145二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:12:42
セナや他の体験者も行っているがストレス性味覚障害は今までのストレスによって起こる障害でその原因の一人にハルナ達美食研の拉致もあるとなるとハルナは無関係じゃないし八つ当たりされてもしょうがないほどの扱いでもあるけど先生が間に入れば少なくともこんな極端な行動は起こさないかもよ
- 146二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:15:04
その後のフウカが最期の場所に選んだのはハルナと同じ場所だったんだよね
- 147二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:31:47
- 148二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 02:37:39
それなんてCALLING？そうなると落下してくフウカが死ぬ少し前にハルナが近くにいるような気がして安らかな顔を浮かべながら「ごめんなさいハルナ…ごめんなさい先生…」って呟くフウカを目の前で見ることになる先生がみえるみえる
- 149二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 06:42:11
これもまた死別フウハルか…
- 150二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 07:18:46
実際誘拐行為は相手に極度のストレスを与えるだろうし、その上で自分のスケジュールをランダムに長時間妨害されたり、強制で犯罪行為に加担させられたりしてるからなぁ...
フウカは良識的な方だし、物語の流れで悲劇のスポットが当たったらこうなるかもしれないくらいにはストレスフルだと思う - 151二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:27:55
- 152二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:28:01
基本曇らせって読んでてキツくて途中でやめちゃうんだけど、これはスルスル読めたわ
フウカがいい味付けをしてくれたおかげだな - 153二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:29:33
1乙胃がきゅっとして気持ち悪くなったけどよかったで
- 154二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:32:45
もうその味もわからないんだけどね
- 155二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 12:28:35
- 156二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 12:47:23
- 157二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 14:54:54
要望はあるから待ってるぞ
- 158二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 14:55:27
このレスは削除されています
- 159二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 18:54:34
>>156良い
- 160二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 19:16:33
これ、自殺の遠因に万魔殿あるから深掘りされると大炎上しない？
- 161二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 19:21:20
そんなハルナが最期に美食の事すら思い浮かばないままフウカの事で頭いっぱいになって逝くのが尊くて美しいんだぞ
あのハルナが最期の瞬間に美食の事を考える事すらできなくなってしまった、その事実をフウカは確信的に理解してしまうんだぞ
- 162二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 19:37:28
1です
夜ご飯食べ終わったら別バージョンを書いていこうと思います
楽しみにお待ちいただけると幸いです - 163二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 20:30:32
強いて言うなら料理作れなくなった時点で連絡するなりせず自分でパーティの料理作ろうとしちゃったのが唯一の落ち度といえば落ち度？
- 164二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:47:24
先生「……えーと、まずはアビドスに行って支給品の契約書更新……その後はティーパーティーを訪問して……次はマコトのパーティーの手伝い……今日もやる事が満載だなぁ……」
プルルルル……プルルルル……
先生「はい、今でまーす」
フウカ『……先生、ですか……？』
先生「もしもし。フウカ、どうしたの？何かあった？」
フウカ『っ……先生。私、私っ……何をどうしたら、どうしたいいのか、分からないんです……』
先生「え……フ、フウカ？どうしたの？」
フウカ『先生……先生……助けて、助けてください……。お願いします……』
先生「――分かった、すぐに行く。フウカ、今は何処にいるの？」
フウカ『……厨房に……』
先生「うん、じゃあ10分後くらいには着くと思うから、待っててね」
プツッ
ユウカ「先生？どうしたんですか？」
先生「ユウカ、ゴメン。悪いんだけどこれをアビドスに渡しに行って欲しい。どうしても外せない用事ができちゃってね。後はよろしく！」
ユウカ「あっちょっと！？どこに行くんですか！先生ー！」 - 165二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:44:04
これは？HAPPY ENDくるか？
- 166二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:18:13
先生（フウカの様子……電話越しだけど、明らかにおかしいのは分かった。何があったんだろう……とにかく急がないと――）
先生（……ん？あれは……ハルナ？何だか、すごく足取りがフラフラしてて……顔色も酷く悪い。今にも倒れてしまいそうだ……）
先生（……フウカ、ゴメン。もう少しだけ待ってて）
先生「おーい、ハルナー」
ハルナ「……先生？どうしてここに……」
先生「たまたま通りすがったんだ。体調が悪そうだったから、声を掛けてみたんだけど……大丈夫？」
ハルナ「はい、大丈夫ですわ……」
先生「本当に……？とても、そんな風には見えないけど……」
ハルナ「大丈夫です。大丈夫ですから……」
先生「……なら、いいんだけど……あっ、そういえばハルナ。一つ聞きたいことがあるんだ。さっきフウカから電話がかかってきてさ、その声が何かに震えてるというか……凄く怖がってる感じだったんだけど、何があったか知ってたりしない？ほら、ハルナはよくフウカの所に行ってるから」
ハルナ「…………！！ああっ、フウカさん……ごめんなさいっ……ごめんなさい……っ！！」
ダッ！
先生「あ、ハルナ！？どうしたの！？」
先生「……行ってしまった……」
先生（フウカの話を持ち出した途端のあの取り乱し方……それにフウカに向けての謝罪……二人の間に、何があったんだろう……。こうしちゃいられない、早くフウカの所に行かないと――） - 167二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:38:58
- 168二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:43:00
別にそんな重箱指摘は求めてない
- 169二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:46:13
- 170二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:47:51
ユウカとフウカ
- 171二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:51:32
頼むハッピーエンド来てくれとまでは贅沢言わないから、死亡エンドだけは回避してくれ。曇らせは死なせたら終わりなんや。生き地獄を味わって欲しいんや。
- 172二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:12:56
例え地獄の中であっても百合は咲けるという事を見せて欲しい……！
- 173二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 01:37:41
1です。
すみません。眠すぎて文章が浮かばないのと誤字脱字があまりにも多いので、明日の朝に持ち越します。
もう少しお待ちください。 - 174二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 01:55:06
ゆっくりしていってね
- 175二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 04:28:08
待ってます
- 176二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 10:25:00
保守しときますね。
- 177二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 14:27:05
フウハルを待つ
- 178二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 19:04:26
wktk
- 179二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 21:50:37
数分後
先生「……真っ暗だ。えっと、電気のスイッチは……あった。（パチッ）おーい……フウカ、居るかーい？」
フウカ「……あ……先生……」
先生（っ……クマがこの距離からでも見えるくらい濃い。頬もやつれてるし、声もカラカラで全く元気が無い。しかも食器や鍋が地面に散らばってる……酷い荒れようだ……）
フウカ「先生……先生……」
ガバッ
フウカ「……私……私っ……もうダメです。私もう、役立たずなんですっ……ひっぐ、ぐすっ……」
先生「そんな事ないよ……よしよし。大丈夫、大丈夫だからね……」
フウカ「……先生っ……ありがとう、ございます……」
先生「……フウカ、ゆっくりでいいから教えて欲しい。一体、何があったの？」
フウカ「…………はい……実は……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生「……なるほど……」
フウカ「その後も、料理を作ってジュリに食べて貰ったりしたん、ですけど、やっぱりっ、味の分からない状態じゃ、全然上手くいかなく、って……。このままじゃ、絶対パーティーに間に合わないんです……先生、私はっ、どうすればいい、ですか……？」
先生「……そうだね、フウカの事情は分かったよ。じゃあ……一旦まずは――」
先生「パーティーの事を、忘れてみよう」 - 180二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 21:55:46
ん
- 181二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:09:10
フウカ「パーティーの事を、忘れる……？そんな、そんな事できません！もう後二日しかないんです！早く支度を終わらせないと！じゃないと――」
先生「落ち着いて聞いて。フウカは今冷静さを失ってる状態だ。確かに万魔殿のパーティーは重大なイベントだ。それを自分のせいで台無しにしてしまったらって思った時、焦ってしまうのは分かる。けど、パーティーの料理が作り終わらなかったからって退学になったり、人生が終わったりする訳じゃないよ。あくまでも一時的な物なんだ。マコトには事情を詳しく説明して、私が足でも地面でも何でも舐めて何とかしてもらうよ。だから一旦、それは置いておいて」
先生「――今は、これからのハルナとの関係をどうするかが大切だと、私は思うんだ」
フウカ「……ハルナとの関係？そんなの、もうどうだっていいです。今まで散々迷惑を掛けられて、その度に苦労して……もう、あんなのと関わる必要なんて……」
先生「そうだね、フウカは凄く頑張ってる。ジュリと二人でゲヘナの食堂を回して、人一倍努力してる。それを普段からハルナに邪魔されてたら、そんな風に思うのは当たり前だ」
先生「でも一個だけ忘れないで欲しいんだ。ハルナはフウカを、フウカの想像以上に大切に思ってるって事を」
フウカ「……え……」 - 182二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:33:09
先生「……あんまり人に言いたくはないんだけど……私、物凄く怒ったことがあるんだ、昔。仲の良かった友達にね」
フウカ「先生が、ですか？」
先生「うん。中学校の頃に仲良くなった人がいたんだけどね。言い方は悪いんだけど、相手がちょっと自分勝手な奴でさ。前々から不満には感じてたけど、別に口に出すほどじゃないなと思って何も言わなかったんだよ」
先生「そういうちょっとした我慢をしてたせいで、少しずつ少しずつストレスが溜まっちゃってたんだろうね。高校三年生の頃にお互いに掴みかかって悪口を言い合う大喧嘩が起きちゃったんだ
先生「そして学校を卒業するまで喋らなくなって……ソイツとはそれ以降、一度も会ってない」
先生「今だから言えるのかもしれないけど……何だか、凄く勿体ない事をしちゃったなって思うんだ。相手が悪かったのは事実だけど、何も自分もあんなに言う事は無かったんじゃないか、って。そうなる前にもっと互いに話し合ってみればよかったな、ってね」 - 183二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:35:16
先生「……ここに来る途中にハルナに会ったんだけどさ、あの子、何かに怯えてたんだ。フウカの話を聞いて分かったよ、あれはフウカに対しての感情だったんだって」
先生「あの子は表に出てる横暴さが目立ってて分かりにくいかもしれないけど……中身は、普通の女の子だから。大切に思ってる人を傷つけてしまった事を、酷く申し訳なく感じてたんだと思う」
フウカ「……ハルナが、私の事を？」
フウカ「……私の事が、私の作る料理が嫌いだから……あんな事をするんだと、思ってたのに……」
先生「そんな訳ない。前にハルナは料理には時期とシチュエーション、食べる相手が大切って言ってたんだ。きっとフウカに関わってくるのも、それが理由なんだよ。フウカの事を大切に思ってて、フウカの作る料理が好きで、一緒に美味しい物を分け合いたいから、フウカを連れ出そうとするんだよ」
フウカ「…………」
先生「フウカ」
先生「パーティーの件は、私が絶対に何とかする。フウカがこうなってしまったのは、対応できなかった私の責任だからね」
先生「それと、もし今回みたいにフウカのスケジュールがピンチになる事があったら、できる限り私がヘルプとして来るよ。だから今フウカはハルナの前に立って、思い切りぶちまけてやって欲しいんだ、ハルナに思っていることを、全部」
フウカ「ぶちまける……ですか？」
先生「そう。普段はあんまり言えない事でも、今なら言えると思うから。それを言った結果がどうなるかは、正直言って分からないけど……きっとこのまま別れるよりはそっちの方が、ずっといいと思うんだ」
先生「大人になった時、私みたいに後悔してしまわないように――」 - 184二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:20:45
このレスは削除されています
- 185二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:24:48
フウカ（ハルナが……私の事を大切に……）
フウカ（……冷蔵庫の中にしまってある、あのお肉）
フウカ（食材が観賞用に使われてるからとかいうそれだけの理由で強盗をするくらいに、美食へのこだわりの強いハルナが、自分が欲しがってた食材を私にくれた。お詫びの品と言って）
フウカ（それに、アレを私に差し出してきたときのハルナの手……傷がいくつもついてた……。きっと、あれを取って来るのにかなり苦労したんだ……）
『きっと、凄く美味しい物ですから、元気が出ると思いますわ』
頭の中に言葉が響いて、あの時の屈託の無いハルナの笑みを思い出す。その顔が、私の言葉によって恐怖に歪む瞬間も。
……犯罪の片棒を担がされたり、爆発に巻き込まれたり、食堂を爆破されたり、トラックを川に落とされたり、宇宙に連れていかれたり……。これまでさんざん迷惑を掛けられてきた。
そういうのは全部、私への嫌がらせとしてやっているんだと思ってた。
けど……その前提が違うのなら。全て、私を大切と思って、仲間だと思ってしている行動だというのなら。一緒に美味しい物を分け合いたくて、している行動だというのなら。同じ喜びを、分け合いたいと思ってしている行動だというのなら――。
『――フウカさん』
急に私の名前を呼ぶあの声が、酷く優しく、暖かい物のように思えてきてしまった。
フウカ（私って……自分が思ってるより単純なのね……）
フウカ「…………先生」
先生「ん？どうしたんだい、フウカ」
フウカ「パーティーの件、万魔殿には報告しなくて大丈夫です」 - 186二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:43:23
本日はここまでが限界でした。続きは明日出そうと思います。
明日中には完結させてみせます。お待ちください。 - 187二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:45:17
>>186ありがとうございます
- 188二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:02:21
1です
フウカ（……もう……限界……）2｜あにまん掲示板あらすじ万魔殿のパーティーと普段の給食の準備の同時進行によって、疲労困憊になったフウカ↓そんな時にタイミング悪くハルナが訪問してしまい、フウカはハルナの頬を叩く↓翌日、フウカに味覚障害の症状が発症。昨…bbs.animanch.com文章量の関係でレス数をオーバーしてしまう可能性があったので新しくスレ立てしました
よろしくお願いいたします
- 189二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 05:48:10
スレ立ておつ
- 190二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 05:52:43
バッドエンドはこのスレに埋めていこう
- 191二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 12:08:41
埋葬しなきゃ
- 192二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 18:51:02
埋め
- 193二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:06:18
うめ
- 194二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:06:29
埋め
- 195二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:07:03
うめます
- 196二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:15:46
うめ
- 197二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 04:39:03
産め
- 198二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 06:16:43
パンちゃんを？
- 199二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 08:20:04
梅梅
- 200二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 08:21:16
200ならフウカと先生の夢オチであった