【閲覧注意】声なき闇の姫君……?

  • 1二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:42:21
  • 2二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:50:34

    乙!

  • 3本編24/02/22(木) 05:51:51

    鎖につるされた体。痛みなどとうに慣れていたけれども、それにはいまだになれない。
    褥をともにしていた彼の指の感触はよく覚えている。舌の動きも、腰使いも、すべて覚えている。だから間違いようがない。目が見えなくともわかる。耳が聞こえなくても、わかる。これは、彼だ。
    慈しむようなものではない、激しいが、乱暴ではない愛撫。舌が割り込んでくる。
    喉もつぶされて、口はきけない。だから、彼の舌に応じることだけで、彼の愛情に応える。
    それは、驚きだった。こんなになっても、私を抱きしめてくれるのか、と。
    だが、一方で奇妙な確信もあった。それでも彼は私を抱きしめてくれるだろう、と。
    腕がないから、足がないから、彼に抱き着けない。それがもどかしい。
    彼もそれをわかっているのか、あるいは私を守れなかった苦悩か、いつもより私を激しくかき抱く。
    (画像はイメージです)

  • 4二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:54:10

    「……これは、すごいね」
    「……参考になりまして?」
    「どうだろう。想像がつかないかもしれない。いや、これは参ったな……すごいや、この作者」
    「ふふ……」

  • 5二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:59:27

    何度目かの痙攣。だが、彼の名前も、今の私には呼ぶことはできない。
    精一杯、首を、頭を、彼に擦り付ける。
    私の伴侶。私の愛してる人。私の……
    (大丈夫。大丈夫だから)
    それは、彼の思い。耳の潰れた私のために、体を寄せて、骨と骨を突き合わせて、精一杯思いを伝えてくれる。
    それは、それは、ああ、なんて……
    (どんなになっても、僕は君を愛している。たとえ君が僕を見えなくても。たとえ、君が声もなく、闇の中にいるお姫様だとしても。僕は、君を、愛しているから)
    ……なんて、幸せな、こと。
    (画像はイメージです)

  • 6二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:02:05

    「ここで、タイトル回収かあ……」
    「……言葉もありませんか?」
    「脱帽だね」
    「きっと作者も喜んでいますわ」

  • 7二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:06:52

    「はー……あー疲れた……」
    月を見上げる。飛鳥の剣士は一人、月光に導かれて、走る。
    「あいつら、大丈夫かな……」
    心配は、していない。あそこまでして死なないやつだ。おそらく、なにをしても死なないだろう。
    ただ、おそらくもう二度と会えないことだろうだけが、少し悲しい。
    心に去来するのは、彼の言葉。君の姿は僕に似ている、といったこと。
    「……早く帰らないとな!あいつのところに!」
    飛鳥の剣士は、月の聖女のもとに駆けていく。

  • 8二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:16:29

    月が、二人を照らしている。
    キルクと、ランファ。
    ランファは自分より背の低いキルクの肩に顎を乗せ、しなだれかかっている。
    ランファの手と足は、すでに元通りになっていた。
    「……そういうことは、先に言ってよね」
    「聞かれたことがありませんでした」
    くすくすと笑うランファの声は、キルクが二度と聞けないと覚悟したもの。
    「ほら、もう一度言ってください?」
    「愛してる」
    「愛してます」
    二人で住んでいた城。彼が眠っていた間、ずっといた城に、また二人は戻っていた。
    「あれで、手足が元通りになるなんて、聞いてないよ……」
    「気づいていると思ってたの。私と体を重ねて、キルクの腕や足が元通りになったのは、一度や二度じゃなかったでしょう?」
    「そうだね……うん。でも、よかった」
    「はい、私も」
    空を二人で見上げる。追手は城に訪れないようになったが、それでもここも安全ではないかもしれない。
    「どこかに行く?」
    「そうですね。どこか、静かな場所で。二人っきりで、暮らすのも、いいかもしれません……」
    月明りだけが、二人を見守っていた……。

    声なき闇の姫君 了
    (画像はイメージです)

  • 9二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:26:21

    「いかがでしたか、キラ」
    「……ああ、楽しかった。たまにはいいね、こういうのも」
    「純愛ハードですわ」
    「ハードすぎたけど、確かに純愛だったね……さて、あとがき……は……」

  • 10二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:29:35

    あとがき

    ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。
    この度は文章ということで、精一杯私の愛を詰め込ませていただきましたわ。
    いかがだったでしょうか。
    あなたが楽しんでくれましたら、それに勝る喜びはございません。

    作者より愛をこめて
    マツノ・トマ・ヤラキ

    追記
    普段はヨメ・キラノ名義で漫画やゲームも作っておりますわ。
    そちらもぜひご覧になってくださいまし。
    製作に協力してくださったシン・アスカ様とルナマリア・ホーク様に感謝申し上げますわ。
    (著者近影・お義母様が描いてくださった私と旦那様の絵ですわ)

  • 11二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:37:31

    「ラクス!!!だから!!そういうのは!!やめてよね!!!!」
    「やりましたわ。今回は最後までバレませんでしたわ」
    「感動を返して!?ああああああああ!!うそでしょ!?またなの!?だってこんなにちゃんとした本なのに!?大分分量あったよね!?」
    「製本はやり方覚えましたわ。頑張って書きましたわ」
    「ちょっと待って!ねえもしかしてこれ一切キルクの視点なかったのってそういうこと!?ぼくもしかしてすっっごく恥ずかしいことしてなかった!?」
    「キラの私に対する思いで頭が沸騰しましたわ。やりましたわ。でも書いている間は自分の感情丸出しで書いてましたので、羞恥プレイ状態でキラ成分接種しなければ書ききれませんでしたわ」
    「まさか最近やたら顔真っ赤にして抱き着いてきててかわいいなあ……ラクスかわいいなあ……って思ってたけどそういうこと!?それとちょっと前に目隠しと耳隠しして抱いてくださいな……って言ってきたのもそういうこと!?」
    「すっごく興奮しましたわ」
    「もおおおおおおおおお!!!もおおおおおおおおおおおお!!!!ってかシンもルナマリアも協力してるし!」
    「キラと仲良くなるために協力していただけますか、と申し上げましたモチーフにすることを快諾していただけましたわ。ちゃんと該当部分はお二人にお見せしてますので問題ございませんわ」
    「どんな顔して二人に会えばいいんだよぉ……」

  • 12二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:38:45

    【悲報】准将、三度目も気づかず

  • 13二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:41:51

    「正座!正座!!」
    「はいですわ」
    「面白かったけどね!面白かったけどね!!自分で全部作ってるし、シンにもルナマリアにも許可とってるからいいけどね!母さんは……もうあきらめてるけどね!でもね!!不意打ちはやめてよね!!」
    「あっあっあっ」
    「うわああああ僕愛って何回言ったんだよぉ……」
    「概ね17回ですわ」
    「数えないでよね!!」

  • 14スレ跨ぎ失礼しました24/02/22(木) 06:45:34

    「あ、隊長から連絡入ってるわよ、シン」
    「え?この間のことかな」
    「妻が迷惑をかけて申し訳ございませんでした、だって」
    「え?なんで?」
    「……まあ、そうなるわよね」

    ~End~

  • 15二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:47:10

    >>6

    横で大喜びじゃないですか!

  • 16二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:51:33

    「先にわたくしの性癖をゆがめたのはキラですわ。責任をとってくださいまし」とか前スレの誘い文句で言ってたけどむしろラクスが責任取るべきじゃないかなこれ……

  • 17二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 07:20:13

    これあれだな
    自己肯定感低いキラにストレートに好意伝えても 「僕ってそんなデキた人間かな…」ってなっちゃうから
    ラクス目線でキラがどれだけ王子様してたか客観的に見せるために
    創作の体で作ってる遠回しなラブレターだな

  • 18二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:06:28

    >>17

    実際キラモチーフのキャラにだけ大分評価が厳しいからね

    だからって総裁のやり方は色々と倒錯しすぎだよ!

  • 19二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:09:50

    お姫様とかアイドルとかちょくちょくラクスっぽい要素入ってるのに気づかないの、多分キラが「ラクスだから好きなので他が無頓着」なところあるんじゃないかな
    ラクスが話を振ってようやく「そういえばラクスと同じアイドルだったね」「そういえばラクスも姫って呼ばれてたね」みたいな返ししそう
    おそらくそのせいでネタバレのターンで「そもそもこれラクスじゃん!!」ってなる

  • 20二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:15:04

    個人的にこのエピソードで素晴らしいって思ったのがランファの力について何も理解しておらずに四肢を奪ってランファをただ傷付けただけで欲しい物が何も手に入らなかった連中=オルフェ達ファウンデーションってばっちり表せてるって所だわ 愛ある解釈しないとなかなか書けないよこんなの

  • 21細かい話24/02/22(木) 08:19:03

    ・前回いろいろ准将が話をしてくれたのでウキウキで文章使った新作書こうとしたものの、准将の内面がわからないことだらけなことに絶望しながらとりあえず自分の内面全力で書き散らした総裁。結果オーライですわ!あなたの中にわたくしがいませんわ。わたくしの中にあなたがいませんわ。だからとりあえずあなたの中にわたくしを全力でたたきこみますわ!全力乙女総裁
    ・テーマは「当時私が思っていたこと」。皆様おっしゃる通り一部遠回りなただし全力剛球ストレートど真ん中ラブレターです。ただしキラにはラブレターであることは教えませんわ!
    ・恥ずかしさのあまり、書くたびに顔真っ赤で煩悶していた総裁。そしてそれをばっちり目撃している准将。ロマンティクス。そしてロマンティクスは作品に活用される。なんだこの永久機関。当初は目隠し耳隠しプレイだったはずが興が乗った准将が四肢拘束ボールギャグ嵌めて全身もみくちゃにしてきたのであんなことになりました。大体キラのせいですわ?
    ・ゲーム・漫画で調教物というイメージに縛られたところで純愛物をお出しする総裁。
    ・思った以上にガンガン自分のことを吐露してくれる准将に乙女回路MAXフル回転。
    ・Q:これ自分が書いたことを黙ってる必要なかったのでは? A:書いたことを知っている状態で感想を言ってもらうのは後ではできないので……。私が書いたことを知らないキラは初手でしか見れませんわ。
    ・Q:なんでバレないの? A:二人はそういうゲームやら漫画やら小説やらを結構な数共有して一緒に読んでいます。10回に1回熱量高めで素人っぽい作品出されてもなかなか気づきませんわ?
    ・キラを育成するゲーム作ろうとしたところで、あれ?これ私を育成するゲームを作ってキラにプレイしてもらった方がいいのではありませんこと?と思っている総裁がいます。

  • 22二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:21:18

    新作の予感!
    キラノ先生期待してます!

  • 23>>1624/02/22(木) 08:24:37

    >当初は目隠し耳隠しプレイだったはずが興が乗った准将が四肢拘束ボールギャグ嵌めて全身もみくちゃにしてきたのであんなことになりました。

    ごめん准将、責任取るのはやっぱりあんただ

  • 24二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:38:50

    モチーフ場面を見て気づいたルナ
    妹はキラノ先生の二次創作作った
    キラノ先生の次作にはタカノスズミとタカノツクヨミがゲストとして寄稿して、巻末座談会してそう

  • 25二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 09:18:24

    本当に准将が総裁の性癖歪めてて草

  • 26二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 09:42:03

    >>20

    オルフェのときは「自分から動く気ゼロ」で、

    キラとのロマンティクスは「拘束はキラとのロマンティクスとプライベート積み重ねによるもの」の差がでかい…



    しかも「四肢拘束で動けない聞こえない、ボールギャグで声出せなくても"動き"で愛を感じましたわ♡」というプレイ感想がnmmn小説で明かされるオマケつき

    やっぱレベルたけえな??

    地獄でオルフェと一緒にいるイングリッドもまさかここまでとは想像しておるまいよ…

  • 27二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 12:01:44

    気づいてないのにラクスを抱きしめるの総裁ポイント高すぎる

  • 28二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 15:10:22

    カリダさんめっちゃノリノリで草

  • 29二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 15:14:01

    カリダお母様もこれくらいデカい愛を持ってくれてる娘なんだから親としては嬉しいだろうしな

  • 30124/02/22(木) 19:26:39

    「とりにてぃ……?なにこれ、ラクス?どう見ても調教物じゃないけど」
    「面白そうな恋愛シミュレーションゲームを見つけましたわ」
    「へぇ……ヒロインが三人なんだ。見た感じライト系かな?純愛でも凌辱でも基本1対1のハード系が好きなラクスには珍しいね」
    「いかがでしょう?ヒロインが多ければ、いいシナリオに当たる可能性も高いと以前キラがおっしゃっておりましたので」
    「一般論だけどね。うん、やってみようか。ヒロインが多いと拘束時間も長そうだけど」
    「では、起動しますわ」

  • 31二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:38:11

    新作ですわね。

  • 32二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:39:58

    浮気はダメなら自分が増えたらいいじゃない理論を展開しやがったぞこの脳みそピンクちゃん総裁!

  • 33二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:44:03

    パワポケみたいにヒロインごとに主人公のキャラが違う感じになってるんじゃないだろうな……

  • 34124/02/22(木) 19:45:43

    ハイスクールに所属しているあなたは、三人の女性に出会います。
    世間知らずなお嬢様、ヒライ・クスミ。
    女傑と呼ばれるカリスマ、スウ・フラク。
    料理の上手な家庭的な女の子、ミイ・クラス。
    彼女たちに出会ったあなたは、心と体の調教を通じて、どんな未来をつかむのでしょうか?
    これは三人の女の子(とりにてぃ)の未来を選ぶ物語―――

  • 35二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:46:51

    これ10回に1回だからダミー、いや二人にそういう気はなく普通にそれも楽しんでるんだろうけどラクス産じゃない奴もこの十倍くらい共有して一緒に見てるんだよな
    ……女性に対してあれこれするゲームはキラがラクス以外を攻略するからあまり一緒に遊ばないことを思えば、ゲームの時だけは警戒すべきなんだろうけど……2回目の調教モノと4回目のコレ、まだ2ケースしかないから准将気づくかね……
    …………いやこれは結構怪しいボールだぞ気づけ准将?

  • 36二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:49:25

    >>34

    名前がまんま過ぎない!?

  • 37二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 19:52:32

    「……調教?見間違いじゃないよね?」
    「調教ですわね」
    「ライト系じゃないの?この絵柄で?」
    「かもしれませんわ」
    「ごめん、ちょっとパッケージ見せてもらっていいかな、ラクス」
    「こちらですわ」
    「……いや、いやいやいや。これで?うーん……パッケージ詐欺?そんなことある?」
    「どうされましたの?」
    「ごめん、先入観にとらわれてるね。でも僕一人でプレイするか、別のゲームにした方がいいかもしれない」
    「せっかくですから、一緒にやりたいですわ」
    「うーん、やめといた方がいいような気がするけど。まあ僕がそういう目で見なければいいだけかな。じゃあ、一緒にやろうか」
    「はい♪」

  • 38二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:04:50

    「さて、とりあえずこういうハイスクール物は……真っ暗な画面だね。うん、王道だ」
    「そういうものなんですの?」
    「こういうゲームはとりあえず、主人公が家で寝てるところから始まるから。そして、ヒロインの一人の幼馴染、姉妹、幼馴染、友達が起こしに来る」
    「母親ではないんですの?」
    「大体こういうゲームの主人公は一人暮らしなんだ」
    「……なぜですの?」
    「そりゃなんやかんやするのには親がいない方がいいからね……」
    「ああ……」
    「でもなんか新鮮だなあ。しばらくハード系のばっかりやってたし。たまにはこういうのもいいね」

  • 39二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:06:37

    今回は誰名義なのか…

  • 40二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:11:09

    「おい起きろトーマ!!はやくしないか!!」
    「もう少し寝かせてよ……」
    「馬鹿野郎!寝てたら遅刻するぞ!!風呂かシャワーを浴びろ!身だしなみを整えずに学校に行く気か!」
    「いいじゃん少しぐらい……」
    「ええいこの……」
    「あいた!?」
    「さっさとしろ。もう飯はできてるぞ」
    「ありがとう……」
    「全く、お前は本当に俺がいないとだめだな……」

  • 41二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:17:31

    「へえ、親友は男キャラか。そうすると家族や幼馴染にヒロインはいないパターンかな」
    「……」
    「どうしたの、ラクス。凄い不機嫌だけど」
    「……いえ。なんでもないですわ。親友キャラじゃなくって、ここはヒロインが起こす方がいいのではないかと」
    「それも一つのパターンだよね。でも、主人公は怠け者なんだ。耳が痛いなあ」
    「ちょっとだらしないくらいの方が私は好きですわ」
    「ラクスは優しいなあ……あ、普通にハイスクールに行くんだ」
    「曲がり角でアップになりましたわ」
    「なるほど。これも王道だなあ……」

  • 42二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:20:45

    ゲーム内でもは?何この男?と思われるの理不尽すぎるw

  • 43二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:26:15

    「きゃっ……!」
    「わっ……!」
    「ひゃう!」
    「ご、ごめん!」
    「い、いえ……、助かりました」
    「ううん、けがはない?」
    「はい」
    「よかった。じゃあ、また」
    「……ぁ、ありがとうございました」
    「ううん、こちらこそごめんね、じゃ」
    「はい……またあとで」
    (画像はイメージです)

  • 44二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:26:26

    これ自分で書いてすっとぼけてるのか、一般的な恋愛シミュレーションを倣って書いただけで王道とかあるあるとかは分からないのか微妙なラインにいるなあ
    あとアスランは出演許可出したの?キラ主人公のエロゲの友人枠に?

  • 45続きはしばらく後になります24/02/22(木) 20:36:07

    「またあとで、ね……」
    「どうしましたの、キラ」
    「ああ、いや、うん……どうなんだろう。こういうのはいちいち注釈つけない方がいいのかなあ」
    「私は聞きたいですわ」
    「要は、このキャラ……ミイは多分、前から主人公の、トーマのことを知ってるんじゃないかなって」
    「え?」
    「こういうのもありきたりな展開っていうのかなあ……うーん?にしても、ありきたりしすぎやしないかな、これ。調教、っていう言い方もそうだけど、なんか嫌な予感がするなあ」
    「あ、ハイスクールに着きましたわ」
    「そして転校生が……うん、そうだよね、そうなるよね」

  • 46二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:36:20

    >>34

    全部同じじゃないですか

  • 47二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:54:43

    >>34

    ヒロイン三人ってまさかフレイとカガリ!?って思ったら総裁分裂してた…

  • 48二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 21:01:05

    >>34

    この三属性すべて兼ね備えている嫁とか強すぎじゃね?

  • 49二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 22:11:42

    ちょくちょくラクスが素で驚いてそうなのいいよね
    キラに全力ラブ叩き込む仕上げ段階として見せてるのに、キラ自身がただ受け取るだけじゃなくて自分で見て考える人だから意図せずカウンターの告白やら自分でも無自覚だった個所やらをくすぐられている
    こうして勝手に膨れ上がった結果ラクスポイントカウンターがぶっ壊れていくんだな……

  • 50二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 22:57:09

    >>34

    なるほど

    アナグラムからラクスを抜いたらひい(1)、ふう(2)、みい(3)と

  • 51二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 23:57:48

    >>34

    ラクス・クラインのアルターエゴだこれ

  • 52二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 01:32:05

    総裁がめちゃくちゃ優しい白馬の王子様に調教されたい系女子になってしまった

  • 53二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 01:36:14

    ニヤケ面で稀代の英雄がSMグッズ買いに来るの見させられる店員の気持ちよ

  • 54二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 01:59:39

    「あっ……さっきの!」
    「さっきはごめんなさい。でも、こうしてまた会えて嬉しいです」
    「転校生だったんだ」
    「はい……実は、この町にも来たばっかりで」
    「そっか。じゃあ、あとで学校の中、案内しようか?」
    「よろしくお願いします。できれば、この町のことも、放課後案内してくれると嬉しいです」

  • 55二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:06:10

    「ミイは転校生……ボイスは合成かな?さっきの親友キャラの声もだけど」
    「穏やかな子ですわね」
    「のわりにグイグイくるなあ……ギャップ狙いかな」
    「キラはそういうのお嫌いですか?」
    「嫌いじゃないよ?ラクスがぐいぐい来てくれる分にはね」
    「まあ」
    「しかし主人公が本当に薄味だ……親友キャラの方がずっとキャラが立ってる」
    「そして、街中をミイに案内して、一日目は終わり、と」
    「また親友キャラが起こしに来ましたわ」
    「にしても毎回食事作ってくれるなんて甲斐甲斐しいなあ……アスランより世話焼きっていくら創作の中にしてもすごくない?」
    「さあ、そろそろ次のヒロインの出番ですわ」

  • 56二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:13:16

    「あらーここはー……どこでしょう」
    「どうしたんですか?」
    「いえ、先ほどまで、あちらの部屋にいたのですが」
    「いたのですが?」
    「声をかけても誰も返事をされないので、出てきたのです」
    「えぇ……」
    「このあたりにくれば、どなたかにお会いできるかと、思いまして……」
    「うろちょろしちゃだめですよ……元の部屋に戻りましょう」
    「あら、お優しいのですね……?」
    「誰でもこれぐらいしますよ。さあ、一緒に行きましょう」
    (画像はイメージです)
    ※一部イメージであることを注記しわすれております

  • 57二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:18:05

    「つかみどころはない、浮世離れした子ですわね」
    「のわりに、いやに強かだなあ……どうすれば自分の望む方向に持っていけるか、素でわかっているみたいなところがあるね」
    「キラは一見はかなそうでも強かな子はお嫌いですか?」
    「いや?ラクスの強かなところは見習わなきゃっていつも思ってるよ」
    「まあ」
    「さて、部屋に戻って、ああ、お互いの自己紹介はここでやるのか」
    「貴族の末裔、ですのね」
    「浮世離れしてる……ってことのキャラ付けかな?ちょっと浅い気がするなあ」

  • 58二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:22:07

    >>55

    アスランのことスルーしてるみたいに見えて笑った

  • 59二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:24:02

    「一緒に待っていてくれるなんて、やさしいのですね……」
    「僕じゃなくてもこれぐらいはすると思いますよ」
    「いいえ?私の話に根気良く付き合ってくれる方は珍しいです」
    「そうですか?」
    「はい……せっかくですので、あなたのことも話していただけますか?」
    「大したことは話せないけど、それでよければ」
    「ええ、ぜひ」
    (画像はイメージです)

  • 60二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:29:33

    「そして交流を深める、と。うーん……」
    「どうしましたの?」
    「いや、こう……シナリオが薄い?キャラが薄い?主人公もなんか、うん……」
    「まだ序盤ですし、ここで判断するのは尚早では?」
    「そうだね。そしてまた一日が終わり、と」
    「今日も今日とて親友キャラが起こしに来ますわ」
    「この主人公は……トーマだっけ?親友の名前設定されてないのか……」
    「今日は卵焼きにあさりの味噌汁にめかぶですわ」
    「健康的な朝食」
    「さて、三日目は、このまま行けば最後のヒロインと会うはずだけど」
    「あ、主人公がガラの悪い学生に絡まれましたわ」
    「さすがにモブに絵やモデル、ボイスはないんだね。ヒロインと親友だけか」

  • 61二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:36:34

    「わ、わっ……!」
    「へっへっへっ、こんなところにカモがくるとはなあ!」
    「それなりの誠意を見せてもらおうかぁ!」
    「お、お金に余裕はないんだ……!こんなところで奪われるわけには!」
    「うるせえやっちまえ!」
    「……そこまでです」
    「て、てめえ……!?」
    「生徒会長、なんでここに……!」
    「私の前でそのような狼藉を許すわけにはまいりません」
    「ち、このっ……!」
    「あぶない!!」
    (画像はイメージです)

  • 62二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:40:49

    「あ、ヒロインをかばって殴られて主人公が失神した」
    「これは惚れますわ」
    「……そうかなあ?こんなことになった原因ってそもそも主人公のような。でも女傑、って生徒会長かぁ。大した立場ではないような気もするけど」
    「准将閣下に言われてしまうと形無しですわね」
    「元総裁に怒られちゃったね……さて、意識を取り戻した主人公とヒロインの交流だね」
    「ケガをした少年と気高い少女の交流で得られる栄養素は格別ですわ」
    「いい趣味してるよねラクス」

  • 63二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:48:10

    「ありがとうございます」
    「いえ、なんか僕ばっかりお世話になって……いたた」
    「ゆっくりお休みになってください。私のせいでこんなことになるなんて……」
    「ではお言葉に甘えますね……すみません」
    「はい……お優しい人……」
    (画像はイメージです)

  • 64二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:54:46

    「へえ、女傑、というわりにわりと涙もろいんだ」
    「強い女性がもろいところを見せるのは定番ですわね」
    「ラクスには泣いてほしくないけどね……でも、うーん……?」
    「さっきからうなってばっかりですわね、キラ」
    「なんだろう。ビジュアルもサウンドもいい、インターフェースも悪くない。キャラもしっかり動いている。合成ボイスとはいえ、しっかり調声もされている。BGMもいい。テンポも悪くない。ただ……シナリオ?いやキャラクターが薄い?ボーイミーツガールは、この系統のゲームではかなり重要なところだし、しっかりやってもいいと思うんだけども。ヒロインの可愛さと親友の妙な存在感でもたせてる印象だな……もしかして、これ、調教とか言ってたしそういうシーンがメインなのかな……」
    「あ、OPが始まりますわ」
    「へえ、こっちも合成音声なんだ」
    「タイトルロゴがどーん!ですわ」
    「ラクス好きだよねそれ」
    「王道ですので」

  • 65二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:17:34

    「あ、ヒロイン選択画面になるんだね、ここで」
    「シナリオを進めるんですの?」
    「好感度確認画面まであるね。親友はここでも出てくるのか……」
    「『俺じゃお前を幸せにできないからな』ですって」
    「うん?……まあいっか。とりあえず同じキャラを選べばルートに進めるよね、多分」
    「まずはクスミ・ヒライ……世間ずれしたお嬢様からいこうか」
    (画像はイメージです)

  • 66二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:29:22

    ~クスミ√~
    世間ずれしたお嬢様なのに、強かなクスミ。
    彼女に振り回される形で、しかしその強さに救われながら、トーマは成長していく。
    貴族の娘で、今は議員の娘である彼女には婚約者がいた。
    トーマはそれでも、クスミに自分の想いを伝えるのだった……

  • 67二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:30:10

    >>65

    重箱の隅だけど「世間ずれ」は世の中に揉まれてやさぐれるって意味なので箱入りお嬢様に対する表現は「世間ずれしてない」が適当だと思う(小声)

  • 68二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:39:27

    「大分あっさりといくね……さ、好感度満タンで、告白だ……えっ」
    「調教シーンですわね?」
    「まって?そういうシーンに進むと思ったら突然女の子のあれやこれのや場所を触れって選択肢とメーターがでてくるのは割と情緒が行方不明になるんだけど?」
    「頑張れ男の子ですわ。初体験で胸をときめかせている女の子を優しくリードしてくださいな」
    「うっそでしょ……あ、でも結構かわいいな、これ。動きと合成ボイスがあいまって、ああ、いいね。なるほど?世間知らずだから、怯えてるんだ……へぇ」
    「……キラ、ボイスを切ってくださいまし」
    「ごめん。ごめんなさい。なんか合成ボイスとはいえ、この声嫌いになれなくて」
    「言い訳無用。そして我に秘策ありですわ。ささ、遠慮なく進めてくださいまし」
    「なんかどっかで聞いたセリフだなあ……えっと、じゃあ、まずはここから……」
    「し、知りません…っ♡そんなのっ♡」
    「……ラクス?ラクス?そういうこと?あっ完全にモード入ってる?これやらなきゃダメ?うん、わかった。覚悟は決めたよ。やるよ?」
    「ひゃぅっ、な、なんですか、これぇっ…♡」
    「……」
    「やっ、しら、しらない、しらなひぃ♡」
    「……」
    (画像は一部イメージです)

  • 69二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:41:39

    調教パートは自分でやりたいのか

  • 70二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:44:41

    「こんなの覚えたら、もう、戻れません……♡やらぁ……♡」
    「疲れた……なんかもう僕が戻れないどこかにいくところだった……」
    「シャイン・クルスでの特訓が活きましたわ」
    「活かさなくていいから。あ、もうエンディングなんだ。シナリオの厚さと調教シーンのボリューム考えると、やっぱりここがメインなのか。ある意味すごいなあ……」
    「EDが流れ始めましたわね」
    「へえ、キャラクターのボイスで流れるんだね。ラクス?対抗して歌わなくていいからね?」

  • 71二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:51:19

    ~クスミED~
    「トーマ?準備はよろしいでしょうか……?」
    「うん、大丈夫……大丈夫。お義父さんに殴られる用意はできてる」
    「婚約者を押しのけて私にプロポーズしてくれたトーマなら大丈夫です」
    「そうかなあ……その婚約者、本当に君のこと好きだったの?なんか、うまく僕が、乗せられたような気がするんだけど……」
    「そんな私はお嫌いですか?」
    「……ううん、大好きだよ」

  • 72二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 03:56:26

    「やっぱりあっさりしてるね。意図的なものなのかな……あの調教シーンの濃厚さがあると、逆にシナリオが濃いとくどくなる気もするし」
    「2週目ですわね」
    「いつもの親友が起こしてくれる日々が始まるね。そういえば告白シーン以降は一切姿を見せなかったなあ。あれやこれや助けてくれてたのは地の文で描写されてたけど」
    「では、次はどなたのルートに進みますの?」
    「スウのルートでいこうか。好感度稼ぐためのシーンを選んで、どんどん進もう」
    (画像はイメージです)

  • 73二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:01:52

    ~スウ√~
    気高く、強い女性。その一方で、よく涙を流す女性。
    そんな二面性のある彼女に、トーマは強く惹かれていく。
    親友のフォローもあって、彼女に並べるよう、体を鍛え、勉学に励む。
    そんな中、スウと同じ病院で生まれたという少年がスウを襲う。
    トーマはそんな少年を返り討ちにし、スウに思いを告げるのであった……
    (画像はイメージです)

  • 74二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:07:32

    「突然当て馬が生えてきたなあ……クスミの婚約者より唐突だ」
    「でも完全に当て馬で二人がかりでボコボコにされてましたわ」
    「そりゃ、スウを女の子として好きなトーマとスウのコネクションを利用しようとするだけのアレじゃ勝負にならないよね……」
    「さて、調教シーンですわ。強い女の子を屈服させるのは男のロマンですわよね?」
    「否定はしないよ……あっ今回もやるんだね」
    「よろしくお願いしますわ」
    「うん、じゃあ……」
    「やっ!?汚い、そこは、ちがっ……!!」
    「……」
    「うそ♡うそです♡そんなところ、きもちよくなるはずっ♡」
    「……」
    「ひろがる♡ひろがってるぅ♡はじめてなのにぃ♡」
    (画像は一部イメージです)

  • 75二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:12:47

    「キラぁ……マニアックすぎますわぁ♡気の強い女だからってそこはいけませんわ……♡」
    「素がでてるよ、ラクス?なんかもうラクスがエロいということしかわからなくなってくるんだけど」
    「大丈夫ですわ。完全に狙い通りですわ」
    「なんかゲームを楽しんでるというより、ラクスを楽しんでるのでは、僕」
    「お嫌いですか?」
    「大好きだよ?……さて、エンディングだ」
    「これもあっさりしてますわね」

  • 76二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:25:38

    ~スウED~
    「私は弱いんです。だから、いつも強がってるふりをしている」
    「そうかな……?すごい強い人に見えるけど」
    「あなたのやさしさに今も甘えてます」
    「僕だって君に甘えてる。だから、支えあおう。一緒に生きていこう」
    「はい、これからも、末永く、よろしくお願いします……」

  • 77二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:34:57

    「うん。なんとなく、わかってきたかな」
    「はい?」
    「きっと、製作者はいろんなヒロインを作りたかったんだ。うん……女性的に言うなら、いろんな私を見てほしい、かな?かわいいよね」
    「……」
    「ただ、大分意図的なものを感じるけども……それは後で。じゃあ三人目のヒロインに進もうか」
    「最後はミイですわね」

  • 78二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:51:09

    ~ミイ√~
    優しく穏やかで、家庭的な女性。
    初めてであったときからぐいぐいと自分に向かって距離を詰めてくるミイに、トーマは困惑す
    るも、それを拒むことなく受け入れる。
    料理が好きな彼女。彼女の料理はトーマの生活にどんどんと食い込んでくる。
    共にいるだけで幸せな日常。トーマが彼女を愛したいと思うのに、時間はかからなかった……
    (画像はイメージです)

  • 79二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 04:56:47

    「親友の出番はほぼないですわね」
    「朝食作れるヒロインに負けてしまった……」
    「お前が笑顔ならそれでいいさとか書置きだけ残してますわね」
    「……しかしずっとイチャイチャしてるだけだねこのカップル」
    「私もキラとイチャイチャしかしてませんわ?」
    「そうだけども」
    「さあ裸でイチャイチャですわ?」
    「どんなのが好みなんだろう、彼女」
    「おっ♡あ゛♡」
    「……ラクス?」
    「だめ゛♡そごぉ♡♡」
    「……えぇ……」
    「飛びます、とびますぅう♡♡」
    (画像は一部イメージです)

  • 80二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:02:02

    「あへぇ……もうだめぇえ♡♡はしたない女だと思わないでぇ♡♡」
    「家庭的な女性が一等エロいっていうのは、まあ、うん……わかるよ?わかるけど」
    「キラは全身敏感ですぐ白目剥いてしまう女性は嫌いですか?」
    「全身びくびくさせてるラクスはかわいいよ?……ああ、本当にエンディングものんびりしてるね、この二人」
    「安心安定のハッピーエンドですわ」

  • 81二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:13:37

    ~ミイED~
    「ごめん、遅くなった!!」
    「おかえりなさい。ご飯にしますか?ご飯にしますか?ご飯にしますか?」
    「うん、もち……ろん……」
    「ああ、この料理ですか?トーマが帰ってこないから作りすぎてしまいました」
    「悪かった!僕が悪かったから!」
    「仕事を真面目にするトーマは悪くありません。ただ私が料理を作りすぎただけです」
    「よ、よし!明日、どこかでかけよう?」
    「……むーっ!」
    「あ、う、うん!はい、ぎゅーっ!」
    「……えへへ」
    (画像はイメージです)

  • 82二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:16:30

    「いいですわ……いい……」
    「えーっと、はい」
    「はい、ぎゅーっ!ですわ♪」
    「ラクスが満足そうでなによりだよ……じゃあ、最後のヒロインに会いに行こうか?」
    「最後?これで終わりでは、ないんですの?」
    「多分ね。タイトル画面に戻ろう。もう一周する必要があるからね」

  • 83二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:20:17

    「さて、このゲームは構成はしっかりしてる一方で、あからさまにテンプレートな展開をなぞっている」
    「王道、ということですの?」
    「うん。これを作った人は、王道が好きなのかも。ただ、そこには意図がある。型どおりの展開。型どおりの終わり。それが全面に押し出されている。じゃあ、そんな型どおりの物を作った人は、このゲームを遊んだ人に、どこに焦点を合わせてほしいのか。最初言った通り、調教シーンとかかな?それとも……まさか、一緒に遊んでいる人、とか?こういうゲームを誰かと一緒に遊ぶ人は少ないと思うけど」
    「……」
    「結局のところ、それがわかるのは製作者だけなんだけども。でも、それはそれとして、製作者のアバターと言ってもいいキャラクターがこのゲーム世界には一人いる。トーマがこの世界に来て、初めて会った人だ」

  • 84二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:23:05

    「ミイ?」
    「違う。そのキャラクターは、最初にトーマに声をかけた。そのキャラクターは、トーマが誰かを選ぶまで、なにくれと世話を焼いてくれた。ずっとそばにいてくれた。『あなたは私がいないとダメ』という一種傲慢な言葉は、本心だったのかな?あるいは、トーマにとっての理想の友人が言うであろうことをエミュレートしたのか。まあ……いずれにせよ、最初の最初で見抜くべきだった。彼女の声と姿は明らかに女性として設定されていた。僕は完全に勘違いしちゃったけど、これは合成音声じゃない。誰か一人の声を調声したものだったんじゃないかな?」
    「……」
    「『あなたは私がいないとダメ』と心にもないことを言って強がっていた、『君が笑顔ならそれでいい』『私では、あなたを幸せにできない』なんて言うような人。トーマを愛しているただの人。完璧な友人を演じているつもりの、ただの一途な思いを寄せる人。さあ、ヒロイン選択の場面に飛ぼうか」

  • 85二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:27:15

    「王道だけど、その一方で選択肢というシステムは、考える自由を奪う。それでも、製作者は考えてほしかったんじゃないかな?」
    「……考えてほしい、ですか」
    「うん。相手に自分のことを考えてほしい。愛だね。この作品には愛が満ち溢れてる。もっと見てほしい。もっと私を知ってほしい。もっといろんなヒロインを知ってほしい。このゲームを遊んでほしい。楽しんでほしい。そんな製作者の愛が、ね」
    「製作者の、愛」
    「その結果がキャラクターを押し出した調教シーンと、底抜けのハッピーエンド、かな。ただ、そのハッピーエンドを虚構っぽいものにしちゃったのは、構成力不足か、はたまた結末への導線か。いや……虚構だからこそ、描けるものもあるんだけども」
    「……選択肢の横にある、ステータス画面……ああ、選択できるのですね」
    「さあ、それじゃあ聞かないといけないよね。決してヒロインがいるところには現れず、トーマの親友のフリをしている君。主人公からの好感度を見せぬよう、モデルがあるキャラクターの中で唯一隠している君。ゲームを遊ぼう、早くしよう、と主人公を目覚めさせる君。いったい、君は、誰?」
    (画像はイメージです)

  • 86二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:32:39

    「トーマ……気づいたんだな」
    「……」
    「でも……駄目だ。ここから先に行っても、お前は幸せになれない」
    「そうかな?それでも……確認しなきゃいけないことがある。見なきゃいけない世界がある」
    「お前は傷つく」
    「それでも」
    「……」
    (画像はイメージです)

  • 87二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:34:27

    「トーマの親友の……」
    「名前はなかったね。おそらくこれも意図的なものだろう。そもそも親友なのかな?彼……ううん、彼女はね、トーマの前に立ちふさがらない。諭すだけ。示すだけ。傍らに寄り添い続けるだけ。そしてトーマが誰かを選んだら消える。まあ、僕にとってのアスランでは、間違いなくない。例えが適切かわからないけど、アスランはあんな物分かりいいわけないし」
    「……」
    「もしかしたら。ここまで全部テンプレートに埋もれさせたのは。そんな中にいる私を見つけて、というメッセージなのかもしれない。というか、シナリオがあっさりしている、と言っちゃったけど、それは間違いないんだろう。だって、同一人物の別側面を映し出していただけなんだから」

  • 88二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:36:51

    「全部、君だったんだよね」
    「お見通しか」
    「わかるよ、そりゃ。あれだけお膳立てされれば、さ……」
    「ここでずっと眠っていてほしかった」
    「でも、そんな僕じゃ、きっと君を幸せにできない」
    「……」
    「……君は、誰?」
    (画像はイメージです)

  • 89二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:38:26

    「ああ……世界が、壊れていきますわ」
    「なるほど。テンプレートの世界……作り物の世界、か……あんまりこういうエンディングは好きじゃないんだけどなあ」
    「キラはハッピーエンドがお好きですか?」
    「うん。こういうゲームは、想いが通じ合って、幸せにならないと。頑張った人が報われないなんて……寂しい」
    「私もですわ」

  • 90二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:39:37

    「おはよう」
    「……ここは?」
    「ここは世界に残された最後の一組の人類を保管する拠点。壊れた世界の最後の砦だ。今までお前がいたのは、俺が作った虚構の世界。お前を幸せにするためだけの、優しい世界。全部俺が作った世界だ」
    「ああ……そうなんだ」
    「驚かないんだな」
    「君がそう言うなら、僕に信じない理由はないよ」
    「こんな辛い世界を、見せたくなかった」
    「……それでも、前に進まなきゃ。泣かないでよ。あと、そのしゃべり方もさ」
    「……」
    (画像はイメージではありません)
    (画像はイメージではありません)

  • 91二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:41:26

    「……いやいやいや。ちょっと、ラクス?この声、というかこのモデル、これ、もしかして」
    「しっ。ここはいいところですわ。しばらく静かに見てくださいまし」
    「いやいやいや?いやいや?あれ?これもそうなのかな?もしかして?ディストピアもので世界終末系かあ、とか思ってた気分が一瞬で吹き飛んだんだけど。よく考えたら全部そのまんまでは?なんで気づかなかったんだ僕は?」
    「さあここでボイス付OPですわ!」
    「うわあもう隠す気ゼロじゃんラクス!!というかこの演出好きだよね!?」

  • 92二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:43:24

    「バレてしまっていたのですね……」
    「無理しすぎ。全然似合ってない。君はそっちの方が似合うよ。本当に……女の子なんだから」
    「ふふ……私のことを、トーマはなんでもお見通しです」
    「そんなことない。全部これが君の作った世界だなんて、わからなかった。ただ……君が教えてくれただけだよ」
    「ええ。どうしても、知ってほしかった。世界に残った最後のつがい。私はあなたを知っている。ずっと眠っているあなたを見ていたから。私の中にあなたはいる。でも、眠っているあなたの中に私はいない。だから……あなたの中に、私を刻み付けたかった」
    「うん、今なら言える。いるよ、僕の中に君はいる」
    「ああ……」
    「愛してる。一緒に歩いていこう」
    「はい、私も……愛しています!」
    (画像はイメージではありません)

  • 93二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:45:11

    スタッフ

    シナリオ:ヨメ・キラノ
    キャラクター原案:ヨメ・キラノ
    ボイス:ヨメ・キラノ
    サウンド:ヨメ・キラノ
    オープニング曲・エンディング曲 vocal:ヨメ・キラノ
    原画:ハハ・キラノ
    彩色:ヨメ・キラノ、ハハ・キラノ
    プログラム:ハハ・キラノ
    スペシャル・サンクス(モデル・一部セリフ協力):アスラン・ザラ

  • 94二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 05:46:30

    「四度目!!だよ!!!!!!」
    「四度目ですわ♡」
    「というかまた原画母さんじゃないか!?嘘でしょ!?全然前と違う絵柄だったじゃん!!」
    「彩色は手伝いましたが、七色の絵柄でしたわ」
    「隠す気ゼロじゃん!!よく考えなくともヒロイン全部ラクスじゃん!!!!真ヒロインの最後の姿まんまラクスだしそもそもプレゼンティッドバイラクスじゃん!!製作者の愛とか語りまくって恥ずかしいよ僕!!ってか親友ってアスランの真似じゃん!!アスランのフリしてるラクスとか上級者向けすぎるよ!!なにこれ!!」
    「アスランの真似は正直そんな楽しくなかったですが、それを見破るキラはラクス検定最高記録の持ち主ですから全然問題ありませんわ♡私の分身をキラに調教しまくってもらいましたわ♡」
    「愛を語るのはやぶさかじゃないけど!!やぶさかじゃないけど!!」
    「では存分に語ってくださいまし!」
    「だからこういうのはやめようねって!!前回も!!言ったよね!!!」

  • 95二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:16:41

    総裁すごいな、男の子の好きな展開をよくわかっている(第二回の調教ゲームの試行錯誤すると真エンドが出てくる、クライマックスでボーカル付きテーマソング、第四回の真ルートがUIを利用した隠しルートで親友ルート)
    でもそこからアスランの真似するラクスはウルトラCが過ぎる、何が総裁をそこまでさせるんだよ!

  • 96二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:20:31

    >>95

    細部まで作品を理解しつつ、間接的に愛を囁き、最終的に良いリアクションしてくれる愛し夫が悪いよ

  • 97二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:48:39

    このレスは削除されています

  • 98二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:50:09

    「僕もしかしてラクスと一緒になんかやってるとき、微妙に知能指数下がってる?一緒にゲーム見たり小説読んだりしてるときちょっと変になってない?」
    「私もアスランに『キラと一緒にいるときのお前は明らかにおかしい。周りの目を考えないか』って怒られましたわ」
    「それやめて!アスランの真似しないでよ!!無駄にイントネーション似てるし!」
    「もうこの声真似も使えないな……ですわ♪」
    「あーもう!最初の声のところですっごい不機嫌になったのはわかったんだよ!そりゃそうだよね!頑張って自分の声調整して女の子と男の子の中間っぽくしたのにいきなり男判定は駄目だったよね!!」
    「でも私の声を本能的に聞き分けてキラがすごく興奮してたのでむしろ今のご機嫌は最高潮ですわ♪」
    「じゃああのシーンになるたびに頑張って喘がないでよ!手心!!」
    「あれは自分をモチーフにしたキャラがキラに嬲られているところを見て興奮しただけですので……」
    「おかしい……かわいいお嫁さんの性癖が粉々になってる……」
    「私の性癖を壊したのはキラですわ?」
    「うそだよね?そんなことないよね?」

  • 99二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:56:21

    「性癖なんて些細なことですわ。今幸せだということが大事なのです」
    「幸せでもさすがに手間かかりすぎでしょ。ありがとう、本当にごちそうさまでした……」
    「お粗末様でしたわ♪最後にひとつだけ、よろしいでしょうか?」
    「いいよ、なんでも言ってよぉ……僕ラクスの手間に応えることだけのことできる自信ないよぉ……」
    「キラはどんな私が一番好きでしたか?」
    「……僕がどうこたえるかわかってて言ってるよね?」
    「あ、んっ……♡」
    「目の前の君に決まってるでしょ」

    ~End~

  • 100二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:59:01

    >>61でなんかアスランがヒロインみたいに写ってるなと思ったら、マジでヒロインだったわ

  • 101二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 07:59:26

    なんだかんだで破れ鍋に綴じ蓋なんじゃないかなこのカップル

  • 102二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:27:16

    ラクスが不機嫌になった理由がまさかミスリードだったなんて思いもよらなかった

  • 103二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:37:01

    このレスは削除されています

  • 104細かい話24/02/23(金) 08:38:13

    ・フィクション全振り。乙女総裁が男の理想に挑む。性癖はどっちももう木端微塵の模様。
    ・テーマは「どんな私が好きですか?」模範解答は「全部」。准将の解答は語る必要もなし。砂糖まみれ。いい加減名前のネタが尽きてきたのはないでしょうか総裁。まだですわ。ABCとか123とかアナグラムとか組み合わせますわ。
    ・浮気野郎と自分が言わないようにするためには分身すればいいという剛腕。本当のヒロインってのはこうやるんですわ。
    ・各ヒロインのエンディングはそれぞれ「私がやりたかったけどできなかったこと」。どれも幸せな結末ですが、種本編ではそれぞれの時点では手に入らなかった結末、そもそも望むべくもなかった結末が示されています。実は三通りどのEDでもキラは少し胸が痛んでいます。そしてちょっと曇る准将にきゅん♡とくる総裁。
    ・真ヒロインのテーマは「キラの親友のふりをしているラクス」。実はキラはオチと真ヒロインの存在にパケとタイトル見た時点でほぼ気づいています。タイトルがそのまま三位一体。厄介なオタクですわキラは!ラクスの作るゲームは好きなんだけどね…。
    ・相変わらずカリダお義母様無双。ただしラクスもガンガン腕が上がっています。
    ・調教シーンは実は、ヒロインの好みを主人公が探ることで主人公がヒロインに染まるシーン。優しい白馬の王子様を調教してくれるご主人様に調教するという最早何を言っているのかわからない状況。ロマンですわ!
    ・Q:アスランは出演を了承したの?A:アスランは1作目でモロ総裁の性癖を見せつけられたたあと、変身ヒロインエロゲの主人公の友人役やってたりします。カリダお義母様のご威光がここにも。今回はアスランのフリしたラクスだったわけですが。監修してたりするあたり、付き合いがいいのか、何かで釣られたのか、本人のみぞ知る。

  • 105二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:38:35

    どうしてこれだけのセンスと才能をこんな所に放流してしまっているんです?
    ……このヘキを放てる場所は他に心当たり無いな……

  • 106二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:41:37

    変態に技術を与えた結果がこれだよ!と言う懐かしのタグを思い出すなあ…

  • 107二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:45:08

    いい加減准将も絵本とか作って読み聞かせてやれ。
    めちゃくちゃ喜ぶと思うぞ。

  • 108二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:47:39

    種三部作再解釈再構成を三種類も叩き込んでもうネタないだろと思ったらラクスを因数分解し出すのは天才の所業としか
    3スレ半かけて4作品を連続で一日一作品ペースだ、バカじゃないの?(賞賛)

  • 109二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:53:03

    >>105

    二次創作絵は自分で描いた絵ならセーフと聞いたので、テスト的に投稿します。まずかったら消します。こんな絵でキララクを本編通して追いたいんですが、まだまだへたくそなので道は遠いです。キララク勢ならどこのシーンか一発でおわかりになるかと。

    本当はここでやってる挿絵も自分で全部描きたいぐらいなのですがぎじゅちゅが追い付かないですね……

  • 110二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 08:58:43

    主のせいでキララク沼に落ちそう
    どうしてくれるんだ(感謝)

  • 111二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 10:33:52

    あとがきで毎回作者のコメントにラクスが漏れ出てくるの草なんだ

  • 112二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 10:43:38

    >優しい白馬の王子様を調教してくれるご主人様に調教するという最早何を言っているのかわからない状況。ロマンですわ!

    SとMってservant(従者)とmaster(主人)だと揶揄されるくらい、S側がM側に色々尽くす構図になると言われてるからな…

    キラはフラットな状態だと気遣いの王子様なので欲望のままに求めてくれると嬉しいと意思表示する必要があるわけですね。欲望のままに求めた結果嫁が自分たちを基にしたnmmnを四つも作って嬉々として持ってきた。こんな嫁に誰がした

  • 113二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 10:49:59

    >>112

    キラ

  • 114二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 12:21:39

    ラクスを分割して複数ヒロインにするのはなるほどと思ったけどアスランのフリをしたラクスは流石に想定外だった...
    いや良いもんを読ませてもらいました

  • 115二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 12:50:47

    そういえば三作目、闇姫のあとがき>>10 が直球で「キラ一人に向けた告白」(読者を「あなた」と二人称で絞り込んで愛を詰めたり込めたりしてる)なの読み返してびっくりした

    一作目の調教記はシンプルだったんだね……夫の描いたイラストとペンネームが爆弾すぎただけで……

  • 116二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 14:25:08

    >>109

    見覚えあると思ったらあなたかよ

    連日のキララクに感謝いたしますわ

  • 117二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 14:25:54

    起こしにくる時の画像のチョイスからも
    勝手に男と思ってしまったから、これは作者のミスリードが上手いわ。
    毎回いいものを読ませて頂いて感謝です。

  • 118124/02/23(金) 16:28:41

    「特攻騎兵スパークル……?なにこれ?青年漫画?」
    「はい、変身ヒーローものですわ。イケメンが苦しみながらも戦い抜く痛快娯楽アクションですわ」
    「珍しいね、まったくそういう要素がない漫画すすめてくるなんて」
    「最近、完結記念に特攻騎兵スパークル・LOVEが出ましたの。そちらは戦い終わった後のヒーローとヒロインの一夜を百ページ以上にわたって描く正統派濃厚純愛ハードもので名作だったのですが、こちらの通常版を読みたくなってしまいまして」
    「イケメンが主人公か……ヒーローものというとアスランみたいな?」
    「キラはイケメン主人公の基準がアスランなのですか?さすがにそれはちょっとどうかと思いますわ」
    「そうかな……アスランは面倒くさいけどイケメンで、正義感も強いし、本人どう思ってるか知らないけど、ヒーローが絶対好きだし……へえ、全三巻なんだ。無印、過去編、完結編なんだね。それで、完結編の後が……」
    「主人公とヒロインのラブラブ成年向け漫画のLOVE編ですわ」
    「直球なタイトルでくるなあ。結構ラフな筆遣いだね」
    「ちなみに作者はフワイ・トヤマ・スクウェアですわ」
    「ふーん?聞いたことない作者……スクウェア?2乗?合同PNなのかな?とりあえず、一緒に読もうか。隣に来る?」
    「では、失礼いたしますわ」

  • 119二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 16:29:50

    ~特攻騎兵スパークル~
    特攻騎兵スパークルは改造人間である。
    彼を改造したグリーンは世界征服をたくらむ秘密結社であるが、すでに壊滅している。
    相棒のモモ・シャインとともに、彼は世界平和のために、グリーンの残党や、元グリーンの政治家の送ってくる刺客と日々戦い続けるのである!!
    (画像はイメージです)

  • 120続きはまたしばらく後で24/02/23(金) 16:33:54

    「変身ヒーローものの王道な導入だね。モモ・シャインがヒロイン?」
    「はい。クールな美少女ですわ」
    「クール系ヒロインか……まあ変身ヒーローのバディとしては妥当なところかな?」
    「ちなみにモモのビジュアルはこちらで、スパークルのビジュアルはこちらですわ」
    「モモはスレンダー長身美女で、スパークルはやせ型の青年。スパークルの変身前の本名は……ないのか。改造されたときに、名前は捨てた……とかが王道だけど」
    「そのあたりは過去編で明らかになるのではないでしょうか?私も、後日談を見ただけですので、ハッピーエンドということしかわかりませんわ」
    「長い過去編かぁ……テンポ悪くならないといいなあ。そこで人気がでることもあるから良し悪しなんだけども」
    「最初はモモとスパークルが襲われるところからですわね」

  • 121二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 16:49:32

    うそでしょ、また新作来てる……
    一体誰なんだフワイ・トヤマ・スクウェア……心なしかワイフとかヤマトとか見える気がするけれどでもなんか連載してるっぽいし……

  • 122二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 17:00:17

    新作だ!
    いっやったああああぁぁぁぁ!!!

  • 123二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 17:12:26

    スクウェアで2乗ならキラキラでキラの2乗だからとかないよな?

  • 124二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 17:55:00

    イケメンでヒーローって時点で候補から自分を弾いてそう
    どっちもその通りなのに

  • 125二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 18:10:17

    「ヤマト」の「妻」が「2人」……ってコト!?

  • 126二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 18:50:50

    これカリダさんとの共同ペンネームだったりするんかな

  • 127二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 18:54:07

    キラ・ヤマトの妻&ハルマ・ヤマトの妻って事か・・・

  • 128二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 20:47:31

    読者サイドも段々慣れてきて読みが鋭くなってきているの草

  • 129二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 20:54:14

    発想力の化け物である

  • 130二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 21:11:19

    もうその内ルナ辺りがシンに、エロゲとか官能小説を読ませようとしても驚かない自信がある

  • 131二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 21:44:48

    そろそろマリューさんとおっさんも協力してきそうな気がしてきたぞ

  • 132二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 21:57:19

    Wife yamato ^2
    (二代間)ヤマト(家)の妻共著
    でスパークルを改造したのはグリーン…
    …おいこれ政治的モチーフに以前以上に切り込むつもりで書いてるけどカリダさんそれはいいのか

  • 133二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 22:03:54

    なんだろう、今まで見たことないイチャイチャを見て困惑してる
    作者は天才、変態だけど

  • 134二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 22:05:05

    >>130

    ミレニアム内で流行る「nmmnパロディ鑑賞ロマンティクス」、ツッコミどころが多すぎる…

    一周回って辛口入れるアグネスが常識人になっちゃうよ

  • 135二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 22:36:41

    アグネス「最近総裁が准将とややアブノーマルなプレイをしている〜みたいな噂が流行ってるけど。命知らずよね、こんな根も葉もない噂立てるなんて。ズゴックがスッ飛んでくるとか考えないのかしら?」

    ルナマリア「………………………うん! そうね!」

  • 136二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 22:39:33

    最初の1冊以外は制作協力者以外の目には触れてないんだよね?

  • 137二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 22:52:54

    そもそも論だが、ラクスが調教モノの同人か十八禁ゲーだかをキラによく見せていること自体は普通にアスランに話している

  • 138二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 23:43:33

    「もう、これ以上はもちこたえられないっ!モモ!スパークル!!逃げて!!」
    「マロン!!……モモ、変身機能を開放してくれ」
    「許可できません。ここで私と……死んでください」
    「それこそ承服しかねる。ちっ!?」
    「っ!」
    「ここで君を、君たちを失うことになれば、俺は、自分を許せない……」
    「……生体ID認証。モモ・シャイン。特攻騎兵への変身を許可します」
    「大丈夫だ。俺は……俺は、死なない」
    「あなたは、また、そんなこと、ばかり……あなたの、心は、もう……!!」
    「待っていろ、モモ……変身!!」

  • 139二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 23:52:39

    「組織に追われる二人。そこで変身。へえ、いいじゃないか」
    「……心?変身すると精神に影響があるのかな?見てる限りではそんなことなさそうだけど」
    「かっこいいですわ……一気に敵を倒してしまいました」
    「……こういうの好きなんだ?」
    「自分を助けるために何度でも立ち上がるヒーローが嫌いな女の子はいませんわ?」
    「そっかぁ。意外とラクスも少年漫画みたいな展開好きだよね。確かに瓦礫の中に立つスパークル。絵になるなあ」
    「さて、スパークルとモモの協力者、マロンのシーンですわ」
    「年齢は二人より下なのに、なんでこんなに……」
    「キラは豊満な乳房はお嫌いですか?」
    「ラクスの身体は大好きだよ?」

  • 140二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 23:59:08

    スレ主の引き出しの多さ、凄いねホント

  • 141二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:00:54

    キラがここまでハメられてなお気付かないってことは、実際は『ラクスが関与していない普通の陵辱または調教モノをそれ以上の数見せている』ってことっすよね。じゃないと不意打ちが成立しない

  • 142二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:05:16

    >>141

    実際、>>21でも結構な数一緒に見てるからバレないって言われてるしな。

    それ以外にもラクスが書く奴全部クオリティー高くて売ってる奴と遜色ないだろうし

  • 143二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:09:07

    「マロン!ここは頼む!俺はあちらを抑える!!」
    「は!?ちょ、なにやってんのスパークル!?」
    「やらせん!」
    「こんのぉ!?邪魔すんじゃなーい!!あーもう、これで、終わりよぉっ!月光の力を借りて、今必殺の!虹色!月心!!滅殺波あああああああああああ!!!」
    「ぐ、あああああッ……!!」
    「やったっ!!どんなもん、よ……?うそ、なんで、あなた、が」
    「……」
    「……不死鷹仮面様?なんで……?」

  • 144二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:19:57

    年下のマリューさんかよマロン!

  • 145二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:26:33

    「なるほど。スパークルとモモという男女が戦い続ける軸に沿って、同時に協力者の少女であるマロンの話も展開する、と」
    「かつての味方が敵として登場する展開、でしょうか」
    「そうだね……マロンは超能力者?パワードスーツを着て戦う?え、なに変身ヒロイン要素もあるのこれ」
    「パワードスーツ美少女戦士ですわ?」
    「モモの方に焦点合わせたらこれそれはそれで面白そうだね……組織の追手と戦いながら逃げ続けるけど、まったく状況が好転しないなあ」
    「あ、モモが動きますわ。グリーン残党のアジトに潜入するのですね」
    「うわ、スパークルがすごい動揺してる……モモのことが大事なんだね。スパークルが戦っている理由がモモを助けるためみたいだし」
    「そうですわね……普段強くて優しい方が、愛している人のために動揺しているのを見ると、えも知れぬ感情を覚えますわ……」
    「……あー……うん、なんとなく、理解、できなくはないかな」

  • 146二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:27:17

    マリューさん、出すなら年下にしてとか言ったの?

  • 147二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:39:33

    「私が潜入して、奴らのデータを引き出してくる。これによって、他のグリーン残党のアジトの位置もわかるはず。合理的です」
    「……なら、俺も同行する!」
    「今、マロンは動揺しています。マスク・ド・ホーク……と思われる彼を監視する人員も必要かと」
    「だが、俺は、君がっ……!」
    「私は大丈夫です。だから、そんなに心配しないで」

  • 148二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:51:30

    「普段はクールな男女を動揺させることで、お互いへの感情を見せつけてきてる」
    「最初のスパークルの変身シーンではモモからスパークルへの、ここのシーンではスパークルからモモへの感情が描写されてますわね」
    「スパークルはモモのことが一番大事なんだね……マロンのことを、モモに指摘されるまで完全に忘れている。描写の範囲内では、モモよりマロンとの付き合いの方が長いはずなのに。この瞬間はモモのことしか考えられないんだ」
    「……」
    「でも、うん……モモの意思を尊重しちゃうのか。そうなるだろうけど、これは、辛いなあ」
    「『私は必ずあなたの元に戻ります』と言っていますね」
    「納得してないね、スパークル……ただモモの行動も必要だとわかっているんだろう。でも、こういう別れをした、ということは、ああ、そうなるんだ」

  • 149二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 01:16:59

    「俺は……」
    「あいつらに負けたんだよ、お前は」
    「ホーク……?」
    「ホークじゃねえよ。あの嬢ちゃんといい、誰と勘違いしてんのかね」
    「くっ……変身機能が」
    「ざまあみろ。これでしばらくはどうにもなんねえな。あのちっこいけどでっかい嬢ちゃんじゃ修理できないってよ……ぉわっ!?」
    「捕虜のくせに大きい顔してんじゃないわよ!大丈夫、スパークル?」
    「……ああ。すまん、しばらく力になれそうにない」
    「いいわよ!しばらくはどうにかする。不死鷹仮面様もついでに私が守ってあげる。感謝しなさいよね!」
    「だからその不死鷹仮面ってのはなんなんだ……?俺はそんな名前じゃねえぞ……」

  • 150二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 01:21:36

    完全に月に代わって!してるな

  • 151二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 01:42:10

    >>139

    >>144

    「キラは豊満な乳房はお嫌いですか?」

    ああだからわざわざヒント振ってるのかラクス

    尽くし系妻のいいところを濫用しすぎィ(褒め言葉)

  • 152二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 01:42:44

    「スパークルの敗北か……修理できるモモがいないと、厳しいなあ」
    「モモはスパークルの相棒ですが、彼のスーツの整備も担当しているのでしょうか?」
    「最初に変身の許可も出してたし、そうだろうね。でも、うまい具合にマロンとホーク?が話を引っ張っているね」
    「そうですわね。スパークルもモモも口数が少ないですから……」
    「コミカルなマロンと、記憶を失ってる、かつてのマロンの相棒のホークが皮肉屋なのがいい具合に効いてるね。重くなりすぎない。さて、ここでモモの潜入シーンだ」
    「敵のアジトでデータを回収してますが」
    「見つかっちゃったね」
    「見つかってしまいましたわ」
    「ピンチだけど、アジトは遥か遠くで、しかもスパークルは変身できない……え?」
    「まあ……!」

  • 153二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 01:59:23

    「くっ……苦し、い……だ、め……スパーク、ル……こ、ぅ、……」
    「ぉおおおおおおおおおおおおっ!!」
    「かはっ……嘘、こう、ちゃん……?」
    「遅くなった……ぐっ……」
    「変身しないで、こんな、無茶を……!こう、ちゃんっ……!」
    「モモ!無事で、よかった……」
    「こうちゃん……」
    「お前が生きている……それだけで、俺は、ぐぅっ!」
    「こうちゃ……スパークル!?」
    「くっ、変身機能さえ、復活すれば……!」
    「……スパークル、こっちへ。ここは、グリーン残党のアジト。先ほどIDは取得済ですので、あなたの整備も可能です。緊急改修を実施します。急ぎましょう」

  • 154画像はイメージ注釈を失念中24/02/24(土) 02:09:54

    「ヒロインのピンチに颯爽と助けに来る!まさにヒーローですわ!」
    「力がなくても、大事な人のために助けにこれる……ヒーローだね。僕には……」
    「……キラ」
    「いたっ!?ラ、ラクス?どうしたの?」
    「あなたが自分のことを卑下するのは、構いません。そのようなところすら、私には愛おしく感じられます。ですが……」
    「……ラクス?」
    「ですが、あなたは私を何度も助けてくださいました。それは、私にとって、とても大切なことなのです……その事実は、否定しないでください」
    「……ごめんね、ラクス。そうだね、僕は君の危機には、何があっても、駆け付けるよ」
    「はい……♡」
    「うん、ごめんね……さて、こうちゃん、とスパークルのことをモモが呼んだ。これはモモとスパークルの関係性の提示かな?今の関係とは別の何かがある、と」
    「普段は戦士としての名前で呼んで、素では昔の名前で呼ぶのですね……ロマンスですわ」
    「いずれにせよ、ここでパワーアップ。さあ、スパークルの逆襲だ」

  • 155画像はイメージ注釈を失念中24/02/24(土) 02:20:04

    「修復完了。新規の武装をいくつか準備しました。
     また、あなたの戦闘記録から最適化も施しました……ご武運を」
    「助かる。
     新規イメージ確認。接続。OSアップデート。神経接続確認。
     新規武装確認。遠隔攻撃システム・飛竜。
     腹部高エネルギー収束砲・猛火。
     連結高エネルギー砲。エネルギーソード・毒蛇。
     新規武装との接続完了……ドライバアップデート完了」
    「スパークル、行けます!」
    「変身ッ!!」
    (画像はイメージです)

  • 156二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:29:19

    「すごい、アジトを丸ごと破壊しちゃったよ……」
    「三十体の怪人が三分で全滅ですわ」
    「モモの情報で、グリーン残党の動きがわかるね。……自己修復型の高性能AI?グリーンを復活させるまで自動でアジトを構築して復活する?うわ、絶対に滅ぼしきれない悪は、いやだなあ……これハッピーエンドは無理なんじゃないか?」
    「スパークルがいくらグリーン残党をつぶそうとも、拠点はすぐに復活してしまうのですね…」
    「それでもスパークルたちは戦う。一応、この巻の最終決戦かな?現状残存している最後の拠点の破壊だ」
    「あ、マロンさんがピンチですわ」
    「……なるほどね、マロンにとってのヒーローの出番だ」

  • 157二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:33:41

    「あ、マロンさんがピンチですわ」
    さも”お忘れになっていませんよね”と言わんばかりの仕草、そういうところだぞキミ

  • 158二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:37:58

    「だめっ、避けられない……!!」
    「ちっ……何やってんだ、お前はっ!!」
    「あ、あなた……ダメ、死んじゃうわよっ!!」
    「うるせえ!俺の辞書にはな、不可能って文字は……ねええええええええええっ!!」
    「いやっ……いやあああああああ!!」
    「……ああ。なるほど。そうか。そうだったか。
     ならば、今こそ叫ぶしかあるまいっ……!!変身!!」
    「……あ。あ、あ、あ……!!」
    「世に悪ののさばる試し無し……不死鷹仮面、復活。今だマロン!!」
    「はいっ、不死鷹仮面様!!」
    (画像はイメージです)

  • 159二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:47:19

    「えっなにこれ。さっきまで皮肉屋のニヒルなダークヒーローだった人が急になんかちょっとアレなメタルヒーローになったんだけど。なんで全身キンキラキンなの……?メタルヒーローなのになんでマント……?鷹要素どこ……?」
    「そういうのが好きな方もいらっしゃいますわ」
    「えっ……えっ?ラクスは好きじゃないよね?」
    「キラがこういう恰好で私を助けに来たらそれはそれで胸キュン♡ですわ」
    「えぇ……」
    「さあ、キラ、スパークルも最終決戦ですわ」
    「あ、うん、ごめん。あっけにとられてた。最後に立ちふさがるのは高性能AI。自分を破壊しても、まだ戦いは終わらない、という示唆だけど、次の巻への伏線もあるのかな?」

  • 160二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:55:17

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  • 161二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:56:01

    『……機能停止。修復不可能。この拠点を放棄します……スパークル。一つよろしいでしょうか』
    「グリーンのAIに話すことなどない」
    『戦いは終わりません。ここを壊してもまた別のAIが起動するでしょう。それでもあなたは戦い続ける覚悟はありますか?』
    「……ああ。その覚悟はある……俺は戦う。戦い続ける」
    『では、あなたの守りたい物を壊す覚悟はできていますか?』
    「なに……?」
    『あなたが守るべきものが。自分のすべてを捧げると誓ったものが、破滅をもたらすものだったとして、あなたはそれを壊すことはできます……か……?』
    「なにを、言っている……!!言え!貴様は、何を……!!」
    ”基地が崩壊します!脱出してください、スパークル”
    『……』
    「やつは、何を、言いたかった……?」
    (画像はイメージです)

  • 162二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 03:02:56

    「……いいね。不穏な言葉とともに引き。最終巻への伏線をまいて、瓦礫になった基地をバックにこの巻は終わり、と」
    「次は過去編をご覧になりますか?」
    「そうだね。さて、スパークルの過去、いったい……えっ?」
    「どうされたのですか?」
    「誰この表紙の美少年……?」
    「スパークルですわね」
    「モモも面影あるけど、なんか柔らかい笑み浮かべてるし。え、クールな美男美女コンビだったのでは……このなよっとしてる子があのクールな青年になるの……?」
    「さあ、読み進めましょう、キラ」

  • 163二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 03:17:36

    ~特攻騎兵スパークル・過去編~
    閑静な地方都市で穏やかに暮らす、コウ・ダイヨウトク。
    だが、その地方都市に秘密結社グリーンの魔の手が迫る。
    改造されたコウは、グリーンから造反したシャイン博士の助力で脳改造を施される前に基地を脱出する。
    シャイン博士の一人娘であるモモ・シャインとの交流。
    モモはかつてコウと出会っていた。モモの好意に困惑するコウ。だが穏やかな日々は続かない。シャイン博士はグリーンの怪人によって殺される。
    コウの……特攻騎兵スパークルの、終わらない戦いが始まろうとしていた……
    (画像はイメージです)

  • 164二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 03:27:58

    「ああ、なるほど……平和な世界に暮らす少年がヒーローになる。これもまた、王道だね」
    「コウ、というのはスパークルのもともとの名前なのですね」
    「こうちゃん、か……子供のころの二人はどんな子だったのかな」
    「まさしく、その話から始まるみたいですわ」
    「よし、じゃあスパークルの過去を見てみよう」

  • 165二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:22:25

    「こんなところで何してるの?」
    「わかんない。お父さんとはぐれちゃって……」
    「いいよ、一緒に行こう。とりあえずうちに行けばわかるかな」
    「うん……ありがとう」
    「ほら」
    「あ……」
    (画像はイメージです)

  • 166二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:26:42

    「夢としてこの時点のコウが昔のことを思い出すんだね」
    「現在に戻って……ああ、コウが死にかけてますわ」
    「走馬灯だった、と」
    「キラは走馬灯は見たことありまして?」
    「どうだったかな……アスランにやられたときも、シンにやられたときも、そんな余裕なかったし……そして気づいたら改造済って、うわあ……」
    「朝起きたら体に機械が埋め込まれてるとかぞっとしませんわ……」
    「モモの父親であるシャイン博士と一緒に脱出。そして……」
    「モモとの二度目の出会いですわ」

  • 167二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:31:02

    「……僕は、いったい……あれ、モモ、ちゃん?これも夢……?」
    「夢じゃないよ、こうちゃん?」
    「懐かしいなあ……いつぶりだったっけ」
    「もう五年は前かな……ほら、ゆっくり休んで」
    「うん……」
    (画像はイメージです)

  • 168二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:36:52

    「キラ?」
    「いや、1巻であれだけクールで大人びたやりとりしてた女の子がいきなり子供っぽくなると、こう……」
    「興奮しますか?」
    「そういうのはないかなあ。どっちかというと頭が同じキャラだと認識しなくなる」
    「まあ……では私が赤ちゃんになるのはやめておきますわ」
    「ラクスがしたいのなら、構わないよ?さて、コウとモモの交流。コウは自分が何をされたのか、シャイン博士から教えられる。シャイン博士の描写が甘いのは意図的なものかな?」
    「……甘いでしょうか?」
    「いや、違和感はないよ。でも何か意図を感じるかな。二人に焦点を当てたい?それとも単純に描きたくない、のかな。粗筋は見えているから、理解はできる。さてコウは大きな力を得た自分は何をすべきか、自分はどうしたいのか、考える。結論が出るとほぼ同時期に……」
    「グリーンが襲ってきますわ」

  • 169二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:44:15

    「モモちゃん!!」
    「きゃっ!」
    「くそっ、あいつら!逃げるよ!!」
    「だめ、この先は、行き止まり……!!」
    「どうにか僕が隙を作る。モモちゃんは、その間に逃げて!シャイン博士と合流して!」
    「いや、コウちゃんと離れたくないっ……!」
    「……え?『管理者の生体IDを認識』……?なんだ、体が、熱く……」
    「コウ、ちゃん……?」
    「モモちゃん、君は、誰……?」
    「私は、モモ、シャイン、だけど……」
    「……やるしか、ない……イメージはある。僕がどうなったかは博士に教えてもらった。あとはやるだけだ……変身!!」
    (画像はイメージです)

  • 170二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 07:58:43

    「初変身ですわ!」
    「管理者……ううん?破滅をもたらす、とはそぐわない気がするけど……まあいいか。そして、何回かの戦いを経て、マロンやマスク・ド・ホークと合流。そのあと」
    「モモが、シャイン博士からのメッセージを受け取りますわ……」
    「……うん。父の死と、いくつもの戦い。モモもコウも何度も泣きながら、絆を深めていくんだね」
    「『父さんが死んだ』とモモがコウに泣きついて。逆にコウが、『僕はもう普通の人には戻れないんだ』とモモに泣きついて……」
    「……グリーンの本拠地を突き止めたコウと、マロンと、マスク・ド・ホークは決戦を挑む」
    「戦いに赴く前の、コウとモモの会話ですわ」

  • 171二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 08:08:53

    「こうちゃん……!わたしは、一緒にいたい、こうちゃんが、いたから、私はっ……!」
    「モモちゃん……」
    「こうちゃん、かえって、くるよね……?」
    「……モモ。俺は、戦う。生きて帰っては来れないかもしれないが」
    「……!」
    「ここに、隠れていろ。グリーンを潰して……それで、終わりだ」
    「こうちゃん……!!」
    「俺は、スパークル。スパークルだ……!」
    (画像はイメージです)

  • 172二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 08:16:08

    「コウの一人称が変わりましたわ……」
    「うーん……生きては帰れない、がヒントかな?死ぬかもしれない場所に君は連れていけない。だから、ここに隠れていて、と。一人称を変えたのは、もう死んだと思ってくれていい……とか。ああ、戦うヒーローになるために、少年である自分を捨てた、という解釈もできるね」
    「モモは、コウのことを求めているのに……?」
    「応えられない。だから、ということじゃないかな。ここでは、二人の想いはすれ違っている。あるいは、この先モモがあの敵地に潜入するほどまでに成長するのは、ここでの出来事があったからなのかも」
    「コウはモモを守りたいのに、モモはコウと一緒にいたいだけなのに……」
    「状況がそれを許さない。さて、僕らは彼が生きて帰ってくることは知っているわけだけど、どうなるかな?」

  • 173二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 08:29:53

    「あ、ヤバっ、まずった……!!」
    「マロン!!」
    「不死鷹、仮面様……!!」
    「……ちっ、俺の辞書に不可能の文字はないとはいえ……全く。なあ、マロン。お前はきっと、幸せになれる。その明るさがあれば、な」
    「や、いやっ……そんな、そんなの、おかしい、あなたが、死ぬわけ、ない……!」
    「いけ、撃て、マロン!!この戦いを終わらせろっ……!!」
    「っ……!!
     月光よ、我に力を!虹色!月光!!滅殺!!波あああああああああああっ!!」
    (画像はイメージです)

  • 174二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:00:51

    「1巻と同じシーン。ここで、不死鷹仮面……ホークは死ぬ。いや、パワードスーツは完全に壊れたけど、生きてはいた」
    「グリーン残党が回収する描写がされてますわね」
    「これで改造をほどこされたホークは記憶を失い1巻の関係性になる、と。ちゃんと繋がってるなあ……」
    「そしてマロンの攻撃とスパークルの活躍で、グリーンの本拠地が完全に崩壊しましたわ」
    「うん。マロンはホークを失って、でも戦い続けて。スパークルは……ちゃんと、モモの元に帰ってきた」
    「でも、目が虚ろですわ……」
    「ただの少年だった彼が、必死に戦い続けた代償だね……」
    「モモの顔が……」
    「……少年を戦士に変え、守られ続けたことに耐えられない。だから、自分も戦士になる。二人とも、向いてないのにね……悲しいな」
    「そして、5年後……ですわ」

  • 175続きは6時間後24/02/24(土) 09:07:27

    「ええ、こちらのデータを解析したら私も休みます。
     お疲れさまでした、スパークル。
     ……もう少し、もう少しだけ。……え?
     このデータは……モモ・シャイン?私の、名前が、なんで……?
     管理者?能力暴走の恐れあり……能動的な洗脳能力?それが原因で一部拠点が壊滅……?
     コードネーム・特攻騎兵の行動に最も大きな影響?
     嘘、そんな……じゃあ、私、は……?
     私が、こうちゃん、を、戦わせて、た……?
     嘘。嘘……嘘……」
    (画像はイメージです)

  • 176二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:19:29

    おつ 
    やっぱり面白いなあ

  • 177二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 10:50:24

    こんどのテーマはもしかすると「キラを見ていた私」だったりして?と電波走った
    キラの過去について掘り下げながら物語に落とし込もうとしている点、作者名義の時点でカリダさんを共著にしている(=リサーチする為に聴きだしていると思われる)点辺りから。

  • 178>>195過ぎたら次スレ立てま24/02/24(土) 15:59:50

    ~特攻騎兵スパークル・完結編~
    己の持つ力を理解したモモ。意識せずに他人を制御し、戦乱を呼ぶ存在。それが自分。
    彼女はスパークルに別れを告げる。「管理者」であるモモは、グリーンの要塞に自らの意思で取り込まれる。
    変身機能を封じられたスパークルに武器はない。最後に残るのは己の胸の内にある、たった一つの真実。
    終わらない戦いに挑むための武器は、いつも一つ。
    (画像はイメージです)

  • 179二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:14:51

    「ああ、管理者……そういうことか」
    「モモは、グリーンに管理者として作られた。でも、シャイン博士によってコウと一緒にグリーンから開放された……という?」
    「そうだね。管理者の能力……なんとなく、検討はつく。過去編のラスト、スパークルを操っている、と思しき記載がある。グリーンが作り出した改造人間や怪人を自分の意のままに操る、ってところかな?」
    「スパークルたちの拠点が襲われるところからスタートですわ」
    「ああ、モモ自身が呼び寄せたということになるのかな、これは」
    「はい……データを確認したところで、意識的にグリーンのAIにコンタクトをとっている描写がありましたわ」

  • 180二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:20:03

    「マロンとホークは……くっ!!完全に分断された、だと……!」
    「いいえ。私がそのように指示したのです」
    「なに……モモ、何を言っている!?」
    「私の力は混乱を呼びます。何より、あなたを戦いに駆り立ててしまう」
    「……説明しろ。一体、お前は……」
    「データならマロンへ送付しておきましたので、そちらで確認を。それでは、これまでお疲れさまでした。管理者権限、特攻騎兵の変身を解除」
    「なっ……馬鹿な、モモ!?」
    「……さよなら、こうちゃん」
    「モモ……!!なんでっ……!!」
    (画像はイメージです)

  • 181二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:24:23

    「っ……あっ……あは、ダメ、かな。
     でも、わたしが、倒れたら、二人はっ……!」
    「くそっ!!すまん、遅れた!!生きてるな!?」
    「バカ……遅いわよ、不死鷹仮面様……ホーク」
    「……憎まれ口をたたく余裕があって何よりだ。状況は?」
    「今メッセージを確認したわ。……あのバカ。もっと周りを信用しろっての」
    (画像はイメージです)

  • 182二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:34:01

    「自分の能力。他人を意のままに操る能力を自覚したモモは、スパークルと決別する。そしてホークとマロンもまた、武器を破壊されて逃げるのが精いっぱい」
    「モモは……スパークルを、コウを、戦わせたくなかった」
    「そういうことだね。気持ちはわからなくもないけども……スパークルも先に相談してほしかっただろうね」
    「でも、他人を意のままに操ることができる、と知ったのであれば、こうなってしまうのではないでしょうか……」
    「そうかな?それなら、そもそもモモの言葉にスパークルは背かない」
    「え?」
    「帰ってきて、と望んだモモにスパークル……コウは、明確な肯定を返さなかった」
    「では……?」
    「モモは、もっとコウを信じるべきだった。いや、それができなかったのかな。モモの望みに対して、先に否定を突き付けてしまったのは、コウだ」
    「一緒にいたい……と言ったのに」
    「そう。結局、1巻開始前、その前で生じていたすれ違い。それが、モモのこの行動を引き起こしてしまったんだろうね……。ただ、そのすれ違いこそが、モモが他人を意のままに操れることなんてできない、という証明になっているのも皮肉だよね」
    「スパークルは、立ち直れるのでしょうか」
    「それは大丈夫じゃないかな?頼れる仲間が二人もいる」

  • 183二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:38:24

    「おい、大丈夫か、坊主?ゆっくりしたいのはわかるが、あまりゆっくりしすぎると嬢ちゃんに愛想をつかされちまうぜ?」
    「……俺は、もう戦えない」
    「武器はあるだろ。嬢ちゃんを助けて、お前の変身機能をもう一回アクティブにしてもらえばいい」
    「そうよ。絶対モモもあなたが来るのを待っているわ」
    「そんなはずがない!モモは、モモは、自分から、俺をっ……!!」
    「そんなことないわよ!」
    「俺にそう言ったのは彼女だ!!」
    「……このっ、あんたも、モモも、ほんっとうにっ……!!」
    「まあ落ち着けって、マロン」
    (画像はイメージです)

  • 184二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:45:14

    「ああ、なるほど。そのためのホークか」
    「どういうことですの?」
    「かなりざっくり言ってしまうとね。大人ぶったしゃべり方してるけど、結局スパークルもモモも子供なんだ。二人とも、相手を思っているのに、何もしゃべらない」
    「その結果が、このすれ違いですわね」
    「さて、じゃあ、マロンはどうか?うん、大局を見れているし、判断も間違えていない。ただ……まあ、どうしても容姿に引っ張られているからか、どうしても子供っぽい口ぶりになりがちだ。邪推すると、まるで大人を無理やり子供の枠にはめ込んだようなキャラになっている。もしかしたら、年齢通りの見た目じゃないのかもしれない」
    「さすがですわ……キラ」
    「?……ああごめん、話が逸れたね。そう。主要メンバーの中で、一人大人がいるとすれば、彼だ。幾度となくマロンの危機を救い、何度も生きて帰ってきている。突拍子もない、あるいはまったく考え無しに命を投げ出しているようだけど、まるで未来が見えているかのように舞い戻る男。一度死んだと思わせて、マロンを傷つけたのはマイナスだけども……生きて帰ってきたのだから帳尻はあってるよね。
     マロンが慕うのもうなずける。不死身の男。不可能はないと断言する男。そう、不死鷹仮面こと、ホークだ」

  • 185二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:57:25

    「ほら、落ち着けマロン。水掛け論やったってしょうがないだろ」
    「でもっ……!!」
    「坊主。一応聞いとく。お前、家族はいなかったよな?」
    「……いや。母さんと父さんは、生きている」
    「じゃあ、嬢ちゃんの前じゃ言えないが、お前にならいいか。ちょっとためになることを教えてやる。男と女ってのは、一度くっついても簡単に仲たがいするんだ。お前の父さんと母さんだってそうじゃないか?でもな、そういうとき、どうするかわかるか?」
    「……何を言いたい」
    「男がとりあえず謝るんだよ。ただ、謝るには、直接会わなきゃいけない。メッセージやら端末やらなんやらが発達しても、結局行きつくところはそこだ」
    「……」
    「捨てられた?上等じゃないか。その程度で諦めるなよ。まあストーカーとかになっちゃいけねえけどな……ま、お前がそんな奴じゃないのは俺が一番よくわかってる。あー……何が言いたいかって言うとだ。嫁さんが実家に帰ったら、呼び戻すのは旦那の仕事だ。彼女が機嫌損ねたら、とりあえず顔色伺いながら、話しかけるもんだ。会いに行けよ、嬢ちゃんに。お前はまだ、生きている。嬢ちゃんもまだ、生きている。なら……話しあえるだろ?複雑なことは考えるな。まずは会いに行けよ」
    「私の実家に来たこともない不死鷹仮面様が言うと説得力が違いますね」
    「まぜっかえすなよ……」
    「……考え無しで、動いても、いいんですか?」
    「考えることは重要よ?でも、感情を無視しちゃ、ダメでしょ」
    「ほれ、坊主。お前の中にある、一番重要な思いはなんだ?言ってみろよ」
    「僕は……モモに、会いたい……!!そばに、いてほしい……!」
    「……言えたじゃねえか。じゃあ、道は俺らが舗装してやる。騎兵隊の出番だ」

  • 186二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:03:02

    言えたじゃねえか…

  • 187二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:09:26

    「年長者の言うことは聞くべきだね。僕も耳が痛いよ」
    「キラは私と仲たがいしたことはありましたか?」
    「そういうことじゃないんだけどね……ありがたく教訓として受け取っておくよ。本当に、身につまされる……いたっ」
    「キラ?何も起こっていないのにそういうことを言うのはいけませんわ?」
    「そうだね、うん。ラクスは隣にいてくれてる……うん、ありがとう。君がそばにいてくれるなら、いつでも僕は君にいろんなことを話すよ。さて。ここからはスパークルたちのターンなんだけども……え?地下に新兵器?何それ」
    「マロンの新兵装、千年月女王ですわ……!燃えますわ……!!」
    「ええ……スパークルはむしろ弱体化しているのにパワーアップって……マロンが主人公でいいのでは?いや、それはそれで軸がぶれるかな……?」

  • 188二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:21:04

    「作戦は単純。私が最大火力を敵の基地に打ち込み続ける。不死鷹仮面様がスパークルを守りながら突っ込む。スパークルが敵中枢に殴り込んで、モモを取り戻す」
    「えっそれ大丈夫なんです……?」
    「さっきから坊主、なんかキャラが違わないか?」
    「いえ、なんというか、肩ひじ張ってるのが馬鹿らしくなっちゃって」
    「おう……まあいいことか」
    「じゃあいくわよ!!不死鷹仮面様!私のピンチにはちゃんと駆けつけてくださいね!!」
    「いや、さすがに今回はスパークルを優先しなければ……」
    「駆・け・つ・け・て・くださいね!!」
    「……無論」
    「ぃよーっし!!やる気出てきた!!
     月光銀水晶!全力全開!!全火力正面に回す!!
     いっけええええええええええええ!!」

  • 189二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:30:03

    「なんかすごいな、ここ。書き込みが凄い。本当に戦艦の対空砲火を見てるみたいだ」
    「キラなら、これぐらい切り抜けられますわよね?」
    「いや……どうかな。単純な対空砲ならともかく、誘導弾も絡められると、装甲なしに切り抜けるのはさすがに無理じゃない?ムウさんとかシンならどうにか……なるかなあ?」
    「私が囚われの身になっていたなら?」
    「もちろん、何があっても切り抜けるよ?機体はボロボロになるけどね」
    「あら♪」
    「……さて。最終局面かな?」

  • 190二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:36:08

    銀水晶は草

  • 191二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:37:05

    「見えたな……!!」
    「ホーク……不死鷹仮面様!!ありがとうございます!」
    「その名前で俺を呼ぶなぁ!」
    『不死鷹仮面様!!正面!高エネルギー反応!!』
    「ちっ……んのおおおおおおおおおおおお!!」
    『いやあああああ!!ホークッ……!!』
    「はね、返した……!?すごい……!!」
    「俺に、不可能は、ねえっ……!!行け、坊主!!お前のやるべきことをやりにな!!」
    「はいっ!!」
    (画像はイメージです)

  • 192124/02/24(土) 17:41:58
  • 193二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:47:35

    おつ

  • 194二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:49:22

    埋めるか

  • 195二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:51:22

    >>192

    たておつ

  • 196二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:52:00

    うめうめー
    よもやムウマリュ込みの特撮モノとはな……次スレ立て乙ですー

  • 197二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:52:35

    引き出しが…引き出しが多い

  • 198二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:53:24

    うめ

  • 199二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:54:32

    200なら6作目発表

  • 200二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 17:55:06

    毎日新作書いてて凄いな

オススメ

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