- 1二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 12:50:07
- 2二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:04:25
フレイポジのミリィってこと?
- 3二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:06:46
時期は?種序盤でAAに乗せられた時点?そうなるとトールとはどうなってんだ?
- 4二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:23:28
時期はヘリオポリスから
キラを見てられなくなったミリィがキラのストレスよはけ口になって歪な関係になっていく
フレイと異なるのは、変わらずミリィは優しいし、コーディネイターへの憎悪とかもない
トール含めた他の学生組には隠してやっている - 5二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:24:51
トール死んで歪な関係に依存してるタイミングでラクスに持っていかれるのか
- 6二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:26:08
キラを利用できないことを察したフレイが拗らして自分でスカイグラスパーに乗りそうで怖い世界線だな
- 7二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:28:06
トールとキラを両方失ってぶっ壊れない?
少なくともディアッカは問答無用で殺しにいきそうだが - 8二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:28:46
キラを戦わせてる罪悪感と、少しでも彼の苦しみを分かろうとしてキラを慰めるミリィと、そのミリィの母性に母の温もりのようなものを感じて恋愛とは異なる別の形での依存をしていくキラ
- 9二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:29:19
- 10二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:42:12
キラ「フリーダムはエターナルが専用運用艦らしいから、僕はあっちに」
ミリイ「キラ? キラは私の発信シークエンスで飛び立つのが馴染だよね?」
ラクス「あら、何事も次というものがありますわ。エターナルに移ってからは、私が発信シーケンスを担当しますわね」
ミリイ「ラクスさん、できるの? 私はこれでも工業化だったから、その辺りの操作や発信進路チェックも問題ないけど」
ラクス「これでも最高評議会議員メンバーの娘として教育を受けていますとも、お構いなく」
ミリイ「でも、実戦での経験はないわよね?」
ラクス「ミリアリアさんも、正規の訓練を受けてから実践に出たわけではないのでしょう?」
ミリイ「あはは」
ラクス「うふふ」
キラ「(アスラン、助けて!)」
アスラン「(無理だ、俺はまだタヒねない!)」
- 11二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 23:09:48
修羅場だぁ
- 12二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 23:20:24
ディアッカ...
- 13二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 23:42:18
キラのストレス度に応じて行為が激しくなっていく
- 14二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 23:43:46
ミリィだと善意でやってきてるからまたなんとも
- 15二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 23:55:57
善意が歪んでいくのと、ミリィはAA落ちるとかない限り生きてるから、曇らせが続くという
- 16二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 04:02:33
ミリィ、ラクスとは珍しい修羅場で面白そうなので保守
- 17二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 04:14:31
トールとキラを失ってアラスカまで到達したけど、廃人寸前になったミリィ。フリーダムに乗って自分たちを助けに戻ってきたキラ。さぁ再会した時のミリィの情緒はどうなるんでしょうか。
- 18二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 04:18:49
フレイパパの最期の直後とかすごそう(
- 19二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 05:00:11
- 20二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 11:37:05
ディープキスからベッド直行するだろ
- 21二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 11:40:35
- 22二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 12:14:51
再会した時ベッドに直行して、ストレスでキラの方から求めてたのから、攻守逆転で、今度はミリィの方から激しく求めるようになるとか
- 23二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 15:12:00
これディアッカ死んでない?
- 24二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 15:13:54
そもそもce世界ってアグネスみたいな地雷でもない限り基本相手がいる場合諦める人ばかりだよ
- 25二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 18:48:37
重症とまではいかなくてもどっかぶっ刺して血を見るまでは止まらなさそう
- 26二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 01:48:27
ラクス「私は間に合わなかったのかもしれません……愛を叫びながら別の愛を退けようとする、それもまた悪しき選択なのかもしれません。ですが、どうか今、この果てのない争いの連鎖(恋のレースともいう)を、断ち切る力を!」
カガリ「一応言っておくけど、私はどっちにも協力しないからな。巻き込むなよ(やっぱりあいつの方が弟だ、というか愚弟だ、まったく!)」 - 27二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 11:24:34
可愛すぎてフリーだとキラが惚れてまうから彼氏持ちにされたくらいだし……
- 28二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 19:35:22
これフレイはどうなってるんだ?
- 29二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 19:38:48
- 30二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 22:56:29
フレイにしろミリィにしろラクス対して強くなるのは変わらんな
- 31二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 23:28:27
- 32二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 07:50:47
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 08:11:41
多少歪ではあるが、ミリィとトールの2人がAAでキラの心身の支えになっていたことは変わらなそうだ
そのぶんトールが亡くなったことに対する罪悪感が倍増するがね…
個人的には舞い降りる剣の後の夜に「もうどこにも行かないで…ひとりにしないで!」と重い感情をぶつけながら求めるミリィが見たい - 34二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 16:46:27
- 35二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 16:59:52
いつのまにかキラミリ過激派になりそう
- 36二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 17:37:49
キラミリってもしかして有りなのでは?
- 37二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 20:24:27
- 38二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 23:07:32
- 39二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 23:26:17
トールてそういう子だよな
- 40二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 00:48:46
- 41二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 01:03:23
- 42二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 08:05:50
このレスは削除されています
- 43二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 08:10:37
トールでなくキラの後ろに隠れたりしてなかった?
- 44二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 08:44:35
キラミリも意外にいいな
- 45二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 13:53:08
これがMIAになった時、いなくなって本当の気持ちに気づくんだよな
- 46二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 19:59:31
コトの前後にはお互いの気持ちを安心させるために、または一時でも恋人になれるように必ずキスをしてそうだな…
「アムロがフラウと順当に付き合った」みたいな感じのぱっと見素朴なCPだけどしっとりしてる - 47二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:11:25
キラ「……」
ミリィ「キラ、いい?」
キラ「うわあ!? み、ミリアリア、どうしたの!?」
ミリィ「キラ、モビルスーツで戦わされたりして大変だったから、大丈夫かなと思って」
キラ「だ、大丈夫だよ、ありがとう」
ミリィ「キラ? なんか変だよ? どこか調子悪くしたんじゃ」
キラ「だ、大丈夫だって!?」
ミリィ「あ……キラ、それ……」(ズボンの前が対艦刀状態)
キラ「っ(うわああぁぁ、見られた! よりによってミリアリアみたいな可愛い女の子に!)」
ミリィ「えと、大丈夫だよ、危険な目にあうと、子孫を残そうとする本能でそうなるって聞いたことがあるし!」
キラ「(フォローが逆にいたたまれない……)」
ミリィ「(キラ、やっぱり辛そう……)あ、あのさ、それ、私が楽にしようか?」
キラ「え? ええ!?」
ミリィ「その、私たちのために危険な目に遭っているキラにしてあげられることなんてほとんどないし、それくらいはさせてほしいの」
キラ「(正直めちゃくちゃそそられるけど)ダメだよそんなの、トールに悪いし」
ミリィ「うん、だからちゃんとはしてあげられないけど、手や口でなら……」
キラ「で、でも……」
ミリィ「……キラは私にされるのは、やだ?」
キラ「(その上目使いの問いかけに、僕の理性はアルテミスのごとくあっさり崩壊した)」
初めはこんな感じだったのかも - 48二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:02:18
凄いイイですね…
- 49二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:49:17
- 50二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 01:06:28
そこから、ずるずる行って、ミリィだけが「どんな想いで戦ってきたか」を気にしてくれて、わかってくれる存在になってくんだよな。
- 51二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 02:11:27
キラミリはキラも、ミリィも互いに泣けるんだよな
- 52二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 02:12:09
ープラント・クライン邸ー
アスラン「(足つきからキラに助けてもらったラクスと、久しぶりのお茶なんだが……)」
ラクス「それで、キラ様はミリアリアさんとすごく仲がよろしいようでしたの」
ハロズ「ミトメタクナーイ! ミトメタクナーイ!」
アスラン「(なんでハロたちはさっきからこれしか言わないんだ? まるで誰かの気持ちを代弁しているかのようだ)」
ラクス「今もお二人は仲良くされているのでしょうか? ウフフフフ……」
アスラン「(だがそれ以上になんだか分からんが、俺の婚約者が非常に恐い!)」 - 53二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 02:14:45
ディアッカとアスラン許せるかだいぶ怪しくなってくるルート
- 54二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 02:48:39
戦闘が終わった後の弛緩した空気の中、私は何食わぬ顔で倉庫へ向かう。
「ミリアリア…」
倉庫の中に入られるのを見られていないか確認して扉を開くと、暗がりの中にキラが座り込んでいる。シャワーを浴びてすぐだったのか、髪の毛はまだしっとりと濡れていた。
「おつかれさま、キラ」
私は制服の上着を脱いでキラに寄り添う。軍支給のボディソープの安っぽい匂いがキラからした。気を遣ってくれてるんだなと、可愛くもある。
「ごめん…」
「謝るの禁止。私はキラのために自分からしてるだけ。だから気にしないで」
こう言うことをし始めて何度目になるのか覚えていない。ヘリオポリスからこっち、何度も敵に襲われて、何度もキラが撃退していた。
パイロットの負担は大きい。このアークエンジェルには戦えるMSパイロットはキラしかいないのだから。
キラは壊れかけていた、いや壊れているのかもしれない。同じコーディネイター相手に殺し合いをさせるなんて、あんまりにも酷い。
でも、それでも私たちを守ってくれているキラを支えるためなら、私は何でもしてあげたい。
「さ、済ませちゃお」
それがたとえ、彼のストレスを性欲処理という形で発散させることだとしても。 - 55二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 08:32:10
こうなる前にミリアリアがトールと「そういう事」をしてたのか否かでキラの心情もだいぶ変わりそう
経験済みなら「…そうだよね。だって恋人がいるんだから」と納得が来るし、初めてだったら大きな罪悪感と小さな優越感が襲うことになる - 56二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 08:34:07
前者ならミリアリアに手ほどきされるキラでおいしいし、後者は後者でさらに歪な感じでおいしい。
- 57二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 15:01:26
許せないけど、憎しみぶつけたら、キラを否定することにもなるし、キラがどれだけ苦しんでたか、壊れるまで戦ったかを知ってるから、許せないけど許すみたいになるとは思う
本編でもアスランに対しては思うところありそうだったし
- 58二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 19:32:49
こっちのキラはミリアリアと結ばれそう
- 59二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 19:44:35
- 60二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 20:00:32
深く考えるとどこまでも落ちそうですので、ギャグでお茶を濁しましょう。
(剣が舞い降りた後で)
ミリィ「キラ……キラーっ!」
キラ「ミリアリア、心配かけてごめん」
ミリィ「よかった、生きてて、本当に生きてるんだよね……?」
キラ「うん、ちゃんと生きてるよ。生きて帰ってこれた」
ミリィ「そうだよね、お帰りなさいキラ……あれ?」
キラ「うん、ただいま。どうしたの?」
ミリィ「肩に何か……これ、ピンクの髪の毛?」
キラ「え? あ、もしかしてキスされた時に」
ミリィ「……キス?」
キラ「あ……」
ミリィ「キラ、あれからどうしてたのか、ゆっくりお話ししたいな」ニッコリ
キラ「い、いや、ほら、先にマリューさんたちに報告やらしないと! なんで地球軍本部にサイクロプスなんか仕掛けられてたかも聞きたいし!」
マリュー「ええと、ここはやっぱりお友達ファーストということで」
キラ「軍人がそれでいいんですか⁉」
ムウ「キラ」
キラ「ムウさん?」
ムウ「帰って来て早々、大尉になるなよ」ケイレイ
キラ「二階級特進って、戦死じゃないですか⁉ って、どこに行くんですかみんな! ちょっとー⁉」
- 61二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 00:38:31
修羅場じゃ修羅場じゃ
- 62二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 03:17:46
(キラ、トールのMIA宣告後)
――そんなわけないよ……
ミリアリアはふらふらと艦内をさまよっていた。
――MIAだなんて、そんなわけない!
おぼつかない足取りの中で、胸に響くのは否定の言葉。ナタルから告げられた、2人がMIA――戦闘中行方不明――だという言葉を、受け入れることができなかった。
――だってキラは強いんだから、今までずっと私たちを守ってきてくれてたんだから!
受け入れずにいるのは、その事実があるから。キラが幾度もザフトのMSに勝利してきたことを知っているから。
――今回だって、私たちのことも、トールのことも、守ってくれたはずなんだから……!
それが2人のMIA、事実上の戦死を否定できる根拠だった。
――……本当に?
しかし、不意に疑問の念が湧く。
――本当に、キラは強いの……?
思い返すのは、”砂漠の虎”と呼ばれる敵将を打倒した時のキラの姿。偶然遭遇し、顔見知りとなってしまった人物を手にかけた後の、憔悴しきった表情。
それは、とても勝者の顔ではなかった。涙に濡れた瞳と土気色の顔は、今にも崩れ落ちてしまいそうだった。少しでも慰めようと、体を許さずにはいられなかったほどに。
――キラは、強いわけじゃないんだ……
キラは、ただMSの操縦が上手いだけだ。そのせいでしたくもない戦いを続けさせられていた。力とは裏腹に繊細な心を擦り減らしながら。勝利の度に背負う敵兵の命に、潰されそうになりながら。
自分はそれを誰より知っているではないか。その辛さを少しでも吐き出せるようにと、身体を重ねてきたではないか。
――そんなキラが、本当に勝ち続けられるの……?
気が付くと、あてどなくさまよっていた足が止まっていた。湧き上がってくる恐怖に、身体が震え始める。
《トリィ!》
そこへ、小さな影が舞い降りてきた。
「トリィ……」
小鳥型ロボットが、思わず差し出した両手に降り立つ。首を傾げながら自分を見つめるその瞳は、キラはどこにいるのかと問いかけているようだった。
その瞬間、とうとう心が現実を理解する――もう、2人はここにいないのだと。
「ああ……ああぁぁっ!」
裏切ってしまっていた恋人と、誰よりも慈しみたいと思っていた相手、その両者を失った少女は、ただ慟哭することしかできなかった。
こんな感じでこの世界だとトリィはサイではなくミリィが預かりそう。 - 63二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 03:36:21
これが戦争であると認識した瞬間だよね……
- 64二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 04:10:05
「ごめっ……こんなつもりじゃ……」
薄暗い部屋の中、キラが息も絶え絶えに私に謝る。なんで謝るんだろう。
私は、私達はキラに人殺しをさせてまで生き延びているのに。
『キラ・ヤマト少尉、ブリッジへ出頭せよ』
ナタルさんの固い声が艦内放送で流れて、キラはまた顔を曇らせて、私の頬を撫でた。
「ごめん……いかなきゃ」
いいよ、気にしないで。そう言おうとしても、私は声も出せない。キラの全てを受け止めた今、私は息も絶え絶えに頷くので精一杯だった。
キラは制服を着込んで、そのまま部屋を出て行く。薄暗い部屋の中、私はベッドに横たわったまま、身動きも取れない。
トール、ごめんね。
そんな言葉を上げたくても、そんな資格がないことを自覚して、不思議と笑みが浮かぶ。
キラの出したものがシーツを濡らす感触、汗で湿ったシーツに包まって、私は泣いているのか、笑っているのか、
そんなこともわからない。
これでよかったんだよね。このくらいはしないと、ダメなんだよね。
誰が頷いてくれるのか分からない言葉を、吐いてから、私は襲い来る睡魔に身を任せて、キラの匂いがするベッドで意識を失った。 - 65二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 12:15:49
フレイは「私が守るから」と依存させるために誘惑して誘導した感じだったけど、ミリィの場合は「私はここにいるから」といつでもキラが寄りかかれるように安心を与えようとしてるって感じがするな…
キラのモチベも「僕が守らなきゃ」に加えて「絶対生きて帰ろう」になりそう - 66二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 12:19:31
シリアスが続いたので、軽めのノリのを投下
(ブレイク・ザ・ワールド後のオーブ)
ミリィ「えっと、ここは火を弱めて……」
カリダ「灰汁取りも忘れずにね」
ミリィ「はい! 味は……あ、いい感じ!」
カリダ「ミリィさんも、ずいぶん上達したわね」
ミリィ「ありがとうございます。キラに、ちゃんと美味しいもの食べてほしいですから」
ラクスに世話を焼かれつつ虚空を見つめるキラに目をやるミリィ
ミリィ「キラが、ちゃんと食べれるようになる前に作れるようになれたら、なんて、ちょっと不謹慎ですね」
カリダ「(まったく、こんな可愛い女の子2人に想われているんだから、はやくまた笑えるようになってほしいわ、キラ……)」
あんまり軽くないかな? - 67二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 17:39:30
(ファウンデーション入国後)
オルフェ「お会いできて光栄です、クライン総裁」
ラクス「こちらこそ、タオ閣下(な、何故この方にこんなにときめいてしまいますの……はっ⁉)」
ミリィ「(キラ、目の前でラクスさんがイケメン宰相に目を輝かせている姿を見せられて可哀そう、後でたくさん慰めてあげるからね♪)」
ラクス「せっかくのご歓迎をいただきながら恐縮ですが、状況は深刻です。お早く互いの情報を分かち合うことといたしましょう(訳:仕事以外では話しかけてくんな)」
オルフェ「そ、そうですね」
(夜会中)
キラ「ラクスはタオ閣下と踊るんだ……」
ミリィ「やっぱりラクスさん、ああしていると本当にお姫様って感じだね。外交の席だし、キラも誰かと踊る?」
キラ「え⁉ いや、僕はああいうのはちょっと……」
ミリィ「准将さんがいつまでもそんなこと言ってられないよ? ほら、口元にソースついちゃってるし」
キラ「わわっ、じ、自分で拭くって」
ラクス「ウフフフフ、ミリアリアさんたらキラと楽しそうですわね」
オルフェ「え、ええ。仲睦まじくて結構なことです」
ラクス「は? 今なんと仰いましたか?」ニッコリ
オルフェ「いえ、何も!」
ラクス「そうですか、ところでこのダンスの曲はあとどれくらいでしたかしら?」
オルフェ「あと3分弱といったところでしょうか」
ラクス「あらあら、無駄に長いのですわね、ウフフフフ」
オルフェ「(恐い! 私の運命の相手、すこぶる恐い!)」
オルフェと感覚共有しているブラックナイツ「(オルフェよく笑顔保ったまま一緒に踊れるなあ……)」 - 68二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 18:50:04
キラミリ成立後の種運命時間軸だと、鬱状態のキラが戦場カメラマンになろうとするミリィを号泣しながら引き留めそう
「ただ君とずっと一緒にいたい、僕のそばで笑っていてほしいんだ!」とかいいながら - 69二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 18:50:13
- 70二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 19:32:00
このレスは削除されています
- 71二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 20:23:37
AAのCIC担当としてハキハキ指示を出すミリィだが、きしむベッドの上で艶めかしい、甘い声を上げるのはキラの目の前だけなんだよな…
- 72二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 20:23:48
ドラマCD見たいに女子会開いたら惚気けながら牽制しあいながら楽しんでそう
- 73二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 21:14:51
- 74二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 00:48:26
そういやこの世界線だとフレイはどうなるんだ種終わっても生きてるのだろうか
- 75二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 00:51:37
- 76二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 01:41:10
キラのMIAに対しては深くかかわらなかった分思うところは大してないだろうけれど、サイとは破局しなかっただろうから依存相手になりそうなサイがいるアークエンジェルに戻ろうとしてやっぱり捕まりそう。
- 77二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 02:41:14
- 78二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 09:26:54
おや…めちゃく好きな概念来たな…?
これだからあにまんは辞められねえ - 79二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 16:08:31
シリアス投下
(オーブ寄港中)
ミリィ(半裸)「キラ……お父さんとお母さんに、会いに行かないの?」
キラ(同じく半裸)「……まだ、モルゲンレーテから頼まれたOSの改良が済んでないしさ、AAの出港までに終わらせないといけないし」
ミリィ「キラ、ごまかさないで」
キラ「……僕、こんなことばっかりやってるから。MSを、戦争の道具を操って、それを強くするためのプログラムを組んで」
ミリィ「でも、そのおかげで私たちは」
キラ「うん、それでも、守れなかったものも沢山ある。殺したくなかった人たちだって……」
ミリィ「キラ……」
キラ「だから、会うと言っちゃいそうで嫌なんだ……なんで僕をコーディネイターにしたの、なんでこんな力を持たせたのって……」
無言でキラを抱きしめるミリアリア
キラ「(こうして隠れて、友達の恋人の体におぼれる……この優しい女の子の体を血に染まった手で汚す……僕はどこまで罪を重ねるんだろう……でも、今この温もりを失ってしまえば、僕は立っていられるのかな……)」 - 80二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 20:59:46
この時空のミリィはコンパスにも参加してるだろうけど、例のキラとアスランの殴り合い(一方的)シーンでどんな反応をするだろうか
キラを殴ったアスラン(トールの仇敵)に激昂するもマリューたちに制止されるか
あるいはアスランよりも先にキラを殴ってケツを叩く役割を果たすか
はたまた「君らが弱いから!」に、一番攻撃力が低いであろう彼女自身がいたたまれない表情をするか
- 81二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 22:17:21
コンパスに所属してるミリィはキラが過労でやられそうな時は、仮眠室に連れて行ってしっかりしっぽり休憩(意味深)させてそう
「あんまり遅くなるとラクスさんにも悪いからね。ちゃんと帰れるようにきっちり終わらせましょ♪」と長年培ったメンタルケアを発揮するのだ
なおアグネスに付け入る先は与えない - 82二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 02:11:33
「普通」ってキラにとっちゃ縁遠いものだし、「日常」たるミリィがいることで救われるとこあるからなあ
- 83二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 10:45:23
コンパス所属だと慣れ親しんだAAのクルーになりそうだから、キラと一緒にミレニアムに乗りたかったと不満がありそう。
- 84二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 11:12:17
保守
- 85二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 21:55:14
(種運命、フリーダム敗北後のAA医務室)
ミリィ「キラ。はい、あーん♪」
キラ「み、ミリアリア、一人で食べれるってばっ」
ミリィ「何言ってるの、一人だと全然食べないじゃない。けが人は栄養を取って早く良く治るのが仕事なんだから、私がちゃんと食べさせます!」
キラ「で、でもさ」
ミリィ「問答無用、はい、あーん」
ネオ「おーおー、全く若い奴らはいいねえ。こっちは一人寂しく食ってるってのによ」
キラ「……」
ミリィ「……」
ネオ「な、なんだよその目は?」
ミリィ「ヒソヒソ(少佐も記憶が戻ってくれたら、艦長にしてもらえるのにね)」
キラ「ヒソヒソ「うん……なんとかならないかなあ」」
ミリィ「それはともかく、ちゃんと食べてね♪」スプーンズズイ
キラ「あ、あーん……」
(エターナル艦内)
ラクス「フリーダムが撃墜された報をお知らせいただいた際は血の気が引きましたが、キラは無事だということで何よりですわ。今は何をされているのでしょう、ウフフフフ」ゴゴゴゴゴ……
ダコスタ「(なにかラクス様から暗い何かが立ち上っているような……)」 - 86二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 01:52:59
保守
- 87二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 02:51:34
そりゃあもう宇宙から降りてきて帰還までの間にしっぽり
- 88二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 04:42:27
(L4宙域戦後、地球軍のボアズ侵攻の間)
キラ「ふう、指の駆動系はこれでいいかな」
ミリィ「キラお疲れ様、飲み物持ってきたよ」
キラ「ああ、ありがとう」
ミリィ「キラも手伝わされて大変だね。ストライクルージュ、どんな感じ?」
キラ「もう一息ってところかな。カガリの専用機だし、手は抜けないけどね」
ミリィ「……カガリさん、本当にキラのお姉さんなのかもしれないんだよね」
キラ「……僕の方がお兄ちゃんなのかもしれないけどね、ははっ」
ミリィ「無理に笑わないで、そんなキラの顔見たくない」
キラ「……ごめん」
ミリィ「謝るのも禁止」ギュッ
キラ「わわっ、ミリアリア⁉(頭を抱きしめられて、横顔がミリアリアの胸に直接っ)」
ミリィ「もう、今更恥ずかしがるとこ?」
キラ「そ、そうだけど⁉」
ミリィ「キラだって、お父さんとお母さんが本当のご両親じゃないってわかって、ショックだったんでしょ?」
キラ「……」
ミリィ「デリカシーないのはわかってるけれど、キラ、辛いって口で言ってくれないから……」
キラ「……ごめ、んむっ⁉」チュッ
ミリィ「だから、謝るの禁止。むしろ私の方がごめんねなこと言ってるんだから」
キラ「ミリアリア……」
ミリィ「キラ、カガリさんにはカガリさんのお父さんはウズミ様だって言ったんでしょ?」
キラ「うん……」
(行数オーバーのため一旦区切り) - 89二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 04:42:49
(続き)
ミリィ「なら、キラだってキラのご両親はキラを育ててくれた2人のはずだよね。自分が言ったことなんだからそう信じなきゃ、カガリさんに面目が立たないよ?」
キラ「そう、だよね……そうだね。ありがとう、ミリアリア」
ミリィ「どういたしまして。あっ」
キラ「うっ」ズボンノイチブガセンカンヤマト
ミリィ「キラのエッチ♪」
キラ「しょ、しょうがないじゃないか! だって、ミリアリアに抱きしめられて、胸があたって……」
ミリィ「鼻の下、伸びてるよー?」
キラ「えっ⁉」ハナニテヲヤル
ミリィ「うそー♪」
キラ「あ、こら、ミリアリア!」
ミリィ「あはは、私も当直行かないと。作業、頑張ってねー」
キラ「まったく……ありがとう、ミリィ……」 - 90二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 11:50:31
(種自由のファウンデーション合同作戦中)
オルフェ「(闇に堕ちろ、キラ•ヤマト!)」
キラ「(うーん、昨日は激励だって言われて、ミリアリアとラクス、3人でしてしまった。いや、任務中にこんなこと考えてちゃダメだな、集中しないと……でも、ラクスはなんだか普段と様子が違ったな、なにか後ろめたいような。そのせいか普段よりも積極的で、自分から咥えてくれたり、ミリアリアもそれに対抗して、2人がかりでなめてくれて……)」
リデラード「大変! グリフィンたちが鼻血出して気絶しちゃった!」
キラ「え!? なんで!?」
リデラード「ってか、うわ……失敗作って、こんな大きいんだ……」コウコツ
シュラ「貴様ぁっ! 神聖な戦いの場で、なんという破廉恥な妄想をぉ!」ハナヂダラダラ
キラ「???」 - 91二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 13:46:10
- 92二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 22:10:40
これまでずっとトールに後ろめたくてお互いに言えなかったけど、ヤキンの最終決戦を乗り越えた後の夜に、ようやく「君を(貴方を)愛してる」と伝えることができるんだよね…
- 93二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 23:12:33
ミリィはデカくないけど、スタイルいい気はするなぁ
…自由の時空までいくと姉?の秘書っぽいミリィ? - 94二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 03:19:45
- 95二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 04:39:34
(ヤキン・ドゥーエ最終決戦時・待機中のフリーダムコクピット内)
キラ「(きっと、今日でこの戦争は終わる……一歩間違えれば、地球とプラントのどちらもが滅ぶ最悪の形で……そんなこと、絶対にさせるわけにはいかない!)フリーダム、全システムオールグリーン、確認しました!」
ミリィ「了解、そのまま待機していて」
キラ「え、ミリアリア⁉ なんでエターナルに?」
ミリィ「ちょっと無理言ってね、今回だけはこっちのCICにさせてもらったの。これが、最後かもしれないから……」
キラ「……大丈夫だよ。戦いは最後かもしれないけれど、プラントも地球も、僕たちだって、最後になんかならない」
ミリィ「キラ……本当だよね?」
キラ「うん。本当に」
ミリィ「わかった、信じる。だから、気をつけて……」
キラ「ありがとう、ミリアリアも、無事でね」
ミリィ「ふふ、危ないのはお互い様だったね。だったら、ちゃんとどっちも無事でまた会おうね、これ約束」
キラ「そうだね、約束だ」
ミリィ「ふふっ」
キラ「ははっ」
オペレーター通信《ドミニオン、発見しました!》
ラクス「MS、発進してください!」
バルトフェルド「全艦、MS発進!」
ムウ《ムウ・ラ・フラガ、ストライク、出るぞ!》
ディアッカ《ディアッカ・エルスマン、バスター、発進する!》
カガリ《ストライクルージュ、行くぞ!》
アスラン《アスラン・ザラ、ジャスティス、出る!》
ミリィ「リニアカタパルト接続、進路クリアー、システムオールグリーン! フリーダム発進、どうぞ!」
キラ「(初めてストライクで宇宙に飛び立った時と同じように、ミリアリアの声を受けて送り出される、なんだか感慨深いな)」
キラ「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
キラ「(最後の戦いであろうと、絶対に世界の最後になんてしない、必ず守って見せる! 壊れそうだった僕に温もりを与え続けてくれた、彼女が生きているこの世界の明日を!)」 - 96二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 06:44:01
- 97二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 07:20:18
トールが設定されたのが逆説的に自然にいくとキラミリアリアを好きになっちゃわないか?みたいなとこがあったんじゃなかったっけ…
もともとフレイとかより仲のいい友人の優しいオペレーターの女の子とか単純に恋愛的に強い - 98二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 08:04:48
なにかつらいことがあったとき
キラとラクス:片方が泣いていて、もう片方が身を寄せて頭を撫でて慰めている
キラとミリィ:互いに肩を抱き寄せておでこをくっつけあって、一緒に泣いている
っていうイメージがある - 99二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 15:28:55
このスレではラクスがギャグ担当ばかりのため、シリアス投下
(エターナル、AAとクサナギに合流時)
ラクス「……」
キラ「ラクス? どうしたの?」
ラクス「父が、死にました……」
キラ「っ!?」
ラクス「プラントの市民には公表されておりません、私たちも……どうやって死んだのかさえ、わからないのです……」
キラ「ラクス……」
ラクス「っ(いけない、弱音をこぼすだなんて……彼にはミリアリアさんがおりますのに、甘えようとするだなんて……えっ!?)」
キラ「ラクス」ギュッ
ラクス「き、キラ?(私、今、抱き締められてっ!?)」
キラ「辛いなら、辛いって言っていいと思う。我慢しないでいいと思う」
ラクス「え……?」
キラ「僕は、そうさせてもらえてきたから。だから、ラクスにもそうさせてあげたい」
ラクス「っ、ああ……キラ、ああぁぁっ!」
キラ「(僕はミリアリアや、もしかすると姉か妹であるらしいカガリに、辛い時抱き締めてもらえた。僕じゃ力不足かもしれないけれど、せめて辛い気持ちを吐き出す手伝いはしてあげたい)」
ラクス「(やはり貴方は優しい人です、キラ。だけど、とても酷い人です、この気持ちには、蓋をしようとしておりましたのに、もっと私の中の貴方を大きくするだなんて)」
キラ「(だから、今は好きなだけ泣いていいよ、ラクス)」
ラクス「(でも、我慢しないでいいと仰るなら、私も、もっとわがままになってよろしいのでしょうか、この気持ちに……)」 - 100二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 23:17:55
アカンデー
- 101二次元好きの匿名さん24/03/07(木) 03:46:14
保守
- 102二次元好きの匿名さん24/03/07(木) 04:31:18
(初めての行為の後の発進シークエンス)
「APU起動、カタパルト接続、ストライカーパックはランチャーを装備します、あっ」
「あっ」
モニター越しに、キラは不意にミリアリアと視線が合った。途端、彼女の温もりを分けてもらった時のことを思い返し、顔に血が上る。それは彼女の方も同じなのだろう、画面の向こうで顔に朱を差しながら視線を泳がせていた。
「ハウ二等兵、何をやっている。シークエンスの途中だぞ!」
そこへナタルの叱責が飛び、互いに赤面したまま我に返る。
「は、はい! ランチャーストライカー、スタンバイ! システム、オールグリーン!」
「っ」
――いけないいけない、何考えてるんだ僕は! これから戦闘なんだぞ!
雑念を払おうと、軽くかぶりを振った。そこで、画面の中のミリアリアが瞳に心配の色をにじませていることに気づく。
――ミリアリア、心配してくれているんだな……
当然だ。彼女は自分の辛さに気が付き、少しでも心を軽くできるならと体さえ許してくれるほど文字通り献身的な少女だ。そんな優しい少女が、これから死地へと向かう自分を気にかけないはずがない。
――なら、絶対に帰ってこないとな……
そうであるならば、自分がすべきは全員の無事を守ること、自分自身もふくめて皆生きてこの戦闘を終わらせることだ。
「ストライク発進……どうぞ!」
もはや聞きなれた自身を送り出す掛け声が耳に届く。この優しい少女に、送り出した相手の死などという結果を背負わせるわけには絶対にいかない。
「キラ・ヤマト、ストライク、行きます!」
その決意を胸に、キラは戦場へと飛び立った。たとえ、それが己の手を血に染めていくことなのだとしても。 - 103二次元好きの匿名さん24/03/07(木) 14:38:46
(見ていた周囲)
整備兵A「俺たちもいたのに、完全に2人の世界だったな……」
整備兵B「俺たちだって頑張ってるのに、あっちは可愛い女の子に飲み物差し入れてもらったり、抱き締めてもらったり……この差はなんだ!?」
整備兵C「考えるな! 嫉妬で死ぬぞ!」
- 104二次元好きの匿名さん24/03/07(木) 20:53:36
ミトメタクナイ!
- 105二次元好きの匿名さん24/03/08(金) 01:57:16
ミリィのおかげで優しさ、自分がしてもらえて嬉しかったことを他人にもしてあげるってことが身についてんだなあ
- 106二次元好きの匿名さん24/03/08(金) 10:04:40
(種自由時代)
ミリィ「……」ムスゥ
キラ「み、ミリアリア? どうしたの?」
ミリィ「ずるい」
キラ「え?」
ミリィ「キラ、ラクスさんにトリィの仲間を作ってあげたんでしょ?」
キラ「あ、うん。ブルーっていうんだ」
ミリィ「私にはそういうの作ってくれたことないのに」
キラ「えっ、えと、その……」
ミリィ「ふぅ、まあ、忙しいキラにこういうおねだりするのはどうかっていうのは、分かってるんだけどね」ギュッ
キラ「ミリアリア……」
ミリィ「やっぱり、誰か他の女の子がキラから特別なことしてもらってるとこ見たら、羨ましいって思っちゃうよ」
キラ「……ごめん」
ミリィ「ふふ、謝るくらいなら、なにか埋め合わせがほしいかな」
キラ「今すぐは無理だけど、必ずするよ。だから、今は手付金ということで……」
ミリィ「うん……」チュッ - 107二次元好きの匿名さん24/03/08(金) 20:04:48
個人的なイメージだけど、関係を持った理由が理由だけにラクス相手の時以上に激しくしてそう
AA時代は制服は着たままパンツだけずらして交わったこともありそう - 108二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 02:34:19
嫉妬ミリィかわいい
- 109二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 04:19:22
(種運命、ラクス暗殺部隊襲撃の翌日)
ミリィ「(まさか久しぶりの帰国でこんなことが起きるなんて思わなかったな)」
ラクス「……」
ミリィ「(いつも穏やかな笑顔のラクスさんだけれど、さすがに辛そう。そりゃそうだよね。暗殺されかけるし、仲のいいカガリさんは望まない政略結婚させられそうだし、それに何より……)」
ミリィ「……ラクスさん」
ラクス「はい、なんですか?」
ミリィ「その、さ、すっごく下世話なこと聞くんだけど」
ラクス「?」
ミリィ「ラクスさんの場合ぼかしたら伝わらなそうだから、直で聞くね。キラとエッチしたことある?」
ラクス「え、エッチですか⁉ ど、どうしてそんなことを?」
ミリィ「もし、まだならさ。不謹慎な言い方だけどいい機会になるんじゃないかなって思って」
ラクス「いい機会、ですか?」
ミリィ「多分ラクスさん、自分が襲われたことよりも、キラをまた戦わせちゃったって、また人の命を背負わせちゃったってことの方を気にしてるでしょ? あのMSたち、キラが殺さないように戦ったのに全部自爆しちゃったし」
ラクス「っ」
ミリィ「実際、キラもそれで大分落ち込んでると思う。だからさ、お互いの温もりで、慰め合うのもいいんじゃないかなって」
ラクス「お、お話は分かりますが、それは少し突飛ではありませんの?」
ミリィ「そうかな? ラクスさんだって年頃の女の子だし、好きな男の子とするのは興味あるんじゃない?」
ラクス「……」セキメン
ミリィ「やっぱり心が辛い時に一番効くのは、他の誰かの温もりじゃないかな。私の体験談としては」
ラクス「ですが……ミリアリアさんはそれでよろしいのですか?」
ミリィ「あはは。いい、悪いで言ったら、いいわけあるかーって私の女の子の部分が猛抗議してるよ」
ラクス「でしたら……」
ミリィ「でも、そんな文句言う資格あるか―って反論している部分もあるんだよね」
ラクス「え?」
ミリィ「私、自分の恋人を裏切っていたから。恋人のトールに隠れて、キラと身体を重ねていたから……」
ラクス「あ……」
(文字数オーバーのため一旦区切り) - 110二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 04:36:59
(続き)
ミリィ「トールのことは恋人として大好きだったし、殺し合いをさせられているキラを慰めてあげたいっていう気持ちも本当だったつもり。だけど、心のどこかでキラのことが、彼自身のことが好きだっていう想いがあったから、そうし続けていたんだと思う。はっきり自覚したのは、キラが帰ってきてくれた時なんだけどね。我ながら、言ってて最低だなあ」
ラクス「ミリアリアさん……」
ミリィ「キラがラクスさんにも惹かれているのは、見てて分かるし。だから、これからはラクスさんがキラに温もりを与えてあげて。私とし続けても、多分キラはトールに対する罪悪感とか引きずっちゃうと思うから」
ラクス「私も、同じようなものですわ……」
ミリィ「え?」
ラクス「私が元々はアスランと婚約していたことはご存じでしょう? 彼とまだ婚約していた頃から、私はキラに恋しておりました。多分、キラに初めて出会った時から……」
ミリィ「でも、それは家同士が決めた婚約でしょう? それに、今は彼カガリさんと恋仲じゃない」
ラクス「だとしても、私たちが本来結婚するべき仲であったことには変わりありませんわ。キラにしてみれば、お友達であるアスランから私を奪ってしまったという気持ちが、どこかにあると思います」
ミリィ「そっか……それじゃあ私たち、実はどっちもどっちなんだね」クスリ
ラクス「ええ、そのようです」クスリ
(文字数オーバーのため再区切り) - 111二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 04:39:51
(続き)
ミリィ「なら、身を引くみたいなさっきの台詞は撤回! これからは、真剣にライバルだね」
ラクス「あら、私は元々ライバルだと思っておりましたが?」
ミリィ「だよね。言っててなんだけど、私もそう」
ラクス「うふふ」
ミリィ「あはは。でも、今回は見逃してあげるから、キラとした方がいいよ。キラもラクスさんのこと心配してるだろうし、ラクスさんはライバルだけど友達とも思ってるから」
ラクス「そ、それなのですがミリアリアさん」
ミリィ「ん?」
ラクス「その、初めての時は、一緒にしていただけませんか?」
ミリィ「ええっ?」
ラクス「私は経験がございませんし、初めてはとても痛いと聞きますし、傍でご指南いただけますと心強いのですが……」
ミリィ「でも、いいの? 初めてが2人きりじゃなくて」
ラクス「はい。私にとっても、ミリアリアさんはライバルでもお友達ですから」
ミリィ「そっか。OK、ならご一緒するよ。一緒にキラを慰めてあげよう!」
ラクス「はい!」
ミリィ「それと、私たちみたいな可愛い女の子2人の心を掴んだような色男君に、ちょっと2人がかりのお仕置きもいるかもね♪」
ラクス「ですわね♪」
キラ「(なんだろう、何やら身の危険を感じるような、でもその危険が待ち遠しいような?)」 - 112二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 13:02:07
同年代の友人にもなのもありなんだよなラクスとミリィ
- 113二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 15:25:25
三隻同盟時代も長いからなぁ…
- 114二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 23:34:20
このレスは削除されています
- 115二次元好きの匿名さん24/03/09(土) 23:56:32
- 116二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 01:49:36
保守
- 117二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 04:17:00
- 118二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 04:55:59
なんとなくミリアリアのことを「お母さん」って呼んで、ラクスのことを「ラクスママ」って呼びそうな雰囲気
- 119二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 15:01:17
(>>90の場面にてキラが2人からの激励を思い浮かべなかったために闇に堕ちてしまった場合のアルテミス要塞)
「貴女と私ならば、共に世界に平和をもたらすことができる、それが運命なのです」
オルフェの言葉が、あまりにも甘くラクスの耳に響く。彼の一挙手一投足全てに目が離せなくなっていた。
――これが、運命ということなのですか……?
自分の意思を超えるかのように胸が高鳴る。不意に、オルフェの顔が近づいてきた。そのまま、彼の唇が自分の唇へと迫る。キラを失ってしまった、自分が認めてしまったがためにキラが死んでしまった失意の中にあるラクスは、この心地よいときめきに身を任せ、その口づけを受け入れようとした。
『本当に、それが貴女にとっての運命なの?』
――⁉
やにわに、声が聞こえた気がした。自身の恋のライバルである少女の声が。
『民間人を攻撃するような過激派の地球軍艦に載っている船を攻撃されて、酸素に限りがある救命ポッドの中でいつ来るかもしれない助けを待つ中救助してくれた、別の地球軍の艦に乗る男の子。彼自身が不利な立場になるだろうってわかってるのに、貴女のことをプラントへ帰すためにMSを勝手に動かすなんて無茶をしてくれた男の子。傷ついて、傷つけて、傷つけられて、涙を流しながらも平和を目指して戦い続けることを決めた男の子。誰のことかはわかるわよね?』
当然だ。あの時のことは、どれ一つとして忘れるわけがない。
『そんな男の子との偶然の出会いこそ、運命っていうんじゃないの? 遺伝子なんて人の目に見えるものからわかるようなことが、運命だなんていえるの?』
そうかもしれない。あの時、あのままAA地球が地球軍艦隊と合流するなり基地に入港するなりすれば、エイプリルフール・クライシスを起こしたシーゲル・クラインの娘たる自分は筆舌に尽くしがたい扱いを受けたことだろう。その意味で、彼は漂流からだけでなく囚われの身からも自分の身命を救ってくれた。そして、自分が託した剣で戦ってくれた。そんな彼と無作為に巡り会えたことが、運命と呼ばずして何と呼べようか。
――ですが、彼はもう……
思い起こしたことで、哀しみが蘇る。先ほどまでの甘い感覚など一切残さない胸の痛みに、視界が滲む。
(一旦区切り)
- 120二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 15:01:53
(続き)
『大丈夫、彼のことを信じてあげて』
しかし、その優しい声音に、痛みが止んだ。
『それとも、信じられないっていうなら、私が彼を独り占めしちゃうよ~?』
『ラクス――』
――っ⁉
悪戯っぽい調子の声に続いて聞こえてきた自身の名を呼ぶ声に、目を見開く。そして、今にも唇が触れるところだったオルフェを跳ね除けた。
「私が愛しているのは、私の運命の相手は、貴方ではありません!」
心のままに叫びを投げつける。オルフェは一瞬自失すると、顔に僅かな怒気を含ませて語った。
「よもやキラ・ヤマトのことを仰っておいでなのですか? あの男は死んだのですよ?」
「いいえ、キラは生きています」
苛立ちを隠しきれていないオルフェに対し、ラクスは微笑みを浮かべて返す。
「教えていただきましたから。手強い恋敵(ライバル)である、大切なお友達から」
「何をばかげた世迷言を仰られるのです!」
「ばかげたとお思いならば、やはり貴方は私の運命の相手ではありませんわね」
きっと彼ならば、この突拍子もない話を驚きながらも信じてくれただろうから。
「何を……我々は互いに最も相性の良い伴侶となるべくして調整され、この世に生を受けた! 私たちが結ばれることこそが運命なのです!」
「運命を作り出して結ばれるなどということはありません……結ばれるべき相手と出会うからこそ、運命と呼ぶのです!」
途端、オルフェが端正な顔を怒りに染め上げた。暴力を振るわれるかと一瞬身を竦ませるが、屈しまいと視線だけは逸らさない。幾秒かの睨み合いの後、オルフェが口を開いた。
「イングリット、姫はどうやらご心労のために混乱しているようだ。お部屋にご案内しろ」
「はい」
そして、ラクスはイングリットに連れられ、その場を後にした。そのまま案内された部屋で、ラクスはただ信じる。あの時のように、彼が自分を捕らわれの身から救い出してくる、その時を。 - 121二次元好きの匿名さん24/03/10(日) 21:18:33
このレスは削除されています
- 122二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 01:53:17
ミリィと恋のバトルの決着つけるまではアコードにいいようにされたかないもんなラクスも
- 123二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 10:06:10
- 124二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 19:05:15
- 125二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:13:50
このレスは削除されています
- 126二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 05:23:21
(>>111の夜・閲覧注意)
ミリィ「ラクスさん、どうだった?」
ラクス「その、やっぱり裸を見せるのは恥ずかしかったですわ」
ミリィ「好きな男の子でも?」ニヤニヤ
ラクス「むしろ、好きな方だからです!」
ミリィ「ふふ。でも、そっちよりも体の方ね。痛くない?」
ラクス「まだなにかが挟まったような感触が残っておりますが、痛み自体は引いてきましたわ」
ミリィ「そっか。膜の固さとかって個人差があるらしいから、ラクスさんのは痛みが少ないタイプだったのかもね。もしかして、コーディネイターだから?」
ラクス「大事なことではありますが、こういう部分を調整されているのでしたら恥ずかしいですわ」
ミリィ「あはは、でも、痛みが思ったほどじゃないなら感じる余裕もあったんじゃない?」
ラクス「……すごく、大きかったですわ」
ミリィ「私も、初めてキラのを見た時は驚いたなあ」
ラクス「始めは圧迫感の方が強かったのですが、抜き差しされる内にお腹の中を擦られる感触が心地よくなって、その上、気持ちがいいと思いました部分ほどキラは擦るようになって……」
ミリィ「そうなんだよねえ、弱点を見つけるのが上手いっていうか、その辺は流石エースパイロットってことかな?」
ラクス「ですから痛みや苦しさはありましたけれど、気持ちのよろしさの方が大きかったと思いますわ。ただ、少々激しすぎるといいますか……」
ミリィ「乱暴なわけじゃないけど、キラってしている最中は遠慮ないからねー」
ラクス「やっぱり、ミリアリアさんをお誘いしてよかったですわ。未経験者の私1人では、キラを受け止めきれなかったかもしれませんから」
ミリィ「それなら、また時々3人でしよっか」
ラクス「はいっ」
ミリィ「でも、キラの一番近くにいる女の子の座は譲らないからね」
ラクス「私もですわ。ライバルですものね」
ミリィ「あはは、それじゃあライバルとしても友達としても、改めてよろしくね」
ラクス「はい、よろしくお願いいたしますわ」
キラ「……」スヤスヤ
ミリィ「それにしても、この色男君はよく寝てるね」
ラクス「幸せそうな寝顔ですわ、私たちといたしたことが、キラにも心地よかったのですわね」
ミリィ「それじゃあ今の内に、私たち2人とするなんて贅沢している罰でちょっと悪戯しちゃおっか♪」
ラクス「はい♪」
かくして、寝ているキラは2人に色々弄られました。
- 127二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 13:50:22
このレスは削除されています
- 128二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 13:52:18
- 129二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:02:47
- 130二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:28:18
- 13111724/03/12(火) 23:30:11
- 132二次元好きの匿名さん24/03/13(水) 04:44:39
(AAアフリカ大陸着陸後)
「ぼく……あの子、まもれなっ」
「キラ……」
コクピットにあったという折り紙の花を渡した途端、キラは激しく泣き出した。嗚咽で声を詰まらせながら、悲鳴にも似た悲哀の声を吐き出していく。そんなキラの姿に、ミリアリアは自身の視界もにじんでいくのを感じた。
――なんで、キラがこんな想いをしなきゃいけないの?
キラは何も悪くない。悪いはずがない。キラは、ただの普通の学生の男の子だ。
コーディネイターだからなんだというのか。MSの操縦ができるからなんだというのか。それが、誰かの死をここまで悲しむことができる少年に殺し合いをさせる理由になっていいはずがない。
気づけば、キラのことを抱きしめていた。キラも、意識してかしないでか、縋りつくように自分の背に手をまわしている。
不意に、キラと視線が交わった。何処か怯えるような、助けを求めるような弱弱しい視線が。その瞳が目に入った刹那、胸の奥の何かが小さく跳ねた。その高鳴りに導かれるように、2人の顔が近づいていく。
――トール、ごめん……
心の中で恋人に詫びたその時には、2人の唇が重なっていた。一度離れれば、キラの方から再び口づけられる。2度目の口づけは情熱的で、貪るように唇が甘噛みされる。気が付けば舌が差し入れらていた。口内に入り込んだキラの舌が、自身の舌に絡み合う。
不思議と拒む気にはならなかった。こんな形でしか自分たちはこの強く、繊細な少年に報いることはできないのだ。だから自分は拒もうとしないのだと、そう自分に言い聞かせた。
そうでなければ、気づいてはいけない気持ちに気づいてしまいそうだから。
激しいキスを受けていると、やがてベッドに押し倒されていた。自分に覆いかぶさるようにしているキラが、悲しみと情欲、そしてこんな時でさえ失われない自分を気遣う光の入り混じった瞳で、自分を見つめてくる。
それを認めた時、ごく自然に言葉を紡いでいた。
「今日は、最後までいいよ……」
そして、2人は初めて身体を重ねた。 - 133二次元好きの匿名さん24/03/13(水) 14:38:23
(種自由・ラクスがさらわれた後のキラ達)
「僕がどれだけ戦っても、戦いは終わらない! 僕じゃ世界を平和になんかできない! だからラクスは僕らを裏切って、彼を選んだ! いまさら何をやったって無駄なんだ!」
絶望の声を荒げるキラにアスランが拳を握って飛びかかろうとするが、それより早く動く者がいた。
「バカっ!」
叱咤が早いか、乾いた音が室内に響いた。ミリアリアに頬をはたかれたキラが、呆然と彼女を見つめる。
「キラ、本気で言ってるの⁉ 本気でラクスさんが私たちを裏切ったと思ってるの⁉」
胸ぐらをつかみながらのミリアリアの問いに、キラは苦い顔で返す。
「だって! ラクスは彼らと一緒に行ってしまったじゃないか! 僕への攻撃を許して! 僕たちを置いて行って!」
「それがラクスさんにとって、どれだけ辛いことだったか解らないの⁉ 解ってあげようとしないの⁉」
キラが言い返せば、より一層怒気を強めてミリアリアも言葉を返す。
「大体! ラクスさんが本気であんな人を選ぶと思う⁉ あーだこーだ理屈を並べて、核ミサイルだのレクイエムだので何百何千っていう罪もない人たちを焼いたような人をラクスさんが愛するだなんて、本気で思ってるの⁉ キラが好きになったラクスさんは、そんな人だっていうの⁉」
「っ、君に何が解るんだよ⁉ 今ここにいないラクスの考えてることなんて!」
「解るわよ! だって!」
(一旦区切り) - 134二次元好きの匿名さん24/03/13(水) 14:38:48
(続き)
キラの顔を両手でつかみ、キラの両眼を睨むように見据えながら、ミリアリアは告げた。
「私もラクスさんも、貴方を、同じ人を愛しているんだから!」
キラは、一瞬呆然とした。それから、諦観に逃げていた心が浮き上がり始める。
「キラは、どうなの?」
「……最低だってわかってるけれど、僕は2人のことが好きだ。ミリアリアも、ラクスも2人とも失いたくなんかない!」
静かな問いかけに、自己嫌悪を感じつつ正直な言葉を口にした。
「だったら、助けに行こう? ラクスさん、きっとキラを待ってるよ」
「僕が、行っていいのかな……僕は、ラクスに何もしてあげられていないのに……」
「まだしてあげられないだけで、しようとしていないわけじゃないでしょ?」
「……うん。ラクスにも、ミリアリアにも、笑っていてほしい。僕は、そのために頑張っていたと思う……」
「なら、もうひと頑張りだよ」
「そう、だね、そうだよね」
目に光が戻ったキラは、その場の全員に頭を下げた。
「皆ごめんなさい、バカな弱音を言って」
「いいさ、しかし……」
そこで、アスランは苦笑する。
「幼馴染としては叱咤の役目を取られて、立つ瀬ないな」
「貴方に出番なんてあげませんよ。憎んではいないけれど、許しているわけでもないんですから」
どこかぞくりと来る声でミリアリアに言われ、乾いた笑いが漏れた。
「彼女といい、ラクスといい、カガリといい……キラの周りの女性は女傑ばかりだな」
「ふふ、本当ね」
「貴女もその一人ですよ、ラミアス艦長」
「あら、そう?」 - 135二次元好きの匿名さん24/03/13(水) 21:59:12
キラが立ち直って助け出したのはいいけど、砂浜ロマンティクスしたことに対してはオイオイと思ってそうなミリアリアさん
上書きとまではいかなくても後で埋め合わせを要求してそうである - 136二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 04:13:53
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- 137二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 04:26:25
(種・アラスカ基地自爆後にオーブへ向かうAA艦内)
「キラ」
久しぶりのAA内の自室に戻ると、ドアの向こうから少女の声がかけられた。この殺風景な自室よりよほど温かな懐かしさを与えてくれるその声に、我知らず口元が緩む。
「ミリアリア」
ドアを開け、ミリアリアを部屋に通す。そこで、ミリアリアは緑の影が乗った手を差し出した。
「この子、返しに来たの」
《トリィ》
さえずりとともに、小鳥型ロボットが少女の手から飛び立ち、キラの肩にとまった。
「ありがとう、預かっててくれたんだね」
「お礼を言うのは、こっちかも。トリィが傍にいてくれて、少し寂しさが紛れたから……」
互いに微笑みをかわすが、やにわにミリアリアの笑みがかげる。
「キラ……トールは、やっぱり……」
途切れた言葉の後が、死んでしまったのか、と続いたのだろうことはわかった。キラは、拳を握り事実を告げる。
「僕は、トールを守れなかった……」
すると、少女の瞳から涙があふれた。顔を覆って嗚咽を漏らすミリアリアを、思わず抱きしめる。気が付けば、自分も泣いていた。当然だ、トールは自分にとっても大事な友達だったのだから。
共通の大切な、そして裏切ってしまっていた人を失った痛みを分かち合い、2人は唯々泣き続けた。 - 138二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 11:24:37
(種・キラとトールのMIA後)
「(これでよかったのよ、これで)」
食堂の片隅で、フレイは心の中で呟く。
フレイの思惑通り、キラはザフトとの戦いの中で死んだ。大勢のコーディネイターを殺し、彼自身もまた地獄に堕ちた。それが父親を守ってくれなかった、彼への罰なのだ。
そう思おうとするフレイだが、視界の端にトリィを肩に乗せたミリアリアが映る。愛らしい輪郭を描いていた頬はずいぶんやつれ、まるで病人のようだった。それをあたかも心配するかのように肩の上のトリィがさえずれば、ミリアリアは寂しげな微笑みでそちらを見やる。まるで、キラとトールを失った辛さから逃れる拠り所を、その小鳥ロボットに求めているようだった。
正直に言って、フレイにはミリアリアの気持ちが理解できなかった。コーディネイターなどの悲しみに同情して、その辛さを癒そうとするだなんて。恋人を裏切ってまで身体を許し、自ら慰み者になるだなんて。
しかし、そんな愚かな選択をした少女の姿を嘲るつもりには、何故かなれない。父を守れなかったキラが死んだことに対しては、虚しさしか感じない。ただ、苦い想いだけが胸に残った。 - 139二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:51:05
- 140二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 02:38:58
(種自由・囚われのラクスとイングリット)
イングリット「何故、姫様はキラ・ヤマトが運命だなどとお考えなのです?」
ラクス「何故も何も、幾度も窮地を救ってくださり、私と同じ思いで歩んでくださった方と巡り会えたことを運命と呼ばず何と呼べばいいのです?」
イングリット「ですが、彼はミリアリア・ハウという女性と姫様とで二股をかけているのでしょう?」
ラクス「ふふ、それについて嫉妬がないとは申しません」
イングリット「では、何故?」
ラクス「キラは愛する人ですが、ミリアリアさんは大切なお友達だからです。それに……」
イングリット「? それに、なんなのです?」
ラクス「その、英雄色を好むとはよくいったものでして……激しいのです、彼は……夜ですと、すごく」ポッ
イングリット「そ、そうなんですか?」
ラクス「ですから、ミリアリアさんと二人がかりでちょうどいいという時もあるところがございまして……例えば、この間などは……」ゴニョゴニョ
イングリット「ええ、そんなことをっ⁉」ゴクリ
ラクス「それ以外にもこんなことだって……」ゴニョゴニョ
イングリット「な、なるほど、すごいのですね……(キラ・ヤマト、正に色の男なんですね)」マッカッカ
キラ「早く、ラクスを助けに行こう!(でないと、何か変な風評被害が広まりそうな気がする!)」 - 141二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 10:17:59
保守
- 142二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:42:02
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 01:07:57
ラクスとイングリットが友だちになれそう
- 144二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 02:46:25
- 145二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:56:39
保守
- 146二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:37:06
- 147二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 23:32:52
- 148二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 11:11:16
(種自由・ラクス救出時)
「ラクスがまだブルーと一緒なら、トリィがブルーのところまで連れて行ってくれる!」
「トリィ、お願いね!」
《トリィ!》
アルテミス要塞に突入したキラ、ミリアリア、キサカらコンパス所属将兵数人からなる救出班は、通気ダクトに入り込んだハロ部隊による睡眠ガス散布作戦で中の兵たちを眠らせ、ラクスが持っているだろうブルーと量子通信で繋がっているトリィを案内役として飛ばさせた。
救出作戦の要が手のひらサイズのペットロボットたちというのはなかなかにシュールだが、今はそんなことを気にしている場合でもない。先導する緑の小鳥を追い、一行はラクスの元へと急ぐ。
イングリットは睡眠ガスが散布されていることに感付くとヘルメットの気密バイザーを引き下げ、ラクスの部屋に駆け込んだ。入った瞬間に開閉機構を銃で撃ちぬいて時間稼ぎを図るイングリットを、ラクスが驚いた様子もなく見つめてくる。この部屋がある区画は侵入者たちがガスを撒けたであろうエリアとは別の通気ダクトを使っているため、ガスの影響を受けていないようだ。
「キラが来たのですね」
「何故嬉しそうに言われるのです!」
ラクスの弾んだような声に激昂し、我知らず声を荒げた。
「貴女にとって果たすべき使命は、私たちとともに世界を導くことなのですよ! 何故彼らの方に行こうとするのです! 彼らと共にいて、使命が果たせるのですか!」
「私に使命などあるとは思っておりません」
「では、何故姫様はコンパスなどという組織の総裁をされていたのですか! それは、世界を導くのが使命であるとご理解されていたためではないのですか⁉」
「いいえ。使命のためなどではなく、私が望んだからです。戦場そのものには一緒に立てずとも、キラととともに戦うことを」
ラクスの答えに苛立ち、イングリットは歯ぎしりする。
「二股をかけるような浮気者相手に、貴女はどうしてそこまでできるの⁉ どうして使命を捨てられるの⁉」
「ふふ、たとえ浮気者さんでも、仕方ないではありませんか。愛してしまったのですから」
惚れた弱みというものなのでしょうね、と笑うラクスを前に、イングリットは唖然とした。 - 149二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 11:12:23
(続きです)
そこで、部屋の扉が強引に破られ、キラ達が中に駆け込んでくる。それを見て取り、イングリットは咄嗟にラクスを人質にとる。
「動かないで! それ以上近づけば、彼女の顔を切るわ!」
素早くコンバットナイフを取り出し、ラクスの顔に突き付けた。それを見たキラは表情をこわばらせるが、イングリットはそんなキラの傍にミリアリアの姿があるのを認めて怒りを抱く。
「美貌を失ったこの人を、貴方は愛せるの⁉ 姫様だけでなく、その隣の女性のことも抱いているような浮気者が、美しくなくなった女性を愛し続けられるというの⁉」
イングリットの叫びに対してキラは恥じらうように赤面するが、声は毅然と言い返して来た。
「僕が男として最低なことをしているのは確かにその通りだ。だけど、たとえラクスの顔がどうなろうと、彼女がラクスであることには変わりない! 僕が彼女を失いたくない理由は、愛している理由は、彼女が美しいからじゃない! 彼女がラクス・クラインだからだ! どんな姿になろうと、僕は彼女の全てを愛し続ける!」
力強い叫びに、イングリットは一瞬自失した。その隙を突くようにラクスの後ろ髪の中から小さな影が飛び出し、イングリットのナイフをはじき落とす。
「な、なに⁉」
それに狼狽すると、今度はラクスがその隙をついて拘束を振り払い、キラへと駆け寄った。反射的に銃を向けようとするが、それより早くキラ達の後ろにいた男が撃った弾丸がイングリットの銃を弾き飛ばす。
「ラクス! なんて無茶を!」
一方、キラはラクスの細い体を抱きとめると、叱るように声を荒げた。
「私がどこか怪我をしても、愛してくださると言ってくれたではありませんか」
「そういう問題じゃないよ!」
「ふふ、ごめんなさい。ですが」
ラクスはキラの顔を一度じっと見つめると、歓喜の涙を浮かべながら言った。
「私も愛しております、貴方の全てを、愛し続けます!」
言い終わるが早いか、ラクスはキラを抱きしめ、それをキラも抱きしめ返す。そんな2人を祝福するかのように、緑と青の小鳥型ロボットが2人の周りを飛んでいた。 - 150二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 11:30:26
(続きです)
「まったくもう、熱烈に愛の告白してくれちゃって、妬けちゃうなあ」
そこへ、冗談めかしたようにミリアリアが言うと、2人は照れたように体を離す。
「ラクスさん、大丈夫だった? 酷いことされてない?」
「はい。ミリアリアさんも来てくださったのですね」
「従わぬものは焼き払うーなんて悪の組織丸出しな奴らに可愛いライバルが囚われの身だなんて、私も気が気じゃないもの」
言いながら再会の喜びを交わす2人を、イングリットは信じられないものを見る目で見つめた。
「どうして……?」
その声に、キラ達がこちらを見返してくる。
「どうして、貴方たちはそんな風に仲良く話せるの? 同じ男を愛している相手なんでしょう! 疎ましくならないの⁉ 憎くならないの⁉」
「まあ、そういう気持ちにならないとは言わないわよ。でもね」
イングリットの疑問の叫びに、ミリアリアが言った。
「ラクスさんは厄介な恋敵(ライバル)でも、いなくなってほしくない友達でもあるのよ」
その答えにイングリットはまたも唖然とし、聞き返す。
「友達だから、危険を冒して助けに来たというの……? このままなら、貴女がキラ・ヤマトを独占できたというのに……?」
「独り占めできたかもしれないけれど、私が好きになったキラ・ヤマトはここでラクスさんのことを諦めて、ううん、見捨ててしまうような人じゃないから。そんなことするようなtら、ひっぱたいて目を覚まさせてやるんだから」
っていうか実際そうしたし、とミリアリアが言えば、ラクスが胡乱気にキラを見やり、キラは気まずそうに視線を逸らす。それに苦笑しつつ、ミリアリアは続けた。
「貴方たちが何に生きる指標を持つかは勝手だけどね」
イングリットをびしっと指差し。ミリアリアは言い放つ。
「友達っていうものは、遺伝子なんかじゃ作れないのよ!」
(今回はここまで) - 151二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 17:46:44
保守
- 152二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 23:30:16
好き
- 153二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 03:22:11
(種自由・プラウドディフェンサー発進時)
ミリィ「ラクスさん、本当に自分でいくの?」
ラクス「ええ。キラにこれを届けなければ」
ミリィ「ふう、キラをお願いとは、悔しいから頼まないよ。でも、とりあえず2つだけ」
ラクス「はい。なんでしょうか?」
ミリィ「その1。あのラクスさんを無理やりさらって花嫁にしようとしたストーカー宰相には、はっきりお断りの言葉を告げること!」
ラクス「それは告げたつもりですが……」
ミリィ「ラクスさんの言い方が甘かったんじゃない? 貴方みたいな高慢ちきな人は全然私の好みのタイプじゃありません、くらい言ってやったら?」
ラクス「好みのタイプじゃない、ですか」
ミリィ「それとも、まさか好みなの?」
ラクス「……いいえ。考えてみれば、彼のような人を産まれで差別するような方、むしろ嫌いなタイプでした」
ミリィ「でしょ? だったら、はっきりそう言ってやりなよ!」
ラクス「はい!」
ミリィ「それと2つ目。2人とも、私にちゃんとお帰りなさいを言わせて」
ラクス「え?」
ミリィ「ラクスさんもキラも、2人ともちゃんと帰ってきて、ただいまって言って。私に、お帰りなさいを言わせて」
ラクス「……わかりましたわ。必ず、ミリアリアさんの元へ帰ってきます。キラと一緒に」
ミリィ「必ずだよ」
ラクス「はい。必ずです」
ミリィ「ありがとう……それじゃあ、カタパルト接続、全システムオンライン、進路上に障害物無し! プラウドディフェンダー発進、どうぞ!」
ラクス「ラクス・クライン、プラウドディフェンダー、行きます!」 - 154二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 10:13:11
- 155二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 20:13:36
ラクスの愛だ!のセリフどうなるのかなぁ
- 156二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 01:02:34
保守
- 157二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 06:16:17
(一旦時代を戻して種運命・ストライクフリーダム受領後)
ラクス「キラ、お疲れさまでした」
キラ「ラクス、ありがとう。間に合ってよかったよ」
ラクス「……私がお渡しした新しい剣は、また貴方に辛いものを背負わせてしまいますわね……」
キラ「……だけど、代わりに君がいなくなるようなことにならずに済んだ。それが今は辛さよりもずっと大きいよ」
ラクス「ああ、キラ」ギュッ
キラ「わわ、ラクスっ⁉」
ラクス「あ、キラ……その、げ、元気になられていますのね?」
キラ「うっ(ここ最近病室で、全然処理できてなかったところにラクスの温もりを感じたせいで……!)」ビンビン
ラクス「よろしければ、その、しばらくぶりに、お相手をさせていただきますわよ?」
キラ「っ」リセイホウカイ
ミリィ「……」ゴゴゴゴゴ
マリュー「あ、あの、ミリアリアさん?」
ミリィ「はい、なんですか艦長」
マリュー「その、キラくんがラクスさんの元へ向かったのは緊急事態であって」
ミリィ「やだなあ、わかってますよ、艦長。私にとってもラクスさんは友達ですし、キラに助けに行ってもらってほっとしてますもん」
マリュー「そ、そう? ならいいのだけれど」
ミリィ「ところで艦長、『それはそれ、これはこれ』って、とてもいい言葉だと思いませんか? ラクスさんもキラに会うのしばらくぶりだから、熱烈な再会になりそうですね、アハハハハ」ゴゴゴゴゴ
マリュー「(キラくん、早く帰ってきて!)」 - 158二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 10:31:51
- 159二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 21:50:14
このレスは削除されています
- 160二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 21:56:09
- 161二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 22:08:46
- 162二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 22:10:28
(種運命・ミーアからのSOS時)
ミリィ「反応に困るくらい罠だね」
メイリン「ですね」
アスラン「だからといって見捨てるわけにもいかない。既にラクスが2人いることが周知されている以上、彼女が始末される可能性は十分ある。それはあまりに哀れだ」
キラ「じゃあ、どうする?」
アスラン「何が狙いかわからないからな。ひとまずAAに連絡して応援を頼むか」
ラクス「いえ、このままこの方にお会いしましょう」
アスラン「は? それはいくら何でも危険すぎるぞ!」
ラクス「承知しています。ですが、一度この方とお話ししてみたいのです」
ミリィ「はぁ、私はついていけそうにないね。白兵戦なんてできないし」
キラ「AAとの連絡役も必要だし、ミリアリアは戻ってマリューさんたちに伝えてよ」
ミリィ「なんか私がすごく怒られそうだけど、了解です、准将殿」
キラ「じゅ、准将はやめてよ」
ミリィ「何言ってるの。今のキラ、オーブ軍では准将待遇なんでしょ? これからは命令したりするのが当たり前になるんだから、しっかりしなきゃ」
キラ「そ、そうだけど」
ラクス「あらあら、それでは准将閣下には、エスコートをお願いしますね」ギュットウデクミ
キラ「うわ、ラクス⁉」
ラクス「要職にある将校さんがVIPの案内を務めることは珍しくありませんからね。その予行演習ですわ♪」
ミリィ「ラクスさん? ちょっとこの場面でするにはそぐわないんじゃないかな?」
ラクス「あら、そうでしょうか? 狙いは私でしょうし、キラのすぐ傍にいて護衛していただくべきだと思うのですが?」
ミリィ「キラは運動神経が良くても白兵戦や護衛の訓練なんて受けてないでしょ? 護衛なら元婚約者のアスランさんの傍の方がよくない?」
ラクス「まあ! 今はカガリさんの恋人である彼のすぐ傍だなんて、カガリさんに申し訳なくてできませんわ」
ミリィ「そう? アハハ」
ラクス「ええ。ウフフ」
アスラン「君たち、状況を本当にわかってるのか?」 - 163二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 02:11:40
- 164二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 12:54:09
ギャグが続いたのでシリアス投下
(種・ブリッツ撃墜後、整備兵たちに怒鳴った後の居室)
キラ「……」
ミリィ「キラ、いい?」
キラ「……うん、どうぞ」
ミリィ「キラ……やっぱり酷い顔してるね。帰艦の時も、バイザー越しでわかるくらい真っ青だったよ」
キラ「……僕はブリッツを潰して、アスランの友達を……」
ミリィ「……イージスに乗っている人、キラの幼馴染なんだよね」
キラ「アスランの声が耳から離れないんだ……ブリッツが爆発した時に聞こえた、多分ブリッツのパイロットの名前を叫ぶ声が……」
ミリィ「っ」
キラ「彼だって僕と同じで仲間を、友達を守ろうとしただけなのに……僕は彼を殺してしまった……僕が殺してしまったんだ!」
ミリィ「キラっ!」ギュッ
キラ「ううっ」ポロポロ
ミリィ「キラが自分を許せないことはわかる。だから気にするなだなんて言わない。でも、それならせめて私だけは許すから! 私は、キラがどんな罪を犯そうと、せめて支えられるように頑張るから!」ポロポロ
キラ「ミリアリア……うう、うわああぁぁっ」
ミリィ「あっ……キラ、いいよ、きて……」
キラ「(友達の仲間を殺した手で、別の友達の恋人を汚す……今の僕は、きっとヒトじゃなくてただの鬼畜なんだろう。それでも、今はミリアリアの優しさにつけ込まなければ、壊れずにいることはできない。今はまだ、壊れるわけにはいかないんだ……せめて皆の、ミリアリアの安全が確保されるまでは……)」 - 165二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 18:49:10
保守
- 166二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 23:55:43
保守
- 167二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 02:37:40
(種・モルゲンレーテからの改修ストライク返却後)
カガリ「あーあ、私がストライクで戦えると思ったのに……」
ミリィ「カガリさん!」
カガリ「ん? ミリアリアか、どうしたんだ?」
ミリィ「うん、ちょっとカガリさんに聞きたいことがあって」
カガリ「聞きたいこと? なんだ?」
ミリィ「キラのお父さんとお母さん、キラに会わせてあげることってできないかな?」
カガリ「!」
ミリィ「あの時のキラ、ご両親に会うこともためらうくらい悩んで、苦しんでたから。だけど、今のキラなら会えるんじゃないかって思って」
カガリ「……そうか。わかった、私からも聞いてみるよ」
ミリィ「ありがとう!」
カガリ「ところで、さ。無神経なこと聞くけど、お前、トールの彼女だっただろ?」
ミリィ「……うん」
カガリ「それなのに、その、キラともそういう関係だったのか?」
ミリィ「軽蔑する?」
カガリ「正直、少しな」
ミリィ「だよね。やってることは思い切り二股だし」
カガリ「ミリアリアは、キラのこと好きなのか?」
ミリィ「……うん。きっと、トールが生きていた時から。トールのことは死んじゃった今でも大好きだけれど、多分キラの弱さに触れて、そんな弱さを抱えてるのに皆を守ろうと傷つき続ける彼を見て、どうしようもなく惹かれていっちゃったんだ」
カガリ「そっか。それじゃあ、しょうがないかもな」
ミリィ「しょうがない、のかな」
カガリ「私はお前みたく恋人がいた経験ないからなんとも言えないけどさ、キラが大事って気持ちが自分でどうにもならないくらい大きくなっちゃったんだろ?」
ミリィ「うん……」
カガリ「なら、私は少なくともそれが悪いとは言わないさ」
ミリィ「……ありがと、カガリさん」 - 168二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 10:13:30
ミリィとカガリ良い
- 169二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 17:49:38
良いね
- 170二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 23:22:09
AAで体を重ねていた時は(赤ちゃんデキちゃったらどうしよう…)って内心不安に思っていたミリィだけど、種自由後は「キラの赤ちゃん欲しいな…」と求めるようになるんだ
そして>>128の未来に繋がる
- 171二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 04:08:51
(種自由・フリーダム対カルラ)
「どこまでも愚かだな、キラ・ヤマト! ブラックナイトスコードに対し貴様らの最新鋭機を以てして敗れておきながら、旧式のMSを持ち出すなど!」
「くっ、機体性能だけで、勝負が決まるわけじゃない!」
ストライクフリーダム弐式を必死で駆りながらキラは叫ぶが、その劣勢は明らかだった。敵の放つ無数の砲火に、キラは翻弄されるよりない。
「その通りだ! 機体性能も、パイロットの能力も、全てにおいて勝る我らに敗北はあり得ない!」
キラを嘲笑しつつも、オルフェとイングリットの操るカルラの猛攻はキラを追い詰めていった。そのキラの様子に何を思ったか、オルフェは怒りのこもった声を投げてくる。
「そうとも! 貴様のような輩が私に勝るなどあり得ないのだ! 貴様のように、2人の女性の間をふらふらする不埒者が!」
「こんな時に何を⁉」
必死に攻撃をさばきつつも思わずつっこむキラだが、オルフェの怒号は終わらない。
「姫から寵愛を受けるなど不相応の幸運をいただきながら、ナチュラルの女などを抱き続ける! まるで姫と旧人類を同列かのように扱う! そんな愚昧の極みである貴様は、幾億の死を与えたとて殺したりぬ!」
(一旦区切り) - 172二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 04:09:32
(続きです)
その言い分に、キラも激しい怒りを抱いた。
「ふざけるな! 確かにミリアリアはナチュラルだ! だけど、彼女が劣った人間だなんてことは絶対にない!」
言い終わるが早いか、キラは主翼のドラグーンの内2枚を直接カルラに叩きつけた。ビームが通じないのであれば、特攻させるしかない。それに、装甲は耐えられようと内部は別だ。ドラグーンの衝突とその爆発による衝撃に一瞬カルラの動きと砲撃が止まる。
「僕が1人の女性に愛を誓いきれず、2人の女性を愛しているのは事実だ。その不実さを非難するならすればいい! だけど、僕を愛してくれた、僕が愛した女性たちを侮辱するのなら、絶対に許さない!」
「許さなければどうするというのだ! 貴様に何ができる!」
「僕だけじゃ何もできないかもしれない、だけど僕は一人じゃない! アスランが、シンが、ルナマリアが、ムウさんが、マリューさんが、ヒルダさんが、ミレニアムの皆がいる!」
叫びながらカルラの懐に飛び込み、コクピットに拳を見舞った。
「何より、僕みたいな浮気者を愛してくれた、ミリアリアとラクスがいる! 2人からの愛が、今の僕の最大の武器fだ!」
「ほざくな、失敗作がああぁぁっ!」
装甲に阻まれようとコクピットに直撃を受けたオルフェは激昂し、更なる大火力がキラに襲い掛かる。
戦いは、ますます激しさを増していった。 - 173二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 13:21:56
劇場版初期プロットだとオルフェくんもイングリットさんと付き合いながらラクスを求めてたので本編キラやラクスからしたら「ほざくな!」案件でしたねぇ
- 174二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 22:51:51
(>>119 >>120 >>133 >>134 >>148 >>149 >>150 >>153 >>171 >>172 の続き、プラウドディフェンダー到着)
「何故だ、何故貴女は己の使命を、私の愛を受け入れようとしない⁉ 何故そんな不貞の男の元へ行くのだ⁉」
フリーダムのコクピットに同乗したラクスにオルフェが金切り声を上げた。それに対し、キラもラクスも苦笑する。
「不貞の男って、まあ否定できないけどさ……」
「キラがいけないんですよ、色男 さん」
「何を和んでいる!」
微笑みあう二人の空気をオルフェの怒号が遮った。
「ラクス・クライン! 貴女がその失敗作に入れ込むのは、ただ優越感に浸りたいだけではないのか⁉ 己に劣る存在を傍に置き、悦に浸っているだけだろう⁉」
「優れている、劣っている、そんな視線でしか人を見れないのですか」
心底から呆れたような声でラクスが言う。
「貴方は私を運命の相手とおっしゃいましたね。ならば言わせていただきます。貴方は、かつて私がユニウス・セブンの慰霊準備の際に地球軍艦に襲われた時、何をしてくださったのですか⁉ 酸素に限りがある中一人ぼっちで宇宙を彷徨っている間、助けようとしてくれたのですか⁉ 私がエターナルでプラントを出奔した時は⁉ ザフトの追撃を振り切る援護をしてくれたのですか⁉ デュランダル議長から2度にわたり刺客を差し向けられた際に、私を守るため戦ってくれたとでも⁉」
矢継ぎ早に繰り出される問いに、オルフェだけでなくキラまで圧倒される。どうやら、大分鬱憤がたまっていたらしい。
「私のキラへの愛を解っていただこうとは思いません。元々よそ様からご理解いただける話でもございませんし、私自身も二股をかけられる男性を愛する自分をどうかと思わないではないですから」
「うぐっ」
さり気なくキラの胸にぐさりと一撃を与えつつ、ラクスは続けた。
「ですが、貴方を愛さない理由は、お友達が気づかせてくださいました。とても簡単なことで、自分で気が付かなかったのが不思議なくらい」
そして、晴れ晴れとした笑顔でラクスは言い放つ。
「私、貴方のように生まれを鼻にかけ、生まれや能力で人を見下すような方、好みのタイプではございませんので、求愛はお断りさせていただきますわ」
なんとも軽やかなお断りの言葉にオルフェは絶句し、キラまで乾いた笑いを浮かべた。
- 175二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 06:16:06
保守
- 176二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 16:31:50
そもそも押し倒されて脱がされかけて胸に触られてなのでタイプとか以前に怖くて泣くレベルなので性格を理由に丁寧に断る総裁は天使ですね
キラもだけどミリィにもオルフェにされたこと言ったら凄くキレそう - 177二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 23:43:25
いいね
- 178二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 03:53:55
(少し戻って種自由・ハイジャックの少し前)
キラの視線の先で、ミリアリアは浜辺に立って海の向こうを見つめていた。潮風に髪をなびかせながら、可憐な面差しに郷愁の色を浮かべている。
「ミリアリア、そろそろ作戦の準備をしないと」
「あ、うん。今行く」
キラが彼女に声を掛ければ、すぐにこちらへ駆け寄ってきた。ミリアリアが傍まで来ると、。
「海を見ていたの?」
「っていうか、大陸の方をね」
言いながら、ミリアリアは見ていた先を指さした。
「あっちの方角に、アークエンジェルがあるんだよ」
「……そっか」
「沈められちゃったんだよね、アークエンジェル……」
悔しさの混じったミリアリアの声に、キラも小さく奥歯を噛みしめる。
不沈艦と呼ばれたアークエンジェルは、とうとうその伝説に幕を下ろした。友軍の裏切りのために。
あの艦に乗っていた頃、自分たちは様々な経験をしてきた。それは、辛い経験のほうが多かったように思う。しかし、それがなければキラとミリアリアは愛し合うことになっただろうか。自分はこの少女にここまでの愛情を抱いただろうか。
そう、たとえ多くの苦痛を味わった場所であろうとも、あの艦は自分たちの帰るべき家の一つだったのだ。それを奪われたと改めて感じ、キラの中の闘志が少し膨れ上がった。
「こういう考えはダメかもだけどさ、アークエンジェルの仇討ち、してあげないとね」
「うん」
ミリアリアの言葉に頷き、2人はしばしもはや動かぬかつての乗艦に想いを馳せた。 - 179二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 13:03:53
ギャグ投下
>>90 の続き
キラ「こちらフリーダム! ブラックナイトスコードの方々が原因不明の失神を起こし墜落したため、救助に向かいます!」
シン「散々偉そうなこと言っておいて何やってんだよ、あいつらは!」
キラ「口を慎むんだ、アスカ大尉! 一緒に彼らを助けるぞ!」
シン「っ、了解!」
イングリット「(何故キラ・ヤマトが一緒に作業しろと言っただけで彼はあんなに嬉しそうにするのでしょう? それにしても……姫様もあのミリアリアという方も、なんと大胆な……男性ってあんなに大きくなるんですね……)」コウコツ
オルフェ「(おのれええぇぇっ、失敗作ごときが姫と閨を共にした上に他の女まで連れ込むなどっ、ええいっ、愚息が自己主張しているせいで立ち上がれんっ!)」ハナヂダラダラ
ラクス「(何故タオ閣下は怒った表情で鼻血を出し続けているのでしょう?)」ドンビキ
- 180二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:31:58
イングリットさんキラのキラ様みて恍惚とした表情してんのダメじゃない?
はやくオルフェが責任取るべきじゃない? - 181名無しさん24/03/25(月) 06:26:48
保守
- 182二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 14:18:48
ミリィ「そういえば、私MSに乗ったのって初めて」
キラ「そういえば、そうだっけ」
ミリィ「キラは、いつもこんな狭い中で、苦しい戦いを続けていたんだね。本当にお疲れ様」ギュッ
キラ「み、ミリアリア、操縦中だから」アタフタ
ミリィ「だって、狭いもーん」
キラ「もーんって、もうそういう齢じゃないんじゃ」
ミリィ「なにか言いましたか、キラ・ヤマトくん?(#^ω^)」ギリギリ
キラ「あだだ、だから操縦中だってば!」
ラクス「なんでしょう、何やらひどく心がざわつきます(#^ω^)」ムカムカ
カガリ「理由は大体想像つくけど、落ち着け」
- 183名無しさん24/03/25(月) 23:46:08
保守
- 184二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 05:06:19
- 185二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 15:17:10
>>120 の後、ラクス救出後
ラクス「ミリアリアさん、ありがとうございました」
ミリィ「いいってば。私もじっとしてられなかったし」
ラクス「いえ、助けにきていただいたこともですが、そちらではなく……」
ミリィ「?」
ラクス「……ふふ、やっぱりなんでもありません」
ミリィ「??? 変なの」
- 186二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 23:55:20
保守
- 187二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 05:39:23
(一気に戻って、種・クルーゼ隊と第八艦隊交戦中)
キラ「みんな、残るってどういうこと⁉」
トール「志願したんだ。このまま降りたって、戦争自体が終わるわけじゃないもんな」
キラ「そんな……っ! ミリアリアも残るのっ⁉」
ミリィ「あはは……うん……」
サイ「お前はもう十分頑張ったんだし、このまま地球に降りろよ」
カズイ「間違っても、ザフトには入らないでくれよ」
キラ「みんな……」
キラ「(このままだと、アークエンジェルはフラガ大尉しか戦える人がいないまま戦闘になる……そしたら、皆は……ミリアリアは大丈夫なのか……?)」
キラ「(もしも、ミリアリアの笑顔が二度と見られなくなったら……)」ズキンッ
兵士「おーい君、シャトルに乗るなら早くしなさい!」
キラ「……行ってください!(僕は皆を……ミリアリアをこのまま放っておきたくないっ)」 - 188二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 14:57:55
(また少し戻り、種・ラクスにフレイが拒絶の言葉を投げた後)
ミリィ「(キラ、フレイがあんなこと言って、気にしてるよね。あのラクスさんだってショックだっただろうし、ちょっと様子を見ておこう)」コンコン
ラクス「はい、どうぞ」
ミリィ「お邪魔しますね」
ラクス「いいえ、このお部屋は私とハロしかおりませんもの。人が訪ねてきてくださるのは嬉しいですわ。私はラクス・クラインです。貴女は?」
ミリィ「私はミリアリア・ハウ。ごめんなさい、ラクスさん。私たちの友達が、さっきは酷いことを言って」
ラクス「いいえ。キラ様から伺いましたが、彼女もミリアリア様もお住いのコロニーがザフトの攻撃で壊れてしまわれたのでしょう? 彼女がコーディネイターを拒絶されるお気持ちもわかりますわ」
ミリィ「そう言ってもらえると、助かるわ。でも、様付けはいらないわよ。私、そんなキャラじゃないし」
ラクス「そうですか? では、ミリアリアさんで」
ミリィ「まあ、そんなとこかな? けど、キラはキラ様なんて呼ばせてるんだ?」
キラ「え⁉ いや、その……」
ミリィ「(キラ、満更でもなさそう……むぅ、なんか面白くない気がする……)」 - 189二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 23:27:54
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- 190二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 09:41:20
(少し進んで種・オーブ対地球軍)
キラ「フリーダム、いつでも行けます!」
ミリアリア「了解! APU起動、カタパルト接続……キラっ!」
キラ「? ミリアリア?」
ミリアリア「キラ、今度は帰ってきてくれるよね、いなくなったりしないよね⁉」
キラ「……うん。ちゃんと帰ってくるよ。もう、ミリアリアを泣かせたくないから」
ミリアリア「……約束だからね」
キラ「うん、約束」
サイ「2人ともー、2人きりってわけじゃないぞー」 - 191二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 21:10:56
完走寸前
- 192二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 21:29:13
(>>174の後、決着後)
「フリーダム、帰投します! きら……ヤマト隊長およびクライン総裁、ともに無事です!」
ミリアリアの報告に、ミレニアムのクルーは歓声を上げた。既にシンがレクイエムを完全に破壊した報告は上がっており、アスランも敵国の防衛長官であるシュラを討ち取ったという。これで今回の戦争はコンパスの勝利に終わった。
そこへ、キラから通信が入る。
「ハウ三尉、フリーダムの着艦後にドックへ降りてきてください」
キラとラクスの悪戯っぽい顔に何を企んでいるか予想が付いたミリアリアは、了解の敬礼を返した。そしてフリーダムの着艦官僚後、すぐに二人を迎えにドックを訪れる。
「キラ! ラクスさん!」
フリーダムから降りてきた2人に駆け寄り、まとめて抱きついた。そんなミリアリアを、2人も抱き返してくれる。
「ただいま、ミリアリア」
「ただいま帰りましたわ、ミリアリアさん」
「うん、お帰りなさい、2人とも」
笑い合う3人だが、すぐにいたずらな表情を作る。
「でも、すぐに行ってきますになるね」
「だね♪」
「ですわね♪」
再会の挨拶もそこそこに、3人はまたもフリーダムに乗り込み、キラは宣言した。
「ミレニアムに要求します! すぐにハッチを開けてください! ドック内の人員は、気密隔壁の向こうへ避難を!」
そのキラの要求に艦内のそこかしこでどよめきが起こるが、かまわずキラは続ける。
「コノエ副長が言っていた通り、今の僕は海賊みたいなものですからね。海賊らしく、コンパスの総裁とコンパス所属の三尉をいただいていっちゃいます」
「私もファウンデーションのおかしな演説に巻き込まれましたからしばらく身を隠した方がよろしいようですので、このままいただかれてしまいますわ」
「ほとぼりが冷めるまで、私たちは行方不明になりまーす」
それにブリッジのマリューは苦笑し、指示を飛ばした。
「総裁の身柄がそちらにあるなら、要求を拒否できないわね。今ハッチを開けます」
「ありがとうございます、マリューさん」
「元気でね、3人とも」
マリューに3人はそれぞれ頷いて返し、フリーダムは星の海へと飛び立つ。正にその機体に冠された名である『自由』の身になったキラたちは、何処までも軽やかに飛翔していった。
- 193二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:20:55
- 194二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 04:56:32
アーサー「うええぇぇっ⁉ これって、いいんですか⁉」
コノエ「いい悪いで言うなら、何一つよくないでしょうなあ」
ムウ「でもま、ここは若人たちの後始末してやるのが大人の務めって奴じゃないすかね」
マリュー「ふふ、そういうことでしょうね」
- 195二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 14:53:38
(種自由・ファウンデーション入国後の夜)
ラクス「私、一体どうしてしまったのでしょう……」
ミリィ「タオ閣下に会うとどうしてもときめいちゃう、と(聞く限りでは一目惚れみたいだけど、なんかひっかかるなあ?)」
ラクス「私、自分がこんなふしだらだっただなんて、思いませんでした……」
ミリィ「それについては4、5年前にトールとキラとで二股状態だった私には何も言う権利はないんだけどさ、ラクスさんはキラのこと好きなはずだよね? ちゃんと愛してるレベルで」
ラクス「はい、それは間違いございません!」
ミリィ「だったら、さ。今はその気持ちを信じるのが一番じゃないかな? そもそも、タオ閣下には今日会ったばっかりで、どういう人かもよく知らないでしょ?」
ラクス「……そうですね。この先どういう答えになるかはわかりませんが、私は私のキラへの想いを信じたいです」
ミリィ「うん。それじゃ、一緒にその思い人君の激励しに行こっか」
ラクス「いいのでしょうか? こんな揺れる気持ちのままで……」
ミリィ「それを言っちゃったら、さっきも言ったけど私だって初めてキラとした時は二股状態だったんだよ?」
ラクス「ふふ、そうでしたね」
ミリィ「まあ、そういうわけで。不安な気持ちも、キラに抱きとめてもらえば少しは答えに近づけると思うよ?」
ラクス「ええ。ありがとうございます、ミリアリアさん」
そして >>90 へ
- 196二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 00:40:31
( >>137 の後の夜)
キラ「……あれ?」
ミリィここ、どこ……?」
キラ「解らない。辺り一面暗くて、何が何やら」
トール「2人とも」
キラ「と、トール⁉」
ミリィ「生きて、生きててくれたのっ⁉」
トール「まあそれはともかく。キラ、一発殴らせろ」
ミリィ「トール⁉」
トール「理由はわかるだろ?」
キラ「……わかった、やってくれ」
トール「いい覚悟、だ!」バキッ
キラ「ぐっ!」バタン
ミリィ「トール、やめて! 私が悪いの! 元々は私の方からキラを誘ったの! 殴るなら私だって殴って!」
トール「……俺が、ミリィを殴れるわけないだろ。だけど、そんなにキラが好きになってたんだな」
ミリィ「……ごめん、トール……トールのことが大好きなのに、私、キラのことも……」ポロポロ
トール「そっか。あー、やっぱ悔しいなー、恋人の気持ちを繋ぎ留め切れなかったとはなー」
キラ「トール、ごめん……」
トール「キラも、もう謝るなよ。間男してた分は、今殴って晴らしたんだから。だけど、手を出したからにはミリィのことを守れよ。それができないって言うなら、殴るだけじゃ済まさない」
キラ「解ってるよ。それは絶対に約束する」
トール「ああ、俺にはもう無理だから」
ミリィ「と、トール⁉」
トール「2人とも、元気でな」
キラ「……んっ」
ミリィ「朝……?(あれは、ただの夢だったの?)」
キラ「(……トール、あの君がただの夢でもそうじゃなくても、約束は必ず果たすよ。ミリアリアのことは、必ず僕が守る、絶対に)」
- 197二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 12:17:45
完走目前
- 198名無しさん24/03/30(土) 23:12:43
次スレ頼んだ
- 199二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:10:16
- 200二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:10:55
200なら一夫二妻で円満家庭