- 1二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:09:32
- 2二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:12:16
0.01ミリィ
- 3二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:13:24
キラ「2人とも、綺麗だ……」
ミリィ「もう、さっきからそればっかりじゃない」
ラクス「まあ、そういうところがキラらしいですけど」
キラ「ご、ごめん……」
ミリィ「それにしても、ヴァージンロードを男女比1:2で歩くことになるとは思わなかったなあ」
ラクス「私もですわ。ねえ、色男 さん?」
キラ「それについては、謝らないよ。誰に非難されようと、僕は2人のことを愛するって決めたんだから!」
ラクス「あら、開き直られてますわよ」
ミリィ「でも、それくらいの頼もしさがなきゃ、うちのお父さんも納得しなかったわよね」
キラ「重婚で花嫁に迎えるなんてふざけた話だったから、さすがに殴られたけどね。あの時のパンチ、訓練の時のアスランよりも重かったんじゃないかな?」
ミリィ「あはは。でもお父さん、軍の准将閣下を殴っちゃったって後で顔を真っ青にしてたよ?」
ラクス「……お父様も、生きていらしたらキラをぶっていたのでしょうか?」
キラ「……きっとね。殴られても、ラクスを離すつもりは全くないけれどね!」
ラクス「うふふ、本当に覚悟を決めてくださっていますのね」
ミリィ「それじゃあ、ちょっと普通とは違う結婚式だけど」
ミリィ、ラクス「みんな一緒に、幸せになりましょう、旦那様♥」
そして、やがて2人の子宝に恵まれる
ミリィ「そういえば、フリーダムでさらってくれるあれはないの?」
ラクス「私はファウンデーションから助けていただいたのがそれみたいなものでしたが」
キラ「さすがに勘弁してよ……」
- 4二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:23:10
- 5二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:58:59
(種運命・ラクスのプラント行き前)
ラクス「そういうことですので、私は宇宙へ上がりますわ」
ミリィ「でも、大丈夫なの? ついこの間、暗殺部隊がMS付きで襲ってきたっていうのに」
ラクス「今は地球よりもプラントの、デュランダル議長の動向を直にこの目で確かめたいのです」
ミリィ「そっか。気を付けてねとしか言えないけれど、頑張ってね!」
ラクス「はい! ところで」
ミリィ「うん?」
ラクス「私がおりません中で、キラと仲良くしすぎるようなことはありませんわよね?」ゴゴゴゴゴ
ミリィ「えー、何言ってるの、ラクスさん? 仲はよくする方がいいに決まっているでしょ?」ゴゴゴゴゴ
ラクス「もちろんそうですわ。ですが節度というものも大事ですわよね?」ウフフ
ミリィ「視線を幾つもくぐらなきゃいけないキラに、節度がどうとか言うのはどうなのかなあ?」アハハ
バルトフェルド「よう、少年。あっちの戦争はどう決着付けるつもりだい?」
キラ「え、えーと……」 - 6二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 07:38:58
- 7二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 08:41:06
近藤さん?
- 8二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 09:40:20
- 9二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 11:00:16
- 10二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 11:25:25
- 11二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 13:11:04
- 12二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 13:24:01
- 13二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 14:40:08
忘れていましたがスレ主≠前スレ主です
- 14二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 23:59:12
自作コラ凄い!
- 15名無しさん24/04/01(月) 00:41:31
凄くえっちぃです🤭
- 16二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 02:05:39
(種運命後・空白期)
ミリィ「あ、この靴可愛くない?」
ラクス「いいですわね! あ、こちらのブーツもさっき買った服に合いませんか?」
キラ「(うーん、今日は2人とのデートのはずなんだけど、なんか女の子同士で盛り上がってるなあ)」
ミリィ「キラはどう思う?」
ラクス「キラも何か仰ってくださいな」
キラ「あ、そうだね、僕はこれなんかいいと思うんだけど(まあ、2人が楽しそうだからいっか)」
男性客A「(あんな美人2人と一緒に買い物とか)」
男性客B「(羨ましい妬ましい恨めしい)」
男性客C「(爆発しろ爆発しろ爆発しろ)」
キラ「(それにしても、心なしか視線が痛い……)」 - 17二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 04:29:08
いい
- 18二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 14:14:31
保守
- 19二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 22:09:55
このcpの魅力ってなんだろうな
- 20二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 02:10:05
片や異性の学友が戦争の殺し合いに傷ついている姿に心を痛め、恋人がいる身ながら体を差し出すことしか癒す術のない少女
片や自覚の有無にかかわらず大なり小なり差別を受けながら、旧友を含む同じ人種と殺し合いをさせられ続ける中で友人の恋人の体に溺れることしか救いのない少年
両者ともに罪悪感を抱きながらも互いに対する愛しい想いは深みにはまっていくという、なかなかに歪んだシチュエーションでの恋愛模様でしょうか
- 21二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 05:30:25
(種自由・ファウンデーション王宮の夜)
オルフェ「いい月夜だ、そう思わないか?」
キラ「タオ閣下? すみませんが、人を待たせておりますので(ラクスの部屋で、ラクスとミリアリアから激励だって誘われているんだ)」
オルフェ「君に彼女の部屋に行く資格があるのかい?」
キラ「っ⁉(なんで知ってるの、まさか盗み聞いてたのか? 怖っ!)」
オルフェ「君は姫に相応しくない。君のように、死を振りまくことしかできず、1人の女性に最愛を誓えないような男にはね」
キラ「(あー、この人そういう手合いかー。ラクスに言い寄ってたから薄々そうだとは思ってたけど。これはラクス直伝の聞き流し戦法だな、2人がしてくれる激励のことを考えよう)」
キラ「(そういえば、3人でするのは久しぶりかな。最後に3人だったのは2か月くらい前だっけ? あの時は凄かったなあ、濃厚なラブシーンのある映画を見た後だったから影響されちゃって、2人一緒に胸でしてくれたりなんかして……その後も四つん這いになった2人に後ろからかわるがわる抜き差ししたりなんかして……)」
オルフェ「ブフォッ⁉」ハナジブー
キラ「うわっ⁉(なんだこの人、なんで前かがみで鼻血だしながら僕を睨んでるの? 怖っ!)」 - 22二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 14:09:28
(時間を戻して種・トールのパイロット志願時)
キラ「トール、本当に出撃するの?」
トール「俺だって、もう軍人だもんな。それに、パイロットとしてでないと見れないものがあると思うから」
キラ「え?」
トール「キラとミリィ、俺に隠してることあるだろ?」
キラ「っ⁉」
トール「言いたいことは山ほどあるけど、今は言わない。俺は、俺たちはキラに命がけで一番危険な戦いをさせせちまってるんだもんな。昔の友達とさえも」
キラ「トール……」
トール「だから、俺はキラと同じ立場でものが見たいんだ。そうでないと、これからも何も言えなくなっちまいそうだから」
キラ「トール、だけど僕がしていることはっ」
トール「だーかーら、今はそれについて何も言わないし、聞かないって。だけど、同じ立場になって、それでこの戦争とか全部終わったら、その時には話つけるぜ。覚悟しろよ」
キラ「! うん、わかった。その時には、トールが相手でも僕だって譲れない」
トール「言ったな」
キラ「うん、言ったよ」
トール「ふっ、でもまあ、とにかくまずは全部終わらせないとな!」
キラ「そうだね。全部終わってから……」
そして2人はしばし笑いあった。約束の時が来ることが、永遠に来ないことを知らず。 - 23二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 00:22:38
前スレでも言われてたけど、種時点でミリィがトールと既にシてたか否かでだいぶキラの心象も変わるよな…
シてた場合はミリィに貰われたことになり、そうじゃない場合は揃っての卒業でありトールからの略奪になる - 24二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 10:37:20
ミドルティーンとはいえ大学生の仲睦まじいカップルなのだから、トールとはすでにしていたと思いたい
- 25二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:42:05
一糸まとわぬ姿で3人で交わるのもアリだけど、AA時代にすぐ済ませるためにしてた着衣セッにハマって着たまますることもありそう
- 26二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:51:06
- 27二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 15:04:57
- 28二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:26:58
着衣プレイ…そのうち衣装も交換してプレイしそう
- 29二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 09:23:18
ほ
- 30二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 14:40:22
キラ「ふ、2人とも、その恰好は?」
ミリィ「じゃーん、久々に地球軍の頃の軍服着てみたんだ。」
ラクス「私も、ミリアリアさんからお借りして着てみましたわ」
ミリィ「でも、さすがにきついよね。あの頃よりも、出るとこ出てるし」
ラクス「胸の形がくっきり浮き出てしまって、少し照れてしまいますわ」
キラ「(僕としては眼福です)」
ミリィ「それじゃあ、私は懐かしい感覚で」
ラクス「私は新鮮な気持ちで」
ミリィ、ラクス「一緒にしましょうか♥」
キラ「う、うん。って、僕も地球軍の軍服に着替えるの⁉ って、自分で着替えれるってば! あーれー!」 - 31二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:28:31
良いではないかー良いではないかー
- 32二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 04:21:23
(前スレの192にて、種自由の決着後にマイティ―ストフリで飛び立った3人)
キラ「あっ! ミリアリア、さすがに大気圏突破はノーマルスーツじゃないとダメだよ! 予備のスーツ、コクピットにあるかなあ……」
ミリィ「大丈夫。こんなことだろうと思ってたから、食料とかと一緒に持ってきたよ」
ラクス「さすがですわね、ミリアリアさん」
ミリィ「へへー、でしょ? んっしょっと」ヌギヌギ
キラ「わわっ、ミリアリア⁉」セキメン
ミリィ「なぁにぃ? いまさら照れることないでしょ?」ヌギヌギ
キラ「そ、そうなんだけどこんな狭いところで、しかもこんな間近で脱ぐところを見せられたのは初めてだし……」
ラクス「あら、それでこんなに元気なんですのね?」ツンツン
キラ「ら、ラクス⁉」
ミリィ「ホントだ。やっぱりノーマルスーツだと、おっきくなると目立つねー」ナデナデ
キラ「あう、ふ、2人とも……」
ラクス「うふふ、いけませんわよ? こんな狭いところでしては、変なスイッチやレバーを誤って動かしてしまいかねませんもの」サスサス
ミリィ「そうそう。宇宙空間なんだから、危ないことはダメだよ? するときは、ちゃんと安全な場所でね?」クリクリ
キラ「な、なら、触るのやめて……」
ミリィ「ダーメ♥」
ラクス「ですわ♥」
そして、地球に着いたら仕返しロマンティクスが始まったという - 33無銘24/04/06(土) 06:44:18
誰か2人とのボテEXの描写を頼む!!
- 34二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:41:39
保守
- 35二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:55:07
ほ
- 36二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 22:01:10
- 37二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 02:01:55
- 38二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 13:07:00
このレスは削除されています
- 39二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 21:59:15
この結婚式の後の新婚初夜+ハネムーンの間に2人に仕込むんだよね…
- 40二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 04:08:19
(ある晩の夢枕)
トール「キラ、ミリィのことは頼んだけどさ……他の女の子とも一緒に恋人になるって、おい。しかも揃って今の関係に納得してるみたいだし、なに考えてんだよ3人とも」
キラ「返す言葉もございません」ドゲザ - 41二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 14:16:33
(種運命・天使湯)
ミリィ「うわー、本当にアークエンジェルに温泉作っちゃったんだ」
ラクス「うふふ、私も温泉はオーブに来て初めて経験しましたが、よいものですわよね。ですから、気分だけでも味わえるこちらのお風呂は、とても嬉しいですわ」
ミリィ「本当ね、昔は殺風景なシャワー室だったし。それにしても……」
ラクス「? どうなさいました?」
ミリィ「美人が長い髪をまとめてお風呂に入る姿って、何か色気あるわよね」
ラクス「あら、そんなに魅力的ですか?」
ミリィ「すっごくね。キラが今ここにいたら、一発で元気になっちゃうよ。私も髪伸ばしてみようかな」
ラクス「いいですわね。髪の長いミリアリアさんも、見てみたいですわ!」
ミリィ「だけど」
ラクス「ひゃんっ⁉」
ミリィ「一番のお色気ポイントは、やっぱりここだよね。ラクスさん、なんだかんだで結構大きいし」モミモミ
ラクス「ああん、ミリアリアさん、くすぐったいですわー」
ミリィ「よいではないかー、ほらほらー♪」
ラクス「あーれー♪」
キラ「(……男湯から丸聞こえなんですが)」ギンギン - 42二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 23:41:56
保守
- 43二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 04:05:06
キラ「そういえばさ、2人はずっとさん付けだよね?」
ミリィ「? そうだけど」
ラクス「それが何か?」
キラ「いや、ラクスはともかくミリアリアは親しい相手なら呼び捨てにするんじゃないかって思って」
ミリィ「まあ言いたいことはわかるわよ。でも、ね」
ラクス「ええ、私たちは大事なお友達ですが」
ミリィ、ラクス「ライバルだしね/ですから」 - 44二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 15:41:56
保守
- 45二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 00:01:03
結ばれた後に言うのも何だけど、トールが死んだ後「もうトールに嘘つかなくていいんだ」ってホッとしてる自分に吐き気を覚えるミリィがいて欲しい
- 46二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 10:37:45
それを聞いたキラも同じことを考えていた自分に気づき、2人して泣くのが想像できる
- 47二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 21:59:45
(種・アラスカを目指すAA)
「あむっ、はぁっ……!」
「んむっ、んんっ……!」
薄暗い船倉の奥に水音が響く。軍服をはだけさせながら、キラとミリアリアは互いの温もりを交わしていた。甘い叫びが漏れそうになる唇を、お互いに押し付け合うようにして無理やり塞ぐ。
その舌はなまめかしく絡み合い、声を紡ぐ代わりに快楽の波を奏でた。
「これ、ここ入れときゃいいのかなー?」
「いいんじゃないか? とりあえず、同じようなもんのとこにまとめとけば」
そこへ、他のクルーが船倉に入ってきた。一瞬硬直した二人は、慌てて物陰に身を隠す。
「こいつはここでいいとして、この缶詰類はもっと奥かな?」
言いながら、クルーの足音が近づいてきた。冷汗が額に滲み、思わず生唾を飲み込む。
「あ、ここに置きゃいいのか」
2人の姿が見えるか見えないかという距離まで来ると、クルーは段ボールを床に置き、戦争から出て行った。ドアが閉まる音を確認し、2人は安堵の息をつく。
「あー、焦ったー」
「私、まだ心臓がばくばく言ってる……」
2人は顔を合わせて苦笑し合うと、中途半端になった行為を再開した。先のスリルがいいスパイスになったのか、心なしか先ほどよりも気持ちよさが増していた。 - 48二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 06:21:59
保守
- 49二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 15:23:06
ブーケトスは入手確率が普通の倍のため、マリュー、カガリなど女性陣は張り切った模様
- 50二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 00:27:02
保守
- 51二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 10:11:23
( >>32 と >>37 の間、ミリアリアはノーマルスーツ着用済み)
ラクス「あ。キラ、少し止まってくださいな」
キラ「? うん、わかった」
ミリィ「ラクスさん、どうかした?」
ラクス「はい。この指輪を、宇宙(そら)に還したいのです」
キラ「え⁉ でも、その指輪ってお母さんの形見だったんじゃ?」
ラクス「ですが、同時にタオ宰相とのエンゲージリングでもあったようなのです」
キラ「よし、捨てようか」
ミリィ「納得はやっ。まあ、私もそういうことならラクスさんが持ってるべきものじゃないと思うな」
ラクス「はい。それに本当に大切な指輪は、これからキラにいただきますから♪」
ミリィ「なるほど。そういう指輪なら、私にもくれるよね♪」
キラ「そうだね、必ず贈るよ。君たちを幸せにする、そして君たちと幸せになる祈りと誓いを込めて」
サワサワナデナデ
キラ「だからいい加減、生殺しやめて……」
- 52二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 21:56:33
ナニしながら捨てられる指輪に涙出てきた
- 53二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 07:07:47
(種自由の少し前・キラ、ラクス、ミリィのアプリリウス内自宅・ボードに貼る写真選び中)
キラ「あーあったなあ、こんなこと」
ミリィ「えー、そんなの貼らないでよー」
ラクス「むう、2人が一緒の写真の方が多くて、ちょっと妬けてしまいますわ」
キラ「まあ、僕たち同じゼミの仲間だったしね。あ……」
ミリィ「トールが、パイロットになるって決めた時の写真だね……ゼミのみんなで一緒に撮った……」
ラクス「トールさんですか……思えば、アークエンジェルに保護された時はトールさんとお話しする機会がありませんでしたわね」
キラ「そうだね。ラクス、勝手に抜け出してたとはいえ部屋から出してもらえなかったし」
ラクス「ですが、2人のお話しからどんな方なのかはわかりますわ。とても、友達想いな方でしたのでしょう?」
ミリィ「うん。お調子者みたいだけど、皆のことを考えて、頑張れる人だったの」
キラ「それに、コーディネイターの僕にも普通に接してくれた。僕がアークエンジェルに初めて乗った時、コーディネイターだからって理由で疑われて銃を向けられた時も、真っ先に僕を庇ってくれたんだ」
ラクス「とても、良い方だったのですね」
キラ「うん……」
ミリィ「ラクスさんにも、ちゃんと紹介してあげたかったな……」
ラクス「そうですね……ミリアリアさんのことで、キラとの関係が大変なことになっていたかもしれませんが」
キラ「そうだね。実は戦争が終わったらそのことで話をつけようって約束してたんだ」
ミリィ「えっ⁉ それ、初耳だよ!」
キラ「ことがことだけに話しにくくて……きっと、あのまま最初の大戦が終わってたらトールと大喧嘩になってたと思う」
ラクス「それでも、キラはミリアリアさんのことは譲れなかったのでしょう? きっと」
キラ「うん。最低なこと言っているのはわかるけれど、僕はミリアリアもラクスも、2人とも手放せない、手放したくなんかないから」
ミリィ「もう、キラって意外と欲張りだよね」テレテレ
ラクス「(もし私が誰かに奪われそうになった時、キラはそんな風に譲るまいとしてくれるのでしょうか……)」
そしてファウンデーション事変へ - 54二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 18:31:31
保守
- 55二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 04:11:48
( >>3 の後・某日)
カガリ「2人とも、特にミリアリアはかなり大きくなったなあ」
ミリィ「えへへ、最近は寝てる時でもお腹蹴ってくるのよ? 女の子みたいなのに産まれる前からもうお転婆な感じ」
ラクス「私の方は、まだ動きを感じられるほどではありませんわ」
カガリ「ラクスの方はまだ11週目くらいだっけ? まだこれからだろ」
ラクス「ええ、焦っているわけではありませんわ。ゆっくり大きくなっていって、そして無事に産まれてきてくれればそれでいいのです」
ミリィ「このお腹だと色々不便だけど、うちの両親もお義母さんたちも協力してくれてるし、私たちの仕事はこの子達が出てくるまで守ってあげることね」
カガリ「そうだな、私も姪っ子たちに早く会いたいから、しっかり頼むぞ2人とも」
ラクス「ええ、任せておいてください」
ミリィ「この子達の頼れるパパも、最近は定時で帰ってきてくれるしね」
カガリ「そういえば、キラは最近ますますの活躍ぶりらしいな?」
ラクス「はい。色々先輩の高官の方々に教わって効率のいい仕事の割り振りをするようになって、そのお陰で業務の円滑化が進んでキラの評価も上がっているそうです」
キラ「本人も負担が減った分調子もいいみたいで、この前のアコードの残党とかいう連中が現れた時もあっさり戦闘不能にして捕虜にしちゃったらんだって」
カガリ「ふふっ、母は強しというが、父親だって強くなるんだな」
ラクス「それはもちろんですわ。だって」
ミリィ「私たちの、自慢の旦那様だものね」
- 56二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 15:51:59
保守
- 57二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 23:34:16
妊婦のラクスとミリィ…想像したらすごくえっちだった…
- 58二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 06:22:34
(種・剣が舞い降りた後でpattern2)
ミリィ「キラ……キラーっ!」ギュッ
キラ「うわっ、み、ミリアリア⁉」
ミリィ「キラ、キラぁっ」ポロポロ
キラ「ミリアリア……心配かけて、ごめん……」ギュッ
ミリィ「っ、ううん……よかった……無事に、帰って……きて、くれて……」ヒックヒック
キラ「うん、ただいま、ミリアリア……ん?」
サイ「やっぱ2人ってそういう?」ヒソヒソ
カズイ「怪しいとは思ってたけどさあ」ヒソヒソ
マリュー「これ、私たち今話しかけていいんでしょうか?」ヒソヒソ
ムウ「まあ、もうちょっと待ってあげてもいいんじゃないの?」ヒソヒソ
キラ「ちょっ、生暖かい視線やめてください!」 - 59二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 15:52:55
(結婚式を終えた後・自宅前)
ミリアリア「き、キラ? 無理しない方が……」
ラクス「私たちでしたら、1人ずつでもよろしいんですのよ?」
キラ「いや! この時のために腕立てやらスクワットやら筋トレ頑張ってきたんだ! いける!」
愛する花嫁が2人いるため、『新郎が新婦を抱き上げて新居に入る』という風習を片腕に1人ずつ抱き上げて実行しているキラなのであった―― - 60二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 16:11:51
このレスは削除されています
- 61二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 16:41:56
あの細身で二人抱き上げて歩くの凄すぎる
- 62二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 03:01:10
こればっかりはスーパーコーディネイターである事に感謝してそう
- 63二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 10:03:44
( >>51 の続き、大気圏突入)
ミリィ「うわー、MSのコクピットから見た大気圏突入って、こんな感じなんだ」
ラクス「すごい迫力ですのね」
キラ「はは、まあね。初代フリーダムでやった時はアークエンジェルのことが気がかりで、それどころじゃなかったけど」
ミリィ「そういえば、最初のフリーダムってラクスさんがキラにあげたのよね?」
ラクス「ええ。勝手にお渡ししたことで、その後は反逆者として追われてしまいましたが」
ミリィ「でも、そのお陰で私やサイや艦長たちはキラに助けてもらえたわけだし、ラクスさんも間接的に私たちの命の恩人なのよね、考えてみれば」
ラクス「確かにそうなりますが、それを言いましたらミリアリアさんも私の命の恩人ですわよ?」
ミリィ「え?」
ラクス「私がアークエンジェルの人質状態になっている時、ザフトへ送り返してくださる手伝いをしてくれたではありませんか」
ミリィ「ふふ、そうだったね。おかげでトイレ掃除一週間の刑だったっけ」
ラクス「うふふ。恩人とかそういうことは抜きに、私たちは助け合っていきたいと思っておりますわ」
ミリィ「そうだね。私たちライバルだけど、友達だもんね」
ラクス「それに、姉妹のようなものですわ」
ミリィ「うん。同じ人のお嫁さん同士として、家族になるんだから」
キラ「(これは、地球に降りたら早速指輪を選ばなきゃダメな感じだな)」
- 64二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 20:05:00
保守
- 65二次元好きの匿名さん24/04/16(火) 23:48:08
よく考えたらペルソナ3で中の人共演してるな
ゆかりッチと美鶴先輩
間の男だけ違うけど - 66二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 07:02:58
(とあるクリスマス)
ミリィ「うわー、このサラダ、クリスマスリースになってる」
ラクス「遊び心があって、可愛らしいですわ」
キラ「(2人の無言のおねだりに負けて、おしゃれなレストランでクリスマスディナーをしてみたけど)」
客A「ねえ、見てよ、あの席。二股デート?」ヒソヒソ
客B「法改正で重婚が可能になったのは知ってるけどさ」ヒソヒソ
客C「本当に堂々と2人も恋人作るとか、引くんだけど」ヒソヒソ
客D「全くだな(……羨ましい)」ヒソヒソ
客E「あのピンクの髪の人、どっかで見たことない?」ヒソヒソ
キラ「(痛い! 周りの視線が、ひたすら痛い!)」 - 67二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 15:58:30
保守
- 68二次元好きの匿名さん24/04/17(水) 23:04:35
保守
- 69二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 04:35:42
( >>47 の続き)
「さっきは危なかったね」
「本気で焦ったよ、寿命が10年くらい縮んだ」
冗談めかしたようにうなだれるキラに、ミリアリアは苦笑する。
「ふふ、寿命が縮んだのに、あんな激しくしちゃうんだ?」
「い、いや、なんか焦りのドキドキ感がそのままそっちのドキドキに繋がっちゃって、なんかすごい気持ちよくなっちゃって」
しどろもどろで弁明する様子を見て、思わず噴き出した。実際のところ、ミリアリアもキラと同じくらい昂っていたのだ。
もう少しからかってみようかと口を開きかけるが、通路の向こうから歩いてくる恋人の姿にそれは止まる。
「よ、キラ。ミリィと一緒だったんだ」
「あ……うん、ちょっとストライクのプログラム関連のチェック手伝ってもらって」
話しかけてきたトールに、同じく一瞬硬直していたキラが、適当な言い訳を話す。一応、船倉でするより前にドックでストライクのOS調整をアシストしていたので、嘘ではない。
「そっか。あんまり人の恋人こき使わないでくれよ?」
「……うん、わかってるよ」
一瞬の間の後に答えるキラの眼に、僅かな炎が灯っているのを見た気がした。嫉妬の炎が。
――キラ、私のことで嫉妬してくれるの?
一瞬喜びの感情が湧き、次いでこの歪な関係を改めて自覚して自己嫌悪する。恋人がいながら別の男性と身体を重ね、その男性が自分のことで嫉妬して喜ぶなど、我ながら随分堕ちてしまったものだ。
そうして落ち込んでいるミリアリアは気が付かなかった。
トールの眼にも、キラと同じ炎が灯っていたことを。
トールがパイロットになるつもりだと聞いたのは、その翌日のことだった。
- 70 24/04/18(木) 11:55:39
保守
- 71二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:47:39
保守
- 72二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:50:11
(種・アラスカ基地自爆後、最初の夜)
再会した初めての夜、キラはミリアリアと久方ぶりに温もりを交わし合った。この少女を守れたことに改めて安堵を感じていると、腕の中の彼女が嗚咽を漏らしていることに気付く。
「ミリアリア?」
「ご、ごめん、キラ」
涙をぬぐい笑って見せようとするミリアリアだが、その泣き笑いはかえって痛々しい。
「どうしたの?」
「ごめん……私、最低だよ」
ぽつりぽつりと、ミリアリアは語りだす。
「トールがもう帰ってこないことが悲しいのは本当なの。もちろん、キラが帰ってきてくれて嬉しいのだって本当。だけど、私さっき、トールのいない寂しさをキラで埋めてもらってた、キラをトールの代わりみたいにしてた。それに、もうキラとこういうことしても、トールに隠し事しなくていいんだって、ちょっと安心してる自分がいるのっ」
言いながら、ミリアリアの瞳からは大粒の涙が零れていた。その泣き顔を見つめながら、キラもまた愕然とする。
自分もまた、心のどこかでもうトールに遠慮することはないのだと、そう思っていることに気づいてしまったがために。
キラは友の死を、ミリアリアは恋人の死を、それぞれまるで邪魔者がいなくなったかのように僅かながらも感じてしまっていたのだ。それを自覚した2人は、声を殺して泣いた。自身の知らなかった醜さを目の当たりにしたキラとミリアリアは、互いに抱き合いながら身を震わせる。
それは、まるで助けを求めあってるかのようだった。大切な人を裏切ってしまっていたという、その人が死してなお裏切ったのだという、逃れ得ない罪から―― - 73二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 10:35:28
保守
- 74無銘24/04/19(金) 17:19:10
✨
- 75二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 05:01:46
( >>72 の続き、前スレ196のリメイク)
気が付くと、キラは暗闇の中にいた。周囲一面、先を見通せない暗闇に覆われた空間が広がっている。訳が分からず困惑するも、すぐ傍にミリアリアがいたことに気づいた。彼女もキラに気づくと、怯えていた表情に安堵の色を浮かべる。
「キラ!」
「ミリアリア、君もいたんだね」
「うん……ここ、何処なの?」
「分からないんだ……一体、いつの間にこんなところにいたのかも」
記憶があいまいで、この場所に立っているまでに何をしていたかが思い出せない、その上、何故かここは真っ暗なはずなのに彼女や自分の体は問題なく視認できるようだ。不可解かつ不自然な状況に自然と表情は強張っていくが、不安げにしているミリアリアの姿にはっとする。
――僕だけじゃなく、ミリアリアもいるんだ。しっかりしないと
自身に活を入れなおし、彼女を元気づけようとした、その時だった。
「キラ、ミリアリア」
背後から、聞き覚えのあるこえが聞こえてきたのは。
目を見開いたキラとミリアリアが同時に振り向くと、そこには思い浮かべた人物が立っていた。あの時、イージスに撃墜されたはずの、トールが。
「トール⁉」
「生きて……帰ってきてくれたの⁉」
驚愕しながらも歓喜の声を上げ、ミリアリアはトールに駆け寄り抱きついた。その姿に、キラの胸の奥が鋭く痛む。一方、トールはそんなミリアリアに優しい、しかし寂しそうな笑顔を一度向けると、彼女を引き離した。
「トール?」
怪訝とするミリアリアに言葉を返すこともなく、トールはキラを見据えて口を開く。
「キラ、まずは一発殴らせろ」
唐突なその発言に、ミリアリアはぎょっとした。
「と、トール⁉」
「理由は、分かってるだろ?」
挑むようなトールの言葉には、当然心当たりがある。そうでなければ、自分の胸はトールの傍に彼女がいることで痛みはしない。
だが、殴る資格がどちらにあるかと問われれば、それがトールだということに異存はなかった。
- 76二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 05:09:25
「わかったよ。やってくれ」
「いい覚悟だ」
それだけ言うと、トールは今までキラが見たことのない形相に変わる。修羅のごときその表情に、彼の傍らのミリアリアも息を飲んだ。
そして怒りを露にしたトールはキラに歩み寄ると、おもむろに拳を振り上げる。
「俺の恋人に手、出しやがって!」
刹那、鈍い音が暗闇に響いた。頬から鈍痛が広がり、強かに尻もちをつく。
「トール、やめて!」
次いで、悲鳴に似た叫びが聞こえた。見れば、ミリアリアがトールを止めようと縋りついている。
「私が悪いの! 元々は、私の方からキラに声をかけたの! だから、殴るなら私だって殴って!」
キラを庇うミリアリアの姿を、トールは泣き顔のような苦笑いで見ていた。
「バカ言うなよ……俺が、ミリイを殴れるわけないだろ」
絞り出すような声の後、トールは深いため息をつく。
「ミリィ、自分からって言ってたけど、なんでそんなことしてたんだ?」
「……私たちのために殺し合いを続けなきゃいけないキラに、何かしてあげたかったの……でも、私にできることはそれくらいしかなかったから……」
「本当にそれだけ?」
「っ! ううん、多分、途中からそれは言い訳になってた……キラの辛さや苦しさを押し殺して頑張っている姿に触れて、私の中でキラがどんどん大きくなっていったの」
言葉を続ける間、ミリアリアの瞳からは大粒の涙が零れていた。その泣き顔を見ながら、トールはどこか達観したような表情を見せる。
「そっか。あーあ、やっぱり悔しいな、彼女の心一つ満足に繋ぎ留められないなんてな」
「ごめっ、ごめんなさいっ、トールのことが大好きなのに、それなのに私、キラとも……」
「もう、誤らないでくれよ、余計情けなくなっちまう」
そんな2人のやり取りが苦しく、気づけばキラも口を開いていた。
「トール、本当にごめん……」
「キラも、もう謝るなよ」
言いながら、トールは手を差し伸べてくれた。一瞬ためらうものの、キラはその手を取り立ち上がる。 - 77二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 05:09:48
「ホントは、さ。俺に殴る資格なんかあんのかって、ちょっと思いもするんだ」
「え?」
「パイロットになって、キラと同じ戦場に出てさ。すっげー恐かった。俺たち、ずっとキラにあんな場所に立たせてたんだよな」
「トール……」
「そう思ったら、なんかむしろミリィにだけキラのこと任せてたのが、むしろ悪いことしてたかなとも思っちゃってさ」
困ったように頬をかくと、トールはまたキラに向き直った。
「だから、間男してた分のことは、水に流してやるよ」
「トール、ありがとう」
「お礼は変だって。でも、そうやってミリィのこと抱いてたんだから、当然キラだってミリィのことが好きなんだろ?」
ごまかしは許さない、とトールの両眼が言っている。だから、キラは正直な気持ちを打ち明けた。
「うん。僕はミリアリアが好きだ。手放したくない、失いたくない人だって、はっきり言える」
その答えに、トールは満足そうにうなずく。
「そっか。なら、絶対にミリィのことを守ってくれよ。それができないって言うなら、今度は殴るだけじゃ済まさない」
「わかってる。僕はミリアリアを守るために全力を尽くすよ」
「頼んだぜ。俺には、もう無理だから」
不吉な言葉に、キラは背筋に冷たい何かが這い上がるのを感じた。すると、にわかにトールの姿が闇にとけるように消えていく。
「トール⁉」
「ま、待って!」
「2人とも、元気でな――」 - 78二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 05:13:17
けたたましい電子音が聞こえてきた。目を開ければ、ベッドサイドに備え付けの時計がアラーム音を鳴らしている。隣を見れば、一緒に寝ていたミリアリアも目を覚ましていた。
「トール……」
その唇から漏れた名に、思わず尋ねる。
「ミリアリア……もしかしてトールの夢を?」
「うん……キラも?」
「トールに殴られて、ミリアリアを守ることを約束したよ」
そういうと、ミリアリアは目を瞠った。詳しく話し合うと、2人は同じ夢を見ていたらしい。
「あれって、ただの夢だったの?」
「わからない……でも、偶然にしては……」
幾ら同じ人の死を悼んでいたとはいえ、ここまで内容の重なる夢を見たりするものだろうか。本当のところは、誰にも分からないだろう。
――それでも
「一つだけ、確かなことはあるよ」
「え?」
「僕は、君を必ず守る。あれがただの夢でも、あの約束を本当のトールが聞いていなかったとしても、それは絶対に果たすよ。絶対に」
「キラ……」
ミリアリアの瞳からこぼれた涙を、キラはそっとぬぐった。それが引き金になったように、ミリアリアは激しく泣き出し、キラに抱きついてくる。それを抱きしめ返しながら、キラは改めて誓った。
この腕の中の少女を、自分の命ある限り守り続けることを―― - 79二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 16:43:58
保守
- 80二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 00:16:39
保守
- 81二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 07:01:28
シリアスが続いたので、ギャグ投下
(種運命・ミーアのコンサート映像を見るキラ達)
キラ「僕はやっぱりデュランダルっていう人を信じられない。こんなの、皆をだましてる」
ミリィ「(キラ、そうやってラクスさんのために怒っているの事態はかっこいいんだけど……ラクスさん、気づいてる?)」ヒソヒソ
ラクス「(はい。キラにこう言っていただけているのは嬉しいのですが……)」ヒソヒソ
ミリィ「(あんなこと言いつつ、目線はあの偽物の胸にいってるよね)」
ラクス「(ええ。怒った顔をしながら、ちらちらと)」
そしてダンスに合わせて、揺れるミーアの巨峰に眼を鋭くし、次いで自分の胸元を見る2人
ミリィ「(後でキラとは、この件についてじっくり話そっか)」ゴゴゴゴゴ
ラクス「(そういたしましょう、お話し合いは大事ですものね)」ゴゴゴゴゴ
マリュー「(なにか艦橋に殺気が漂ってる……)」 - 82二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 18:56:33
これは怒っていいやつ
- 83無銘24/04/21(日) 23:21:45
- 84二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 10:06:59
なお、とばっちりでマリューの巨峰にも敵意の視線が向いたそうな
- 85二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 21:52:17
(種・砂漠編)
ミリィ「(キラ、今あのカガリって女の子と買い出しに行ってるんだよね、2人っきりで……)」ズキッ
トール「ミリィ、どうしたんだ?」
ミリィ「うん、キラがアークエンジェルにいないの、なんか落ち着かなくて」
トール「大丈夫だって。フラガ少佐だっているし、俺たちだけでもキラが戻ってくる間くらい艦を守れるさ」
ミリィ「……うん、そうよね!」
ミリィ「(でも、心配しているのは、落ち着けない理由は、本当に艦の安全のことなのかな……キラ、いつ戻ってくるだろ)」 - 86二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 04:42:27
(種・アラスカへ向け航海中)
ミリィ「ば、バジルール中尉」
ナタル「? ハウ二等兵、なんだ?」
ミリィ「そ、その、備品使用許可をお願いします!」
近藤さんの欄にチェックが付いた使用許可申請書
ナタル「りょ、了解した。受理しよう……若いのはわかるが、風紀を乱すことは慎めよ?」
ミリィ「は、はい……」
近藤さんの世話にならなくなる日は、まだ遠い - 87二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 15:42:42
(種・メンデル戦後にキラが倒れた後)
ミリィ「カガリさん! キラは⁉」
カガリ「ミリアリアか、キラは今寝てるよ。特にどこかが悪いわけじゃないって診断もされた」
ミリィ「そう、よかった」
カガリ「……」
ミリィ「カガリさん、どうしたの?」
カガリ「ああ……この写真な」
ミリィ「赤ちゃん? 可愛いね、誰この子達?」
カガリ「裏を見てくれ」
ミリィ「裏? っ⁉ これって……」
カガリ「オーブを飛び立つ時、父から言われたんだ。私は一人じゃない、きょうだいもいるって……」
ミリィ「きょうだい、キラとカガリさんが?」
カガリ「それと同じ写真を、キラとフラガ少佐があのコロニーの施設から持ち帰ってきたんだ」
ミリィ「えっ⁉」
カガリ「一体、どういうことなんだろう……」
ミリィ「カガリさん……ごめん、カガリさん」
カガリ「え?」
ミリィ「キラが起きても、その話を聞くのは待ってほしいの」
カガリ「なっ! なんでだよ?」
ミリィ「カガリさんの気持ちは分かる。でも、キラが倒れたのは多分その話と関係があると思う」
カガリ「あ……」
ミリィ「だから、キラが話せるようになるまでは待ってあげて。その写真のことでショックを受けているのは、キラも同じなはずだから」
カガリ「そうだな、悪いミリアリア」
ミリィ「ううん(でも、本当に大丈夫かな……カガリさんも、キラも……)」 - 88二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 23:50:44
保守
- 89二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 03:59:16
( >>87 の続き)
キラ「んっ」
ミリィ「キラ? 起きたの?」
ラクス「大丈夫ですか?」
キラ「みんな……うん、大丈夫、でも……」
ミリィ「キラ?」
キラ「フレイを連れていかれちゃった、サイと会わせてあげられなかった……トールの時と同じだ、僕はいつも肝心なところで仲間を守れない……」
ミリィ「っ! 大丈夫よ、ドミニオンはバジルール中尉の艦だもの。ブリッジにいなかったキラは実感ないかもしれないけど、あの人意外と面倒見よかったのよ? フレイのことだって、悪いことにはならないわよ」
キラ「うん、そうだよね。融通の利かない人だとは思うけど、理不尽な人じゃなかったし……」
ミリィ「そうよ、だから今はゆっくり休んで」
ラクス「戦いの後ですもの、お身体を大事になさってくださいな」
キラ「ありがとう」ツー
ミリィ「キラ……」
キラ「あ、あれ? なんで涙が……、あれ、止まんないっ」
ラクス「……いいのですよ、泣いても」
ミリィ「……そうだよ、キラは、我慢なんかしなくていいの」
キラ「ラクス、ミリアリア……」
ミリィ「何かあったんだよね、コロニーの中で」
ラクス「キラには、哀しい夢が多すぎます」
ミリィ「だから、辛い時は辛いって言っていいんだよ。どうしたらいいのか分からないくらい苦しいなら、これからどするかを一緒に考えさせて」
ラクス「たとえ何があったのだとしても、今ここに貴方はいて、そして私たちは共にいるということが、全てですわ」
キラ「うう……うああぁぁぁぁっ」
ミリィ「(どれだけ強い力を持っていても、キラは戦い続けるには繊細過ぎるよ)」
ラクス「(それでも、貴方はその傷つきやすい心にひびを入れながらも戦い続けるのでしょうね)」
ミリィ、ラクス「(だから、私はそんな貴方の心を癒したい、傍にいたいと願ってしまう、いつまでもずっと……)」
- 90二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 13:53:18
- 91二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 23:39:31
保守
- 92二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 06:37:01
(種・メンデル戦から地球軍ボアズ侵攻までの空白期間、エターナル艦橋)
ミリィ「で、ここのセンサーデータはこっちに出力されるわけですか、やっぱりAAとはだいぶ勝手が違いますね」
ラクス「ミリアリアさん? 別に無理にエターナルのCIC管制ルールをお勉強されることはないのですよ? こちらには正規の軍事訓練を受けた担当官がおりますから」
ミリィ「いえいえ、やっぱりキラの戦闘補佐は、ストライクで戦っていた頃から見知っている私の方が息を合わせられますから。フリーダムの管制には私がいませんと」
ラクス「まあ、それではAAのフラガ少佐のストライクとディアッカさんのバスターの管制はよろしいんですの?」
ミリィ「ストライクはともかくバスターは今となってはザフト側の方が運用に詳しいですし、むしろエターナルのクルーをAAに派遣していただいた方がいいかもしれませんね」
ラクス「あら、そうですの?」ウフフ
ミリィ「ええ、そうですよ」アハハ
ダコスタ「(ヤマト少尉、あっちの空気何とかしてくださいよ!)」ヒソヒソ
キラ「(なんとかと言われてもっ!)」ヒソヒソ - 93二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 16:29:03
保守
- 94二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 00:09:59
胃薬欲しくなりますね
- 95二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 11:10:04
( >>89 から数日後、エターナルのキラの居室前)
ミリィ「どうしてラクスさんがいるのかな?」
ラクス「ミリアリアさんこそ、こんな遅い時間にキラへどのようなご用事ですの?」
ミリィ「ほら、キラこの前の戦いの後に倒れたりしたし? やっぱりメンタルケアは必要でしょう?」
ラクス「あら、それでしたら私にお任せくださいな。ミリアリアさんはアークエンジェルのクルーですし、往復は大変でしょう?」
ミリィ「いやいや、ラクスさんはエターナルのリーダーみたいなものだし、色々大変でしょう? 元々ゼミの友達でアークエンジェルでも一緒に戦ってきた私がこういう時にキラに寄り添ってあげないでどうするのって話だし、ご心配なく」
ラクス「リーダーというのでしたら、尚のこと優秀なパイロットであるキラの精神衛生には気を配りませんと。キラの看病でしたら、キラがプラントへ来られた時に一緒に暮らしながら経験しておりますので、問題ございませんわ」
ミリィ、ラクス「……」
ミリィ「(この人が傷ついたキラを立ち直らせてくれたみたいだし、それは感謝してるけど)」
ラクス「(辛い戦いの中で、彼女がキラを支え続けてくれたことはありがたく思っておりますが)」
ミリィ「(それはそれ!)」
ラクス「(これはこれ、ですわ!)」
まだまだ仲間意識より焼きもちが勝っている頃の2人であった――
- 96二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 22:30:38
- 97二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 10:01:09
- 98二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 21:40:41
>>97 の続き
カガリ「キラ、ちょっといいか」
キラ「うん? どうしたのカガリ、ストライクルージュだったら仕上がりはまだまだだよ」
カガリ「そっちじゃないい。いや、それも気になるが、ラクスとミリアリアのことだ」
キラ「!」
カガリ「まあ、私が口出しするのも野暮なんだがな、お前どうするつもりだ?」
キラ「どうって……」
カガリ「実際、今のお前のやってること二股だろ。このままでいいのかってことだよ」
キラ「……わからない」
カガリ「まったく、幼馴染だけあってそういう答え方はアスランそっくりだな」
キラ「アスランは二股なんてしないと思うよ」
カガリ「だろうな。というか、したら絞めてやる!」
キラ「でも、本当は……選びたくないって思ってるのかもしれない」
カガリ「なんだ、それ。2人とこのままでいたいってことか?」
キラ「我ながら最低だけど、うん……」
カガリ「まったく……まあ、外野がこれ以上言うのもあれだからこの辺にしとくけど、あと一つだけ。いい加減なことして2人を傷つけたりはするなよ。泣かせたとしても、ちゃんとはっきり答えを出してからにしろ、いいな!」
キラ「うん。それは約束する」
カガリ「ふう、やっぱりお前が弟だな。世話が焼けすぎだ」
- 99二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 03:33:18
(種・決戦前のエターナル艦橋)
ミリィ「ラクスさん、バルトフェルド艦長、お願いがあります」
ラクス「ミリアリアさん?」
バルトフェルド「ふむ、言ってみたまえ」
ミリィ「次の作戦、エターナルのMS管制を私にやらせてください」
バルトフェルド「何故かね?」
ミリィ「フリーダムのパイロット、キラ・ヤマトの戦いは彼がMSに初めて乗った時から全て見てきました。彼の戦い方は熟知しています。次は激戦が予想される以上、フリーダムとその専用艦であるエターナルの連携は不可欠です。私ならそれができます」
バルトフェルド「そういう建前はどうでもいい、とは艦長として言えんが、本音はどうなんだい?」
ミリィ「……ジェネシスが地球に撃たれれば、本当に全てが終わりです。キラがそれを止めるための最後の戦いに挑むのなら、私の言葉で彼を送り出したいんです」
バルトフェルド「正直で結構。君がエターナルの管制について勉強していた( >>92 参照)のは知っているが、この艦での実戦経験はない。そんな君をこの決戦で使えと?」
ミリィ「無理を言っているのは分かっています。それでもお願いします!」
バルトフェルド「ふむ、歌姫様はどう思いますかな?」
ラクス「ミリアリアさん」
ミリィ「はい」
ラクス「次の戦いは失敗の許されないもの。それでも貴女はこの艦で戦おうというのですか?」
ミリィ「はい!」
ラクス「わかりました。貴女を信じ、認めましょう」
ミリィ「えっ?」
ラクス「あら、どうなされました?」
ミリィ「い、いえ、あんまりにあっさり認めてもらえたから」
ラクス「うふふ、ミリアリアさんが真剣に勉強されていたお姿は見ておりましたし、実際にキラと最も連携が取れる管制官が貴女であることは確かですもの。それに貴女は、同じ方を想う同士ですから。信じないわけにはまいりませんわ」
ミリィ「ラクスさん、ありがとう」
ラクス「でしうが、彼への想いについてはこちらも譲りませんわよ?」
ミリィ「もちろん。それはこっちもだよ」
ダコスタ「いいんでしょうか、この大事な時に私情を持ち込んで」
バルトフェルド「何を今更。そもそも僕たちは私情を優先したからここにいるようなもんだろ? 野暮を言っていると馬に蹴られるぞ」
- 100二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 14:33:52
(結婚してからしばらく後)
ミリィ「なんか、最近来ないの」
ラクス「え?」
ミリィ「先月はなくて、今月もまだ……私、毎月ちゃんと来る方なんだけど」
ラクス「それは……まあ!」
ミリィ「今日、ちゃんと検査行こうと思うんだ」
ラクス「付き添いますわ! もしもそうでしたら、お身体に万一のことがあっては大変ですから」
ミリィ「うん、ありがと」
ラクス「うふふ、でも少しジェラシーですわね。またしても先を越されてしまいましたわ」
ミリィ「まだそうと決まってないってば」
ラクス「そう仰りながら、お顔は嬉しそうですわよ?」
ミリィ「それは、まあね。キラも、喜んでくれるかな?」
ラクス「ええ、きっと! その前に、大変びっくりなされると思いますが」
ミリィ「あはは、言えてる。本当に、できてたらいいな」
そして検査の結果妊娠が確定し、ラクスも2ヵ月半ほど遅れて子供を授かった - 101二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 23:47:11
ラクスは自分もキラもコーディネイターだからミリィみたいに子供できるか不安になるんだ
でもあっさり妊娠できて嬉しくて3人で泣いちゃうやつ - 102二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 05:06:34
( >>100 の後)
カタカタカタカタカタ×105
キラ「よし、報告書はこれでOKだね! それじゃあ皆、今日の仕事はここまでだ」
シン「あ、はい」
ルナマリア「お疲れ様でした」
キラ「それじゃあ、お先に失礼するね!」ダッシュ
シン「隊長、すっかり残業しなくなったよな。意地でも定時までに仕事終わらせるって感じで、タイピングの手がデスティニー並みに分身して見えたよ」
ルナマリア「愛する奥さんたちが2人とも妊娠してるし、心配なんでしょ。ホントなら一緒に育休取りたいくらいじゃない? 隊長が休むと抜けた穴が大きすぎるから休めないけど」
シン「……俺ももっと頑張って強くならないとな、隊長が奥さんたちのために休めるように」
ルナマリア「はいはい、頑張ってね(ほんと、単純なんだから。そこが可愛いんだけど、ね)」
- 103二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 16:15:13
(結婚前・プラント墓地)
ラクス「お父様、お母様、お久しぶりです」
キラ「シーゲルさん、お久しぶりです。ラクスのお母さんは初めまして」
ラクス「今日は、お2人にご報告と、紹介したい方がおりますの」
ミリィ「ラクスさんのお父様とお母様、初めまして。ミリアリア・ハウといいます」
ラクス「ミリアリアさんは私のお友達で、一生の恋のライバル、そして、これから家族になられる方なのです。何故なら、私たち2人とももうすぐキラのお嫁さんになりますから」
キラ「シーゲルさん、いえ、お義父さん、お義母さん、お聞きいただいた通りです。僕は、ラクスとこちらのミリアリアの2人と結婚します」
ラクス「多分、お2人とも困惑されているのでしょうね」
キラ「それか、ふざけるな、とお怒りだと思います。1人の女性を最愛といえず、2人の女性を同時に愛していることをきっと不誠実と思われているでしょう。それは否定しません。だけど彼女を、ラクスを大切に思う気持ちは、彼女を幸せにしていくという意思は絶対に本物です。だから、これだけはお約束します。僕は生涯をかけて彼女と、いつか生まれる彼女との子どもを守っていくと」
ラクス「お父様、お母様、普通ではない婚姻ではございますが、私はキラのことを信じております。ですから、どうか見守っていてくださいませ」
その夜、キラは馬型MSに乗ったストライクやフリーダムに似た顔の黒いMSに追いかけまわされる夢を見るが、その黒いMSのパイロットがシーゲルだったかは定かでない - 104二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 03:17:09
(種自由の少し前頃)
ミリィ「あーあ、私もミレニアム勤務の方がよかったなー。キラがあっち行っちゃったから、支援管制も全部あっちのクルー担当だし」
ラクス「仕方ありませんわ。やはりミリアリアさんは操作を熟知されているAAの方へ配属されるべきですもの」
ミリィ「それは分かってるけど、ちょっと気になることもあるのよね」
ラクス「気になることですか?」
ミリィ「なんかアグネスって子がキラに言い寄ってるみたいなのよ」
ラクス「……キラは魅力的な男性ですから女性が興味を持つのはわかります。わかりますが、愉快なお話しではありませんわね」
ミリィ「ミレニアムには親しい相手がいないから、ブロックしにくいし」
ラクス「メイリンさん経由で、お姉さんのルナマリアさんに釘を刺していただくようにお願いしておきましょう」
ミリィ「ラクスさん以外の恋敵は嫌だからね、私」
ラクス「ええ、私もです」
ミリィ「キラに変な虫がつかないよう、しっかり見ておこうね」アクシュ
ラクス「ええ、頑張りましょう」アクシュ