- 1二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 07:48:12
メンデルから逃げ出すときに、カリダさんとハルマさんは二人を普通の姉弟として育てたがあまりにも遺伝子の相性が良くてキラが11歳のときレッツ背徳(隠語)してしまったキララク。キラとラクスの関係を知ったカリダさんとハルマさんは二人が義理の姉弟であることを教えてそれ以降は心置きなくロマンティクス。メンデル関連もそのころお話しがありました。
そして4年後、ヘリオポリス崩壊からこっち、ラクスがストライクに同乗し感覚共有して無法の限りを尽くしましたがアスラン自爆殺法の前に敗退。クライン夫妻はブルーコスモス襲撃の際にラクスが死んだと思い、ラクスに至るまでの過程で生まれたミーア・クラインを娘として育成しています。
愛人1号は力のフレイ。愛人2号に誰かがいるのか。
それはそれとしていざ舞い降りるバカップル剣。
そんな本編34話までがこちらのスレ
【閲覧注意・CPキララク他注意】ここだけキラとラクスが姉弟として育てられた世界part2|あにまん掲示板メンデルから逃げ出すときに、カリダさんとハルマさんは二人を普通の姉弟として育てたがあまりにも遺伝子の相性が良くてキラが11歳のときレッツ背徳(隠語)してしまったキララク。キラとラクスの関係を知ったカリ…bbs.animanch.com本編をなぞりながらちょいちょい過去の話を振り返る感じでハッピーエンドを目指します。キララク+キラフレ、そのほかちょいちょいCP要素やオリキャラめいたキャラがいたり設定の齟齬があるので寛大なお心で見ていただければ
落ちたらその時はその時で
- 2二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 07:55:07
たておつ
- 3二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 07:55:54
そういうわけで、私は今ここにいるわけだ。
もしあそこで、命令に従っていたら、どうなっていたのか。なるようになったかもしれないが、死んでいたかもしれない。
いずれにせよ、コンパスが今以上に風紀が緩くなっていたのは想像に難くない。
そもそも、准将は一度軍事教育をしっかり受けてもらわなければいけない。
才能だけで部隊指揮をある程度こなしてしまう人材、というのも善し悪しだ。いい加減身内人事からこの組織も卒業しなければい。
……失礼。私が言いたいのは、お二人の幸せを祝福する、ということだ。
ただ、名実ともにそういう関係になったからと言って、風紀の乱れがゆるされるわけでは……なに?
戦闘直後で艦長とフラガ大佐がそういう行為に及んだ件?ええい、どこからそんな情報が洩れる!!どうなっているんだ、この組織の規律は! - 4二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 07:59:28
ナタルさんやったーーーーー!!
ノイマンよかったなあ!! - 5二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:07:38
- 6二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:10:06
- 7二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:13:44
立て乙です
初ロマンティクスの経緯とかミーアの出自等どんどん謎が開示されていって面白さが増して楽しく読んでます - 8二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:24:03
「艦長!!」
「少佐!?フレイさん!?バジルール中尉まで!?あ、あなたたち、一体何を!?転属は、どうなったのよ!?」
「そんなことを言っている場合ですか!CICの指揮をとります!」
「艦長!とにかくすぐに撤退だ!」
「こいつはとんだ作戦だぜ……!守備軍は、一体どういう命令受けてんだ!」
「いいか!よく聞けよ!本部の地下に、サイクロプスが仕掛けられている!」
「そ、そんな、ことが……!?」
「フラガ少佐の言っていることは真実です。半径10kmは、射程範囲でしょう」
「そんな……」
「厄介者で構成した守備軍が全滅した後、ゲートは突破され、本部は施設の破棄を兼ねて、サイクロプスを作動させる!そこでザフトの戦力の大半を奪う気なんだよ」
「私と少佐はこの目で見てきました。司令本部は、最早人がおらず、指揮系統も崩壊しておりました」
「残って戦ってるのは、ユーラシアの部隊と、アークエンジェルのように、あっちの都合で切り捨てられた奴等ばかりだ!」
「俺達はここでしねと!?そう言うことですか!?少佐!中尉!!」
「撤退したことを悟られないように、奮戦して、と。そういうことだろうな」
「こ、こうなのが作戦なの…?戦争だから…私達軍人だから…そう言われたら…そうやって死ななきゃいけないの…?」
「ザフト軍を誘い込むのが、この戦闘の目的だと言うのなら、本艦は既に、その任を果たしたものと判断致します!尚これは、アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスの独断であり、乗員には、一切この判断に責任はありません!」
「そう気張るなって。俺やバジルール中尉もいるんだぜ?」
「本艦はこれより、現戦闘海域を放棄、離脱します!僚艦に打電!機関全速、取り舵、湾部の左翼を突破します!」
「諦めるなよ。俺も出る!」
「……少佐」
「俺は不可能を可能にする男だぜ?」 - 9二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:30:20
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:31:18
- 11二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:35:59
- 12二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:45:07
「ラクス、敵の位置を確認」
「ええ、私の目を、あなたに……」
「大丈夫。僕なら、やれるから……!!」
「……マルチロックした上で、敵機のコックピットを外す……!?
キラ、あなたは……」
「マリューさん!!早く退艦を!」
「ヤマト少尉!本部の地下に、サイクロプスがある!」
「だからここでは退艦出来ないわ!もっと基地から離れなくては……!」
「分かりました!ラクス!」
「敵の位置から、最適な脱出経路を提示します。ただ、最早長くないかと。
お急ぎくださいな、艦長……キラ、緊急救難チャンネルを」
「ありがとう、ラクス。
ザフト、連合、両軍に伝えます!アラスカ基地は、間もなくサイクロプスを作動させ、自爆します!
両軍とも、直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい!
繰り返します!アラスカ基地は間もなくサイクロプスを作動させ自爆します!両軍とも直ちに戦闘を停止し、撤退して下さい」 - 13二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:51:33
- 14二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:54:35
ラクスの読心のコントロールが間に合って良かった
キラの殺しを避ける事にも「出来る事ならラクスに死を見せないため」って強い理由ができたね…… - 15二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 08:59:07
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 09:00:23
- 17二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 09:05:47
- 18二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 09:07:26
次回はそのうち
映像の力が強い時は描写の仕方考えた方がいいかなってちょっと思いました
でもさすがにここまで緊迫してると頭ピンクは難しいと思います - 19二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 15:47:19
保守
- 20二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 22:48:09
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 01:39:10
保守
- 22二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 05:48:50
- 23二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 05:59:47
「ほら、ラクス。もう少し離れようよ」
「嫌ですわ、さっきこの女に散々触れられてましたのに」
「あのね。あんたのベタツキっぷりにくらべれば大概マシよ」
「……一応、みんな僕らのこと死んでると思ってるんだけど……」
「……そっか。生きてたか」
「ま、そうだよね……」
「ほら、サイとカズィが遠い目で僕らを見てるよ……?」
「二人とも……相変わらずよね」
「……ミリアリア」
「トールは……ごめん」
「……いいのよ。二人が生きていただけで」
「はい……」
「マリューさん、ムウさん、ナタルさん。色々とお話ししなければならないことがあります」
「そうね……この機体は?」
「ザフトの知り合いから託されたものです。正式に、というわけではないですが」
「ヤマト少尉、ヤマト曹長……よく無事で」
「ナタルさんも……あと、僕とラクスはもう脱走したものと思っていただければ。
この機体も、データを今とられるわけにはいきません」
「わかった。やま……いや、キラ・ヤマト、ラクス・ヤマト。
クルーの命を救ってくれたこと、感謝する。この機体には皆、触れないように!いいか!」
「……ナタル様も変わられましたか?」
「ラクス・ヤマト。お前は全く変わってないようだな」
「いいえ。変わりましたわ?」
「へぇ?何が変わったってんのよ、あなた」
「ここ一週間ほどで今までないほどにキラの情熱を受け取りましたわ」
「いつも通りじゃないのよ!!!」
(BGM: Believe) - 24二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 06:16:40
「キラ、ラクス」
「……サイ?」
「どうしたのですか、サイ……」
「いや……お前ら、やっぱり、なんか違うなって」
「……サイ。わたくしたちはコーディネイターですが、ただの人間ですわ」
「そういう意味じゃなくってさ。俺さ、二人が死んだと思った時、凄く悲しかった。
だから、生きててくれて、嬉しいんだ」
「……ありがとう」
「フレイも……いや、俺も、かな。お前らが死ぬとは思えなかった。
自分がなにもできない、とかいう惨めさなんかとは違う。
でも、俺にはできないことを、平然とやってのけるキラと、そんなキラに迷わずついていけるラクスが、俺は、羨ましい……」
「サイも、僕なんかとは違うだろ。君に出来ないこと、僕は出来るかも知れない。でも、僕に出来ないこと、君は出来るじゃないか」
「そうなんだけどな……でも、お前らは、眩しいんだよ。
なんだろうな、これ。カレッジでも、お前らが二人、姉弟なのに恋人だって聞いて、結構なやつは引いてた。
でも、お前らを受け入れてたやつらもいた。
お前らは二人とも、まっすぐで、優しくて……そのくせ、キラは甘くて、ラクスは面倒くさくて」
「キラ、わたくしはめんどうくさい女でしょうか?」
「めんどうくさいラクスも僕は好きだよ?」
「そんな二人見てるとさ、毒気を抜かれる、っていうか。こいつらを応援してやらなきゃなって、気になるんだ。みんんな、そう言ってた」
「……ミーア様のような方がカレッジにもいらっしゃったのですね」
「ミーアはまた、違うと思うな。なんとなく、だけど」
「えっ」
「えっ?」 - 25二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 06:36:46
”テヤンデェ!トーヘンボク!キララクサイコーヤ!”
「いえーい、こんにちわアスラン!元気ですか!ぜんっぜん元気じゃないですよね!!
はーいキララクファン第一号にして、キラ激推し勢のあなたのライバル!ミーア・クラインです!!
ピンクちゃんを連れてきてくれてありがとうございまーす!!」
”ミーア!!”
「……」
「なんだ、本当に元気ないですね。どうしたんです、アスラン?」
「ミーア、お前は、スパイを手引きしたのか!何故そんなことを……!?」
「スパイじゃないですねー。ただ私が世界で一番推してるコーディネイターにフリーダムあげちゃっただけですよ」
「なんだと……!?」
「……はぁ。キラの前以外で、このようにしゃべりたくはないのですが。
あなたもキラの親友。彼と……あるいは、私と対等な立場のあなたにはいいかもしれません。ええ。キラにフリーダムをお渡ししましたわ」
「……!?お前は、ラクス……いや、ミーア……!?それより、キラ、だと?」
「ああ、やっぱりキラだけですのね。私を私として見てくれているのは……いえ。失礼いたしましたわ。
そう、この世界で最もあの機体に乗るのに相応しいのは、彼。ザフトの自由を勝ち取る剣ではなく、真の意味で自由に世界に対して力を発揮するための剣。そう思い、キラにフリーダムを託しました」
「キラ……?何を言ってるんです!キラは……」
「キラは死にませんわ。少なくとも、ラクス様を遺して、一人逝くなどということは絶対しない方です」
「だが!俺が!!」
「キラとラクス様は生きています。なんなら証拠の動画だってお見せできますわ?」
「嘘だ!一体どういう企みなんだ!!ミーア!!そんな、ラクスの真似みたいな話し方をして……!!」
「いいえ。これが私。ミーア・クラインですわ。
ラクス様の真似ではありません。歌に命を捧げると決め、一人の少女に慕われる一人の尊い少年を助けようとそう決めたとき。ただ、こうなった……と。それだけの話です」
「わからない……いったい、何を」
「私のことなど、どうでもいいかと。久しぶりに戻ったプラントで。あなたは何を見ましたか、アスラン・ザラ」 - 26二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 06:47:18
「さすが元婚約者……がっ!?」
「おっと、残念。引き込まれたのは君たちだよ、間抜けな追跡者くん?」
「アンディ。調子にのりすぎよ?」
「せっかくダコスタ君にエターナルの準備を任せたんだ。しかもあの少年に思いを寄せる少女の護衛。少年に借りを返すのにはまたとない機会じゃないかね?」
「き、貴様、砂漠の……!!」
「おっと、ここまでだ。さすがの私も、本職に手加減はできないよ」
「がっ、あっ……!!」
「さて、ミーア嬢。お迎えにあがりました」
「ありがとうございまーす!!じゃ、いきましょうか、バルトフェルトさん?」
「それじゃあね、アスランくん。ああ、君とは初対面だったかな?」
「ばいばい?」
「じゃ、これで。アスラン、敵なら私を討ちます?別にいいですけど。
まーでも、せっかく推しが生きてるんですよ?先に話しましょうよ、キラ様と。
それじゃ、また!あ、元婚約者と言えど同担拒否なんで!!そこはよろしくお願いしますね?」
「ミーア、お前は、いったい……それに、キラが、生きてる……?」
(BGM: RIVER) - 27二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 06:53:34
- 28二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 06:56:16
続きはそのうち
ヒロイン3人は既定路線です。申し訳ない - 29二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 11:03:08
>ひとときの休息に燃え上がるキラとラクス。おまけのフレイ。
実際そうなんだけど、おまけ扱いで草
- 30二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 11:11:19
ミーアが出番繰り越しで出演してるからすっごいことになってるな……クラインの娘要素が追加されてるからかな、合いの子感が凄い
- 31二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:44:54
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 20:48:40
保守
- 33名無しさん24/03/24(日) 23:16:52
性癖をラクスに歪められてるキラの終着点はww
- 34二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 23:28:15
歪められたというか元から才能があったというか……
始まりはキラの側っぽいよね
バキバキに勃起しながら悲しくて切ない顔して押し倒してそう - 35二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 07:11:37
- 36二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 12:54:28
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 12:56:20
「お前ら……やっぱ生きてたか」
「キラのおかげですわ」
「どうにかね。死ぬかとは思ったけども」
「そうだな……まあやっぱ死ぬわけないか。アスランは、どうしてお前らが死んだなんて思ってたんだろうな」
「いえ、普通に死にかけてましたが……?」
「アスラン?……アスラン・ザラのこと?」
「ああ。お前らを探しに行ったら、あいつ見つけてな。滅茶苦茶落ち込んでたぞ、あいつ。お前ら殺したって……泣いてた」
「……仕方がなかったとは言わない。やりようはあったかもしれない。僕はアスランの友達を殺したんだ」
「小さいころからの友達だったんだろ?」
「アスランは昔からすごくしっかりしててさ。ラクスもそうだったんだけど」
「隙あらばアスランはキラの世話を焼こうとしていましたわ。私の仇敵なのです。キラの意志を育て、それについていくのは私の役目のはずなのに」
「……えーっと。どうして、お前らはあいつと戦ってまで、地球軍の味方をしようと思ったんだ?」
「僕が戦えば、みんな助けられると思った。ラクスを助けるために、アスランと戦わなくて済むように、最善の道を選んだつもりだった」
「……キラ」
「話せばわかるとずっと思ってたんだ。今でも、時間さえあれば分かり合えるって思ってる。でも……戦場では、殺したくないと思ってても、人は死ぬんだ。守りたいと思ってても、人が死ぬのと同じように……」
(BGM: Believe) - 38二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 21:48:52
続きが楽しみ
- 39二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 21:54:52
キラとラクス、フレイとこれからは多分ミーアで足りないものを補い合う爛れた関係好き
- 40二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 03:50:24
保守
- 41二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 06:00:16
「それが世界と言うのならば、黙って従うか?どの道を選ぶも君達の自由だ。その軍服を裏切れぬと言うなら手も尽くそう。君等は、若く力もある。見極められよ。真に望む未来をな。まだ時間はあろう……」
「……それでも。僕らは戦いを止めるために戦います」
「すでに、剣を振るわなければいけない状況なのは確かだ」
「宇宙で、僕にフリーダムを渡してくれた人は、コーディネイターでした。そして、ウズミ様は、ナチュラルです。そして、僕は、僕の目に見える人を助けるために戦うことしかできない」
「それがキラですわ」
「僕には、ナチュラルの友達も、コーディネイターの友達もいます。親はナチュラルですが、ラクスはコーディネイターです。ナチュラルだから、コーディネイターだから殺しあうなんて世界、僕には、認められません……」
「……そういえば、彼女は」
「僕の姉で、恋人で、一番大切な人です」
「キラは私の弟で、将来の旦那様で、最愛の人ですわ?」
「そ、そうか……姉弟で、そうか……」
「ウズミ様?いかがなされました?冷や汗が酷いですが……?」
「いや、なんでも、ない……」 - 42名無しさん24/03/26(火) 15:10:06
保守
- 43二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 15:19:26
フリーダム受領からアラスカ到着まで3日間あるけど、キラとラクスは二人で密着しながら飛ばしたんだろうな……
- 44二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 21:14:47
保守
これは姉弟のことを話すか迷っているウズミ様だぁ…… - 45二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 22:41:25
- 46二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 22:45:12
本編ならな…
- 47二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 23:56:56
これアスランからしてみればただの裏切りでしかないよなあ
婚約者として接してた姿が偽りだったわけだし - 48二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 08:10:09
ここのアスラン、カガリとどうキサカさんが苦言を呈するぐらいにはっちゃけちゃうんだろうなあ
- 49二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 15:31:19
もっとひどいかもしれんぞ、今までお嬢様らしからぬ言動してるミーアが「フリーダム?キラに渡した」って死んだ奴の名前を出すしいきなりキラの姉そっくりの上品な物言いになるしで原作以上に混乱するんじゃないかな
……まあでも台詞的に「今までの姿が偽り」ではないんじゃないかな、まさか被ると思わなかった仮面をいきなり被っただけで
- 50二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 15:32:47
どんな方向性の愛の戦士になるんやろなぁ
- 51二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 15:34:42
ウズミ様的に杞憂ではあるんだが、それにしたって状況が悪すぎる
義理の姉弟なんです……ヤマト姓を共有してはいるけど血縁ではないからカガリとはケースが違うんです…… - 52二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 15:56:05
戸籍上姉弟の遺伝子上の繋がりがない姉と生き別れた実の女きょうだいがいる状況、ややこしいからな……
- 53二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:37:45
保守
- 54保守がてら 続きはそのうち24/03/28(木) 07:37:54
「あ゛……はひぇ……♡♡」
「ちょっと待ってなんであいつあんたのを口でしゃぶってるだけでいろんなもの垂れ流してあんななってんのっていうか、あんたがあいつの口に突っ込んでる間私なんで縛られて放置されてんのよ!?」
「うーん……意識をつなげたり心を読んだり逆に読ませないようにしたり、意識的に心を読まない練習してたら反動が来ちゃったみたいで」
「反動」
「こう、ラクスは昔から意識をつなげながら僕に抱かれるのが大好きだったんだけど」
「そういう能力をそういうことに全力で活用するあんたとあの頭ドピンクは一度誰かにどうにかしてもらいなさいよ……」
「オンオフができるようになったもんだから、オフができるぶんオンにしたら脳内麻薬がすごいですわこれ中毒ですわって言ってた」
「自分の能力でそんなことできるとか上級者にもほどがあんでしょ……え?で、その指はなによ」
「いや、マリューさんから避妊しろって言われちゃって」
「避妊具使えばいいじゃない」
「でもやっぱり使わない方が気持ちいいでしょ?」
「まあ……否定はしないわよ……」
「だからその分、前戯でフレイには気持ちよくなってもらおうかなって」
「ちょっ、それ、よけいな気遣いっていうか、私のザマ見てあれでまだ気持ちよくないとか思えるあんたの神経おかしいってかあの頭ピンク基準にしてない!?」
「大丈夫。前より上達してるから、満足してもらえるかなって」
「や、なに、指がなんでそんにゃふうにうごくのよ、ひ、やめなひゃ、ひょ、ひんぃいいいいい♡♡♡♡」 - 55二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 08:19:28
- 56二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 12:27:24
「ストライク……」
「ナチュラル用のOSを載せたんですよね?」
「私が乗るぞ、いいよな?」
「いや、俺が乗る」
「……私にもやらせて」
「フレイ……?いや、それは」
「違うのよ。できるかどうか、やらせてみせて、ってこと」
「うーん……」
「じゃあ模擬戦ですわね」
「ラクス」
「キラと戦っていただいて、現時点で最も優秀な方に乗っていただく……いかがでしょう、マリュー様、ナタル様」
「それでいいの、少佐」
「フラガ少佐ならともかく、アルスター二等兵には無理があると思いますが」
「今はもう少佐じゃないけどなあ、ナタルさん、マリューさん?」
「私も二等兵じゃないわよ」
「……僕だったら手加減できるだろうってこと?」
「そういうことですわね」
「生意気言ってんじゃないわよ!そこで待ってなさい!」
「できれば、フレイには戦場にいてほしくないんだけどなぁ……」
「隣に立ちたいのです。わたくしにはよくわかりますわ」
(BGM:RIVER) - 57二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 12:33:34
- 58二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 12:36:00
マリューさん、毎度ツッコミお疲れさんっす…w
- 59二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 13:58:54
「何その指」ってそう言う……
序盤のマリューさんのアバンインタビューの内容がここに……
キラはマリューさんやカリダさんに「女の事のことを大切にしたいならスキン付けなさい」って怒られたりするんだろうな
- 60二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:03:21
いつから、と言われましても、ずっと、としか答えられません。
……いつも、となりにいました。いつも、側にいました。
あなたが側にいるのが当たり前でした。あなたの側にいるのが当たり前でした。
いつ、家族の愛が異性の愛に変わったのか。いえ……家族の愛と異性の愛が併存するようになったのかも、私は思い出せません。
始まりは、小さな嫉妬ではなかったかと思います。あなたの側に、私以外の女性がいるのが耐えられなくなったのが、始まりではないかと。いつも側にいた、可愛い弟。弱虫で、泣き虫で、怠け者で、甘えん坊で……でも、しっかりと自分の意志で前に歩ける弟。強さと弱さが隣り合っている少年。その少年が、最も近い場所にいるはずの私を見ずに、他の女性を見るのが耐えられなかった。だから、余計、あなたの隣にいるようになりました。
きっと、あなたが私に恋するより先に、私があなたに恋をしたのだと思います。ただ……はい。あなたの情欲を煽るようなことはしたことはなかったと思うのです。あるいは、あなたと姉弟以上の関係になろうとも考えていなかった。姉弟。禁忌。そういった常識は私にも備わっていました。だから、叶わぬ淡い思いを抱いてたのです。あなたと一緒になれればなんて幸いだろう。でもきっと、それは叶わぬだろう、と。
だから。そういったことを超えて、一足飛びに、そういう関係をあなたから迫られた時は、まるで夢の中にいるような気分でした。物語や創作でしか夢見たことのない関係。行為。それを、まさか恋している相手から切り出されるなんて、思いもしませんでした。
そして……まさか。あなたとのそれが、あんな悪魔的なものだなんて、想像もしてなかったのです。だから、そのたった一回で、私はそれに溺れてしまったのです。
私は今もあなたに溺れているのですわ、キラ。 - 61二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:15:36
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- 62二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:17:54
「キラっ!!ラクスっ!!」
「ちょっと落ち着きなよ、カガリ……」
「人の上にたつ方が慌てていると、皆は不安になりますわ。
落ち着いてくださいませ」
「そ……そうか……そうだな。
いや、でも!!オーブが戦場になるんだ!」
「でも正しいと思うよ。僕は」
「キラ……?」
「オーブの執った道。一番大変だとも思うけど。
連合かザフト。どちらかに付けば、ナチュラルとコーディネイターが一緒に暮らすこの国の意志が揺らいじゃう」
「カガリさんも落ち着いてくださいませ」
「出来るかどうか分からないけど、僕も守るから。
カガリのお父さん達が守ろうとしているオーブって国を」
「っ……キラ!!」
「カガリっ……!?」
「あんた、私の時みたいに反応しないのね?」
「ええ。多分、キラはカガリさんに男として見られていませんわ?
姉的には地位を揺るがされている感じがしますけれども」
「あー……なるほど。まぁ普通に異性としては最低な扱いされてそうよね」
(BGM:Believe) - 63二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:25:45
「そっか、カズイは降りたんだ……でもしょうがないよね」
「ああ、向き不向きがあるしな」
「サイとミリアリアは残るんだね」
「ああ、オーブが攻撃されるとなれば、やれることはやりたい」
「やれることをやる……それでわたくしもいいと思いますわ」
「フレイはいいのか?」
「うん……もう、決めたのよ、私。
キラの側にいる」
「……そっか。頑張れよ、フレイ」
「わたくしとしては頑張らないでほしいのですが」
「あんたねぇ……」
「で、どうするんだ、キラは?」
「それはどっちの意味なのかな、サイ……?」
「まあわかってるならいいさ」
「サイがいい人すぎて、本当に僕はどうしたらいいのかわからなくなるんだけど……」
「お前ら姉弟の友達やるなら、それぐらい許容できなきゃどうしようもないからなぁ」 - 64二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:39:14
- 65二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:43:46
- 66二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:57:08
キラから求めたんか!
あのぽややん美少年から求められてラクスが拒めるはずも無いわな - 67二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:12:22
下手するとキラの11歳の初ロマンティクスが初の勃起で精通な可能性があるんだよな……
- 68二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 07:40:42
ラクスは、多分ずっと一緒にいた、って思ってくれてるよね。
うん、そうだと思う。……ああ、でも。恥ずかしいけど、言わなきゃだよね。
それとも、とっくにわかってたのかな。そうかもしれない。
僕は、一時期、君が他の人に取られたって思ってたんだ。実際は全然違ったんだけど。
覚えてるかな、ラクスは。ほら、アスランがうちに来るようになった最初のころ。
知ってるかな?僕は、アスランに嫉妬してたんだ。かっこよくて、女の子にモテて、なんでもできる人。そりゃね、お姉ちゃんとられちゃう、って思うよね。でも、アスランもすごくいいやつでさ。なんだったら僕の面倒をラクス以上に見てくれて。勝てない、って。そう思っちゃった。
……それでも、嫌だったんだ。姉と弟なのにね。11歳なのにマセた子供だよね。僕はラクスを女として見てたんだ。本当、血が繋がってたらどうしてたんだろう、僕。それでも突っ走ってたかな。父さんと母さんが本気で止めてたのかもしれない。
実は、父さんにも、何回か言われてたんだよね。気づいてたのかな。気づいてたんだろうね。僕のラクスに対する距離の取り方が明らかに、姉弟のそれじゃないって。
でも、アスランが来て。僕にとってはそれが決定的になった。お母さんがとられる、お姉ちゃんがとられる、じゃなくて。ラクスがとられるのが嫌だってわかったんだ。
そう。それが僕がラクスをラクスとして初めて見れた……ううん、そう自覚した時の話。アスランには内緒だよ?僕と、君だけの秘密。好きでしょラクス?そういうの。 - 69二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 07:43:26
まーた脳焼いてる…
- 70二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 08:19:22
アスラン、姉からも弟からも妬かれてたんだな……
- 71二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 18:38:24
ほ
- 72二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 18:41:40
- 73二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 23:23:17
保守
- 74二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 03:53:52
「やぁ……アスラン」
「キラ……」
「……お前らーっ!!この、馬鹿野郎!!馬鹿野郎……!!」
「カガリさんにいいところを持っていかれましたわ……」
「あんたねえ……こういう場面でそういうこと言う?普通」
「アスランの背中を押したり、キラの側にいることはできるのですが、あの二人の仲立ちをできるかというとなかなか難しいのです。ただの嫉妬ですわ」
「あのカガリって娘も謎よね。オーブの首長の子だってだけなのに、どうも縁があるし」
「おい、ラクス!お前もこっちに来い!久しぶりなんだろ、こいつと会うの!」
「……そういえば、言わなければいけないことを言うのを忘れてました。
さすがにあの頃は言えませんでしたが、今なら問題ないのでは……」
「あんたなんか余計なこと考えてない?」 - 75二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 03:59:04
「アスラン……ほら。ラクスも、相変わらずでしょ」
「ああ……姉弟とはいえ相変わらずべったりだな、お前ら……」
「アスラン……お久しぶりですわ。そして、以前言わなかったことですが」
「ん?え?ラクス、ねえちょっと……ん!?」
「む、ん、んぅ♡♡♡」
「や、やりやがったわ、あの女……!!公衆の面前で……!」
「……お前らさあ」
「……ん……急になにやってるのさ、ラクス……」
「いえ。アスランに見せつけようかと思いまして……アスラン。改めてご紹介いたしますわ。実はわたくしたち恋人になりましたの。こちらはキラ・ヤマト。私の弟で恋人で愛している方ですわ?」
「…………は?」
「あれ?アスランは僕らがそういう関係だって知らなかったんだっけ?母さんから聞いてると思ってた」
「何言ってるんだ?お前ら姉弟だろ?冗談か?冗談でキスするとか、相変わらず仲がいいな……」
「冗談じゃありませんわ?アスランこそ、相変わらず固定観念にとらわれがちですね」
「そうだぞ。こいつら、戦艦の中でも盛りまくってるバカップルだ」
「さかりまくってる?なんの話だ?こいつらは姉弟だろ?確かにバカップルもかくやと言わんばかりの仲のいい姉弟だが」
「キラは私を愛してくださっております……姉ではなく、一人の女として」
「……キラ!!」
「え、なにアスラン急に胸倉掴んで」
「この馬鹿野郎!!姉弟で何を考えてるんだ!!」
「いや、僕らは義理の……というか、血が繋がっていなくて……うわ説明しないといけないこと多すぎないこの状況……!?」 - 76二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 04:15:17
「……なんでずっとくっついている?」
「気にすんな。見張ってるだけだ」
「そうか……」
「しかし大騒ぎだったななぁ……お前キラのやつ何回殴ったか覚えているか?」
「あいつが姉に手を出すような鬼畜だとは思っていなかったんだ……」
「まあなあ……ラクスさえなけりゃ、わりと人畜無害というか、ぽやぽやしてるもんなあいつ。だけど言った通りだろ?二人ともしれっと生きてたじゃないか」
「ああ。生きててよかったとか以上に、いろんなことが起こりすぎて、感情がついていってないけどな……本当にあいつら姉弟でそんなことしてるのか?」
「姉弟だけじゃなく他の女まで巻き込んでるぞ」
「……は?」
「あの赤い髪の女。あいつもキラとそういう関係だぞ?なんだったらアークエンジェルにいるやつのほとんどが知ってる」
「……なんてことだ。あのキラが、こんなことに、なるなんて……やはり、ラクスにキラを任せたのは失敗だった……」
「あの二人にお前ひっかきまわされまくってるのか、昔から」
「いや、キラはどちらかというと俺についてきていた、というか、俺を頼ってばっかりだったというか。ラクスと俺は、キラの教育方針で喧嘩ばかりしていたというか……」
「ああ……」
「……はぁ。久しぶりに会ったらキラがラクスに手を出して他の女にまで手を出しているとか聞かされるとか思っていなかった」
「これからどうするんだよお前……?」
「どうすればいいんだろうな……いや、なんとなくやりたいことはわかっているんだが、なんかあの二人のせいで何もかもが吹っ飛んだ……」
「まあなあ……」
(BGM:RIVER) - 77二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 04:19:26
- 78二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 14:04:35
マリューさん、担任の先生がすっかり板に付いて…
- 79二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:52:43
保守
- 80二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:05:57
保守
- 81二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:05:01
フレイを実家に連れて行ったのってかなりのファインプレーなんじゃないかな
父親を亡くして親がいない天涯孤独の身になった上で説教してくれるぐらい自分を想ってくれる大人がいるのって心の支えになりそうだし - 82二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 04:45:22
「お姉ちゃん……」
「キラ、どうしたのですか?」
「……お姉ちゃんは、誰のことが好きなの?」
「え……?」
「ずっと、アスランと一緒にいるよね、最近」
「いえ、それはキラの……」
「僕は、ずっと一緒にいたいのに。わかる。アスランはいい人、だけど。でも、僕は……」
「キラ?どうしたのです、キラ!?」
「わからないんだ。この気持ち……どうしたらいいのか。
わかんないんだ……!!」
「や、だめ、わたくしたち、は……!!」
「僕は、こんなにも、一緒に、なりたいのに……!!だめ、なの……」
「キラ……」
「お姉ちゃんの匂いを嗅ぐとぼうっとする。お姉ちゃんの顔を見ると、ほっとする。でも、アスランと一緒にいる時の、ラクスは、見たくない……」
「……姉と弟は、そういったことはしてはいけません」
「わかってる……」
「私もあなたを大切に思っている。それでは駄目なのですか?」
「それでも!!僕は、お姉ちゃんと……ラクスと一緒にいたい!!ぜんぶを、僕のものに、したい……!!」
「……キラ。今、なんと。お姉ちゃん、ではなく」
「僕は、ラクスを僕のものにしたい……いけないのは、わかってるけど!」
「……いいでしょう。わたくしも、覚悟を決めました。
冥府に、畜生道に堕ちようとも、あなたと共に歩みましょう……来てくださいませ、キラ。あなたの心のままに……」
「んぷ!?」
「……わたくしの全てを、あなたのモノにしてくださいませ……」
「という顛末ではなかったでしょうか」
「本当によく覚えてるよね……」
「一生に一度の思い出ですので」
(BGM:去り際のロマンティクス) - 83二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 04:48:42
「おや……君は」
「ウズミ様。どうしてこんなところに」
「君こそ。てっきり基地に詰めているものとばかり思ったが」
「いいえ、この国のこと、ちゃんと見ておきたいなって」
「……ほう。君は、この戦い……どう見る」
「それは、戦況の話、ですか?」
「うむ」
「僕は、ギリギリまで戦うつもりですが……」
「そうか……やはりそうか。もう持たぬか、君から見ても」
「僕ではなくて、ラクスの見立てですけれど」
「き、君の姉か……」
「ええ。義理の、ですけど。戸籍上は実の姉、ということになってますが……」
「血はつながってないのかね?」
「母さんと父さんの話では」
「……ふむ。しかし、雰囲気が違うな。一人でいる時の君はどこか自信がないように見える」
「あはは……ラクスがいないときは、ずっとこうなんです」
「いや、そんなものでいい。君は為政者ではないのだから。常に周囲を見て、他人のことを考え続けずともいいのだ。私でも、一人で悩むこともある」
「ウズミ様でも?」
「ああ。たとえば、娘へ幼いころから黙っていた秘密を伝えるべきかどうか」
「後ろめたいことなんですか?」
「……うむ。今となってはな?少々……いや、かなりまずいことになっているようだ。実は、あの娘には生き別れの兄がいるのだ……」
「子供のころ、誘拐された、とかでしょうか?」
「いや……だが、似たようなものか」 - 84二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 04:52:13
「でも奇遇ですね。僕にも生き別れの姉がいるんですよ。父さんと母さんから聞きました」
「ラクス嬢のことかね?」
「いえ、もう一人姉がいるらしいんです。11歳の時に聞きました。僕が……ラクスにひどいことをやってしまって。その時、父さんと母さんが。もうお前は一人前だから。一人前にならなきゃいけないから……って。僕がどうやって、どうしてこの世界に生を受けたのか。教えてもらいました」
「出生、か。それを知った時、君はどう思った?」
「……生まれてきちゃ、いけなかったのかなって。落ち込みましたね、あはは……」
「だが、君は生きている」
「ラクスが。私はあなたに会えて、幸せだった、って言ってくれたんです。
僕にずっと、隣にいてほしい、って。父さんや母さんも、ラクスがいたから、そういう話を僕に、してくれたんだなって……」
「……」
「ただ、滅茶苦茶やって。性欲のままに姉押し倒した弟に、そんなこと言ってくれて。色々吹っ飛んじゃいました」
「性欲のままに押し倒したのか……11歳で」
「それに関してはもう否定ができないですね……」
「まさか娘には手を出していまいな」
「さすがに誰も彼も見境なしにそんなことしませんよ……4年前の話だし。
それに、カガリさんは僕のこと、男として見てないと思いますけど」
「冗談だ。そうか……いや、私の方も決心がついたよ。
では、な。君の守るべきものについても聞けてよかった」
「……守るべきもの?」
「ラクス嬢のことだ。君の姉のことも、実は少し聞きたかったのだ。機会がなかったから、聞けずじまいだったのだが……私は運がよいようだ」 - 85二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 05:10:26
「キラ」
「……アスラン」
「この状況では、オーブに勝ち目はない。わかってるだろう?」
「……僕もラクスもわかってる。でも、勝ち目がなくても戦いをやめて言いなりにはなれない」
「最後はキラと一緒に逃げ出すつもりではありますが、まだその時ではありませんわ」
「ラクスも、フレイもいるし、この国には父さんと母さんもいるし。戦いたくなんてないけど、そうしなきゃ守れないものがあるから。アスランに殴られて痛かったけど、それでも、僕はラクスを愛してるし、愛してる人を守りたいんだ」
「っ……キラ……」
「いや、あれはしょうがないだろう……」
「キラが言いたいのはそういうことではなく……アスランにもあるのでしょう?戦う理由が。お父様の命令。お母様への復讐……」
「それは……」
「でも、それだけではないはずです。あなたの信じて戦うものはなんですか?キラの友人の、アスラン・ザラ。キラと話して、あなたは何を感じましたか。何をしたいと思いましたか」
「……ミーア……いや、こっちはラクス、か。お前たち、本当によく似てるな」
「……いかなきゃね。アスラン。ありがとう。久しぶりに話せて、嬉しかった」
「それでは。また、生きてたらお会いしましょう?」
「キラ、ラクス……!!」
「変わったやつらだよなぁ……本当。あれ、コーディネイターじゃなくってもう別のそういう生き物なんじゃね?」
「ディアッカ……」
「お前、アレの奪還命令受けてんだろ?まずいんだろうなぁ。俺たちザフトが介入しちゃよ」
「だが……俺はキラを、あの二人を。死なせたくない!!」
「はっ……初めて、意見があうじゃんか?なら、やるべきことは一つだよなぁ……」 - 86二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 05:22:53
「……結局、負け、か。だが、キラの友人の、アスラン・ザラ、か。
あいつには、本当に俺がしたいことが最初からわかってたのかもな」
「ラクスの言ったこと?まあ……多分ね。この戦い始まってから、余計すごくなってるけど、ラクスは相変わらずだよ?」
「ミーアにも似たようなことを言われたな……」
「ああうん……ミーア。ミーア、ね」
「どうしたんだ?というか、お前あいつのこと知ってるのか」
「うん。いや、ウズミ様じゃないけど、ラクスに話さなきゃいけないことがあるんだ。
それ、どうしようかな……一対一だと僕でもトンデモ話にしか聞こえないし。一度ミーアに相談しなきゃいけないかなあ」
「……ラクスが側にいないときは相変わらずだな。お前は何と、どう戦うつもりなんだ、キラ」
「わからない、かな。あるいは、もう答えはとっくに出てるのかもしれないけど。でも、一緒に行こうよ、アスラン。僕と、ラクスと。あるいは、カガリと一緒に探せば、さ」
「カガリ?なんであいつが急に出てくる?」
「あれ?違ったの?アスラン、わかりやすいから……いたっ!?手を出さないでよ!?」
「やっぱりラクスに毒されてると思うぞ、お前」 - 87二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 05:30:29
- 88二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 05:40:30
- 89二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 08:07:57
「……朝食、できたんだね」
「ええ……あとは二人が降りてくるのを待つだけ……」
「……」
「……」
「扉、開きましたね」
「ああ……」
「ほら、キラ、しっかりしてくださいな?」
「ラ、ラクス、ひっつきすぎじゃ……」
「いいえ、これぐらい普通ですわ?」
「浮かれてるな……」
「浮かれてるわ……」
「あ、お母様、お父様、おはようございます」
「……お、おはよ……」
「……顔と体を洗ってからご飯にしましょうか」
「そうだね。二人とも、お風呂に入ってきなさい」
「はい♪行きましょう、キラ」
「えっいや……」
「姉弟なのですから普通ですわ?」
「そう?そうかな……?」
「……11歳と12歳で一緒にお風呂は普通じゃないよね?というか、普段はお風呂入れなんて言わないのに何も気にしてないね?」
「ラクス、もう頭が駄目になってるわね……」
「ということがあったの、覚えてる?」
「ええ、覚えてます」
「あの時のあなたの心情を述べなさい、ラクス」
「もうどうせバレてると思ってましたし開き直ってましたわ」
「……本当にこの子は図太いというか覚悟を決めたら一直線というか……誰に似たのかしら」
「お母様だと思いますわ……?」
「いや、それは私というよりあなたの方の血筋なんじゃないかしらね……」 - 90二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 08:27:55
お母さんがインタビュアーになるのか
- 91二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 18:43:56
保守
- 92二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 18:45:16
「俺にはまだ現在の世界の情勢はわかっていません。ただ、俺が願っている世界は、あなた方と同じだと、今はそう思っています」
「へぇ……しっかりしてるねぇ、君は。いっつもラクスちゃんと一緒にいて隙あらばハグやキスをしているキラとは大違いだ」
「ムウさん。まるでキラが色情狂のような言い方はよしてくださいませ」
「……それを否定できる根拠は今のキラ……少年にはないと思うのだが……」
「昔から、アスランもラクスもしっかりしてますから。僕と違って」
「君がしっかりしてないのはそこじゃないのだ……」
「そうだぞキラ。お前には軍艦にいるという自覚が足りない」
「そうよキラくん?TPOというものをわきまえなさい」
「……はい……」
「もしかしてこれ、わたくしのせい……ですの?」
「僕のせいでもあるから。ほら、ラクスもすっと近づいてこないでね?」
「……ラクスか。それで思い出したが、少なくとも、俺たちの考えに賛同してくれそうな人に心当たりはある」
「クライン派……ミーア・クラインですわね」
「ラクスも知り合いなのか、彼女と」
「ええ、わたくしの大事な油揚げをかっさらったトンビ……もとい恩人ですわ」
(BGM: Realize) - 93二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 18:55:11
「はい、3、2、1!」
「私達は何処へ行きたかったのでしょうか?何が欲しかったのでしょうか?戦場で今日も愛する人達が死んでいきます。私達は一体いつまで、こんな悲しみの中で過ごさなくてはならないのでしょうか……」
「オッケー!やっぱりこっちの方がいいねえ、そうは思わないかい、アイシャ」
「そうね。いつものミーアもいいけど、今は、あまり」
「どちらも私ですけどねー。どっちかというと、こっちの私は大事な人のためにとっておきたいところではあるんですけど。しょうがないしょうがない」
「大人だねぇ」
「今は思いを同じくする人がいますので!!しかも推し!!皆さまも頑張ってるんで、私もがんばらなきゃいけませんよね!」
”キバルデー!!”
「が、ここもそろそろ持たんだろうな。ビクトリアとオーブが地球軍の手に落ちたとか」
「あちゃー……キラ様とラクス様、宇宙に上がれたんでしょうか」
「わからんね。ただ、あの連中がそう簡単に死ぬとも思えんが……ダコスタくんから連絡だ。そろそろエターナルの準備に入る。ラクスを頼むぞ、アイシャ」
「アンディも、しっかりね」 - 94二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:04:08
「……どうしたの、カガリ……写真、これ……ラクス」
「ええ、見覚えがありますわ。昔、お父様とお母様に見せてもらった、これは……まさか」
「カガリと、キラ……」
「……クサナギが発進する時、お父様から、渡されたんだ。お前は一人じゃない。兄妹もいるって……」
「まさか……」
「ラクス、これ、そういうこと?」
「ええ……間違いないでしょう」
「お前ら、何か知ってるのか!」
「俺、席はずした方が、いいか?」
「いいから!いろって!!いや、いてくれ……」
「ラクス、キラ。お前たち、何か知ってるのか?」
「……ラクス」
「ええ。お話ししましょう。私たちの生まれた場所……とは言っても、ほとんど私は自分自身のことについてはわかっていないのですが」
「実は、僕さ。ラクスとは11歳の時にそういうことをしたんだけど、ね」
「お前!!今そういうこと言ってる場合じゃないだろ!!」
「違うってカガリ!!そこから話始めないといけないんだって!」
「キラ、お前!!」
「アスランも落ち着いてって!!」
「はいはい、二人とも落ち着きなさいよ。どーせこいつらがガキの頃からそんなことしてた、なんてわかりきってたことじゃない」
「た、助かるよフレイ……」
「あんたも。そこはカットしていいところでしょうが。あと私にも聞かせなさいよね。あんたの出生の秘密、ってやつ」 - 95二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:13:42
「メンデル。今じゃ、廃棄コロニーになってるんだけど……遺伝子研究が盛んにおこなわれた場所。知ってる?まあ知らなくてもいいかな……」
「私とキラが生まれたのは、そこなのです。禁断の聖域。遺伝子研究の最先端。そして……神の領域に手を出した者たちの、夢の跡」
「僕と……ラクスは、そこで人工子宮から生まれた」
「残念ながら、同時期ではなかったようです。それに、私とキラには、直接の遺伝子的なつながりはありません。偶然、本当に偶然……私とキラは、そこから同時に助け出されたのです」
「父さんと、母さん。ハルマ・ヤマトとカリダ・ヤマトは、僕の遺伝子上の親じゃない」
「お父様とお母様は、私たちにとって本当の父と母ではありますが、それとは別の、という話ですわ」
「母さんは、そこで研究をしていた、遺伝子上の父さんと母さんの、親戚だったんだ。だから、ある程度事情を知っていた。本当は墓の下までこの秘密、持っていくつもりだったらしいんだけど……」
「私とキラが、愛し合う関係になってしまったので。血のつながった姉弟ではない、ということを教えてくださったのですわ」 - 96二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:34:12
「本当にラクスのことはわからなかったらしい。ただ……ラクスに似た人を、母さんが見たことがある、ぐらいで」
「それはさておきましょう。私はキラと同じ施設で生まれた、実質姉のようなもので、偶然一緒になってしまったつがい、とでも思っていただければ」
「うん。僕は、遺伝子上の父さんと母さん。ユーレン・ヒビキとヴィア・ヒビキの子供として生まれた。偶然そのとき、双子として性を受けたんだけど……」
「ユーレン・ヒビキはこともあろうに、まだ受精卵のキラを、ヴィア・ヒビキの子宮から摘出したのです」
「母さんは、それについては特にそれ以上言わなかった。ただ……」
「キラは、数多の兄弟の犠牲の果てに生まれた、唯一の成功体だったのです」
「……酷い話だよね。僕を生むために、凄まじい数の命が犠牲になった、って。
それで生まれたのが僕。実際、色々遺伝子操作はされてるらしいんだけど、さ」
「その内容については、あまり詳しく教えてくださいませんでしたわ、お父様とお母様は。
でも、なんとなく、今になって見当がついてきてはしまいましたが……」
「……それはいいよ、ラクス。想像の域を出ない話だしね。話がちょっと脱線しちゃったね。重要なのは、その受精卵だった僕を取り出したとき、ヴィア・ヒビキの子宮にはまだもう一つ、受精卵が残ってた、ってことなんだ」
「それが、キラの本当の姉。わたくしがそうあれかし、と望んだ、でも決してなれなかった……キラの姉ですわ」
「最終的に、双子の男は遺伝子操作されて、人工子宮から生まれた。双子の女は、自然分娩で出産された」
「その後、ブルー・コスモスがメンデルでテロを起こしたのです。破壊されるコロニーから、彼と彼女。そして私は同時に、お母様とお父様の手によって救い出されました」
「僕とラクスは、ヴィア・ヒビキの妹であるハルマ・ヤマト……母さんと父さんのところで育てられ。僕の遺伝子上のきょうだいは、『他の誰か』に引き取られた」
「お父様とお母様、あるいはそのどなたかは、血のつながった姉弟が、ナチュラルとコーディネイターであっては様々な問題を生じる、とも思ったそうです。結果として、私はキラと姉弟として育てられ……」
「僕の遺伝子上のきょうだいは、一人、別の人のところで育てられたんだ……」 - 97二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:38:34
- 98二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:44:04
- 99二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:49:11
「あんた。本当にあいつの義理の、というか血のつながってない姉だったのね……」
「冗談だと、思ってましたか?」
「そりゃね。あいつと一緒になるために、それぐらいの嘘ぐらいつくでしょ、あんたなら」
「否定はしませんわ……でも、全然似てないでしょう?コーディネイターとはいえ」
「まーね……でも、どうすんのよ、あの娘。
大分感情、しっちゃかめっちゃかみたいだけど」
「大丈夫だと思いますわ。キラがいますし、わたくしもいますし……アスランがいますので」
「え?どういうこと?」
「あら、気づきません?」
「……え。嘘。そんなこと、ある?」
「でも、そうだと思いますわ。女の勘……というより、アスランはわかりやすすぎますので」
「そっか。あいつとも、あんたは友達だったのよね」
「友というよりライバルではありますけども」
「……なにそれ?」
(BGM: FIND THE WAY) - 100二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 19:52:52
- 101二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:43:04
このレスは削除されています
- 102二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:53:24
「キラ……」
「僕は、どうして生まれてきたんだろう。どうして……」
「何度も言いますわ、キラ。
わたくしは、あなたに会えて幸せでした。あなたの姉であり、あなたと愛し合えて、幸せでした。それだけでは、駄目ですか……?」
「ラクス……でも、僕は、君を、襲って……」
「いいえ。心を許した男性に押し倒されるのは女性の夢ですわ……?」
「え?」
「気づいてなくてもしかたありません……だって、姉と弟ですから。
わたくしにも、その程度の分別はあったのですよ?」
「……えっ、と」
「ずっとずっと、わたくしはキラのことが好きでした。
あなたが側にいると、心が安らぎました。
あなたが側にいないと、心が沈みました。
隣に他の女性の方がいるだけで、心が締め付けられるようでした……」
「ラクスは、優しい、から……」
「いいえ。女はそんな簡単に殿方にこころを許しません」
「ん……!?」
「っ……だから、何度でも。何度でも愛してくださいませ。
あなたが私の心を理解してくれるまで、何度でも。何年でも、あなたと共に、私はいますから……」
「ラクス……」
「最初の1年間はそんな感じでしたわ?」
「毎日毎日息子と娘の情事を聞かされてちょっと頭がおかしくなりそうだったわ」
「しょうがないではないですか、他に相談できる方もいらっしゃいませんので」
「だからって毎日毎日その日のアレを報告しにこないでちょうだい!!」
「浮かれていたのですしょうがないではないですか!?」
「……なんでそこでラクスが逆上するのかわかんないなあ」
「キラ、黙ってなさい。こういう時、男は口を挟まない方がいいんだ。父さんは知っている」 - 103二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:55:47
「ちょっと待て!!お前!!アスラン!!なんだお前、どうしてプラントなんかに戻るんだよ!!」
「ごめん……」
「ごめんじゃないだろ!!お前!!ジャスティスを置いて戻ったりしたら……」
「死ぬかもしれませんわ、アスラン。それでも?」
「ああ。ジャスティスはここにあった方がいい。どうにもならないときは、キラ、頼む」
「……アスランが僕に頼み事なんて珍しいね?」
「死ぬことを覚悟しているからでしょう」
「ラクス、お前……!!」
「それでもやらねばならぬことがある。違いますか」
「ああ。一度目標を定める。そしたら、それに向かって突き進む……だったか?」
「キラには言う必要のない言葉ですが、あなたには必要でしょう」
「死ぬつもりで帰るなよ!!生きろよ!!……ぅ、うう……」
「ま、その通りだな。あんなもんはお前以外乗れないぜ?」
「ディアッカ……」
「アスランはお父様と、お話しがしたいのです、カガリさん。お気持ちを汲んであげてくださいな……」
「アスラン、まだ、死んだりできないよね?」
「あ、ああ……そうだな。ああ、俺は、まだ死ぬわけにはいかない」
(BGM: Realize) - 104二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:05:37
「キラ……」
「なに、ラクス」
「わたくしとキラがフリーダムで二人きり……これは」
「やらないからね?ムウさんとかマードックさんに怒られたくないから」
「最近キラがつれませんわ?」
「そりゃね……ほら、ラクス?」
「ん、む、ぅ♡♡」
「……これぐらいは、してあげるから」
「麻薬ですわ……」
「結構長い間待機してなきゃいけないからね……どうしようかな。
色々調整しとく?」
「ええ……砲撃手ぐらいはお任せしてもらいたいですわ」
「現状は僕で手が足りてるけど、今後はそうもいかないしね」
「……キラ」
「ん?」
「わたくしに、何か隠してらっしゃいます?」
「……うーん。どうしよう。例えばの話だよ?ラクスが超能力者で世界の支配者だって言われたら、どうする?」
「さすがに荒唐無稽がすぎますわね……」
「だよね。うーん……」
「ああ、でも。確かに、キラの心が読めるのは、そういったことが原因かもしれない、と考えたことはあります」
「ミーア、覚えてるよね」
「はい。キラがキスされてた女ですわね」
「うわぁ、やっぱ見られてる。あーうん……彼女が、どうも君の出生について色々知ってるみたいで。君がそういった存在かも、って言ってた」
「……キラと私の間で心が通じ合えるのも、ですか?」
「空間認識能力とか、予知能力とかは本当にあるみたいだしね。もしかしたら」
「恋人の絆ではなかったのですね……」
「本気にはしないよね、やっぱり。そういうことも、あそこで生まれたならあるかもしれないんだけど」
「可能性の一つとしてお聞きしておきますわ」
「うーん。ミーアと次に会ったとき、色々三人で話す余裕があればいいんだけどなあ」 - 105二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:14:58
- 106二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:23:02
このレスは削除されています
- 107二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:23:35
- 108二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:35:25
「あーアスラン!無事でしたか!!
キラ様とラクス様はお元気そうでした!?」
「ぃよう!初めまして。アンドリュー・バルトフェルドだ」
「私はアイシャ。よろしく?」
「……あ、ああ?」
「前方にモビルスーツ部隊……50。
ヤキンの部隊か。ま、出てくるだろうな。主砲発射準備!」
「この艦にモビルスーツは?」
「あいにく出払っててねぇ。こいつは、ジャスティスとフリーダム専用運用艦なんだ」
「だから丸腰」
「全チャンネルで通信回線を開いて下さい、お願いしまーす」
「……ミーア?そんな調子で……」
「私はミーア・クラインです。私達はザラ議長と敵対する者となってしまいましたが、あなた方との戦闘を望みません。どうか船を行かせて下さい。そして皆さんももう一度、私達が本当に戦わなければならぬものは何なのか、考えてみてください」
「……本当にお前、ミーアなのか?」
「ええ!そうですよ?キラ様とラクス様を推してる、あなたの『元』婚約者です!
最近は、個人的にキラも応援してますけども。アスランもそうですよね?」
「元、婚約者というのは別に否定しないが……俺も?どういうことだ?」
「ラクス様はライバル、ということですわ」
「何?あとなんだ唐突に口調変わるのは……こっちが困惑するからどうにかできないか?」
「でもしょうがないんですよねぇ。どーも個人的な感情前に出そうとすると、こんな感じになっちゃって。なんだかんだ、ラクス・クラインとして作られたからなんでしょうけど」
「ラクス・クライン……?どういう……」
「あーあー独り言です。気にしないでくださいね?乙女の秘密、です♪」 - 109二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:45:02
- 110二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:54:21
「お前、いつも傷だらけだよな……いや、前の時は私も原因だったんだけどさ」
「……石が。護ってくれたよ」
「そっか。良かったな。にしても、あの子……」
『ラクス様!ほら、キラ様!!もっとくっついて!!あーいい表情!!もう一枚お願いします!!え、整備の邪魔!?そんな、貴重なコクピットから出てきた瞬間のお二人をとらえるチャンス……あっ誰ですかあなた!?離して!!出撃後のプレミアムピクチャーをこの手にするんです!!』
「……あれがお前の婚約者……?」
「いや、元婚約者だ」
「……まあ、目を反らしたくなるのはわかるけど」
「俺は、馬鹿だから。あんなミーアばっかりしか、見てなかったんだ、きっと」
「……そうかぁ?アレはさすがに……見たまんまというか……ま、でも。今気づいただけいいじゃないか。キラもバカ……いや流石にあんな馬鹿と一緒にされるのは嫌か」
「そうだな……もしかしてあいつ、三股ってことになるのか……?
俺の知っているキラはどこかに行ってしまったんだろうな……」
「はぁ!?三股!!?なんでそうなるんだ……?」
「いや、アレが……」
「はぁ!?さすがにそれはないんじゃないか……!?」
(BGM:FIND THE WAY) - 111二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 22:00:14
- 112二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 22:06:20
次回はそのうち。
ミーア・クラインはなんとなく見てる方はお気づきでしょうが、姉ラクスから切り離された歌姫・女傑成分が含まれてます。というかしゃべり方はアレですが中身はほぼラクスのつもりで書いてたりします。 - 113二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 22:09:32
アズラエルはキラとラクスの事を認識したらメチャクチャに自分の語彙を使って気持ち悪いと吐き捨ててそう
この時空のdestinyはミーアを助け出す話になるのかな? - 114二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 03:09:24
保守
- 115124/04/01(月) 07:51:07
- 1161 保守がてら 次回はそのうち24/04/01(月) 07:53:28
「ねえ、ラクス……」
「なんでしょう、キラ」
「そんなに一緒にいなくてもいいと思うんだけど」
「隙あらば他の方についていくあなたがいけないのですわ?この間もアスランと一緒に私を置いていってしまったのに……」
「うん、あれは僕が悪かったから、だから、端末見るときまでここまで一緒だと、ね?」
「課題を早く終わらせないキラが悪いのです。終わらせないとアスランが介入してきますので」
「えーっと」
「なので、終わるまでずっと一緒にいますわ?」
「あう……」
「ほら、大好きなお姉ちゃんのために、早く課題を終わらしてくださいませ」
「わかったよ……いい匂いすぎて、頭クラクラする……」
「終わったら好き放題していいのですよ?」
「終わらなくても好き放題しちゃってもいいってこの間言ってなかったっけ……」
「13歳のころはこんな感じでしたわ」
「このころからだっけ、いつでもべったりになったのって」
「ええ、そうよ。最初は食事の時もキラの膝の上に座ろうとしたから流石に私が怒ったの」
「よく覚えてるね、カリダもラクスも……」
「まだこのころは、僕と意識の共有はできなかったんだっけ?」
「うーん……少しずつ、キラの感覚が見えるようにはなっていたと思うのですが。
波長?とでも言うのでしょうか。それがわかってきたのは少し後ですわ」
「普通の姉弟として育てたはずが……」
「あなたのせいじゃないわ……ラクスが変な性癖に目覚めたのがいけないのよ……」 - 117二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 07:55:49
キラもラクスも「アスランに取られたくない!」って思ってたのが面白いよね
- 118二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 08:01:36
お疲れ様です、スレ主の無理がない範囲で続けてくださいなー
それにしたって濃いどころのお話じゃないくらいどこまでも深く愛し合ってるなこの姉弟……11歳なんて一番小さい数字出さなければ今は波長合わせてる途中くらいで済んだんだろうか
って思ったけど最初の一回のサイコロの最大数値は15だった、五十歩百歩だった - 119二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 19:03:18
三馬鹿戦はどうなることやら
- 120124/04/01(月) 19:31:37
「きゃーっ!!これが!!ラクス様と!!キラの!!愛の巣っ……!!」
「戦艦の中でそんなもん作るなって話よね」
「……でも殺風景ですね?」
「テンションの差が激しすぎるわよあんた……それこそ戦艦の中よここ」
「ところであなたは?」
「フレイ・アルスター……ただのキラの友人よ」
「キラの性奴隷ですわ?」
「あんた!!」
「自分で言ってたではないですか!!」
「……えっそういう感じなんです?」
「うん……身から出た錆というか、流されるままやっちゃったというか……」
「あーでも、キラってそんな感じですよね。こう、懐に飛び込まれたらなすがままというか。でも女性の方がズブズブ行く感じで」
「そうかなあ……?」
「ズブズブですわね……」
「ほら、ラクス様の言う通りですよ。今も私抱きしめてくれてるじゃないですか」
「……泣いてる女の子を、放っておけないよ」
「あはは……あ……やっぱり我慢、できませんね……」
「あんた……」
「カラ元気は得意なはずなんですよ……。あと、強い女のフリをするのも。でも、まあ、はい……」
「ミーアは強い女の子だよ」
「……ありがとう、ございますわ……」
「……本当に瓜二つよね、あんたたち」
「キラは違うと言ってくれましたわ?」「ですよねー。何見てんですかって感じです」
「あんたらねえ……」
「落ち着いた?」
「推しの体温がっ……私に力を与えていますっ……!!」
「もう少し泣いても、大丈夫だから」
「……はい」
「次は私をハグしてくださいませ」
「うん、さっきから頭にその欲求が流し込まれてるからね……」 - 121124/04/01(月) 19:59:43
「……落ち着いた?」
「あばばばば……キラに抱きしめられてる間もラクス様の嫉妬感情が流れ込んできて、キラへの感情とキララクへの尊さでもうそれどころではぁばばばばば」
「いつものミーアだね……ほら、ラクスも離れよう?」
「いえ!!ラクス様はそのままで!!」
「話がわかる方は好きですわ」
「なんなのこいつら……」
「フレイはずっとそんな感じだね……ごめんね、ミーア」
「いえいえ。私こそ、みっともないところをお見せしまして」
「泣くのは恥ずかしいことではありませんわ」
「そうそう、僕なんかしょっちゅうラクスの前で泣いてるしね」
「あがっ……急に挿し込まれる栄養分……いえいえ。話が進みませんよね。
父が死んだとかメンデル来ちゃったもんで精神ダウナー入っちゃっていやー駄目でしたね。そんな時に抱きしめてくれる白馬の王子様とか最高すぎる」
「僕が王子様って……買いかぶりすぎだって」
「でも私にとっては?」
「ラクスにとっての王子様では常にありたいと思ってるよ?」
「はいいただきましたー!!ではなく!!」
「いい加減話を進めなさいよ。こいつに聞きたいことがあってここに呼んだんでしょうが」
「あなた割と気が合いますね。私とコンビ組みません?」
「だから話進めろっつてんのよ!!」
(BGM: Realize) - 122124/04/01(月) 20:16:30
「……で、キラとラクス様が聞きたいこと、というのはやはり」
「うん。ラクスのこと、かな。
僕には話してくれたけど、その場にラクスはいなかったから」
「えーっと。割と重い話だけどいいんです?」
「ええ、構いませんわ……私の隣には、キラがいますので」
「それがデバフにならないといいんですけどもぉ……まあ愛があればどうにかなりますよね!!じゃあさっさとお話ししますか!!まーでも知ってることって本当にキラに話したことぐらいですよ?ラクス様は自分がメンデルで生まれたってことは知ってるんですよね?」
「はい」
「では……デスティニープランについては?」
「え……?」「デスティニー、プラン……?」
「あー……これ説明し始めると時間足りませんね。ではそこは割愛で。まー、世界を平和にするための計画の一つ、とでも思っといてください」
「ざっくりだね……」
「詳しく説明すると、これで一日かかっちゃうので。で、まあその計画における管理者として作られた存在ってのがいるんですが、これがまー傲慢で。コーディネイターを超える種、とかなんとか。アコード、って言うんですけども」
「アコード……」
「ええ。精神への干渉を可能にした新人類。人々を導くもの、だそうです。そいつら本人に言わせれば、ですが」
「まるで、その人たちに会ったことがあるみたいな言い方だね」
「あっちから接触してきましたからね。まー見るなり失敗作扱いされましたけども」
「……は?」
「キラの怒りで乙女回路がきゅんきゅんきますわー!!」
「私みたいなこと言ってますわこの娘……いえ、アコード?そんな存在が、本当にいるのですか……?」
「ラクス様も心あたりがあるんじゃないです?精神への干渉。あなたがキラにやりまくってる、それです、それ」
「……では、私は」
「はい。アコードの最も上に立つ者。指導者として設計された一組の男女。その片割れがあなたです、ラクス様」 - 123124/04/01(月) 20:27:21
「……でも、キラには、そんな能力は……」
「さすがラクス様!!一組と言われて即座に自分の相手はキラに決まってると思うその思考回路嫌いじゃないですよ!!でも残念ながら違います。
ぶっちゃけキラはアコードとは対極に位置する思想から設計された存在です。我が子に、最高の才能を与え、自由に生きてほしいと欲する親の妄執の産物。一方アコードは、まさに計画のために、指導者になるために生まれた存在なんですねー。まーだから他人を失敗作呼ばわりできるというか」
「ミーアはアコードが嫌いなんだね」
「まーあのクソババアの教育のせいなんでしょーけどねー。ただ、あっイケメン☆って思った次の瞬間、失敗作とかいわれりゃ百年の恋も冷めるってもんですよ」
「……ミーア様。では、私の相手、というのは……」
「ええ、いますよ。あなたの運命の相手。多分、見た瞬間、ビビってくるんじゃないです?どーせそのうち会うでしょうしね。あいつら、ラクス様必死こいて探してますよ?」
「運命……ですか……」
「遺伝子上はめっちゃ相性いいと思いますよ?感情にまで影響与えるかは微妙なところですけどね」
「……つまり。私は運命を捻じ曲げてまで、キラと結ばれたと。そういうことですわね?」
「……イグザクトリィ。大正解!!理解が早い!!さすがラクス様!!そのとーりでございまああああああああす!!!!」 - 124124/04/01(月) 20:43:05
「えぇ……何その……キラ、こいつらなんで二人して手を取り合って喜んでるわけ?」
「さあ……?」
「つまり!!私とキラの愛は運命を変える力があるのですわ!!」
「そうなんです!!なので私はキララクにハマったわけですね!!」
「えっちょっとわかんない。順を追って説明してくれる……?」
「正直この会話の目標は達成したというか、ラクス様元々鋼メンタルだったのでこれ話す意味なかったかなーと思い始めてるんですが、では、最初から。
さて、アコードの指導者として生を受けたラクス様。まーそこに至るまでには、キラ程じゃないですけど、イバラの道だったわけで。結構な命が実験台にされたわけです。私はその中の一人。本来であれば受精卵のままこの世から消えるはずだったんですが……ラクス様が、キラと一緒に逃げちゃいました。ヤマトさんちの奥様に抱えられて」
「……それで?」
「はい、お察しの通りです。最も重要な駒が欠けた計画なんてまーありえませんよね。代替として、私を含めて何人かの『ラクス』候補が育成されました。全部、結局失敗作扱いされたわけですけども」
「……君は失敗作なんかじゃない」
「ありがとうございます。でも、これは言葉の綾ですので……あっだきしめないでーっ!!頭フット―しちゃいますぅううう♡♡♡……失礼いたしました。
ともあれ、そんな風に生を受けて間もなく、私の……というか、ラクス様の遺伝子上の親が、私をメンデルから連れ出しました。それが、クライン博士。私のお母様です」
「……その後、あなたは『平和の歌姫』としてその能力を開花させたのですね」
「才能なのかは知りませんけどねー。育成がよかったんじゃないです?お父様のおかげです、多分」
「その後、君の能力に目をつけたアコードたちは君に接触した……」
「はい。ま、でもその結果が……ってわけです」 - 125124/04/01(月) 20:51:58
「ちょっとわかんないわよ?それがなんで運命を捻じ曲げただのあんたがこいつら二人を後ろから応援しまくる存在になったのかの説明になってないと思うんだけど」
「ま、そんな感じで私の生きる意味とかなんだろなーってなっちゃって。一時期ちょっと落ち込んでたんですよ。そんな中。『ラクス』を見つけちゃったわけです。
動画の中で、幸せそうに踊る二人。まるで、互いの意志を完全に理解したかのように歌う二人。何より……完璧な指導者と作られたはずの『ラクス』を、リードして、手を引っ張って、時にはステップでフォローしながら踊る、番でもなんでもない、運命の相手ですらない、王子様。……ね?わかって、くださいましたか、キラ……」
「え……?」
「ええ。あなたの姿に、私は焼かれてしまいました。焦がれてしまいました。
そして、あなたと共にいる『ラクス』に憧れを抱いてしまいました。
運命というレール。そんなもの知ったことか、とばかりに。身を寄せ合って、でも自由に、二人で一つとなって羽ばたく姿。憧れないはずが、ないでしょう……?」 - 126二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 20:55:41
フレイが良い感じに現実に引き戻すツッコミ役になってる
- 127124/04/01(月) 21:00:15
「とまあ、そんな感じです。
アスランが婚約者になった後、ああこの人ならもしかして、って思ったけど。
戦争始まったらわりと自由じゃないというか。一応私もラクス族なので?自由に羽ばたく少年に恋焦がれちゃうところがあったと言いますか」
「僕も言うほど自由じゃないと思うけど……」
「あんたとこいつが自由じゃなかったら、この世界で自由なやつなんていないわよ」
「そうですわ?」
「ラクス様落ち込むかと思いましたけど、全然心配なかったですねー。下手したら、これ自称運命の相手と出会ってもあまり効果ないんじゃないんです?
……と、いうところで。私の話は終わりです。楽しんでいただけましたでしょうか」
「……キラ」
「うん……」
「つまり私たちの愛が運命を捻じ曲げたのですわ」
「僕の性欲が色々ぶっ壊した感はあるよね……」
「愛ですわ?」
「どうでもいいけど、あんたらナチュラルにちゅっちゅちゅっちゅすんのやめない?
一応私とこいつもいるんだけど?」
「ふふふ……キララクを補給すると同時に嫉妬心もチャージされていく……!!
新たなステージに歩を進めた感じがしますね……!!」 - 128124/04/01(月) 21:24:14
「カガリさんはアスランがハグするだけで顔真っ赤にしていて初々しかったですわね……」
「遠い目で何考えてるかと思ってたらそんなこと考えてたの、ラクス……?覗きはやめとこう?カガリにもアスランにも怒られると思うよ?」
「いえ、私たちも初心に帰ってみるのもいいのではないかと思いまして」
「いつでもラクスは初々しいと思うけどなぁ……でも、これからはエターナルだね。
ミーアが4人部屋用意してくれるって言ってたけど……」
「そんなキラ……いきなり見せつけ羞恥プレイだなんて」
「なんでうれしそうなのさラクス……いや好きだろうなあとは思ってたけど。
……でも、エターナルに移る時間はなさそうだ。敵艦が来たって。いける?」
「はい……キラ」
「なに?」
「愛していますわ。たとえ私がどんな存在であろうとも」
「僕もだよ。君がどんな存在でも、その全てを愛している」
(BGM:FIND THE WAY) - 129124/04/01(月) 21:28:55
- 130二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 21:35:15
あえて新たに知る真実があるとするならムウさんの親父が出した金がキラの作成費になった過程かな……
- 131二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 21:39:00
このバカップル相手にしたら心底の本音で「最高だな人は!」って言いそうだなクルーゼ
それはそれとして天帝で大暴れはする - 132二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 02:03:08
保守
- 133124/04/02(火) 02:41:37
「今日はやけに機嫌がいいね、ラクス。どうしたの?」
「今日のキラはエビフライよりコロッケをいっぱい食べてくださいましたね?」
「……うん?でもおいしかったよね、今日のコロッケ。カレー入ってておいしかった」
「朝のキラは、ネギを刻んで入れていただし巻き卵の方をいっぱい食べてくださいました」
「うん。あれぐらい甘い方が好きかな」
「どちらもわたくしが作ったものです」
「ラクスが?そっか、そういえば最近毎日母さんの手伝いしてるね」
「ええ」
「うん、おいしかったよ」
「それが聞きたかったのです。いつも、私の料理はあまり食べてくださらなかったので」
「……そうなの?」
「ええ。お父様とお母様がその分食べてくださってました」
「それは、なんていうか……」
「キラが悪いのではありませんわ。わたくしが至らなかったのです。
まだ13歳のキラには、満足できるものではなかったと」
「14歳のラクスだったら、十分すぎると思うけど」
「でも、今日は満足していただけましたわ」
「……胃袋つかまれちゃったかな?」
「つかみましたわ?」
「ということが3年目にはあったのです」
「それは覚えてる……うん。あのカレーコロッケおいしかったなぁ」
「ラクスも随分と料理が上手くなったね」
「キラの好きなものしか作れないんだから、まだまだですよ、あなた」
「……好きなもの以外も作れた方がいいのですか?」
「そうよ。本人がそんな好きでもないものを自然に手にとって口に運んでもらえるようになれる喜びはまた格別よ、ラクス」
「精進いたしますわ……」
「ねえ父さん」
「ああ、僕たちそんな好き嫌いあったっけ……?」 - 134124/04/02(火) 02:46:48
- 135124/04/02(火) 02:57:20
- 136124/04/02(火) 03:06:14
- 137124/04/02(火) 03:14:36
「君まで来てくれるとは嬉しい限りだ、キラ・ヤマトくん……むぅ!?君は……もしや、ラクス、ラクス・クラインか!!そうか!!そうか……君が、君たちが、フリーダムのパイロットか……!!」
「ムウさん!ラクス!!」
「応急処置を、ムウ様」
「ちっ……なんで来たんだ!!」
「あのまま外で待って、マリューさんになんていえばいいんですか、僕」
「ナタル様も心配されておりますよ、きっと」
「くっそ、生意気言いやがって、このバカップルめ……」
「さあ、遠慮せずきたまえ!!キラ君、ラクス君!!君たちにとっても、ここは生まれ故郷だろう?」
「……のはずなんですよね」
「でも正直全く覚えておりませんわ」
「なんだこいつら緊張感ねぇな……」 - 138124/04/02(火) 03:22:51
「懐かしいかね、キラ君、ラクス君!!君たちはここを知っているはずだ!!」
「だから見覚えは全くないというか」
「1歳だかのころですものね……」
「君たちも知りたいだろう!?君たちが!君たちこそが!!人のあくなき欲望の果て、進歩の名の下にたどり着いた狂気の夢の果て!!そして、人の心までも支配しようという、傲慢な計画の礎なのだから!!」
「……そう言われると、大分僕らって……」
「ですわね……真正面から、それも全くの赤の他人から言われると少し嫌な気分になりますわ……」
「なんなのお前ら?あいつが言ってる意味わかんの?」
「まあ、はい。さっき聞いたばっかりというか。でも芝居がかった言い方すきですねあの人」
「危険な思考、危険な傾向ですわ。ここで討つべきかもしれません」
「ラクスは前に出ないでよね。君が死んだら僕も死ぬよ」
「まあ。ではあなたの陰に」
「おいおい……こんな時でもイチャつくのかよぉ」
(BGM:FIND THE WAY) - 139124/04/02(火) 03:28:35
- 140二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 03:45:33
このレスは削除されています
- 141124/04/02(火) 03:49:34
「僕は……!!僕は、姉としての君も、女としての君も、愛してる!!
君の全てを愛しているんだ、ラクスっ!!」
「キラっ……!!わたくしも、あなたを愛していますわ……!!」
「ラクス!!」
「キラぁ……♡」
(BGM: 去り際のロマンティクス)
「……ねえ、ラクス?これ僕はともかく父さんとか母さんまで巻き込んで見る必要ある?」
「大好きな方の愛は何度見ても飽きませんわ?」
「……僕は、どうしてこんなことをやらかしたんだっけ」
「まず最初に、工業カレッジに入ったばかりのころで、キラは多忙でしたわ」
「うん」
「私は工業カレッジで一躍衆目を集めて姫扱いでしたわ」
「……うん」
「あっキラの目が鋭くなりましたわ……だから押し倒さないでくださいませぇ……♡あっお母様がキレてますわ大人しくすすめますわ。そんな感じで何年ぶりかに私と全く肉体的接触をできず、キラはイライラしていました……」
「ああうん、覚えてるけど思い出したくない……」
「そんな時、私に言い寄る男が!!周囲から姉弟なのにとかコーディネイターだからってなどと言われて、キラはとにかく落ち込んでいました……」
「ああ……そうだったね……」
「そんな中、お父様がキラを鉄拳制裁!!僕はお前をそんな風に育てた覚えはない!!そんなやつにラクスはやれない!!お前は何をしたいのか言ってみろ!!と喝破!!」
「なんで僕はお父さんからの説教とお嫁さんのお父さんからのイベントを同時にこなしてるんだろうね……」
「立ち直ったキラは……カレッジのど真ん中で!!わたくしに!!熱烈な抱擁!そして!!大告白!!二人は幸せなキスをして終了!!ですわ!!」
「この動画、もしかして」
「ミリアリアからもらいましたわ。さすがに公共に動画としては流通しておりませんのでご安心ください」
「……安心した、というかミリィが録画してたんだ、それ……」
「サイも持ってるそうですわ?」
「うそぉ……」 - 142124/04/02(火) 04:06:43
「ここは禁断の聖域!神を気取った愚か者達の夢の跡。キラ君!ラクス君!!君たちは知っているのかな?今の御両親が、君の本当の親でないということを!!」
「一応、僕らの父さんと母さんは父さんと母さんですが」
「それでも遺伝上の父と母ではありませんわね」
「だろうな!!知っていればそんな風にそだつ……何?知っているのかね?」
「えーと、はい……」
「なんというか、申し訳ございませんわ……うちのキラがやらかしてしまったばっかりに……」
「待て。ではなんでそんな何の影も持たない、普通の姉弟のように……いや?普通か……?本当に、普通か?アスランから聞いたより、大分距離が近いようだがね……?」
「私とキラは肉体関係を持っていますわ?」
「……なんと。これが、人の、愛……!?無償の愛に包まれた結果、優しい少年として育ったとでもいうのかね……!?いや、まだだ。だが、キラ君!!君は一体自分がどのような存在か知っているのかね!?人類の夢!!最高のコーディネイター!!そんな願いの下開発された、ヒビキ博士の人工子宮!!数多の兄弟の犠牲の果て、君は唯一の成功体として生み出されたのだ!!」 - 143124/04/02(火) 04:21:27
「そしてラクス君!!君は、支配者として生まれた存在なのだよ!!
他人の精神に干渉できる、超越者!!コーディネイターを超える種!!忌まわしき運命の落とし子!!君の番という存在もすでに生まれている!!きっと、君は運命に導かれるまま、その番と結ばれるだろう!!」
「……だって、ラクス」
「まぁ。そんな方がいるなんて怖いですわ、キラ。護ってくださいますか?」
「うん。絶対に君を離さないから」
「……なんだね君らは。精神干渉している結果、その関係になったと考えないのかね。キラ君がラクス君を思うように、支配しているのかもしれんのだよ?」
「でも、11歳のころ、キラは性欲のままにわたくしを押し倒しましたわ?」
「……は?」
「正直、あれが支配の結果だったら、ラクスの願望が……はい……でもその可能性はあるのかも。どっちにしろ、僕は君を全部愛するって決めたから」
「大丈夫ですわ、キラ。当時は全くあなたの心が見えませんでしたので。あれは間違いなくあなたの欲であり愛ですわ」
「……えぇい!!なんなのだね、君たちは!!ただの年ごろの恋人同士ではないか!!ただの少年少女ではないか!!周りを見ずに、己の世界に浸るだけの見境なしの恋人に!!君たちのような存在が、なっていいとでも……!?狂気の夢の果てに生まれた世界最高のコーディネイターと、世界に秩序と平和をもたらす支配者になるはずの女が!!」
「別に恋人になることに、運命だからとか必要だからとかいらないと思いますけど」
「でもそれはそれとして、運命を打ち破ることで恋と愛へのスパイス程度にはなるかもしれませんわ、キラ」
「君たち、実はただの通りすがりのバカップルではないのかね!?キラ君とラクス君なのかね!?本当に!?」
「ぉう……初めて意見があったな、クルーゼ……」
(BGM: Realize) - 144124/04/02(火) 04:44:13
「くっ……だが、僕は、僕の秘密を明かそう!!僕は人の自然そのままに生まれた者ではない!!受精卵の段階で、人為的な遺伝子操作を受けて生まれた者だ!!人は遺伝子操作という知恵の実を得て、何を始めたか知っているのか!!」
「……僕やラクスを生むまでに、死んだ人の数は知っています」
「でもそれはそれですわ。私は私。キラはキラ。世界のために私があるのではありません。世界があったから私がいるのです」
「傲慢だな!!愛を叶える!!今の愛を壊したくない!!だから挑むのか!!君も、己の役目を放棄して!!」
「役目などありませんわ」
「僕たちはただ生きているだけです」
「世界を侵食し、君たちの愛と引き換えに世界を壊してもか!!」
「たった一人の人間がいないだけで壊れる世界などあってはなりません」
「だから戦うんです。世界を守りたいから」
「その果てに何を手に入れる!!」
「今を」
「愛している人が側にいる、今を」
「……ぬ、ぅ。だが!!君たちがいかに愛を語ろうとも、いかに愛に生きようとも!!
君たちを生んだ者たちの罪は消えぬさ!!そして人も変わらぬさ!知りたがり!!欲しがり!!やがて、それが何のためだったかも忘れ、命を大事と言いながら、弄び殺しあう!!愛のために人を殺す!!妬み、憎み、殺しあう!!君たちの言う、愛ゆえに!!」
「だから戦うのです」
「ならば存分に殺しあうがいい……!!戦い続けるがいい!!終わらぬ!!終わらないさ!!君たちたった二人が、愛に生きたところで!!たった一つの戦いすら、止められるはずがない!止められたとして!!どこまで戦いつづけるのか!5年か!10年か!!いや、それ以上か……!!」
「その覚悟は、ある……!!」
「だがその心でどこまで持つかな!!どこまで戦えるのかな、キラ・ヤマト君!!どこまでキラ君の側にいることができるかな!?ラクス・クライン……いや、ラクス・ヤマト君!!」
「いい加減偉そうに語るのはやめろよ、クルーゼ!!みっともないぜ!!」
「私にはあるのだよ……この世界でたった一人!全ての人類を裁く権利がな!!」 - 145124/04/02(火) 04:56:57
「覚えてないかな?ムウ。私と君は遠い過去、まだ戦場で出会う前、一度だけ会ったことがある。ふふ。私は、己の死すら、金で買えると思いあがったあの愚か者の、アル・ダ・フラガの!出来損ないのクローンなのだからな!!」
「ちぃ……!!」
「そして私を作ったのが、君を作るための研究資金のために金で命を売った、傲慢な愚か者!!命を玩弄した者!ユーレン・ヒビキ!!そう、キラ君!!君の実の親なのだよ!!」
「……くっ!」
「キラ、ここで討たねば、あの男の妄執は世界を覆います!!迷ってはなりません!」
「違うさ!!世界は世界に住む人々の手で滅ぶのだよ!!私は扉を開くだけだ!!最後の扉を!そしてこの世界は終わる!!欲望のままに!!そこであがく思いあがった者たち!!その望みのままにな!!」
「そんなことっ……させるか!!」
「がっ……貴様等だけで何が出来る!君たち二人で何ができる!!もう誰にも止められはしないさ。この宇宙を覆う憎しみの渦はな……!!愛に生きるというのならば、やってみせるがいい!この憎しみに覆われた世界で!その愛を貫き通せるというのであれば、やってみせるがいい……!!」 - 146124/04/02(火) 05:08:14
「……」
「戦いは、終わらないのでしょうか。戦いは、止められないのでしょうか……」
「……ラクス。僕は……周りの人のことしかわからない。
自分の、側にいる人のことしかわからないんだ」
「ですが……この戦いを終わらせねばなりません」
「うん。そうしないと、ラクスも、フレイも、ミーアも……アークエンジェルの人たちも、サイや、ミリィも。きっと安心して暮らせない。だから、僕は、戦う」
「キラ……」
「だから、僕と一緒にいて欲しい。きっと、この先、僕は迷うし、悲しくなるだろうし、辛いこともあるだろうけど。側にいる人がいれば、戦える。君がいれば、きっと、乗り越えられるから」
「……はい。でも、いざという時は、あなたを連れて逃げ出しますね」
「うん、お願い……お姉ちゃん」
(BGM: FIND THE WAY) - 147124/04/02(火) 05:14:55
- 148124/04/02(火) 05:19:54
続きはそのうち。
運命の時間軸は思いっきり変わってきそうですが。そういえばドMの方もそんな感じでしたね… - 149二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 07:50:03
「月も戦場になってるんだ……あ、ラクス」
「ほら、あの教授から振られた仕事も終わったのですし、一緒におでかけいたしましょう?」
「……そうだね」
「せめて、悲しい時代であっても、共に笑いあいたいと思う。その私の想いは間違いでしょうか?」
「ううん……そうだね。僕も、ラクスには笑顔でいてほしい」
「でも、カレッジに入ってそんな経っていないのに、私の扱いは随分変わってしまいましたわ?」
「最初はアイドル扱いだったのにね……」
「皆さまにちやほやされている私の方がよかったでしょうか」
「どんなラクスでも、僕は好きだけど。でも、他の人の側にいるとちょっと悲しくなるかな」
「では、おそばにいさせてください。こんなことなら、最初からずっとキラの側にいればよかったですわ」
「ごめんね……僕がもう少し、図太ければよかったんだけど」
「今のキラも昔のキラも、私は愛しております」
「ラクスは強いなぁ」
「普通にデートとかし始めたのはこのころだっけ」
「キラの懐に余裕が出始めましたので。遠慮はもうしなくてもよいかな、と」
「……面目次第もございません」
「15歳で甲斐性が出始める旦那様は素敵だと思います」
「そういうホテルに二人で入ろうとして、補導されたことは今でも覚えてますからね?」
「しょうがないではないですか……家ではさすがにまずいかな、と思い始めたのです」
「その気遣いをもっと早く……いや、その後もっと変な気遣いを見せられた記憶があるんだけどね……キラはともかく、ラクスはいつも発想が斜め上すぎるよ」
「あの頃は僕もまだ子供みたいに見えてただろうし……15歳、あれ?ぎりぎり14歳だったんだっけ?」 - 150二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 13:12:30
保守
- 151二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 18:57:37
「あ……あ…ぁあああ゛あああ……」ってこの1だっけ?
好きだったのにみれない - 152二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 19:07:16
- 153二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 19:12:06
- 154124/04/02(火) 20:37:36
ご迷惑をおかけしております
一応、現段階ではGoogleキャッシュなどでURLを検索すれば見れるかと存じます
https://bbs.animanch.com/board/3150612/
ログはとってあるので、こちらが終わったら再開するつもりです
- 155二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 20:42:04
保守
- 156二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 20:59:01
「ちっ……俺だけ撃墜かよ。立場ないねぇ……」
「少佐が生きていらっしゃっただけでも十分です」
「あら、仲がよろしいことで?少佐」
「おいおい、怪我して戻ってきたら、なんで坊主みたいな立場に立たされてるんだ俺は……」
『皆様、全ての火線をヴェサリウスに集中してください』
「……一か八か、ってこと?ミーアさん……だっけ?」
『はい……今、キラがあの三機を引き付けて、あ゛っ♡やっばぁ……キラとラクス様がまーたシンクロしてるぅー……感情の奔流が脳を焼いて指示どころじゃないですねぇこれぇ……♡』
「大丈夫なの……?ちょっと見てて心配になってくるんだけども」
『ま、実際艦を動かしているのはミーアじゃない』
『大丈夫。任せて?』 - 157二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:33:27
「ラウ・ル・クルーゼ?うーん……申し訳ないです。ぜんっぜん、心当たりないですねぇ……。アウラとかなら知ってるんですけども。
どこ経由なんですかね。デスティニープラン関係?話が本当なら、一番因縁ありそうなのはキラですけど」
「ラクスと僕がこんなことできるのも、ラクスの能力のおかげだったのかな……」
「私がキラと同調できるのは、ここまで積み立てた絆あってのものですわ……キラ」
「ひぃん♡ら、ラクス様っ……それ、や゛めっ……♡」
「え?ミーア?」
「気色悪い声あげないでよ、鳥肌立つじゃないの……」
「……ぃや、その。ラクス様、キラと同調するとき、いったいなに考えてんですか……」
「キラとの情事ですが?」
「は?あんたエロいこと思い浮かべながら戦ってるわけ?」
「一番キラと同調できるのは、体を重ねるときですので。必然、そうなってしまうのですが」
「や、それ、全部私の方にも流れ込んできてるんですけど……え?でも今までこんなことなかったはずなのに……なんで?自覚したからより悪質になった?そんなことある……?」
「……キラ?」
「うん」
「あひぃん♡」
「…………待って、あんたら、どんだけ特殊なプレイやってんのよ」
「いえ、キラとの情事で一番気持いい瞬間を思い浮かべてるのですが」
「なんかミーアがびくんびくんしてるけど……」
「や、そ、そんな゛♡そんな、ごと、まで♡」
「ミーアさんがこういったことに耐性がなさすぎるのが問題なのでは……?」
「まあ箱入りのお嬢様みたいだしね……」
「あんたが有害エロ思考垂れ流してるのが悪いに決まってんでしょうが!!」
「…………やむをえませんわ。荒療治いたしましょう」
「もう私はこの後の流れ読めたから失礼するわねなんで扉ロックしてんのよ!?」
「ごめん、フレイとミーアを今から傷つけちゃうけど、もっと気持ちよくしてあげるから……」
「え゛っ♡ちょ、推しのそんな姿見せつけられてわたし正気保てる自身がないんですけどっ……ぇ、キラ、そ、それ、なんなんですのぉ……!?」
「いいよね、ラクス?」
「はい、一番私を気持ちよくしてくださいませ」
「なんであんたらはナチュラルに他の人間の前でそういうことおっぱじめようとしてんのよ!?」
(BGM: Realize) - 158二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:47:46
キラの被害者三人目の爆誕である
……アコード側の補強も役割担ったせいで凄いことになってるなミーア、本当の意味でキララク受信機と化してしまって誰よりも0距離でキララク叩きつけられる被害者になってる
いいのかなこれ……限界オタク的に凄い悩みそうというか、……でも幸せそうだしいっか…… - 159二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:00:32
ご主人様気質があるからキラは割と辛辣なツッコミする時あるよね
- 160二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:02:08
「というか、そもそもラクスが思考をちゃんと読まれないようにしておけばよかったんじゃないの?」
「反省しておりますわ……」
「嘘つけあんた、全然反省してないでしょぉ……♡」
「フレイも頑丈だよね……」
「おかげさまでね!!いやでも頑丈になるわよ!!」
「ほら、ミーア、大丈夫……?」
「あへぇ……♡もう、頭の中がぐずぐずですわぁ……♡」
「キラ!!私の頭の中もぐずぐずにしてくださいな!!」
「ねえキラ、本当にこの二人の見分けついてるの?
私さっぱりなんだけど。というか頭ピンクが二倍になって気が狂いそうなんだけど。
同じ顔した一人が喘ぎ声あげまくってる間に一人がぎゃんぎゃん騒いでるとか地獄なんだけど」
「ラクスはいつでも自分の欲望に素直だけど、割とミーアは自制心あるよね……」
「キラ……そんな、まるで私があなたへの愛を常に全開で表現してるかのような。その通りですわ」
「こいつはもう駄目よ。多分誰にも止められないわ。あんたのせいだからね、キラ」
「大丈夫。僕は、もうラクスから逃げないって決めたから。カレッジで告白したときから」
「ひ、脳が、また、やかれるぅ……♡♡これ、もしかしてキラの感情にわたくしが反応してるだけですのぉ……?」
「キラ、逃げても、いいのですよ?」
「いや、どうなのよそれは」
「だから私が追いかけることができるのですから」
「あ゛っ……♡またキララクの波動で脳がやがれるっ……♡」
「なんかいいこと言った風にして終わらせようとしてんじゃないのよ!!なんの解決にもなってないじゃない!!とりあえずあんたはその毒電波垂れ流すのやめなさい!!そっちのあんたは、電波受信しないように努力しなさい!!」
「で、でも、キララクの感情の奔流に流されるのはそれはそれで」
「嘘つきなさい!!キラの心に触れて気持ちよくなってるだけでしょうが!!どっちのピンクも!!」 - 161二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:07:29
- 162二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:09:58
こんな常識的な事言ってるアスランがファウンデーション事変で破廉恥妄想すると思うと笑えてくる
キララクからラーニングしたんだろうな…… - 163二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:10:17
ああ、進んだ道の先 光が見つかるからってfind the wayの歌詞はそういう……
- 164二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:13:53
- 165二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 02:03:43
保守
- 166二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 04:54:45
「あ、お茶……ありがとう」
「いえ、キラが飲みたいかと思いまして」
「……どうしたの、急にマッサージなんて?」
「いえ、キラの肩がこっているかと思いまして」
「うん。ありがとう……いい匂い。今日カレーなんだ」
「いえ、キラがカレーを食べたいかと思いまして」
「…………」
「……あっ、キラ……」
「…………」
「はい、私もですわ……」
「……」
「……」
「キラが15歳になったころにはもうこんな感じだったわね……」
「時々会話もせず隣にいてただ肩を寄せ合ってるだけで満足そうにしてる時とかよくあったというか。ほぼ毎日そんな感じだったというか」
「キラの考えを読める、なんて言ったときはちょっとこの子の妄想もいきつくところまで行ったと思ったんだけど」
「まさか、本当にキラの考えてることがわかるようになってたなんてね」
「……」
「……」
「今もそんな感じね……」
「元々そんな感じみたいなところあったけど、結局側にいられれば二人ともそれでいいのかもしれない。時折極端に行き過ぎることはあるけども」
「本人たちが幸せならいいと思うのだけど……」
「……」
「……」
「そっとしておこうか」
「そうね」 - 167二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:08:11
- 168二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:19:36
「殺せば……敵を全部殺せば、戦争は終わるって、そういうこと……?」
「フレイ・アルスター……」
「復讐したい気持ちはわかるけど、こんなの……!!」
「キラ!!」
「アスラン……プラントも、核を撃ってくる、のかな」
「いや、父が正気であれば、まさかと思うが……違う、もう分からないな。
俺を殺そうとするぐらいだ……」
「間に合わないかもしれませんが、それでも」
「うん……守りたい世界がある。だから、そのための想いと、力を」
「キラ、ラクス……」
「きっとミーアも、ううん、カガリも、アスランも、マリューさんにムウさん、ナタルさんも。アークエンジェルやクサナギのみんなも、同じ思いのはずだから……アスラン、これ」
「キラ、これは……?」
「アスランも目を通しておいて。Mobilesuit Embedded Tactical EnfORcer。
ミーティア。ミーアから、託された……力だよ」 - 169二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:29:02
- 170二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:36:38
- 171二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:40:55
- 172二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 05:56:14
「ねえラクス?」
「なんでしょうかお母様」
「最近あなたたち、すごく大人しくなったわね。でもこれはどういうこと?」
「家族水入らずの旅行ですわ?」
「ええ、わかるわ。観光用のホテルで結構高かったんじゃないの?」
「キラが頑張ってくれましたの……」
「あとでキラにお礼を言わないとね。で?チェックインのあと渡されたこの鍵なんだけど」
「ダブルを2部屋分ですわ」
「そうね。私たちと、あなたたちと。二世帯分ね?」
「さすがお母様。話が早くて助かりますわ」
「ラクスは本当に斜め上の気遣いをするね……」
「プレゼントって言われてどう考えてもヤる気満々で一緒にホテルに連れてこられて、子供たちとは別にダブルベッドの部屋を確保されてた親の気持ちを考えてみなさい!!ラクス!!」
「では4人一緒の部屋で泊まれというのですか、お母様!!」
「親子水入らずで過ごすんならそうなさい!!あるいは男同士と女同士とかでしょう!!」
「それではキラと朝まで物理的に一つになるプランが成立しませんわ!お母様もお父様と物理的に一つになればいいと思います!!」
「……なあ、キラ。お母さんと言い合ってるのはお前のお嫁さんだろ。どうにかしないか」
「かわいいでしょ?あの子、僕のお嫁さんなんだよね……」
「あれ?キラもこんな感じ?教育を間違えたのかな、僕……」
「ああ、考えてみれば、あれが……こうなる前の、最後の家族一緒の時間だったのかしら」
「うーん……そうだね?」
「ちょっと納得がいかないわ、あなた」
「そうだねカリダ。でも、まあ。あの二人に振り回されるのも、それはそれで平和だったんだなって」
「……今は忙しそうね、二人とも」
「でも、二人はいつも一緒だ。それでいいんじゃないかな」 - 173二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 06:08:39
続きはそのうち
残り3話です - 174二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 12:37:10
「銃も、核も、あの光も、同じだ。戦場で初めて人を撃った時、俺は震えた。
だが、すぐ慣れると言われて、確かにすぐ慣れた」
「ま、新兵にありがちなことだな……」
「銃の引き金も、核のボタンも、ジェネシスのボタンも、同じ……」
「違うかね?人は慣れる。戦いにも、殺し合いにも」
「どちらも、止める。核も、あの光も。絶対に撃たせちゃ駄目だ」
「慣れさせないためには、撃つ前に止めるしかない。道理だがね……」
「撃つだけで済めばまだいい。人をたくさん殺すのに慣れたら……本当に手遅れになる」
「ああ……」
「地球軍が先に動くだろうな。だが王手をかけているのはプラントの方だ」
「……戦闘の再会まで、皆さま。少しでもお休みください」
「ミーアもね」
「はい……」 - 175二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 21:18:10
☆
- 176二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 01:34:29
ホッシュ
- 177二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:05:16
「ストライク、ルージュ?出るって?」
「ああ。アストレイの連中より腕は上だぞ」
「いや、けど……」
「……そんな顔すんなよ。私より、お前の方が全然危なっかしいぞ。
今にも死んじゃいそうだ……」
「え……」
「できれば、あの弟……の、姉みたいにさ。一緒にいてやれればいいんだけどな。
でも、私にはアレは無理だ」
「弟?兄じゃなくてか?」
「あいつを兄と思えるか?」
「いや……無理かな」
「だろ?……一緒にいれないなら、せめて、一緒に戦いたい。
私はお前を死なせない」
「……カガリに会えてよかった」
「アスラン……」
「君は俺が守る」
「ん、む……♡」
「……」
「……分別あるかと思ったけど。以外と情熱的なんだな、お前」
「あいつらのおかげだな……いいことも、悪いこともある」
「これは?」
「俺は嫌じゃない」
「……私もだ。あと素のお前は、情熱的だと思うぞ。元から」 - 178二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:15:51
- 179二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:32:49
「……ん、ミーア?どうしたの?」
「ラクス様は……」
「意識を閉じてるんだって。最近は、戦場に出る前はいつもこうなんだ」
「……やはり感覚の共有には負担が?」
「ううん。一緒にいる時の感覚をより強く感じ取りたいから……って言ってた。
むしろ、戦場にいることに慣れてくるのは嫌、だってさ」
「……キラ。帰ってきてくださいね……私の元に」
「……前だったらね。きっと、何も答えられなかった」
「え?」
「ラクスと二人なら、どこにでも行けるって思ってた。今でも……思ってる」
「その思いが、私をここまで成長させてくれたのです。
あなたと、ラクス様が、いたから」
「そうなのかな?ミーアのお父さんのおかげだと思うけど。
でも、ちょっと前までは、二人だけでいいと思ってた。二人で行くのなら、それでいいって。そこで終わっても、いいんじゃないかなって。でも……うん。今なら言える。ラクスと一緒に、ミーアのところに帰ってくるよ、って。もう、きっと……僕もラクスも、二人きりの世界では満足できなくなっちゃった」
「いえ、私はキラと二人きりならそれでもいいですわ?……と、ラクス様なら言うのではないかと」
「ミーアなら、なんて言う?」
「あ゛あああああああ!!推しのかえって来れる場所になるなど!!恐悦至極にございます!!お二人が世界を侵食する一助となれるなど!!一ファンには身に余る光栄ぃ゛っ!!映像ごしではないお二人に!!お会いできて!!不肖このミーア・クライン!!幸せでございましたぁああああああああ!!」
「……うん。大好きだよ」
「ぅあ゛っ……それは、卑怯、です……」 - 180二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:44:25
「フレイもね。いつもありがとう」
「気づいてたの。失神してぷかぷか浮いてるピンクと目を閉じてふよふよしてるピンクが気味悪いんだけど」
「酷い良いよう……でもなんか、なし崩しだよね、僕ら。ずっと」
「男と女なんてそんなもんでしょ」
「……そうかな?」
「そうよ。全然特別なんかじゃないのよ。私の気持ちもそう。でも……復讐も行き過ぎると、自分の心を焼いちゃうから。それだったらまだ、気持ちいい方がマシってぐらいには、思えるようになったわ。私も」
「そっちかぁ……」
「それ以外何があるってんのよ。あと、それに関しては自信持ちなさい」
「自信?」
「ラクスもミーアも、あんたの愛が気持ちいいって言ってるのよ。あいつらみたく、変な能力持ってない私も、ね」
「……うん」
「さ、ちゃんと帰ってくるのよ。この馬鹿連れて」
「そうだね……フレイも、ありがとう。君がいたから、僕とラクスはここに帰ってこれた」
「あんたが帰ってきてるのか、それこそこいつの言う通り私を浸食してるのかわかったもんじゃないけどね。あと、もっと大事なことあるでしょ」
「え」
「……お父さんとお母さん。生きてるんだから。あの二人のためにも帰ってくる、って、そういう思考が抜けてんのよ、あんたら。ほんと、駄目よね」
「……うん、しっかりしてるフレイは僕も好きかな」
「そういうのも駄目よね……ほんと、駄目」 - 181二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:52:37
「ラクス?ミーティアのデータはどう?」
「対モビルスーツでは、過度な信頼は禁物です。
質量と推力が大きすぎて、フリーダムの機動性を生かしきれません」
「そっか……でも、あれだけの人たちを止めるためには、この火力ないと厳しいよね」
「再ドッキングができればいいのですが」
「何かそういう後付けのユニットとかあればいいんだけど」
「キラなら作れるのではないでしょうか?」
「そっからかぁ……今あるものでどうにかするしかないよね」
『フリーダム、発進どうぞ……二人とも、しっかりね』
『ご武運を、キラ、ラクス様』
「うん、行ってきます、ミーア、フレイ」
「発進スタンバイ。キラ、いけますわ」
「キラ・ヤマト!フリーダム、行きます!!」
(BGM: FIND THE WAY) - 182二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 03:56:23
- 183二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 04:13:33
コズミック・イラ、71年、1月25日。
ヘリオポリス某所にて。
「ほら、キラ。服が乱れてますわ」
「だらしなくてごめんね……?」
「いいえ、それもまた幸いですので。あの教授の課題の進捗はいかがでしょう?」
「午後には終わるかな……追加で課題来るかもしれないけど」
「無視してデートいたしませんか?」
「心惹かれるお誘いだね……」
「では、課題終了次第、プランを提示させていただきますわ」
「デートプランを提示してくれる恋人って素敵だよね」
「あら、キラの方がいつも先に提示してますわ?」
「そうだっけ……記憶にあんまりないなあ」
「それがキラですので……それではお父様、お母様!」
「行ってきます!!」
それが、僕らにとって、子供だった彼と彼女とかわした最後の言葉。
少年だった彼は、11歳のときに、少女だった彼女と結ばれて、少しずつ成長していった。
そして……その戦いを経て、一人前になったのだと思う。
「まだまだよ」と妻は言うけれど。「戦いなどにいって欲しくない」と妻は言うけれど。それでも、僕はあの二人が成長していくのを見るのが嬉しかった。
その成長の果てに出した答えが、戦場に立つという、親にとってはもっとも悲しいことでも。ずっと、戦場になんて出ていってほしくない、と思っているけども。その反面、父親としては、君たちが自分で決めて、自分で前に進むことが、嬉しかったのだ。
世界の重みを何するものぞ、と二人で駆け抜けていく息子と娘を、ずっと見ていた父と母より。
「という風に〆るのはどうだろう」
「あまりかっこつけない方がいいんじゃないかしら、あなた……?」 - 184二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 04:38:15
「狙いは、月基地……!!プトレマイオスクレーター!!」
「……!!」
「地球軍、艦隊の半数が喪失!!月基地が壊滅……!」
『これ以上、あれを撃たせてはなりません!!』
『少年、矛先が地球に向く前にどうにかしないと終わりだぞ』
『地球を撃たせちゃ、駄目』
「キラ、今度は地球軍が、プラントに向かっています!」
「悪意の源を断たないと……!!でも、誰が指示してるんだ!?」
「プラントはヤキンのパトリック・ザラ。
では、地球軍は……」
「……ムルタ・アズラエル!!あのアークエンジェルの同型艦」
「この戦いを望んだのは、確かに人同士の悪意。
ですが、この渦の引き金を引こうとした邪気もまた、断たねばなりません」
「守るために……」
「迷いは禁物ですわ、キラ」
「それ二度目だね、ラクス」
「わたくしの言葉を逐一記憶してくれている旦那様は素敵ですわ」
(BGM: Realize) - 185二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:01:55
「なぜそんなことが平然と!できる!!」
「アスラン、カガリさん!!」
『くっそぉ!!お前らぁあああああ!!!』
『お前たちこそなんだ……!!一体何のために、戦っている!!』
「……くそ、とにかくプラントを守らないと……!!ドミニオンは!!」
「アークエンジェルが抑えに……!?」
「任せるしか、ない!」
『でぃやあああああああああああ!!』
「!……デュエルが、GAT-X252、フォビドゥンを撃破!」
「これが、結果なのか……いや、僕は、それでも……!!」
「キラ……これは……!?」
”私たちは、おそらく、戦わなくともよかった存在。
”自らを、未来を、守るために討つ。討たれた者の未来を奪い、未来を拓く”
”その手に掴む未来は、幸福なのですか……?”
「……キラ。私に、あなた以外の方と感覚を共有する許可を」
「駄目だ!!僕以外の人と……君の心を、壊すわけには!」
「ミーア……彼女の心は、きっと。あなたと、私に寄り添うものですわ……」
「……君が、望むのなら」
「ありがとう、キラ……」 - 186二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:21:37
- 187二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:26:47
- 188二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:30:03
- 189二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:34:14
- 190二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 05:50:58
- 191二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 07:34:44
乙
- 192二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:42:47
梅
- 193二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:43:18
埋め
- 194二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:44:00
埋め
- 195二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:47:24
うめ
- 196二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:52:40
うめ
- 197二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 12:57:34
梅
- 198二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 13:01:08
梅
- 199二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 13:04:27
梅
- 200二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 13:06:42
梅