【カプネタ】夜間警備

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:46:22

    夜間警備の仕事と聞かされていた。

    夜の間に屋敷の様子を見て回る。窓が開いていたら締め、明かりが点いていれば消す。できるだけ音を立てないようにしなければならない。

    それだけ聞くとごくごくありふれた仕事だとあなたは思った。

    けれど話をよく聞いてみると、その屋敷には誰も住んでいないらしい。それに必要になるからとお菓子とお茶を渡された。

    そのお菓子は警備員が休憩中に食べるようなものではない。子供が喜びそうなお菓子の詰め合わせだ。


    あなたは不可思議だと思った。けれどその夜間警備の給料はとても良かったのだ。

    雇い主に理由があるかもしれないとあなたは納得することにした。

    例えば幼い子どもへの供養。お菓子の詰め合わせを見ながらあなたはそう思った。


    人が住んでいないのだから、何も起こらないのは当然だ。掃除の行き届いたこの屋敷には埃一つ落ちていない。

    しかし応接室であなたは彼女に出会った。

    「こ、こんばんは……」

    異様な雰囲気がする彼女は人間ではなさそうだ。不審者を見るような目で彼女はあなたを見つめてくる。


    あなたは>>5をすることにした。

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:48:10

    デッキの1人回し

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:48:40

    挨拶

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:48:54

    警察に通報

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:49:10

    ラッシュデュエル

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:49:14

    デュエル

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:49:21

    身を屈めて猫の威嚇ポーズ

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 20:50:09

    このレスは削除されています

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:01:15

    まるで遊戯王みたいな展開だな!!

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:05:42

    わらしをデュエルで拘束せよ!!

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:07:06

    ゾンビとはもうラッシュデュエルやったからな
    そりゃ幽霊ともやる

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:07:06

    >>10を普通に拘束せよ!

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:08:20

    あなたはラッシュデュエルをすることにした。

    怪しげな夜間警備の仕事。お菓子の詰め合わせから子どもの年ごろはある程度想像できる。

    プロならそれぐらいの用意ができて当然だ。


    不安そうな彼女に挨拶を返す。


    「それで、あなたはなにをしにきたの?」


    遊び相手だ、とあなたは返した。デュエルマットを敷き応接室の椅子に座った。


    「えっと……ラッシュデュエルってなに?」


    どうやら彼女はラッシュデュエルを知らないらしい。当然、初心者用のデッキも組んできた。

    なぜならあなたはプロだからだ。


    「こんな遊びがあるのね。他にもカードはあるの?」


    ルールを徐々に飲み込み、彼女はラッシュデュエルに興味を持ってくれたようだ。しかし初心者に情報を詰め込むのは悪手だ。


    あなたは>>16を彼女に差し出した。

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:09:05

    青眼ストラク

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:09:29

    スターターデッキ

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:09:31

    最新の初心者用トライアルデッキ×2

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:10:04

    めっちゃ手厚いなこいつ…流石警備のプロだな

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:10:21

    こいつ販促のプロだぜぇ…

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:10:30

    どっちか選ばせて、ティーチングファイトをするつもりだな!!

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:10:53

    ラッシュデュエルで青眼以外にストラク出たのっていつだっけ?ゴーラッシュ初期のやつ?

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:11:07

    ラッシュデュエルをすることで互いにわかりあうことができることはユウディアスも実践していたからな!

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:11:12

    こいつバンデットキースでは?

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:32:01

    「このカード…強いわね」


    二種類のトライアルデッキを見比べながら彼女はそう言った。どちらかのデッキを選んでデュエルするのだ。あなたは彼女が選ばなかった方を使う。


    チョロい仕事だとあなたの頬は緩む。第一段階は成功したと言っていいだろう。

    デュエルの流れを理解させ、その上で最新弾のパワーを見せる。そうすることでデュエルに対する認識を徐々にアップデートしていくのだ。


    「決めたわ。こっちのデッキが確実に強いはず!」


    提示した二つのデッキにパワーの差はない。彼女はなにかを見落としているのだろう。

    ククク……とあなたは笑った。きっと良いティーチングファイトになる。


    お菓子休憩を挟みながらあなたと彼女はラッシュデュエルをした。夜が明け始めた頃彼女はこう言った。


    「楽しかった。また明日も遊びましょうね。あなたに良い事が起こりますように……」


    そして始めからなにもなかったように彼女は消えた。あなたとカード達がその場に残される。


    その日の昼、あなたに>>26があった。

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:36:00

    マスターデュエルで絵違いウーサのロイヤル引いた

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:36:09

    幸運

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:36:13

    彼女との再会とティーチングファイトの続きとデッキの強化

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:36:23

    なんとなくで買ったパックからクオシクが当たった

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:37:04

    いい事ってラッシュ布教かよ

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:38:42

    パックを何個か買ってきて出たカードでデッキを強化する喜びを与える

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:52:00

    あなたは少々面食らった。昨晩、屋敷の中で消えた彼女がカードショップにいるのだ。


    「あっ!こっちこっち!」


    彼女は事も無げもなくあなたをデュエルに誘ってきた。彼女はデッキを強化する資金もあったようで、あなたはカードをいくつか見繕うことにした。

    そして彼女にティーチングファイトの続きをすることにした。


    「あー、楽しかった。また今夜も遊びましょうね」


    あなたはプロだ。

    デュエルではなく、こういう手合の対処することについての。

    彼女はおそらく座敷わらしのような存在なのだろう。それがこうして外に出ているのは大丈夫なのだろうか?

    この手の存在は家にいる間は栄え、去った家は衰退するという話をよく聞く。

    ラッシュデュエルを遊ばせることで外に興味を持たせたのは失態と言っていいだろう。


    あなたは>>33を持っていくことにした。

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:54:12

    自分の生活に必要な日用品

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:55:33

    オンラインショッピングができるネット環境

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:55:38

    ネット環境用品とノートパソコン

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:05:36

    ラッシュ初心者をMDにご招待するんですか!?

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:06:41

    紙はラッシュに触れさせてデジタルはOCG
    実に効率がいいぜ…!

  • 36二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:17:09

    あなたはプロだ。

    雇い主に彼女のことを報告してネット環境用品とノートパソコンを用意させた。

    あなたは雇い主の金回りが悪くないことを察していた。それの維持費と考えれば安いものだろう。

    それと雇い主はあなたの契約更新の打ち切りについても少し触れた。


    狡兎死して走狗烹らる。

    一週間の猶予はある。それに全額支払ってくれるらしい。それだけでもしばらくは遊んで暮らせる額だった。

    あなたはプロだ。座敷わらしを留める方法が見つかれば必要ない。また別の所で仕事を見つけるだけだ。


    「これ、すごいわ!こんなにいっぱいカードがあるなんて!」


    彼女はカードリストを眺めて興奮しているようだった。あなたは彼女に雇用のことを告げようかと悩んだがやめておく事にした。

    後一週間あるのだから。


    その一週間の内に彼女のデュエルセンスは着実に成長していた。


    「ねえ、私>>39してみたいわ」


    残り三日となった時彼女はそう言った。

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:20:05

    CS出場

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:20:39

    ショップ大会参加

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:20:42

    大会出場

  • 40二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:20:55

    フレンド登録

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:44:09

    彼女が出場したいと言った大会は四日後に行われる。あなたの雇用期間後のことだ。

    ちょうどいい機会なのであなたは彼女にこの屋敷から離れることを告げた。


    「えっ……どうして?ずっと遊んでくれるんじゃないの?」


    彼女は信じられないという顔をした。短い間ではあったが彼女にとっても楽しい時間だったのだろう。

    仕方がないことなのだとあなたは伝えた。


    「まだ三日あるのよね……」


    彼女はうつむいて何かを決めかねているようだった。


    「その間は……デュエルして……」


    あなたは了承した。彼女の伝えたい言葉はそれだけではないとは思ったがあなたは口を出さないようにした。

    なぜなら、あなたはプロだからだ。



    「明日は……大会ね……」


    その日の彼女は窓の外の月を見ていた。その物憂げな表情は大会に向けての不安ではないだろう。


    「あなたと遊ぶのは……今日が最後なのね……」


    ポツリポツリと彼女は話している。


    「最後は>>44がしたいわ」

  • 42二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:44:34

    このわらし決闘者の目をしている

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:46:15

    いっぱいデュエル

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:51:55

    本気の決闘

  • 45二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:09:20

    あなたはそれに応えることにした。

    あなたはプロだ。当然、決闘もできる。


    彼女のデュエルタクティクスは確実に磨かれている。あなたの適切なティーチングファイトや彼女自身の探究心によって大会出場者と遜色ないレベルに達していた。

    しかしそれは小さなショップでの大会の話。

    あなたの本気の決闘にはまだ及ばなかった。


    「負け……ちゃった……」


    彼女は悲しそうに呟いた。


    「勝って……笑顔でお別れしたかったのに……」


    強くなってから再戦すればいい、とあなたは言った。決闘者でいる限り、また決闘することはできるだろう。


    あなたは彼女への餞別に用意した>>48を渡した。

  • 46二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:18:14

    セブンスロードマジシャン

  • 47二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:19:58

    マスターデュエルのプレイヤーID

  • 48二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:20:16

    ラーの翼神竜

  • 49二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:23:30

    ここでラーなのか…
    いや不死鳥だから再会の暗喩って事か?(デュエリスト特有の邪推)

  • 50二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:40:34

    ラーの翼神竜。言わずと知れた有名なカードだ。
    元ネタのラーは夜の間は死に朝に蘇るのだという。夜の屋敷で出会ったこの世にならざる彼女にはちょうど良さそうだと思ったのだ。
    いや、昼間の内にも出会っていたなとあなたは思い直した。

    「……大切にするね」

    朝がもう少しでやってくる。
    彼女の輪郭がぼやけ始め、消えていく。
    また決闘をしよう、とあなたは言った。

    「ええ、楽しかったわ」

    彼女は最後にそう答えた。
    こうしてあなたの仕事は終わった。短い間ではあったが彼女を少しでも影響を与えることができたかもしれない。
    座敷わらし、いや屋敷わらしに。


    おわり

  • 51二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:43:23
  • 52二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:44:40

    おつおつ
    いい話だった

  • 53二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:45:52

  • 54二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:47:40

    感動した

  • 55二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:15:32

    終始優しい世界でほっこりした
    また次の場所でも布教してそうなプロの決闘警備員だったぜ

  • 56二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:21:54

    >>55

    同じ警備員さんを師匠に持つ六人の少女達

    人はそれを妖怪少女と呼ぶ

  • 57二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:53:51

    ねえこの主人公赤い帽子かぶってない?

オススメ

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