- 1放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 20:45:28
テンプレは>>2を見てね
- 2放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 20:47:28
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第4927層|あにまん掲示板テンプレは>>2を見【爆発音】てねbbs.animanch.com設定スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ89|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。現行スレhttps://bbs.animanch.com/board/3071595/姉妹スレhttps://bbs.animan…bbs.animanch.com姉妹スレ
ダンジョンマスター専用掲示板 その68|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2652012/脳内設定スレhttps://bbs.animanch.com/board/2839327/※脳内設定置き場として共用…bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 20:47:57
このレスは削除されています
- 4二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 20:52:11
立て乙ー
- 5獣人シーフ24/04/02(火) 20:59:03
みゃーのです
こんばんは - 6撃装暴嵐24/04/02(火) 21:03:16
※立て乙ですわ〜
- 7二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:04:29
たておぅわー?!
サクレツテッポウユリがー?!??! - 8火炎少女24/04/02(火) 21:05:09
立て乙よ!
【一旦戻ってきた】 - 9ホワイト・ボックス 24/04/02(火) 21:06:35
- 10放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 21:06:54
- 11リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/04/02(火) 21:07:30
- 12イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/02(火) 21:07:42
- 13獣人シーフ24/04/02(火) 21:08:53
- 14重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/04/02(火) 21:09:13
立て乙です!
【ギルドに帰ってきた】 - 15紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 21:09:21
「……立て乙です」
>198
「大丈夫……まだ、大丈夫だ。釘の対処は分かってる。今は適切に処置してるし、他の人たちも反応こそすれ、感染する程の共感は無い」
「……問題は……ダーシーさん自身なんだけど……」【片眼鏡の紳士は、スクロール越しにも分かる程焦燥している】
「うん……少なくとも、今までの知見を纏めると、そんな感じだ。そして……この場所だと、それが特に強い。ただの記憶が、実体として襲い掛かってくるくらい……」
「さ、時間は待ってくれないよ。難しい事態になっているみたいだし、俺の友人の為にも尚の事急がないと」
【幻影の敵を倒して先に進むと、再び現実とは思えない光景が見えてくる】
【グロワールの一般的な学校の風景だ】
【庭園に二人の人間がいる。一人は線の細い陰険そうな少年、それに向き合っているのは瞳の中に賢さと実直さを秘めた髪の長い少女だ】
- 16火炎少女24/04/02(火) 21:11:28
- 17平行世界から来た冒険者24/04/02(火) 21:11:29
- 18二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:11:51
- 19ホワイト・ボックス 24/04/02(火) 21:12:13
- 20放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 21:12:31
- 21零落雷神24/04/02(火) 21:13:36
立て乙
ふいー……今日は嫁も来てないからのんびり過ごすかぁ
【相も変わらず洞窟にて】 - 22リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/04/02(火) 21:14:59
- 23放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 21:15:42
- 24二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:16:53
- 25重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/04/02(火) 21:18:35
- 26ホワイト・ボックス 24/04/02(火) 21:19:41
- 27内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 21:19:56
- 28撃装暴嵐24/04/02(火) 21:20:06
【〈土砂の胸壁〉を無詠唱で完成させる】
【本来は壁を生成する下級魔法であるが、足元の石畳へと作用させる事によって上空に射出する足場と為した】
《灼熱なりし赤鉄の──
【上空へと射出され、三次元的視点から先程までの路地を俯瞰する。魔性に埋め尽くされた地獄めいた惨状を眼下に、《犯罪王》への射線を通す────少なくとも、身体まで人外の其れではない。ならば魔法を直撃させれば】
──槍よ 敵を貫き──
『無垢なる赤子の祈り』
【無詠唱にて数々の魔性を召喚せしめた《犯罪王》が、初めて詠唱を唱えての召喚術を行使した。省略されたその詠唱は、令嬢よりも速く機能する】
【お゛き゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛】【お゛き゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛】【お゛き゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛】
【精神を汚染するが如き声を撒き散らしながら、炎に包まれた赤子の様なナニカが魔拳令嬢と《犯罪王》の射線上に現れる】
『《放火魔》』
──焼き払え》
【〈赤鉄の炎槍〉が路地へと叩き込まれ、付近の魔を一掃しながら石畳を抉った。《犯罪王》は未だ、無傷。】 - 29地竜&ケルベロス24/04/02(火) 21:20:40
- 30吟遊詩人24/04/02(火) 21:21:09
- 31紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 21:21:10
「あれは……」
『どういう事ですか、フィッツウィリアムさん』
『……そんな事も言われなきゃ分からんのか? ビングリー』
『ダーシーさん』「となると、お相手の美人さんは……エリザベスさんっすか」「そうであるでしょう。ここが彼の記憶にとって重要な風景なら」
「私は……」「ああ、懐かしいな。あれは君が助言したんだっけ?」
「彼の知り合いで、ビングリーってのが居たんだけどね。彼はベネット先生の長女……エリザベスの姉といい感じの関係になっていたんだ」
「ビングリーがグロワールから、セントラリアに引っ越すまではね」
『俺が言ってやったんだよ。ビングリーが軽率に結婚するのを止めてやるために、一旦頭を冷やせって』
『っ! 貴方という人は……! ジェイン姉さんがどれだけ落ち込んでいるか知っているのですか!?』
『フン……俺の知った事じゃないだろ、残された女がどうとか』
「……というか、何か学生時代のダーシーさん……」『やなやつ』
「暴走……というかは分からないけど。この人にとって重大な記憶をまざまざと見せられて……単純に、大きなストレスに晒されてる」
「いちお、ある程度落ち着かせる用の術式は組んでるけど……これから何ができるかは、その……ウチらもダーシーさんの記憶を紐解かないと」
- 32平行世界から来た冒険者24/04/02(火) 21:21:48
- 33リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/04/02(火) 21:22:31
- 34地竜&ケルベロス24/04/02(火) 21:25:43
- 35火炎少女24/04/02(火) 21:26:11
- 36ホワイト・ボックス24/04/02(火) 21:27:56
- 37二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:29:15
- 38吟遊詩人24/04/02(火) 21:30:22
- 39〈明徒花〉24/04/02(火) 21:30:39
(※たておつです!)
「んー?聴き取り?ほぉ〜、探偵さんごっこかお嬢ちゃんは可愛いねぇ…えっ冒険者だったのかい」
【びっくりしたように目を見開いたご老人。回想終了】
ということで 最近 この辺りで 起きてると いう 異変の 調査に やってきました
『肝心な所が全部すっ飛んでる』
「ポンコツ本体にスクロール」
「何も伝わらない」
静粛に! 静粛に!
【無人の野原を歩きながらわちゃつく樹人達。今回の依頼は「畑の野菜が急に枯れ始めたから調査してほしい」というもの。ある意味得意分野という事でやる気も十分だ】
『えー纏めるよ。1.畑が枯れた。これについては調査済み、カラカラだったね』
「土地のパワーが全然ダメ、アレじゃあゲンキ草も生えないよ」
「また土食べて村の人引かせてた」
「主食は土です」
間違ってない けど 合いの手 要らない!
『続けるよ。その2.村の人曰くとある方角から嫌な気配がする…特に夜の間に』
「絶対厄介ごと」
「村の伝承通りだったりして」
【と言いながら夜闇を歩く樹人達】
まっさかー 伝承って あの村出身の 狂った 凄腕魔術師の ことでしょー? 隕石降らした っていう 偉人さん?
「隕石ってあんな感じの?」
【夜空を指差すネーラ。確かに指差す空の方には輝きながら少女達に向かってくる隕石】
【向かってくる隕石】
メテオーーー?!?!? 退避ーー!??
【野原に隕石が着弾して爆発を引き起こした】 - 40吟遊詩人24/04/02(火) 21:32:07
わぁ……気軽にメテオなんて出てくるんだね……
- 41金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 21:32:22
- 42紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 21:32:28
彼らの言う通り、この頃の私は、自らの家柄を鼻にかけ、周囲を見下していた。……いや、或いは今も、かもしれないが。
周囲の人間から、遠巻きに見られていた。交流があったのは唯一の友であったビングリーと、奸智を以て私に近づいたウィカム……そして、
『それよりも……今回呼び出したのは、そんなこと話すためじゃない。お前だって……女なら、将来を考えなきゃならないだろ』
『エリザベス。お前の家は身分が低いから……嫁入りだって躍起になってるだろ。だから……俺だってそんなことしたら立場が危うくなるけど、婚約してやってもいいってことを……』(※原作の台詞ほぼママ)
『貴方という人は……!』
唯一、私に対して真っすぐからぶつかって来た彼女だけ。
『貴方がもう少し、もう少しだけでも紳士に振舞っていたのなら、私だってこう返す事は無かったでしょう』
『それでも一片の悔いも無く貴方の手を払いのけられるのは、ひとえに貴方の高慢と偏見が招いた結果です!』
「……黒歴史だ。コイツこの台詞、シラフで言ってんのか?」「ただ見る事に、或いは苦痛を感じるかもしれません」「ちょ、ちょっとみんな静かにしてて……!」 - 43二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:32:40
- 44リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/04/02(火) 21:33:05
- 45吟遊詩人24/04/02(火) 21:34:51
- 46ホワイト・ボックス24/04/02(火) 21:36:38
- 47平行世界から来た冒険者24/04/02(火) 21:36:41
- 48呪術軽戦士@病院24/04/02(火) 21:37:53
- 49重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/04/02(火) 21:38:27
- 50火炎少女24/04/02(火) 21:39:01
- 51獣人シーフ24/04/02(火) 21:39:11
- 52金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 21:39:26
- 53獣人シーフ24/04/02(火) 21:39:55
- 54煤けた少年24/04/02(火) 21:39:58
- 55〈明徒花〉24/04/02(火) 21:40:46
生存点呼!! いち!!
『2』 「444」 「666」
ヨシ!!
【パラパラと土塊や破片となって降り注いでくる岩だったものを魔法で防ぎながら少女達は再度集結する】
あれ 本物…? 偶々の偶然…?
『残念ながら違う、ほらあそこ』
【眉間に皺を寄せながらとある方向を指差すコーラル。その方向には…】
「——————◾️雷◾️◾️」
【ぼろ布を纏ったほぼ骨のリッチ(ボロ切れから見える腕には土のような皮が張り付いたいる)。そして空中に浮かびながら杖を翳し呪文を唱えている】
あれ もう 見つかってるよね…
『じゃなきゃ隕石降ってこない』
「今度はなに」 「雷降らすに一票」
【すると少女達の頭上に雷が渦巻く玉のようなものが現れ、嵐のように雷が降って来た】
凄腕の 魔術師って とことん 凄いなぁ!!
『言ってる場合!』
「「私達戻るから」」
【スンと消えて本体である少女の中に消えていく分身2人と光の防壁で防ぎながら足元から根を伸ばし雷撃の矛先を分散させる少女】
【やがて雷撃が止みリッチも休息の為か杖を下ろす】
慢心 ダメ 絶対!!
『私達はまだ健在』
「『《炎耀散花-イリオスイムノ》‼︎‼︎』」
【隙を見て詠唱を終えた少女は槍に変形したコーラルを握り、リッチに向けて夜の闇が一時的に明るくなるほどの爆炎を発射した】 - 56二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 21:41:13
- 57ホワイト・ボックス24/04/02(火) 21:42:24
- 58平行世界から来た冒険者24/04/02(火) 21:43:43
- 59リモンチェッロ◆oyy1sw5DoY24/04/02(火) 21:44:03
- 60紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 21:44:31
それでも、私はビングリーをあの場所から離れさせなければならなかった。
彼の傍に、奴が……ウィカムが近づこうとしていたからだ。私が父から相続すべきだったものを奪った、あの男が。
『ウィカムさんから貴方の事は聞いています……貴方が彼にどんな酷い事をしたか!』
『……』
その時学園には、一つの噂が立っていた。私が彼から、本来手に入れるべきだった聖職禄授与権を騙し取った事になっていた。
ウィカムは狡猾で、悪意に満ちた人間だ。だが、それを証明することは私には出来なかった。それも全て、私自身の行いが招いた事。高慢と偏見に与えられた罰。
私は、その場を黙って去る事しか出来なかった。
「……つまりなんだ? 勘違いされたまま離れ離れか?」「いやでも、勘違いというには普段の言動が……」『素直になれない系』ヒソヒソ
「……もうすぐ、分かる筈だ。ダーシーさんとエリザベスさんの関係がどうなっていたか」
「あと……ダーシーさんが、その……指輪を渡した理由……」
「……ダーシーさんはそれでいいとして、あの……ウィカム、さんの方……どうしようかなあ……! ほぼ黒だけど証拠は無いんだ……!」
- 61煤けた少年24/04/02(火) 21:44:59
- 62ホワイト・ボックス24/04/02(火) 21:46:04
- 63火炎少女24/04/02(火) 21:48:14
- 64放浪ノウサギ24/04/02(火) 21:49:07
- 65呪術軽戦士@病院24/04/02(火) 21:50:02
- 66内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 21:51:09
- 67〈明徒花〉24/04/02(火) 21:52:04
【爆炎は確かにリッチを呑み込んだ。しかし、少女の表情は変わらず曇ったままだ】
【————手応えがない】
【寧ろ"吸われている"そんな感覚に少女は襲われる】
…なーるほど 私の 大ポカ です
見誤っちゃった…
【少女がコーラルを下げ、炎の噴出を止める。すると、リッチが居たであろう地点にて爆炎の残滓が渦巻いていく】
【爆炎が晴れる…否晴らされる】
【その中心に浮かぶのは後方に杖を浮かばせながら両手を掲げているあのリッチの姿】
【そして、リッチの姿に変化が起きる】
【土のような皮が張り付いていた腕にその皮に変わるように炎が皮膚を形成するように広がっていく。呆然とする少女を尻目にリッチはほんの少しの時間の後、四肢や首の下までが炎の皮膚で覆われた】
魔力や 魔法を 吸って 受肉でも する気なのかな…? どっちにしろ 危機的 状況
【少女の魔力は少ない。況してや現在は夜。太陽が出ていない夜の月明かりだけでは魔力の回復は微々たるものだ。つまり、今の少女には次の一手が無い】
【にも関わらず切り札を放ったのは判断ミスだったかも知れない…と少女は後悔する】
「炎…◾️…◾️…◾️…ハッ…ハハハ…」
【リッチが再び少女に杖を向ける。その先端には魔力が集束していく】
やばっ——————
【少女に向けて爆炎が放たれた】 - 68煤けた少年24/04/02(火) 21:52:52
- 69呪術軽戦士@病院24/04/02(火) 21:52:53
- 70放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 21:53:29
おや、魔術師の同輩殿か。
【食事を終えて一休み、一杯のココアを共に男は本を開いている
同じとは言わずとも近しい道の者が増えるというのはなんとなくだが嬉しいものだ、と少しばかり微笑んで】 - 71声無し24/04/02(火) 21:54:52
フンフン『立て乙』
フンフン♪『立て乙』『苔猫とパンケーキ作る♪にゃん♪パンケーキに苔猫乗せる♪にゃん♪』
フンス♪『苔猫パンケーキ出来上がりっ♪苔猫パンケーキ♪』【パンケーキの上にネコ型に切り抜かれた青りんごの皮を乗せる】
😸「もにゃっもにゃあ♪」【声無しの足元で回ったり跳んだり転げたりしているティアラ付きの苔猫】
……『…なんか冷静になってくると死ぬほど恥ずかしいなこれ』
フン!『どわーっなんかまずそうな相手に当たってやばそうな反撃受けてる‼』
- 72平行世界から来た冒険者24/04/02(火) 21:55:01
- 73火炎少女24/04/02(火) 21:55:25
- 74獣人シーフ24/04/02(火) 21:57:15
- 75紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 21:57:23
それでも、私はエリザベスに私の出来る全てをしてやりたかった。例え彼女自身から、何も得られなかったとしても……またそうすることが、自らの愚かさの清算にも思えた。
私とエリザベスの間接的な関係の中に起こった最後の出来事は、あの事件。彼女の妹であるリディアが、とある牧師と駆け落ちしたという知らせから始まる。
その相手は、無論、あのウィカムだった。エリザベスもその一家も、酷く動揺した。リディアは家に帰ろうとしないが、ウィカムは結婚に多額の示談金を要求している。研究という不安定な職業で五人の姉妹を養うベネット氏にとっては、その額は払えるものではない。私はその事を、ビングリーからの便りで耳にした。
私は複数の親戚を通じて、匿名で二人の結婚式を執り行う金を工面したのだった。それを以て、私の財産は完全に尽きた。学校を中退し、遺言執行人としての生活を始める。エリザベスとの関係も、それが最後だった。
「……コイツ正気かよ」『コミュ障』「……」
……四年の月日が経ったある日、しかし、私は一通の手紙を受け取った。 - 76火炎少女24/04/02(火) 21:59:00
魔力を吸収するって、魔術師からしたら天敵なのよね………大丈夫かしら……
- 77煤けた少年24/04/02(火) 22:00:10
- 78放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:00:58
- 79吟遊詩人24/04/02(火) 22:01:22
- 80内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 22:03:41
- 81〈明徒花〉24/04/02(火) 22:05:10
【少女の切り札にも似た炎の奔流。今の少女にコレを防ぐだけの魔力は残っていない】
【しかし、此処に居るのは少女達だけではなかった。もう一人…普段は見えないがフラッと現れる古の存在…】
【少女に放たれた爆炎、そしてその爆炎を遮るように突如現れる高密度の魔力で構成された光の壁】
【そして壁は炎を包み込むように変形していきやがて炎ごと跡形もなく消滅した】
【これには流石のリッチも驚く。そして当の少女も驚き横を見る。其処には瞳の色が変わったコーラルが人の姿を取り立っている】
メネルギルさん…?
「流石に見過ごせないので介入しました。コーラルさん申し訳ありません」
【体を借りている当人に謝罪しながらメネルギルは横目で少女を見る】
「手を貸す訳ではありません。"アレ"は貴女の敵、自らの知恵と力で対処すべきです。私が手を出したのは…背後の森が無闇矢鱈に焼かれるのを見過ごせなかったからです」
【そう言ってメネルギルは背後にある夜の中に佇む森林を指す。それに少女は小さく頷く】
【この瞬間にもリッチが次の魔法を放とうとしている】
「力で敵わないなら知恵を絞りなさい。勝てない相手ではありません。アレと同じ"死者"からの助言です」
【メネルギルはそれだけを言い残してコーラルの体から離れて消える。元に戻ったコーラルがリッチを見て身構える】
コーラル 『…なに?』
逃げるよ!! 『了解…!』
【頭上から降ってくる雷の魔弾を避けながら少女は身を隠すべく走り出した】 - 82二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:05:24
このレスは削除されています
- 83呪術軽戦士@病院24/04/02(火) 22:06:21
- 84煤けた少年24/04/02(火) 22:07:38
- 85二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:07:48
- 86獣人シーフ24/04/02(火) 22:08:32
- 87紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 22:08:50
『来てくれたのね。久しぶり……ダーシー』
学校を卒業した彼女は、かつてのように才媛のままに育ち、素晴らしい女性になっていた。
『ねえ……謝らせて欲しいの。学園での事……私の方こそ、貴方を高慢と偏見を以て判断していたんじゃないかって。ずっと……そう思ってた。根拠のない噂話に踊らされて』
『……さあ。』
私はその実その時、動揺ばかりに気を取られていてマトモに思考が出来ていなかった。
『もっと言いたいことはあるけど、今はあまり……時間が無いの。実は、リディアが行方不明になったわ』
『……君の妹かい?』
『ええ。それで……一つ頼みごとをしたいの』
『私が一時期過ごしていた、お父さんの研究室がある島。ネビュラアイランドのサンセット・モーム。』
『その場所に埋めた指輪を、貴方に見つけて欲しい。そして、貴方が持っていて。その指輪は貴方の為の物』
『本当は、私自身が持つべきだけど……もしかしたら、私は何かに巻き込まれるかもしれないから。お願い……』
それが、彼女の”遺言”だ。
彼女は知らなかったろう。私が今、遺言執行人をしている事を。彼女が参加している相続を、やがて私が担当するであろうことを。知っていたなら、選択を変えていただろうか? ただ一つ確かなのは……
『指輪は貴方が持っていて。特に……あの男には渡さないで、絶対に』
『ウィカムだけには……』
彼女は確かに、そう言っていた。
『貴方から、沢山の物を受け取っていたって、私は今更気が付いたの。プロムの日のプレゼント交換会、私の手元に届いた、差出人不明の髪飾り……』
『似合うかどうか教えて欲しいわ、ダーシー』
『……』
『……ふふ、冗談。』
『じゃあね、また会いましょう。また会えたら……話したいことが沢山あるの』
それが、私と彼女が交わした最後の会話だ。
それは突然に訪れ、また突然に消え果てたのだ。 - 88火炎少女24/04/02(火) 22:10:30
魔術ってわりとそう言うの多くて………使い分けが大変だったりするわよね……
- 89放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 22:10:43
- 90二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:12:03
- 91《魔学者》◆mLwjQYoqFA24/04/02(火) 22:12:08
魔力を以て推進力とし実体を"物理的"に射出する……シンプルだが、《対魔力》へ抗するにあたっては最も手軽な手段でもあるな
【魔物の群れに向かってばら撒いた小石を射出し急所を撃ち抜いていく】
コツは"弾を魔力で覆わない"ことだ - 92放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 22:12:44
- 93吟遊詩人24/04/02(火) 22:12:55
これはひどい頓智みたいな技だね
- 94ホワイト・ボックス24/04/02(火) 22:13:18
たしかに『氷柱を出す魔法』と『氷柱上に水蒸気を集めて固める魔法』では出力されるものが違いますね
- 95〈明徒花〉24/04/02(火) 22:13:57
さて どうしようか
【少女はリッチの魔法から逃げて今はなんとか岩陰に身を隠している。そして、そのリッチは少女を見失ったのか地面に向けて杖を突き刺し何かしている】
謎解明 畑が 枯れたのは アイツが 土地の 魔力吸ってた から 迷惑だね
【やれやれとばかりに少女は態とらしく両手を振る。愚痴ばかり言っても状況は良くならないが】
知恵を 絞れ… かー… 魔法は ダメ… 吸収されて 受肉?の 手伝いする だけ…
接近戦は… 近付ける 自信ないなぁ… 吸収に 限界って あるのかなぁ…
【必死に今までにあった事を整理しながら打開策を考える少女】
『弱点とかあればね…』
「死者らしく手掛かり遺してくれればいいのに」
「どうせあったとしても誰も覚えてない」
……ん? 今なんて 言ったの?
【少女がバッとコーラルと分身達に顔を向ける】
『弱点とかあればなって…』
「手掛かりあれば」
「誰も覚えてない」
…それだ!! 弱点!
『シーっ…けどどうやって弱点見つけるの…?』
「墓あったし荒らす?」
「更にキレそう」
いい よく聞いてよ…
【作戦会議が始まった】 - 96獣人シーフ24/04/02(火) 22:14:20
みゃーの魔法使えません
ダンジョンで魔法の本拾うけどよんでもちんぷんかんぷん
魔法使い、すこいです - 97放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:14:57
してるかも知れないー……いや、してるね、これはー。
ボクももう少し前線に出て頑張れたんじゃないかって気持ちとー、
ムリムリ絶対死んでたーって気持ちが頭の中で喧嘩してるー。
【基本逃げの一手なので、『人間の限界』なるものが分かっていないのだ】
【自分の限界を試してみたい気持ちと、危険は真っ平と言う気持ちがバトル中】
はーい、最初はゆっくり稼いで装備整えていくと良いよー。
分からない事があれば大先輩方に聞けば、大体アドバイスが帰って来るー。
いいねーいいねー!昨日の冒険でランプを手に持つの大変だったんだ。
これを背中の雑嚢にでもぶら下げれば、良い灯りになるかもしれないー。
【そう言いながら、色々と付ける位置を探している】
- 98大食らい◆7Ne9e.LPTA24/04/02(火) 22:15:30
立て乙だ〜
【髪の毛がメタリックになりお腹がぽっこり膨れた大食らいが【ガシャガシャ絡繰巨大骨】の報告書を提出した】 - 99軍人術師24/04/02(火) 22:16:23
空間転移との相性で収束させる魔法はよく使うな
特に味方を巻き込まない様にするときに役に立つ - 100二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:16:23
召喚魔術とかああいうの多いよね
─────見せてやろう、召喚の断片。その本領を
召喚と言えば異界の住人を呼び出す魔術である、という印象を持つ者が多かろうが、召喚の本質とは異界との接続そのものだ
であれば、呼び出すものは意志持つ存在に限った話ではない
魔法の無効化、だったか
残念だったな、俺の魔術はすべて召喚魔術からの派生────今呼び出した炎は、召喚によって呼び出した魔術に依らぬ本物の太陽、その断片だ
【魔術無効化の敵を太陽が発した炎を召喚することで焼き尽くした召喚魔術師】 - 101〈明徒花〉24/04/02(火) 22:17:10
あのリッチ 吸収した 魔法を 皮膚の 代わりに してた つまり あの吸収魔法は そのまま リッチの 血肉になる 多分だけど…
【少女はゆっくりと自分が立てた考察を3人に説明していく】
つまり 私を 吸収すれば リッチの体に 樹… というか 植物が 混じる かもしれない そうなれば 今度は リッチの 記憶を 読み取る そしたら 弱点 分かるかも 知れない 多分…
【少女はふぅと息をついて反応を伺う】
『反対。リスクが大きいし、賭けが過ぎる』
「やられにいくようなもの」
「大体実体あるもの吸収できるとは限らない」
【返ってきたのは反対の意見ばかり。しかし少女は意思を曲げない】
特攻する つもりは ない 腕の 一本でも 吸収して 少しでも 植物の 要素混じって くれれば 記憶を 読み解ける その時は 皆の 援護 必須だけど
「まぁ、本体がやるというならやるけど」
「ベイルに同意」
『…本気なの?』
だいじょーぶ! コーラルが いるし!
『なにも大丈夫じゃないけど……もー…』
【コーラルが岩陰からリッチを観察する】
『…今ならグラスに注意向いてない。ベイルとネーラと私で散開して四方から攻撃すれば隙は作れる筈。それを見計らってグラス』
任せたもれ! 『はぁ…大丈夫かな…』
よーし 皆 行くよ! 作戦開始!
【少女達の反転攻勢が始まる】 - 102紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 22:17:15
「やっぱり、エリザベスは指輪を直接君に相続させようとしていたんだね」
自身にとって致命的でもある言葉が明らかになったにもかかわらず、ウィカムは寧ろ愉快そうに笑う。
或いは輝かしい記憶のようにも思えるにもかかわらず、ダーシーは絶望の表情を浮かべている。
「だから君は、あのゴミ処理を止めたくなかったんだろ? 実際の所、彼女が助かって困るのは断じて僕じゃない……君の方だって分かってたから。自分の裏切りが露見するのを恐れて、君は僕に指輪を渡さなかった」
「そしてすっかり終わってしまってから、身軽になる為に指輪を差し出した」
死人に口なし。冥界との距離がずっと近くなった現在ですら、生者と死者の間には隔たりがある。
死人は様々な物を遺すが、その思いは……永遠に、託された人間が自分自身を監視することを強制する。例え、指輪を持っているだけという単純極まりないものでも、あの指輪がリジーから私への感情の表明だとするなら……私が、矮小な私が、その指輪に釣り合う価値を持てている自信が、永遠に持てなかったから……
「死者から託されたものが重すぎて背負いきれないから……最初は指輪を遺言執行事務所に渡そうとしていたし、その後は僕に渡してくれた。いずれにしても、彼女の遺志に反してね」
「お前が殺したのとおんなじだよ。お前の傲慢が……対等な立場にある事をよしとしない傲慢が、それを招いたんだ。彼女には死んでいてもらった方が、都合がいいから……指輪を手放す方法だけを考えていたんだ」
「もう……やめてくれぇ……!!」
「お前が殺したんだよ、ダーシー。彼女の遺志を踏み躙ったんだ」 - 103内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 22:18:30
- 104金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 22:20:25
どういたしまして!と言ってもあたしは大したことはしてないけどね…
「口にあって良かったゼ!」
なるほど…それならしょうがない!興味を持つのは人それぞれだからね…
あたしはルチル・エヴァンタイト、"鉄"の大陸からの商人さ!よろしく!
「私は『甘き異牙』と呼ばれし者!よろしくナ!」
【手を振る金属女と緑ローブ】
悲恋だね……ウィカムが嫌われているのは分かったけど…
あのリッチに一部を取り込ませて記憶から弱点を探るんだね?頑張って…!!!
あたしもだよ!…と言っても異世界のスキルなら使えることが判明したけど…
どういたしまして!
「どういたしましテ!」
ごきげんよ……えっ
「こんばんは……どうしタ!?」
- 105零落雷神24/04/02(火) 22:21:43
- 106大食らい◆7Ne9e.LPTA24/04/02(火) 22:21:48
- 107吟遊詩人24/04/02(火) 22:23:49
すんごいパワーで解決して来たねぇ
- 108煤けた少年24/04/02(火) 22:23:50
- 109撃装暴嵐24/04/02(火) 22:23:59
【─────駆けている。】
【蓄積した衝撃を発散して、その凄絶なる速度へと到達しながら。風圧も、空気抵抗も、嵐の王の名を冠する結界が喰らい尽くす。】
【一掃された魔物の間隙。焼け落ちた石畳の歪な空白。《放火魔》と称された不気味な怪物に肌を焼かれながらも、突き進む。】
【熱が弱点だ。結界魔術の『奥義』であっても防げない攻撃だから。】
【熱如きでは、その歩みは止められない。誰かの為を思えばこそ、《犯罪王》は此処で根絶しなければならないから。】
【美しい、その頸を鋼の指が掴んだ。】
末期の言葉を許します。
『ふ、ふふ』
【盗賊の首領の様に、動揺はしなかった。】
【誰かの絶望する姿が好きという理由で犯罪を働く盗賊と、犯罪を積み重ねる為に犯罪をする《犯罪王》とでは違う狂気であったからかもしれない。】
【指先から放たれる衝撃によって、次の瞬間には死を迎える境地にて。】
【美しき凶悪犯罪者は、召喚した触手によって周囲を薙ぎ払った。】
・・・・・
『器物損壊罪』
死になさい。 - 110声無し24/04/02(火) 22:24:19
ヒュンヒュン『スリングの先端速度+電気属性の魔力を操って生じさせた電磁力による加速』
【訓練場でスリングに小さな鉄球をセットして回してる】
フンス…『イコール…めっちゃ飛ぶ!』
【投擲の瞬間、スリングの表面に青白い雷光が迸り…僅かな破裂音と風切り音を伴って鉄球が飛び出した】
…『これも射程は伸びるけど魔力が働くのは手元で一瞬だけだね』
【やや遅れて200mほど先の木人形の頭が砕けた】 - 111獣人シーフ24/04/02(火) 22:25:23
- 112火炎少女24/04/02(火) 22:25:33
- 113〈明徒花〉24/04/02(火) 22:26:06
【リッチは変わらず土地の魔力や"鉱石"があれば地中から浮遊の魔法で引き摺りだして己が体の一部にしている】
【最早少女など眼中(眼はないが)になどなかった】
【しかし、突然リッチを囲むように三方向が光る。少女達の攻撃、レーザーがリッチに襲い掛かる】
「……◾️◾️」
【しかし、レーザーは魔力防壁に防がれ、逆に光った場所に対して再び雷撃が降り注ぐ。土地の吸収を中断してリッチは邪魔者の排除に取り掛かる】
【リッチの背後から再びレーザーが飛来する。が、リッチはこれを振り向きざまの雷の魔弾で迎撃し、背後の地点に魔弾を撃ち込む。しかし、今度はリッチの左右からレーザーが放たれる。当然、防がれる】
【リッチは四方から飛来するレーザーとその発射元を潰すべく魔力防壁を全方位に展開してうまく聞き取れない不気味な詠唱を開始する】
(今…!!)
【岩陰から少女が飛び出してリッチに敢えて飛ばず走って接近していく】
【リッチの視線を他所に向けるべく少女とは反対方向から2本のレーザーが魔力防壁に激突する。そして、少女は自らの左腕を樹に戻して捻じ切って槍状に変形させる。そして、その少女の背後から高速で回転する枝の矢が射出された】
【リッチが少女に気付くと同時に防壁に刺さった枝の矢は溶かすように一部の防壁を破壊し、そこに向けて少女は飛び上がって突撃する。防壁が破られたことにリッチは慌てて詠唱を中止して、杖を持った反対の腕を少女に伸ばす。先程と同じ吸収の体勢だ】
【そして少女が持つ樹の槍とリッチの腕が激突した瞬間…樹の槍は吸い込まれるようにリッチの腕の中に消え…】
【リッチの顔面部分に樹皮のような皮膚が現れて———少女は翼を展開して炎で勢いをつけるとリッチに向けて頭突きをかました】 - 114吟遊詩人24/04/02(火) 22:26:11
- 115二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:26:17
あんたのパワーに叶うやつぁそうそうおらんからな
- 116煤けた少年24/04/02(火) 22:26:33
- 117呪術軽戦士@病院with???24/04/02(火) 22:26:47
- 118吟遊詩人24/04/02(火) 22:27:15
- 119二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:28:12
へー友人
"友人"!!??!? - 120金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 22:30:14
- 121撃装暴嵐24/04/02(火) 22:30:42
- 122煤けた少年24/04/02(火) 22:30:52
- 123放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:32:13
- 124撃装暴嵐24/04/02(火) 22:32:22
- 125二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:33:55
- 126二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:35:10
- 127放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 22:35:15
- 128〈明徒花〉24/04/02(火) 22:35:16
【男は孤独だった。貴族に産まれたはいいものの男の家督継承順位は兄弟の中で一番下だった。オマケに騎士として国に貢献してきた一族に生まれながら男には騎士としての才能がなかった。産まれつき病弱でひ弱、木剣ならまだしも真剣など振り翳すことすら出来ない】
【故に父親は男に興味を示さなかった。衣食住は保証されたが父親らしい事は何もしてくれなかった。兄達は騎士としての訓練に掛かり切りで次第に関わる事すらなくなっていた】
【そんな男に唯一才能があると言えたのが魔法だった。祖母の書庫にあった魔導書は魔法論の本を読み漁り、いつしか魔法を扱えるようになっていた。身体強化魔法こそ使えなかったが男は吸収の魔法を覚えた事でひ弱な自分の体で初めて剣を振れた】
【それでも父や兄達が振り向く事はなかった。そんな中で時間が経ち、18の歳となった時、男は運命の出会いを果たした】
【一応は貴族であるから男は魔法書物を収めた書庫に出入りできる。その書庫で美しい女性と出会った。聞けば歳は同じで男と同じく魔法が好きなのだという】
【趣味は同じで年も同じ、2人は瞬く間に意気投合し、その関係は恋仲と言って良いほどに進展した。2人で共同して色々な魔法を学んだ。碑を火に変えたり、蝋燭が歩くようにしたり、そんなくだらない魔法を覚えては2人して大笑いした】
【魔法研究だけが趣味だった男にとって彼女と過ごす時間は魔法の研究よりも楽しいものだった。"2人で踊ったダンスパーティの夜"など忘れようがない】
【しかし、現実は酷く残酷だった。女性は男と結婚した直後この世を去った。流行病だったが男は何も出来なかった。最愛の人を亡くした悲しみとあまりに重い孤独感に苛まれた男は家を飛び出して片田舎の村の近くに住み、狂ったように魔法の研究を行った。死者の蘇生という禁忌にすら手を染めて…しかし、実行する直前に男もこの世を去った。ただ、未練と狂気だけを遺して…】
【そして、遺った狂期的な念は哀れに思い村人達に埋葬されたかつての身体に戻り…時を経て今に至る…】
【————少女が目を覚ます】 - 129撃装暴嵐24/04/02(火) 22:35:44
- 130吟遊詩人24/04/02(火) 22:36:20
- 131二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:36:53
- 132二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:37:12
- 133撃装暴嵐24/04/02(火) 22:37:43
- 134煤けた少年24/04/02(火) 22:37:57
- 135二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:38:13
何だったらいまも会話としては友人の会話ってより友人という役を降っている他に湯同士って感じだよな
砕けた感が両者まったくないあたりが - 136二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:38:13
つまり、人間性を取り戻したということかねあの剣士殿は
- 137二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:38:32
なんだろ、涙出てきた
そうか……熱剣士も友人が出来るくらい人生にゆとりが戻ってきてたんだな…… - 138金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 22:38:34
- 139声無し24/04/02(火) 22:39:53
- 140吟遊詩人24/04/02(火) 22:40:10
悲恋と言えばクライナートの悲恋喜劇かな
クライナート卿が次々と悲恋していくんだけど、大体面白おかしい悲恋をしていくんだよね - 141内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 22:40:29
- 142紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 22:40:53
『落ち着いて』「おいダーシー! クソッ、テメェどういうつもりだ!」
「どういうつもりも何も無いよ。俺は今日、別にダーシーと昔話に花を咲かせに来た訳じゃない。……ここに来たかったんだ」
過去の記憶を辿るうちに、現実における旅程は終着点を迎えていた。
辿り着いたのは、少し広い空間。目を惹くのは、その床に開いた巨大な円形の穴。
底は深く、切れかけの魔力灯では見通せそうにない。
「ここが先生の研究成果……ついに相続することが出来た」
「すげぇ深さっす。一体……」「或いは、これは……通路のようにも思えます」
少女の発言に対して、ウィカムは指を鳴らした。
「鋭いね。これは……簡単に言うなら、冥界の門の一つなんだ。死者と生者の通路と言える」
「冥界の門……?」
「先生の最後の研究テーマは、自身もそれを迎えつつある”死”だったわけだけど……」
「死というテーマは、細胞とか、経済とかと違って、それを研究するのは致命的に困難なんだ。何故なら……」
「……『実証』と『観察』が、出来ないから」
死とは、主観の消滅だ。一人の人間の生と対立するが故に、ある意味では究極に主観的な状態。どれだけ外側から死体を観察したとしても、或いは死後の魂を呼び出してインタビューを行ったとしても、死の本質に迫る事は難しい。死の持つ絶対の隔絶という要素は、研究が是とする観察と矛盾しているために。
感情をテーマにしている私にも、少し理解できる部分がある。
「先生はその問題を、少しでも解決に近づけようとしていたんだ……」
「それで……この門を作ったのですか、人ひとりで」
絶対に不可能ではないだろうが、容易な事でも無い事は分かった。 - 143二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:41:08
ぶっちゃけ女難関係抜きでも大分波乱万丈な人生送ってるから友人や嫁さん出来てるの見るとよかったねって感情が勝る
- 144死に者狂い◆37ep7.xUIE24/04/02(火) 22:41:51
- 145獣人シーフ24/04/02(火) 22:42:29
- 146放浪魔術師◆ECeF2XXTqI24/04/02(火) 22:43:52
然し向こうは正に佳境か。死者を巡る因縁因果、リッチとの闘い
善き結末にたどり着くことをだ
【魔術師の男はしばし目を伏せ祈りを一つ】
さて、それでは味合わせて貰うとしよう
【初めの一口はそのままに、独特な苦みが口内を荒れ狂う
二口目には合わせるもので調整を。先の依頼の相手であったドルイド殿の手土産である薬草を噛みながら】
ああ…これがいい具合だな。癖の噛み合いが面白い - 147放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:44:02
てことはー……あれだ、知り合いの知り合いが凄い人だったってヤツー。
おきのどくー……もし過去に戻れるならこの苦ワイン分けてあげたいー。
【ちょっとだけ棒読みでは無い締めっぽい声になりつつ】
ふふーん、昨日仕入れたばかりの冒険譚があるよー。
初めてパーティ組んで冒険した人が、伝説の黒い厄鳥の雛と出会うお話ー。
頼れる先輩方と聖なる炎の奇跡と窮地の気転で辛くも逆転勝利するのさー!
【昨日潜り抜けて来た死線の話を語りつつ、古びたマンドリンを掻き鳴らす】
【そのマンドリンは使い古され過ぎているものの、作り自体はしっかりしているようだ】
元々……?へー、面白いねー。
火事とか不幸にあったんじゃなさそーで良かったよー。
【別大陸ファドラから渡航してきて一月も立っていないウサギには見抜けなかった】
- 148撃装暴嵐24/04/02(火) 22:44:05
- 149金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 22:45:44
- 150二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:45:51
- 151〈明徒花〉24/04/02(火) 22:46:36
コーラル… 状況は…?
『劣勢。ベイルとネーラが引きつけてるけどあの様子だと長くは保たない』
そっか…
【支えていたコーラルの肩を借り少女が立ち上がる。少女の視線の先ではリッチが魔法で前方を薙ぎ払っている】
『弱点分かった?』
うん… さぁ コーラル————倒すよ
【コーラルが槍形態に変わり少女の前方に浮遊する。そして、少女は手を合わせて以前少女が見た森による美しい記憶の再現を思い出しながら詠唱を開始する】
〈望む日常は 遠い過去の果て〉
〈未来は 定まらず 孤を描く〉
〈探した砂は 滾れ落ち 淡き光となる〉
〈一度の夢 破れても 私は探し続けよう〉
〈流れゆく光よ 幻想を抱け〉
《共に歩む記憶の幻想-オネイロノート》
【リッチを閃光が包み込んだ】 - 152吟遊詩人24/04/02(火) 22:46:38
- 153呪術軽戦士@病院with???24/04/02(火) 22:47:33
- 154二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:47:48
冥界頭痛案件が続くなあ
- 155呪術軽戦士@病院with???24/04/02(火) 22:48:32
まぁ、その通りです
熱剣士「先ほども言ったが出会って半年過ぎた程度だ」
僕が姉さんの遺品に込められた呪いにかかって、熱剣士さんを襲ったのが出会いでしたね
いや本当に多方面に顔向けできいくらい申し訳なくて……
熱剣士「何度でも言うが、あれは君の責任ではない」
※呪術軽戦士初登場回
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第4085層|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/2230037/前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2193812/脳内設定スレhttps://bbs.a…bbs.animanch.comここだけダンジョンがある世界の掲示板 第4086層|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2230728/脳内スレhttps://bbs.animanch.com/board/2193812/姉妹スレhttps://bbs…bbs.animanch.com - 156煤けた少年24/04/02(火) 22:48:36
- 157二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:48:51
死神一同も不祥事が増えてきて過労気味です
【一般通過死神】 - 158二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:49:08
【プリンを口に運ぶ魔女清掃員(仕事終わり)】
- 159死に者狂い◆37ep7.xUIE24/04/02(火) 22:49:11
- 160撃装暴嵐24/04/02(火) 22:49:38
- 161内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 22:50:56
- 162吟遊詩人24/04/02(火) 22:51:10
- 163〈明徒花〉24/04/02(火) 22:51:48
【————閃光が治れば野原であった其処には輝く広い屋内のような空間が広がっていた】
「……◾️◾️◾️」
【警戒したリッチが魔法を放とうとして】
【袖を誰かに引っ張られた】
「——————————!!!!」
【慌てて振り向き魔法を放とうとして—————リッチは杖を取り落とす】
【そこに立っているのは少女が記憶で見たあの女性。雷を模した刺繍がされたドレスを身に纏ってリッチに笑いかけるその姿はとても美しい】
「———————嗚◾️◾️テ▪︎◾️ア……」
【リッチの魔力が霧散していく。それに伴い身体を構成する魔力も元あった場所に還っていく。————リッチが膝をつく】
【そのリッチを女性は優しく抱きしめた】
【リッチの体が震える】
【—————そして夢は醒めていく】 - 164放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:52:45
- 165吟遊詩人24/04/02(火) 22:54:10
- 166紅葉葵@誇りと知識24/04/02(火) 22:55:51
「生者の側から死者を観測できないのなら、少しでもどちらかがもう片方へと近づくしかない。先生は寧ろ、生を死に近づけようとしていたようだけど。」
「……なんかとんでもねぇこと言ってねぇか?」
「でも結局、先生はこの研究を放棄してしまったんだ。観察の開始は目の前という所で。がっくり来たよ……流石にね」
ウィカムは苛立たし気に、穴のすぐそばにある直方体の機械を蹴る。
これは推測でしか無いが……きっと彼は、その境界を越える事を、良しとしなかったのだろう。
「だって俺も、それを望んでいたからね。死者と生者の境界を、少しでも薄くしたかったんだ」
だってそうだろ、と。彼は私達の言葉を、もはや待たずに話し続ける。
「そこのダーシーの記憶を見てたら、分かる通り……死んだ人間は、どこまでも良いように扱われる。死人に口なし、その言葉を免罪符に。アイツはこれを望んでいる筈、こう思っている筈……大きな欺瞞だ! 死者に生者と同じ意思があるのなら、生者がそれを語る事は出来ないし、もしもないのなら、いずれにせよ生者が口にしているのは勝手に仮想した死者でしかない」
「死人になって尚、遺志までも軽んじられる。この世はどこまでも生者主体だ。死人である、それだけで高慢に、偏見を以て語られる。ズルいじゃないか! 俺もいずれそんな部屋に押し込められるなんて……寂しくて仕方が無いから」
紅葉葵は精神術師として、それなりの人間の精神を覗いてきた。心理を診断する上で、障害となるのは主に二つだ。
一つは、病的な無軌道、無秩序。例えば、かつて出会った連続殺人鬼のような、精神と行為の明確な乖離。
そしてもう一つは……
「俺はね。少しだけ、ほんの少しだけ、その崩れた天秤のバランスを戻したかったんだ」
「そのために、随分色んな人の力を借りてしまった」
病的な偏執による、全ての規範や倫理を無視して一貫した精神だ。 - 167獣人シーフ24/04/02(火) 22:56:38
- 168二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:57:25
あ〜、あの時の子かぁ!なるほどなぁ
- 169死に者狂い◆37ep7.xUIE24/04/02(火) 22:57:57
- 170重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/04/02(火) 22:58:01
初志貫徹…という点だけは評価できますが…それ以上に色々とアレすぎますね…
- 171撃装暴嵐24/04/02(火) 22:58:04
- 172煤けた少年24/04/02(火) 22:58:40
あ、えっと……
そういうことなので、早速依頼に出かけてきます
【気まずさを誤魔化すようにクエストボードから『蛍火花の採取』依頼を取り、出かけていった】 - 173放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:58:42
- 174撃装暴嵐24/04/02(火) 22:58:48
- 175放浪ノウサギ24/04/02(火) 22:59:27
※掘り出し物だー!?
- 176〈明徒花〉24/04/02(火) 22:59:35
【光の粒子となって男の記憶から再現したダンスホールと女性が消滅していく。そうなってもリッチが立ち上がる気配はもう無い】
【先程まで猛威を奮っていた魔法が放たれる兆候もない】
【最早リッチに戦う力も…理由も残っていなかった。ただ、最愛の人に会いたいが為に全てを捧げた。そして、今叶った】
【立ち上がる理由がない】
…貴方の 生に 思うところが 無いわけでは ありません ただ 此処で 口にするような ことも しません ただ… 今は これだけ 言います
—————おやすみ なさい
【槍がリッチの首を刎ね、残った身体も炎によって塵も残さず焼き払われた】 - 177二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:59:41
- 178煤けた少年24/04/02(火) 23:00:23
- 179獣人シーフ24/04/02(火) 23:00:52
- 180零落雷神24/04/02(火) 23:01:55
生者と死者の境界線薄くすると冥界の神が過労死ラインを飛び越えて仕事し始めるぜ
- 181二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 23:02:15
可哀想
- 182二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 23:02:51
冥界いつもオーバーワークしてる
- 183金属商人&甘き異牙◆UwIgwzgB6.24/04/02(火) 23:03:08
(※い…イレギュラー……!!!)
ドンマイ……代が続くとこういうことも起こるよね…そして気まずいよね…
「ドンマイだゼ……」【大行商の娘のため先祖や親の逸話には事欠かなかったらしい金属女】
確かにそうだね……!!!
「ドンマイ…次があるサ…!!!」
良かった…!!!
「なるほド、あの時の!良かったゼ…!!!」
あの世で恋人と逢えるといいな…
「例え夢の中でも、カ……狂気を醒めさせたのだナ…望む世界に生まれ変わることを祈るゼ…」【丁字と十字を切る二人】
なるほど…?
「終わり…?」
死者の声を正しく届けるためか…
「生者における死者の立場を向上させるため…とも言えるのかもナ……」
行ってらっしゃい!
「気をつけてナ!」
【手を振り見送る二人】
おやすみ!
「おやすミー!」
【手を振り見送った】
(※とんでもない名機が…!?)
- 184内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 23:03:12
- 185獣人シーフ24/04/02(火) 23:03:20
- 186死に者狂い◆37ep7.xUIE24/04/02(火) 23:04:57
- 187フランケン博士24/04/02(火) 23:05:46
- 188獣人シーフ24/04/02(火) 23:08:32
- 189煤けた少年@クエスト中24/04/02(火) 23:08:50
- 190二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 23:10:08
乙!
- 191〈明徒花〉24/04/02(火) 23:10:16
たておつ… ですぅ…
はひー… 魔力切れぇ… 疲れたぁ…
【野原に大の字に倒れている】 - 192吟遊詩人24/04/02(火) 23:10:17
ふんふん、ウルスラグナか初めて見る本だ
- 193フランケン博士24/04/02(火) 23:10:19
立て乙だよ
- 194内気な極東以下略改め〈自在剣〉24/04/02(火) 23:10:32
たておつですよ…無限牢獄も10層までは難易度も程々でかつ難易度の割には美味しいと思いますよ
- 195煤けた少年@クエスト中24/04/02(火) 23:11:17
えっと……『立て乙』……ですか?
- 196撃装暴嵐24/04/02(火) 23:11:31
- 197死に者狂い◆37ep7.xUIE24/04/02(火) 23:11:38
- 198獣人シーフ24/04/02(火) 23:12:05
- 199フランケン博士24/04/02(火) 23:13:07
- 200二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 23:13:11
200なら冒険者のファン