- 1紫がかった黒24/04/04(木) 17:45:15
- 2紫がかった黒24/04/04(木) 17:46:07
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第4934層|あにまん掲示板ぐわわっわぐわわ>>2bbs.animanch.com設定スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ89|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。現行スレhttps://bbs.animanch.com/board/3071595/姉妹スレhttps://bbs.animan…bbs.animanch.com姉妹スレ
ダンジョンマスター専用掲示板 その68|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2652012/脳内設定スレhttps://bbs.animanch.com/board/2839327/※脳内設定置き場として共用…bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 3稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 17:50:49
立て乙ー
『立て乙だ』
お財布以外は宿に預けといたほうがいいよね
『市内は安全だし、人混みに杖を持っていくと邪魔になるからな』
【ティカロア最後の夜、夜市に繰り出す予定で準備している二人】 - 4紫がかった黒24/04/04(木) 17:54:51
- 5実験体39号24/04/04(木) 17:54:59
- 6二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 17:56:10
たて乙です
今闇堕ちしてます
【職員が雷雲みたいになっている】
【こわいね】 - 7稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 17:58:51
- 8下っ端ギルド職員◆Vt2G39eL0g24/04/04(木) 18:00:08
- 9二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:00:12
- 10紫がかった黒24/04/04(木) 18:01:11
- 11アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:01:16
スレ立てお疲れ様…
- 12紅鱗の裔24/04/04(木) 18:03:18
いいお天気ですわ〜
【空が鮮やかな茜色に染まり始めた頃、竜人は依頼──いつもの如く平和的超重労働だ──をこなし帰路についていた。いつも通り、一人で──他に人の行き来も無いような、寂れた道を】
【そしてそういったシチュエーションは、得てして"良からぬ輩"に都合が良いものなのだ】
……あら?
あのぅ……何か、わたくしにご用でしょうか?
【竜人の前に立ち塞がったのは四人の人物。一様に同じ服装を身に纏っていることから、何らかの組織に属していることが見てとれる。両手を背に回し、脚を肩幅ほどに開いた姿勢は"軍人の如き整列"とも、"油断なく構える刺客の類"とも受け取れる】
【しかし世間知らずな娘の頭にはそのどちらの可能性も浮かばず】
【如何にも不審な者たちであろうと、彼女にとっては"ただの見知らぬ人"であり──"敵"ではない。故に警戒などしていなかった】
えぇと、ご用がないのでしたら──
【返答がないことを訝しみつつも先を急ごうとした竜人に対し、不審人物たちが一斉に動きを見せる。背にやっていた両手を前に出し、"何か"を構えたのだ】
(あの武器は……たしか──)
【──直後。耳障りな破裂音──"空気の壁を破る音"がいくつも鳴り響く】
【あるいは異なる世界や、ソワスレラ帝国領においては──その音を聞き馴染む者もいるかもしれない】
【"銃声"。金属の塊が音速を超え射出される爆音が、実に十数秒の間止むことなく続いた】 - 13アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:03:58
- 14撃装暴嵐24/04/04(木) 18:06:44
あら、まあ────わざわざ数を揃えての待ち伏せとなりますと、何処からか流れた情報を嗅ぎ付けた殲魔教団でしょうか?
- 15撃装暴嵐24/04/04(木) 18:07:03
※コテ抜けですわ!?!?
- 16吟遊詩人24/04/04(木) 18:08:02
立て乙
演奏依頼が多くて大変疲れた私だよーー
【のど飴舐めつつ保湿の札を喉に当てながら】 - 17稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 18:08:20
- 18トルシュ神官職員24/04/04(木) 18:08:49
「手段について、問題がない事は確認済です。結果についても、同じく。まあ、あの難易度の依頼は一般的に手段を選んではいられない事が殆どですから。無論、最低限のラインは存在しますが」
「正直言って、そちらはそこまで重要ではなく……結局の所、試験の目的とするところ、測ろうとしているのは二つです。その相手に十分な問題解決力がある事と、適切な判断力がある事。この判断力というのは、何もダンジョンの中でどう動くだとか、戦闘中何処を狙うだとか、そういう分野に限りません。」
「今回の課題、『19の依頼を全て達成する』という行程を経て、曲がりなりにもギルドを代表している立場の一人である私が、貴方に何を見たか? 実力は無論、これ以上ない程理解させて頂きました。単純な1対1の戦闘から、軍勢の対処、護衛、或いは悪意ある人間の発見まで。どのような状況でも対応できる、申し分ない腕前です。」
「……だからこそ、私は一つの不安を、未だに拭えずにいるのです」
- 19紫がかった黒24/04/04(木) 18:10:43
- 20吟遊詩人24/04/04(木) 18:11:17
そう言うお年頃かな?
- 21撃装暴嵐24/04/04(木) 18:11:26
- 22火炎少女24/04/04(木) 18:14:09
- 23紫がかった黒24/04/04(木) 18:15:04
- 24〈明徒花〉24/04/04(木) 18:15:41
たておつ です!
コーラル どう…? 『かいせきちゅう…』
【ポーっとしているコーラルの膝に座っている】 - 25紅鱗の裔24/04/04(木) 18:16:33
【──後から判明したことだが。男たちの正体は『殲魔教団』の一員。その中でも特に"竜"を憎悪し、『竜狩り』を旨と掲げる一派のものであった】
【撃ち尽くされた弾丸もまた『対竜兵装』。魔術的な対竜エンチャントを施され、貫通力に特化した構造のその弾丸は強固な鱗をも貫き──惰弱な個体であればその斉射を以て確かに絶命に至らしめるほどの兵装であるという】
「……なんだと」
【男たちには、幾つかの誤算があった。まず一つ目はそもそもこの遭遇──本来彼らは、かの竜人"一匹"程度などわざわざ標的にはしない。ただ彼らは彼らの目的のため移動しており、その途上で"ちょうど手持ちの兵装で狩れそうなもの"がいたから攻撃を仕掛けたに過ぎない。故に各々軽量な兵装しか携行していない】
【だが、それは問題にならないはずだった。竜人如き何匹も狩った"実績"がある。彼らは自身の戦力分析に自信を持ち、故に攻撃を仕掛けたのだ。勝利を確信した、それ故に】
…………そう。攻撃、してきますのね
【そして彼らは、二つ目の誤算に直面する】
【銃弾は確かに命中した。自分たちは的を外すことなく、大型マガジンを空にするまで弾丸を打ち込んだ。それは、かの竜人の足元に散らばる鋼片──脆くも砕け散った鎧の残骸から見ても明らかだ】
ならば、致し方ありませんわ
【ならば。ならば何故目の前の"竜"は。男たちの"敵"は──】
《ガアアアァァァァァ━━━━━ッ!!!!》
・・・・・
【傷一つなく健在なのか──!】 - 26吟遊詩人24/04/04(木) 18:18:38
竜ってのは強いよねー
- 27撃装暴嵐24/04/04(木) 18:22:24
今回の場合は、『紅鱗の裔』さんが特別に強い気が致しますけれども。敵も、対竜武装を備えた竜殺しなのでしょう?
【『凄いですわ〜!!!』と感嘆する顔と、竜殺しの本来の目的というものについて考察する顔の両方をしている】 - 28火炎少女24/04/04(木) 18:22:35
- 29アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:23:08
- 30星の勇者姫24/04/04(木) 18:26:19
- 31トルシュ神官職員24/04/04(木) 18:26:42
「ハッキリ申しあげまして、愚直すぎる事です。」
「誰かが困っているのなら、居ても立っても居られなくなる。上級相当の依頼を内容も確認せずに引き受け、19個全て一人で達成しろという馬鹿げた条件にも従ってしまう。そしてあまつさえ、それを可能にしてしまう……」
「『19個全て達成すれば試験官の覚えもめでたいだろう』という目論見のもとそうされたなら、それは軽薄。ですが、そんな風にも見えませんでしたね。何者かの嘆きがあるのなら、自分が解決することを当然とする……ノブレス・オブリージュというやつですか? そんなものを感じました」
「ですので、かつては同じようなノブレスであった私から一つだけ、アドバイスです」
「これから先貴方の眼の前に19個の依頼があったとして、今回と同じようにする必要はございません」
「貴方は……今や"ひとり"の上級冒険者であり、其れと同時にギルドに多くいる冒険者の"ひとり"であるためです」【新たな装いとなった1枚のカードを、受付のテーブルに置いた】
- 32吟遊詩人24/04/04(木) 18:27:53
- 33紫がかった黒24/04/04(木) 18:28:39
- 34零落雷神24/04/04(木) 18:28:41
そういやまだ中級だったな俺、それで困ってはねぇけど
- 35報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:30:37
- 36星の勇者姫24/04/04(木) 18:31:52
- 37紅鱗の裔24/04/04(木) 18:32:19
【男たちは竜人の咆哮に怯みこそすれど、しかし怯える素振りもなく各々の武器を構えた】
【竜人──自らを"ウィルミアン"と呼称するかの種族が共通して持つ『咆哮』の力。しかしそれは、あくまで『竜の威』を借るもの。ならば確固たる意志を以て竜に対さんとする者に通用しないのは道理であった】
【──それが、男たちの"三つ目の誤算"。彼らはここで、自らの矜持など捨て無様に逃げるべきであった。さすれば争いを嫌う彼女が追撃することもなく、逃げ仰ることができただろう】
ああ、逃げてはくださいませんのね
では──ええ、仕方ありません
【一人の男が直剣を構え】
少々"痛い思い"を、していただきます
【──その剣ごと、斧で斬り伏せられる。胴体を深々と袈裟斬りに断たれた男は、だらりと倒れ伏した】
【男たちが体勢を整える間も与えることなく、一息に踏み込んだのだ】
「ば、化け物め……!」
【傍らに立つ男が咄嗟に槍を突き出す。それもやはり対竜の効果を施され、並の竜鱗程度ならば"そんなものは無い"かのように貫き通す業物──】
あら……酷いですわ。わたくし、法の下ではれっきとした"人間"ですのに
【その刃もまた、竜人に傷一つ付けることはない。動きを止めた両腕を斧で斬りつけ、圧し折る。痛みで悶絶する男は軽く──力を込め過ぎないように──蹴飛ばし、地面に転がしておいた】
【そして目に見えて動揺する残りの男たちに視線を向け、言い放つ】
投降なさい。あなた方は、わたくしの──敵ではありません
【紅鱗の裔たる娘、ルベラビュリシア。彼女は確かに争いを嫌い、極力避けようとしている】
【しかし──"恐れて"は、いない】 - 38二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:33:32
そもそも大抵の冒険者は中級でストップするでな、上級資格が必要な場面なんてほとんどないだよ
王都の本部にいるから忘れがちじゃが上級冒険者なんてな一握りも一握りだでの - 39星の勇者姫24/04/04(木) 18:34:15
お、怒らせたらめちゃくちゃ怖いタイプだ……
- 40炭鉱竜ぎじんか24/04/04(木) 18:34:27
紅鱗さんがんばえー
【スクロールを見ながら応援する】
【竜の角、翼、尾と美しい黒髪を持つ小さな子ども】 - 41二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:34:36
支部によっちゃあ上級冒険者なんて一人もいませんてなところもそこそこあるよな
- 42吟遊詩人24/04/04(木) 18:34:38
おー裔さんすごいカチカチだ、鋭い武器もなんのそのだ
- 43報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:35:42
- 44二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:36:44
なんてダイナミックな散歩なんだ
- 45吟遊詩人24/04/04(木) 18:37:10
面白い散歩のしかただね
- 46二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:37:39
今回はどこでワープしたんだろか
- 47撃装暴嵐24/04/04(木) 18:38:01
- 48アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:38:11
- 49二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:39:46
- 50触媒魔術師(見習い)24/04/04(木) 18:40:44
立て乙です!
すごい強度ですねぇ……とにかく強固な竜鱗にたいして確かな効果があるからこそ《対竜武具-ドラゴンスレイヤー-》は竜と相対する時持ち出されるモノな筈なのですけれど。
散歩で……海にです?
【海って徒歩で行くには遠くなかった?の顔】
さて、そろそろ依頼に出なくては!
『アリアラビット兎の子、アリアラビット愚かな子切られた耳のその代わり、草葉を縫って仕立てましょう』《アリアの草義耳》
【そう長くはない詠唱と共に触媒としたウサギの耳によく似たアリンレイシアの葉が焼け落ちる】
この魔術、色々あるのであまり使いたくはないですけれど。
【瞬きの間、たったそれだけの時を持って彼の肉体には変化が訪れる。一般的な只人は持ち合わせないそれ────「若草色の大きな兎耳」が頭頂に。
種族的にも髪色にもミスマッチな頭頂に生えた耳、感覚を確かめるかの様にぴこぴこ何度か動かすと】
はぁ………
【大層不服そうな様子で闇に沈んで行く森に駆けて行った】
- 51報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:41:45
- 52アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:41:55
- 53二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:42:16
【魔女清掃員、ギルド掃除中】
【箒掃きと焚火が混ざり合ったような心地良い音が、ギルドに小さく響く】 - 54吟遊詩人24/04/04(木) 18:42:21
- 55二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:42:42
- 56星の勇者姫24/04/04(木) 18:42:43
- 57紅鱗の裔24/04/04(木) 18:44:34
「ぬゥん……っ!」
【残る男の一人が打ち込む拳──何やら呪文の刻まれた籠手を身につけている──が竜人の腹を捉える】
【しかし──】
「しっ……"浸透撃"が完全に入ったのに……!?」
【竜人は揺るがない。打ち込んだ姿勢のまま動揺、硬直する男の側頭部を手斧の腹で打ち据え昏倒させた】
【次いで、残る一人に向け斧を振りかぶるが──】
「……ッ、『武装排除』!」
【何事か詠唱を終えたらしく、魔術が発動。竜人が両手に持っていた手斧が粉々に砕け散った】
……あら、困りましたわ。あれがないとわたくし……
「ハハッ……よし、武器をやったぞ!あとはじわじわと嬲り殺して……!?」
【武器を失った竜人は、奇妙な構えをとった】
【右手を前方に突き出し、平手の状態を作る。そして中指を曲げると──それを親指で抑えながら力を込めていく】
……手加減が苦手ですので、ええ
素手だと──うっかり殺めてしまうかもしれません
「デ……コ……?」
これぐらいでちょうどいいかしら……?
【親指を離し、溜めた力のままに中指を解放する。勢いよく跳ね上がった中指は、"破裂音"を空中に立て──】
「──ギャアッ!?」
【──"弾丸の如く"押し出された空気が、男の額を直撃した】 - 58二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:45:46
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:46:18
- 60フランケン博士24/04/04(木) 18:46:40
※早いですが……初めてで不安ですので
【転移門が開かれる】
【白衣の男が傍らに立っている】
ここだけダンジョンがある世界の掲示板ダンジョン攻略スレ 第331層|あにまん掲示板このスレは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなものです書き込みの方針は以下を踏襲します。何もなしor※→メタ会話「」→セリフ()→心情など【】→状況描写(【傷だらけでなんとか立って…bbs.animanch.com - 61アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:46:41
- 62星の勇者姫24/04/04(木) 18:47:42
- 63報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:48:14
- 64トルシュ神官職員24/04/04(木) 18:48:54
- 65紅鱗の裔24/04/04(木) 18:50:23
- 66二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:50:24
- 67呪術軽戦士@依頼中24/04/04(木) 18:50:53
〘依頼:幸福の裁断に入信.者を護送②〙
【日が落ちて来た頃、呪術軽戦士は街道の脇道に馬車を止めた】
【そこは見晴らしが良く、木が数本生えているのみで尋常な者が潜める場所はない。呪術軽戦士は御者席から荷台に話しかける】
夕食がてら、休憩にしましょう。
要望は本日中にとのことでしたが、馬も限界に近いですし、幌馬車に夜間用の装備をつけなければなりません。
2時間程、休憩にしたいと思います。
「うん、そうだね……そうしてくれ」
「わ、わかったわ」
【依頼主であるファビアンと付添人であるセリーヌは若干、詳細した様子でそれに答えた。呪術軽戦士はあえて言わなかったが、この二人も相当に無理をしている。元々青白いファビアンはもちろん、セリーヌですら出発当初の溌剌さはなくなっていた】
【呪術軽戦士は馬車を降りると、馬を荷車から離して手綱を近くの木に括り付け、馬車下に積まれた備品のバケツを取り出すと水の魔道具でそれを満たして馬に与える】
【それらを手早く終えて、自身のリュックから薪等を取り出し、パパっと火を付ける。その火を馬車に備え付けの2つのランタンに移して馬車にかける】
【幌馬車からまだ二人が降りてくる様子がないので、リュックから焚き火用の三脚とケトルを取り出し、水を入れて火にかける】
【と、そこまでしてようやく二人が出てきた。地面に立って大きく息をついた二人が目にしたのは、自分達用の敷布を敷いている呪術軽戦士の姿だった】
「早い……」
「あんた、すごいわね」
ただの慣れですよ。もう少しでお茶ができるので座って待っていてください。
【そういう呪術軽戦士はリュックから調理器具や食料を取り出して調理を初めていた】
根菜サラダと燻製した鳥肉のトマト煮と棒焼きパンを作ります
多少スパイスを入れますが、平気ですか?
「ああ、うん……大丈夫」
「ちょっと待って、材料を良く見せて」
【セリーヌが彼に近づいて、食材や調味料を全て検分する。やがて問題なかったのか、頷いて離れた。その間に呪術軽戦士はお茶を淹れており、まずは自分が一口飲んで、別のカップをセリーヌに渡す】 - 68呪術軽戦士@依頼中24/04/04(木) 18:51:07
【セリーヌは匂いと味を見てからまた頷いて、呪術軽戦士はもう一つのカップも彼女に渡した】
「え、なに……?」
【一連の流れをキョトンとして見ていたファビアンに、呪術軽戦士はただ一言告げた】
いえ、ただファビアンさんが深く想われてるってだけの話ですよ
【その一口でセリーヌは真っ赤になったが、夕日のせいなのか、焚き火のせいなのか良くわからなかった】
- 69報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:51:22
- 70二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:51:38
- 71二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:52:27
- 72触媒魔術師(見習い)24/04/04(木) 18:55:18
どうもありがとうございます!……はぁ。
【《アリアの草義耳》使用者の聴力や危機感知力を高める強化術の一つ、狩人に耳を断ち切られてしまった子ウサギアリアの為に作られた義耳の逸話を源流とする魔術】
【見た目こそウサミミそのものであるが手触りは植物のそれ。だが発動者の彼は男性でありその羞恥心と急激に上昇した感覚による酔い、そしてもともとありもしなかった部位に対する違和感が苦手であまり使いたくはないのだ。暗闇の森で動き回るには人のそれでは不十分である為耐えて使うしかないが】
紳士的な感じのブリが釣れましたね!?
帽子は後付けなのか生まれた時点であったのかどちらなのでしょうか?
【疑問はそこか?】
- 73報恩の両手剣使い24/04/04(木) 18:56:14
- 74撃装暴嵐24/04/04(木) 18:56:31
ありがとう存じます、アノマスさん。
あら、あら、まあ────でも。わたくしはアナタの『私腹を肥やすことばかり考えているインチキ神官』らしい所なんて見ていませんのですわよね。
少なくとも、悪い人ではなさそうとは話して思いましたので。わたくしの感性の方を優先させて頂きますわ。
【『俗に言う悪役令嬢、みたいですわね!』と微笑んだ】
※竜人の中でも天賦の肉体、怪力乱神みたいな感じが致しますわ!
あら、まあ。お身体がご無事なのは良かったけれども服が少し破れてしまっておりますわね……………
えぇっと、ローブが有りますのでお貸し致しましょうか?服に付きましても、わたくしの方で縫い直すお手伝いなど………
- 75ジェーンドゥ24/04/04(木) 18:56:53
皆さん頑張ってくださいっ……!!うわっとととと…!?!
【そろそろ一回ドラゴンスレイしとくひま?という感じにドラゴン討伐受けさせられ現在戦闘中のジェーンドゥ】 - 76炭鉱竜ぎじんか24/04/04(木) 18:57:16
- 77風蝋24/04/04(木) 18:58:08
- 78アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 18:58:39
- 79二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 18:58:51
- 80紅鱗の裔24/04/04(木) 19:00:06
- 81報恩の両手剣使い24/04/04(木) 19:00:32
- 82下っ端ギルド職員◆Vt2G39eL0g24/04/04(木) 19:01:24
- 83二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:01:50
- 84風蝋24/04/04(木) 19:04:01
- 85イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:04:49
せめて個人をもう少し認識してあげて
それじゃ年若い子を何人も弟子にしてるみたいだわ - 86〈杯の中の大海〉24/04/04(木) 19:05:15
【王都南区サルナ通り】
【夕方の大通りは今正に家に帰ろうとする労働者、今から商売を始めようとする屋台の店主達、或いは間食を取って夜の仕事に備えようとする者達によって賑わっていた。明かりが灯され、様々な種族が集まる、セントラリアの素晴らしき喧騒】
【その喧騒の中を、少女が一人。通り過ぎてゆく。小柄な、ぶつかれば跳ね飛びそうな矮躯。其れにも関わらず、周囲の視線に会釈を返しながらも、堂々とした隻腕の冒険者が進んでゆく】
「お嬢ちゃん、迷子か?お母さんの名前とか言えるかい?」
あはは、実は依頼の為に来た冒険者ですのです。
ご心配を掛けさせて申し訳ありませんわです、焼き鳥を一つ購入させて頂いても良いかしらねです?
「おっと、こりゃあ申し訳ない。小人の方でしたかい。一つ12Gでさぁ」
思ってたよりも安いわです………ありがとうございますわです!お陰で元気が出て来ましたわねです!
【別に純人間─純はちょっと怪しいが─なのだが、下手に説明しても混乱させるだけだろうと判断して訂正せずに話題を逸らす。数ヶ月前から水麗が身に付けた処世術であり、今では簡単に使える定型であった】
【大通りの賑やかな喧騒から離れて、路地に入る。そして住宅街の一角に、少女は目当ての代物を見つけた】
サイズと場所は合っておりますので、此れですわねです。となりますと、後は特定の手順を熟せば入れる筈ねです
【黄昏時。或いは誰そ彼時。薔薇園に繋がるとされる鏡に写りながら、少女は植木鉢の薔薇に水を撒いた】 - 87炭鉱竜ぎじんか24/04/04(木) 19:05:46
- 88下っ端ギルド職員◆Vt2G39eL0g24/04/04(木) 19:06:21
※櫛でござる
- 89撃装暴嵐24/04/04(木) 19:07:26
- 90触媒魔術師(見習い)24/04/04(木) 19:07:49
魔力なんかの伸び代は成長期真っ只中の方が高いことがおおいので後継を作るために子供を弟子に……という術師は多いそうですけどもね。
プラスチック製の帽子ですか。
【果たしてただのブリは喋るモノなのだろうか?】
- 91二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:08:34
- 92撃装暴嵐24/04/04(木) 19:09:38
- 93声無し24/04/04(木) 19:10:07
フンフン『立て乙』
【気ままに冒険と旅をしていたところ悪魔召喚に失敗した魔法使いと出会い、なんか流れで暴走した‘‘嘘の悪魔‘‘の封じ込めをすることになった】
「ハンガーに電気を通すとすごく明るく光るんですよ、あれでっかいフィラメントなので」
「炭酸飲料にはガスが入ってるので飲むとちょっとだけ体重が軽くなります」
「緑色のことを青色という場合があるのは、昔そういった物の色を決めた偉い人が色覚異常だったからなんですよ」
フン…『きがくるう~』
【当然勝てるわけがないので捕まって半日くらい意味のないカスの嘘を流し込まれてる】 - 94イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:10:11
ただのブリは喋らないけど喋ること以外ただのブリと変わらないブリならいるとなるのがこの世界のいい加減なところよね
- 95風蝋24/04/04(木) 19:10:13
アタシの場合はこっちが弟子にとったってよかアニキに甥っ子を押しつけられたってのが近いけどね、幼いうちからどこぞの術師に弟子入りする魔術師志望は多いよ
……ん、カラハドラ山岳地帯。このあたりだな
思ったより依頼数が多い - 96二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:12:17
ブリは焼くのと生でいくのどっちが美味いんだっけか
- 97紅鱗の裔24/04/04(木) 19:13:02
- 98撃装暴嵐24/04/04(木) 19:13:11
- 99報恩の両手剣使い24/04/04(木) 19:14:12
- 100アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:14:19
- 101撃装暴嵐24/04/04(木) 19:15:49
- 102二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:16:12
- 103二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:17:04
しかも食べた後の弔い方まで指定されてるのは食べづらいを超えた食べづらい
- 104二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:17:10
- 105二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:17:54
- 106稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 19:18:35
【夜市の一角にある屋台】
「へい、まんまるふくら鳥のハーフグリル、お待ち!」
わあ……!美味しそう……!
『当たり前だが干したものより一回り大きく見えるな』
【眼の前のテーブルにはボールのようにまんまるなふくら鳥を豪快にまるごとグリルした半身がおかれ、美味しそうに湯気を立てている。フクロウ娘が干す前はジューシーな味わいだと言っていたとおり、断面からは肉汁がにじみ出て下に敷かれた薄焼きのパンと葉野菜に滴り落ちている】
いただきまーす!ん〜……
丸干しも美味しかったけどグリルも美味し〜!
「うまそうに食べるねお嬢さん!ちょっとむしって肉汁の染み込んだパンと葉野菜で挟むともっと美味いぜ!!」
【陽気なコウモリ獣人の店主が愛想よく食べ方を勧めてくる。言われたとおりにしてみれば薄焼きパンの小麦の味と染み込んだ肉汁の旨味、葉野菜のシャッキリとした歯ざわりがアクセントとなって素晴らしい一口になる】
思い切って頼んでよかった〜
【鳥半身なのでお値段はそこそこした】 - 107アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:18:36
味を感じる前に申し訳無さが勝つよね…
- 108紅鱗の裔24/04/04(木) 19:18:38
- 109風蝋24/04/04(木) 19:18:41
- 110イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:18:51
- 111触媒魔術師(見習い)24/04/04(木) 19:19:41
- 112ぐりちゃん24/04/04(木) 19:19:58
- 113シャドウナイト◆YYwoqOEEiE24/04/04(木) 19:20:39
- 114アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:21:01
- 115アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:21:49
- 116風蝋24/04/04(木) 19:22:52
- 117報恩の両手剣使い24/04/04(木) 19:24:17
不思議なブリだったなぁ
- 118ぐりちゃん24/04/04(木) 19:24:51
- 119声無し24/04/04(木) 19:24:58
- 120二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:25:47
- 121二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:25:55
- 122稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 19:27:32
- 123声無し24/04/04(木) 19:29:12
- 124シャドウナイト◆YYwoqOEEiE24/04/04(木) 19:29:26
- 125騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 19:29:29
- 126撃装暴嵐24/04/04(木) 19:30:10
材質的には、要らなくなったドレスの内の幾つかを流用出来そうですわね。
終わったら届けに参りますわ。今晩中にはお返し出来ますかと!
【さっさと縫い直してお返ししょう、と王都の別邸に步を進める事にした】
サンプル採取の一環ですのね。出先の依頼を受けておく、という方法もあるとはわたくしも初めて知りましたわ!
【頑張って下さいませ!有意義な結果になるのをお祈りしておりますわ!とスクロール越しに応援しながら】
【『姫』と呼ばれるのはちょっとだけ皇女様に申し訳ありませんわね……という顔をした】
【実際公爵令嬢ってどうなンだろネ】
【肋を折られたから袂を分かったのか、袂を分かったから肋を折られたのか不思議そうにしている】
【何方にせよ、ちょっと怖いですわ………という雰囲気がある】
- 127報恩の両手剣使い24/04/04(木) 19:30:11
そろそろギルドに戻るとするか
- 128ぐりちゃん24/04/04(木) 19:30:35
- 129シャドウナイト◆YYwoqOEEiE24/04/04(木) 19:31:31
く…食い物に関することだけ賢い…
- 130風蝋24/04/04(木) 19:32:13
- 131二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:32:30
ある意味では生存戦略
- 132アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:33:39
- 133アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:35:25
- 134風蝋24/04/04(木) 19:37:35
- 135二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:38:18
本体封印されてるから無理だと思ってたけど力自体は宿ってるのかね
- 136二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:39:08
- 137イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:39:28
- 138騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 19:40:31
一応作られる時に魂の1部分けられてるひまからね
- 139二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:40:49
- 140二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:41:14
つまり一部限定的に使える感じか
- 141イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:41:51
- 142騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 19:42:12
- 143シャドウナイト◆YYwoqOEEiE24/04/04(木) 19:42:15
- 144風蝋24/04/04(木) 19:42:25
- 145〈杯の中の大海〉24/04/04(木) 19:42:52
【ずぷりと、依頼に有った鏡に触れた手が沈んだ。波紋の様に鏡の表面が揺らめいて、掴んだ腕を離さぬ様に鏡の内側に引き摺り込まれてゆく───強い薔薇の香りが何処からともなく漂ってきて、微かに安心感を覚えさせてくる】
【抵抗すればどうなるのか?一介の魔術師としての興味はあるが、冒険者としては受けた依頼に真摯に向き合わねばならないだろう。彼岸の見えぬ鏡の中に引き摺り込まれる恐怖に苛まれながらも、今までの経験で持ち堪える】
【薔薇の眠りに誘われ、穏やかに意識が深層に沈下してゆく。半身が鏡の中に沈み込んで、穏やかに少女は意識を一時的に喪失した】 - 146イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:44:06
- 147アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 19:45:14
- 148イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:47:13
- 149二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 19:49:09
分け御霊……分祀みたいなものだのう
同じ神社が極東のあっちこっちにあるだろう? - 150風蝋24/04/04(木) 19:49:23
- 151花壇士24/04/04(木) 19:51:26
何かあった時の分霊ってことであるか?
💍『今何かある時だから分けといてよかったな暇神さん』 - 152稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 19:53:03
そっちのお料理もおいしそうだね〜
「浮遊樹のフルーツ飴はいかが〜」
あ、くださーい
【背後をかごを持ったコノハズクの鳥人女性が売り込みしながら通りかかった】
【釣られた】 - 153イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 19:55:16
- 154風蝋24/04/04(木) 19:56:05
- 155稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 19:58:29
- 156二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:00:19
- 157二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:00:41
眠気に負けたぐりちゃんかわいい
- 158騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 20:00:51
オリジナルが作ったわけじゃないから詳しく知らんひまがまぁ大丈夫っぽいひまよ?
- 159花壇士24/04/04(木) 20:02:58
- 160イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 20:03:25
- 161アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 20:05:18
へぇ…分け御霊かぁ…
- 162二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:05:57
衝合世界では常に例外が存在する!
- 163風蝋24/04/04(木) 20:05:58
- 164花壇士24/04/04(木) 20:11:32
- 165イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 20:12:31
まああまり考えると神とは何かっていう迷宮に入り込むからそんなのもいるんだ的なのがいいのかしらね
- 166二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:13:49
恐怖こそが神なのだ!!
【一般通過雷神】 - 167アノマス◆UBru6zWM0.24/04/04(木) 20:14:27
ふむふむ、教えてくれてありがとう。【ぺこり】
- 168風蝋24/04/04(木) 20:15:06
あくまで分け御霊ってシステムを使う神は基本的にこうなってるって話しだからな、例外まで含めればキリがないさ
- 169二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 20:15:11
雷神は酔いどれたやつで間に合ってるからお帰りください
- 170松葉斎◆Y0zvUeHdRQ24/04/04(木) 20:16:16
【夜道を一人行く松葉斎。しかし今宵は散歩というわけではない。依頼の目的地を目指しているのだ】
【受けたのはある『山賊団』の討伐依頼。なかなかの練度と数を備える上、金品の強奪に飽き足らず戯れに人の命を奪うという残虐性まで持つということでAランクの討伐対象に指定されているのだ】
【さて、ものぐさな松葉斎がそんな討伐依頼を受けた理由は一つ。報酬の一部として『甘味処"櫻"の永久優待券』なるものが添えられていたからだ。特に義憤とかそういう感情はない(悪党への嫌悪はあるが…)】
……あっちに……
【山賊団が根城としているのは山肌に築かれた古い遺跡。そしてこの時間を選んだのは、彼らが夜ごと酒を酌み交わしお気楽に騒いでいるとの情報を得た故──】
【ならば、全体の様子を伺いやすい高台より夜襲を仕掛けるのが適切だろう】
【そんなわけで、松葉斎は見晴らしの良い高台を目指しえっちらおっちら歩いているのだった】 - 171〈杯の中の大海〉24/04/04(木) 20:19:15
【深い薔薇の眠りから醒める。意識を失う直前まで漂っていた強い薔薇の香りは既に消え失せており、
然れども風に揺られながら視界を埋め尽くしているのは極彩色の多種多様な薔薇の群れ】
【見渡す限りの薔薇、薔薇、薔薇。比較対象が王都になる程の巨大な秘密の薔薇園は、その全ての薔薇に手入れが行き届いている。道を舗装する石畳も、真新しい様を保っていた】
【アイビーの為に国際退魔連盟に行った際に、一度異界の区分について誰かから聴いた気がする。特定の手順で訪れる事の出来る、現実と重なり合う異界は乙種異界と呼ばれるらしい】
【だが此れ程の広大さと異質性を持つ秘密の薔薇園は。果たして現実世界と重なり合っていると言えるのだろうか?そんな無意味が疑問が浮かんで、次に香りを感じ取れない現状より感覚の欠如の可能性を疑い、】
『あら、ニンゲンさんですわ。メスの、幼体?腕は何処か取れてしまったのかしら』
【上機嫌そうな声に釣られて、背後に振り向く。風に揺れる漆黒のロングスカートと、表情を覆い隠す漆黒のベール。日を遮る様に広げられた漆黒の傘】
【貴婦人。或いは、喪に服す女性】
【優雅で、美麗で、そして途轍もない違和感。此処に在るべきではない異物感。薔薇に囲まれて、此方を見詰める存在が一礼する】
『ワタシは薔薇のカミサマ。ようこそ、薔薇園へ。キミの話が聴きたいな』
【表情の全てを、視線の全てを、輪郭の全てを覆い隠しながら。ひたすらに美しく、貴婦人は好奇心に満ちた声音で語り掛けた】 - 172稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 20:21:14
- 173風蝋24/04/04(木) 20:23:07
- 174しまりす24/04/04(木) 20:24:57
- 175稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 20:27:55
- 176松葉斎◆Y0zvUeHdRQ24/04/04(木) 20:31:15
【──さて。目当ての高台に辿り着いたはいいのだが】
「ふむ……賊ってのは何処も一緒だなァ。自分が"狩られる"なんざ夢にも思わず、だからああやって無防備に飲んで騒いで寝てられる……まっ、アタマが足んねーから真っ当に生きられねんだわな」
【先客がいる。高台から賊の拠点を見下ろしているあたり、目的は同じだろうか?しかし後ろ姿では判別がつかない。手には何やら長柄のものを握っているが──さて、敵か味方か。声をかけてみるべきだろうか】
【……声を上げるのも面倒くさい。松葉斎はそっと刀の柄に手をかけ、あえて鯉口を軽く鳴らす。こうすれば最小限の労力で存在を知らせつつ、万が一の時のために臨戦態勢に入っておける。これは完璧な策だと松葉斎は自負していた】
「誰だ!」
【男が振り向き、左手で短銃を突きつけてくる。問答無用で発砲してくるわけではないあたり理性はありそうだ】
「……って、お前さんは……」
【男は松葉斎の顔を見るなり意外そうな表情で見つめてきた。それに対する松葉斎はと言うと】
…………?
【誰だ?って顔で首を傾げていた】 - 177しまりす24/04/04(木) 20:36:04
- 178イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 20:41:02
第一印象が理性がありそう、なのなかなか修羅じゃない?
【寝ているぐりちゃんのお腹の毛をそーっと櫛で梳いてる】 - 179稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 20:41:23
- 180しまりす24/04/04(木) 20:46:54
- 181風蝋24/04/04(木) 20:48:40
知り合いっぽい反応に見えるが……一回二回顔合わせた程度って可能性もあるね
【それなら忘れててもしゃーない】 - 182松葉斎◆Y0zvUeHdRQ24/04/04(木) 20:51:15
【まあ……よく分からないし、とりあえず峰打ちで昏倒させておけば「待て待て待て俺だよ!こないだ会っただろ!?ほらこの男前と……そうだ、この偃月刀!覚えてねェか!?」
【男はそう捲し立てながら右手に握る長柄の武器を示す。それは確かに先日見た妖刀であった】
ああ……
そうですか……
【まあ、何はともあれ敵でないならどうでも良い。松葉斎は依頼を果たすため、高台の淵へつかつかと歩み寄り遺跡を見下ろした】
「お前さんもあの甘味処の主人から頼まれたのかい?いや……そういや"冒険者ぎるど"に依頼したって言ってたなぁ。するってェとお前さん……もしや冒険者って奴なのかい?」
うるさいですね……
【だったらなんだと言うのか。邪魔をするなら先に排除するぞ……という目で男を睨む。ただでさえ面倒な仕事の時間を、しかも邪魔されるということを松葉斎はとても嫌うのだ。面倒だもの】
「まァそう怖い顔すんなって。美人が台無しだろ?俺も"櫻"の店主に話聞いてあの賊どもを潰しに来たわけよ。つまり目的は同じ、ならここは一丁協力するべきだと思わねぇか?」
……勝手にしてください
【向こうは見たところ冒険者ではない。それに協力を要請し、報酬の山分けでも要求されようものなら色々と面倒だ。そして一人で何も問題ないと踏んだ依頼でそのような面倒を被る理由はない。ならば「協力を頼む」つもりはない。こちらの邪魔さえしなければどうでもいい──】
【男から視線を戻すと、松葉斎は手早く賊の位置を把握。あたりをつけて遺跡に向け飛び降りた】
「待っ──!?ったく、少しは話を聞いてくんねぇかい!?」
【その背後では、慌てて斜面を滑り降りようとする足音が段々と遠ざかっていくのだった】 - 183〈杯の中の大海〉24/04/04(木) 20:56:06
【上機嫌そうだったので、特に抵抗もせずに誘われるが儘に薔薇園の一角に在る白亜のテラスに落ち着く。こういった手合いと話をする際は兎にも角にも情報が肝要である──価値観のズレ、認識の乖離、其の原因が分からねば、対策のしようもない】
【何処かの貴族の未亡人の様な雰囲気をした『薔薇の神』のイメージとは異なり、意外にも素朴な焼き物に、なみなみと此れまた意外な水が注がれる】
【積極的に此方を害そうとする意志はないと見えたので、取り敢えずは依頼の目的である確認──悪かどうか。その問いを投げようとするよりも疾くに、『薔薇の神』は口を開いた】
『あら、忘れていたわ。つい楽しくて忘れていたわね。とってもとっても大事なお約束事。ごめんなさいね、遅れてしまって』
いえいえ、大丈夫よです。お水まで頂いてしまっていますので、寧ろ此方こそ申し訳ありませんわです
『端的に言うとワタシが此れから言う事を守らなければ良くてキミの脳髄とその綺麗な眼が薔薇の土壌になるわ』
ごめんなさいちょっとそのレベルで大事な約束事を今の今まで普通に忘れられてた事に今気付いたのは大分怖いわです - 184稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 20:57:01
- 185イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 21:05:35
これ伝え忘れてるときに地雷踏んだらどうなるのかしら
- 186騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 21:08:09
多分普通に殺されるひまよ
- 187二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:09:34
ああいう"場"や"奴"のルールってもんはそんな瑣末な事情は考慮しちゃくれねぇかんなぁ
- 188イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 21:09:40
- 189騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA24/04/04(木) 21:11:58
怪異とか神ってのはそんなもんひまよ?
あとたておつひま - 190二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:12:32
一応法治社会だと知らせるのも義務ではあるが
ああいう異界はそういうルールが通用せんのである - 191イビルナイト◆85m2FRFiao24/04/04(木) 21:13:38
そういうものなのね……
- 192稀血と目玉@ティカロア24/04/04(木) 21:14:32
立て乙ー
あらかじめ警告してくれるのって優しいんだね…… - 193二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:14:47
立て乙
人間社会に降りてきたケモノがなんも悪いことしてないのに狩られるのと同じだよ
こっちの理屈が通じないところに入ってしまったんだ、そういうものさ - 194二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:15:47
- 195二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:17:13
- 196二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:17:18
- 197二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:22:40
- 198二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:23:27
説明してくれるのはしてくれるのでいいんだけど亡国の法128か条を全部覚えないと戦ってくれないボスは諦めて帰ったわ
- 199二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:24:16
くしゅん
- 200二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 21:24:19
ああいうの基本説明無いから厄介だよね
山を移動してる時にちょっと領域に足を踏み入れただけで奪ってくるモノもいるし