おい｜あにまん掲示板

「なあ、その……何か手伝うことは無いか」
「え……？ど、どうしたんだブライアン。いつもこたつで丸まってご飯待ってるだけなのに手伝いなんて」
「アンタ私を何だと思ってるんだ……。まあいい、その、なんだ」
「？」
「……姉貴に聞いたんだ。傷に唾液は他人の物だと悪化の危険性もあるって。
　それで……アンタはまだ絆創膏も巻いてるし、手間がかかるだろうし……私が何かした方がいいのかと」
「ブライアン」
「……？」
「ブライアンが俺の身を案じてやってくれたことだし(色っぽかったし)、別に俺は何も気にしてないよ。あれから痛みが増したみたいなのも無いしね。
　だからそんなにしょんぼりしないで、いつもみたいにのんびりしてくれててもいいんだ」
「でも」
「どうしてもって言うなら……そうだな、今日はじゃがいものポタージュを作ってるしちょっと味見をしてもらおうかな。大事な役割だ」
「……」
「指先をちょっと切ったぐらいだから、大丈夫。俺はいつもみたいにしてくれる方が嬉しいまであるよ。ほら、かけがえのない日常って奴だよ」
「……！」
「俺の方こそあの時はびっくりしちゃって言えなかったから、今更だけど。ありがとうブライアン。優しい君が俺は好きだよ」
「……そこまで言うなら、いい。……悪かった」
「ほら、ポタージュあそこにあるから小皿に掬って味見頼むよ、な？」
「わかった。……ところで、このポタージュにはじゃがいも以外は使ってないだろうな？」
「……多分ね」
みたいなSSください