【カプネタ】ピュアリィは机の下から出てきません

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:23:06

    「ピュ〜〜〜ッ」


    ピュアリィはいぶかしげな目で飼い主を見ます。飼い主が普段使わないはずのキャリーケースを持ってきたからです。これでピュアリィを病院に運ぶつもりなのでしょう。


    「出ておいで」


    普段なら飼い主の言葉に応じるでしょう。けれど今日のピュアリィは机の下から出てこようとしません。

    きっと予防注射などという痛い思いをさせるつもりなのだとピュアリィは思いました。


    「ピュ!」


    ピュアリィの鳴き声には拒否の意味が込められていました。


    >>5に行くよ」


    飼い主の言葉にピュアリィは首をかしげます。

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:24:59

    悪夢の拷問部屋

  • 3二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:25:13

    病院

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:25:30

    リミットレギュレーション

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:25:45

    燃え盛る大地

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:26:44

    ストリートが火の海に…

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:27:18

    病院ごとストリートを焼き討ちする気か…?

  • 8二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:27:50

    何かしらの観光名所の可能性……?
    イエローストーン公園的な

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:29:17

    ピュアリィ・バーニングメモリー…

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:29:56

    ピュアリィ死す!デュエルスタンバイ!!

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:42:51

    『燃えさかる大地』なんて言葉は聞いたことがありません。ピュアリィにとって知らない言葉でも楽しい経験をしたことはあります。

    『公園』や『お散歩』、『遊園地』。どれもピュアリィには楽しい思い出でした。


    「ピュ?」


    楽しいところなの、と飼い主に目で訴えます。そして警戒しながらも机の下から出ました。


    「ほら、中に入って」


    飼い主はそんなピュアリィを抱きかかえてキャリーケースの中にいれました。



    ピュアリィが外に出れたのはしばらく車に揺られてからのことでした。

    そこはカース・オブ・ドラゴン公園。『燃えさかる大地』や『グレート・モス』、『デーモンの召喚』などを模した遊具がありました。


    「ピュイ〜〜〜!」


    「あっ、そっちは!」


    ピュアリィは駆け出します。飼い主の声も聞こえてないようです。

    ピュアリィは>>15を模した場所に行きました。

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:44:13

    進化の繭

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:45:54

    断頭台の惨劇

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:47:37

    神の恵み

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:47:47

    過去に燃え尽きて崩れ落ち無くなってしまった、まだ健在だった頃のピュアリィストリート

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:47:51

    デスルークデーモン

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:48:36

    ストリートに何が起こったんだ…

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 20:52:06

    ハートフルなストーリーだと思ったら
    ハードなストーリーなのか?

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:01:04

    ピュアリィが机の下から出てこなかったのにも闇を感じるな…

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:01:17

    ピュアリィらしくなってきたな

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:05:39

    震災復興タイプの公園だこれ!!!
    恐らく中央にモニュメントと慰霊碑建ってるよ

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:07:26

    もちろんご存知のことでしょうが、カース・オブ・ドラゴン公園は闇遊戯の決闘に関わるものがモチーフになっています。

    ストレイ・ピュアリィ・ストリートを焼くことで逆転勝ちした決闘のことをみなさん覚えていますね?


    「どこ〜?」


    飼い主はストレイ・ピュアリィ・ストリートの中を探します。


    「ピュッ!ピュピュッ!」


    あの時、ピュアリィが飼い主を見つけた時のように鳴きました。

    この場所を闇遊戯は燃やし尽くしました。


    「もう、急に走ったら危ないでしょうが」


    「ピュ〜?」


    どこか甘えるようにピュアリィは鳴きます。だって見つけてくれるでしょうと言わんばかりです。

    この場所を闇遊戯は無くしました。出会いをなかったことにしたのです。


    そうして飼い主とピュアリィは>>25に行きました。

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:09:23

    神の居城―ヴァルハラ

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:09:52

    奈落の落とし穴

  • 25二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:10:33

    幾千の亡くなったピュアリィたちが眠る灰と墓石しか遺っていないピュアリィストリート

  • 26二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:10:36

    天空の聖域

  • 27二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:11:16

    ピュアリィに何の恨みがあるっていうんだ…

  • 28二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:13:15

    スレタイの【カプネタ】が氏んでて草
    どの安価踏んでもダンテの"神曲"みたいな展開じゃ

  • 29二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:14:50

    ピュアリィープでリソース回復しなきゃ(使命感)

  • 30二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:16:30

    闇遊戯がピュアリィアンチになっちまったぁ!

  • 31二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:25:19

    ご主人は何を思ってこの公園に来たんだ…?

  • 32二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:25:31

    カース・オブ・ドラゴン公園の側にはピュアリィストリートと呼ばれるお墓があります。


    「ピュピュ〜?」


    ピュアリィにはいまいち理解できないことでしょうが、ここには遺灰が埋まっています。

    ピュアリィが来た時にはまだ生きていた先輩のピュアリィがここには眠っているのです。


    「お兄ちゃんに挨拶しようね」


    飼い主はピュアリィの頭を撫でながら優しく話しかけます。ピュアリィにはなにがなんだか分かりません。


    「ピュ〜!」


    ピュアリィに、ペットに墓石に書くものなんてありません。ただただ、名前の書かれていない墓石が並んでいるのでした。


    「ピュ!」


    飼い主に抱かれたまま『燃えさかる大地』に連れて来られました。そこには飼い主たちとピュアリィたちがたくさんいました。


    「ピュ?」


    さすがのピュアリィもおかしいなと思いました。

    飼い主たちが列を作っています。この列は>>35なのかもしれません。

  • 33二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:27:48

    鎮魂祭がメインのピュアリィイベント
    譲渡会やグッズの出店予防接種会場もあるよ

  • 34二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:29:15

    悲しき大災害の過去を憂い、平和な世を願いながら7素材エクスノアールを立てる人々

  • 35二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:29:44

    もう寿命の残り少ないピュアリィたちと過ごす最後の時間

  • 36二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:30:56

    ピュアリィ…お前死ぬのか?

  • 37二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:31:40

    まぁ飯食えなくなってだいぶ数は減らしたが…

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:32:46

    そんな…!
    まだやれるまだ元気なんだ
    俺達からピュアリィを取り上げないで…

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 21:59:02

    「ピュ〜〜……」

    ピュアリィは力なく鳴きました。自分はもう長くないと悟ったようです。
    人間は食事が食べられなくなると死期が近いと言います。ピュアリィもそうでした。お腹いっぱい食べれる食事の数が減ったように感じます。
    シナシナとピュアリィは萎んでいきました。

    「むっ、集団予防接種ってバレたか」

    「ピュッ?」

    『予防接種』、それは痛い思い出のある言葉です。
    ピュアリィは見知らぬ人間によって背後からチクリと針を刺されました。

    「ピュッ!ピュッ!ピュ〜〜」

    ピュアリィは慌てて可愛らしい表情を作りました。首を傾げる角度は渾身の出来です。

    「はいはい。可愛いねぇ〜」

    飼い主はピュアリィの頭を撫でて、そのまま列に並んでいます。

    「ピュ〜〜〜!!!!!」

    ピュアリィの声が公園に響きました。


    おわり

  • 40二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:01:25

    は?

  • 41二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:02:22

    裏切ったのかご主人!?

  • 42二次元好きの匿名さん24/04/18(木) 22:05:23

    寿命死のバットエンドじゃなくて良かったけどピュアリィにとっては普通にバットエンドだな……

オススメ

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