ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part178

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:02:51

    アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です

    次スレは>>190を踏んだ方が立ててください


    (※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)

    (※自キャラの盛るペコは自由です)

    (※質問やメタ会話は設定スレで)

    (※『その他話題』以外のカテゴリで本スレ及び設定スレを話題に出すのは禁止です)

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:03:57
  • 3二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:05:13

    保守

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:05:39

    たておつです

  • 5ぷゆち24/04/28(日) 11:07:24

    ほしゅ

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 11:07:26

    ほしゅ

  • 7ふたりの調査隊24/04/28(日) 11:08:11

    たておつです

  • 8ナイト24/04/28(日) 11:11:21

    ほしゅ

  • 9ナイト24/04/28(日) 11:12:37

    ほしゅありです

  • 10ナイト24/04/28(日) 11:16:26

    ほしゅかん

  • 11ウキクサ24/04/28(日) 21:20:55

    前スレ200
    シマボシだって立場とか部下とか発言の責任とか色々あるんだよ。まぁ、素直じゃない人でもあるがな。
    団長はなぁ…団長は…うーん。
    でも、まぁ、ほら、お世話になった恩とか…な?

  • 12とあるブショー24/04/28(日) 21:24:55

     ノボリさんと共に一つ、また一つと松明を灯していきます。ある程度明るくなって分かったのですが、ここは『迷いの洞窟』と言う割には内部は複雑ではなく、むしろほぼ一本道に近い構造をしていました。ただ道が長いだけですね。
     しかし道が単純でも、暗闇の中では明かりがないと十分迷ってしまいます。ここにはゴルバットなど、人を襲うポケモンも生息しているようですし……
     松明が置かれる前は、ここに入って帰って来られなくなる方がたくさんいたのでしょうね。

    「⬛︎⬛︎さまは…… 元の場所へと帰りたいですか?」
     おもむろにノボリさんが問いかけてきます。
    「帰ります。主君が待っているので。…ですがその前にデンボク様に恩を返さないとですね!流れ着いた私に仕事と居場所をくれた恩義、いまだ十分に返しきれてはいません。」
     私は何本目かの松明にマッチで火をつけました。バクフーンだと火力が高すぎて持ち手ごと燃やしかねません。
     アルセウスの使命とやらはまあ……正直知ったことではありませんが、デンボク様がヒスイを守りたいと思うのなら、私もそれに従うのみです。

  • 13とあるブショー24/04/28(日) 21:29:40

    >>12

    「主君のもとには私よりも有能な方がごろごろ居ますし、私のような雑兵一人抜けたところで痛くも痒くも無いでしょう。ですので今すぐに帰る必要も無いかな、と。あなたは?」

    「そうですね、わたくしも概ねそのような感じです。ですが……」

    「ですが?」

    「…わたくしがここに来てからもう数十年経ちました。今更帰ったところで私の居場所はもう…」

     おや真面目。うーん、居場所の有無など特に考えたことはなかったですね。いつだって私はただ、居心地の良いところに身を置くだけでしたし。

    「ははは、そんなに難しく考えずに。ヒスイ地方とあなたの故郷、どちらに骨を埋めたいか考えてみては?何事も終わり方こそが重要ですよ。」

  • 14ぷゆち24/04/28(日) 21:49:53

    新しいぷゆちでし!!

    【バクフーンのカブいた着物を着たピンク髪の子供の自撮り写真】

    ほんとはプリンのピンク一色がよかったんでしけど、コギトさんに目立ちすぎるからダメよって言われたでし

    かわいいでしのに…


    >>11

    ぷゆち、ちゃんと言ってくれないとわかんないでし…

    ダンチョーさんは群れのすみかを貸してくれましたけど、ぷゆちも働いて焼きプリンや氷プリンになりかけながらちゃんと恩返ししてたでし プラマイゼロでし!

  • 15ウキクサ24/04/28(日) 22:02:52

    >>14

    うーん…そうかぁ…!

    「がお!がおぽに!」

    【アルセウスフォンを持つ男性の手首に噛みつくオーガポン】

    わかったわかった、今行くって…。

  • 16とあるブショー24/04/28(日) 22:10:33

    >>14

    可愛らしいですね。桃色もいいですが、紫色もよくお似合いですよ!



     全ての松明を元の位置に戻し先輩方の元に戻ると、そこにはツバキさんの姿が。またもや妨害しにきたのでしょうか?でしたら私、喜んで受けて立ちますよ〜。

    「テル様、ショウ様、お待たせいたしました。」

    「ふふ、こんにちはツバキさん、先刻ぶりですね。」

     ショウさんはこちらに気づくと、どすどすと音を立てて歩いてきました。テルさんはなんだか不可解そうな、困った表情を顔に浮かべています。そういえばここら辺りが少し荒れていますね。

    「聞いてよ⬛︎⬛︎さん!この人負けたくせになんか屁理屈言ってくるんです!」

    「屁理屈はそっちだろう。いいかい? ボクも相棒のスカタンクも負けていない。ただ手持ちがすべてやられただけさ。」

    「あの、それを勝負に負けたって言うのでは…?」

  • 17とあるブショー24/04/28(日) 22:21:20

    >>16

     テルさんがおずおずと指摘します。しかし流石はツバキさん、この程度では悠然とした態度を崩しません。

    「違うね、あなた方が勝っただけさ。」

    「ええ…?」

     ふふ、テルさんが本気で理解できないものを見た時の目をしていますね。

     いますよねこういう癖の強い人。ランセにもいっぱいいました。こちらにきてから出会った人のほとんどがまともな人だったので、こういう人と話しているとなんだかランセにいた頃を思い出します。

    「やれやれ、仕方ない、ここはスカタンク回復のため、一度引いてあげよう。いわば戦略的撤退…… いえ転進!次は油断めされるな!」

     そう言うとツバキさんは踵を返し、優雅にさっていきました。あまりのつかみどころのなさにノボリさんも呆れた目をしています。同じキャプテンとして、思うところもあるのかもしれませんね。

    「……にぎやかな方ですね。」

    「そうですね〜。」

  • 18ウキクサ24/04/28(日) 22:27:01

    【駆け出すセキを見送る調査隊たち】

    『騒がしいな』

    ああ、そうだラベン博士…

    【男性はラベン博士に耳打ちする。そこへ親子がやってきた】

    『あんた…… 追い出されても ムラのために調査をしていたんだろ』

    いや、俺は…
    『そうですよ! ウキクサさんは みんなのために あかいくさりをみつけたのですから』
    『そうですとも! 調査隊はムラのみなさんのため そして ポケモンとなかよくできるように かれらを調べているのです!』

    【女の子が男性に近づく、男性も女の子に視線合わせて膝をつく】

    『ありがと! これ あげる!』

    ……………こちらこそありがとうな。

    『ウキクサ、3つ 命令する 』
    『1つ 山頂ベースから シンオウ神殿に向かえ 2つ あかいくさりにて 事態を収めよ 3つ 無事に帰還せよ!』

    おう!

  • 19ぷゆち24/04/28(日) 22:32:39

    ケーシィさんにお手紙と服とバッジを持ってってもらったでし!ウォロさんが代わりに書いてくれました

    そろそろ出発しまーし!


    >>16

    ありがとでし~♡

    むらさきもぷゆちのピンクの毛並みが映えてステキな気がしてきたでし!

  • 20ナイト24/04/28(日) 22:40:20

     以前は封鎖されていた洞窟に入る。
     少し通信状況が悪くなると信託が下ったのでこの場所にも先に伝達しておこう。
     なにより、この先には対人戦闘に特化した人間がいるようだ。今は戦闘態勢ではないようだが、必要ならば移行に手間取ることはないだろうな。
     いくらなんでも直接戦闘となることはないだろうが……この状況で死人を出して違和感なく誤魔化すのは難度が高いからな……ポケモンを用いての代理戦闘ならば可能性としては想定は十分可能だ。いざとなれば逃走は可能だが、抵抗の用意はしておくべきだろう。
     間者がその正体をこの場で明かすのか、という点は私には判断できない事項だが。私は道具でしかなかったからな。使う人間の機微などわからない。それは今でも変わっていない。
     さあ、神殿まではあと少し、だ。

  • 21ぷゆち24/04/29(月) 09:23:29

    「れっつごーごーでし!!」
    「おっと、プリンさん。もう少しだけお待ちを」
    「ぷりゅ!?なんででし!?思い立ったがきちぢちってイテボシちゃんも言ってたでし!!」
    「吉日ですね。いえ、このヒスイ中を駆け回って3つの湖を巡る…なかなかに骨の折れる仕事なのでどなたか手伝ってくれないかと思いまして」
    「手伝いならアラシさんたちがいまし!」
    「まあまあ…人間の手もひとつやふたつはあってもいいのでは?」
    「ぷ?」

    「ウォロさん…商人というのは抜け目ないね」

    【いつの間にか敷地内に足を踏み入れていた二人の男女の姿を見て、ピンク髪の子供は驚いた声を上げた】

  • 22ぷゆち24/04/29(月) 09:30:20

    「カイさんとセキさんでし!!どしました?」
    「決まってるだろ。手を貸しに来た」
    「ぷゆちだいじょぶでしよ?」

    【セキはカイと顔を見合わせると、ピンク髪の子供の頭をぐしゃぐしゃに撫でた】

    「ぷりゅ~~~~!?!?」
    「必要なくても、オレたちがそうしたいからするんだよ」
    「大事なキングたちを鎮めてくれて、ぷゆちさんには本当に感謝してるの。あのままだったら被害がどんどん拡大して…わたしたちの手で討たなければならなかったかもしれない」
    「手は少ないよりは多い方が早く終わるだろ。そうすりゃおめえも早く帰れる。それとも、ポケモンは必要最低限のことしかしねえのか?」
    「そんなことないでしょ、グレイシア?」
    『シァ!!』

    【髪の毛を爆発させた子供は、ぱちぱちとまばたきをすると心底嬉しそうに顔を綻ばせた】

    「ありがとでし!ふたりとも大好きでし~♡」

  • 23ぷゆち24/04/29(月) 13:49:40

    【庵のそばにあるテーブルを囲んでピンク髪の子供とセキ、カイ、ウォロがきらきらミツ湯を手に話し合っている】

    「お二人はある程度身軽に動けると思っていいのですよね?」
    「ああ。コンゴウ団の連中は落ち着かせてきたし、キャプテンたちもキングの様子を見ているが問題ねえってよ」
    「バサギリさんもだいじょぶそうでした!」
    「バサギリに会ったの?キクイは何も言ってなかったけど…」
    「ぷ、ぷりゅ…キクイさんは何も見てないことにするって言ってたでし。だから知らないはずでし」

    【慌てて口を手で覆って取り繕う子供に生温かい空気が流れる。カイは軽く咳払いをした】

    「ま…まあ、わたしも聞かなかったことにしておこうかな」
    「そうしとけ」

  • 24とあるブショー24/04/29(月) 15:57:43

     古代の石切り場に足を踏み入れると、そこには目立つ黄色と青の制服姿が。改めて見るとすごい色合いですね。デンチュラみたいな…… 警戒色?
    「ノボリさん!」
    「あなたさまはたしかウォロさま……」
    「またサボりですか?そろそろイチョウ商会をクビになるのでは?」
    「はは、うるさいですよ⬛︎⬛︎さん!」
     ウォロさんがクビになるとちょっと困るんですよね。今までギンナンさんにウォロさんのサボり場所をこっそり教えることで、少し商品を割引してもらっていたので。
     進化の石を一式買うまではウォロさんに失業しないで欲しいところ。

  • 25ぷゆち24/04/29(月) 16:15:06

    「問題は、表立ってこいつを助けるわけにはいかねえってことだな」
    「デンボクさんの面目を潰すと団の関係がこじれそうだしね」
    「にんげんさんのむずかしーことはよくわかんないでしけど、ダンチョーさんにナイショにしなきゃいけないってことでしね?どうするんでしか?」
    「では…どちらかが我々に同行し、もうお一方がコトブキムラでデンボクさんの動きを探るというのはどうでしょう?」
    「それはいいね!わたしたちなら話も聞けるだろうし。あとはどちらが同行するかだけど…」
    「オレにするよな?″ぷゆち″。おめえが吹いているカミナギのふえを譲ったのも、イテボシちゃんとやらに似てる色男もオレだぜ」
    「セキさんにしまし~♡」
    「あっずるい!!!!」

  • 26とあるブショー24/04/29(月) 16:17:09

    >>24

    「ジブンはちょっと聞きたいことがありまして。ノボリさん、アナタが記憶を失ったのは時空の裂け目が原因でしょうか?」

    「裂け目は関係ないと思いますが…… 」

     裂け目?ああ、そういえばあれの向こうは別の世界に繋がっている……なんて説もギンガ団内で出ていましたね。

     実際どうなのでしょう?情報が少なすぎて、まだなんとも言えない感じですかね。

    「なるほど……… ではテルさんとショウさんはどうでしょうか?」

     くるりとウォロさんは先輩方の方を向きます。

    「え?オ、オレたちですか?」

    「ええ、アナタ方が経験した『神隠し』について、なにか覚えていませんか?」

  • 27ウキクサ24/04/29(月) 16:21:23

    ムベのジジイ!「ぽに!」
    『おお あんたら 息災であったか イモヅル亭を休んで悪いのう イモモチをふるまってやりたいのに デンボクめ 食料補給の指揮をまかせるといって わしのような老骨まで使いおる…… 』

    やばっ…!

    『さあて 使われついでだ あんたを始末するとしようか!』

    【男性が懐からアーミーナイフを取り出すな否や剣戟の音が洞窟内に響く】

    「ガオッ!?」
    寄りにもよってアンタが懐刀かよ…!
    『その通りわしはデンボクの懐刀でなあ あやつのじゃまをするヤツが現れたら 始末する約束なのじゃ!』
    ぐっ!これなジジイの蹴りかよ…!

    【蹴りで壁際に押し込まれた男性をかばうようにオーガポンが男性とムベの間に割って入る】

    「がお゙ぼっ!」助かったぜオーガポン

    『ふむ…埒が明かぬか…』
    『わしも安心して暮らせる 新天地を欲しているのでな あんたもご存じのめかくしだま…… これを…… こうじゃ!』

    【煙の中から忍び衣装のムベが現れる】

    『貴様が キングを鎮めたときいて 血が騒ぎ 心が震えたぞ 使いどころもなく衰えていくシノビの技 最後にふるまう相手が現れよったと!』

  • 28とあるブショー24/04/29(月) 16:26:53

    >>26

    「えっと、あたしたちも何も覚えてないですよー!」

    「そうですか。いやはや、神隠しが起こった時は自分も驚きましたよ。テルさんもショウさんも、以前のお二人とはまるで別人のようなのですから!」

    「え……」

    「う……」

     お二人の顔が青ざめます。

     先輩方にとって『神隠し』とは記憶を消したばかりか、ムラの人から遠巻きにされる、その原因となったもの。おまけに周囲の人に自分たちが『テル』、『ショウ』であると嘘をついている後ろめたさもあり………

     とにかく、このことについてあまり話したくはないでしょう。私にもろもろを打ち明けてくれた時も覚悟を決めた末に、と言った感じでしたし。

     うーん、すみませんウォロさん。その好奇心が掻き立てられる気持ちもわかりますが、少しばかり、話題を変えさせてもらいますね?

  • 29とあるブショー24/04/29(月) 16:30:08

    >>28

    「ウォロさんって商売下手ですよね。」

    「は?」

    「ど、どうしたんですか突然……?」

    「いきなりなんの話っ⁉︎」

    「先輩方もノボリさんも気をつけてくださいね、この人面倒なので。いつもひたすら勢いだけで物を買わせようとしてくるんですよ。」

    「ふむ、そうなのですか。」

     商人よりも考古学者とかの方が向いてると思うんですよね、絶対。そうしたらその好奇心の強さも行動力の高さも十分活かせると思うのですが。

    「はは、人の商売の仕方にケチつけないでくれますか?」

    「『商売の仕方』とか言わないで下さいよ、サボり魔のくせに〜。」

    「え、なに。二人とも仲悪いんです?よく話してるとこ見るからあたしてっきり仲良しなのかと。」

    「仲良いですよ〜。友達です。ね?ウォロさん。」

    「友達ではないですよ。お得意様候補ではありますが!」

  • 30ウキクサ24/04/29(月) 17:11:40

    『さすがよのう 勝てぬ相手を何度もねらうのは おろかなシノビのすることよ…… 』

    け、懸命な判断だな。

    『貴様のことは 拙者もそれなりに気に入っておるのじゃ ポケモンをうまく戦わせるからの 』
    『いいか ウキクサ、ポケモンは 恐ろしい 生き物よ。拙者も デンボクも 暴れ狂うポケモンに 故郷を焼かれただけではなく 同胞が幾人も命を落とした…… それゆえデンボクは安心して 暮らせる新天地を ここ ヒスイ地方につくろうとしている そのためなら強硬手段も辞さぬだろう 』
    『もしもだ! 時空の裂け目より ポケモンが現れたなら…デンボクは我を忘れるやもしれぬ…… 貴様の強さで助けてやれ』

    俺に…できるのか…奪ってばかりの俺に…懐刀のアンタの方が耳を傾けるんじゃないか?

    『わしとお前とで違いがあるとすれば…失うことに臆病なところだろう、デンボクがなにかと気にかけていた貴様ならできよう』
    『礼にとびっきりのイモモチを たらふく食わせてやるからのう』

    …………。

  • 31ウキクサ24/04/29(月) 17:29:21

    失うことに臆病…
    「ぽに?」
    そうだな…もう無くしたくないな…。
    行こうか。この異変とデンボクを止めによぉ!
    「ぽに!」

  • 32とあるブショー24/04/29(月) 17:41:24

    >>29

    「はあ…… この人と話してるとどっと疲れます。ジブン、そろそろ仕事に戻りますね!」

     立ち去ろうとするウォロさんにノボリさんが声をかけました。

    「ウォロさまは時空の裂け目について調べているとお聞きしました。ぜひとも、謎を解き明かしてください。そうすれば荒ぶるキングにおびえるみなさまの心も安らぎます。わたくしはここに生きるみなさまのことを優先しますので。」

    「ジブンはただの遺跡好き、調査でしたら調査隊ですよでは またお会いしましょう!⬛︎⬛︎さん!背後には気をつけてくださいね!」

  • 33ぷゆち24/04/29(月) 17:51:54

    セキさんとカイさんがお手伝いしてくれることになりました!
    きっとぷゆちがかわいいいい子だからでしね!ふふん!
    ぷゆちがヒスイちほーを救いに来たのはおうちに帰してもらうためでしけど、うれしかったからセキさんとカイさんのためにもがんばろうかなと思いまし!

    改めて湖にいってきまーし!!
    これって順番はないんでしよね?どっから行くか迷いまし

  • 34ウキクサ24/04/29(月) 18:47:47

    >>33

    おう、順番は好きに行って問題なさそうだぞ。

  • 35ウキクサ24/04/29(月) 21:54:42

    『おまえか…… あかいくさり とやらで 世界をつなぐときいた つなぐとは つなぎとめる…… 正しい世界を維持することだろうが 本当に信じてよいのか?』

    信じるかはともかく、今の俺にはこれしかできない。

    『あかいくさりすら ウキクサの罠だというのか? オレは一緒にいたからわかるぜ 湖のポケモン3匹の試練をこなす…… それすらも自作自演ならもう手はねえよ』

    『……そうだな だが おいそれと信じ もしものことがあったとき ギンガ団のみなに申し開きがたたぬ』

    『あんたらふたりともバカだ!』

    『!?』!?

    『デンボクさんもウキクサさんも本当は無くすのが怖いくせに抱え込んで!強がって!』
    『だったら いっしょにやろうぜ!旦那らの代わりにオレたちも責任を取る』

    『デンボクさんがコトブキムラの みんなを守るため必死なら わたしたちだって命 張るよ!』
    『何も一人だけで成したギンガ団じゃないのはあなたたちが一番分かっているでしょう?』


    『………………あいわかった! これより先の事態には おまえとわたし より強いものが当たるとしよう。ウキクサとそのポケモン 立ち合え! 今日は真剣勝負だ』

    ああ…!

    「がお!」
    オーガポンは下がってくれ「ぽ、ぽに?」

    これは俺とデンボクの問題だ。「ぽ、ぽにぃ…」

    『ゆくぞウキクサ!』

  • 36ぷゆち24/04/29(月) 22:51:52

    >>34

    がってんでし!

    じゃあどっから行くか相談してきまし~


    …さむいとこから片づけちゃいたいでしねえ

  • 37とあるブショー24/04/30(火) 00:20:36

     うーん、ノボリさんやテルさん、ショウさんをヒスイ地方へ誘ったものの正体について、何か知っている方はいませんか?三人とも、私のように使命を負ってヒスイにきたわけではなさそうですし……

  • 38アカ主の娘(55)24/04/30(火) 06:22:21

    >>37

    久しぶりに見たらまた新しい人来てるわね。

    色々聞きたいことはあるけれど今、孫ちゃんが来ているから手短にぱっぱと紹介していくわね。


    まずはここの掲示板に書き込んでいる人たちみたいな『アルセウス』から使命を託された人たち、実はそもそも複数人で呼ばれていたという場合もあるわね。


    次に使命を託された人の縁者、身内とか因縁の相手。

    理由はアルセウスの気まぐれだったり、サポートだったりまちまちね。


    他には『時空の歪み』によって来たパターンもあったわね。私のところはこれのせいで大変な事件が起きたなぁ。

    これは一種の現象にも近いからなんともしがたいわね。


    それと『戻りの洞窟』に迷い込む。

    説明は省くけどあの道のりは別世界を経由してて…その世界の主を叩けばなんとかなるかも?


    そうそう『ウルトラホール』もかしら。

    いまだに解明はされていないけど異次元世界に繋がっていると聞いているわ。ただ原因はかなり限られているらしいけどね。


    あとは…『そういう超常的な存在』かな〜。

    契約をもとに対価に見合った分の成果をかなえる存在とかこの掲示板では珍しくないからねぇ。

    世界線を超えるくらいわけないかも。


    私からはこれくらいかな?

    使命、頑張ってね!


    あら〜シラキくんかわいいねぇ〜!!

    ほっぺぷっくらさんだねぇ〜!

  • 39ぷゆち24/04/30(火) 08:09:19

    「エイチ湖ですが、実は海水も混じっているとか。それが地形によるものかポケモンによるものかは不明ですが」

    【雪がちらちらと降る中、湖の中心の浮き島でウォロが解説をしている。ピンク髪の子供は水面に指を突っ込むとちろりと舐めた】

    「つめたいでし!しょっぱいでし!」
    「そりゃそうだろとしか言えねえ」
    「リアクションどうも。続けますね。守っているのはユクシーというポケモン。ユクシーが飛び回ったことで人々に物事を解決する知恵というものが生まれた…そう伝わっていますね」
    「だからにんげんさんには神殿のトビラが開けるんでしかね?ぷゆちも知恵がほしいでし~…お願いしたらもらえまし?」
    「お願いしてみてもいいですが、本題の試練を忘れないでくださいね」

  • 40海の子24/04/30(火) 08:55:37

    お久しぶりだよー。お兄さんから耳打ちされちゃったから来てみたの


    >>37

    テルさんとショウさんについては、お兄さんは『ウルトラホール』の仕業だろうって言ってるよ。異世界に通じる穴で、あっちの世界にはこっちの世界とは異なるポケモンが生息しているんだって

    その穴を通っちゃった人は記憶喪失になったり『ウルトラビースト』っていう異世界のポケモンさんに狙われやすくなったりするみたい。お兄さんたちは狙われやすくなった人たちを『Fall』って呼んでるらしいよ

  • 41ぷゆち24/04/30(火) 10:51:23

    【ピンク髪の子供がセキと共に洞窟へ入ると、そこには若草色のメッシュが入った白髪の若者が背を向けて立っていた】

    「!!!!」
    「なんだ?あいつは…?ウォロの話だとユクシーを守るポケモンがいるだろうって話だったが」
    「イテボシちゃん!!」
    「は?」

    【子供は脇目もふらずに駆け寄る。ゆっくりと振り向いた若者は、赤い瞳で中性的な顔立ちをしていた】

    「イテボシちゃん!?そいつが!?」
    「イテボシちゃ~ん!!ぷゆちいっぱいがんばったでし!!迎えにきてくれたんでしか!?いっしょにおうちに帰りまし!!」
    「い、いや驚いてる場合じゃねえ!ぷゆち、そいつは明らかに怪しいぞ!!」

  • 42ぷゆち24/04/30(火) 10:56:39

    『      』
    「ぷ…」

    【若者はピンク髪の子供にしか聞こえない声量で何事かを話しかける。子供は目を限界まで見開いたかと思うと…】

    【その頬に思いきりビンタをした】

    『!?』
    「何やってんだおめえ!?」
    「ぷりゅ~!!イテボシちゃんはそんなこと言わないでし!!ニオイまでマネしやがってお前は誰でし!?今すぐやめるでし!!お前がやめるまでおうふくビンタをやめないでし!!!!」

    【手が真っ赤になってもビンタし続ける子供をセキが羽交い締めして引き離し、出てきたバクフーンが若者の姿をした何かに向かって炎を浴びせた】

    【若者の姿が揺らぎ、白と赤の人魂を模した狐のような姿になる】

    「ゾロアークか!!」
    『プシュゥ!!』

  • 43とあるブショー24/04/30(火) 11:45:50

    >>38

    はじめまして、ご丁寧に色々教えていただきありがとうございます!

    時空を超えるのって結構いろんな要因が考えられるのですね。なるほど……

    うーん、使命はまあ、そこそこに頑張りますよ〜。


    >>40

    ウルトラホール…… 火吹き島での戦いでは先輩方はUB:BURSTとやらに追いかけ回されていましたし…それで間違いなさそうですね。

    ありがとうございます、お兄さんにもよろしくお伝えください!

  • 44ぷゆち24/04/30(火) 14:17:37

    「ぷりゅ~~~!!」
    「大丈夫か?手ぇ貸せ、真っ赤になっちまってるぞ」
    「ゾロアークさんはイジワルだからキライでし~!!」
    「わかったわかった」

    【セキは薬草を取り出すと泣きわめくピンク髪の子供の手に貼りつけて一緒に包帯で巻いた】

    「こいつは腫れに効く。骨は問題無さそうだからこれで充分だと思うぜ」
    「ぷりゅうぅぅぅ…」
    「本物に会うなら頑張って試練を受けねえとだろ。ほら、お出ましだ」

    『きょううん!!』
    【何もない空中に黄色い頭の不可思議なポケモンが現れた】

  • 45ぷゆち24/04/30(火) 14:46:41

    『ミツハニー ズバット アンノーン レアコイル サマヨール
     かれらの ひとみは それぞれ いくつか
     じゅんばんに ならべて こたえよ』

    「そんなカンタンでいいんでしか?6こと、0こと、1こと、3こと~…1こでし!」

    『せかいを つなぐために こころのいちぶを さずける』

    「お、終わったでし…こんなにラクショーでいいんでしかね?」
    「学者先生やおめえみたいに図鑑に携わってる者からしたら簡単かもな」
    「じゃあハカセさんに感謝でし!図鑑が完成するように遠くからお祈りしてまし!」
    「学者先生も気の毒に…ところで、プリンには目はあるのか?」
    「ありましよ~ミントのような色のまんまるかわいいおめめがふたつついてまし♡」
    「ついてるのかよ…」
    「ぷゆゆ?」

  • 46ウキクサ24/04/30(火) 17:24:05

    『真の 強者よな……』

    【デンボクはおもむろに土下座をする】

    『ウキクサよ 申し訳なかった このとおりだ 衷心より お詫びする……!』

    あ、謝らないでください!?
    僕の方も自暴自棄になってあんな態度を取ってしまって…申し訳ないです。

    【男性も膝を折り謝罪する】

    『いまさらだが ギンガ団のため いや カミナギの民のため ヒスイのポケモンのため力を貸してくれ』

    ……ああ!

    『大丈夫だ 旦那、あかいくさりがある!』

    そうだな。

    『それにしてもウキクサ、お前そんな言葉遣いができたのだな…』
    はい、今後は言葉遣いを改めましょうか?

    『い、いや、いい…』
    『ウ、ウキクサはいつも通りでいいんだよ』
    『正直言って似合わないしね』

    なにおう!

  • 47ナイト24/04/30(火) 18:26:47

     日が差さない場所はやはり暗いな。加えて洞窟特有の湿気もある。ああ、火器の類が使用できる程度のものではあるだろうが。……なるほど。大したものだ、ご老体。
     洞窟の中ほどだな。イモヅル亭の店主……ムベ、といったか。彼が立っていた。
    「おお あんた 息災であったか イモヅル亭を休んで悪いのう イモモチをふるまってやりたいのに デンボクめ 食料補給の指揮をまかせるといって わしのような老骨まで使いおる…… さあて 使われついでだ あんたを始末するとしようか」
     やはりこうなるか。
    「……はっ⁈ いやいやいや、意味がわからん! それとなんでアンタは知ったような顔してんだ!」
     一拍遅れてナイトが反応する。ああ、脳の処理に時間がかかったか。話題の急転換についていけなかったのだな。
     しかしなぜ、と言われても。そもそも最初からまともな人間ではなかっただろう。
    「……最初から。そういう人間だろう……」
    「は???」
     納得されなかったようだが、これ以上になんと言えばいいのか。
    「そこなものは知っていたようじゃが わしはデンボクの懐刀でなあ あやつのじゃまをするヤツが現れたら 始末する約束なのじゃ! それに わしも安心して暮らせる 新天地を欲しているのでな あんたもご存じのめかくしだま…… これを…… こうじゃ!」
     そういってムベはめかくしだまを投げ付ける。あたり一面、煙が充満した。
     視界が晴れたとき、彼は一段と若く見えた。白装束は揃いのものでもあるのだろうな。私の、あのバッジと同じように。
    「貴様が キングを鎮めたときいて 血が騒ぎ 心が震えたぞ 使いどころもなく衰えていくシノビの技 最後にふるまう相手が現れよったと!」
    「あああ、畜生! そういうことかよ! やったらあ!」
     少年が悪態をつく。お互いボールを投げ、戦闘が始まった。


     なぜ知っているのか、か。どう答えたらよいものか。そういう人間だと、むしろ私は彼もわかっているものかと。少なくともこのような状況で動ける者だとは、知っていると思っていたのだが。
     この場で実力行使に出なかった理由は……まあ、そこまでの命は受けていないため、道具としてそれを全うしたか……私がいては殺せないと判断したためのどちらだろうな。素手でも殺せる、とあのシノビならば理解していよう。

  • 48ぷゆち24/04/30(火) 19:00:22

    ユクシーさんのつめゲットでし!!
    思ったよりラクショーでよかったでし~♪

    ぷゆぅ…それにしても、おひさまが見えなくなっちゃったからよけいに寒い気がしまし いったんコギトさんのおうちに帰りまし
    ぷゆちのかわいいおててもまっかっかになっちゃいました
    これはゾロアークさんのせいでしけど

  • 49ウキクサ24/04/30(火) 19:55:12

    『いよいよ…… だな』

    『 あかいくさりの出番だね さっそく使おうよ!!』

    『待ってくれや……』

    「がる…」

    『なにかが 頭に…… いや 心に話しかけてくる!? アカいクサリ…… ヨクきタ ヒトよ ワれヲ ツカまエテミヨ!』

    『ええ セキ なにをいいだしてるの? 捕まえろ だって!?』

    さっきの三湖のポケモンみたいにはなしかけられたのか。

    『シンオウさまだ!? シンオウさまがオレに語りかけてるぜ アカいクサリ…… ヨクきタ ヒトよ ワれヲ ツカまエテミヨ! キタるベキ タタカいニ ソナえテ!』

    【時空の裂け目からディアルガが現れる】

    やっこさんが来なすったぜ!「ぽに!」

    『グギュグバァッ』

  • 50とあるブショー24/04/30(火) 19:56:58

    「まっすぐに切りたった崖の上、人が登ることはかなわないでしょう。ですがオオニューラの力を借りれば たやすく登ることも可能です。まるで秘伝技…… ロッククライムのように…… 」
     秘伝技… 何やら大層な響きですが… ロッククライムとは?
     いえ、『ロック』は分かります、岩のことでしょう。ロックブラスト、なんて技もありますから。ですが『クライム』はいまいち聞き馴染みがありませんね。
     ノボリさんの話から察するに、崖を登って攻撃する技…… ですかね?
    「秘伝技ですか。ヒスイ地方にはそのような特別な技があるのですか?」
    「………はて?」
     それはふと、無意識に記憶の底から呼び覚まされた言葉だったのでしょうか。ノボリさんは首を傾げると、そのまま目を閉じて物思いに耽りはじめました。
    「秘伝技など、ヒスイにそのようなものは存在しません。なにかを…… 思い出せそうです。ヒスイ地方にやってくる前のわたくしは何者だったのか……」

  • 51ウキクサ24/04/30(火) 20:32:07

    【ボールにディアルガが収まり、静かになる】

    よっし!捕まえたぜ。

    『まただ! シンオウさま…… いや ディアルガさまが オレの心に話しかけて……!? サけた ジクウ…… コボれた ツヨイ チカラ…… アラぶる イッピキ…… ヤッてクル! ヒトよ ワれと トモニ タタカエ!』

    『もう1匹やと? だが あかいくさりは砕けた……! いかにウキクサといえど もう1匹と相対するのは無理やろ!』

    【時空の裂け目からパルキアが現れる】

    『ぱるらぱるぅるらああ!!!』

    『もう一体の シンオウさまが……あかん、戦いになる前に退却や! ひけい! ひとまず 山頂ベースまで戻るで!』

    『でも 旦那……』『放っておけないよ』

    『あほかあ! 死んだら終わりやろうが!!』
    俺が殿を務める!お前ら早く逃げろ!

    『おまえもはよ去らんか!』
    お前こそ早く行けよ!
    『アホか!おまえ置いて行けるかい!』
    こっちにらシンオウさまがいるから行けよ!
    『いや、私が!』俺が!『私が!』俺が

    「ぽ、ぽにぃ〜〜!」

    【オーガポンが棍棒で言い合いをする2人を殴って気絶させると引きずって走り出した】

  • 52ぷゆち24/04/30(火) 21:13:45

    「コギトさんコギトさん!ユクシーさんからつめをもらったでし!どやでし!寒かったしゾロアークさんにイジワルされたりしたけどぷゆちはがんばったでし!!それとそれと…むぎう」

    【コギトはまくしたてるピンク髪の子供の口に大ぶりのアメを突っ込むと、差し出されたアイテムを見て表情を明るくした】

    「おお、ユクシーのつめか…!伝説は真実…つまりあかいくさりも真実、そういうことじゃな」
    「んむんむ」
    「わからねえけどよ、どうして心を表すポケモンがくれる道具で世界をつなぐ…今の状況を解決できるんだ?」
    「んみ?」
    「正しい疑問を持てるというのは聡い証…さすがは長じゃな。よいか、心がなければ裂け目が広がり、世界が終わろうとも気にすることはない。逆に言えば…」
    「んみゅう…」

    【子供は口を塞がれたまま退屈そうにベッドへ転がった】

  • 53とあるブショー24/04/30(火) 22:03:38

    >>50

    「……すみません。ちょっと、ちょっと待っててください…」

     テルさんはそう言い慌ててショウさんの手を引くと、私たちから離れた場所で二人はなにやらひそひそと話し合い始めました。

    「どうなされたのでしょうか… わたくし,何か失礼なことを?」

    「さあ?」


     きょとんとしているノボリさんと共にそのまま待つこと数分、お二人が戻ってきます。

    「ふふ、お帰りなさい。何の内緒話をしてたんですか?」

    「それなんですけど…あの、ノボリさん。」

     意を決したようにテルさんが言いました。

    「えっと、秘伝技って『そらをとぶ』とか『なみのり』とかのこと…で合ってますよね?」

  • 54ウキクサ24/04/30(火) 22:15:49

    『なんともいえない圧力…… さすがに調査は無理ですね それにしても ウキクサくん よくあの場に立っていられましたね 裂け目から放出されるエネルギー…… あれが 不思議な雷としてあふれ キングたちを荒ぶらせていたのでは?』

    『まさかシンオウさまが 2匹いるとはなあ たまげたぜ コンゴウ団 シンジュ団ともに 間違ってなかったってことよな!』

    【気絶から復帰したデンボクがそのままセキとカイに土下座する】

    『心よりお詫びする セキに カイ ウキクサを信じた そなたたちの目が正しかった! 』

    『あ、頭を上げてくれよ!まあ 時空の裂け目を ほっとくわけにもいかねえし』
    『デンボクさんもなにやら 事情があるようだからね』

    『そして ウキクサ。わたしの身勝手な一存で ギンガ団を追われ ただならぬ苦労をさせたというのに…… 』

    「がるがるがるがる〜!」

    【棍棒を持って威嚇しているオーガポンを制する男性】

    いいんだよ、俺も大人気なかった。

    『みな、よくぞ ヒスイ地方の みんなを助けてくれた…!』

    『あのう〜 ボス シンオウ神殿の件ですが…』

    『いいねえ 余韻にひたるよりも 目の前の事実と向きあう…… まさに学者先生って感じだよなあ』

  • 55ぷゆち24/04/30(火) 23:48:34

    「ぷゆ~…むにゃむにゃ…」
    「やれやれ…人がありがたい話をしてやっていたというのに呑気な奴よのう」

    【ベッドに転がったまま眠ってしまったピンク髪の子供をコギトが呆れ顔で見下ろした。その光景を横目にセキとウォロが情報交換をしている】

    「なるほど、『イテボシ』なる人物はセキさんと外見が似ているわけではなかったのですね」
    「顔立ちはもちろん髪色も…この辺の色は似てたがあくまで一部だったぜ。かといって視覚が無いわけでもなさそうだ」
    「どこで人を見分けているんでしょうねえ。面白…いえ、不思議な生き物です。…さて!あと2回同じことをすればあかいくさりもできるわけですね。プリンさんが起きたら出発しましょう!」
    「おう」
    「ふう…お前は遺跡とかが好きでついて回っているだけじゃのに。偉そうというか、お気楽というか」

  • 56とあるブショー24/05/01(水) 00:16:30

    >>53

     先輩方はノボリさんに、自分たちが本当は『テル』、『ショウ』ではなく、ここではないどこかから来た人間であることを打ち明けました。

     元の場所に帰るため少しの糸口でも掴みたいのか、ノボリさんはお二人の話を真剣に聞いています。いえ、彼は常に真剣そうな顔をしているのですが。

    「なるほど、では『秘伝技』について知るあなたさま方もわたくしと同じ世界から来たのかもしれない……ということですね?」

    「うん、多分そうじゃないかなって…」


     ついでに秘伝技のことも軽く説明してもらいましたが……私にはよく分からない概念ですね〜、なぜそんなものを編み出したのでしょう。海や空を渡りたいのなら技に頼らずとも、ただポケモンに乗って目的地まで運んでもらうだけで事足りるのに。

  • 57二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 00:18:11

    このレスは削除されています

  • 58とあるブショー24/05/01(水) 00:37:30

    >>56

    「あ、さっき話したことは他の人にはナイショにしてもらえると……その、オレたちが『テル』、『ショウ』じゃないってバレたらムラを追い出されちゃうかもなので。」

    「了解いたしました。ご安心ください、このノボリ、あなたさまがたの秘密は必ず守りぬきます。」


     わたしはショウさんに耳打ちします。

    「話してもよかったんですか?これ。」

    「うん、ノボリさんの記憶を取り戻すお手伝いが出来たら良いなーってことで!それにほら、ノボリさん真面目そうだもん。ちゃーんと他の人には秘密にしてくれそうですしね。」

     …真面目そうだから、ですか。

     ただの勘ですが、ノボリさん、真面目なだけの人じゃない気がします。どちらかというと私たちブショーに近しい物を感じるというか……… 大丈夫ですかね、この人。


     まあ良いか。もしノボリさんが何か言いふらしたら私もお返しに『シンジュ団のキャプテンは秘密の一つも守れない』ってコトブキムラ中に広めてあげれば良いですしね!

  • 59ウキクサ24/05/01(水) 07:47:35

    『ちょいと待っていただこうか』
    『誰だよ 待つ時間なんざねえんだよ オタケ!? おめえ コンゴウ団を抜けて なにやってんだ』
    『宝のように貴重なものだけど 赤い空を元通りにするためのものだよ!』
    『……あんたには関係ねえよ』
    『長がマジメくさってるから シンジュ団も息苦しくなるの!』
    『団を抜けた理由なんざ どうでもいい キクイのジャマをされたくねえのよ こっちも三人 相手も三人 ウキクサは オマツを頼むぜ』

    お前ら2人も苦労してるんだなぁ…。
    「がるがるがるがるゔゔゔゔ!!」どうどう

  • 60ふたりの調査隊24/05/01(水) 08:13:38

    クラフトで色々作ったから、荒地ベースに着くまでの間にケムリイモとかタマゼンマイとかを集められてよかった
    それにしてもまた注意がたくさん必要なあたりを飛んでるなあ…

  • 61ウキクサ24/05/01(水) 09:00:47

    『はん 縛られて生きるだなんて まっぴらごめんだね!』
    オウメ『お宝は見逃してやるから 真っ赤な空 なんとかしろよな!』
    オマツ『ウキクサ さすがの強さね。でもさ次に会ったら ただじゃおかない 覚えておきな!』
    『そういえば昔の歌を思い出したよ!』

    『大野路は 繁道茂路 茂くとも 君し通はば 道は広けむ 』

    吾もはや 安見児得たり 皆人の 得かてにすとふ 安見児得たり

    『んまぁ!?生意気!』

    【野盗三姉妹は演目に紛れて撤退した】

    『……ったく なにしにきたんだよ みんなの相棒 元気にするぜ!』
    『わたしの覚えているオウメは 文句をいいつつ手助けしてくれた きっと なにかあったときのため 案じてくれたんじゃないかなあ』
    『だったら素直にそういえば いいじゃねえか めんどうくせえなあ』

    人はなかなか本心が言えないもんだ。

  • 62ぷゆち24/05/01(水) 09:34:45

    おはようございまーし!!

    次はリッシ湖に行きましよ~ 今回もきっとラクショーでし!!


    >>56

    アヤシシさんに聞いてみたら、フツーのにんげんさんを乗せて落っことさないように走るのってけっこうコツがいるらしいでし

    ひでんわざっていうのはたぶんそういうコツが詰まってて、トクベツじゃないポケモンにもすごいワザを使えるように工夫されたものなんじゃないかって言ってました!

  • 63ぷゆち24/05/01(水) 11:23:43

    「リッシ湖はシンジ湖と同じく火山噴火によって誕生したと言われていますね。ポケモン同士の戦いでくぼんだとの説もあります」
    「よく知ってるな」
    「趣味なもので」

    【ピンク髪の子供はセキの傍らでしっぽを揺らめかせるリーフィアと目の前に広がる湖を見比べた】

    「どうしたよ?」
    「ワカクサ島の仲間たちのことを思い出してたでし。あそこにもリーフィアさんがいました」
    「そうか。…早く帰るためにも気合い入れねえとだな」
    「はいでし!!」
    「…ここを守っているのはアグノムというポケモン。アグノムが飛び回ったことで人々に何かをするための決意というものが生まれた…そう言われていますね」
    「まさに今の状況にふさわしいってことだ。よし、行こうぜ!」
    「お気をつけて」

  • 64ぷゆち24/05/01(水) 15:37:33

    【ハリーマンを追い払ったピンク髪の子供のもとへセキが近づく】

    「さすがだな、ぷゆち。捕まえはしねえのか?」
    「今のぷゆちにはアラシさんたちがいればじゅーぶんでし!」

    【2人は不思議な気配に勘づき、会話を打ち切って顔を上げる。空中に青い頭をしたポケモンが現れた】

    『きゅううん!!』
    「アグノムさんでし?」

    『あきらめない いしを たしかめたい
     シズメダマを なげつづけ あててみせよ』

    「ぷゆち、あきらめないのは大得意でし!!まかせとけでし!!」

  • 65とあるブショー24/05/01(水) 16:11:44

    >>62

     うーん、そんなものですかね〜…

     ああでも、全ての人間がポケモンに乗れるようになる、と考えたら確かにすごい技術ですね。




    「ノボリさん、好きなものとかありますか?記憶喪失になった時は、自分の好きなもの、嫌いなものを思い出すヒントにすると良いですよ。」

     ああ、エスパータイプの催眠術を解く時のやり方ですね。好みはその人の性格に深く結びついているので忘れにくいとかなんとか。

     ん?テルさんが記憶喪失になった時の対処法を知っている、ということは…

    「…好きなもの、ですか。」

     ノボリさんのボロボロの外套が風に吹かれて翻ります。色褪せ、生地も擦り切れていますが、その縫製の綺麗さからは仕立ての良さが伺えました。


    「ポケモン勝負……」

     殺気?

     私は短刀を少しばかり抜いたところで、思い直し、そのまま鞘に戻します。違いますね、これは殺気ではない…ですが、

     ノボリさんの瞳の奥がぎらりと光ったことに、果たして先輩方は気づいているでしょうか。


    「わたくしと同じ世界から来たかもしれないお二人とポケモン勝負をすれば、なにか思い出せるやも…… テルさま!ショウさま!わたくしと一戦、お手合わせ願えますでしょうか?」

     ノボリさんの声色が段々溌剌としたものに変わっていきます。以前、ウォロさんからヒスイ地方ではポケモン勝負が浸透していないと聞きました。で、勝負好きがそんな不毛の地で何十年も過ごしていたとなると、……相当飢えているでしょうね。

  • 66ウキクサ24/05/01(水) 19:30:39

    『命の危険があるなか くさりのかけらを拾ったシンジュ団 うちゅうはじまりのいしの話を 教えてくれたコンゴウ団 丸い器にするのは ギンガ団の役割です』
    『ショウくん クラフト名人の力を貸してください』

    『ウキクサ!あたしも戦います 安全な場所で申し訳ないのですが』

    『みなさんでお話でもして しばしのあいだ お待ちください』

    頼むぜふたりとも。

    『『!』』

    『もちろんですとも』『もちろんです!』

  • 67とあるブショー24/05/01(水) 19:51:54

    >>65

     そしてこのただならぬ気配…… 私たちは今、眠れるギャラドスでも叩き起こそうとしているのでしょうか。

    「勝負かあ……いいよね?ショウちゃん。」

    「もちろん!あっ、どうせなら今4人いますしマルチバトルしましょうよ!あたしとテル、ノボリさんと⬛︎⬛︎さんの2組で!」

    「マルチバトル…!」

     ははは、マルチバトルに良い思い出をお持ちなのでしょうね。

     ショウさんは何気なく提案したのでしょうが、私には灯り始めた炎に気づかないまま油を注いでいるように見えます。先輩方はこれではまるで……

    「カモネギ…」

    「へ?カモネギがどうかしたんですか?」

    「いえ、独り言です。」


     まあ、生死のかかった勝負というわけでもなし。こういうのも社会経験、ということで、せっかくなので私も羽目を外して楽しませてもらいましょうか!

    「ノボリさん、私と組んでもらっても?」

    「ぜひお願いいたします!」

  • 68ウキクサ24/05/01(水) 23:35:30

    『学者先生 はやくでてこいよ』「ぽにぽに〜」
    おいおい、まだ5分も経ってないぜ。
    『時を大事にしているのではなくて ただ せっかちなだけだよね?』
    『座して好転するなら いつまでだって待つぜ 時の大事さを知っているからよう。オーガポンもそう思うよなぁ?』
    「ぽに!」

    『そういえば聞きそびれたけどオーガポンはどこから来たの?』
    「ぽに…ぽに?」
    俺も知りたいが…突然現れたからな…よく知らねぇんだ。

    『よく知らないのにこんなに懐かれてるの!?』

    「ぽに〜♡」

    『案外この前弔ったジュリエットさんだったりしてな』

    だとしたら早くねぇか?四十九日もたってないぜ。それにアイツら多分人間だし。

    『本土の人間の文化は知らねぇが、ヒスイの昔話では人とポケモンは同じだったというぜ。』
    『ああ、人とポケモンが結婚した話だね』
    「ぽに!?ぽにぽに!」
    『それだけ人とポケモンは昔、仲が良かったってことだな』
    「ぽに〜」

    『ウキクサくん できました! できたのです! 命名 オリジンボールです! 残された伝承が真実であれば シンオウ神殿にあらわれた ポケモンを捕獲できるはずです』

    でかしたラベン!

    『不思議だね モンスターボールって こんな ちっぽけなモノで ヒスイのみんなを救えるなんて……!』
    『ボールでポケモンを捕らえ たがいの距離を縮めるってのも おもしれえものだよなあ……』

  • 69ぷゆち24/05/01(水) 23:36:00

    『せかいを つなぐため こころのいちぶを さずける』

    【アグノムのきばを受け取ったピンク髪の子供は肩で息をしながら膝をついた】

    「ぜえぜえ…どんなもんでし。イジワルしてもぷゆちの帰りたい気持ちにはかなわないでし…」
    「大丈夫かよ?ちいせえと体力も無くて大変だな」
    「ぷりゅう…かわいいけどそこが残念無念でし。カミサマもオトナのにんげんさんの体にしてくれればよかったでしのに…」

    【セキは宙に視線を彷徨わせると、渋い表情で口を開いた】

    「いや…大人の姿でおめえの自由な言動をされたかと思うと…カミサマとやらは英断だったと思うぜ」
    「ぷゆゆ?」

  • 70ウキクサ24/05/02(木) 06:06:35

    【シンオウ神殿でデンボクが男性に話しかける】

    『コトブキムラを守るためには 異物は排除せねばならぬ おまえにしろ 神殿のポケモンにしろ そう考えてきたが…おまえを通じて違うのだと思えてきた』

    ああ、俺もだ…俺達はもっと生き方を模索できる…。

    【言葉少なに2人は握手する】

    『戦いに臨む覚悟 決めたのか?』

    ああ。

    【デンボクが男性に耳打ちする】

    『安心しろ、失敗しても一緒に死んでやる』

    ははは、野郎と死ぬのは趣味じゃねぇや。
    ……頑張って鎮めねぇとな。

  • 71ウキクサ24/05/02(木) 06:06:46

    >>70

    【セキとカイが励ましの言葉を送る】

    『ウキクサよ ともに明日を迎えよう』

    『なにそれ?』

    『無事で という願いをこめた コンゴウ団のことわざだ』


    『コンゴウ団もいいことをいうのだな、ならばこちらは場が迎えにきたね』


    『なんだそれは』

    『なすべきことがある人には 輝ける舞台がある という シンジュ団のことわざだ』

    『だから緊張するなってか シンジュ団のそういうところ 好きになってきたオレがいるぜ』


    『なにかあれば支援するが おまえには無用であろう ヒスイの人 ポケモンの時間と空間を 守ってくれい ウキクサ!』


    【シンオウ神殿の階段の前に男性は独りごちる】


    ああ…俺は…もしかしたらこの日の為に生まれてきたかもしれねぇ…。

    行くぜ!

  • 72ぷゆち24/05/02(木) 09:12:55

    アグノムさんのきばゲットでし!!

    ぷゆちがプクリンだったらカミサマはオトナなにんげんさんの体をくれたんでしかね?
    でもまんまるフォルムからさよならバイバイしたくないでし…

  • 73ぷゆち24/05/02(木) 10:54:49

    【庵にて、ピンク髪の子供がコギトへアグノムのきばを見せて報告している】

    「アグノムのきばか…どこかあたたかみを感じるのう」
    「湖のポケモンって不思議よな。なんだか心に訴えてくるというか」
    「ぷ、ぷりゅう…ふたりともシズメダマを投げたことないからお気楽でし」
    「ははは、お気楽って言われてますよ。それより…コトブキムラがきなくさい感じです。あとひとつ、急がれた方がよいかも」
    「きなくさい…どういうことなのじゃ?」
    「時空の裂け目の向こうにポケモンの影が見えたとか。デンボクさんは調査だけではなく、もしものための討伐隊を組織したとか。イチョウ商会の人が教えてくれました。もしも、もしもですよ…時空の裂け目から本当にポケモンが現れたら、みなさんどうなることやら」
    「ぷ、ぷりゅ!テンガン山にはドーミラーさんたちやピッピさんたちが住んでまし!大変でし!」
    「それどころか…あれほどの大きく禍々しい裂け目から出てくるポケモンとなるとヒスイ全土の危機だぜ!ぷゆち、時は急げだ。あとひとつ、貰い受けに行こうぜ!」

  • 74ウキクサ24/05/02(木) 14:26:53

    行けぇええ!!!

    【男性の投げたオリジンボールにパルキアが収まる】

    『ねえ…… 捕まえたの……? 捕まえたんだよね?』『捕まえたよなあ?』

    『ええ 捕獲成功です! オリジンボールにおさまりました さすがウキクサくんです』

    『ほっ……!』『ふう……!』
    『ウキクサさん さすがの一言です!』

    『……!』

    お?お!おお!へへへ、泣いてやんの〜。
    『デンボクの旦那でも 泣くことがあるんだな』
    『うん いいものをみた!』
    『うむう……!』

    【デンボクはセキと男性を投げ飛ばした】

    あだ!『ってえ!! なぜ投げるんだよ 旦那!?』
    『うむう…… 夢ではないのだな!』
    人の体で確認すんなよ!

  • 75ウキクサ24/05/02(木) 14:27:07

    >>74

    『うむう! おまえたち きけい! このうえない難事であったが みなの力をあわせることで 乗り越えることができたのだ!』 『こんなときは…… 祭りだ! 祭りをするぞ!! すべての団が集い おおいに祝うのだ!』


    『コンゴウ団と いっしょにお祭り……?』『シンジュ団とだってえ?』

    『それぞれの団があがめていたのは それぞれのシンオウさまだった 相手が偽りのシンオウさまを あがめているとか争っていたのは 遠い過去になったってことよ!』

    『争っていた ご先祖は 驚くかもしれないけれど…… わたしたち みんなの場所を 守るために一番のやり方かもね!』

    『ヒスイ地方に生きるもの みなの新しい門出を祝うのだ!!』

    『もちろん、ウキクサ!お前もだ!今日はめでたいぞ!』


    ああ、そうだな、めでたいな…ああ、めでたいなぁ…。


    『ははは、ウキクサも泣いてらぁ』『デンボクさんのこと言えないよ』


    うっせ!投げ飛ばすぞ。


    【朝日が登るシンオウ神殿で笑い声が響いていた】

  • 76とあるブショー24/05/02(木) 15:16:37

    >>75

    おや、お困り事が解決したみたいですね。よかったです〜。

  • 77ナイト24/05/02(木) 16:06:35

     ところで人体には痛覚というものがあるな。あれは現在不調を負っている部分の把握には役立つが、それによって行動を阻害するものでもある。よって私たちは痛覚を切り離すか、痛みを抱えたままそれらを無視するかして常通りのパフォーマンスを発揮しなければならない。痛覚を切り離す、とは無痛症と同義だ。痛みなど感じなければ庇うこともない。確かに便利ではあるが、目に見えぬダメージが蓄積される道具は粗悪品だ。負った傷など把握できねば意味がない。
     つまり、痛みを痛みと認識したまま、その信号を無視することが私たちに求められることだった。当然耐えられないものもいたし、その途中で道を踏み外したものもいた。進んで外道に堕ちる集団だったので道半ばで終わったのは良いのか悪いのか。人として死ぬるのだからまだ私たちよりはいいのだろうか。
     呼吸、筋肉、神経などを自分で設定して動けば、いついかなる時でも変わらぬパフォーマンスを発揮できる。
     ……どうすればよいのか。それこそ外道の技が必要だろうな。

     などという与太話をよそにポケモンを用いた代理戦闘が始まっている。正直普通の戦闘の方がマシだろうというぐらいに流れ弾が多いし接戦だ。めかくしだまを使ったとき以上に土埃で様子の把握が難しい。大したものだな。

    「シノビの術も 無用の時代となるか……」
    「さすがよのう 勝てぬ相手を何度もねらうのは おろかなシノビのすることよ…… 貴様のことは それなりに気に入っておるのじゃ ポケモンをうまく戦わせるからの」
    「いいか ××× ポケモンは 恐ろしい 生き物よ 拙者も デンボクも 暴れ狂うポケモンに 故郷を焼かれただけではなく 同胞が幾人も命を落とした…… それゆえデンボクは安心して 暮らせる新天地を ここ ヒスイ地方につくろうとしている そのためなら強硬手段も辞さぬだろう」
    「もしもだ! 時空の裂け目より ポケモンが現れたなら デンボクは我を忘れるやもしれぬ…… 貴様の強さで助けてやれ とびっきりのイモモチを たらふく食わせてやるからのう」

     うん。ということで、ナイトが勝利したようだな。

  • 78ウキクサ24/05/02(木) 19:03:08

    >>76

    ああ!今日はめでたい日だ。

    皆で祭りをするから羽目を外すつもりだ。

    「ぽにに?」

    なんだ?祭りは初めてか?楽しいぞ。

    「ぽにに…ぽににぃ!」

  • 79ウキクサ24/05/02(木) 19:03:47

    >>77

    あのジジイ、やり手だからなぁ。

    昔は多分それなりに鳴らした口だろうよ。

  • 80ナイト24/05/02(木) 19:22:04

    >>79

     ……ああ、よかった。聞こえる。

     そうだな、魂に染みてついた血の匂いは洗ってもとれはしない。永遠に朱く彩られたままだからな。犯した罪をどれだけ償おうと、その罪過がきえることはない。

     むしろ単なる翁として長く演じていたことに感心するよ。加齢による足の震えも、曲がった背骨も、繰り返すには疲れるだろう?

     彼が仕事をしたことがなく、あの演技に規則性を見いだせなかったら……ああ、私も恐らく気がつかなかっただろうな。

  • 81ウキクサ24/05/02(木) 19:31:09

    頼むからあのジジイはジジイのままで往生してほしいよな。

  • 82とあるブショー24/05/02(木) 20:02:27

     勝負中の描写は飛ばします。流石にあれを事細かに書き込むのは少しためらわれるので。…蹂躙に近い様相だったとだけ言っておきましょうか。

    「……あなたさまがたの戦いぶり、けして悪くはありませんでした。ぜひ!ぜひ!またわたくしと戦ってくださいまし!」
    「ぜえ…… ぜえ…… は、はい……」
    「つっよ…… なにこの人…… わけわかんないんですけど……」
    「先輩方、お疲れ様です。」
     こちらには戦闘不能なポケモンは無し、私たちの完全勝利…… というよりかは、これはノボリさん一人の手柄ですね。私はひたすらノボリさんの邪魔にならないように立ち回っていただけでしたから。もちろん別に先輩方は弱くなど無いのですが、今回ばかりは相手が悪かったみたいです。
     いやあ、本当に良いものを見せていただきました!惚れ惚れするほど鮮やかなお手並みでしたね。また機会があれば私も一戦お願いしたいものです。

  • 83ウキクサ24/05/02(木) 20:13:45

    【ヒナツが男性の髪を見て悲鳴を上げる】

    『ぎゃあ!なんなのその髪!!ボサボサじゃん!』

    あー、異変で手入れする暇無くてな…

    『もー!せっかくのお祭りなんだから整えあげる!ほらこっち来て!』

  • 84ぷゆち24/05/02(木) 21:31:47

    「やったでし~♪」
    『ごーんぬ』

    【カビゴンのじならしでヌメルゴンを追い払ったピンク髪の子供は、ぴょんぴょん跳ねながらカビゴンの腹にハイタッチした。その様子をじっと見ていたセキが口を開く】

    「なあ、ぷゆちよう」
    「はいでし?」
    「おめえはポケモンと言葉を交わせるからわかるんだが…おめえのいた時代の人間はボールで捕らえたポケモンとどうやって心を通わせてたんだ?」

    【子供はぐるぐると首を回しながらたっぷりと考えると、言った】

    「なんとなくでし」
    「なんとなくか…」

  • 85ぷゆち24/05/02(木) 22:18:28

    【ピンク色の頭の不思議なポケモンが宙に浮かんでいる…】

    『あなたの かんじょうを ほっする』
    「かんじょう?感情は取られたらぷゆち、こまりまし。イヤでし」
    『あなたの かんじょうを ほっする』
    「ダメでし」
    『あなたの かんじょうを…』
    『ムリでし』
    「…なあ、ぷゆち。感情を欲するってたぶんおめえが思ってるような意味じゃねえぞ」
    「ぷゆゆ?」
    『…………』

    『しつもんに こたえよ』
    「あ、諦めた」

  • 86ウキクサ24/05/02(木) 22:42:10

    【祭り囃子のリズムにのって音頭をとる男性と共にオーガポン】

    楽しいかオーガポン?「ぽに!」
    俺もだよ、ああ…生きてて良かったなぁ。
    「ぽにぽに!」

  • 87ふたりの調査隊24/05/02(木) 23:58:29

    ラブトロスさん捕まえたよ!
    やっぱり他の3体と比べると体つきとかがだいぶ違うね
    ヨハネちゃんが早く清潔な状態にしなさいって言いっぱなしだし、図鑑の細かい項目を埋めるのはまた明日にしよう

  • 88ウキクサ24/05/03(金) 07:06:49

    【宿舎でくつろぐ男性とオーガポン】

    ふう、疲れたな。
    あんなに楽しかったのはいつ以来か。

    【のろいぎつねのお面を嬉しそうに被るオーガポンを眺める男性】

    ま、明日考えればいいか!

  • 89ぷゆち24/05/03(金) 08:43:07

    『ヒスイの だいちに おりたち こころは どのように うごいた?』
    「ヒスイちほーを救えば帰れるって約束してもらったからぷゆち、やる気まんまんでした!あとにんげんさんの言葉がしゃべれるようになっててびっくりでし!カミサマに感謝でし♪ あ、でもデザインのセンスはないと思いまし!あと…」

    『ポケモンでありながら ポケモンをなかまとし ともにこうどうをして どうだったのか』
    「トレーナーさんっていろいろ考えたり、決めたりが多くて大変だなって思いました!もしイテボシちゃんがバトルすることがあったらぷゆちが助けてあげまし!」

    『コンゴウのもの シンジュのものと であい まじわり なにをおもった』
    「みんなさいしょはナワバリバトルでバチバチでしたけど、だんだん仲よしになってきました!ぷゆち、その方がいいと思いまし!」

    『ギンガだんを おいはらわれ だいちをさまよい なにをかんじた』
    「ぷゆちはイテボシちゃんのところに帰るからへっちゃらでし!…あ、でもダンチョーさんに怒られたのはちょっとイヤでした。あんなに強いトレーナーさんがそんなことするとは思わなかったでし~…でもセキさんとカイさんがぷゆちの味方してくれたからもういいでし!」

  • 90ぷゆち24/05/03(金) 09:09:19

    エムリットさんのはねをもらいました!やったでし~♪

    これであかいくさりが作れるんでしよね?どうやって作るんでしか?


    …コギトさんに聞いてみまし!


    >>86

    ぷりゅ!楽しそうでし!

    にんげんさんのお祭りは食べ物がもらえるからぷゆちも好きでし!


    >>87

    おめでとうございまし!明日もがんばるでし~♪

  • 91ウキクサ24/05/03(金) 18:40:29

    あ゙ぁ゙〜…。
    ハメ外しすぎて飲みすぎた…。
    頭いてぇ…。

  • 92ウキクサ24/05/03(金) 19:33:34

    【調査隊室でシマボシとラベン博士とウォロが今後の課題を話し合う中、男性は黙っている】

    ………………………。

    【室外で女性警備隊達がヒソヒソしながら男性を見ている】

    「がるがるがるがるがるがるがるがる〜」

    『それにジブンからも 頼みたいことがありまして…ウキクサさん、聞いていますか?』

    ん、話だけは聞いてる…。

    『飲みすぎるからだ』
    飲み比べした当の本人がなんか言ってらぁ

  • 93とあるブショー24/05/03(金) 20:13:55

    >>82

    「ははは、お強いですね。ヒスイに来る前はどこかの大将でもやってらしたのでは?」

    「大将、ですか。」

     真一文字にきっちり結ばれていたノボリさんの口端が、ほんの少しだけ歪みます。

     …驚きました。この人、こういう顔もできるのですか。

    「……そうですね。そうとも言えるかもしれませんね。さてみなさま、わたくしにお付き合い頂きありがとうございました。それでは、オオニューラを呼ぶといたしましょう!」

     

    「こちら、この度みなさまをキング場までお連れするオオニューラでございます。」

     これがオオニューラ… なるほど、『オオ』と付くだけあってマニューラよりも随分大きな体をしています。それにこの立派な鉤爪……確かにこの子の力を借りれば、どんな険しい崖も楽々登って行けるでしょうね。

  • 94ナイト24/05/03(金) 21:17:01

    【二つの影が洞窟を動く。一つはまだ成長を残す少年のもの。もう一つはとうに時を止めた男のものだ】
    【どちらにも傷が見える。少年には擦り傷や切り傷といった比較的軽傷。致命的な怪我は見られないが、大きな古傷がひとつだけ。過去を忘れられない遠因で、今の少年を形作る第一歩。男の体には折檻の跡。例えば火傷、例えば打撲。後頭部の弾痕は、それに紛れてわからない。ずいぶん昔の銃創がいつまでたっても治らない】

    【眩しい光に一人は目を細め、一人はただ前を見る。他所の神が降臨する場所を……神殿をなにかしらの言葉と共に見て、足を踏み出した】

  • 95ぷゆち24/05/03(金) 21:35:30

    『ああ~い』

    「ぷりゅ」「おっと」

    【シンジ湖の洞窟から出てきたピンク髪の子供とセキ、それを出迎えたウォロの間を風が吹き抜けていった。子供はぽかんとそれを見送ると、少し遅れて風の流れていった方角へ手を振る】

    「ありがとでし~」
    「何かいたんですか?」
    「見えなかったけどたぶん強いポケモンさんでし!みっつの材料がそろったなら寄り道せずに霧の遺跡に行きなさいって言ってました!」
    「へえ…事情通で親切なポケモンもいるもんだな。手間が省けてちょうどいい、霧の遺跡に直行するとしようぜ!」
    「霧の遺跡は紅蓮の湿地、コンゴウの里山より更に北上した場所にあります。急ぎましょう」

  • 96二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 21:56:41

    このレスは削除されています

  • 97ウキクサ24/05/03(金) 21:57:24

    【ボールを持った男性がオーガポンと話す】

    なぁ、ボールに入らねぇか?

    「がお!がおがお!」

    そんなに嫌か?ボール?

    「がおぼっ!」

    【オーガポンは男性の持つボールをはたき落とすと、様子を見ていた女性警備隊達に近寄り威嚇し始めた】

    ん〜、よくわかんねぇなぁ。
    安全だろうに…ポケモンって解んねぇなぁ。
    何をしてほしいか言ってくれないから、何をしたらいいか検討もつかねぇ。

  • 98とあるブショー24/05/03(金) 22:19:01

    >>97

    ふふ、これは……私の口から説明するのは少々無粋ですかね?


    ポケモンは確かに私たちと言葉を交わすことはできませんが、人間よりもずっと感情が単純で分かりやすいですよ。

    むしろ人間の方が何を考えているか分かりにくくないですか?

  • 99ぷゆち24/05/03(金) 22:39:22

    【ほとんど瓦礫と化した遺跡の前にピンク髪の子供とセキ、ウォロが集まっている】

    「こっからどうしまし?」
    「さて…?霧の遺跡へ行け、までしか聞いていませんよね」
    「時間がねえ。とりあえず何でもいいからやってみようぜ」
    「やってみまし!」

    【子供は壁画の前に立つとぱんぱんと柏手を打って真剣な顔で念じ始めた】

    「お願いしまし!!助けてくださいまし!!」
    「たぶんそれは違うと思いますよ」
    「ぷりゅう…でもカミサマはこれで出てきてくれましたもん」
    「は?その話詳しく」
    「ぷ?」
    「これ、デカブツがちまいのに詰め寄るでない。お前以外だったら通報しておるところじゃ」

    【いつの間にかすぐ後ろに来ていたコギトがウォロのリュックを引っ張って距離をとらせた】

  • 100ウキクサ24/05/03(金) 22:42:04

    >>98

    確かに…一理あるな…、人間の方が複雑なもん腹にしまいがちだな。

    単純ねぇ…ま、ただ単に不快だったんだろ。

  • 101とあるブショー24/05/04(土) 00:25:58

    >>93

    「へー、⬛︎⬛︎さんのニューラもいつかはこうなるんだ!あんなにちっちゃいのに…なんか不思議ー。」

     ショウさんがオオニューラを見上げます。ちょっと首が痛そうですね。

    「そうですね、先輩方も今はとても小さいですけれど…… ふふ、健やかに育って、将来は私を超えるぐらい大きくなってくださいね。」

    「はーい!……ん?

     ねえ今さらっとあたしたちのこと『とても小さい』って言いました?こちとらまだまだ伸び盛りですよ?」

    「ははは。」

     背が低いことは悪いことではないと思うのですが、何故か短所に捉えられがちというか… 図体が大きい故の苦労もそれなりにあるのですが。

     身長が高い方がパッとみた時立派に見えるのでしょうか?

    「まあ⬛︎⬛︎さんからすれば大抵の人は小さいだろうし…… ペリーラさんぐらいじゃないかな、⬛︎⬛︎さんよりも身長高いのって。」

     テルさんが苦笑いしながら言います。テルさん、なんだかよく苦笑いしている気がしますね。癖なのでしょうか。


     というか今気づきましたが、先輩方って身長がほぼ同じなのですね。お二人は現在15歳ぐらいだそうで、もう少し大人になれば身長差が開き始めるのでしょう。

     ふふ、大人になった先輩方、見てみたいものです。

  • 102ぷゆち24/05/04(土) 08:06:15

    「コギトさんでし!」
    「ふう…来てやったぞ」
    「見計らったように姿を現したな。さすがは年の功ってか」
    「としのこうでし!」
    「これ、要らん言葉を教えるでない。…なかなかにすごいポケモンが何かと助けてくれるのでな」
    「じゃあさっきの…むぐむぐ」
    「ふうん…でよ、どうやってあかいくさりにするんだ?」
    「知らぬ存ぜぬ。世界を繋ぐとされる神具だぞ。人に作れるわけがないだろう」

    【ピンク髪の子供は口に突っ込まれた羊羮をもぐもぐしながらポーチを漁り始めた】

    「じゃあどうするんだよ? 時間がねえんだよ、時間が!」
    「(ごっくん)セキさん!みっつの材料をここに積みまし!みんなでこれに向かってお願いしまし!!」
    「もう何でもいいからとにかくやってみようぜ」
    「実績があるのなら仕方ありませんね」
    「まことかそなたら」

  • 103ウキクサ24/05/04(土) 08:16:34

    【宿舎で男性が寝ている横でオーガポンが反物や酒、食べ物などをそっと置いてる】

    「ぽに…」
    「ぽにぽに…」
    「ぽに〜」

  • 104ナイト24/05/04(土) 17:33:14

    「おまえか…… あかいくさり とやらで 世界をつなぐときいた つなぐとは つなぎとめる…… 正しい世界を維持することだろうが 本当に信じてよいのか?」
    「……さて、なあ。俺は信じてくださいとしか言えないよ。なんとかしてみせるって言った以上は対処法を持ってきただけ。伝承通りならできる、としか。……自信をもって答えられたらいいんだけど、こればかりはどうにも。ああ、でも。……俺の故郷はもうないから。蹂躙されて燃えてしまったから。ヒスイが同じようにはなってほしくないんだ。その想いだけは、信じてほしい」
     失った者の諦観はナイトにもデンボクにも通ずるものはあるのだろう。
     もっとも私は奪い壊す側だったが。
     セキやカイが口を挟む前に、デンボクが言う。
    「あいわかった! これより先の事態には おまえとわたし より強いものが当たるとしよう ×××とそのポケモン 立ち合え! 今日は真剣勝負だ」
    「オーライ。……思いの強さだって、負けないさ」

     ということで、勝負が始まった。セキの、私への「なぜここにいる」という文言とそれに対する私の返答は秘させてもらおう。

  • 105二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 17:47:21

    このレスは削除されています

  • 106ウキクサ24/05/04(土) 17:48:54

    な、なんだ!?この山は!?ゆ、夢か?

    【男性の布団の様々な衣類や酒、食べ物、道具などが山の様に積み上がっている】

    「ぽに?ぽに〜!」

    【男性の驚愕の声で起きたオーガポンは男性に献上品の山を見せる】

    「ぽに!ぽに!」

    【物の山から男性が好きそうな物を手渡す】

    い、いや、好きだけどよ…お前これをどこから…

    『ウキクサくん、大変なのです!コトブキムラで大規模な盗難…oh……!』

  • 107とあるブショー24/05/04(土) 17:51:57

    >>101

    「さて、わたくしの案内はここまでとなります。わたくしはコトブキムラに戻りますので。数々の試練をくださったツバキさまによろしくお伝えいただければ。」

    「はい、しっかり伝えておきますね〜。」

     うーん、この『よろしく』、というのは皮肉の意味で合っていますよね?

     皮肉は少し分かりづらいので苦手です。

     ツバキさんからの妨害はもう無いのでしょうか。まだ何かあったりしませんかね〜。例えば… 崖を登る最中に上から岩を落としてくるとか。


    「あれ、コトブキムラに戻る……?えっと、ノボリさん何か用事があるんですか?」

     テルさんが不思議そうな顔をしています。そうですね、他のキャプテンの方は仕事が終われば大体そのまま集落の方に戻って行かれるのですが。そういえばシンジュ団の集落ってどこにあるんでしょうかね。

     ノボリさんの顔からは既に先程の笑みは消え、いつもの無表情に戻っていましたが、その声の調子からはどこかうきうきとした、明るい雰囲気が漂っていました。

    「わたくし先程の勝負にて少々良いことを思いつきまして。みなさま楽しみにしていてくださいね。」

  • 108ウキクサ24/05/04(土) 18:48:12

    【男性がオーガポンと共に畑作隊や、建築隊、製造隊や雑貨屋、呉服屋を巡り謝罪して盗難を返却している】

    参ったなぁ…。
    どうしたもんか…。

  • 109ぷゆち24/05/04(土) 19:33:33

    >>108

    ぷ、ぷりゅ…にんげんさんの群れのルールがまだわかんないんだと思いまし

    ぷゆちたちは何がダメで何がいいのか、教えてもらえないとわかんないでし いっこずつ教えてあげてほしいでし

    たぶんよろこんでもらえると思ってやったことだから、あんまり怒らないであげてほしいでし…

  • 110二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 19:44:06

    このレスは削除されています

  • 111ウキクサ24/05/04(土) 19:49:40

    >>109

    そうみたいだな。

    盗品も俺が好きそうな物ばかりだった。

    多分前の祭りで学習したのかもな。


    オーガポン「ぽに?」

    俺の好きなものばかりだから俺の為にしてくれたんだよな?「ぽに!」

    だからもう、人様から物を盗むんじゃねーぞ。「ぽにぃ…」

  • 112ぷゆち24/05/04(土) 20:01:04

    >>111

    よかったでし!

    それとそれと、いいことしたらちゃんとほめてあげてほしいでし!

    いいことも悪いことも、教えてくれたらちゃんと覚えられまし!!

  • 113ぷゆち24/05/04(土) 21:38:29

    【ピンク髪の子供が壁画の前に3つの材料を積み、全員で柏手を打ったタイミングでエムリット、ユクシー、アグノムが現れた】

    「おお、湖の3匹…!」「やっぱり来てくれたでし!」「マジかよ」「嘘だろ」

    【三者三様の反応で見守る中、3匹が赤く光ると同時に3つの材料も光に包まれる…】

    【それは輝きながら浮かび上がると、みるみるうちに形を変えていく。子供の手のひらの上へと降りてきたそれは赤い鉱石が連なる輪と変化していた】

    「みなさんありがとでし~」
    『きゅううん!!』
    「あたしたち一族が守ってきた約束、真実であったか…ふう、長年の肩の荷が下りたわ…!」

  • 114ウキクサ24/05/04(土) 21:58:34

    >>104

    ほう、アンタもこっち側の口か。

    …多分俺らはろくな死に方しないだろうな。


    >>112

    おう、教育の経験はないが…頑張る。

  • 115ナイト24/05/04(土) 22:30:33

    >>114

    【ふ、と歪んだ口元が見える】

     ただ、引き金を引く。ただそれだけ。たったそれだけで人は死ぬ。命は途絶える。

     そこに罪悪感はなく葛藤もない。命ぜられたことをするだけの道具に、他者を慮る機能はない。

     きっと一生、私がそれを悔いることはないよ。倫理がそれを否定することを知っていても。かつての行いを罪と知っていても、悔恨がにじむことは永劫ない。

     肯定も否定もなにもない。ただの事実で、ただの過去だ。

     こちら側、こちら側か。ああ、けれど君はまだ戻れるのだろうな。ろくな死に方をしない、と思えているのなら。私はそのようには考えられないのだから。

     まともな死に方をしないというのは、罪悪感から来る自罰ではない。私にとっては予感ですらないただの事実だ。

     むかし。なまりだまを頭にくらう前の私ですら、同じことを言うだろう。

  • 116ウキクサ24/05/04(土) 22:41:24

    >>115

    そうか。

  • 117二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 22:46:52

    このレスは削除されています

  • 118とあるブショー24/05/04(土) 22:47:20

    >>115

    まだ戻れる、とはどういうことですか?

  • 119ぷゆち24/05/04(土) 22:55:43

    【半ば呆然としながらもあかいくさりを眺めていたウォロは、誇らしげにふんぞり返っている子供に向き直った】

    「まさか本当にあれでなんとかなるとは…ですがプリンさん、世間はまずいことになっていますよ」
    「ぷりゅ?」
    「イチョウ商会の仲間から得た情報ですが…ギンガ団のボス、調査を待たずしてテンガン山に登るようですね」
    「意味がわからねえ。登ったところで裂け目に対する手段など持っていねえよな?」
    「ヤケクソでし?」
    「脇目も振らないと表現して差し上げてください。まあ、プリンさんがあかいくさりを得たことをご存じないですからね」
    「そう言われりゃそうか。あかいくさりがあれば大丈夫って教えてやりゃあデンボクの旦那もとどまるだろうぜ」
    「じゃあそっちはよろしくでし~♪」
    「おう、おめえも行くんだよおめえも」
    「ぷりゅ~!?でもぷゆち、全部終わるまでコトブキムラに入っちゃダメよって言われてまし。ぷゆちはあかいくさりを持ってテンガン山に行きまし」
    「あかいくさりをの実物と授かった本人を見せなければ納得しないかもしれませんよ。さあさあ、行きましょう」
    「ぷゆ~…」

  • 120ナイト24/05/04(土) 23:06:12

    >>116

     ──ああ、うん、すまない。急にこんなことを言ってしまって。どうかしているな、私は。だからこう成り果てたのだが。

     罪を罪と知り、悔いることができるなら……間違いを正す意志があるのなら。それはひどく人間らしいじゃないかと思ったんだ。私にはそれができないから。

     生涯に一度も花を踏まずに生きていける人間など、きっといない。


    >>118

     なんと、言えばいいのだろう。人の道を外れた自覚があるのなら、戻ることもきっとできるのだろうと思ったんだ。過ちに気付けなければ改めるもなにもないのだから。実際にできるのかはともかく、可能性の話として。

     ええ、と、そう。『過ちて改めざる、是を過ちと謂う』?

     私には、社会道徳において非難される行動だという認識はあるが。それを改めるべきという認識は欠片もなく、持てないから。

  • 121とあるブショー24/05/04(土) 23:11:41

    >>120

    なるほど、道を踏み外していながら、それに対する抵抗感がない、と。

    じゃあ特に元の道に戻る必要もないですね。良かったじゃないですか。

  • 122ぷゆち24/05/04(土) 23:21:54

    ぷゆ~…ぷゆちは早くおうちに帰りたいでしのに…
    それに入っちゃダメなのに入ろうとしたら怒られるかもしれないでし 怒られるのはイヤでし

  • 123ナイト24/05/04(土) 23:22:32

    >>121

     そうだな。先に述べた通り神父という職は与えられたもの。そもそも私は最初から人の道など歩んでいない。そのことになんの痛痒もない。

     致命的ではないと感じたからそう言っただけで、自身を顧みたわけでもない。元々言葉を繰るのは苦手なんだ。使うシナプスが変わるから。


     ああ、デンボクとナイトの勝負はまだ続いている。カビゴンはやはり耐久に長けているな。

  • 124ウキクサ24/05/04(土) 23:29:10

    >>120

    お前…危険だな。

    剥き身のナイフほど怖いもんはねぇ。

    せめていい奴に拾われるのが救いか。

  • 125ふたりの調査隊24/05/04(土) 23:36:02

    [あの子はタスクを埋めるためにと計画を練っているよ]

    [手伝おうとしたらひとりでできるとかえされてしまったけれど、うまくいくのかな?][]

    >>122

    [きっとわかって迎え入れてくれるヒトがいる 大丈夫だと考えるよ]

    >>120

    […キミはヒトの社会で生活する事を控えた方がいいヒトの可能性があると考えられるよ]

  • 126ナイト24/05/05(日) 08:21:38

    >>124

     ……既に廃棄された身だからな。こんな襤褸切れを誰が拾うだろう。

     心配せずとも、使われる場は既に亡い。所有者もいない。道具は命令もなしにその用途を果たさないさ。


    >>125

     そうだろうな。だからあの場所へ送られた。廃棄処分には相応しい地に。罪を投げ捨てる悪徳の街。

     もともと害するために生まれたんだ。その感想は真っ当で、正しい。その価値基準があれば安心だ。

  • 127ぷゆち24/05/05(日) 09:58:04

    >>125

    ぷりゅう…だれかこっそり入れてくれましかねえ

    とりあえずモンバンさんに聞いてみまし!

  • 128ウキクサ24/05/05(日) 16:16:25

    な、なんだこりゃ…?

    【男性の布団の横には大量のきのみやぼんぐりのみ、たまいし、クスリソウ、タマゼンマイ、などなどクラフトの材料が置かれている】

    「ぽにぃ〜ぽにふしゅる〜がおぽにぃ〜zzz」

    【足が少し汚れたオーガポンが畳の上で寝ている】

  • 129ぷゆち24/05/05(日) 20:35:50

    ぷりゅ?いつものモンバンさんじゃなくてセンパイさんがいまし

    お手伝いでしかね?


    ぷゆちいいこと思いつきました!センパイさんにお願いしてダンチョーさんに伝えてもらえばいいんでし!

    頭いいでし~♪


    >>128

    きっとお外でとってきたんでしね!いっぱいほめてほしいんだと思いまし~♪

  • 130ぷゆち24/05/05(日) 21:46:29

    【こつんと音を立ててぼんぐりが門へとぶつけられた。俯いて地面を見つめていたテルはその音に顔を上げ、草むらから顔だけ出しているピンク髪の子供に気がついた】

    「ぷ…プリン!?生きていたのか…おっ、お前なら大丈夫だと信じていたぞ!」
    「センパイさんセンパイさん!ナイショの話がありまし!ダンチョーさんに伝えてほしいことがありまし!」
    「ボスは今いないんだよ。でも安心しろ!隊長や博士を呼んでくるから!」
    「ダンチョーさんいないんでしか!?じゃあ意味ないでし!待ってほしいでし~!!」

    【テルは子供の訴えを完全に聞き流してギンガ団本部へと駆けていってしまった】

    「ぷりゅう…門がスカスカでし。このムラの門はバリヤードさんにかかってまし」
    『ばりばりぃ…』

  • 131ウキクサ24/05/05(日) 22:32:07

    >>129

    そうか…クラフトの材料を集めてくれたのか…。

    ありがとうな、オーガポン。


    「ぽに?」「ぽに!ぽに〜!」


    【男性に頭を撫でられて起きたオーガポンは嬉しそうに男性に抱きつく】

  • 132ぷゆち24/05/06(月) 08:19:54

    【テルと共にラベン博士が足をもつれさせながら駆けてきた。バリヤードと一緒にパントマイムをして遊んでいたピンク髪の子供の姿を見て瞳を潤ませる】

    「プリンくん…」
    「博士、プリンのこと心配していたからって泣くなよ」
    「泣いていません。ボクは大人ですからね!テルくんこそ心配のしすぎで夜も眠れなかったではないですか」
    「どうして言うんだよ。プリン、信じるなよ」
    「わかったでし!!」
    「…やっぱりちょっとは信じてもいいぞ」
    「どっちなんでし?」
    「とにかく戻ってきてくれてよかったのです…!これで図鑑も…」
    「ぷりゅ?ぷゆち、ダンチョーさんがヤケクソになってるって聞いてダメよしに来たんでし。もどってきたわけじゃないでし」
    「プリンくん!?」

  • 133ウキクサ24/05/06(月) 08:27:16

    【深夜のコトブキムラに傷だらけのオーガポンが宿舎に戻る】

    「ぽに…ぽに…ぽ…」

    【大量のクラフトの材料やきんのたまを、寝ている男性の横に置くとオーガポンは力尽きた】

  • 134ぷゆち24/05/06(月) 08:41:13

    >>133

    ぷりゅ!こんなにいっぱい集めたんでしか!?すごいでし~♪

    キラキラのたま、ぷゆちもイテボシちゃんに持って帰ってあげたいでし!!

  • 135ぷゆち24/05/06(月) 15:20:57

    「ところで博士、シマボシ隊長は?」
    「ああ、仕事が山積みで…調査隊室で待つとのことです。デンボク団長が不在で大変なのですよ」
    「ダンチョーさん、もうテンガン山に行っちゃったんでしか?」
    「はい。警備隊とともにテンガン山へ…自ら時空の裂け目と、その向こうに見えたというポケモンの影を調査するとのことです」
    「おれはいいやつだからな。代わりに門番を買ってでたのさ」
    「じゃあぷゆちもテンガン山に行きまし!」
    「いえ、プリンくん。我々も情報が欲しいのです。もしかしたらお互い協力できることもあるかもしれませんし、まずは調査隊室で話しましょう」
    「ぷゆぅ…ダンチョーさんに入ったらダメよって言わ」

    『ケェイ』
    「れてま」

    【ピンク髪の子供が言い終わらないうちに背後にケーシィが現れ、子供を連れてテレポートしていった】

  • 136ウキクサ24/05/06(月) 19:24:19

    おわあああああ!?

    【男性は積み上がったクラフトの材料に目もくれず疲れて寝ているオーガポンを抱き上げた】

    ど、どうしたオーガポン!?
    怪我してるじゃねぇか!大丈夫か?

    「ぽに?ぽに!」

    【抱き上げられて起きたオーガポンは男性にきんのたまを渡す】

    いや、それどころじゃねぇよ!!
    待ってろよ!今連れてってやるからな!

    【そう言って男性はオーガポンを抱き上げたままギンガ団本部へ走った】

  • 137ウキクサ24/05/06(月) 21:16:44

    >>134

    いや、気持ちがありがたいが毎回怪我してまで集めてもらっても困るぜ…。

    なんで急にこんなことしだしたんだ…?

  • 138ぷゆち24/05/06(月) 21:57:30

    【ケーシィによって調査隊室へとテレポートさせられたピンク髪の子供は、そのままぽいっと椅子の上に放られた】

    「来たか」
    「ぷ、ぷりゅ!?入っちゃったでし!怒られまし!」
    「問題ない。ケーシィが連れてきたのであって君の意思でコトブキムラに侵入したわけではない」
    「そうなんでしか?じゃあだいじょぶでしね!」
    『ケェイ』

    【安心した様子で椅子に深く座る子供に顔色ひとつ変えず、シマボシは向き直って話を切り出す】

    「賞賛する。野垂れ死にするなとの命令、よく守ったな」
    「ぷりゅ!!ぷゆちはもっと大変な思いをしてきたからこれぐらいへっちゃらでし!それにアラシさんたちもバサギリさんもウォロさんもコギトさんもセキさんもカイさんも手伝ってくれました!」
    「助力してもらえたのはキミのこれまでの行いによる。…確認する。有用な情報を得たからコトブキムラに帰還した。間違いないな?」
    「ちがいまし!ぷゆちはあかいくさりをゲットしたから早くテンガン山に行きたかったんでし!でもダンチョーさんがヤケクソになったって聞いてダメよしに来たんでし!」
    「なるほど。順を追って説明を聞く必要があるようだ」
    「ぷ、ぷゆぅ…説明はニガテでし」

  • 139ぷゆち24/05/06(月) 21:58:16

    >>137

    ぷりゅ…?だってポケモンは大好きなにんげんさんのためにいっぱい喜ぶことをしてあげたいでし!そのためなら大変なこともへっちゃらでし!

    なんでダメなんでし?じゃあ何をやったら喜んでくれるんでし?

  • 140ウキクサ24/05/06(月) 22:09:55

    >>139

    それは…。

    そんなことしなくても…いや、気持ちは嬉しいが…傷ついまでしては…欲しくねえかな…。


    【診療室から包帯を巻いたオーガポンが男性の元へ戻る】


    「ぽに?」


    【オーガポンは再び懐からきんのたまを男性に差し出すも男性は手を遮るように断る仕草をする】


    「ぽ、ぽに?ぽにぽに!」


    【懐からきのみやぼんぐり、たまいしなど様々な物を男性に差し出す】


    オーガポン、俺はお前が…役に立つからとか、有能だからとかで気に入ってるわけでもねぇんだよ…。


    「ぽにぃ〜」


    ただ…あの時みたいに、何もかも無くした俺にそうした様に、側にいてくれたらそれでいい…。

    お前がいるだけで俺は十分だから…だからもう無理はしないでくれ。


    「ぽに…」

  • 141ぷゆち24/05/07(火) 08:27:23

    【ラベン博士がピンク髪の子供に根気強く質問をし、テルがそれを黒板に書いてまとめている】

    「世界をつなぐという、神話の道具…」
    「ぷゆちはこれを持ってテンガン山に行きまし!じゃないときっと大変なことになりまし!」
    「ああ。なんでも物見の警備隊より時空の裂け目…その向こうにポケモンらしき影が見えたとの報告があったのだ。デンボク団長は万が一に備え、警備隊と共にテンガン山山頂の神殿に向かわれた」
    「ぷゆ…ダンチョーさんは強いトレーナーさんでしけど、ムリなものはムリだと思いまし」
    「そうだよな…なあプリン、ボスはお前をムラから追い出したけど…お前はヒスイを助けてくれるのか?」
    「はいでし!ぷゆちがおうちに帰るためにはヒスイちほーを救わなきゃいけないでし!」
    「そ、そうだよな…お前はずっとそう言ってたもんな」
    「それにバサギリさんやセキさんたちが手伝ってくれてうれしかったでしから、ますますがんばろーと思いまし!」
    「…そっか!!」

    【わしゃわしゃと頭を撫でてくるテルに子供は不思議そうに首をかしげた】

  • 142ぷゆち24/05/07(火) 10:01:04

    「テル」
    「はい?」
    「調査隊隊長として命令する。プリンと共にテンガン山に赴き、事態を収めるサポートをせよ」
    「ぷゆ?」
    「大丈夫ですか?ボスが留守なのにそんな…」

    【シマボシは机の上に置かれたポケモン図鑑を見、次いで放牧場がある方角へ向けて遠い目をするとテルに向き直って言い放った】

    「留守を預ける方が悪い」
    「アッハイ」

    「ボクも行くのです!頭脳労働が必要になるかもしれませんから」
    「行くな、とは言っていない」
    「プリン、クラフトで必要なものがあったら作ってやるからどんどん言えよ」
    「ありがとでし~♡」

  • 143ウキクサ24/05/07(火) 10:06:43

    「……………」

    【深夜の宿舎で起き出すオーガポン】

    オーガポン

    【男性はオーガポンに呼びかける】
    【普段は離して敷いている2つの布団を繋げる】

    また俺が寝ている間にどっか行っちゃあ困るからな、一緒に寝るぞ。
    「…ぽに」

    【男性は布団に入ったオーガポンの頭をなでる】

    オーガポン。

    あの時、何もかも無くしたと思っていた時にお前が来て俺は…嬉しかったんだ。
    コトブキムラにいる価値がないと思っていた俺に理由はともかくてを差し伸べてくれて…俺はそれが…その温かさが欲しかったたんだってやっとわかったんだ。
    お前やヒスイのみんながそうした様に俺もお前に寄り添いたい。
    次は俺がオーガポンのそばに寄り添うからさ、だから無理に理由とか作らなくて大丈夫だ。
    さ、寝よう、おやすみオーガポン。
    「ぽにおーん」

  • 144二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 15:44:12

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  • 145ナイト24/05/07(火) 15:44:42

     ……少し、戦況を捉えにくくなっているため完全な把握には至らないかもしれない。
     戦いが佳境に入る。ゴローニャを倒してお互い残りは一体ずつだ。もしかしなくても少年、4体しか連れていないな。何を考えている?
     デンボク側がピクシー、ナイト側がダイケンキだ。
     フェアリータイプ対みず・あくタイプ。うん、タイプ相性だけならデンボクの方が有利だな。技によってはピクシーが弱点とするタイプのものを覚えている可能性もあるが、ポケモンそれぞれのタイプ相性だけを見るなら。
     ナイトなら、くさとフェアリーに対抗するため『どくづき』なんて覚えさせたりしていそうなものだが、ダイケンキには先のゴローニャのダメージも蓄積しているようだし、どちらかと言えば不利なのはナイトの方だろうか。弱点のタイプが不一致なのは変わらない。

     まあ、勝つのもナイトだろうが。
     最終戦が始まった。

  • 146ぷゆち24/05/07(火) 16:15:47

    【ギンガ団本部を発ったピンク髪の子供と調査隊たちを門の前で待っていたセキが出迎えた】

    「よう、ぷゆち!カイはテンガン山に向かったぜ。こっちはどうよ?」
    「ぷゆ~…おそかったでし。コトブキムラはスカスカでし」
    「ああ!?デンボクの旦那、もう山登りを始めたのかよ。重厚に見えて案外せっかちだぜ…まあ時間を大事にするのは悪くねえが」
    「命もだいじにした方がいいと思いまし」
    「違いねえ。…わかった!オレが追いかける。ぷゆちがいきなり顔を出すと揉めかねないだろ」
    「じゃあダンチョーさんに説明しといてほしいでし!ぷゆち、もう説明するのはイヤでし」
    「任せとけ!さあさ、時は急げってな!」

    【慌ただしく去っていくセキを見送りながら、テルがぽつりと呟いた】

    「そっか。プリンはポケモンの名前でお前はぷゆちなんだよな。おれもぷゆちって呼んだ方がいいか?」
    「ぷゆちはそっちの方がうれしいでし!ハカセさんもタイチョーさんもよろしくでし!」
    「わかりました」「善処する」

  • 147ウキクサ24/05/07(火) 17:37:16

    【朝日に起こされだ男性が、自分の横にオーガポンが寝ていることを確認する】

    「がお〜ぽに〜がお〜ぽに〜」

    【男性はオーガポンを揺り起こす】

    「ぽに?」
    おはよう、オーガポン。
    「ぽに!ぽにぽにお!」

  • 148とあるブショー24/05/07(火) 17:54:55

     さて、そうして無事オオニューラに認められた私たちですが、ここで一つ問題が。
     図体が大きい私にはオオニューラの籠は些か狭すぎたのです。うん、やはり背が高いのは良いことばかりではありませんね。何事も程々に、が一番ですよ。

     結局、私はオオニューラではなくムクホークに崖上まで運んでもらいました。やはり移動面においてひこうタイプは最高と言っても過言ではないかと〜。皆さんもぜひ、ひこうタイプを手持ちに入れてみてくださいね。劇的に移動が楽になりますので。
     私の手持ちの中だとフワライドも飛べるのですが、あの子は気ままなので、風に吹かれるまま乗せた人ごとどこかに流されていってしまいますし… それにぼーっとしていると気づかないうちに目的地どころかあの世まで連れていかれますからね。よって出番はまた今度、です。
     ゴーストタイプは強力な力を持つ子が多いですが、癖も強いと言いますか、安易に信頼すると不意に殺しにかかってくるから気が抜けません。
     …いや、それは別にゴーストタイプのポケモンに限った話ではありませんね。『ポケモンは怖い生き物です!』でしたっけ?ふふ、人もポケモンも、どちらも恐ろしいものです。

  • 149ぷゆち24/05/07(火) 18:05:23

    【兄妹と思しき若者と少女がピンク髪の子供たちへと近づいてきた】

    「あんた…追い出されてもムラのために調査をしていたんだろ」
    「ぷりゅ?ちがいましよ?」
    「えっ」
    「ば、バカバカ!なんで馬鹿正直に言うんだよ!?」
    「バカって3回も言ったでし!?ぷゆちがかわいいからってイジワルはよくないでし!!」

    【テルと軽く小突きあってから、子供は唖然としている若者に向かって元気よくピースした】

    「ぷゆちががんばってるのはぷゆちのためでしけど、コトブキムラも助かるから安心してほしいでし!」
    「お、おう」

  • 150ぷゆち24/05/07(火) 18:57:27

    「ボクたちもサポートしますから大丈夫です!我々調査隊はムラのみなさんのため、そしてポケモンと仲良くできるように彼らを調べているのです!もちろんぷゆちくんとも仲良くしますよ!」
    「仲よくしまし!!」
    「ありがと!これあげる!」
    「これはげんきのかたまりでし!?こちらこそありがとでし~♪」
    「よ、よかった…丸く収まった」

    【大喜びで少女から道具を受け取る子供に、シマボシは改めて声をかけた】

    「3つ命令する。1つ、山頂ベースからシンオウ神殿に向かえ。2つ、あかいくさりにて事態を収めよ。3つ…無事に帰還せよ!」
    「がってんでし!!」

  • 151ふたりの調査隊24/05/08(水) 01:06:35

    コギトさんにすてきな鏡をもらったよ
    これを使うとポケモンの姿が変わる…イメージチェンジってことなのかな?
    次は探しものを探すついでに凍土に行ってこよう

  • 152ウキクサ24/05/08(水) 01:38:22

    >>150

    そっちのショウとラベン博士は苦労してそうだなぁ。


    >>145

    そういえばゴタゴタしていたからスルーしていたが、お前さんはそのガキと親しいのか?


    >>151

    ふうん。

    ま、ババアからの貰えるもんはもらっとけもらっとけ。

  • 153ナイト24/05/08(水) 06:42:20

    >>152

     いや、まったく。会ったのは少年が天冠の山麓を調査するときだし、あちらからも好かれてはいないな。ああ、表面上であれ危険人物を判別できるのはいいことだ。地獄を見てきたんだろうな、あの少年は。

     最近は何かしらの感情が綯交ぜになった目で見てくるようだが。あれの発端が何なのかはわからない。

     ただまあ、その人間のある程度の容(かたち)は見ていればわかるだろう。どれほど苦戦しても最後には勝つよ、ああいう人間は。

     少なくともナイトはデンボクにこれ以上背負わせるのを望まないだろうさ。……眩しいな。

  • 154ウキクサ24/05/08(水) 07:21:42

    >>153

    まあ、抜き身のナイフなお前さんよりかは、あの少年はよく腐らずにやってるよ。

  • 155ぷゆち24/05/08(水) 08:59:25

    【山頂近く、迎月の戦場すぐ横のベースキャンプで準備をしているピンク髪の子供たちのもとへウォロがやってきた】

    「お聞きしましたよ。ギンガ団と協力体制を築いたとか。こちら、景気づけのまんたんのくすりです」
    「ありがとでし~♪ みんなやさしいでし!」
    「ぷゆち!クラフトで用意する道具を書き出してみたぞ」
    「少々時間がかかりそうなのでぷゆちくんは先に行っていてください。ボクとテルくんであとから持って追いかけますので」
    「りょーかいでし!」

  • 156ぷゆち24/05/08(水) 09:04:14

    【ウォロは頭上に広がる時空の裂け目を見上げて一瞬目を細めると、視線を下へと戻した】

    「いよいよですね。大丈夫に決まっています!あのような労苦を重ねてあかいくさりを授かったのですから!セキさんもカイさんも山頂に向かわれています。プリンさん、」
    「あ、ウォロさんもぷゆちって呼んでほしいでし♡」
    「…プリンさん。ご武運をお祈りしておりますよ。お得意さまがいなくなるのは 本当に困りますからね。…ジブンも神殿の近くに行こうと思います。では」

    【足早に去っていくウォロの背中を見送りながら、子供は腕を組んで重々しく口を開いた】

    「あれはさては…照れてましね!」
    「本当に大物だよお前は」

  • 157ぷゆち24/05/08(水) 09:29:02

    >>152

    ショウさんってだれでし?

    大変なことがあってもぷゆちがいるからだいじょぶでし!

  • 158ウキクサ24/05/08(水) 20:34:50

    >>157

    あ、やっぱり別人なのか…。

    えっと隣りにいるガキンチョみたいな奴のことだよ。

    お前さんはいつでも自信満々だなぁ。

  • 159ぷゆち24/05/08(水) 22:33:55

    >>158

    センパイさんのことでし?センパイさんはテルさんって言いまし!

    だってぷゆちは世界一かわいいプリンでしもん!かわいいのは正義ってイテボシちゃんが言ってたから、つまりぷゆちは正義でし!

  • 160ぷゆち24/05/08(水) 22:42:33

    『びりり』
    「ぷりゅ?」

    【ふんぞり返るピンク髪の子供の元へビリリダマが転がってきた。その後からクラフト素材を抱えたツバキが歩いてくる】

    「大事になっているようだね」
    「あ!しゃらくさいマンでし!」
    「変なあだ名禁止!…マルマインのお供のビリリダマたちが騒がしくてね。察しのいいツバキはこうして代わりに持ってきてさしあげたというわけです」
    「ありがとでし!マルマインさんにもよろしく言っといてくださいまし~♪」
    「何かあってもツバキがいるよ。ボクも応援だけはしてあげよう」
    「うーん、セキさんとマルマインさんのジャマしないようにだけ気をつけてくださいまし~」
    「それはこっちの台詞なんですが!」

  • 161ぷゆち24/05/09(木) 08:13:39

    【山頂に続く洞窟を歩いていたピンク髪の子供は一人佇んでいる老人の後ろ姿を見つけて喜色満面で駆け寄った】

    「ムベさんでし!なんでこんなとこにいまし?」
    「おお、あんた。息災であったか。イモヅル亭を休んで悪いのう…イモモチをふるまってやりたいのに。デンボクめ、食料補給の指揮を任せると言ってわしのような老骨まで使いおる…」
    「ケムリイモはもっと下の方にありましたよ?ぷゆちが分けてあげまし!」
    「今はそれは必要ない。さあて、使われついでだ。あんたを始末するとしようか」
    「ぷりゅ?」

    【ポーチをごそごそと漁っていた子供の首元に装飾の無い短刀が突きつけられた】

    「わしはデンボクの懐刀でなあ。あやつの邪魔をするヤツが現れたら始末する約束なのじゃ!それにわしも安心して暮らせる新天地を欲しているのでな」

  • 162ウキクサ24/05/09(木) 08:44:22

    アルセウスねぇ…
    そういえばこの世界に来る時に光るやつを見たなぁ。
    あん時は事故で死んだと思ったからあの世からお迎えが来たと思ったんだよなぁ。
    今思うと、あれこそがシンオウさまだったりしてな。
    「がるがるがるがる」どうどう

  • 163ぷゆち24/05/09(木) 11:51:24

    【ピンク髪の子供はぽかんとムベを見上げていたが、すぐに頬を膨らませて怒り出した】

    「ぷりゅ~!?ぷゆち、ダンチョーさんのジャマなんてしてないでし!!ぷゆちはちゃんとダンチョーさんの言うこと聞いてがんばってたでし!!めちゃくちゃでし!!」
    「…わかっておる。じゃが、それだけポケモンというものは恐ろしいのよ」
    「ポケモンがキライならポケモンに頼るんじゃねーでし!!ピクシーさんたちに失礼でし!!あと使う気もないのに牙を出すんじゃねーでし!!お互いあぶないでし!!」

    【子供はまったく恐れた様子もなく短刀を持つ手を押しのけた。ムベは目を細めるとあっさりと刃をどけて後ろへと下がる】

    「眠りの歌を使う面妖なポケモンよ…お前のその能天気な態度、どこまで本当か見極めさせてもらう」

    【ムベの身体がめかくしだまの煙に包まれ、晴れるとそこには冷たい目をした老忍者が立っていた】

    「貴様がキングを鎮めたと聞いて血が騒ぎ、心が震えたぞ。使いどころもなく衰えていくシノビの技…最後に振る舞う相手が現れよったと!」
    「にんげんさんもフォルムチェンジするんでしか!?でもぷゆち負けないでし!!」

    【ムベは ムウマージを くりだした!】

    「あっバトルなんでし?」

  • 164ぷゆち24/05/09(木) 21:30:21

    【青いニンフィアのマジカルシャインによって最後の一匹のエルレイドは戦闘不能になった】

    【ムベはエルレイドをボールに戻すとゆっくりと首を振って臨戦態勢を解く】

    「さすがよのう。勝てぬ相手を何度も狙うのは愚かなシノビのすることよ…」
    「ぷりゅ!おどかそうとしてもダメでし。ぷゆちは平和なワカクサ島育ちでしけど、さすがにヤル気があるかどうかはわかりまし」

    【頬を膨らませるピンク髪の子供に目を細めながら、ムベは手が届く位置まで距離を詰める。青いニンフィアはその様子を一瞥すると静かにボールへ戻っていった】

  • 165ナイト24/05/09(木) 21:38:46

     ……この先は。私が口に出していいことではないな。映像のみで頼むよ。デンボクにナイトが勝った、とだけ伝えておくが。


    >>154

     その例えで言うなら、既に錆びて使い物にならないナイフだよ。使用期限は過ぎている。

     彼がまっとうで、あの環境にありながらよくやっていることには同意するがね。

  • 166ウキクサ24/05/09(木) 22:01:10

    『さてと ジブンが知りえた プレートの情報ですが…… おしまいです!』

    おい!
    調査の手伝いを名乗り出た割には大したことしてねぇじゃねーか!

    『 ですが! なにも起きない以上 まだ存在すると推測されますね さて プレートに詳しそうな あの人を訪ねるとしますかね』

    コギトのババアか?

    『ええ コギトさんですよ アナタにとっては あかいくさりの礼もありますし 会っておいたほうがよいのでは? さあ隠れ里に向かうとしましょう』

  • 167ぷゆち24/05/09(木) 22:03:31

    「貴様のことはそれなりに気に入っておるのじゃ。ポケモンの力を下手に振るわんからの。放牧場のポケモンたちも行儀よく出ていきおったわ」
    「ぷゆちはイテボシちゃんのプリンでしもん。お行儀よく育てられたでし。当たり前でし」
    「だが貴様のようなポケモンばかりではない。拙者もデンボクも、暴れ狂うポケモンに故郷を焼かれただけではなく同胞が幾人も命を落とした…それゆえデンボクは安心して暮らせる新天地をここ、ヒスイ地方に作ろうとしている。そのためなら強硬手段も辞さぬだろう」
    「悪いヤツがいるのはポケモンもにんげんさんも同じでし。それにポケモンがキライなのにポケモンの力を借りてるって変でし。ほんとにイヤならポケモンがいないムラを作るしかないでし」
    「理屈ではそうじゃ。デンボクも頭ではわかっておるだろう。だがな、強い力への恐怖というものは判断力を鈍らせる。もしもだ!時空の裂け目よりポケモンが現れたなら、デンボクは我を忘れるやもしれぬ…」
    「そこはだいじょぶでし!ぷゆちがこれからなんとかしに行きまし!」
    「うむ、貴様の強さで助けてやれ。事態が解決した暁にはとびっきりのイモモチをたらふく食わせてやるからのう。もちろん、デンボクのおごりでな」
    「ほんとでしか!?約束でし~♡」

  • 168ぷゆち24/05/09(木) 22:14:09

    ぷりゅりゅぅ…やっと山のてっぺんまで行けまし
    セキさんが先に行ってダンチョーさんに説明してくれてるし、これでもうぷゆちをジャマするものはないでしね!!
    テンガン山にぷゆちの活躍をとどろかせまし!!

  • 169ふたりの調査隊24/05/09(木) 23:30:02

    ともしび…意外と見つからない…たまには夜更かししちゃおう

    >>152

    ばっ?!年上の人をそんな呼び方しちゃ駄目だよ!

    でもくれるならもらうのは賛成!

    >>168

    洞窟を抜けた先もけっこう急斜面だから気をつけて

    がんばってね!

  • 170ウキクサ24/05/10(金) 08:04:24

    【隠れ里にて、コギトがウォロと男性にプレートの起こりを語る】

    『あたしの先祖…… といっても もう千年も 二千年も昔の話じゃ。古代シンオウ人はアルセウスをヒスイ地方をうみだしたポケモンとしてあがめておった。そしてバサギリやアヤシシの先祖たちに かけら…… プレートを渡したとか』

    ふぅん、ボールに収まるやつが世界を作るたぁキリストも釈迦もびっくりだ。

    『アナタであれば アルセウスと プレートについても教えてくれるかと、ウキクサさんが落ちてきた理由が わかるかもしれないのです』

    『ふうん…… なるほどのう では手助けしてやろうかの』

    なんだ、アテがあるのかよ。

    『アルセウスとの関係はわからぬ。だが、ヒスイにはまだまだ ものすごいポケモンがおるのじゃ、なにかしら足がかりになるやもしれぬ』

  • 171ウキクサ24/05/10(金) 08:18:57

    >>169

    …お前はいい子だなぁ。

  • 172ぷゆち24/05/10(金) 08:40:01

    「ダンチョーさん!!」
    「お前か…」

    【セキ、カイと共にピンク髪の子供が山頂の神殿の前まで駆け上がってきた。黒い鎧に身を包み精神統一するように目を瞑っていたデンボクはゆっくりと振り返る】

    「あかいくさりとやらで世界を繋ぐと聞いた。繋ぐとは繋ぎ止める…正しい世界を維持することだろうが、本当に信じてよいのか?」
    「ぷゆちはコギトさんに教えてもらったとおり集めただけでしけど、エムリットさんたちはウソついてないと思いまし!ぷゆちはこれでなんとかしてみせまし!!」

    【子供はあかいくさりを高く掲げて宣言するが、デンボクは厳しい表情を崩さない。セキとカイが一歩前へと出た】

  • 173ぷゆち24/05/10(金) 09:03:15

    「あかいくさりすらこいつの罠だというのか?オレは一緒にいたからわかるぜ。湖のポケモン3匹の試練をこなす…それすらも自作自演ならもう手はねえよ」
    「…そうだな。だがおいそれと信じ、もしものことがあった時…ギンガ団のみなに申し開きがたたぬ」
    「ぷりゅう…!なんとかしろって言ったのはダンチョーさんなのに、なんとかする方法をがんばって見つけてきたら今度は信じないでし!?ワガママもいい加減にしなさいでし!!」
    「ぷゆちさん、落ち着いて!デンボクさんがムラのみんなを守るために必死なのはわかるよ。わたしたちも長だからね」
    「だが旦那、他にいい策はあるのか?無いならもうこれに懸けるしかねえだろうが。ムラのためを思うなら一緒にやれよ、旦那の代わりにオレが責任取るよ!」

    【若い長2人に懸命に説かれ、デンボクは苦渋の表情で考え込み…ようやく口を開いた】

    「あいわかった!プリンよ、これより先の事態にはお前とわたし、より強い者が当たるとしよう。ポケモンたちよ、立ち合え!今日は真剣勝負だ!」
    「ダンチョーさんのわからずやー!!もういいでし!結局さいごにモノをいうのはバトルでし!!ぷゆちとユカイな仲間たちのがんばりを見せてやりまし!!」

  • 174ウキクサ24/05/10(金) 09:03:49

    『ウキクサさん やはりポケモンなのですね 鍵は!』
    『集めたプレートの裏に刻まれた 文字を確かめれば アルセウスに会う方法が わかるかもしれません。ウキクサさんは コギトさんのいったポケモンたちを! ジブンは心当たりがありますので そちらを当たることにしますね!』

    お前、本当に忙しないやつだな。

    『ははは、ヒスイ地方を創りだしたとされる アルセウス……! どのようなポケモンなのでしょうか!』

    想像もつかねぇ。
    だが、ポケモンである以上、ボールには収まるんだろうな。

  • 175ぷゆち24/05/10(金) 15:26:56

    【バクフーンがウォーグルと激しい戦いを繰り広げている…】

    【バクフーンのシャドーボールでウォーグルが戦闘不能になった】

    【デンボクがゴローニャを出すと同時にピンク髪の子供はバクフーンを戻してトドゼルガを繰り出す。トドゼルガのれいとうビームがゴローニャにダメージを与えた】

    【トドゼルガのふぶきを突っ切るようにしてゴローニャがすてみタックルを放つ。両者ともに戦闘不能になった】

    【デンボクは カビゴンを くりだした!】

    【ピンク髪の子供のポーチが何かを主張するようにガタガタと激しく揺れた。子供はトドゼルガをボールに戻すと、頷いて別のボールを手に取り、高く宙へ放る】

    「タイショーさん!まかせました!!」
    『ごおぉぉぉんぬ!!』

    【巨大なカビゴンは地響きするような咆哮と共にデンボクのカビゴンへと組み付いた】

  • 176ぷゆち24/05/10(金) 19:17:09

    【二匹のカビゴンが真正面からのぶつかり合いを繰り広げている…】

    【徐々に体格差で押していき、やがて巨大なカビゴンが競り勝った。デンボクのカビゴンは悔しそうにうめきながらボールへと戻っていく】

    『ぴっぴ!!』
    「ピクシーさん…」
    『ぴ…』

    【デンボクの最後の一匹、ピクシーがボールから勢いよく飛び出してくる。ピンク髪の子供と一瞬視線を交わすが、互いに何も言わずすぐに戦闘態勢をとった】

  • 177ぷゆち24/05/10(金) 22:29:05

    【ジバコイルとピクシーが対峙している。ピクシーが満身創痍なのに対し、ジバコイルはまだ余裕がある様子だ】


    「ピクシーさん、これで最後でし!!」


    【ジバコイルがピクシーにラスターカノンを放った。弱点を突かれ、ピクシーは大きなダメージを負う】


    『ぴっ…ぴぃぃぃぃぃ!!』

    「ピクシー!?」


    【"ピクシーは デンボクをかなしませまいと もちこたえた!!"】


    「ぷ…」


    【立っているのもやっとの状態のピクシーにピンク髪の子供は僅かに怯んだ様子を見せたが、闘志を失っていない瞳を見てすぐに意を決し、ジバコイルと頷き合う】


    「ピクシーさん、その意気やよしでし!!ボルトさん、もう一度ラスターカノン!!」

    『蜈ィ蜉帙〒縺顔嶌謇九>縺溘☆!!』

  • 178ウキクサ24/05/10(金) 22:55:39

    俺は少しポケモンという生き物を舐めたかもてしれねぇな。
    元いた世界の動物の延長線だと思っていたが…かなりファンタジーな生き物なんだな…。

  • 179とあるブショー24/05/10(金) 22:57:27

    「ようこそ、マルマインのキング場、迎月の戦場に!」
     数多の崖をひたすら登って、登りきった頃にはもう真夜中。迎月の名に相応しく月明かりに照らされるイクサ場を前にして、高地の夜の寒さに凍える私たちをツバキさんは大仰に、そして暖かく出迎えてくれました。
    「あなたたちの妨害をしたものの、たどり着いてほしい気持ちもあり…… 人は矛盾を抱えてこそ成長するのかもしれない。」
    「うわ、よく言えるなそんなこと……」
     ショウさんのうんざりとした呟きもどこ吹く風、ツバキさんは余裕の態度を崩しません。流石です。面の皮の厚さは精神の強さに直結します。何を言われようと揺るがない心、それこそがキャプテンに選ばれた所以なのかもしれません。なんて、少し無理があるでしょうか。
    「アニキから聞いています、ツバキにシズメダマを作って欲しいのだよね。」
     テルさんが泰然自若とした雰囲気に気圧されながらも答えます。ツバキさん、上背があるので先輩方の視点からではだいぶ圧を感じそうですね。
    「はい。なのでマルマインの好物を教えてください。材料はオレたちが採ってくるので。」
     一体何がそんなに誇らしいのか、ツバキさんはまた一段と胸を張りました。
    「それはできない相談だね。なぜならこのツバキ、マルマインの好物をまるっと忘れてしまってね!」

  • 180とあるブショー24/05/10(金) 23:42:40

    >>174

     アルセウスもポケモンですからね、ボールに入れることは可能だと思いますよ。

     まあ、アレに上手く気に入られることが出来れば、ですが。

  • 181ぷゆち24/05/11(土) 02:14:27

    『ぴ…ぴぃ…』
    「ピクシー…」
    【意気も絶え絶えになりながら、なおもピクシーは立ち上がろうとしている。ピンク髪の子供はくしゃりと顔を歪めながらもジバコイルに目配せし、ジバコイルも迷いなく頷いた】

    「な…なあ、ぷゆち。もういいんじゃないか?あんなにボロボロなんだから、もう勝負はついたようなものだろ…?」
    【ジバコイルが動くより先、遠巻きに見守っていたテルがおずおずと声をかけた。他の観衆たちも口には出さないもののテルと似たような表情をしている】

    「ピクシーさんはあきらめてないでし。勝負はついたようなものでも、まだついてないんでし」
    「でも…」
    「ぷゆちもポケモンなんでし!トレーナーさんのためにがんばってるポケモンに手を抜くなんて失礼なことできないでし!!」

    【半ば叫ぶようにして宣言した子供が指示を出そうとしたその時、デンボクが静かに進み出た】

    「もうよい。下がれ、ピクシー」
    『ぴ…ぴぃ…!ぴっぴ…!!』
    「もうよい…もう、ええんや。お前まで失いたくはない」
    『…ぴ…』
    「すまなかったな。わたしが不甲斐ないばかりに無理をさせて」

    【デンボクに優しく撫でられ、ピクシーはゆっくりとその腕の中に倒れた】

  • 182ウキクサ24/05/11(土) 07:14:28

    >>180

    仮にも世界を作った神と言われるポケモンがねぇ…。

    いや、時と空間を司るディアルガとパルキアを捕まえているし…今更か?

    それともいわゆる神話の終わりに差し掛かっているのか…。

  • 183ナイト24/05/11(土) 07:35:24

    【ピクシーの『ドレインキッス』をダイケンキはアシガタナで受け止め、至近距離で『アイアンテール』を食らわせる。命中率は低いがこの距離なら外さない】
    【『ひけん・ちえなみ』のダメージも継続して入っているはずだが、ピクシーはギリギリのところで持ちこたえている】

    「………… なる、ほどな! ダイケンキ、もう一度だ!」

  • 184ぷゆち24/05/11(土) 08:23:03

    【ピクシーから戦意が失われたのを確認すると、ピンク髪の子供はジバコイルをボールに戻してデンボクのもとへと歩み寄った】
    「プリン…わたしの、わたしたちの負けだ。お前たちこそ真の強者よ」
    デンボクの言葉には答えず、子供はすっと拳を出した。一瞬身を固くするデンボクの前でその小さな手のひらが開かれる】

    「げんきのかたまりでし。ピクシーさんに使ってあげてほしいでし」
    「ぷゆちくん、それはムラの子供が君へとくれたものでは…」
    「ぷゆちがもらったんでしもん。ぷゆちの好きに使いまし」
    「…あいわかった。ありがたく使わせてもらおう」

    【ピクシーの傷がみるみるうちに癒えていくのを見てデンボクほっと息を吐いた】
    「プリンよ、申し訳なか…っ?」
    【顔を上げたデンボクは子供の顔を見てぎょっとして言葉を詰まらせた。子供の大きな瞳から大粒の涙が次々と溢れ、ついには大声で泣き始める】

    「うわーん!!!!なんですぐ『まいりました』って言わないんでしか!!死んじゃうかと思ったでし!!ダンチョーさんとピクシーさんのばかー!!!!」
    『ぴっぴ~』
    「うるせーでし!!ぷゆちやっぱりバトルなんかキライでし!!ばーかばーか!!!!」

    【デンボクは狼狽えながら、ピクシーを抱えていない方の腕でわんわん泣く子供の背中を宥めるようにさすった】

  • 185ぷゆち24/05/11(土) 08:50:01

    ぷりゅう…ぷゆちのかわいいおめめがププリンみたいにまっかっかでし

    ププリンもかわいいから問題ないことにしまし


    やっとジャマしてくるひとがいなくなったからあかいくさりを使えまし!

    やったるでしー!!


    >>169

    とんでもない坂でした…ぷゆちに合った角度と長さにしといてほしいでし


    >>182

    カミサマの話でしか?

    たぶん出ようと思えばボール壊して出れましよ~

    怒らせないように気をつけるでし

  • 186ウキクサ24/05/11(土) 09:47:04

    >>185

    え、壊すのか!?拒否するのはオーガポンでわかっていたが…。

  • 187ナイト24/05/11(土) 10:00:51

    「ダイケンキ……ダイケンキ!」

    【少年が叫ぶ。技の名前ではなく、その個体として呼び掛ける。満身創痍、といった体のピクシーはまだ持ちこたえている】
    【もういいだろう、と少年は思う。今まで守ってきたのだから、もう休んだっていいだろう、と考えている】
    【その意図を汲み取ったダイケンキが放った『ハイドロポンプ』がピクシーを押し流し、今度こそ立ち上がりはしなかった】

    【おつかれさま、という小さな呟きは、誰に向けられたものだろうか】

  • 188ナイト24/05/11(土) 13:22:58

    「真の 強者よな……」
    【デンボクの呟きに少年はふっと顔をあげる。ダイケンキをいたわりつつボールに戻し、改めて向きなおった】

    「×××よ 申し訳なかった このとおりだ 衷心より お詫びする……!」
    「……えっ」
    【デンボクの土下座に、久しぶりに少年は虚を突かれたような声をだす】

    「やっ、えっと……。コトブキムラを出て行ったのは俺の都合ですし、これ以上の揉め事を嫌ったのも俺です。悲劇を、思い出してしまったのは俺の事情なので……」
    【あまり、気にしないでも……。と言葉は続く。勝負のとき以上に汗を流して、本心から焦っている】

    「旦那」
    「いまさらだが ギンガ団のため いや カミナギの民のため ヒスイのポケモンのため力を貸してくれ」
    「はい、もちろん!」
    【セキの言葉に謝罪はやみ、デンボクの申し出に少年は笑顔で頷いた】

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