- 1二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:04:04
「やはり私一人いれば十分だと思いませんか?」
"…えっと、なんの話?"
「シャーレの当番の話です。」
「現状では各学園からたくさんの生徒がローテーションで当番を勤めていますが、」
「正直戦闘能力も事務能力も生徒によってまちまち…これでは業務効率の改善が難しく膨大な事務処理とトラブルシューティングを抱えるシャーレの業務が回りません。」
「実際回ってないので先生は今5徹目ですね」
「最初にシャーレの当番をした際は仕事量が少ないと思っていましたがまさか次来た時にはこうも溜まっているとは…これは由々しき事態です。」
「そこで当番を私に一元化することで戦闘能力も事務処理能力も一定した高い品質を提供できるというわけです。」
"えっと…トキも学校があるし体力的にも一人だと毎日は流石に無理じゃないかな?"
「時間も体力も問題ありません。鍛えてますし学校はサボればいいので」
"それ前もダメって言ったよね!?" - 2二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:04:50
「しかし…学歴などなくてもこの高スペックの完璧メイドであるトキちゃんであれば就職等には困らないと思われます。」
「それにシャーレに就職してしまえばなんの問題もありませんよね?」
"就職のために学校に行って欲しいと言ってるんじゃないよ。学生の時期にしか、若い時にしかできないことがたくさんあるから、そっちも充実させて欲しいんだよ。"
"あとシャーレは求人出してません。"
「学生の時期にしかできないことと言いますと?」
"色々あると思うけど…1番は友達と気兼ねなく遊んだり部活したりして思い出を作ることかな。"
"大人になると時間はなかなか合わせられなくなるし何をするにも制約があるからね。"
「先生は私に迷惑行為を撮影した動画をSNSにアップしたり繁華街でナンパ待ちしろとおっしゃるのですか!」
"友達と遊ぶの意味の認識が歪みすぎてない!?"
- 3二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:05:02
なんだコイツ?先生のこと大好きか?
- 4二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:06:09
リオが失踪してるせいで止められる相手がネルパイしかいないからな…
- 5二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:10:16
- 6二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:16:24
"とにかくね?トキにも友達とカフェやカラオケに行ったりとか、テストの結果で一喜一憂したりとか、学校行事を楽しんだりとか、普通の青春も過ごして欲しいと思ってるんだよ。この前ミレニアムの子とカフェに行ってた時はスケバンの子達の対処で大変だったしね"
「普通の青春…ですか」
「まぁ一考の余地がありますがそれは今そこまで重要ではないのでとりあえず置いておいて」
"先生としては今考えて欲しいなぁ!?"
「騙されませんよ先生。今はシャーレ当番一元化のお話です。」
「それに例え私が普通の青春を過ごすことに力を入れていたとしても当番も青春も両方こなせばいいだけの事。」
"うーん、やっぱりなんか微妙に私の意図が伝わってなさそう…"
- 7二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:20:50
「とにかく、毎日私が学校に行きつつ部活や当番業務をこなせれば…というかこなせますが…当番を私がどくせ…もとい私に一元化できるというわけです。」
「そもそも先生にメリットしかない提案をしているのにそこまで渋られる理由がわかりかねます。」
「かわいいかわいいトキちゃんを毎日拝むことが出来、業務効率も上がり残業時間も減少。問題児達の相手も今の1/5以下で収まる試算です。」
"ははは…"
「笑いどころではありませんよ先生。」
"うーんとね。シャーレの当番は私の仕事を手伝ってもらうために設けている制度じゃないんだ。"
"個人面談…というと少し大袈裟だけど、頼ってくれた生徒達一人一人の悩みとか近況とか、そういうのになるべく寄り添えるように設置しているものなんだよ。"
「ユウカ先輩にはかなり事務処理関係仕事を頼っているようですが…?」
"……ソレハソレダヨ"
"ホラ、ユウカハギョウムチュウノホウガイロイロハナシテクレルシ……"
- 8二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:23:21
アカン、先生が劣勢だ!w
- 9二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:27:34
「…まぁそこはそうと納得しておきましょうか。」
「業務量が膨大ですし、先生自身の事務処理能力もヒマリ部長が褒めていたくらいですから。それで終わらない業務なのであれば仕方ないところはあるかもしれません。」
「しかし、頼ってくれた子、現時点で100人を超えているのにそれを一人で全員見るというのはいささか慈善事業的で非現実的です。」
"良いんだよそれで。私がやりたいだけだからね。"
「どうしてそこまでするのですか?これを言うのはあまり良くないかもしれませんが、生徒達が卒業したら先生との接点は薄くなります。」
「先生のことを新生活で忘れてしまう子もたくさん出てくると思います。」
「今ベタベタしてくる…特に猫科の生徒達も例外ではありません。」
「親身になって相談に乗って、悩みの解決まで導いたのにほとんどの子達から忘れ去られるのは悲しくないのですか?」
"トキ、それで良いんだよ。先生という存在は生徒達の補助輪であって枷じゃない。忘れられるくらいがちょうど良いんだ。"
「…なるほど。」
「つまり先生は後腐れない女達を取っ替え引っ替えしたいと。」
"せっかく良い感じの雰囲気だったと思ったんだけどなぁ!?"
- 10二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:35:33
「ふふっ…冗談です。ちゃんと先生の意図は伝わっていますからご安心ください。」
"ほんとかなぁ!?"
「おや先生ともあろう方がかわいいかわいいかわいいかわいい生徒であるトキちゃんを疑うのですか?悲しいです。」
"……あぁ、うん、そうだね"
「…迅速なツッコミを要求します。」
「一言のツッコミどころが多いからといってツッコミを放棄しないでください。」
"自覚的なら少し手加減してくれると嬉しいなぁ。"
「えぇ、善処します。まぁでもしかし…」
"良い暇つぶしになった?"
「おやお見通しでしたか。」
"シャーレに押しかけてきた時からそこそこ時間経つからね。トキのことはある程度はわかるよ。"
「それはそれは、私としても何度も押しかけた甲斐がありましたね。」
"褒めてないからね?それにもう遅いし今日の当番はおしまい。早く帰るんだよ?"
- 11二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:44:21
「…前までのようにシャーレに泊まれば良いのでは?」
"却下!"
「そんなバカな…やはり以前バニースーツで寝床で寝落ちしたのがダメでしたか。」
"わかってるなら提案しないでね!?"
「まぁ良いです。今日はちょうどC&Cの先輩方と晩餐会の予定がありますし、大人しく引き下がります。」
"送っていこうか?"
「お気遣い感謝します。ですが不要です。次訪問する際までにポテチを揃えておいていただければそれで。」
"ははっ、うんわかった。待ってるね。"
「ふふっ、ええでは先生、また。」
"うん、またね。"
「……あぁ、そうです先生。お伝えし忘れていました。」
「私は卒業しても忘れませんので、というより忘れてあげませんので、悪しからず。」
"……へ?"
お死枚♣️
- 12二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:46:54
どこまでも可愛いトキだった!
- 13二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:59:31
貴様ッ!ヒマリのASMRを聞いているな?
- 14二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 17:33:02
- 15二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 19:01:44
お前がこの前のグレゴリオでヒソカに狩られたことはわかった
- 16二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 19:14:30
先生は先生の鑑ですね
- 17二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 19:32:19
先生の鑑とどうしようもない変態、両方の性質を併せ持つ🖤
- 18二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 19:46:43
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- 19二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 07:21:05
卒業しても忘れないのトキだけじゃないと思うの
頑張れトキ