- 1二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:18:24
- 2二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:28:52
最近謎夢見る人多くない??
- 3二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:33:19
平和な世界だな
- 4二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:37:35
コラさん絶対死なないやろこれ
- 5二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:38:51
新たなクロスカプスレが生まれちまうかと思った…
カニ見てたなら大丈夫だな - 6二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:42:23
何処でカニカニを見ていて二人の雰囲気はどうだったか、それが重要だ
- 7二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:53:58
1だけど場所は多分砂浜?でただ2人で座ってカニ眺めてるだけの夢だった
会話とかも特になし。険悪そうではなかったと思う - 8二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:55:42
- 9二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:55:51
なんか平和な二人だな
- 10二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:57:59
この二人が話しててもなんか全体的にふわっふわしてそうだし、むしろこの二人の兄と弟がハラハラしてそう
ローやジナコの話してくれ - 11二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:58:48
そういえば二人共兄弟に殺されてる……
- 12二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:13:44
- 13二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:18:00
ロビンより10cm小さいカルナさん可愛くね?
- 14二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:18:53
- 15二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:28:40
ワンピースの扉絵みたいなシチュエーション
- 16二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 19:40:31
コラさんが結構一方的に喋ってから自分ばかり喋ってるのに気づき、「なんかおればっか話して悪いな。お前もなんか面白い話とかあるか?」って聞いたらカルナさんが「悪いが、つまらんぞ」(※オレは話が上手ではないので、あなたがつまらない思いをすると思いますの意)って一言足りないムーブするんだ
- 17二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 21:46:56
これは一体どうしたことか。
英霊の座より召喚され、現界した英霊カルナが見たものは、雪の中に倒れた血塗れの男だった。
「──サーヴァント、ランサー。召喚に応じ馳せ参じた。お前がオレのマスターか?」
台本のような御約束(セリフ)を一応口にしてはみるものの、返事はない。
当然だ。特徴的なハート柄のシャツを真っ赤に汚す血は間違いなくこの男のもの。これだけ出血していれば普通、意識を保ってはいられない。
それどころか命に関わる出血量だ。事実、目の前の男からは生気が失われていて、その命はすぐにでも潰えようとしている。
召喚の儀式中に襲撃でも受けたか。或いはこの男は生贄にされたのか。
ただ一つ分かるのは、カルナとこの死にかけの男はパスが繋がっていて、彼こそカルナの主人(マスター)で間違いないということだった。
正直、全く口惜しくないと言えば嘘になる。マスターと一言も言葉を交わすことなく座に還されることになろうとは。その人格も、望みも、何一つ知ることなく……。
カルナは片膝をつくと、男の頬に積もった雪をそっと払った。
まるで道化を思わせるメイクに彩られたその顔は、死に際とは思えないほどに穏やかだった。
苦痛はなく。怒りはなく。嘆きはなく。後悔はなく。泥臭い生への執着すらもそこにはない。これは──
(……まるで、祈りだ)
──この男を生かす方法はある。カルナならそれが可能だ。
あまりにも身勝手で傲慢だと自分でも思う。それでも、その男の望み(いのり)がカルナを喚び寄せた。この男はカルナのマスターとなった。であれば……どうか生きてほしい。英霊にとって、誰であれ、未来に生きる者達は"宝"なのだから。
「──我が父よ、赦したまえ」
父(スーリヤ)への贖罪が白い吐息と共に立ち昇った。
* * *
金色を失くした黒い痩躯で、自分よりもずっと大柄な身体を背負い、カルナは歩いていた。
出血は止まった。顔にも生気が戻りつつある。半壊だが、近くに屋根のある建物があって助かった。ここで暫く休ませてやればじきに目を覚ますだろう。
……さて。もしこの男が目覚めたならばどう声をかけるべきか。悲しいかな、コミュニケーションが苦手な自覚はある。男の穏やかな寝息を聞きながら、カルナは頭を悩ませた。 - 18二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 21:47:07
>>4見て、カルナさんがいたらコラさん生存ルート入れるんじゃないか?
そう思って即興で書いたSSがこちらになります
zeroで切嗣が士郎にアヴァロン埋め込んで救ったみたいな感じで鎧譲渡して生かした……みたいな
一応調べながら書いたものの、Fate触ったの学生の頃以来なので設定勘違いとかあったら申し訳ない……
- 19二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:13:20
なんだかんだ仲良くなれそうだよなこの2人
カルナさん表面上は口悪いけど中身は一言足りないだけでいい人だし、コラさんも子どもローがツンツンでもかまい続けてからへこたれなさそうだし - 20二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 23:45:12
- 21二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 23:51:56
カルナさん絶対マスター生かすマンだしな…
- 22二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 23:52:35
眺めるか眺めないかで言ったら多分眺めてる2人
- 23二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 00:37:57
- 24二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 00:49:56
わりとすみやかにSSと絵が投下されるあたり皆クロスカプスレに慣れすぎである
- 25二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 01:39:16
コラさんデカすぎてカルナさんがショタに見えるw
- 26二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 06:33:59
コラさん生存したらまずは叶わないと思ってたドレスローザ救出とドフラミンゴ打倒に動くと思うし、コラさんがマスターならカルナさんもそれに従うから多分どこかしらのタイミングでローと再会することになるんじゃないかな
死んだと思ってた恩人が見知らぬ白モヤシを連れて元気に引火しながら転んでたのを見たローの心境やいかに… - 27二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 08:13:18
- 28二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 12:39:37
「己を偽り、兄を騙し、育ての親すら欺いてたったひとつの命を救うか。戦士(クシャトリヤ)として生きたオレには理解し難い生き方だ。そのくせ非情になりきれず、今尚後悔の炎がお前の身の内を焼き続けている。……無駄なことだ。やめておけ」
(自分を偽って実兄や育ての親を騙してでもひとつの命を救ったあなたの行いは、戦士として正直に生きてきたオレには到底マネできない素晴らしいものです。ですがあなたはそういった行動を取るには些か優しすぎて、兄を撃てなかったことや育ての親を騙してしまったことに対して後悔の念を抱いているように思えます。しかし起こってしまったことを後悔しても仕方ありません。もう少し自分に優しく生きてはいかがでしょうか) - 29二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 12:44:06
こけたコラさんを助けようとして足を滑らすカルナ(2人とも真顔)みたいな絵面想像してちょっと笑ってしまった
不運な2人 - 30二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 13:03:22
- 31二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 13:48:52
「そうだったのか……そうだったのか……そう……だったのか……」
「3回繰り返した!?そんなに落ち込むほどショックだったのか!?」
「すまない。隠していたが、元来暗い性格でな……」
「お、おう……(隠してるつもりだったのか……)」
- 32二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:25:48
今度こそドフラミンゴを止める為にドレスローザを目指すコラさんとカルナさんの珍道中が見たい
冷たい態度を取る(ように見える)カルナさんに対して仔ロー思い出しつつどうにか分かり合おうと苦戦するコラさん
一方カルナさんは自覚できる程度にコミュ力が低すぎるだけで別にコラさんを突き放してるつもりはないので微妙なすれ違いが結構な期間続きそう - 33二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:07:44
- 34二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:27:48
- 35二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 08:37:04
コラさんはドジの自覚はあるけど自分のこと不運だとは思ってなさそうだし、カルナさんは公式で特技がポジティブシンキングで幸運A+を自己申告してくる(実際の数値はD)しで二人して不運でピンチに陥ってもなんやかんや乗り越えてから「いやー、ツイてたなおれたち!」「ああ、その通りだマスター」ってニコニコしてそう
- 36二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 15:59:00
コラさんもカルナさんもどっちも恋愛してるところが想像しにくいキャラだからCPにはならなそうなの凄いわかるんだよね
寧ろどうやったらCPになるんだろう……みたいなとこある - 37二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:03:11
調子に乗ってSS書いたので投下していくんだ
- 38二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:04:15
……パチパチ、パチッ。
夜の静寂に焚き木が弾ける音が響く。
コラソンは赤々と燃える火にあたっていた。明かりに浮き上がる、道化のメイクに彩られたコラソンの表情は難しいものだった。
主に頭を悩ませるのはドレスローザへの航路だ。このままでは新世界どころか、偉大なる航路に入ることすら困難だった。
だが、グズグズしてはいられない。兄・ドフラミンゴがドレスローザを狙っている。綿密に練った計画を実行に移すのはそう遠くない未来のはずだ。
周辺の海図を眺めて、何度目とも分からない溜息をひとつ。正直、完全に手詰まりだ。どうにもならない。
なんだか段々考えるのも嫌になってきて一旦海図を視界の外に置く。もう一度溜息をついてから、ふと、呟いた。
「……あいつ、どうしてっかな……」
「お前の助けた子供のことか」
「うおっ!?びっくりした!」
独り言に返事が返ってきたものだから、コラソンは大袈裟に跳ね上がった。
この奇妙な同行者のことをすっかり忘れていた。
白い髪と肌を持つ痩躯の青年。カルナと名乗ったこの男は、ミニオン島で死にかけていたコラソンをどういうわけか助けてくれた。
サーヴァントがどうとか、聖杯がどう、戦争がどうたらとか、説明された言葉は殆ど理解しかねるものだった。
ただ分かったのは、どうやらこの青年は普通の人間ではないらしく、まるで悪魔の実の能力者のように人知を超えた力を持つこと。また何故かコラソンを主人(マスター)と呼び付き従っていること。
後は寡黙で、時折開く口から飛び出る言葉が刃物の如く鋭いことくらいか。
「……すまない。驚かせるつもりはなかったのだが」
驚いたコラソンに、カルナは申し訳無さそうに切れ長の目を伏せた。
「ああ、いや、別に……。えーと、なんだっけ?」
「あいつとは」
「あ、ああ。ローの話だな」
そういえば大雑把な事情は説明してあったが、詳細は話していなかったのを思い出す。 - 39二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:04:46
「賢いガキだし、きっと今頃病気治して元気にやってるとは思うけどよ。何してんのかなーって」
「気になるなら会いに行けばいい。彼が逃げた先は、お前が倒れていた島の近くだったのだろう?」
「……それは」
あまりにもストレートな指摘にコラソンの目が泳ぐ。
真っ直ぐな目がコラソンを見つめる。カルナは言葉だけでなく、その瞳も鋭利な切れ味を持っていた。何もかも見透かされて、心の内を丸裸にされてしまいそうで、時折恐怖を感じることすらあった。
言い訳は幾らでも浮かぶ。だがそれは口に出した瞬間、一瞬にして看破されるだろう。"コラソン"の名が偽名であることすら名乗った瞬間に指摘してきた相手だ。
コラソンはやがて観念したように口を開いた。
「……おれはずっとあいつに嘘をついてきた」
──それはまるで、懺悔だった。
「詳しいことはあいつの為に伏せるが……わけあってあいつは、政府を……それに従う海兵を嫌っていた。おれはそれを知っていて、最後の最後になるまで隠してたんだ。……嫌われたくなかったもんでな」
カルナは口を挟むことなく、黙ってコラソンの話を聞いている。
その表情から感情は読み取れない。
「まあ、なんだ。要は……怖いんだ。真実を知ったあいつに会うのが。騙してたわけだし。恨まれてるかもしれねェって思うと……な」
……重苦しい沈黙が降りる。焚き木の音がパチパチとやけに響く。鳥の鳴き声が聞こえる。
先に耐えきれなくなったのはコラソンの方だった。誤魔化すように笑顔を浮かべ、沈黙を破った。
「……はは、悪いな。幻滅したろ」
「何故だ?」
間髪入れずに返ってきた言葉に、思わず虚を突かれた。 - 40二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:05:13
「他者から向けられる憎悪を恐れるのはおかしいことではあるまい。親しい間柄であったなら尚のこと。自らに負い目があったとて、その恐れは正しいものだ」
コラソンは呆気にとられ、ポカンとした顔でカルナを見つめていた。
目の前の男が、よく分からない説明以外でこれほど饒舌になったのを初めて見た……かもしれない。
思わずしみじみと呟いた。
「お前……そういうの、分かるんだなぁ……」
「すまない、言葉の意図がよく分からないのだが」
「いや、悪い。もっとこう、感情とかよく分かりませんって感じかと思ってな」
するとカルナは少し眉を顰めてみせた。
「む……。それは心外だ。心外だ、とても。オレとて人の子。憎まれたり恨まれたりして何も思わないわけではない」
「ああ、ごめん。お前のこと少し誤解してたかもしれねェ。……ありがとよ」
思えば、出会ったばかりのコラソンの命を無条件で救ったような男だ。非情なはずがなかった。
彼との和解は思ったよりも難しくはないのかもしれない。
コラソンは小さく笑った。
こころなしか先程よりも気持ちが軽い。
困難を極める旅路だが、彼とは──カルナとは、どうにかうまくやっていけそうだ。
「ともあれ理由は承知した。それがお前の選択であれば従おう」
「悪いな、こんな情けねェのがご主人サマで」
「構わない。慣れている」
「そこ否定しろよ!?」
……多分、やっていける、はずだ。 - 41二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:05:27
おしまい
あとこれは完全に妄想なんですけど
この後もだもだしてる間に三年経ってドレスローザがドフラミンゴの手に落ちたのを新聞で知るんだ
コラさんは滅茶苦茶後悔して凄く荒れるんだ。おれがドフィを止められなかったからだって、おれのせいだって落ち込むんだ
それから意気消沈するコラさんにカルナさんが「お前の使命とはその程度のものだったのか?」って声をかけるんだ
「悪しき王に支配された国ならば、王を討てば取り戻せよう。立ち止まり嘆くばかりでは何も得られまい」と淡々と告げるカルナさんに流石のコラさんも「簡単に言いやがって!」と激昂
「おれだってできるならそうしてェよ!だが問題は山積みだ!分かるだろ!?この三年でおれ達はドレスローザに辿り着くことすら叶ってねェんだぞ!?」
「だから歩みを止めるか。それもいいだろう。お前が真にそれを望むのなら、オレは従うまでだ。だが……」
カルナさんはコラさんを真っ直ぐに見据え、言い放つ
「もし──お前が歩みを止めないのなら、兄を止めるという使命を諦めないのであれば……オレはこの身を、この槍を、お前とお前の使命に捧げよう」
三年も一緒にいたら流石にカルナさんが嘘をつくような男じゃないことくらい分かる。分かってしまう。カルナさんが本気でコラさんと共にドレスローザを救う気でいるのを
暫くの沈黙の後、「一つ聞かせてくれ。……どうしてそこまでしようとするんだ」ってコラさんが問いかけるんだ
カルナさんは「お前はオレの主人で、オレの力を必要とした。それでは不足か?」って迷いなく答えるんだ
「それに……ふむ、そうだな……」そう言って考え込むカルナさん
「サーヴァントとしてこれだけ長い間同じ相手に仕えることなどそうそうあるまい。どうやらオレは存外、この関係を気に入っていたらしい。最早オレにとって、お前はただの主人(マスター)ではない。傲慢かもしれないが、オレは……お前を友のように思っていたのだろう」
「……本当に、おれについてきてくれんのか」
「勿論だ、マスター。お前がオレを必要とする限り、共に在り続ける」
ドフラミンゴを止めねばならないという焦りやカルナさんの言動からくる誤解から見逃してたカルナさん本来の性質の一端を垣間見たコラさんは改めてカルナさんと再出発してドレスローザを目指すんだ
多分どっかでローと再会して一悶着も二悶着も起こすんだ
まあ全部幻覚ですけども - 42二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:35:47
解像度の超高い幻覚最高
凸凹してるようで良いコンビだな… - 43二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:13:23
今更ながらカルナさんをよく知らない人もいるだろうからファン制作の型月Wiki貼っとこう
台詞紹介とかもあるからよかったらエミュのお供に
カルナ - TYPE-MOON Wikitypemoon.wiki.cre.jp - 44二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:30:24
- 45二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:18:59
- 46二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:44:38
SS投下した者だけど、このスレ見てる人的にはCPよりコンビ需要のが高いのかなっていうのは少し気になるところ
一応二次のCPモノは書けなくはない(多分)のでもし見たい人いてある程度見たい内容指定してくれたら書くよ
まあCPでなくてもこういうの見たいっていうネタあったらSSにするんだけども - 47二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:48:27
CPならそういう注意書きあるスレにしてくれ
- 48二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:49:09
- 49二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:07:21
- 50二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:14:37
- 51二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:07:20
- 52二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:38:14
- 53二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:39:48
- 54二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:39:55
(どうでもいいけどコラさんを基準にして描くとカルナさんがすげー縮むんですよ)
- 55二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:40:44
- 56二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:38:23
親子と見紛う身長差草。確かに
カルナさん一応178cmあるから決して低身長ではない筈なんだけどコラさんが3m近くあるから相対的に小さく見えるんだよ
っていうか女性でもやたら高身長が多いワンピの世界基準だと小さい方になってしまうのかな
>>12にもあったけどルフィより4cm高いくらいだからな、カルナさん……
- 57二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:21:45
何かの成り行きで小さい女の子を助けたら「ありがとう、おっきいおじちゃんと白いお兄ちゃん!」って呼ばれる二人が浮かんだ
おじちゃん呼ばわりされて凹むコラさん……とか
コラさん「おじちゃん……おじちゃんかぁ。そりゃもうそう呼ばれてもおかしかねェ年齢だけど……歳は取りたくねェなぁ」
カルナ「老いは自然の摂理だ、マスター。人の営みとしては正しい形だろう」
コラさん「あー、そういう意味じゃなくてだな。なんてーか……そりゃおれだって、こうして歳を重ねられるのが良い事なのは分かってるさ」
カルナ「……なるほど。老いを嫌悪しているのではなく、憂いているのか」
コラさん「そんなとこだな」
カルナ「それは今を生きる者の特権だな、我が主よ。人の生を終えた身としては、少しばかり羨ましく映る」
コラさん「そういうもんかぁ?おれはいつまでも若い姿のお前が羨ましいけどな」
カルナ「ふむ……。これは……隣の芝は青い、というやつか……」
コラさん「だな。ないものねだっても仕方ねェけどよ」
カルナ「ふ……そうだな」 - 58二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:23:45
ところで書いてて思ったんだけどコラさんって原作で順当に歳とってたら39だっけ
みんな四十路手前のおっさんになったコラさん見たいか?
自分は見たかったよ………… - 59二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:15:49
41歳の実兄が生え際以外そこまで容姿劣化してなかったし
39歳のコラさんも年のわりに若々しいイケオジになってたかもな…
つかドンキホーテ兄弟みたいな彫りの深すぎる顔ってむしろ若い頃は老け気味に見られがちで、年取ると逆に変化しにくいんで若く見られるタイプな気がする - 60二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:27:38
ふたりとも痩せ型がモフモフを背負っているの、良い
- 61二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:28:12
この世界線でコラさんが生きてたのを知った場合の各キャラの反応気になるな……
ミニオン島での事件後に生存してるとなると遺体があがってこないからセンゴクはもしかしたらロシナンテ生存を信じてるかもしれないけど
いや、連絡途絶えててどこかで死んでる可能性のが高いのに遺体が見つかってないから希望を捨てきれないで13年間過ごすみたいな状況になるのか……?
しんどそう - 62二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:16:19
- 63二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:20:48
コラさんはアニメ版だと目の色赤なんだっけ?
金髪赤目のコラさんと白(銀?)髪青目のカルナさん
対になってるっぽくてよくない? - 64二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:25:54
またクロスオーバー夢だ!またクロスオーバー夢だ!!!!
- 65二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:36:43
- 66二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:26:14
おまたせしました
できたよ!!コラさんとカルナさんとカニのSSが!!
* * *
静かな潮騒が聞こえてくる。
白い砂を踏みしめ、寄せては返す波を眺めながら、コラソンは白煙を吐き出した。
目的を果たす為の道のりはあまりにも長く、立ち塞がる問題はあまりにも多い。とはいえ、時には一旦立ち止まることも必要だろう
焦ってばかりいても仕方ない。そう自身に言い聞かせ、はやる気持ちを抑える。今はひとときの休息を享受すべきだ。
煙草を咥え直して周囲を見渡せば、遮蔽物のない浜辺に白くて黒い痩躯──カルナがすぐに見つかった。
時折していたように空を眺めて日光浴でもしているのかと思いきや、波打ち際にしゃがみこんで視線を砂の上に向けている。
何をそんなに熱心に見つめているのかと近づけば、カルナは片手を上げてコラソンを制した。
「待て、マスター。彼を踏んでしまう」
言われて思わず立ち止まる。それから少し考えて、彼? と首を傾げた。
カルナがそうしているようにしゃがんで視線を落とす。そこには砂上を駆ける小さな影があった。
淡い色をした平たい身体。そこから伸びるのは、左右で対になった合計八本もの脚。二つのハサミを持ち、黒黒とした目はつぶらで……。
──それは、どこからどう見てもカニであった。
小さな体で広大な浜辺を横歩きするカニを、カルナはその切れ長の目でじいっと見つめていた。えらく真剣な眼差しだった。
はたして、突然水面から頭を出した海王類をも目から放つ光線で沈めるようなこの男は、こんな小さなカニを見て一体何を思うのだろうか。
ややあって、カルナは口元に穏やかな笑みを浮かべた。
「……カニとはな。横にしか歩けない人生は、辛くはないか……?」 - 67二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:26:28
何言ってるんだお前。
つい溢れかけた言葉を、コラソンはなんとか飲み込んだ。それではあまりにも大人気ない。本人は至って真面目そうにしているのだから。コラソンは少し考えてから口を開いた。
「んー……。辛いっていうか、そういう気分なんじゃねェか?」
「マスター。曖昧な知識でものを述べるのは、無知だと告白しているに等しいと思うが」
合わせてやったのにこの言われようである。
「悪かったな、無知で」
「そうではない。我が主、コラソンよ。無知は決して悪ではない。オレとて、このカニが何を思い横歩きの生を歩んでいるのか理解していないのだからな」
カルナの言葉を受けて、再びカニに視線を落とす。
自身よりも遥かに巨大な生き物に観察されていることに気づいているのかいないのか。カニはただひたすらに横歩きで砂浜を往く。
会話もなく、八本の脚が砂粒を掻き分けるのを眺めていた。その時だった。
大きくうねった白波が衝突した。二人して頭から海水を被り、コラソンが咥えていた煙草は衝撃で落っこちて波にさらわれていった。
髪から水を滴らせ、呆気にとられて見つめ合うこと数秒。カルナははっとしてキョロキョロと砂浜を見回した。コラソンもつられて見てみれば、先程まで観察していたカニの姿が忽然と消えている。コラソンの煙草同様、波に連れられていってしまったらしい。
やがて、カルナは神妙な表情で呟いた。
「……大自然とは、無情なものだな。もう少しお前の往く道程を見ていたかったのだが……是非も無し」
……コラソンはとうとう耐え切れずに吹き出した。 - 68二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:29:04
おしまーい
リクエストに沿ってSS書くのはやったことないから新鮮だった - 69二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:25:53
- 70二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:03:49
- 71二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:36:40
>>69これは召喚されてすぐの頃のアタランテさん、ずっとマムの海賊団にいれば数ヶ月後にはこうなる
- 72二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:39:42
ロー「コラさん……おれがあんたの本懐を遂げる……!」
センゴク「ロシナンテ……生きていると信じたいが……」
コラソン「ぶぇっっくしょん!!」
カルナ「風邪か?マスター」
コラソン「いや、そういうのじゃねェよ。大丈夫だ。どっちかっつーと噂されたような……いや、んなわけないか。おれの噂するような奴がいるわけないし」
カルナ「噂でくしゃみが……?興味深いな。どういう仕組みだ?教えてほしい」
コラソン「あー……そういや、なんでだろうな?」 - 73二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:00:33
「見事だ、マスター。煙草をコートに引火させた挙句、驚いた拍子に何一つ障害物の存在しないなだらかな坂で転倒して転がり落ちるとは。最早才能と呼んでも差し支えあるまい。常人ではその域に辿り着くことすら困難だろう。実に大したものだ。何の役に立つかは理解できんが」
「褒めてるんだよな!?」 - 74二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 17:17:40
「いや、カルナのことなんだけどよ。あいつは確かに強いけど、ちょっと天然っぽいし、自分を顧みないとこがあるんだよな。その上妙に自分のことを低く見てるときてる。自己評価が低いっていうのか?腕っぷしの強さは一応自覚してるみたいなんだが……。そういうところがなんつーか見てて危なっかしいんだよなぁ」と、ロー相手に零すコラさん
- 75二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:28:54
オレの目からビームを出すやつは正式名称を【梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)】といって、対軍・対国宝具に分類されるんだ
生前バラモンのパラシュラーマから授けられた必殺奥義なんだ。インドでは割とメジャーなんだ。みんな使ってるんだ
大抵は弓から放たれる矢として描写されていて、Fate的にはアーチャークラスなら弓として、そうでなければ別の飛び道具として顕現するんだ
剣をブーメランよろしくぶん投げるセイバーもいるんだ
つまりランサーとして召喚されたオレが弓とは異なる形の飛び道具としてこの宝具を扱うのは何もおかしくないというわけだ
ちなみに、あれは本来強力な眼力を視覚的に分かりやすく表現したものであって、実際にビームを出しているわけではない……らしいのだが、初出のFate/EXTRA CCC以降の作品でもガンガンビームを撃っているんだ
是非もないな
小説版Apocryphaではビームでジェット機を撃ち落とす描写がされる予定だったらしいが、あまりにも絵面がギャグなのでお蔵入りになったそうだ
是非もないな
- 76二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:29:16
- 77二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:30:09
- 78二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:53:09
ナギナギサーヴァント、お手軽アサシンすぎて鬼強そう
- 79二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 06:42:42
「奇襲作戦か。承知した。では、能力の使用を頼む」
「おう!お前の出す音は全て消えるの術だ!」
「…………ふむ」
っていうやり取りを経て以降「マスター。オレの出す音は全て消えるの術を頼む」って言うようになるカルナさん - 80二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 09:14:32
このレスは削除されています
- 81二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 09:41:48
- 82二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 12:38:07
この世界線での生存したコラさんってドレスローザでの事件が無事収束したらどうするのかな
コラさん生存ifモノでローに連れられてハートの海賊団入りする二次創作は割と見かけるけど
センゴクさんと再会してなんやかんやあって海軍に戻るのもアリな気がする
元帥降りて丸くなったセンゴクさんに消息を絶った13年分構われておれはもうガキじゃないんですよ!!って照れ隠しに叫ぶコラさんが見たい - 83二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 17:40:38
「サーヴァント、ランサー。召喚に応じ馳せ参じた」
少年の目の前に突如として現れたのは、黄金を纏った痩躯の青年だった。
目を引くのは無造作に伸ばされた白い髪。その長い前髪から覗く鋭い眼光が少年の姿を捉える。
けれど、射抜くように鋭い瞳には敵意も憎悪もない。少なくとも、少年がそれまでに出会ってきた怖い大人たちとは違うと確信を持てた。
白い青年は小さな少年に合わせるように膝をついて見せた。
「我が主よ。お前は──この槍に何を望む?」
青年が何を言っているのか少年にはよく分からなかったが、何か望みを聞いてくれているということだけは感じ取れた。
面食らっていた少年だったが、目の前の相手が自身に危害を加えようとしているわけではないと分かると、少し安堵して口を開いた。
「えっと……じゃあ……友達になってくれる?」
少年──ロシナンテがはにかむと、青年は小さく頷いた。
「承知した。小さきマスターよ」
* * *
っていう、カルナさんが召喚されたのがロシナンテ子供時代だったらっていう怪文書 - 84二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 20:22:01
元ネタのマハーバーラタだと永遠の友情を誓った親友兼主君より先に死んでるし、出演したFate作品だとだいたい主を生かすために消滅してるし、カルナさんにとって一人の主人の人生に寄り添えるのは嬉しいことなんじゃないかなと思うんだ
- 85二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 23:20:30
何だかんだコラさんとの珍道中楽しんでそうだなカルナさん
- 86二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 23:38:17
- 87二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 00:27:58
そういやコラさんはセンゴクさんが養父で上司みたいなもんだから2人とも父親が2人いるみたいな感じだよね
父親の話と兄弟の話してるとこみたいな - 88二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 06:27:33
- 89二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 10:02:11
ローに対して「何故医者が戦場に出るのか、オレには理解できん。必要あるまい」(※あなたはお医者さんで本来戦場に出て戦う必要はないというのに、自ら刀を振るうのですね。凄いことだと思いますの意)とか言って一回キレさせてそう
- 90二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 11:22:53
- 91二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 12:30:56
サーヴァントとマスターはパスで繋がっているので互いの記憶を夢という形で共有することがある……という設定があるんだ
つまり、呪いとカースト制度による偏見に苦しめられたカルナさんの生前の記憶をコラさんが見ることがあるかもしれないし、逆に天竜人だからと周囲の人々に傷つけられ壮絶な日々を送った挙げ句父が兄に撃ち殺されるさまを目の前で見る羽目になったコラさんの記憶をカルナさんが見ることがあるかもしれないんだ - 92二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 17:50:49
言動や態度で些細なすれ違いはあれど基本コラさんがめげずにカルナさんに歩み寄ろうとする姿勢を取ってるのとそもそもカルナさんには争うつもりも喧嘩売ってるつもりもないっていう微妙なバランスで続いてた関係が何かのきっかけで一回大爆発起こして大喧嘩に発展してほしい
それが多分>>90みたいな互いの兄弟観の違いになるのかなって
正確なところ言うとコラさんが激昂してカルナさんが(オレはまた何か間違えたのだろうか……)って考える形になるんだろうけど
- 93二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 18:05:26
みんなの解像度が高くて驚く
- 94二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 18:09:56
- 95二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:00:55
ドレスローザ編後のコラさん(と、カルナさん)、個人的には
①ローに連れられハートの海賊団入り
②センゴクさんが色々融通利かせてくれて海軍復帰
③どっかの町でお花屋さん開業
の3つくらい脳内にマルチバースがある - 96二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:03:16
ドレスローザでカルナさんがドフィに語りかけるシーン見てぇ・・・
- 97二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:16:21
カルナさんは基本「お前の生き方はオレには理解できない」みたいな言い方をしながらその実相手の在り方を「それもまた良し」と認め称賛していてその称賛部分を口にしないから誤解される(自分なんかがわざわざ言わなくても分かってるだろって思ってる)ってキャラなんだけど、それはそれとして普通に相手を煽ることもある(CCCでの対ギルガメッシュとか)んだよな
ドフラミンゴとはクッソ相性悪いだろうから敵対関係なら煽りにかかりそう - 98二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 23:26:14
ドフラ「それだけの力がありながら、その死に損ないにつくとはな。余程見る目がねェとみえる」
カルナ「その通りだ。オレには人を見る目などないし、美醜の違いなど分からない。皆同じに見える。コラソンも──そして貴様も」
ドフラ「……!!」ブチッ
ぱっと浮かんだけどこんな感じ?
これはカルナさん的には煽ってない方の台詞だけどコラソンとお前に違いはないよって言われるのドフィからしたら中々の地雷ワードな気がする… - 99二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 01:47:52
- 100二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 05:51:18
- 101二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 12:05:48
FGOでのカルナさんの台詞確認したくて第一部五章のシナリオ確認してたらトラ男のとこに召喚されるナイチンゲールとか浮かんだ
医療従事者としてはまあまあ気が合うかもしれないけどそもそも意思疎通が難しいバーサーカーだしトラ男が振り回される形になりそう…… - 102二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 12:59:39
やっぱりドレスローザの事件解決したらどっかの島で平和にお花屋さんやっててほしい
やたらデカいピエロメイクのにーちゃんと口数が少ない白モヤシのにーちゃんがやってる花屋。そこそこ話題にはなりそう
寡黙だけど客に対しては真摯なカルナさん。例えコケても鉢植えは死守するコラさん
たまにローがハートのクルー達と一緒に様子を見に来る - 103二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 18:42:12
コラさんに足りない火力をカルナさんが補うんだ
カルナさんがド派手に暴れてる間にナギナギ使ってこっそり人質救助とかする - 104二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 21:59:12
コラさんとカルナさんがドレスローザ編後に花屋はじめました的な怪文書。所謂台本形式です
* * *
ロー「おい」
コラソン「はい……」
ロー「なんだこれは」
カルナ「花屋を見るのは初めてか」
ロー「そういう話をしてるんじゃねェ!! なんでお前ら揃って花屋開業してるんだって聞いてんだよ!!」
コラソン「違うんだロー聞いてくれ! これには深い理由が……」
ロー「何が深い理由だ! あんたドレスローザでのやり取り忘れたわけじゃねェだろうな!」
コラソン「うぐ」 - 105二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 21:59:39
〜〜〜〜
【回想】
コラソン「悪ィ、ロー。やっぱりお前とは行けねェよ」
ロー「な……!? どうしてだ、コラさん! ドフラミンゴは倒した! ドレスローザは解放された! あんたの本懐は遂げられたんだ! 今度はあんたが自由になる番だろ!!」
コラソン「……おれなんかの為にそこまで言ってくれんのか。良い奴だなぁ、お前は……」
ロー「コラさん! 話を逸らすな!」
コラソン「気持ちはすげェ嬉しいよ。ありがとな。でも、やっぱダメだ。センゴクさんを裏切っといて、知らぬ存ぜぬでお前と行くのはさ」
コラソン「センゴクさんには恩があるんだ。ちゃんとけじめつけねェとな」
コラソン「それにほら、若い奴の中におれみたいなおっさんが入んのも迷惑だろ?」
ロー「コラさん……!」 - 106二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:00:10
カルナ「……それがお前の選択か」
コラソン「おう。付き合わせて悪ィな。……あー、そうだ。契約相手の変更……ができんだっけ? お前だけでもローと行くか?」
カルナ「それには及ばない。我が主よ。オレはお前と共に行く。……行かせてほしい、マスター」
コラソン「そっか。……ありがとう」
コラソン「ロー。お前はもう行け。あんまりグズグズしてる暇もないんだろ?」
ロー「……クソッ!」
コラソン「……行ったか」
コラソン「ロー。こんな寄り道させて悪かったな。今度こそ……自由に生きてくれ」
〜〜〜〜 - 107二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:00:42
ロー「おれはてっきりあんたが牢獄にでも入れられるのかと思って……!」
コラソン「いや、おれもそうなるかもなーって気はしてたんだけどな? 重要機密を悪用したわけだし……」
ロー「それがなんでこんな場所で花屋なんだよ!!」
コラソン「いやぁ……その……」
ロー「埒が明かねェ……施し屋、説明しろ」
カルナ「ふむ。どこから説明すべきか……」
ロー「仏のセンゴクに会いに行ったんだろ。どうなった?」
カルナ「端的に言おう。仏のセンゴクだが、彼が咎めたのはあくまでマスターが13年もの間連絡もなく消息を絶っていた件についてだった」
カルナ「あの時のことは今も鮮明に覚えている。マスターの頬に突き刺さる右ストレート。無駄のない足運び。動きのキレ。正しく驚愕の一言に尽きる。既に現役を退いているとはにわかには信じ難い。……残念だ。実に残念だ。可能であれば是非手合わせを願いたかったものだが」
ロー「話がズレてんぞ」
カルナ「む、すまない。とはいえ、最初に言ったことが全てだ。センゴクは13年前の事件のことでマスターを追求することはなかった。一発拳を入れた後、二発目を覚悟したマスターを抱き締めて涙を流した。……これ以上はオレの口から語るのは野暮というものだろう」 - 108二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:01:18
コラソン「いや、まさかあの件についてお咎め無しとは思わなかったんだよ……」
コラソン(センゴクさんはそんな連絡はしてない、忘れたの一点張りだし……おつるさんはおかきジジイの言う事なんて誰も真に受けないとかひでェ言いようだし……)
コラソン「まあ、その、今更のうのうと海軍に戻るわけにもいかねェし、とりあえずドレスローザを離れて、色々あってこの島について……」
ロー「なんで花屋だよ」
コラソン「あー……話の流れでなんとなく?」
ロー「……ハァ、もういい。ムキになってたおれがバカみてェだ」
コラソン「わ、悪かったって……。海軍に戻らないからってお前のこと追いかけんのもなんか違うなって気がしたんだよ」
コラソン「なんていうか……こういうとこでのんびり余生を過ごすのも悪くねェのかもって。結局カルナは付き合わせることになっちまったけど」
カルナ「強制されているつもりはないが。オレとて今の生活は満足している。戦場とは程遠い場所に身を置くというのは、生前では考えられなかったことだ」
コラソン「まあ、こんな調子だ。……あー、そうだ! 折角来たんだからちょっと見てけよ。な?」
ロー「おい、おれは花なんて……」
カルナ「航海中の花の世話は難しいかもしれんな。故にオレはこの間作った押し花の栞を推奨しよう。何を隠そう、マスターと共同で製作した力作だ」
ロー「聞けよ!! 人の話!!」
コラソン「遠慮すんなって、ほらほら!」
コラソン(…………) - 109二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:01:39
〜〜〜〜
「人の生とは、花のようだ」
──長い旅路の途中、彼はそんなことを口にしたことがあった。
「場所、時代、環境、文化……それらの違いによって、全く異なる花を咲かせる。それらは等しく尊ぶべきものだ」
口が悪くて、目つきが悪くて、何を考えているのかわからない。氷のように冷たい男だと思っていた。
実のところ、慈悲深く、義理堅く、心優しい男だったわけだが。
「時には開かぬ蕾もあるだろう。芽吹かぬ種もあるだろう。だがそれらにもきっと意味があり、価値がある」
陽光のような温かな微笑みを湛えて彼は言う。
「──オレはそう信じている」
ハッキリと確信を持っているかのように──彼は言う。
その言葉は、その笑みは。コラソンの脳裏に鮮明に焼きついていた。
〜〜〜〜 - 110二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:02:42
おしまい
コラさんとカルナさん合わせると割とボケ倒しになるのでローをひとつまみするとツッコミ役としてうまく機能してくれることに気づく - 111二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 06:27:33
- 112二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:30:34
──やってしまった。
鏡に映し出されたコラソンの顔はげんなりとしていた。
片目の下に描かれた特徴的なメイクはいつもの濃紺ではなく鮮やかな赤た。寝惚けていたせいか、カルナのものと間違えたらしい。
一方のカルナもコラソンの使っている道具を誤って使ったらしく、切れ長の目の下に濃紺が差してあった。
朝っぱらからドジるなんてツイてない。鏡の中のコラソンは嘆息する。
ところが、鏡に映ったカルナの顔は穏やかな微笑みを湛えていた。
「なるほど。これが所謂"イメチェン"というものか……悪くない」
おおよそカルナのイメージからは程遠い、俗っぽい言葉が飛び出してきたことに目を丸くする。
ややあって、コラソンは釣られるように笑みを零した。
* * *
- 113二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 17:35:44
コラさんとカルナさんの間に恋愛感情はないが、コラさんが割と相手のパーソナルスペースにガンガン入り込んでくるコミュニケーション取るタイプっぽいからそれにカルナさんが慣れて応えるようになった結果本人達にその気はないのに傍から見るとそれっぽく見える感じになりそうな気がしてきた
- 114二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 19:16:23
カルナ「……む、ローか。すまない。マスターは今出てこれなくてな」
ロー「べ、別にコラさんに会いに来たわけじゃねェ。近く通ったから少し見に来ただけだ。……というか、何かあったのか?」
カルナ「ああ。どこから説明したものか……」
ロー「まどろっこしいから結論だけ言え」
カルナ「マスターが爆発した」
ロー「経緯も言え!!!」
※おすそわけしてもらった果物でジャム作ろうとしたら鍋が爆発しただけだった - 115二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 22:00:58
- 116二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 06:37:33
コラさんの「愛してるぜ!」に「そうか」って短く返してたカルナさんがやがてコラさんに合わせて「ああ、オレもだ」とか「ああ。愛しているぞ、マスター」って返すのいいなぁって思ったんだ
Apoでセミラミス→シロウの恋愛感情指摘してたくらいだから流石にコラさんの愛してるが親愛的な意味なのは分かってるだろうし… - 117二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 10:42:58
Fateなのにここまで魔力供給の話題なしとかマジ?
- 118二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 12:31:10
魔力供給ってよくその手の同人誌の題材になりがちだったけどあれってパスがちゃんと繋がってれば物理的接触は必須ではない(寧ろ効率が悪い)みたいだし……
距離が近いと魔力供給量が増える仕組みっぽいので、個人的には寄り添うような形で隣同士で座って回復を待つ一時の休息みたいな方がキュンです
そのつもりはないけどCPっぽく見えたらごめん…境界がよく分からん…
- 119二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 17:30:11
コラさんはローが海賊になったと知った時どういう反応するんだろう
自由であることを望んだとはいえそれは珀鉛病に縛られない病魔も差別もない普通に平穏な暮らしを送ってほしい的な意味合いのような気もするので個人的にはショック受けそうなイメージがある
カルナさんが良かれと思って買ってきた新聞にローの手配書載ってて内心修羅場になるんだ
「そんな子に育てた覚えはねーぞ!!」って叫ぶコラさんに「お前の話では面倒を見たのは半年間ではなかったか」と冷静に突っ込むカルナさん - 120二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 22:16:14
- 121二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:19:56
コラさん衣装も案外似合うなカルナさん
- 122二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 08:47:07
爆発をバックに全力疾走してほしい。コラさんは原作でやってるけど
途中でコケるコラさんをカルナさん(筋力B)が担いで回収するんだ - 123二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:36:15
爆発の中からちょっと焦げた状態で現れるの似合うと思う……五体満足で大した怪我をしていないのでツイてる判定
「なんだかんだでツイてたな!」
「ああ。お前がピンを外した手榴弾を取り落とした時は少しばかり焦ったが、結果的に無事だったのは僥倖と言えよう。やはりオレ達は幸運に恵まれている」
とか凄い気の抜けた会話しててほしい。一回だけじゃなくて何回も似たようなことありそう - 124二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:41:51
カルナさんがいきなりサンタやるってなった時の反応が気になる
- 125二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:04:58
- 126二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:13:38
「マスター。今のオレはセイバークラスだ」
「へー。セイバーってあれだろ?前言ってた…剣士だっけ?剣でも戦えんのかお前。で、剣は?」
「そしてサンタでもある」
「おう。で、剣は?」
「ちなみにボクサーの可能性もある」
「うんうん。で、剣は?」
「ではトレーニングに向かうとしよう。今の時期だとクリスマスは少しばかり遠いかもしれんが……準備は早いに越したことはあるまい。行くぞ、マスター……いや、トレーナー!」
「剣はァ!?」 - 127二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:43:10
- 128二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 06:26:49
我はこの世界のコラさんの死因は老衰であってほしい侍
年老いたコラさんの隣を歩くカルナさんが「お孫さんですか?」って聞かれるところが見たいで候
天竜人めちゃくちゃ長生きしそうだけど(偏見) - 129二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:33:40
「マスター、雪道だ。余計な世話とは思うが、足元には十分気をつけて──」まで言いかけて振り返ったところでコラさんは既にひっくり返ってる
- 130二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:23:46
サンタさんとして世界中を巡るコラさんとサンタカルナさん概念割とアリな気がしてきた
気づかれないようにプレゼントを置いてくのにナギナギが便利すぎるじゃん……サンタカルナと無音の魔法使い…… - 131二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:49:30
ドレスローザ目指して二人旅してる頃のコラさんとカルナさんのSSです
* * *
「マスター。折り入って頼みがあるのだが」
カルナが真面目な表情で(最も、仏頂面はいつものことだが)そう申し出てきたものだから、コラソンは目を丸くした。
しかしそれはほんの一瞬のことで、すぐに人の良い笑みを浮かべる。
「なんだよ、お前からそんなこと言うなんて珍しいじゃねェか。なんでも言ってみな」
カルナはひどく我欲の薄い男だった。必要以上にものを欲しがらず、自らの望みも無いという。強いていうなら主人に仕えることが望みのようだが。
そんなカルナが自分からコラソンに頼み事をしてくるなんて思いもよらなかったのだ。コラソンを主人(マスター)と呼び、義理も義務もないのに献身的に仕え続けるこの男に頼られるのは悪い気はしない。それに、ただでさえ普段から世話になっているのだから丁度いいくらいだ。
コラソンの返答を聞いたカルナは(心做しか)顔を輝かせ、「感謝する」と頷いた。そして。
「オレにコミュニケーションというものを教えてほしい」
飛び出してきた言葉はあまりにも予想外だった。
思わず言葉を失くしたコラソンに、カルナは続けた。 - 132二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:50:09
「すまない。言っていなかったが、オレはコミュニケーションというものがどうも苦手でな。以前、一言少ないのだと指摘されてから、なんとかしようとはしているのだが……中々上手く行かないものだ」
申し訳無さそうに話しているところ悪いが、カルナのコミュニケーション能力に少々難があることはとっくに知っている。
淡々とした口調で厳しい言葉や反論しようのない事実を並べ立ててくるものだから、コラソンも最初の頃は随分彼を誤解していたものだ。
カルナは別に相手を否定しているのではなく、彼に見えた"事実"を述べているだけだ。それにコラソンが気づき、彼の言葉にあまり腹を立てなくなったのは比較的最近の話だった。
「しかし、気づいたのだ。マスター。お前のコミュニケーション能力が非常に優れているということに」
「お、おれがぁ?」
やや間の抜けた声で鸚鵡返しに聞き返すと、カルナは力強く頷いた。
「お前は初めて出会った相手とも難なく打ち解け、怒らせることなく世間話を楽しむことができる。実に見事な手腕だと認めるほかない。その技術を、どうか教授願いたい」
気のせいだろうか。あの射抜くように鋭い瞳が、まるで無邪気な子供のそれのようにキラキラしているように見えるのは。
返答に困っていると、カルナは更に続けた。
「無論、優れた技術が一朝一夕で身につくとは思っていない。険しい道のりとなるだろうが……どのような試練であっても耐え抜き、越えてみせよう」
「あー、いや、試練っつーか……」
コラソンは目を泳がせる。
「なんでも言え」と気安く言ってしまった手前気まずいが、やがて観念したように息を吐いた。 - 133二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:50:30
「……悪いが、おれからお前に教えてやれることはねェよ。なんていうか……別に特別なんか意識してるわけでもないからよ、言葉にして教えるのも難しいっていうか……」
これは別に取り繕っているわけではなく、本心だった。
コラソンはただ、普通にしているだけだ。
そもそも誰とでも打ち解けられると思われているならそれは誤解だ。買い出しに行った先の店員と世間話ができたならそれは単なる偶然だし、法外な値段をふっかけられカッとなって手が出ることもあるのだから。
故に、技術を授けてほしいと請われても応えてやることはできないのだ。
「だから……まあ、その、なんだ。ごめんな?」
「………………そうか。無理を言ってすまなかった」
申し訳無さそうに目を伏せるカルナに、コラソンは胸の辺りが締め付けられるような感覚をおぼえた。
罪悪感、とでも言うのだろうか。感情の起伏が少ないカルナがここまで分かりやすく落ち込むのを初めて見た。
「あー……カルナ、その……」
「……気遣いは不要だ、マスター。問題ない」
いたたまれなくなって声をかけようとすると、カルナは顔を上げた。一転して、その表情は引き締まったものになる。
「直接教えを得られずとも修行方法はある。武芸を学ぶのと同じだ。即ち──技術は見て習得する」
口角が微かに釣り上がっている。自信に満ちた表情だ。
「マスター。オレはお前のコミュニケーション能力を少しでもものにしてみせる。これも修行だ」
それは修行でどうにかなるもんでもないんじゃねェかなぁ。
そう零れかけた言葉を飲み込んだコラソンは、どうにか「お、おう。がんばれよ」と返した。 - 134二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:53:28
おしまい
ここからそのうち愛してるぜを真似するようになるんじゃないかな - 135二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 06:15:43
FGOはもうやめてしまったので最近どうなってるのかよく分からないんですけど、軽率にカルデアで再会してほしいんですよね
鯖化コラさん、多分アサシン。カルナさん絡みの話でガネーシャ神と意気投合してくれ… - 136二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 13:15:26
例えば、花瓶を思いっ切り叩き割っても。
例えば、目の前で盛大に放屁しても。
例えば、バズーカ砲をぶっ放したとしても。
ナギナギの実の能力を以てすれば、つんざくような大きな音も魔法のように消えてしまう。
本来であれば騒音騒ぎも已む無しの騒ぎが無音で行われるシュルレアリスム。それらを一通り、気が済むまで行うと、コラソンは凪(カーム)を解いてたった一人の観客を振り返った。
「どうだ! 何の音もしなかっただろ!!」
カルナは無言のまま、三角座りでそれを眺めていた。
弓なりの眉も、切れ長の瞳も、まるで微動だにしていない。険しい顔とも真顔ともとれる表情で、彼は淡々と口を開いた。
「その行動に何か意味はあるのか?」
コラソンは少し泣いた。
* * *
多分仲良くなる前くらいの時間軸 - 137二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:49:17
死ネタとFGOネタをこねこねしてみたんですけど
戦うべきサーヴァントも巡るべき聖杯もない今回の奇妙な召喚で、カルナさんはコラさんの生涯に寄り添い続けるんだ
コラさんが歳を重ねる度に知らない人から「息子さんですか?」って聞かれたり「お孫さんですか?」って聞かれたりする
コラさんは時折知り合いと連絡取ったりしながらのんびりと余生を過ごす。カルナさんは戦場からは程遠い環境で一人の主人にこうも長く仕えるのは中々悪くないと考えながらそれに付き合う
コラさんは相変わらずサーヴァントのことはよく理解してなかったから、老いる自身に対して姿が変わらないカルナさんを置いていくことになるんじゃないかとちょっと心配したりもするんだ
「おれがいなくなったら、お前はどうなるんだ?」
「サーヴァントは魔力の供給により生きることができる。お前の命が尽き、魔力の供給が途絶えたとき、オレもまた英霊の座へと還ることになるだろう」
なんだかよく分かんないけど自分が死んだらカルナさんは元いた場所に帰るんだなーと思ったコラさんは少し安心して「そのえいれいのざ?ってとこに帰ってもおれのこと忘れないでくれよ」と笑顔で告げる
カルナさんはそれに「承知した」っていつもの調子で返すんだ
コラさんの死はやっぱり大往生であってほしい。よく晴れたある日、布団から起き上がりもせずにカルナさんを呼ぶ。年齢相応に皺を刻んだ手で変わらぬカルナさんの手を握ってしわくちゃの笑顔で「愛してるぜ」と告げる。カルナさんは少し笑みを浮かべて、「ああ。愛している、マスター……ロシナンテ」って返す
コラさんはそのまま眠るように息を引き取るんだ
「逝ったか、マスター」
魔力の供給が途絶えたのを感じて一人呟くカルナさん。エーテルの体は少しずつ粒子となって消えていく
そこでカルナさんは異変に気づく。安らかに眠るコラさんの頬に次々と水滴が垂れていく。視界がボヤけて、カルナさんはそれが自分から溢れたものだとやっと気づくんだ
「……そうか。友に先立たれるというのは……こんなにも……そうか……そうか……」
生前は友を置いて逝く側だったカルナさん。噛み締めるように呟くと、やがて完全に消滅するのだった - 138二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:49:32
(続き)
ここからふわっとした書きたいとこだけ書くFGOネタなんですけど
鯖化したコラさんはサーヴァントは過去の召喚時の記憶を引き継ぐことはできないと知る
「忘れないでくれよ」「承知した」その約束が常に正直者だったカルナさんがついた最初で最後の嘘だったと気づくんだ
厳密には嘘とは少し違うけど、自分にとっては生前の出来事でもカルナさんにとっては死後の出来事で、本体に記録される膨大なデータのほんの一部に過ぎないと気づいてしまう
なんか都合のいい特異点でカルデア御一行とその中にいるカルナさん出会ってもギクシャクしてしまうんだ
気さくに話しかけてお前とは初対面だと言われるのが怖くてカルナさんを避けるコラさん
なんやかんやで事件を解決して消滅間際になってやっと話す機会ができるんだ
「アサシン、コラソン……いや、こう呼ぶべきか。──ロシナンテと」
カルナさんの言葉に目を丸くするコラさん。それは今回誰にも明かしていなかった筈の本名だった
「お前……どうして……。サーヴァントってのは、記憶の引き継ぎはできないんじゃ……!」
「何事にも例外はあるということだ。基本的にはそうでも、強烈な衝撃は座の本体にも強い影響を与える。オレも過去に覚えがあってな。……あれだけ長い時間を共に過ごしたのだ。本体が影響を受けていても何も不思議はあるまい」
「なんだそりゃ……それって……おれ一人で悩んでたのがバカみたいじゃねェか……。ああ、クソ。本当にバカだ。こんなうじうじ悩んだせいで別れ際にしか話せないなんてよ……情けねェ……」
「知っている」
「否定しろ!!あーもう、何笑ってんだよ!」
「嬉しいのだ、友よ。オレのような益体もない男を覚えていてくれたのが」
「バカ野郎……忘れるかよ……」
そうして二度目の別れがやってくるけど、最後は「愛してるぜ!」「ああ。愛している」で笑顔で別れてほしいよね
後にカルデアで再々会するんだよッ
サーヴァントの記憶云々は設定勘違いしてたらごめん - 139二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 22:48:47
サーヴァントに食事は必須ではない(魔力の補給は可能)ので、最初の頃コラさんに食事勧められて「必要ない。余計な世話だ」(サーヴァントに食事は必要ではないので、気を遣わなくても大丈夫ですの意)って断るカルナさんはいる
その後コラさんと過ごす内に食べ歩きにドハマリしてカルナさんの方からオススメの店を教えてきたりするといい - 140二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 07:31:11
「マスター、お前はパンが嫌いだったな。あの店をオススメする。おにぎりの専門店なのだが、炊きあがった米のツヤ、絶妙な柔らかさ、厳選された具、どれを取っても見事の一言に尽きる。大きさも丁度いい。食べ歩きにはもってこいというやつだ」と饒舌に語るカルナさん。表情も心なしか楽しげなのを見て微笑ましくなるコラさん
- 141二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 13:58:24
食事は必要ない、と言うカルナさんに「そんなモヤシみたいな体で何言ってんだ!ちゃんと食え!」とおにぎり押し付けるコラさんとか
「沢山食って肉つけろよ」って微笑むコラさん
「サーヴァントの体型は変化しないのだが…」と少し困り顔を見せるカルナさん - 142二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 17:50:52
コラさん不在の間にアルバム持参で訪問するセンゴク
「ロシナンテにもこ〜んなに小さい頃があってなあ…」とアルバムを開いて逐一解説してくれるセンゴクに、ふんふんと神妙な顔で頷きながら聞きに徹するカルナさん
やがて戻ってきてセンゴクが持ってきたものに気づき響き渡るコラさんの悲鳴 - 143二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 23:44:32
センゴクやローといったコラさん周りの人達に
カルナさんどう認識されてるんだろ - 144二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 00:08:29
言葉選びの下手さと言葉の足りなさのせいでどのタイミングで会っても間違いなくローとは一回揉めると思う
ロー視点だと言動が一々腹立つけどコラさん助けてくれてた奴だし……って感じになるのかな
センゴクは顔合わせるとしたら元帥引退した後で丸くなってからだと思うから割と平和的なやり取りできそうなイメージ
- 145二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 07:23:44
やっぱりコラさんがドジって落水したら毎回泳いで引っ張り上げてるんだろうなぁ
何回かそういうことがあってから次回召喚時はスイマーのサーヴァントになれるかもしれん、と超真面目な顔で呟くカルナさん - 146二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:29:06
ローと再会する怪文書
◆
「お前海賊になるなんて何考えてんだ! あー! タトゥーなんて入れやがって!」
「うるせェ! いいだろ別に!!」
まさか生きているとは思わなかった恩人は、再会するなりローが海賊になった件を咎めてきた。どうやら手配書はチェックしていたらしい。
何故海賊になったかなんて言えるはずもない。コラソンの本懐を遂げる為──ドフラミンゴを打ち倒し、コラソンが救おうとしていた国を救う為なんて。
それを知れば彼はまたローと関わろうとする。きっと、再びドフラミンゴと対峙しようとするだろう。そんなことになれば今度こそ殺されてしまう。それだけは避けなくてはならない。
ローに沢山の愛をくれたこの人が。どうしても死んでほしくなかったこの人が、こうして生きていてくれたのだから。
「とにかく、あんたには関係ない。あれこれ指図される筋合いはねェよ」
「このクソガキ! 生意気言いやがって!」
「もうガキじゃねェ!」
「そういうとこがガキなんだっつーの! カルナ! お前からもなんか言ってやってくれよ!」
コラソンはそう言って、後ろに佇む青年を振り返った。
カルナと呼ばれたそいつはコラソンの同行者のようだった。無造作に伸びた白い髪に、比喩でもなんでもなく真っ白な皮膚。鋭い目つきをした痩躯の男。
先程からずっと口を閉ざしており、ローとコラソンの言い合いを黙して見つめていた。
ローからすれば得体のしれない存在だ。一体何者なのか、何を思ってコラソンに同行しているというのか。
コラソンからの言葉を受けて、寡黙な彼は口を開いた。 - 147二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:29:57
「死の外科医よ。──お前の主張は正当なものだ」
「そうだ! お前の主張は正当だ! ……えーーーっ!?」
カルナの言葉を復唱してから、彼が何を言ったのか理解したらしい。コラソンは目を見開いて叫んだ。
驚いたのはローも同じだ。この白い男はてっきりコラソンの味方だとばかり思っていた。
「お前の人生はお前だけのものだ。どの道を選び、進むか、決める権利を持つのはお前だ。そこにマスターの思惑は関係あるまい。何を思って賊の立場に身を置いたのか、賊になってまで何を為すのかは分かりかねるが」
結果的にコラソンではなくローの意見に賛成するかのようではあるのだが、その言葉はまるで突き放すみたいに冷たいものだ。言い方こそ違えど、彼もまたローが海賊になったことを咎めているように思える。
「けど、カルナ……!」
「マスター。お前は以前言っていたな。ローには自由であってほしいと」
カルナがそう言うと、コラソンは言葉に詰まった。 - 148二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:30:39
「病に縛られず、寿命に縛られず、差別に縛られず──自由な道を歩んで欲しいと、お前はオレに語った」
ローの脳裏を過ぎったのは、ミニオン島でのあの夜の出来事だった。
コラソンがドフラミンゴに撃たれる直前。宝箱の中で守られながら聞いた彼の叫びを。
「誰よりも彼の自由を望みながら、彼の生き方に口を出すとは。とんだ矛盾だな、我が主よ。それが所謂親心というものか」
まるで責め立てるような言葉に、ローは微かな苛立ちを覚えた。
確かに余計な世話だとは思ったが、それはあの優しいコラソンの不器用なお節介なのは分かっている。珀鉛病に冒されていたあの頃と同じだ。
反発心はあれど、本気で心配してくれているコラソンを嫌悪しているわけではない。
「お前のその身勝手とも取れる憤りを見ていると、生前のインドラを思い出す。我が子可愛さに正体を隠してでもオレに鎧の譲渡を迫った、かの神々の王を」
途中知らない単語やよく分からない言葉こそあったものの、この男は正論めいたものを振りかざしてコラソンを滅多刺しにしている。
ギリ、と奥歯を噛み締めた。
「最も、彼はお前と違って実父だったが。しかし──」
「いい加減にしろ!!」
とうとう耐え切れず、ローはカルナに掴みかかった。切れ長の瞳が微かに見開かれる。
「さっきから黙って聞いてりゃ、知った風な口叩きやがって! お前にこの人の何が分かるってんだ!?」
「ろ、ロー! 落ち着け!」
「離せコラさん! なんであんたこんだけ言われて黙ってんだよ!」
「いや、その、多分カルナが言いたいのはそういんじゃなくて……と、兎に角悪気はねェんだよ!」
「悪気がなかったら何言ってもいいのか!?」
「ごもっとも!!」 - 149二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:31:01
──カルナは考えていた。
オレはまた言葉が少なかったのだろうか……と。
以前誰かが言っていた。「カルナさんは一言多いんじゃなくて少ないんスよ」と。爾来、何とかしようとしてはいるが、中々上手くいかないものだ。
やはりコミュニケーションというものは難しい。だが、言葉が足りないというのなら、新たな言葉をかけてフォローすべきだろう。
幸い、彼はどうやら本気でコラソンを想っているようだ。きっと悪いようにはならない筈。
口元に笑みを浮かべると、カルナは言葉を紡いだ。
「口で突き放すような言葉を吐きながら、マスターを案じるか。フ……大したものだ」
「カルナーーーーッ!!!」
「バカにしてんのかテメェ!!」
◆
解説コーナー
>ローへの台詞
(あなたの人生はあなただけのものです。海賊になったのも、そこまでして為し遂げたい相応の目的や理由があるのでしょう)
>コラさんへの台詞
(ローに自由でいることを望みながらも海賊になったことに憤るなんて、それが複雑な親心というものなのですね。あなたを見ていると息子アルジュナの為にオレに鎧を求める行動に出たインドラの深い愛を思い出します。インドラと違い血の繋がった実の親でもないのに彼をそこまで心配するなんて素晴らしいことだと思います)
Q.インドラ云々って?
A.・カルナの鎧は父である太陽神から与えられた、生まれつき体に直接癒着しているもの。ざっくり言うとあらゆる攻撃から身を守れるやべー鎧
・カルナは沐浴中に乞われたら絶対に断らないという誓いを自身に立てており、インドラはそれを狙ってバラモン僧のふりをして鎧を求めた
・カルナはインドラの正体を見抜いた上で小刀で鎧を体から切り落として渡した
- 150二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 15:51:25
怪文書ありがてぇありがてぇ…
- 151二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 22:30:13
- 152二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 22:31:35
FGOだとバレンタインのお返しに鎧の一部をピアスにして渡しちゃうカルナさんだけどこっちの世界線だとどうなるやら…
コラさんはその手のイベント好きそう(偏見)だし、男同士でバレンタインってのもなんだけどなって言いながらチョコくれそうではある - 153二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 23:04:20
クロス全体を語っていいスレでもロー(+ヒカリ)との出会いが書かれてたけど
生きてて、マスターになってるコラさんと出会うのは衝撃が凄いよな - 154二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 06:33:28
コラさん多分サーヴァント云々マスター云々をふわっとしか把握してなさそう
なんかよく分かんねえんだけどおれはマスターとかいうやつでカルナはサーヴァントってやつらしい。よく分かんねえけど!って言ってローからなんでよく分かってねえんだよ!って突っ込まれるんだ
それはそうとコラさん本誌でチラッと映ったそうで…おめでとうございます - 155二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 12:42:24
姫の婿選びの為の競技大会出たら姫からこんな卑しい身分の男と結婚するのは嫌!って言われたり最後の戦争で御者からなんでこんな低い身分の奴の御者やらないといけないんだってブツクサ言われたり、中には自業自得っぽいのもあるけど不運エピソードには事欠かないんだ
そしてそれら全部ひっくるめてオレの人生は恵まれてたって本心から言い切れるのがFate版カルナ
- 156二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 18:39:17
バレンタインといえば、下世話ながらコラさんは海軍時代の女性関係とかどんなもんだったんだろう。ドンキホーテファミリーに潜入すること考えたらそういった特定の相手は作らないかいたとしても別れてそうな感はあるけど
カルナさんはFateの方だと言及されてないけど元ネタのマハーバーラタの方だと一応嫁と子供がいたっぽいんだよね - 157二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 22:07:53
コラソン「ほらよ」
カルナ「……?マスター、これは……」
コラソン「男同士でなんだが、折角のバレンタインだから気分だけでもって思ってな。チョコだよ、チョコ」
カルナ「バレンタイン……!そ、そうか。そのような風習があるとは聞いたことがあったが……そうか……」
コラソン「お、おい、どうした?えらくショック受けてる風だけど……」
カルナ「折角の贈り物だというのに返せるものがない。準備のない男ですまない、マスター……」
コラソン「そ、そんなに真剣に捉えるなよ。別に贈り物ってほど大層なもんでもないだろ」
カルナ「しかし……」
コラソン「あー、ほら、あれだ!バレンタインのお返しといやぁ、ホワイトデーだろ!ホワイトデーになったら返してくれりゃいいって!な?」
カルナ「なるほど……。バレンタインに貰った贈り物の返礼は、ホワイトデーとやらにすればいいのか。承知した、マスター。今日この日の贈り物に相応しい返礼品を必ず用意しよう」
コラソン「お、おう……そんなに気負わなくていいからな?」 - 158二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 00:17:58
- 159二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 06:31:02
なんか「おれの血って残していいのかな…」と卑屈に呟くコラさんと「難儀な男だな、お前も」と流石に同情するカルナさんが浮かんでしまった
- 160二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 12:33:12
「マスター、少しいいか」とカルナさんから話しかけられた時に「おう、どうした?」と屈んで目線をカルナさんに合わせるコラさん概念
- 161二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 18:50:29
コラソン「カルナ!愛してるぜ!」
カルナ「オレもだ、マスター。愛している」
カルナ(マスターの"愛してる"とは親愛を示す言葉。同じ言葉を返すのは間違いではないだろう)
コラソン(おっ、珍しい。カルナがこんな風に返してくるなんて)
コラソン「ははっ、じゃあ両思いだな!なんつって!」
カルナ(両思い……。なるほど、互いに考えが通じ合ってるということか。サーヴァント冥利に尽きる。これは実に誇らしく、喜ばしいことだ。この喜びを誰かと共有したいものだが……)
カルナ「ロー。オレとマスターは両思いだ」
ロー「は?」 - 162二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:14:13
コラさんにわしゃわしゃ撫でられて髪ぐちゃぐちゃになりながら薄く笑うカルナさんはいる
口には出さないけど「悪くない……」って思ってる - 163二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 06:32:32
この世界に召喚されたカルナさんってどのくらいの強さなんだろう
そもそも燃費がクソ悪いのとコラさんは本来魔術師でないのを考えると個人的にはジナコがマスターの時くらいナーフされてるイメージだけど - 164二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 12:17:30
「天夜叉よ。お前は特別ではない」
(民衆に憎まれ傷つけられたあなたの憤りと憎悪は当たり前のものだと思います、ドフラミンゴさん) - 165二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 18:40:40
カルナさんのエミュが難しいとよく聞くので、小難しい台詞だけじゃなくてトンチキな天然台詞も言えるんですよっていうことで迷台詞をいくつかご紹介します
EXTRA CCCはハードのPSPとvitaが生産終了してて地味にプレイ困難なんですよね……
「ジナコは眠くないのに寝るそうだ。これも修行の一環なのだろう。すまないが、静かに放置してやってくれ」
(Fate/EXTRA CCC)
「……むむ。ジナコ、温い目というのは、何度くらいを指すものだろうか。お前にとっては温いものでも、他人にとっては冷たいかも知れない。具体的な数値を言ってほしい」
(Fate/EXTRA CCC)
「それは、オレはモヤシのように細いという意味だな?なるほど、的を得ている。細い体ではモテないのは初耳だが。ならばジナコ、お前はモテるのに十分な素質を備えているな。なにしろ細いの反対だ」
(Fate/EXTRA CCC)
「……すまないが帰ってくれ。ジナコは今、巨大竜の尻尾を切り落とすのに忙しいそうだ」
(Fate/EXTRA CCC)
「ケー……なんだ?ロールケーキなら多少は知っているが……」
(Fate/EXTELLA) - 166二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 19:18:01
これはこれで難しいな……
- 167二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:21:17
まだまだ寒いのでご自愛ください怪文書
◆
「フッフッフッ……一体どこのどいつかと思ったら」
インペルダウンLEVEL6。世界政府所有の大監獄の最下層。
海楼石の鎖で戒められたドフラミンゴは、鉄格子越しにその意外な訪問者を見つめた。
「いつぞやのロシナンテの忠犬じゃねェか」
「なるほど、言い得て妙だな。確かにオレはマスターに忠実でありたいと考えている」
嫌味に眉一つ動かさず淡々と答えたのは白髪の男。かつてドレスローザにて、再会した実弟ロシナンテが連れていた痩躯の戦士。名前は確か──カルナ。
ただし、その服装はドレスローザで見た時とは大きく変わっていた。頭にはフードをすっぽりと被り、丈の長いコートに身を包んでいる。暗色のコートのスリットからは、対照的に鮮やかな赤のロングブーツが覗いていた。
「どうやってここまで来やがった」
「徒歩(ロードワーク)。サンタの基本だ」
「おれになんの用だ、痩せ犬」
「プレゼントを届けに来た。例えクリスマスでなくとも、今のオレはサンタなのでな」
そう言って彼は箱を取り出した。シンプルな白い箱に赤いリボンが巻かれている。ごくごく普通の、よくあるプレゼントボックスだった。
ドフラミンゴは微かに眉を顰めた。
「……誰からだ?」
「すまないが教えられない。匿名希望というやつだ。サンタとして、個人のプライバシーを尊重する」
「受け取らないと言ったら?」
「なんと言われてもプレゼントを置いて帰ってこい。返答は気にしなくていい。……と言われている」
そう言うとカルナは鉄格子の間から箱を投げ入れた。軽い音を立てて、丁度ドフラミンゴの手元に落ちる。
ドフラミンゴは目の前の仏頂面を鼻で笑い飛ばした。 - 168二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:21:53
「素直に開けるとでも思ってんのか?」
「それはお前次第だな。オレの仕事はあくまで届けることだけだ。もっとも、プレゼントを開けて喜んでもらえる方がサンタ冥利に尽きるというものだが」
カルナは鉄格子の前に立ったまま、ドフラミンゴを見下ろした。
「それから、メッセージを預かっている」
「あ?」
「『風邪引くなよ』──だ、そうだ」
ドフラミンゴは小さく息を呑んだ。次いで、口角が釣り上がる。
そうだ。考えてみれば、この男にわざわざこんなことを命ずることができる人間など、そもそも一人しか存在しない。
「おい」
役目を終えたとばかりに踵を返すカルナの背に声をかけた。
振り向いた表情はきょとんとしていて、どこか間の抜けたように見える。テメェのご主人様にそっくりだな、とドフラミンゴは内心呟いた。
「送り主の間抜けに伝えておけ。『お前もな』ってな」
「……心得た。必ず伝えよう」
一瞬驚いたように切れ長の目を見開いてから、カルナは穏やかに微笑んだ。ドフラミンゴは気に入らないとばかりに舌打ちし、とっとと失せろ、と吐き捨てた。
…………カルナが去ってから箱に手を伸ばす。
蓋を開けて中身を確認すると、嘲笑とも取れるような笑みを零した。
「……フッフッフッフ! バカが……」
──箱の中につまっていたのは、 - 169二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:22:31
【おまけ】
コラソン(いや本当に何考えてんだ今更……大体ドフィにそんなことしてやる義理はねェってのに……)
カルナ「マスター。プレゼントはこれで違いないな?」
コラソン「えっ!? お、おう。本当にいいのか?」
カルナ「問題ない。インペルダウン……というのがどういった場所かは知らんが。過酷な環境であればロードワークに最適だろう」
コラソン「おれ世界最大の監獄にロードワークしに行く奴初めて見た」
カルナ「ところで……余計な世話だが、メッセージカードは無くてもいいのか? 他者へのプレゼントにはつきものと聞く」
コラソン「いらねェよドフィだぞ。そんなの気にするほど繊細じゃねェよ」
カルナ「そうか。承知した」
コラソン「さっきも言ったが、おれからだってのは言わなくていいからな」
カルナ「ああ。では行ってくる」
コラソン「……あー、ちょっと待ってくれ。伝言だけ頼めるか」
カルナ「問題ない」
コラソン「んー……そうだな……あー……。それじゃあ──」 - 170二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 01:31:28
冒頭のやり取りがとてもすこ
- 171二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 08:37:19
コラさんはカルナさんのこと見てこいつ結構不器用だよなって思ってるし、
カルナさんはコラさんのこと見て不器用な男だって思ってるんだ - 172二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 12:20:44
強さ議論はあんまり詳しくないんだけど、ミニオン島でコラさんが生存したとしてどのくらいの強化が見込めるんだろう
天竜人は鍛えたらフィジカルお化けになる可能性が示唆されてるし、原作の時点で蜂の巣にされて満身創痍の状態である程度自由に動き回れるタフネスの持ち主だし、兄貴がドフラミンゴだし、割とポテンシャルはありそうな気はする - 173二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 18:50:56
その辺の海賊に襲われて「あの弱そうなモヤシ男からやっちまえ!」ってなった時に、カルナさんが槍実体化させて応戦しようとしたらコラさんが目の前に躍り出て海賊をぶん殴るくらい逞しくあってほしい…
- 174二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:18:44
肩並べて一緒に戦ってほしいよね
乱戦状態で背後から攻撃されそうになったコラさんの窮地をカルナさんが救って「余計な世話だったか?」って聞くんだけど、コラさんはちょっと笑って「いや、助かった。ありがとよ」って返すんだ - 175二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 01:39:29
真意が伝わらない上に思いっきり地雷踏んでて草
- 176二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 08:44:15
コラさんはローのことを助けたというより逃がすことができたって捉えてそうだなぁとふと思った
カルナさんから「お前は少年の命を救った」って言われてもおれはローをドフィから逃がしただけだって言いそうじゃないですか?
病院巡りの半年の旅も連れ回すだけ連れ回して辛いこと思い出させてばっかりで大したことしてやれなかったくらいは思ってそう
後にローが珀鉛病治して大人になってるのを知っても、医学の知識とオペオペの能力で自力で病気を治したんだから凄いのはローの方って考えるだろうなって - 177二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 12:22:02
確かにこの手で殺した筈の弟が十数年越しに目の前に現れて情緒ぐちゃぐちゃになるドフラミンゴ正直めっちゃ見たいんだよね……
- 178二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 18:38:39
再度対峙した時、ドフラミンゴはコラさんをもう一度撃つんだろうか
コラさんは今度こそ引き金を引けるんだろうか - 179二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:32:54
- 180二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 23:33:57
- 181二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 07:54:52
なんで二回も家族殺さないといけないんだって割と身勝手な憤りを見せたとはいえ結局は裏切り者なので「死に損ないが…!」って再び容赦なく銃を向けてほしい気持ちもあるし、滅茶苦茶複雑な気持ちになって自分では銃口を向けずに寄生糸でコラさん操って自害させようとするのを見たい気持ちもある
心が2つある〜〜〜 - 182二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 13:05:00
コラさんもコラさんでやっぱり家族を撃てない甘さを捨てきれないのもいいんじゃないかと思いつつ、ドレスローザの惨状を知ったら流石に覚悟決めてほしい気持ち
カルナさんを引けなかった引き金の代わりにするのもなんか違う気がするんだよな… - 183二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 18:14:04
ドフラ「フッフッフ…物好きな奴だ。あのドジのどこがそんなに気に入ったんだ?」
カルナ「オレはマスターがどれだけ救いようのないドジでも構わない」(※ありのままの彼が一番だと思います)
ドフラ「言い出したのはおれだがちったぁ言葉を選べ」 - 184二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 22:44:53
「お前には分かんねえかもしれないけどあれはカルナなりに褒めてんだよ!」って言う弟に正気かこいつ……みたいな目を向けるドフィ
- 185二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 00:13:44
- 186二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 08:02:20
コラさんはカルナ語を理解できるようになるんだろうか
あるいはなんとなく雰囲気で把握してるだけかもしれない。性格は分かってるから「まあカルナだし悪気はないよな……」くらいのやつ
そういうふわっとした把握の仕方してるけどカルナさんが珍しく本気で怒ったときはすぐ察せるといいと思うんだ - 187二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 11:27:01
ありがとう!
ドジっ子お人好しのコラさん♀と誤解されやすいけど全肯定ウーマンカルナさん♀いいよね……
カルナさん♀の乳のサイズはワンピナイズして巨乳にすべきか割と迷ったけど結局控えめにしちゃった
- 188二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 13:17:04
ドフラミンゴはコラさんが親愛的な意味で「愛してるぜ!」って言うの知らないんだよな……
コラさんがコミュニケーションに慣れてきたカルナさんと「愛してるぜ!」「ああ。愛しているぞ、マスター」って言い合ってたのを目撃した兄の心境はいかに - 189二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:30:05
やっぱりコラさんとドフラミンゴが再び対峙するの見たい〜〜〜
コラさんはドフラミンゴに銃向けるけど、ドフラミンゴからは「忘れたのか?お前におれは撃てねェよ」って冷たく鼻で笑われてしまうんだよ
撃てたところでこの時点のドフラミンゴに……っていうのはまあそうなんですけど - 190二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 22:23:27
寒い日の夜、カルナさんで暖を取り「あったけぇ!すごい!よっ、流石太陽神の子!!」ってめっちゃ褒めてくるコラさんと表情があまり変わらないので分かりにくいけどめっちゃ嬉しそうな様子のカルナさん
- 191二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 06:23:47
銛みたいな感じで槍で突いてごはんの魚確保してくるカルナさんと
金ピカの槍で魚獲らせてるのなんか申し訳なくなってくるコラさん - 192二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 12:39:19
魔力放出(炎)をいい感じに調節して煙草に火をつけてくれるカルナさんとか
引火させないように完璧なコントロールで煙草のみに火をつけたのにちょっと目を離したら何故かコラさんの肩が燃えててこれには流石のカルナさんも思わずスペースキャット - 193二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 14:44:51
おそらく野宿の必要もあるだろう旅路で火と刃物完備なの地味に心強いな……と思うなどした
- 194二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 16:07:17
需要は分からんけどもう少し語りたいのでとりあえず次スレ立てる予定はあります
このスレ内でもちょいちょい他のサーヴァントの話出てたのとFGOとのクロススレ立ってたのが落ちちゃったようなのでコラさんとカルナさん以外のワンピ×Fateクロス概念も歓迎する傾向でいきたい - 195二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 17:24:32
スレタイはとりあえず【クロスオーバー注意】コラさんがカルナさんを召喚したスレ みたいな感じでいいかな…あんまりいいスレタイ思いつかん
- 196二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 18:53:03
もしもカルナさんが召喚されたタイミングがコラさん幼少期だったとしたらちっちゃかったロシナンテにぐんぐん身長抜かされて身長差逆転することになるんだよね……それもまた良き
- 197二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 19:37:17
- 198二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 19:38:49
2スレ目だし折角なのでコラさんがピースしてる画像をスレ画に使おうと思って画像探したけど中々いい感じのが見つからなくてちょっと苦戦した
っていうどうでもいい話 - 199二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 19:43:54
- 200二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 19:44:18