- 1124/05/05(日) 23:25:38
キャラがホラーな目に遭っているのが好きなので立てた
ぼちぼち書いていくけど色んなのが見たいからみんなも感想含めどんどん書いてくれると嬉しい
・ホラーでも人怖でも少し不思議でもなんでも
・原作以外のCP、パロ、コピペなし
・字数多いときは分割かテレグラフで
・グロ系とかもテレグラフでワンクッション
TelegraphTelegra.ph is a minimalist publishing tool that allows you to create richly formatted posts and push them to the Web in just a click. Telegraph posts also get beautiful Instant View pages on Telegram.telegra.ph - 2124/05/05(日) 23:26:34
- 3二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:27:10
また似合うキャラ引きやがってダイス
- 4二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:29:09
おお、期待
- 5二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:31:48
面白そうなコンセプトだ
- 6124/05/05(日) 23:37:39
呪術高専のチャイムが女性の狂笑に聞こえると言った補助監督がいました。彼女は間もなく取り返しのつかない怪我をして、亡くなってしまわれました。不思議なことに、チャイムが笑い声に聞こえると仰る方は時々います。皆さん、間もなく命を落とされますが…。
え、私ですか?ええと…私、実は。学生の頃からずっと笑い声に聞こえるんですよね。
伊地知潔高:チャイム
dice1d31=29 (29)
- 7二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:40:01
火山の怪談話か…
- 8124/05/05(日) 23:59:08
「そこの君」
道端で声をかけられ振り返ると、長椅子に女が座っていた。呪術師ではないようだが儂が見えている…否。視線はこちらを僅かに逸れている。感じ取っているのか。
「貴様、盲女か」「ああ。少し話をしないか」
気まぐれに距離を詰めると、女はじわり微笑んだ。
「お前、私が嫌いだね」「フン。貴様に限らん。儂は人間が嫌いだ」「そうか。私もだ」
つるりとした歯が覗く。女は頸を傾けて何かに聞き入るように耳を澄ませてから、
「ふふ、お前の恨みは心地が良いなぁ…」
昏い声でざらりと呟いた。成程、儂に声をかける訳だ。ふと女の視線が逸れ、それを追って振り向くと、母親らしき女が遠くからこの女を呼んでいた。
スラリと立ち上がって儂の横を過ぎる女の影の落ちた眼差しと、母親が女に向ける悪意の籠った表情に、呆れた。全く面倒臭い生き物だ。
漏瑚:後日その街で女が1人、殺されたらしい
dice1d31=27 (27)
- 9二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 00:11:20
じんわりくる怖さいいよね
- 10124/05/06(月) 00:19:02
この間、街中でどっかの会社?商社?のアンケートに答えたら小袋を貰った。中には琥珀色の丸い飴が3つ入っていて、袋には蜜味と書かれていた。
1つ食べたら黒蜜みたいな味がした。翌日、日頃から七海サンを馬鹿にしてた術師が手酷い怪我を負った。何かに足を引っ張られたらしい。
数日後、もう1つ食べたら蜂蜜みたいな味がした。その晩、補助監督が1人昏睡状態に陥った。五条サンを目の敵にしてる上層部の回し者で、次のターゲットは七海サンだったらしい。
俺は、残り1つを食べるかどうか迷っている。
猪野琢真:他人の不幸 蜜味
dice1d31=30 (30)
- 11二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 00:21:20
深夜に見るもんじゃなかった…スレ主すごい
- 12二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 00:23:29
- 13124/05/06(月) 00:36:10
- 14124/05/06(月) 00:39:03
物心ついた時から年に1度、同じ日に手紙が送られてくる。俺はこの手紙が薄気味悪くて仕方なかった。宛先は俺だが、内容が絶対に俺宛じゃないからだ。
『こうきちくんへ きのうはブランコたのしかった またあそぼうね』とか、『幸吉くん 今度の修学旅行同じ班でうれしい!食べ歩き楽しみだな』だとか。
年々成長を感じさせる文体も気味が悪いが、とにかく内容が癇に障る。相手を突き止めてやろうと思ったのも1度や2度ではないが、何故か見つからない。クソ!いつか絶対に突き止めてやるからな。
『やった!やった!やった!幸吉君、これからはずっと一緒だな! 2018年10月19日 君の僕より』
与幸吉:お手紙
dice1d31=25 (25)
- 15二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 00:40:57
うわあ…怖…
- 16124/05/06(月) 00:52:34
カラン。少しだけ包装が剥がれた棒付き飴がゴミ箱に投げ込まれた。食べてすらいないのに何やってんだ、勿体ない。腕を叩いてそう言うと、草臥れた担任は肩を竦めて「腐ってたんだよ」と呟いた。飴に腐るも何もあったもんかよ。何となくゴミ箱を覗こうとしたら、ぐいと襟首を引き戻された。
「やめとけ。目が合うぞ」
は?何とだよ。
日下部篤也:あ めだま
dice1d31=31 (31)
- 17二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 00:53:42
髙羽の怖い話か いいね
- 18124/05/06(月) 00:57:52
今宵はここまでにします
髙羽のホラーをお待ちの羂索はまた日が登ってからこのスレで!
31人終わったらお前のホラーも書くからな - 19二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 01:10:54
- 20二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 01:16:59
- 21二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 01:18:46
- 22124/05/06(月) 01:53:31
こんばんは!君は幸吉君のお友達?僕も幸吉君の友達!
僕ね、実は幸吉くんに会える日が10月19日だって、ずーっと知ってたんだ!なんで知ってるのって?うーん…分かんないや。でも君だって、こどもの日が5月5日なのは知ってるだろ?それと同じだよ!
でもいつの10月19日かは分からなかったから、待ってるよ!会ったらこれやりたいね!ってお手紙を送ってたんだ。こうきちくんもワクワクしてくれてたよね?
やっとあえたから、まずはブランコであそびたいな!
あ、そうだ!幸吉君のお友達なら、僕ともお友達になってくれる?お手紙送っていいかなぁ
- 23124/05/06(月) 09:27:29
コンビで活動してた頃、取り置きノルマのあるライブに出ていたことがある。集客が大変で数回で出るのやめたんだけどな。でもその間、毎回来てくれたお客さんがいた。だから一応最後の回の終演後、もうこのライブは出ないって言いに行ったんだ。
彼女は明るくて口の回る人で、気付いたら3人で飯を食べてた。あのネタが好きだとか、ここを変えたのが良かったとか、色々褒めてくれてかなり嬉しかった。
だけど次第に雰囲気が変わって、彼女の会社で売ってるなんかの水とか身を守る札の話を始めてさ。マルチだよな?なんとか2人愛想笑いで切り抜けたら、後で相方に、彼女ずっとお前しか見てなかったって言われた。気付かなかったけど、なんか怖いよな…
あの時貰った名刺は、何故か捨てられないで今も持ってる。会社?えーっと、確かフイメ商事ってとこ。聞いたことないよなぁ。
髙羽史彦:先行投資
29-31既出なのでdice1d28=1 (1)
- 24124/05/06(月) 09:48:20
脱兎の動きは、月の満ち欠けの周期でほんの僅かにムラがある。新月の日は少し動きが遅く、満月の日は少し高く跳ねる。昔から月といえば兎と言うが、だからか?
今日は皆既月食。興味本位で欠け始めを狙って脱兎を出してみたら、揃って南東を見上げたまま動かなくなってしまった。何故か解除も出来ない。俺は今脱兎に埋もれながら、一緒に南東を見上げて困り果てている。
伏黒恵:結局月食が終わったら跳ねだした
dice1d28=15 (15)
- 25124/05/06(月) 10:36:15
夜になって急に雨が降ってきた。寮への道を急いでいると、パンダが傘もささずに脇道で誰かと話をしていた。すっかり濡れそぼっている。随分長い間そこにいるようだった。仕方ねーなと歩み寄ると、パンダの声が聞こえてきた。
「…へーそうなのか……を書いて……を入れて作るのか!でも俺、血が流れてないから……様を招く鳥居が書けないぞ?あと……と…を燃やした灰を酒に溶かして飲むっていうのは…」
「おい!パンダ!!」「お…?あれ、真希?」「お前…誰と、何の、話をしてんだ」
「誰とってコイツ…あれ、いない?幸せのおまじない全部聞いてねーのに…」
パンダ:幸せになれるおまじない☆
dice1d28=20 (20)
- 26124/05/06(月) 10:37:20
1日車
2東堂
dice1d2=1 (1)
- 27二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 10:39:05
すげえ良スレにして好みのスレ
与の怖過ぎるだろ…禍話リライトを思い出してしまった - 28124/05/06(月) 12:56:05
昔、仕事帰りに日車さんと向日葵畑の横を通ったことがあって。一面の黄色い絨毯に、思わず綺麗ですねぇって言ったんです。そしたら日車さん。綺麗なものかって顔を顰めて畑に近づいて行って。向日葵って日車さんより大きいんだなぁと思ったところでハッとしました。
花、全部日車さんを向いてる。見下ろすように首を俯けてる。さっきまで全部こちらを向いていたのに。…ゾッとしました。日車さんが帰ってきたら元に戻ったんですけど、最初と同じように残らずこっちを向いてて。それでやっと気付きました。向日葵は、ずっと日車さんを見ていたんです。
「私を見るな」
日車さんが唸るように呟きました。パッと何かが弾けて、気付いたら向日葵は全て左を向いていました。後で気付いたんですけど、私たちが歩いてたの北側の道でした。向日葵が北を向くはず…ないですよね。
日車寛見:私を見るな
dice1d28=12 (12)
- 29124/05/06(月) 12:59:47
両面宿儺はまた黄昏時に…
- 30二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 13:44:08
伏黒と脱兎の普通にかわいくて草
日下部の短いのに得体のしれないもの感ぷんぷんしてるの好き
トップバッター伊地知さんのも良い - 31124/05/06(月) 18:27:52
平安の頃、童女が贄に寄越された。冬の時節だったか。瑩の髪に深緑の目を持つ、蘇芳の汗衫を着た唖の童だ。舌は根から落とされ、足の腱も切られていた。にも拘わらず、童女は恐れや絶望なぞ一切知らぬ目をして、不香の花のように微笑むばかり。つまらん。食出のない肉で興に乗らなかったが、気まぐれで裏梅に世話をさせた。
ふた月ほど経った頃、童女が伺候したいようだと聞き、暇潰しに参上を許した。童女は変わらぬ笑みを携えて立膝で俺に拝し…そのままボトリと頸を落とした。床が赤く染まる。
落ちた頸の目がぐるりと動き、庭に植えていた寒椿を向いた。然して、やをらに目交ぜをひとつ。寒椿が一斉に花を落とした。
もう一度童女を見ると、そこには既に頸も骸も血すら無く。ただ玉椿の花がひとつ、落ちているばかりだった。
両面宿儺:玉椿
dice1d28=5 (5)
- 32124/05/06(月) 18:29:05
拾遺
Q おんなのこっておばけ?
A 椿の妖精さんです!椿ちゃんって呼んであげてね
Q すっくんはなんで椿ちゃんをおせわさせたの?
A 椿ちゃんのぱうわで警戒心がゆるゆるになってたからです!
Q 椿ちゃんはなんでおくびおとしたの?おくびまだすわってないの?あかちゃん?
A もうすぐ散る時期だったからえいや!と潔く落としました。すっくん今までお庭の私を愛でてくれてありがと!の挨拶できて嬉しかったみたい。庭の自分も連れていきました
Q すっくんってロリコンなの?
A 椿ちゃんは5000年前から日本にいるので、それで言えばお姉さんがタイプなのかも?
- 33124/05/06(月) 18:30:26
拾遺2
瑩:みがき。光沢のある白
蘇芳:暗い赤紫
汗衫:かざみ。公家の童女の正装
唖:おし。発話できないこと
不香の花:雪
目交ぜ:まばたき
(古代に生きたキャラが古語を混ぜながら話すのが性癖のため…ルー大柴みたいだね)
- 34二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 18:30:44
怖いし解説読むとさらに味わい深いありがと
ロリコン疑惑持たれるすっくんで草 - 35124/05/06(月) 19:13:04
とぷんと音がして、目を開けたら海の中にいた。色鮮やかな珊瑚や魚に陽が射し込む幻想的な海中を、海月のように漂っていた。うん、これ夢だ。イルカと泳いだりシャチに掴まったり、十分遊んだ所でふと気付く。
どうやったら起きれるんだろう?
その瞬間、身体の自由が効かなくなって、僕はするする深海に落ち始めた。寝ている鯨の間を沈み、水温の冷たさに凍えた。ついに光すらなくなった頃、「かえりたい?」と暗い底から声がした。すぐに頷きかけたけど、里香ちゃんの焦った顔が脳裏にパッと浮かんで、慌てて言葉を変える。
「お、起きたい!」
ハッと目覚めたら僕はベッドから転がり落ちていた。後日先生にこの話をしたら、「かえるって還るに孵るとも言うし、危なかったかもね」と言われた。
乙骨憂太:一緒にかえりたかったのに
dice1d28=16 (16)
- 36二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 19:17:30
- 37124/05/06(月) 20:02:29
連作なのでもう少し待っていてもらえると嬉しい!
- 38124/05/06(月) 20:05:53
昔、私を可愛がってくれた人がいた。年に1度新年の集いの時だけ会える人だ。彼はいつも宴会に出ず離れの縁側にいて、色んな話をしてくれた。彼と話すのが毎年の楽しみだった。
しかし、次期当主のため宴会を抜けることが難しくなってきた頃。今年がまともに話せる最後かもしれないと、私は目を盗んで宴会を抜け、彼に事の次第を伝えた。彼は縁側に腰掛けたまま透明に笑って私の頭を撫で、そのままぱしゃん!と弾けて水になった。
そこで漸く、彼のように銀の目を持つ者は加茂家にいないと気が付いたのだ。思い返せば名前も分からないし、顔立ちすら朧気だ。彼は私の見た夢だったのだろうか。
…それでも。足に跳ねた水の冷たさを、私は今でも覚えている。
加茂憲紀:泡沫
dice1d28=5 (5)
- 39124/05/06(月) 20:08:06
-1/+1/振り直しの順で
次は夏油 - 40二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 20:46:52
これスレ主以外も書いていいんだよね?
あんま怖くないかも
いつもと変わらぬ学校帰り。だが今日だけは違った。必ず先に家についているはずの津美紀が居たからだ。なぜ居るのか聞くと、「考え事しながら歩いてたら遅くなっちゃった」らしい。何を考えていたかを聞くと、「んー…恵の事かな」と返ってきた。考え事するなら帰ってからすればいいのにと考えながら
「そうか」
と素っ気ない返しをする。それに続けて、早く家に帰るぞ。と言おうとした瞬間だった。
「私、恵と行きたい所があるの。一緒に行こうよ」
と言われた。何か違和感を感じていたが、気のせいだと思い、「家に荷物を置いてからな」と言った。
家を出て、津美紀の言っていた行きたい所へと向かう。どこに行くのか考えていたが、近場の商店街だった。津美紀は「最近来れなかったからね」と言って俺の手を引っ張っていった。
三十分ほど経った頃だろうか。津美紀が「そろそろ帰ろっか」と言った。あまりお金を持ってきていなかったのもあるが、買ったのは駄菓子を少しだけだ。なんで来たかったんだ?と考えながら帰路につく。
家に着いてドアを開ける。すると誰も居ないはずなのにリビングに電気がついていた。消し忘れたか?と思いつつ家に入ろうとすると、すぐそばに居るはずの津美紀の声がリビングから聞こえた。
「恵おかえり!どこ行ってたのー?」
その声に驚きふと周りを見てみるとそこに居たはずの津美紀が居なかった。
「えっ」
思わず声が漏れる。リビングのドアの隙間から顔を出した津美紀が「どうしたの?」と言う。咄嗟に「いや、なんでもない」と答えて家に入る。その瞬間後ろで、「あそんでくれてありがとう」と聞こえた気がした。 - 41124/05/06(月) 21:10:23
- 42124/05/06(月) 21:12:04
(1/2)
ガラリ。教室に入ると、長い黒髪の同級生が1人。真っ赤な西日に浸って、クスクス笑いながら本を読んでいた。
「何を読んでいるんだい?」「人間失格」「…笑える本じゃないと思うけど」「悲劇の対は喜劇だもの。逆さに読めば喜劇になるでしょう」
彼女はひらりと本を掲げた。上下逆さにして読んでいるらしい。気味の悪い女だ。なのに、スッと本に視線を戻した彼女ともう少し話したくなって、どうにか言葉を引っ張り出した。
「…おすすめの本はある?」「なにが読みたいの」「愛があるやつがいい、かな」 - 43124/05/06(月) 21:13:28
(2/2)
思わず愛だなんて言葉が零れ落ちた。中学で1人だけ見える環境に疲れていたからだろうか。彼女は黒目がちの不気味な目でビタリと私を見据えた。
「地獄変」「え」「屹度、逆さに読みなさいね」「は?」
「理想の為に愛を捨てるのでなく、愛の為に理想を捨てなさい」「何を言ってるんだ…」「さすれば此岸は喜劇。腹の底から笑えるはずよ」
パタンと本を閉じて彼女は立ち上がった。西日を背負って、まるで火に包まれているようだった。笑っている。美しい女が、業火に焼かれて笑っている。
「地獄で会わないことを願っているわ」
夏油傑:やっぱりまた会ったわね
dice1d28=13 (13)
- 44124/05/06(月) 21:14:34
拾遺
Q や、本逆さにしたら全然読めないですけど…
A そう?人によって見え方が違うのね。私は泣きたい時、ギャグマンガ日和を逆さに読むわ
Q 地獄変って芥川龍之介の?
A ええ。理想のために愛を見殺しにする男のお話よ。逆さにできる紙媒体を薦めるけれど、青空文庫でも読めるわね
Q いま猿の話した?
A 猿?そうね…地獄変の猿は良心の象徴だもの。ふふ、因果ね
Q 私はともかく、君はどうしてここにいるんだ
A さあ?どうしてかしら
- 45124/05/06(月) 21:58:32
あの村には川が流れていて、毎年夏になると人の形の折り紙を流す風習があった。
下流は別の村に繋がってて、あの村とそこはお互い1番近いのに、何故か死ぬほど仲が悪かった。正確に言えば、下流の村があの村を敵視しているようだった。
子供の頃は理由が分からなかったけど、最近ふと気付いたの。あれ人形流しだ、ってね。村の穢れと厄を全部下流に流してたのよ。そりゃあ敵視されて当たり前だわ。
釘崎野薔薇:人形流し
dice1d28=20 (20)
- 46124/05/06(月) 22:26:12
ロケットペンダントを探しに蚤の市に行った時、心惹かれる物があった。繊細な薔薇の彫りが入っていて、2人の写真に値するペンダントだった。店番の老人によると、19世紀にヨーロッパで作られたものだと言う。
買うか考えていたら、ついてきた真依がサッと取り上げてジロジロ眺め、結構ですと老人に返してしまった。立ち去る真依を追いかけると、
「宝石が嵌っていた痕が6つ。多分、センチメンタルジュエリーね。誓いが失われたアクセサリーなんて碌なものを呼ばないわよ」と言われた。
後日聞いたところによると、俺の後にそのペンダントを買った若い夫婦が、帰路で鉄骨に押し潰されて亡くなったらしい。
東堂葵:REGARD
dice1d28=17 (17)
- 47124/05/06(月) 22:45:31
子供の頃、妹と入れ替わりごっこをしたことがある。服を取り換えて髪を弄れば誰も見分けられなかった。数日それで過ごしてから、そろそろ戻るぞと言ったら、入れ替わりなんてしてないって言われたの。
だから私、それからずっと真依なのよ。
禪院真依:ごっこ
dice1d28=3 (3)
- 48二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 23:00:31
このぞっとする感じたまらなく好き
- 49124/05/07(火) 00:04:17
今日の先生はいつになく厳重だ。目隠しの下に包帯を巻いて、面布もつけている。どうしたのと言うと、先生はつまらなさそうに手を振った。
「青のお客さんが来てる日だからねー」「誰?」
「青いものが大好きで、片っ端から食べちゃうの」
先生は黒板を漁って机の上に青いチョークを転がした。首を傾げていると、サリ、サリと音がしてチョークが端から欠けていく。暑苦しくてヤなんだけど食べられたら困るから、と目元をトントン叩いた。
「無下限は?」「効かないよ。呪霊じゃないから祓えもしない」
「え、じゃあ何なの?」「さぁ?」
サリ、と音がした。チョ-クはいつの間にかなくなっていて、先生の面布の端が僅かに欠けた。
五条悟:青のお客さん
dice1d28=11 (11)
- 50124/05/07(火) 00:06:20
拾遺
廊下を歩いていると伊地知が「あ」と声を上げた。
「何?」「そろそろ鳴ります。これは青のお客さんかと」「マジ?オマエよく分かるね」「声が…いえ、音が違うので」
伊地知の予言通り、職員室の手前でチャイムが鳴って放送が入った。
『美術部からのお知らせです。明日は4階美術室よりお客さんがいらっしゃいます。皆さま、青の供物をお忘れずに。明日も1日、健やかに過ごしましょう』
放送を聞きながら職員室に入り、ドッカリ腰を下ろす。
「ハ!誰のせいで健やかに過ごせなくなってんだっての!」「あの、面布の用意は」「伊地知おねがーい」「はい…」
全く。ウチには美術部も4階の美術室もないのに。一体どっから来るんだって話だよねぇ、あのお客さん。
- 51二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 00:06:37
みんな呪術師だからホラーには強いでしょ!と思ったけど呪霊じゃないものには手が出せないのか
- 52124/05/07(火) 00:30:02
パパ黒はまた後ほど…
- 53124/05/07(火) 08:06:08
怖い話ィ?あー…使っちゃいけねぇ金に手を付けたのがアイツにバレた時だな。でもギャンブルなんてそっからが本番だろ?
ハ、冗談冗談。そうだな…引き受けた覚えのねぇ依頼がある。数ヶ月前にかなりの額が振り込まれてたんだが、心当たりがない。額からして相当面倒な依頼だとは思うが、その頃別に何もしてねぇんだよ。振込先の誤りってんなら連絡のひとつもあるだろうしな。
…あと考えられるとすりゃあ、記憶ごと持ってかれたってとこか。どうやってだと?そんなこと知るかよ。
ま、生活に支障がねぇんだからどうでも良い記憶だったんだろ。その金?いやもう全部スッちまった。
伏黒甚爾:記憶買い取ります
dice1d28=23 (23)
- 54二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 10:12:27
>>13Thank you Leuko Heart
- 55二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 16:00:28
良スレ保守
- 56124/05/07(火) 18:44:04
「実はね。硝子が煙草吸ってる時、いつも煙が首に巻きついてるように見えるの」
5年前、あの人はそう言って禁煙を勧めてきた。まるでゆっくり首を絞めるように、煙が首元に滞留して見えるんだってさ。自分では分からないけど、こういう類の冗談を言う人でもないし、嫌な感じするじゃん。だからそれを切欠に禁煙してたんだよね。
そう呟いてから、彼女は重たい煙を吐いてカラリと笑った。
家入硝子:失敗
dice1d28=20 (20)
- 57124/05/07(火) 19:37:09
元カノがマルチ商法に…あ?そういうんじゃない?別のってもなぁ…そうだ。あの婆さんが居たわ。
パチ屋でよく見かける婆さん。近所に限らず、隣の県でふらっと入った所で出くわしたこともある。気付いたらちっと離れた席で打ってんだよ。最初は空似かと思ったが、左目がほとんど潰れてるのも同じだしな。
別に直接何かされたわけでもねぇんだが…この間気付いたら俺の賭場に居たんだよ。非術師の客に紛れてな。
んで思ったんだけどよ。あの婆さんに会うの、もしかしたら偶然じゃないんじゃねーか?
秤金次:ジェーン・ドゥ
dice1d28=18 (18)
- 58124/05/07(火) 20:13:14
桃の実が嫌いだ。どんなに瑞々しかろうが、俺がひとつ齧ると口の中で腐り落ちるからだ。吐き出すと真っ黒でドロドロした何かになっているもんだから、気味が悪い。
しかも、池の底の泥とくさや液を煮詰めた液体に三日三晩黴だらけの蜜柑を漬けたのと同じ味がする。
江戸の頃はこれで時折面倒な目に遭った。全く、追儺なんかしやがって。鬼じゃねぇぞ俺は。
鹿紫雲一:雷神
dice1d28=16 (16)
- 59124/05/07(火) 20:14:28
振り直し
dice1d28=22 (22)
- 60二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 20:56:00
- 61124/05/07(火) 20:57:53
- 62二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 20:58:00
スレ主じゃないし根拠のない妄想なんだけどもしかしてこの女性の額に縫い目とかない?なんかお笑い好きっぽいし…口回るらしいし…
- 63二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 21:01:33
フイメ逆から読んでメイフ→冥府かと思ってた
- 64124/05/07(火) 21:17:43
「悠仁が気に入ると思って」とか言って、脹相が黒い髪の毛がミッシリ詰まった花瓶を買って来た。いや、全然ひとつも欠片も気に入る要素ないけど。そもそも花飾らんし。え?150年前の呪霊のセンスってそういう感じ?
あんまりかな〜って遠回しに言ったら、今日は多分指の骨で出来たブレスレットを買ってきたので、今からちゃんと説教しようと思う。
脹相:血染めのハンカチと迷った
dice1d28=8 (8)
- 65二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 21:35:32
- 66124/05/07(火) 21:40:41
先輩ってたまに、おにぎりの具以外を言ってる時ない?や、呪言を使ってるわけじゃなくてさ。え、聞いたことない?
じゃあ勘違いなのかなぁ。先週校庭の木の傍で、少し上を見ながら「じんにく」って言ってた気がするんだけど。聞き間違い?
それとも…先輩にとってはおにぎりの具、とか?
狗巻棘:おにぎりの具
dice1d28=16 (16)
- 67124/05/07(火) 21:42:06
振り直し
dice1d28=18 (18)
- 68124/05/07(火) 21:43:58
dice1d7=3 (3)
虎杖/直哉/七海/真希/歌姫/灰原/三輪
- 69二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 21:44:54
- 70124/05/07(火) 22:33:08
- 71二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 22:35:15
軽く調べてみたけど結納品は目録(もくろく)・長熨斗(ながのし)・金包(きんぽう)・勝男武士(かつおぶし)・寿留女(するめ)・子生婦(こんぶ)・友白髪(ともしらが)・末広(すえひろ)・家内喜多留(やなぎだる)の九品目なんだね
- 72124/05/07(火) 22:36:22
証券会社に勤めていた時、2つ隣の部署に上から下までズブ濡れの方がいました。誰も気付いていない様子だったので口にはしませんでしたが。
話す機会は数える程度でしたが、仕事の出来る溌剌とした方でした。方方から目をかけられていたように思います。かと言って仕事人間でもなく、プライベートも充実しているようでした。
しかし、ある休日。その方は海へ行くと言い残してふらりと消え…それきり。ご遺体すら揚がらなかったそうです。あの濡れた姿は、彼女の最期だったのでしょうね。
七海建人:海の縁
dice1d6=4 (4)
虎杖/直哉/真希/歌姫/灰原/三輪
- 73二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 22:59:48
- 74124/05/07(火) 23:32:05
この間、アンティークのドレッサーを買ったの。ロココ調の白いテーブルで、繊細なデザインも可愛い猫脚も、ひと目で気に入ったわ。ドレッサーの前に座ると気分が上がって、化粧にも気合いが入るってものよ。
だけど時々、ふと違和感を覚えるの。視界の端で私が鏡に映った姿が見える時、この傷がない気がするのよ。え?と思ってちゃんと見るとそんなことないから、気の所為かもしれないけど。
でも、もし本当に傷のない私を映すのだとしたら、分かってない鏡よね。
庵歌姫:善意
dice1d5=3 (3)
虎杖/直哉/真希/灰原/三輪
- 754024/05/07(火) 23:34:50
津美紀視点
今日は恵の帰りが遅い。いつもより遅く帰ってきたから、もう帰ってるはずなんだけどなぁ…
部屋にいると思って入ってみたら、ランドセルだけが置いてあった。遊びに行ってると思ったけど、流石に30分も帰ってこないと不安になる。
なにかあったのかな…嫌な考えが浮かぶ。ふと、今日見た夢を思い出した。
青空の下、花畑の真ん中で恵と同い年位の女の子が私のことを見下ろしていた。はっきりと見えるようになると、女の子が口を開く。
「いいな〜おとうとがいて。わたしもほしかったのに!」
「ねぇ、おとうとがいるってどんなかんじなの?」
「あっ!そうだ!ちょっとかりていい?ちょっとだけ!!」
と言っていた。恵のことだと分かったが「ちょっとかりる」と言う言葉が引っかかっていた。口を開こうとしたとき、まるで、鐘の音のようなものが聞こえて
「もうじかんだね!じゃあ、きょうちょっとかりるからね」
と聞こえたのを最後に、夢から覚めた。
もしかして、恵が帰って来ないのは、あの女の子が借りているから?と考えたときガチャッと扉が開いた。その時、不思議な事に、後ろから声が聞こえた
「ありがとう!たのしかった!おとうとがいるってこんなかんじなんだね」
って、その言葉で恵が帰ってきたと分かった。だから、
「恵おかえり!どこ行ってたのー?」
と声をかけた。すると、数秒たってから恵の「えっ」と言う小さな声が聞こえた。何かあったのかと思い
「どうしたの?」
と言うと、「いや、なんでもない」と返ってきた。
恵が帰ってきてよかった!
- 76124/05/08(水) 00:13:00
- 77124/05/08(水) 00:23:29
まだ7つになる前、家の中で迷ったことがある。襖を開けたら見知らぬ小部屋で、奥に襖があった。それを開けたらまた小部屋。なんだか先が気になって、奥へ奥へスルスル開けていった。
多分、途中からおかしくなってた。ボタボタ落ちる鼻血も拭わずどんどん駆けた。眩む視界のまま何十枚目かの襖に手をかけて…そこで気を失った、らしい。
気付いたら布団に寝かせられていた。不気味だったのはこれに関して、誰にも、何も言われなかったことだ。暫く近寄られもしなかった。
一番奥には何があるんだろうな。駆けだしそうになる足を、私は今でもグッと堪えている。
禪院真希:神隠し
dice1d4=3 (3)
虎杖/直哉/灰原/三輪
- 784024/05/08(水) 00:27:07
- 79二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 00:33:21
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 00:33:45
このレスは削除されています
- 81二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 00:34:06
このレスは削除されています
- 82124/05/08(水) 08:00:42
おや…成り代わられてしまったな
口惜し、口惜し
すむやけくこれよりかへりませ - 83124/05/08(水) 08:09:01
灰原の葬儀はしめやかに行われた。窓から覗く顔は穏やかだ。立派な棺の半分は伽藍堂だと知っている身からすれば、遺族のいじらしさは酷く心に刺さる。
出棺が近付き、花入れのために蓋が外され…そこで私達はギシリと固まった。白無垢を着た大きな日本人形が、灰原に寄り添っていたのだ。
胸元に頬を預け僅かに微笑む人形は只管に不気味で、私達はそそくさと棺から離れた。最後の挨拶も、真面に出来なかった。
灰原の家族や親戚は、向こうでも幸せに、お前は1人じゃないぞと笑い合っていた。どうやら彼は人ですらない何かと天国にゆくらしい。そしてそれは、大層喜ばしいことらしかった。
…そんな訳ないだろう。
灰原雄:人形婚
dice1d3=1 (1)
虎杖/直哉/三輪
- 84二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 12:16:30
スレ主の知識と教養の深さに感心するばかり かんせいがたのしみ
- 85二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 16:42:45
全部出揃ったら百物語みたいになりそう
ロウソク吹き消しながらスレ通して読みたいね - 86二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 17:35:03
今更読んだけどどれも良かったけどメカ丸編の得体の知れなさ好き
- 87二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 19:23:42
もったいないからテレグラフとかで今までの話まとめてほしいな
- 88124/05/08(水) 19:29:31
- 89124/05/08(水) 19:33:44
小学生の頃、よく近所の大学生の兄ちゃん家に遊びに行ってた。優しくていつも話し相手になってくれたから。宿題も手伝ってくれたし。
兄ちゃんはフーリューな人で、ガラスの水盤をすごく大切にしていた。色んな花を浮かべては綺麗だろう?って嬉しそうに笑うんだ。
ある日、兄ちゃんが水盤に細い糸を垂らしていた。何してるんだろ。釣り?魚もいないのに?そう問いかけると、兄ちゃんは柔らかく俺の頭を撫でた。
「釣りでもいいさ。いつか君が糸を垂らしてくれるのを、僕はずっと待っているよ」
数日後、兄ちゃんは殺人の罪で捕まった。放火や強盗の余罪も出て、暫くしてから刑務所の中で亡くなったらしい。
…え?いや違う!俺ヤバイフェロモンなんか出てないって!
虎杖悠仁:蜘蛛の糸
dice1d2=1 (1)
直哉/三輪
- 90124/05/08(水) 19:34:48
拾遺
「あの子をひと目見た時から、僕はあの子に救われるのだと分かりました。宿命だと。あの子は僕の、僕を救ってくれる…」
「……」
「だから糸を。そう、糸を貰うために。あの子がくれる糸を掴むために…僕は犍陀多にならなければと」
「カンダタ…蜘蛛の糸か」
「あの子はきっと犍陀多に糸を垂らしてくれる…僕は犍陀多になれば救われる…だから罪を犯しました」
「…続けて」
「人を殺しました。火を付けました。物を盗みました。犍陀多はそうだから。だから殺して、焼いて、盗んで、蜘蛛を助けて、助ければ…あの子は僕を」
「個人に対する殺意はなかったと?」
「…さあ?犍陀多に殺意があったなら、僕にもありました。僕は犍陀多にならねばなりませんから」
「……」
「…貴方も、あの子を見るといい。分かるはずだ。あの子に救われることが。僕がそうだったように…救いを得る…あの子の、あの子の目を、見さえすれば」
「…そうか」
「目を、目を見ることです。あの子の目を。僕は犍陀多になって、あの子から糸を貰う。貴方もあの子に救われる。きっとあの子の目を見るといい。目を!なぁ、
弁護士先生」
- 91二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 19:37:11
弁護士先生は菩薩の目見れなかったんだけどね…
- 92二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 19:37:35
日車先生に飛び火してて草 ドンマイ…
- 93124/05/08(水) 20:26:06
俺の家の庭池には蓮が浮いとって、夏になると花を咲かす。せやけど数年前、8月に入っても一向に咲かへん時があった。
花なんか俺は興味ないねんけど、親父たちは妙に慌ただしなって。暫くして遠縁の…アカン。どうでも良すぎて名前忘れてもた。ソイツが連れられてきて、池にドンッ!てな。少しして引き上げたら腕と足を1本ずつ失くしとった。
翌日には縁が桃色の白い花が満開に咲いた。どうやら花が一向に咲かへん時は蓮が贄を欲しがっとるんやて。その度に禪院の血ぃ引く遠縁をやるようにしとる。そうせんと家の護りが薄れるやらなんとか言うとった。
…ソイツ?生かしてんで?次に咲かへん時にリサイクルするつもりやからね。
禪院直哉:蓮の花
ラストは三輪ちゃん - 94二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 20:28:54
日車に飛び火しててちょっと笑ってしまった
やっぱヤバイフェロモン出てるよ虎杖… - 95124/05/08(水) 20:29:25
- 96124/05/08(水) 21:03:02
「三輪」「あ、日下部さん。なんで京都に?」
「ちっと用があってな…ちょうど飯時だろ。いこうぜ」「嫌。いかない」
「おい…俺だって傷付くんだぞ」「日下部さんじゃないですから」
「は?」「それ、煙草ですよね?あの人今禁煙中ですよ」
「…チッ。また駄目だったか」「いい加減諦めてください」
バサリ。斬り捨てた兄弟子(偽)はざらざら崩れて風に消えた。
三輪霞:ちなみに偽物の方がちょっとだけシュッとしてる - 97124/05/08(水) 21:03:26
31人見てくれてありがとう!
引き続き書いていくのでよければお付き合いください
さて…先ずはフイメ商事 - 98二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 21:04:11
フイメ商事やっぱ嫌な予感するんだよな…
- 99二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 21:16:29
- 100124/05/08(水) 22:01:33
呪術高専職員室の固定電話には、時々留守番電話が入る。録音はいつも、中年男性のやけにハイテンションな営業電話だ。
「お電話失礼いたします!フイメ商事の平坂と申します!この度は呪術師の皆様に大ッ変!役立つ商品をご紹介いたします!」
「まずは呪力水!こちら呪力を底上げする霊水でございます!特別な川から汲んだ水に呪力の源を混ぜて作っておりますから、一口で効果を感じること間違いなし!是非お試しください!」
「お次に身代わりの札!日々呪霊を祓う皆様の身を守るお札でございます!こちらは一級呪霊の攻撃も無傷で防げる優れ物!使い方は簡単!この榊の札にご本人様の血液で名前を書くだけ!お守り代わりに1枚いかがですか?」
「ーー最後に!弊社では買取も行っております!取扱いに困っている呪具や呪物、用済みの呪詛師、不要な記憶、新鮮なご遺体などございましたら、是非!ご連絡ください!高額で買い取らせていただきます!」
フイメ商事:営業電話 - 101124/05/08(水) 22:02:01
- 102124/05/08(水) 22:02:28
- 103二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:59:29
平坂って黄泉平坂の平坂かな…?
- 104124/05/09(木) 00:48:54
あの人は時々「あ」と目を抑えて支配下に置いた烏を全て放すことがある。理由を尋ねてものらりくらり躱されるばかり。
どうしても気になって彼女の弟に聞いてみたら、「ひとの目は、太陽を見たら潰れてしまうものでしょう」と薄ら微笑まれた。
そうか。肉の焼けるような匂いは、それでか。
冥冥:八咫烏
明日は羂索か天元か… - 105二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 06:04:07
公式ノベルだけの設定か本編全体でそう思っていいのかわからんけど高専の出入り業者は特定の企業に限定してるの
身元はっきりしてる業者じゃないと異界のものっぽい業者から営業ガンガン来そうだなってこのスレで解像度上がった
窓になる人間もちゃんと人間かどうかから身元調査要りそうかもね
- 106二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 06:32:44
違ったら申し訳ないんだけどスレ主さんpixivとかでとうらぶホラー書いたことある?
- 107124/05/09(木) 08:18:54
カッシー桃あげるからこっち来て
「あ?要らねぇよ。嫌いだ」
池の底の泥とくさや液を煮詰めた液体に三日三晩黴だらけの蜜柑をつけたのと同じ味がするらしいけど、そんな蜜柑食べたの?
「食べた」
生活に困窮している…
「してねぇ!」
そうか?そうだね…そうかもね…
「つか、結局なんなんだよ」
ああ、カッシーいつものお願い
「……どちらもありうる…そんだけだ…おいこれなんでこんなに擦られてんだ」
サンキューカッシー!
「おい!」
- 108124/05/09(木) 08:21:37
近頃行方不明者が出ると、とある山に派遣された。一通り祓い終えて、生存者を探すために廃屋になった山小屋のドアを抉じ開ける。埃が舞って思わず咳き込んだ。
中に入ると中央に大層ご立派な仏壇があって、そこに俺の遺影と位牌が安置されていた。
はー待て待て。俺の位牌これで3つ目だぞ。
日下部篤也:せめて遺影が年取ってりゃなぁ
短めアツヤ 羂索たちはまた夜に - 109二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 13:39:20
なんで日下部さんそんな淡々としてるの!!
個人的に伊地知さんと五条の話好きだな。解説なくても繋がってるのわかるし。
それにしても伊地知さん学生時代から聞こえてるのに無事なのすごいね… - 110124/05/09(木) 16:07:58
平安の世からかれこれ1000年、どうにも不思議なことが1つある。身体を乗り移る度に「お久しぶりですね」と声をかけられるのだ。
相手は死にかけの老人から辛うじて喋れる程度の子供まで、年齢も性別も様々。揃いも揃って微笑みながら「お久しぶりですね」と言うものだから気味が悪い。同じ魂でもないし。
初めてお会いしましたが、と言っても「いいえ!いいえ!」と首を横に振られるばかり。どうやら私たちは旧知の仲らしい。そんな覚えはないんだけどね。
この間身体を変えたから、そのうちまたやって来るんだろう。今までずっと否定していたけど…そうだな。今度は私も「お久しぶりですね」と返してみようかな。
羂索:鬼事 - 111二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 23:14:54
- 112124/05/10(金) 00:34:27
拾遺
下校中、道端でついと腕を引かれた。振り返ると、10歳くらいの男の子が笑顔を浮かべて立っている。
迷子かな。焦ってはいないようだけど。内心首を捻った。男の子は私の困惑を気にも止めず、「お久しぶりですね」と言ってニコリと笑った。
「誰かと間違えていないかい?」
仕方がないので、怖がらせないようしゃがんで目線を合わせる。男の子はパチ、パチと大きな瞬きを2つしてから、ストンと表情を落とし。
「早かったか」
そのままキュッと跳ねるように踵を返して、雑踏の中に消えた。
- 113124/05/10(金) 00:58:00
この間、学長に呪骸は既製品じゃダメなのか聞いたんだ。学長は少し考えてから、作れないことはないが…と困ったような声で続けた。
「呪骸と、呪骸じゃないが動くぬいぐるみの区別がつかないと困るだろう」
呪骸じゃないのに動くぬいぐるみってなんだ?
夜蛾正道:しかも赤子の声で笑うらしい - 114二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 06:55:27
このレスは削除されています
- 115124/05/10(金) 07:57:36
この間、何かの時間潰しで博物館に行ったんだ。学生はタダで入れるって言うから、ふらっと。日本の美術品があるとこだったんだけど、突然宿儺の目がきろきろ動き出して、
「久しいな。貴様が後の世まで残るとは…」とか「水滴よ。あの硯はどうした。何?焼けただと?」とか「ほう。随分と煌らかに飾られたな。好みではない?ケヒ、贅沢者め」とか、ブツブツ言い始めてさ。
何してたのか聞いてもだんまりだから、宿儺が誰と話してたかはよく分からない。
両面宿儺:水交
個人的にすっくんは風流人だと思う - 116二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 17:26:32
ほっしゅ
- 117124/05/10(金) 20:47:20
呪術師は半年に1度のレントゲン検査が義務付けられています。検査によって、もしも体内に本人の名前が刻まれた骨が発見された場合、摘出して治療してください。これを行うことで、呪術師の死亡率が年間9%低下すると判明しています。
なお、本人の名前の他に日付が刻まれた骨が発見された場合は手遅れです。最期まで有意義に呪術師を続けさせるため、担当医師は速やかにレントゲン写真を処分してください。
小話:レントゲン写真 - 118124/05/10(金) 22:03:41
あのサングラスの人が来た後も、しばらくは色んな奴が俺と津美紀の周囲を彷徨いていた。チクチク遠回しに嫌味を言われることもあったし、逆に胡散臭い笑顔で擦り寄られることもあった。その度に放っておいてくれ!と歯噛みした。
ある日、見知らぬおじさんから、「お父さんにはお世話になったので」と犬のぬいぐるみを貰った。スゲェ怪しかったけど、津美紀が可愛いとはしゃぐもんだから、そのまま受け取ってしまった。
ぬいぐるみはリビングに飾られた。津美紀は毎日嬉しそうに眺めている。しかも、最近周囲を彷徨く奴が目に見えて減った。きっとあの人が手回しが効いてきたんだろう。
…だから。たまに見る、犬が色んな奴の首を噛み切る夢と、時々首輪の鈴に散っている赤い液体の跡は、何も関係がないと思う。
伏黒恵:犬のぬいぐるみ - 119124/05/10(金) 23:02:15
僕にも尊敬する人がいるのでわかります!そう言って俺の七海サントークに付き合ってくれる補助監督がいる。2人でお互いの尊敬する人について盛り上がるのはとても楽しい。さっきも、七海サンと先日飲んだ話と、補助監督の尊敬する人が昨日彼を褒めてくれた話で一通り語り合ったところだ。
だから俺は、その補助監督の尊敬する呪術師が実在しないことを知っているのに、トークタイムが惜しくて何も言えないままでいる。
猪野琢真:尊敬する人 - 120124/05/11(土) 00:16:31
2年生の教室には誰のものでもない机と椅子がひとつある。片付けないのかと聞くと、在籍してるからなと名簿を見せられた。何の変哲もない普通の名前。呪術師の家系でもなさそうだ。
ずっと2年に在籍している生徒だそうで、学長も同級生だったことがあるとか。ソイツはある日校内で行方不明になったっきりだが、時々4階美術室から声がするから、まだ学生でいいんだと。
小話:永遠の17歳 - 121124/05/11(土) 07:30:16
卒業アルバムに知らない人が1人混ざっていた、という怖い話を聞いた。全員違ったらもっと怖い…を超えて面白いかもな!と思いながら自分のアルバムを開いたら、同級生が全員知らない顔と名前になっていた。
数ヶ月経った今でも、アルバムは元に戻らない。時々かかってくる自称同級生からの電話では、ひとつも知らない思い出話ばかりされている。俺の本来の同級生はどこにいったんだろう…
髙羽史彦:アルバム - 122二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 08:00:24
髙羽のポテンシャルが一般的な呪術界隈案件(一般的とは)と一線を画した怪異すら実現出来そうなのが怖いよなぁ
通常の術師のセオリーで対処出来なそうだし - 123二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 08:10:49
うっわ…超人が悪さしてる…w
- 124二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 09:03:12
今まで友達もそんなに多くなかったし、いじめられてたのも手伝ってあんまり騒がしい人は苦手だった。
街ですれ違う騒がしい人、路地でもどこでもいるような、鬱陶しいくらいのね。
けどやっぱり好奇心ってあるじゃない?自分をいじめてる奴から目を背け続けるのも嫌だったし。俯いてばかりじゃ奴らの足元しか見えないし。真人さんはそう言うの気にしないみたいで、騒がしい声も知らない顔をしている。
「騒がしいですね、馬鹿笑いばっかり」って言うと真人さんは「そうかな?順平はそう聞こえるんだね」
と笑うばかりだ。そう言えば最近あの足元を見かけなくなった気がする。顔を上げても、まだ声は聞こえるんだけど。
順平:声 - 125二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 09:27:48
- 126二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 10:18:02
- 127124/05/11(土) 11:37:47
- 128124/05/11(土) 11:51:18
- 129124/05/11(土) 12:01:26
佐藤はる子って名前の補助監督が持ってきた任務は受けちゃダメだよ〜!そんな人いないからね。と昨日先生に言われた。
さっきノックの音で目を覚ましたんだけど、「おはようございます!佐藤と申します!急ぎの任務があるのですが…」という女性の声。開けたらまずいかなぁ。
小話:早くいきましょう! - 130二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 12:32:28
早く逝きましょうって誘ってるんだろうなぁ
- 131二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 12:47:40
神社や祠の改築に際して分社にお引っ越しすることはあるそうで、そんな時にはあえて『見えない』人を使うんですねぇ。
- 132二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 12:53:36
自分そっくりの補助監督が車に乗って出かける姿を見たときは連絡網に電話を入れてその日は高専の施設で待機してください。日を跨ぐまで外に出ないように。
伊地知:緊急マニュアルの項 - 133二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 13:11:18
任務の帰り道、虫なんかを探して山道を歩いてると幕が掛かってて誰かが宴会してるらしかった。
道が塞がれてるもんだから仕方なく「通っていいすか?」と声を掛けたら
『あー、すまんすまん、いいぞ通ってくれ』と声が帰って来た。
幕を捲って中に入ると誰も居なかった。気味が悪くなって慌てて通り抜けたらまた宴会の騒ぎ声が聞こえてきたんで慌てて帰ってきた。
こんな話、伏黒は信じてくれるだろうか。
虎杖:山道の宴会 - 134二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 13:27:49
あの二人がお腹にいた頃、任務で亡くなった人がいた。炳の誰かだったと思う。
通夜の晩、折悪しく誰もが出払ってしまい、私一人が棺のそばに残されたタイミングがあった。
突然、何かを叩くような音がした。
それが棺の中から聞こえてくると気づいて、私は咄嗟にお腹をかばいつつ、じりじりと棺から遠ざかった。一歩ずつ退がるごとに音は弱々しくなり、やがて静かになった。
私は体調不良を名目に席を外し、翌日の式も欠席した。
葬儀はつつがなく行われたらしい。
禪院扇の妻:はらみがつく - 135124/05/11(土) 16:10:38
- 136124/05/11(土) 16:15:31
- 137124/05/11(土) 16:23:21
- 138124/05/11(土) 16:25:37
呪術高専には校歌がない。昔はあったのだが、歌う度に酷く線香の匂いが立ち篭めるので楽譜ごと忌庫に封印されてしまった。
小話:挽歌 - 139124/05/11(土) 17:48:05
これは五条家の誰もが口を閉ざしていることではあるが、五条悟が産まれた日、五条の名を持つ一般人が数十名、日本各地で己の目に刃物を突き立てて息絶えた。
彼らは1人残らず己の血で、壁や床に『天上天下』と書き残していたそうだ。
五条悟:降誕 - 140二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 18:15:15
五条悟一人のために世界の帳尻合わせ凄いことになってそう
- 141二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:04:26
新人の補助監督の為に説明会を開くことになり、夜遅くに予行演習を兼ねてホワイトボードに要項を書き出して
あたかも誰かに話すようにして練習していると五条さんがやってきて
「伊地知、わいわい騒がしくなるからやめろ。どうしてもってんなら昼にやれ」
と短く言って出て行ってしまいました。熱が入りすぎたんでしょうか?
伊地知:説明会の予行演習 - 142二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:12:17
- 143二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 07:45:46
これめっちゃ好き…
- 144124/05/12(日) 08:27:42
- 145124/05/12(日) 08:32:52
- 146124/05/12(日) 08:37:30
部屋の抽斗から出てきた日記帳のとある日付の頁には、『禪院⬛︎⬛︎を思い出してはいけない』ちゅう文がビッシリ書かれとった。
禪院に⬛︎⬛︎なんて名前の奴はおれへんし、思い出したらあかんちゅうのも意味がわからへんし、そもそも俺は日記やら書いたことあらへんし……せやけど俺の字やねんな。
禪院直哉:禪院⬛︎⬛︎ - 147124/05/12(日) 11:10:50
学生の頃、悟とよくお互いの部屋で遊んでいた。悟が私の部屋から帰った後、白い毛が部屋のあちこちに落ちていることがあった。色素が薄いと色々あるんだな…と思っていたけれど、呪術高専を出てからも白い毛は引き続き部屋の隅に落ちている。
悟、あの時生え際を心配してごめん…
夏油傑:冤罪 - 148124/05/12(日) 12:00:00
(1/2)
この名で呼ばれるようになったのはいつ頃か。遥か遠く記憶も朧ではあるが、この名は実の所、賜ったものだ。
さて、私がまだ童であった頃。私は草葺きの屋根をかけた竪穴で飯を食い、日が登れば鍬を担いで田を耕し、日が沈んだら藁へ潜って眠る。そんな生活をしていた。世の理なぞひとつも知らぬ無知であった。知っているとすれば饑さ位だろう。
しかし、ある黄昏時。葉の落ち始めた林にて、私はその御仁にまみえる幸いに恵まれた。雲の如白し御衣を纏い、透き影の御髪のいと長く麗しく、下がり端などいみじう艶やかで…いや、失礼。うむ。兎角神さぶる御方だった。 - 149124/05/12(日) 12:00:23
(2/2)
御前は白く美しい手で私の頬に触れた。集めた薪がバラバラと落ちたが、御前の目見の美々しさの他は何も考えられなかった。私が惚けていると、唐錦の奥から響くような音声がした。しゃらしゃらと涼しく晴れがましき、天より降り来る婚ひ星の音であった。
「愛い子。吾の愛し子。遥けし当来にても、あめつちのために存ぜよ。我が巫よ。祝り子よ。寄す処を授こう。其方は諸行の最中にて。これより天元と名告りたまえ」
この託宣が、誰も知らぬ私の始まりである。
天元:名付 - 150124/05/12(日) 12:06:49
拾遺
饑さ:ひだるさ。飢え
透き影:薄い布に透けて見える姿
下がり端:切り揃えられた額髪
婚ひ星:よばひぼし。流星
あめつち:天地
祝り子:はふりこ。神職
寄す処:よすか。拠り所
諸行:万物
最中:中心
天元はその名を暫く名乗らず、この託宣も心に秘めていたが、いつしか自然とその名で呼ばれるようになったので、定めと諦めたとか。 - 151二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 12:56:35
■■の山を夜中に歩くと時折出くわす親切なおじさん。おじさんに会う日は山は平和そのものなんだけど・・・
「もし、どうなされた」
おじさんの背中から山の奥へと伸びる黒い腕。腕が動くとおじさんも動く。
いつまで知らないふりができるだろうか。
三輪:山のおじさん - 152二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 13:04:36
術式があるからといってなんでも取り込めるワケじゃない。
特に進んで取り込まれようとする奴は必ず無視すべきだ。
夏油傑:例外 - 153二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 13:12:57
あそこは質の悪いのがでるから女の子はピンヒールを履いてくといい。
だって相手は狸だからね。
九十九:狸のなんとやら - 154二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 13:29:11
真希と人気のない道を歩いていたところ、どうやら迷ったらしい。
困り果てていると真希が突然「しゃあねぇ、聞いてくる」と歩き出した。
こんな所に人がいるのかと疑問に思っていたら真希が直ぐに戻ってきた。なんでも麓に続く道があるらしい。
「誰に聞いたの?」
「あ?往来が多いから適当な奴に聞いたんだよ」
すたすたと歩いていく真希の背中を追いかけながら私はなるべく周囲を見ない事にした。
真依:知らぬが仏 - 155二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 13:33:42
神社を訪れた時、鳥居の上にデカい顔があるのに気がついた。
その顔は俺を見るなり『落ちるぞーっ』って叫んでた。顔が落ちるのか、それとも俺が落ちるのかヒヤヒヤしてたらベルトが壊れてズボンがずり落ちた。
慌ててズボンを上げて鳥居の上を見ると顔は居なくなってた。
虎杖:そっちかよ! - 156124/05/12(日) 16:20:15
天元と同化した星漿体2人の声の他に、時々、どちらのものでもない低い声が混ざることがある。それはこの世のどこにも存在しない言語で、ボソリボソリと歌うように呟いている。
…不純物ってのは、こういうもんのことを言うべきだろ。
九十九由基:不純物 - 157124/05/12(日) 19:55:43
- 158124/05/12(日) 20:05:02
- 159124/05/12(日) 20:07:20
(1/2)
「おや?遂にチラシまで寄越すようになったのか」
蛇のような手がするりとチラシを抜き取った。持ち主は振り返るまでもない。
「まぁ…お前なら知ってるだろうな」
「そうだね。しかし随分嫌な顔をする。被害は呪詛師の方が多いじゃないか。敵の敵は味方だろう?」
「馬鹿言え」
ジロリと視線を向けると、編んだ髪の向こうでキュウと目が細まった。はー待て待て。頼むぜオイ…
「…何買った」「流石。よく分かったね」
懐から取り出されたのは紐で連ねた6枚の銭貨。 - 160124/05/12(日) 20:10:30
(2/2)
「幽世で使える金も用意しておかないとだろう?」
「おッまえ…何で買った?あの会社の対価のエグさ忘れたのか?お前より酷いんだぞ。胡散臭ぇ水飲んだ奴は腹ン中から食い破られた穴開けて死んだ。飴買った奴は食った飴の数だけ記憶を取られて病院送りだ!事と次第によっちゃあ…」
冥冥はくっきり笑みを深めて、指先をくるりと回した。
「御先」「は?」
「御先を1羽生け捕りにした」
「ハァ!?罰当たんぞ!?」
「フフ、人間なんて生きてるだけで罰当たりだろう。大丈夫。地獄も金で解決できるさ。何せ、金が在るんだから」
そう言って、守銭奴はまたチャリ、と六文銭を振って見せた。
冥冥:冥銭
(御先:>>104)
- 161二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 20:23:46
- 162124/05/12(日) 21:05:57
呪術高専敷地内の神社はほとんどがハリボテだが、そのうちの幾つかはホンモノだ。ホンモノには全ての門口に注連縄がかけられていて、月に1度神主が入る以外、一切の出入りが禁じられている。なので、基本人間が境内にいることはない。
…あの。昨日しっかり注連縄が掛けられた鳥居の内側で、迷い込んでしまったって困り果ててる人がいたから、呪術高専の敷地外まで案内しちゃったんだけど。あの、これって…あのさ。僕今この話初めて聞いて…えっと、どうすれば…
乙骨憂太:閉じ込めていたのに - 163二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:40:44
高専施設内、特に屋内に入るときは必ず靴をきれいにするか内履きに履き替えてください。
他の足跡と混ざってしまうので。
伊地知:高専施設管理マニュアル - 164二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:49:45
ツールを使う事で仕事をスムーズに。これは社会人としては基本だろう。
私は成り代わりが出たらしい仲間の顔を一つ一つ手鏡で隠し見る。
猪野君、新田君、虎杖君、伏黒君。疑心暗鬼に騒ぎ立てる彼らを観察していく。
鏡はどんな事柄でもありのままに、私達の目を誤魔化したとしても鏡を誤魔化すことはできない。
「状況を整理し、一つずつ冷静に対処していきましょう」
鏡をポケットに仕舞って、代わりに鈍刀を抜いた。
仕事順調に進んでいる。鏡像と目の前の彼ら全員の顔が違う事を除けばだが。
七海:手鏡 - 165124/05/12(日) 22:28:43
- 166124/05/12(日) 22:42:53
内実が不明な謎の一門はどれ程設定を盛っても良いものとされる…これは日本書紀にも書かれているし、世界人権宣言にも採択されておるのじゃ…
おじいちゃんまたホラばっかり吹いて!
(閲覧注意)グロ系?に片足突っ込んでいるのでこちらでシン・陰流の2人で人怖/因習系です
「お待たせしました!」「いや…行くぞ」
ブラックスーツを着た兄弟子の隣にヒタリと並ぶ。今日は私も黒のフォーマルだ。沈香の匂いのする1軒の日本家屋へ入ると、見知った顔に囲まれた。
「おや、日下部の坊に三輪の小娘じゃないか」
「やあ!刀持ちだ」「おうい刀持ちが来たぞ!」
黒羽二重を着た老女に奥へ案内されると、新年の集いで覚えのある顔が横たわっていた。日下部さんは手馴れた様子で周囲に挨拶をしてから手を合わせた。私もそれに倣う。
「ああ、透波の子らか。刀持ちが2人増えて助かった」
「微力ですが…」「頼むぞ」「はい」
日下部さんは彼の向こうに周り、刀を粛々と動かし始めた。私も指示されるままに切り分けて行く。
「おい!坊らが分けたら端から持ってけ」「この辺は鋏でいいかね」
「火持ちはいつ来る?」「酒の用意は…」
私たちの仕事は最初だけだ。胡座をかく日下部さんの隣にストンと座った。周囲は相変わらずバタバタと騒がしい。
「お疲れ様です」「お前もな…あー肩いてぇ」
「年寄り臭いですよ」「疲れんだよこれ」
ぽつぽつと他愛もない話をしていると、皿…telegra.ph - 167124/05/12(日) 23:17:09
ザクッ!と音がして振り返ると、霞ちゃんが水溜りに無表情で刀を突き立てていた。暫く水面を睨み付けた後、泥を払って刀を納めた霞ちゃんにどうしたのか問いかけたら、いつもの可愛い顔でにこりと笑った。
「私たちを引き摺り込もうとしてきたので、注意しました!」
私はそれ以上何も聞けなかった。よく考えたらここ数日一度も雨は降っていないけれど、きっと盛大な打ち水とか、誰か何かしたんでしょ。きっと。ね?
西宮桃:6フィート下より - 168二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:24:28
- 169二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:27:57
縁側から外に出ようと踏み石に足を置くとなにやらぐにゃっとしたので足元を見ると知らない誰かが寝転んでいた。
「ふんっ!」と力を籠めて立ち上がると「グエッ!」と声がして、元の踏み石に戻っていた。
鍛え方が足りんな。
東堂:踏み石 - 170124/05/12(日) 23:46:43
- 171124/05/12(日) 23:55:08
- 172124/05/12(日) 23:55:29
ある港町で任務があった帰り、通りがかった小さな砂浜をなんとなしに見ると、走り回ったように乱れた足跡がさらさらと風に吹かれて消えていった。
けれど…2つだけ。いくら吹かれても消えない足跡がある。そしてその爪先は、ジッと私の方を向いている。
加茂憲紀:そこにいる - 173二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 00:14:57
なるほど…そんな三輪ちゃんがビビるのあったらとんでもない事になりそう
- 174二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 00:40:48
ああ、新田さん。お疲れ様です。早い時間ですが今日は何も言わずに高専の施設へ戻ってください。
え?まだ用事ある?・・・すみませんがそれは難しいでしょう。
だって『おつかれ』ですからね。
伊地知:おつかれさま - 175二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 00:56:23
高専の窓に色のついた手形が付いていたら必ずふき取る事。もしも建物の内側から手形を消すことができた場合速やかに学長か一級術師に連絡すること。
伊地知:高専施設管理マニュアル - 176二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 07:58:41
- 177124/05/13(月) 07:59:26
天元様が守る森に生えているとある木には、時々ヒトガタが貼り付いている。それには49日前に亡くなった呪術師や補助監督の名前が刻まれていて、死因の箇所が黒ずんでいるそうだ。
天元様はこれを残らず集めさせ、逆修しているという。あの方直々に祈ってくださるのなら、そりゃあ帰りたくなるってもんだ。
小話:天元の森 - 178二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 12:58:26
琵琶かギターが一番じゃよ、三味線も悪くはないが素材がな・・・
時折四つ足じゃない革が使われとるじゃろ。
楽巌寺:弦楽器 - 179二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 13:32:34
同僚の方と飲みに行く約束をしました。律儀な方なので好感の持てる 人でしたが・・・残念ながら任務の最中に命を落としてしまわれました。
予約をいれた居酒屋にキャンセルを入れようかと携帯を取り出したら留守番電話が一件だけ。
『死ぬので今日の約束はいけません。キャンセルでお願いします。』
どこまで律儀なんでしょうか。
伊地知:キャンセルで - 180二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 13:36:46
- 181124/05/13(月) 19:23:38
- 182124/05/13(月) 19:26:22
呪術師に戻るため久々に五条さんに会った。いつ正式に戻れば良いか聞いたところ、「いつでもいいけど、友引以外かな〜」と言われた。
疑問が顔に滲んでいたのだろう。五条さんは「別にオマエがそうなるって言いたい訳じゃないけど。友引に戻ってきた奴って大体、結構すぐ他の呪術師とか補助監督巻き込んで酷い死に方するんだよね」と言い。
それからコトリと首を傾けて、「で?いつにする?」と笑った。
七海建人:大安でお願いします - 183124/05/13(月) 20:35:39
呪術高専には来るな。私はこれをお兄ちゃんに繰り返し言い聞かせられた。でも、呪霊は怖いし見ないふりなんて難しくて、少しでも抵抗する力が欲しかったのも事実で、いつも曖昧に返事をしていた。お兄ちゃんにはバレバレだったんだろう。
ある日お兄ちゃんは私にネックレスをひとつ押し付けた。これを付けてれば大丈夫。もう見えないからって。それから、呪術高専には来るなよ…って。
お兄ちゃんは、それから間もなく家に帰ってきた。ひと月後のことだ。火葬中、炉の扉に寄りかかって膝を抱えてぼんやりしていると、扉の向こうから「代金をいただきにまいりました」と嗄れた声が微かに聞こえた。
収骨時、お兄ちゃんの頭骨が見つからず大騒ぎになったところで、全てを悟ってネックレスを握りしめた。それから一度も、私は呪霊を見ていない。
灰原雄:対価 - 184二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:13:51
こないだ裏原に行った時にさ、おしゃれな店があったの。
なんとなく気になって見てたら、同い年くらいの子たちが「めっちゃイイ服買えたね」って笑いながら出てきたわけ。
入るでしょ、普通。
そしたら、服なんて1着も並んでないの。ハンガーラックはあるんだけど、何にもかかってないハンガーばっかりずらっと並んでて。
私の他にも客はいたわよ。でも揃いも揃ってハンガーだけ胸元に当てて「うわーっヤバい可愛い!」とか言ってたからさあ…もうソッコーで店出たわよ。
あの子たち、何買ったんだか。
釘崎野薔薇∶空売り - 185二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:15:41
- 186二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:16:36
ホラーしてる・・・!
- 187二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:17:40
- 188二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:41:00
ちょっと前に、高専の敷地内で森に向かってペコペコ頭を下げる琢磨を見かけたので声をかけた
「すましたいゃしんか、にここだただたをとこたっさだくてえ与をうのずるきでいかり、をさいだょき、をさいだいのたなあ。すまりあでのるかわ。すでのるかわ、ええ、ええ」
うわぁ。その意味のわからないシチュエーションと彼の妙な熱意に引いてしまってその場はとっとと退散。一応硝子に琢磨を診てあげるよう頼んでおいた
数日後、硝子に彼の体と頭は平気だったのかと聞いてみたのだが、曰く
「……俺その日は高専に寄ってないんスけど…………」
マジ?
五条悟:でもあれ絶対本人だったと思うんだよな〜
孫は定期的に入れ替えなければいけない
降霊術をあまり一人の人間に繰り返すと魂を降ろすことが「クセ」になってしまい、ワシが降ろしていないものも肉体が受け入れるようになってしまうからだ
オガミ婆:関節をついバキッってしちゃうアレみたいなもんじゃよ - 189124/05/13(月) 21:55:04
- 190124/05/13(月) 21:56:19
「棘。何か元気ねぇな。どうかしたか?」「…おかか」
「なら良いんだけどよ。無理すんなよ?」「しゃけ!」
パンダが時々別の何かと入れ替わっていることに、自分だけが気付いている。が、伝える言葉がないので誰にも伝えられないままだ。パンダ(仮)はこちらの行動を監視するように、いつもずっと側にいて、こんな風に歯を見せて笑いかけてくる。
…あ。喉の奥に小さな子供の手が、
「棘?」「…ツナマヨ!」
「トイレ?もうすぐ授業始まっちまうぞ!急げ!」「しゃけ!」
狗巻棘:翌日はパンダだった - 191二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:07:37
しくじった、果てから果てへ続く鳥居の群れの間に私はいる。
術?呪術?そんなちゃちなもんじゃないのでしょこれ。どうしたものだろうか。
頭を悩ませていると不意にぐいっと何かに引っ張られた。
「おい、何立ち止まってんだよ?」
真希の声が聞こえる。よく見るとメガネをしてなかった。鳥居や石畳を無視するように現れた姉を見て呆れるやら。
「あ?メガネか?なんでか知んねーけど『かけるな』ってさ」
彼女にはここがどのように見えるのだろうか。果てまで続く鳥居の群れが。手を引かれて歩くこと数分。
気が付くと途中まで続いていた道路と、車が見えてきた。補助監督が心配そうにこちらを見ている。
振り返ってみてももう、鳥居は見えなかった。
「だれも迎えに行けないなんて言うからビビったぜ。探しに来てみれば山道の真ん中でぼーっとしてるんだもんな」
からからと笑う真希と、くたびれたように肩を落とした補助監督の姿。
見えないって、時には便利なもんよね。
真依:無頓着 - 1924024/05/13(月) 22:20:42
後日談
恵が任務に慣れてきた頃だった。ふと、任務に行く途中の車の中で、小1の時の不思議な話を聞かされた。津美紀に化けた子供…?の話だった。「高専行ってる時に居た変な奴らと同じでしょ」と思いながら
「まぁ、呪霊とは違うんじゃなーい?」
と言った所で任務の目的地に着いた。
恵が呪霊を祓うのを見守りつつ、周りを何気なく見渡すと、近くの森の方から子供らしき声が聞こえた。恵が祓い終わった後声の事を聞くと、恵も聞こえたらしい。不思議と声が聞こえた森の事が気になる。
「…恵。あの森入ってみる……?」
「……は‥い」
…恵も気になんのかなと思いながら森の方へ歩く。森に入ると、変な雰囲気が漂う。不味いと思い入口へ向かうと、全然違う所へ出た。
「あれー?」
「…五条さん迷いました?」
「迷って…ないはず…なんだ…けどなぁ…」
あー…高専行ってた時に歌姫と冥さんが、呪霊のせいでこんな目にあってたなぁ…なんて思い出すが、呪霊のせいじゃなさそうだ。六眼で見ても、術式を使ったような跡も残ってない。何かのゲームであったなと思いつつ、出れない森の中を彷徨っていると、恵が僕の裾を引っ張った。
「五条さん…あそこ…」
目を見開く恵の目線の先を見てみると、恵と同い年位の子供が居る。パッと見女の子っぽい様な外見だ
「あっ!見つかっちゃった!」
「めいろたのしかった?」
「あれ?出口つくってなかった?」
「ごめんね!いまつくるね!」
「わたしとあそんでくれてありがとう!!」
目の前の子供がそう言い終わると風に吹かれて消えていった。風の吹いてきた方向を向くとそこにはこの森に入ってきた入口だった。森を出て時間を確認すると、入った時から、ほとんど変わっていなかった。まるで、狐に化かされた気分だ。そう思っていると、恵が口を開く。
「さっきの子供…たぶん津美紀の姿になってたやつ…」
分かるもんなのか?そう思いながら「そっか」と返す。あの子供は、高専に居た変な奴らとは違う気がするな。今日の出来事は忘れられない気がするな。 - 193124/05/13(月) 23:09:40
- 194124/05/13(月) 23:12:06
- 195124/05/13(月) 23:14:43
「仮想怨霊ってさ、人魚とかもいんの?」「いないよ」「へー、そうなんだ」
「…悠仁は人魚を見たい?」「いや別に?いんのかなって思っただけ」
先生は窓の外を見ながらそっか、と軽く呟いた。
「人魚はいないよ。人魚の卵はいるけど」「卵?」
「成りかけ。育ったら人魚になるね」「え、じゃあ人魚いるんじゃん」
「いないよ。成る前に全部処分してるから」「処分?」「殺すんだよ」
振り向いた先生の表情は、強い逆光で目を細めても見えない。
「火種になるから」
小話:人魚の肉 - 196124/05/13(月) 23:16:12
皆さん付き合ってくれてありがとう!!
初スレ立てで完走できてとても嬉しい…
色んなホラー見れてすごい楽しかったです!本当にありがとう!
ちなみに全部で多分83話(同じ話の続き等を除き)でした!
スレ主の話テレグラフにまとめました
解説とかもちょこちょこ
お話の中に全部組み込めるのが1番良かったけど文章力が足りず…
呪術廻戦ホラースレダイスで振った31人分()で解説?のようなもの付け加えてたりいなかったり
https://telegra.ph/31%E4%BA%BA%E6%8A%95%E7%A5%A8%E9%A0%86%E4%BD%8D%E9%A0%86-05-13
↑以降の小話等
こちらも解説っぽいの加えています
https://telegra.ph/%E5%B0%8F%E8%A9%B1%E7%AD%89-05-13
ホラー耐性ランク
※個人的な感想です
https://telegra.ph/%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%80%90%E6%80%A7%E5%90%84%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%86%85%E9%A0%86%E4%B8%8D%E5%90%8C-05-13telegra.ph - 197二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:38:17
完走おつおつスレ主!
色んな怪異にゾワゾワしつつもサンキューカッシーとか飛び火日車とか髙羽のホラーをお待ちの羂索とかたまにそのまま食う五条とかそういうちまちましたところでフフッとさせてもらった
伊地知さんwith高専謎ルールのホラー適正高すぎて……良い - 1984024/05/13(月) 23:45:40
スレ主完走おめ
スレ主のホラー全部面白かった!
伏黒姉弟のホラー書くのも楽しかったよ
他のスレ民も凄かったな〜 - 199二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:49:23
ちなみに猪野くんが口走っていたのはRADの洗脳の歌詞の一部分(わかります わかるのであります〜)をひらがなにして逆さ文字にしたもの
猪野くんに憑いたのは山関連のヤベェものだったかもしれないし、猪野くんの明るさに惹かれた生前RAD好きの子だったのかもしれない……という話
RADWIMPS - 洗脳 [Official Music Video]
一応更に補足
FBだと猪野くんの術式は「降霊術」で「来訪瑞獣」は降霊術の技の一部にカウントされていたため猪野くんの話とオガミ婆の話がセットになった
何気に猪野くんVSオガミ婆戦は呪術でも珍しい同じ術式同士のミラーマッチだったりする
- 200124/05/13(月) 23:49:51
『色々お話してくれてありがとう!幸吉くんとずーっと一緒に読んでたよ!とっても楽しかった!
感謝のお手紙皆に送るね!』