【みんなで実況】ジョジョの奇妙な冒険 第5部連載中スレ その3

  • 1奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:31:45

    週刊少年ジャンプ 1995年52号より「ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風」という漫画がスタートした


    この漫画を連載当時に帰った気分で思う存分語りましょう


    尚、この漫画はゴールド・エクスペリメンスが一日一話ペースで新たなジャンプを生み出しているようです


    たまに感覚が暴走して変な時期に休載したり合併号になったりしますが気にしないでくださいね



    連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話~最終話まで順々に、


    『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。


    ●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、


    ●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。


    ●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)


    ●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、


    ●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。


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  • 2奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:33:09

    【連載中スレに参加したい人へ】
    ・連載中スレとは?
     すでに連載終了した漫画を第1話~最終話まで順々に『連載されている当時に戻って』語り合うスレです。
     過去の作品を現在進行形で楽しめ、1話ずつ掘り下げてじっくり語り合えるので、
     今までと違った面白さが見つかるかもしれません。
     基本的に1日1話、定時に更新します。月刊漫画などページの多い漫画は2日に1話といった場合もあります。
     時折何らかの都合で更新出来ない日や、時間が早まったり遅れたりする事もあります。
    ・連載中スレに参加する上での注意。
     漫画が連載されているものとして語り合うのですから、当然先の展開など知りません。
     「主人公の過去にはこんな秘密が!」「このキャラの正体は○○だ!」「こいつ後で裏切る」
     などといったネタバレ発言はご法度。
     まあ現在連載されているまでの情報で予想・推測可能な場合は、それを明記して書き込むといいかと。
     連載当時に先の展開を読めた人もいるんだしね。
     でも容易に先が読める時はともかく、安易なネタバレは空気を壊すだけ。
     「俺の勘だけど孫○空とピッ○ロって宇宙人じゃね!?」とか客観的に見てどう思う?
     それとメル欄会話も出来るだけ避けましょう。
    ・連載中スレの時空間。
     連載中スレは基本的に『連載当時に戻って』語り合います。『現実時間』でやる形式もあるけど基本は『連載当時』ね。
     よって、現実で起きた出来事、発売されたゲーム、話題等も当時に戻って語り合いましょう。
     故に時事ネタは注意しましょう。
     『時事ネタは極力控える』『未来の固有名詞、AAは出さない』『時事ネタを振る時は結果を覚悟してから!』
     なんか怪しいなと思ったら楽屋裏にどうぞ。
     ちなみにリアルタイムで1日経っても、スレの中で週刊漫画なら1週間、月刊漫画なら1ヶ月経ってます。
    ・次スレが立ったら。
     次スレが立ち、誘導するためのリンクが貼られたら、そのスレの残りは楽屋裏となります。
     連載中スレに関する感想、話題など、好きな事を語り合いましょう。
     次スレが立つのはたいてい950前後ですので、あまり多くを語り合う事は出来ません。
     だからこそ濃縮した話を出来るのです。これも連載中スレの華。

  • 3奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:33:28

    *『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』の能力値解説


    スタンド名-『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』

    本体-ジョルノ・ジョバァーナ


    破壊力、スピード、射程距離、持続力、精密動作性、成長性-すべてなし


    能力―

    スタンドが「矢」に貫かれることによって発現するスタンドパワー。

    攻撃してくる相手の動作や意思の力を全て「ゼロ」に戻してしまう。

    この力<パワー>に殴られた者は「死んだこと」さえも「ゼロ」に戻ってしまうため、

    何度でも無限にくり返し「死」に続ける。

  • 4奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:33:47

    ―――――(ある日のブチャラティ組)―――――

    レストランにて食事中のブチャラティメンバーたち
    テーブルに並んだ食事を食べている最中、ふとミスタがある疑問を口にする
    人間の肉って食べたら「うまいのか」? それとも「まずいのか」? というもの
    なんだけど食事中にそんな話ふられて、フーゴもナランチャも大ひんしゅくでした アバッキオのーこめ

    ―――――(ディアボロとの闘いを終えて)―――――

    グリーン・ディの殺人カビ被害、シルバーチャリオッツ・レクイエムの魂入れ替わりの混乱から、落ち着きを取り戻し始めるローマ市街
    そしてついにボス、ディアボロとの闘いに決着がつき、喜びの声を上げるトリッシュ
    ミスタもブチャラティを迎えにコロッセオに向かおう、と二人を先導する

    「ブチャラティも魂は戻ったが肉体は負傷している!!
     コロッセオでオレたちがどうなったか 気持ちが煮立ってるはずだッ!
     行くぞジョルノッ! ブチャラティを治療して 故郷に帰ろーぜ!!」
    ・・・ミスタの声に、ジョルノはその表情を陰らせる ブチャラティはもう・・・
    俯きながらも震える声でミスタについて行こうとし… 不意に、何処かからブチャラティの声が聞こえた

     ジョルノ… それでいい………気にするな……… それで…ジョルノ
     オレたちがここまで到達したことが ………完全なる…勝利なのだ これでいいんだ 全ては…

     運命とは『眠れる奴隷』だ…… "オレたちはそれを解き放つ事ができ"だ…… それが勝利なんだ………

    青空の雲に、死んだブチャラティ、アバッキオ、ナランチャ達の姿を浮かべながら
    気づけばその足元に、『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』のとり込んだ「矢」が落ちるのだった・・・

  • 5奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:34:18

     エピローグ1 ―――『眠れる奴隷』―――


    冒頭、とある日のブチャラティ組の会話へと視点を戻す

    これは、まだジョルノが<パッショーネ>入りする前に起きた、とある一つのエピソード…


    とりあえずミスタが人間のお味がどうか、という話に戻し

    これに関してはミスタにはしっかりとした一つの考えに基づいての事で


    「食べる事を深ーく考えるってことはよォー

    『幸せに生活してるか?』どーかにつながるからよー とっても大切なことだと思うわけよ」


    で、ここからが本題 たとえば肉食動物の肉はレストランではまずださない

    その理由はくさくてとても食えたものではないからだ、ネコはまずくて人が食えるものではないという事


    「たとえ料理の鉄人にうまいと言われたってオレはネコなんて食わねーぜ!」


    ナランチャのちゃちゃは無視して話を続けるミスタ 

    肉食動物の肉は食えない、とする一方 『鮎』という魚に関して言及 鮎は藻しか食べない草食の魚

    ふつー魚はハラワタの部分は苦くて食べれないが、鮎は内臓まで美味しく食べられる逸品だそうで

    肉に関しても同じことが言える、鳥、牛、豚、どれも草食動物の肉でどれも美味


    「つまり結論ッ!『人間』は肉食ってるから"まずい"んだ

     どーだ!?オレが考えたこの意見!」

    「なるほどけっこう説得力あるな」

    「オ…オレ肉より野菜とか果物よく食うほーなんだけど」

    ならナランチャ食ってみたら結構おいしいかも、なんて笑い話でオチがつくのでした


    と、そこに外へ出ていたブチャラティが一行の元に戻って来る

    何でも空港辺りを仕切ってる『涙目のルカ』が誰かにやられ、変死体で見つかったとの事で

    その死因の調査をするよう幹部のポルポに命じられたという

  • 6奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:34:54

    涙目のルカに関してはナランチャもいい感情はなく、死んで当然の奴だと辛辣な態度だが
    そういうことは心で思っていても口にはするな、とナランチャの迂闊な言動に釘をさす

    『涙目のルカ』の調査に関して、幹部候補のブチャラティがやる仕事ではないとフーゴが志願しようとするが
    これに関してはブチャラティが自分で引き受けるとしつつ…ふと、レストラン奥の人物に気付く
    何でもブチャラティを頼って訪れたそうで、朝からずっとブチャラティを待っていたとの事
    巣状も調べており、花屋をやってるかたぎのおじさん ただ半年前に娘を亡くしているとのこと
    フーゴがその客人を呼び、ブチャラティの前に客人を連れて来る 
    ・・・のだが、ブチャラティはその客人に向け、開口一番こう問いかける

    「あなたは「税金」を払っていますか?
    「………今何と? 何のことでしょう………もちろん払っていますが」
    「このわたしに何の話があっていらしたのか知らないが ここはかたぎのあなたが来るべき場所ではない
     税金をキチッと支払っているのなら 警察や法を執行する場所へ行って話をするべきだ
     あなたがわたしへ話を始めたとたん あなたは自分が想像している以上の「借り」を組織に作ることになる」

    ハッキリとブチャラティは、自分達ギャングに関わることへのリスクを告げるが
    その客人のおじさんも、強い決意の眼差しを浮かべると共に、ブチャラティにその要件を語ろうとする
    その前に二人きりで話をしたいと、周りのメンバーの人払いを願うが… 

    「話を続けるというのなら あいにく彼らはわたしをとても信頼してくれているし わたしも同様です
     その彼らに対し 食事をやめて外に出てってくれなんて言う事は わたしにはとてもできない」

    ブチャラティはそれをはっきりと拒否 おじさんは申し訳なさそうに目を伏せつつ…話の本題を切り出す
    数か月前、おじさんの娘にボーイフレンドが出来たそうで、その事を妻から聞いて知ったとの事
    なんでも駆け出しの彫刻家だそうで…だがそれから間もなくして、娘は男が彫ったという(凶)の字が刻まれた妙な形の石を抱きかかえ
    マンションから転落してしまったという…!! 話しながらその時の事を思い出し、思わずむせび泣くおじさん
    そしておじさんはカバンに詰め込んだ大量の金をブチャラティに差し出し、これで娘の仇を討ってほしいという!

  • 7奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:35:09

    そのカネを目にしたメンバーたちも思わず驚きの反応を示しつつ…ブチャラティはその話に怪訝そうな反応が浮かぶ
    つまり今の話、ボーイフレンドの男が娘を屋上から突き落とした「殺人」だというのか…?

    おじさんも娘は自殺をするような子ではない、警察も弁護士もまるで聞き入れず、娘の自殺と決めつけるのみ
    仮に自殺したとして、何がそこまで娘を追いつめる出来事があったというのか… もはや頼れるのは裏社会の力だけだが
    自分たちは逆恨みのリンチで動く殺し屋ではないと、ハッキリとおじさんの持ち掛けた話を無理な話だと返すブチャラティ

    「あなたは街の人々から頼られています わたしは正しい裁きをお願いしたいのです」
    「「正しい裁き」? 花屋さん…さっきあなたは「二人だけになりたい」と言った
     それはあなた自身 自分の話がとてもヤバイことと思ってるからではないのか?」
    「! う・・・・・・・」

    ブチャラティの言葉に、おじさんも返す言葉がなくうつむいてしまう…
    …ただ彼の言った「家族にだけわかる事がある」との言葉にはブチャラティも何か感じるものがあったか
    そのボーイフレンドに対し、何かしら口を割らせる程度のことはやってみよう、と確約してくれた
    男が「有罪」になったときにはそのカネは頂く、としておじさんの涙も喜びの涙に変わるのだった

    ひとまずこの件に関してはミスタに一任 ミスタもそれを了解するように立ち上がるが
    …自分が立ち上がった椅子の上に、いつの間にか(凶)と書かれた丸い2~~30cmほどの大石が置かれていた


     To Be Continued
    ←―――――――――・・・

  • 8奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:36:08

    5部に関しては残り5話程度になりますが、前スレがギリギリなので新しくスレ立てさせていただきました(ぺこり
    もう残り短いですが宜しければお付き合いのほどをよろしくお願いします

  • 9奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:36:36

    ひとまず10まで保守

  • 10奇妙な粗筋書き24/05/07(火) 19:36:51

    保守

  • 11二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 19:51:22

    立て乙です、毎日ありがとう

    後日譚で締めると思ってたけどまだ続くか
    ブチャラティやっぱ色々しっかりしてんなあ

  • 12二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 20:19:45

    たておつ
    肉理論説得力あるなwそもそも人肉が美味しくないの初めて知ったわ

  • 13二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 21:47:27

    たておつおつ
    一般人とはしっかり距離取って接してるあたり
    ブチャラティほんと裏社会の人間としては真っすぐすぎるな
    こういうのはむしろ食いものにして搾れるだけ絞り取ってやろうってなるのが、ギャングとしては普通だと思うが
    まあだからこそメンバーのみんなもブチャラティを信頼してるんだろうなあ

  • 14二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 07:28:58

    フーゴの顔も久しぶりだな まさか別れてからまるきり出番無いとは・・・

  • 15奇妙な粗筋書き24/05/08(水) 19:07:39

    *プロフィール・オブ・ブチャラティ

    『ブローノ・ブチャラティ』(20歳)
    スタンド名-スティッキィ・フィンガーズ
    1980年9月27日生まれ 血液型A 身長178cm

    略歴-
    あまり豊かではない漁村に生まれ、麻薬事件に巻き込まれた
    父の命を守るため殺人を犯し、この世界(ギャングの道)へ入った。

    性格-
    ブチャラティの基本的な性格は父親から受け継いだ「やさしさ」である。
    父親のいちずな家族愛が、彼の性格の基本を使った。
    ギャングの世界に入っても人はブチャラティの性格を慕い、頼って来る。
    しかし運命においては、その「やさしさ」が彼の弱点となった。

    好きな音楽-マイルズ・デイビス 「アガルタ」、「ビッチェス・ブリュー」
    好きな映画-「イル・ポスティーノ」
    好きな食べ物-からすみソースのスパゲティー、ボルチーニ茸・ホタテ貝のオーブン焼き
    嫌いな食べ物-マメ類、リンゴ

  • 16奇妙な粗筋書き24/05/08(水) 19:07:52

     エピローグ2 なんか変!?

    いつの間にか自分の傍にあった、(凶)の石に困惑が浮かぶミスタ
    恐る恐る、その石に指を触れてみると…電気のようなもの衝撃が走り、ひび割れ砕ける凶の石
    それと共にミスタの指に [オレヲ殺シテクレ]との指が浮かぶと共に、ミスタの頭の中にその声が響く…!?
    だがその声と指の異変に気付いたミスタが手を回した時には、指に浮かぶ文字は消えてしまっていた

    思わずミスタも、周りのメンバー達に何か言ったかと戸惑い気味に声を上げるが
    そんなミスタの様子に、皆も怪訝そうな反応が浮かべつつ・・・

    「聞こえなかったのか ブチャラティが『花屋の件』はおまえに任せると言ったんだ
     早くこいよ ブチャラティは『涙目のルカ』の調査があるから途中まで乗せてってやると言ってる
     すでに駐車場に行っちまったぜ」
    「い… いや そうじゃなくってよォ ?」

    そんなミスタにアバッキオは、店の者はあまりいじくり回すな、と椅子に乗った凶の石を指差す
    自分が立ち上がった時に落としたのだろうか…… もう一度触れてみるが、何も起こらなかった

    外に出たミスタはブチャラティから、花屋のおじさんから受けた仕事の資料を手渡す
    ミスタの仕事はとにかくこのボーイフレンドの男を探し、口を割らせること 手段は問わない
    ただ、どの程度までやればいいものか…最悪、本当にこの男が殺人犯だった場合はどうするか問うが
    4~5年は足腰立たない程度にしてやってあとは警察にまかせればいいとするブチャラティ

    ・・・だが駐車場の車の影に、先ほど見た(凶)の石が置いてあった…!
    が、ミスタが怪訝そうに近づくも、駐車場近くで石壁を作っているところのようで、その資材が落ちてただけのようだ
    紛らわしい石に蹴り入れて、ブチャラティの車に乗るミスタであった

  • 17奇妙な粗筋書き24/05/08(水) 19:08:07

    どうにも石に触れてから、妙な感じがする件に関して、ブチャラティとフーゴに話をするミスタ
    花屋の娘が石を抱いて飛び降りたとおじさんは言っていたが、その『石』ってどんなものか話をしていたかどうか
    おじさんは『妙な形の石』としか言ってなかったが、その「形」とはどういうものなのか…

    「花屋は「妙な形」としか言わなかったが……… 何が言いたいんだ?ミスタ」
    「うーん」

    どうにもミスタのあたまではうまく話が組み立てられないようで、頭を悩ませるミスタ
    ―――そこに、横切ったベンチにまたも(凶)の石が置いてある!? いや、さらに電柱の影にも…!!
    思わずミスタも目を見開き、車を止めるよう声を上げるミスタ なのだがミスタ以外にその異変には気づいていない…
    ・・・ふと窓の外を見返すと、通りがかった石壁上部に玉の飾りが彫られている それを見間違えただけなのか・・・?

    そんな様子のおかしいミスタには、フーゴも酒の飲みすぎじゃないのかと厳しい声が出るが
    これにはミスタもへそ曲げちゃう 丁度現場も近いのでここからは歩いていく、との事でした
    どーにもそんなミスタの様子にはフーゴもしょうがないなーと呆れ声がでつつ
    フーゴは自分がついて行こうか、とも提案するが ここはブチャラティ自身がミスタについて行くこととする

    「ミスタが酔ってるというのではない…… 万が一のためだ………
     最近どういうわけかこの街に『スタンド使い』が集まってるらしいという噂を思い出したんでな」

    『涙目のルカ』の調査は死因を調べるだけ、ここはやはりフーゴに担当してもらうことにして
    自分はマンション内に向かったミスタを追うブチャラティであった

    マンションの入り口ホールにてエレベーターを待っているミスタ
    その間にボーイフレンドの情報を再確認しつつ、周囲の景色から、中庭辺りに娘が飛び降りたと見るが

    ―――エレベーターの到着音にふり返ったミスタが目にしたのは、またもあの(凶)の石…!!

  • 18奇妙な粗筋書き24/05/08(水) 19:08:27

    だがもはや、ミスタもこの石が『敵』であると認定 

    そうと決まればミスタに迷いはない 石に向け全弾ブチこむ!!


    ミスタの銃撃を受け、バラバラに砕けた(凶)の石 そしてエレベーターの影で何者かがミスタを覗き込み…

    そしてミスタは、目の前で砕いた石を前に、その表情を強張らせていた…


    (『スタンド』だ……!! この件は………『スタンド使い』が関わっている事件だ―――

     そして"これは"ッ!!? なんなんだ!?この「石」は!?)


    そこには砕けた(凶)の石が、血を流したようなブチャラティの形に彫られていた…!!


    <続く>

  • 19二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 19:47:30

    スタンドとは分かってるけどホラーにありそうで何か怖いなこの石

  • 20二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 20:43:20

    いちおう外伝なのに今回もミスタメインなのな
    ホント5部で一番作者に愛されてるわミスタ

  • 21二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:31:11

    この岩はどういう代物なんだ…触れたもののもっとも大事な存在を殺すとかそんな具合だろうか
    まあこれが過去の話しなんで、少なくともブチャラティは死なないのが確定してるからそんなに怖くはないが

  • 22二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 07:36:56

    ホタテのオーブン焼き、これ絶対美味しいわ
    イタリアも結構美食の町だけどその辺の美味しいものエピソードはいまいち来なかったなあ トニオさんで大体やり切ったかw

  • 23二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 14:05:06

    >>22

    ピザの食レポとか見たかったなあ

  • 24奇妙な粗筋書き24/05/09(木) 19:21:50

    *プロフィール・オブ・トリッシュ

    『トリッシュ・ウナ』(15歳)
    スタンド名-スパイス・ガール
    1985年6月8日生まれ 血液型A 身長163cm

    略歴-
    ディアボロ(ボス)がスタンド使いとなる前、組織のボスとなる前に誕生したと彼自身も知らなかった実の娘。
    今までごく普通の中学生として生活しており、「スタンド能力」の才能も眠っていたが、
    ボス(父)のそばに近付き、また、命がけの逃避行ゆえ、追い詰められてスパイス・ガールが発現した

    性格-
    潔癖症的な所があり、他人の体温が残るイスなどに触れようものなら絶叫する。
    このことが彼女を一見、利己的な性格に見せていた。
    しかし、この旅が彼女を成長させ、そうではないことを証明した。

    好きな俳優-グウェネス・バルトロー、マルチェロ・マストロヤンニ(男優)
    好きなファッション-ドルチェ&ガッバーナ
    好きな食べ物-ペリエ(フランスの水)、すっぱいあじのサラダ、カニ
    嫌いなもの-美しくないもの全て、昆虫、くさい男

  • 25奇妙な粗筋書き24/05/09(木) 19:23:29

    エレベーター内で遭遇した(凶)の石に銃撃を浴びせるミスタだが
    その銃撃で砕けた石は、『ブチャラティの死体』の形へと彫られ、困惑の声が浮かぶミスタ
    そしてエレベーターの影で何者かが覗き込み・・・僅かに手を動かそうとした瞬間!
    ミスタが頭巾に仕込んだ銃弾を一発リロード、即座に男の手を撃ち抜く!!


      エピローグ3 運命の奴隷!


    どうやら彼が花屋のおじさんが追っていた、娘殺しの疑いありの彫刻家のようだ
    手を撃たれ、その痛みにうずくまる男に対し、ミスタが尋問開始
    殺すなとの命令故手加減はしたが、彼がスタンド使いとわかった以上
    ここから先は顔面に穴がもう一つ増えない保証はどこにも無いとして、まずは彼が何者かを問う
    花屋の娘の墜落死の件も有るが、なぜ自分を狙ったか…銃口を突き付けて問うが

    「……… 『娘』……あんた………警官か? ………?いや 警察はこんなことは……」

    ―――男の顔面に、ミスタが容赦なく膝蹴りをブチ込む!!
    質問するのは自分、男はよけいな事を言わずに答えるだけ…として、扉を閉め改めて、順を追って尋問開始
    彼がどういう所属か、に関してはギャングに属しておらず本当に単なる彫刻家
    次に彼がなぜ『スタンド使い』になれたか、に関して……だが『スタンド』というものに心当たりはなく
    どうやら彼は子供の頃から自然と出るようになった、生まれながらの『スタンド使い』のようだ

    「………あんたもそうなのか?」「ヘイッ!!」 
    男からの質問は一切許さない、銃口をこめかみにゴリゴリ押し付け
    次になぜ自分を狙い、石がブチャラティの形に彫られたことから、ブチャラティの事もどこで知ったのかを問うが

    「………ブチャラティ……… ブチャラティというのか?彼の名は…!?
     "彼に会わせてくれ"… "いっしょに来てるんだろ"?このマンションに?」
    「ヘイヘイヘイヘイ~~~ 質問の答えになってねェんだよォ~~~このマヌケが!」

  • 26奇妙な粗筋書き24/05/09(木) 19:23:48

    腕の関節をキメて男から答えを絞り上げようとするミスタ
    だが男が言うには「石」は自分の石と無関係に動く、自分の石ではどうしようもない力だと
    そして「石」はミスタではなく、ブチャラティを追って来たのだという 彼に会わせてほしいと願う男だが
    ミスタの返答はもう一発の銃撃! 彼の目的は何だと声を上げるミスタだが・・・

    ―――いつの間にか、エレベーター内に『石』がない!?

    周囲を警戒するが石はどこにもいない…!壁を背にして男を盾にしながら、スタンドの抵抗に声を荒げるミスタだが…

    「『石』は…行ってしまった……… 歴史の頂点に輝くかの『ミケランジェロ』が言った言葉がある…
    『わたしは大理石を彫刻する時…着想を持たない』………
    『「石」自体がすでに掘るべき形の限界を限界をさだめているからだ………
     わたしの手はその形を石の中から取り出してやるだけなのだ』………と

     ミケランジェロは「究極の形」は考えてから掘るのではなく
     すでに石の中に運命として「内在している」と言っているのだ
     彼は彫りながら運命を見る事ができた芸術家なんだ

     あの『ブチャラティの形』もぼくが彫ったわけではないし 君の銃弾が彫ったものでもない
     あれは「運命の形」なんだよ…像は胸に穴をあけられ血を流していましたね?
     数日後か…あるいは数か月後かわからないが "ブチャラティ"は近いうち "そうやって死ぬ"…
     われわれはみんな「運命の奴隷」なんだよ それが僕の能力―――『ローリング・ストーンズ』の意味なんだ」

  • 27奇妙な粗筋書き24/05/09(木) 19:24:33

    その石、『ローリング・ストーンズ』に触れればブチャラティは苦しまずに死ぬ事ができる
    せめて死ぬ前に、彼の言い残す言葉が聞きたかったが・・・
    銃口を突き付けられた状況にありながら、落ち着き払った男の態度にミスタも苛立ちの声が出ながら
    リボルバーから弾丸を三発抜き取り、シリンダーを回して装填、ロシアンルーレットとして男の顔面に突き付ける

    「運命ってのはコー使うんだ!」
    男に向け引き金を引く――― 弾は出ない

    「てめーブチャラティに何かしようとしてるらしいが! すぐに「石」を戻せ
     てめー自身に時間と確率が残ってないぜ!」
    「言ったろう… もうぼくにはどうすることもできない」
    男に向け引き金を引く――― 弾は出ない

    「さっさと戻すんだ この野郎ォォォォォォォ―――ッ」
    声を荒げながら男に向け引き金を引く――― 弾は、出ない・・・!
    それと共に男は、花屋の娘の死に関して、その真相をこう語る
    花屋のおじさんは足が悪かったが、それは内臓の病が原因で起こる初期症状
    しかしおじさんはこの後助かる 娘が死んだ際に保管された臓器が、おじさんに移植されるからだと…

    「娘は自分が数か月後 父より後にその病気になることを「石」の形によって知ったんだ
     さらに「石」の形は彼女の死をも意味していた 彼女はそれを理解し信じた
     苦しんで死ぬよりは健康なうちに父のために死のうと………
     彼女は「石」を受け入れ……抱きしめた…… 「石」は彼女を苦しませずに しかも臓器の細胞が崩れないように殺してくれたんだ」

    男が殺しておいて何を……!! 怒りの声と共に引き金を引く――― 弾が、出ない!?不発弾…!?

  • 28奇妙な粗筋書き24/05/09(木) 19:24:56

    「………ぼくはまだ「しねない」…「石」がまだぼくの死を彫ってないから………

     今ので君は「運命の形」を悟った 君にはもうぼくを撃つ意思はない 違うかな?」


    淡々と、ミスタに向けて告げる男… ミスタも苦悶の表情を浮かべながらも、男の頭をリボルバーでぶん殴る

    …エレベーターも目的地だった7階に到着 理解不能な男の言動にはミスタも戸惑いながらも、いったんフーゴに連絡を取る

    男はスタンド使いだった、ブチャラティに関してどうこう言ってるが自分では理解不能 ブチャラティに伝えてほしいとするが

    フーゴは、ブチャラティがミスタを追ってマンションに入った事を伝え その事実にミスタの叫びが響く…!!


    <続く>

  • 29二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 19:39:22

    男の話が本当なら誰が悪いかって難しいなあ

  • 30二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 20:15:26

    >彼がどういう所属か、に関してはギャングに属しておらず本当に単なる彫刻家

    そういえば敵対ギャングみたいなのって気づけば全然いなかったな 終始内部抗争でケリがつくヤクザ者とかだいぶ珍しいんじゃなかろうか

    ポルポの遺産探しの時くらいか?とも思ったがこれも実際はパッショーネの一員の可能性もありそうだしなー

  • 31二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 21:52:56

    >他人の体温が残るイスなどに触れようものなら絶叫する。

    いやそんな潔癖症やったんかいw

    なおさらこの旅よく頑張ったな…

  • 32二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 07:34:36

    15の少女がギャングとの闘いに巻き込まれ、実の父からも殺されかけたわけだからなあ…
    考えてみるとブチャラティ組、全員人生ハードモードすぎると思うが スタンド使い=ギャングな5部のイタリアを振り返ると
    4部の杜王町もスタンド使い達がそれぞれソロで動いてる街、ってのもかなり異端な環境だったんじゃなかろうかと思ってしまうw

  • 33奇妙な粗筋書き24/05/10(金) 19:21:59

    *プロフィール・オブ・ジョルノ

    『ジョルノ・ジョバァーナ』(15歳)
    スタンド名-ゴールドエクスペリエンス
    1985年4月16日生まれ 血液型AB 身長172cm

    略歴-
    父親は、ジョナサン・ジョースターの肉体で生きていたディオ。母親は日本人。

    性格-
    ジョルノが一番欲している者は「希望」である。
    希望さえあればどんな所にでもたどり着けると決心している。
    ジョルノは幼少の頃、母親の愛をほとんど受けることなく、むしろ義父から虐待されていた。
    くじけそうになっていた一歩手前で出会った見知らぬギャングの「仁」の姿が
    ジョルノにとって「正義」であり、「希望」となった。

    好きな音楽-ジェフ・ベック
    好きな物語-「レ・ミゼラブル」
    好きな食べ物-チョコレート、プリン、タコのサラダ
    嫌いな食べ物-鳥肉 とくにカモ肉
    ヒーロー-幼い頃であった名も知らぬヤクザ。

  • 34奇妙な粗筋書き24/05/10(金) 19:22:20

    ブチャラティは自ら、「死」の運命へと導く石に近付いていると知り
    電話で止めようにもフーゴが今もっているのがブチャラティの電話 
    そこで待っていれば会えるとフーゴも返すが、それはブチャラティの「死」を意味する…!
    ミスタもそのプレッシャーに息を荒げながら、拳銃を乱射!ピストルズを散会させてブチャラティを探させる!


      エピローグ4 触っちゃダメ!


    そのままミスタは彫刻家の男の元へ戻り、「石」の止め方を声を荒げて問い詰めるが
    男は頭から血を流しながらうめくばかりで ついには弱弱しく震えながら、止め方を懇願してしまうミスタ…

    「「石」には逆らわず……受け入れた方が…楽なのに………
     しかし……… 今までできた者はいないが…あの「石」を破壊するか………もしくは……
     その「形」を変える事ができれば…あるいは………」

    そこへピストルズ達が帰還、ブチャラティを見つけたと報告
    だがブチャラティは今七階に着いており、ミスタはブチャラティに合流しようとエレベーターを下げたばかり…!!
    しかもブチャラティの目の前にはあの「石」が置いてある…! このままではブチャラティがその石に触れてしまう
    見つけたNo1に、ブチャラティに「石」に触れないよう伝えようとするが、弾丸の力はすでに射程外…
    ならばミスタは、残ったピストルズ達を総動員!エレベーター天井を撃ち、シャフト部分からマンション内に銃弾を侵入させ
    ギリギリの所で、その石を撃ち抜き吹き飛ばすことで、ブチャラティが「石」に触れるのを阻止する事に成功、するが…

    ・・・その銃撃を受け、穴があいたブチャラティの彫像は、中から不気味な液体が、まるで血のように溢れ出る……
    南斗も不気味なその光景に、ピストルズ達も思わず絶句 突然現れたピストルズ達にブチャラティも戸惑いが浮かぶが
    さらにその「石」は階段をゴロゴロ登り、自らブチャラティへと迫りくる…!

    「『スティッキィ・フィン………』」
    〔攻撃シチャアダメダア―――ッブチャラティッ! 触レタラやばいンダァァ―――っ!!〕

  • 35奇妙な粗筋書き24/05/10(金) 19:22:45

    ―――そこへさらに銃撃が飛び、飛び掛かる石を吹き飛ばす!ギリギリの所でミスタが合流したのだ!

    とにかく話は後、ブチャラティに「石」から逃げるよう叫ぶが、「石」はなおもブチャラティに飛び掛かろうとする!!

    そこへミスタが割って入り、石を抑えつけることでブチャラティが触れるのを防ごうとするが

    「石」は階段の中へズブズブ溶け込むようにして、ミスタの手から逃れてしまう…!


    「や…やばいッ!この階段はやばいッ! 他に降り方を探さないとッ!

     この階段で下へ行くのはまずいッ! 上へ昇るんだブチャラティッ!」


    ミスタは「石」が消えた階段下を警戒するが、どこをみても先ほどの石はどこにもないが

    …いつの間にかその石は、上に移動しており、ブチャラティの頭上から降りかかる…!

    だが寸前、ブチャラティも壁をジッパーで開き、とっさにその石の魔の手から逃れようとするが

    石はジッパーに無理矢理にねじ込まれ、[ギュボギュボ]と不気味な音を響かせながら強引にブチャラティを追う…!!

    そしてジッパーから抜け出し、マンション外に出たブチャラティに再度降りかかる このままではブチャラティの命は―――!!


    <続く>

  • 36二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 19:42:31

    こんなとんでもない石からどうやって逃げたんか気になるわ

  • 37二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 20:34:33

    こんなんもう完全にシアーハートアタック型の自動追跡スタンドやんけ
    殺すまで止まらないとするならほんとにどうしようもないが、あくまでターゲット以外は影響なし(ミスタは平気)、というのがカギになるかなー

  • 38二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 06:53:08

    なんつーかミスタは想定外の事態に陥るととたんに弱気というか怯えちゃう気がする。

  • 39二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 14:40:15

    なきむし5番の性格に反映されてるのが、ミスタのこういう部分なのかもしれんな(大雑把なようでメンタル弱い部分アリ

  • 40奇妙な粗筋書き24/05/11(土) 19:30:45

    *『ローリング・ストーンズ』の能力値解説


    スタンド名-『ローリング・ストーン(ズ)』

    本体-スコリッピ


    破壊力-なし スピード-B 射程距離-A

    持続力-A 精密動作性-E 成長性-なし


    能力-

    「死ぬ運命」にある者が死んだときの姿になる「石」。

    そしてその者を苦しむことなく安楽死させるためにころがって追跡して来る。

    本体「スコリッピ」の石とは無関係に「運命」というどうすることもできない力<パワー>がこのスタンドのエネルギー。

    自動操縦タイプのスタンドと言える。

  • 41奇妙な粗筋書き24/05/11(土) 19:31:11

    マンションの壁をジッパーで開いて、『ローリング・ストーンズ』から逃れようとするブチャラティ
    だが『ローリング・ストーンズ』は閉じようとするジッパーをこじ開け、ブチャラティに降りかかる…!

    ―――そしてブチャラティの顔面へと『ローリング・ストーンズ』が落ちようとする、寸前!
    ミスタがその石を掴み抱きかかえ・・・ミスタの体はそのままマンション七階から転落していく!?
    「「石」を破壊すればよ… 「形」を 変えることができればよォ……」


      エピローグ5 大いなる始まり!


    「このまま地面に叩き付ければブチ砕くことができるぜェ―――ッ」

    だが『ローリング・ストーンズ』もミスタの手からすり抜けようと抵抗するが
    ミスタもマンション壁に『ローリング・ストーンズ』を押し付けて阻止しようとする…!

    「ばかなミスタァァァ――――ッ」
    そしてブチャラティも、七階から落ちていくミスタに叫び声を上げる
    たとえブチャラティが助かっても、七階から落ちればミスタの運命は―――

    だが寸前!道路を走る車にミスタの背中が叩きつけられる!!
    ミスタの体はその車の天井がクッションになることで、重症ながら辛うじて命は取り止め
    同時にアスファルトに叩き付けられた『ローリング・ストーンズ』はバラバラに砕け割れるのだった

    「ちくしょう……… 彫刻野郎は………言ってたぜ……… 確かに……"そのとおり"だった…
     自分の姿が「石」に彫られて"ねえってーなら"… それは…まだ…死ぬ時期では… "ない"……ってな………
     オレの「形」は彫られてなかったからな… 飛び降りても死なねえ―――ってことだぜ……」

    そしてその車に乗っていたのはフーゴでした 
    どうやら証言集め用のテープレコーダーをミスタが忘れたので届けに戻って来たとの事 (このボケ、とごちりつつ

  • 42奇妙な粗筋書き24/05/11(土) 19:32:02

    ひとまずその闘い…?に決着がつき、ブチャラティもこの「石」が何だったのかと困惑の声が洩れ出る
    ミスタも石に関してどう説明していいやら…とりあえずブチャラティはもう大丈夫だとする

    「とにかく例の「花屋の娘」の死……彫刻家が犯人のような………でもほとんど犯人では"ない"ような
     ヤツを1~2か月入院する程度は痛めつけてやりましたけど…」
    「本当 言ってることがわからねえやつだな…
     敵なのか?味方なのか?自殺か?他殺か? 順序良く説明してくれ!!」
    「そこなんだよなあ~~~ オレのあたまでは えと…話の組み立てがムズかしくって
     簡単に言うと「石」を破壊できたから全てはもう終わったってことなんスけどね………」

    ミスタも砕けた『ローリング・ストーンズ』の灰を足でガスガスやりつつ
    とりあえずこの件はこれにて終了 フーゴもミスタの話ちゃんと理解できるか不安そうでした
    ・・・が
    (「終わり」……? 全ては「終わり」だって?)
    そんな彼らの去り行く様子を、マンションの影で覗く彫刻家の男、スコリッピはひとり呟く

    「逆らわずに……『ローリング・ストーンズ』を受け入れれば「安楽」に終われたのに…」
    そうして風で舞い散る『ローリング・ストーンズ』の灰は
    新たにブチャラティ、アバッキオ、ナランチャの最期の顔を描き出していた……!

    「我々はみな『運命』の奴隷なんだ やはり形として出たものは………変えることはできない…
     何者たちか知らないが 彼らはこれで『苦難への道』を歩み そこで何人かは命を落とすことになる!」

    そのまま三人の顔は、風に崩れてサラサラと消えていくのだった・・・
    しかしミスタが、ブチャラティの為に命をかける姿には、彼らも全員こうなのか?との疑問の声も出つつ
    彼らが歩む『苦難の道』に何らかの意味があるかもしれない、とするスコリッピ
    そしてその苦難が、希望として伝わる大いなる意味があるのかもしれないと…

    「無事を祈ってはやれないが 彼らが『眠れる奴隷』である事を祈ろう………
     目覚める事で… 何か意味のある事を切り開いていく 『眠れる奴隷』であることを……」

  • 43奇妙な粗筋書き24/05/11(土) 19:32:19

    ―――物語はボスとの闘いを終えた現代へと戻り、ブチャラティの元へ戻ろうと声を上げるミスタ
    ジョルノは自分のスタンドから抜け出た「矢」を手にし、表情を強張らせていたが…
    すると不意に、トリッシュが何かにつまづいたようで ふらつく彼女をミスタが手を取って転ばないようにしつつ

    「ありがと でも何かが急に足元に出て来たの…!!」
    そう言って道ばたに目をやると・・・そこにあったのは大きな丸い石―――
    それを見た瞬間、ミスタの顔から血の気が引く さらにいつの間にか、トリッシュの姿がどこにもない まさか…!!
    だがジョルノはどこか目を丸くしながら、トリッシュはそこにいると石柱そばの丸石の陰を差す 

    「わたしをおいて行くな 君らにおいていかれたら ここからコロッセオまでだって何日かかるかわからない」
    トリッシュからも返事が返ってくるとともに、その陰から姿を現したのは亀の中に魂を宿したポルナレフであった!
    これには一同も仰天 だが『精神の入れ替わり』が解けたのなら、ポルナレフの魂は…トリッシュも言いにくそうにそんな疑問が出るが

    「全ては 終わったようだな………おれの肉体はすでに死んだよ………」
    それに応えるように、亀の甲羅についた宝石からポルナレフ自身が顔を出す

    「だがこの亀のスタンドはけっこうスゴイぞ 魂が吸い出された瞬間 中にしがみつくことができた…
     この亀の鍵から外には出れないが…… 幽霊としてしばらく亀の中に済ませてもらうことにしたよ……」

    この衝撃ニュースにはミスタもめでたいことと喜びの声が出つつ、これからブチャラティを迎えに行くことを伝えるが
    ポルナレフもブチャラティの「魂」が空に向かったのを目にしていたが
    ・・・ジョルノの眼差しに気付いたポルナレフは、何も言わず、真実をお互いその胸に秘めるのであった

    ふと、ミスタがトリッシュの首のところに近付いて鼻をスンスン鳴らし
    と同時に自分の体臭を嗅ぐと、トリッシュと入れ替わった影響からか自分でも変な匂いかも、なんて思ってた模様 
    逆にトリッシュの方もミスタの胸元に鼻近づけ 自分は逆になつかしいかも、なんて言ってみたり
    で、二人して大笑いしちゃうのでした 今回の件で二人の距離も結構縮まったのかもしれない

  • 44奇妙な粗筋書き24/05/11(土) 19:32:33

    そんな二人の愉快な様子を見やりつつ、ジョルノは「矢」を手にし、一つの決意を露にする


    「去ってしまった者たちから受け継いだものは さらに『先』に進めなくてはならない!

     この「矢」は破壊しない!」

    「……… 「矢」は亀の中にしまえ………

     それでいい……ジョルノ それでな……それが生き残った者の役目だ………

     行こうか… コロッセオに…」


    とあるギャングの邸宅にて窓を開く一人の男 窓の傍には一匹の亀

    柔らかな風が入る一室にて、一人の男が膝をつき、その手に口づけをするような所作を見つめる男、ミスタ

    そして彼の目の前には ギャングのボスとして、堂々たる黄金の威光を放つ男 ジョルノ・ジョバァーナの姿があるのだった―――



     ジョジョの奇妙な冒険 Parte5

     

     完<FINE>

  • 45二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 19:50:18

    ポルナレフはやっぱすげーやw
    ジョルノも無事ボスになれてておめでたい

    スレ主さんもお疲れ様でした!

  • 46二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 20:53:12

    これで5部も終わったけど、矢、ポルナレフの行方、ディオの子であろうと正義を歩んだり
    粗方ディオとジョースターの因縁を切れたと思うし、出てくるスタンドのインフレも若干感じてるし
    99年も終わりだし、ジョジョ完結でもいいんじゃないかと思ってしまったが、6部あるのかねえ
    ディオの残党を出すにしてもディアボロみたく世界級の能力は難しそうだが
    携帯電話の急速な普及で現代舞台の漫画は難しくなっていきそうだが

  • 47二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 20:54:24

    運命を知ってなお、立ち向かえるか…ということかな、今回の話テーマは

  • 48二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 06:04:30

    ラストシーンはゴッドファーザーやな、ギャングもののラストを飾るに相応しいシーンだわ

  • 49二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 16:49:22

    >>47

    そこら辺一部のツェペリさんの時から一括してるな

  • 50奇妙な粗筋書き24/05/12(日) 20:03:13

    ということでこれにてジョジョ五部完結であります、とのご挨拶
    皆さま新天地でもお付き合いいただきありがとうございました(ぺこり)
    ここからは楽屋裏、いわゆる自由時間になります、って具合ですね

    で、次回は前スレでも言ったようにジョジョ6部はちょっと小休止して、2,3日ほど挟んだら
    映画の宣伝ついでに前にやってたこちらを始めようと思っています 良かったらヨロシクね

  • 51奇妙な粗筋書き24/05/12(日) 20:10:47

    ついでに前スレに残ってたこちらの返信も兼ねてもう一個


    >二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 01:29:35

    2ちゃんはもう偶にROMってるだけなんだけど、益々酷い惨状になってるんで移転は正解だったと確信

    あにまんはそんなに触れてなかったが、ネタスレだしカテゴリ実況よりジャンプの方が良い気もしてるし、楽屋裏とか実質まとめにしか無い感じだし、仕様的にも完全な代替えにはならない点はちょい気になってる

    あと…これはもうタイミングの問題で感傷でしかないんだけど、ドラゴンボールかアラレちゃん連載中来ないかなあ…


    楽屋裏に関しては確かに悩みどころですねー 

    いっそのこといわゆる年代制限を取っ払って、現代のままで新しく連載されたら、って不思議時空にするのもご新規さん入りやすくてアリかなーとは思ってるけど(むー

    後は確かに、ジャンルに関しては『ジャンプ』側でもアリと言えばアリですね 実況選んだのは上限1000レスで5chと同感覚で使えるかなーとの目論見もあったけど、とにかく落ちる制限が厳しいですからねえこちらは


    ドラゴンボールに関しては流石に3周目になっちゃうからなーw アラレちゃんならアリかもしれないけどギャグは色んな意味で文字に起こすのがムズイのが難点ですな

    とはいえせっかく、新天地でも連載中の火を絶やさないことはできたので今後もいろいろやっていきたいところですな

オススメ

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