【閲覧注意】スメール男子+コレイでCoCシナリオを

  • 1二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 21:47:15

    「やるよ」


    「く、クトゥルフなんてやったことない……!」

    「秘匿HOシナリオは僕も初めてだ。頑張ろう」

    「ラテン語を取りたい」

    「対立型だと思うか?」

    「なんでその感想が最初に出るの?」

  • 2二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 21:49:09

    蛍「このスレにはキャラの死などのCoC要素と、若干のCP要素が含まれるよ。メタ的な話をすると、私が一人で回す関係上、全員に秘匿HOを配って、その目的達成を目指して動くという形で回させてもらう。都合上、PvPなどの一般的なCoCを求める者にはあまり好ましくない展開が多くある。それじゃあキャラシートを作って。それと、以降PL発言はこのようにかっこの前に名前を出して、PC発言は名前を出さずに表記することで区別するからよろしくね」


    〈キャラシート制作サマリ〉

    あにまん用簡易版として、「CON&SIZ(HP)」「POW(MPとSAN値)」「INT(謎解き用)」「特徴(技能)」のみを決定します。キャラはその特徴でとった技能をすべて「70」取得しているとします。基本的に七版ルールを採用していますが、発狂処理など一部で六版処理を用いる予定です。

    カーヴェ:

    CON:dice3d6=6 2 6 (14) *5 SIZ:(dice2d6=6 1 (7) +6)*5 INT:(dice2d6=4 3 (7) +6)*5 特徴dice1d20=7 (7)

    コレイ:

    CON:dice3d6=5 5 2 (12) *5 SIZ:(dice2d6=1 6 (7) +6)*5 INT:(dice2d6=6 4 (10) +6)*5 特徴dice1d20=6 (6)

    ティナリ:

    CON:dice3d6=6 6 4 (16) *5 SIZ:(dice2d6=5 4 (9) +6)*5 INT:(dice2d6=6 4 (10) +6)*5 特徴dice1d20=7 (7)

    セノ:

    CON:dice3d6=5 5 3 (13) *5 SIZ:(dice2d6=1 5 (6) +6)*5 INT:(dice2d6=2 5 (7) +6)*5 特徴dice1d20=20 (20)

    アルハイゼン

    CON:dice3d6=1 3 4 (8) *5 SIZ:(dice2d6=3 3 (6) +6)*5 INT:(dice2d6=2 4 (6) +6)*5 特徴dice1d20=6 (6)

  • 3二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 21:51:52

    蛍「POWふりわすれてたね。こういうことするの慣れてないからごめん。ついでにあとでHO一枚公開するから、誰のぶんを公開するのかも決めておこう」


    カーヴェ:dice3d6=3 5 3 (11)

    コレイ:dice3d6=5 3 6 (14)

    ティナリ:dice3d6=2 6 6 (14)

    セノ:dice3d6=3 5 5 (13)

    アルハイゼン:dice3d6=2 2 3 (7)

    HO公開:dice1d5=5 (5)

    1:カーヴェ 2:コレイ 3:ティナリ 4:セノ 5:アルハイゼン

  • 4二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:02:03

    キャラシート整理

    カーヴェ
    HP:14 SAN:55
    CON:70 SIZ:65 POW:55 INT:65 特徴:優等生
    目星、図書館、応急手当、心理学
    コレイ
    HP:12 SAN:70
    CON:60 SIZ:65 POW:70 INT:80 特徴:物知り
    目星、聞き耳、心理学、精神分析
    ティナリ
    HP:16 SAN:70
    CON:80 SIZ:75 POW:70 INT:80 特徴:優等生
    目星、図書館、応急手当、心理学
    セノ
    HP:13 SAN:65
    CON:65 SIZ:60 POW:65 INT:65 特徴:お堅い
    目星、鑑定、近接戦闘(槍)、回避
    アルハイゼン
    HP:10 SAN:35
    CON:40 SIZ:60 POW:35 INT:60 特徴:物知り
    目星、聞き耳、心理学、精神分析

  • 5二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:09:14

    蛍「きまったね。じゃあHO1カーヴェから自己紹介をお願い」

    カーヴェ「カーヴェ。二十代後半。建築家をやっている。えっと……これ職業技能は秘匿技能の方で取ったこれであっているか?」
    コレイ「カーヴェさんは秘匿HOに職業関連技能があったの?」

    コレイ「コレイだよ。大学でティナリ師匠の助手をしている!よろしく」
    ティナリ「どうやらコレイは僕の後輩にあたる……という設定になっているらしいね」

    ティナリ「生物学者、ティナリだよ。現代CoCにレンジャーなんて職業はないから、便宜上大学教授ってことになってる」
    セノ「全体的にステータスが強くないか?」

    セノ「セノ。カードゲームを愛している。自営業……ちょっとした何でも屋のようなことをしている。戦闘は任せてくれ」
    アルハイゼン「職業不定ということか?」

    アルハイゼン「アルハイゼン。図書館司書。POWは縛った」
    カーヴェ「アルハイゼンが本当に文弱だ!!!!!」

  • 6二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:17:37

    本名で遊ぶのかなかなか勇気あるな…

  • 7二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:19:10

    こいつらリアルINTEDUバカ高いからキーパリングミスると一気に情報引き出されかねないから怖いな

  • 8二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:22:52

    蛍「じゃあシナリオを始めていこう。シナリオ名は『やがて訪れる花砂連祭』としておこう。
    山奥にある小さな村、ファラクケルト。ここは村おこしのために、年に一回『花砂連祭』というイベントを開催している。内容は……まあありていに言えば婚活イベントだよ」
    コレイ「婚活イベント」
    蛍「縁結びだね」
    アルハイゼン「縁結び」
    蛍「物語は知り合いである五人がファラクケルトに向かうバスの中で出会ったところからはじまる」
    カーヴェ「気まずくないか?」
    蛍「とりあえず導入をはじめよう。そうだね、じゃあHO1カーヴェから個別で__」
    セノ「カーヴェが最初なのは、やはり突き当りだからか?突き当り……つまり『壁』」
    アルハイゼン「何を言っているんだ?」

    ……
    「至急、報告です!」
     呼ばれて、振り返る。
     そこにいたのは部下の一人だ。手に書類を持っている。アルハイゼンはその内容を察すると、受け取って__頭を抱えた。というのも、最近抱えている案件があまりにも厄介である可能性が高く、付け加えるならその疑惑は今しがた確信にかわったからだ。
    「『永遠のオアシス』……」
     ファラクケルトと呼ばれる地に根付いている土着信仰、いわゆるカルト教団。これによって、アルハイゼンたちの活動が阻害されているのだ。ため息をついた後、顔を上げる。ここで考えていても仕方ない。やるならすぐに行動に移すべきだ。
    「かの地では一年に一度、祭りが行われているんだったな。確か……『花砂連祭』といったか」
    「はい」
    「それに参加する」
    「わかりました。ご武運を……いいえ、あなたに神のご加護がありますように」
     この上司がいってもとまらないのは部下もしっている。すんなりと話が通ったことに、アルハイゼンは一瞥もくれてやらない。ただその後姿に、小さくこう呼びかけるだけだ。
    「アルハイゼン司教猊下」

  • 9二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:26:27

    HO5アルハイゼン
    あなたは主神ノーデンスを崇める教団「教令院」に所属している。は? 狂儲? そんなわけないだろう。ちょっとばかり神話的な知識に通じていて仲間を増やしたいと思っているだけである。
    さて、そんなあなたが今回この「砂花連祭」に参加した理由は、教団独自の調査によって、このファラクケルトという村は、邪神を崇める教団が存在するらしいことを知っている。村人たちが怪しげな宗教団体に引きこまれてしまう前に、正しい道に導かなければならない。もちろん、これを機会に友人たちに布教してもいい。お前も教令院に入らないか?
    ただし、この村が救済しようもないほどどうしようもなく終わっていることを理解した場合は、全然……火を放つとか 村人間の仲間割れを誘発するとかして 滅ぼしても仕方ないと思う。効率的じゃないからあまりやりたくはないが。
    あなたの目的は、『一人以上の任意のキャラクター(PC、NPCは問わない)を教令院に勧誘することに成功する』あるいは『村を滅ぼす』ことだ。

    ・ファラクケルトには邪教を崇める教団「永遠のオアシス」がある。
    ・あなたは秘匿技能として、「射撃(拳銃)70」「近接戦闘(刀剣)70」「説得70」「CoC神話技能10」を持っている。
    ・説得に成功したうえで相手がCoC神話技能を持っている場合、そうである事実、どの程度持っているか、また相手が神話技能についてどんなふうに考えているかをなんとなく察することができる。そうでないなら布教できる。
    ・……最近政府で教団に対する取り締まりが強化されたらしい。警察や探偵といった天敵に見つからないようにしないといけない。
    持ち物:知恵の本/ノーデンスの教えが書かれている聖書(布教用)。適切に扱うことで相手に布教できる。読んでも特にSANcはないが、POWが2こめられている。

  • 10二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:42:02

    蛍「狼狽しないんだね」

    アルハイゼン「よくこういったHOを回される」

    蛍「そっか……

    追記として、他PCについて。アルハイゼンは、『カーヴェと昔ルームシェアしていたが、素性はバレていない』『ティナリはコレイをよく気にかけている』『セノとティナリは仲がいいらしく、たまに一緒に仕事に行く』と言うことを知っているよ」

    アルハイゼン「わかった。……HO順ということは、俺が最後だったか。全体導入に向かおう」


     ファラクケルトに向かうバスの車内にて__

    「なんっっっ……で君たちがここにいるんだよ!」

    「カーヴェ、バスの中では静かに」

     顔を真っ赤にして叫んだカーヴェを、セノが静止した。コレイとティナリは困ったように笑っている。カーヴェはしばらく不明瞭な発声を繰り返した後、うう、と呻きながら項垂れた。隣に座っていたアルハイゼンがヘッドフォンの遮音機能をオンにすると、彼は「特に君」とこちらに矛先を向けてくる。迷惑だからやめてほしい。

    「君、結婚になんて興味があったのか!?」

     ないが布教には興味がある。

     とはいえないので、「さあ」とだけ適当に答えて、手元の本に目をうつした。聖書でもよかったが、今はとりあえず素性を隠すため、ダミーとしてもってきたただの文庫本を持っている。こういった書物を読むことによっても、ノーデンスの知恵に少しでも近づく事が出来るというものである。コレイは少し焦ったように声を張り上げて、「あ、あたしは、友達の代理で……」と言っている。そんなに必死になって誤魔化すほど気恥ずかしいものなのだろうか。

    「あれが今回の集合場所になっていた神社みたいだね」

     ティナリがふと口に出したのを聞いて、アルハイゼンも外を見た。おそらく邪教を祀っているのであろう建物が見える。しばらくもしないうちに、あの場所にたどりつくだろう。そこでするべきことは__

     もちろん、わかっている。

    カーヴェアイデア:dice1d100=10 (10) (65)

    コレイアイデア:dice1d100=17 (17) (80)

    ティナリアイデア:dice1d100=64 (64) (80)

    セノアイデア:dice1d100=11 (11) (65)

    アルハイゼンアイデア:dice1d100=60 (60) (60)

  • 11二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:50:43

    「うん?」

     バスから勇んで降りたところで、ふとカーヴェが立ち止まった。進路を塞がれた格好になり、出られなかったアルハイゼンは「何?」と尋ねる。カーヴェは注意深くあたりを見渡して、困ったように首を傾げた。

    「……なんか、視線を感じる気がして」

    「確かに……」

     セノも同調する。アルハイゼンもそこで、警戒を強める。確かに、村人たちがこちらを見ては、何やらひそひそと小声で話しているらしいことはわかる。『花砂連祭』は村おこしで行われているイベントだ。さして詳しくないがよそものが入ってくることが多いのは想像に容易い。どうしてここまで、という違和感が胸の中にもやりと現れた。まさか……素性がバレた? いやさすがにそんなことは……

    「どうしよう、ちょっと話を聞くべきかな」

     ティナリが困ったようにこちらを見まわしてきた。アルハイゼンは__

    dice1d3=2 (2)

    1:「そうだな。少し話を聞いてみよう」と言って村人に話を聞きに行く。代表でアルハイゼンが説得:dice1d100=85 (85) (70)

    2:「いいや。少しあたりを探索してみよう。何かおかしなものがあるかも」といって辺りを見回してみる。代表でアルハイゼンが目星:dice1d100=78 (78) (70) 聞き耳:dice1d100=60 (60) (70)

    2:「いいや。先を急ごう」と言いながら、他のPCdice1d4=3 (3) (1:カーヴェ 2:コレイ 3:ティナリ 4:セノ)の様子を探ってみる。心理学:dice1d100=84 (84) (70)※本来秘匿ですが、できないので公開で。成功するとちょっとだけ相手のHO内容がわかるかもしれない。

  • 12二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:01:09

    ティナリ「アルハイゼン?」

    カーヴェ「アルハイゼン!」

    アルハイゼン「聞き耳は成功した」

    セノ「成功は……ある」

    コレイ「あはは……」


     聞こえてくる噂話から、いくつか単語を拾い上げる。気になる言葉としては、「花砂連祭」「生贄」「行方不明」「化け物」「ニィロウ」といったあたりか。ニィロウ__個人名だろうが、一体誰だ? そう思ってふと、顔を挙げたところで。

     木陰に、一人の少年がいることにきづいた。

     それは短い黒髪の少年だ。彼はしかし、こちらに先に気づいたらしい。すぐに踵を返して消えてしまう。一体何者だ? こちらの、いやあるいは村人の様子を、伺っていた? 何が目的で__と、考えたところで、ふとコレイがこちらを呼ぶ声が聞こえた。

    「アルハイゼンさん? どうしたの」

    「……いや」

     アルハイゼンはしばらく考えた末に、やや早足に神社に向かった。


     到着すると、どうやらアルハイゼンたち以外の参加者は既に集まっているらしい。ざっと二十人程度だろうか。しばらくもしないうちに、真ん中に設えられた小さな舞台のようなものに、一人の少女が登壇する。赤い髪の、美しい女だ。彼女は一礼すると、ふわりと踊り始めた。どうやら奉納舞の類らしい。といっても、特に神話的な力は感じない。アルハイゼンの長年のカンはすごいのだ。たぶん魔術儀式じゃない。

     舞が終わると、そのまま宿泊施設に移動するように案内される。この間に何か探れそうだ。ただし、その場所に到着するまでの短い間だけだろうが。

     ……どうしよう?

    dice1d3=2 (2)

    1:他の参加者にさっきの少女について聞いてみる。他の参加者に対して心理学:dice1d100=55 (55) (70)

    2:案内人の村人に先程の村人の様子について聞いてみる。村人に対して説得:dice1d100=98 (98) (70)

    3:他のPCdice1d4=3 (3) の様子を探ってみる。心理学:dice1d100=40 (40) (70)

  • 13二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:02:11

    難しそうなことしてんねえ

  • 14二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:16:10

    カーヴェ「アルハイゼン!?!?」

    アルハイゼン「ごめん」

    セノ「『ふん』と笑って受け流そう……『ぶる』っとしていたら、何も始まらない」

    蛍「……わかった。じゃあ、こうしよう」


    「少しいいか」

    「なんですか?」

     アルハイゼンは、談笑しているらしいコレイたちから少し離れて、先導している村人に声をかけた。先ほどの村人の態度や、あの少年について、今は少しでも情報がほしい。だが、どう聞けばいいか言葉に迷う。そういうわけでアルハイゼンはド直球で聞くことにした。普段ならそんなことしないが今は何かこう……神による……致命的な見えざる手が入っているので。

    「『永遠のオアシス』について聞きたいんだが」

     この位置からなら、他四人には聞こえないだろう。村人が、ビクリと肩を跳ねさせた。「あんた、どこでそれを……」と、不気味なものでも見るような顔をしている。特に何も言わずに見つめ返すと、どうやら話す気がないことを察したらしい。村人はため息をついて、やや睨むようにアルハイゼンを見た。

    「知らないよ」

    「先程の態度は知っていると言っているも同然だが」

    「知らない。あんなもの」

    「何を焦っている?」

    「知るかッ! 全部、あいつのせいで……」

     目が血走っている。

     どう考えても正気ではない。なにか『永遠のオアシス』と関係がある__それも、よく思っていない部分がある? どちらにせよこれ以上聞いたところで頑なになられるだけだろう。アルハイゼンはため息をついて、「わかった」とだけ、相手を落ち着かせるような口調で言った。村人はそこで、自分がガイドであり、今現在声を荒げている相手が客であることを思い出したらしい。「すみません」と引き攣った笑みを見せてから、忠告するようにこういう。

    「……その名は、どうかお忘れください」


     宿泊施設は、荘厳な出で立ちの建物だった。ステンドグラスがあちこちの窓から花明かりを投げかけており__ありていにいうと原神ゲーム上の教令院に近い建物だ。そのうち、東棟にある一部屋がアルハイゼンに与えられた部屋らしい。荷物を置いてから広間に集合するように言われ、部屋の中を見回す。

     ウェルカムドリンクらしい。よく冷えた飲み物がおいてある。

     アルハイゼンはこの飲み物を__

    dice1d3=3 (3)

    1:飲む。

    2:飲まない。

    3:とりあえず少しだけ舐めてみる。

  • 15二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:21:03

    「……」

     ほんの少しだけ舐めて、顔を顰めた。

     かなり甘い__それと、ほんのかすかにだが、神話的物品の気配がある。アルハイゼンの神話生物センサーはすごいのだ。世が世ならPCではなくラスボスを張る設定である。ちょっとステータスは頼りないけど。

     そして、考える__具体的にどんな効果かはわからないにしても、何らかの神話的物品を用意できるような人物が、宿泊施設……というより、この祭りを操ることのできる立場にある人間の中に、いる?

     ……『砂花連祭』には、何かがある。

     アルハイゼンは、ため息をついて部屋を出た。


    蛍「さて、ここで突然だけど、全員1d100をふってほしい__カーヴェ」

    カーヴェ「何で今名指しした??」

    蛍「祈って」

    カーヴェ「何を!?!?」


    カーヴェ:dice1d100=82 (82) (??)

    コレイ:dice1d100=32 (32) (??)

    ティナリ:dice1d100=82 (82) (??)

    セノ:dice1d100=3 (3) (??)

    アルハイゼン:dice1d100=4 (4) (??)

    ニィロウ:dice1d100=9 (9) (??)

    ????:dice1d100=87 (87) (??)

  • 16二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:34:48

    蛍「運命だね」
    カーヴェ「何が?」
    蛍「むしろこちらとしてもある意味一番ありがたいかも。安牌引けてよかったね」
    カーヴェ「本当に何の話をしている?」
    蛍「はいこれ追加ハンドアウト」
    カーヴェ「はっ、……、……!?」

     アルハイゼンは荷物を置くと、広間に向かって歩き出した。「永遠のオアシス」が邪教を崇める宗教である……ということは知っていたが、この『砂花連祭』にも関わっているのかもしれない。というより、ほとんど確定で見てもいいだろう。それにしても先程の飲み物は、一体どんな効果を持っていたのだろうか?
     角を曲がる。曲がったところでセノと合流した。お互い寡黙なのでさして喋ることもない。それからコレイも、こちらの姿を見つけたのか駆け寄ってくる。そして__
     やや遠くで、慌てていたのか走っていたカーヴェが、ティナリとぶつかっているのが見えた。
     本家の方がともあれ、今回はティナリの方がSIZもCONも高いので、カーヴェがバランスを崩して倒れる形になる。ティナリも少しよろめいたあと、「ごめん、大丈夫?」と声をかけながら、屈んで手を貸した。
     カーヴェはその指先を見たまま、微動だにしない。奇妙な沈黙が流れる。しびれをきらしたティナリが「カーヴェ?」と声をかけたところで、
    「結婚してくれ!!!!!!!!」
    「は何言ってんの?」
     ……あの飲み物の効果が、なんとなくわかった気がした。

    「か、カーヴェさんが、師匠に、求婚……!?」
    「ティナリは学者だし、結婚したら『地位なり』なんなり手に入れるだろうな」
    「セノさんはなんでそんなに落ち着いてるんだ!?」
    「さあ」

  • 17二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:49:02

    アルハイゼン(先程のイベントはおそらく、カーヴェと数値が近かったキャラクターにカーヴェが惚れるというものだったのだろう……ティナリが安牌とは? HOの予想がつかない。しかし)

    アルハイゼン(俺がこのイベント引いていればカーヴェを入信させて目的達成できていたのにな)

    蛍「こうなるからアルハイゼンを引いてはいけなかったんだね」


     ちょっとした口論をしているカーヴェとティナリと目を合わせないように、速足に通り過ぎるようにして広間に向かう(ティナリに「あっ!セノ!コレイ!アルハイゼン!助けて!!」と言われたが無視した)。すると、先程奉納舞を踊っていた赤い髪の少女と、その隣に薄水色の髪を二つに結わえた少女が立っている。参加者が集まったことを確認すると、赤い方がにこりと笑ってみせた。

    「ようこそ、ファラクケルトへ! あらためて挨拶するね。私はニィロウ、こっちは」

    「ファルザンじゃ。この屋敷の管理を任されておる」

    「……だよ! えっと……それじゃあ、今回の『花砂連祭』のスケジュールを説明するね」

    [一日目]

    9:00 祈願(さっきのやつだよ!)

    9:30 開会式(これだよ!)

    10:00 昼食づくり(ペアごとに昼食を作ってもらうよ!)

    12:30 お昼ご飯(参加者全員で試食するよ!)

    14:00 自由行動(気になる子と一緒に過ごそう!)

    [二日目]

    自由行動

    20:00 縁結びの儀式(正装で広間に集合してね!)

    [三日目]

    9:00 祈願後解散(お土産いっぱい買ってね!)

    「こんな感じ。何か質問はあるかな……ないなら、さっそくペアを作って、昼食をつくろう! あ、折角だから、材料を集めるところからね。お店はいっぱいあるし少し足をのばせば釣りもできるから」

     __ニィロウ。

     村人たちの会話の中で名前が出ていた少女を、アルハイゼンはしばらく、じっと見つめていた。

    アルハイゼン心理学:dice1d100=38 (38) (70)

  • 18二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 23:58:36

    「……?」

     しばらく観察していると、ふと、ファルザンという少女がニィロウをじっと見つめているらしいことがわかる。

     その視線には嫌悪感も、同情も、尊敬も、敬愛も、あらゆる感情がないまぜになって、複雑な様相を呈している。具体的に何に起因するかまではわからないが、ファルザンがニィロウに対して思うところがあるのは確かだろう。彼女に聞けば、何かわかるかもしれない。

     ……いや。とりあえず今は、恙なく祭りに潜入するため、料理とやらをするのが先決だ。


    カーヴェ(項垂れる)

    セノ「KPのおもちゃにされてる……」

    蛍「ここからペア作りだけど……カーヴェとティナリが一緒でいいかな?」

    アルハイゼン「良いと思う。」

    ティナリ「ちょっと嫌だよ!?」

    蛍「あ。そうだ、仮にランダムに決めるにしても、できれば男四人でペア作って、コレイは貸してほしいんだけど」

    コレイ「えっ?あたし?」

    アルハイゼン「……なら、

    dice1d3=1 (1)

    1:『カーヴェ&ティナリ』『セノ&アルハイゼン』『コレイ&???』のペアに分かれたい」

    2:『カーヴェ&ティナリ』『コレイ&セノ』『アルハイゼン&???』のペアに分かれたい」

    3:???含む全員でダイスを振って出目が低い順にペアになろう」

    3の場合

    カーヴェ:dice1d100=10 (10)

    コレイ:dice1d100=76 (76)

    ティナリ:dice1d100=12 (12)

    セノ:dice1d100=52 (52)

    アルハイゼン:dice1d100=16 (16)

    ???:dice1d100=45 (45)

  • 19二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:07:48

    クトゥルフ知らないけどこれ面白いね

  • 20二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:17:08

    アルハイゼン「セノ、俺とでいいか」

    セノ「構わない」

    ティナリ「せめて僕の所在について議論して!?」

    カーヴェ「……諦めよう。今回は僕らがKPのおもちゃ枠なんだ……」

    コレイ「わかった。行ってくる」


     昼食づくり__とはいうが、実際にはちょっとした料理大会らしい。ペアごとに料理を作って、それぞれ少しずつ試食会をし、最も点数が高かったペアにはちょっとした景品が与えられる。正直こんなことに参加するより調査や探索や布教をしたいが、悪目立ちするのも得策ではない。とりあえず近場にいたセノに「いいか」と頼むと二つ返事で「うん」と返ってきた。彼も案外婚活には興味がないのかもしれない。

    「何を作るかだが……ステーキがいいと思う」

    「タフチーンはどうだ? おいしいよ」

    「『理想的状況』」

    「『決闘の魂』」

     二人がメニューを決めている裏で、カーヴェとティナリもすんなりペアに決まったらしく、「チーズときのこの盛り合わせはどうだ!?」「食べあわせ悪くない?」「フルーツもいい!」「というかそれ料理なの?」と楽しそうに会話をしている。

     コレイは二組の様子を見て、小さく肩を竦めて笑った。彼等はいつも変わらない。こんな時も__と、考えていると。不意に、誰かが近づいてくる気配があった。ハッとしてそちらを見ると、

    「コレイ」

     短い黒髪。やや吊り上がったの青い瞳の眦に、赤い紅が引かれている。その少年は迷わずコレイに近づくと、酷薄そうな笑みを浮かべてみせた。

    「僕と、ペアになってくれる?」

    「……『放浪者』」

     短い会話は、ざわめきを増す周囲に遮られ、とどかなかった。

    →セノ&アルハイゼンペア

    dice1d3=1 (1)

    1:ステーキをつくろう。肉屋に向かう

    2:タフチーンをつくろう。八百屋に向かう

    3:森とか行って魚釣ってみる

    アルハイゼン説得:dice1d100=17 (17) (14 まだ少ししか一緒にいないので1/5。もう少し一緒にいると更に成功率が上がる。成功でセノがCoC神話技能を持っているかがわかる。)

  • 21二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 08:54:35

    「君が結婚に興味を持っていたとは、驚いたよ」

    「ジュライセン先生にそろそろ身を固めるようにと言われて。俺としては、お前の方が意外だ」

    「別に構わないだろう__ついたな」

     話しているところ、今のところ変なところがあるようには感じない。ただこの祭りに参加しにきただけに見える。ただし、この短い時間で全てを把握するのは不可能なので、きちんと見定めたいならもう少し一緒にいる必要があるかもしれない。

     しばらく歩くと、小さな肉屋にたどりついた。地元住民というよりは、観光客向けなのかもしれない。冷凍配達サービスや、加工肉なんかも売られている。ただしその多くは外国産の肉だ__外国産?

     アルハイゼンは考える。このあたりは風光明媚な土地だ。わざわざ観光客向けに肉を売っているということは、このあたりの気候から考えても、牧畜でもやっているのではないだろうか。ファラクケルトについてきちんと調べてからこればよかった。どちらにせよ、何か違和感がある。セノもそこに思い至ったのか、「すまない」と店主に断って、不思議そうに尋ねた。

    「どうしてここには外国産の肉しかないんだ? ファラクケルトといえば、ブランド肉でも少し有名だったと思うが」

    「……」

    「どうした?」

     店主が惚けたように二人を見ているので、セノが訝しむように腕を組む。店主が「いやあ」と頭をかいて、申し訳なさそうにこういった。

    「お隣のアザールさんが、『銀髪で片目を隠していてSIZが60くらいの顔がきれいな男に気をつけろ』って言っていたから」

    「「……」」

     顔を見合わせる。

     アザールというのはおそらく、先程アルハイゼンが怒らせたあの村人だろう。そして二人は銀髪で、片目を隠していて、SIZが60くらいだった。

    セノ???:dice1d100=97 (97) (35)

    セノ???:dice1d100=47 (47) (14)

    セノ???:dice1d100=41 (41) (14)

    アルハイゼン説得:dice1d100=41 (41) (35)

    →カーヴェ&ティナリ

    dice1d3=2 (2)

    1:クリームなどを買うために牧場に向かう。

    2:フルーツなどを買うために八百屋に向かう。

    3:キノコを採るために森に向かう。

  • 22二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 09:22:27

    アルハイゼン「セノ?」

    セノ「自分を棚に上げるな」

    蛍「なんでこんな情報取れないんだ困るって……じゃあ、こうしようかな」


    「俺達のことではないと思うよ」

    「そうかい? 特徴は完全に一致しているけどなあ」

    「少なくとも俺じゃ、……ッ!」

     突然、セノがその場に蹲った。

     咄嗟に駆け寄る。医学の心得があるわけではないが、激しく咳き込みながら痙攣する腕を痙攣させているが、発汗や発熱といったものは見られず、むしろ顔が真っ青になっている。貧血や過呼吸? それとも吐き気でもあるのか。これ以上のことはアルハイゼンにはわからないが、カーヴェやティナリに聞いてみたら、もしかしたら、何かわかるかもしれない。流石の店主も心配したのか、「どうしたんだ、お客さん? 休んでいくか?」と慌てたように言う。セノはしばらくひゅうひゅうと息を吸った後、まだ青ざめたままの顔をあげて「なんでもない」と言った。

    「そんなことは」

    「なんでもない!」

     なんでもないんだ、と繰り返して、セノはそれきり押し黙る。未だ引き攣ったままの指先が、まるで何かに怯えて、震えているようにも見えた。

    セノSANc:dice1d100=20 (20) (65) 0/dice1d6=3 (3)

    アルハイゼンSANc:dice1d100=52 (52) (35) 0/1

    dice1d2=2 (2)

    1:さっきの症状について聞く。アルハイゼン心理学:dice1d100=14 (14) (70、成功値によってもらえる情報が違う)

    2:神話的技能を持って居そうか探る。アルハイゼン説得:dice1d100=94 (94) (35)


    ティナリ「なんかむこうで悲鳴が聞こえた気がするけど」

    カーヴェ「悲鳴をあげたいのは僕らだ! これほんとに以降僕はティナリに求婚RPし続けなきゃいけないのか!?」

    蛍「別に変える機会もあるけど基本的には……」

    ティナリ「……えっと、それで僕らが作るのはフルーツサラダだったよね。材料を買いながら、それとなく店主に……アルハイゼンがファンブルで手に入れられてなかった情報について尋ねることはできる?」

    カーヴェ心理学:dice1d100=68 (68) (70)

    ティナリ心理学:dice1d100=48 (48) (70)

  • 23二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 20:17:26

    「こんにちは。新鮮な果物と、葉野菜と……それからきのこはあるかな?」

    「ああ。もしかして『砂花連祭』の参加者さんか?」

    「うん__まあね」

     八百屋にやってきたティナリは、ちらりとカーヴェを見ながらそう言った。

     嘘過ぎる。ずっと僕達ただの友達だったじゃん。なんで突然求婚になるんだ。もしかしてあの机の上にあった怪しげな飲み物を飲んだのか?……カーヴェは割と警戒心がないほうだからありうる。頭を抱えたくなる。どうしてこうなった。ほらニィロウとか、あの???って多分タイミング的にファルザン先輩だっただろうしファルザン先輩とか、そっちのがはるかに需要があっただろう。あと特定の層を狙うならアルハイゼンでよかったじゃん。なんでよりにもよって僕なんだ。

    「それにしても、その言い方は、なんだか歓迎されていないように感じるな」

     そこでカーヴェが、腕を組んで尋ねた。

     ティナリも、バスから出た時のことを思い出す。やたら視線を感じた。もしかしてティナリのせいかもと思ったが、そうではないらしい。店主は「ああ」と苦虫を嚙み潰したような顔で言って、こう続ける。

    「『砂花連祭』はね。どうもきなくさいんだ、昔参加した人が行方不明になったり、発狂したりして……」

    「行方不明?」

    「神社の奥には化け物がいて、そのいけにえにされたんだって噂だ。ニィロウが来てからは変わったけど」

    「化け物って、非現実的だな。ニィロウというのは……あの、赤髪の?」

    「ああ。彼女はいい子だね、明るいし、可愛いし。こんな村出てっちゃえばいいのに、律儀に帰ってきて……って、こんな話、お客さんに聞かせることでもないか」

     そこで店主は話を切って、いくつかの野菜を包んで渡す。「ご縁がありますように」と言われ、ティナリはひたすら、苦笑いするしかなかった。

     __ご縁なんて。あったら、困るんだけど。

    →コレイ&放浪者

    dice1d2=2 (2)

    1:川に魚釣りに行く。

    2:???

  • 24二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 20:37:54

    「あ、師匠、カーヴェさん!」
     会場に戻ろうとしたところで、ふと知った声が聞こえて、二人は振り返った。
     そこにいたのはコレイと、黒髪の少年だ。彼はにこやかに笑みを浮かべると、礼儀正しく「こんにちは」と一礼をしてくる。ティナリとカーヴェも挨拶をして、それから「コレイもここで材料を?」と尋ねた。
    「大根の揚げ団子をつくろうって話になって。師匠たちはどうするんだ?」
    「フルーツサラダを作る予定。たぶん、肉類や主食はあいつらが作るだろうから……でも、コレイが無事にペアを見つけられたみたいでよかったよ。彼は?」
    「ああ、うん、えと……」
    「自己紹介が必要でしょうか」
     少年はこてりと首をかしげて、それから一歩、足を踏み出す。「スカラマシュといいます。彼女とはつい先ほどであったのですが、気があいましたので……」と滑らかに口を紡ぐその様子を、コレイはじっと見つめて、何やら複雑そうな顔をしていた。本当に相性がよくて一緒にいるにしては、少しばかり違和感がある。
    「コレイ。彼、本当に大丈夫? 一応師匠として、妹分が変な男にひっかかったらいやなんだけど。今はペア行動が基本だから、見ているわけにもいかないし」
    「あ、ああ……大丈夫だ。うん。彼はいいやつだよ。師匠は心配性だな、カーヴェさんと仲を深めていればいいんだよ」
    「そうかな!?」
    「うん、そういうことにしておこう、ティナリ……スカラマシュさん、コレイのことを任せてもいいか?」
    「はい」
     ……
     笑みは少なくとも、完璧に優し気な少年に見える。
     だけどもどこか底知れないものがあるような、どこか貼り付けたようなものを感じる。このことは一旦、セノとアルハイゼンにも共有するべきかもしれない。二人は顔を見合わせて、それから小さく頷いた。

    コレイ「兄貴分だっていうなら恋愛関係に干渉してくるなよ……!」
    カーヴェ「恋愛関係に見えないから心配してるんだろう!」
    ティナリ「……うん」
    蛍「終わったかな? じゃあ、セノやアルハイゼンと合流しようか__」

  • 25二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:39:20

     昼食は、ペア対抗の料理バトルだ。

    「……なるほど、コレイが__」

    「まあ、あの子ももう大人だから、自分のことは自分で決めればいいと思うんだけど、少し心配で。君たちも気にかけておいて」

     なんだか兄貴分というよりモンペの会話になっている。アルハイゼンは思わないでもなかったが、とりあえず突っ込むのはやめておくことにした。どちらかというと、今はニィロウ__という少女の方が気になる。村人の心を掌握している? これは単なるカリスマ性の問題なのか、それとも。

     ……神社の奥の化け物というのは、邪教の使途と見てまちがいないだろう。

     とりあえず今は、はなしかけにいくことも難しい。あくまでも参加者として、動くことにしよう__

    「ところでアルハイゼン」

    「なんだ」

    「肉を焼いただけのものを料理としていいのだろうか?」

    「手間がかからなくておいしいからいいだろう」

    〈料理対向〉

    ペアでそれぞれ1d50を振って、その合計が持ち点となります。それ以外にも料理中の行動を決定して加算・減算があります。一番得点が高かったペアが優勝です。

    カーヴェ:dice1d50=46 (46) dice1d3=1 (1)

    ティナリ:dice1d50=36 (36) dice1d3=3 (3)

    セノ:dice1d50=25 (25) dice1d3=2 (2)

    アルハイゼン:dice1d50=11 (11) dice1d3=1 (1)

    コレイ:dice1d50=42 (42) dice1d3=2 (2)

    スカラマシュ:dice1d50=9 (9) dice1d3=2 (2)

    1:料理に集中する(得点+10) 2:様子を伺う(別途ダイス) 3:???(アルハイゼンの場合CoC神話技能を使って「化け物」について考える。別途ダイス)

  • 26二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 22:47:18

    カーヴェ「僕とティナリが、……56+36で92。ぶっちぎりのトップだね!ふふん」

    ティナリ「いやそれ以前に他がメシマズすぎるというか」

    セノ「なんだ? 何か言いたいことが?」

    アルハイゼン「46点あるんだが?」

    コレイ「ほ、蛍!? なんだその出目!?」

    蛍「51点だから上二人よりはマシだよ」


    セノ:dice1d3=3 (3) (1:コレイ(目星。70) 2:アルハイゼン(??。35) 3:ニィロウ(??。14))の様子を伺う。成功値は上記の通り。

    セノ???:dice1d100=18 (18)

    コレイ:dice1d2=1 (1) (1:ニィロウ 2:???)の様子を伺う。気づかれるか否かという意味でPOW対抗ロールを行う。

    コレイPOW対抗:dice1d100=35 (35) (??+スカラマシュと一緒にやるので補正10)

  • 27二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:07:02

    「……」
     コレイは慣れた様子で大根を刻み、小麦粉で衣を作る。大根の揚げ団子は、以前友達のアンバーと一緒に食べた思い出の料理だ。あの味をまた食べたくて、何度か作ったことがある。横で見ていたスカラマシュが、それとなくニィロウの方を見て、ざわめきに紛れる程度の声で尋ねる。
    「コレイ、彼女が?」
    「ああ。ニィロウは……必ず、守り通さなければいけない。少なくとも、……だから、今はまだ、大丈夫のはず」
    「……そうか。わかった、コレイさん。油の温度はこれくらいでいいですか?」
    「少し確認する……待って、やる気あるのか?」

    「完成した!」
     カーヴェが歓声をあげる。
     キノコやザイトゥン桃、ツル豆にピタパンといったものを使って、精巧な宮殿をヨーグルトをたっぷり使ったフルーツサラダの上に築き上げた。ティナリも真剣に手伝いをしたため、味も見た目も最高の一品になっている。シンプルだからこそ、このファラクケルトで取れた新鮮な素材の味が際立つ。ティナリが肩を竦めて、「人と料理をしたのははじめてだけど」と呟いた。
    「なかなか楽しいね。これなら一番をとれるかも」
    「ああ。ところで僕と結婚してくれる気になったか?」
    「どうだろう」
    「受け流さないでくれよ!」
     カーヴェが風スライムのようにぷんぷんとそういうのを聞いて、ティナリはため息を吐く。それから出来上がった宮殿を見て、ひとりごちた。
    「君のために言っているんだけど」

    「弱火で五分?つまり強火で一分ということか」
    「アルハイゼン、さては天才なのか……?」
    「効率的に物事を行う……理論の演繹」
    「よし。そちらは任せる。俺は好みで胡椒を」
    「まさかそれはこの身で万象を粛正する話をしている?」
    「付け合わせを秤量の方がよかったか?」
     仮にも成人男性がふたりそろって肉を焼くだけであそこまで失敗できるのはある種才能だと思う__横の班で見ていたペアは後にそう語る。
     ちなみに恙なくカーヴェ&ティナリペアが優勝し、商品のバグラヴァを受け取っていた。ちなみに最下位はセノ&アルハイゼンペアだ。昔ルームシェアをしていた時にカーヴェに何故か「君はもうキッチンに入るな……」と言われたのを思い出し、ちょっとだけ苛々した。

  • 28二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:17:14

    蛍「さて。ここからは自由行動だよ。とはいっても、午前中と同じくペアで動いてもらうことになる。午前中と一緒でもいいし、変えてもいいけど、どうする?」

    ティナリ「チェンジで!」

    カーヴェ「ひどくないか!?」

    コレイ「……あ、あたしは、スカラマシュと一緒に居たいけど……いや、それよりもまずは行けるところ、いけるところを教えてほしい!」

    蛍「デートスポットとして挙げられているのは、

    1:静寂の森 2:恋人の丘

    の二つだね。それ以外にも今行ける場所だと、

    3:宿泊施設 4:図書館 5:神社 6:村人たちに話を聞く

    くらいかな。ただしどこかの誰か二人は6をするのが難しいと思って」

    セノ「アルハイゼンが銀髪で片目隠れだから俺まで」

    アルハイゼン「君もファンブルを出していたと記憶しているが」

    蛍「こちらとしては一応、午前中と同じペアで行動するのを推奨してるけど、どうする?」

    アルハイゼン(……コレイ、それからスカラマシュという人物は、確実に何かの情報を抱えている。それが何かまではわからないが……一度確かめる必要があるかもしれない。ただ、ニィロウについても調べたい……セノもあまり求婚といったことをしている様子はないし、調査するのにカモフラージュとして連れていく分には最適だろう。ここは……

    dice1d3=3 (3)

    1:午前中と同じ『カーヴェ&ティナリ』、『セノ&アルハイゼン』、『コレイ&スカラマシュ』で動くか)

    2:一度全てのペアを入れ替えてみることを提案しよう)

    2の場合(出目低い順に二人一組になります)

    カーヴェ:dice1d100=92 (92)

    コレイ:dice1d100=61 (61)

    ティナリ:dice1d100=25 (25)

    セノ:dice1d100=5 (5)

    アルハイゼン:dice1d100=3 (3)

    スカラマシュ:dice1d100=44 (44)

  • 29二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:17:34

    ダイスミスdice1d2=1 (1)

  • 30二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:26:37

    アルハイゼン「……まあ、午前中と同じでいいだろう。どうせ入れ替えても俺とセノが一緒になる事にはかわりないようだし」

    セノ「何の話だ?」

    コレイ「わ、わかった……うん、じゃあ、あたしはスカラマシュと一緒に……そうだ、KP、……ってできる?」

    蛍「できるよ」

    ティナリ「…………チッ……」

    カーヴェ「入れ替えのチャンスが!」

    蛍「さて。改めてアナウンスすると、行ける場所は1:静寂の森 2:恋人の丘 3:宿泊施設 4:図書館 5:神社 6:村人たちに話を聞く だ。それとコレイは7:……に行く 8:……をする があるね。さて、どうする?」

    カーヴェ&ティナリ:dice1d6=4 (4)

    セノ&アルハイゼン:dice1d5=5 (5)

    コレイ&スカラマシュ:dice1d8=8 (8)


    蛍「……さて。てっきり、アルハイゼンはコレイを探りに行くと思っていたけど」

    アルハイゼン「彼女はまだ疑惑の段階だ。だが、それよりも怪しい人物がいる」

    蛍「わかった。……そうだね、なら」


     アルハイゼンは歩きながら、セノの後ろ姿を見つめる。

     自分とさして背格好は変わらないが、身体を動かす仕事についているからか、デスクワーク中心で虚弱気味のアルハイゼン__ひどく違和感のある言葉だ__よりは、筋肉がついている。持病、基礎疾患の類があるようには見えない。そのうえで、あの突然の発作。これが『何』を意味しているのか__

     ……『アルハイゼン司教猊下』になら、きっとお判りでしょうね。

    アルハイゼン心理学:dice1d100=39 (39) (70)

    セノ??:dice1d100=28 (28) (??)

    ????:dice1d100=38 (38) (??)

  • 31二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 23:47:05

    「……君は」

     アルハイゼンは小さく呟いた。

    「ノーデンスという神を、知っているか」

     セノが振り返る。

     その目は大きく見開かれており、驚愕がありありとうかがえる__が、それもすぐに収まる。「まさか」と呟いた言葉に込められた意味は、疑惑にも、混乱にも、確信にも、あるいは__僅かな期待にも、見える。

    「邪教について知っているのか」

    「邪教__とは、『永遠のオアシス』のことか?」

    「永遠の、……それは……」

    「この地に根付く、邪神を崇める教団だよ」

     ほんの一瞬だけ緊張と、沈黙の帳が降りる。

     ふとセノが右腕の袖をたくし上げた。深い褐色をしたそこには、くっきりと__鎖のような、何かが巻き付いたような、噛みついたようなあとがある。

    「……俺はこの身を器にすることで、人ならざる力を行使することができる。ああ、お前には『魔術』といった方がわかるかもしれない……上手く制御できなくなった時、ああなる。アルハイゼン。俺を、止めてくれるか?」

    「可能な限り」

    「なら、交渉成立だ」

     セノは袖を戻すと、そのままこちらに手を向けた。

    「邪神の教団を倒すため、共に戦おう」

    「……ああ」

     アルハイゼンはその手を取る。

     握った手は内側から発火しているように熱く、まるで彼を器にしているという「人ならざるもの」が、アルハイゼンに警告しているようにも感じた。


    セノ「……というわけで、俺は魔術をいくつか覚えてる。目的は……『ファラクケルトの教団を調査すること』だ」

    アルハイゼン「とんでもないHOを持たされたんだな」


    蛍「セノはCoC神話技能を『あなたより多く』持っている。また、それに対して『よくおもってはいない』ようだね」

    アルハイゼン(……俺より多く? それに魔術まで……俺よりも神話的技能が高い位置にある? 魔術師……にしては、態度がおかしい。これは……警戒する必要がありそうだな)


    セノ「KP」

    蛍「わかってる。対抗ロールにしても?」

    セノ「……dice1d2=2 (2) (1:すぐにする 2:あとでやる)」

    セノ???:dice1d100=4 (4) (??)

  • 32二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 09:24:58

    蛍「クリティカル!?!?!?!!!」

    セノ「やったあ。」

    蛍「困るって!!……じゃあ、えっと……いつするかだけおしえて」

    セノ「dice1d3=3 (3) (1:今日の夜 2:……を発見したら 3:シナリオ終了時)で頼む」


    カーヴェ「このデートイベント、もしかしてニィロウやファルザン先輩を引いていたらそっちといってついでに探ったりできたやつか?」

    蛍「うん。」

    カーヴェ「ティナリ!!!」

    ティナリ「僕にキレないでよ全面的な被害者だよ僕は!!!!」


     図書館は、公民館に併設されている小さな建物だ。今は祭りの最中なのか、人も少ない。ティナリに導かれてここにやってきたカーヴェは、「どうしてここに?」と不思議そうな顔をして尋ねた。ティナリは少しだけ視線を落としたあと、かつかつとかかとを鳴らして奥に進んでいった。

    「知りたいことがある」

    「それは?」

    「ひとつは、さっき聞いた事。生贄とか、化け物がどうとか、穏やかじゃない。この村の歴史……『砂花連祭』について、きちんと調べる必要がある」

    「ああ。確かに。それで、もうひとつは?」

    「……」

     ティナリが足を止めた。

     『郷土の歴史資料』というまとめがあるあたりだ。おそらく前者の内容を調べるためなのだろう。ティナリの横顔はどこか曇っていて、焦りすら見られる。それが何に起因するのか、カーヴェにはわからなかった。

    「君にも」

     関係することだよ、カーヴェ。

     声が、少しだけ普段より低かった。

    dice1d2=2 (2)

    1:祭りについて調べる 2:この村の歴史について調べる

    カーヴェ図書館:dice1d100=98 (98) (70)

    ティナリ図書館:dice1d100=17 (17) (70)

  • 33二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 09:35:19

    ティナリ「カーヴェ!?!?」

    カーヴェ「ごめん!!!!」

    蛍「……うーん、ここで情報取れないと困るし……よし、こうしよう」


     教授なので、資料を探すのには慣れている。ティナリはすぐに目的の書籍を見つけて、手に取った。「ファラクケルトの歴史」と書かれた本__それをぱらぱらとめくっていると、ふと気になる記述を発見する

    『砂神と花神について』

    その昔、花の神が空から降りて来て、この地に花を咲かせ、深い眠りについた。花は少女の形になり、巫女として人々を導いていた。そんなある日、砂漠の果てから黄金をもたらす砂の神がやってきた。砂の神は美しい花が咲き乱れる地を見て、ここで暮らしたいと頼んだのだ。巫女は少し考えた末に、千年の時がたって花の神が目覚めるその時までこの地を守ってくれるのなら、いてもいいと言ったのである。砂の神はうなずいて、この地のまもり神となった。砂の神と花の民が手を取り合ったことを記念して、「砂花連祭」がはじまったのである。

    「うーん……?」

     よくあるおとぎ話、といえばそれまでだが、「砂」と「花」を対照させるのはあまり聞いたことがない。それに、こういうのは普通、神と神が契約するものだとおもうが、何故神と巫女が? なんだか変な感じがする。もう少しきちんと調べてみる価値があるかもしれない__

    「カーヴェ?」

     ふと黙りこくったカーヴェが気になって、ティナリが振り返る。

     そこでは真っ青な顔をしたカーヴェが、震える手で何かの書類のようなものを握りしめてたっていた。何を、と声をかけようとしたところで、思い切り手を振り払われる。はずみで書類を取り落として、カーヴェは崩れ落ちた。口許を押さえて、少しだけ震えている。

    「……ちが、そんな、はずは……」

    「カーヴェ……?」

     落とした書類。

     その表紙には、『永遠のオアシス構成名簿』と書かれていた。

    カーヴェSANc:dice1d100=91 (91) (55) 0/dice1d6=4 (4)

    dice1d3=3 (3)

    1:一旦カーヴェを落ち着かせて話を聞く。(ティナリ精神分析:dice1d100=77 (77) (70))

    2:このまま図書館での調査を続行する。

    3:別の場所dice1d6=5 (5) に向かう。

  • 34二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 21:03:07

    期待

  • 35二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 22:55:01

    「……君もここに潜入調査に来た口か」

    「ああ。それと……まあ、今はいい。お前も『同じ』なのは好都合だ、以降はペアを装って動こう。やりやすくなる」

    「なら『デートスポット』に行く必要もないか……どうする?」

    「初日に向かった神社はどうだ。なにか情報があるかもしれない」

     二人は内容が周囲に気取られないように会話をしながら、できる限り人の少ない道を歩く。それでもすれ違った村人__銀髪片目隠れでSIZが60くらいの男、例の噂も相まってかなり怪しまれた__には、「縁結びの神にもう一度お祈りをしにいくことにした」と適当に誤魔化した。信仰を盾にすれば深堀しづらいことを、アルハイゼンはよくよく理解している。

     改めて例の神社を訪れると、観光客を集めているにしてはかなり古い__というより、手入れが行き届いていないように見える。入口にある神話らしい看板はほとんど塗装が剥げているし、人が近づくあたりだけは最低限見栄えを整えてあるが、すこし境内の端の方に目を向けると、伸び放題の雑草がいくつか生えているのが見える。植物学に明るい訳ではないが、さして変わった植生があるようには見られない。詳しく確認するには__ティナリかコレイあたりに聞けばいいだろうか?

    「……だめだ、本殿には入れないようになっている。それと、管理用であろう建物に入ってみたが、もぬけの殻だった。放置されて久しいんだろう」

     あたりが外れたらしいセノが肩を落とした。アルハイゼンも顎に手をあてて、しばらく考え込む。まだ情報が足りない。しかし__『花砂連祭』の開会の奉納舞が神社で行われる、ということは、少なくともここの信仰と関連しているはずであり、更に現実的な話をすればこの土地を貸し出すにあたり管理者となんらかの取り決めや契約があったはずだ。「もぬけの殻」というのは、少なくともおかしい。どこか別に本拠地がある? 一体どこに。

    「……とりあえず、他にめぼしい場所がないか探そう。セノ、探索を補助する魔術に心当たりは?」

    「残念ながらない……あったとしても、積極的に使いたいとは思わない」

    「そうか」

    セノ目星:dice1d100=56 (56) (70)

    アルハイゼン目星:dice1d100=54 (54) (70)

  • 36二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:09:04

    「……うん?」

     そこで、本殿の裏に、小さな蔵があることに気づいた。

     そこだけいくらか踏みならされた形跡があり、人が使っているらしいことがわかる。付け加えるなら鍵がかけられている。鍵を見つけるか、あるいはなにか武器や工具があれば壊せそうだが、少なくとも素手で破壊できそうにはない。セノも同じ考えに至ったのだろう、「探してみるか」と尋ねてくる。

    「どこにある?」

    「俺にわかるわけがないだろう」

    「無理矢理、破壊するとしたら?」

    「難しい……あれ」

     ふとセノが顔をあげる。

     遠くにコレイが見えた。何をしているのか、やたらこそこそとしているように見える。その隣にはあの、スカラマシュという男がいた。彼はこちらの姿を見つけると、奇妙に笑ってみせる。気づかれた? はっと、した、直後。

    「セノ! アルハイゼン!」

     近い位置から、声が聞こえた。


    「__というのが、砂神と花神の伝説だ。それと、『永遠のオアシス』という団体がある。僕は直接見たわけじゃないけど、それを見た時からカーヴェがこんな感じで。これでも多少落ち着いたんだけどね」

    「……」

     カーヴェは顔を青くして、俯いている。ティナリは心配げにしているが、セノとアルハイゼンは、顔を見合わせて目を見開いた。

     『永遠のオアシス』。

     それはまさに、二人が追っている教団だった。それにつながる情報が、ある? それも誰にでも使えるような図書館に。一体なんなのだ、その組織は__考えていると、カーヴェは震えるくちびるを開いて、とじて、それからぐっと、こぶしを握り直した。

    「……あれは、嘘だ……」

    「何?」

     尋ねるとカーヴェはふるふると首を横に振る。情報共有しなきゃいけない、んだよね。言いながら、顔を上げて、しかとこちらに目を向ける。それから、やたら淡々とした口調で語りはじめた。

    「『永遠のオアシス』というのは、小規模な宗教的互助団体だ。檀家みたいな感じだな。とはいっても、村人の全員が入っているわけではないらしい。どちらにせよ、ここが現在の神社を管理し、『砂花連祭』を主宰している。現会長の名前は、」

     __ニィロウ。

     アルハイゼンが、少しだけ目を細めた。

    dice1d2=1 (1)

    1:コレイたちも呼ぶ

    2:コレイたちは泳がせておく

  • 37二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:22:23

    「……いつまで隠れているつもりだ」

    「ッ!」

     そこで、物陰に隠れていたコレイとスカラマシュが、おそるおそるといった様子で出てくる。カーヴェとティナリが驚いたような顔で振り返った。「君たち、午前中も……」と、そこにほんの一滴だけ、疑心暗鬼に陥りつつある人間の色が見えたのか、コレイが慌てたように言いつくろう。

    「き、奇遇だな! 四人ともここにいるなんて……」

    「御託はいい。君たちは明らかに、カーヴェとティナリを尾行している」

    「そんな……ことは、ない……」

    「気のせいですよ。コレイさんが怯えているので、あまり問い詰めないでいただきたいのですが」

    「……ティナリとカーヴェはともかく、君たちはもし本当に何かをなすべきつもりなら、もう少し上手く『なかよし』を装うべきだ。少なくとも君たちは、仲を深めるために一緒にいるようには見えないようだが」

    「そ、それは、……えっと、」

    「アルハイゼン、あまりコレイをいじめないでやれよ。……でも、コレイ。僕も、本当のことをきかせてほしい」

     つらつらといっていると、カーヴェが口を挟んできた。コレイはばっと顔を上げて、カーヴェの方を見る。そうしてその視界の端に、森の色をした青年__ティナリの姿を見つけると、やや力むようにしてこう言った。

    「あっ、あたしは、ただ、ティナリ師匠が心配だっただけ! ……それ以上でも、それ以下でもないから……」


    カーヴェ・ティナリ「「心理学!!!!」」

    コレイ「ノータイムで疑うなよ!」

    セノ「お前の『安危』がどうなるかは、俺達が『疑心暗鬼』であるかによる」

    コレイ「セノさん!!」


    アルハイゼン「……KP、俺も同じタイミングでロールを振りたい。ただし、他二人には心理学として宣言するが、実際には説得ロールを振りたい。コレイだけでなく、スカラマシュにもだ」

    蛍「許可しよう。ただしスカラマシュに対しては、少し処理が変わる」

    アルハイゼン「……?」


    カーヴェ心理学:dice1d100=63 (63) (70)

    ティナリ心理学:dice1d100=29 (29) (70)

    アルハイゼン説得:dice1d100=62 (62) (14)

    アルハイゼン??:dice1d100=85 (85) (??)

    セノ??:dice1d100=4 (4) (??)

    セノ??:dice1d100=3 (3) (??)

  • 38二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:48:13

    蛍「セノなんなの!?!?」

    コレイ「なんかあたしもしかして詰んだか?」

    アルハイゼン(俺と同じように二回ダイスを振った? 俺の秘匿技能は……そのことを考えると、まさか、セノのHOは……)

    蛍「……わかった。じゃあ成功したカーヴェとティナリには、この情報を渡しておく。共有する?」

    コレイ「やめてくれ!!!!!!!!」

    蛍「って言ってるけど」

    ティナリ「あー……なるほどね。まだ判断に迷うな」

    カーヴェ「アルハイゼン、どうする? 知りたいか?」

    アルハイゼン「別にいい」

    アルハイゼン(少なくともティナリが平然としているあたり、さして大きなネタはないのだろう。それに__)

    蛍「以上がクリティカル情報だよ。共有する?」

    セノ「……アルハイゼン。後で来い」

    アルハイゼン「わかった」

    ティナリ「えっ! 僕達には教えてくれないの!?」

    セノ「SANcがある」

    カーヴェ「なんで!?」

    ティナリ「なっ……なら、一旦やめておこうかな」

    コレイ「…………………」


    「……セノ?」

     カーヴェとティナリ、コレイとスカラマシュが談笑している様子を見ていたセノが、突然目を見開き、絶叫するのを堪えるように口許を押さえて後ずさる。

     真っ青だ。その様子はどことなく、「人ならざるものに憑依されている」といった時のことを思い起こさせる。彼はどうやら、神々に対してアルハイゼンよりも親和性が高いようだから、こちらを見つめ返す深淵の視線__気づいてはいけないあらゆる事象に、気づきやすいのかもしれない。

     セノの手がアルハイゼンの手を握った。相変わらず、異様なまでに熱い。もしこんなにスムーズに共同戦線が組まれなければ、「接触した際異様に熱い」ことがセノの違和感に気づく原因になったのだろうな__どちらにせよ、怯えるようにガチガチと歯の根が噛み合っていない様子は、まさに彼が「それ」についてどう思っていることを示唆しているようで、痛々しく__

     忌々しい。

    「……後で、」

     アルハイゼン、誰にも聞かれるわけにはいかない。

     スカラマシュがちらりとこちらを見て、くちびるに酷薄そうな微笑みを浮かべていた。

    セノクトゥルフ神話技能:dice1d100=3(??) クリティカル 技能成長:??→??+1

    セノSANc:dice1d100=94 (94) (65) 2/dice1d6=5 (5) +1

  • 39二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 23:55:01

    セノ「あっ」

    アルハイゼン「あ」

    ティナリ「でかくない?減少値」

    カーヴェ「君、一体何に気づいたんだ!?」

    コレイ「なっ……なんかごめん、セノさん!」

    蛍「ふふ、アイデア成功したら発狂一番乗りだね?まだ『何も神話的事象は出ていない』はずなのに……楽しみだ」

    アルハイゼン「発狂したら誰が被害を被ると思う?俺だ。死ぬ気で失敗しろ」

    セノ「……うん」

    カーヴェ「アルハイゼン!脅迫しない!」

    ティナリ「まあセノ今回アイデア低い方だし大丈夫じゃない?」

    セノアイデア:dice1d100=26 (26) (65)

    成功の場合一時的狂気:dice1d10=1 (1)

    発狂時の行動

    1:気絶 2:パニック 3:大泣き 4:早口でぶつぶつと意味不明なことを言う 5:その場に釘付けになる 6:???? 7:妄想 8:反響言語 9:奇妙なものを食べたがる 10:昏迷

  • 40二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 00:08:28

    コレイ「……気絶、か。えっと、これってあたしたちが離れた後、緊張の糸が切れてふらっといく、みたいな処理にしてもいいか?」

    蛍「一番マシなの引けてよかったね」

    アルハイゼン「物理でなおせないぶん一番厄介まであるが」

    セノ「精神分析持ってるだろ貸せ」

    カーヴェ(……本当に何に気づいたんだ? 僕ら……に対してなわけがないし。コレイもなんか変だし……あのスカラマシュとかいうやつ、神話的な何かなのか? 例えば……)

    ティナリ(……まさか)


     目を覚ます。

     はっと跳ね起きる。どうやらそこは、神社の境内から少し離れたところにある木陰らしい。全身が冷や汗でじっとりとしていて、気持ち悪い。何をしたわけでもないのに肩で息をしていると、「気が付いたか」と声が聞こえてきた。

    「アルハイゼン……運んでくれたのか。ありがとう、迷惑をかけた」

    「まだ君に聞けていないから」

     セノが顔を向けると、アルハイゼンが読んでいた本を閉じて鞄に入れ、ぱりぱりと小枝を踏んで歩み寄ってくる。セノは座ったままだ。というより、へたり込んだままであるようにも見える。しばらく膠着を続けた後、折れたアルハイゼンが座ると、セノは静かに__低く、語りはじめた。お前は、

    「『イスの偉大なる種族』を知っているか」

    アルハイゼン精神分析:dice1d100=29 (29) (70)

    アルハイゼンアイデア:dice1d100=35 (35) (60)

    成功の場合dice1d3=1 (1) (1:今 2今日の夜 :3:シナリオ終了時)

    アルハイゼンSANc:dice1d100=57 (57) (34) 0/1


    カーヴェ&ティナリ:dice1d5=5 (5)

    コレイ&スカラマシュ:dice1d6=2 (2)

    1:静寂の森 2:恋人の丘 3:宿泊施設 4:図書館 5:村人たち 6:??

  • 41二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 07:28:35

    「『永遠のオアシス』? ああ、あの、ニィロウの」

     村人たちに話を聞くと、案外すんなり、教えてくれた。

     話を聞く限り、ただの互助団体といった印象だ。ティナリが「神社が荒れているのが少し気になってね。調べたらそこが管理してるっていうから」と言うと、村人は苦虫を嚙み潰したような顔をした。

    「先代がね。ニィロウが来てからはよくなったんだけど、それまでは酷いもんだったから……そのせいで、結構離反者も出たみたいだし」

    「へえ。酷いってどんな?」

    「色々だよ。まあ、もともとあそこは砂の民のものだったからねえ」

    「……『砂の民』?」

     花の御子、砂の神というのは聞いたが、「砂の民」という言葉はきいたことがない。なんだかひっかかるものがある。カーヴェは目を細めて、「もう少し詳しく、教えてくれないか」と尋ねた。

    カーヴェ心理学:dice1d100=10 (10) (70)

    ティナリ心理学:dice1d100=53 (53) (70)


    「……あやしまれちゃったかも」

     コレイが肩を落とすと、スカラマシュがにやにやと笑いながら「見つめすぎだったんじゃない?」といってくる。ぱっと顔を上げて「あたしはっ、」と二の句を紡ごうとするが、再び項垂れた。

    「あたしは……ただ、師匠が……カーヴェさんが、」

     そこでふと、コレイが足を止めた。

     恋人の丘はいわゆるデートスポットだ。だが__そんなものは、コレイの頭には昇らなかった。ただ、それを見た瞬間、脳内をしめたのは、あの__

     ……吐き気がする。

     突然真っ青になって口許を押さえたコレイを、スカラマシュがくちびるを吊り上げて見ていた。

    コレイアイデア:dice1d100=15 (15) (80)

    アイデア成功の場合コレイSANc:dice1d100=89 (89) (70) 0/dice1d10=2 (2)

    コレイ目星:dice1d100=36 (36) (70)


    アルハイゼン幸運:dice1d100=27 (27) (35)

    成功の場合アルハイゼン??:dice1d100=2 (2) (70)

    失敗の場合アルハイゼン??:dice1d100=34 (34) (70)

    セノ????:dice1d100=100 (100) (??)

  • 42二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 10:46:23

    TRPGはわからんけど面白く見てる

  • 43二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 17:18:54

    「ああ……あまり人に聞かせる話じゃないんだけど」

    「知りたいんだ。教えてほしい」

     カーヴェがまっすぐに見つめる。その瞳のあまりの真摯さに、村人はしばらく迷った末に、「わかった」と頷いた。それからぽつぽつと、語り始める。

    「あの神社は村に近い位置にたてただけのもので、本来の御神体はもっと、森の奥にあるんだ」

    「森の奥?」

    「ああ……甘露花海というところだ。もう昔の話だが、そこに生贄を捧げる風習があってね」

    「……生贄?」

     ティナリが声を低くして繰り返す。村人は視線を彷徨わせながら続けた。

    「神様に捧げるんだと……うちの娘もとられそうになったんだが、寸でのところで逃がしてもらった。それでも村に厄災は降りかかっていないし、作物も取れている。あんな風習、意味ないんだ」

    「逃がしてもらった、って……生贄を逃がす人間がいるの?」

    「元『永遠のオアシス』構成員だ。生贄のことを知って離反した。もし尋ねたければ__」

     そこで村人はふと遠くを見た。少し離れた小高いところに、夕暮れの空に照らされて、小さな教会のような建物がたっている。

    「『アアル院』にいくといい」

    dice1d2=2 (2)

    1:今日は帰る 2:『アアル院』に向かう


    「……」

     コレイはふと、足元を見た。そこには、舗装された道であるにしても不自然なほど、明らかに人工物の石が置かれている。つやつやと磨かれたそれは、およそ人が二人並んで眠ることができるほどの大きさで、ステージか何かであるようにも見えた。

    「……『放浪者』、ここに細工をすることはできるか?」

    「どんな?」

    「……を、……できるような……あるいは、……みたいな」

    「できないことはないよ。ただ、道具がいる。それと周りの人に見つからないようにする運かな。君は持ってる?」

    「一応、工具一式は持ってきたけど。お前がほしいものがあるかはしらない」

     放浪者がにいと目を細める。真っ赤な空が、まるでこちらを咎めるように、夕陽を投げかけていた。

    「これが終わったら一緒に鐘を鳴らそう。君の本懐が遂げられるよう、祈りを込めてね__」

    コレイ幸運:dice2d100=20 4 (24) (70)


    セノ「出目でコントをしている?」

    アルハイゼン「君のダイスはクリファンしか出ないのか?俺はそれ以外も出るが」

    蛍「……わかった。じゃあ、こうしよう__」

  • 44二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 17:53:22

    「……イス?」
     どこかの誰かが気絶していたせいで、外はもう暗くなりつつある。そろそろ宿に帰った方がいい__アルハイゼンは立ち上がると、ゆるりと歩き出した。セノもあわてて後を追いながら、うつむいて、ぎゅっと自身の服の裾を握りしめる。
    「俺も……知らなかった。だけどわかったんだ。生物と精神を交換できる『旧支配者』。あれは……それだった」
    「どういうことだ」
    「スカラマシュという男。あれは、人間じゃない。……いや、正確には人間だが、その精神は『それ』に寄生されている。何が目的かはわからないが__それが、コレイの傍にいる! そしてコレイは、それを隠したがっているようだった、もし、」
     セノの声が俄かに焦りはじめる。セノとティナリがよく一緒に仕事をしていて、ティナリとコレイは師弟関係だ。であれば、セノとコレイも仲がいいのだろう。その程度のことは、想像に容易い。さして親交が深い訳ではないが、一般的には友人が旧支配者に取り込まれていたらショックを受けるものなのだろう。アルハイゼンは視線を巡らせた。
    「もし、コレイが旧支配者の手に堕ちていたのだとしたら、俺はコレイを倒さなければならないのか? ……嫌だ、俺は……どうして、こんな……」
     再び嫌な想像をしてしまったのか、セノの声に焦燥、あるいは恐怖のようなものが見られる。それは泣くのを堪えているようにも、絶望するのを寸でで留まっているようにも感じられた。そこでセノは、ばっと顔を上げる。
    「アルハイゼンは、信用してもいいんだよな? アルハイゼンは俺の味方なんだよな。俺の気づいた全ては嘘で、お前はたとえば神話的事件に巻き込まれただけの一般人、あるいは『俺達』と同じように、神話生物と戦っているんだよな? そうだといってくれ、頼む、アルハイゼン、俺はお前を信用したい、あいつと協力するのが難しい今頼れるのはお前だけなんだ、アルハイゼン、お前は、」
     振り返る。
    「『深淵の神を崇める教団に所属していない』、よな?」

  • 45二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 17:53:35

     ゴ、と。

     鈍い音がして、セノの視界がぐるりと反転する。そこではじめて、自分たちが宿屋ではなく、むしろ人目につかない、森の暗がりに向かっていたことに気づいた。視界の端で、ちょうどうまく振り回せそうな木の棒をもったアルハイゼンが、無表情にセノを見下ろしている。

    「君は俺の神も唾棄する、警察、あるいは探偵といったものだな」

     アルハイゼンが無表情でこちらに屈みこむ。視界が遠く、黒く、染まっていく。

    「君のその力は利用できる__だがそれで捕まっては元も子がないものでね」

     せいぜい『協力』しよう、セノ。

    アルハイゼン近接戦闘(ショックロール):dice1d100=2 クリティカル(奇襲判定だが、セノは以前のクリティカル判定で「アルハイゼンは何らかの邪神を信仰している」と気づいていたため、判定を行った。ダメージ1点を2点に増やせるようだが……今回は、それは不要だろう。)

    セノCON判定:dice1d100=100 ファンブル(気絶)

    ……さて、どうする?

    dice1d3=1 (1)

    1:今回はアルハイゼンの勝ちということにして共同戦線続行(ロール無しで見逃してもらえる。ただし今度力関係がひっくり返る可能性がある)

    2:脅して上下関係叩き込んで言うこと聞かせる(説得半分とPOW対抗。ただし今度もセノはアルハイゼンに逆らえなくなる)

    3:洗脳完了してセノを勧誘成功するまで説得振る(これ出たらあとで処理考える)


    蛍「コレイも出目暴れてる!」

    コレイ「えへへ」

    蛍「……わかった。それじゃあ、クリティカル特権として更に……だよ。今は…………みたいだね。どうする?」

    コレイ「そっか。うーん……戦闘技能は持ってないんだよな……じゃあ、

    dice1d2=2 (2)

    1:向かおう」

    2:……いや、先に宿に帰っておく」

  • 46二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:15:36

    「__わかった。その条件で構わない。ただし今回だけだ。次に見た時は必ず__お前の尻尾を掴む」

    「……直接的に攻撃する呪文は持っていないんだな」

    「残念ながら」

    「君は甘い。気づいた時点で行動に移すべきだ」

    「今身をもって体感しているところだよ」

     体格は同程度とはいえフィジカル自体は向こうが上だ。呪文が詠唱できないように猿轡までしようとしたところで、それだと意思疎通が取れないことに気づいたアルハイゼンのとった策は、簀巻きにして抵抗を封じつつ、視界を奪って正確な位置指定ができないようにすることだった。その状態でこんこんと『説得』し、遂には協力を続ける__その間、アルハイゼンの不利益になることはしない、ということで合意した。よくとる手段としてはこのまま助けが呼べないように木のうろか何かに転がしておくところだが、今の状況だと怪しまれるリスクが高い。「幸いにも」といって、アルハイゼンは地面に転がされたままのセノに近づく。

    「俺たちは『永遠のオアシス』を潰すという目的では一致している」

    「潰す、というつもりはさしてないが。まだ審判の段階だよ」

    「再三言うが、君の力は興味深い。『治癒』に、『刀身を清める』……それと、『神霊憑依』だったか」

    「……」

     アルハイゼンの指が、セノの顎を掴んだ。

    「協力してくれてありがとう、セノ」

     絵面が完全にほ〇らちゃんとキュ〇べえのアレだった。


    「ちょっと待ちな」

     『アアル院』__そう呼ばれた建物に入ろうとした二人は、背の高い女性に制止され、足を止める。彼女は二人の姿を順にみると、「この村の他所の人間だな?」と尋ねた。と、いうていだが、殆ど断定するような口調だ。

    「大方『砂花連祭』の参加者だろ。もう夜も深い。それにここはただの医療施設で、あんたらが好みそうなものはないよ。さっさとニィロウたちのところに帰るといい」

     そしてこれも、勧める、というより有無を言わせぬ言い方である。だがここで、引くわけにはいかない。ティナリはぐっと顔を上げ、見返す。時間は有限だ。必ず__刻限までに、真実を見つけなければならない。

    「少し、尋ねたいことがあるんだ」

    カーヴェ説得:dice1d100=95 (95) (60)

  • 47二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:26:29

    ティナリ「カーヴェ!?」

    カーヴェ「ファンブルじゃないからセーフ!ファンブルじゃないからセーフ!!」

    コレイ「欲張るからだめなんだよ。さっさとかえっておけばよかったのに。というか寂しいから帰ってきてよ早く! 四人ともどこで何やってるんだ!?」

    蛍「なら……女性はカーヴェが何を言っても取り付く島もない。ただ、『来るならまた日を改めて来な』とはいてくれるね。そうだ、明日も今日と同じように「午前」と「午後」にわかれてペアを交換することができる、とだけ言っておくね」

    ティナリ「うう……『アアル院』だけじゃなくて、なんだっけ、『甘露花海』の御神体も調査に行きたいんだけど。明日は手分けした方がいいかも」

    コレイ「あ! じゃっ、じゃあ、あたしが『甘露花海』の方に行く……! えと、御神体なんて、確実にSANcがあるだろ? SAN値固めのあたしがいった方が安全だよ」

    カーヴェ「……そうか?」

    アルハイゼン「戻った」

    セノ「そうだ、全体では共有し忘れていたが、神社に鍵のかかった蔵がある。鍵を探した方がいいだろう」

    ティナリ「神社の鍵、か……施設管理を賄っているらしいファルザンか、『永遠のオアシス』の会長だっていうニィロウが怪しいかな」

    アルハイゼン「俺もそう思う。……それじゃあ明日は、『1:甘露花海に向かう』『2:アアル院に向かう』『3:神社の鍵を探す(ニィロウやファルザンに話を聞く)』というふうに手分けし動いた方がいいだろう。ペアはどうする? 俺としては今日と同じでいいが」

    コレイ「あたしも」

    セノ「チェンジで」

    ティナリ「おなじく」

    蛍「……うーん、それじゃあ……

    dice1d2=1 (1)

    1:今日と同じで」

    2:ダイス振って決め直そうか。出目低い順にペアね」

    2の場合

    カーヴェ:dice1d100=100 (100) コレイ:dice1d100=8 (8) ティナリ:dice1d100=1 (1) セノ:dice1d100=67 (67) アルハイゼン:dice1d100=53 (53) スカラマシュ:dice1d100=62 (62)

  • 48二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:40:17

    蛍「採用されなかった世界線で相変わらずとんでもない出目出てるしアルハイゼンとセノでペアだしダイスの天理が遊んでいるとしか思えないんだけど」

    セノ「全くだ」

    コレイ「え、えっと、じゃあ、改めておさらいしよう。明日の午前も『カーヴェ&ティナリ』『アルハイゼン&セノ』『コレイ&スカラマシュ』のペアで動くことは確定なんだな。あとはどこに行くかだけど……」

    カーヴェ「ここは公平にダイスで決めようよ。あ、早く終わったペアは各々まだ探索できていない場所を調べる、という感じでどう?」

    ティナリ「そうだね。コレイ、いい?」

    コレイ「……うん」

    アルハイゼン(……彼女はやはり、何かを隠している。イス人であるスカラマシュと一緒に居たがったり、『甘露花海』に行きたがったり……一体何が目的だ? 彼女は__)

    アルハイゼン(俺の、味方であるのだろうか?)

    ティナリ「じゃあ、出目が低い順に『1:甘露花海』『2:アアル院』『3:ニィロウやファルザンに情報収集』に向かおう。泣いても笑っても一発勝負だよ、それ!」

    カーヴェ&ティナリ:dice1d100=17 (17)

    セノ&アルハイゼン:dice1d100=32 (32)

    コレイ&スカラマシュ:dice1d100=10 (10)


    蛍「……コレイ」

    コレイ「なんだ?」

    蛍「夜時間に少し処理がある。はい」

    コレイ「えっ……え、あ、あ!?」


    「うあああああああああああッ!?!?」

     コレイが悲鳴を上げて飛び起きる__夢だ。

     ゼエゼエ、息が苦しい。「夢だ、あれは夢だった……大丈夫……」と言い聞かせるように、震える肩を抱いて、それから何かを引き寄せる。

     __銀製のクローバーマークが、日の光を浴びてきらきらと輝いていた。

    コレイSANc:dice1d100=79 (79) (68) 1/dice1d6=2 (2)

オススメ

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