[閲覧注意]オルフェは

  • 1二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:01:59

    しゃぶらせたいししゃぶりたい
    みんな決めてほしいんだよって言ってるあたりの顔とポーズで目覚めた

  • 2二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:05:04

    ふふふ、おまたせ

  • 3二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:07:28

    キャラ的にはお兄さんなのにちょっと幼い感じもあるの普通にそそる

  • 4秘書官 24/05/16(木) 13:08:49

    わかる

  • 5二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:11:03

    オルフェシコスレか...

  • 6二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:31:33

    あの長髪絶対エロいことしてる時に引っ張りたくなるよなあって思う

  • 7二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 13:56:56

    >>2

    何だその仮面は

  • 8二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 14:06:59

    >>4

    仕事中に何してんですか

  • 9二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 14:10:28

    子供コラのやつで思ったけどオルフェにポニテやってほしい

  • 10二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 14:25:40

    9歳の末っ子アコードになっていつもかっこよくて頼れるオルフェお兄ちゃんが紅潮した顔でおっさんのブツをしゃぶらされてるところをこっそり見たい

  • 11二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 17:07:28

    意外とえっちなのかオルフェって

  • 12二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 17:11:12

    >>11

    名前からにしてスケベだからな!オルフ〇ラムタオ

    オルァ!フェ〇しろ、ムタォ!!

  • 13二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 17:16:11

    死ぬ直前のシーン悲しいんだけど妙に無表情気味なのもあって儚げで顔綺麗だなと思ってしまった

  • 14二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 17:47:10

    わからせ適正あるよね

  • 15二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:01:09

    >>1

    お前もしゃぶるのか...

  • 16二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:05:59

    身持ち固そうなのにきょうだい達のこと持ち出して"お願い"すれば好きにさせてくれそうなのがいけない。TSしたら同じくTSしたイングリット♂にヤンデレ男子モノ定番シチュを一通りされるだろうというのが容易に想像できてしまってクるものがある。

  • 17二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:06:42

    >>13

    血で赤黒くなってるのもあって蒼い目が際立つよね

  • 18二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:36:42

    内心愛に飢えてる設定のせいで妙に押せば行ける感あるのが悪い

  • 19二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 18:49:18

    つまりあにまん准将の餌になる可能性があると

  • 20二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 19:33:35

    白馬の王子様に見せかけて実は王子様を待つお姫様って感じがするのがいけない

  • 21二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 19:38:28

    愛されるってこういうことだよってホラ吹いて堂々とエッチなことしたい

  • 22二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 19:40:03

    >>14

    公式が最大手だからな

  • 23二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:16:30

    >>2

    >>4

    お前らはこんなとこで何してんだ

  • 24二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:17:35

    >>4

    つまり秘書官殿は生えてる・・・?

  • 25二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:21:58

    DP的に役割に疑問を持ったらいけないからね
    この行為に何の意味もない事を知らせた後に役割を逸脱した自分を責めさせて曇らせるのもいい

  • 26二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:29:46

    准将のスパコ棒でわからせして欲しい世界が望んでる

  • 27二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:31:33

    >>26

    准将とオルフェでズブズブに依存し合う世界がふと浮かんだ

  • 28二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 20:32:56

    スパコ棒に屈服させられるのもモブおじに咥えさせられてどハマリするのもイングリットに優しく快感を教え込まれるのも全部いい

  • 29二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 04:32:26

    >>24

    ftnr秘書官にわからせられる宰相閣下とな

  • 30二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 09:23:17

    このレスは削除されています

  • 31二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 11:37:15

    オルフェが男装女子の世界ください…

  • 32二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 12:12:15

    娶ったオルフェを毎日抱き潰して「愛される幸せ」を教えこんでやりてぇ〜〜〜〜

  • 33二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 12:26:42

    >>13

    あまりにも表情が未亡人

  • 34二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 12:27:31

    遺伝子似てるんだしキラの赤ちゃん産めそう

  • 35二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 12:29:26

    >>29

    しょうがないから口でしてやるかみたいな感じになってたら調子乗ったイングリットに頭掴まれて好き放題されて欲しい

  • 36二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 12:53:51

    >>11

    名前にフェ◯とか入れてる時点で健全なわけないからな

  • 37二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 20:09:39

    なんとなくイングリット(ふたなり)とオルフェだと前者の方がパワーバランス強そうなのはなんでなんだろうか

  • 38二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:18:03

    オルフェはNTR竿役みたいなポジションではあるけど本質的に受けな気がする

  • 39二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 08:19:31

    いくら穢されても綺麗なままでいそうなのも余計煽られるというか

  • 40二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 08:31:27

    >>39

    全くもってその通りだよ

    美しいくせして何度穢しても美しさを損なわないのがいい何度でも穢せる

    快楽堕ちは堕ちるまでが一番抜けると言うがその一番抜けるタイミングがずっと続いてるような感じだな

  • 41二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 09:28:24

    >>39

    流石はみんなの太陽だよねシコシコ

  • 42二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 09:36:49

    >>6

    おおおおおあの綺麗な髪をハンドルにして乱雑に扱いてぇ〜!

  • 43二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 10:33:36

    >>35

    あくまで上から目線で発散の手伝いする気分だったのに完全に逆転して道具にされちゃうのいい...

  • 44二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 11:09:54

    映画始まって即サービスシーン見せてくるド変態なんだからシコられても文句言えねえよなあ!

  • 45二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 16:47:35

    >>43

    本能のままに何度も出してたら宰相閣下を気絶させちゃってるのに気付いて一瞬ヤバいと思うけどその表情でまた大きく固くなる秘書官の秘書官。とりあえず自分の部屋に連れ込んで服を脱がすがあえて貞操を奪わずしかし全身を堪能するに留めるのは彼女の中で既定路線。

  • 46二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 18:47:40

    本当にあにまん准将の餌だww

  • 47二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 18:59:27

    キラに本当に愛されることの悦びを教えられて、腕枕されながら穏やかに眠るオルフェ…

  • 48二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 21:07:26

    閲覧注意方面じゃなくても(人並みの幸せや愛情を)わからせたいとかそういう不憫で稚い部分もあるからなあ…

  • 49二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 21:31:47

    オルフェはもう少し自分が性的な存在であることを自覚して日々を過ごして欲しい

  • 50二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:36:43

    >>40

    求めているのは一時の快楽じゃなくて愛だからな。身体は屈しないけど、もし本当に愛が手に入ったら心がどうなることか…

  • 51二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:46:22

    >>15

    愛を教えてあげるんだからしゃぶってあげなきゃ...

  • 52二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 00:45:32

    指輪つけてる中指から指輪外してジュルジュルと舐め回したい

  • 53二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 00:59:05

    世間ではオルキラが主流だけどキラオルも良いよね…

  • 54二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:36:23

    キラオル見ないな〜って思ってたけど、世の中はオルキラなの……!?
    ええやん……失敗作と蔑んでた相手に「愛」を教えられて母からの使命とキラからの愛にどちらかを選択しなければならないオルフェとか、初めて「愛」というものを知ってポロボロ泣いちゃうオルフェとかさあ

  • 55二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 10:53:30

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 18:36:30

    あにまん准将にシンと並ぶ餌が・・・

  • 57二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 21:49:11

    >>56

    宰相閣下があまりにも清廉すぎて劣情を煽るのが悪い。

  • 58二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:51:49

    ここの顔好き
    ラクスを押しのけてオルフェにディープキスしたらそのまま連れて帰りたい

  • 59二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:55:19

    >>58

    ここの横顔、マジで女っぽく見える

  • 60二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:57:02

    ネタ半分だろうけどカガリと誤認してる人ちょくちょくいたからな

  • 61二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 09:37:44

    >>59

    睫毛長い…

  • 62二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:18:50

    >>54

    最初はキラにちょっと絆されて単純にバグった距離感で接してただけだったのが一旦悩みやら話し出すとお互い止まらなくなってそのまま…

  • 63二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:26:14
  • 64二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:34:54

    オルフェ女装似合いそうだな…准将と女としてダンスして欲しい

  • 65二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:07:35

    >>64

    自室に呼んで社交ダンスの練習相手になってやるとか良いな…

  • 66二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 10:20:56

    あにまん准将お持ち帰りどうぞ

  • 67二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 11:13:29

    ラクスに出すはずだった精子無駄撃ちして失敗作の子種で孕んで欲しい

  • 68二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 16:50:59

    オルフェは新人類なんだから孕めるはず

  • 69二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 16:55:47

    穢らわしい失敗作棒でこじ開けられちゃうの可哀想…

  • 70二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 17:15:19

    キラに愛されてる時、アコード能力が逆作用して目の色がキラと同じ紫色に染まってるオルフェ

  • 71二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:23:05

    普段は名字+階級呼びだけどベッドの中だと呼び捨てになるし、自分のことも名前で呼んでって言うんだよな…

  • 72二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:41:10

    自由直前にオルフェがうっかりアウラの持ってたTS薬で女になっちゃったけど、今更計画止められないのでとりあえず男装してコンパスと面会して、ラクスにある程度洗脳効果出て安心して次にキラと握手したら、まるでずっとキラと一緒にいたようなイメージが流れ込んで来て、そのままぼうっとした顔でキラの顔を見つめてるTSオルフェ♀…

  • 73二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:49:57

    >>70

    なにそれめちゃくちゃ好き

    激しく愛された日なんかは、朝起きた時アコードの力が上手く制御出来なくて紫の色のままになってて鏡みて「な、なんだこれ、は……!?」ってなっちゃうオルフェとかいそう

  • 74二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:50:47

    あにまん准将にどう絡ませたら面白いかな
    シンみたいに女装?

  • 75二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:52:46

    なんかあにまん准将ってネタ寄り?だと思うから?
    まじめにLOVEしてくれる准将がいいな

  • 76二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:57:33

    >>75

    真面目にLoveで行くと「お前はラクス・クラインがいるだろう……!?なぜ、なぜ私にこんな……!」ってキラの行動がまったく理解出来ずにキラからの愛を拒絶してしまうオルフェとかですかね……?

    まあでも結局欲しかった「愛」を拒否できなくて、そのままずぶずぶキラに愛されてしまうのですが。

  • 77二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:06:03

    「ならばその愛をよこせ!」がキラに一番に愛されてるラクスへの嫉妬みたいになる

  • 78二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 00:21:52

    准将からの「愛」を知る前に閉心術を覚えて他のアコード達にバレないように感情をひた隠す宰相閣下はありですか…?

  • 79二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 10:07:17

    これは業が深いな

  • 80二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 14:33:50

    >>67

    男なのに妊娠?アコードならいけそう

  • 81二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 14:53:30

    アコードとしての使命の為にキラと別れようとするんだけど妊娠がわかって、もうキラから離れなくなってしまったオルフェ…
    でも諦めたようなどこか幸せそうな顔してるんだ

  • 82二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 15:45:38

    自分の中に芽生えたもうひとつの命に今まで感じたことがない思いが次々と溢れてきて最初は混乱するけど、落ち着くにつれて胎内の命への感情と母がこれまで自分達に向けてきた「愛」の齟齬に気づいて、自分達は彼女にとってただの道具に過ぎなかった事を思い知らされるんだよな…前々から何となく察していたとはいえかなりおつらい

  • 83二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 16:26:17

    堕ろすなんて微塵も考えずに自然と産んで育てる気になってることに自分で驚いて欲しい

  • 84二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 18:58:43

    胎児が育つにつれて募っていくまだ見ぬ我が子への愛しさと置いてきたきょうだい達への心配、そしてラクスへの罪悪感。自分の存在の罪深さを思い知ったオルフェは誰にも言わずある日いつものようにキラに「愛された」その翌朝忽然と彼の下から姿を消してアウラの所に行く。形だけの母と訣別し、命懸けできょうだい達に大切なことを伝えるために。

  • 85二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:03:52

    連行途中にきょうだい達から投げ掛けられた「何があったんだ」「今まで何をしていたんだ」との問いには一切答えず、後ろ手に縛られ目隠しもされて引き立てられた玉座の前で、可愛らしい幼女の顔をした醜悪な怪物の妄言を聞き流しながら話を切り出す瞬間を待つ。彼女の口から明かされる人間の尊厳を踏みにじるような所業「お主は特別に、男として当然子を孕ませる事も出来れば、優れた遺伝子の持ち主の男と目合わって子を宿すことも出来る。妾がそう造った」この言葉にアコード達は困惑を隠せない。ただ二人…当のオルフェ本人と、彼を愛するイングリット以外は。

  • 86二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:28:35

    母の得意気な声とは正反対にどよめき狼狽えるきょうだい達を気にする事なくオルフェは傍らのイングリットに「このアイマスクを取ってくれないか」と頼む。徐に目隠しが外されて床に落ちる。「妾は外せと命じておらぬぞ!」途端に機嫌を損ねる女王と「オルフェから着けてくれと頼まれたのです」冷静に返す秘書官との間の剣呑な雰囲気。「母上、今日は貴女に伝えたいことがあって此処へ参りました」その声色からただならぬ事態であることを…事ここに至って漸く悟るアウラ。

  • 87二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:32:07

    もう准将のモノになってるなww

  • 88二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:36:55

    偽物母アウラvs本物の母となったオルフェの直接対決だ…

  • 89二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:49:50

    「お主、よもや使命を投げ捨てて妾の下を去るなどとはいうまいな」きょうだい五人の顔が一斉にオルフェを見る、目隠しは取られたにも関わらず彼の瞳は閉ざされたままだ。「返事は」アウラは苛立ちを隠さない。「お主、妾の言葉を聞いておるのか?」耳障りな声。「何か言ったらどうなのだ!さっきから勿体ぶった話し方を!」金切り声。「その言葉は私への発言の許可とみて宜しいですか」そうだ、これが最後になるのかもしれないのだから言ってやろう。「ああ、言い訳の一つや二つくらい並べ立ててみせよ!」罪のない我が子を道連れにした挙げ句彼に二度と会えなくなるのが、もうあの優しい顔と瞳を見ることが出来ないのが何より辛くて寂しいけど。母を騙る悪魔の驚く顔を焼き付けて逝けるのなら少しは溜飲も下がるというものだ。

  • 90二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:09:45

    「人は、いいえ生命は皆須く祝福されて産まれてくるべきものです。誰かを貶め優劣を付けるような理不尽で身勝手な欲望のために作り出して良いものではない!」段上の母をまっすぐに見つめながら言い切った…直後、周囲のきょうだい達から混乱の感情が流れ込んでくる。「知らないよ…なんで…」「なにがどうなってるんだ…?」「なにそれ?ウソでしょ?」「一体なぜこんなことに」「その目はどうしたんだ…?」「オルフェ…」その様子だとどうやら目論見通り事は成ったのだな、と。思わず笑みを浮かべそうになる。

    「貴様…その目で…ヴィアと同じ色の瞳でヴィアと似た言葉を!妾を何処まで愚弄する気か!」御生憎様。私は今最高の気分だよ、アウラ・マハ・ハイバル。他人の命を使った飯事遊びに興じていた哀れな母のなり損ないよ。

  • 91二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:14:28

    アウラが手に入れられなかった本当の母親の目…生命を慈しむ目…

  • 92二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:25:10

    「オルフェ、まさかその胎の子の胤は」女王の目が驚愕に見開かれ先程二つに折られたばかりの手元の扇は床に落ちた。「なあ、冗談だよな」「貴方は正気なのですか?」「ねぇ何とか言ってよ!」「これ以上母上に逆らったら、いくらオルフェでも…」若年の四人は先程から恐慌状態に陥っているようで話しになりそうもない。「…そん、な…」シュラに至ってはあまりにも受け入れ難い情報の数々に感情の処理が追い付いていないようだ。「みんな聞いてちょうだい、オルフェからあなた達に伝えたいことがあるそうよ」落ち着き払った態度のイングリットが静かに、しかし強くきょうだい達へ呼び掛ける。「今日ここに来るまで私に何があったのか、そして私が何を知って何を思ったのか…みんなに伝えたいんだ」もう一度目を閉じて精神を集中する、イングリットの手が腕の戒めを密かにほどく。「いかん子供達よ!そやつの言葉に耳を傾けては!」うるさい女だ、もう怒鳴っても暴れても無駄なのに。

    「言葉じゃなくて、私達だからこそ出来るやり方でな」私は自分の中にあるキラ・ヤマトとの思い出を閨の中のもの以外、そしてこの子を宿した時に感じて思ったことの全てを…きょうだい達全員にぶつけた。

  • 93二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 02:32:25

    濃厚なキラオルぶつけられたシュラがヤバそう

  • 94二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:56:16

    「何をしておる子供達!早くそやつを、その阿婆擦れを何とかせぬか!」何故?何故誰も自分の声に従わない?子供達は何故さっきから糸の切れた傀儡のように動かない?「もしやお主らまで毒されおったか!?ユーレンの造った出来損ないに、ナチュラルやコーディネイターどもの脳が作るまやかしに!」理解できない、自分はこの子供(さくひん)達とついさっきまで親子の情で結ばれて(従わせて)いたのではないのか?彼らが役目を、使命を捨てるというのなら今まで自分が彼らに費やした時間は無駄だった?資金もそうだった?…そして何より自分の望みはこれからどうなるのだ?そうだ、兵を、兵を呼ばなければ。アコードといえどたかが七人、数で圧してしまえば…

  • 95二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 17:32:27

    >>93

    一番身近で尊敬もできて気の置けない仲だったはずの兄弟がよりによって「弱そうで部下に守られてばかりの」「母上が云うところの出来損ない」に入れ込んで挙げ句意図してかせざるか子まで成した、それもあまつさえ女としての立場で…と考えると相当な尊厳破壊がすぎる。せめて彼の心身が堕落していれば容赦なく切り捨てられたものを、むしろ以前と変わらないどころかある種の美しさを見出だしてしまって余計にこじらせてしまう、と。

  • 96二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 20:58:57

    「誰ぞ、誰ぞ居らんか!謀叛じゃ!宰相と国務秘書官が妾に反旗を翻しおったぞ!出合え、出合えっ!!」喚き立てる母上の声に俺と他のきょうだいたちも少しずつ我に返っていく。「聞こえなかったのか!誰か居らんのか!早うこの大逆人どもを…」今まで俺達は何も知らなかった。いや、ずっと見ない振りをし続けていた。オルフェが母上からの使命に押し潰されそうになっていたことも、本当は旧人類達に心底嫌気がさしていたことも。「そう願って造られたから出来て当然」「そう望まれて生まれたのだからやって当然」「出来なければ存在する意味も価値もない」と自分で自分を追い詰めていることに誰も気付かなかった━━学ぶ事さえ許されなかった。

  • 97二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:19:47

    思えば物心ついた時から彼は私達に対し何か壁を作っていたようなそんな気がしてならなかった。何でも知っていて、何でも出来て、決して過つ事のない無謬の存在。あの日議長を失い絶望の底にあった私達一人一人に向き合って励まし勇気付けてくれたのは間違いなくオルフェで、本来そうするべき立場の母上は二転三転する自身の感情に振り回されていて、その苛立ちをイングリットやリデルにぶつける事も珍しくなかった。そしてそのフォローさえ母上はオルフェに任せきり。それだけじゃない、この国の独立を勝ち取ったのは?ここまでこの国を富ませたのは?━━今なら解る、本当に私が敬うべきが誰なのか。

  • 98二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:35:00

    嫌な臭いがする。玉座の上…そこからぎゃあぎゃあ騒いでる母上の姿をした小鬼から。分厚い白粉と腐りかけた果実の混ざった、鼻がもげてしまうんじゃないかってくらいのサイアクな臭いが。少しでもあの場所から離れたくて俺はオルフェとイングリットのそばに近寄る。その時不思議と、二人が微笑んだような気がした。相変わらずこの場は息が詰まりそうで苦しい感じだけどきょうだい達が、みんなが一緒ならなんとかなりそうな気がした。いや出来る、俺は知ってるから━━近くから、少しだけ優しくて柔らかい香りを感じた。

  • 99二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:52:36

    見せられた記憶の中のオルフェは最初、やっぱりあの出来損ないの事が嫌いで、ううん嫌いなんてもんじゃない、憎んでも憎み足りないってくらいの真っ黒な感情を向けてた。それが何?ふとした拍子にあいつの過去を見て、共感しちゃって、どうすればいいかわからないって?んでめちゃめちゃになった心のままハグしてたらオルフェの過去まであいつに見せちゃった?バカじゃないの?しかもあの出来損ないそれでまた泣き出すしさぁ!なんで…なんでそれでオルフェはあいつを好きになったの?なんで今までの憎しみを捨てられたの?━━そっか。恋をするって、人を好きになるって、そういう事なんだ。

  • 100二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:26:41

    愛を知ったオルフェvs.アウラめちゃくちゃ好きすぎる
    小説待ってます

  • 101二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 08:43:30

    オルフェは何でこういうシチュが似合うのか…分からせが捗る

  • 102二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 18:13:07

    あにまん准将にオルフェを捧げて餌にしてもらおう

  • 103二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 18:49:45

    オルフェ、なぜお前は使命を捨てた?血の滲む程の努力を重ね、脇目も振らず直向きにその実現に向けて歩いていたその道を。それにどうしてお前はあの男を選んだ?お前の【運命】は我等が姫、ラクス・クラインであってあのような剣も振るえぬ弱々しい出来損ないの…況して同性などではないはずだ、母上がその様に造ったと謂えども断じて。そしてなにより俺が一番理解できないのはお前自身が今までの自分を悉く否定しておきながら、その根幹が全く揺らぐ事なく強く美しくあり続けていることだ。━━少なくともあの場所で醜く騒ぎ立てている"彼女"よりは確実に。

  • 104二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 19:20:17

    貴方が戻ってくる前の日、私宛に消印のない手紙が届いた。そこに記されていたのは"誰か"の苦悩、"身近過ぎて気付けなかった君"への謝罪と感謝の思い、"何も知らされずにいた同胞"への強い責任感、"自分たち"を今まで縛り付けてきた者への激しい怒り…最後に"まだ見ぬ命と愛をくれた人"への思いを、所々インクを涙で滲ませながら一つ一つの言葉を丁寧に強く。…ねぇオルフェ、私は今とても悔しいの。母上を恐れずもっと早く貴方にこの思いを伝えられていたら、いっそ二人で使命もきょうだい達も何もかも捨てて逃げられたら、って。どうして今まで考えもしなかったんだろう━━貴方が側に居られる限り何度でも言ってやろう、叫んでやろう。貴方自身も宿る命も、心を占める"誰か"も何もかもを「愛してる」と。

  • 105二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 01:38:19

    オルフェって致してる時最初はめちゃくちゃ罵倒してきそうだけど、後々になってやらかしたことに気づいて、でも本人はプライド高いから謝るとかできないしこちら側を下に見てるから屈辱的な顔しながらイかされてるのめちゃシコい

  • 106二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 01:42:58

    >>105

    声や快感を我慢したり自分の口を手で塞いで無駄に抵抗したりするのがデフォルトになってる感すごい

  • 107二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 07:31:25

    >>105

    オルフェはくっ殺女騎士プレイが似合うと思う

  • 108二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 07:48:47

    あかん、シンと同レベルに准将が襲いに来れる逸材だ

  • 109二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:00:16

    >>107

    宰相閣下は男なのに女騎士とか姫騎士って形容したほうがしっくりくるのは何故…?

  • 110二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:29:33

    >>106 唇や手を噛んで必死に声出さないようにしてるけど「駄目だよ噛んじゃ」って手縛って声出させるんですね……

    「こんな声、出したくないのに……っ」って顔歪ませてて欲しい

  • 111二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:36:37

    >>58

    イングリットと准将も見てる中でオルフェ誘拐するのか···

  • 112二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:41:38

    >>111

    准将はともかくイングリットはどう対処する気だ…?

  • 113二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 14:09:10

    イングリットの書き込みかもしれない

  • 114二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 14:17:55

    >>113

    あわれ宰相閣下はひものと化したがさしたる問題は無い。閣下から救助を求められた国防長官もどういうわけだか廃人と化したが何一つ問題はない、無いったら無い。

  • 115二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 14:57:30

    >>110

    こういうことするのは准将のイメージがあるなあ…ただ閣下と事に及んでる場所が思い浮かばん。そういう物件を借りてるかいっそ表向きは保護してる体でどっかに軟禁してるか…

  • 116二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 21:34:33

    イングリットはあにまん准将に襲われるオルフェをどう見てるんだろ

  • 117二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 21:36:31

    他のアコードに内緒でイングリットに開発される時空も存在してるだろうし…

  • 118二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:57:48

    ラクイン「「脳が破壊されます(わ)……けど見るのをやめられません(わ)……」

  • 119二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 04:26:53

    このレスは削除されています

  • 120二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 04:40:42

    オルフェ「…もうヒグマの土饅頭にされるかブチハイエナに骨ごと貪られるかオオカミやワニどもの群れに喰らい尽くされるかという感じだ、例えるならば」
    リデラード「そっかー、オルフェも苦労してんだねぇ」
    オルフェ「本当に情けない話だがな…すまないリデル、このような事を話せるのはお前ぐらいなんだ」
    リデラード「あー全然気にしないで、アタシこそむしろいつもお姉ちゃんがゴメンって感じ」
    オルフェ「最近は可能な限り公務以外でヤマト准将とは連絡をとっていないしイングリットとも二人きりにならないように心掛けている、念には念を入れてザラ一佐から渡された防犯ブザーだって肌身離さず持ち歩いてもいる」
    リデラード「おかげで今週は何もされてないし、ちゃんと寝れてるもんね」
    オルフェ「ああ、有難い事にな。だが…」
    リデラード「だが?ん、そっかフリーダムキラーの」
    オルフェ「アスカ大尉までなにやらあいつに変な目で見られてると聞いた、姫はどうしたんだ姫は!」
    リデラード「まーまー落ち着こうよオルフェ、どうどう」
    オルフェ「私を暴れ馬か何かと思ってないかお前?!」
    リデラード「話が逸れてるよー、修正修正」

  • 121二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 05:10:24

    オルフェ「そうだったな。とにかくこの件の抜本的な対策を練るべき、なのだが…私の部屋のセキュリティ強化となると…」
    リデラード「フリーダムのパイロットの…キラ・ヤマトはハッキング鬼強いし、お姉ちゃんは…何をどうしてるのか知らないけどオルフェの部屋限定で防犯システムあっさり破っちゃうし、なにより最悪なのが二人ともシュラへのメタ張ってくるんだよねー、それもしばらく後引く奴ぅ」
    オルフェ「笑い事じゃないぞ」
    リデラード「もうグダグダ考えるよりも、折角だしアイツにさあ『私にはイングリットがいるから貴様の見境無しな要求には応じられん』ってはっきり言ってやりゃいいじゃん」
    オルフェ「リデル…私がイングリットの奇行に悩まされているのは事実だが彼女を交渉事の出しに使う程蔑ろにはしていないつもりだ」
    リデラード「…オルフェのクソボケ」
    オルフェ「何か言ったか?」
    リデラード「なにも言ってませーん」
    オルフェ「…それにあの二人が『私には国を護り富ませる使命があるからお前の気持ちには応えられない』と言われて素直に引き下がったり諦めたりすると思うか?」
    リデラード「うんにゃ、全然」
    オルフェ「だろう?」

  • 122二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 06:21:39

    うーんクソボケ

  • 123二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 13:13:06

    リデラード「でも実際どーすんのさ、二人ともこのまま大人しくしてる保証なんてどこにもないわけじゃん」
    オルフェ「…ああ」
    リデラード「どころかおあずけされた分余計にこじらせてる可能性あるわけでしょ?」
    オルフェ「そう言われると確かに…だが」
    グリフィン「オルフェ、こいつやっと泣き止んでくれたぜ…おーよしよし」
    リデラード「うんうん可愛いねぇ可愛いねぇ…」
    オルフェ「グリフィン、いつもありがとう…ほら坊や、こっちにおいで」
    グリフィン「…しっかし今のオルフェを見てると」
    リデラード「なんかさ、変わったよね良い意味で」
    グリフィン「俺は照れくさいしガラじゃないから断ってっけど、頭撫でられたりハグしてきたりするようになったな」
    リデラード「ダニエルなんか暇さえあればべったりだもんねー、お姉ちゃんすごい顔で見てるのにさぁ」
    グリフィン「よくやるよなあ。でもまあ…」
    リデラード「うん…母上のことでしょ?」
    グリフィン「案の定しばらく出てこれないってよ、昔被った薬の分析も兼ねてフェブラリウスの研究所兼医療刑務所に入るんだとさ」
    リデラード「そっか」

  • 124二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 13:14:54

    オルフェって母乳出るのかな…?
    アコードだから出るか

  • 125二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 13:54:21

    オルフェは母乳出るし孕ませられるし孕めるよ

  • 126二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 14:26:11

    グリフィン「んじゃ俺そろそろ交代の時間だから行くわ」
    オルフェ「もうそんな時間か…ではまた後でな」
    リデラード「まったねー…ありゃ?王子様はおねむかぁ」
    オルフェ「ああ」
    リデラード「呑気なもんだねぇ赤ちゃんって」
    オルフェ「子供達の安寧を守るのが大人の責務だ、これで良い」
    リデラード「そう、だね。あっ、リューじゃん」
    リュー「交代人員として参りました」
    オルフェ「堅苦しいのは無しだと言っているだろう」
    リュー「ええ、ですから」
    リデラード「あっ、おやつとお茶!サンキューね」
    リュー「オルフェにはカフェインレスのものを用意しておきました」
    オルフェ「ありがとう」
    リデラード「今日のメニューはいつものスコーンに…ほうれん草のキッシュとカボチャのタルティーヌ…ピスタチオのモンブランと…あっいちごのムースあるじゃん!」
    オルフェ「良かったな」

  • 127二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 17:02:37

    オルフェ「ごちそうさま」
    リデラード「今日のデザートも美味しかったー」
    リュー「それはなにより」
    オルフェ「…二人とも少し周囲の見張りを頼む、そろそろこの子の…」
    リデラード「うん」
    リュー「了解」
    オルフェ「…ふふ…たくさん飲んで元気に育ってくれよ…」
    リデラード(不審人物なーし、変なドローンなどもありませーん)
    リュー(リデル、真面目になさい…まあ確かにこれといって異常はありませんが)
    リデラード(でもこないだなんかさ、ステルス機能付きのドローン飛んできてたよね)
    リュー(ええ、出所や派遣元といった詳細は現在調査中ですが)
    リデラード(あの子は…産まれ方がちょっと変わってるだけの普通の赤ちゃんなのになんで狙われるんだろ)
    リュー(それは…)
    リデラード(わかってるよ、アタシ達がそんなの言えた義理じゃないことぐらい)
    リュー(…ならどうしてその様な疑問を)
    リデラード(アタシにもまだはっきりわかんないけど…なんかこう、あの子見てると『可愛い』とか『そばにいたいな』ってそんな気持ちになってくるんだよね)

  • 128二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 17:42:20

    リュー(…)
    リデラード(確かにこの子の父親が…アイツのこと気に食わないかって言われたら否定できないよ、今でも結構…いやめっちゃムカついてるし!けどそれとこれとは話が別でしょ。アイツはアイツ、この子はこの子だもん)
    リュー(リデル…)
    オルフェ「ん?もう良いのか…?っと…終わったぞ、二人ともありがとう」
    リデラード「はいはーい」
    リュー「もう宜しいので?」
    オルフェ「日に日に食事の早さも力強さも増してきている、最近は母乳を頻繁にとって置いてもすぐ無くなってしまうよ」
    リュー「これはこれは」
    リデラード「ありゃ大食い」
    オルフェ「違いない」
    リデラード「あはははは!…ってもう交代の時間?!えー…ヤダずっとここいたい」
    リュー「決まりですからね、さあ行った行った」
    リデラード「むー、つまんないの…んじゃ、二人とも後でねー。王子様も、ねっ」

  • 129二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 17:47:34

    赤ちゃん抱いてる時のオルフェ、あの写真のヴィアそっくりの顔してそう

  • 130二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 18:17:44

    リュー「リデル、ついでと言ってはなんですが」
    リデラード「後片付けでしょ、持ってくよ」
    オルフェ「すまないな」
    リデラード「いーのいーの、それじゃダニエルとシュラと…一応、お姉ちゃんにもよろしくねー」
    リュー「…さて。もうじき外も冷え込んで参りますゆえ」
    オルフェ「ああ、戻ろうか」
    ダニエル「…オルフェ!…交代だけど、ちょっと遅くなって…ごめん」
    オルフェ「気にするな、大事な訓練だったんだろう?」
    リュー「きちんと最後までやりましたか?」
    ダニエル「真面目にやったし…今日はシュラ相手の模擬戦で普段より粘れたかな…六秒?くらいだけど」
    オルフェ「それは大健闘だな。ほらダニエル、頭を」
    ダニエル「…ん…へへっ」
    リュー「良かったですねダニエル」
    ダニエル「うん」
    オルフェ「…そうだ、これからシュラとイングリットに夕食の時間を知らせに行くのだが」
    ダニエル「知ってるし…これからの予定も…あの二人がおチビに会うとテンションおかしくなるのも…」
    リュー「ええ…本当に二人ときたら」
    オルフェ「お前達が居るから心配はしてないさ、行こう」

  • 131二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 18:25:13

    確かにオルフェはシンと違って肉付き良さそうだから母乳出るしも妊娠もできる気がする…これがアコードってやつなのか

  • 132二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 18:52:48

    リュー「そろそろシュラの部屋ですが…室内へは私が先に様子を」
    オルフェ「大袈裟な…」
    ダニエル「あのさぁ…オルフェこそ忘れてない?おチビ産まれて自室療養終わってからシュラもイングリットも変だったじゃん」
    リュー「シュラはこの子と貴方を何度も見比べてなにか考えたかと思うと急に悲鳴を上げ驚いた顔をしながら卒倒するようになりましたし、イングリットに至ってはもう人間がして良い類いのものではない表情を浮かべ顔面の穴という穴からあらゆる液体を垂れ流して『私が産んだのよ』と宣う有り様…」
    オルフェ「そこまで酷かったか?」
    ダニエル「オルフェの前では猫被ってたんだろ…特にイングリット」
    リュー「シュラも最初、貴方に面会するまで何度も倒れかけたことやら。もう七回から先は数えるのも馬鹿馬鹿しくなりましたよ」
    オルフェ「そんなに」

  • 133二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 18:56:15

    たぶん今頃ラクスも「あれは私の子ですわ」とか騒いでそう

  • 134二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:30:42

    リュー「シュラ、居るんでしょう?入りますよ」
    オルフェ「結局私はここで待機か。まあすぐ来るとは思うが」
    ダニエル「仕方ないじゃん…シュラの奴おチビ見るとテンパるんだから…」
    オルフェ「…確かにこの子は彼に、ヤマト准将に良く似ているよ。私達が命を拾ったあの日に会談したアスハ代表から見せてもらった写真の赤子の片方ととても…いや生き写しのように見えるからな」
    ダニエル「…あの時のアスハ代表、平謝りし通しだったよね」

    カガリ「本当にすまないタオ宰相閣下ぁ!私の愚弟がとんでもないことを貴殿に為出かしたみたいで、なんと言って御詫びすれば良いのか…ともかくあいつには後で私とラクスからきつく言って聞かせます!それと…誠に心苦しいのですが今は此方も諸々事情が立て込んでおり、正式な謝罪等は後々の事になりますが出来る限り誠心誠意努めて…」
    オルフェ「頭を上げて下さいアスハ代表首長…私の方こそ如何に代表からの温情に報いれば良いのか見当もつきません。ザフトはジャガンナート一派のクーデター謀議の録音データとブルーコスモスの現首魁ミケール大佐の潜伏先…たったこれだけのもので兄妹達の助命嘆願書への御署名並びに母上の医療刑務所送致と御寛恕を賜り…」

    ダニエル「……うん、お互いすっごく謝りあってたよね」
    オルフェ「あの時は母上に啖呵を切るより余程肝が冷えたぞ私は」

  • 135二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:31:30

    リュー「お待たせ致しました」
    シュラ「………」
    ダニエル「…やっぱりおチビの顔は見られないのな」
    オルフェ「シュラ、やはりまだお前は」
    シュラ「頭では解っているつもりだ。各種検査の結果など客観的証拠も突き付けられれば受け入れるしかあるまい」
    リュー「ならば」
    シュラ「だが納得出来てない部分もたくさん残っている、それこそ枚挙に暇がないくらいにな」
    ダニエル「…だからおチビの事も」
    シュラ「いや、赤子に何の咎があるというのだ?幾ら顔貌が似ていても血が繋がっていても別人だ」
    ダニエル「じゃあ何がイヤなんだよ…」
    オルフェ「シュラが言いたいのはきっと『オルフェ、何故お前は頑なな程使命に直向きだったはずなのにここまで大きく変わってしまったのか』と、そういう事だろう?」
    シュラ「…要約するとそうなるな」
    リュー「あの時流れ込んできた思いも、あれで全てとは到底考えられない」
    ダニエル「あの時は色々いっぱいいっぱいで…オルフェが俺達もおチビも平等に大事で…どっちも護りたいって思ってくれてたことぐらいしか理解出来なかったから」

  • 136二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:50:59

    オルフェ「今の私から言える事はそう多くないさ、ただ…」
    ダニエル「なんだよ」
    オルフェ「自分の命やしたい事より大事なものが出来ればわかるさ、お前達にも」
    リュー「何とまあ曖昧な」
    ダニエル「いきなりそう言われても知らないし見当もつかないよ…」
    シュラ「…それがお前にとってはその赤子というわけか」
    オルフェ「そうなるな」
    リュー「…最後にイングリットの部屋、ですが…」
    シュラ「俺が行こう」
    オルフェ「頼んだぞ」
    ダニエル「最近のイングリット、俺達じゃどうしようもないよ…なんかワケわかんない位強いし怖いし…」

  • 137二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 20:53:26

    アウラは持てなかった母の強さをオルフェは持ってるんだな

  • 138二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 21:58:52

    シュラ「イングリット、俺だ。そろそろ夕食の時間が…」
    リュー「あとはグリフィンとリデルが食堂に来ているかですが」
    ダニエル「リデラードはともかくグリフィンはスタンバってると思う…今日の夕飯アイツの好物だし」
    オルフェ「ヤマト夫人から教わったロールキャベツか」
    ダニエル「そうそう」
    リュー「好物と言えば…以前に比べてリデルもですがダニエル、あなたも偏食が治っているようにも思えますが」
    ダニエル「…別に、食べても良いかなって思えるものが増えただけだし」
    オルフェ「そういうことにしておいてやる」
    ダニエル「なんだよ二人とも…俺を子供扱いして…」

  • 139二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:33:08

    シュラ「おいイングリット待て、そんな慌てずとも夕餉というかオルフェは逃げな」
    リュー「あっ」
    ダニエル「シュラ?大丈夫生きてる?」
    イングリット「オルフェ!待たせてしまってごめんなさい」
    オルフェ「ちょっと待て、距離が近いしそれに」
    イングリット「あ…」
    シュラ「い、今のは結構勢いが付いてて痛かったぞ…」
    イングリット「オルフェと、この子に会えると思ったらつい張り切っちゃって…ごめんなさい、シュラ」
    ダニエル(嬉しい時って、普通こんなに力出ちゃうもんかな?違うよね?)
    リュー(ええ、違いますよ。さっきのはイングリットが異常なだけです)
    ダニエル(ホント…シュラに行かせて良かった)
    リュー(全くです)
    シュラ(後で覚えておけよお前達…!)

  • 140二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:20:44

    ━━五人で、いや六人で食堂へ向かう回廊の道すがら私は運命の転機が訪れたあの日の事を思い出していた。

    「嘘っ?!」
    私達の能力を無効化するフルフェイスのヘルメットで顔を隠した十数名の兵士が私達を取り囲む。予想を遥かに超えた数の敵の登場にリデルも私達も驚きを隠せなかった。
    「おいおいおい、冗談キツいぞ…」
    グリフィンの額から汗が一筋流れる。
    「この数では…!」
    リューは歯噛みして周囲の兵士を見遣る、片手をサーベルの柄に掛けたまま。
    「…ちょっと多すぎない?」
    ダニエルも少し眉をしかめて呟く。
    「………」
    だがイングリットは不思議と…否、一見して不気味な位に平静さを保っていた。自動小銃の銃口が全て此方を向いているにも関わらず。
    「…」
    シュラは"何か"に気が付いた様で、兵士達を追っていた目線をただ一点…母上の真横に付いた兵士一人だけに定め、動きを止めた。そういえば我が軍にあの様な大柄な兵士など居ただろうか…?練度もここまで高かったか?幾つかの場違いな疑問が一瞬過って消えた。

    「この不心得者どもを始末せよ」
    玉座の幼女は振り上げた小さな右腕をやにわに振り下ろしながら冷たい声で命令する。

    ━━その瞬間兵士達の筒先が全て、怒りに歪んだ母上の顔面に向けられた。

  • 141二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:52:35

    「━━は?」先程までの醜く歪んだ表情は驚きのただ一色に塗り潰され、まるで油の切れた歯車の様にぎこちなく頭だけを辛うじて動かしながら母上は傍らの大男を見上げる。
    「おい、貴様。これは何じゃ?妾は撃てと、そなたらに命じたのじゃ…!聞こえなかったのか!」状況を理解しているのかいないのか、母上の耳障りな叫びが玉座の間に響く。「聞こえているとも。ファウンデーション王国女王、アウラ・マハ・ハイバル陛下」男の低く冷たい声、その大きな手に持つ銃の先は幼女擬きの悪魔に変わらず向けられている。
    「貴様もしや…我が軍の兵では」その言葉が最後まで吐き出される前に大男は懐から一枚の書状を取り出し、突き付けた。
    「オーブ国防軍陸軍第21特殊空挺部隊所属レドニル・キサカ一佐だ、今回は我が祖国オーブ首長国・世界平和監視機構コンパス・プラント参謀本部合同での査察に入らせていただく」この書状にはラメント議長らプラント首脳陣の署名がなされている、と彼は続けた。

  • 142二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 01:17:18

    ザフトのジャガンナート一派のクーデター関与などこれまでの計略を暴かれた母上はあれよあれよという間も無く拘束され別室へと連れていかれた。…計画の立案も実行も彼女から一任されていた私を置き去りにして。「先の非礼、何卒ご容赦の程を」キサカ一佐が私達に向けて45度の礼をした。「いいえ、元はと言えば本来主君を諫めるべき立場の私の配慮が至らず、その間違いを止められなかった結果としてこのような事態を招いてしまったのです。一佐と査察機関の皆様に非はありません」計画が露見・失敗しかつての使命もまた烏有に帰した。にも関わらず私の心はどこか穏やかで、清々しい気持ちにさえなっていた。

  • 143二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:33:44

    しかし心残りは幾つもある。近々逮捕されるであろう母上もそうだが今後のきょうだい達の処遇、この国と国民の事、周辺諸国やプラント本国との関係性の見直し、開発中のブラックナイトスコード各機と使用されているフェムテク装甲技術や無人機運用システムの機密保持、そして何よりも…「一佐、ひとつお聞きしたい。此度の件、提訴から結審までどれ程掛かる見通しで」私の中にあるもう一つの命━━この子の事だ。「オルフェ!」シュラが声を荒らげる。「…事の大きさ故、一軍人に過ぎぬ私からは何とも」一佐は辛そうに目を伏せている。「証拠の数と質は申し分なし、地球連合内の足並みの揃い様、珍しくプラントとも利害は一致している、心証の悪い第一の被告人、そして責任の殆どが自分にあると主張する第二の被告人…ざっと半年といったところかな?」これなら刑の確定から収容までの間にこの子を産んで…そして然るべき人に託すことも不可能では、ない「閣下!」一佐がその様な顔をする必要はありません、と。そう言おうと思ったのに言葉にならなかった。

  • 144二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:51:34

    話してる間、無意識にお腹撫でてそう

  • 145二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 12:29:10

    「…我々アコードのきょうだい達はこれまで母アウラに人間として必要なことを何一つ知らされず、彼女のおぞましい野望を達成するための…いわゆる"道具"や"兵器"のようなものとして生み出され、見せかけだけの情を掛けられながら育ってきた。失敗は勿論、過剰な成功も…"必要のない"ことは何一つ許されず…もしかしたらこの場にいる私達の誰かも、ほんの僅かでも彼女の望む基準を満たしていなければ"処分"されていただろう。生まれる事も名前も与えられる事すら無く存在を消された者がいたとしても不思議ではない…これが免罪符になどならないことは解っているが、言わせてほしい」改めて口にするとなんて救いの無い話だろう。それでも争いばかりを繰り返すこの世界では何ら珍しいことではないという事実よりはまだマシなのだと、そう自分に言い聞かせるしかない。「きょうだい達はみな私の命令で動いていただけだ、責任は全てこの私…オルフェ・ラム・タオただ一人にある」━━場の空気が一段と重く、冷たくなる。

  • 146二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 20:16:43

    沈黙、澱む空気、少年少女達の悲痛な面持ち…青年から哀しい覚悟に満ちた言葉を投げ掛けられた男はその背後に青い髪の女が迫っているのに気付き、目線を彼女に置く。つられて青年が振り向いた瞬間。

    女の右腕が勢いよく振り上げられたかと思う間も無く、そのしなやかな白い手が強かに青年の左頬を打ちのめした。

  • 147二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:05:04

    「ねえ」感情を極限まで押し殺した冷たい声。その赤い両の目に怒りと悲しみを込めて、青髪の女性━━イングリット・トラドールは青年の困惑を浮かべた二つの青を強く、射抜かんばかりに睨め付ける。
    「それで貴方の気が済んでも、この国や人々が助かっても、私達が罪から逃れられたとしても…残される私達の魂はいつ救われるの?大切な愛の一つを失うあの人の心の傷はいつ癒されるの?産んでくれた親の顔と名前以外何も知らないで育っていくその子の人生はどうなると思う?何よりも…私のこの思いはどうすれば良いの?!」女の両手が青年の胸ぐらを掴む。今の今まで塞き止めていた彼女の激情を再び封じる手段など一つしかない。
    「貴方の手が血だらけだっていうのなら私だってそうよ、貴方の全てが罪に塗れていたって私は貴方を抱き締める事を止めてあげない、地獄に堕ちるつもりなら私だってどこまでもついていくわ。何回でも、何十何百何千…何度追い払われたとしても永遠に」そのまま青年を引き寄せ、噛みつく様に口付ける。

  • 148二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:54:29

    「………」イングリットの予想外の行動に一同は言葉を失い、先程とはまた趣の違った沈黙が場を支配していく。
    「おいて、いかないで…いなくならないで…ずっと、ずっとここに、私のそばにいてよ。オルフェ…」涙を流す女の両腕は青年の背に絡み付き、一向に離れる気配を見せない。「……!イングリット!貴様、オルフェに何をした!破廉恥だぞ!!」シュラが慌てて二人を引き離そうとするが上手くいかない。「…俺、もうヤダよ…もう二度と"母上"を無くしたくないよ…オルフェ…」二人の元へダニエルが泣きそうな顔をして駆け寄っていく。「何お姉ちゃん泣かせてるのさ、オルフェのバカ!」リデラードは普段よりも深い怒りのこもった表情をしながらオルフェに向かって走り寄る。「っとに、自分を大事にしねぇんだな!俺達がそこまでガキだと思ってんのかよ、オルフェ!」グリフィンも少し、否あからさまに不機嫌といった様子で乱暴かつ足早にきょうだい達の所へ。「本当に、貴方という人はっ…」呆れか怒りか、それとも自身への憤りか。リューは普段よりやや歩幅を広く取って速歩で皆のいる場所に向かう。

  • 149二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 22:40:52

    「…良い家族じゃないか」柱の陰から紺色の髪の青年が姿を現し、遠巻きに"子供達"を見守るキサカ一佐に話し掛ける。「早かったな」キサカは青年━━アスラン・ザラ一佐を一瞥すると再び視線を少年少女達に向ける。無論、監視の為だ。「『ラクスからこんな情報が入ったんだがこれは一体どういうことだ!?あいつが…キラが、一国のVIPと親密な関係?!おいアスラン、キサカと一緒にこの国…ファウンデーション王国に探りを入れてこい!前から黒い噂はあったがここの宰相は相当な食わせ者らしくてな…中々尻尾が掴めずにいたんだ。メイリンにも話は付けておくしキャバリアーの使用も状況によっては許可する!全力でやってくれ、頼んだ!!』なんてカガリに言われたんですから」満足げな青年にこれ以上話を振ると主君への想いを熱く語られそうなので、男は早々に会話を打ち切った。「キサカ一佐、ザラ一佐!ハイバル女王の護送準備並びに証拠保全作業、全て無事終了致しました!我々はこれよりザフト及びコンパスに全ての任務を引き継ぎ本国へ帰還致します!」兵の一人が状況の報告にやって来たようだ。「そうか、ご苦労だった。君も下がって良いぞ」「はっ!それでは失礼します!」

  • 150二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 08:23:33

    終わったらあにまん准将がおかわりしにきそうww

  • 151二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 08:25:01

    >>24

    生えてたら多分オルフェ襲ってハッピーエンド迎えてた

  • 152二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 08:32:27

    "キサカ一佐、ザラ一佐、もう間も無くアークエンジェル及びミレニアムが入港致します"ファウンデーションの港に待機していた班からの報告だ。「…潮時かな。ザラ一佐そろそろ私たちも撤退の準備を」男は部屋の中心からようやく少し目線を反らす、先刻までなにやら思い思いに言葉をぶつけあっていた若者達はいつの間にか金髪の青年を中心に声もなく身を寄せ合っていた。「いえ、オレにはまだやることがありますから」紺色の髪の青年がその緑の瞳に安堵と…この場に似つかわしくない困惑と諦めの感情を滲ませながら"仕方ないな"とでも言いたげな調子の声色で言った。男は何かを察した様で「…そうか、私は彼らに別れの挨拶をしてくるよ」と一言返し穏やかに話し合う七人の元へ向かう、直前「カガリによろしくお伝え下さい」青年が再び物陰に隠れる「ああ、後の事は任せた」キサカは振り返ることなく歩きだした。

  • 153二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 09:32:16

    「…そうか、一佐は間も無く本国に帰還するのだな」オルフェは使用人達が先程大慌てで運び込んできた椅子に腰掛けながらキサカと話をしていた。「ええ」忙しなく動く周囲とはうって変わってどこか不思議と落ち着いた雰囲気に動じることなくキサカは話を続ける。「後の事はザラ一佐に一任しております」「了解した。次はもう少し時間をとれるように日程を調整しておこう」「お気遣いありがとうございます、宰相閣下」「いや、むしろ私達もそちらの査察が入ったことで命拾いしたようなものだからな。感謝する」穏やかに話は纏まり、そして恙無く終わった。
    「通信機器はあちらさんが持ってくるから手を触れんな!さっき保全命令出たばかりだろうが!」「そーそー、アタシたちは机と椅子だけ用意すりゃ良いんだから!」「…ねぇキッチンは?!今日出番の奴らだけじゃ全然人手が足りないだろぉ!?」「そちらは今イングリットが急いで休暇中の使用人に動員を掛けてます!」「…次はザフト側とのミーティングか…やることが、多すぎる…!」…身重のオルフェを思い遣り、自ら諸々の仕事を買って出たきょうだい達の悲鳴とぼやきはしばらく続いたが。

  • 154二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 09:41:31

    オルフェを雌に堕としただけでなく孕ませたとまで知ったら、カガリもアスランもキラをブン殴りそうだな…

  • 155断章 医療刑務所の面会記録24/05/28(火) 15:46:12

    [録音開始]

    ~面会開始から数分間、ノイズがひどく聞き取ることが困難な状態~

    「つまり彼の"もう一つの機能"が今まで誰にも気付かれなかったのは」
    「周囲から受ける極めて多大な精神的ストレス、日常的な激務からくる慢性疲労、男性としての矜持からの強すぎる自己暗示…結論から先に言うとそういう事じゃ」
    「それがあの夜に睡眠時遊行症の発作を起こして城から脱走。偶然イシュタリア近郊に足を運んでいたヤマト准将の保護を受け当艦ミレニアムに収容された…身分を示すものもその手がかりも何一つない状態で」
    「そしてそちらの船医からオルフェは自分の身体が想像以上に追い込まれていることを知らされた…ゆえに休養と云う名の軟禁を甘んじて受け入れざるを得なくなった」
    「此方の軍医も驚愕しておりましたよ、まだ若いのに各種検査の数値はまるで死を待つばかりの病人のようだった…と」
    「あの艦には出来損ない…キラ・ヒビキ以外にもお誂え向きにお人好しどもばかり揃っておってまあ…お陰であやつは世界に…旧人類どもに興味を持ってしもうたわ」
    「貴女が仰るところの"旧人類"に御子が救われていながらその口振りですかな?」
    「今でもあの子は主らに誑かされたと思っておる」
    「彼にとっては親離れこそ最大の薬でしたよ」
    「妾には効果のある痛み止め一つ寄越さずにか」
    「…どうやらこれ以上は互いに時間の無駄なようで」
    「奇遇じゃな妾もそう思う」
    「そろそろ面会の刻限ですし、今日はここでお暇させていただきます」
    「二度とその三白眼を見ない事を願っておる」
    「…」

    【ドアが閉まる音】
    [録音終了]

  • 156二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:27:51

    キラはお仕置中かな

  • 157二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:45:52

    「…ふう」皆が頑張ってくれたお陰で想定より早く作業が終わったようだ。普段は謁見するものを威圧しに掛かる威容を湛えている玉座の間は今、運び込まれたちぐはぐな装いの無数の机と椅子にその調和を乱され野戦指揮所さながらの空気を醸し出している。「オルフェ・ラム・タオ宰相閣下」きょうだい達が部屋から姿を消し一拍おいて柱の陰から見覚えのある美丈夫が一人、その姿を現した。「私、レドニル・キサカ一佐に変わりまして今後の担当をさせていただくアスラン・ザラ一佐と申します、此度は…」「あぁ今更堅苦しい挨拶は抜きだ。君も別件でここに来たんだろう?アスラン」「…相変わらず食えない人間だよお前は」こいつに敬語を使われるなど背筋が痒くなって仕方がない。

  • 158二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:05:27

    「良いのか?ここは実質お前が統治しているような国だろう?」「構わん、証拠は全て既に姫…いやクライン総裁とアスハ代表に渡っている。この場所に残っているのは大したデータじゃない」「…本当にお前が敵で無くて良かったと思うよ」「それはそれは、お褒めに預り光栄に思うよ」「お前なぁ…」軽口と皮肉の応酬、気のおけない者同士のやりとり。「…!」言葉にしきれない"何か"の気配を感じて、思わず佇まいを正す。私の視線が部屋の出入口へ移る直前、既にアスランの姿は何処かに消え失せていた。…扉の前でリデルが誰かを罵る声がこちらまで聞こえてくる。聞き慣れた"あいつ"の足音。一層けたたましくなるリデルの声、扉が少しずつ開いてゆき、そして━━「オルフェ!!」ダークブラウンの髪、アメジストの瞳、柔和な少年の面影を強く残した青年…そして私の中に宿る命のもう一方の親が、そこにいた。

  • 159二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:08:21

    オルフェの最大の敵であり今では最愛の人になった男…

  • 160二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:25:28

    「…」私は雛壇の前から、扉を勢い良く開け放ったキラの様子を伺う。彼は何も言わず足早に私の方に向かって来ている。
    10m
    その表情は怒っているようにも泣きそうにも見える。
    5m
    「オルフェ」静かな怒りを帯びた声が私に投げ掛けられる。
    3m
    「ほら」何故貴様は泣きそうな目をして私を見ているんだ?
    2m
    「帰ろう」貴様は何故、今更私に向かって手を差し伸べる?

    そこからさらに半歩彼が足を踏み出した刹那

    「キラ!」
    柱の陰に隠れていたアスランの強烈な右フックが、名を呼ばれた青年の右顎に食い込んだ。

  • 161二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:47:24

    「この!」勢いそのままに左ジャブ
    「馬鹿!」そして右ジャブ
    「野郎!!」…左ストレートが見事に入る。初撃から僅か三秒ほどの出来事だった。

    「…うぅ」あれだけ強烈な打撃を受けておきながらまだ立っていられるのは正直人間としてどうかと私は思うぞ。
    「ザラ一佐」アスランの背後に回りながらキラの様子を再度伺う「こいつはこの程度じゃ止まりませんよ」彼の呆れと怒りの混ざった返答に私は内心「だろうな」と毒吐く。嗚呼…それは日常でも閨事でも嫌というほど思い知らされたとも。

  • 162二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 00:18:44

    「オルフェから離れて」遅れて駆けつけたリデルがアスランの左隣に陣取ってサーベルを鞘から抜き放ちキラにその切っ先を向けた、心の底で煮えたぎる憎悪と侮蔑を隠すことなく。「…少し向こうに行こうか」怒りを通り越して表情の消えかかった顔をしながら、アスランはキラの両腕を強く掴みながら玉座の間を後にする。

    「大丈夫?ケガとかしてない?」触れられてもいないのに大袈裟な…などと言うと倍以上の小言と愚痴が返ってくるので「心配要らない。ザラ一佐のお陰でこの通り」そう当たり障りのない返答をして次の言葉を待つ。「よかったあ」リデルはそう言うと漸くサーベルを鞘に納め、利き手を柄から離して私に抱きついてくる。「オルフェも、お腹の子も、無事で良かったあ」…お前達のお陰だよ、本当にありがとう。

  • 163二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 07:58:00

    あげ

  • 164二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 08:17:58

    このレスは削除されています

  • 165二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 09:58:57

    「あいつは?」先刻キラを連れて玉座の間を出ていったアスランが一人で戻って来た。キラが今どこに居るのかもう凡そ察しは付いてるが一応聞いておく。「マリューさんに引き渡してきた」だろうな。これではもうこの国に滞在している間、私用でここに来ることなど出来はしまい。「…ああ、お疲れ」「これでお前もしばらくこっちに集中できるだろう?」お前一人の身体じゃないのにすまないな、と労いと詫びの言葉が続く…彼にしては珍しく過不足がない言動。明日はイシュタリアに雪でも降るんじゃないか。と柄にもない事を考えているとアスランがなにやら端末を取り出し操作を始めた直後、近くの小型モニターに赤い髪の女性の顔が映る。その表情はにこやか…なのだがなにやら額に汗が見えるのは私の気のせいだろうか。
    "あーあー、もしもーしアスランさん、こちらキャバリアー0、メイリンです。これからオルフェさ…いえタオ宰相閣下とアスハ代表の会談中継作業に入ります"彼女の快活な声色がこちらにも聞こえてくる。「そうか」「ご苦労」"えっと、ですね…お二人ともその前に良いニュースと悪いニュースがあるんですが…"「どうしたんだ急に」「…聞かなければならないのなら良い報せの方から頼む。それとまだ事前段階なのだから互いに堅苦しいのはなしだ」"はい…カガリさんは閣下以下親衛隊のみなさんの減刑・助命嘆願書に署名してくれるそうです。むしろラクスさんとマルキオ導師のツテも使えるだけ使うって息巻いてましたよ!"「カガリ…」「会談の始めの内に礼を言わねばな、どれほど伝えきれるかは解らんが」「カガリならちゃんとお前の思いを汲み取ってくれるさ。それでメイリン、ここにきて悪いニュースというのは」"…そのー…そこに仕掛けてた隠しカメラの映像と音声…閣下が入って来てからアスランさんがカメラを回収するまでの一部始終を…カガリさんに見られちゃいました"ごめんなさい、心底申し訳なさそうに彼女が声を絞り出す。…今までの明るい態度はきっと空元気だったのだろう。

    訂正、明日と言わず今日にもこのイシュタリアに血の雨が降るだろう。

  • 166二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 20:08:42

    どうすんだこれ…

  • 167二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 20:33:28

    このレスは削除されています

  • 168二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 20:51:48

    (きょうだい全員に通達!アスランがヤバい!取り掛かってる仕事を投げ出してでも構わん、責任は私が持つから今はこいつを全力で止めてくれ!!)
    「オルフェ!アウラ女王は今どこにいる?!」「何をするか解りきった状態のお前に教えるわけないだろうが!!」いかんアスランの目が据わってる。本気だ、本気で母上を亡き者にしようとしてるぞこいつ!「ならばキラを殴らせてもらう!カガリの分まで!!」「それは後で本人にさせろ!!」「じゃあオレにどうしろと言うんだ!」「まずは落ち着いて人の話を聞け!」「断る!」「拒否するな!!」

  • 169二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:39:58

    "あのー、お二人ともそろそろ会談の時間が…"「すまないメイリン今はそれどころじゃ…むしろアスハ代表の方が大丈夫なのか?今日は無理をせず日を改めても…」"いえ、カガリさんの方がオルフェさんと話したがっているんです"「カガリが?!」"『言葉に出来ないくらい辛い目に遭って追い詰められて今も苦しんでて、そんな状態の人間を放ってなんかおけるか!』って泣きながら…それでも強く真っ直ぐ私のこと見つめながら言ってました"「…代表…」"…時間です"「繋いでくれ」「オルフェ!」「私も彼女に報いたい、こんな私達を思い涙してくれた人に」「そうか…」

    ━━こうして会談は幕を開けた。
    アスハ代表の90°最敬礼謝罪と狼狽するタオ宰相からの代表の温情に対する謝意。
    背後でザラ一佐を必死になって抑えるアコード達へ代表から労いの言葉と、錯乱していた一佐への厳しくも愛ある叱責、悩み苦しむ"子供達"への温かな救いの手。
    そして、同胞の為に自ら全ての責任を取ろうとした一人の青年への━━
    「昔そいつに…アスランに言った言葉を貴殿にも贈らせてもらうよ、タオ宰相閣下」

    『逃げるな。生きる方が、戦いだ』

  • 170二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:44:56

    親を失った子がどんな気持ちになるかカガリもアスランも知ってるからな…

  • 171二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:52:46

    「……では、調印式はそちらで行うということで宜しいか?」「ああ、その頃には御子も外に出られるだろうからな」「度々のお心遣い痛み入ります」「よしてくれ、今更気を遣うのは」「貴女らしい返答だ」「…閣下に見て欲しいものや会って欲しい人が、オーブにはたくさんある。その時は私が誠心誠意、全力で国を案内させてもらうよ」「ありがとうございます」「では、また後日」「ええ、代表も息災でありますよう」「…なあ閣下、どうしたんだ?貴殿の、目から」

    おかしいな、安心したら急にさっきの代表の言葉を思いだして
    「え」
    視界がまるで、水の中に沈んだようにぼやけて
    「なんで」
    熱くなった頬に冷たい感触がひとつ、ふたつと流れてくる
    「私は」
    止まらない、止めなきゃいけないのに、止まってくれない
    「こんな」
    口が勝手に開いて、喉と腹の底からなにかが飛び出してきそうで
    「━━━━あ」

  • 172二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 07:57:59

    ━━まるでこの世に生まれてきたばかりの赤ん坊のように金髪の青年が声の限り泣き叫ぶ。これまでずっと他者のそれに寄り添い慰めていた感情というものの存在を、彼は今ようやく自分のものとして受け入れ、そして解き放つ事が出来たのだ。

    「…お疲れさま」一緒になって泣きじゃくる七人の声を背にアスランがモニター越しに恋人…カガリを労う。「っ、あ、あぁ…ありがとうな、アスラン」彼女は貰い泣きしながらも穏やかに微笑むパートナーと、その後ろで抱き合って涙する若者達を見比べながら深呼吸を一回、二回。そうして何とか言葉を続ける。「なぁ、アスラン。一つ頼まれてくれるか?」カガリはどうにか自分を落ち着かせて、アスランに語りかけた。「カガリの頼みならいくらでも」最愛の女性からの言葉にアスランは微笑みと共に返す。

    「━━━━わたしも後でラクスと一緒にキラをシメる。だから腹立つだろうがおまえは帰ってくるまで私用でアークエンジェルとミレニアムに近寄らないでもらうと助かる」オーブの雌獅子は目を据わらせ言い放つ。「わかった」彼もまたその命令を受け入れる。

    その時アークエンジェルの一室で件の青年が大きなくしゃみを二回ほどしたことは、当人も含めて誰も記憶に留めることは無かった。

  • 173二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 19:07:13

    オルフェ(…あれからこの子が生まれて…その時からずっとアスハ代表には世話になり通しだな。出産予定日の一週間前にはご自身の乳母をこちらに派遣して下さり、しかもどういう伝かフェブラリウス市から最先端技術を身に付けた医療スタッフまで…)
    イングリット「どうしたの?」
    オルフェ「いや、何でもない」
    シュラ「それにしては難しい顔をしていたが」
    オルフェ「…この子がもう少し大きくなったら私的にオーブを訪問したい。ヤマト夫妻に会わせてやりたいんだ」
    イングリット「オルフェ…」
    オルフェ「なんて、まだ気が早いよな。それに」
    イングリット「きっと大丈夫よ」
    オルフェ「だと、良いけどな」

  • 174二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 19:56:35

    ダニエル「…なんかさあ、食堂の方がうるさいんだけど…何?」
    リュー「最近はこの子の為に私達も普段は極力アコードの力を使わないようにしてますからね…」
    イングリット「不便だけど仕方ないわ。リュー、ダニエル、二人とも様子を見に行ってくれる?」
    シュラ「俺とイングリットはオルフェ達を護らねばならんからな、頼む」
    ダニエル「…ん」
    リュー「わかりました」
    オルフェ「気を付けてな」

  • 175二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 20:02:50

    オルフェ「…我々が折角和やかな気分で夕食にありつこうとしてみれば…何故お前がここに居る!?」
    キラ「やあ、久しぶり」
    グリフィン「………なあオルフェ、コイツ何とかしてくんねぇ?」
    リデラード「ねえ帰ってよ、これからご飯食べるんだからアタシたち」
    キラ「えー」
    ダニエル「…俺達まだ許してないし、アンタのこと」
    リュー「我が国への訪問をご要望でしたらそちらに置かれた在外公館を通して頂きたい」
    キラ「でもどうせ色々理由付けてダメ出しするんでしょう?」
    シュラ「一国の准将がその様な体たらくではそうもなろう」
    イングリット「ヤマト准将、ここに貴方が居るということは…」

  • 176二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 20:04:23

    ラクス「みなさん、お待たせしました。本日の夕食をお持ちしましたわ」
    リデラード「姫もなんでノリノリでついて来てんの…?パートナーだってんならコイツを止めてよ…」
    ダニエル「あー…多分姫様も…」
    グリフィン「あの様子だとマジなんだろうな…」
    リュー「私達の気持ちも汲み取って欲しいのですがね…」
    ラクス「そこはご心配には及びませんわ。わたくし達は厨房のみなさんとご一緒させていただきますので、どうぞお構い無く」
    キラ「ん?"わたくし達"って…僕も?!」
    ラクス「ええ」
    キラ「ダメ?」
    ラクス「わたくしだって辛いのです、苦しいのです…あの子がすぐ近くに居るというのに顔を見られないのは!」

  • 177二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 06:00:32

    キラ「そんなぁ」
    オルフェ「キラ、お前を城から放り出さないだけ有情だと思え」
    シュラ「姫同伴で来ているから大目に見てやってるだけなのを忘れるな」
    ダニエル「…姫様もそいつから目離さないでね」
    ラクス「わかってますわ。さ、参りますわよ」
    キラ「ふえぇ…じゃあオルフェ、後でね」

    オルフェ「…行ったか」
    イングリット「相変わらずね、彼らも」
    オルフェ「そうだな」
    グリフィン「おーい、オルフェ!イングリット!二人ともこっち来いよ!」
    リュー「折角の料理が冷めてしまいますよ、さあ早く」
    オルフェ「わかった、今行く。さあ、イングリット」
    イングリット「ええ」
    リデラード「赤ちゃんのミルクも用意しといたからねー」
    オルフェ「ありがとう、リデル…ん、そうか、坊やもお腹が空いたか」

  • 178二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 08:02:28

    リデラード「ごちそうさま!」
    グリフィン「あー、食った食った。いやー、やっぱあのロールキャベツ美味ぇな」
    リュー「今日は珍しくダニエルもおかわりしてましたね」
    ダニエル「…色々あって腹減ってただけだし」
    シュラ「今日は品数も多かったな。食後にペストリーが出てくるのも随分久しぶりだ」
    イングリット「そうね。ねぇオルフェ、あの二人はいつからここに居たのかしら。姫様は厨房を手伝ってくれてたみたいだけど…」
    オルフェ「さあな…ああそこの君、この子の哺乳瓶は後で私がやっておくから」
    イングリット「…本当に今の貴方、とても良い表情(かお)をしてるわ」
    オルフェ「そうか?」
    イングリット「ええ、母上がいた頃よりもずっと」

  • 179二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 17:37:56

    続きが気になる

  • 180二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:54:24

    ラクス「やはりその土地の事を知るには食事から、ですわね」
    キラ「最後に出てきたお菓子も美味しかったなあ、薄い生地がいっぱい重なっててそこにシロップが染みて…」
    ラクス「もう、キラったら」
    オルフェ「姫、大したもてなしも出来ず申し訳ありません」
    ラクス「いいえ、前々からここの賄い料理の事が気になってまして」
    オルフェ「お心遣い感謝します…ヤマト准将、貴官もわざわざ面罵されるためここに来たわけではないだろう」
    キラ「う」
    オルフェ「ふむ…リュー、お前はここと近辺の人払いを。特に報道関係の人物は発見次第控え室に通すように」
    リュー「はっ」
    オルフェ「ダニエル、念のために庭園の巡回メカを数台ほど追加で配備してくれ」
    ダニエル「…そう来ると思って準備してた」
    オルフェ「用意が良いな。グリフィン」
    グリフィン「イシュタリアに居る連合系の外交官だろ?全員居場所は確認取れてるぜ」
    リデラード「プロジェクターと人数分の電子メモもって来たよー、いまスクリーン下げるからね」
    イングリット「会議の司会進行は私が」
    シュラ「関係各所には俺から連絡をしておこう」
    オルフェ「みんな、ありがとう…さて、キラ・ヤマト准将。そちらの用件は?」
    キラ「…先週ここの庭園に飛んできたステルスドローンだけど、その出所がわかったよ」

  • 181二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:41:10

    キラ「ベースはPMPの子会社が出してる市販品だけど…外付けのステルスシステムは特徴だらけだし取り替えたカメラアイも随分高性能でね、そのおかげで特定には時間がかからなかったよ。電源強制停止時の制御OSや各種ソフトの自己消去も甘かったね」
    リデラード「はいそこもったいぶらない!」
    キラ「これ落とした対ステルスシステム組んだのは僕なのに相変わらず厳しいなぁ…これはユーラシア連邦の工作員が観測目的で送り込んだ物で間違いないと思う」
    イングリット「やっぱり彼らの目的は」
    キラ「…僕達の子だと思います」
    グリフィン「アイツら…!」
    ダニエル「おチビ…公には戦災孤児で、ファウンデーション・ショックの責任を感じたオルフェに引き取られて養子になったって発表してるんだけど…」
    リュー「向こうも知ってか知らずか、どちらにせよ不快な真似を…」
    ラクス「…あの、わたくしからも一つ情報提供と報告を」
    オルフェ「どうぞ」
    ラクス「閣下の"ご静養"中にフェブラリウス市から派遣されていたスタッフ一名に、ユーラシア連邦と大西洋連邦のエージェントと思われる人物がそれぞれ接触を試みた形跡がありました」
    シュラ「な…!」
    ラクス「どちらもターミナルの介入もあって未然に防ぐことは成功しましたが油断はできません…残りのスタッフに関しても保護と監視を続けていますわ」

  • 182二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 21:19:07

    オルフェ「姫、この事は」
    ラクス「ターミナルの関係部署以外ですとカガリさんにはアスランから既に。ですが情報が情報ですから共有にも限界が…」
    オルフェ「詮無き事です、今は…」
    シュラ「正直既に腸が煮えくり返る思いだが…堪えるしかあるまい」
    グリフィン「…監視中のヤツらも特に目立った動きはねぇな…さっき姫様がスクリーンに映したエージェントっぽいヤツも居ねぇ」
    ダニエル「増強した警備システムも異常なし、ドローン・マシン共に全機無事」
    オルフェ「グリフィンとダニエルは引き続き警戒を」
    リュー「私はもう一度巡回を。先程正門の警備担当から妙な訪問者が居ると報告が入ったので」
    リデラード「アタシは後でみんなの部屋と客間をチェックするね」
    オルフェ「この時間に訪問者…大方個人ジャーナリストだろう。だったら紹介とその確認が取れたら取材証発行面接の控え室へ通せ、その時は面接官も頼めるか?リデル、一応会議室も頼む。明日朝のミーティングが終わったらすぐ文官達と打ち合わせがしたいんだ」
    イングリット「オルフェ、報道発表の内容だけどこれで良いかしら?これならユーラシア連邦への抗議文書と矛盾はないと思うわ」
    オルフェ「ああ、これで構わない」

  • 183二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 07:41:59

    キラ&ラクス((………じーっ))
    オルフェ「…?ああ、二人はそろそろ客間で休んだらどうだ」
    ラクス「…はあ」
    キラ「オルフェもさ、もう休んだら?」
    オルフェ「まだ私には仕事が残っている。この子の身に危険が迫ってるとあれば尚の事…」
    ラクス「宰相閣下、いいえオルフェ。貴方は少し休みなさい。」
    キラ「せめて仮眠だけでもとってよ、このままじゃ倒れちゃう」
    オルフェ「…三時間だけだ、この子の授乳のこともある」
    ラクス「わたくし達が預かります、だから朝までゆっくりお休みを」
    オルフェ「だが」
    キラ「イングリットさんから聞いたよ『最近座り仕事に戻ったばかりなのに無茶ばっかり』って。それに僕だってこの子に、何か父親らしい事してあげたいんだ」
    オルフェ「………」

  • 184二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 14:30:24

    ラクス「さっきまで散々やれ『部下が寝ずに働いているのに』とか『今この時にも我が国には危機が迫っているのだ』と渋っておりましたが…やっと寝てくれましたわね…」
    キラ「この子のことも『いいか?少しお前達に預けるだけだ、間違ってもオーブに連れて帰ろうなどと考えるなよ』って、酷くない?信用ないなあ僕たち」
    ラクス「……キラ」
    キラ「うん」
    ラクス「先日フェブラリウスのエルスマン代表に依頼した検査の結果ですが、ここに来る直前ディアッカさんを通してこちらに送られてきました」
    キラ「っ!それで、書類は」
    ラクス「こちらに」
    キラ「見せて!………そうか、やっぱり……でもこんなのって」
    ラクス「あの映像でアウラ女王が言っていた通り、この子はキラと完全に同一の遺伝子を持っています…通常ならば母親から引き継がれるはずのミトコンドリアDNAさえ、あなたと同じだと…」

  • 185二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:20:57

    スパコとアコードの子というある意味メンデルの呪いの子

  • 186二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 18:15:11

    キラ「でもこの子はこの子だ、僕じゃない…僕は議長のようにはならない、なっちゃいけないんだ」
    ラクス「ええ」
    キラ「…ねえラクス、この子が生まれたときの君、すごい事になってたよね…イングリットさんも」

    ラクス「あああああ!もう可愛過ぎますわ!!はっ、この子はキラの子、ということは即ちこの子はわたくしの子…?」
    イングリット「喩え姫様と謂えどその発言は聞き捨てなりません!この子はオルフェの子です!つまりこの子を産んだのは私です!!」

    キラ「その直後リッちゃんに『いい加減にしてよ二人とも!オルフェだってすごく疲れてるんだし赤ちゃんも、さっきやっと寝たばかりなのに起こしちゃったらどうすんのさ!』って怒られたよね」
    ラクス「だって可愛いのです…これは理屈ではどうしようもないのですから…オルフェはああ言ってましたがユーラシアの動向、メンデルの残党、その他の悪意あるものたち…彼らの存在や万一の事を考えるとやはりこの子はオーブで育てた方が…」
    キラ「ねえラクス僕の話を聞いて」

  • 187二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 19:21:10

    キラ「正直僕だって叶うならこの子とオルフェをオーブに連れてってずっと一緒にいたい、戦いとか政治とかそんな難しくて苦しくて辛いばかりのものから遠ざけたい…だけどこの考えをオルフェに強要するなんて出来ない。僕がラクスを、みんなを守りたくて戦ってるように、オルフェも守りたいものがあって戦ってるんだから」
    ラクス「…キラらしい答えですわね」
    キラ「ラウ・ル・クルーゼ…ギルバート・デュランダル…僕は彼らを否定してここまで来た。そしてこれからも僕は、いや僕たちは戦っていくんだ」
    ラクス「もちろん、わたくしもあなたと共に」
    キラ「ラクス…」

    ラクス「ですがそれはそれとして、あなたのオルフェとの浮気についてはまだ許してませんし認めませんからね」
    キラ「…やっぱりダメ?」
    ラクス「帰ったら覚悟しておいて下さいね…?ねえ、"お父さん"?」
    キラ「 」

  • 188二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 06:00:30

    オルフェ「…そうか、次の任地は旧南アメリカ合衆国地域か」
    ラクス「今になって再び独立派が力を付けてきたようです、背後関係は現在ターミナルが調査中ですが恐らく…」
    キラ「もう今の段階でだいぶ緊張が高まってきてるみたい。見慣れないMSを見たって民間人からも報告が上がってる」
    オルフェ「見間違いであってほしいところだが…残念ながらそうではないのだろうな」
    ラクス「…証言は複数あって、話の整合性もとれてますから恐らく」
    オルフェ「こちらからも戦力を派遣出来れば良いのだが…今我が国は例の件もあってMSはおろかLUVの一台も国外に派遣する事が厳しいのが現状だ。国家間の交渉事にブラックナイツを派遣する時などあちこちの情報機関員が常に周囲をついて回っている始末」
    キラ「それでも大分温情的だとは思いますよ、未然に防げたからこそ見逃されて…現在の実質無罪相当の処分なんですから」
    オルフェ「わかっている、がしかし今回はドローンの一件で向こうに貸しを一つ作れそうだ。…本音を言えば今すぐにでも黒幕の元に全戦力を投入したいがな」
    ラクス「…今のは聞かなかった事に致しますわ。それであなたはその貸しでどう動くつもりですか?」

  • 189二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 16:45:19

    オルフェ「D.S.S.Dとコンタクトをとる。彼らに仲介を依頼してマーズコロニー群と交流を持っておきたい」
    キラ「ということは…閣下はファウンデーションと火星圏との恒常的な国交の樹立を?」
    オルフェ「いや、それはまだ早計に過ぎる。今回はそうだな…正確にはその内の一基、オーストレール・コロニーへこちらから使節を送りたい。あの場所には議長が生前強い興味を示していた」
    ラクス「デュランダル議長が?」
    オルフェ「コロニーの運営方針はもとより火星開発用コーディネイターの存在を始めとするデスティニープランとの類似点からだろう。向こうは近年その方針を大きく転換したとはいえ、我が国としても調査する価値はあると判断している」
    キラ「閣下はやはりまだデスティニープランを…」
    オルフェ「こんな時代だ、人類存続の手段をなるべく多く模索しておかねばならん。それに」
    ラクス「?」
    オルフェ「なにも議長や母上、そしてツヴァイクレ代表の案を愚直に踏襲する訳じゃない。個人がこれまでの人生で積み重ねた経験と感性、体験により生じた感情、都度生まれてくる新しい技術や概念、時代を大きく先取りしすぎた異端…そういった物も取り込んで、より良いシステムに変えていこうと思う」

  • 190二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 02:28:39

    キラ「…でもどうして火星方面に目を向け始めたんですか?まだ地球にも手を結べそうなところはあるはず」
    ラクス「キラ、この国は現状正直非常に難しい舵取りを強いられております。先のクーデター未遂への関与もそうですが…」
    オルフェ「ユーラシア連邦に領事館を設置することになった際、先方から出された条件がオーブ及びスカンジナビア王国以外の国への大使館設置の制限と赤道連合及び東アジア共和国との二国間協議を行う場合の第三国調停への優先参加権だった。ご丁寧に"あの"ロゴス狩りを生き延びた海千山千のロビイスト共を動員して、だ。他にも多数の挙げればきりがない難癖の数々…この状況で中東・アフリカ方面にまで手が回ると思うか?」
    キラ「無茶苦茶だ…」
    オルフェ「幸いプラントとの外交についてはそちらの尽力もあって最低限の自立は保てたからな…そこで向こうが警戒している間に新たな外交ルートを構築していく。独立以来のかなり厳しい綱渡りになるが…」
    ラクス「茨の道、ですわね…」
    オルフェ「この国と民、そして何よりも」
    キラ「…もし仮にファウンデーションに有事が発生したときプラントや中立国が動けない場合のこの子の避難先に…?」
    オルフェ「この子だけじゃない。邦人全てとはいかないが可能な限りの多くの民も」

  • 191二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 13:31:02

    グリフィン「ずいぶん早いお帰りで」
    シュラ「見送りついでに渡す物がある」
    キラ「これは、昨日の会議の議事録」
    ラクス「それとこの渡航データと顔写真は」
    グリフィン「ギリギリまで粘った甲斐があったってもんだ、大西洋の奴さん昨日の最終便でこの国を出てる。行き先はそっちと同じで南アメリカのフォルタレザだ」
    ラクス「今からメイリンに連絡を入れて令状を発行してもらえば現地で確保出来ますわね、ご協力感謝します」
    グリフィン「俺は俺の仕事をしただけだ、気になさらず」
    シュラ「ユーラシアの方は今回姿を見せなかったが職員の一人が形成外科に不自然な電話をしていた。彼にもその家族にも半年以内に怪我をした人間はいないしその周囲から当人の容姿にコンプレックスがあるといった話も聞かない…おそらく件のエージェントは顔を変えるつもりなのだろう」
    グリフィン「こっちはこっちで網を張っておくから心配すんな、何かあったらそっちにも連絡入れるからよ」
    キラ「二人ともありがとう」
    ラクス「他の皆さんにも、どうかよろしくお伝え下さい」

  • 192二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 01:03:57

    シュラ「承知した」
    グリフィン「次会うときまで達者でな」
    キラ「そっちもね。じゃあそろそろ迎えが来るから」
    ラクス「それではまたいつか」

    オルフェ「キラ」
    キラ「どうしたの?…っ!!」

    シュラ「!!!!!」
    グリフィン「………おいおい」
    ラクス「まあ」

    キラ「ちょっと、いきなり何を」
    オルフェ「"恋人"からのプレゼントはお気に召さなかったかな?」
    キラ「そうじゃなくて…」
    ラクス「…オルフェ」
    オルフェ「ラクス、キラの中にはいつも貴女がいる。それはきっとこれからも変わらない」
    ラクス「ならどうして?」
    オルフェ「それでも私は"愛されて"身体も結ばれこうしてこの子を授かって、彼はこんな風に私達を気にかけてくれてもいる」
    グリフィン「おい、コンパスの艦が」
    オルフェ「それだけじゃない、貴女にも多くの志を同じくする仲間が居るように私にも支えとなるきょうだい達が居る」
    ラクス「あなたは」
    オルフェ「…私の想像通りにならない事を願っているよ。ラクス・クライン」

  • 193二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 01:39:11

    ラクス「ご心配には及びませんわ。わたくしはキラの"全て"を愛すると決めたのです。今はまだ未熟で幼くても、いつか何もかもを包み込む心を手に入れると。キラの迷いも弱さも甘えも…キラの中にある"思い出"も全部愛してみせます、必ず」
    オルフェ「そうですか」
    ラクス「では、失礼」

    グリフィン「…ここにイングリットが居なくて良かったな」
    オルフェ「ああ」
    グリフィン「他人事みたいに言ってっけどお前なぁ」
    オルフェ「キラも私を手放す心算はないようだが?」
    グリフィン「あの表情を見てるとなぁ…アイツあの会談の後アスランは勿論アスハ代表にも散々熨されたんだろ?」
    オルフェ「正確にはアークエンジェルのラミアス艦長にオーブ国防軍のキサカ一佐、噂ではザフトのジュール中佐も参加したと聞く」
    グリフィン「…うわぁ」
    オルフェ「私達も戻るぞ、そろそろ文官達との会議が…」
    イングリット「…オルフェ」
    グリフィン「遅かったな。二人ならもう行っちまったぞ」
    イングリット「…私も」
    オルフェ「ん?イングリット、何を」
    イングリット「……私も諦めないから、あなたの事」
    グリフィン「あっ、バカ!」

  • 194二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 07:24:46

  • 195二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 16:42:10

    シュラ「 」
    オルフェ&イングリット「「あ」」
    グリフィン「ようやく目ぇ覚めるとこだったってのにお前らはよぉ!シュラ!お前もお前だ!こういうことになりそうな事ぐらいちったぁ学習しろっつーの!!」
    オルフェ「駄目だ、微動だにせん」
    イングリット「立ったまま気絶してるわ」
    グリフィン「…お前らもしかして面白がってやってねぇか?」
    イングリット「いいえ」
    オルフェ「そんなわけないだろう」
    グリフィン「どうだか、っとそれよりメシだメシ!もうそろそろ出来てる頃だろ」
    イングリット「…そうね」
    オルフェ「この子のミルクの時間も近いかな」
    グリフィン「あんだけ色々やかましかったのに良く寝れるよなぁ」
    イングリット「将来は心配なさそうね」
    オルフェ「ああ」
    グリフィン「おい、いつまでそこ突っ立ってんだシュラ。メシ食いにいくぞ!」
    シュラ「……はっ!そ、そうか」
    イングリット「今日のメニューは…でね…」
    グリフィン「へぇ、そりゃ……」
    シュラ「そうだな……」

    ━━穏やかで幸せな光景、この腕の中にある温かな重み。先程一瞬だけ過った寂しさと不安をきょうだい達の声がかき消していく。
    私はもう独りじゃない、"愛"は確かに私の中にあるのだから。

  • 196124/06/04(火) 16:51:01

    次スレ建てます?
    SS書いてくださった方もいて完走しそうだけど個人的にはもっと色んなオルフェシコシチュを語りたいです

  • 197SS書いてた人24/06/04(火) 17:09:56

    >>196

    お願いします!

    SSは追記修正して適宜外部にまとめときます!

  • 198二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 17:13:46
  • 199二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 17:24:52

    >>198

    たて乙です!

  • 200二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 17:33:01

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています