- 1二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:11:48
- 2二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:20:38
落としてしまった…すまねぇ…
だけどよまた建て直してくれねえかなあ!? - 3二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:21:36
- 4二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:21:56
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:22:50
- 6二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:36:41
俺は部品だ、真希ちゃんと夏彦のデートを書くための・・・部品だ・・・
- 7二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:38:20
ワイ休みでグッスリ朝寝坊
- 8二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:38:45
麦わラァ…
- 9二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:38:55
9
- 10二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:39:21
焦焦宿儺笑う
- 11二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:41:22
とにかくやな、今は真希ちゃんと夏彦のしっとり御家デートが頭の中にあるんや・・・
低速域で書き出したる! - 12二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 21:46:24
やったぜ(待機)
- 13二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:16:28
再開!
二人は蔵にある鏡を厳重に保管して、蔵を出た。修理に出す呪具を選定するつもりが飛んだ目にあってしまった。
「ったく、とんでもない呪具だな。特級レベルじゃないか?」
「どうなんだろうね」
真希はふと、先ほど対峙していた和子の姿を思い出していた。真希の記憶の中では既に和子は深窓の令嬢と言った出で立ちだったが呪具から飛び出した彼女は凛々しく、強そうだった。
「あの呪具には・・・歴史が詰まってるんだろうな」
真希はそうつぶやき・・・めまいを覚えた。
「あ、れ・・・?」
「真希ちゃん!」
ふらついた真希を夏彦が慌てて抱きかかえる。夏彦が真希の顔をのぞき込むと微かに鼻血も出ているようだ。
「あの呪具、もしかすると変化すると呪力を奪うのかもしれないな」
「じゅりょく・・・?」
「ああ、真希ちゃんの記憶からあの鏡はあの女性・・・和子さんを呼び出したんだろう。その代償に呪力を奪った」
真希はぼんやりとした頭の中でなんとなく、和子が自分の呼びかけに答えてやってきたように思えて嬉しく思った。
「呪力さえあれば・・・記録の中のひとと・・・会えるのか」
「殴られるけどね」
夏彦に抱きかかえられて真希は京極家の母屋へと向かう。 - 14二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:20:23
笑 見過ごせないデメリットすぎる
『殴られるけどね』 - 15二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:46:43
「っと、ちょっと横になってるといいよ」
「悪い・・・」
「いいって、僕もちょっと疲れた・・・」
和子さん強すぎる。と夏彦は真希を母屋の一部屋に真希を連れていくと座布団を引っ張り出して真希を寝かせ、自身も近くに腰を下ろして息を吐いた。
「僕自身をボコボコにしたからよかったけど、あの後やり合ってたら術式ナシじゃ厳しかったかも・・・」
「和子さんがあんな強いなんて思わなかった・・・」
真希も夏彦も徒手戦闘では高いレベルだ、しかし夏彦はかなり苦戦を強いられた。
「合気か、古武術か・・・わかんないけど踏んづけられた時は東堂先輩に殴られたみたいな衝撃だったよ」
「すげーな・・・私達が会った時はずっとニコニコしてて、着物姿で、なんていうか、女性の鑑みたいな人だった」
「そうなんだ・・・」
少なくとも夏彦を片手で転がすような女傑だったし、足刀の一撃で石畳に罅が入るレベルだった。夏彦だから死なないと判断されたのだろうが常人だったら一撃で失神か死亡している威力だ。
首を回すとゴキっと音が鳴り、夏彦は声を洩らした。二人はそのまま数分ぼーっとしていたが
「なあ、夏彦・・・せっかくだから屋敷、案内してやろうか?」
「え?」
「この屋敷で誰が、どんなふうに過ごしてたか・・・知りたいだろ?」
真希はゆっくりと起き上がるとまだ少しふらつくのか夏彦と同じように壁に寄りかかりながら言った。 - 16二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:58:03
かー!いやしか女ばい!
- 17二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 23:26:26
夏彦は少し気になった。この屋敷のこともそうだが真希が小さいころどう過ごしていたかも気になったからだ。
「そうだね、真希ちゃんがどうすごしてたのか気になる」
「だろ?そうとなれば善は急げだ」
真希はそう言うと嬉しそうに立ち上がる。まだ少しふらつく彼女を支えながら夏彦はまだ気後れの残る屋敷を真希と歩くことに。
「母屋の、この部屋は私達がいた場所の隣だな。けど、ずっと母屋とそこの庭が私の遊び場だった」
夏彦が偶然選んだ場所は母屋の中で真希たちが寝泊まりしていた場所の隣だった。ここは母屋で暮らす人の中でも家族に近しい人が生活していた場所とのこと。
「なんていうか、ホントビビったよ。ウチでの扱いとは雲泥の差ってやつ?布団もあったかいし、食事も・・・人も」
真希の表情が懐かしさから綻ぶ。そんな彼女の笑顔を見て夏彦は嬉しさと、どことなく寂しさを感じた。
この家に思い出のある人がいる事の安堵と、自分がそこにいない疎外感。
「ここ、厨房・・・懐かしいよ。ここで皆が食事を作ってた」
時々引退した板前さんなんかが昼飯や弁当を作ってくれた。と真希は言う。
設備としては古びてはいるものの大人数の調理に耐えうる広い厨房にはガス釜と竈が併設されていたり、コンロも大火力なものが備えてあったりと屋敷の規模に恥じないものだ。
「ここで野菜の皮むきなんかを手伝って・・・真依がジャガイモを剥きすぎて小さくして笑われたりしてた」
「真依ちゃん不器用だったんだね」
「ああ、皮むきだけなら私の方が上手だったよ。料理は知らんけどな」
結局ここでは練習しなかったし、と真希は言う。強火でやれば時間を短縮できると信ずる料理音痴は結局矯正されなかったようだ。 - 18二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 23:49:49
懐かしさから前を歩く真希、それを追いかける夏彦はまるで時間を遡るような感覚で真希の言葉を聞いていた。
「ここ、私が良く遊んだ場所だ」
いつしか着物姿の小さな女の子が微笑んでいるような気さえする。庭先に出た彼女を見送る人、微笑む人、すれ違って驚く人。幻をみているかのように、真希の言葉で屋敷の記憶が蘇るようだ。
「ここで、剪定した枝を拾って、チャンバラごっこするんだ」
えい、やあ、とお。と枝を拾って振り回す真希。今の彼女の振り方は本物を振ってきた経験からとても様になっている。しかし思い出の中の彼女はきっと可愛らしく、お転婆ながら皆に愛されていただろう。
「そうやって暗くなってきたらまた食事の手伝いをして、大広間で夕食は食うんだ」
「あの大広間でみんなで食事してたのか、真希ちゃんも?」
「もちろん」
当時を知る人は真希と同じようにそこで食事をしたと言っていた。名家の主人でありながら勝弘は夕食には使用人も含めて一緒に食事を取ることも多かったという。真希もそれをよく覚えていた。
「あとは、そうだな・・・出迎えなんかもやったかな」
ほら、塀に沿って歩くと向こうに裏門が見えるだろ?と真希は言う。任務帰りの京極家の面々は裏門から帰ってきたという。
「表の門は?」
「暗くなると閉めることが多かったからな」
ほれほれ、と押されるままに表門から追い出され、夏彦は裏門から中に入ることになった。 - 19二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 00:09:50
塀にそって歩くと確かに裏門がある。
「・・・」
門を見て、夏彦は思う。この屋敷は、自分の屋敷だ。でも、それは書類上でのことで、自分がここで暮らしたからじゃない。招かれざる客のような気さえすることがあった。知らぬ者が敷居をまたぎ、主人の面をしてこの屋敷に居座るのかと。入っていいのだろうか。自分が・・・。むしろ真希や真依の方がこの屋敷で暮らすべき権利があるのではないかと。そんな考えを頭から追い出して、夏彦は裏門の潜り戸を開け、その門を潜った。そんな夏彦に
「おかえり、夏彦」
笑みを浮かべてそう言う真希。その時に、不意に、夏彦の目に見たこともないはずの幼い真希の姿が映った。
その後ろでほほ笑む両親と、京極家の人。
『やっと帰ってきたか、遅いぞ』
その瞬間に、夏彦の視界が滲んだ。ぼたぼたと涙がこぼれた。
「夏彦・・・?」
「う、うぅ・・・」
そう言われたのは何年ぶりだっただろう。誰もいないと思っていた屋敷で、その言葉が、ずっと聞きたかった。
「なんで泣いてるんだよ・・・もう」
「ご、ごめ・・・でもっ・・・もう、聞けないと思ってた・・・」
夏彦はそう言って膝をついて顔を覆った。居なくなったと思っていた家族は、ずっと、待っていた。
真希はそんな夏彦の頭をそっと撫でて、抱きしめてあげた。
「誰も・・・いなくなったと・・・」
「ばか、みんないるだろ」
声を上げて、夏彦は泣いた。 - 20二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 00:11:28
今日はここまでにしときます。また明日!
- 21二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 03:54:53
お疲れ様
- 22二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 07:31:46
ほ
- 23二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 11:52:08
昨日起こった、あ、ありのままを話すぜ・・・
ニヤニヤできるよつなデート話を書こうと思ったらいつの間にか夏彦が号泣していた。
頭がどうにかなりそうだった・・・
イチャイチャとか、ラッキースケベだとかそんな俺得なものが断じて無い。
もっと恐ろしいストーリーの流れを味わったぜ・・・ - 24二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 15:43:58
うむ…
- 25二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 19:03:25
考えたら京極家の屋敷って夏彦にとっての厄ネタだらけなのねん。
- 26二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 21:31:51
しかし真希ちゃんが頑張ったので多分夏彦はデレる。きっとだ。
- 27二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 21:52:44
- 28二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 21:57:38
両親の訃報を聞いてからおそらく最初に一族惨殺の現場に一人で帰らないといけないとか考えたら怖い&嫌すぎる。
- 29二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:01:28
さて、そろそろ再開だ・・・見える、見えるぞ、夏彦はきっとデレデレなはずだ。
- 30二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:32:30
再開します!
真希は夏彦の頭を抱きかかえるようにして彼を抱きしめている。最初は泣いている夏彦を慰めて上げられればと
そう思っていたが・・・。
(いつまでこうしてりゃいいんだろ・・・)
なんて考え始めた。けっこう時間が経ったし、嗚咽も聞こえなくなった。しかしながら腕ががっちり回されているので
この状態からでは真希にはどうすることもできなかった。
しかも今の状況はぶっちゃけると自分の胸に夏彦の顔を押し付けてる恰好だ。
「夏彦?」
「・・・むふー」
「おい、そろそろ・・・」
離れろと言おうとすると抱きしめる力が強くなる。根負けして頭を撫でるとまるで猫が甘えるように顔を動かして、真希に擦り寄る。
「あ、あんま顔動かすなよ・・・もう」
こういう時、いつもなら聞き分けのいい夏彦がいやいやと真希に抱き着いていることが新鮮で、真希は思わず苦笑していた。 - 31二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:38:32
おやおや甘えてますねぇ!
- 32二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:46:40
本妻決まったな(火種&燃料投下)
- 33二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:52:05
「夏彦、そろそろ中入るぞ、外は冷えるから」
真希がそう言うとようやく夏彦は真希から離れた。かなりゆっくりと。
「おう・・・(すげー嫌そうだな」
夏彦は赤くなった目元をぐしぐしとこすりながら立ち上がった。いつもはタフな姿しかみていない夏彦の弱弱しい
態度は真希にとって新鮮で、かつて共に任務をこなした時の記憶と感情が真希によみがえっていた。
(郎党達みたいに、頑張り続けて・・・最後は石ころのように・・・)
手を振りながら石に戻ってしまった彼らと同じように、夏彦も・・・。
「ほら、手・・・つなげよ」
「うん」
真希よりも大きな体、でもまるで小さな子供のように。嬉しそうに夏彦は真希の手をとった。
高かった太陽もいつの間にか中空を過ぎて傾き始めていた。
「はぁ、今からじゃ帰れないな・・・」
「泊まる?」
「泊まってほしいのか?」
意地悪をした。真希はあえて夏彦に悪戯っぽく尋ねてみた。さっきまでの恥ずかしい気持ちを誤魔化すように。
「かえってほしくない・・・かな」
すると夏彦はそう返した。真希は少しだけドキッとしたが、それ以上に夏彦の手が微かに震えていたことに気が付いて
「悪かったよ、どうせ今からじゃホテルだって無理だろうし・・・泊まるって」
「うん・・・」
泊まっていくことにした。その間に鼻を啜って、くぐもった返事が返ってきたのを真希は気づかないふりをした。 - 34二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 23:23:09
そっちに誰か走って行ったぞ(まず3人とも本妻みたいなもんだからなぁ)
- 35二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 23:23:27
いつもならもっとドキドキするシチュエーションだった。けど今は、ただ夏彦の事が心配だった。
(ほっとけないよな・・・)
夏彦は強い、そして優しい。その強さとやさしさの根底が孤独への恐れからくるものなら。
真希は放っておけなかった。夏彦が大切な存在であること、そしてかつてこの屋敷の住人に与えられた
温かさを夏彦に返してあげたかった。
「今日、晩飯なににする?」
「食材届けてくれる人いるから・・・何か作るよ」
夏彦はそう言うと立ち上がって、厨房の方へ。真希はどうしようか迷ったが夏彦の後ろについて自身も厨房へ。
「何するんだ?」
「真希ちゃんもいるから・・・すき焼きとか食べる?」
「いいね、野菜くらいなら切れるから米とか割り下とかやっといてくれよ」
真希は小さい頃の記憶のまま、野菜のしまってある棚を開いてまな板を取り出して切り始めた。
下準備が済むと夏彦は割り下を入れて肉を焼き、野菜を入れて煮る。
「へー、結構いい肉なんじゃないのか?」
「貰い物だからそこまでは・・・でも美味しいよ」
ガス釜でご飯が炊けたのを見て二人は食事を始めることに。 - 36二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 23:49:58
「お、美味い」
「うん」
返事は短いが嬉しそうな声に真希は食事の味も手伝って笑顔になる。美味しい食事を誰かと囲むのはとてもいいことだ。
「あったかいな」
「うん・・・そうだね」
ほどなくして、鍋はからっぽになった。
「さてと、お風呂沸かすよ」
「おう、じゃあ洗い物してるわ」
ふと、真希はこの屋敷に浴場以外のとこあったっけ?と思いながら食器を洗う。
「真希ちゃん、準備できたよ。先入って」
「おう、サンキュ・・・ところで風呂って浴場しかなかったと思うけどどうなんだ?」
「一人用の五右衛門風呂があるよ」
そんなものが・・・と真希は京極家のお金持ちぶりに驚いた。
「隣で見てるから声かけてね」
そう言うと夏彦は脱衣所とは違うドアから夏彦は出ていった。 - 37二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 00:01:37
今日はここまでにしときます!明日は風呂回だぁ・・・!
- 38二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 08:01:17
ほ
- 39二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 09:03:46
保守
- 40二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 14:30:14
お風呂回待機
- 41二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 22:49:19
再開します・・・うへへ
夏彦が出て行ってから少しして真希はパパっと服を脱いで風呂場へ。浴室には既に湯気が立ち込め始めていて
温かさが充満している。
「はぁ・・・なんか、すげーな」
一人用であるとのことだったが。デカい。二人、三人は浸かれそうな大きさだ。
来客用なのか、それとも当主やそれに近しい賓客が使うものだったのかはわからないが必要な部分は石づくりだがそれ以外は温かみのある木材で出来ている。管理が大変そうだ。
「待たせると悪いな・・・」
真希はそうつぶやくと椅子を引いて腰掛けた。五右衛門風呂には隣に小さなくぼみが開いており満タン近くになると五右衛門風呂の切り欠きのようになった部分から湯が漏れて溜まる仕組みになっているようだ。
掛かり湯をするときには熱めかもしれないお湯の温度も隣に溜まるお湯を使えばほどよい温度だ。
「ふぅ・・・、これ・・・良い感じ」
頭からお湯を被って一息、午前中のごたごたと夏彦とのやりとりと・・・。色々あった日だった。
夏彦が自分に縋りついて泣いたことなんてなかった。それを考えると少しだけ嬉しいような、気恥ずかしいような。
「・・・」
夏彦が抱き着いていた自身の体を抱いて、少しだけ真希は身を捩った。
抱きしめた夏彦が自身の胸の中で呼吸する度に、声を洩らす度に、自身の心に湧き上がる知らない感情に真希はまるで夢うつつだった。
(嬉しい・・・?恥ずかしい・・・?・・・わかんねえ)
後半は確かにちょっと恥ずかしかった。誰かに見られたら、なんて思って。それでも、夏彦から離れるのは嫌で。
だから自分から『もういいか?』なんて聞いてしまった。
名残惜しそうにしてくれたのが・・・嬉しかった。 - 42二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 22:51:38
うへへ
- 43二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 23:00:42
- 44二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 23:22:13
熱に浮かされて、ぼんやりとしていた頭をどうにか正気にもどして真希は頭から湯を被り直した。
その後、目の前のシャンプーに目をやった時に
「これ、私に買ってくれたのと同じやつか・・・おーい、夏彦!」
『どうしたのー?』
「このシャンプーって私が使ってるのと同じ奴?」
『そうだよ、良い奴でオススメだから』
同じシャンプーを使わせてる。そう思うとちょっと真希は不思議な気持ちになった。
ただ良いと思った奴を勧めて、無頓着な自分にくれただけだろう。それが普通のはずだ。
でも、もしも、それが自分に対しての・・・その、特別な感情があったり・・・するのなら。
(自分と同じ香水をつけさせるとかそんな話があったような・・・)
そんな想像を思わずしてしまい、真希は真っ赤になった。 - 45二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 23:45:02
- 46二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:12:32
>>45 テレグラフがちらちらこっちを見るんだ・・・ダメだ、まだ駄目なんだこの時に二人はまだ関係を持っていない・・・!
『真希ちゃん?どうかした?』
「いや!なにも!」
誤魔化すようにシャンプーを手に取ってがしがしと洗う。湯で流して、ボディタオルに石鹸をつけて同じように洗う。
熱い湯で浮かれた考えを流して、真希は湯舟に体を浸けた。
「ふぅぅ・・・良い感じ」
熱さもほどよく、肩までたっぷりとつかれる深さ。立って入る感じだが入ってみると中に階段状の敷板があるので座ることもできる。寝そべるのは流石に無理だがこれなら小さい子でも入れるし、疲れていても出るのは容易い。
「あったかいな・・・」
ちゃぷんと湯が跳ねる音がする。窓の外はもう暗かったが浴室の電灯と竈の火の色か、ほんのり外を照らしている。
「風呂に入りながらだと涼しい風だけど・・・」
外だとやっぱり冷えるだろう。浸かるのもいいが夏彦に無理をさせるのも嫌なので真希は上がることにした。
「夏彦!上がるからお前も入れよ!」
『わかった、外で待ってるから声かけてね』
夏彦がそう言うので真希はざぶんと湯をこぼしつつも湯舟から出て、ある程度水滴を落としてから脱衣所に行き
備え付けの浴衣に着替えて真希は外で待つ夏彦に声を掛けた。
- 47二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:47:06
なんというか、エッチな真希ちゃん見てるとかきたくなるよね。R指定が。
- 48二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 01:00:19
今日はここまでにしときます!また明日!
この状況でエロに走らずまともな話書こうとすると筆が進まないね! - 49二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 01:07:33
乙〜欲望に正直で草
- 50二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 09:36:44
保守
- 51二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 14:11:37
ほ
- 52二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 22:45:01
再開します!
「出たぞ」
「ありがとう、冷えるでしょ?先に部屋に戻ってて」
「おう、火は大丈夫か?」
「入って着替えた後すぐに始末すれば大丈夫」
「わかった」
真希は夏彦のすすめに従って部屋に戻った。部屋に戻ると真希は記憶に従って寝る準備を進めることに。
「えっと、ここら辺に・・・」
押し入れを開けて中を覗くと中は空っぽで、布団類は倉庫に入れられたか処分されたらしかった。
「しまったな、こういうのの心配もしとくべきだったか」
真希はそれからさらに記憶を辿って布団類が仕舞われていた倉庫を探すことに。
「えっと、間取りが変わるわけもねえし・・・ここらへんかな」
生活必需品の備品が仕舞われていた倉庫を開ける。電灯のスイッチを入れると中には几帳面に整理されたトイレットペーパーやら布巾の予備など生活に使うものがたくさん並んでいる。元は大人数の生活を支えていただけあって多い。
「この棚に貼ってあるラベル・・・お手伝いの加藤さんかな」
整然と並んだ物を見ると真希の記憶の中の人物がせっせと品を片付けているのが浮かぶ。
事件がなければこの時間帯にそのお手伝いさんは無くなりそうなものをチェックして業者さんに頼む手筈を整えていただろう。 - 53二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 22:48:12
始まってるぅ〜
- 54二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:05:01
「ここなら使えるものが残ってるかな・・・さすがに寝具はないか・・・?」
棚自体は掃除がされている。夏彦だろうか?それとも業者が入っているのか。
「あれ・・・これ、まだあったんだ」
真希がふと奥の柱を見ると、そこには自分が昔につけた傷があった。
『ぜんいん を やっつける』
京極家の一員として生きていけると信じていたあの頃、真希は禪院家を見返すべく柱に己の野望の一端をそこに記した。自分の望みが京極家の名声を高めると信じて。そして、周囲がそれを信じてくれることが嬉しくて。
「今思うと超ハズいなこれ・・・ふふ」
たどたどしい字に真希は苦笑した。実際のところ自分が京極家の一員としてここに居たなら、今頃どんな風になっていただろう。
「ま、三級以上になれてたのは確実だわな」
禪院の連中を思い出してふん、と鼻を鳴らしながら・・・真希は柱の傷を撫でる。
「ま、諦めたわけじゃねえし・・・いつかな」
真希はいつかの夢に再会を祈って、倉庫を後にした。 - 55二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:31:08
振りだしに戻った真希は少し考えて部屋に戻ることにした。
「夏彦に聞いた方が早いよな・・・」
そう思いつつ部屋に戻ると布団を抱えた夏彦と出くわした。
「あ」
「真希ちゃん、どこ行ってたの?」
「どこって寝る準備だよ」
「ああ、それならこれを敷いたらおしまいだよ。それより制服とか大丈夫?」
「替えがあるから問題ない、帰ってから洗濯するよ」
夏彦と合流して部屋に戻ると布団を敷いて・・・。
「一組しかないんだが?」
「僕は毛布敷いて寝るから大丈夫だよ」
「馬鹿か、私が気にするからだめだ」
真希は毛布を取り上げると掛布団の上に放り投げた。 - 56二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:44:02
ふむ…続けてくれたまえ…
- 57二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:44:26
真希はこういう時に自分を犠牲にしがちな夏彦に対してそう言ったものの
「じゃあ・・・同衾するの?」
と夏彦に言われてさすがに頬を染めた。しかしながら生来の負けん気というか、夏彦に対する意地のようなものが働き
「嫌か?」
とやや挑発的に布団の上に座って夏彦を見上げる。それに対して夏彦は少し恥ずかしそうに目を背けながら
「嫌じゃ・・・ないけど」
「嫌じゃないならなんだよ?」
「真希ちゃん、前、はだけてる」
そう言われて胸元に目をやると浴衣の前が開いて谷間が露わになっている。真希は流石に恥ずかしかったがそれ以上に夏彦の反応が可愛く感じて布団の中に入ると
「気にすんな、電気消しゃあ一緒だろ?ほらほら」
と、布団の片側をめくって笑みを深めた。 - 58二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:59:18
なんかさもしかして真希さんH?
- 59二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:00:10
👺
- 60二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:02:18
私はお姉さんしてる真希ちゃんが夏彦の『雄』に押されて流される場面が書きたかった・・・
エロ(純愛)を欲して何が悪い!エロ(ねっとり爛れ)を望んで何が悪い!願い求めて何が悪い! - 61二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:28:52
夏彦はそんな真希を見て少しだけ意を決したように布団の中に入ると真希の頬に手を伸ばした。
「真希ちゃん」
「・・・なに、だよ?」
不意に夏彦が傍に寄って真剣な声で言うものだから真希は口調がおかしくなりながら答える。
「僕も、男なんだからね」
「・・・だったら、どうなんだ?」
真希は頬に添えられた手に自分の手を重ねて、問いかける。
「真希ちゃん・・・もう」
夏彦は真希を抱き寄せて悩まし気に息を吐いた。薄い布ごしに触れあう体が、風呂上りで少し冷えた体に夏彦の体温が温かく広がっていく。
「温かくして、寝よう。ね?」
「・・・へたれ」
真希は抗議するように夏彦の背中に手を回した。 - 62二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:29:58
今日はここまでにしときます!また明日!
夏彦の理性がリミットブレイクした版の話も書きたいな・・・ - 63二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 00:57:07
悦!
- 64二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 07:14:33
ほ
- 65二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 13:28:17
ほ
- 66二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:13:43
再開します
真希は夏彦にされるがまま、抱きしめられて、そのまま布団の中へ。
冷えた体が夏彦の体温であたたかく、満たされる。
「むぅ・・・」
真希は思ったよりも自身が疲れていることに気付いた。鏡から産まれた虚像との闘い。和子と対面したショックが想像以上に真希の体力を奪っていた。そんなショックと冷え、疲れを癒すように。
(甘えて・・・しまう)
夏彦を優しく労わって、癒してあげたいと思う気持ちと、まるで温かい陽だまりのような感覚に甘えていたい気持ちがせめぎあう。
(眠い・・・こんなにすぐ眠くなるなんて・・・)
嫌だ、まだ、起きていたい・・・夏彦と、こうしていられる時間が・・・恋しい。
素直にこうして甘えられる事が、甘えさせてあげられる事が、後どれだけ待っているのだろう。
目を凝らすと、目を閉じて規則正しく息を洩らす彼の顔が近くにある。
数えだせばキリがないと。そう言えるくらい、こうできたら・・・。
そっと唇を重ねて、真希は眠りについた。 - 67二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:35:52
あらー^ - ^
- 68二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:39:30
それからどれくらい時間が経っただろう。真希は妙に背中が温いことに気が付いた。
「ん・・・?」
いつのまにか寝がえりを打っていたらしい。それに対して夏彦が背中にぴったりとくっついているようだ。
「・・・がっちりホールドしやがって」
お腹辺りに両腕が回されているらしく身じろぎ一つできない有様だ。それもかなり困った状況だが
「すぅ・・・ふぅ・・・すぅ・・・」
「ッ・・・くふっ・・・首筋に・・・」
首筋に夏彦の吐息が当たる。ちょっとくすぐったい。しかもそれだけでなく
「・・・ちゅ」
「ッ・・・!」
うなじに落とされる口づけ。寝ぼけているのか、それとも自分が眠る前にしたことの仕返しをしているのか。
ぞくりと走る感覚に身を捩る。
「は・・・」
逃れようと身を捩れば捩るほど、夏彦は腹に回した腕を動かして真希を抱き止めようとする。 - 69二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:44:59
ふんっ!(腕ッ!)
- 70二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:50:51
真希はジレンマを感じていた。
離れたくない、でも、これは刺激が強すぎる。
なんどもされたら耐えられない。我慢できない。でも、嫌じゃないから逃げられない。
R指定行くか行かないか運命のダイスロールしていいですか? - 71二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:57:30
OK!
- 72二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 22:59:54
R指定に行くか・・・
1,行く 2、行かない
dice1d2=1 (1)
- 73二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:00:22
成ったな・・・!
- 74二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:16:18
Creepy Nutsが来てしまう…
- 75二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:18:24
真希ちゃんが現時点でリミットブレイクしたか、それともお休み前の時点で夏彦がリミットブレイクしたか
1真希 2夏彦 3リクエスト
dice1d3=3 (3)
- 76二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:20:36
一番ノリで追加したやつひいちゃった。
ってなわけで真希ちゃんか夏彦かと、以下の時系列で
1、お休み前の夏彦へたれで真希ちゃん暴発
2、順当にお休み前に夏彦が暴発
3、就寝中の流れで真希ちゃんが暴発
4、寝ぼけたまま夏彦が暴発
のどれかで行きます。リクエストどうぞ。 - 77二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:28:19
4
- 78二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:28:30
③
- 79二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:29:03
3!
- 80二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:39:00
よし、たまには真希ちゃんが責めてもいいということ・・・!
- 81二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:47:24
んじゃま、導入を書いてテレグラフで真希ちゃん暴発させる感じで行きますか。
- 82二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:51:24
乙です
- 83二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 00:01:37
「・・・真希・・・ちゃん」
耳元でささやかれた一言に、眠気なんか吹っ飛んで、好きが溢れる。
ドクン
エンジンがかかったように、鼓動が速まる。いけないとわかっていても
今、今でないとダメなんだ。今、彼と思いを遂げないと、どうにかなりそうだ。
「ん、む・・・んちゅ」
まるで蜜を舐めるように、真希は自身の胸元に伸びてきた手を取って、指を口に含んだ。
こんなことが、どうしてこんなにも昂るのだろうか。指の間に舌を差し入れて、小指を甘噛みする。
「にゃちゅひこ・・・んむ・・・ちゅ」
緩んだ拘束を振りほどいて。真希は夏彦に覆いかぶさる。 - 84二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 00:02:28
今日はここまでにしときます!明日は導入の続きかテレグラフから!
- 85二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 00:14:47
乙〜
- 86二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 09:25:09
ほ
- 87二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 18:03:35
ほす
- 88二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 22:04:41
- 89二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 22:20:48
- 90二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 22:26:28
やったぜスケベだ
- 91二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 22:31:33
こんな状態でも内心で「嫌わないでぇ」って情けない気持ちが混じってる感じなのでかなりエモいです。
- 92二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:06:31
- 93二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:30:01
今日はここまでにしときます!また明日!
- 94二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:36:41
乙ゥゥ!!
- 95二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 07:07:33
ほ
- 96二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 13:06:24
ほ
- 97二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:03:54
保守
- 98二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:40:05
鋭意執筆中、夏彦の許可を得た真希ちゃんはどこまで獣性を露わにするのか・・・
- 99二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:45:25
beast…
- 100二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:45:42
噛みそう
- 101二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:46:02
顔舐めあげそう
- 102二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:46:42
- 103二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:04:47
- 104二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:09:04
ヌーっ!
- 105二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:34:57
お若いの・・・いいかい、エロをね、エロをいつでも書けるようになりなよ。
それが感性が枯れても抑圧されてもいないということなんだ。 - 106二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:46:21
エロはオアシス
奪い合うのではなく分け与えるのです - 107二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 00:15:12
このレスは削除されています
- 108二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 00:15:43
- 109二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 00:22:28
今日はここまでにしときます!また明日!
- 110二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 09:12:26
ほ
- 111二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 13:32:07
ほ
- 112二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 19:02:13
保守
- 113二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 21:27:49
再開にむけて執筆中、どこまで続けるか悩みどころ・・・
- 114二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 21:58:59
- 115二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 21:59:35
実は夏彦の逆襲が始まるか、真希ちゃんがそのまま押し切るかちょっと悩み中。
- 116二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:18:31
どちらにせよ…えっち
- 117二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:34:09
エロ書くのは好きなんだけど本編進まないからなぁw
- 118二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:12:48
- 119二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:30:48
これは多分はら⚪︎ましたね…
- 120二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:31:49
全く避けずに濃厚なの二発かましましたからね・・・。
- 121二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:38:38
- 122二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:39:20
了解。
- 123二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:40:17
- 124二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:41:12
- 125二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:47:30
お互いがお互いを求め合い、そして、互いの愛のカタチをその身に刻む。
「夏彦・・・好き」
「うん・・・」
お互いに抱き合って・・・キスして、そして軽く後始末をして・・・二人はそのまま抱き合って眠った。
お互いに幸せをかみしめながら。
「はっ・・・!」
真希は目が覚めた。朝だ。体を起こすと真希は思わず自身の体に目をやった。服装は全く乱れていない。
こっそり下腹部に触れてみたが・・・全く何もなかった。
隣で寝ていた夏彦の体を見てみても、なんの痕跡もなかった。
「ゆめ・・・か・・・」
真希はひどくがっかりした。それを少しでも紛らわせるために、夏彦の腕を借りて再び目を閉じる。
どうせならまたいい夢がみられるように。
そんな彼女の悲願がかなうのは・・・もう少し後の話。それもすこし違った形ではあったが。 - 126二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:52:11
夢オチエンドでした。いったん区切ります!エロはいいぞ。
明日からまた本編に戻ります。 - 127二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 23:52:47
今日はあとはなんかリクエストあれば短編で一つ書きますよー
- 128二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 00:06:24
今日はとかいいつつ・・・
すみませんが今日はもう寝ます・・・ - 129二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 01:48:30
- 130二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 01:58:38
- 131二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:00:36
ほしゅ
- 132二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 20:04:58
ほ
- 133二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:03:24
再開します!今日は夏彦の術式の練習風景をば
郎党はレジロックとドラクエのゴーレムを足したような見た目のイメージです
理由としては人型は取るものの素材の石や岩を成形して組み合わせるわけでは無いので形がバラバラなことが多いです。
大将クラスになるとようやく見た目に統一性が産まれます。
岩ピクミンはまさしく掌サイズの郎党にぴったりのイメージ。丸い形は歩くより転がる方が早いかも。 - 134二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:18:40
ふむふむ
- 135二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:41:51
京都校のグラウンド・・・ではなく近くの教室で夏彦は術式の練習のために準備を始めていた。
「これと・・・これと・・・これくらいかな」
運び込んだ石を水道で水洗いして綺麗にする。彼の使う術式では野にある石や壊れた建材などを付喪神として使役できるのである。実際には付喪躁術は物を式神として使役する術のはずであったが夏彦の使う術式は性能的にいうなら夜蛾などが扱う呪骸に近いかもしれない。
「付喪躁術、瀬戸の郎党・・・!」
石に呪力と術式を沁み込ませる。するとそれぞれが意思をもったかのように形を取り、こぶし大の石ころを核にして小さな郎党がたくさんできた。
「さて、あとはこいつらがちゃんと言うことを聞くようにしないとな・・・」
大きい物、呪力を多く籠めて精巧に作ったものほど精度は高く、当然ながら高性能である。大将クラスにさらに手を加えると呪霊などの残した残穢や呪力を燃料に自立稼働を続けることができる。しかし夏彦か、もしくはソフトウェアに相当する術師か人間が傍にいないと自動で動く識別精度はかなり落ちる。
それを補い、低コストで精度の高いものを作るために素材に壊れたものを使い、成形しないで作成するという縛りを追加することで戦闘用の郎党は作られる。 - 136二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:47:32
個人的にだいぶ将来性が高い術式だと思う
- 137二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 23:11:16
机の上で整列して待っている郎党。それぞれに夏彦は指示を出して動くように制御する訓練を行う予定である。
「さて、何をしてもらおうかな・・・」
数を指折り数えると20体。作成する際に命じた『列を作って整列せよ』を守って郎党達は整列している。
彼らは戦闘時に作られたものなら戦闘の補助をするのだが・・・今は何も起きていないので命令しないと・・・
「カコカコカコ」
「カココココカコ」
「カコカココ」
なにやら会話を始める郎党達。彼らは基本的に知恵を持たないのだが今は夏彦の呪力の範囲内なので夏彦経由で判断ができてしまう。すると・・・
「うーん、なにをしようか・・・あっ!」
郎党は散り散りに行動を開始した。目的は夏彦と彼がいつもしていること「不特定多数の人物の補佐である」。
20体がばらばらと散らばり始める。
「こら、待て!もどってこーい!」
慌てて夏彦が郎党を呼び戻す。呪力を消費するので命令の書き換えは非常に面倒である。
「これだけか・・・他はどこ行った・・・」
何体かは追加の命令を受領して戻ってきたが範囲から逃れた郎党は各自で行動を開始した。 - 138二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 23:49:43
郎党が向かった場所は・・・?
1真依2西宮3三輪
dice1d3=1 (1)
- 139二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 00:08:25
すいません今日はなんか調子が悪いのでここまでにしときます。
また明日! - 140二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 00:40:48
乙!
- 141二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 07:21:01
ほ
- 142二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 17:51:18
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:18:08
保守
- 144二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:39:38
再開します!
列を作ってえっちらおっちら。夏彦から得た知識を元に彼らが向かうのは夏彦がもっともこきつ・・・補佐をしている真依の元だ。
「「「カコカコカコ」」」
時折高専の職員たちが彼らを見るが夏彦の術式であることを知っていたり小さいからだったりと普通に見過ごされた。
郎党たちは向かう。呪力十分、彼らは元気である。
「・・・うぅん、今日はどうしようかしら・・・」
真依は自室で一人、今日の予定を考えていた。西宮と三輪が別件で動いているし、東堂や加茂もいない。
一人で留守番状態だった彼女だが、面白くないことに夏彦も出かけてこそいないものの術式の鍛錬でこちらに構う余力がないことだった。
邪魔が入らない状況にも関わらず夏彦に構ってもらう理由がないため持ち無沙汰だったのだ。 - 145二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:48:31
ピピッッ〜!
- 146二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:04:13
そんな中である、ドアをとんとんと叩く音。
「誰かしら?」
ドアを開けると石ころの群れが待機している。何事かとおもっていると部屋の中にそれらは転がり込んでいく。
「ちょ、これ・・・夏彦の術式ね・・・!」
足の間を通り抜けるように転がる石ころ、もとい郎党は真依の部屋に入り込むといそいそと掃除を始めた。
真依の部屋は汚いとは言わないものの少し散らかっていた。それを目ざとく見つけた郎党たちは真依の
「掃除そろそろしなきゃ」という思念を読み取って行動を開始したのである。
「掃除に来たの?」
「カココ」
肯定するように郎党たちは床に落ちたゴミや洗濯ものなどを拾い上げてはゴミ箱や洗濯籠に入れていく。
「助かるわね」
真依はそう言うと優雅に椅子に腰かけて郎党達がせこせこと動くのを見ていることにした。
小さななにかがせっせと動くのを見ているのはなんだかおもしろいのである。 - 147二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:17:44
このサイズはこのサイズで色んな悪さできそうだよね夏彦はしなさそうだけど
- 148二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:39:09
せっせと動く郎党達を見るのは楽しい。真依はそれを見ていて思う。そう言えば夏彦が自分にこれを見せてくれたのは何時だったか。
「『大きい郎党だけが、役に立つ郎党とは限らない』・・・だったっけ」
真依は彼らの動きを観察しつつ夏彦が初めて自分に術式を見せてくれた時のことを思い出した。
あの時はデカい郎党をたくさん出して攻撃させれば自分が戦わなくても大丈夫なのでは?と尋ねたりしたこともあったが、小さい郎党たちの補佐や、中型の郎党が彼女の狙撃の補佐をしてくれたことを思い出す。
「わざと踏んづけさせて転ばせたりできそうよね」
ふとそう考えたところ、郎党達の抗議の眼差しを受けて真依は思わず目を逸らした。
彼らも踏まれるのは・・・というより足蹴にされるのが嫌らしい。
「夏彦は郎党しか作らないけど・・・そう言えば砂とかも操れるんだっけ・・・?」
即席の郎党を作る際に壁や床を破壊したりすることもある夏彦。しかし破壊と加工はルール的にかなり曖昧らしく
加工認定されると郎党のランクが下がったりとややこしいのだとか。 - 149二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:41:18
- 150二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:46:11
- 151二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:49:52
忘れてたぜ
- 152二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:35:53
真依はその中にこちらをじっと見つめている郎党が居ることに気付いた。
「?・・・あっ!」
真依は夏彦が郎党と視界を共有できることを思い出し、組んでいた足を降ろして足を閉じた。
「覗いてるの?!やめなさいよ!」
慌てて郎党に手を伸ばすも、小さい郎党には自衛能力がある。追いかけられると逃げるのだ。
「ちょ!もう!」
バラバラと散らばって逃げる郎党達を見て真依は捕まえようとしたものの転がって逃げる郎党は意外とすばしっこい。
『真依ちゃん!そこに郎党たちがいる?』
部屋の中を追いかけまわしているとドアを叩く音と夏彦の声が。
「いるわよ!アンタね!郎党使って部屋覗かないでよ!」
『覗いてないよ!逃げたから探してたんだよ!』
「逃げた?ならなんでこいつら私の部屋にきたのよ!」
『行動パターンだからでしょ?』
言い合いになりつつもドアの外から夏彦が呪力を飛ばしたらしい。郎党たちはドアを目掛けて移動し始める。 - 153二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:40:55
今日はここまでにしときます!また明日!
ちょこちょこネタバレ出ててやべえよやべえよ・・・まだ見てないんだよ本誌をさぁ! - 154二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:42:44
乙〜!災難でしたなぁ
- 155二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 08:32:33
ほ
- 156二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:26:09
ほ
- 157二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 19:31:02
保守
- 158二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 22:20:20
再開と言いたいが・・・乙骨君さぁ!虎杖がさぁ!また空気になったよぉ?!
- 159二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:00:33
- 160二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:05:38
再開・・・!
真依が郎党を追いかけ、郎党たちは散らばりながらも扉を目指す。
「もう!開けるからちょっと待ちなさい!」
「カココ」
「カカカコ」
郎党たちは追われないと理解すると端に寄って真依に道を譲る。真依がドアを開けるとそこには郎党を抱えた夏彦が困り顔で立っていた。
「まったく、夏彦の術式も困ったもんね」
「悪い子じゃないんだけどね」
「アンタが出したんでしょ」
真依は口ではツンツンしているが夏彦が自分のところに来たので内心嬉しい。 - 161二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:21:11
- 162二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:21:46
午前2時…寝てる真衣さんを大勢で運ぶ郎党の姿が
- 163二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:22:10
- 164二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:22:52
実際草生えるが出番はまた来るから…
- 165二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:26:11
- 166二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:28:17
「郎党がひーふー・・・うん、全員いるね」
「術式の練習とはいえ結構いるわね」
「これくらいなら人一人は運べると思うよ」
へえ面白そう、と一瞬思った真依だが郎党が持ち上げられないと匙を投げると嫌なのでちょっと躊躇った。
「運べるっていってもどうするの?」
「戸板に乗せて運ぶとか・・・さすがに生身のまま運ぶのは辛いとおもうよ」
どこかしら引きずることになるとおもう。と言っていると郎党達は二人が考えていることを察知したのか椅子を持ち上げてよちよちと進んでくる。
「せっかくだし座ってよ」
「せっかくもなにも私の部屋の椅子なんだけど?」
釈然としないながらも真依は言われるままに椅子に座る。すると思いのほか安定しており、郎党たちは真依を乗せたまま動き始めた。 - 167二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:34:37
- 168二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:35:59
- 169二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:42:28
- 170二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:44:50
- 171二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:53:43
「・・・」
真依は運ばれるままぼーっと夏彦の背中を見ていた。
思ったより快適である。揺れも少なく、足元をうろつく郎党は可愛らしい。
唯一の欠点というか、不便な点と言えば
「ちょっと遅れるくらいかしら・・・」
夏彦と郎党たちの歩幅に著しい差があるため郎党達が頑張っても夏彦が歩調を早めるとややおいて行かれる。
追いついては離され、離されては追いつく。呪力の供給を受けているため途中で力尽きたりはしないだろうがそれでもちょっと不安だ。
「夏彦、もうちょいゆっくり歩いてよ」
「あ、ごめん、でも先導しないといけないから」
足元の郎党達もやや不満げである。重くないわよ・・・!と心の中で抗議しつつも夏彦の後ろを真依は椅子に座ったままついていく。 - 172二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 00:26:38
- 173二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 00:38:30
「あ、真依ちゃんがドナドナされてる・・・」
西宮が郎党に椅子ごと運ばれる真依をみつけて呟いた。夏彦が歩いていき、その後ろを真依が続く。
その足元を見て西宮は合点がいった。
「術式の練習か・・・付喪躁術って私と同じはずなんだけどどうしてあそこまで差があるのかしらねぇ」
術式については深く聞かない暗黙の了解めいたものがあるがそれでも夏彦の術式はかなり使い勝手がよく、応用も利くので西宮はちょっとうらやましく思っていた。なによりゴーレムを操る感じなので魔法使いっぽいし。
「それにしても真依ちゃん、なんか嬉しそう」
せっせと運ばれる真依は夏彦の背中をじっと見つめている。 - 174二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 00:38:45
今日はここまでにしときます!また明日!
- 175二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 00:41:46
乙〜
- 176二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 09:22:22
ほしゅ
- 177二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 14:48:33
保守
- 178二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:25:15
再開します!
西宮はあえて声をかけなかった。夏彦は基本的に多忙で授業でもほとんど高専にいない。勉強を片手間に任務を続けているし、ノートや提出物が郵送されてくることすらある。
「真依ちゃんがもっと高い等級だったらもっと夏彦と一緒にいられるのに・・・」
女性が呪術師をする。その厳しさと出身の複雑さ、それ故の苦労。西宮はそれを知っている。
それに加えて夏彦の出自の特殊さもだ。
一族が自身の両親も含めて全滅し、広い邸宅に一人暮らしているという事実。高専の寮に部屋を借りてもいるもののそれもほとんど使われていない。たまに真依が寝ているが。
夏彦が真希真依の二人と仲がいいのは知っている。幼馴染という間柄で、少なくとも真依がその先に進みたがっていることも。
「呪術師以外の選択肢、京極家が健在なら真依ちゃんにも・・・」
西宮はかつて真依が語ったことと、禪院と京極の両家の因縁については有名だった。後悔というか不満を零すには十分な不幸である。おそらくだが京極家に居れば真依は呪術師にはなっていなかっただろうから。 - 179二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:27:54
ハジマタ 世知辛いねぇ…
- 180二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:34:52
基本的に事情を知らない人にとっては夏彦は名家のボンボンですが事情を知っている人からすれば
家族の記憶に縋って傷つくことを厭わず走り続けてる足の捥げた鳥ですからね。
情け深く、正義感が強い為に自分が傷つくのは平気ですが他人が傷つくのをなにより恐れています。
真希真依姉妹はそれを知っているだけに真希は本編よりもう少し強さに対してストイックですし、真依の
依存は夏彦に対する心配の表れでもあるんですね。
- 181二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:55:28
真依は運ばれながらも夏彦との距離が縮まらないことになんとなく、歯がゆさを感じた。
実際は椅子に座り、足元には郎党がいるため仕方ないことだったがそれが却って真依の歯痒さを助長していた。
(仕方ない事・・・いろんな場面で言われてきたこと、自分が言ってきたこと・・・)
自分のこと、真希のこと、そして・・・夏彦のこと。前者二つならともかく、夏彦のことは・・・
「・・・」
「真依ちゃん・・・?」
立ち上がって、夏彦の背中に寄り添った真依を感じて夏彦は振り返らずに尋ねた。
「いいでしょ別に・・・たまには・・・」
服を掴む手に力が籠ったのを見て、夏彦は何も言わず。郎党達は突然真依が立ち上がったのでバランスを崩しておたおたした。 - 182二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:38:57
真依は夏彦の背中に寄り添ったまま、夏彦がどのような表情をしているのか気になった。
いつものように困った顔で笑っているのか、それとも自分の行動に困惑しているのか。
「夏彦・・・」
思わずこんなことをしてしまって真依も戸惑っていた。あまりに突然のことで夏彦も困っているだろうとも思う。
それでも、触れたい気持ちが勝ってしまったのだ。
しかし、しかしだ。冷静になるにつれて恥ずかしさが勝ってきた。我儘で背中にくっついた挙句に話らしい話もできずにぴったりくっついているのである。変な行動ではある。おたついていた郎党が非難めいた態度でうろうろしているのも見えた。 - 183二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:46:50
今日はここまでにしときます!また明日!
最近なんかスランプ気味・・・ - 184二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 00:00:08
そんな事ないでっせ!お疲れ様でした
- 185二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 00:01:41
このレスは削除されています
- 186二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 07:08:31
ほ
- 187二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 14:25:11
草
- 188二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:11:27
再開したいがスランプ気味なのと昨日しれっと暴言吐いてった奴のせいでなんか気分が乗らない・・・
みんなも気に入らない作品だからって暴言吐かないでね! - 189二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:19:18
悪いこと考えてもしょうがないし、今のスレは早めに畳んで次いきましょっと
- 190二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:31:44
うい
- 191二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:43:06
「お、真依ちゃんが・・・大胆!」
物陰から見ていた西宮は真依に訪れた青春にニョニヨしながらみていたが・・・
「あれ・・・?真依ちゃんが挙動不審・・・」
背中にくっついたままそこから進展するでもなく、硬直したままの真依。夏彦が困惑しているのだけが西宮にもひしひしと伝わってくる。夏彦はこういう状況に陥ると相手の出方を伺うきらいがあるので謎な雰囲気を放ち始めた現状を打開する術をもっていないのである。
「もしかして真依ちゃん考えなし・・・?」
夏彦は立ったまま硬直しているし、真依は真依で状況を打開しようとしているのだろうがなにも思いついていないのがわかるほどの挙動不審さである。
(こりゃ甘酸っぱいとかそんな雰囲気にはならなそうね・・・)
西宮はそろそろ助け船を出すべきかと考え始めていた。 - 192二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:56:09
うーん雑魚!(うーん雑魚!)
- 193二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:14:49
(夏彦が絡むと真依ちゃん受け身だからなぁ・・・パシるとき以外・・・)
西宮は呆れながらこそっと物陰から顔を出した。するとそれを目ざとく見つけた真依が夏彦からパッと距離をとった。
「あれ、何してるの?」
「西宮先輩?」
夏彦がなんとなく呆れた顔をしているので恐らくのぞき見をしていたのがバレているのだろう。
タイミングが良すぎるからかもしれないが。
「も、桃!」
「はいはい真依ちゃん深呼吸」
挙動不審かつ顔が真っ赤な真依を宥めて西宮は困ったように笑う夏彦を見やる。
「夏彦も、自分から動いてあげたら?」
「・・・頑張る」
今度こそ本当に困ったのか、夏彦はへの字口で息を吐いた。 - 194二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:24:02
さて、一旦区切ってそろそろ本編・・・っていうかまだ0の時間軸から戻ってこれてないんだけども!
戻りたいと思います!
夏油が賀樂を悪用しまくって呪詛師と呪術師が結構増えてるんだけどもどうなることやら。 - 195二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:30:16
了解です
- 196二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:32:33
考えたら熇尾蛇とこの話で2スレも使っちゃったのか。
- 197二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:41:42
- 198二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:58:30
立て乙
- 199二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:59:48
梅
- 200二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 00:00:11
200なら夏彦大活躍