- 1二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 16:06:20
- 2二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 16:06:55
- 3二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 16:07:43
- 4二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 16:09:47
もしも前のスレ主さんが新しくたてたいなら、こっちはナシにしてもいいですので、ご連絡ください
- 5二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 17:20:42
保守
- 6二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 18:16:52
もっと保守
- 7二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 19:00:59
あげ
- 8二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 19:16:58
はち
- 9二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 19:17:10
きゅう
- 10二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 19:17:21
じゅう
- 11二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 20:29:26
あれ、落ちちゃってたのか
- 12二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:20:28
さらなる保守を!
- 13二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 00:26:18
保守ばっかりじゃ寂しいから前回のスレの感想とか話そうぜ
テンション高い南の勇者とシュラハトが好き - 14二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 01:00:17
- 15二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 09:48:57
もっと続きを書きたい人がいるんなら、とりあえず、このスレでやっちゃってもいいんじゃないかな
- 16二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 11:04:48
そうだね
- 17二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 11:18:00
前スレで出てた学者クヴァールと賞金稼ぎリヴァーレと教祖トートの話していい?
- 18二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 11:20:01
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 11:20:48
- 20二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 12:05:15
このレスは削除されています
- 21妄想24/05/20(月) 12:05:46
ドイツの歴史に詳しくないので齟齬があったらごめんなさい
クヴァール
マハトの友人でソリテールの先輩。とある理系分野の第一人者だが本人はあまり気にしていない。専門分野以外への関心も高く知識欲求が豊富。ほぼ研究所で寝泊まりしているので自宅が幼馴染に乗っ取られていることを知らない。
リヴァーレ
貴族生活が全く肌に合わなかったので家を飛び出した。現在は指名手配犯を捕まえたり賭け試合の戦士となることで収入を得ている。クヴァールの家に勝手に住み着いている。
トート
『終極の聖女の会』の設立者にして教祖。最近は商業に乗り出したり孤児院を建てたり軌道に乗っている。詐欺のように見えるがどうやら本当に特別な力を持っているらしく、本人も騙そうという気はないらしい。誰彼構わず勧誘するため、古い付き合いのクヴァールとリヴァーレからは警戒されている。 - 22二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 17:34:05
クヴァールさんしかまともな奴がいない…
- 23二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 18:20:35
- 24二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:01:43
- 25二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:03:17
このレスは削除されています
- 26二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 20:14:42
- 27二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 22:04:25
マハトが通話を切ると、ショートメールにレヴォルテの座標が転送されていた。警官は仮初の身分であるし、シュラハトは俺が単身の方が身軽な事などお見通しだった。グリュック様と出会う前から、ずっとずっと、そうだったのだ。
俺も、ソリテールも。たまたま裁かれたことが無いだけで本質的にはシュラハトやレヴォルテの様な精神の持ち主の方が近い。太陽を見つめ続ければいつかは目を焼かれるように月光の方が俺の目には優しい。かつて拘置所で俺とグリュック様を隔てた強化アクリル板は中庸の示唆的で獣道から人道を俯瞰するのが俺の精一杯の常識だった。それを、あの人は。
『───この手を取れ、マハト。1人では見つからなくても、2人なら見つかるかもしれないじゃないか。』
突き合わせた拳を思い出して、独りでに頬が緩む感覚があった。俺が無意識に制限を掛けていた視野をこじ開けた上に望遠鏡をのぞき込ませたのだ。見えないものを見ようとしていた俺に足りなかったものはきっと。
マハトは美貌を柔らかく綻ばせたまま思いを馳せた。あの日突き合わせた右手には今受話器がある。
レヴォルテに無くて、俺にあるもの。コンテナルームで確保した少女は、レヴォルテにとってどんな存在だったのだろう。
ゲナウさん。メトーデさん。報いてやりましょうね。今日までを繋いできた全ての糧に。
通話ボタンは、束の間の間師弟の様に心を交わした人物を呼び出していた。
『───もしもし…。』 - 28二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:21:25
面白かったです!
- 292124/05/21(火) 00:49:54
ここに読書に没頭する1人の学者がいる。誰かが研究室のドアを叩いているが、
「ふむ…なるほど、興味深い…。」
彼にその音は届いていないようだ。
やがて音がやみ、再び寝静まった街を白い閃光が照らした。
「は…?」
流石の男も顔を上げた瞬間、爆音が聞こえた。
本を元の棚にしまい、急いで窓を開けると、隣の空き家が炎に包まれている。
数秒ほど呆然としていた彼だが、ふと視線を下げた。目の前に小柄な女性が佇んでいることに気がついたからだ。
「やっと気づいた。」
褐色の肌と対照的な真っ白いフードを目深に被ったその女が、にこりと笑った。
「爆破事件も揉み消せるのか?随分と立派なご身分になったようじゃな、トートよ。」
「そんなことしないって。そもそもあの家は私が買い取ったから、どう使おうと私の自由。それにほら、他の家には全く被害は出てないよ。」
「そうかそうか、気違いが。」
さらっと放たれた暴言を気にせずに彼女が続けた。
「ちょっと協力して欲しいことがあるんだけど、いいよね?」
「断る。どうせ碌なことにならないだろう。」
「私たちだけじゃ足りなそうだからリヴァちゃんにも頼むつもりなんだけどさ。」
「訂正じゃ、既に碌なことになっていない。」
「最近入ってきた信徒の中に由緒正しい商業家系のエリートがいるの。経営学や帝王学を優秀な成績で修めて、いくつも本を書いてる。」
「……詳しく話を聞かせてもらおうか。」
このクヴァールという男、年老いてもなお未知の知識に貪欲であった。他の学者から『三代欲求を四つ目の欲求に塗りつぶされた男だ。』と評されることもあった。その豊富知識欲求こそが、彼をとある学問の第一人者に押し上げた要因だろう。
その信徒が自分が新たな未知を知る鍵となると期待を寄せ、頭の螺子を外した胡散臭い教祖と手を結んだのだった。 - 30二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:17:57
- 31二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:20:54
私の書いたSS(みたいなもの)です
- 32二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:21:24
前スレに投稿した部分
(1)と(2)さらわれてしまったグリュック様と南の勇者
バディもの(1)と(2) | Writening(そのあとの展開:攫われてしまった場合) グリュックは気づくと、手足を縛られ、目隠しをされて車の後部座席に転がされていた。 しかし、気が付いた直後に、なにかが車の前に転がり、車は急ブレーキをかけ・…writening.net - 33二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:21:59
前スレに投稿した部分
(3)さらわれてしまったグリュック様と南の勇者とデンジャラスなマハト
バディもの(3) | Writening『南』と名乗った男は、少しだけ笑って首を傾げた。 「・・・あいつ、どう考えても、普通でもまともでもないでしょ? なにがなんでも息子さんの死の真相を知りたかったんじゃないの、グリュック様としては?…writening.net - 34二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:22:40
- 35二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:23:42
- 36二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:24:18
前スレに投稿した部分
(6)フリーレン、フェルン、シュタルクと名作アニメ映画「勇者ヒンメルの冒険」
バディもの(6) | Writening(これもちょっと思いついてしまいました) 「フリーレン様! こんなところにいらっしゃったのですか?」 かけよってくるフェルンとシュタルクをみて、フリーレンは笑った。 「この公園は好きだよ。勇者ヒン…writening.net - 37二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 01:55:18
続いた!ありがとうございますうぅ!
- 38二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 10:16:25
このレスは削除されています
- 39二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 11:08:13
保守でーす
- 40二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 11:55:20
このスレが復活していてうれしい
- 41二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 19:14:25
妖精フリーレンがかわいいw
- 42二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 23:26:07
保守!
- 43二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 00:30:37
- 44二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 07:57:06
- 45二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 09:26:00
- 46二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 09:35:39
ライトニングもテレグラフも、使っても使わなくてもいいですよ
そこはご自由に - 47二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 09:38:00
このレスは削除されています
- 48二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 10:21:59
- 49二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 10:27:41
- 50二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 11:13:20
- 51二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 14:53:02
リヴァちゃんはさぁ
- 52二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 20:54:20
- 53二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:10:22
「森の温泉での儀式」(その1)
「・・・市販品か、手縫いか・・・それが問題だな。よーし、手縫いで!」
フリーレンは笑顔で決めた。
「「え?」」
シュタルクとフェルンがそろって首を傾げる。
「いまから特別プロジェクトを開始します! 水着の生地を買ってきて、外でも着れる、まるで普段着みたいな水着を作るよ! なお、これを着て逃げたり戦ったりすることも想定してください! もちろん、わたしもやるからね!」
「・・・手で縫うのか・・・」
「・・・手で縫うんだ・・・」
「そう、手縫いで!」
それから一か月後、特別な水着は完成した。三つとも、ズボンと上着を組み合わせたタイプで、一見するとまったく水着にみえない。
「この森のなかに、温泉があります。温泉といっても、いまとなっては水がちょっとぬるいくらいなんだけどね。そこに入って、儀式を行います。別に危険な儀式じゃないから、安心してね。ちょっと昔だと素っ裸でやったりしたらしいけど、さすがにそれはやめておいたほうがいいと思って・・・」
フリーレンは笑う。フェルンとシュタルクは真っ赤になった。
「裸はいやだよ!」
「私もです!」
「そう思ったから水着にしたんだよ」
フリーレンは笑う。
「さあ、準備してね」
- 54二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:10:57
「森の温泉での儀式」(その2)
「よしよし、じゃあ、まず、フェルン! 温泉のなかに入って、目を閉じて、練習していた通りにイメージしてみて!」
「はいっ!」
温泉の水が、フェルンを中心にほんのりとひかり、さざなみが広がりはじめた。シュタルクは目を見張った。
「・・・すごいじゃん、フェルン!」
「こらこら、話しかけちゃダメだよ。でもまあ、これだけ見れば大丈夫かな。じゃあ、あがっていいよ、フェルン。ちょっと温泉が落ち着くのをまったら、今度はシュタルクの番だからね」
フリーレンは笑う。
次には、シュタルクが温泉にはいり、ゆっくりと目を閉じた。
「・・・え、すごい・・・これX線かなにか? シュタルクさんの身体のなかが光ってます! わたしもこんな感じだったんですか?」
フェルンは、夢中になってシュタルクをみている。
「フェルンはちょっと違う感じだったよ。あの光がぽわあって広がるのは魔法使いの適性がある人で、身体がぽわあって光るのは戦士の適性があるって言われてるんだ。でも・・・フェルンは、シュタルクの身体のなかが光って見えたんだよね? 結構すごいね、それ。」
フェルンは、にっと笑った。
「じゃあ、この儀式、成功ですか?」
「・・・まあ、そうだと思うよ」
フリーレンは、シュタルクが温泉から上がるのをまって、フェルンとシュタルクの頭をぽんぽんした。
「じゃあ、邪魔が入らないうちに、さっさと帰ろうか。撤収するよ!」
- 55二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:11:09
保守
- 56二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 01:37:13
保守
- 57二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 05:03:24
ほーっしゅ
- 58二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 11:05:31
- 59二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 18:04:18
- 60二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 18:57:47
南さんやシュラハト、説明から読み取るとトートも能力持ちかな?
- 61二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:23:44
- 62二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:30:57
トートは何かしら持ってます
クヴァちゃんとリヴァちゃんは趣味が高じていつのまにか叩き上がりました - 63二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 07:50:37
スピ団体にはスピ団体だよなぁ!と言わんばかりに宗教ブチ建ててるトート好き
- 64二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 10:00:07
南さんとシュラハトさんの能力の違いの案(1)
シュラハトさん能力はデータをたくさんインプットしてそれらをつなげてパターンを認識する能力って感じ
理屈じゃないけどなんとなくこことここがつながっててこんな感じだからこうなりそうとかいうのもわかる
データだけじゃ分からないだろうことでもなんとなくわかるので異能の一種ではある
南の人の能力は複数ある
ひとつは過去とか起こるかもしれない未来とかちょっとお隣の並行世界とかがヴィジョンとして時々見える感じ
(なんでも見える万能な能力ではぜんぜんない)
もうひとつの能力はたぶん身体強化系
(あほみたいに強くてはやい) - 65二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 12:01:18
ちょっと水がぬるいだけの温泉
日本の温泉の基準は温度が25度以上ってことらしいから、それもありかw - 66二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 19:35:58
保守が通ります!
- 67作者24/05/24(金) 23:21:24
トートの能力:一定以上の信頼を得た相手がよりトートを信仰するようになる
一見無敵に見えますが、一定以上の信頼を得る段階までトートが自力でもっていかなければなりません - 68二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:12:06
- 69二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 10:15:02
- 70二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:46:01
なるほど、そういうことでしたか!
- 71二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 14:42:43
- 72二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 21:10:43
- 73二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 00:30:07
保守します
- 74二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 03:03:16
このレスは削除されています
- 75二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 09:49:29
- 76二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 10:06:06
トートとリヴァーレとクヴァールはちゃんと協力関係が成り立っている感じがいいですね
ひょっとしたら、トートちゃんも、「このふたりなら万が一自分がおかしくなっても止めてくれるかも」って思ってたりして?
- 77二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 11:29:55
(設定)
シュラハトとグリュック様の息子は案外仲が良かったらしい(前スレ)
学校などで知り合ったんじゃないかな - 78二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 14:11:52
保守します
- 79二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 17:42:04
悪い意味で強い信頼
- 80二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 23:35:56
保守
- 81二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 08:08:23
この世界はレクテューレ生きてるの嬉しい
- 82二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 10:53:14
わたしもうれしいです
- 83二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 11:28:14
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 11:30:34
「魔法が戻ってくる(かもしれない)」
フリーレンは、温泉のそばで身体をふいているフェルンとシュタルクを見ながら、ゆっくりと思い出していた。
友人のことを。
「ねえ、フリーレン。わたし、分かっちゃった。ー 魔法が戻ってくるんだって」
ベッドに横たわる友人は、もう、しわしわで、ベビーパウダーのにおいがした。
「・・・魔法が、戻ってくる?」
フリーレンは、ゆっくりとつぶやいた。
「そうだよ。わたしたちのいるこの惑星はね、太陽のまわりをまわっている。そうして、太陽系自体も、太陽系の属する銀河のまわりをまわっている。つまり、ぜんぶ動いてるんだよ、そうは見えないけどね」
友人は、つぶやき、少しせき込んだ。
「・・・そうして、この太陽系は、いま - 魔素がたんまりと存在する領域にさしかかっているんだ。だから、魔法が戻ってくる。ゆっくりとだけどね。わたしの生きている間は、ぜったいに無理かな。でも、わたしの孫が大きくなるころには、ちょっとずつ、世界が変わりはじめているはず」
フリーレンは、そっとため息をついた。
「・・・温暖化みたいに?」
「ー さすがにそれはひどいと思うの!」
フリーレンは、自分も身体をふいて、そっとつぶやいた。
「魔法が完全に消えたことなどなかったと、わたしは思うんだけどね」
そうして、ふふふと笑う。
「でも、もしも、本当に、戻ってくるのなら・・・それはそれで、歓迎かな」
(フリーレンの友人は、里長ちゃんの年老いた姿ということで)
- 85二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 16:42:54
このレスは削除されています
- 86二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 16:58:57
このスレでこういうことをやってみたいとか、なんかアイデアはありますか?
- 87二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 17:36:09
文章書かなくていいからアイデアをもっとポンポン出してほしい
- 88二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 19:49:31
わたしはSSとか書くのも好きだけどアイデア出すのも好きだよ
- 89二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 20:35:33
(アイデア)
グリュック様の息子さんの死の原因について
当時のシュラハトが頭を抱えてしまうほどその時期の息子さんは「死にやすそうな」状況だった
死神が15人(?)以上常にくっついているようにみえる感じ - 90二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 20:53:32
(アイデア)
グリュック様の息子さんの死についてのいろいろなパターン
(1)実は事故〇だった
(2)実は自〇だった(これはたぶんない)
(3)襲撃していた連中から逃げようとしたら高いところから落ちた
(4)その高いところで彼と接触したのは、〇そうとしてではなく、ワイロや脅しでいうことを聞かせようとしていた勢力だった。〇んだのは事故
(5)情報をくれる人という人と接触しようとして〇んだ
(6)なにか不思議な現象がおきた - 91二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:01:36
(アイデア)
グリュック様の息子さんの死の原因について
(1)当時、息子さんの捜査していた事件とかかわりがある。(いま、グリュック様とマハトたちが捜査しているいろいろな事件)
(2)当時、息子さんの捜査していた事件と実はあまりかかわりがなかった (これはないと思うが)
(3)よく調べてみたら、なぜかグリュック様の昔の政敵(?)とのつながりがみえてきた
(4)よく調べてみたら、なぜかグリュック様の一族の過去となんらかのつながりが? - 92二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 23:47:44
保守が通ります
- 93二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:10:53
ほかのみんなもアイデアはどんどん出してね
相互に矛盾していても、とりえあず気にしなくていいと思う
ひとつにまとめられなければ、夢かパラレルワールドかなにかってことにしてもいいだろうし - 94二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 11:25:30
レクテューレは実はグラオザーム先生の小説の大ファンだったりして
- 95二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 17:03:07
学者クヴァールと賞金稼ぎリヴァーレと教祖トートも最初は前スレの妄想レスだったしな
妄想したもん勝ち - 96二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:26:01
「ツケを解消すると聞いたのだが?」
この街に似つかわしくない豪華なコートに身を包んだ男が、酒場のカウンターに身を乗り出す。
「自分のツケの量くらい把握しておけよ。1人連れてきたくらいでチャラになる訳ねぇだろうが。」
「お前…。」
「おっと、俺を殺すと二度とここの地酒を飲めなくなるぜ?」
首を絞められそうになりながらも、店主は不敵な笑みを浮かべている。
「そうか、それは困るな。」
リヴァーレが掴んだ手を仕方なく離し席に座った時、店のドアが開いた。
「ちょっとお嬢ちゃん、ここは子どもの来る…。」
『子どもの来る場所じゃないぜ』と言いかけた店主は、少女の顔を見て言葉を飲み込んだ。
「なんでキョーソサマがこんなチンケな酒場にいるんだ?」
「…何を企んでいる?」
「店主もリヴァちゃんも久しぶり。元気そうだね。」
2人の質問には答えず、トートはあどけない笑みを浮かべた。
「リヴァちゃん、ちょっと相談があるんだけど。」
「断る。お前と関わると碌なことがない。」
「あ、クヴァちゃんと同じこと言ってる。」
「……奴も首を突っ込んでいるのか?余計に関わりたくないな。」
「協力してくれたら、このお店のツケをぜーんぶ払ってあげるよ?」
「だからどうした。」
「あと、ものすごく強い人たちと戦えるかも!」
「……話は外で聞こう。この男はお前並みに信用できない。」
リヴァーレは店主を指差しながら席を立つ。その様子を見た店主はため息をつきながら聞いた。
「今日のお代は?」
「ツケといてくれ、いずれこのイカれ女が払う。」
そう言い残し、男と少女は店を出た。閉店間際で客がいなくなった酒場に、再び静寂が訪れる。
「はてさて、いつ返ってくるのかねぇ…。」
店主がそんなことを呟いている合間に、閉店を知らせる看板が入り口に置れた。
- 97二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 09:34:06
- 98二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 10:19:35
- 99二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 15:20:35
- 100二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:54:00
- 101二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 09:11:43
このお話、大好きです!
- 102二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 10:07:29
ひょっとしたら魔法が戻ってくるかも知れないのなら『魔王』とその周辺のしようとしていることも、それに関係があるのかも知れないということで
- 103二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 16:24:50
- 104二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 23:45:04
呪いの石環のリバースエンジニアリングをしてなにか新しいものを作ろうとしていた?
- 105二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 10:42:33
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 10:57:47
本物の石環をレントゲンなどで解析しようとしたら、なかにも古代文字が出てきたりして
「・・・配偶者の浮気を防ぐ呪術???」 - 107二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 10:58:13
ほかの人もどんどんアイデアを出してくれると嬉しいなあ
- 108二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 20:10:31
- 1099624/05/31(金) 20:12:34
- 110二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 00:54:17
- 111二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 10:59:38
このレスは削除されています
- 112二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 11:16:39
なるべく今日中に続きをかきますね
- 113二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 20:58:32
- 114二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 01:18:16
なるべく明日中にもっと書きます!
- 115二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 11:14:38
「腕輪の話」(3)
トートは、にこりと笑って目の前の中年の男性をみた。
「それで、ご相談したいことというのは?」
男は、額の汗をふいた。
「・・・実は、わたしの父が、数年前にとある腕輪を手に入れたから、なんというか、おかしくなりまして・・・」
「おや、それは大変ですわね。それは、どのようなものなのですか?」
「それがですねえ。古い、古い腕輪 ー それこそ、本来ならば博物館に展示してあるような腕輪の複製品らしいのですよ」
「・・・なるほど」
男は、ため息をついた。
「そもそも、そのコピー元の腕輪だって、『悪意あるものが所有すると悲惨な死を迎える』とかいうホラー感ましましな伝説がもれなくくっついてくるような代物でして。そんなものの複製品を欲しがるなんて、父の気がしれない」
男はお茶をすすり、嫌そうに手をひらひらさせた。
「・・・わたしはちゃんと説明したんですよ。呪われたアイテムを作る一番簡単な方法のひとつは、すでにこの世に存在する強力な呪いのアイテムのコピーをつくることだって。手順を間違えさえしなければ、呪いのパワーこコピー元に比べれば弱いものの、立派に呪いのアイテムとしえ通用するモノが出来上がります。・・・いや、これは間違いないんですよ、私も試しに作ってみましたからね。ほら、これが私が作ってみた、腕輪の複製品のさらなる複製品です」
・・・うわお。
男がぽんとテーブルに出してきた腕輪をみて、トートはあえて笑顔を強化し、うんうんとうなずいた。
「・・・なるほど。その呪いのアイテムをつくるための正しい手順について、もっと教えてもらえますか?」
- 116二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:33:36
保守
- 117二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:03:20
レヴォルテは焦っていた。海外に出るための船は目の前にあるのに落ち合う予定だったブローカーがいつまでたっても来ないのだ。
そこへ、1人の長身の警官が現れた。
「『神技のレヴォルテ』ですね。貴方には連邦警察連続辻斬り事件の容疑がかかっています。大人しくご同行ください。」
レヴォルテは駆け出した。最新式の人工筋肉は驚異的な加速を齎し、レヴォルテと警官の距離を一気に引き離す。今の私にはこの装備がある。かつての自分は狭い世界の中で囚われていた。試合などくだらん。低い価値観の中で満足していた連中と同じ土俵に立っていては、いつまでたっても極致にたどり着くことはできない。連中は才能持ちながら、それに気づかなかった。私こそが、ルール無用の命のやりとりの中で神技を輝かせることが出来るのだから。こんなところで捕まる訳にはいかないのだ。
多忙中でなかなか時間が取れないのでこの後の流れだけ置いていきます。電話の相手はデンケンで、本誌では叶わなかった師弟共闘を果たして見事レヴォルテを捕まえます。ゲナウとメトーデ、マハトとデンケンは親愛や友情といった心を受け継ぎ、今日まで己を生かしてきた喜びも苦しみも悲しみも抱きしめることが出来ているのに対して、レヴォルテは弟子たちの心も、自分のしていることがかつて光り輝いていた物を侮辱する行為だと矛盾に気づけないまま終身刑を受けるのです。ひょっとしたら気づきたくなかったのかもしれません。いくつもの不正解の中から選んだ回答の1つが、正しい答えであったと信じたかったのかもしれません。結局の所、彼は己の心の弱さ、傲慢さ故にゴーグル越しでしか世界を見ることは叶わず、最後まで慕ってくれていた弟子達の未来まで閉ざすこととなったのです。彼と対話して、大切なものを見失ったレヴォルテの姿は、グリュックに出会えないままだったマハトのもしもの未来だったと、マハトは密かに思います。
グリュック、デンケン夫妻、マハト、ソリテールは事件解決後、ただ心を交わし合う時間の愛しさを、それぞれ胸の内で感じるのでした。
あとは頼みます。
>>次の事件へ… To Be Continue
- 118二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:55:38
お忙しいのに、ありがとうございました!
マハトとデンケンは共闘できたし、みんなの絆もより強くなってよかった。
面白かったです。
では、このあとのストーリーは私たちで自由に進めちゃいますね。
頑張りますので、よろしく!
- 119二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 10:20:34
「腕輪の話」(4)
男は、首をかしげた。
「いや、別に本格的な呪いのアイテムを作ろうとしてたわけじゃないですからね。まずは、親父の持っている複製品を見ながら、これを作った奴がなにを考えていたのか想像しようとして、ついでにそのオリジナルの古代の石環を作った奴がなにを考えていたのかも想像しようとして・・・ああ、でも、本体はお店で買ってきた陶芸用粘土といろいろな色のキュービックジルコニアで本当に適当に作ったものですよ。我ながらうまくできましたけどね! 触媒には、自分の唾と爪と血と髪の毛を使っただけですから、別に問題はないはずだし」
男は、にこやかに笑った。
「あとは、家族とか友人とかに、なんでそれを作ったのかと、親父のお宝の由来を怪談風に話せば完成です」
- 120二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 16:00:25
このレスは削除されています
- 121二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 16:27:17
うろおぼえだけど、文化人類学的にいうと、呪いのアイテム制作のキモは、それらしいものを作って、周囲の人たちにそれが呪いのアイテムだと信じ込ませることらしいから、このやり方は正しいような気がする
- 122二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:47:52
- 123二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 02:45:22
「腕輪の話」(5)
トートはその腕輪を手に取って、つらつらと眺めてみた。
「・・・なかなかよく出来てますね」
そうして、くすりと笑った。
「自慢したかったのですか?」
「・・・ああ、やっぱり、見破られてしまいましたか」
男は明るく笑った。
「思いがけず、うまくいってしまったもので・・・ああ、でも、父のことで悩んでいるのは本当です。とにかく様子が変なのですよ」
- 124二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 08:10:57
ひ、酷い…残当だけど
- 125二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 09:43:35
自分で名乗っていたかもしれないけど、その二つ名でもさほどおかしくないとみんなに思わせるくらいの技量はあったんじゃないかな
- 126二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 21:08:56
「腕輪の話」(6)
トートはそのあと30分くらい、時間きっかりまでその男の話をきいていた。
半分以上は自慢話だったのだが、彼女としてはそれでも別に困りはしない。
そうして彼女は、昼食を食べながらアニーに愚痴を言った。
「アニー。なんか変な予感がするんだけど・・・」
「嫌な予感じゃなくて、変な予感なんですか?」
「そうなのよ。どこかで誰かに笑われているような気がするの!」
そうして、午後の「人生相談」の時間がやってきた。
「トート様! このような急な話に応じていただけてありがとうございます。実はここにいる私の旧友が、困っておりまして・・・」
トートは顔の笑みを強化して、うんうんとうなずいた。
「・・・お悩みは、買ってきた腕輪のことですか? それとも息子さんの作った腕輪のことですか?」 - 127二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 01:17:26
明日できればもっと書きます
- 128二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 10:12:11
「腕輪の話」(7)
高齢の男は、息子によく似たうさんくさい笑みを浮かべた。
「じゃあ、あれはやっぱり息子だったのか! よく似た車とすれ違ったから、ひょっとしたらと思ってました」
「・・・息子さんも、いろいろお悩みのようですよ?」
「ええ、ええ、そうでしょうとも! でも、まずは私の話をきいてくださいよ、先生・・・」
うん、やっぱりよく似た親子だなあ。
「あの腕輪を手に入れるのは本当に苦労しました! いや、はじめから模造品だってことは分かってましたよ? でも、一目見るなり気に入ってしまいましてねえ・・・」 - 129二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 15:05:28
この親子、ある意味趣味が似ているのではないかと
- 130二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 23:42:42
噂が噂を呼んで取り返しのつかないことになる呪物かな?
- 131二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 08:40:46
配下ちゃんどうなったんだろうなぁ
- 132二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 09:45:47
- 133二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 13:37:00
腕輪の話(8)
「本当は息子もこの手の話は大好きなんですよ? それなのに、私の様子がおかしいとか言い出して、あげくにはあんな変な腕輪まで作ってしまって・・・」
トートは、うんうんとうなずいた。
「これがオリジナルの腕輪の写真で、こっちが私の買ってきた腕輪なんですけど、よく似てるでしょう? でも、息子の作ったあの変な腕輪のほうが、似ていないくせにもっと、こう、雰囲気が似ているんですよ。オリジナルにね。さすがに、ちょっと、気味が悪くなってきましてねえ・・・」
男はにこにこ笑顔で言った。ちっとも気味悪がっているようには見えない。
トートは、ひそかにため息をついた。
「申し訳ございません、Aさま。言うのもなんですが・・・この腕輪も、息子さんの作った腕輪も、呪いの力は、ほんの少ししかないと思いますよ」
- 134二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 21:36:55
配下ちゃんは警察に保護された後に施設に入ってカウンセリングとか色々やって社会復帰すると思う
レヴォルテ様と再会するために警察関連の仕事に就こうとするかも - 135二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 01:07:51
腕輪の話(9)
男の目がぱっと輝いた! そのとなりに座っている昔からの会員の男は、明らかにドン引きしていたが、トートはとりあえずはそれは気にしないことにした。
「では、たとえほんの少しでも、本当に呪いの力がこもっているのですね! 気のせいじゃなかったんだ!」
「・・・ええ、そうですね。ただし、気になることがあります。実は、この腕輪も、息子さんが作った腕輪も、オリジナルの石環と呪術的にリンクしているだけじゃなくて、その石環をモデルにした別の腕輪や、場合によっては腕輪以外のものともリンクしているのですよ。つまりですねえ・・・」
「この腕輪や息子の腕輪にはたいした力がなくても、そのリンクしているほかのものは、そうとは限らないってことですか! なるほど、なるほど、それは面白い・・・」
トートは、内心ため息をついた。
ダメだこりゃ。
- 136二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 10:23:23
むしろ呪いのグッズの愛好家だった
コレクションがすごそう - 137二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:05:08
腕輪の話(10)
トートは、少し疲れた顔で男を見送った。男のほうと言えば、いかにもすっきりした晴れやかな顔で、約束以上の「相談料」を置いていったのだが・・・
「申し訳ございません、トート様。それなりに長いつきあいだったのですが、あんな・・・あんなおかしな男だったとは・・・」
「あら、いいのよ、ベルトさん。オカルトマニアは、昔から存在するある意味由緒正しい趣味だし、本人も息子さんもそこまで危ないことをしているわけではなかったわ。・・・あとは、私が助言した通りに、母屋とは別に、お父さんも息子さんも共有の『趣味の離れ』を建てて、そこにオカルト関係の品を展示しておけば、これから先もリスクは減らせるはずよ。たぶんね」
ベルトと呼ばれた男は、ため息をついた。
「・・・トート様がそういうのなら、きっとそうなのでしょうね。でも、あの息子さんの方の作った腕輪は、本物なんですよね? 一応?」
「それをいうなら彼の自慢の模造品も多少の呪いの力はあったみたいだけど・・・息子さんの方は、もう、完全に、見せびらかすための呪物だったわ。『見てみて、私、すごいでしょ! 本物の呪いのグッズなんだよ! えっへん!』って感じで」
ベルドはぷっとふきだした。
「・・・なるほど。それはたしかに・・・あまり危険ではなさそうですな。むしろ適度に見せびらかしてやったほうが、かえって満足しておとなしくなるかもしれない」」
トートはひそかにため息をついた。
そう、今の男の持っている腕輪も、その息子が作った腕輪も、それ自体は、たいして危険ではないのだ。
それどころか、扱う人によっては、むしろ、面白いグッズだとさえいえるだろう。
ただ、それでも問題はある。それは・・・
- 138二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 23:45:58
目立ちたがりの呪いの腕輪はなんとなく女の子の人格をしているような気がする
人格があればだけれど - 139二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 09:46:39
配下ちゃんはどうやって出会ったのかな
- 140二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:01:10
- 141二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:04:08
- 142二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 16:03:18
レヴォルテと配下ちゃんに関してはイメージが夏油とミミナナ
- 143二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 22:16:33
- 144二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 09:20:24
これもかっこいいですね!
- 145二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 10:56:05
腕輪の問題点って、そのひとつひとつが呪われていることじゃなくて、ぜんぶつながっているってことなんだよねえ
- 146二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 14:57:14
- 147二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:51:31
- 148二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 09:24:26
なんか仲良さげだったしね
- 149二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 17:15:08
腕輪の話(11)
その数週間後。
トートは、また夢をみた。
夢のなかで、トートは、パーティ衣装に身を包み、その地方の有力者が主催するパーティに出席していた。
目の前には、政治家のグリュック先生と、その先生に向かって笑顔満開でそれぞれの腕輪を自慢しまくる例の親子。
「・・・運命からは逃れられられなかったかあ。仕方がないなあ」
すると、なぜか、緋色の髪で長身のハンサムな男と、身長はさほど高くないけれども可愛らしい女性がいっせいに自分のほうに振り向いた。
「どういうことだ?」
「そうね、わたしもそれが知りたい」
トートは、そっとため息をついた。
「・・・あなたたちのボスの夢見が、これから少し悪くなるってことよ。まあ、大したことじゃないわ。命にはかかわらないと思うし。たぶんね」
そうして、トートは目を覚ました。
- 150二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 01:06:26
おやおや
グリュック様は大丈夫なんでしょうか - 151二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 02:15:46
暖かい季節でも、深夜になるといまだに冷え込む。人っこ1人いない街を2人は歩いていた。
「これからどこ行く気?」
「家、とは言ってもほぼ物置状態じゃがのう。ほとんど寝泊まりも研究所でしておる。だが潜入するにも、この白衣は流石に目立つ。何かしらの上着があの場所に置いてあるはずだ。」
2人は街をしばらく歩き続け、古びたアパートのに辿り着いた。階段を登り、1番奥の部屋のドアに手をかけると、力も入れていないのに扉がぐらぐらと揺れた。
「鍵が壊れているな。」
空き巣にでも入られたのか、まあそこまで大事なものは置いていないから許容内か…などとぼんやり思いながら家主が廊下を歩くと、
「お?帰ってきたのか。」
何があっても幼馴染とは絶対に認めたくない男がそこにいた。自分の知らない間にひび割れたらしい床に座り、こちらに手を振る代わりに酒瓶を上空で振り回した。
「合鍵は作らない主義なのだがな。」
「そうだろうな。それとな、俺がここを尋ねた時に丁度鍵を壊した空き巣と鉢合わせした。それをたった1人の"幼馴染"のために追い払っただけだ。」
「お前が壊した訳ではないと?」
「ああ。このままではお前の大事な住まいが別の空き巣に狙われると思ってな。今日まで見張ってやったという訳よ。」
「なるほどのう…。ところで、この部屋は最初からこのように血に塗れていたか?」
「それは安心するといい。この部屋はまだ事故物件になっていないぞ。」
「そうかそうか、今すぐ表へ出ろ。」
- 152二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 02:16:17
酒が回り少し眠たげになっていた男の目がギラっと輝く。
「ああ、お前が俺との戦闘に乗り気になるなんていつぶり…何をしている?」
「まだまだその記録は更新させてもらう。」
クヴァールはリヴァーレを階段から突き落とす。不意打ちには流石に対応できなかったリヴァーレが地面に叩きつけられたのを確認すると、今度は自分が飛び降り、リヴァーレの上へと着地した。
「いやはや、科学の権威もへったくれもない戦法だな。」
流石に少しは効いたらしい。軽口を叩く端から一筋の赤が流れ落ちている。
「今のまま死んでおけばあの女が吹っかけてきた面倒事に関わらずに済んだものを。それとも、儂の次の研究の実験サンプルにでもなるか?その耐久力の仕組みを解明すれば、今後の人類の未来を切り開くヒントになり得るかもしれん。」
「悪いが俺の未来をくれてやる気はない。」
トートは既に階段を降り、少し離れた場所から2人を眺めていた。
「両方とも人のこと言えないじゃん。気狂いはどっちかな。」
そんなことを呟いて、教祖は1人微笑んだ。
- 153二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 13:27:25
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 13:40:53
- 155二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 15:06:08
このレスは削除されています
- 156二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 00:05:30
このつづきはできれば今日か明日中に書く予定です
- 157二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 10:34:45
やべー女がやべー男とやべー男誘ってる!!
- 158二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 12:01:11
- 159二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 21:32:29
それはこれからのお楽しみだけど、まあ、たぶん大丈夫!
- 160二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 21:58:39
このレスは削除されています
- 161二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 00:42:50
- 162二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 11:32:03
- 163二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 21:55:16
女体化ハイターって文面だけで笑える
- 164二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 03:21:08
- 165二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 11:52:38
- 166二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 21:50:58
- 167二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 09:20:41
- 168二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 14:42:15
保守
- 169二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 20:37:18
- 170二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 23:46:45
- 171二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 09:42:50
- 172二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 17:45:35
- 173二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 22:59:51
ここの歌もいいけれど、妖精のフリーレンと小人のアイゼンがヒンメルのふつうの剣を魔改造して魔法をかけるときの歌もきっと素晴らしいんだろうな
- 174二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 10:01:36
腕輪の話(12)
マハトは、びくりと顔を上げた。
また、グリュック様がうなされている。
寝室に入ると、グリュックは、ベッドから転げ落ちそうになっていた。
「マハト・・・マハト、私は・・・お前と一緒にいるのが、本当に、本当に・・・楽しかったんだ・・・」
いったいどういう夢だ、これは?
「起きてください、グリュック様」
・・・もう、水でもぶっかけたほうがいいのかもしれない。花瓶の花をひっこぬき、マハトは顔をしかめた。この水ではさすがに生臭いし・・・
「マハト、マハト、ずっと私のそばにいて欲しかったんだ。お前が人食いの化け物であることなんて百も承知の上だった。気まぐれで国を亡ぼせることも。それでも一緒にいてほしかったんだよ、マハト!」
・・・うわあ。本当に、いったいどういう夢をみてるんだろうか、これは。
マハトは、ふと思いついて、グリュックの寝室の小さな冷蔵庫をあけてみた。製氷皿を取り出して、グリュックの頭の上でさかさまにする。
「いいからさっさと起きろ。心配になるだろうが!」
- 175二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 10:08:30
このレスは削除されています
- 176二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 16:59:44
腕輪の話(13)
寝ていたところを、頭から製氷機の氷を浴びせられたグリュックは、びっくりして、今度こそベッドから転げ落ちそうになった!
「・・・マ、マハト? いったい何をしているんだ?」
「あなたこそ、私の名前を連呼しながら悪夢を見るのはやめてください! ・・・あのおかしな親子に呪いの腕輪の自慢をされてから、明らかになんか変なんですよ、あなたは」
グリュックは、バツの悪そうな顔をした。
「・・・すまんな。あれから、なんでか分からんが、とにかく夢見が悪くてな・・・」
マハトは、黙ってミルク入りの紅茶を差し出した。
「・・・・・・とにかく、どういう夢をみていたのか、教えていただけませんか」
マハトは、あえて、やわらかい笑顔をつくった。頑張れ自分。いまこそ演技力を発揮するときだ!
「グリュック様。このままでは、わたしこそ、グリュック様の悪夢が気になって夜も眠れなくなってしまうかもしれません。・・・お願いだから、ざっくりとしたところだけでもいいから、どんな夢だったのか教えていただけないでしょうか?」
- 177二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:36:46
腕輪の話(14)
「・・・わかった」
グリュックはため息をついた。
「でも、後悔しても知らんぞ?」
マハトは笑った。
「聞かずに後悔するのと聞いて後悔するのとどちらを選べと言われたら、私は、聞いて後悔するほうを選びますよ。だから、ご心配なく」
グリュックは苦笑して、紅茶をすすった。
「・・・夢のなかの私は・・・魔法使いだった」
マハトは、にこりと笑った。
「・・・アニメの、『勇者ヒンメルの冒険』のヒロインのハイターみたいに?」
グリュックはくすりと笑った。
「いやいや、夢のなかのわたしは、あんな魔法の天才じゃなかったよ。だから、努力して努力して・・・それなのに、なかなか成果はでない。でも、そんななかで、魔法使いの私はある日、出会ったんだ」
グリュックは、ため息をついた。
「 - 悪魔にね」
- 178二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 09:20:09
- 179二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 11:20:06
- 180二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 22:10:59
腕輪の話(15)
「・・・悪魔、ですか」
マハトは、うんうんとうなずいた。
「悪魔を呼び出して、契約したんですか?」
「・・・いや、そういうことではなかったと思う。なんというか・・・宗教的な、神と敵対するものとか、そういう存在じゃなくて・・・」
グリュックは、冷めた紅茶をかまわずに飲み干した。
「人喰いの、怪物だ。人に似た姿で、たくみに言葉をあやつる、しかし決して人ではない、そういう怪物」
マハトはだまって、グリュックの紅茶をいれなおした。
「あれは・・・かつての仲間と魔法でドンパチやりあって殺されかけていた私の姿が面白かったらしくてなあ。声をかけてきた」
グリュックは、今度は温かい紅茶をゆっくりと飲んだ。
「人間のもつ愛情とか忠誠心とか、そういう感情について知りたいと」
- 181二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 01:42:33
- 182二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 09:02:50
- 183二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 20:14:38
保守
- 184二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 01:24:27
腕輪の話(16)
マハトはふうとため息をついた。
「申し訳ございません。ちょっとお待ちください ー 自分の分の紅茶が欲しくなってきました」
コップをとってきて、レンジでチンして温める。
マハトが自分用の紅茶をわざと苦く淹れているのをみて、グリュックは笑った。
「・・・本当に、この先も聞きたいのかね?」
「ー 聞きたいですよ。ここまできたら、聞かなかったらかえって悪夢を見そうです」
「・・・分かった」
グリュックは今度は水を飲んだ。
「その時の夢の中のわたしは、そりゃあ、敵が多くてな。師匠の師匠だった大悪党に派閥からたたき出されたあげく、ある程度は信用していたきょうだい弟子にも〇されかけるは、巻き添えを食って直弟子まで死ぬはで、もう、たまったものではなかった」
- 185二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 10:34:24
腕輪の話(15)
マハトはうんうんとうなずいた。
「それで、どうなったんですか?」
グリュックは、少し情けなさそうに笑った。
「それで、私はその悪魔に言ってやったのさ。『人間のもつ愛情とか忠誠心とか』について知りたいって? だったら私の取引をしようじゃないか。私ほど愛情やら忠誠心やらがぶち壊されてきた人間は滅多にいない。私のそばにいれば、それらがどういうものなのか、嫌でもわかってくると思うぞ。私もいろいろ説明してやってもいいしな。その代わりに、お前には、わたしの敵を〇してもらう」
マハトは首をかしげた。
「・・・そんなやり方で、うまくいったんですか?」
グリュックはため息をついた。
「それが、なあ。うまくいったというか ー うまくいってしまったんだ。なぜだかは、よくわからんのだがね」
- 186二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:09:39
- 187二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 02:40:32
(間違えました、すいません。185番が「腕輪の話(17)」です)
腕輪の話(18)
グリュックは紅茶をすすった。
「・・・まずは、テストしてみようと思ってな。わたしの直弟子を〇した男を始末しろと頼んだら、あっさり成功しおった。かなりの手練れだったんだがなあ、そいつは・・・」
そうして、グリュックは、ぼんやりと、マハトをみた。
「あれは、にこにこ笑いながら、その男の生首をもってきてなあ。これでいいかと聞きおった。それで私は答えたんだ。もちろんだ、と」
グリュックは、そっと手を差し出して、マハトの緋色の髪をさわった。
「・・・綺麗な笑顔だったんだ。あれは、どんなに死臭をまとっていても、いつもきれいな瞳で笑っていた。〇〇だったから」
マハトは、首をかしげた。〇〇とは、なんだろう?
- 188二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 12:14:43
ありがとうございます!
腕輪の話(19)
グリュックは、ぼんやりとした目でマハトの髪をなでつづけた。
「それからは、もう、すっかり悪だくみが楽しくなってな。なにせ、あれは、どんなに人をあやめても、心が痛んだりはせんのだ。それから10以上かけて、私は ー 私たちは ー とうとう、大師匠をつぶせそうなところまで這い上がれた。いやいや、大変だったのだぞ? 大師匠のほうも用心していてなあ、〇〇討伐の専門家を何人も雇っておった。政治力も権力も魔力もありあまっている男だったしな、本人も。でも、私は・・・」
マハトは、そっとグリュックの手をおさえた。
「グリュック様。それはわたしの髪です。グリュック様のものじゃないから」
「・・・うん、そうだった、そうだった」
グリュックは手をひっこめた。
「まあ、とにかく、10年以上たって、わたしは、とうとう、ある決心をした。石環を作ったんだ。〇〇を支配するための石環を」
マハトは、ゆっくりとグリュックの手をとった。
「・・・そんな顔をされるくらいなら、髪をなでられていたほうがいいです」
グリュックはぷっとふきだした!
「そうか、そうか。・・・まあ、そうして、わたしは、あれに石環を渡したんだ。これは〇〇の精神を支配するためのものだから、これの設定次第では、疑似的に、『人間のもつ愛情とか忠誠心』に似たなにかを、我が身で体験できるかもしれないぞ、とな」
- 189二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 19:38:05
腕輪の話(20)
マハトは、うーんとうなった。
「それで、その悪魔は、その腕輪をはめることを承知したんですか? ・・・本当に?」
「・・・『知りたい』という気持ちのためなら、自分の命も心も果てには魂もかけられる奴だったからねえ。やってしまったんだ、本当に。そうして、私たちは・・・そのあと、20年くらい、一緒に生きた、らしい。楽しい人生だったよ、本当に。大師匠もなんとか退治できたし」
グリュックは笑った。
「・・・退治って、クマかなにかですか、その大師匠とやらは」
「ー クマ、ではないなあ。エルフだったんだと思う。たぶん。本当に討伐できたんだと分かった時は、もう、泣いて笑って、悲鳴をあげて、また泣いて・・・その間中、あれは、わたしのそばにいてくれた。ずっと、そばにいてくれたんだ」
グリュックは、すっかり冷めた紅茶をのみほした。
「・・・そうして、ひとつの時代が終わり、新たなる時代がはじまった。その当時は、そのことに気づいているものは少なかったのだが・・・とにかく、はじまってしまったんだ」
マハトは、だまってグリュックの顔をみた。
「・・・それで、どうなったんですか?」
グリュックは、ふうと息をついた。
「ああ。そのあとは、世界中をまわったよ。あれと一緒にね。楽しかった。でも、私はどんどん老いていった。人間だからね。あれと違って」
指が、ぴくりと動く。
「そして、とうとうあの日がやってきた。あれが、言ったのだ。腕輪をなでながら。もう、この実験はおしまいだと」
- 190二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 23:50:37
- 191二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:32:17
そういうことです。
ありがとうございます。
腕輪の話(21)
マハトは、だまって、グリュックに切ったレモンと水の入ったコップを差し出した。
「・・・ああ、そうだね。うん」
グリュックは水を飲みほして、ふうと息をついた。
「とうとう来るべき日がやってきたと、私は思った。あれは、人喰いの怪物で、その本質はまったく変わってなくて・・・でも、私は、よかったんだ。それでも、あれが、わたしのそばにいてくれるなら。微笑んでくれるなら。時には忠実な側仕えで、時には弟子で、時には助手だった、わたしの悪友。でも、わたしの寿命は限られていて・・・」
グリュックは、また、マハトの髪をぼんやりとみた。
「それで私は言ったんだ。どうやら、腕ごと石環を切り落とすつもりらしいが、それがうまくいくかどうか私はどうしても知りたいとな。そうしたら、あれは笑った。笑って、『分かった』と・・・」
グリュックの手があがって、下がった。
「そこで、私は思ったんだ。なんか言うべきことがあるんじゃないかとな。でも、それで口からでてきたのが・・・」
けほんけほんと、グリュックはせき込んだ。
マハトは、黙って、コップに水をもっと注いだ。グリュックは水をのみ、ほっと溜息をついた。
「わたしは、こう言ったんだ。
『では、最後の命令だ ー お前は、もっと同族の友達をつくるべきだ。さもないと、親愛の情なんてすぐに忘れてしまうぞ。どうせ、私のことだって、死んだらすぐに忘れてしまうのだろう? 〇〇は、死んだ者はすぐに忘れてしまうらしいからな! どんなに親しく交わっても、〇んだと分かった直後から心のなかから面影がどんどん消えていく。50年後にはもう思い出すこともなく、100年後にはそんな奴がいたことすら忘れてしまう。そうだろう?』」
- 192二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:39:42
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- 193二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:39:55
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- 194二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:40:10
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- 195二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:40:31
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- 196二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:40:44
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- 197二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:40:57
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- 198二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:41:12
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- 199二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:41:23
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- 200二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 10:41:38
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