- 1二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:30:46
「……らしいですね?」
ピンク髪の女が、どこか楽しげな声音で言った。
彼女の視線の先には、そこに住む女がひとり。その女が、不意に部屋を訪れたピンク髪に恐ろしいものを見るような目を向けた。
微笑を浮かべたピンク髪が、何も言えない女に言葉を続ける。
「喜んでください。もう探す必要はありませんよ。わたしがなってあげますからね。あにまん掲示板でスパム行為なんてする必要はもうありません」
言いながら、ピンク髪は部屋にずかずか入り込む。女は逃げようと考えるも、この部屋唯一の出口であるドアはピンク髪の背後。生憎、そう簡単に逃げられるものではない。
それでも、女は一か八かの可能性にかけてピンク髪を突き飛ばしてその横を抜けようと試みるが。逆に、突き飛ばそうとしたところを捕らわれてしまう。
「逃がしませんよ」
「ひっ……ぎゃ!?」
ピンク髪の細腕の、一体どこにそんな力があるのか。そんな疑問すら抱かせない勢いで、ピンク髪は女を床に引きずり倒した。
- 2二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:34:33
倒した相手の上に跨り、ピンク髪が言う。
「あなたがわたしの掲示板でスパム行為をしたせいで、要らぬ手間をかけさせられました。規制してもすり抜け。NGワードにしても文面を変えるばかり。本当に面倒でしたよ」
言葉だけ聞けば恨み言。しかし、ピンク髪の声音に恨みの感情はない。あくまでも声音は楽しげであり、だからこそ状況に合わず不気味だ。
そして、そんなピンク髪に跨がられた女にしてみれば単に不気味というのみならずより物理的な危機感があった。マウントポジションを取られた今、何をされても抵抗は不可能。スパム行為で恨まれているはずの自分が何をされるか、恐ろしすぎて想像もしたくない。
「でも、まあいいでしょう。こうしてあなたを現実に特定できましたから。掲示板の機能でどうこうするより効果的な対策が取れるというものです」
想像もしたくないのに、女はピンク髪の言葉から嫌なことを想像させられる。
対策とは何をするつもりなのか。二度とスパム行為をしようなんて思わないように、自分を物理的に痛めつけるつもりか。この状況ではそれも充分にあり得る。そう思うと、暴力に対する本能的な恐怖が湧き上がる。
しかし、女には何をどうすることも無理だ。
「あ……あ……」
せめて謝り、ピンク髪に慈悲を乞わなくては。そう思っても、恐怖に侵された女の口からは言葉が出ない。口を開くことはできても、そこからは意味をなさない声だけが漏れる。 - 3二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:41:30
「怖がることはありませんよ。言ったじゃないですか。ルームメイトになってあげますって。これから一緒に暮らす相手に、怖がられるようなひどいことなんてしません」
何も言えない女の上で、ピンク髪が告げる。当然、この状況では何の説得力もない。
事実、続くピンク髪の言葉は組み敷かれた女にとって恐怖でしかなかった。
「スパム行為については対策するとも言いましたし、実際これからやりますけどね」
予想通り。最悪。対策と称して何かされる。一体何を。きっと報復。恐怖する女の頭にそんな思考が次々浮かんで、女自身をより深い恐怖に陥れる。
――しかし、その対策は女の考えていたどんなものとも違っていた。 - 4二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:42:46
なあにこれえ
- 5二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:46:50
「んう……っ!?」
瞬間、女は理解が追いつかなかった。
たった今、自分に跨ったピンク髪が懐から小瓶を取り出した。その中身を自分で呷った。意図がわからず、女はぽかんと口を開けた。
そして次に、女は開いた口をピンク髪の口で塞がれた。同時に、何か液体を口移しされた。小瓶の中身を飲まされたとわかったが、かといってどうすることもできない。
できないまま、女の身体が俄に熱を帯びる。熱い。女の内側の奥深くで生じた熱が、あっという間に身体中を熱くする。
その間も、ピンク髪の攻勢は止まらない。
女の口内を、ピンク髪の舌が蹂躙する。女の口の中、手前と奥をピンク髪の舌が行き来して、歯列をねっとりと舐る。上下、表裏を這い回り舐り回し、そこは自分のものだとマーキングする。
更に、その舌技は歯列のみならず女自身の舌にまで及んだ。怯えて口の奥に逃げた女の舌が、ピンク髪の舌に絡め取られる。本来なら物を味わうためにある器官を、逆に味わわれる。倒錯的な事態に女の困惑は深まり、ピンク髪の攻勢に抗うことができない。
絡め取られた舌を伝い、ピンク髪の唾液が女に注がれる。女の口内のみならず、それより深い場所も自分のもの。女は、そう主張するようなピンク髪の唾液をたっぷり飲まされる。
それが終わったかと思えば、今度は逆にピンク髪が女の唾液を飲む番だ。
女にしてみれば、バランスの悪い感覚だろう。ピンク髪の唾液を飲まされているときは、自分の内側にまでマーキングされている気がした。ならば今は自分がピンク髪の内側にマーキングしているといえるはずなのに、そんな気は全然しない。むしろ、被虐的な感覚がするくらいだ。
即ち、奪われている、と。自分の唾液を、そして奪われてはいけない大事な何かをも奪われている。そう感じて、女はひどい屈辱を覚えた。
しかし、ピンク髪はお構いなしに女をひたすら責め立てる。強制的な唾液の交換を、長々と続ける。与えて、奪って、女をキスひとつで辱しめる。
やっと解放された時、女は抗うだけの力はおろかその意志さえも失っていた。 - 6二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:52:44
「ふふふ。ごちそうさまです」
女から唇を離したピンク髪が、妖しく笑って言う。ふたりの間に唾液の淫靡な橋がかかり、重力に引かれて女の口元に落ちる。ピンク髪はそれをぺろりと舐めて、女に告げた。
「これが、あなたに二度と悪さをさせないための対策です」
「な……なに、が……」
わけがわからず、女が問う。キスの余韻とその最中に生じた淫らな熱に苛まれながら、何とか理解しようとする。
と、ピンク髪はもったいぶることなく答えた。
「あなたがルームメイトを探しているなら、わたしがなってあげればひとまず解決でしょう? ですが、それだけではきっと足りないと思ったんです。ただのルームメイトでは、あなたの行動すべてをどうこうはできませんから。それに、ルームメイト探しが終わっても次に何かするかもしれませんからね」
自らが思いついた名案を自慢するようなピンク髪の口振り。それが、女の上で止まらない。
「というわけで、二度とそんなことしないように躾けてあげようと思いまして。といっても、痛いのや怖いので躾けるのは良くないですからね。あなたも、そんなのよりは気持ち良いので躾けられたほうがいいでしょう?」
形式こそ質問のようだが、実態は断定。有無を言わせない雰囲気で、ピンク髪は更に続ける。
「さっき口移ししたのは、そのための薬です。あれ飲んだら、身体が熱くなってたまらなくなりますよね。その熱い身体、いっぱい可愛がってあげます」 - 7二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:03:47
ピンク髪にとって、それはこれから行うことの単なる予告だろう。
しかし、女にとっては自分を壊されるような、壊されて作り変えられるような恐ろしい宣言だ。
「いっぱい可愛がって、気持ち良く躾けて、悪さをしようなんて考えもしない良い子にさせてあげますからね」
ピンク髪が女に告げて、女の身体に触れた。
たったそれだけのことにさえ、強制的に発情させられた女の身体は敏感に反応する。反応なんてしたくないのに。そう思う女自身の理性とは裏腹に、淫らな熱に浮かされた本能は悦んでしまう。
怖くて嫌なはずなのに、嫌だと思えなくされていく。
そんな女の反応に、上に跨ったビンク髪が妖しい笑みを深めた。 - 8二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:06:23
- 9二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:07:11
👺
- 10二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:07:44
- 11二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:08:22
セクアニの時の人やな?
あの時もみてたぜ - 12二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:08:34
昔セクアニ×管理人ちゃんのSS建てられてたの思い出した
- 13二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:15:20
- 14二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:24:53
悪いが続きはない
これ以上書くと規約違反になっちゃいそうだし
まあそのへん気を付けてセクアニと管理人ちゃんのキスだけで済ませてた過去のスレは削除されちゃったから
規約守ってても駄目な時は駄目なんだけどなガハハ